さやか「それはおかしいって」


1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 22:31:18.30 ID:qxwsQtWq0
まどか「え、なんでマミさんが居るの…?」

さやか「いや~、来る途中に偶然さ」

マミ「うふふ、鹿目さんこんにちは」

まどか「…はぁ、こんにちは」

さやか「マミさん、特に用事もないみたいなんだって。だからさ、
    マミさんも一緒にどうかなって話してたんだ」

まどか「え!? マミさんも来るの……?」

さやか「ん? そうだよ。二人より三人の方が楽しいって!」


ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1312119078/


4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 22:44:18.47 ID:qxwsQtWq0
まどか「えぇ…、さやかちゃんとがいいんだけど」

さやか「どした? まどか」

まどか「だって先輩と一緒とかだと…」チラッ

マミ「………」

さやか「そんな事ないってマミさんは」

まどか「………」

まどか「わたし、帰るね」ガタッ


8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 22:51:33.49 ID:qxwsQtWq0
さやか「え!? ちょっと、まどか」

まどか「ごめん…」

マミ「ああ! 今日は用事があったんだったわ!」

さやか「はい? え、マミさん?」

マミ「美樹さん誘ってくれてありがとう。でも、ちょっと、無理みたい」

マミ「うっ」タタッ

さやか「あ、ちょっとマミさん!?」


9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 22:54:34.55 ID:qxwsQtWq0
まどか「マミさん、帰っちゃったね?」

さやか「う、うん」

さやか「………。まどか、今日はやめとく?」

まどか「え!? どうして?」

さやか「だってまどか。さっき帰るって…」

まどか「ヤダな~、冗談だよ」ウェヒヒ

まどか「さやかちゃん! まずは買い物行こうよ」


11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 22:58:36.99 ID:qxwsQtWq0
—婦人服売場—

さやか「これなんていいんじゃないかな?」

まどか「わー、かわいいね~」

さやか「お!? これもかわいくない?」

まどか「えぇ、ちょっと派手すぎるよ」

さやか「そうかも…、マミさんなら似合うんじゃないかな?」

まどか「ないない」

さやか「………」


15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:03:44.72 ID:qxwsQtWq0
まどか「さやかちゃんさやかちゃん! 水着も見て行こうよ」

さやか「水着?」

まどか「うん! 今度の休みにみんなでプールに行こうよ」

さやか「いいね! 暑いしナイスアイディアだよまどか」

まどか「えへへ」

さやか「プールならナンパの心配も少ないしいいね」

まどか「もぉ~、さやかちゃんには上条君がいるのに」


18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:08:28.94 ID:qxwsQtWq0
さやか「あたしじゃなくてマミさんの事だって」ニヒヒ

まどか「はぁ……」

さやか「マミさん、絶対ナンパされちゃうよ。美人だしスタイルいいし」

まどか「そうだね、軽い女だからホイホイ付いて行っちゃうね」

さやか「そうそう♪ ………え?」

まどか「どうせ、破廉恥な水着で目立とうとするよね~」

まどか「マミさんは♪ ……本当、見境なくて恥ずかしくないのかな?」

さやか「………」


19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:13:08.77 ID:qxwsQtWq0
まどか「でさ~、わたしやさやかちゃんの事笑ってるんだよ」

まどか「お子様ね~って。やだやだ」

さやか「……まどかさん?」

まどか「プールやめとこったか…さやかちゃんも嫌でしょ?」

さやか「いや、あたしは嫌じゃないんだけど」

まどか「そっか! マミさんに内緒で行けばいいんだよね」


20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:15:46.62 ID:qxwsQtWq0
まどか「なら、ほむらちゃんを」

さやか「なぁ? まどかはマミさんの事、嫌いなの?」

まどか「うん♪」

さやか「な、なんでさ!? マミさん、あたし達にすっごい優しいのに」

さやか「お菓子やケーキご馳走してくれたり、勉強教えてくれたり…」

さやか「何が嫌なの?」

まどか「え~、顔かな?」


21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:19:33.76 ID:qxwsQtWq0
さやか「顔?」

まどか「常に偉そうで嫌でしょ? 『どう? 私すごいでしょ』みたいな
    ドヤ顔とかホンットに気に障るよね~?」

さやか「いやいやいや! マミさん、そんなつもりないって」

まどか「……じゃあ、性格かな」

さやか(じゃあって何?)


22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:23:43.23 ID:qxwsQtWq0
さやか「性格?」

まどか「そうだよ。いろいろと嫌いだな~わたし」

さやか「………」

まどか「水着はやめとこ」

まどか「さやかちゃん、他のお店行こうよ」グイッ

さやか「ああ。うん」


24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:27:12.51 ID:qxwsQtWq0
ほむら「あら、奇遇ね」

まどか「ほむらちゃんだ~♪」ダキッ

ほむら「ふふ、まどかは元気ね」

さやか「あんたも買い物?」

ほむら「ええ、そうよ」

まどか「わたし達もなんだ~、一緒に行こうよ」

ほむら「私は構わないわ(寧ろ望むところよ)」

さやか「え? 転校生も…」


29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:32:24.30 ID:qxwsQtWq0
ほむら「何か問題でもあるのかしら?」

さやか「い、いや。ないけど…」

まどか「変なさやかちゃ~ん♪」

ほむら「そういえば、先ほど巴マミに会ったのだけど」

さやか「マミさん? あれ? 帰るって言ってたのに…」

ほむら「…デパートの入り口で見掛けたのだけど」

まどか「えぇ~、付けて来てるのかな…気持ち悪いね」


33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:37:18.04 ID:qxwsQtWq0
ほむら「まどか?」

