京子「彼氏ぐらいほしいよね~♪」 結衣「そ、そうだな」


1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 18:41:23.31 ID:u3F3Xiv80
京子「ねぇ、結衣」

結衣「何?京子?」

京子「私達ってさ進学したら共学に行くこともあるんだよね」

結衣「まぁ、そうだな」

京子「ってことはやっぱり結衣って高校で彼氏作ったりするの?」

結衣「……」

結衣(え…?何言ってるんだ京子…?)

結衣(彼氏…?)


ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1330681283/


3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 18:45:27.31 ID:u3F3Xiv80
結衣「ど、どうしてそんなこと聞くんだよ…?」

京子「いや~結衣ってもてそうじゃん?やっぱ彼氏とか作るのかなって」

結衣「……」

結衣「そ、それはわからないなぁ…」

京子「わからない…?」

京子「わからないって…もしかして結衣ってレズなの!?」

結衣「っ!」

結衣「ちげーよバカ!できるかわからないって意味だよ」

京子「あ、そういうことね」


5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 18:50:48.01 ID:u3F3Xiv80
京子「大丈夫だって結衣って結構可愛いし普通にもてるよ!」

結衣「……」

結衣「そういうお前はどうなんだよ…」

京子「何が?」

結衣「いつもちなつちゃんに抱きついてるだろ、お前こそそっち系じゃないのか?」

京子「あれはスキンシップに決まってるじゃ~ん」ケラケラ

京子「私だって彼氏ぐらい作ってデートしたいよ♪」

結衣「じゃあ…まずはその適当な性格から直すんだな…」

京子「失礼な!これは個性だよ!」

結衣「ははは…」


6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 18:56:44.24 ID:u3F3Xiv80
【結衣のマンション】

結衣「……」

『わからないって…もしかして結衣ってレズなの!?』

『ちげーよバカ!できるかわからないって意味だよ』

結衣「何であんな必死に否定したんだろ…」

結衣「……」

結衣「ああそうか、京子に引かれたくなかったからか…」

結衣「まぁ普通に考えれば気持ち悪いよな…」

結衣「はぁ…」


10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:01:20.52 ID:u3F3Xiv80
結衣「…って何落ち込んでるんだよ私」

結衣「そもそも女同士ってのが始めからおかしかったんだよ」

結衣「それに、これで京子一生とお別れなわけじゃないだろ、これからも親友として京子と一緒に居られるじゃないか」

結衣「そうだよ、落ち込むことなんてなにもない」

結衣「なにも…」

結衣「……」

結衣「もう寝よう…」

———
——


12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:06:39.46 ID:u3F3Xiv80
結衣『京子、今日はうち泊まってく?』

京子『あ~…』

京子『ゴメン、今日はちょっと無理かな~』

結衣『何か用事でもあるのか?』

京子『えへへ///』

結衣『なんだよ、気持ち悪い』

京子『驚かないでよ…』

京子『実は今日彼氏とデートなんだ~♪』

結衣『っ!』

京子『とうとう京子ちゃんにも春が来ちゃったよ~』

結衣『……』


15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:10:20.31 ID:u3F3Xiv80
京子『結衣?』

結衣『え…?』

京子『もしかして驚いて声も出なかった?』ニヤニヤ

結衣『そ、そうだな…ビックリしたよ…』

京子『でしょでしょ~』

結衣『うん…』

京子『だからゴメンね結衣』

京子『今度また泊まりに行くから』

結衣『ああ…』

京子『そんじゃ私はデートに行ってくるね~』ビシッ

結衣『行ってらっしゃい…』

———
——


18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:18:50.56 ID:u3F3Xiv80
【夜 結衣宅】

結衣「っ!!」ガバッ

結衣「はぁ……はぁ……はぁ……」

結衣「……」

結衣「夢…?」

結衣「何で…こんな…」

結衣「……」

結衣「水でも飲んでこよう…」


19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:19:53.72 ID:u3F3Xiv80
結衣「……」ゴクゴク

結衣「ふぅ…」

結衣「……」

結衣「はは…私って案外弱い人間なんだな…」

結衣「あれはただの夢だろ…?」

結衣「しっかりしろよ私…」

結衣「……」


22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:25:38.58 ID:u3F3Xiv80
結衣「ぅぅ…」グス

結衣「京子…」ポロポロ

結衣「やっぱり…つらいよ…いやだよ…」

結衣「京子と一緒にいたいよ…」

結衣「なんで…なんでなんだよ…」

結衣「きょうこ…きょうこぉぉ…」


25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:30:52.94 ID:u3F3Xiv80
【ごらく部 部室】

京子「でさ~これがホント可愛くってさ~」

ちなつ「ほんとですかぁ?」

京子「いやいやホントホント、可愛いんだってこれが~」

結衣「……」

あかり「……」ジー

あかり「結衣ちゃん?」

結衣「……」

あかり「結衣ちゃん!」

結衣「え…?」

結衣「な、何?あかり?」

あかり「最近結衣ちゃん元気ないよ…?」

結衣「え…?」


26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:33:10.31 ID:u3F3Xiv80
結衣「そ、そうかな…」

あかり「ずっとしかめっ面してるんだもん、心配だよぉ」

結衣「……」

結衣「大丈夫だよあかり、たいしたことじゃないよ」

結衣「心配してくれてありがとうな」

あかり「う、うん…」

京子「…って二人とも私の話聞いてるのか~?」

結衣「ごめん、まったく聞いてなかった」

京子「なぬー!!」

あの日以来、私は京子に普段どうりに接することができなくなっていた

私はもう京子を普通の目で見ることができない

自然と私達の間には壁ができていった


29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 19:38:51.44 ID:u3F3Xiv80
結衣『京子、今日も泊まりにくる?』

京子『え…?あ~えっと…』

京子『さすがにしょっちゅう泊まるのは…』

結衣『何遠慮してるんだよ、中学時代いつも泊まってただろ』

京子『そ、そうかな…?』

結衣『そうだろ、しょっちゅう泊まってたぞお前』

京子『……』

結衣『勝手に居座ったこともあったけな、はは…懐かしいな…』

京子『やめてよ…』

結衣『私とお前の仲だろ?今更遠慮することなんて…』

京子『もうやめてよ!』

結衣『』ビクッ


36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:00:51.93 ID:BRSjl4p10
【深夜 結衣のマンション】

結衣「うわあああぁぁぁっ!!!」ガバッ

結衣「はぁ……はぁ……はぁ……」

結衣「……」

結衣「…………」

結衣「ははは…」

結衣「一生お別れなわけじゃない…?」

結衣「これからも親友として京子と一緒に居られる…?」

結衣「ははははは!!」

結衣「ほんっと馬鹿みたいだよな!」

結衣「一緒に居れるわけないだろ!当たり前じゃないか!!」


39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:12:06.23 ID:BRSjl4p10
結衣「……」

結衣「そうだよ、とっくに気づいていたさ…」

結衣「当たり前じゃないか…」

結衣「……」

結衣「京子は何も間違ってない…間違ってるのは私だ…」

結衣「大切にしないと…」

結衣「今京子といるこの時間を…」


40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:14:08.73 ID:BRSjl4p10
【商店街】

結衣「えっと…他に買うものは…」

結衣「そうだ、京子のためにラムレーズン買っておかないと」

結衣「あいつと一緒にいる時間はもう限られて…」

結衣「あれ…?」

京子「……」テクテク

結衣「京子…?」

京子「————」テクテク

男「————」テクテク

結衣「え…?」


42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:18:44.11 ID:BRSjl4p10
結衣「……」

結衣(あれ…?なんで京子が知らない男と一緒にいるんだ…?)

結衣(なんで京子が男と並んで歩いてるんだろ…?)

