ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340194807/
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3 : 2012/06/20(水) 21:21:20.36 -
ハギヨシ「かしこまりました」
純「やめろ・・・やめてくれ・・・」
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6 : 2012/06/20(水) 21:41:37.11 -
ハギヨシ「かしこまりました」
お前ら「やめろ・・・やめてくれ・・・」
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7 : 2012/06/20(水) 21:54:47.43 -
咲「ハギヨシ『ふふふ。抵抗しても無駄です。さあ、私を受け入れてもらいますよ…』」カキカキ
咲「京太郎『嫌だ。嫌だ。助けてくれ咲』」カキカキ
咲「『…と必死に抵抗しながらも、京太郎のカラダは心と裏腹に、ハギヨシの攻めに快楽を感じ始め徐々に…』っと」カキカキ
咲「ふう」
咲「…うん、我ながら上出来。今日はもう遅いし、このくらいにしておこうかな」
咲「…はぁ~」
咲「…薔薇いいなぁ~~」
こんな感じっすかオッスオッス
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11 : 2012/06/20(水) 22:12:15.34 -
咲「さって、寝よーっと」コロン
咲「ふふふふふー♪」ゴロゴロー
咲「麻雀また始めて良かったなぁ~♪」ゴロゴロー
咲「まさか、決勝で当たった龍門渕にあんな素敵滅法な執事さんが居るなんて」ゴロゴロー
咲「しかも、なんかいつの間にか京ちゃんと仲良くなってるし」ゴロゴロー
咲「京ちゃんイケメンだったけど、妄想の時カップリングの相手が居なくて困ってたんだよねー」ゴロゴロー
咲「凄い捗る」ゴロゴロー
咲「…きゅふふふ(←声を殺した笑い声)」
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18 : 2012/06/20(水) 22:20:38.61 -
咲「…京ちゃんとハギヨシさんの恋」ゴロゴロー
咲「…イケメンヤンチャ男子高校生と完璧超人執事の恋」ゴロゴロー
咲「…うん。何度考えてもやっぱり最高だ。テンション上がってしょうがないよ!」ゴロゴロー
咲「…あ。もうこんな時間だ。早く寝ないと…」
咲「…電気消して…っと」カチッ
咲「おやすみなさい」
咲「…」
咲「…」
咲「…」モゾッ
咲「…」
咲「っ!」ガバッ
咲「~~~~っ!」ドタドタドタ
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22 : 2012/06/20(水) 22:28:07.25 -
咲「…ああっ!!いいなぁ!いいなぁ!いいなぁ!」ピョン!ピョン!ピョン!
咲「ううー!テンション上って寝れないよ!やっぱりもうちょっと書こうかなー!」
咲「よーし!そうと決まったら電気付けてもう一回机に向かって…」カチッ
咲父の声「咲~!うるさいぞ。なにしてんだーーーーー!?」
咲「あっ。やっちゃった…」
咲「ごめーーーーーーん!!お父さん!!」
咲父の声「明日も学校なんだから早く寝ろよーーーーーーーーーーーー!!」
咲「はーーーーーーーーーーーーーい!!おやすみなさーーーーーーーい!!」
咲父の声「おーーー!!おやすみーーーーーー!!」
咲「…」
咲「…寝よ」カチッ
咲「……んっ………あんっ………ああっ…………………………………………いいよ…京ちゃん、そう。そのままハギヨシさんの咥えて……ぁん………」モゾモゾ
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25 : 2012/06/20(水) 22:38:01.06 -
翌日放課後
清澄高校部室咲(眠い…。結局あの後盛り上がっちゃって、ずっと致しながら妄想しちゃってた)
和「お疲れ様です咲さん。…なんだか、今日は随分眠そうですね」
咲「あ、和ちゃん。お疲れ様」フラフラ
和「本当に辛そう…。部活が始まるまで少しベッドで横になっていたらどうですか?」
咲「うん。そうさせて貰います…」フラフラ
咲「よっこいしょ」スッ
咲「…お休みなさい」
和「はい」ニコッ
咲「…すー…すー…」
和「…」
和「ふふっ。可愛い寝顔」
-
27 : 2012/06/20(水) 22:48:06.18 -
咲(…あーあ。私ってば馬鹿だなぁ。和ちゃんに心配かけちゃった。もうちょっとしっかりしなきゃだなぁ)
咲(…うん。妄想ももうちょっと控えよう)
咲(せめて、次の日になったらもう切り上げて寝るように…)
咲(…それにしても、昨日の妄想は良いアイディアだったなぁ)
咲(ちょっとした粗相で龍門渕さんに無礼を働いちゃった京ちゃんが、怒り心頭の龍門渕さんの命令でハギヨシさんに無理やり犯されるってやつ)
咲(最初は嫌がってた京ちゃんも、段々ハギヨシさんの完璧で華麗なテクニックに骨抜きにされて…)
咲(遂には自分からハギヨシさんの身体を節操無く求めるようになって…)
咲(あ。ハギヨシさんも最初は龍門渕さんの命令だからで、別になんの感情も京ちゃんに持ってない方がいいよね。あとは、それで、それで…)
京太郎「ういーっす」ガチャッ
和「あ。須賀君」
京太郎「おー。和ー。相変わらず可愛いなー」
咲「…」イラッ
-
33 : 2012/06/20(水) 22:58:19.63 -
和「もうっ!またそうやって私の事からかって!怒りますよ!?」
京太郎「本当なのに…」ガクリ
咲(むうう。京ちゃんめー!なんでそこで和ちゃんにデレデレしてるのさ!二人じゃ似合わないよ!)
咲(京ちゃんにお似合いなのは、ハギヨシさんなんだから!)
和「あれ?そういえば優希は?」
京太郎「ああ。あいつなら学食でタコス買ってからくるって」
和「珍しいですね。いつもなら須賀くんに買ってこいって言ってるのに」
京太郎「本当だよな」
咲(和ちゃんも和ちゃんだよ!なんでそんなに京ちゃんと話してるの!?早く離れてよ!京ちゃんが勘違いしちゃうじゃない!!)
優希「おーっす!皆の衆ー」ガチャッ
和「あら。優希」
優希「おっ!のどちゃんだじょ!おっつー」グイッ
京太郎「いててて!おい、優希!いきなり負ぶさるな首絞まる!」
優希「黙れ犬!私に逆らうつもりか!」
咲(優ーーーー希ちゃああああああん!?なんで優希ちゃんはそんなに過剰なスキンシップを京ちゃんにしてるかなぁあああああ!!)
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39 : 2012/06/20(水) 23:08:24.45 -
咲「」ガバッ!!!
