鈴「死ねええ!」一夏「うぐっ!?」


1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/09(土) 23:28:48.22 ID:dBHCWY0TO
鈴「一夏ぁ!昨日用事があるって訓練さぼって、ラウラとデートしてたでしょ!?」ジャキッ

一夏「サボるもなにも、元々ラウラと出かける予定だったんだよ!後から鈴に誘われたから断っただけだろ!?」

鈴「うるさい!!問答無用!!」キュイイイン

一夏「ば、馬鹿やめ」

鈴「死ねっ!!」ドゴォッ!

一夏「うぐあっ!?」ズザザザー

鈴「これに懲りたら二度とさぼってデートなんて」

一夏「げぼっぐはっっうげぼっ」ビチャビチャ

鈴「ちょっと!ちゃんと聞いてんの!?」

一夏「げぼっ・・・ハッ・・・ハッ・・・」

鈴「・・・一夏?」


ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1310221728/


2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/09(土) 23:33:16.97 ID:dBHCWY0TO
鈴「そ、そんな痛そうなフリしたって」

一夏「ッ・・・・・・ハッ・・・・・・」ビクッ  ビクッ

鈴「一夏?」ユサユサ

一夏「・・・・・・」

鈴「い、一夏!?」ユサユサ

「ね、ねぇあれまずいんじゃ」

「誰か先生呼んだほうが」

鈴「一夏!起きなさいよ一夏!」


4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/09(土) 23:38:06.63 ID:dBHCWY0TO

千冬「・・・」

鈴「あの、千冬さん・・・一夏は」

千冬「全治3ヶ月、いや全治というのはおかしいな」

鈴「・・・え?」

千冬「脊髄が傷ついて下半身に障害が残るらしい。無理もないな、生身でISの攻撃を受けたんだ」

鈴「そんな!・・・あたしは・・・」

千冬「あたしはなんだ?」

鈴「ただ、一夏が・・・ちょっと懲らしめて・・・」

千冬「目撃者の証言だと死ねと言って襲い掛かったらしいな?」


9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/09(土) 23:42:45.87 ID:dBHCWY0TO
鈴「あれは・・・ぐすっ・・・うわあああああああ」

千冬「泣いてどうなる?わたしの弟はそれで治るのか?」

鈴「ああああああああああああ」

千冬「・・・質問に答えろ」

鈴「いぢがぁあああ、ぐすっ、あああああああああ」

千冬「・・・答えろと言っているんだ!!!」ドガッ

鈴「あぐっ!!」

山田「織斑先生!!駄目です!!」ガシッ

千冬「お前も同じ目にあわせてやる!!離せ!!」

山田「だ、駄目ですぅ!!誰か!!」


11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/09(土) 23:46:43.88 ID:RzF4fnui0
千冬「うるさい!」

山田「きゃっ」

千冬「おらぁっ」ドゴッ

山田「がはっ・・・」

千冬「私の怒りが・・・貴様には見えるかぁーっ」バコッ

山田「げふっ・・・」


14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/09(土) 23:49:18.71 ID:dBHCWY0TO
今回の件はIS訓練中の事故として処理された。
本来ならばなんらかの罪に問われるはずの鈴であったが、ここはどの国の法にも縛られないIS学園。
それと鈴が中国の代表候補生ということも関係した。学園側は鈴を罰しようとしたが、
中国政府が圧力をかけてきたのだ。

こうして、鈴はなんの罪に問われることもなく
事件の目撃者には固い口止めがされた。


20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/09(土) 23:57:09.20 ID:dBHCWY0TO
医務室

鈴「・・・いちか」

一夏「おー鈴か。どうした?そんな暗い顔してさ」

鈴「・・・」

一夏「なんだよ、鈴らしくないな。ほら笑えって」

鈴「ぅっ・・・ぐすっ・・・」ボロボロ

一夏「なに泣いてんだよ」

鈴「ごめん・・・なさい・・・」ボロボロ

一夏「泣くなって!仕方ない、俺が一つ笑い話をしてやろう」

一夏「ここに足2本ついてるだろ?これさ、一生動かないんだって!笑えるよなーこの科学が発達した時代に」

鈴「えぐっ・・・ごめ・・・さい・・・」ボロボロ

一夏「しかも、自分で起き上がることすら出来ないんだぜ?あはははは!おっかしいよなー」


26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/10(日) 00:05:00.95 ID:cPXAlMr9O
鈴「うぅ・・・ぐすっ・・・」ボロボロ