結衣(あはは…おかしいなぁ…)

京子「———!—!!」

男「———」

結衣(楽しそうに話してるや…)

結衣(……)

結衣(ああ…)

結衣(そっか…最近京子に感じてた違和感はそういうことだったのか…)

結衣「ああ…」

結衣「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:24:25.02 ID:BRSjl4p10
【結衣のマンション】

結衣「はぁ……はぁ……はぁ……」

結衣「京子が知らない男と…楽しそうに…」

結衣「私に内緒で…付き合って…どうして…何で…」

結衣「京子が…汚い男と…嫌だ…」

結衣「京子が汚される…触られて…迫られて…」

結衣「やめろ…やめろよ…」

結衣「……」

結衣「ふふ…」

結衣「あははは…何考えてるんだよ私…」

結衣「ダメだダメだしっかりしろ…」


49 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:29:51.91 ID:BRSjl4p10
結衣「……」

結衣「京子はあの男に騙されてるんだ…」

結衣「京子の体が目当てで…近づいて…」

結衣「私の京子を弄んで…」

結衣「助けないと…」

結衣「私が助けてやらないと…京子のこと守ってやらないと…」

結衣「京子を正気に戻さなきゃ…」

結衣「……」

結衣「私の京子をあんな奴に汚させてたまるか…」


52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:34:35.38 ID:BRSjl4p10
【結衣のマンション】

結衣「ねぇ、京子」

京子「な~に?結衣?」

結衣「今日うちに泊まっていかないか?」

京子「むむ、結衣から言ってくるなんて珍しいね」

結衣「そうか?」

京子「そうだよ」

京子「さては夏休み早々私が居なくて寂しくなっちゃたとか?」ニヤニヤ

結衣「ねーよ」


53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:35:56.15 ID:BRSjl4p10
京子「結衣はホームシックが酷いから京子ちゃんが助けてやらないとな!」

結衣「何言ってるんだよお前」

京子「テヘッ」

結衣「……」

結衣(大丈夫だよ京子…私がお前のこと守ってやるからな…)

結衣(絶対にアイツをお前の傍に近づけさせないから…)

———
——


56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:39:56.24 ID:BRSjl4p10
【朝 結衣のマンション】

京子「ん…ぁ…」

京子「あれ……?」

京子(私いつの間に寝てたんだろ…)

京子「ふわぁ…」

ジャラ 

京子「……」

京子「え……?」

ジャラ ジャラ

京子「何これ…?」

京子「鎖…?」

京子「な、何で!?どうして…!?」グイグイ

京子「動けない…」


63 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:44:56.08 ID:BRSjl4p10
バタン

結衣「あ、やっと起きたんだ」

京子「ゆ、結衣…?」

結衣「全然起きないから心配したよ…」

京子「ねぇ…結衣、なんで私は鎖で繋がれてるの…?」

京子「これって…結衣がやったの…?」

結衣「そうだよ」

京子「な、何で?どうして?」

結衣「どうしてって…」

結衣「京子を守るためだよ」

京子「え…?」


66 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:46:39.40 ID:BRSjl4p10
結衣「京子は今悪い男に騙されてるんだ…」

結衣「触られて弄ばれて汚されて…」

京子「何…言ってるの…?」

結衣「でも安心していいよ」

結衣「もう誰にも私の京子を汚させたりしないから…」ギュッ

京子「ゆ、結衣…!?」ビクッ

結衣「大好きだよ…京子…」ギュウ

京子「な、何で…?だって結衣は…」

結衣「もう自分に嘘をつくのはやめたよ…」

京子「嘘…?」


68 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:50:50.95 ID:BRSjl4p10
結衣「私はね、京子のことが大好きなんだ」

京子「え…?」

結衣「親友としてじゃなくて…家族としてじゃなくて…」

結衣「一人の女の子として、恋愛対象として京子のことが『好き』なんだよ」ニコ

京子「……」ゾク

結衣「好きだよ、京子」

京子「っ!」バタバタ

結衣「暴れても誰も助けにこないよ…京子…」

結衣「それにその鎖は絶対に外れない…」

京子「ゆ、結衣…」


69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:51:43.71 ID:BRSjl4p10
結衣「ふふ、そうだ…」

結衣「京子、お腹空いたでしょ?」

京子「え…?」

結衣「すぐ朝ごはん作ってあげるから待ってってね」

結衣「それじゃ、いい子にして待ってるんだよ」

京子「っ!」

京子「ま、待ってよ結衣!行かないd…」

ギィィィッ

バタンッ!

———
——


74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:57:01.51 ID:BRSjl4p10
結衣「ほら京子、口を開けて」

京子「……」

結衣「食べないと体に悪いよ」

京子「いらない…」

結衣「どうして?」

京子「何でこんなことするの…?」

結衣「……」

京子「ねぇ…結衣、もうこんなことやめよう…おかしいよ…」

京子「今なら私も黙ってるから…」

結衣「ふふ…」

結衣「そんなに彼氏のことが大事なんだ?」

京子「!?」


75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 20:59:31.46 ID:BRSjl4p10
京子「……」

京子「な、なんで…結衣が知ってるの…?」

結衣「私が知らないとでも思ったのか?」

結衣「商店街で楽しそうにイチャついてただろ」

京子「っ!」

京子「そんな…見てたの…?」

結衣「うん、憎くて憎くてしかたなかったよ」ニコ

京子「」ゾク

結衣「あの男、私の京子に気安く近づいてさ…本当に苦しかったなぁ…」

結衣「もっと早くに気づくべきだったよ…」


76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:00:30.97 ID:BRSjl4p10
京子「……」

京子「それじゃあ…何…?私が男と付き合ったからこんなことするの…?」

結衣「そうだよ、京子が汚されるのを黙って見過ごすわけないじゃないか」

京子「っ!」

結衣「京子はあの男に騙されてるんだよ…?」

結衣「京子の体が目当てで近づいてさ」

結衣「だから私が守ってやらないとな」ニコ


79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:04:52.31 ID:BRSjl4p10
京子「なんで…」

京子「なんでなの…」

京子「結衣はそんなに私が男と付き合うのが気に入らないの!?」

結衣「……」

京子「結衣に一体何がわかるの!?」

京子「私達はお互いに好きあってるんだよ!?」

結衣「……」

京子「結衣は女の子同士で好きあうのがおかしい事だってわからないの!?」

京子「結衣の勝手な独りよがりに私を巻き込まないでよ!!」

京子「気持ち悪い…」

京子「気持ち悪いよ!!結衣なんて大嫌い!!」

結衣「っ!」


83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:08:06.88 ID:BRSjl4p10

バチンッ!

京子「あうっ!」

結衣「……」

京子「ぅ…」

結衣「京子…すっかりあの男に騙されてるんだね…」

結衣「こんなに毒されて…可哀相に…」

結衣「でも大丈夫、私が正気に戻してやるからな」ギュッ

京子「」ビクッ

結衣「ごめんね京子、痛い思いさせて…」ナデナデ

結衣「京子のためなんだ…」

京子「ぅぅ…」


86 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:10:14.58 ID:BRSjl4p10
結衣「京子、お口開けてごらん」

京子「ん…」

結衣「はい、あ~ん」

京子「……」パクッ

京子「……」モグモグ

結衣「おいしい?」

京子「……」

結衣「……」

結衣「はぁ…」

結衣「明日はもっとがんばるよ」

———
——


90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:11:20.19 ID:BRSjl4p10
結衣「なんで口を聞いてくれないんだろ」

結衣「やっぱりこの前叩いたことをまだ根に持ってるのかな…」

結衣「何とかして京子のご機嫌を取らないと…」

結衣「……」

結衣「そうだ…」

結衣「京子にプレゼントを買ってあげよう!」

結衣「うん、それがいい!」

結衣「何がいいかな、ラムレーズン?」

結衣「いや…もっと別のがいいな…」 

結衣「楽しくなってきたぞ」

———
——


91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:12:54.72 ID:BRSjl4p10
京子「……」

結衣「今日の晩御飯はどうだった?」

結衣「今日のは結構腕によりを掛けて…」

京子「……」プイ

結衣「……」

結衣「やっぱりダメか…」シュン

京子「……」

結衣「ふふふ」

結衣「実は今日、京子にプレゼントがあるんだ!」

京子「え…?」

京子「プレゼント…?」

結衣「そうだよ」ガサゴソ

結衣「京子に似合いそうなの探してきたんだよ、喜んででくれるかな」ヒョイ


95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:15:43.55 ID:BRSjl4p10
京子「え……?」

京子「何…それ…」

結衣「首輪だけど?」

京子「く…首輪…!?何で…?」

結衣「京子に着けてあげるんだよ」

京子「え…?」

結衣「お前も手足を鎖に巻かれてずっと苦しかっただろ?」

結衣「首輪ならお前も苦しくないだろ?」ニコ

京子「ひっ…」

結衣「ほら顔上げて」

京子「い、いや…来ないで…」

結衣「逃げるなよ」ガシッ


96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:18:30.76 ID:BRSjl4p10
京子「は、離してっ!」バタバタ

結衣「暴れるなって…着けられないだろ…」

京子「やめて…やめてよ結衣ぃ!!」ジタバタ

結衣「……」グイッ

京子「私こんなのいらない!!」

京子「嫌!いやだぁ!」ブンブン

結衣「チッ…」イラ

結衣「大人しくしろよ!!」

バチンッ!

