-
1 : 2014/12/04(木)08:00:36 -
神娘「おはようございます!」
男「…」
神娘「あれ…?聞こえてないのかな?」
男「…」
神娘「おひゃっ!!!…かみました…。」
男「…」
朝起きたらなんか金髪ロリの美少女があいさつしてきたけどきっと俺の幻覚だよな…
ソース: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/%7Bdat%7D/
-
7 : 2014/12/04(木)08:05:22 -
男「…疲れてんのかな…俺」
神娘「疲れてるのですか!?」
男「…」
返答してくるとは…病院行こうかな…
神娘「それは大変です!すぐに元気にしましょう!!」
男「…は?」
神娘「なむなむ……はあっ!」
男「…」
神娘「…元気になりました?」
男「…いやまったく変わらない」
神娘「えっ……。」
男「なっ!泣くなって!!元気になったって!いやー!調子いいなー!!」
神娘「…っ!えっへん!これが私の実力です!!」
男「…」
よし…そろそろ精神病院にでも行くか
-
8 : 2014/12/04(木)08:10:44 -
男「やばっ!!そろそろ出ないと遅刻する!」
神娘「おーとーこーさぁーん!お腹すきましたー!」
男「うっせぇ!パンの耳でもかじってろ!!」
神娘「……えっ?」
男「だから泣くなって!?学校行く途中にパンでもなんでも買ってやるから!」
神娘「…ほんとですか?」
男「三百円までな!」
神娘「わぁーい!!早く学校行きましょう!!」
男「…めんどくせぇ」
-
10 : 2014/12/04(木)08:13:44 -
ーーーーーーーーーーー
神娘「むふふー!おいしいです!」
男「…食べてるってことは…本物?」
神娘「…?」
男「…」
俺はいつの間に幼女を拉致したんだ…?てか自転車のカゴにめちゃくちゃ馴染んでるな…
男「…家はどこだ?」
神娘「そこの神社ですけど?」
男「神社?」
-
11 : 2014/12/04(木)08:17:03 -
神娘「神なんですから神社に住んでるのは当たり前ですよ!」
男「神…」
なるほど中二病ね…なんとも残念な子だ。
男「…とりあえず家まで送るな。」
神娘「ええっ!!?なんでですか!!」
男「お母さんとお父さんに弁解があるんです。犯罪者にはなりたくないので。」
神娘「…?お父さんとかお母さんとかいませんよ?」
男「…は?」
神娘「神ですから!!」
男「…」
-
13 : 2014/12/04(木)08:21:07 -
男「…とりあえず、その神社に案内してくれ。」
神娘「いいですけど…帰りませんよ?」
男「はいはいわかりました」
神娘「えっとですねー…そこを上でー!」
男「上ってどっちだよ」
親がいないってどういうことだよ…とりあえず児童養護施設の連絡先を…
神娘「違います!!そこを上に曲がるんです!!」
男「だから上ってどっちだよ!」
-
14 : 2014/12/04(木)08:25:37 -
男「はぁ…はぁ…ついた」
神娘「ここが私の社です!」
男「…ぼろぼろの神社?」
神娘「ぼろぼろとは失敬な!」
男「…」
この神社…どっかで見覚えがあるぞ…?てか学校完全に遅刻したな
神娘「今はまだこんなですけど!出世して!もっともっと大きくするんです!」
男「出世?」
神娘「頑張りましょうね!男さん!」
男「…は?」
神娘「え?」
-
16 : 2014/12/04(木)08:29:37 -
神娘「約束したじゃないですか………」
男「…いや約束した覚えないんだけど…?」
神娘「…うっ…えぐっ!」
男「いやいやいや!なんで泣くんですか!」
神娘「だって……っ!おとこさんっ!…約束したじゃないですかぁ!!」
男「…約束」
神娘「ちょうど10年前!約束しましたっ!覚えてますっ!」
男「10年前…約束…」
-
17 : 2014/12/04(木)08:33:55 -
