見崎鳴「あなたに甘えたい。特別に許可してください」恒一「えっ」


1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 22:35:46.34 ID:rdwN36uv0
鳴「はいっ」スッ…

恒一「み、見崎…?」

恒一「いきなり両手を広げてどうしたの…?」

鳴「まずは、ぎゅっ、ってしてほしい」

鳴「ぎゅっ、ってして、それから私の頭を撫でてほしいの」

恒一「えっ…いや、その…」

鳴「本当はベタベタといちゃついたりするのは嫌い」

鳴「けれど今日は特別に許可します」

恒一「……」

鳴「…だから、早く甘えさせてください」

はよ


ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329831346/


7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:05:33.95 ID:rdwN36uv0
はよ

12 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】 2012/02/21(火) 23:17:09.76 ID:c4l+ppsP0
恒一「えっと……こ、こうでいいのかな?」ギュッ

鳴「んっ……」

恒一「……」ギュー

鳴「……」ギュー

恒一(見崎、いい匂いするなあ……)

鳴「……早く撫でて」

恒一「あ、ごめん忘れてた」ナデナデ

鳴「んっ……♪」


15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:23:18.67 ID:c4l+ppsP0
鳴「……♪」

恒一「……見崎の髪やわらかくて気持ちいいね」ナデナデ

鳴「そう?」

恒一「うん、ずっと触ってても飽きないや」ナデナデ

鳴「ふふ……ね、もっとぎゅーっとして?」

恒一「こう?」ギューッ

鳴「ん……榊原くんの匂い、なんだか落ち着く」スーハー

恒一「はは……に、匂い嗅がれるのはちょっと恥ずかしいかな」

鳴「……じゃあ、榊原くんも私の匂い嗅いでいいよ」

恒一「えっ」


23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:26:49.30 ID:rdwN36uv0
ktkr

24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:28:14.49 ID:c4l+ppsP0
鳴「それでお相子でしょ?」

恒一「そ、そういうものなのかな?」

鳴「そういうものなの」

恒一「じゃあ……遠慮なく」クンクン

鳴「あっ……」

恒一「……」クンクン スーハースーハー

鳴「やっ……」

恒一(石鹸の甘い香り……何だか頭がボーッとしてきた)

鳴「ちょっ、ちょっと。榊原くんっ」ペシン

恒一「いてっ」


27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:31:38.11 ID:c4l+ppsP0
鳴「……嗅ぎ過ぎ」

恒一「ご、ごめん……ちょっと夢中になっちゃって」

鳴「まったくもう、今日は私が甘える日なのに……」

恒一「ごめんってば。なんでもするから許してよ」

鳴「……本当に? じゃあ次は——」

1.膝枕

2.添い寝

3.お姫様だっこ

>>30


30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:32:46.63 ID:OAxnpL490
3

35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:35:36.81 ID:c4l+ppsP0
鳴「お姫様だっこしてほしい」

恒一「お、お姫様だっこ?」

鳴「そう」

恒一「わかった……じゃあこっち来て?」

鳴「うん」

恒一「じゃあ行くよ……よいしょっと」

鳴「きゃっ!?」


36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:38:13.63 ID:c4l+ppsP0
恒一「おっとと……見崎、軽いなあ」

鳴「そ、そう? 重くない? 大丈夫?」

恒一「全然大丈夫だよ」

鳴「それならよかった……あ、あの」

恒一「ん? どうしたの?」

鳴「お、思ったよりも高くて、その……こ、怖いからしがみついてもいい?」


39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:43:06.83 ID:c4l+ppsP0
恒一「えっ!? し、しがみつくって……」

鳴「もう限界っ」ガバッ

恒一「うわっ!?」

鳴「……」ギュゥウウウ

恒一(うわ、うわ、首の後ろに手回されて……か、髪の毛が首筋に当たってくすぐったい)

恒一「み、見崎……もうちょっと力緩めてくれない?」

鳴「いや。こわい」ギュッ

恒一「そんなあ……」


47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:50:40.11 ID:c4l+ppsP0
~20分後~

恒一「やっと解放された……」

鳴「ごめんなさい……ちょっと取り乱して」

恒一「いやいいよ、大丈夫」

鳴「……お詫びに一つ、言うこと聞いてあげるわ」

恒一「え?」

鳴「本当は私が甘えたいんだけど……一回だけ、特別に許可します」

恒一「本当に? じゃあ——」

1.膝枕してもらう

2.あぐらの上に座ってもらう

3.耳をなめさせてもらう

>>48


48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:50:59.47 ID:Nt0eM1tn0
1

52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:51:55.66 ID:rdwN36uv0
興奮してきた

54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/21(火) 23:54:12.60 ID:c4l+ppsP0
安価近すぎすまん

