まどか「うわっ…マミさんのお気に入りのティーカップ割っちゃった」


1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 20:55:33.73 ID:AAaA41vx0
まどか「やっちゃった…」

杏子「お、落ち着けよ!ま、まだ割れたと決まったわけじゃ…!」

まどか「そ、そうだよね!ただ床に落ちて、ティーカップが何十にも分裂しただけだもんね!」

さやか「それを割れたって言うんだよ、まどか」

まどか「と、とにかく片付けなきゃ!マミさんが買い物から帰ってくる前に!」

杏子「お、おう!」

さやか「素直に謝った方がいいと思うけど…」


ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1312199733/


2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 20:59:17.68 ID:AAaA41vx0
まどか「何…言ってるの?」

杏子「冗談だろ…?」

まどか「私、マミさんの前では、悪いことを一切しない、いい子ちゃんキャラなんだよ!」

杏子「私だって、マミの前では、元気が取り柄の聖女系美少女で通ってるんだよ!」

さやか「いやいや、杏子は無理があるでしょ」

杏子「なんだと!?」

さやか「その反応に私はビックリだよ」


4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:02:21.34 ID:AAaA41vx0
まどか「と、とにかく私は割ってないよ!」

杏子「わ、私もだ!」

さやか「室内キャッチボールしてた奴らが何を言うか」

まどか「カ、カラーボールだもん!」

さやか「それでも、ぶつかって落としたら割れるよ」

まどか「私コントロールAだもん!」

さやか「どう見てもGだよ。杏子めがけて投げてなんで逆方向に飛んでいくのさ」

まどか「そ、それは…」

杏子「もう、それくらいにしてやれよ」

さやか「あんたも同罪だよ」


6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:05:40.97 ID:AAaA41vx0
杏子「なんでだよ!割ったのはまどかじゃねぇか!」

まどか「ひどいよ杏子ちゃん!自分だけ逃げるなんて!」

まどか「最初にキャッチボールしようって言ったのは杏子ちゃんなのに!」

杏子「うっ…!」

杏子「だって、さやかが私の誘いを断るから…」

さやか「私に罪を被せようとしないで」

マミ「あら?何かにぎやかね。どうかしたの?」


10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:08:39.99 ID:AAaA41vx0
まどか「マミさん!?」

杏子「げぇ!?」

マミ「げぇ!?って何よ…ここは私の家よ」

杏子「帰って来たのか…?」

マミ「ええ、今日は隣町のスーパーには行ってないから早く買い物が終わったわ」

マミ「…あら?それは?」

まどか「あっ…」

杏子「破片を片付けるの忘れてた!」

マミ「……」

マミ「……」ジワッ

まど杏(泣いちゃったぁあああああああああああああああああああ!!!!!!)


13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:11:50.42 ID:AAaA41vx0
さやか「泣かないでください!マミさん!」

マミ「泣いてなんかないわ!」グスッ

まどか「ど、どどどどうしよう!杏子ちゃん!」ボソッ

杏子「や、やややべぇ!なんだかんだで笑って許して貰えると思ってたのに!」ボソッ

まどか「とにかく、さやかちゃんのせいにしよう!」ボソッ

杏子「そうだな!」ボソッ


16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:15:52.44 ID:AAaA41vx0
マミ「……片付けるから、危ないから近づかないでね」クスン

まどか「マ、マミさん!これはさやかちゃんが!」

杏子「私達は止めたんだが、さやかが!」

まど杏「食器棚を勝手に漁り始めて!」

さやか「ええっ!?」


20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:19:10.11 ID:AAaA41vx0
マミ「美樹さんが…」

まどか「はい…」

杏子「そうなんだ…」

さやか「ちょ、ちょっと待ってよ二人とも!!!」

まどか「…言い訳は見苦しいよ、さやかちゃん」

杏子「見損なったぜ、さやか」

さやか「ちょっ!」

マミ「……」ウルウル

さやか「……」


23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:23:38.90 ID:AAaA41vx0
さやか「…ごめんなさい、マミさん」

