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氷菓 SSのカテゴリです
折木「(この本前に読んだなぁ)」ペラ
える「……」ガタッ
スタスタ
折木「おい」
える「はい。なんでしょう?」
折木「どこ行くんだ?」
える「あ、ちょっとお手洗いに」
折木「そうか」
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折木「い、いや、なんでもない…」
さとし「嘘はよくないね、千反田さんが好きなのかい?」
折木「聞いてたのか…」
さとし「そりゃあれだけ大きな声で呟いてたら聞こえるさ」
さとし「それでどうしてそう思ったんだい?」
折木「最近あいつを…、千反田を見ていると落ち着かないんだ…」
折木「それだけじゃない、千反田が他の男と話をしているとモヤモヤする…」
折木「だから…だから俺は千反田が好きなのかと思ってだな……さとし?」
ついでなので第一話からまた投下します。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1346934630
折木「どうしたんだ。お前らの夫婦喧嘩はいつものことだろ」
摩耶花「ううん、違うの……今回は本当にまずいかも…」
折木「何があったんだ?」
える「ええ、大したことではないのですが…」
摩耶花「なになに?」
える「生理がとまってるんです」
摩耶花「 え っ ! ? 」
える「それには重要人物としか、しかしその意味はちゃんと知ってますよ」
折木「なら聞かんでもいいだろ」
える「いえ……その何と言いましょうか。インターネットの掲示板らしいのですが……」
折木「そ、そう言うのは里志に尋ねるべきだ」
える「里志さんは総務委員で出ています……今すぐ知りたいんです」
える「は、は…い…ちょ、ちょっとお手洗いにいってきま…」
える「!」
折木「本当につらそうだな。肩貸そうか?」
える「いやああああこないでええええええええええ」ビチャビチャビチャビチャ
折木「えっ」
える「どうも、わたしの言動は男の子を期待させてしまうみたいです」
折木「」
それ以降の言葉は全く頭に入ってこなかった。
正直、成功すると思っていた。
今までの千反田のオレに対する態度はなんだったのか?
単なるオレの勘違いだったのか?
やはりオレには灰色がお似合いだということなのか? える「では……失礼します……」
千反田は身を翻えすと、そのまま行ってしまった。
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