優希「おおう!びっくりした。…なんだ咲ちゃんか。おはようだじょ」
京太郎「なんだ咲居たのか。気づかなかったぜ」
咲「め、面子足りるよね?じゃあ、早速練習始めようか」
優希「おお!寝起き早々咲ちゃんやる気満々だじぇ!」
和「大丈夫ですか?今は5人いますし、最初は休憩してたほうがいいんじゃ…」
咲「いいのいいの!私、今はすっごく麻雀したい気分だし!ね?やろう?優希ちゃん!和ちゃん!」
京太郎「そして俺は当然のごとく外されるのか…」
咲「あ、いや、そういう事つもりでは無くて…」オロオロ
京太郎「なんてな。この後ちょうど用事あったんだ。悪いけど今日はこれで部活あがらせて貰うぜ」
優希「そうだったのか?」
京太郎「おう。部長にも言っといてくれよ。じゃあな−」スタスタ
和「わかりました。伝えておきます」
優希「じゃーなー」
咲「あ…うん。ばいばい…」
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46 : 2012/06/20(水) 23:20:18.82 -
和「用事って、なんなんでしょう?」
優希「さー?」
咲「…」ゴゴゴゴゴゴ
和「…ひっ!?」ゾクッ
優希「うおっ!?な、なんか急に背筋に寒気が…私一体どうしちゃったじょ…」
咲「ねぇ?二人とも」ブワワワッ
和「な、なんですか?咲さん…」
和(あれ…?さ、咲さんの髪が逆立って見える…)
優希「ど、どうしちゃったじょ…」
優希(咲ちゃんから黒いオーラが見えるじょ…)
咲(…取り敢えず、この二人は危険だ。可愛いし、優希ちゃんは京ちゃんに気があるように見える。和は京ちゃんに好かれてるっぽいし…)
咲(和ちゃんが京ちゃんになびく可能性は低いかもだけど、それでもいつまでも和ちゃんを見られてても都合が悪いし)
咲(優希ちゃんが万が一いつか勇気を出して告白なんてしちゃったら、京ちゃんがそれを受け入れる可能性もある)
咲(…危険分子は潰しておこう)
咲「早く…麻雀…しよ?(魔王スマイル)」
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50 : 2012/06/20(水) 23:27:06.97 -
和「…飛びました」チーーーン
優希「…同じく」チーーーーーン
まこ「ワシも」チーン
咲「…ふう。御無礼」
和(なんなんですかこれ…私と優希が相手になりませんでした…)
優希(咲ちゃん強すぎだじぇ…)
まこ(今日初めて喋ったわ…)
久「みんなー!遅れてごめーん!」ガチャッ
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53 : 2012/06/20(水) 23:33:48.74 -
咲「あ。部長…お疲れ様です」
久「うん。お疲れー」
まこ「おう。お疲れさん。学生議会の仕事か?」
久「そうよー」
和「あれ?染谷先輩いつの間に…」
まこ「何言うちょる。最初から居たわ。決して人数間違えとった訳じゃないぞ」
優希「そうだじょー?和ちゃん。染谷先輩最初から居たじぇ!」
和「そ、そうでしたっけ…?あれ、そう言われてみればそんな気もしてきました…」
久「おっ。練習してたのね?どれどれー。わ、すっごい。咲の一人勝ちじゃない」
咲「あ、は、はい…」テレテレ
咲(…残念。潰すにはちょっと火力が足りなかった…かな?)
久「じゃあ、次は私も混ぜてー。咲、代わってくれる?」
咲「…はい。わかりました」スッ
久「よーし!私も頑張るわよー」
咲(…ちょっと暇になっちゃうな)
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55 : 2012/06/20(水) 23:38:04.33 -
咲(…じゃあ、私はネット麻雀してますね)
久「んー」
咲「…えっと、じゃあログインして…っと」カチカチ
咲(…あ!みんなが居る!折角だし、挨拶しよう)
咲「『こ』『ん』『に』『ち』『わ』『み』『な』『さ』『ん』…っと」カタカタ
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185 : 2012/06/21(木) 11:29:40.32 -
アミバ:なんやワレ。あ?誰に向かって口聞いとるんじゃボケ。ウチ、自分に腹パンされる程鈍臭く無いでボケ。カウンターで沈めたるさかい
てるてる姫:無理。ならそのカウンターの拳ごと砕いてやる。早く東京に来い。潰す
アミバ:待っとれや。もうちょっとしたら行くことになっとるから、予定決まったら連絡するわ
てるてる姫:どうせ河原乞食みたいな見窄らしい女が来るのは分かり切ってる。土下座して物乞いするなら1食くらい恵んでやってもいい
アミバ:ざけんなや。そっちこそ大阪の味馬鹿にしてるみたいだから食い倒れの街の本気見せたるわ。最高に美味い菓子持ってったる。格の違い思い知りや
てるてる姫:美味いハンバーグ屋知ってる。お前みたいな食通気取りが食べたらきっと美味しすぎて鼻水垂らして死ぬ
アミバ:そっちこそ「こんな美味いもん食ったこと無いデブー!」って爆死するでボケ
てるてる姫:お前の不細工な面が更に歪むの見るの楽しみ。早く来い
アミバ:ウチこそお前の捻じ曲がった性格そのものみたいなドサンピン顔拝むの楽しみや。首洗って待ってろや
てるてる姫:腹立つ。今すぐ殴りたい。こうなったら麻雀で決着付けよう
アミバ:おう。ほんならいつもの卓来いや。今日は毟ったる
てるてる姫:それはこっちの台詞。泣かす
アミバ:待っとるで
てるてる姫:ん
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189 : 2012/06/21(木) 11:38:14.78 -
咲「」カタカタカタ
咲「…ふう」
咲(さて、麻雀始よう…)カチカチ
久「そういえばさ」パシ
まこ「なんじゃ?」パシ
久「さっき、教室から見てたんだけど」
優希「なんだじぇ?」パシ
久「須賀君がカバン持って学外に出てくトコ」
和「あっ。そうでした。すみません部長。須賀君今日は用事あるのでもう帰るらしいです」
久「あー。そうだったんだ。わかった。ありがとね、和」
和「はい」
久「ふ~~~ん。用事…ねー」ニヤニヤ
まこ「なんじゃあ?気味悪い笑顔浮かべおってからに…」
久「いや、だってさ」
優希「ん?」
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190 : 2012/06/21(木) 11:47:58.98 -
久「須賀君、女の子と一緒だったわよ?」
優希「へ?」
咲「!?」ガタッ
和「あ。そういう事だったんですか」
まこ「あー、なるほどのー。用事ってデートか。アイツも隅に置けんのう」
優希「おおう…犬のくせに…」
咲「ぶ、ぶぶぶ部長!?」
久「あら。なーに?咲」
咲「そ、それっていつのことです?」
久「いつって。んー。今からだと、20分くらい前かな」
咲「相手はどんな子でした!?」
久「うーん。遠目で顔まではわからなかったけど、確か…>>196の制服だったかな」
咲「…」
※ネタが尽きてきたので安価頼り。長野決勝のどこか指定でオナシャス。オッスオッス
あとこれからガスコンロ買いに行くんでちょっと来れなくなります
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196 : 2012/06/21(木) 11:54:43.87 ID:dfE/3OKhO - 鶴賀
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243 : 2012/06/21(木) 15:46:17.97 -
久「鶴賀学園の制服だったかな」
咲「…」
咲(鶴賀学園…!ゆみさんのとこの学校だ!!)