マミ「……」

マミ「顔を上げて、美樹さん」

さやか「マミ…さん…」

マミ「悪気がないことはわかっているわ。美樹さんはそうゆうことをする子ではないから」

マミ「ちょっとした好奇心…よね」

さやか「……はい」

マミ「…」

マミ「わかったわ。私、美樹さんを信じてるから」

さやか「マミさん…」

マミ「さて、この件はこれでおしまい!さぁ、夜ご飯にしましょう」


26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:27:34.03 ID:AAaA41vx0
マミ「じゃあ、少しの間くつろいでて頂戴。今、夜ご飯を作ってくるから」

まどか「はーい」

杏子「おー」

まどか「…」

杏子「…」

まどか「ウェヘヘヘ」

杏子「へへっ」

さやか「あんた達、覚えてなさいよ」


29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:32:39.31 ID:AAaA41vx0
QB「全く、君達は本当に汚いね。まどか、杏子」

まどか「QB!?」

杏子「見てたのか!?」

QB「ずっと、ここにいたけど」

まどか「影が薄すぎて気がつかなかった」

QB「傷ついた!僕とっても傷ついた!」

杏子「マミにしゃべったら、丸焼きにして食べるからな」

QB「……」

QB「やぁ、まどか!杏子!さやか!こんばんは!今日も可愛いね!」

さやか「なかったことにしやがった」


32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:36:22.79 ID:AAaA41vx0
QB「冗談はさておき、今のはまずかったよ、まどか、杏子」

まどか「何が、まずかったの?」

QB「マミのティーカップを割ったことさ。…いや、正確に言うとマミの母親のティーカップ…かな」

まど杏さや「!?」

QB「マミの家族が事故で死んでしまったことは知っているね?」

まどか「うん…」

QB「じゃあ、話は早い。以前マミから聞いたのさ。小さい頃に贈った、母親への最初で最後のプレゼントの話を」

杏子「まさか…」

さやか「それって…」

QB「そう、君達が割ったティーカップだよ」

まど杏さや「!?」


40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:43:55.01 ID:AAaA41vx0
まどか「私達…取り返しのつかないことしちゃったんだ…」

杏子「最悪だ…」

さやか「……」

さやか「…やっぱり、素直に謝ろうよ」

まどか「それとこれとは話が別」

杏子「その通りだ」

さやか「ええー」


44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:47:11.64 ID:AAaA41vx0
まどか「そうだ!なら私達でマミさんにティーカップをプレゼントしようよ!」

杏子「そりゃあいい!」

さやか「なんか納得いかないけど、その案には私も賛成!」

QB「よし!そうと決まれば買いに行こうじゃないか!」

まどか「QBは来なくていいよ」

QB「なんでだようっ!」


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:51:34.79 ID:AAaA41vx0
まどか「マミさん、ちょっと出かけてきます」

マミ「えっ…でも、もう少しで夕飯が…」

杏子「一時間くらいで帰ってくるよ」

マミ「…?」

さやか「マミさんは、美味しい夕飯を作って待っててください」

マミ「何か知らないけどわかったわ。いってらっしゃい。すぐ帰ってくるのよ?」

全員「いってきま~す」


53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 21:55:51.80 ID:AAaA41vx0
まどか「マミさん、目が赤くなってた…」

杏子「キッチンで一人泣いてたのかもな」

さやか「悲しい涙なんて…そんなのあんまりだよ」

QB「僕達でうれしい涙に変えてやろうぜ!」

まどか「何で着いてきたの?」

QB「マミと二人きりだと、墓穴を掘りそうだからさ」

杏子「言われてみればそうだな」

さやか「意外とかしこいんだね。QBって」

QB「意外とは余計だよ」


57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:00:54.10 ID:AAaA41vx0
まどか「あ、着いた着いた」

杏子「ティーカップ専門店『ティロ・フィナーレ』」

さやか「マミさんのためだけにあるショップだね」

QB「まぁ、本人はこんな店知らないけどね」

まどか「え、意外」

QB「マミ曰く、デパートはリア充が来るとこらしいから」

杏子「偏見持ちすぎだろ、デパートに」


61 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:06:05.01 ID:AAaA41vx0
まどか「今日は真面目に選ぶんだよ、さやかちゃん」