一夏「泣くのやめろよ鈴。そんな顔似合わないぞー?」

鈴「ぐすっ・・・えぐっ・・・」ボロボロ

一夏「・・・泣くのやめろって。聞こえないのか?」

鈴「ごめっ・・・さい・・・えぐっ・・・」ボロボロ

一夏「泣くのやめろって言ってんだろ!!!あぁ!?」

鈴「ひっ!」ビクッ

一夏「なんでお前が泣いてんだよ!!加害者のくせによぉ!!」

鈴「ご、ごめっ」グシグシ

一夏「馬鹿にしてんのか!?」

鈴「しっ、して、ぐすっ、ない!」グシグシ

一夏「ちくしょう!!くそっ!!ふざけんじゃねえ!!なんで俺がこんなめにあわなきゃならない!?おい!!」


32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/10(日) 00:09:20.05 ID:cPXAlMr9O
鈴「ごめんなさいごめんなさい!」

一夏「そんなとこから見下ろすんじゃねえ!!起き上がることすらできねえんだよこっちは!!ふざけんじゃねえ!!ふざけんなよ!!」

鈴「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

一夏「くそっ!!ああああああああああああああああ!!」ガンガンガンガンガンガン

医者「織斑くん落ち着いて!」ガシッ

一夏「離せよおおおおおおおお!!離せ!!」

医者「鎮静剤!」

看護婦「は、はい!」

鈴「うっ、うぅっ・・・いちかぁ・・・ごめんなさい・・・」ボロボロ


37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/10(日) 00:15:48.02 ID:cPXAlMr9O

シャル「あ、鈴!おはよう!」

セシリア「・・・」

鈴「・・・」

シャル「ねえ鈴、挨拶してるんだよ?どうして無視するの?」

セシリア「シャルロットさん・・・行きましょう」

鈴「・・・」

シャル「ねえ、なんで無視するの?」グイッ

セシリア「シャルロットさん!」

鈴「・・・なによ」

シャル「なんだ喋れるじゃない。なんでここにいるの?」

鈴「・・・」

シャル「ねえ、なんでまだ学園にいるの?答えてよ」

セシリア「シャルロットさん!」

鈴「・・・」


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/10(日) 00:25:42.67 ID:cPXAlMr9O
シャル「答えてよ。ねえ」ユサユサ

鈴「・・・」

シャル「ねえってば・・・」ユサユサ

セシリア「・・・」

鈴「・・・」

シャル「答えろよ・・・答えろ!!」バシッ!

鈴「ぐっ!」ドテッ

シャル「どういうつもりなの!?なんで平然とここにいるの!?ねえ!!」バキッバキッ

鈴「ぐふっ!」

セシリア「シャルロットさん!」ガシッ

シャル「なんで!?なんで一夏があんな目にあってお前は罰を受けないの!?なんとか言え!!」

鈴「ぅっ・・・うぅっ・・・」ボロボロ

シャル「なんでお前が泣くの!?なんで!!」

千冬「なんの騒ぎだ!」


54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/10(日) 00:31:08.09 ID:cPXAlMr9O

鈴「うぅ・・・ぐすっ・・・ぅぁ・・・」フラフラ

ラウラ「・・・」

屋上

鈴「・・・・・・」

鈴「・・・なんで・・・こうなっちゃったのかな・・・」


60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/10(日) 00:35:58.15 ID:cPXAlMr9O
鈴「・・・・・・」

鈴「・・・あたしも・・・同じ怪我すれば・・・」

鈴「・・・いや・・・死ねばいいのかな・・・・・・」

鈴「・・・・・・」スッ

箒「なにをしてる!?」ガシッ


67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/10(日) 00:45:24.91 ID:cPXAlMr9O
鈴「・・・離して」

箒「離さん!自分がなにをしようとしてるのかわかってるのか!?」

鈴「飛び降りってやつじゃない?ははは」

箒「ど、どういうつもりでそんなことを」

鈴「あんたこそ、どういうつもりで止めるわけ?あんたもあたしが死ねばいいって思ってるんでしょ?」

箒「馬鹿なことを言うな!」バシッ

鈴「っ・・・」

箒「・・・」


71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/10(日) 00:48:05.68 ID:cPXAlMr9O
鈴「・・・はっ」ガバッ

鈴「・・・ど、ドリームか・・・」

鈴「・・・これからは一夏にもう少し優しくしよーっと」

終わり

眠いからとかじゃないよ。決して眠いからとかじゃないよ

Comments are closed.

Post Navigation