まどか「でも、ほむらちゃんが居るから大丈夫だよね?」

ほむら「大丈夫? よくわからないわ」

まどか「だってストーカーだよこれ!
    だからほむらちゃんが守ってくれるよねって」

さやか「まどか! マミさんはそんな人じゃないよ!!」

まどか「……じゃあなんで付けて来てるの?」

さやか「なんでって…用事があったんだよ、ほら? 買い物とか…」


36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:41:41.69 ID:qxwsQtWq0
まどか「そうかな~? どう思う? ほむらちゃん」

ほむら「そうね…、買い物って感じではなかったわね」

さやか「デタラメ言わないでよ! マミさんがなんで付けたりするんだよ!」

ほむら「……。私は付けているとは言っていないわ」

ほむら「ただ、誰かを探している様ではあったわね」

まどか「うわー、最悪だね…」


40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:47:21.50 ID:qxwsQtWq0
ほむら「…ねぇまどか? さっきから何を言ってるの」

まどか「何でもないよ~」ダキッ

ほむら「そ、そう///」

さやか「…まどかがさっきから、マミさんの悪口ばっか言うんだよ」

ほむら「巴マミの?」


44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:54:08.40 ID:qxwsQtWq0
まどか「本当の事なんだもん」

ほむら「巴マミが貴女に何かしたの?(巴さんってそんな人だったかしら…)」

まどか「いろいろね♪」

さやか「まどか、なんで? なんでそんな事言うんだよ…」


51 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/31(日) 23:58:03.53 ID:qxwsQtWq0
まどか「ほむらちゃんはわかるよね~?」

まどか「ほら、これだよ~」

ほむら「ああ…なるほど」

さやか「はぁ!?」

ほむら「それなら、巴マミが悪いわね(まぁ、あの人はそういうの嫌いよね)」

さやか「訳わかんない!? なんなんだよあんた等!」


57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:03:05.11 ID:ruY5DXUG0
まどか「さやかちゃん、今日は楽しく遊ぼうよ」

まどか「マミさんの事はどうでもいいよ」

さやか「……どうでもいい?」

ほむら「美樹さやか、貴女が気にする必要はないわ」

ほむら「これは、まどかと巴マミの問題よ」

さやか「………」


60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:12:47.14 ID:ruY5DXUG0
飲食コーナー

まどか「おいしい~♪」モグモグ

さやか「………」モグモグ

まどか「ねぇねぇ、さやかちゃんの一口ちょうだい」

さやか「…ん」スッ

まどか「わ~、わたしもこれにすればよかったな~」パクッ

ほむら「…美樹さやか、まだ気にしてるの?」

さやか「静かに食べたいだけだよ。二人で喋ってていいよ」


64 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:19:29.98 ID:ruY5DXUG0
ほむら「私が奢るわ、何か食べる?」

さやか「いいよ…」

まどか「も~、さやかちゃんったら」

さやか「………」

スタッ
マミ「ふ、二人とも奇遇ね。暁美さんも」ニコリ

まどか「うわ…」

ほむら「…」コクッ

さやか「マミさん!」


65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:24:40.39 ID:ruY5DXUG0
マミ「ぐ、偶然ね。あなた達を見つけてね」

まどか「偶然って…、付けてたんですよね?」

マミ「え!? そ、そんな事は…」ドキッ

まどか「ほむらちゃんが見てたんですよ」

マミ「…」チラッ

ほむら「ええ(巴さん、ごめんなさい。知らなかったので…)」

マミ「あ、あのね! 付けてたとそんなんじゃないの!」

まどか「いい訳とか…」


67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:27:40.33 ID:ruY5DXUG0
まどか「二人とも行こ!」グイッ

さやか「ま、待って!」グッ

まどか「さやかちゃん!」

さやか「マミさん! 何か用事があるんですよね? あたし達に」

マミ「え、ええ、その…」

ほむら「…巴マミ、無駄な事はやめた方がいいわ」

マミ「無駄?」

ほむら「貴女は拒否したのでしょう?」


69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:32:14.44 ID:ruY5DXUG0
ほむら「まどかにとってはそれだけが真実なの」

ほむら「一緒にいたいなら。受け入れるべきよ」

マミ「!? ……あ、貴女は?」

ほむら「見てわかるでしょ? そういう事よ」

マミ「そんな…、暁美さんは鹿目さんのクラスメイトでお友達でしょ?」

マミ「貴女まで、そんな……。美樹さんもなの…?」

さやか「へ?」

ほむら「彼女は違うみたいね」


72 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:38:11.77 ID:ruY5DXUG0
さやか「なになに? なんなんですかマミさん?」

まどか「やめて! さやかちゃんは関係ないんですよ!?」

まどか「マミさん、あっち行っててください!」

マミ「私はダメなの? ただ、一緒にいたいだけなのに…」

まどか「なら、わかりますよね? その気になったんなら、後で家に来てくださいよ」

マミ「ダメよ。だっておk」

まどか「うるさーい! さやかちゃんは関係ないの!!」

まどか「向こう行って!!!」


77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:47:18.83 ID:ruY5DXUG0
マミ「か、鹿目さん…」

まどか「もお!! ぶたれないとわからないんですか!?」

ほむら「だ、ダメよまどか。それはやめておきましょう」

ほむら「きっと彼女もわかるはずだから…」

ほむら「巴マミ!、貴女は諦めた方がいい」

マミ「でも…」

まどか「!? このっ!!」

さやか「お、落ち着いてよまどか」アタフタ

まどか「さやかちゃんが言うなら…」


79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:50:58.93 ID:ruY5DXUG0
まどか「でも、マミさんは消えてください」