咲「他には何かわかりませんか?」
咲(だとしたら、ゆみさんに頼めば、なんとか詳細がわかるかも…)
久「そうだねー。金髪の子。…ん?そういえば、あの麻雀部の妹尾って子と似てたかも…」
咲(…!!)
咲「そ、そうですか…」
和「あ、妹尾さんって、私と対局した…」
久「遠目からの話よ?そうかもしれないし、そうでないかもしれない」
咲(麻雀部って…あの和ちゃんと対局した子か。ゆみさん、わかるかな?)
まこ「咲、随分と気になるみたいじゃの?」ニヤニヤ
咲「あっ!い、いやそういう訳じゃないんですけど…」
まこ「ええよええよ、別に否定せんでも。私等青春真っ盛りの女子高生なんじゃし」ウンウン
咲(いや、本当にそういう訳じゃ…まあいいや)
-
245 : 2012/06/21(木) 15:50:41.24 -
咲(…とりあえず、ゆみさんにチャットで連絡しておこう)カタカタ
優希「…」
和「…」
まこ「ん?どうしたお前ら。さっきから静かじゃが」
和「…いえ。なんでもありません」
優希「…だじぇ」
まこ「?」
久「…」
咲「ええっと。『ゆ』『み』『さ』『ん』『、』『ゆ』『み』『さ』『ん』…っと」カタカタ
-
259 : 2012/06/21(木) 16:14:45.33 ID:OLMQEVYX0 - 腐ったとーかは見たいような見たくないような
-
263 : 2012/06/21(木) 16:20:06.60 -
遡って
清澄高校校門前京太郎「おっ。居た居た。おーい、妹尾さん!」ダッ
佳織「あっ。須賀君」
京太郎「ごめんな。待たせちゃったか?」
佳織「ううん。今来たトコ」
京太郎「そっか。なら行こうか」
佳織「うん」
京太郎「それにしても意外だったよ。妹尾さんが知り合いの麻雀教室に俺を誘ってくれるなんて」
佳織「ふふ。私、初心者の知り合い須賀君くらいしか居なかったから。基礎の勉強するなら、やっぱり部活だけじゃなくてこういうのも必要かなって」
京太郎「そうだな。俺も、みんなの足引っ張ってばかりじゃいけないと思ってたんだ。今部活に行っても、もうすぐに迫った全国みんなの邪魔にしかならないし」
佳織「だから、私達も頑張って勉強しようね?」
京太郎「おう!…ところで、どこでやるんだ?」
佳織「ああ、それは…」プルルルル
佳織「…ちょっとごめんね」ガチャ
佳織「はい。妹尾です。…あれ、加治木先輩?どうしたんですか?たしか今日は部活はおやすみじゃあ…」
-
266 : 2012/06/21(木) 16:33:35.57 -
ゆみ「ああ、妹尾。ああそうだ。今日は部活は休みだ。すまなかったな、プライベートな時間に」
佳織「いえ。別にそれは構いませんけど…でも、どうしたんですか?」
ゆみ『いや何。なんとなくな。今日はお前なにしてるかなーっと。変だったか?』
佳織「何って…前言ってませんでしたっけ?私、部活が休みの時は麻雀教室に通うことにしたって…」
ゆみ「あ…ああ。それは覚えてる。今日がその初日だったということもな」
佳織「じゃあなんで…?」
ゆみ「あー。いや。そのな。なんか、風のうわさにだな。お前が今日、さっきどこかの男子と一緒に出かけてるって話を聞いたんで…ちゃんと教室に行ってるか少し不安になったんだ」
佳織「ああ。須賀君の事ですか?」
ゆみ「…!!」
ゆみ(やはり、妹尾で間違いなかったのか!)
佳織「凄いですね、先輩。情報が早いや。あ、でも先輩、東横さんと仲いいですもんね。それなら早いのも当然か」
ゆみ「…ん?モモ?」
ゆみ(…何故そこでモモの名前が?)
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271 : 2012/06/21(木) 16:39:50.23 -
佳織「あれ?違うのかな?この話聞いてません?…えーと、私、麻雀教室行くって決めたじゃないですか」
ゆみ「あ、ああ…」
佳織「けど私、ちょっと人見知りな所あるじゃないですか。それで、一人ではやっぱり不安もあって行きあぐねていたんですけど…」
ゆみ「…ああ」
佳織「この間、東横さんに何気なくその話をしたら、それじゃあ初心者同士だし、面識もないわけじゃないでしょう?って、須賀君の事を紹介してもらって」
ゆみ「…うん?」
佳織「で、実際に会って、麻雀教室の話して、それじゃあ一緒に通おうって…」
ゆみ「…は?」
佳織「それで、今日は須賀君教室の場所知らないから、私が清澄まで迎えに来てるんですよ」
ゆみ「…ちょっと待って欲しい」
佳織「はい?」
-
274 : 2012/06/21(木) 16:46:55.06 -
>>259
とーか「ハギヨシ!さ、最近、清澄のあの男子学生と随分仲がよろしいらしいですわねっ!」
ハギヨシ「清澄の…?ああ、京太郎様のことですか。そうですね。料理のことをよくメールで聞かれたり致しますね」
とーか「はぅ!も、もう下の名前で!!そ、それにメールアドレスを交換なさってる仲なのですわねっ!!」バッ
ハギヨシ「申し訳ございませんでした。勝手にそのような……これからは距離を改めましょう」
とーか「そ、そそそれは駄目ですわっ!!……コホン、今までどおり接して上げなさい」
ハギヨシ「はっ、畏まりました」
とーか「下がってよろしい」
ハギヨシ「はい、では失礼致します」ササッ
とーか「っーーーー!最高ですわ!!」バタバタ
とーか「はっ!きましたわー!今、妄想が降りてきましたわー!!」カキカキ
智紀「……同士発見なう」カタタッ
腐りとーか最高じゃないか
ところでハギヨシってとーか様って呼んでたっけ?お嬢様だったけ? -
277 : 2012/06/21(木) 16:52:46.14 -
ゆみ「いや、事情はわかった。ああ。そうか、そういう事だったのか」
佳織「えーっと、加治木先輩?」
ゆみ(まさか、例の幼馴染君が麻雀部だったとは…ああそうか。と言う事はあれか。あの清澄の唯一の男子部員の彼か。で、彼が幼馴染ということは、みやながさきは、宮永咲か。そのまんまか)
ゆみ(打ち筋は確かに似てる所あったが、どうも簡単に振り込むしあまり強くないしで、どうせ彼女に憧れている学校の誰かが名を借りてるのだろうと思ってたのに…)
ゆみ(普通フルネームをハンドルネームにするかぁ?)
