男「なんでだよ、これ」ぬえ「あう………」


1 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/24(土) 14:28:54 ID:buwbsZRs
このSSは男「どこだよ、ここ」幽香「誰!?」の続きです。

よろしければそちらからどうぞ。


ソース: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1400909334/


2 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/24(土) 14:42:17 ID:buwbsZRs
カタカタと音が聞こえた。

男「な、なんだ。なんの音だ?」

憑かれ屋「や、やめて」

男「おい、これなんの音なんだ!?」

不気味な音に恐怖を覚え憑かれ屋の胸倉をつかむ。

憑かれ屋「だ、だめだよっ」

しかし憑かれ屋は俺の事を見ていなかった。視線の先を見ると。

カタ、、カタカタカタ

小刻みに振動を繰り返す刀。それはまるで生きているようで

男「あつぁっ!」

掴んでいた右手首にカミソリで切ったような背筋がぞっとする痛みが走った。

思わず手首を見る。

男「あ、あが、ああ」

なかった。手首から先が。


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/24(土) 14:51:03 ID:buwbsZRs
理解と同時に鉄板に押し付けたような熱と痛みを傷口から感じた。

男「あぁああああぁああああぁあああっ!!!!」

絶叫する。手首から血が面白いほどに噴き出していた。

噴き出す血が俺と憑かれ屋を赤く汚す。

チルノ「ししょーっ!!」

ドンと右わき腹に衝撃を受け俺は地面に倒れこんだ。地面に付いた手首に石が食い込み、神経に直接触れ、意識が飛びそうな痛みをくれる。

男「ぐぎぎぎっ」

何をすると思い顔を上げると刀を横に凪いだ腕が見えた。

チルノが体当たりをしてくれなかったら今頃俺の体は上下で分かれていたのだろう。

チルノ「師匠、こっち!」

チルノが無事な左手を引っ張って俺を引きずる。引きずられながら後ろを見ると憑かれ屋が刀を器用に使い氷を砕いていた。

その顔はさっきまでの様子とは違う。人が変わったかのような。

二重人格? 刀を持つと性格が変わるとか?

いや、でもさっきあの刀は一人でに動いた。超能力? サイコキネシス? よくわからないが憑かれ屋が何かしたのか?

駄目だ、血が足りなくて頭が働かなくなっている。


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/24(土) 15:09:35 ID:buwbsZRs
チルノ「しっかりしろっ」

男「あぐぅっ」

右手首に違う種類の熱を感じた。見ると傷口が氷でふさがっていた。

じんじんどころじゃなく傷口が痛むが、これで失血はしなくなった、のだろうか。

憑かれ屋「………」

利き手を失った俺は満足に殴ることはできない。蹴りは避けられると隙だらけだからしたくない。

それでもとにかく立ち上がって逃げなければ。

生き残れば霊夢が倒してくれるだろう。その希望にかけるしかない。

男「チルノ、大丈夫か?」

チルノ「うん。師匠は?」

男「なんとか」

逃げ回ることはできる、チルノの氷で障害物を作れば時間稼ぎにはなるだろう。

男「逃げるぞチルノ」

チルノ「了解!!」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/24(土) 17:11:01 ID:buwbsZRs
~俯瞰視点~