マミ「ねぇ、話し合えないのかしら?」

まどか「消えてください」

マミ「………」スタスタ

さやか「あ、マミさん! 待ってよ!」タタッ

まどか「!? さやかちゃん」グイッ

さやか「ちょっ、まどか離して」


81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:55:33.21 ID:ruY5DXUG0
まどか「ダメだよ。今日はさやかちゃんと遊ぶ日なんだもん」

まどか「次はどこに行く?」

さやか「ごめんまどか! あたしマミさんと話したいの」

ほむら「美樹さやか、それはダメよ」

さやか「なんでだよ? あんな悲しそうな顔したマミさんほっとけないよ」

ほむら「貴女はいいの。私が行くから」

さやか「あたしが話したいの! まどか離して、頼むよ」


82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 00:58:17.28 ID:ruY5DXUG0
ほむら「私が行くわ。貴女はここに居なさい」スタスタ

さやか「おい!」

まどか「ほむらちゃんに任せようよ…。ね?」

さやか「あいつじゃ…」

まどか「今日、楽しみだったんだよ? わたし。行かないでよ」グスッ

さやか「!? わ、わかったよ…」


85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:05:45.39 ID:ruY5DXUG0
夕暮れ

まどか「今日は楽しかったね~」ウェヒヒヒ

さやか「転校生…帰ってこなかったけど」

まどか「気にしない気にしない♪ 学校で会えばわかるよ」

さやか「…そうだね」

まどか「じゃ、帰ろ!」ダキッ

さやか「あたし、帰りにマミさんの家に寄ってきたいんだけど」

まどか「そうなの? じゃあ先に帰った方がいいのかな…」

まどか「できれば一緒に帰りたいな~って、えへへ」

さやか「…悪いね、また明日」

まどか「残念…うん! 学校でね」


89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:16:47.62 ID:ruY5DXUG0
ほむら宅

ほむら「そこで大人しくしていて」

マミ「なんのつもりなの!?」

ほむら「まどかの事はほうっておきなさい。貴女はお節介過ぎるわ」

マミ「暁美さんは可笑しいと思わないの?」

マミ「わたしと寝てくれるならお友達ですって!」

ほむら「まどかにとってはそれが普通なの。諦めて…」

ほむら「え!?(私の時はお友達料金だったのだけど)」

マミ「くっ。話にならないわ」

マミ「暁美さんは鹿目さんに身体を売ったのね? …汚らわしい」

ほむら「………え!?」


90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:17:01.01 ID:Wt6RP3o/0
ああ、確かに「おかしい」ともとれるか
おかしいだったらレズ展開か!

99 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:22:03.29 ID:ruY5DXUG0
ほむら「な、何を言ってるの?」

マミ「汚い、汚いわ…。私だってみんなと仲良くしたいのに」

マミ「中学生でそんな事…」

ほむら「え、あの、え?」

マミ「喋らないで! 貴女も穢れているのね」

ほむら「待って!」

マミ「ひっ、来ないで! 近づかないで!」

ほむら「待ってよ!」


101 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:24:32.78 ID:ruY5DXUG0
ほむら「話を聞きなさい!」

マミ「私は嫌よ! そんな趣味はないわ!」

ほむら「ええい! いいかんげんにして!」

マミ「ああ、私のソウルジェム」

マミ「な、何をするつもりなの…」ガクブル


107 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:30:10.20 ID:ruY5DXUG0
まどか「さやかちゃんは可愛いな~」

タツヤ「さやか? ねぇたん」

まどか「さやかちゃん、可愛いよね~」ニコッ

まどか(もっとさやかちゃんと遊びたいな~)

まどか(でも、さやかちゃんを見てると一緒に〇〇〇したくなるけど)

まどか(でさやかちゃんとはまだ、お友達でいたいの)

まどか(もっと先、将来を考える年頃になったら)

まどか「ウェヒヒヒヒ」

タツヤ「えへへへへ」

まどか(お金はほむらちゃんで夜はマミさんで完璧だね)


114 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:34:58.66 ID:ruY5DXUG0
マミ「暁美さん…痛くしないでね」ウルッ

ほむら「しないわよ! やめてよね!」

マミ「え!? そうなの…」

ほむら「厭らしい…何を考えてたのかしら」

マミ「っ///」


116 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:39:14.47 ID:ruY5DXUG0
マミ「じゃあ、私をどうしたいの?」

ほむら「どうもしないわ」

マミ「貴女は身体目当てではないのね…」

ほむら「当たり前です!」

マミ「ほっ」


118 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:44:32.76 ID:ruY5DXUG0
マミ「お友達料金ですって?」

ほむら「ええ、まどかから…」

___________________
ほむら「お友達料金?」

まどか「そうだよ、お友達になるにはね、お金がいるんだよ?」

ほむら(え? そうだったの。友達作りをあまり試してなかったから知らなかったわ)

ほむら「ええ、もちろん知っているわ」キリッ

まどか「ほむらちゃん! さっすが~」ウェヒヒヒ
___________________
ほむら「っと」

マミ「………」


122 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:51:35.32 ID:ruY5DXUG0
マミ「暁美さん…貴女の将来が心配だわ」

ほむら「ほおっておいて」

ほむら「まどかは貴女にはなんて言っていたの?」

マミ「…私には」
___________________
まどか「マミさん、わたし、疲れちゃったんです」

マミ「どうしたの?」

まどか「お友達って身体の関係をもって始めて友達になるものなんですよ?」

マミ「か、身体の関係!?///」

まどか「はい、わたしはマミさんとお友達になりたいんですよ~
    焦らされるのはつらいし疲れるんです」

まどか「もう、いいですよね?」

マミ「ダメよ。私の高貴な身体は佐倉さんの物なの…。そう教会で誓ったの」

まどか「ええ…。わたしとは嫌なんですか?」

マミ「そうじゃないわ! だって…」
___________________
マミ「っと」

ほむら「同類じゃない!?」


123 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:53:38.87 ID:mHkQZCiP0
さやか「流石にこれはねぇわ」
と同じ人か?

