-
1 : 2014/07/25(金) 01:36:14.06 -
[その日のお昼]
タカトシ「天体観測 ですか?」
アリア「うん 夕方から みんなで行かない?」
シノ「私はかまわないが 急な話だな」
アリア「天文部の友達から新しい天体観測スポットのことを聞いてね
今夜は月がないし きれいな星空が見れると思うの」
スズ「いいですね 行きますよ」
シノ「私はそろそろ月のものが来るぞ」
タカトシ「その報告は余計だ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406219764
ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406219764/
-
4 : 2014/07/25(金) 01:38:55.64 -
タカトシ「俺は今夜 両親がまた海外出張なので
見送りついでに家族で食事することになってるんです…」
アリア「あ…そうなの それじゃあまた別の日」
タカトシ「いえ 俺のことは気にせずみんなで楽しんできてくださいよ」
アリア「でも」
シノ「アリア 津田が気を使ってくれてるんだ
たまには甘えるのも悪いことじゃない」
アリア「そうね ありがとう津田くん」
シノ「それに 複数男女が夜に出歩いてると
乱交パーティに行くと間違われそうだからな」
タカトシ「会長 あなたが思ってるより世の中は健全です」
-
5 : 2014/07/25(金) 01:41:11.81 -
[夕方]
タカトシ「それにしても ずいぶんと荷物が多いんですね」
アリア「そうね 天体望遠鏡と双眼鏡 床に敷くビニールシート
それにお茶とお菓子」
タカトシ「持っていくの 大変じゃないですか」
アリア「大丈夫だよー 私最近腕力ついてきたし」
タカトシ「そうなんですか?」
アリア「うん ひとを吊るすぐらいはできるよー」
タカトシ(あー聞くんじゃなかったぜ)
-
6 : 2014/07/25(金) 01:43:01.16 -
スズ「でも会長 ああいう場所大丈夫ですか?」
シノ「なに 楽しいことは別腹だ」
アリア「スズちゃんも おそくなっても眠くならない?」
スズ「なっ? 大丈夫ですよ…多分」
タカトシ「皆さんもう楽しそうですね」
シノ「そうだな 初夜を迎えるときもこういう気分なのだろうな」
タカトシ「じゃあ俺そろそろ約束の時間なのでお先に失礼しまーす」
-
7 : 2014/07/25(金) 01:45:44.77 -
[津田家の食事&お見送りは難なく終わってその帰り]
コトミ「いやー 楽しかったねタカ兄」
タカトシ「楽しかったのお前だけだろ」
コトミ「どうしてー? お父さんもお母さんも楽しんでたよ
タカ兄のアレでアレなアノ話」
タカトシ「された本人が楽しめるかッ」
コトミ「いいじゃなーい
ご飯おいしかったし 買い物もたくさんしたし」
タカトシ「全部俺が持たされてるけどな」
コトミ「もータカ兄ィ
サービスのあとソー○嬢に説教するお客さんみたいだよ」
タカトシ「なんだその例え」
-
10 : 2014/07/25(金) 01:49:46.11 -
trrrrrr trrrrrr trrrrrr
コトミ「あ タカ兄 うちの電話なってるよ」
タカトシ「確かにあの音はうちだなー」
コトミ「私出てくるね」
タカトシ「おい 慌てるなよ」
ガチャ ドタドタドタ ハイツダデース アハイコンバンハー
タカトシ「やれやれ ただいまっと」
コトミ「え タカ兄? いますよ はい代わりまーす」
タカトシ「どした? 誰から?」
コトミ「出島さんだよ アリア先輩とこの」
タカトシ「出島さん…?」
「はい 代わりました」
「はい…あ はい 俺とコトミとはいま帰って…」
「はい 今日は一緒じゃなかったです 3人で行くと」
「あの…先輩たちがなにか?」
「ええ!? 七条先輩たちが行方不明?」
出島『はい』
-
11 : 2014/07/25(金) 01:53:25.41 -
短いけど今回はここまでになります
生徒会役員共SSです
出島とタカトシ 時々誰か、って感じになります
「生徒会役員共」には出てこない場所・モノ、都合いい設定など出てきます
一回の投稿数はあまり多くありません
よろしくお願いします
-
13 : 2014/07/25(金) 18:17:52.06 -
出島『夕方にお嬢様より
天体観測に行くと連絡をもらってそれきりです
こちらからの電話は繋がりません』
タカトシ「そんな…」
出島『天草さんと萩村さんにも電話は繋がりませんでした』
タカトシ「圏外の場所にいるか電源を切ってるってことでしょうか…
でも三人とも電源を切るなんて不自然ですね」
出島『お嬢様たちの行き先をご存知ではないですか?』
タカトシ「すみません 俺も天体観測に行くとしか聞いてないんです」
出島『そうですか…
…私に内緒で乱交パーティに出かけたというコトは』
タカトシ「自分のご主人様をもっと信じましょう」
-
14 : 2014/07/25(金) 18:24:40.71 -
タカトシ「すみません… 俺がもっとちゃんと聞いてれば」
出島『誰かが悪いわけではないですよ』
タカトシ「はい あの出島さんは
これから七条先輩たちを探しに行くつもりなんですか?」
出島『…これから?』
タカトシ「それなら俺も行きます」
出島『わかりました』
ブロロロロロ
キィィィィィ!!
出島『それでは』
ガチャ
出島「参りましょう」バーン
タカトシ「すっげぇかっこいい」
「あ 運転しながらの携帯は違反ですよ」
-
15 : 2014/07/25(金) 18:32:16.34 -
コトミ「タカ兄! 出島さん! 私は どうしたらいい!?」
出島「コトミさんはここに残って
お嬢様たちに連絡を取り続けてもらえますか」
「もしも繋がったら すぐに私たちにお伝えください」Pi(連絡先交換)
コトミ「うん やってみます!」
タカトシ「頼んだぞ じゃあ行ってくる」
コトミ「タカ兄 みんな大丈夫だよ! 絶対見つかるよ!」
タカトシ「コトミ…」
コトミ「みんなさらわれて洗脳されて
私たちの前に敵になって現れてくる…
なーんてありえないよ!!」
タカトシ「その厨二 いまは頼もしいぜ!」
-
16 : 2014/07/25(金) 18:36:35.51 -
[車で捜索に向かいます]
出島「では これ(タブレットPC)で
このあたりの天体観測スポットを調べてもらえますか」
タカトシ「はい やってみます」
出島「ここに来るまで私もいくらか探してみたのですが…」
タカトシ「出島さんは天体観測にも詳しいんですか?」
出島「いえ 私が詳しいのは青カンスポットです」
タカトシ「」
出島「星の綺麗に見える場所も多いですよ」
タカトシ「こういうときぐらいブレてください」
-
17 : 2014/07/25(金) 18:39:43.26 -
タカトシ「桜才学園のホームページから天文部のコーナーを見てみますよ」
「ここにある写真を撮った場所に行けば見つかるかもしれません」
[とある公園]
出島「…いますね」
タカトシ「え? 先輩たちですか!?」
出島「いえ 青カンカップルが ざっと見て七八組」
タカトシ「」
[とある河川敷]
出島「ここも 10‐15メートルごとに一組といったところでしょうか」
タカトシ「」
[とある総合運動場]
出島「ここは同性同士の方たちがお盛んのようです」
タカトシ(うちの天文部はこういう所ばかり来てるのか——!?)
-
18 : 2014/07/25(金) 18:43:38.55 -
[とあるコンビニでタカトシトイレ休憩]
タカトシ「どうぞ ついでに飲みもの買ってきました」つゴゴティー
出島「…どうも」
「…」ゴクゴクゴクゴク
「…」ゴクゴク
「…」ゴク
出島「…」
タカトシ「…」
出島「すぐには出ませんよ」
タカトシ「期待してませんよ」
-
19 : 2014/07/25(金) 18:46:33.61 -
タカトシ「でも 出島さんと二人だけでいるってめずらしいですね」
出島「フラグが立つか気になりますか」
タカトシ「そういうつもりじゃ…」
出島「同じ目的で動いている男女がいつしかひかれあう
なんてよくあることです」
タカトシ「…」ドキッ
出島「ひかれあった男女はまた同じ目的で動くことになりますね
ベッドで激しく」
タカトシ「はい折れたー 即効で折れたよ」
-
20 : 2014/07/25(金) 18:50:54.72 -
今回はここまで
次は今日深夜か明日の今頃かになりそうです -
21 : 2014/07/26(土) 01:11:13.62 -
[別の公園]
出島「ここは車からでは中がよく見えませんね」
タカトシ「じゃあ 俺が見てきますよ」
出島「ひとりでは危険です」
タカトシ「物騒なところなんですか?」
出島「いえ 童貞男子が一人歩きしていると
ノゾキに間違えられる可能性があります」
タカトシ「」
出島「ここはこのように手をつないで」ギュッ
タカトシ「あ…///」
出島「どのラブホも満室で仕方なく公園に流れ込んできた
メイド趣味の彼氏となんでもアリな彼女のカップルを装えば自然です」
タカトシ「その長い説明からもう不自然」
-
23 : 2014/07/26(土) 01:15:59.59 -
[とある高台の駐車場]
タカトシ「駐車場だけあって車ばかりですね
先輩たちはいそうにありません」
キィィィ
タカトシ「どうして止めるんです?」
出島「ご覧ください」
タカトシ「確かに 星がきれいですね」
出島「星だけではないですよ」
タカトシ「うわぁ 夜景もすごいですね」
出島「私も数多くのスポットを知ってますが ここは格別です」
タカトシ「…一応聞いときますが なんのスポット?」
出島「カーセスポットですよ 周りの車は全部—」
タカトシ「ここは(俺の身が)危険です すぐに離れましょう!」
-
24 : 2014/07/26(土) 01:18:13.32 -
ブロロロロロロロ出島「あぁ…」
タカトシ「どうしました?」
出島「そろそろ出そうですが どうしましょう?」
タカトシ「…ちゃんとしたところで済ましてくださいよ」
-
25 : 2014/07/26(土) 01:22:20.94 -
[またさっきのコンビニ前]
タカトシ「残りの写真は遠い場所で撮ったものばかりです
学校帰りに気軽に行くような所じゃないと思います」
出島「そうですか」
タカトシ「先輩たち どこ行っちゃったんでしょう…」
出島「あまり悲観的にならないでください」
タカトシ「わかってます…」
出島「こういうときは 他愛ない話をしてみるのもひとつの手かと」
タカトシ「話ですか」
出島「はい 何気ない会話から解決の糸口が引き出せるかもしれません」
タカトシ「そういうもんでしょうか」
出島「ちなみに
ご希望であれば私の下の口からも糸を引き出せますが」
タカトシ「俺たしかに思春期男子だけど
そんなお願いしたこと一度も無いよねえ?」
-
26 : 2014/07/26(土) 01:28:13.89 -
タカトシ「とは言うものの なにを話しましょうか」
出島「なんでも結構ですよ」
タカトシ「そうは言っても…」
出島「思春期童貞男子が
目の前にいるなんでもアリなメイドに話すことがないと?」
タカトシ「…出島さんはいつも通りで落ち着いてますよね
俺なんか心配で参りそうなのに」
出島「私はお嬢様を信じるだけです」
「どれだけ離れていても 主の様子や
心の中がわからないようではメイドは務まりません」
「メイドと主は一心同体です 常に心は繋がっています
ときには身体も繋がりたいものです」
タカトシ「うん 平常運転でちょっと安心してきました」
-
27 : 2014/07/26(土) 01:31:45.91 -
タカトシ「そういえば 俺んちの電話番号知ってたのはなぜですか」
出島「何度かお邪魔したことがあるので そのときに控えておきました」
タカトシ(抜け目ないな…)
「じゃあ 会長と萩村のは?」
出島「あのお二人はお嬢様と特に仲がいいので私も狙っていました」
「…いえ 連絡先を伺っていました」
タカトシ(やっぱりこのひと だいぶダメなんじゃないだろか)
出島「ちゃんと口に出してイッてください」
「あ 声に出して という意味です」
-
28 : 2014/07/26(土) 01:35:49.18 -
タカトシ「そうだ
七条先輩の言っていた天文部の友達を出島さんは知らないんですか?」
「その人の連絡先がわかれば先輩たちの居場所を聞き出せそうですが…」
出島「生憎ですが存じません」
「お嬢様は交友関係が広いので私もなかなか把握しきれてません」
タカトシ「そうですか… さすがに
七条先輩のことならなんでも知ってるわけじゃないんですね」
出島「申し訳ございません
これからはもっと精進します
お嬢様のことなら隅々まで 毛も穴も ア○ルのシワも!」
タカトシ「それはいらん精進だ」
タカトシ(待てよ…なんでも知ってる…)
(学校のことならなんでも知ってる…といえば)
(……あのひとかぁ——)
-
29 : 2014/07/26(土) 01:39:30.00 -
タカトシ(あ でも俺 畑さんの連絡先知らなかったな)3巻#41参照
タカトシ「これ(タブレットPC)もう一度使いますね」
出島「どうぞ」
タカトシ(たしか新聞部のコーナーもあったはず……ここか)
タカトシ(桜才新聞のバックナンバーと WEB限定記事?)