霊夢「ちょっと、あれどういう事よ」

後ろから聞こえる絶叫に霊夢がぎりりと歯を食いしばって聞く。

「あいつは妖怪やらなんやらにやたらと好かれるんだよ」

男が幅広の刀を霊夢に向かって降る。それを霊夢は空中に飛んで避けながらお札を放った。

霊夢「………なんかあんたどっかで見たことあると思ったら、妖怪退治の仕事やってるやつね」

祓い屋「知ってもらえて光栄だな、俺の名前は祓い屋だ」

パンッと風船が弾けるような音がして空中の霊夢の頬を何かがかすめた。

霊夢「祓い屋のくせに巫術やなんかは使わないのね」

祓い屋「段平とハジキさえあれば十分だ。妖怪も、人もな」

霊夢「あぁ、そう」

霊夢は拳銃の射線から逃げながら札をばらまいていく。

自動的に敵を追尾して追っていく札を祓い屋は段平を使い切り落としていくが、落とす事が出来なかった札が直撃する。

霊夢「ただの人間が私に勝てるわけないのよ。今なら命だけは助けて上げるからどきなさい」

霊夢が二つの陰陽玉を取り出す。それはぐるぐると霊夢の周りを回り始めた


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/02(月) 22:40:15 ID:hc/cd9Ps
祓い屋「くくく…俺をただの人間と一緒にするなよ」

祓い屋は銃口を霊夢に向け狙いをすます

祓い屋「お前らクソガキどもがやってる“ごっこ遊び”なんざ実戦じゃ通用しねぇんだよ」

霊夢「ふん、弱いヤツほどよく吠えるってね」

霊夢「だったら私も手加減はしないわよ」ゴゴゴ…

霊夢「くらいなさい…必中必倒“反則結界”…!」カッ!

祓い屋「な…なんだと…!?」

…チュドーン!…

祓い屋「がっはっ…!」ブシュッ!…ゴプッ…

…ドサッ…

霊夢「私だってね、この戦い…遊びでやってんじゃないのよ!」


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/04(水) 16:22:04 ID:KM4LvV8U
レミリアs「あなたを油断させるために!!」

お燐s「死んだふりをしていたのよ!!」ババーン!!!

黒幕「なっなんだとぉぉう!?」 って展開は,,,もうないのかな,,,,,,


44 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/05(木) 22:19:32 ID:REebKBwo
男「こいつが…本当の黒幕…!」

???「よくここまで辿り着いたね」

魔理沙「てめぇが…てめぇがみんなを…!」ギリリッ!

翠香「あんた…なんでこんなことを…」

???「なんでって…僕はこの幻想郷を創り直して、大結界に覆われた閉塞感からみんなを救ってあげたかったのさ」

霊夢「気に入らないわね」

???「僕の事が?」

霊夢「ええ!そうよ!特にそのものの言い方が気に入らないわ。救世主にでもなったつもりかしら?」キッ!

???「救世主?…それは違うなぁ」

???「神主なんだよ………僕は」ドンッ!

紫「…!」

男「こいつ…さっきから何を訳の分からんことを…」

紫「………………ZUN…!」ガタガタ…ブルブル…

UN「ほう…やはり君は僕の事を少ならず知っているようだねぇ……紫」ゴゴゴ…

…みたいな感じで神主がラスボスと見たっ!


56 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/08(日) 23:05:19 ID:VN9QK9sk
Zun「ぐはっ,,,,,,何故だ,,,神主である僕が負けるなんて,,,何者だ・・・?」

???ザッ「,,,消えろ」ブラックホール

Zun「うわあぁぁぁ,,,,,,」

???「ここは,,,俺のスレだ,,,!!」

てなかんじで


71 : don 2014/06/13(金) 20:14:47 ID:i9zgBcrk
まず秋姉妹と妖夢が伏線。
そして男の手が切れた今が話の分岐点。←だから1は悩んで更新が遅くなった。
手が切れて、男は能力に目覚める。「無かった事にする能力」
男の手が治っていて驚く一同にゆかり(変換でねぇ)が現れ↑を告げる。
しかしその後異変を解決すると同時に霊夢は誰かの手によって殺される。
男は霊夢を抱きしめ、止める霊夢を振り払い異変解決を無かった事にする。
目覚める男。「どこだよ、ここ」
幽香「誰!?」,,,,,,あぁまたここからか。

そこから無限ループ話。
長文悪い。


76 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/14(土) 20:20:40 ID:6UEPxxcw
↑の球磨川は
球磨川・禊は「大嘘憑き」(オールフィクション)とゆう
スキル(能力)をもっていて
それはあらゆる事を「なかったこと」にできる
一応補足  例(「怪我をした」ことをなかったことにした)

80 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/06/18(水) 03:43:54 ID:AO3ugu/k
男の片腕切断はにとりと白衣男登場フラグでしょう。
おそらくサイコガン的な武器を与えられそう。

とりあえず秋姉妹は素戔嗚尊の所に向かってると思う。 
ただし、絶賛迷子中。
紅魔組は覚醒美鈴によりパチェ・吸血鬼以外は助かってる。
しかし、助かっただけで皆負傷で動けない。
後描写的に勇儀も助けてる?
ヤマキスは脱走中?