京子「あぐっ!」バタン


99 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:20:48.32 ID:BRSjl4p10
結衣「なんなんだよ…」

結衣「せっかく京子のために買ってきてやったんだぞ!お前はそれを無駄にするのか!?」グイッ

結衣「お前が苦しそうだからせっかく気を使ってやったのに、何で抵抗するんだよ!?」グイグイ

京子「く、苦しい…」

結衣「京子のためなんだぞ、どうしてわかってくれないんだよ!」

結衣「それなのにお前はいつもいつもそうやって自分勝手に振舞って!」

結衣「わかってるのか!?」ドンッ!

京子「ぐっ!」バタッ

結衣「はぁ…はぁ…」

京子「ぅ…ぁ…」

結衣「なぁ、聞いてるのか?京子?」


100 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:21:33.94 ID:BRSjl4p10
京子「……」

京子「…なさい…」グス

京子「ごめんなさい…ごめんなさい…」ポロポロ

京子「暴れないから…嫌がらないから…もう叩かないで…」ポロポロ

結衣「……」

京子「お願い…」

京子「お願い…します…もう許してください…」ポロポロ

結衣「京子…」

結衣「……」ギュッ

京子「あ…」


102 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:23:50.77 ID:BRSjl4p10
結衣「ごめん、ごめんな、私はただお前のことが心配なだけなんだ…」

結衣「お前が落ち込んでたから、励まそうと思って…」

結衣「私だって本当はこんなことしたくないんだよ…許してくれ…」ナデナテ

京子「……」

京子「結衣は…悪くない…悪くないよ…」

結衣「京子…分かってくれて嬉しいよ…」ニコ

京子「うん…」

結衣「それじゃ、首輪着けるから顔上げてごらん」

京子「……」クイッ

結衣「いい子だ」ガチャ

ガチャ ガチャ

結衣「首輪着けたら手足の鎖は外してやるからな」ガチャガチャ

京子「ぅ…」


106 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:26:18.06 ID:BRSjl4p10

ガチャガチャ

ガチャン

結衣「できた…」

京子「ぁ…ぅ…」

結衣「鎖が減って少し楽になっただろ?」

結衣「手足は自由になったし少しは動き回れるようになった、これで一緒の布団に寝られる」

結衣「お前も床で寝るのはもう嫌だろ?」ナデナデ

京子「うん…」

京子「ありがとう…結衣…」

結衣「っ!」

結衣「そう言ってもらえて嬉しいよ京子!」

京子「……」


107 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:27:04.56 ID:BRSjl4p10
結衣「今日はもう疲れたろ?」

結衣「さっそく一緒に寝ようか、京子」

結衣「ほら、おいで…」

京子「うん…」ゴソゴソ

結衣「ふふ…」ギュッ

京子「ぅぅ…」

結衣(ああ…京子の温もりがこんなに近くに感じられる…)

結衣(やっぱり京子は私の傍にいてくれるんだね…)

結衣「おやすみ、京子」ナデナデ

京子「うん…」

京子「おやすみ…結衣…」

———
——


110 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:28:26.27 ID:BRSjl4p10
結衣「今日は登校日か」

京子「……」

結衣「京子と離れるのは嫌だけど、学校はちゃんと行かなきゃなダメだよな」

結衣「京子、一人でお留守番できる?」

京子「……」コクン

結衣「うん、いい子だ」ナデナデ

結衣「昼前には帰ってくるから、

京子「……」コクコク

結衣「それじゃ、行ってくるよ京子」

京子「……」

京子「行って…らっしゃい…」フリフリ

結衣「っ!」

結衣「うん、行って来るね京子!」


111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:30:32.16 ID:BRSjl4p10
【学校】

結衣「……」

結衣(京子が居ないと…こんなに退屈なんだな…)

結衣(早く帰りたい…)

綾乃「船見さん」

結衣「綾乃?何かな?」

綾乃「今日は歳納京子はお休みなのかしら?」

結衣「ああ、そうらしいね」

綾乃「もう!夏休み最初の登校日なのに何やってるのかしら歳納京子は!」プンプン

綾乃「学校を無断欠席するなんて罰金バッキンガムなんだから!」

結衣「ブブッ!」


112 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:32:16.31 ID:BRSjl4p10
千歳「そないなこと言うて、ほんまは歳納さんにずっと会えんで寂しいんやろ?」

綾乃「な、ななな何いってるのよ千歳!!/// そ、そそそんなわけないでしょ!!///」

綾乃「わ、私は歳納京子が無断欠席したことが許せないだけよ!///」

千歳「せやろか?」ニヤニヤ

綾乃「そうよ!!」

結衣「ははは…」

結衣「……」

結衣「綾乃だったら…まだよかったのにな…」ボソ

綾乃「え?何か言ったかしら船見さん?」

結衣「いや、何でもないよ」

綾乃「?」


116 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:34:02.60 ID:BRSjl4p10
【結衣のマンション】

結衣「ただいま、京子」

京子「お帰り…」

結衣「うん、ただいま」ニコ

結衣「寂しかっただろ?」ギュッ

京子「うん…寂しかった…」

結衣「ごめんな京子…明日はずっと傍にいてやるからな」

京子「うん…」

本当に些細なことだけど

京子との距離が縮まっていくのを、絆が強くなっていくのを感じた

やっぱり私は京子のことが好きなんだと改めて実感する

いや私だけじゃなくてきっと京子も私のことが…

私は幸せだった…


117 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:37:11.51 ID:BRSjl4p10
【翌日 夜 結衣のマンション】

結衣「……」ギュッ

京子「んん…」

結衣「京子…」ナデナデ

京子「うん…」

結衣「……///」ドキドキ

結衣(京子の心臓の鼓動が伝わってくる…)

京子「……」

結衣(京子も私と同じでドキドキしてるんだ…///)

結衣(ああ…)

京子「結衣…?」キョトン

結衣「っ///」ドキ


119 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:37:50.36 ID:BRSjl4p10
京子「どうしたの…?」

結衣「……」

結衣「京子、こっちに顔向けてごらん」

京子「……?」

結衣「ん…」チュッ

京子「っ…!?」

結衣「ちゅっ……んむ……」チュー

京子「~~~っ」

結衣「ぷはっ…」

京子「う…ぁ…」


120 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:38:42.28 ID:BRSjl4p10
結衣「京子…」

京子「な、なんで…こんな…」

結衣「ああ…ドキドキしてきたよ…京子…///」ギュッ

京子「ゆ、結衣…!?」

結衣「ねぇ…していいかな…?」

京子「え…?」

京子「するって…何…を…?」

結衣「何言ってるんだよ…もうわかってるだろ?」

京子「っ!」

結衣「京子…」ナデ

京子「ぃ…ゃ…」


121 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:39:15.94 ID:BRSjl4p10
結衣「大好きだよ…京子…」

京子「離してっ!」ドンッ

結衣「きょ、京子…?」ヨロ

京子「い、嫌…いやっ!」

結衣「何で逃げるの?」

京子「ひっ…こ、来ないで…!」

結衣「何でそんなに怯えてるの?」

京子「おかしい…おかしいよ!!」

京子「だって私も結衣も女の子なんだよ!?」

結衣「関係ないだろ」

京子「何…言ってるの…?」

結衣「お互い愛し合ってるんだ、これぐらい当然だろ」


125 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:42:05.50 ID:BRSjl4p10
京子「やめてよ…」

結衣「ほら、おいで…京子」

京子「もうやめてよ!!」

結衣「え…?」

京子「関係ない…?」

京子「お互い愛し合ってる…?」

京子「勝手に決め付けないでよ!!」

結衣「な、何いってるんだよ…お前だって私のこと好きだろ…?」

京子「っ!」

京子「ふざけないでよ!!そんなの全部結衣の身勝手じゃん!!」

京子「私にはちゃんと好きな人がいるんだよ!?」

京子「それなのに私の気持ちを無視してさ!!」

京子「結衣ことなんてだいっきらい!!」

結衣「っ!」プチン


127 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:43:02.52 ID:BRSjl4p10
京子「はぁ…はぁ…」