タカトシ「ハハハ こりゃひどい」
出島「?」
タカトシ「あ…こっちのことです」
(これはまた今度会長たちに報告するとして…)
-
30 : 2014/07/26(土) 01:44:41.46 -
タカトシ(連絡先は…これか)
————————————————————
|桜才新聞部への情報提供・相談・タレコミはこちら
|
| shinbunbu◎ousai.ed.jpタカトシ(さすがに畑さんへのアドレスは載ってないな…)
Pi
——————————————————
|津田です
|
|畑さん
|
|これを見たら連絡していただけませんか
|
|いま困ったことになってます
|
|0X0-5555-XXXX
|
|津田タカトシタカトシ(すぐ見てくれるかどうか…)
Pi
♪ハイハイシギョウアルシュノシュギョウ
タカトシ「早ッ!」
-
31 : 2014/07/26(土) 01:48:25.05 -
今日はここまで
夕方にやるのはしんどかったので明日からは夜中だけにします※ousai.ed.jp というドメインは実在しません
-
33 : 2014/07/27(日) 01:06:28.59 -
畑『あらめずらしい 津田副会長自らタレコミ?』
タカトシ「…違いますよ チカラを貸してほしいんです」
畑『どうかしたの?』
タカトシ「実はこれこれこういうことで会長たちを探してるんです」
畑『ほ~ぉ 生徒会役員謎の失踪事件ですか』
タカトシ「そんなんじゃありません」
畑『それでは 秘密の乱交パーティ中?』
タカトシ「それ何度も言われました」
-
34 : 2014/07/27(日) 01:10:33.55 -
畑『それで 津田くんは いま誰といるの?』
タカトシ「出島さんと一緒です メイドの」
畑『ほ~ぉほ~ぉ 七条家専属メイドの出島さんと…』
タカトシ「はい ふたりで探してるんです」
畑『じゃ いろいろと当たってみるわ』
タカトシ「お願いします 畑さん 顔が広そうなので」
畑『そうね いろんな部や委員にスパイ……知り合いがいるわよ』
タカトシ(ものすごいこと聞いたけど
いまはこのひとが頼りだから無視しよう…)
-
35 : 2014/07/27(日) 01:14:07.56 -
タカトシ「それじゃあお願いします」
畑『はい まかせて』
Pi
タカトシ「ということで 畑さんからの連絡待ちです」
出島「そうですか」
タカトシ「連絡が来るまでしばらくなにをしましょうか」
出島「なにをしましょう」
タカトシ「なにをしましょうか」
出島「ナニをいたしましょう」
タカトシ「たしかにふったのは俺ですけど それ以上手を伸ばすな」
-
36 : 2014/07/27(日) 01:18:05.74 -
♪ハイハイシギョウアルシュノシュギョウタカトシ「ほら来ましたよ」
出島「チッ」
Pi
畑『お待たせ』
タカトシ「いえいえ 全然早いですよ」
畑『あまり早いと嫌われちゃう?』
タカトシ「なに言ってんですか」
畑『お隣にね』
出島「いえ 聞かれながらの行為も…」
タカトシ「割り込むんじゃねー」
-
37 : 2014/07/27(日) 01:22:30.19 -
タカトシ「それで なにかわかりましたか?」
畑『そうね ここかもしれないってところをね』
タカトシ「お願いします」
畑『津田くん 郊外にある観光ホテルのことは知ってる?』
タカトシ「えっと 行ったことはないですが
学校からも見える大きなトコですね」
畑『うんそう ラブホじゃなくて残念』
タカトシ「そういうのはいいです」
畑『そこの屋上で天体観測イベントをやってるの
つい先週始まったばかりよ』
タカトシ「そうなんですか…でもそんなしっかりした場所にいて
携帯が通じないなんてありえますか?」
-
38 : 2014/07/27(日) 01:26:18.04 -
畑『津田くん
ビルの高層階なんかは専用の基地局を置いたりしないと
携帯がほとんど通じなくなっちゃうの』
『ココの屋上 普段は開放されてないから
わざわざ置いてないのかもね』
タカトシ「そうか…」
畑『このホテル 歩いて行くのは遠いけど
7-8分で着く専用シャトルバスが駅から出てるわ』
『私の掴んだ情報はこの程度 役立ちますか?』
タカトシ「十分です ありがとうございます」
畑『じゃ 無事に見つかるといいわね』
Pi
-
39 : 2014/07/27(日) 01:30:50.25 -
タカトシ「…ってことですが」
キィィィィ(急発進)
タカトシ「うわッ!! ちょ 待っ 止まってください!!」
キィィィィ(急ブレーキ)
出島「なンですか?」ムッ
タカトシ「あの いきなり行くより
いるかどうか確認したほうがよくないですか
呼び出してもらったり」
「番号も すぐ調べますから」
出島「…そうします」
タカトシ「はい どうぞ」つタブレットPC
Pi
出島「呼び出しをお願いしたいのですが」
「いえ 宿泊ではなく 天体観測イベントに参加中の
七条アリアの呼び出しをお願いします」
「こちらは 出島サヤカ」
「はい お願いします」
「…」
-
40 : 2014/07/27(日) 01:33:48.58 -
タカトシ「…」
出島「…」
「…はい 私です」
「いまから お迎えに参ります」
「はい お待ちください」
Pi
出島「…」
「…」
「ハァァァ」タメイキ
タカトシ「出島さん?」
出島「…」
「…」
タカトシ「あの…」
出島「津田さん」
タカトシ「はい?」
出島「ありがとうございます」
タカトシ「どういたしまして」
ブロロロロロ
-
41 : 2014/07/27(日) 01:36:59.33 -
また明日
まじめな畑さんってほとんど書かれてないから難しかった
-
43 : 2014/07/28(月) 01:02:16.70 -
[観光ホテル前]
シノ「…」
アリア「…」
スズ「…」
タカトシ「…」
シノ「どうして津田が?」
アリア「どうして津田くんが?」
スズ「なんで津田が?」タカトシ「えっとそれは…」
出島「駆け落ち中です」
シノ「」
アリア「」
スズ「」タカトシ「キレイに終わらせてくださいよ」
-
44 : 2014/07/28(月) 01:08:45.41 -
アリア「そうだったの…」
「ごめんなさい
学校を出るとき慌てていたから 詳しい場所を言い忘れちゃった」
タカトシ「慌ててたって なにかあったんですか?」
シノ「津田が帰ったあと 急な仕事が入ったり
横島先生が暇つぶしに来たりで遅くなったんだ」
タカトシ「そうだったんですか…」
スズ「それに ホテルにいた天体観測ガイドの人の話が面白くて
完全に時間を忘れちゃってましたね」
シノ「桜才出身の方だというからな
私たちが後輩とわかると ほとんど付きっ切りでいてくれた」
アリア「出島さん 津田くん 心配 だった?」
タカトシ「はい でも皆さんが楽しく過ごせてたみたいでよかったですよ」
出島「同感です 私も 楽しい時間を過ごせましたよ」
タカトシ「え?」
出島「連絡が取れないのはお嬢様からの放置プレイだと思うようにして
この数時間ずっと欲情しています」ハァハァ
タカトシ「みんな直ちに車から降りるんだ!!」
-
45 : 2014/07/28(月) 01:12:44.91 -
タカトシ「三人とも おうちに連絡しておいたほうがいいですよ
家のひと 心配してると思います」
シノ「そうだな こんな時間になってしまった」
Pi
アリア「あら…コトミちゃんからの通知がいっぱい」
シノ「私もだ」
スズ「」クー
シノ「…ストーカーみたいだな」
アリア「ストーカーみたい」タカトシ「…兄としてそれは認められません」
スズ「」クカー
-
46 : 2014/07/28(月) 01:18:14.97 -
アリア「津田くん 今日はありがとう
明日また学校でね」
津田「はい おやすみなさい」
アリア「出島さん ちゃんと津田くんを送ってあげてね」
出島「承知しています」
[3人は無事に送り届けました]
出島「お疲れですか」
タカトシ「はい さすがに」
(半分は出島さんに振り回されたからの気がするケド)
出島「それは 申し訳ございません」
タカトシ「なんで心の中わかってんですか」
出島「それで 今日のお礼ですが」
タカトシ「いいですよ そんなことは」
出島「やはり肉体的なことがいいですか」
タカトシ「最後の最後までそれか」
-
47 : 2014/07/28(月) 01:22:27.27 -
[津田ん家玄関前]
タカトシ「出島さんも お疲れさまです」
出島「いえ」
タカトシ「気をつけて帰ってくださいね」
出島「お心遣い ありがとうございます」
タカトシ「それじゃあ…」
出島「お待ちください」ムナグラ ガシッ
タカトシ「はい?」
グググッ
タカトシ「あの…近いです…///」
出島「…」キッ
タカトシ「…」ゴクリ
出島「…精神的がいいですか」
タカトシ「はいおやすみなさい」ガチャ バタン
-
48 : 2014/07/28(月) 01:30:46.64 -
[タカトシの部屋]
タカトシ「そうだ 畑さんにもお礼を言わないとな」
Pi
. ♪シャッターチャンスハミノガサナーイpi畑『あらお帰り 津田副会長』
タカトシ「おかげで3人とも無事見つかりました
ありがとうございます」
畑『いえいえ お役に立ててなにより
マーコチラノヤクニモタッテモライマスガネ』
タカトシ「え?」
畑『いえこちらのことー』
タカトシ「それで 今日のことなんですが…」
畑『あぁ 書きませんよ 3人のことはね』
タカトシ「本当ですか?」
畑『はい 面白おかしく書けないこともないですが』
タカトシ「それはやめてくださいね」
畑『えぇえぇ 書きませんとも 3人のことはね』
タカトシ「じゃあお願いします おやすみなさい」
畑『はい ガンバッテネ』
Pi
タカトシ「なんか違和感というか…
引っかかるというか…まあいいか」
-
49 : 2014/07/28(月) 01:35:13.80 - もうちょっとだけまだまだ続きます
-
53 : 2014/07/28(月) 18:15:00.33 -
遠くのほうから聞こえてくる、と表現したつもりだけどわかりにくかったらごめん
ブラウザや機種によってはスペースが反映されてなかったりだし
-
54 : 2014/07/29(火) 01:00:57.21 -
[深夜]
ガチャ
コトミ「ねえタカ兄」タカトシ「ノックしろ というかまだ起きてたのか 風呂は?」
コトミ「もう入ったよ」
タカトシ「んー で どうした?」
コトミ「今ちょっと外見たんだけど 出島さんの車 まだあるみたい」
タカトシ「ええっ?」
-
55 : 2014/07/29(火) 01:05:33.90 -
タカトシ(出島さん 車の中で…倒れてる!?)
「出島さん!」ドンドン
出島「」
タカトシ「出島さん!!」ガチャ
出島「」クカー
「オジョーサマ…」クー
「ソコデイッキニ! イッキニヒッパリアゲテ…」クカー
タカトシ「…」
ユサユサ
ユサユサ
ユサユサユサユサ!!
出島「」ハッ
タカトシ「大丈夫ですか?」
出島「…寝込みを襲うとは 見直しました」
タカトシ「レッカー呼ぼうか」
-
56 : 2014/07/29(火) 01:09:56.46 -
出島「すみません ひとりになると急に気がゆるんでしまいました」
タカトシ「出島さんも疲れてるんですよ」
コトミ「今日はもう泊まってってくださいよー」
出島「いえ そこまでお世話になるわけには…」
タカトシ「なに言ってんですか
疲れきってる女の子をこのまま帰らせるなんてできません」
出島「…いまなんと?」
タカトシ「…このまま帰らせるなんて?」
出島「その前です」
タカトシ「疲れきってる?」
出島「次です」
タカトシ「…女の子」
出島「お世話になります」ペコリ
タカトシ「はいどーぞ」
-
57 : 2014/07/29(火) 01:14:31.36 -
タカトシ「コトミは風呂と着替えを頼む
俺は布団と なにか食べるもの用意するよ」
コトミ「うん」
出島「お構いなく 休む場所をいただけるだけで十分です」
タカトシ「そうはいきませんよ
出島さん 夕方から探しに出てたみたいだし
今夜はなにも食べてないんじゃないですか」
出島「そんなことはありません 使用人は賄いを」グー
「食べる前に出てしまいました///」
タカトシ「こんなものしかできないですが どうぞ」
[サ○ウのごはんとレトルトの豚汁と残りモノの煮物]
出島「いただきます」
「…」モグモグ
「…」モグモグ
「…」モグ
出島「…」
タカトシ「…」
出島「こういう視姦プレイはめずらしいですね」
タカトシ「発想が豊かですね」
-
58 : 2014/07/29(火) 01:18:49.07 -
出島「ごちそうさまです」
コトミ「お風呂 入れますよー」
タカトシ「じゃあどうぞ入ってください」
出島「いきなりそう言われましても 心の準備が」モジモジ
タカトシ「は?」
コトミ「ダメだなあタカ兄ィ こういうときはあのセリフだよ」
タカトシ(コイツらは…)
「……さっさとシャワー浴びてこい!!」
出島「身体の隅々までキレイにして参ります…ね///」
タカトシ(…部屋に鍵かけとこ)
-
59 : 2014/07/29(火) 01:25:05.89 -
[翌朝]
PiPiPi PiPiPi(目覚まし)
PiPiPi Pi
タカトシ「—」
コンコンコンコン
タカトシ「?」
コンコンコンコン
ガチャ
出島「おはようございます
ゆうべはお楽しみでしたね」
タカトシ「……おはようございます」
出島「そろそろ七条のお屋敷に戻ります」
タカトシ「はい ちゃんと休めましたか?」
出島「はい」
タカトシ「それならいいんですが…」
出島「お目覚めが悪いようですね」
タカトシ「そう見えますか?」
出島「思春期男子憧れ
メイドによるお目覚めフ○ラなどいかがでしょう」
タカトシ「しなくていーでーす」
-
60 : 2014/07/29(火) 01:29:58.71 -
タカトシ「なんだかいい匂いがしますね」クンクン
出島「お食事とお弁当を用意しました」
[キッチン]
タカトシ(すごい豪華な弁当…… が三つ?)
出島「こちらはお嬢様の分です 一緒に作らせてもらいました」
タカトシ(こんな重箱も食材もウチになかったよな…)
出島「七条家から取り寄せました」
「お食事は 冷めないうちにどうぞ」
タカトシ「はい コトミもすぐ起こしときますよ」
「というかキッチンとリビングがだいぶキレイになってますが
あの洗濯モノも」
出島「出来る事はしておきましたので」
タカトシ「やっぱり あまり寝てないでしょう」
出島「どうぞお気遣いなく」
[玄関]
出島「ここまでで結構ですよ」
タカトシ「いろいろありがとうございます」
出島「こちらこそ
またなにかあったときにはよろしくお願いします」ペコリ
「では」
ガチャ バタン
-
61 : 2014/07/29(火) 01:33:15.51 -
コトミ「さすが出島さん! どれも絶倫だ! あ 絶品だ!」
タカトシ「せめて着替えてから食えよ」
コトミ「着替えてる間にタカ兄食べちゃわない?」
タカトシ「おまえの分まで食べないよ まったく」
コトミ「出島さん 毎日いてくれないかなー
ゴハンとお掃除と送り迎えと してくれたら楽なのに」
タカトシ「そうはいかないだろ」
コトミ「だってトイレもお風呂もピカピカだったよ
吉原の高級ソー○みたいに」
タカトシ「おまえの心も真っ白に磨いていってほしかった…」
-
62 : 2014/07/29(火) 01:37:06.35 -
[生徒会室・朝]スズ「やたら大きなお弁当を持ってきたと思ったら
そんなことがあったのね」
アリア「楽しみだね 津田くん
出島さんのお弁当は絶倫だよ」
タカトシ「はい… 楽しみですね」
スズ(言い直さないんだ?)
シノ「津田 おまえはそうやって
いったいどれだけの人にフラグを…
いや 世話を焼かせるんだ」プンプン
アリア「シノちゃん 津田くんなら仕方ないよー」
タカトシ「ホント会長の言う通りです
出島さんにはいろいろしてもらっちゃいましたから(家事を)」
シノ「いろいろ…一晩中あんなことやそんなことをいろいろか!?
ご奉仕を受けていたのか!!?」
タカトシ「う…なんでそうやっていつもいつも
話を変な方へ持ってくんですか」
-
63 : 2014/07/29(火) 01:42:03.61 -
コトミ「たたたた たいへんだー!!」バーン
シノ「どうしたコトミ そんなに慌てて
昨日はいろいろすまなかったな」
アリア「あらコトミちゃん 昨日はありがとう」
スズ「ノックぐらいしなさいよ
それはそうと 同じく昨日はありがとう」
コトミ「大変だよ! タカ兄が… タカ兄が…」
シノ「どうした!? 津田がどうしたと言うんだ!?」
アリア「津田くんの身にいったいなにが!?」
タカトシ(いや俺ここにいるよね…)
スズ(津田ここにいるでしょ…)
コトミ「タカ兄が 七条家メイドとドライブデートして
お持ち帰りして朝帰りさせたって新聞部の号外が出てるよ!!」
シノ「なんだとぉー!!
