折木「俺は千反田が好きなのか…?」


1 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 2012/10/02(火) 00:56:59.77 ID:XlPOfvVY0
さとし「何か言ったかい、ホータロー?」

折木「い、いや、なんでもない…」

さとし「嘘はよくないね、千反田さんが好きなのかい?」

折木「聞いてたのか…」

さとし「そりゃあれだけ大きな声で呟いてたら聞こえるさ」

さとし「それでどうしてそう思ったんだい?」

折木「最近あいつを…、千反田を見ていると落ち着かないんだ…」

折木「それだけじゃない、千反田が他の男と話をしているとモヤモヤする…」

折木「だから…だから俺は千反田が好きなのかと思ってだな……さとし?」


ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349107019/


4 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 00:59:41.50 ID:XlPOfvVY0

さとし「聞いてるよ…(あのホータローがね…、これは面白いことになりそうだ)

折木「さとし、俺はどうすればいいと思う?」

さとし「自分の気持ちを相手に伝えるだけじゃないか。」

折木「まだ好きかどうか分からないのにか?」

さとし「そうだね。でもその気持ちを心に留めて置くのは疲れないかい?」

折木「あぁ…確かに。最近よく眠れないんだ…。」

さとし「だったら今思っていることを、そのまま千反田さんに伝えてみたらどうだい?きっとスッキリするんじゃないかい?」

折木「…そんなものなのか?」

さとし「そういうものさ、まっ、ものは試しだよホータロー。」

折木「…分かった、明日千反田に伝える。」


8 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 01:10:08.16 ID:XlPOfvVY0

~次の日~

折木「千反田、ちょっといいか?」

える「なんですか、折木さん?」

折木「話したいことがあるんだ。今日の放課後、屋上に来てくれないか?」

える「? 部室じゃ駄目なんですか?」

折木「あぁ…ちょっとな。」

える「分かりました、放課後に屋上ですね。」

折木「あぁ…、すまんな千反田。」

える「いえ、折木さんの頼みです、ではまた、放課後に。」


13 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 01:19:01.56 ID:XlPOfvVY0

~放課後~

える「それで、話したいことってなんですか、折木さん?」

折木「いや、その…だな、きょっ」

える「きょっ?」

折木「きょ、今日はいい天気だな~、ハハハ…。」

える「お~れ~き~さん、話したいことがあるんでしょう?」

折木「そうなんだが…、やっぱいい…。(俺には無理だ…、それにこれは省エネに反する…)」

える「…なります…。」

折木「えっ…?」

える「私、気になりますっ。」ズイッ


16 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 01:30:42.80 ID:XlPOfvVY0

折木「(ちっ近い…。)」ドキッ

える「折木さんが私に何をお話ししようとしているのか気になるんです」

える「教えて下さいっ、折木さん。」ズイッ

折木「わっ、分かった、分かったから少し離れてくれっ。」

える「あっ、すっ、すみません///」

折木「じゃ、じゃあ話すぞ。」

える「は、はいっ。お願いします。」


22 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 01:41:46.44 ID:XlPOfvVY0

折木「最近お前を、千反田を見ていると落ち着かないんだ…。」

折木「それに…千反田が他の男と話をしているとモヤモヤするんだ…。」

える「そ、それって…」

折木「…千反田……」

える「は、はいっ///」

折木「話を聞いてくれてありがとう。」ペコ

える「…えっ?」

える「終わり…ですか?」

折木「?そうだが…?」

える「……」


26 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 01:51:35.24 ID:XlPOfvVY0
折木「千反田?」

える「おっ、折木さんのバカ~‼」ダッ

折木「おっ、おいっ、千反田⁈」

折木「俺、何か悪いこと言ったか?…まぁいい明日謝るか…」


28 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 01:59:21.68 ID:XlPOfvVY0

~次の日~

折木「ちっ、千反田、昨日のことなんだが、すまなかった。」ペコ

える「い、いえっ、私もいきなり帰ってしまってすみません。」ペコ

折木「いや、それはいいんだが、聞きたいことがあるんだ。」

える「なんでしょう?」

折木「なんで昨日怒ったんだ?」

える「そ、それはっ…///」

折木「聞かせてくれっ、そして怒らせた理由を分かった上で、またちゃんと謝りたい‼」


32 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 02:07:13.27 ID:XlPOfvVY0

える「それはっ…言えません‼」

折木「どうして⁈」

える「どうしてもです‼」

える「告白されるのかと思ったなんて言えるわけないじゃないですか‼」

折木「…告白?」

える「はっ、い、今のは忘れてください‼恥ずかし過ぎます///」ダッ

折木「ちょ、ちょっと待て、千反田何処に行く‼」


35 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 02:16:09.52 ID:XlPOfvVY0

~部室~

さとし「…(ホータローは上手くやってるかな~)」ニヤニヤ

まやか「どうしたのふくちゃん、ニヤニヤなんかして⁇」

さとし「それがさ、ホータローが…」

ダッダッダッ‼ガラッ

える「はぁっはぁっ…」

まやか「ど、どうしたの、ちーちゃん、そんなに慌てて⁉」

さとし「何かあったのかい⁉」


37 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 02:21:54.65 ID:XlPOfvVY0