126 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 01:56:53.48 ID:ruY5DXUG0
マミ「と、とにかく鹿目さんは何を考えてるのかって事よ!」

ほむら「ええ…そういう事にしておくわ」

マミ「他の人には言わないでよ///」

ほむら「ええ」

ほむら(巴さんがすごく遠くの人に感じるわ)

ほむら(まあ、私もまどかと寝たいから同類なのだけど)


129 : >>123 多分違うと思う 2011/08/01(月) 02:01:13.95 ID:ruY5DXUG0
マミ「暁美さん、お金は大丈夫なの? 一人暮らしつらくないの」

ほむら「心配無用よ。魔法でなんとでもなるわ」

ほむら「そういえば、貴女も一人暮らしよね?
    どうやって稼いでるのかしら?」

マミ「親戚の人が最低限は…」

マミ「その他は、その…杏ちゃんが///」

ほむら「はぁ、そうですか…」


133 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:06:02.74 ID:ruY5DXUG0
マミ「これからどうしましょうか?」

マミ「鹿目さんの説得をして」

ほむら「その必要はないかもしれないわ」

マミ「なぜ?」

ほむら「貴女には佐倉杏子がいて、さらに親戚もいるのよね?」

マミ「え!? ええ」

ほむら「そして私は身体の関係程度なら我慢できるわ」

マミ「ま、まさか…」

ほむら「ふふふ」


136 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:11:03.86 ID:ruY5DXUG0
ー学校ー

まどか「さやかちゃん! おっはよ~」ダキッ

さやか「おはよう。なんか立場が逆転してない?」

まどか「えへへ。そうかな?」ギュゥッ

仁美「あわわ///」

さやか「勘違いしないでよ仁美!」

まどか「勘違い? もぉ~」


137 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:14:30.87 ID:ruY5DXUG0
さやか「転校生は…来てるみたいだね」

まどか「ん~? そうだね~」ニコッ

さやか(歩き難いな)

さやか「おはよう、転校生」

ほむら「むふふふ」

さやか「お~い」

ほむら「!? 美樹さやか? にまどか!?///」

さやか「?」


138 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:19:56.76 ID:ruY5DXUG0
さやか「マミさんっと何を話してたの?」

ほむら「ああ、もう解決するわ。安心しなさい」

さやか「はぁ?」

まどか「説得してくれたの? ほむらちゃん」

マミ『そういったところね。美樹さん、心配かけてごめんなさい
   鹿目さんも…』

さやか『マミさんがそう言うなら』

まどか『わたしはいいですよ~。わかってくれれば♪』


142 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:29:03.79 ID:ruY5DXUG0
まどか「ええ~、つまりマミさんがお友達料金で
    ほむらちゃんが身体でって事なの~?」

ほむら「そうよ」

マミ「問題ないわよね…?」

まどか「ほむらちゃんか~」ジロジロ

まどか(困ったな~。ほむらちゃんにはかわいそうだけど、物足りないかな)

まどか(マミさんはさやかちゃんに近いからこそなんだよね)ジー

マミ「な、何?」ドキッ


144 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:33:07.68 ID:ruY5DXUG0
ほむら「私は今夜からでも構わないわよ? 一向に構わないわ」

まどか「う~ん」ジロジロ

マミ「鹿目さん…?」タジタジ

まどか(それにマミさんなら主導権を握れると思うけど)

まどか(ほむらちゃんはどうだろ?)

まどか(あ!? さやかちゃんはどっちなんだろう?)

まどか(されるのがいいのかな? するのがいいのかな?)

さやか「長いな、いつまで話してるんだろう…」


147 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:37:24.98 ID:ruY5DXUG0
さやか「気になるわ~」

まどか「難しい…」

ほむら「まどか、悩む必要はないと思うわ」

ほむら「そう、悩む必要なんてないのよ?」

まどか「ちょっと待ってよ~」

ほむら(なぜ悩むの? 私ではダメなの…)


148 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:41:03.08 ID:ruY5DXUG0
ほむら「確かに巴マミには及ばないわ…それはわかってる」

ほむら「でもね? まどか、無理なのよ」

マミ「暁美さん?」

ほむら「まどか! よく聞いて」

さやか「おっ? なんだか盛り上がってますね~」

ほむら「巴マミには婚約者がいるの! だから貴女の望みは叶わないのよ!」

まどか「婚約者……?」

マミ「暁美さん!?」

さやか「oh………」


150 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:45:00.76 ID:ruY5DXUG0
マミ「暁美さん…///」

ほむら「わかってもらえたかしら?」

まどか「ホントかな~? 証拠でもあるの」

ほむら「これを見なさい」スッ

マミ「え!? 私の携帯電話?」

ほむら「この着信履歴とメールを見なさい」

まどか「全部同じ人からだ…」

ほむら「それと、この録音されている音声を聞いて!」

マミ「や、やめて!///」


151 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:49:02.97 ID:ruY5DXUG0
恥ずかしいので省略!