津田! これはいったいどういうことだ!!!?」
アリア「津田くーん 出島さんになんてことをー(棒)」
タカトシ「いやさっきからずーっとその話だったよねえ?」
スズ「…モノは言いようってことね」
タカトシ「というか畑さん 仕事早ッ!!」
-
64 : 2014/07/29(火) 01:44:27.61 -
終わりです
見てくれた方どうもありがとう肉体的なお礼があったかどうかは、別の話
-
69 : 2014/07/30(水) 20:45:58.16 -
お礼とか出島vsタカトシとか絡みとかは、おいおいとゆっくりと
スレが落ちないうちにやれればなあ、と -
71 : 2014/08/09(土) 21:08:26.54 -
[タカトシの部屋]ガチャ ガチャ
カチ
ガチャ バタン
ガサガサ
ガサゴソ ブチッ
ガサ
ガララララ ポイッ ガラララバタ
スーッ ガサゴソ
スーッ ゴソゴソゴソ
ジャラ ガチャ ジャララ ガチャ
ファサッ ゴロン
タカトシ「」ハッ
「?」チラ
出島「…」
タカトシ「…」
「えええっ!?」
出島「どうも 先ほどぶりです」
-
72 : 2014/08/09(土) 21:10:55.80 -
続きは深夜
>>58続きになってます
完成がいつかわからないので
できたトコからうpしてきます -
75 : 2014/08/10(日) 01:07:20.73 -
タカトシ「なッ…なにしてるんですか!?」
出島「…」
「同衾…といいますね」
タカトシ「それはそうです…」
「どうやって入ってきたんですか?」
「たしかに鍵かけましたよ」
出島「あの種類の鍵は
中にいる人の非常時のため
外側からでもすぐ開くようになってます」
タカトシ「へえ~そうなんですかあ」
出島「はい 侵入を防ぐには適していません」
タカトシ「そうなんですね
ためになること聞きました
ではおやすみなさい」
出島「そうはいきません」
タカトシ「ちくしょう」
-
76 : 2014/08/10(日) 01:11:40.05 -
タカトシ「この手錠」ジャララ
「なんなんですか!?」
出島「手錠ではありません 手枷です
拘束するときや吊るすときなどに使う…」
タカトシ「どっちでもいいです
はずしてください」
出島「それはできませんね」
タカトシ「どうしてです」
出島「あまり本気で抵抗されると私では敵わないので」
「そして あなたはきっとこういうのがお好きです」
タカトシ「…」ゴクリ
「なんでこんなもの持ってんです」
出島「…」
「メイド七つ道具ー」
タカトシ「そりゃウソだ」
-
77 : 2014/08/10(日) 01:17:11.21 -
出島「いざという時のため常に肌身はなさず持ってます」
タカトシ(その『いざ』がいま俺になのか…)
「そのカッコ(バスタオル一枚)も」
「///」
「ちゃんと着てくださいよ!!」
出島「メイド服のままがよかったですか?」
タカトシ「そういう意味じゃないですが
そっちのほうがまだマシです」
出島「では次の機会があればそうしましょう」
「今は着替えの用意がなく
汚すと面倒なのでコレがイイかと」
タカトシ「…」
出島「でもこれもそそりますよね
当然下着はつけてません」
タカトシ「…クッ」
-
78 : 2014/08/10(日) 01:19:53.27 -
タカトシ「で こんなことまでして」ジャララ
「どうするつもりです」
出島「ご想像通りですよ」
タカトシ「…」
「本気ですか」
出島「はい」
タカトシ「もうちょっと普通のやり方があるでしょう」
出島「普通コースをご希望と」
タカトシ「違います!」
「あ 普通以外のことも希望しません」
-
79 : 2014/08/10(日) 01:24:19.62 -
タカトシ「なんでこんなことを
その…したいんですか」
出島「それは今日のお礼と
私の性欲です」b
タカトシ「躊躇なく言うのが実に清清しいです」
「お礼といっても
オレはたいして役立たなかった気がします
結局は人頼りだったし」
出島「頼りにできる方と繋がりを持つことは大切です」
タカトシ(まあたまには頼れるのかな…いつもはアレだけど)
出島「ということで私とも繋がりましょう」
タカトシ「待て待て待て」
-
80 : 2014/08/10(日) 01:29:53.04 -
出島「強情ですね」
タカトシ「どっちがです」
出島「普通の思春期童貞男子は 半裸のメイドが
ベッドに飛び込んできたら泣いて喜びますよ」
タカトシ「時と事情によります
それにいろいろ鍛えられて耐性つきましたから」
出島「ほぉ…それはいったい誰に」
タカトシ「やっぱり先輩たちでしょうか」
出島「アリアお嬢様も…ですか」
タカトシ「はい」
出島「」ギロ
タカトシ「…あ」
出島「どう鍛えられたか
その身体に聞いてみないといけませんね」ゴゴゴゴ
タカトシ「出島さん怖いです
目がケモノです」
-
81 : 2014/08/10(日) 01:33:18.34 -
出島「取り乱しました」
タカトシ「いつも乱れてますよね」
出島「ではこういうことで妥協しませんか」
タカトシ「一応聞きます」
出島「これは全部夢です」
タカトシ「そう来たか」
出島「夢の中なので何が起きても不思議ではありません」
「美人メイドが半裸で飛び込んでくることだってあります」
タカトシ「否定はしませんよ」
出島「それから何をしようが夢の中の出来事
目が覚めるといつもの朝です」
「隣には裸の私が…」
タカトシ「ダメじゃん」
-
82 : 2014/08/10(日) 01:37:06.36 -
出島「ですが
そういう夢を見たことはありますね」
タカトシ「ウッ…それは…あります」
出島「私の夢を見たことは?」
タカトシ「///」
出島「ありますね」
タカトシ「はい///」
出島「夢の中での私は何をしたのでしょうね」
タカトシ「///」
出島「現実の私は夢よりすごいですよ」
タカトシ「言いだした本人が現実って認めちゃダメでしょ」
-
83 : 2014/08/10(日) 01:42:02.55 -
出島「やはり身近な人物を夢に見ることが多いのでしょうか」
タカトシ「言わなきゃだめですか」
出島「ひとりの女子としての興味です」
タカトシ「はぁ」
「見ますよ
知ってる人たちを」
出島「アリアお嬢様も」
タカトシ「そうですね
七条先輩はやっぱり多いです」
出島「」ギロッ
タカトシ「あ…」
出島「たとえ夢の中とはいえ
お嬢様に手を出しましたね」ゴゴゴ
タカトシ「いまの明らかに誘導だよねぇ?」
出島「これはもう私の夢しか
見られないようにする必要がありますねえ」ゴゴゴゴゴ
タカトシ「出島さん怖いです
目が病んでます」
-
84 : 2014/08/10(日) 01:47:32.97 -
出島「またもや取り乱してしまいました」
タカトシ「乱れてないときのあなたをよく知りません」
出島「しかし コレほどまでに
乙女の願いを聞き入れてくれない方だとは…」
タカトシ「なぜ俺が非難されてるのでしょう」
出島「私も手荒な真似をするつもりはなかったのですが
こうなっては仕方ありません」
タカトシ「変な真似はやめてくださいよ
十分変な状況ですけど」
出島「コイツを使うことにしましょうか」ヴィイイイイイイイ!!
タカトシ「なんですかそれ!!!?」
出島「いつぞやの私からのプレゼントですよ」ヴィイイイ
「机の引き出しの奥の奥にありました
使った形跡はなさそうですね」ヴィイイイ
「初めてなんでしょうが
力を抜けば十分イケるかと」ヌガセヌガセ
タカトシ「イヤァァァァ!!」ジタバタバタ
「せめて普通にしてください! 普通に!!」
出島「はい…では普通に致しましょう」
タカトシ「」シマッタ
-
85 : 2014/08/10(日) 01:52:10.85 -
続きます
けど次のうp時期はまったく未定鍵の話はホントなので悪用しないようにお願いします
詳しく調べて姉妹の部屋の鍵で試したりしないようお願いいたします -
86 : 2014/08/10(日) 01:58:20.15 ID:QeX57BaI0 -
タカトシの童貞は守ってほしい…
乙
-
91 : 2014/08/16(土) 19:35:43.09 ID:Ow2KgfFiO - 逆レの後は純愛ルートもみたいな
-
93 : 2014/08/30(土) 18:35:27.86 -
日付変わったあと~夜明け前ぐらいに上げてきます
R18な表現の苦手な方は26レスぐらい飛ばしてください
一部の内容が前に上げたのと被ります>>86
許せ>>91
「純愛=合意でヤる」というコトでOK? -
94 : 2014/08/30(土) 22:03:01.23 ID:xi1yaubfO -
>>93
合意の上で致してその後イチャイチャ仲良くしてるところがみたいな -
95 : 2014/08/31(日) 01:32:10.80 -
出島「ではこのまま
脱がせてしまいますね」
タカトシ「クッ…///」
ヌガセヌガセ
タカトシ「//////」
出島「これは…」
ビンッ
出島「噂には聞いていましたがココまでご立派とは」
タカトシ「誰がそんな噂流してるんですか///」
「だいたいわかりますけど」
出島「見蕩れてしまいます」ギュッ シコシコ
タカトシ「ゥ…」
シコシコ
シコシコ
タカトシ(ヤバい…手だけなのにヤバい)
出島「このままいっぺん出しちゃいますか?」シコシコ
タカトシ「そんなの…選ぶ余裕ありませんッ」
出島「そうですか」ピタッ
タカトシ「ぁ…」
出島「もったいないので
さっそく取りかかりましょうか」
「私のほうはもう準備出来てますので」
ニュプッ ヴヴヴヴヴウヴヴ(ローター)
タカトシ「…」
(この程度じゃ驚かなくなった俺がいる…)
-
96 : 2014/08/31(日) 01:35:17.71 -
出島「始めますね」ニギ
タカトシ(うわっ…来る)ジャララ
出島「あら」
タカトシ「」
出島「目を覆ってしまって…どうしました?」
タカトシ「…とても見れません」
出島「…」ピリッ
タカトシ「…」
出島「それならそれでもいいですが」クルッ
タカトシ「ん……」
出島「私は好きにするだけですよ」キュッ
タカトシ「…」
(もう帰りたい…)
(俺んちだけど…)
-
97 : 2014/08/31(日) 01:37:30.32 -
出島「では失礼して」
ヌチュ
タカトシ(当たってる…)
グッ
出島「ア…」
タカトシ(入って…)
ググッ ズ ズチュ
出島「ア……ハ…アァ…」
タカトシ(入ってく…)
(出島さんのこんな声…///)
(…かわいい///)
ズ ググッ
出島「んっ!!」
ズプッ
出島「ア…ん……」
タカトシ(入ったのかな? …全部)チラッ
(あぁ……ついに)
(さよなら…昨日までのオレ)
-
98 : 2014/08/31(日) 01:39:47.04 -
ギュウッタカトシ(うゎ!!)
(締め付けが!!)
(熱い…)
(…でも大丈夫
コレならまだ…)
.
.
.
.
.
.
タカトシ(あれ?)
-
99 : 2014/08/31(日) 01:41:46.49 -
タカトシ(…なんにもしてこない?)
(普通は動くんだよな…上が)
(まさか俺が動けと!?)
.
.
.
.
.
.
.
.
タカトシ(あれれ?)
-
100 : 2014/08/31(日) 01:44:38.20 -
タカトシ(本当になにもしない?)
(出島さんはこういうので満足な人…なのか?)
.
.
.
.
.
.
.
.
出島「…ん…フ…ア……アハ…」
タカトシ「!?」
-
101 : 2014/08/31(日) 01:47:12.84 -
出島「アハ……クッ……ん……アッ……」
タカトシ「」
(ナンダコレ)
(笑ってる?)
出島「ンフフ……ア…ハ……」
タカトシ(ちょっと怖い…かも)
出島「ハ…アハ……ん」
タカトシ「…」
出島「……あ……」
「…ん」
「…」
「……失礼」
タカトシ(え?)