10年前ーーーーーーー
男「うおっ!!カブトムシみっけ!」
神娘「…」
男「でっけぇー!!友に自慢してやろ!」
神娘「なにしてるの?」
男「んあ?お前だれだ?」
神娘「…私は神ですっ!」
男「へぇー…神ちゃんっていうのかー!何才?」
神娘「…えーと…420才くらい?」
男「…クソババアじゃん……」
神娘「ババアとは失敬な!まだまだ若いですよ!」
-
19 : 2014/12/04(木)08:38:28 -
男「こんなぼろぼろの神社でなにしてんの?おばあちゃん」
神娘「おばあちゃんって呼ばないでくださいっ!!!」
男「420才とかクソババアじゃん」
神娘「むうっ!怒りました!」
男「うおっ!泣くなって!!」
神娘「まだ若いもん…おばあちゃんじゃないもん…!」
男「神ちゃん可愛いー!ピチピチギャルだぜー!!!」
神娘「え?…私ピチピチギャル?」
男「おう!ピチピチギャルだぜ!」
神娘「……えへへ」
男「ふう…なんとかなったか…」
-
20 : 2014/12/04(木)08:42:28 -
神娘「私はこの社に住んでるんですよ?」
男「え!?なんでこんな所にすんでんだよ!?ぼろぼろだぜ?」
神娘「ぼろぼろじゃありません!!これから大きくなります!」
男「…たいへんだなーおばあちっ!じゃなくて神ちゃん!」
神娘「神官がいれば…大きくすることができるんですけど…」
男「しんかん?」
神娘「神官というのは!神に仕える人のことです!」
男「へぇー…」
-
21 : 2014/12/04(木)08:49:20 -
神娘「…」
男「んじゃ!神官になってやろうか?」
神娘「えっ…?」
男「神官とやらになってやんよ!」
神娘「でも…大変ですよ?他の神との領地争いとか…」
男「俺強いから余裕だぜ?かめはめ波くらいなら余裕で使える」
神娘「かめはめ波っ!?それはすごいですねっ!!」
男「だろ!」
神娘「えと…お名前は?」
男「俺の名前は男!海賊王になる男!6さいだ!」
神娘「男さんですか…!6さい…では!10年後にお迎えにあがりますね!」
男「おう!」
-
22 : 2014/12/04(木)08:52:55 -
ーーーーーーーーーーー
男「…もしかして神ちゃん?」
神娘「そうです!神ちゃんです!」
男「…思い出した…たしか神官だっけ…?」
神娘「そうです!神官です!」
男「…」
なにやってくれてんだぁあ!!幼い頃の俺ぇええ!!!てか神娘の容姿が10年たってもまったく同じって…
男「お前本物の神…?」
神娘「はい!神です!」
男「…」
-
23 : 2014/12/04(木)09:07:14 -
神娘「むふふ!」
男「なぁ…」
神娘「なんですか?」
男「神官ってなにすんの?」
神娘「えっとですね!神官はですね!」
男「…」
たのむ!神社の掃除とか簡単な仕事にしてくれ!!
神娘「他の神と領地争いしたりー」
男「ちょっとまて」
神娘「へ?」
男「領地争いとは?」
神娘「戦争ですよ?」
男「…」
-
25 : 2014/12/04(木)09:14:03 -
男「いや戦争とか無理だって!普通の人間だし!!」
神娘「大丈夫です!かめはめ波とか打てるじゃないですか!!」
男「うぐっ!かめはめ波は封印したんだ…」
神娘「えっ!?」
男「とにかくっ!かめはめ波は封印したの!」
神娘「っ!!かめはめ波がなくても!神の加護があれば絶対大丈夫です!人間でも戦えますっ!」
男「神の加護…?」
神娘「はい!」
男「具体的には…?」
神娘「…」
男「…」
神娘「…」
男「…なんで黙るんだよ」
神娘「ちょっと今は…その信仰が少ないので…その…」
男「…?」
神娘「神の加護なんてなくても!男さんは戦えます!」
男「ふざけんなよまじで」
-
26 : 2014/12/04(木)09:21:31 -
男「…とりあえず学校いかなきゃな」
神娘「はい!」
男「…おい」
神娘「…?」