寺組は太子によって仮死状態にしてある可能性もあるけども生存は絶望的。
個人的に星君はナズと毘沙門天の加護で生き延びてるがショックで曖昧な状態でさまよっており、地上の偵察に来た衣玖を囲ってしまい、憤慨し衣玖を取り戻しに来た天子秘槍「星流れ」で失明させてしまっている。
星君が生存していたら針妙丸と打出の小槌と宝塔の合わせ技で死亡者を復活させる可能性が微粒子レベルで存在する?


81 : don 2014/06/18(水) 17:45:44 ID:roPJo75.
↑なるほど。
そのサイコガン的なのが「無かった事にする」ですかね。
ただ、どちらも男の時間巻き戻し銃の回数制限の謎は解けず,,,,,,
このスレあと三回は足りなくなるくらい長くなりそう,,,,,,

143 : 平燐呑 2014/07/01(火) 07:40:19 ID:1avu3u5U
「もしもこんな紅魔館」「その2」のこと?

だったら同じ人。


159 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 08:45:00 ID:HtzwEIsY
『決してこの像の前で パンを尻にはさみ 右手の指を鼻の穴に入れ 左手でボクシングしながら「いのちをだいじに」とさけんではいけない』
だな

338 : ぬえ ◆ufIVXIVlPg 2014/08/22(金) 22:38:26 ID:EUTCYQf6
ぬえ「あう!」

ぬえがいきなり手を上げた。なんだろうかと思っているとぬえが魔理沙と小町を指さし、最後に自分を指さした。

魔理沙「ひょっとして、ぬえ。お前もついてくるのか?」

そう魔理沙が尋ねるとぬえは勢いよく「う!」と言って頷いた。

男「………それは」

紫「別にかまわないわよ」

駄目だと言おうとした。しかしその言葉は突然現れた紫によって遮られた。

紫「私はぬえがあなたの恋人だとしても一切特別視するつもりはない。私たちのために働いてくれるならそれはありがたいことだわ。いや、あなたのためにぬえは働こうとしてるのね。恋人として喜ばしいことじゃない?」

魔理沙「おい紫、その言い方は」

男「………分かった。よろしくぬえ」

魔理沙「兄貴!?」

確かにそれが一番良い。萃香がダメなら頼れるのはぬえだけだ。藍さんは紫を守るためにいなければならないし咲夜は手伝ってくれるわけがない。

残ったのはぬえだけなんだ。


347 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/25(月) 23:43:32 ID:fuhlf.W2
慧音「生きるも死ぬも裏表…」

慧音「生きて逝きては星巡り…」

慧音「天あり地あり人ありて…」

慧音「各々交わるはここ、人里…」

慧音「来たりて行かんとする、その者の名は博麗霊夢…」

霊夢「…」ザッ…

慧音「いざ…死合わんッ!」スッ…

慧音「上白沢慧音…参る!」ゴゴゴ…

霊夢「…!」


367 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/05(金) 23:19:24 ID:hRCtyyew
屠自古「とどめだ!」ぐっ…

???「獄神剣…業風神閃斬」

…ガトキイィーン!…

屠自古「な…なん……だと……!?」

???「祖父より受け継いだ二刀流を極めた今の私に、切れないものなど何も無いッ!」チャキン…

屠自古「…ぐは」ブシュー!…ドサッ…


368 : ぬえ◇ 2014/09/06(土) 12:19:48 ID:wIKglF/I
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!

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