出島「自分を…出しちゃいそうでした」
タカトシ(なに言ってんだ…)
出島「…」
タカトシ「…」
出島「久しぶりなんです…この感覚」
タカトシ「…」
出島「すごく…イイですよ…」
「私と…合います」ニコ
タカトシ「」ゾクゾクッ
-
102 : 2014/08/31(日) 01:49:34.78 -
出島「ではあらためて」
ギュギュギュウウウッッッ
タカトシ「うゎっ!!」
(締め付けが…さらに)
(こんなんで動かれたら…)
出島「動きますよ」
タカトシ「こんなの無理です! ダメです!」
出島「遠慮しないで」ギシッ
タカトシ「あぁっ!!」
ギシッ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
タカトシ「あ…ハァ…アアッ!!」
出島「さっきからそんな大きな声を出して…
お隣はどなたのお部屋でしたか?」コンコン
タカトシ「!」
「」ジャララ
ギシッ
ギシッ
ギシッ
タカトシ「ン……ンーー! ンム……ンン!」
出島「残念
かわいい声なのに」
タカトシ「ンッ…」ナミダメ
-
103 : 2014/08/31(日) 01:52:02.60 -
出島「どうせ口をふさぐならこうしましょう」ジャラ
チュ
タカトシ「!?」
クチュ ジュブ ジュル
タカトシ「んん…」
出島「ん…」
タカトシ「…ん……ンム…」
クチュクチュ ジュプッ
出島「ふぅ」
タカトシ「」ボー
出島「どうですか?」
タカトシ「…かなり好きカモです……コレ」ボー
出島「じゃあこれからもいくらでも
でも目は閉じましょうね」
-
104 : 2014/08/31(日) 01:54:12.73 -
出島「コレ もう取りますね
必要ないですね」ジャララ
ガチャ ガチャ ポイッ
出島「起こしてください 身体を」
タカトシ「」ムクリ
出島「こうやって」ダキッ
「続けますね」
ギシッ
ギシッ
ギシッ
タカトシ「ハぁ……ん…あ……あ…」
ギシッ
ギシッ
タカトシ「…」チラ
出島「はい」チュ
クチュ ジュッ ジュル…
……
-
105 : 2014/08/31(日) 01:56:58.10 -
……タカトシ「あの…もう…」
出島「もう?」
タカトシ「…」
「出そうですッ」
出島「はい」
ギシッ ギシッ
タカトシ「…」
出島「…」
ギシッ ギシッ
タカトシ「あれ?」
出島「え?」
タカトシ「出そうなんですが」
出島「はい」
ギシッ ギシッ
タカトシ「あの…出しちゃいますケド
出島さんに」
出島「…」
「あ~ぁ」ウンウン
「…」
「そのままどうぞ」
タカトシ「」
-
106 : 2014/08/31(日) 02:00:18.62 -
タカトシ「ダメです
そんなの」
出島「なぜ?」ギシッ ギシッ
タカトシ「なぜ…って…
もし…」
出島「もしそうなっても私はかまいませんし
七条家も許してくれると思います」ギシッ ギシッ
タカトシ「…」
出島「もともとそういう目的のための行為をしてるんですよ」ギシッ ギシッ
タカトシ「…アノ…ホントにもう…」
出島「ホントにダメと思うなら
今からでもやめさせることはできますね」ギシッ ギシッ
タカトシ「ウ……」
出島「私はこのまましますよ」ギュッ
タカトシ「…ん…ア…」
出島「我慢せずに」
タカトシ「」ブルブル
出島「存分に」
「どうぞ」
「私へ」
タカトシ「」
ドクッ ドクッ ドクッ ドクッ
-
107 : 2014/08/31(日) 02:02:35.60 -
出島「出てますね」
タカトシ「ァ…」
ドクッ ドクッ ドクッ ドクッ
ドクッ ドクッ ドクッ ドクッ
出島「止まらないですね」
タカトシ「…ウ…クッ…」
出島「やはり本能ですか」
ドクッ ドクッ ドクッ ドクッ
出島「これだけ多いと…確実かもしれませんね」
タカトシ「—」キッ
「」チュ クチュ ジュチュ
出島「んんッ!」
「ん…フ…ンム……」ジュルルッ クチュ
ドクッ ドクッ……
-
108 : 2014/08/31(日) 02:06:26.36 -
……タカトシ「」グッタリ
出島「」ナデナデ
「」チュ チュプチュプ
「」スリスリ
タカトシ「」シュン
出島「あら…もう萎えちゃいますか ワカイノニ」
ニュポッ シュルル
出島「それにしても
けっこうな量ですねぇ」プランプランプラン
「溜まってました?」
タカトシ「…」
「……はあ!?」ガバッ
「へ? え…? それ…なんです?」
出島「いま私に出したばかりの精液…」プランプラン
タカトシ「…が入ってるソレです」
出島「コンドームですよ」キュッ
「コレも引き出しの奥の奥に大事に仕舞ってありました
未開封で」
タカトシ「そんなものいつ着けたんですか!?」
出島「あなたが見ようとしなかっただけで
私は堂々と着けましたが何か」
タカトシ「」グヌヌ
-
109 : 2014/08/31(日) 02:10:06.22 -
出島「まったく気付いてなかったとは
よほど質のいいものなんでしょか コレ」マジマジ
タカトシ「クッ…」
「じゃあどうしてあんなに…言ったんですか」
出島「それはまあなんと言うか
思春期童貞M男子を煽って追い詰めて」チラッ
シュシュシュッ
出島「逃げ場をなくして
それでどんな面白いことが見られるかと…
そういう興味です」フキフキ
タカトシ「ッん~~~~」
出島「ああ…もう童貞ではなくなりましたね」フキフキ シコッシコッ
タカトシ「こっちは色々と…考えちゃったじゃないですか
…責任とか将来とか///」
出島「それは非常に気になりますね
でもお話してもらうのはまたいつの日か」シコッ フキッ
「それより」
ビンッ
出島「またお元気になられたようですが」
タカトシ「///」
出島「もう一度
しますよね」
「次こそ普通に」
-
110 : 2014/08/31(日) 02:11:34.27 - 続きは2‐3時間後
-
111 : 2014/08/31(日) 05:16:30.63 -
出島「とりあえず」ゴロン
タカトシ「…」
出島「脱いではどうですか 上を」
タカトシ「はい」
ヌギッ
タカトシ「出島さんの…(バスタオル)は…」
出島「取りましょうか…いえ
いつでも取ってください」
タカトシ「」ゴクリ
バサッ
タカトシ(うわぁー)
出島「…イキナリデスカー」
タカトシ(普段はあまりわからないけどイイカタチ…)
出島「…」ツネッ
タカトシ「イッ…」
出島「品評はいいです」
タカトシ「ごめんなさい」
-
112 : 2014/08/31(日) 05:18:53.37 -
タカトシ「」ソワソワ
出島「どうしました?」
タカトシ「何したらいいか
よくわからなくて…」
出島「はぁ」ダキッ ギュッ
タカトシ(ワワッ!!)ムニッ
(こんな…近ッ)
出島「変わりましょうか また上に」
タカトシ「…それは怖いです」
出島「では がんばりましょう」
タカトシ「はい」
-
113 : 2014/08/31(日) 05:21:31.46 -
チュパッ チュプッ レロ出島「は…ぁ……ん…ァ…」
タカトシ(やっぱりこの声…すごくかわいい)
(ずっと聞きたい…)
チュプチュプ ペロ
出島「ぁ……ァア…ハ…」
タカトシ(…けど)
(いつまでこうしてたらいいんだろ)
出島「…」ガシ
タカトシ(え…腕を……)
ジュン
タカトシ(下に!)
-
114 : 2014/08/31(日) 05:24:10.55 -
タカトシ(指が…)
チュ
タカトシ(吸い込まれるみたい…)
チュクチュク ジュブ!
タカトシ(こんなになって…)
出島「んんっ!!」
ジュプ ジュ キュ
出島「ハァ……んッ…ア…」
タカトシ(指一本なのに…すごく締め付ける)
(こんなので入るのかな…)
(…って さっき入ったか)
タカトシ(もっと奥…)
ジュブジュブ ズッ ズズッ
出島「んんーッ!!」
タカトシ(ヤバイ…)
(入れたい…)
-
115 : 2014/08/31(日) 05:27:50.83 -
モゾ モゾ ギシ グイッヌチ ヌルッ
ズ ニュル
タカトシ(あれ…入らない……)
出島「」ジー
タカトシ「あ」
出島「そのまましてしまいます?」
タカトシ「え?」
出島「そのまんま…しちゃいますか?」
タカトシ「…え?」
出島「色々な覚悟をお持ちなら
そのまましてしまって構いませんが」
タカトシ「あ…」
「着けます」
-
116 : 2014/08/31(日) 05:32:13.65 -
ガサゴソ出島「どうぞ」
タカトシ「はい」
(なぜ枕の下から…)
「…」
「…」
出島「まず袋から出します」
タカトシ「はい///」ピリッ
出島「表と裏を間違わなければ
なんとなくわかると思います」
タカトシ「はい」クルクルッ キュッ
「こうですね」
出島「よく出来ました」パチパチ
タカトシ(軽い羞恥プレイ?)
-
117 : 2014/08/31(日) 05:35:57.51 -
ヌチ ヌルッズ ニュル
タカトシ(やっぱり…入らない……)
出島「」ジー
タカトシ「あ」
出島「やはり私が上に」
タカトシ「イヤです」
出島「それでは」
クプハ
出島「こうすればしやすいでしょう」
タカトシ「///」
出島「…」
タカトシ「///」
出島「恥ずかしいんですよ 私も」
タカトシ「はい///」
ヌチュ
出島「そのまま身体ごとこっちへ…」
ズ ズ
出島「体重をかけてもいいですよ」
ズ ズプッ ジュブブ
出島「ぁ…」
ジュプ グッ
出島「ん…」ギュッ
ジュッ グッ
出島「あぁ…んっ!!」
タカトシ(入った…)
(…で?)
-
118 : 2014/08/31(日) 05:39:02.05 -
出島「ハァ…ハァ…」
タカトシ(やっぱりかわいい…)
(けどそれはそれ!)
(動くんだろうけど…前後か? 上下か?)
出島「あまり深く考えずに…どうぞ」
タカトシ(全部見透かされてる……
やるしかない!!)
ズ ズブ ジュブ ジュブ
ジュブ! ジュブ! ニュポン
タカトシ「あ」
出島「あ」
タカトシ「」
出島「そんなに速く大きく動かなくてもいいんです」
タカトシ「///」
-
119 : 2014/08/31(日) 05:41:11.69 -
出島「ではもう一度」
タカトシ「—」
ヌチュ
ズ ジュブブ ジュプ グッ
出島「ん…あっ」
タカトシ「…」
出島「このまま…しばらく」
.
.
.
.
ギュウッ
タカトシ(また…締め付けが…)
-
120 : 2014/08/31(日) 05:44:29.16 -
出島「ゆっくりと」
タカトシ(ゆっくり…)
ギシッ
ギシッ ズチュ
出島「ンフ…」
「…アハ」
ギシッ
ギシッ ズッ
ギュウウッッ
タカトシ(さらに…締まる…)
出島「やっぱり…合いますね」ダキッ ギュッ
タカトシ(このパターンは…)
出島「」ムクリ
タカトシ(やっぱり)
出島「」ニコ
タカトシ「(自分を抑えるのは)ダメでしたか」
出島「ダメでした」
ドサッ
……
-
121 : 2014/08/31(日) 05:51:06.98 -
……出島「今度は お元気なままですね」
タカトシ「」グターー
シュルシュッ キュッ
出島「量もなかなか」
タカトシ「」グター
出番「お時間もお時間ですし」シコシコ
「普通にするのはまた次にしましょうか」シコ
「ハム…」
チュバッ チュバッ
タカトシ「ハ…あ……んゥ…」
チュバッ チュブッ ヂュッ
出島「ン…ハ」
「どうしましょう」シコシコ
「このまま お休みになりますか」チュ
チロチロ
出島「それとも」
タカトシ「—」
「」ムクリ
グイッ
ドサッ
出島「はい」
「お気の済むまで」
-
122 : 2014/08/31(日) 05:54:51.09 -
[翌朝]PiPiPi PiPiPi(目覚まし)
PiPiPi Pi
タカトシ「—」
(夢?)
(…だよな? …着てるし)
(となりに出島さんは…いない)
(夢でいいんだよな…?)
(……すごい夢だった///)
コンコンコンコン
タカトシ「?」ビクッ
コンコンコンコン
ガチャ
出島「おはようございます
ゆうべはお楽しみでしたね」
タカトシ「……おはようございます///」
出島「そろそろ七条のお屋敷に戻ります」
タカトシ「はい ちゃんと休めましたか?」
出島「はい」
タカトシ「それならいいんですが…」
出島「お目覚めが悪いようですね」
タカトシ「そう見えますか?」
出島「思春期男子憧れ
メイドのお目覚めフ○ラなどいかがでしょう」
タカトシ「しなくていーでーす」
-
123 : 2014/08/31(日) 05:58:24.64 -
タカトシ「なんだかいい匂いがしますね」クンクン
出島「お食事とお弁当をご用意しました」
[キッチン]
タカトシ(すごい豪華な弁当…… が三つ?)
出島「こちらはお嬢様の分です 一緒に作らせてもらいました」
タカトシ(こんな重箱も食材もうちになかったよな…)
出島「七条家から取り寄せました」
「お食事は冷めないうちにどうぞ」
タカトシ「はい コトミもすぐ起こしときますよ」
「というかキッチンとリビングがだいぶキレイになってますが
あの洗濯モノも」
出島「出来る事はしておきましたので」
タカトシ「やっぱり あまり寝てないでしょう」
出島「どうぞお気遣いなく」
「…」
「とゆーか寝かせてクレナカッタノハドコノドイツデスカ」ブツブツ
「キノスムマデトハイイマシタけど普段はあんなにしませんよ
…まったく」プイッ
タカトシ「へ?」
出島「…///」
-
124 : 2014/08/31(日) 06:01:30.43 -
[玄関]出島「ここまでで結構ですよ」
タカトシ「いろいろありがとうございます」
出島「こちらこそ
またなにかあったときにはよろしくお願いします」ペコリ
「…」
「まだし忘れたことなどありませんか?」
タカトシ「あ えーと なにかありますか?」
出島「ハァ」ヤレヤレ
「」ムナグラ ガシッ
タカトシ「!?」
グググッ
タカトシ「あの…近いです///」
出島「…」キッ
タカトシ「…」ゴクリ
-
125 : 2014/08/31(日) 06:04:33.79 -
出島「こういうときは目をつぶるんです
何度も言いましたよ」
タカトシ「はい……」
チュ
出島「これはあまりしていませんでした」
タカトシ「///」
出島「舌を入れるほうは飽きるほどしましたが
よほどお好きで」
「では」
ガチャ バタン
タカトシ「///」
ガチャ
出島「ひとつ忘れていました」
タカトシ「はヒ!?」
出島「お部屋のゴミはまとめてませんので
ご自分でお願いします
見つからないように」
バタン
-
126 : 2014/08/31(日) 06:10:14.33 -
タカトシ(俺…なにやったんだ?)
(どこから夢なんだ…?)フラフラ
[タカトシの部屋]
ガチャ
[机の上に 手枷 おもちゃ×2 コンドームの箱]
タカトシ(持って帰れええええ!!!!)
(これとこれは元からあったもんだけど
コッチは……わざとだ
絶対わざと置いてった!!)
「」ハッ
(ってことは
かなりの部分が現実…?)
「…」
(とりあえず片付けないと
こんなの見られたら…)
ガチャガチャジャラジャラランガチャカサッ
タカトシ(アレ?)カサッ
(この箱……)
カサカサッ
タカトシ「空だ」
「……ということは?」
「…」
「」ゾクゾクゾクッッッ
タカトシ(まさか…まさかな)ガクガクブルブル
(そうだゴミを…まとめよう)
[ゴミ箱]
タカトシ「」
「ひとつ…ふたつ…みっつ…よっつ…い…
そして俺は数えるのをやめた…」
-
127 : 2014/08/31(日) 06:14:02.71 -
[>>61続き]コトミ「タカ兄 なんかテンション低いね」
タカトシ「疲れてるかも…いろいろと」
コトミ「ちゃんと朝立ちした?」
タカトシ「ナニきいてんだッ」
(そういえばしてないような…)
コトミ「そんでさあ
洗濯したのってタカ兄なの?」
タカトシ「いや 出島さんだよ」
コトミ「じゃあ 洗濯してるときタカ兄起きてた?」
タカトシ「まだ寝てたよ なんで?」
コトミ「昨日の夜タカ兄の着てたパジャマが
もう洗濯してるのはなんでかなーって」
タカトシ「」
コトミ「あの干してるシーツもタカ兄のベッドのだし
バスタオルもどうしてあんな何枚も洗濯したのかなあ?」
タカトシ「」
「」
-
128 : 2014/08/31(日) 06:24:10.77 -
2度目の終わり
3度目があるかはわからない
>>94
ウチの津田君は深いキスでスイッチが入ってしまって
ウチの出島さんは津田君とエッチがすごく合うことを発見してしまって
こういうふたりがこっからどうやってイチャラブになるのか今は見当もつかない -
134 : 2014/09/12(金) 01:23:37.33 -
「おはようございます」
「おはよう…ございます」
「お目覚めに熱い紅茶をどうぞ」
「はぁ…いただきます」
ズズズ
「いかがでしょう」
「よくわかりません」
ズズ…
「あのー」
「はい」
「どうしてウチにいるんですか」
「それにお答えする前に
とりあえず今朝の新聞をご覧ください」
「はあ」
バサッ
「…」
「ええッッ!?」
『七条グループ 経営破たん』
『関連企業○百社売却へ』
『負債総額は○千億』「こ…コレって一体??」
「ご覧のように七条家は没落してしまいましたので
本日からはこの家のメイドを勤めます」ペコリ
「」
-
135 : 2014/09/12(金) 01:25:50.48 -
「いろいろ突っ込んでもいいんでしょうか」
「お好きなところへどうぞ」
「…ええと 七条先輩や七条の家のひとは
どうなりましたか」
「お屋敷のほうは引き払いまして
すでに海外へと向かわれました
それ以上私のほうから申し上げることはありません」
「どうして…先輩と一緒に行かなかったんですか」
「…」
「あんなに慕っていたじゃないですか
いろんな意味でですけど」
「…」
「こんな家にいるより
そばにいて先輩の支えになってほしいですよ
俺は」
「これもお嬢様の固いご意志です」
「なんですか? 意志って」
「それは…」
「それは私が説明するよー 津田くん!」バーン
「そうかこう来るのかー」
-
136 : 2014/09/12(金) 01:27:34.03 -
「一応聞きます……
七条先輩…そんなカッコ(メイド服)でなぜココに!?」
「私も出島さんと一緒に
この家のメイドとして生きていくことに決めたよ」
「うん おかしいねおかしいよ」
「お嬢様…ご家族についていけば
ある程度恵まれた生活が保障されるというのに…
誰にも頼らない苦難の道を選ばれるのですね」ホロリ
「誰にも頼らないと言いましたが
ウチには頼ってますよねえ」
「出島さん 私はもう七条グループの娘ではないよ
だからちゃんと名前で呼んで」
「ア…あ…アリア…さま」
「『さま』もいらないよー
この仕事は出島さんが先輩だからね」
「…アリア」
「出島さん…」
「アリア!」
「出島さん!!」
「…腹減った」グゥゥ
「ちょっと待ったーーー!」バーン
-
137 : 2014/09/12(金) 01:29:36.89 -
「コトミちゃん? そんなカッコ(メイド服)でどうしたの?」
「お二人の姉妹愛?師弟愛?主従愛?に感動しました!!