佳織「せんぱーい!」
ゆみ「…ああ。すまない。ちょっと考え事をしていた」
ゆみ(…と、あとはもうひとつ聞いておかなくては)
ゆみ「…ところで、モモは何故その…須賀君のことを知っていたのだろうか。そんなに繋がりあったか?」
佳織「ああ。東横さんは原村さんからの伝だって言ってました!」
ゆみ「そうなのか?…原村とも仲良かったか?あいつ」
佳織「ええ。合宿で話をしていたところ、偶然同じインターネットサイトの常連だった事が判明して仲良くなったみたいです」
ゆみ「ふーーん…」
ゆみ(しかし…これはちょと面倒な事になった。モモめ。悪気はなかったのかもしれないが、やってくれたな)
ゆみ「わかった。ありがとう。麻雀教室頑張ってくれ」
-
281 : 2012/06/21(木) 16:56:20.86 ID:cZJEgFms0 -
ゆみちん人のこと言えないよね
>>274
さぁスレ立てよか -
285 : 2012/06/21(木) 17:01:06.59 -
佳織「はい!ありがとうございます。では!」
ゆみ「ああ。それじゃあ」ピッ
京太郎「だれからだったんですか?」
佳織「加治木先輩だよ、。えーっと、わかるかな?」
京太郎「ああ。あのキリッとして格好良い、大将やってた人」
佳織「うん。そうそう。よく覚えてたね」
京太郎「美人でしたもん」
佳織「あははは…」
京太郎「さ、それじゃあ行きましょう!時間有りませんし!」
佳織「うんっ!」
-
286 : 2012/06/21(木) 17:01:19.85 -
>>281
ネットの世界って遠くの世界に行った気分になるからな、「ゆみ」なんて名前なんて世にたくさんいるが
長野で麻雀やって腕が良く年代も口調もはっきりしてたらかなり限られた人間になるよなもしかしたら咲は他の面子のハンドルネームも本名から来ていると勘違いしていそうだ
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289 : 2012/06/21(木) 17:11:58.52 -
モモ「…」
モモ「…」ピポパポ
モモ「…『こちら『ネクター』。第一フェイズの完了を確認したっす』と、メール送信完了」
モモ「…」ブルルル
モモ「『ありがとうございます。本日の任務はこれで完了とします』…っすか」
モモ「…ふふふ。そうっすね、『のどっち』。計画は順調っす」
モモ「邪魔者は排除する。これで『のどっち』の想い人の想い人は、かおりん先輩に徐々に惹かれていく筈っす」
モモ「かおりん先輩は私の知る限りでもトップレベルの可愛い人。スタイルだって申し分ないっすからね」
モモ「そうすれば、失恋した『のどっっち』の想い人は、その傷を癒そうと優しく接してくれる『のどっち』に惹かれていく筈」
モモ「ふふふ。我ながら恐ろしい計画っすね。だが、我らの悲願を果たすためには、我らは団結し、鬼にも修羅にもならねばならないんっす」
モモ「そう…我ら、ネット麻雀通称『百合部屋』一同の悲願…」
モモ「恋愛成就の為に!!」ゴッ!!
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368 : 2012/06/21(木) 20:16:45.40 -
どらごん:よっしゃ、次は漢字にチャレンジやな。ええか?漢字へ、キーボードの真ん中の下側に、ながーい何も書いてない奴があるやろそれを押すんや
ふくじみほこ:感じ。あれ。かんじになりましたけどかんじっていうじになりません
どらごん:ほな、それをもう一回押してみ
マグマ:ちょっと。ここでタイピング教室始めないの
どらごん:あはは。すまそん
ふくじみほこ:漢字あ。できました。漢字。漢字。ありがとうございますどらごんさん。
のどっち:…私達何の話してましたっけ
ネクター:…取り敢えず、先輩には頑張ってもらいましょう。まずはお互い意識してもらうところから…
のどっち:先は長そうです。今後共お願いしますね。同志ネクター
ネクター:もちろんっす。…ところで
のどっち:なんでしょうか?
ネクター:例の小僧、昼間先輩と会話してる時に、「私の」先輩の事美人って言ってたっす
のどっち:…へえ
ネクター:…まあ、確かに私の先輩は100人中100人が認める超絶美形麗人っすけど?なんか、すっげー腹立ったっす。先輩を汚されてるみたいで
のどっち:…やっぱりプランAで行ったほうが良かったんじゃないですか?
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384 : 2012/06/21(木) 20:52:15.78 -
龍門淵家
透華「ハギヨシ!ハギヨシは居ませんの!?」
一「あ、透華お嬢様。ハギヨシさんは今衣お嬢様のところに行っています。何か御用でしたか?」
透華「一。まあ、そうでしたの?いえ、なんでも無いですわ。…何時頃戻るかはわかるかしら?」
一「えーっと…うん。確か遊びの相手するって言ってたから、あと1時間くらいは向こうに居ると思います」
透華「なるほど」クルッ
一「透華お嬢様?」
透華「私はこれから部屋に戻って仮眠を取ります。用事があったら部屋の内線に連絡するように。何人足りとも近づけてはなりませんよ」
一「…」
一「畏まりました。透華お嬢様」
透華「30分で戻ります。それまでに食事の用意をしておきますのよ」スタスタ
一「…」
-
393 : 2012/06/21(木) 21:08:27.55 -
透華の部屋
透華「…ふう」
透華「まったく、ハギヨシには困ったものですわね」
透華「貴方は私の従者ですのよ?…確かに衣の面倒を見て貰うのも大切ではありますけど、一番のお仕事は私のお世話でしょうに」
透華「私の執事なら、衣のお世話と私の世話くらいきちんと両立してもらわないと。まったく、お給料下げますわよ」
透華「…はあ。なんて…」
透華「…ふふ。まったく、馬鹿ですわね。私」クスッ
透華「衣についていて欲しいと頼んだのは、他ならぬ私だというのに」
透華「ハギヨシは何も悪くないですわ。そう。彼は私の願いを聞いてくれているだけ」
透華「それを、自分でお願いしておいて勝手にハギヨシに八つ当たりだなんて」
透華「…そんな我侭、通りませんわよ、私。…ロン……」
透華「…」ボフッ
透華「…はい。今私飛び終了。今日はもうお休みですわ。もう何もやる気ナッシングですの」
透華「……………はぁ」
-
400 : 2012/06/21(木) 21:22:40.22 -
透華「…」
透華(…とは言っても、まだまだ休む訳にはいきませんのよね)
透華(これから食事を摂って、その後はお勉強。宿題を済ませ、明日の予習をやって、その後は帝王学。ピアノのレッスンもありましたわね)
透華(最後に作法の稽古をやって、全部終わるのは11時ってところかしら)
透華(…それから、ちょっとだけネット麻雀して寝ましょう)
透華(つまらないお稽古ばかりですけど…ネットに居るお友達とのやりとりと、ハギヨシのお夜食があるから今日もなんとか我慢出来そうですわね)
透華「…」
透華「…はぁ」
透華(……………ハギヨシ)
透華(………………………………………………大好きですわ)
透華(…なんて。使用人とその主人の恋なんて、そんな使い古された恋話、今時流行りませんの)
透華(大体現実ではこんな立場違いの恋、決まってお互い不幸になるに決まっていますし)
透華(…そもそもが、ハギヨシが私みたいな子供、相手にしてくれる訳がありませんわ)
透華(…本当。私って、馬鹿ですわね…馬鹿みたい。馬鹿…馬鹿…大馬鹿者…)
透華「…」バタバタバタ
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411 : 2012/06/21(木) 21:34:29.01 -
ピピピピピピ
透華「…もう、30分ですの?」ムクッ
透華「…仕方ないですわね」モゾモゾ
透華「よっしょ」ムクッ
透華「…」ゴソゴソ
透華「…」スッ
透華(写真。私がまだ、小さかった頃の。…この中のハギヨシは…私と同じくらいの年齢かしら?)