恒一「膝枕してくれる?」

鳴「膝枕?」

恒一「うん、ちょっと疲れたから横になりたいなって……」

鳴「わかったわ……よいしょ」ペタン

鳴「はい、どうぞ」ペチペチ

恒一「じゃあ失礼して……」ヨッコラショ

鳴「ん……」


58 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:00:57.50 ID:sozkGEUm0
恒一「ふう……」

鳴「どう? 私の膝枕」

恒一「……やわらかくて気持ちいいよ。何だか眠くなってきちゃった」

鳴「そう。じゃあ少し寝ててもいいよ? 授業終わったら起こすから」

恒一「ほんとに? じゃあお言葉に甘えて、少し寝させて貰うね」

鳴「うん、おやすみ」

恒一「おやすみ……」

鳴「……」

恒一「……」スー…スー…

鳴「……」ナデナデ

恒一「んん……」

鳴「ふふっ……」


71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:19:37.75 ID:sozkGEUm0
着替えながら書く

~授業終了後~

恒一「ふぁあ……よく寝た」

鳴「おはよう、榊原くん」

恒一「うん、おはよう見崎」

鳴「お昼だね。また屋上で食べる?」

恒一「そうしよっか」

クラス一同(やっと行きやがった……)


76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:22:08.66 ID:sozkGEUm0
~屋上~

恒一「見崎、またサンドイッチと紅茶?」

鳴「うん」

恒一「たまには別のものも食べないの?」

鳴「これが一番好きだから」

恒一「でももっと栄養がいいもの食べたほうがいいよ?」

鳴「……それじゃあ、榊原くんのお弁当分けてくれる?」

恒一「僕の? 別にいいよ」

鳴「じゃあ、あーん」

恒一「え?」

鳴「あーん」


77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:26:08.01 ID:sozkGEUm0
恒一(も、もしかして甘える云々っていうやつまだ続いてたのか?)

鳴「……早く」

恒一「わ、わかったよ……あ、あーん」

鳴「あーん……んっ」

鳴「……」モグモグ

恒一「どう?」

鳴「……うん、美味しい」

恒一「そ、よかった」

鳴「じゃあ次は私の番ね」

恒一「え?」


78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:28:54.23 ID:sozkGEUm0

鳴「私もあーんってしてあげる」

恒一「でも見崎、サンドイッチしかないじゃないか」

鳴「……実は、お菓子持ってきたの」

恒一「お菓子?」

鳴「そう。これ」

恒一「え……こ、これは……」

鳴「ポッキー」


79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:30:10.92 ID:sozkGEUm0
鳴「これを一本咥えて……」パクリ

鳴「んい、んーん」(訳:はい、あーん)

恒一「いやいやいやちょっと待って」

恒一(これって……か、完全にポッキーゲームじゃ……)

鳴「んん」(訳:早く)

恒一「いやいや、これは流石に」

鳴「ん」

恒一「……」

鳴「……」

恒一「……あ、あーん」


83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:31:49.20 ID:+IHrgp1b0
鳴ちゃんが「うん」とかうなづいたりするの可愛いよね
「んん」って言って顔をちょっと上げるのも可愛いよね

84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:33:08.06 ID:sozkGEUm0
恒一「……」パクリ

鳴「ん……」

恒一「……」ポリポリ

鳴「……」

恒一「……」ピタッ

鳴「っ……」

恒一「……」

鳴「…………?」

恒一「」ポリポリポリポリ

鳴「っ!!」ビクッ

恒一(ちょっと面白いかも)


87 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:36:09.94 ID:sozkGEUm0
恒一「よいしょ……」パキン

鳴「あ……」

恒一「美味しかったよ、ありがと」

鳴「……」ムスッ

恒一「……あれ? どうしたの見崎?」

鳴「……なんでもない」プイッ

恒一「え? あれ……僕なにかした?」

鳴「……なんでもないって言ってるでしょ」ムスー

恒一「ええぇ……」


92 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:42:52.20 ID:sozkGEUm0
キーンコーンカーンコーン

恒一「そろそろ昼休み終わりか……あ、でも次体育か」

鳴「うん……またここでサボる?」

恒一「そうだね、またここで暇つぶししてようか」

鳴「じゃあ、さっきの続きしよ?」

恒一「続き? 甘えるやつの?」

鳴「うん。次は>>95して?」

1.膝枕

2.添い寝

3.あぐらの上に座る


95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:43:14.99 ID:qLOipfLD0
さん

101 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:47:26.43 ID:sozkGEUm0
鳴「榊原くん、あぐらかいてくれる?」