私もこの家のメイドになって二人を助けます!!」
「おまえの場合は単なる家事手伝いになるからね」
「なんで私までこんな…」
「時さんも付き合ってくれてありがとね ホントいつも」
「待てぇーい!!」バーン
「シノちゃん!? そんなカry」
「コトミよ おまえひとりにいいカッコはさせないぞ!!」
「正義超人かよッ」
「アリアの苦難は私の苦難だ
その苦難を乗り越えるための道を
私も一緒に歩もうじゃないか!」
「言ってることは立派だけど
ウチ何人雇うことになるのかな」
「くぅ~ 友情パワー炸裂ですなあ」
「おまえは黙っててくれ」
-
138 : 2014/09/12(金) 01:31:50.49 -
「みんな ありがとう
私…がんばってメイドの道を極めるよ!」
「どんなに道は険しくとも
皆で助け合っていけばどうってことないさ!」
「もうね ウチにいるより
そういう事業でも始めたらどうですか
人数そろってるし」
「それだ!
津田! それだ!」
「」ビクッ
「こんな小さな家で出来る事には限界がある
ならば皆で外へと羽ばたこうじゃないか」
「さらっと失礼なこと言ったね」
「その通りです お嬢様は…
いえ…アリアはもっと広い世界へ出て行くべき人なのです
こんな狭い家でくすぶってる場合ではありません」
「さらに失礼な表現だね」
「ならば!!」バーン
「あ ヤッパリいた」
-
139 : 2014/09/12(金) 01:34:09.28 -
「会計と財務は私に任せてください!!」
「うむ 萩村はスーツか
様になっているな」
「会長 七条先輩 水くさいじゃないですか
なぜ私を呼んでくれなかったんですか」
「ウソつけー 裏で一緒に待機してただろー」
「すまない 萩村には
私たちのいなくなった生徒会を
守っていてほしかったんだ」
「会長も七条先輩もいない生徒会なんて
何の意味もないところですよ!!」
「俺は?」
「とにかく!
この6人がいれば我々はナンだってできる!!」
「強引に締めたね」
『お待ちください…』
「なんだこの声は!?」
『みなさん…この私をお忘れではないですか…』
「いったい誰だ!!」
「畑さんですよ わかるよね」
-
140 : 2014/09/12(金) 01:36:30.06 -
「どこだ畑! 姿を現せ!!」
「ここです!!」バーン
「くっ…いつのまにそんなところに」
「全員そこから入ってきましたよね」
「皆さんのアツい友情に感涙しそうです
ぜひ私にもお手伝いさせてください!」
「そうか 畑はナニができるんだ」
「私には宣伝・広報をお任せください
諜報活動もお手のものです」
「後半はなんの役に立つんだろ…」グゥゥゥゥ
「よし これで最強の仲間がそろったな
この仲間たちがいれば我々はナニにだってなれる!
どこへだってイケるぞ!!」
「おーーーー!」「オー」
「朝ごはん 簡単にでいいなら作るけど いるひとー?」
ハーイ ハーイ オネガイシマス ハーイ…
「ひとりぐらい働けッ!」
-
141 : 2014/09/12(金) 01:37:56.14 -
バサッ『七条グループ復活へ』
『メイド派遣業からの大躍進』
『新生七条グループ総帥 七条アリア(18)』「無いなー」
「これは無いなー」
「これ現実じゃないよなー」
「ですよねえ? 出島さん」
出島「」ハッ
-
142 : 2014/09/12(金) 01:40:17.66 -
出島「…」
「あぁ…」
「…」
「夢でしたか 私の」
キョロキョロ
[津田ん家のリビング]
クー
出島「それにしても…」
クー
タカトシ「」スー グー
出島「どうしてこうなってるのでしょうね」
タカトシ「」クカー
出島「ま」チラッ
「…」ヒトツフタツミッツ
「私が原因なんですケド」
タカトシ「」クー
出島「…」ナデナデ
-
143 : 2014/09/12(金) 01:42:37.70 -
続きます
どうしてこうなってるのかは
またこれから考えます -
145 : 2014/09/13(土) 03:49:25.68 -
そういえば先週のマガジンの出島さんは
あれ津田ともヤる気でしたね -
149 : 2014/09/23(火) 01:43:05.66 -
またやってきます
2レスぐらいガチエロな表現があるので
苦手な方は飛ばしてください -
150 : 2014/09/23(火) 01:44:50.85 -
タカトシ「ウチにですか…構いませんが
いったいなにしに?」ビクビク
出島『お嬢様から…というよりは七条家から
日ごろお世話になってる方々へのお届けものがあるのです』
タカトシ「あ そういうことですね
それを今から」
出島『はい ご都合つきますか?』
タカトシ「大丈夫です
夕方まではずっと家にいます」
出島『では早速お伺いします』
キィィィ
タカトシ「早速すぎるよッ」
-
151 : 2014/09/23(火) 01:46:32.72 -
タカトシ「あの…前も言ったと思うんですケド
運転中の携帯は違反ですからね」
出島「申し訳ありません
私としたことがついうっかり」
タカトシ「はあ…で お届けものって」
出島「それですが
けっこうカサ張るものなので手伝ってもらえますか」
ドッシリ
タカトシ「かなりの重さですが…なんですか?」
出島「七条のグループ企業が契約している
南米だか南欧だか長野だったかの
ブドウ園で作られたワインやらナニやらです」
「ご両親へどうぞ」
タカトシ「いろいろ適当なのが引っかかりますが
ありがとうございます」
-
152 : 2014/09/23(火) 01:49:02.07 -
タカトシ「でもこういうのはどこで保管すればいいんでしょうか」
出島「専用の冷蔵庫があればいいですが
ないのなら床下収納など光の当たらない場所がいいですね」
タカトシ「じゃあキッチンまで運びましょう」
ガチャガチャガチャガチャンガチャン
タカトシ「なんとか入りましたね」
出島「入りましたね 奥深くまで」
タカトシ「ところで
あんな重いもの軽々持ってましたけど
メイドってそんなに鍛えられるんですか」
出島「いまの仕事もなかなかハードですが
前の仕事でもひとを吊るし上げるぐらい普通でしたので」
タカトシ「聞かないほうがいいってことありますねー」
-
153 : 2014/09/23(火) 01:51:19.20 -
タカトシ「とりあえずはお疲れ様です
冷たいモノでもどうぞ」
出島「どうぞお構いなく」ストン
タカトシ「と言いながらも躊躇なく座りますね」
出島「今日はご家族は? ご両親はまた出張ですか」
タカトシ「いえ 夜には帰ってきますよ
コトミは昼まで補習です」
出島「ほぉ」キラッ
タカトシ(なんか目が光った…)
スススッ
タカトシ「なぜいきなり俺の隣に来るのでしょう」
出島「その席はエアコンの風が当たりすぎるような」
タカトシ「じゃあ俺がそっちに…」
出島「いえ お体を冷やしてしまいます」ガシッ
タカトシ(オレ…捕まった…かな)
-
154 : 2014/09/23(火) 01:53:49.03 -
タカトシ(いや…まだだ!
こらえろ!! 話題を変えろ!!)
「あのワインは…会長や萩村の家にも…」
出島「はい お届けしましたよ」
タカトシ「やっぱり出島さんひとりでなんですか」
出島「いえ おふたりのお宅へはお嬢様も一緒に伺いました」
タカトシ「ウチはなんで…七条先輩は
今日はなにか用事でしょうか」
出島「いえ お屋敷に居られますよ」
「ここには私ひとりで伺うよう言われましたので」
タカトシ「どうしてです」
出島「どうしてでしょう」
タカトシ「俺 避けられてるんですか?」
出島「それはありません」
タカトシ「ならいいんですケド」
出島「お嬢様もいつもあなたを気にしていますよ」
タカトシ「え」
出島「主に後ろのことをですが」
タカトシ「イヤアアアァァンッ」
-
155 : 2014/09/23(火) 01:56:26.41 -
出島「もしよければ 今からお屋敷のほうで
ご一緒にお受けしますか」
タカトシ「受けるって…なにをですか」ビクビク
出島「それはもちろん お嬢様の」
タカトシ「七条先輩の…」
出島「手厚く 慈悲深く 真心にあふれた」
タカトシ「…」
出島「調教を」
タカトシ「受けません絶対受けません」ブルブルブルブル
出島「ここにいるほうがいい ということですね」
タカトシ「はい!」
出島「ではしばらく こうやって」サラニ ヨリッ
「ふたりだけで」
タカトシ(アレレ…?)
-
156 : 2014/09/23(火) 01:58:52.15 -
出島「…」
タカトシ(近い///)
出島「…」
タカトシ(息も胸も当たって///)
出島「…」
タカトシ(というかなんだコレ?)
出島「…」
タカトシ(傍から見れば仲いい男女…って感じだろうけど)
出島「…」
タカトシ(このひとのこういう間は…怖い)
出島「…」
タカトシ「寝ちゃいました?」
出島「起きてますよ」
タカトシ「いったい何をして…るのでしょう」
出島「待ってるんです」
タカトシ「待つって 何をですか」
出島「こうやって 自分自身の中で盛り上げて」
タカトシ「盛り上げて?」
出島「濡れるのを」
タカトシ(ダメかー)
-
157 : 2014/09/23(火) 02:02:22.11 -
タカトシ「なんでそんな…」
出島「ご無沙汰なんです アレから」
タカトシ「」
出島「ふたりで会う機会もありませんでしたし
ここまできて我慢させる気ですか」
タカトシ「…俺はそんなこと」
出島「では あなたのまったく知らないような方々と
好き放題していてもいいと」
タカトシ「それは…嫌です…が」
出島「が?」
タカトシ「俺はもう
ずっとし続けなきゃいけないんですか?」
出島「嫌ですか」
タカトシ「嫌というか…」
出島「好きですよね こういうこと」
タカトシ「…」
出島「一晩で一箱使い切るぐらい
夢中になっていたのはどこのどいつでしたか」
タカトシ「うググ…」
-
158 : 2014/09/23(火) 02:05:25.90 -
タカトシ「またそうやって俺を追い詰めますね…」
出島「そうしないとお元気にならないのでは」サワッ
タカトシ「ウッ」
出島「ほら」スリスリ
タカトシ「これは…だいぶ前からなってました///
寄りかかってきたころから」
出島「おや…そうでしたか」スリスリ
「準備はできていたわけですね」
ジーー
タカトシ「ヒャッ」
出島「…」
ジーー モゾモゾ
タカトシ「ウゥ…」
モゾッ ビンッッ
出島「あぁ…やはり
見蕩れますね」
タカトシ「落ち着きましょうよ…」
出島「これを今から…と思うと
一気に来ます」
タカトシ「来ます…って」
出島「」スクッ
タカトシ「!?」
スッ スルスルスル ポト
タカトシ(脱ぎやがったー)
-
159 : 2014/09/23(火) 02:08:08.60 -
出島「私も 準備できました」
タカトシ「あの…汚れちゃいますよ 服…」
出島「ええ ですがあの時
次の機会ではこのまま…と言ったので」ニギッ
タカトシ「ア…あ……コ…コトミだってもう帰ってきます」
出島「ではさっさとしましょう」ヌチャ
グッ ググッ
出島「ア…ン…」
ググッ ズチュ
出島「ハァッ…ア…」
タカトシ(アレ?)
ズ ググ
タカトシ(なんか違う…この前と違う)
出島「んッ…ん!」
ズプッ
タカトシ(前より…凄い)ゾクゾク
-
160 : 2014/09/23(火) 02:10:49.81 -
出島「はぁ…ア…ん…」ダキッ
チュ
クチュクチュ ジュプッ ジュル
タカトシ「ん…ん…ム…」
出島「ン…」
ジュプジュプ ニュ
タカトシ「フ…ハ…ハァ…」
「出島さん…」
出島「…」
タカトシ「なんか…変ですよ
前より…違ってます」
出島「違いますね……
奥深くまで求めてきてますよ」
ギュウウウッッ
出島「動きます」
タカトシ「はい…」
ズチュッ ズッ
出島「ン…ハッ」
タカトシ(本当になんだコレ…凄い…)
ズンッ ジュヌッ
出島「あッ…」
タカトシ「う…ゥあッ」
タダイマ-
オジャマシマス
-
161 : 2014/09/23(火) 02:13:49.94 -
続きます
また次回
-
164 : 2014/09/29(月) 01:17:23.59 -
タカトシ「!?」
アツイー オナカスイター アツイー オナカスイター
タカトシ(出島さん…コトミが帰って)
出島「」ギュッ
ズチュッ ジュプ
アツイ- アセデカラダジュウビッショリダヨー アソコモ
ナニヲイッテルタカトシ(なんでヤめないんですか!!)
ズン ズチュ ジュ
タカトシ(出島さん…いいカゲン)
出島「」チュ
クチュ ジュプ ニュ
タカニー ダレカ…
出島「フゥ」ゴシゴシ スクッ
タカトシ「」
ガチャ
コトミ「…来てるのー?」
-
165 : 2014/09/29(月) 01:19:55.46 -
コトミ「あ やっぱり出島さんだー」
出島「お邪魔してます」
タカトシ「」ガクガク
「……オカエリ」ブルブル
コトミ「タカ兄…どしたの? 震えて」
タカトシ「エアコンにアタリすぎた…カモ」
コトミ「ふーん」
「トッキー 座ってー」
トッキー「こんにちは」
タカトシ「いラッシゃい」
出島「どうも」
コトミ「今日は一緒に宿題するから
トッキーもお昼食べてっていいよね」
タカトシ「ア いいぞ」
「その前に冷たいものでも…」グッ
(アレ…?)
(このまま立ち上がったら…ダメじゃん)
(まだ元気だし…
それをちゃんと収めてない…)
(いま見えてないよな?