杏子「そうだぞ、さやか」

さやか「その言葉、そっくりそのままお返しするよ」

まどか「ぷぷっ…そっくりそのままお返ししたら、さやかちゃんが不真面目ってことに」

杏子「さやかは馬鹿だなぁ」

さやか「こいつらむかつく」


65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:11:46.59 ID:AAaA41vx0
まどか「やっぱマミさんといえば、黄色だよね」

杏子「黄色だな」

さやか「黄色だね」

QB「あ、見て見て!可愛いひよこのマグカップ!」

まどか「……QBって何もわかってないね」

さやか「っていうかそれ、ティーカップじゃないし」

QB「えっ?」

杏子「可愛いすぎるだろ。私達ならともかくマミにプレゼントするんだぞ。もっと大人っぽいのがいいよ」

まどか「杏子ちゃん、さりげなく自分を可愛いってアピールしたね」

杏子「し、してないよ。私、何もしてないよ」

さやか「動揺が隠せてないよ」


69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:15:17.42 ID:AAaA41vx0
QB「じゃあ、どうゆうのがいいんだい?」

まどか「白がベースで金色の線が入ってるやつ」

杏子「確かによくよく考えると黄色はあまりなさそうだし」

さやか「あんた達が真面目に選んでいるところに違和感が…」

まどか「さやかちゃんひどい!」

杏子「そうだぞ!私達だってたまには真剣になるんだ!」

さやか「まぁ、ティーカップ割ったのあんた達だしね」

まど杏「それはさやか(ちゃん)だろ(でしょ)!?」

さやか「いや、あんたらだよ」


71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:20:47.08 ID:AAaA41vx0
さやか「う~ん、中々いいのがないね」

杏子「腹減ったー」

まどか「帰りたいー」

さやか「……」

さやか「殴っていい?」

まどか「冗談だよ」

QB「無駄だよ、さやか。この二人は駄目人間だから」

杏子「煮るぞ」

まどか「炙るぞ」

QB「ごめんなさい」


74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:25:06.31 ID:AAaA41vx0
まどか「あ、これなんてどうかな。マリーゴールドの模様がついてるの」

杏子「おーそれでいい。妥当妥当」

さやか「適当だなぁ」

杏子「いや、なんかマミっぽくね?マミーゴールドなんつって」

まどか「…ないわー」

さやか「…今のはちょっと」

杏子「……」ジワッ

QB「うん、確かに。マリーゴールドの花言葉は健康」

QB「健康的な身体のマミにはうってつけの一品だね!」

QB「そのティーカップ僕も目をつけてたんだよ!」


82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:30:10.40 ID:AAaA41vx0
まどか「…」

杏子「…」

まどか「これはないな」

杏子「よく見るとないな」

さやか「悲哀って意味もあるからね」

QB「なんでだようっ!」


85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:34:40.61 ID:AAaA41vx0
まどか「そろそろ一時間立つね」

杏子「もう帰ろうぜ、腹減りすぎて巨乳になる」

さやか「どうゆうことなの?」

まどか「…仕方ない。QBが気に入ったものを買うのは激しい抵抗があるけど、これでいいか」

QB「君達はなんでそこまで僕を毛嫌いするんだい?」

QB「こんなにも外見が愛らしいのに。声優もえみりんだし」

まどか「存在がうざい」

QB「全く…こんなに可愛いのに…。わけがわからないよ」


89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:40:44.13 ID:AAaA41vx0
まどか「やっぱ駄目だよね…」

杏子「そうだよなぁ」

まどか「実際、本当のところ割ったのはさやかちゃんじゃなくて私達だし、真剣に決めなくちゃね」

さやか「やっとわかったか」

杏子「でも、ここだけの話、私壊滅的にセンスないんだよな」

まどか「薄々気がついてたよ」

杏子「そっかぁ」

まどか「…」

杏子「…」

まどか「助けてさやかちゃん」

さやか「結局私かよ」


95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:46:34.40 ID:AAaA41vx0
まどか「はー買った買った」

杏子「いい買い物したぜ」

まどか「流石さやかちゃん。私達が割っちゃったティーカップと同じようなものを選ぶなんて」

杏子「何のひねりもないけど、私もそれが一番だと思う」

さやか「もっと他に褒め方はないの?」


101 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:52:56.18 ID:AAaA41vx0
まどか「じゃあ次は、デパ地下行こうよ!」