結衣「……」

京子「……」

京子「ゆ、結衣…?」

結衣「ふふふ…」

結衣「ああ…そうなんだ…やっぱり京子は…」ユラ

京子「え…?」

結衣「そうだったのか…」

結衣「ふふふ…」

結衣「あははははははははははは!!!」

京子「」ビクッ


129 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:43:48.24 ID:BRSjl4p10
結衣「だよな!!やっぱりこんなの気持ち悪いよな!!」

結衣「そうだよ!!お前の言ってることが正しいよ!!間違ってるのは私さ!!」

結衣「お前は女の私じゃ嫌なんだろ!?」

結衣「お前だって大好きな彼氏としたいんだろ!!」

京子「っ!」

結衣「あははははははは!!!」

結衣「はははは…」

結衣「はぁ…」

京子「」ビクビク

結衣「あ~あ~京子と相思相愛になれたと思ってたのになぁ…」

結衣「ははは…私の勘違いだったのかぁ…」

結衣「まいったな…」

京子「ゆ、結衣…?」


130 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:44:41.08 ID:VcbTqgE90
京子ちゃんがレイプされた後に皆が出てきて「ドッキリでした、大成功!」ってオチはよ

131 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:46:07.33 ID:BRSjl4p10
結衣「……」

結衣「ふふ…」

京子「っ……!」ゾクッ

ジャラジャラ

結衣「来いよ…」

京子「え…?」

結衣「来いっていってるだろ!!」グイッ!

京子「がっ…!」

結衣「そうだよ、始めっからこうしとけばよかったんだよ…!」グイグイッ!

京子「結衣っ!引っ張らないで苦しい…っ!」


134 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:48:07.94 ID:BRSjl4p10
結衣「うるさい!」グイイッ!

京子「ぐっ!」

結衣「はははは!」

京子「ゲホッ…ゴホッゴホッ!」

結衣「ふふ、捕まえたよ京子…」ガシッ

京子「ひっ…」

京子「い、嫌だ…離して!離してよ!!」バタバタ

結衣「逃げられるわけないだろ、力は私の方が上なんだから…」

京子「嫌だ嫌だいやだぁぁ!!」バタバタ

結衣「あはははは!京子は本当に可愛いなぁ!!」ギュウッ

京子「はなしてよぉ…」ポロポロ

結衣「おいおい泣くなよ!こっちがシラけるじゃないか…」


135 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:49:20.73 ID:Zyxz8pMG0
YI「真ん中こいよ…真ん中こいよぉ!」
KYUK「おばさんやめちくり~」

139 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 21:52:14.74 ID:BRSjl4p10
京子「お願い、やめてっ!やめてよ結衣ぃ!!」バタバタ

結衣「暴れるなよ、服が脱がしにくいだろ…?」

京子「なん…でっ…なんでっ!」

結衣「大人しくしろ…」ガバッ

京子「んぐぐ…」

結衣「京子!…きょうこっ…!」

京子「い、嫌…恐いよ!…やめて!やめてよ結衣!!」

結衣「はぁ…はぁ…はぁ…」

京子「うあぁぁ…」

京子「いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


141 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:00:51.24 ID:BRSjl4p10
しばらく前——

京子「ねぇ、結衣」

結衣「何?京子?」

京子「私達ってさ進学したら共学に行くこともあるんだよね」

結衣「まぁ、そうだな」

京子「ってことはやっぱり結衣って高校で彼氏作ったりするの?」

結衣「……」

結衣「どうしてそんなこと聞くんだよ…?」

京子「いや~結衣ってもてそうじゃん?やっぱ彼氏とか作るのかなって」

結衣「……」

結衣「それはわからないなぁ…」

京子「わからない…?」

京子「わからないって…もしかして結衣ってレズなの!?」パァー


142 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:01:08.55 ID:5enXRKa40
ラーメン屋「チャーシュー麺おまちどぉ!!」ガチャ

結衣「…?あのうちはラーメンなんて頼んで…」

ズキューン!

ラーメン屋「…と鉛玉一つおまち…」

結衣「が…がああ…」ズルリ


143 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:01:45.81 ID:BRSjl4p10
結衣「ちげーよバカ!できるかわからないって意味だよ」

京子「っ……!」

京子「あ、そういうことね」

京子「大丈夫だって結衣って結構可愛いし普通にもてるよ!」

結衣「そういうお前はどうなんだよ…」

京子「何が?」

結衣「いつもちなつちゃんに抱きついてるだろ、お前こそそっち系じゃないのか?」

京子「あれはスキンシップに決まってるじゃ~ん」ケラケラ

京子「私だって彼氏ぐらい作ってデートしたいよ♪」

結衣「じゃあ…まずはその適当な性格から直すんだな」

京子「失礼な!これは個性だよ!」

結衣「ははは」


145 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:05:16.21 ID:BRSjl4p10
【京子宅】

京子「……」

『もしかして結衣ってレズなの!?』

『ちげーよバカ!できるかわからないって意味だよ』

京子「うわああああぁぁぁぁ!!!」

京子「え?え…?」

京子「嘘でしょ…マジで…?」


147 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:11:44.27 ID:BRSjl4p10
京子「……」

京子「あはは…」

京子「結衣はてっきり私のことが好きだと思ってたのに…」

京子「告白する前に終わっちゃったよ…」

京子「結衣ってそういうのダメだったのかぁ…」

京子「ちなつちゃんにキスしたりしてたからてっきり私は…」

京子「……」グス

京子「あ…ヤバイ…泣きそう…」

京子「うう…」ポロポロ

京子「いやだぁ…なんで…なんでなの…結衣…」ポロポロ

京子「こんな振られかったってないよ…あんまりだよ…」ポロポロ

京子「うわあああぁぁぁぁん!!」ポロポロ

———
——


154 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:17:12.70 ID:BRSjl4p10
【夜 京子宅】

京子「ふざけんなぁぁぁぁぁ!!!!!」ガバッ

京子「はぁ……はぁ……はぁ……」

京子「……」

京子「え…?」

京子「な、なんだ夢かぁ…」

京子「……」

京子「流石にきっついなぁ…これは…」

京子「結衣もあかりもちなつちゃんも…?」

京子「いやいやいや笑えないよ…これは…」


156 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:20:39.18 ID:BRSjl4p10
京子「……」

京子「彼氏か…」

『私だって彼氏ぐらい作ってデートしたいよ♪』

京子「……」

京子「あ…ヤバッ…気持ち悪くなってきた…」

京子「うう…」ガクッ

京子「無理だよ…」

京子「結衣みたいな王子様がずっと傍にいるんじゃ…いまさら戻れるわけないだろ…」

京子「……」グス

京子「あははは…」ポロポロ

京子「なんで…」ポロポロ

京子「なんでこうなっちゃったのかなぁ…」ポロポロ


163 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:27:48.11 ID:BRSjl4p10
【商店街】

京子「ぎくしゃくしてるなぁ…最近…」

京子「はぁ…こうなるなら聞かなきゃよかった…」

京子「結衣と一緒に居るのが最近恐いよ…」

京子「好きなのに…どうして…」

京子「はぁ…」

男「あの~ちょっとすみません」

京子「え?」

———
——


164 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:28:45.46 ID:BRSjl4p10
京子「え、えっと…こ、ここがそうですね」

男「ああ、ここですか」

男「すみません、わざわざ道案内までさせてしまって」

京子「い、いえ…」

男「助かりました」

男「それじゃ、自分はこれで」

京子「ど、どういたしまして」カチコチ

京子「……」

京子「あはは…私ってここまで男耐性なかったんだ…」

京子「汗掻き過ぎだよ…」

京子「相手ちょっと引いてたし…」


169 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:34:26.87 ID:BRSjl4p10
京子「……」

京子「うん!無理!」

京子「よく考えれば最近話した異性はお父さんと先生と結衣だけだし…」

京子「おまけに通ってるのは女子校、そりゃこうなってもしかたないよね!」

京子「……」

京子「あれ…?今何か変なこと言ったような…」

京子「ん~…」

京子「まっ!いっか!」


175 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:39:08.04 ID:BRSjl4p10
【結衣のマンション】