服の下だしテーブルの下だし)チラ
コトミ「どうかした?」
タカトシ「いや…足がしびれて」
-
166 : 2014/09/29(月) 01:22:29.28 -
コトミ「えー タカ兄
トッキーのドジっ娘うつっちゃった?」
トッキー「…うるせ」
出島「では私が用意しますね」
タカトシ「すみません…」
コトミ「出島さん うちのメイドになっちゃえばいいのにー」
出島「ええ どんなお世話でもしますよ」
タカトシ「クッ…おまえも座ってないで手伝えよ」
コトミ「はーい」
トッキー「じゃあ私も」スクッ
タカトシ(時さん…なんていい子なんだああぁ…)
(…)
(いまのうち…)ササッ ジーー
-
167 : 2014/09/29(月) 01:26:19.50 -
コトミ「それで出島さん 今日はどうしたんですか」
出島「ちょっとしたお届けものがありましたので」
コトミ「あ 出島さん自身がってことですね」
出島「ええ その通り」
トッキー「乗るのか」
出島「ではそのお届けものを使いましょうか」
ガチャガチャン
コトミ「おぉ…ここから謎の地下通路へ…」
トッキー「ただの収納だろ」
出島「こちらはアルコール度数がゼロなので
未成年でも大丈夫かと」
※ノンアルコールといえど未成年が飲むことは賛否両論あります
コトミ「この赤い血の如くモノでいったい何をしようと!?」
トッキー「…」
ガチャ ドン
出島「単純に氷と炭酸水で割るだけですが」
コトミ「出島さんウチの中のことよくわかってますよねー」
出島「はい
ご両親の寝室のアレの置き場所までわかってます」
コトミ「さすがだ!」
トッキー「いいのかそれで…」
-
168 : 2014/09/29(月) 01:29:27.23 -
出島「どうぞ」
タカトシ「はい いただきます」
コトミ「いただきまーす」
トッキー「いただきます」
ゴクゴクゴク
コトミ「プハー! なんか大人の味って感じですねぇ」
トッキー「おいしいです」
タカトシ「いいですね ブドウのジュースとはまた違う感じで」
出島「では私も」ゴクゴク
コトミ「出島さんはやっぱり お酒のほうがいいんですか?」
出島「そうですね でもまだ仕事があるので」
コトミ「仕事って タカ兄のあっちの世話も?」
出島「はい お引き受けしていますよ」
タカトシ「ブホァッ ゴホゴホッ コホッ」
出島「あら」
タカトシ「プハッ ゴホッ」
コトミ「今日はタカ兄のドジっ子が開花しちゃったねー」クスクス
タカトシ「…」コホコホッ
出島「」スッ フキフキ フキッ
トッキー「…ン?」
-
169 : 2014/09/29(月) 01:32:02.72 -
コトミ「でー お昼なんにしようか」
タカトシ「ナニと言ってもできるものなんて限られてるぞ」
コトミ「いつも同じようなのじゃ飽きるね」チラッチラッ
出島「ご用意しましょうか」
コトミ「え いいのー?」
タカトシ「ダメだ 出島さんになんでも頼るな」
コトミ「ちえー」
タカトシ「時さんは 何か食べたいものなんてある?」
トッキー「…あ 私は別に…なんでも」
「…」ゴクゴク チラッ
「!!?」
「プハァッッ コホッコホッ カハッ」
コトミ「トッキー!! 大丈夫!?」サスサス
トッキー「コホッコホッ ケホッ」
出島「あぁ」サッ モソッ
トッキー「」
コトミ「ドジっ娘キャラ取られそうだからって
張り合わなくていいんだよ」サスサス
トッキー「ンなこと…するか」コホコホ
-
170 : 2014/09/29(月) 01:35:31.74 -
タカトシ「時さんコレで 拭いて」つティッシュ
トッキー「」ギロ
タカトシ(なぜオレを睨む!?)
トッキー「…ナニシテタンダ…シンジラレネエ」ブツブツ
タカトシ「え?」
出島「…」
トッキー「」バッ フキフキ
コトミ「トッキー…今のは
強敵からの施しなんて受けられるかってコト?」
トッキー「ン~~~~」
「…」
「」ゴクゴクゴクゴク
「プハッ」
コトミ「またそんなイッキに」
トッキー「」スクッ
「…」
「…忘れた」
コトミ「えッ?」
トッキー「宿題…全部忘れてきた…ウチに」
コトミ「ええッ!?」
-
171 : 2014/09/29(月) 01:38:30.05 -
コトミ「トッキー ドジっ娘すぎるよ~
今日は一緒に宿題するって決めてたのに」
トッキー「ウチでやろう どうせ写すんだろ」
コトミ「え~暑いのにまた出てくの?」
トッキー「クッ…アイスおごる」
コトミ「ダブルでもいい?」
トッキー「トリプルでもいい!」
コトミ「うん じゃあ行く」
「あ でもお昼ゴハンは?」
トッキー「ウチで食べろ!!」
コトミ「うん」
トッキー「じゃあ立つ さっさと!」グイグイ
コトミ「まだ全部飲んでないー」
ゴクゴクゴク
コトミ「じゃあ行ってくるねタカ兄」プハ
タカトシ「あ…気をつけて」
ドタドタドタ ガチャ
-
172 : 2014/09/29(月) 01:41:00.28 -
タカトシ「どうしちゃったんでしょう 時さん」
出島「思いもよらないモノを見てしまったのでしょうね」
タカトシ「思いもよらないモノ…ってなんです?」
出島「なんでしょう」ゴクゴク
タカトシ「はあ…」ゴクゴク
「…」
「…それで」
出島「はい」
タカトシ「さっきの…危なすぎですよ」
出島「危なかったですねえ」
タカトシ「どうしてすぐやめないんですか」
出島「そういうのも…燃えません?」
タカトシ「ウッ…いや…さっきのはさすがに…」
出島「そうでしたか…」ゴク
「…」
「…それで」
タカトシ「はい」
出島「続けますよね」
タカトシ「」
-
173 : 2014/09/29(月) 01:43:51.91 -
タカトシ「まだ続ける気なんですか」
出島「アレで終わらせる気ですか」
タカトシ「ン~~~~~~」
「あんなことあって続ける気も起きないですよ」
出島「そうなのでしょうか…ね」スススッ
タカトシ「…またそうやって近くに」
出島「はい こうされると拒めませんよね」ダキ
タカトシ「ずるいです…」
出島「それも私です」チュ
クチュ ジュル ジュプ
ジュルル クチュ
ガチャ
タカトシ「あ」
出島「おや」
トッキー「…」
-
174 : 2014/09/29(月) 01:46:34.92 -
続く
今回の話15-20レス分ぐらいで終わると思ってたのになぜかまだ終わらない
-
177 : 2014/10/05(日) 01:39:33.01 -
トッキー「…」
タカトシ「…」
出島「…」
トッキー「いま出てったばかりでもう…ソレか…」
タカトシ「ウ…」
出島「…」
トッキー「ドウシテモドッテキチャッタンダ…」ブツブツ
タカトシ「あの…時さん…?」
トッキー「…」
出島「ご一緒します?」
タカトシ「」
トッキー「」
-
178 : 2014/10/05(日) 01:42:01.22 -
トッキー カバン アッター?トッキー「…カバン」
タカトシ「え?」
トッキー「カバン…忘れてた」
タカトシ「あぁ…コレ」
スタスタスタ グッ
出島「」スクッ ガシッ
トッキー「!?」
タカトシ「!?」
出島「」ダキッ
トッキー「な!?」
タカトシ「!!?」
出島「」チュ
トッキー「」
タカトシ「!!!?」
出島「」クチュ ジュル ジュプ
トッキー「っんーーーンンーーー!!」
出島「」ジュルルル! クチュ
トッキー「ンーーンゥ!! ンッ…」
「」グタ…ヘナ…
-
179 : 2014/10/05(日) 01:44:51.60 -
出島「」ギュッ
トッキー「」
出島「外は暑いですよ
ここで一緒に…しませんか」スッ スルスル
トッキー「」
サワサワサワ チュプチュプチュプ
トッキー「ヒァ…ア……ア…」
チュプチュプ…ジュプジュプジュプ
トッキー「ア…ア…」
タカトシ「」ゴク
トッキー カバン…
トッキー「」
「」バッ
出島「あら」
シュルシュル スタスタスタ
ガチャ
コトミ「無かったのー?」ヒョイトッキー「」メツキ!
コトミ「目が~!目が~!」ヨロヨロ
トッキー「…ジャマしました」ガシッ
ガチャ
メガー!
ズルズルズルメガー!
ズルズルズル
-
180 : 2014/10/05(日) 01:46:50.19 -
出島「いい子ですね」ペロ
タカトシ「」ボーゼン
出島「躾けがいがありそうです」
タカトシ「」
出島「彼女は伸びますよ 受けも責めも」
タカトシ「……なに言ってんです
というかなにしちゃってんです」
出島「見られてしまったので文字通り口止めを
さらに言えばいっそのことこちら側に来てもらえないかと」
タカトシ「とんでもないこと言い出すよ ホント」
出島「まあでも 忘れ物に気が付かなかったのはウカツでした」
タカトシ「次に会ったときが気まずいなあ…」ハァ
出島「こんなこともありますよ
この先のことはこの先考えましょう」
タカトシ「大問題起こした本人の言うことじゃないです」
-
181 : 2014/10/05(日) 01:51:16.69 -
出島「でも見入ってましたね」
タカトシ「…ビックリしただけです」
出島「彼女のお相手もしたかったですか」
タカトシ「しませんよ」
出島「ひとり…いえ
ふたり増えるのもいいものかもしれませんよ」
タカトシ「話を進めないでください」
出島「その気になれば三人でも四人でも
私の知ったところでは六人ほどいけますね」
タカトシ「そんなことは望んでません」
出島「ひとりで十分だと」
タカトシ「はい」
出島「それは嬉しいですね 私だけがいいと」スススッ
タカトシ(アレ?またこれ…)
-
182 : 2014/10/05(日) 01:53:06.27 -
出島「ウカツと言えばもうひとつ」
タカトシ「…なんです?」
出島「先ほどは 急いでいたあまり…」モソモソ
「コレを着け忘れていました」カサッ
タカトシ「」
出島「危なかったですね
もしおふたりが帰ってこなかったら…」
タカトシ「…」
出島「奥深くまで届いていたのできっと…」
タカトシ「あの…またそうやって煽って
追い詰める気ですね」
出島「…わかっちゃいますか」
タカトシ「はい…もうだいぶ」
-
183 : 2014/10/05(日) 01:56:28.98 -
出島「では キチンと着けてお願いします」
タカトシ「…はい」
(なぜ持ってるんだ?とは考えない考えない)
出島「どうかしました?」
タカトシ「いえ
というかやっぱりしちゃうんですね」
出島「ええ」
タカトシ(真っ直ぐだなあ…)
出島「…」
タカトシ「…」
出島「…」
タカトシ「…」
出島「そろそろあなたから来てください」
タカトシ「…はい///」
・・・・・・
-
184 : 2014/10/05(日) 01:58:34.30 -
続く
今回の話は次で終わればいいなあ
-
187 : 2014/10/05(日) 20:25:55.82 - 出島さんの脱いだ下着です
-
188 : 2014/10/15(水) 01:18:18.67 -
・・・・・・ナデナデ
ナデナデ
タカトシ(…ん?)
ナデナデ
ナデナデ
タカトシ(なんかイイな…この感じ)
ナデナデ
ナデナデ
タカトシ(このままもうちょっと…)
.
.
タカトシ(アレ?)
ツネッ
タカトシ「イッ…」
出島「起きてましたね」
-
189 : 2014/10/15(水) 01:21:03.92 -
タカトシ「」パチ
「…」
出島「なにか?」
タカトシ「どうして俺は
出島さんのひざで寝てるんでしょう」
出島「どうしてなんでしょうね」
タカトシ「それと…もう少し撫でられてたかったです」
出島「私がここに居られる時間も限られてますよ」ナデ
タカトシ「そうですね…」
出島「…」ナデ
タカトシ「いま何時ごろですか」
出島「2時をちょっと過ぎたあたりです」
タカトシ「そうですかあ…」ムクリ
出島「あら」
タカトシ「お昼もまだでしたね」
出島「そうでしたね」ゴロン
タカトシ「」
出島「なにかご用意しましょうか」
タカトシ「いえ…あの…これは…?」
出島「勝手にですが 交代しました」
タカトシ「はい///」
-
190 : 2014/10/15(水) 01:23:07.69 -
ナデナデ
出島「確かに…ずっとされていたいですね」
タカトシ「…」ナデ
出島「…」
タカトシ「…」ナデ
出島「…ん」ウトウト
タカトシ「眠いですか」ナデ
出島「気がゆるんでくると…どうしても」
タカトシ「寝ちゃっていいですよ」
出島「そうしたいですが
先ほども少し眠ってしまっていました」
「これから仕事もありますし」
タカトシ「仕事 そんなに忙しいですか?」
出島「確かにハードですが
たまにはこんな なにもしなくていい時間を
お嬢様からいただけることもあります」
タカトシ「そうなんですね」ナデ
出島「でもだいたいは結局なにかをしてしまいます」
タカトシ「…」ナデ
出島「今日もいろいろしちゃいましたね」
タカトシ「///」
-
191 : 2014/10/15(水) 01:25:19.87 -
出島「今日の私は…強引でしたか?」
タカトシ「え? うーん…俺にならいいんですけど
時さんにしたようなことは…どうかと」
出島「やはりそうですね」
「次に会ったとき謝っておきます」
タカトシ「はい」ナデ
出島「でも あなたにならいいのですね」
タカトシ「…」
「…覚悟しておきます」
出島「楽しみです」
-
192 : 2014/10/15(水) 01:28:18.27 -
出島「ヨッ…と」ムクリ
タカトシ「あ…」
出島「ちょっとガッカリでしょう」
タカトシ「え?」
出島「起き上がられると」
タカトシ「ああ…はい」
出島「…」スクッ
「シャワー お借りします」スタスタ
タカトシ「あ」
スタスタ
スタスタ
タカトシ「あの そっち玄関ですよ」
出島「ええ 車の中に着替えがあるので取りに」
タカトシ「取りにって…出島さん いま服装がちょっと…」
出島「ちょっと なんでしょう」
タカトシ「ちょっと…というかかなり乱れて…」
出島「これもまたワケアリな格好で
見た人は忘れられないでしょうね」
タカトシ「通報されますよ ウチが」
-
193 : 2014/10/15(水) 01:31:55.10 -
出島「ここは人通りが少ないですし
今日は張り込んでる方もいないのが残念です」
タカトシ「いやいやいやいや」
「俺が取ってきますから 入っておいてください」
出島「わかりました
助手席の紙袋に着替えが入ってます」
ガチャ
タカトシ(これだよな…)ガサガサ
(着替えを用意して来たってことは…
最初からヤル気か…)
(後ろの席の紙袋はなんだろ…まあいいか)
[浴室・脱衣所]
シャーーーー
タカトシ「ここ置いときますねー」
出島『ありがとうございます』
シャーーー
出島『ところで』
タカトシ「はい」
出島『ご一緒しません?』
タカトシ「え」
-
194 : 2014/10/15(水) 01:34:39.05 -
出島『入るつもりですよね 私のあと』
タカトシ「はい…」
出島『一緒なら時間の節約になります』
タカトシ「……遠慮しておきます」
出島『そうですか…
もうひとついいですか?』
タカトシ「はい」
ガチャ
出島「ちょっと お風呂の中を見てもらえます?」テマネキ
タカトシ「お風呂に変なところありました?」
ガシッ
タカトシ「え?」
グイッ
出島「えい」
タカトシ「ワワッ!」
シャーーーーー
-
195 : 2014/10/15(水) 01:37:11.06 -
[浴室]タカトシ「」ビッショリ
「…なんすかコレ」
出島「ちょっとしたイタズラ心です」
タカトシ「どうしろって言うんですか」
出島「もうこのまま入ってしまいましょう」ヌガセヌガセ
タカトシ「ン~~~」
ヌガセヌガセヌギヌギ
タカトシ「///」
出島「いまさら恥ずかしがることもないと思いますが」
タカトシ「状況が変わると…
受け止め方も変わってしまうんです///」
出島「このあいだはもっと積極に入ってましたよ」
タカトシ「このあいだって…入ったんですか 一緒に」
出島「はい」
タカトシ「オレ…なにしました?」
出島「言わせますか」
タカトシ「」ゾクゾク
ビンッ
タカトシ「ウッ…」
出島「あら」
タカトシ「すみません
そんなつもりなかったんですが…」
出島「仕方ありませんね」
-
196 : 2014/10/15(水) 01:39:40.46 -
ゴシゴシゴシゴシゴシ
タカトシ「あの…」
出島「はい」
タカトシ「普通に背中を流されてるだけですが…」
出島「なにを期待していました?」
タカトシ「…いえ」
出島「放っておけば勝手に治まりますよ」
タカトシ「そうですね…」
ゴシゴシ
出島「まあでも」
ピト
タカトシ「うぉッッ」
出島「これくらいはしましょうか」
ヌルッヌルッ スベスベ ヌルッ
タカトシ(治まりかけてたのにいいい…)ビンッッ
-
197 : 2014/10/15(水) 01:42:02.17 -
出島「では流しますね」
シャーーー
タカトシ「冷たッッ」
出島「こうやって冷やすことで
血の巡りが悪くなって治まります 多分」
シャーーー
タカトシ「ウウッ…」
シャーーーーー キュッ
出島「あがりますか」
オタガイニフキフキ
ビンッ
タカトシ「…」
出島「治まりませんね」
ニギッ
タカトシ「ンッ…」
出島「…」
シュルシュル シコ
出島「私も…治まらないままです」
タカトシ「え?」
出島「先ほどから 私の中で 熱いのが」
タカトシ「」
出島「ですが
いまからまた始めてしまうと
いつ終わるかわかりませんよね」シコ
タカトシ「…」
出島「またゆっくり過ごせる時間があるときに
お願いしていいですか」パッ
タカトシ「はい」
-
198 : 2014/10/15(水) 01:44:50.25 -
出島「あら? お着替えは…」
タカトシ「いや…濡れちゃいましたし
部屋に行かないと服はないですよ」
出島「…そうでした」
タカトシ「着替えたら昼ごはん作りますね
遅くなっちゃいましたが」
出島「はい」
[タカトシの部屋]
タカトシ「ハァ…出島さんに振り回されてばかりだなあ…」キガエキガエ
スタスタ
トントン
ヴィィィィイィ!!