透華(…ふふ。まるっきり大人と子供ですわね。抱っこされて満面の笑みの私と、少し困ったような顔のハギヨシ)
透華(…思えば、この頃から、私がいくら我侭を言ってもハギヨシはそれを一生懸命叶えてくれたんですわ)
透華(ふふ。私がこんな我侭に育ったのは、やっぱり貴方のせいですわよ?わかってますの?ハギヨシ)
透華(責任とって、キスのひとつぐらいしなさいな)
透華(…ふふ。なんて…)
透華「…チュッ」
透華「…私は、貴方が傍に居てくれるだけで良いですわ。…これからどんなボンボンとお付き合いさせられようと…生涯心は貴方のもの。…貴方は一生それを知ることは無いでしょうけど」
透華「…さあ。食事に参りましょう」
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415 : 2012/06/21(木) 21:42:53.02 -
夜11時
ハギヨシ「透華お嬢様。お疲れ様でした。本日のお稽古はこれで全て終了になります。御緩りとお休み下さいませ」
透華「ハギヨシ。ありがとう。私はこの後部屋で少しネット麻雀をして、その後休みます」
ハギヨシ「畏まりました。あまり遅くまでお遊びになられて、体調など崩されませんよう」
透華「心得ておりますわ」
ハギヨシ「あとで何かお夜食でもお持ちいたしましょうか?」
透華「そうね。よろしく」
ハギヨシ「はい。それでは失礼いたします」スッ
透華「…」
透華「…ふう」
透華「今日は皆さん、来ていらっしゃるかしら」
-
474 : 2012/06/21(木) 23:09:52.24 -
玄「…ちょい、ちょい、ちょい。どういうこと?どういうこと?」カタカタカタ
ネット
玄米(くろこめ)茶:ちょーっと待ったぁああああああ!クリアフラワー:あら。まだ何かありましたっけ?
ドン・タコス:そろそろ眠いじぇ
ももももも:宿題やんなきゃ
イケニャー:お風呂
玄米(くろこめ)茶:いやいやいや!そりゃないよ!ちょっとコレ酷くない!?っていうかまだ麻雀してないし!そもそもまだ11時半だよ?大体タコちゃんいっつも2時くらいまで元気じゃん!!
ももももも:けどなー。クロちゃん、恋愛経験0なんでしょ?
イケニャー:お前に気の利いたアドバイスが出来るとは思えないニャー
ドン・タコス:無理して背伸びしなくても…いいんだじぇ?クロチャー…
クリアフラワー:…と、言う訳です
玄米(くろこめ)茶:ギリギリギリ
現実
玄「うわーーーーーーーーん!!おねえちゃ~~~~~~~~~~~~~ん!!みんながいじめるーーーーーーーーーーー!!!」ダッ -
570 : 2012/06/22(金) 01:39:58.65 -
透華「…あら?なんだか見たことのない方が入ってきて…」カチカチ
透華「…荒らしですわねこの方。…気分が悪いですわ」カチカチ
透華「…URL。確かにありましたわね」カチカチ
透華「…」
透華「…もももももさんは、見るなとおっしゃってましたけど…」
透華「…」
透華「…死ぬほど後悔する内容?」
透華「…いいでしょう。私はこれでも、名門龍門渕家の人間。友人の皆さんを不快のどん底に落とし込んだ動画、私だけが見ないのも申し訳が立ちませんわ」
透華「…鬼と出るか蛇が出るか。どんな動画であろうと、真正面からぶつかって打ち勝ってみせます」
透華「それが、私なりのこの荒らしへの復讐ですわ」カチッ
-
573 : 2012/06/22(金) 01:42:22.93 -
透華「…えっ。これって…」
透華「まさか、こんな世界が…」
透華「嫌。私の価値観が…」
透華「壊れる…」
透華「嫌…誰か…」
透華「助けて…」
透華「……………ハギヨシ」
透華「…………………………助けて!!!!」
-
680 : 2012/06/22(金) 18:36:46.26 -
透華「…………………………」
コンコン
透華「…ハッ!」
ドア越しのハギヨシの声「透華お嬢様。どうかなされましたか?」
透華「ハ、ハギヨシ!?」
ドア越しのハギヨシの声「ええ。只今食器を下げに参ったのですが、廊下越しにお嬢様の悲鳴のようなものが聞こえましたので…」
透華「っ!」カチッ
透華「い、いえ。なんでもありませんわ。ネット麻雀で少し痛い役を喰らいまして、それで思わず叫んだだけです」
ドア越しのハギヨシの声「左様でしたか。では、お部屋に入っても構いませんか?」
透華「ええ。食器、お願いね。ハギヨシ…」ドキドキドキ
ハギヨシ「それでは失礼します」ガチャッ
ハギヨシ「」カチャカチャ
透華「…」
透華「ハ、ハギヨシ…?」
ハギヨシ「はい、何でしょうか透華お嬢様」
-
685 : 2012/06/22(金) 18:50:17.76 -
透華「ちょっと訪ねたいのだけど…」
ハギヨシ「はい。何なりと」ニコッ
透華「…」
ハギヨシ「…?」
透華(…って!な、ななな何を今聞こうとしたのです!?私は!!)
透華(男性に興味ある?とか、聞いたらその瞬間もう終わりですわよ!ドン引きです!)
透華(きっとハギヨシの事だから表面上はなんにも変わらずいつも通り接してくれますけど、内心死ぬほど軽蔑されますわ!されるに決まってます!)
透華(大体、なんで私がそんな事質問しなくてはならないんですの!?私が!ハギヨシの事好きなんですのよ!)
透華(億が一にも無いとは思いますが、そこで「興味あります」とか言われたら、私の人生初めてにして最後の恋がこの時点で火の玉大玉砕するじゃないですか!それもこれ以上ないってくらい最悪の形で!!)
透華(こんな質問却下!絶対駄目!ふざけるなですの!!馬鹿私!)
透華(…けど、それじゃあ何を聞きましょうかしら)
透華(…こ、好みのタイプの女性とか?)