さやか「何血迷ったこと言ってんの?もう帰らないと…マミさん待ってるし」

まどか「ちょっとだけ!」

さやか「ちょっとでも駄目だよ」

まどか「QB。マミさんはデパートに来たことないんだよね?」

QB「うん、マミが言ってたから間違いない」

まどか「だったら、あのデパ地下の美味しいケーキ屋さんのケーキ…食べたことないんじゃないかな」

杏子「美味しいケーキ屋さん?」

まどか「うん、パパがよく買ってくるの」

さやか「へぇ~」

まどか「マミさんに買ってってあげようよ!」


104 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:55:07.64 ID:AAaA41vx0
さやか「いやいやいや、買ってあげようよ!…じゃないよ!あんたもうお金持ってないでしょうが!」

まどか「マミさんに買ってってあげなよ!」

さやか「言い直しやがった」

杏子「さやか!私も食べたい!」

まどか「さやかちゃん、買ってぇ」

杏子「買ってよ、さやかぁ」

まど杏「買って買ってー」

さやか「こいつらうっぜぇ」


111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 22:58:53.77 ID:AAaA41vx0
さやか「ってか、私もお金持ってないんだ」

まどか「QB」

杏子「QB」

QB「そんなに睨まなくても…わかったよ、僕が買うよ」

まどか「流石QB!」

杏子「大好きだ!」

QB「よせやい」

さやか「扱い簡単だなー」


116 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:01:43.73 ID:AAaA41vx0
杏子「おおっ!ここか!美味そうだなぁ!」

まどか「定番だけどショートケーキが美味しいんだよ、4つだよね」

QB「!?」

QB「5つじゃないのかい!?」

まどか「え?私、杏子ちゃん、マミさん、さやかちゃん。4つでしょ?」

QB「僕の分がないじゃないか!」

まどか「あっ」

QB「ひどいよ…あんまりだよ…こんなのって…」

まどか「ごめんネ」

QB「誠意がなさすぎる」


119 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:06:05.46 ID:AAaA41vx0
まどか「さて、帰りますか」

さやか「結局一時間半くらいになっちゃうね」

杏子「仕方ないよ、精一杯選んだんだ。時間はかかって当然さ」

さやか「どの口がそんなこと言うんだろう」

まどか「口論は後にして。早く帰ろうよ」

さやか「どの口がそんなこと言うんだろう」


125 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:11:11.16 ID:AAaA41vx0
まどか「只今帰りましたー」

杏子「腹減ったー」

さやか「遅くなりましたー」

QB「お金がなくなった」

マミ「あなた達…遅かったじゃない。どこに行ってたの?」

まどか「実は私達、マミさんに渡したいものがあるんです」

マミ「えっ?」


130 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:14:52.18 ID:AAaA41vx0
まどか「これです」

マミ「…空けてみてもいいかしら?」

まどか「はい」

マミ「…」ガサガサッ、パカッ

マミ「……これは」

マミ「……」ブワァ

まどか「マ、マミさん!?」

杏子「大丈夫か!?」

マミ「……ごめんなさいね。私、プレゼントなんて貰ったの小さい頃以来で」

マミ「つい、うるっと来ちゃった」


135 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:17:18.84 ID:AAaA41vx0
まどか「マミさん…」

杏子「マミ…」

さやか「マミさん…」

QB「マミ…」

マミ「やめてよ、そんな…悲しそうな顔しないで…」

マミ「みんなありがとう。大切にするわ」

まどか「マミさん!」

杏子「マミ!」

さやか「マミさん!」

QB「マミ!」

マミ「さ、ご飯にしましょう。早くしないと冷めちゃうわよ」

まどか「は~い」

杏子「待ってましたー」


139 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:20:38.27 ID:AAaA41vx0
杏子「うめぇ!」

さやか「本当美味しい!マミさんの料理はやっぱり最高です!」

QB「君達と違って巨乳だしね」

まどか「関係ないね、黙ろうね」

QB「はい」

マミ「ふふっ、おかわりも沢山あるのよ」


147 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:25:22.40 ID:AAaA41vx0
まどか「ふぃ~ご馳走様でした~」