まどか「うわ…マミさんはガチなんですね(わたしもそうだけど)」

ほむら(私もガチよ)

杏子(あたしも本気だよ)

マミ「うん…」ウルッ

さやか「女の人の声だったんですけど…」


153 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:53:36.86 ID:ruY5DXUG0
マミ「シクシク」グスッ

さやか「え? マミさんってレズ? なの」

さやか「なんだかな…」

まどか「仕方ないっか…」

ほむら「そう、仕方ないのよ。まどか」

まどか「妥協しなきゃダメなの?」

ほむら「そうよ! 私で我慢しするのよ! 今夜私の家でいいわね!?」

さやか「うおぉぉおお!? まどかが危ない!」ダダッ


154 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 02:56:54.65 ID:ruY5DXUG0
まどか「うん…」

さやか「転校生! まどかに近づくな!!」バッ

ほむら「美樹さやか!? 校庭で待っているように言ったはずよ」

さやか「気になって見にきたんだよ!」

さやか「そしたらなに? あんた何考えてんの!?」

さやか「まどかはノーマルだぞ! あんたとは違うの!!」ギュ

まどか「はぁ~ん」ドキドキ


157 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 03:00:10.49 ID:ruY5DXUG0
さやか「まどか、どうかしたの?」

まどか「ううん///」

ほむら「!? まどかから離れなさい!」プルプル

さやか「そうはいかないね! マミさんもレズだっていうし…」

マミ「あぅ。私は」

さやか「こんな所にまどか一人は危険すぎる!」

まどか(カッコイイ///)


158 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 03:02:36.67 ID:ruY5DXUG0
さやか「行くよ」グイッ

まどか「うん///」

ほむら「ま、待ちなさい」

さやか「ふん!」タタッ

ほむら「そんなのって…」

ほむら「酷い、酷いわよ」ガクッ

マミ「暁美さん、酷いわ…」ガクッ


161 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 03:07:28.72 ID:ruY5DXUG0
わたし、さやかちゃんだけでいいや
カッコイイわたしの王子様♪

さやか「マミさんがあんなだったなんてね」

さやか「まどかごめんね。気づいてあげられなくて」ナデナデ

まどか「? 気にしてないよ(わ~い)」ニコニコ

さやか「ありがとう、まどか」

さやか「今度、困ったことがあったら、このさやかちゃんに何でも言ってよ」

さやか「なんてったってまどかの親友ですからね!」

まどか「うん!(親友か…)」


163 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 03:12:07.22 ID:ruY5DXUG0
マミ宅

マミ「もしもし」

マミ「元気? こっちは順調よ」

マミ「うん、うん。大丈夫よ無理はしないわ」

マミ「でも、なるべく帰って来てね? 一人は寂しいわ」


ほむら宅

ほむら「せっかくお金払ったのに」

ほむら「こんなの許せないわ!」

ほむら「…まどかの美樹さやかに対するあの態度…」

ほむら「まさか!?」


165 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 03:17:36.43 ID:ruY5DXUG0
まどか「女同士って変なのかな?」

さやか「どうしたの!?」

まどか「ううん。マミさん達を見てたら別におかしくないかなって…」

さやか「それはおかしいって」

まどか(うう、さやかちゃんは嫌なのかな…)

さやか「あたしはこれから恭介のお見舞いに行かなきゃいけないんだけど」

さやか「送ってった方がいい?」

まどか「ああ…上条君、ね」

まどか「今日は、送って欲しいかなって」チラッ

さやか「なら、まどかを送ってからだね。行こ」


166 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 03:22:07.91 ID:ruY5DXUG0
まどか(そっかさやかちゃんは上条君が好きなんだよね)

まどか(女同士も嫌だろうし…。わたしどうしたらいいの)グスッ

さやか「なな!? まどか?」

まどか「大丈夫…なんでもないよ」

さやか「……」

さやか(まったく、マミさんと転校生は)

さやか「ほら、手」スッ

まどか「え?」

さやか「不安なんでしょ? 繋いであげるよ」ニコッ

まどか「ありがとう、さやかちゃん」ギュッ

さやか「友達だろ?」ギュッ


282 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 17:13:06.12 ID:ruY5DXUG0
杏子「まったく、あの寂しがりには困っちゃうねw」

QB「マミの事かい?」

杏子「そうそう。マミって言ったかなw」

杏子「アタシなんて、名前さえ禄に憶えていないのにさ」

杏子「…最近なんてずっと会ってないのに」

杏子「なんで憶えてるんだよ。あんな約束」

QB「? 君はマミが嫌いなのかい?」

杏子「…そんな事はないさ」


287 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 17:20:52.29 ID:ruY5DXUG0
杏子「アタシは唯さ…自分とそっくりでかわいそうだなって」

杏子「だからずっと一緒に居てやるよって。変な意味はなかったんだよね…」

QB「つまりマミが勘違いしてるって事になるのかい?」

杏子「そうとも言えるけど。今は違うかな…」

QB「どう違うんだい?」

杏子「ん?」

QB「よくわからないよ」

杏子「わかんなくていいんだよ」


288 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 17:26:37.51 ID:ruY5DXUG0
杏子「やめやめ! お前に話してもしょうがねぇし、告げ口もされたくないからな」

杏子「ほら、使い済みだ」ポイッ

QB「おっと」キュップイ

杏子(後で寄るさ)

杏子(もう何も、持ってたくなかったんだけどな)

杏子「…くれるって言うんだから。もらっておくよ」


292 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 17:38:05.01 ID:ruY5DXUG0
マミ(私だって馬鹿じゃないし、鈍感でもない。それに、寂しさなんて人にみせるものじゃない)

マミ(…佐倉さんが傍にいてくれるのは、私が可哀想で慰めてくれてるだけだって)

マミ(わかってるし、わかってた…)

マミ(佐倉さんの前では馬鹿な子を演じてた方が、仲良くなれる気がしたから…)

マミ「やり過ぎだった?」

マミ「うふふ。寄ってくれなくなっちゃったわね」クスッ


293 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 17:46:27.16 ID:ruY5DXUG0