透華(駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目!!駄目ですの!!)
透華(そ、そんな事聞いたら、私がハギヨシに気があるのがバレバレじゃないですか!!)
透華(ハギヨシの事、もし私がハギヨシに気があるなんて知ったら、きっと私を不幸にしないためにって、暇を乞うてどこかに居なくなってしまいますわ!そんなの絶対に耐えられない!!)
-
695 : 2012/06/22(金) 19:05:28.29 -
ハギヨシ「…透華お嬢様?」
透華(ハギヨシの優しい声が。心地良い笑顔が。私を見てくれる眼差しが。無くなってしまうなんて、嫌!いっそ地獄の業火に千年焚かれるほうがまだマシですわよ!!)
透華(お世話なんてしてくれなくてもいい。我儘なんて聞いてくれなくてもいい。手料理だって、お裁縫だって、してくれなくなったって構わないですの!)
透華(只々、私は貴方に傍に居て欲しい。傍らで微笑んでいて欲しい。それだけで私は十分ですから…)
透華(…嗚呼。貴方に恋心なんて覚えなければ良かった。そうすればこんなにも胸が苦しい想いなんて、しないで済んだのに)
透華(けど、もう戻れない。貴方への愛を忘れることは。だって、こんなにも苦しく、痛く、辛い…そして暖かい感情を、忘れて生きてゆきたいとは想えないのですから)
ハギヨシ「…如何なされましたか?透華お嬢様」
透華「…ああ。ごめんなさい。少し考え事をしておりました」
透華(なんとか当たり障りの無い質問をしなくては)
透華「…そうですわね。ねえハギヨシ」
透華(あ。そうですわ)
透華「そういえば、貴方、同性のお友達とかは居らっしゃるのかしら?」
ハギヨシ「同性の友人…ですか?」
-
702 : 2012/06/22(金) 19:25:49.41 -
透華「…ええ。そうですわ。振り返ってみれば、貴方には長い間仕えて貰って居りますが、貴方が友人と一緒に居るところを終ぞ見ておりませんので…」
ハギヨシ「そうですね。私は言われてみれば、私に同性の友人はほとんど居りませんでした」
透華「そう。…まあ、当然ですわね。貴方は小さい頃から我が龍門渕家に住み込みで働いているのだもの。近しい年代の男性も居ないし、外で友人を作る時間も無い」
透華(…私の馬鹿。ハギヨシに申し訳ない質問でしたわ。ちょっと考えればわかるようなことなのに。不甲斐ない)
透華「…ごめんなさい。貴方も若い男性でしょうに、貴方の人生の多くを犠牲にするような働き方をさせてしまっていましたわ。龍門渕家の人間として、不肖ながらこの龍門渕透華が謝罪します」
ハギヨシ「そんな、勿体のう御座います。透華お嬢様。これは私が選んだ生き方です。お嬢様に謝罪される云われなど欠片も御座いません」
ハギヨシ「むしろ、素晴らしい人生を歩ませて下さっている旦那様や、一達仕事仲間、そして誰よりも透華お嬢様には、感謝してもし切れない程の恩義を感じているんですよ?勿論、衣様にも」
透華「けど…」
ハギヨシ「それに、全く友人が皆無というわけでも有りません」
透華「…え?」
ハギヨシ「これは最近の話なのですが…清澄高校麻雀部の男子部員をされている、須賀京太郎君と友人になりまして」
透華「…え?清澄高校って…あの原村和の?」
ハギヨシ「ええ。それで、彼とはたまにメールや電話でお話をしたり、休日には彼に乞われて一緒に料理の練習をしたりもしているんです。先日の電話では、今度はタコスの作り方を教えて欲しいと」
透華「なんで貴方とその、…須賀さんが?」
ハギヨシ「それは、透華お嬢様のお陰です」
-
710 : 2012/06/22(金) 19:48:21.08 -
透華「私の?どういう事ですの?」
ハギヨシ「ふふ。もっと言うと、透華お嬢様の優しさと強さが、私に友人を作る機会を与えてくださったとも言えますね」
透華「…もっとわからなくなりましたわ。ハギヨシ、もっとわかりやすく説明なさい」
ハギヨシ「畏まりました。…そうですね。透華お嬢様は、何故新しい麻雀部をお創りになられたのでしたか?」
透華「何故って…決まっているでしょう?衣に友人をつくる為に…」
ハギヨシ「ええ。そして、お嬢様は昨年見事県大会で優勝し、今年は優勝こそ逃したものの、見事当初の目的である衣様の友人作り…いえ。それ以上の成果を果たすことが出来たのです」
ハギヨシ「即ち、衣様を孤独から解放した。私は、お嬢様達を誇らしく思います」
透華「…けど、それは結局、清澄の嶺上使いによるあの一撃があってこそですわ。私達の直接的な成果では無い」
ハギヨシ「いいえ、違います。そもそもあの決勝までの状況を作ったその道筋は、全てお嬢様達の努力によるものです。そして、麻雀を恐ろしいものでは無く、楽しむものとして認識したのは、他ならぬ衣様」
ハギヨシ「そして、全てが終わった時、あの卓には怒りでも恐怖でも憎しみでもなく、友情が残ったのです」
ハギヨシ「だからこそ、合同合宿なんてものが開催されたのだとは、思いませんか?」
透華「…そうかもしれませんわね」
ハギヨシ「そして、私もその友情のエネルギーのお零れに預かることが出来たのでしょう。須賀君との出会いは、清澄と龍門渕両校に架かる友情の橋が導いてくれたのように思えてなりません」
ハギヨシ「合同合宿が無ければ…衣様が変わることが出来なければ…どちらかが決勝まで上がれなければ…どちらかに麻雀部が無ければ…透華お嬢様が麻雀部を創らなければ…」
ハギヨシ「お嬢様達がいなければ、そもそも私達は出会うことすらなかったのでしょうから。そう、透華お嬢様が私に友人を作って下さったのです」
-
715 : 2012/06/22(金) 19:55:27.01 -
透華「…言い過ぎですわ」
ハギヨシ「そうでしょうか。私の表現力が不足しているだけで、これでもまだ不十分なくらいであるのですが」
透華「…もうこんな時間です。もう下がりなさい、ハギヨシ。私はもう休みます」
ハギヨシ「畏まりました。それでは失礼致します、透華お嬢様。お休みなさいませ」
パタン
透華「…」
透華「…もう寝ましょう」
透華「…おやすみなさい。ハギヨシ」
-
727 : 2012/06/22(金) 20:07:01.78 -
翌日(休日)
清澄高校咲「おはようございます」ガチャッ
和「ああ。咲さん。おはようございます」
優希「…おはよう。咲ちゃん」ズーーン
咲「あれ?優希ちゃん元気ないね。どうしたの?」
優希「…なんでもない」
咲「そうなの?」
和「優希ったら、今朝はずっとこんな感じなんですよ。全然元気無いっていうか、何かに怯えてるって言うか」ヒソヒソ
咲「どうしたんだろう。大丈夫かな?」ヒソヒソ
和「元気出してくれるといいのですが…」ヒソヒソ
咲(大丈夫かなぁ?…いや、ちょっと待てよ?昨日の今日でこれだけ落ち込んでるって事は、やっぱり優希ちゃんは京ちゃんの事好きなのかも)
咲(…だとしたら、複雑だなぁ。妹尾さんと京ちゃんが仲良くなるのは勘弁だけど、優希ちゃんに対しては抑止力になるかもしれないし…)
咲(いやいやいや。やっぱり駄目だよ。これで焦った優希ちゃんが勢いで京ちゃんに告白でもしたら大変)
咲(うーん。どうしようかなぁ)ウーン
和(友人の為に真剣に悩む咲さんも素敵です)ハァハァ
-
729 : 2012/06/22(金) 20:18:19.64 -
久「あら。咲も来たわね?それじゃあ始めましょうか」
咲「え?けど、京ちゃんがまだ来てませんけど…」
優希「ひっ!」ビクッ
和(ん?)