杏子「うまかった~」

さやか「マミさんをお嫁に欲しい」

QB「君達と違って巨乳だしね」

まどか「関係ないね、消えようね」

QB「ごめんなさい」

マミ「お粗末さまでした」


154 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:28:55.63 ID:AAaA41vx0
まどか「あ、そうだ。私達、ケーキ買ってきたんです」

さやか「どこに隠し持ってたんだそのケーキ」

QB「僕の背中は冷蔵庫」

杏子「マジで!?」

マミ「…このケーキ、見たこと無いわ」

まどか「これは、駅前のデパ地下の店のものです」

マミ「デパート…」

まどか「今度一緒に行きましょう」

マミ「いいの!?」

まどか「勿論!」

マミ「ありがとう!!!!!!!!!!!」


164 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:31:51.73 ID:AAaA41vx0
まどか「じゃあ、早速食べましょう」

さやか「あ、私お皿持ってくるよ」

マミ「そうだ、紅茶を淹れるわね」

杏子「早く食いてぇ」

QB「食い意地だけは一人前だね、杏子」

杏子「うるさいよ」

QB「すみませんでした」


166 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:35:13.41 ID:AAaA41vx0
さやか「はいはい、お皿ですよ~」

マミ「紅茶の用意も出来たわよ」

杏子「キター」

QB「僕、カモミールティー!」

マミ「QBったら、本当にカモミールティーが好きね」

QB「マミの淹れるカモミールティーは美味しいからね」

マミ「うれしいこと言ってくれるじゃない」

さやか「あ、マミさんのティーカップには私が…」

マミ「あら?そう?ありがとう美樹さん」

さやか「いえいえ」


176 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:41:09.18 ID:AAaA41vx0
さやか「ふんふんふ~ん」コポコポコポ

まどか「でー、そこで杏子ちゃんがー」

杏子「バッ!おい、まどか!」

まどか「えーいいじゃん」

マミ「それで続きは?続きはどうなるの!?」

まどか「えっとですねー。そこで杏子ちゃんが麦茶だと思って、昆布つゆ飲んだんですよー」

マミ「まぁ、佐倉さんってばお茶目ね」

杏子「仕方ないだろ!色が似てたんだから!」カァァ

さやか「ふんふんふんふ~ん」コポコポコポ

まどか「さやかちゃんうるさい」


183 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:45:44.97 ID:AAaA41vx0
さやか「はい、マミさん」

マミ「ありがとう。それじゃあ、早速頂きましょうか」

まどか「どうぞどうぞ」

QB「お金を払ったのは僕…」

まどか「後で使用済みの歯ブラシあげるから黙ってて」ボソッ

QB「わぁ、美味しそう!」


189 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:49:54.37 ID:AAaA41vx0
マミ「いただきます」パクッ

マミ「…!!」

まどか「どうですか?」

マミ「しつこくない甘さとスポンジの柔らかさが最高よ!」

マミ「デパ地下にまさかこんなに美味しいケーキがあったなんて!」

まどか「ウェへへへ、気に入って貰えてよかったです」

杏子「うめー超うめーうめてんてー」

さやか「本当に美味しい…」

QB「爆発しそうだ!胃袋が!20ダースくらいに!」


192 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:53:04.48 ID:AAaA41vx0
マミ「…ご馳走様。鹿目さん、とっても美味しかったわ。ありがとう」

まどか「ウェヘヘヘ、マミさんに喜んで貰えると私もうれしいです」

杏子「おかわり~!」

さやか「もうないよ」

QB「あ~美味しかった。エントロピーを凌駕するくらいに」

さやか「ちょっと、QB。紅茶を床に零しすぎ」

QB「あ、ごめんよ。うまく飲めないんだ」


199 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:57:00.57 ID:AAaA41vx0
さやか「それじゃあ、私片付けてきますね」

まどか「たまには気が利…ありがとう!さやかちゃん!」

杏子「たまには役に立…ありがとう!さやか!」

マミ「ごめんなさいね。じゃあ、お願い出来るかしら?」

さやか「は~い。おまかせあれ!…よいしょっと」起立

まどか「あ、ごめんさやかちゃん。私ケーキまだ食べてるから、先にティーカップお願い」

マミ「そうね、じゃあ、ティーカップから片付けて貰える?」

さやか「オッケーです」カチャカチャ

さやか(左手に2個、右手に3個持って…っと)