恒一「こう?」ヨイショ

鳴「うん。じゃあちょっとごめんね」

恒一「えっ……うわっと」

鳴「よいしょ」チョコン

恒一「見崎、こ、これって……」

鳴「榊原くん、腕私の前に回して?」

恒一「えっと、こう?」

鳴「うん。そのままぎゅー、ってして?」

恒一「ぎゅ、ぎゅー……」


107 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:50:45.50 ID:sozkGEUm0
鳴「ふふっ……♪」

恒一(み、見崎の髪が目の前にあって……石鹸の香りが……)

鳴「ね、榊原くん。もっと強く抱きしめて?」

恒一「う、うん」ギュー

鳴「んっ……榊原くんの腕の中、暖かい」

恒一「っ!!(や、やばい……顔が熱い……)」

鳴「とても落ち着く……」

恒一(僕は全く落ち着けません)


110 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:54:13.34 ID:sozkGEUm0
鳴「……」

恒一(やばいやばいやばいやばいってこれ)ドキドキ

鳴「……榊原くん、今ドキドキしてるでしょ?」

恒一「ひゃいっ!?」

鳴「心臓ドキドキ言ってるの、はっきり聴こえるもの」

恒一「う……ま、マジですか……」

鳴「……榊原くん、ちょっと腕緩めて?」

恒一「え? う、うん」

鳴「よいしょ」クルリ

恒一「うわぁっ!?」


118 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 00:59:31.25 ID:sozkGEUm0
鳴「これで顔が見えるね」

恒一「ちょっ、見崎、近い近い!」

鳴「やっぱり、こんなに顔が赤くなってる」サスサス

恒一「ほ、ほっぺ撫でないで!」

鳴「んっ」ダキッ

恒一「いいっ!?」

鳴「榊原くん、思ったより胸板厚いんだね」スリスリ

恒一「ほ、頬ずりやめて……」

鳴「ふふ、心臓の音がバクバク言ってるの直接聴こえるよ?」

恒一「うう……」カァアア

鳴「……ほら、ちゃんと抱きしめて」

恒一「は、はい……」


125 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 01:01:54.03 ID:sozkGEUm0
恒一「……」ギュー

鳴「……ん」ギュー

恒一「……(い、いつまで抱きしめてればいいんだろう)」

鳴「……」

恒一「……みっ、み、見崎?」

鳴「……」

恒一「…………見崎?」

鳴「……」クー…クー…

恒一「……寝ちゃ……った?」


130 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 01:06:59.95 ID:sozkGEUm0
恒一「……なんだろうこの拍子抜け感は」

鳴「……」スヤスヤ

恒一「……」

鳴「……ん……榊原くん」

恒一「ん?」

鳴「……榊原くん……好き……」

恒一「っ……! 見崎……」

鳴「榊原くん……」

恒一「…………だ、誰も見てないよな?」キョロキョロ

鳴「……」スー…スー…

恒一「顔を少し持ち上げて、っと…………」

鳴「んん……」ムニャムニャ

恒一「……僕も好きだよ、見崎」チュ


138 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 01:14:03.12 ID:sozkGEUm0
~放課後~

鳴「……ふぁ?」

恒一「あ、起きた? 見崎」

鳴「あれ……榊原くん? なんで私……」

恒一「見崎が抱き着いたまま寝ちゃったから……」

鳴「えっ……っ! ご、ごめんなさい」パッ

恒一「ううん、大丈夫だよ」

鳴「ご、ごめんなさい……私からお願いしたのに勝手に寝ちゃって」

恒一「大丈夫だって……貴重な見崎の寝顔が見れたから、むしろ得したよ」

鳴「っ! ……も、もうっ」ペシン

恒一「あいた」

鳴「あんまり恥ずかしいこと言ったら、だめ」

恒一「……(見崎も余り人のこと言えないような)」

鳴「わかったら返事」

恒一「は、はい!」


142 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 01:20:06.19 ID:sozkGEUm0
恒一「もうすっかり夕方になっちゃったね」

鳴「そうね……」

恒一「……そろそろ帰ろっか?」

鳴「……うん(もうちょっとだけ、甘えていたかったなあ……)」

恒一「……ねえ、見崎」

鳴「? なあに?」

恒一「えっとさ……今日のお返しってわけでもないんだけど」

鳴「?」

恒一「あ、明日は……僕が甘えてもいいかな?」

鳴「えっ……」


145 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/22(水) 01:23:35.64 ID:sozkGEUm0
恒一「今度は僕が甘えさせてください、ってことで」

鳴「……」

恒一「や、やっぱりダメ?」

鳴「……本当はベタベタといちゃついたりするのは嫌い」

鳴「けれど……榊原くんになら、特別に許可します」

恒一「え……そ、それじゃ」

鳴「うん……また明日、ね?」ニコッ

終わり

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