久「ああ。彼は今日もお休みですって。なんか、全国の練習の邪魔にならないようにしばらくは麻雀教室に通うみたいよ」
まこ「なんじゃ。邪魔にならないようにって、アイツ、気を利かせたつもりかい。ホンマ気ー使いやのぉ」
優希「ほっ…」
和(……優希?)
久「ねー。そんな邪険にしないってのに。…ちょっと悪いことしちゃったわね。全国終わったらちゃんと面倒見てあげるわ」
まこ「そーしてやりんしゃい」
咲(麻雀教室…?)
久「じゃあ、早速練習始めるわよー。咲は悪いけど、最初ちょっと休んでて」
咲「あ、はい。わかりました…」
咲(ネット行こう。ゆみさん来てたら情報交換したいな)
腐部屋
みやながさき さんがログインしました -
790 : 2012/06/22(金) 22:08:06.58 -
ゆみ:気は済んだか?
カンちゃん:はい。楽しかったです
てるてる姫:流石だな、その妄想力。私もうかうかしてられない
アミバ:お前はええわ。ウチとことごとく受け攻め逆なんやもん。聞いてて腹立つ
てるてる:それはお前のセンスが悪いだけ。私の方こそお前の話聞いてるとイライラする
ゆみ:では、心機一転名前も変わったことだし、そろそろ本題に入ろうか。結論から言うと、例の幼馴染…あー。今後彼の名は多用しようなので、呼称を付けよう
ゆみ:そうだな。「京」だ。理由は特に無い。強いて言うなら、私が某格闘ゲームの主人公×ライバルが好きだからという理由だな
LEGEND:草薙京×八神庵か。うん。王道だね
シャイニング:すばらです
すこニャン:あー!いいねいいねー!あとねー。私がハマったのはテリー×リョウとか、ハイデルン×ルガールとか、チャン・コーハン×オロチとか!
ゆみ:それで、女性とデート疑惑のあった京君は、どうやら私の後輩と一緒に麻雀教室に通うことになったらしい
シャイニング:麻雀教室ですか…
ゆみ:彼らはお互い初心者同士だからな。だが、安心して欲しい。今日それとなく聞いた所、今のところ、彼らにお互いを異性としてみている様子は無い
ゆみ:良い友人関係といった感じだった。それに彼女は他に学校でも部活をやっているので、教室に通う回数は彼よりも少ない。必然出会う回数も少ない
ゆみ:まあ、といっても心配するに越したことはない。やんわりと遠ざける必要はあろう。それを出来れば今から話し合いたいのだが…
-
796 : 2012/06/22(金) 22:19:19.41 -
現実
久「…ふう。ちょっと休憩にしましょうか」まこ「うむ。ワシも少し目が疲れた」
和「わかりました。優希、大丈夫ですか?」
優希「ん…」
まこ「こりゃ重症じゃのー。大丈夫か?」
久「咲は…随分集中してるわね。疲れたら休憩するでしょうし、そっとしておきましょうか」
まこ「頑張るのう。頼もしい限りじゃわい」
久「さってとー。それじゃあ私はお茶でも淹れてー…って……あっ。…ヤッバぁ」
まこ「ん?どうした久」
久「…忘れてた。学生議会の書類。今日の夕方までに先生に提出しなきゃいけないの」
まこ「はあ!?今日休日じゃろが。なんでまた…」
久「だから忘れてたのよ。先生今日は学校で仕事してるからって、一日おまけして貰ってたのに…」
まこ「お前さんでもそんなポカミスするんじゃのう」
久「議員のみんなにも連絡するの忘れてたし、今日私一人しかいない。…まこ、お願い!」
まこ「…しゃーない、手伝っちゃるわ。貸一個な。学食のスペシャルワカメご飯セットでええ」
-
800 : 2012/06/22(金) 22:25:55.36 -
久「…ってわけだから、ごめん和。あとお願い。休憩済んだら咲も誘って三麻してて」
和「あ。はいわかりました」
久「そうね。もうお昼も近いし、先にご飯食べちゃいなさい。私達は書類終わったらすぐ戻るから」
和「はい。行ってらっしゃい。頑張ってください」
久「それじゃあごめん!行ってくる!」ダッ
まこ「すまんのう。この時期に慌ただしくて」
和「いえ。染谷先輩もお疲れ様です」
まこ「おーい。久待たんかー」ダッ
和「…ふう」
優希「…」
和「…ねえ、優希」
優希「なんだじぇ?のどちゃん…」
和「…元気、無いね?」
優希「ん…」
和「相談、乗ろっか。…休憩だし、二人で少しお話、しましょう?」
-
804 : 2012/06/22(金) 22:39:20.41 -
部室を出て少しの階段の踊場
優希「…ねえのどちゃん」
和「なんですか?優希」
優希「のどちゃんは、私が京太郎のこと好きだって、知ってたか?」
和「なっ!?」
優希「…やっぱ知らなかったか」
和「……驚きました。ええ。今、物凄く驚いています」
優希「だよな…」
和(…本当に驚いた。優希が須賀君の事を好きだったなんて)
和(…私はなんてことをしてしまったのでしょう。自分の欲望のために、大切な親友の想い人を彼女から遠避け、あまつさえ恋人になれとばかりに女性の紹介までしてしまうなんて…)
和(すみません、優希。私が愚かでした。須賀君の事は、私がなんとかしますから…)
和「…と言う事は、優希の元気が無い理由はやっぱりあの、昨日のデー…女性と一緒だった件が原因なのでしょうか」
優希「…ううん。それは、もういい」
和「もういいとは?」
優希「ネットでな。新しく出来た友達が励ましてくれたんだじぇ。だからもう大丈夫。それに関しては立ち直れた」
-
813 : 2012/06/22(金) 22:48:51.13 -
和「…?そうなんですか」
優希「うん」コクン
和「…じゃあ、なんでそんなに元気が無いの?良かったら、教えてくれませんか?優希。…私、貴女の力になりたいんです」
優希「…男の人が、怖くなった」
和「…」
優希「勘違いしないで欲しいじぇ。別に誰かに何かされたとか、そういう訳じゃないじょ」
優希「それに、今だって京太郎のことは好き…な筈だじょ」
優希「…けど怖い」
和「じゃあなんで?何があったの?答えても良いと思ったらでいいですから」
優希「…昨日な。その、励ましてくれた友達とチャットでお話ししてたんだじぇ」
和「…ええ」
優希「…そしたら、突然変な荒らしが来て、その……ウプッ…」
和「優希。しっかり。嫌なら答えなくていいですから」
優希「……うう…男の人と……その…男の人が…ウグ…いたしてる…動画…ヒック…張って…きて…ヒック」
和「…」
-
829 : 2012/06/22(金) 23:00:49.18 -
優希「それ見てたら、私…ヒック…怖く…ヒック…なって、きて…ヒック」
和「…」ナデナデ
優希「う゛え゛っ」ジワッ
和「優希…辛かったね。怖かったね…うん。大丈夫。大丈夫だから。私が傍に居るから」ナデナデ
優希「う゛う゛う゛…」
和「…もう怖いことなんかないよ。大丈夫だよ。優希。ね?」ナデナデ
優希「う゛え゛え゛え゛え゛ええ…」
優希「うわああああああああああああああああん!!!」ヒシッ
和「…」ギュッ
和(許せない。穢れなき純情な乙女に、糞尿にも劣る汚物を見せつけた、底辺を這いずりまわる下郎共)
和(やはり生かしておくべきではありませんでした。奴らは屑です。産廃です。塵芥です)
和(我ら一点の汚れなき清浄なる乙女の天誅に依って、彼の者らに裁きを)
和(…土は土に)
和(灰は灰に)
和(腐れ共は、コンポストに)ギリッ
-
941 : 2012/06/23(土) 01:59:10.13 -
ドン・タコス:いや、そう意味では無いと思うじぇ?