208 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/01(月) 23:59:07.32 ID:AAaA41vx0
さやか「…」スタスタスタ

さやか「…うあっ!」ツルン

さやか「…!」ガシャーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


224 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:02:29.50 ID:AAaA41vx0
まどか「!?」

杏子「!?」

QB「!?」

マミ「……」

さやか「あっ…!」


228 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:04:20.65 ID:AAaA41vx0
まどか「ティーカップが…」

杏子「マミに買ったプレゼントが…」

QB(あれ絶対僕の零した紅茶ですべった…ヤバイどうしよう)

マミ「…」

マミ「…」ブワッ

さやか「」


236 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:07:15.05 ID:HmdwHJwE0
さやか(どうしよう…!!)

まどか「さやかちゃん…最低だよ…」

杏子「何…やってんだよ…」

QB「………」

QB「全く、いきなりこけるなんてわけがわからないよ」

さやか「うっ…ううっ…」グスッ

さやか(謝るしか!今回は私が悪いんだから全力で謝るしか…!)


251 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:12:00.41 ID:HmdwHJwE0
マミ「…美樹さん」

さやか「マミさん!その…」

マミ「悪いけど」

マミ「今日のところは帰って…くれる…?」グスン

さやか「…」ブワッ

さやか「」ダッ

まどか「あっ!さやかちゃっ!」

杏子「青!」

マミ「…」


267 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:15:11.61 ID:ix1W2kQO0
【レス抽出】
対象スレ:まどか「うわっ…マミさんのお気に入りのティーカップ割っちゃった」
キーワード:屋上

抽出レス数:13


281 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:19:07.97 ID:HmdwHJwE0
数日後

まどか「美味しいね、このケーキ」

杏子「本当にうめぇな!」

マミ「4人でデパ地下まで買いに行ったかいがあったわね」

まどか「何を言ってるんですかマミさん、3人でしょう?」

杏子「そうだぜ、マミ」

マミ「…ええ、そうね」

QB「まぁ場合によっては、僕は八頭身にはなれるけど」

QB「そしたら四人だよ!」

まどか「黙ろうか」

QB「…まぁいいさ」モグモグ

QB「ワンダホウ美味!」

マミ「…」

マミ(そのケーキはQBの分じゃなくて…)


287 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:22:56.30 ID:HmdwHJwE0
マミ「…」

マミ「……皆、私ちょっと出かけてくるわね」

まどか「えっ?マミさんまだ一口も食べてないじゃないですか」

杏子「もったいねぇ、私が食っちまうぞ?」

マミ「ちょっと…待っててくれるかしら」

マミ(やっぱり…こんなの駄目よ…)

マミ(美樹さん…)


306 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:29:45.32 ID:HmdwHJwE0
さやか「…」

さやか「…」

さやか「……」

さやか「…私ってほんとバカ」

マミ「美樹さん!」


311 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:32:16.40 ID:HmdwHJwE0
さやか「えっ…」

マミ「はぁ…はぁ…」

さやか「マミ…さん…?」

マミ「見つけた…」

さやか「なんで…」

マミ「この間はごめんなさい!!」

さやか「えっ…」

さやか「いや…悪いのは私で」

マミ「ううん、私が大人げなかったの」

マミ「美樹さんにあんなひどいこと…」


325 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:35:12.56 ID:HmdwHJwE0
さやか「そんな…マミさんは悪くないです」

さやか「私が…マミさんのティーカップを割ってしまったから…」

マミ「いいのよ、もう」

さやか「…マミ…さん?」

マミ「人間誰しも失敗は一度や二度あるもの…」

マミ「いいえ、こんな堅苦しい話は無しにしましょう」

さやか「…」

マミ「…私は、美樹さんとこのまま仲直り出来ないなんて嫌なのよ!」

さやか「!」


340 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:38:02.72 ID:HmdwHJwE0
マミ「ケーキ…」

さやか「えっ?」

マミ「美樹さんも一緒に…食べましょう?」


347 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/02(火) 00:39:31.77 ID:HmdwHJwE0

マミ「お茶会…しない?」

終わり

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