結衣「ねぇ、京子」

京子「な~に?結衣?」

結衣「今日うちに泊まっていかないか?」

京子「っ!」

京子「むむ、結衣から言ってくるなんて珍しいね」

結衣「そうか?」

京子「そうだよ」

京子「さては夏休み早々私が居なくて寂しくなっちゃたとか?」ニヤニヤ

結衣「ねーよ」


177 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:39:58.10 ID:BRSjl4p10
京子「結衣はホームシックが酷いから京子ちゃんが助けてやらないとな!」

結衣「何言ってるんだお前」

京子「テヘッ」

京子(やっぱり結衣が傍にいると落ち着くなぁ~)

京子(恐いなんてやっぱり私の思い込みか…)

———
——


178 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:41:52.19 ID:BRSjl4p10
【朝 結衣のマンション】

京子「ん…ぁ…」

京子「あれ……?」

京子(私いつの間に寝てたんだろ…)

京子「ふわぁ…」

ジャラ 

京子「……」

京子「え……?」

ジャラ ジャラ

京子「何これ…?」

京子「鎖…?」

京子「な、何で!?どうして…!?」グイグイ

京子「動けない…」


179 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:42:50.32 ID:BRSjl4p10
結衣「あ、やっと起きたんだ」

京子「ゆ、結衣…?」

結衣「全然起きないから心配したよ…」

京子「ねぇ…結衣、なんで私は鎖で繋がれてるの…?」

京子「これって結衣がやったの…?」

結衣「そうだよ」

京子「な、何で?どうして?」

結衣「どうしてって…」

結衣「京子を守るためだけど…?」

京子「え…?」


181 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:46:35.52 ID:BRSjl4p10
結衣「京子は今悪い男に騙されてるんだ…」

結衣「触られて弄ばれて汚されて…」

京子(へ?悪い男…?)

京子「何…言ってるの…?」

結衣「でも安心していいよ」

結衣「もう誰にも私の京子を汚させたりしないから…」ギュッ

京子「ゆ、結衣…!?///」

京子(ちょ、ちょちょ!///え?え…?)

結衣「大好きだよ…京子…」ギュウ

京子(えええぇぇぇぇ!?///)

京子「な、何で…?///だって結衣は…」

結衣「もう自分に嘘をつくのはやめたよ…」

京子「嘘…?」


183 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:50:25.14 ID:BRSjl4p10
結衣「私はね、京子のことが大好きなんだ」

京子「え…?」

結衣「親友としてじゃなくて…家族としてじゃなくて…」

結衣「一人の女の子として、恋愛対象として京子のことが『好き』なんだよ」ニコ

京子「……///」ドキッ

結衣「好きだよ、京子」

京子(え…?じゃ…じゃあ…何…?)

京子(結衣は私のことが好きだから監禁したの…?)

京子(私を自分のモノにしたいから…?独り占めしたいから…?)

京子(それじゃ…結衣は私のこと…)


185 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 22:56:27.56 ID:BRSjl4p10
『大好きだよ…京子…』

『一人の女の子として、恋愛対象として京子のことが『好き』なんだよ』

京子(……)

京子「~~~//////」カァー

京子(も、もしかして両思いだったの!?///)

京子(結衣が私に嫌われないためにノンケのフリをして…)

京子(それを私が誤解して…勝手に落ち込んで…)

京子(でも本当は結衣は私のことが大好きで…)

京子(……)

京子(ただのすれ違いだったのかよ!!)

京子「~~~~///」バタバタ

結衣「暴れても誰も助けにこないよ…京子…」

結衣「それにその鎖は絶対に外れない…」

京子(ちげーよ!!!)


187 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:02:05.61 ID:BRSjl4p10
京子「ゆ、結衣…」

結衣「ふふ、そうだ…」

結衣「京子、お腹空いたでしょ?」

京子「え…?」

結衣「すぐ朝ごはん作ってあげるから待ってってね」

結衣「それじゃ、いい子にして待ってるんだよ」

京子「っ!」

京子「ま、待ってよ結衣!行かないでよ!!」

京子「違う…違うの!!私はてっきり…」

ギィィィッ

バタンッ!


188 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:02:45.52 ID:BRSjl4p10
京子「あ……」

京子「行っちゃった…」

京子「……」

京子(監禁かぁ…)

京子(結衣がこんなことするなんて思ってもみなかったよ…)

京子(それにあんな恐い結衣初めて見た…)


190 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:06:18.64 ID:BRSjl4p10
京子(……)

京子(でも…)

『京子を守るためだよ』

『もう誰にも私の京子を汚させたりしないから…』

京子「ちょっとだけかっこよかったな…///」

京子「えへへ~///」

京子「…って何考えてるんだ私はー!!!」

京子「監禁!監禁だよ!」

京子「早くこの状況から脱出しないと…」


191 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:12:11.30 ID:BRSjl4p10
京子「……」

京子「って言っても…まぁ、普通に両思いだし」

京子「私も結衣のことが大好きだって伝えればすぐに開放さr…」

京子(いや…待てよ…)

京子(この状況…)

京子(監禁なんてこれから先絶対に経験できないよね…)

京子(これって結衣の新しい一面を見れるチャンスなんじゃ…)

京子(……)

京子(好きな人の事をもっと知りたくなるのは当然のこと……だよね…?)

京子(よしっ!)

京子(せっかく監禁されたんだ…全力で抵抗してやるか…)

———
——


194 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:18:16.10 ID:BRSjl4p10
こうして結衣と私の監禁生活が始まった——

結衣「ほら京子、口を開けて」

京子「……」

結衣「食べないと体に悪いよ」

京子「いらない…」

結衣「どうして?」

京子「何でこんなことするの…?」

結衣「……」

京子「ねぇ…結衣、もうこんなことやめよう…おかしいよ…」

京子「今なら私も黙ってるから…」

結衣「ふふ…」

結衣「そんなに彼氏のことが大事なんだ?」

京子「!?」

京子(か、かかか彼氏!?)


196 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:20:50.42 ID:BRSjl4p10
京子(え…?彼氏!?)

京子(今彼氏って言ったよね!?)

京子(ちょ、ちょっと!それどういう設定なんすか結衣さん…)

京子「……」

京子(ま、まあ…とりあえず適当に話を合わせときますか…)

京子「な、なんで…結衣が知ってるの…?」

結衣「私が知らないとでも思ったのか?」

結衣「商店街で楽しそうにイチャついてただろ」


200 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:26:04.00 ID:BRSjl4p10
京子(商店街…?しょうてんがい…男…?)

京子(私男の人と話してなんか…)

『あの~ちょっとすみません』

『すみません、わざわざ道案内までさせてしまって』

京子(……)

京子「っ!」

京子(あの時かぁぁぁ!)

京子(ちょっと、ちょっと待て…いやいやいや…)

京子(さすがにそれは自己完結すぎるよ結衣…)


202 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:31:04.23 ID:BRSjl4p10
京子「そんな…見てたの…?」

結衣「うん、憎くて憎くてしかたなかったよ」ニコ

京子「」ゾク

京子(憎んでるのかよ!?)

京子(ははは…こりゃすごい嫉妬心だ…)

京子(なんかおもしろくなってきたなぁ~)

結衣「あの男、私の京子に気安く近づいてさ…本当に苦しかったなぁ…」

結衣「もっと早くに気づくべきだったよ…」

京子「……」

京子(ふむ…)

京子(ここはちょっと一芝居打ってみるか…)


206 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:35:36.70 ID:BRSjl4p10
京子「それじゃあ…何…?私が男と付き合ったからこんなことするの…?」

結衣「そうだよ、京子が汚されるのを黙って見過ごすわけないじゃないか」

京子「っ!」

京子(ヤンデレかよ!)