玄米(くろこめ)茶:この人に二人だけで会話する機能を使いこなせるとは思えない
ももももも:パソコンが大爆発するんじゃないかな
イケニャー:じゃあ、もういいや。取り敢えず話だけ聞いて欲しいし。で、もし良かったら、ちょっと感想とかも聞かせて欲しい
ふくじみほこ:はい。わたしにできることなら
ドン・タコス:イケちゃん?
イケニャー:みんなも聞いて欲しい。…特にタコちゃん。一番落ち込んでる君に
ドン・タコス:まあいいけど
イケニャー:じゃあ、いくよ。えっとね。今からするのは、私達がこの間出会った荒らしのお話
イケニャー:結構気持ち悪い話もするから、もし途中で気分が悪くなったら言って欲しいです。そしたらすぐやめるし
ふくじみほこ:はい
イケニャー:そしたら、まずは昨日の晩に有った事から…
池田ァ!は昨日あった全てを話しました。荒らしが来たこと、その荒らしの言動、自分たちの取った態度、そして貼られた動画をみんなが見たこと そのせいで気分が悪い事
ふくじみほこさんは、その間殆どレスは返しませんでしたが、何度か「きいてますよ」「つづけてください」などの短い文を投稿してくれましたそして、全ての話が終わった後、今度は自然と、優希が話を続けるように文章を投稿し始めたのです
-
969 : 2012/06/23(土) 03:37:15.43 -
翌日・朝
咲「わああ!やっちゃったー!」タッタッタッタ
咲(しまったよー!昨日の夜も京ちゃんとハギヨシさんの小説書いてたら、結局寝るの遅くなっちゃった!)
咲(しかもそのせいで寝坊して遅刻ぎりぎり!急がないと、今日の1時間目は英語でやってきた宿題当てられる筈だし…)
咲「って、あれ?そう言えば、ちゃんと持ってきてたっけ?」
咲「ふ、不安になってきちゃった。ちょっと急いで確認してみよう」ゴソゴソ
咲「これじゃない、これじゃない。げ、なんで妄想ノートがここに。これは見つかったら一大事だよね。一回出しておいて最後に一番分かりにくいところに隠そう」ゴソゴソ
咲「えっと、コレは国語のノート、数学、生物…あっ!有った!ふう。良かったー…」
京太郎「おおおおお!咲じゃん!」
咲「あっ!京ちゃん!」
京太郎「なにしてるんだこんな道路の真ん中でノート出して!」
咲「ああ。宿題持ってきてたか確認してて」
京太郎「って、いけね!やっべーよ咲!もう時間無い!遅刻するぞお前も走れ!」
咲「あわわわわ!そうだった!すぐ行くよ!待って京ちゃん!」 ポトッ
京太郎「早くこーーーーーい!!」
-
974 : 2012/06/23(土) 03:46:31.67 -
タッタッタッタッタ…
龍門渕家透華送迎用車内
透華「…ふう」
透華(…結局、昨晩はあの部屋に行けませんでした。弱いですわね、私は。どうしようもない)
透華(ざまあないですわ。勝手に啖呵を切って、こんな、こんな情けない体たらく。みなさんに顔向け出来ない…)
透華(…けど、あの後の昨日で顔を出さなかったのは、みなさんにも心配をかける行為でしたわね。せめて一言くらい言っておくべきでした)
透華(今日こそは謝罪に…あら?)
透華「運転手。ちょっと止めなさい」
キーッ
透華「…ノート?道路に落ちてますわね」
透華「…誰のか知りませんが、おっちょこちょいも居たものです。もし宿題でもやったノートを落としていたのなら可哀想ですし、拾ってあげましょう。ああ、いいですわ運転手。私が行きます」ガチャッ
透華「どれどれ。表紙には何も書いていませんわね」
透華「…仕方ないですわ。ちょっと中を拝見。内側に何か書いているかも」ペラッ
透華「…………………え?」
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978 : 2012/06/23(土) 03:54:20.80 -
ノートの1ページ
『京太郎の無礼に怒り狂った透華が、酷薄な笑みを浮かべ告げる
女子の制服着せられてハギヨシに組み伏せられている京太郎の顔に、一層の怯えが浮かび、透華は愉悦を覚える
そうだ。もっと泣け。もっとそんな顔を見せろ。そのために、もっと残酷な事をしてやろう
京太郎の親友でもあるあるハギヨシ(従者)に、その端正な顔を笑みに形作り告げる
透華「ハギヨシ、この男に種付けなさい」
ハギヨシ「かしこまりました」
京太郎「やめろ・・・やめてくれ・・・」
ハギヨシ「抵抗しても無駄です。京太郎。さあ、私を受け入れてもらいますよ…」
京太郎「嫌だ。嫌だ。やめてくれ、ハギヨシさん。助けて。だれか、助けて」
必死に抵抗しながらも、京太郎のカラダは心と裏腹に、ハギヨシの責めに快楽を感じ始め、やがて…』
透華「いやぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
終わり
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