タカトシ「??」
[リビング]
タカトシ「出島さん 何して…」
出島「掃除機を使わせてもらってます
お食事までにここの方付けを」ヴィィィ!!
タカトシ「ああ…休んでてくれていいんですよ」
出島「でも 動いてたほうが落ちつきます」
タカトシ「そうですか…」
出島「ところで
ここに入ってくるまでは
バイブの音だと思ってませんでした?」
タカトシ「思ってませんしそんな大きな音しませんよね
いや知りませんけど」
-
199 : 2014/10/15(水) 01:47:49.79 -
[キッチン]グツグツ グツグツ
ジューーー出島「何を作ってるんです?」
タカトシ「ざる蕎麦とミニ親子丼です」
グツグツ
ジュー出島「なかなか 慣れたものですね」
タカトシ「なにか作る機会が増えちゃいましたからねー
レトルトや冷凍食品も多いですけど
今日はがんばってみました」
出島「ところで ご飯は炊かないままでいいのですか」
タカトシ「あ ご飯は冷凍かパックのかを使います」
出島「こちらですね」
タカトシ「もう出してるんですね」
出島「お蕎麦の洗いと水切りは私がしておきます」
タカトシ「あ すみません」
ジャーーーー
出島「…」ジャー チャッチャッチャ…
タカトシ(なんかこういうのって…)
出島「なにか?」
タカトシ「いえ///」
出島「…」
「こういうのもいいですよね」
タカトシ「…はい」
-
200 : 2014/10/15(水) 01:49:46.90 -
タカトシ「では どうぞ」
出島「いただきます」
モグモグ ズルズル
タカトシ「どうでしょう」
出島「なかなかですよ」
タカトシ「ありがとうございます」
出島「火が通りすぎなところもありますが
なかなかです」
タカトシ「クッ…きびしいですね」
出島「そうでしょうか」
タカトシ「…次はがんばります」
出島「楽しみにしています」
モグモグ ズルズル
-
201 : 2014/10/15(水) 01:52:44.11 -
出島「ごちそうさまです」
タカトシ「おそまつさまです」
「お茶は冷たいのでいいですか」
出島「ええ」
.
タカトシ「」ゴク
出島「」ゴク
タカトシ「」プハッ
出島「洗いものは」
タカトシ「俺がしときます 後で」
出島「いけませんね
こういうのはすぐに済ませないと」スクッ
タカトシ「あ…俺も」
ジャーー カチャカチャ キュッ
ジャー カチャカチャカチャ キュッ キュッ
出島「こうやってすぐ済ませておけば
後でゆっくり過ごせますよ」
タカトシ「そうですね」
出島「では ゆっくりと
先ほどの続きを」ギュッ グイッ
タカトシ「え」
-
202 : 2014/10/15(水) 01:54:50.07 -
[リビング]出島「」ゴロン
タカトシ「コレですか」
出島「もうちょっとされていたかったんです」
タカトシ「そうですか」
出島「食べてすぐ横になるのは良くないと言われていますが」
タカトシ「…」ナデ
出島「ん…」
タカトシ「…」ナデ
出島「あぁ…」
タカトシ「好きですか」
出島「…」
タカトシ「コレ」ナデ
出島「…はい」
「好きになりました」
タカトシ「…」ナデ
出島「…」
.
.
PiPiPiPi
-
203 : 2014/10/15(水) 01:57:13.08 -
出島「あら」ムクリ
モソモソ パカ
出島「…」
「お屋敷からです」
タカトシ「七条先輩ですか」
出島「いえ お屋敷から」
「そろそろ買い物でもして帰って来やがれ
…とのことでした」
タカトシ「そうですか…」
出島「…」
「確か」
タカトシ「はい?」
出島「夕方までは家にいる と仰ってましたが」
タカトシ「はい…言ったと思います」
出島「外出の予定がありましたか」
タカトシ「俺も買い物に行く予定です
親に頼まれてて」
出島「そうでしたか
それなら ご一緒しましょうか」
-
204 : 2014/10/15(水) 02:00:05.45 -
バタン バタン出島「お買い物は いつもどちらまで?」
タカトシ「いつも買い物は学校帰りなので
駅前のショッピングセンターです」
出島「そこは近すぎるので…
今日は私のよく利用するところへ行ってみませんか
帰りもお送りしますよ」
タカトシ「そうですね 行ってみます」
ブロロロロロ…
出島「私からも」
タカトシ「はい?」
出島「個人的な贈り物があるのですが
受け取ってもらえますか」
タカトシ「はい なんでしょう」
出島「後ろの座席の紙袋です」
タカトシ「これですか」ガサガサ
「なんです?」
出島「コンドームをグロスで」
タカトシ「」
「…グロスってことは」
出島「12ダースになります」
タカトシ「144箱…」
出島「多すぎならご家族で使ってください」
タカトシ「俺が全部使います!」
ブロロロロロ…
出島「言いましたね」
タカトシ「言っちゃいました…」
-
205 : 2014/10/15(水) 02:02:20.04 -
ブロロロロ…出島「もうひとつ お願いがあるのですが」
タカトシ「はい」
出島「」モソモソ
「」つ携帯
タカトシ「え…?」
出島「連絡先…の交換しません?」
タカトシ「ああ…してなかったですか」
出島「はい」
タカトシ「そういえば今日も 家の電話にかけてきましたね」
出島「また時間ができたとき お教えできます」
タカトシ「わかりました」モソモソ
Pi
-
206 : 2014/10/15(水) 02:06:07.86 -
最後が特にオチてませんが
今回の津田ん家でのふたりの話はこれで終わりになりますこの先は特に考えてないですけど
ふたりがいろんなシチュでやる…ってだけの話は避けたい -
210 : 2014/10/23(木) 01:54:01.95 -
続きはなかなか書けないままですが
>>168らの時さんの行動とかがわかりにくかったんじゃないかと思って
時さんの内面みたいなものを少し書いてみました
-
211 : 2014/10/23(木) 01:58:28.20 -
トッキー「…ん?」
デー オヒルナンニシヨウカ
トッキー(なんだ今の…)
ナニトイッテモ デキルモノナンテカギラレテルゾ
(口もと拭いた…)
イツモオナジヨウナノジャアキルネ
(そこまでするか?)
ゴヨウイシマショウカ
(このメイドも客として来てるだけなのに…
そこまで世話好きか?)
エ イイノー?
(いや…)
ダメダ デジマサンニナンデモタヨルナ
(…しないよな)
チエー
(世話好きでも…他人にそこまで)
トキサンハ…
トッキー「…あ」
タカトシ「…何か食べたいものなんてある?」
トッキー「私は別に…なんでも」
-
212 : 2014/10/23(木) 02:00:13.84 -
トッキー(こっちに振ってくるとは思わなかった…)ゴクゴク
(…ん)チラ
(なんだアレ)
(黒い…ハンカチ?)
(じゃない…下着!!?)プハァッッ
「コホッコホッ カハッ」
コトミ「トッキー!! 大丈夫!?」サスサス
トッキー「コホッコホッ ケホッ」
出島「あぁ」サッ モソッ
トッキー(コイツのか…!!)
-
213 : 2014/10/23(木) 02:02:54.14 -
コトミ「ドジっ娘キャラ取られそうだからって
張り合わなくていいんだよ」サスサス
トッキー「ンなこと…するか」コホコホ
(なんでこんなトコで…脱いでんだ?
脱いで…何してた!?)
(そういえばさっきの会話…)
『出島さん うちのメイドになっちゃえばいいのにー』
『ええ どんなお世話でもしますよ』
『あ 出島さん自身がってことですね』
『ええ その通り』
『仕事って タカ兄のあっちの世話も?』
『はい お引き受けしていますよ』
トッキー(もしボケてたわけじゃないなら このふたり…///)
-
214 : 2014/10/23(木) 02:06:54.54 -
タカトシ「時さんコレで 拭いて」つティッシュ
トッキー(コイツも…)ギロ
(妹帰ってくるかもって時にナニしてたんだ
…信じられねえ)
タカトシ「え?」
出島「…」
トッキー(この兄も結局あっち側か)バッ フキフキ
コトミ「トッキー…今のは
強敵からの施しなんて受けられるかってコト?」
トッキー(オマエは全然気付いてないのかよッッ
普段色ボケかましまくってるくせにッ)
「ン~~~~」
(どうする? 気付いてないなら連れ出すか
ここは…居づらい!!)
「」ゴクゴクゴクゴク
「プハッ」
コトミ「またそんなイッキに」
トッキー(連れ出す理由は…適当でいいな)スクッ
「…忘れた」
コトミ「えッ?」
トッキー「宿題…全部忘れてきた…ウチに」
コトミ「ええッ!?」
-
215 : 2014/10/23(木) 02:10:51.37 -
って感じで終わり
本編の続きは、修羅場かハーレムかグチョラブになるかなあ…
-
218 : 2014/10/29(水) 01:25:43.94 -
出島「では皆さま ごきげんよう」ペコリ
アリア「」バイバイ
バタン
ブロロロロロ…
シノ「さて」クル
「我々は残った仕事を片付けるとするか」
タカトシ「今日はどんな仕事が残ってました?」
スズ「たしか 夏休み中の各部活動の合宿費・遠征費の精算と
各クラス・委員・部活動から出された
体育祭と文化祭の企画に目を通すのと…」
シノ「それと校内の見回りもだな」
タカトシ「けっこうありますね」
スズ「じゃあ分担してやりましょう
会長が企画の目通し 私が精算 津田が見回り」
シノ「うむ…そうするか」
タカトシ「それってなんだか俺ひとりだけ楽じゃないですか?」
スズ「計算も書類見るだけの作業も好きじゃないんでしょ
ひとりでやったほうが効率いいわ」
タカトシ「ハァ…
俺ってちゃんと生徒会の役に立ってるんですかねー」
シノ「そう悩むことはないぞ
男子たるもの
立つべきときに立ちさえすればそれでいい!」
タカトシ「それって男はそのときだけしか必要ないってことになりますよー」
スズ「…」
「え!? 突っ込みなさいよ…」
-
219 : 2014/10/29(水) 01:28:53.01 -
スタ スタ スタタカトシ(見回りといっても…)
スタ スタ スタ
タカトシ(ウチの学校 特に問題が起きたりしないよなー)
スタ スタ スタ…
タカトシ(ただ…いろいろ問題のある人は)
(生徒会にも)
(先生にも)
(ウチのクラスにも)
(オレんちにも…)
スタ スタ
畑「おや」
タカトシ(そしてこのひとだー)
-
220 : 2014/10/29(水) 01:30:26.13 -
畑「見回りですか
めずらしいのね 津田副会長ひとりでなんて」
タカトシ「今日は仕事がちょうど三つ残ってたので
それをひとりずつ分担しようってコトでこうなってるんです」
畑「ちょうど四つではなくて三つですか?