結衣「京子はあの男に騙されてるんだよ…?」

結衣「京子の体が目当てで近づいてさ」

結衣「だから私が守ってやらないとな」ニコ

京子「なんで…」

京子「なんでなの…」

京子「結衣はそんなに私が男と付き合うのが気に入らないの!?」

結衣「……」


207 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:39:31.73 ID:BRSjl4p10

京子「結衣に一体何がわかるの!?」

京子「私達はお互いに好きあってるんだよ!?」

結衣「……」

京子「結衣は女の子同士で好きあうのがおかしい事だってわからないの!?」

京子「結衣の勝手な独りよがりに私を巻き込まないでよ!!」

京子「気持ち悪い…」

京子「気持ち悪いよ!!結衣なんて大嫌い!!」

結衣「っ!」

京子(……決まった…)


210 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:44:25.15 ID:BRSjl4p10
京子「あうっ!?」

結衣「……」

京子「ぅ…」

京子(うう…叩かれた…)

結衣「京子…すっかりあの男に騙されてるんだね…」

結衣「こんなに毒されて…可哀相に…」

結衣「でも大丈夫、私が正気に戻してやるからな」ギュッ

京子「っ///」ドキッ

結衣「ごめんね京子、痛い思いさせて…」ナデナデ

京子(やめろぉ///頭撫でるなぁ///)ゾクゾク

結衣「京子のためなんだ…」

京子「ぅぅ…///」

京子(……)

京子(結衣…愛がすごく重いよ…)


212 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:51:09.01 ID:BRSjl4p10
結衣「ほら…お口あけてごらん」

結衣「京子の好きなラムレーズンだよ」

京子「うう…///」

結衣「ほら…あ~ん」

京子「あ~ん///」

京子「……」モグモグ

結衣「おいしい?」

京子「……」プイ

結衣「ああ…」シュン

京子(……///)ドキドキ

京子(弱った結衣ってこんなに可愛かったんだ…///)


214 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:55:32.02 ID:BRSjl4p10
結衣「なんで何も言ってくれないんだよ…」

結衣「京子…せっかく一緒にいるのに寂しいよ…」ギュッ

京子「あう…///」

京子(ほんと無駄に抱きしめてくるなぁ…)

結衣「つらいよ…」ギュウ

京子「うう…///」

京子(やめてよ…そんな風にされたら私も抱き返したくなっちゃうだろうが///)

京子(……)

京子(まぁ…手足動かせないんだけどね…)

———
——


216 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 23:59:28.28 ID:BRSjl4p10
京子「……」

結衣「今日の晩御飯はどうだった?」

結衣「今日のは結構腕によりを掛けて…」

京子「……」プイ

京子(ごめんね結衣…)

結衣「……」

結衣「やっぱりダメか…」シュン

京子(いえいえ、今日もすっごく美味しかったよ!)

京子「……」

結衣「ふふふ」

結衣「実は今日、京子にプレゼントがあるんだ!」

京子「え…?」

京子「プレゼント…?」キラキラ


217 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:04:48.47 ID:LH/gUnbZ0
結衣「そうだよ」ガサガサ

京子(何かな何かな~)

結衣「京子に似合いそうなの探してきたんだよ、喜んででくれるかな」ヒョイ

京子「え……?」

京子「何…それ…」

結衣「首輪だけど?」

京子(……)

京子(首輪!?)


218 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:05:12.66 ID:LH/gUnbZ0
京子「く…首輪…!?何で…?」

結衣「京子に着けてあげるんだよ」

京子「え…?」

京子(Oh…まじっすか…)

京子(結衣ってそういう趣味あったんだ…)

結衣「お前も手足を鎖に巻かれてずっと苦しかっただろ?」

結衣「首輪ならお前も苦しくないだろ?」ニコ

京子(はぁ…適当に抵抗しときますか…)


219 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:08:19.91 ID:LH/gUnbZ0
京子「ひっ…」

結衣「ほら顔上げて」

京子「い、いや…来ないで…」

結衣「逃げるなよ」ガシッ

京子「は、離してっ!」バタバタ

結衣「暴れるなって…着けられないだろ…」

京子「やめて…やめてよ結衣ぃ!!」ジタバタ

結衣「……」グイッ

京子「私こんなのいらない!!」

京子「嫌!いやだぁ!」ブンブン

結衣「チッ…」イラ

結衣「大人しくしろよ!!」


224 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:11:52.68 ID:LH/gUnbZ0
バチンッ!

京子「あぐっ!」バタン

京子(うう…またぶたれた…)

結衣「……」

結衣「なんなんだよ…」

結衣「せっかく京子のために買ってきてやったんだぞ!お前はそれを無駄にするのか!?」グイ

結衣「お前が苦しそうだからせっかく気を使ってやったのに、何で抵抗するんだよ!?」グイグイ

京子「く、苦しい…」

京子(ちょ、ちょっと…愛が重い…愛が重いよ!!)

結衣「京子のためなんだぞ、どうしてわかってくれないんだよ!」

結衣「それなのにお前はいつもいつもそうやって自分勝手に振舞って!」

結衣「わかってるのか!?」ドンッ!

京子「ぐっ!」バタッ

結衣「はぁ…はぁ…」

結衣「なぁ、聞いてるのか?京子?」


227 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:15:42.55 ID:LH/gUnbZ0
京子「……」

京子「…なさい…」グス

京子「ごめんなさい…ごめんなさい…」ポロポロ

京子「暴れないから…嫌がらないから…もう叩かないで…」ポロポロ

結衣「……」

京子「お願い…」

京子「お願い…します…もう許してください…」ポロポロ

結衣「京子…」

京子(う~ん、私ってむっちゃ演技派!)

結衣「……」ギュッ

京子「あ…///」


230 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:17:08.54 ID:LH/gUnbZ0
結衣「ごめん、ごめんな、私はただお前のことが心配なだけなんだ…」

結衣「お前が落ち込んでたから、励まそうと思って…」

結衣「私だって本当はこんなことしたくないんだよ…許してくれ…」ナデナテ

京子「……」

京子(結衣って本当にヤンデレの素養があったんだなぁ…)

京子(こりゃ浮気したら殺されそうだなぁ…ははは…)

京子「結衣は…悪くない…悪くないよ…」

京子(悪いのはからかってる私です…ほんとごめんなさい…)

結衣「京子…分かってくれて嬉しいよ…」ニコ

京子「うん…」


231 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:21:55.68 ID:LH/gUnbZ0
結衣「それじゃ、首輪着けるから顔上げてごらん」

京子「……」クイ

結衣「いい子だ」ガチャ

ガチャ ガチャ

結衣「首輪着けたら手足の鎖は外してやるからな」ガチャガチャ

京子「ぅ…///」ドキドキ

京子(なんでドキドキしてるんだろ私…///)

ガチャガチャ

ガチャン

結衣「できた…」

京子「ぁ…ぅ…///」

京子(結構…悪くないかもしれない…///)


232 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:22:55.42 ID:LH/gUnbZ0
結衣「鎖が減って少し楽になっただろ?」

結衣「手足は自由になったし少しは動き回れるようになった、これで一緒の布団に寝られる」

結衣「お前も床で寝るのはもう嫌だろ?」ナデナデ

京子「うん…」

京子「ありがとう…結衣…」

結衣「っ!」

結衣「そう言ってもらえて嬉しいよ京子!」

京子「……」

結衣「今日はもう疲れたろ?」

結衣「さっそく一緒に寝ようか、京子」

結衣「ほら、おいで…」

京子(あ、添い寝だ…///)


235 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:28:44.08 ID:LH/gUnbZ0
京子「うん…」ゴソゴソ

結衣「ふふ…」ギュッ

京子「ぅぅ…///」

京子(結衣に意識的に抱きしめられて寝るのは初めてだなぁ///)

京子(ああ…結衣の温もりがこんなに近くに…)

結衣「おやすみ、京子」ナデナデ

京子「うん…///」

京子(おやすみ…結衣…)

———
——


240 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:32:17.54 ID:LH/gUnbZ0
【深夜 結衣のマンション】

京子「んん…」

京子「……」

京子(目が覚めちゃった…)

京子「……」

「嫌だ…」グス

京子「……?」

結衣「嫌だよ…」ポロポロ

京子「結衣…?」


241 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:32:53.08 ID:LH/gUnbZ0
結衣「嫌だよ…」ポロポロ

京子(寝言…?)