さやか「調子はどうなの?」

恭介「かわらずだよ」

さやか「そっか…なかなか。治らないんだね」

恭介「はは……、そう簡単にはいかないよ」

さやか「…恭介、入院生活は退屈でしょ?」

さやか「何か欲しい物とかある? あたしにできる事なら遠慮しないで言ってね」

恭介「ありがとうさやか。僕は君や、みんなが来てくれるだけで嬉しいよ」

さやか「そ、そう…?///」

恭介(ついでに言うと、僕の上で上下運動してくれるともっといいよ)

恭介「なんてね」ボソッ


297 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 17:55:07.67 ID:ruY5DXUG0
さやか「それなら、毎日来てあげようか」モジモジ

恭介「毎日? ほんt」

さやか「じょ、冗談だよ…」エヘヘ

恭介「そっか…。ははは」

さやか「ねぇ、あの花は? 前に来た時にはなかったけど」チラッ

恭介「ああ、あれか」

恭介「志筑さんだよ。この病院に知り合いが入院してるんだってさ」

恭介「それで、僕の事を思い出してくれて。花をさ」

さやか「…仁美は気が利くからね」


299 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:01:21.53 ID:ruY5DXUG0
さやか「仁美に手を出すなよ~」

恭介「まさか…。話した事さえあまりないんだ、僕には無理さ」

さやか「人気者だから後々怖いぞ~」

恭介「わかったって、しつこいなさやかは」

さやか「まあね。友達の貞操は守らないといけませんから」ニヤッ

恭介「僕は何もしないよ」


301 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:08:22.17 ID:ruY5DXUG0

ほむら「間違いないわ! まどかは美樹さやかにLOVEしてるんだわ」

ほむら「まどか…それは報われないわ」

ほむら「美樹さやかには上条恭介が。貴女の入る隙間なんてないのに…」

ほむら「見てくれないのに…。わかってくれないのに…」

ほむら「可哀想なまどか」


305 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:15:56.60 ID:ruY5DXUG0
ほむら「私 待つわ いつまでも 待つわ」

ほむら「でも、貴女の心の隙間は私が埋めてあげられる」

ほむら「安心して、まどか! まどかぁーーー!!」

プルルルルル プルルルルル

ほむら「はい、一時間延長で」

ピピッ

ほむら「ずっと 見守ってるからって 笑顔で いつも のように 抱きしめたい」

ほむら「まどかの笑顔に 何度助けられただろう ありがとう ありがとう」

ほむら「My Girlfriend~」


307 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:23:06.90 ID:ruY5DXUG0
さやか「オッス」

まどか「さやかちゃん!? どうしたの? 家まで来てくれるなんて」

さやか「いやいや、昨日の事だって! あの人達は危ないよ」

さやか「まどか一人はあたしが不安でね…」

まどか「さやかちゃん」キュン

さやか(まどかは可愛いから絶対狙われてる。特にマミさんはガチだからな)


308 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:26:00.74 ID:ruY5DXUG0
さやか「あんまり離れるな~」

まどか「うん///」

仁美「まあ///」

まどか「おはよう仁美ちゃん」

さやか「おっはよー」

仁美「わわ///」ジー

さやか「指の間から見てるよね?」


310 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:30:10.48 ID:ruY5DXUG0
さやか「勘違しないでよ? あたしはノーマルだぞ!」

さやか「もちろんまどかも!」

仁美「…本当ですの?///」

まどか「………」グスッ

さやか「くっ、あたしの嫁になんて事を教えてくれたんだあの人は!?」

仁美「嫁!?」

さやか「本気にするなって…」

まどか「あはは…はは…は」ギュ


311 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:39:25.15 ID:ruY5DXUG0
まどか(さやかちゃんはやっぱり…)

まどか(勝手にさやかちゃんもわたしと一緒って思ってて)

まどか(何やってるんだろう…わたし)

まどか「愛があればってドラマとかで言うよね?」

仁美「まどかさん!?」

まどか「ち、違うよ! 例え話しだよ」


313 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:45:30.98 ID:ruY5DXUG0
さやか「愛があれば年の差なんてってやつ?」

まどか「うん。それの女同士でも、そこに愛がるならって…」

さやか「…でもさ。女同士じゃ結婚とかできないし、親だって認めてくれないと思うよ」

仁美「そうですわね、将来を考えと。年の差も開き過ぎてると考え物ですが…」

まどか「それなら駆け落ちすればいいんじゃないかな!?」

まどか「大事なのは本人同士の気持ちだと思うの!」

まどか「周りがとか世間がとかっておかしいよ!」

さやか「………」

仁美「………」


316 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 18:56:57.72 ID:ruY5DXUG0
まどか「そっちの方がロマンチックだよね? ね? さやかちゃん」

さやか「まどかw 何ムキになってるんだよ~」

まどか「笑わないで…真剣に聞いてるの」

さやか「…と言われても」チラッ

仁美「!? …まどかさんの気持ちもわかりますわ」

仁美「でもですね。女同士、今は良くても将来、年をとってからを考えますと」

仁美「女同士ですから子供も孫もできませんし、他人の理解を求めるのも難しいですから」

仁美「本当に二人だけになってしまう様な気がするんですの…」

さやか「さっすが仁美」

まどか「それでも、本人同士がいいなら。わたしは、そっちの方が幸せだと思うの」

さやか「…そう?」

さやか(ダメだ早くあの人を何とかしないと)


318 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 19:07:13.13 ID:ruY5DXUG0
さやか「まどか~昨日の事は忘れよう? あれは異常な世界だから」