今日は誰かお休みなの?」
タカトシ「ああ…七条先輩が家に来客があるからと
先に帰っちゃいまして」
畑「なるほど」
スタスタスタスタ
タカトシ「どうしてついて来るんですか」
畑「個人的に 津田くんに聞きたいことがあるの
いい機会なので」
タカトシ「俺は別に話すことなんてないと思うんですけど」
畑「私にはひとつありましてー」
タカトシ「なんですか?」
畑「出島さんとのコトです」
タカトシ「…」
-
221 : 2014/10/29(水) 01:32:26.03 -
畑「単刀直入で聞いちゃいますがー
アレからも何度も会ってるんでしょ?」
タカトシ「アレからって…」
畑「天草会長たちが天体観測に出かけて
数時間連絡の取れなくなった夜からです」
タカトシ「そりゃあ…出島さんは七条先輩の送り迎えをしてますし
毎日のように…」
畑「そういう意味の"会う"じゃないの
わかりますよね」
タカトシ「…」
-
222 : 2014/10/29(水) 01:36:01.24 -
畑「どうなの? 実際のところ」
タカトシ「どうなのって言われましても…」
畑「教えて 正直に」
タカトシ「今日はいつも以上に食いつきますね」
畑「なんの根拠もなく聞いてるわけではないですから」
タカトシ「根拠ってあの号外記事ですか
出島さんがうちに泊まったことを大げさに書いた—」
畑「まあそうなんですが
あの記事は本人の希望もあって内容を抑えてたの」
タカトシ「本人? 俺はなにも言ってないから…」
畑「ええ 出島さんの希望」
タカトシ「いつ出島さんとそんな話したんですか」
畑「じゃあ言っちゃいますケド
私 あの夜津田くんのおウチに居たんですよ」
タカトシ「ウチの前で張り込んでたってことですよね」
畑「いえ おウチの中」
タカトシ「はぁッ!?」
畑「津田くんのお宅に
朝まで」
タカトシ「…」ブルブルッ
-
223 : 2014/10/29(水) 01:38:43.72 -
続きます
天体観測のことなんて皆さん覚えてたでしょうか
-
225 : 2014/11/04(火) 01:16:51.38 -
タカトシ「どうして…」ガクガク
「畑さんが…」ブルブル
「ウチにいたんですか…」ガチガチ
畑「そんなに震えなくてもいいわ
このことは個人的に聞いてるだけ
記事にはしないですよ」
タカトシ「」ガクガク
「いくらなんでも…
勝手にウチの中にまで入るのはやりすぎでしょ!?」
畑「あー それは誤解
ちゃんと招かれて入ったわよ」
「出島さんにね
外は冷えるからと」
タカトシ「出島さん…」
畑「まあ 出島さんに招かれて
津田くんのおウチにお邪魔する…というのも
少しおかしな話ですけど」
タカトシ「…」
-
226 : 2014/11/04(火) 01:20:17.31 -
タカトシ「じゃあ…全部知ってるんですか…」
畑「全部とは言っても
直接なにかを見たわけではないです
下のお部屋で休んでいただけなので」
「出島さんに用意していたお布団は
私が使わせてもらってました
遅くなりましたがありがとうございます」
タカトシ「…」
畑「撮影や録音なども一切してませんよ
出島さんに激しく止められたの
カラダで」
タカトシ(身体?)
畑「津田くんの部屋のカメラ類も
全部出島さんに捨てられちゃいましたし」
タカトシ「なんですか? オレの部屋のカメラって…」
畑「コトミさん経由で仕掛けてましたー」
タカトシ「…なンてことするんです」
(帰ったら説教だ…)
畑「そんなわけで私は休んでいたので
なにも見てはいません
時折ギシギシとは聞こえてきましたが」
タカトシ「///」
-
227 : 2014/11/04(火) 01:22:22.37 -
畑「ああそうそう
翌朝のお掃除とお洗濯とお弁当作り
私も少しですがお手伝いしましたよ」
タカトシ「それは…ありがとうございます」
畑「そのあと記事の内容をふたりで考えて
津田くんのおウチから出てくるところの撮影だけ許されました」
「…と こんなこともあの夜にあったんです」
タカトシ「俺はなにも聞いてないです…」
畑「あの方
なに考えてるかよくわからないとこありますからね」
タカトシ「それは畑さんもでしょ」
-
228 : 2014/11/04(火) 01:24:01.50 -
畑「津田くんとのコト
出島さんはなにも教えてくれないんですよ」
タカトシ「…」
畑「だから津田くんに聞くしかないんです
どうなってるの?」
タカトシ「どうなってる…って」
畑「アレから何度ぐらい会ったの?」つレコーダー
タカトシ「あの…記事にはしないって言ったじゃないですか
なんでソレ向けるんですか」
畑「録音はしてないです 向けてるだけ
私と津田くんとではこうして話すほうが誰も注目しませんよ」
タカトシ「…」
畑「ムケてるといえば津田くんは—」
タカトシ「そうやってボケてくれる方がどれだけ気楽か…」
-
229 : 2014/11/04(火) 01:26:54.99 -
タカトシ「…記事にはしませんよね」
畑「はい」
タカトシ「誰にも 言いませんよね」
畑「ええ」
タカトシ「…」
畑「何度ぐらい会いました?」
タカトシ「…」
畑「頻繁に会うようになったのはいつから?」
タカトシ「…」
畑「津田くん?」
タカトシ「すみません やっぱり答えられません」
畑「そおですか」
「じゃやっぱり 割り切った付き合いってことなんですね」
タカトシ「割り切った?」
畑「要はセフレです」
タカトシ「セフ…」
-
230 : 2014/11/04(火) 01:28:39.04 -
中途半端だけど続きます
今回は小出しですね
-
232 : 2014/11/12(水) 01:32:52.69 -
畑「カラダだけ ヤルだけの関係」
タカトシ「そんな言い方ないでしょ…」
畑「じゃあ ソレ以外なにしてます?」
タカトシ「…」
畑「出島さんっていつもそんなにお時間取れませんよね」
タカトシ「…」
畑「致した後はちょっとお話してお別れ ですよね?」
タカトシ「…はい」
畑「同じです」
タカトシ「?」
-
233 : 2014/11/12(水) 01:35:28.98 -
畑「私個人としてはそういうお付き合いを
否定するつもりはありませんが」
タカトシ「…」
畑「ただやはり津田副会長には 出島さんとの激しい関係より
天草会長とのもうちょっとぬるーいお付き合いを
期待してしまいますね」
「新聞部としては」
タカトシ「…個人的に聞いてるんじゃないんですか」
畑「さっきまではね」
タカトシ「調子いいなあ」
畑「萩村さんとのお付き合いでもいいんだけど
出島さんは できれば避けて」
タカトシ「どうしてです?」
畑「出島さんじゃ記事にならないの」
タカトシ「は?」
-
234 : 2014/11/12(水) 01:38:10.73 -
畑「事前にお願いした取材じゃないと
出島さんはなーんにも書かせてくれませんから」
タカトシ「…号外を出したじゃないですか」
畑「あの号外も 私のカラダを張ったお願いで
やっと出させてもらったんですよ」
「名前も顔出しもNGにすることで
なんとか許可をいただきました」
タカトシ「その言い方はどうかと思いますが
そうだったんですか」
畑「ちゃんと見てなかったの?」
タカトシ「見出しぐらいしか…」
畑「…そのためなのか あの号外記事
実はあまり評判良くなかったんです」
タカトシ「名前を出さなかったことと記事の評判と
なにか関係あるんですか?」
畑「気になります?」
タカトシ「どーでもいいような 気になるような…」
畑「気にしてー せめて今だけは」
タカトシ「じゃあ せっかくなので」
-
235 : 2014/11/12(水) 01:51:17.06 -
畑「桜才学園内で
出島さんのこと知ってる生徒って実はかなり少ないの」
タカトシ「はあ…そうなんですか」
畑「生徒会の皆さまと
私をはじめとした生徒会に関わってる生徒以外は
ほとんど知られてないですね」
タカトシ「毎日送り迎えしてたり 行事に参加してもらったり
たまに校内に忍び込んできたりするので
けっこう知られてると思ってました」
畑「桜才新聞にインタビューを載せたことがありますが
アレもだいぶ生徒会に検閲されて無難な記事に収まってしまったので
生徒の印象には残らなかったみたいです」
「出島さんのことは たまに見かける七条家のメイド ぐらいの認識です」
タカトシ「そうなんだ…」
畑「そんな出島さんと津田副会長との件を
名前も顔も出さないで記事にしても 反応は薄かったですね」
タカトシ「…」
畑「それどころか
学園外の女性との色恋なんか放っておけ
そっと見守っておいてやれ という意見が目立ちました」
タカトシ「この学校もまだ良識あるひと多いんですねー」
-
236 : 2014/11/12(水) 01:53:17.75 -
畑「てなわけで
津田副会長には生徒会の皆さまか
せめて学園内の生徒とのお付き合いをお願いしたいのです」
タカトシ「いままでの話って要するに
新聞部として都合のいいネタが欲しいだけでしょ」
畑「まあー そうなっちゃいますね」
タカトシ「まったく…」
畑「でも」
「また個人的な話になりますけど
やっぱり出島さんとの関係は考え直したほうがいいわ」
タカトシ「なぜですか」
畑「そのうち気付きますよ
天草会長も 萩村さんも」
タカトシ「…」
-
237 : 2014/11/12(水) 01:58:15.87 -
続きます
この放課後の話は次回までになると思う
-
238 : 2014/11/12(水) 03:01:15.53 ID:9JKxaGd2O -
乙です
毎週楽しみにしてます -
239 : 2014/11/16(日) 22:55:20.70 ID:BOW2a3V20 -
まさかこのスレ続いてたなんて……
エロいだけでなくストーリー自体がミステリーな感じで面白いね
畑さんとの会話、ドキドキした -
240 : 2014/11/19(水) 00:25:45.69 -
畑「いわゆる彼氏彼女や恋人同士のようなお付き合いなら
あのおふたりもまだ納得するかもですが」
タカトシ「…」
畑「実際はセフレですよね カラダだけの関係
こんなことどう説明するの」
タカトシ「それは…」
畑「そんな修羅場 我々新聞部も放っておけないですねぇ
なんとしてでもその場は押さえさせてもらいます
悪いようには書きませんから安心してください」
タカトシ「…クッ」
-
241 : 2014/11/19(水) 00:28:07.09 -
畑「そして七条さんですが」
タカトシ「七条先輩…」
畑「とっくにご存知なのではないでしょうか」
タカトシ「まさか…」
畑「七条さんも
出島さん以上になにを考えてるかわかりませんから」
「知らないふりをしながら
津田くんの様子を楽しんでいたりして」
タカトシ「…」
畑「私の勘では最初から…天体観測の翌朝にはもうね
気付いていたのかもしれませんよ
思い当たることありません?」
タカトシ「そんなこと…」
(…あったか?)
-
242 : 2014/11/19(水) 00:30:43.17 -
畑「まあコレにはなんの根拠もありません
ほとんど私の妄想です
でもそうだったら面白いですよね」
タカトシ「面白いのは畑さん的にでしょ」
畑「私的というよりは新聞部的にです
私個人としては出島さんの迷惑になるようなことはしませんよ」
タカトシ「記事が迷惑だってわかってるんですね」
畑「私の聞きたい&言いたいことはコレくらいなのですが
最後にひとつだけよろしいですか」
タカトシ「なんですか」
畑「次はいつ会うの 出島さんに」
タカトシ「…会いません 当分は」
畑「ホントですか? 次の週末にでも会うんじゃないの?」
タカトシ「」
畑「ま ウソをつくようなひとじゃありませんね 津田くんは」
タカトシ(クッ…)
「畑!」
-
243 : 2014/11/19(水) 00:34:59.33 -
畑「おや これは天草会長に萩村さん
なぜこんなところへ?」
スズ「津田がなかなか戻ってこないから探してたんです」
シノ「遅いと思ったら 畑につかまっていたか」
タカトシ「すみません…」
シノ「また津田から よからぬ事を聞きだそうとしていたな」
畑「いえいえ
津田副会長のヒトとのツナガリやら 今晩のオカズやら
どうってコトのないことしか聞いてませんよ」
タカトシ「会長…オレは大丈夫ですから」
シノ「…」
スズ「…」
キンコンカンコン♪
畑「おや
そろそろ下校時刻ですね」
「私はこのへんで失礼します
では皆さんごきげんよー」ノシ ビュー
シノ「おい 畑!」
スズ「…行っちゃいましたね あっというまに」
シノ「…」
「津田」
タカトシ「あ はい」
シノ「見回りを済ませて我々も帰るぞ」
-
244 : 2014/11/19(水) 00:40:43.69 -
スタスタ
スタスタ
スタスタタカトシ(あぁ…)モソモソ パカ Pi
—————————————
|Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re
|
|201X/9/10(水) 03:08:09
|—————————————
|次の土曜の夜に
|お時間を頂けました
|
|出島タカトシ(ウソをついてしまった…)ガクッ
スタスタ
スタスタタカトシ(あの夜…出島さんは
畑さんがいるとわかってて俺の部屋に…)モソモソ
ツダ…
(畑さんがどんなひとか
まったく知らないわけでもないだろ)
ツダ
(なにを考えてるんだ
出島さん…)
ツダ!
(アレ? そういえば畑さん
出島さんは俺のことをなにも教えてくれないって…
そんな話をする機会がいつ…)
スズ「津田ーッ!」
タカトシ「」
-
245 : 2014/11/19(水) 00:43:55.11 -
スズ「なに突っ立ってるの
早く来なさいよ」
タカトシ「あ」
スタスタ
シノ「津田 大丈夫そうな顔には見えないぞ」
タカトシ「…」
スズ「畑さんになにを聞かれてたの」
タカトシ「それは…
たいしたことはなにも」
シノ「では 津田の今夜のオカズはなんだ」
スズ「またそんな…」
タカトシ「…今日は親がいますし
買い物も頼まれてないのでわからないです」
スズ「…」
シノ「…そうか
津田の好きなものだったらいいな」
スズ「そうですね」
-
246 : 2014/11/19(水) 00:47:43.86 -
スタスタ
スタスタ
スタスタスズ「畑さんのことだから
私たちの知らないことをいろいろ知ってるでしょうね」
シノ「津田の性的趣味やら処理する時間帯やら
すべてお見通しなのだろうな」
スズ「まったくそーですねー」
シノ「しかし津田 私はそれを畑から聞こうとは思わないぞ」
「津田が直接話してほしい」
スズ「」ウンウン
タカトシ「オレの…そんな話をですか?」
スズ「」ガクッ
「…いま話せないことよ! 津田の!!
私たちの知らないこと!!」
シノ「あるんだろう 色々と」
タカトシ「はい…あります」
シノ「いまはいい
話す決心がついたときに話してほしい」
スズ「ちゃんと聞くから」
タカトシ「…わかりました」
(ありがとう)
-
247 : 2014/11/19(水) 00:52:25.58 -
シノ「それでは…アリアがいないのは残念だが
三人で甘いものでも食べに行くか」
スズ「いいですね」
シノ「おごるぞ」
タカトシ「そんな…悪いですよ」
スズ(バカッ)ツネッ
タカトシ「イッテ…」
スズ(気を使ってくれてるんだから
こういうときは甘えればいいの)ヒソヒソ
タカトシ(ああ…うん)
「はい…ごちそうになります!」
シノ「何がいい? 津田の好きなものでいいぞ」
タカトシ「じゃあ おしるこで」
スズ「この季節に?」
タカトシ「あ…ありませんよね」
シノ「いや 探そう きっとある」
スズ「そうですね 探しましょう」
シノ「では さっさと見回りを終わらせるか」ギュ
タカトシ「え?」
スズ「ボーっとしないの」ギュ
タカトシ「え? なぜふたりとも俺の手を??」
シノ「そういう気分だ」
スズ「同じく」
タカトシ「ええッ?」
シノ「ほら急げ」ギュッ
スズ「転ぶわよ」ギュツ
タカトシ「あーはい わかりました」ギュッ ギュッ
スタスタ
スタスタ
スタスタ…タッタッタッタッタッタ…
-
248 : 2014/11/19(水) 00:58:33.64 -
終わり
また次の話へ続きます
>>238
いつもコメントありがとうございます
ただ、毎週必ずうpできるかはわかりません
でも毎週うpするつもりでやってかないといつまでもうpしないような感じもあります>>239
謎っぽい部分はありますが
その謎を回収しないまま終わらせちゃう気もします
最近のコメント