結衣「京子…一人にしないで…」

結衣「一緒に…いたいよ…つらい…よ…」

結衣「苦しい…よ…」ポロポロ

京子「……」

京子(寝てるし…ちょっとだけなら…いいよね…)


242 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:33:24.36 ID:LH/gUnbZ0
京子「結衣…」ギュッ

結衣「待ってよ…待ってよ京子…」

京子「大丈夫…私はどこにもいかないよ…」

京子「私はずっと結衣の傍にいるから…」

京子「だから泣かないで…結衣…」ナデナデ

結衣「きょう…こ…」グス

京子「よしよし…私はここにいるよ…」ナデナデ

結衣「ぅぅ…」

結衣「……」スヤスヤ

京子「……」

京子「おやすみ…結衣…」

———
——


244 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:39:33.37 ID:LH/gUnbZ0
結衣「今日は登校日か」

京子「……」

京子(とうこうび…?)

京子(……っ!)

京子(ヤベッ!登校日が今日だってこと忘れてた!どうしよう!)

結衣「京子と離れるのは嫌だけど、学校はちゃんと行かなきゃなダメだよな」

結衣「京子、一人でお留守番できる?」

京子「……」コクン

結衣「うん、いい子だ」ナデナデ

結衣「昼前には帰ってくるから」

京子「……」コクコク


245 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 00:40:09.45 ID:LH/gUnbZ0
結衣「それじゃ、行ってくるよ京子」

京子「……」

京子「行って…らっしゃい…」フリフリ

結衣「っ!」

結衣「うん、行って来るね京子!」

バタンッ!

京子「……」

京子「あ~学校サボっちゃったな~」ゴロン

京子「まぁ、監禁されてるんだし…仕方ないよね」


253 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:01:46.38 ID:LH/gUnbZ0
【学校】

千歳「そないなこと言うて、ほんまは歳納さんにずっと会えんで寂しいんやろ?」

綾乃「な、ななな何いってるのよ千歳!!/// そ、そそそんなわけないでしょ!!///」

綾乃「わ、私は歳納京子が無断欠席したことが許せないだけよ!///」

千歳「せやろか?」ニヤニヤ

綾乃「そうよ!!」

結衣「ははは…」

結衣「……」

結衣「綾乃だったら…まだよかったのにな…」ボソ

綾乃「え?何か言ったかしら船見さん?」

結衣「いや、何でもないよ」

綾乃「?」


254 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:02:17.90 ID:LH/gUnbZ0
そのころ京子——

【結衣のマンション】

京子「あっはっはっは!ばっかでーこの主人公」ゲラゲラ

京子「あははは!」ゲラゲラ

京子「はぁ…」

京子「首輪になったおかげでずいぶん楽になったなぁ~」ゴロン

京子「漫画も読めるし、テレビも見放題だ~!」ゴロゴロ

京子「あ~ラムレーズン食いて~」

京子「……」

京子「冷蔵庫に届くかな」

京子「いやいや勝手に食べたらさすがにばれるよね…」

京子「でも今の結衣だったら冷静な判断ができない可能性も…」

京子「……」


256 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:07:01.33 ID:LH/gUnbZ0
ジャララララ

京子「く、苦しい…首が…絞まる…」

京子「冷蔵庫まで…あと…ちょっとぉ…!」

京子「うぐぐぐぐ…」

京子「はぁ…はぁ…はぁ…」

京子「やっぱり無理か!畜生め!」

京子「結衣~早く帰ってきてくれ~」


259 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:11:12.94 ID:LH/gUnbZ0
【結衣のマンション】

結衣「ただいま、京子」

京子「お帰り…」

結衣「うん、ただいま」ニコ

結衣「寂しかっただろ?」ギュッ

京子「うん…寂しかった…///」

結衣「ごめんな京子…明日はずっと傍にいてやるからな」

京子「うん…///」


263 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:14:02.36 ID:LH/gUnbZ0
【翌日 夜 結衣のマンション】

結衣「……」ギュッ

京子「んん…」

結衣「京子…」ナデナデ

京子「うん…///」ドキドキ

京子(結衣の心臓の鼓動が伝わってくるよ…)

結衣「……」

京子(結衣も私と同じでドキドキしてるのかな…?///)

結衣「……」ジー

京子「結衣…?」キョトン

結衣「っ///」


264 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:17:02.15 ID:LH/gUnbZ0

結衣「……」

結衣「京子、こっちに顔向けてごらん」

京子「……?」

結衣「ん…」チュッ

京子「っ…!?」

京子(え…?結衣…?)

結衣「ちゅっ……んむ……」チュー

京子「~~~っ///」

結衣「ぷはっ…」

京子「う…ぁ…///」トロン


265 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:17:27.90 ID:LH/gUnbZ0
結衣「京子…」

京子「な、なんで…こんな…///」

京子(ゆ、ゆゆゆ結衣とキスしちゃった///キスしちゃったよ///)

結衣「ああ…ドキドキしてきたよ…京子…///」ギュッ

京子「ゆ、結衣…!?///」

結衣「ねぇ…していいかな…?」

京子「え…?」

京子「するって…何…を…?」

結衣「何言ってるんだよ…もうわかってるだろ?」

京子(するって…まままま、まさか…!?///)


266 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:23:17.13 ID:LH/gUnbZ0
京子「っ!」

結衣「京子…」ナデ

京子「ぃ…ゃ…」ドキドキ

京子(いやいやいやいや)

京子(さ、さすがに私達には早いってぇぇぇ///)

京子(に、逃げなきゃ!!///)

結衣「大好きだよ…京子…」

京子「離してっ!」ドンッ

結衣「きょ、京子…?」ヨロ

京子「い、嫌…いやっ!」

結衣「何で逃げるの?」

京子「ひっ…こ、来ないで…!」

結衣「何でそんなに怯えてるの?」


268 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:24:18.49 ID:LH/gUnbZ0
京子「おかしい…おかしいよ!!」

京子「だって私も結衣も女の子なんだよ!?」

結衣「関係ないだろ」

京子(うん!結衣と私の愛の前にそんなこと関係ないね!)

京子(でも…そういうことやるのはまだ早いって~!)

京子「何…言ってるの…?」

結衣「お互い愛し合ってるんだ、これぐらい当然だろ」

京子(もちろん!私と結衣は相思相愛だよ!)

京子(でも、まだそういうことはやっちゃだめなんだって~!)

京子「やめてよ…」


275 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:44:16.01 ID:LH/gUnbZ0
京子(ぐぬぬ…仕方ない…ちょっと可哀相だけど…バッサリ言ってやる!)

結衣「ほら、おいで…京子」

京子「もうやめてよ!!」

結衣「え…?」

京子「関係ない…?」

京子「お互い愛し合ってる…?」

京子「勝手に決め付けないでよ!!」

結衣「な、何いってるんだよ…お前だって私のこと好きだろ…?」

京子「っ!」

京子(ぐぐ…負けるか!)

京子「ふざけないでよ!!そんなの全部結衣の身勝手じゃん!!」

京子「私にはちゃんと好きな人がいるんだよ!?」

京子「それなのに私の気持ちを無視してさ!!」

京子「結衣ことなんてだいっきらい!!」

結衣「っ!」プチン


276 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:44:54.41 ID:LH/gUnbZ0
京子「はぁ…はぁ…」

京子(ごめんね結衣…大好きだよ…)

結衣「……」

京子「……」

京子「ゆ、結衣…?」

結衣「ふふふ…」

結衣「ああ…そうなんだ…やっぱり京子は…」ユラ

京子「え…?」

結衣「そうだったのか…」

結衣「ふふふ…」

結衣「あははははははははははは!!!」

京子「」ビクッ

京子(え?え…?何!?なに!?)


280 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:49:13.69 ID:LH/gUnbZ0
結衣「だよな!!やっぱりこんなの気持ち悪いよな!!」

結衣「そうだよ!!お前の言ってることが正しいよ!!間違ってるのは私さ!!」

結衣「お前は女の私じゃ嫌なんだろ!?」

結衣「お前だって大好きな彼氏としたいんだろ!!」

京子「っ!」

京子(ゆ、結衣が壊れたぁ!!)

結衣「あははははははは!!!」

結衣「はははは…」

結衣「はぁ…」

京子「……」

結衣「あ~あ~京子と相思相愛になれたと思ってたのになぁ…」

結衣「ははは…私の勘違いだったのかぁ…」

結衣「まいったな…」

京子「ゆ、結衣…?」


281 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:50:42.59 ID:LH/gUnbZ0
結衣「……」

結衣「ふふ…」

京子「っ……!」ゾクッ

京子(何か結衣が恐い…恐いよ…)

ジャラジャラ

結衣「来いよ…」

京子「え…?」

結衣「来いっていってるだろ!!」グイッ!