まどか「そんな事言わないで。酷いよ…」ウルッ

さやか「まどかは優しいな」ナデナデ

仁美「まどかさんはちょっと、熱くなりすぎていますわ」

さやか「そうそう! そんなんじゃ一日持たないぞ」

さやか「続きはお昼にでもしようよ!」

仁美「そうですわ、行きましょうまどかさん」

まどか「………」


321 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 19:23:33.05 ID:ruY5DXUG0
杏子「マミ、学校はいいのか?」モグモグ

マミ「午後から行くわ」

杏子「アタシの事は気にすんなよな。勝手に見つけて食っとくからさ」

マミ「杏ちゃんは相変わらずね」クスッ

杏子「その呼び方はなんとかならないのか? 杏子って呼べよ」

マミ「あらあら、気に障っちゃった?」

杏子「ま、いいけど」モグモグ


332 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 19:47:13.20 ID:ruY5DXUG0
マミ「ねぇ、最近はどうして寄ってくれないの?」

杏子「特に理由がないから」

マミ「理由なんていいのに、来てくれるだけで嬉しいわ」ニコリ

杏子「単純だな」

マミ「…ずっと一緒だって言ってたのにね?」

杏子「まぁ、な」

マミ(嘘を付くのは日常。それが当たり前だから気にならない)

杏子(騙してた。コイツが可哀想だから)

杏子(唯、傍で慰めてやるだけだった。可哀想だって思ってただけだった)

杏子(でも、一緒に居るのは嫌じゃなかった、前みたいな自分に戻れるかもしれないとも思えた)


339 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 20:12:24.27 ID:ruY5DXUG0
杏子「どこか行く?」

マミ「誰かに見られたら叱られてしまうわ。体調不良って事にしているもの」

杏子「そっ」

マミ「あの頃の事でも話しましょうよ♪」

杏子「それは、ちょっと…」


341 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 20:22:14.63 ID:ruY5DXUG0

お昼

まどか「さやかちゃんは、上条君が男にしか興味がないって言われたどうする?」

さやか「……は?」

まどか「さやかちゃんが上条君を好きでも、上条君は中沢君が好きって言ったらどうする?」

さやか「ちょっストップ! 何を言ってんだよまどか!」

仁美「///」

さやか「仁美なんて想像してエライ事になってるし」


343 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 20:27:45.45 ID:ruY5DXUG0
まどか「そうなったら、さやかちゃんはどうする? 叶わない恋だったらどうする?」

さやか「続けるのかーい!?」

さやか「そもそも、なんであたしが恭介を好きって事にしてんの!?」

まどか「細かい事はいいの! 答えて!」

仁美「さやかさん!(私はかなり興味がありますわ)」

さやか「ありえないって、ありえない事を想像しろって言われても…」

まどか「そんな事わかんないよ!?」

まどか「いいから、想像して答えて見て!」


345 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 20:32:17.92 ID:ruY5DXUG0
さやか「……うぇ(想像したら吐き気がする)」

さやか「その問題は勘弁してよまどか~」

まどか「じゃ、じゃあわたしがさやかちゃんの事好きだって言ったらどうする?」

さやか「へ?」

まどか「わたし達友達だよね? その友達から告白されたらさやかちゃんは何て答えるの?」

まどか(バカバカ! 何言ってるのわたし!?)

ほむら(こんなところで!?)


354 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 20:41:44.23 ID:ruY5DXUG0
さやか「え? そりゃ好きだって答えるよ」

まどか「ホント!?///」ドキッ

さやか「まどかと一緒にいると楽しいし」

さやか「友達ってより親友だよね? あたし達」

さやか「もっちろん仁美も!」

仁美「フフ、光栄ですわ」ニコッ

まどか「………」ポロポロ


362 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 20:58:25.48 ID:ruY5DXUG0
さやか「なんで泣いてるの…? まどか」

まどか(やっぱり無理なんだ…さやかちゃんは普通なんだ)

まどか(でも、それなら、ハッキリ聞きたい)

まどか「さやかちゃん。さっきの話し本気なんだ」ゴシッ

まどか「わたし、さやかちゃんの事が好きなの…」

さやか「ん? あたしも好きだよ?」

まどか「友達とか親友じゃなくて、恋人。わたしさやかちゃんと一緒に居たいの」

まどか「好きなの! さやかちゃんは嫌だろうけど好きなの…わたし」

まどか「ねぇ? わたしじゃダメ……?」ポロポロ

さやか「…まどか?(え!? ドッキリ?)」キョロキョロ


365 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:09:39.89 ID:ruY5DXUG0
仁美「わわわ//////」

さやか「好き? あたしが?」

まどか「ハッキリ聞きたいの、さやかちゃんの口から…」コクッ

さやか「で、でも! そんな事急に言われても」

さやか「あたし達女同士だよ!?」

まどか「…」ニコッ

まどか「うん。わかってた…わかってたもん」

まどか「急にこんな話してごめんね。うぅ」ダッ


372 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:17:13.42 ID:ruY5DXUG0
公園のベンチ的なところで慰める的な場面

ほむら(やっと出番ね)

ほむら「わかっていたのでしょ?」

まどか「…ほむらちゃん?」グスッ

ほむら「まどかは知っていたのでしょ? 美樹さやかの思い人を(誰でもわかるけどね)」

まどか「…」

ほむら「貴女の気持ちはわかるわ。私も同じ思いをしているから」

ほむら「認めたくないものよね? そんなの…」

まどか「……ほむらちゃんも。断られたの?」


374 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:23:02.03 ID:ruY5DXUG0
ほむら「私はまだ言っていないわ」

まどか「怖いもんね…? すっごいわかるよ、わたし…」

ほむら「そう」

まどか「さやかちゃんが上条君が好きだって知ってた」

まどか「知ってたけど! 知ってたけど。もしかしたらって…」

ほむら(私も、こうなってしまうのかしら…。貴女は私を見てくれるの?)