える「お、折木さんに…」

まやか「折木がどうかしたの⁉」

える「折木さんに、追いかけられているんです‼」

ダッダッダッ‼

折木「千反田っ‼‼」

える「お、折木さんっ…」

折木「千反田、俺は…‼」


42 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 02:33:00.57 ID:XlPOfvVY0

まやか「お~れ~き~、ちーちゃんに何をしたのよっ‼」

折木「い、伊原っ‼ 俺は何も…」

まやか「そんなわけないでしょ‼ちーちゃんが、あんたに追われてるって言ってたわよ‼」

える「ま、まやかさん、それは私が大袈裟に言い過ぎたというか…」

さとし「まぁまぁ、落ち着いて、まやか。うん、そうだね、ここはホータローと千反田さん、二人で話し合った方がよさそうだね。」

さとし「さっ、まやか行くよ。」

まやか「ちょっと、ふくちゃん⁉なんで?」

さとし「いいから、いいから。」

まやか「ちゃんと説明してよね⁉…それと折木覚えておきなさいよ‼」ギロッ


45 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 02:47:48.00 ID:XlPOfvVY0

ガラガラバタンッ

折木「ハハハ…、はぁ~…」

える「ご、ごめんなさい、私のせいで変な勘違いをさせてしまいましたね…」

折木「あとでちゃんと説明すれば平気だろ、多分…。」

折木「それよりも…さっきの事なんだが…」

える「わ、忘れて下さいっ‼」

折木「そんなことできるわけないだろ…」

える「私が勝手に舞い上がってしまっただけなんです…ですから…」グスッ

折木「千反田…‼」

える「ご、ごめんなさい…泣いてないですよ、ほ、ほらっ‼」ニコ


52 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 03:04:34.91 ID:XlPOfvVY0

折木「…(無理して笑ってるな…、泣かしたのは俺だ…)」

折木「…(そうだよな、あんなこと言ったら誰だって告白だって思うよな…)」

折木「…(俺はどうなんだ…、千反田のことが好きなのか?)」

折木「…(いや違う、俺は逃げていただけなんだ、フラれるのが怖くて…、ほんとは最初から答えは出てたんだ‼そう俺は…‼)」

折木「俺は千反田が好きだっ‼」


56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 03:14:50.62 ID:ZoCIxbpb0
                |       ,,,-’”゛ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゛”く
             |;;           .|      /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                l;;            |    /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                 l          .|    /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.  i            l            | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.   丶              ゝ           |/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;|| ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;
    丶                   /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ;;;| ヽ;;;|   ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    ヽ       ,     ,       /;;;;;;;;;;;;;;i ;;;;;;| ヽl  ヽ;;|   ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
     ヽ     l      l       /;;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ;;;;;|  ヽl ヽ;|;;  ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
             |        ヽ    l;;;,,;;;;;l;;;||;;;| ヽ;;|  ヾ  \ i  ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;–、;;;;;
                  `    l;;l |;;;;|;;| |;;;|  ヾ_     __-‐’i  \;;;;;;;;/゛ .,–、   さとし「嘘はよくないね、千反田さんが好きなのかい?」
              _,,,,———-、,,,、   ll.|;’| l;l ヽ|     _ -=’,ン‐‾    l;;;;;/ .i_,;’
        ._,,-’””        `゛’ー、_ l;| l   ヽ ,,-”彡-,二-v–    ∨  .|_
                       ゛’-,.ネ  `    ”‾ /ヽ;;;;;/_,-       .〔 ‘i
                        ‘!, ___       -‐” _,-─      `’i、|
                          ゜!;;;;;;ヽ        -”          l゛”
    i                       ヽ;;;;;|                  l
     l                          i;;;;|                  l /
      l                        l;;|                    | 
       i                         |-    、              |
       .i                       〈   ,,,,,、ノ               i
        l                       ゛ッ,___     __,,          i
        i                         |i、   ,,,-;;”’            ノ
        ヽ                       ;;;lヽ  ゛‐”   .,.     . /
          ヽ                    ;;;;;;;|;;;;ヽ、  .—’”      /
          l                  ;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;,,)、     

57 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 03:15:07.25 ID:XlPOfvVY0

える「!!!!」

折木「だから俺と付き合ってくれ!!」

える「はい…///」グスッ

える「わ、私もずっと折木さんのことが好きでした。」グスッ

える「すごく…嬉しいです///」

折木「俺もだ…、そして…」

折木「すごく疲れた…。」グテー


59 : 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/02(火) 03:25:08.86 ID:XlPOfvVY0

える「お、折木さん、大丈夫ですか⁈」

折木「あぁ…、それと…」

える「それと…なんですか⁇」

折木「その、なんだ…呼び方を変えないか?」

える「そ、そうですよね、私達こ、恋人同士ですもんね…///」

折木「じゃあ、え、える…一緒に帰ろうか。」

える「はい、奉太郎さんっ///」

~END~

Comments are closed.

Post Navigation