京子「がっ…!」

結衣「そうだよ、始めっからこうしとけばよかったんだよ…!」グイグイッ!

京子「結衣…引っ張らないで…苦しい…っ!」


284 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:51:35.23 ID:LH/gUnbZ0
結衣「うるさい!」グイイッ!

京子「ぐっ!」

結衣「はははは!」

京子「ゲホッ…ゴホッゴホッ!」

結衣「ふふ、捕まえたよ京子…」ガシッ

京子「ひっ…」

京子(うわああぁぁぁぁ!!///)

京子「い、嫌だ…離して!離してよ!!」バタバタ

京子(ちょ、ちょちょっちょ!強引過ぎるって結衣ぃ!///)

結衣「逃げられるわけないだろ、力は私の方が上なんだから…」

京子「嫌だ嫌だいやだぁぁ!!」バタバタ

京子(ほんとやばいってやばいって///)

結衣「あはははは!京子は本当に可愛いなぁ!!」ギュウッ

京子「はなしてよぉ…」ポロポロ

結衣「おいおい泣くなよ!こっちがシラけるじゃないか…」


285 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:52:43.85 ID:LH/gUnbZ0
京子「お願い、やめてっ!やめてよ結衣ぃ!!」バタバタ

結衣「暴れるなよ、服が脱がしにくいだろ…?」

京子「なん…でっ…なんでっ!」

結衣「大人しくしろ…」ガバッ

京子「んぐぐ…///」

京子(う…あ…///)ドキドキ

結衣「京子!…きょうこっ…!」

京子「い、嫌…恐いよ!///…やめて!やめてよ結衣!!///」

結衣「はぁ…はぁ…はぁ…」

京子(ゆ、結衣の顔がこんな近くに…///)

京子「うあぁぁ…///」

京子「いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


289 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:56:10.84 ID:LH/gUnbZ0
京子「優しくしてえええぇぇぇぇ!!///」

結衣「……」

京子「……」

結衣「は…?」

京子(あ、ヤベッ…!)

結衣「え、えっと…」

結衣「や、優しくするわけないだろ!!今からお前を犯すんだ!!」

京子「いやあぁぁぁ!結衣に犯される~!!」

結衣「……」

結衣「ん…?」


292 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 01:57:14.60 ID:LH/gUnbZ0
京子「こ、恐いよぉ…///」ウルウル

結衣「いやいやいや…」

京子「チッ…」

結衣「おかしい…何かがおかしい…」

京子「何もおかしくないよ~」

結衣「ちょっとまて」

京子「……」

結衣「……」

京子「……」

京子「ぷくくくっ…」プルプル

結衣「きょ、京子…?」


296 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:00:14.22 ID:LH/gUnbZ0
京子「あはははははは!」

結衣「え?え…?」

京子「はぁ…」

結衣「え…?」

京子「結衣だ~いすき!!!」ガバッ

結衣「へ!?///」

京子「大好き!!大好き!!」ギュッ

結衣「なっ///ななな…」

京子「もう絶対離さないよ!!」ギュウッ

結衣「うえええぇぇぇ!!!?///」

———
——


300 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:05:08.74 ID:LH/gUnbZ0
結衣「それで…」

結衣「私をからかってたと…」

京子「失敬な!結衣のこともっと知りたいから体張ってがんばったんだよ!」

結衣「あ~…うん…」

京子「でも病んだ結衣はほんと可愛かったぁ~」

京子「それにかっこよかった!」

結衣「……」

京子「京子は今悪い男に騙されてるんだ…(キリッ」

結衣「っ!」

京子「でも大丈夫、私が正気に戻してやるからな…(キリッ」

京子「もう誰にも私の京子を汚させたりしないから…(キリリッ」

結衣「うわぁぁぁ…」


301 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:05:34.16 ID:LH/gUnbZ0
京子「京子…すっかりあの男に騙され…」

結衣「うわあああああぁぁぁぁ///」ダッ

京子「え…ちょ…どこに行くの!?結衣!?」

京子「結衣!結衣さ~ん!!」

バタンッ!

京子「行っちゃった…」

———
——


305 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:09:44.87 ID:LH/gUnbZ0
ガチャ

結衣「はぁ…はぁ…はぁ…」

京子「お、おかえり…」

結衣「ただいま…」

京子「どこ行ってたの…?」

結衣「外走ってきた…」

京子「そ、そうですか…」

京子「……」

結衣「……」

京子「でも大丈夫、私が正気に戻してやるからな…(キリッ」ボソ

結衣「もうやめて…」グス

京子「ご、ごめん…」


309 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:14:34.66 ID:LH/gUnbZ0
結衣「……」

結衣「いや、謝るのは私の方だよ…」

結衣「京子にあんな酷いことしようとして…」

京子「私は気にしないよ、楽しかったし!」ケラケラ

結衣「叩いたりもしたし…」

京子「だから気にしないって!」

結衣「でも…」

京子「……」

京子「はぁ…」

京子「結衣…おいで…」

結衣「え…?」


310 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:19:06.57 ID:LH/gUnbZ0
京子「いいから、いいから」

結衣「京子…?」

京子「ほ~ら~捕まえた~」ギュッ

結衣「うわっ///」

京子「えへへ~」

結衣「~~~///」

京子「……」

京子「大丈夫、私はどこにも行かないよ」

結衣「っ!」

京子「私はずっと結衣のそばにいるから」

京子「心配しなくてもいいよ…」ギュウッ

結衣「……」


311 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:21:15.93 ID:LH/gUnbZ0
結衣「ごめん…」グス

結衣「うっう…ごめん…ごめん京子…」ポロポロ

京子「だから気にしないって」ナデナデ

結衣「うぅぅぁ…」ポロポロ

結衣「あああぁぁぁぁぁ!!」ポロポロ

京子「はぁ…」

京子「ほんとに困った王子様だなぁ…」ナデナデ

———
——


312 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:22:32.35 ID:LH/gUnbZ0
結衣「京子、食器出すの手伝ってくれない?」

グイグイ

京子「う、うぐっ…りょ、了解っす!」

ジャラ ジャラ

結衣「……」

京子「お、終わったよ」

結衣「ありがとう」ニコ

京子「ど、どういたしまして…」

ジャラ ジャラ


313 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:23:10.49 ID:LH/gUnbZ0
結衣「京子、風呂沸いたから一緒に入ろうか」

グイグイ

京子「う、うん…ちょ、ちょっと待って…」

結衣「早くしろよ」ニヤニヤ

グイイィィ

京子「うぐぐ…」

結衣「どうした?京子?」

京子「なんでもないです…」

ジャラ ジャラ


317 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:25:41.19 ID:LH/gUnbZ0
結衣「もう電気消すよ?」

京子「うん」

ジャラ ジャラ

京子「……」

京子「ねぇ…結衣…」

結衣「何?京子?」

京子「もう、首輪はずしてくれない…?」

結衣「ダメ」

京子「いいじゃん!もう私はどこにも行かないってぇ!」


318 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:27:49.26 ID:LH/gUnbZ0
結衣「そもそもお前が私をからかうのが悪いんだぞ」

京子「うっ…!」

結衣「それにお前が私の気持ちを弄んだことに変わりはない」

京子「ううっ…!」

京子「でも結衣だって私に色々やったじゃん!」

結衣「お前、気にしないって言ってなかったっけ?」

京子「うぐっ…!」

結衣「まぁ…私の気が済むまで我慢するんだな」ナデナデ

京子「うう…///」


321 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/03(土) 02:31:36.90 ID:LH/gUnbZ0
結衣「それにお前も悪い気はしてないんだろ?」

京子「っ!」ギクッ

京子「そ、そんなわけないだろ!///」

結衣「本当に?」ギュウッ

京子「ほ、本当だってぇ…///」

結衣「ふふ…」ナデナデ

京子「ふぁ…///」

京子(ど、どうしよう…)

京子(まだ監禁生活は終わりそうにないよ…)

結衣「まだ夏休みはたっぷりあるからな…」

結衣「まだまだこれからだぞ」ニヤァ

京子(このままじゃ結衣に調教されてしまう!!)

おわり

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