まどか「もう、顔も合わせられないよ。気持ち悪いって思ってるよ」ポロポロ

まどか「さやかちゃん、さやかちゃん…」


378 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:33:54.54 ID:ruY5DXUG0
ほむら「まだ、諦めてないのね?」

まどか「諦めるよ。諦めたくないけど…」

まどか「さやかちゃんの邪魔はしないよ」

まどか「うん。わたし決めた! さやかちゃんの幸せがわたしの幸せにする」

まどか「さやかちゃんが笑顔だったらたらわたしも笑顔。さやかちゃんが喜んだら…」

まどか「わたしも、わたしも…喜ぶの。嬉しいって事にするの…」

ほむら(まどかは美樹さやかしか見えていない…。少しならっと、期待していたけど)

ほむら(私も、入りこめる隙間なんてなかった…)


383 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:48:48.26 ID:ruY5DXUG0
ほむら(私は言わない、無駄な事はしたくないから)

まどか「もう会わない方がいいかな? ほむらちゃん」

まどか「気分悪くしちゃうよね? わたしなんかが近くにいたら…」

ほむら「……貴女の中の美樹さやかは、友人が泣いているのに慰めてくれないのかしら?」

まどか「そんな事ないよ! さやかちゃんは優しいもん。お友達なら真っ先に来てくれるよ!」

まどか「わたしは、違うから…、もう違うから」

ほむら「そう」

ほむら(私は貴女にどんな理不尽な事を言われても。貴女の幸せを望む
    できる事なら、私はまどかの傍に居たいけど)


388 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:01:17.05 ID:ruY5DXUG0
まどか「あれ? ほむらちゃんが居ないな、そこに居たのに…」

さやか「居た! 居たよこっち!!」

仁美「まどかさん!」

まどか「さやかちゃん、仁美ちゃん…」

さやか「いきなり学校とび出したりて、心配したんだよ!」ギュ

さやか「ごめん。無神経な事言っちゃって…」

さやか「冗談だと思ってたの、だから…」

仁美「まったく…」


391 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:10:21.87 ID:ruY5DXUG0
さやか「本気なんだね? まどかは」

まどか「う、うん」

さやか「恋人として見るのはごめん! 無理みたい」

さやか「どうしても、友達、親友以上には見えないの。無理なの」

まどか「もういいよ? もうわかったから大丈夫だよ。もう迷惑掛けないから…」

さやか「迷惑じゃないし! 迷惑掛けてもいいって!
まどかはあたしの親友で居てほしい」

さやか「気持ちには答えられないと思う…。でもさ、まどかは傍にいて欲しいの」

さやか「まどかが嫌じゃなかったら、気まずいかもしれないけど」

さやか「ワガママだけどお願い! 今までのままでいたいの」ウルッ

まどか「いいの? まだ、傍に居ていいの…?」


395 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:20:55.63 ID:ruY5DXUG0
まどか(いいの? わたし諦めなくなっちゃうよ?)

さやか「いいに決ってるじゃん!」

仁美「フフ、さやかさんは男前ですわ」

さやか「なんだと!?」

まどか「いいの? ホントにいいの?」

さやか「しつこいぞ~」ダキッ


396 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:22:21.35 ID:ruY5DXUG0
美樹さやかと志筑仁美はまどかを探し回っていた。

私は場所を教えるだけにしておいた…。
聞いてはいけない会話だと、本能が拒否する。

まどかは今後も、美樹さやかの事を諦められなくなってしまっただろう。
そして、自分本位に周囲を困らせる。

ほむら「そんな事はどうでもいいわ」

ほむら「必要なのは鹿目まどか…」

ほむら(貴女の幸せが私の幸せなのだから)


398 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:33:49.78 ID:ruY5DXUG0
自分に正直に周りなど気にしないで相手を求める。

隣に居たいのに、相手を盲信し自分を誤魔化。

嘘の現実で満足し、相手より今を。

勘違いのまま続く変らぬ関係。

両思いの叶わない恋。

QB「どれがいいと思う?」

QB「みんなは充実してるみたいだね」

—尾張—


414 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:58:58.84 ID:ruY5DXUG0
後日談!

まどか「さやかちゃん、おはよ~」ダキッ

さやか「いつもいつも、引っ付かれるのはちょっと…」

まどか「親友♪だもん」

仁美「もう慣れしまいましたわ」

さやか「歩きにくい~」

まどか「えへへ///」

ほむら「ふふ、これでいい」

ほむら「私はこれでいい…」

ほむら「………」

ほむら「ただ、またお友達料金やあっちを求めるなら」

ほむら「やぶさかではないわ」ホムッ


415 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:01:58.61 ID:ruY5DXUG0
マミ「今日は早いのね? お腹でも空いたの」

杏子「いいや、なんとなく…」

マミ「なんとなく? 変な杏ちゃん」クスッ

杏子「たまにはそういう時もあるよ」

マミ「で、お菓子にする? ご飯にする?」

マミ「そ れ と も ?」

杏子「もっと先だろ? 誓いの言葉では…」

マミ「うふふふ」


416 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:04:20.41 ID:ruY5DXUG0
さやか「どう?」

恭介「全然経ってないんだから変らないよ」

さやか「そうだよね…」

さやか「はい、CD。友達のオススメ!」

恭介「へぇ、クラシックじゃないんだね」

さやか「まあね。ま、聞いてみてよ」

恭介「さやかもどう? 片方」スッ

さやか「え///」

恭介(ちょっとしたハプニングとかあるかな?)

恭介「なんてね…」
__________
   おわり
____________________

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