男「しれっと自転車のカゴに乗るな」
神娘「…乗っちゃダメですか?」
男「うっ!…涙目は反則だろ…」
神娘「神官たるもの!神のそばに常にいないとだめなんです!」
男「…」
神娘「しかし!男さんにもいろいろあるので!私が男さんについて行きます!」
男「…」
神娘「迷子になっちゃだめですよ?」
-
27 : 2014/12/04(木)09:46:53 -
ーーーー学校ーーーー
男「…」
友「おっす!随分な遅刻だな!」
男「おう…いろいろあってな」
神娘「うおおお!!ここが学校ですかぁあああ!!こ☆く☆ば☆ん!」
男「うっせぇ!」
友「…どした?」
男「あ…え…なんでもねぇ…」
友「へんなやつ」
なるほど…神官以外には神娘はみえねぇのか…。
神娘「こ☆く☆ば☆ん!!」
男「…うぜぇ」
-
28 : 2014/12/04(木)09:56:11 -
神娘「ねぇねぇ男さん!」
男「…なんだ」
神娘「お昼ご飯はなんですか?」
男「神でも食事するんだな」
神娘「必要ないですよ?」
男「…は?」
神娘「朝食べたパンが美味しくて…ふへへへ」
男「きょうは土曜で出校日だから昼までだ」
神娘「えーっ!おべんとないんですか!!」
男「…家で作ってやるからちょっと静かにしてろ」
神娘「なにっ!?男さん料理できるんですか!?」
男「男のたしなみだってばよ」
-
31 : 2014/12/04(木)11:48:28 -
ーーーーーーーーーーー
神娘「うまいっ!!うまいぞよ!」
男「言葉遣い変になってんぞ」
神娘「これはいったい…」
男「オムライス」
神娘「おむらいす?」
男「万人が愛する究極の料理だ!」
神娘「すごっ!!」
-
32 : 2014/12/04(木)11:51:04 -
神娘「男さんって兄弟とかいるんですかー?」
男「いや?一人っ子だけど」
神娘「なるほど…」
男「…なんだよ」
神娘「…いやいやなんでもありませんよ」
男「…」
神娘「…」
男「…どこへ行く気だ?」
神娘「男さんのお部屋チェックですっ!!!!」
男「ちょ!!足はやっ!!!」
-
33 : 2014/12/04(木)11:54:33 -
男「オラァッ!まてぇっ!!」
神娘「ふふふ!!待てと言われて待つ神はいませんよ!!」
男「ちくしょうなんであんなに足速いんだよ!」
神娘「とおっ!」
男「くッ!!」
やばい!!布団の下に隠してしまっている!!!金髪碧眼ロリの同人誌をっ!!!!
神娘「えへへー!!お部屋散策です!!!」
男「うおおッ!!」
こいつだけにはみられたくねぇッ!
-
34 : 2014/12/04(木)11:58:21 -
神娘「へぶっ!!」
男「ッ!!つかまえたァッ!!」
神娘「おおー!私を捕まえるとはなかなかいいものをお持ちになってますね!」
男「ッ!…はぁ…はぁ…はぁ…」
やばっ…こいつ足速すぎ…。
神娘「そこまで部屋を見られたくないって事は、なにかえっちぃものでも隠しているんですか?」
男「べっ!べべつに!隠してませんけど!!?」
神娘「ふふふ…神に嘘はつけませんよ?」
男「…」
-
35 : 2014/12/04(木)12:01:23 -
ーーーーーーーーーーー
神娘「いやはや…やはり人間と関わりを持つのは良いことですね!」
男「…はいはい良かったですね」
神娘「少しだけ神としての力が戻ってきましたよ!男さんのお陰ですね!」
男「…は?俺なんかしたか?」
神娘「ふふふ…知らぬ間に私に信仰を捧げているのですよ!」
男「なんか負けた気がする」
-
37 : 2014/12/04(木)12:17:50 -
男「てかさぁ…神娘ってなんの神なの?」
神娘「無礼な聞き方ですね!…だけど特別にヒントだけ教えてあげます!」
男「…ヒントかよ」
神娘「そうですね…えと…」
-
38 : 2014/12/04(木)12:21:25 -
神娘「むかしは…美味しいものをもらうためにたくさん走りましたね…」
男「お前本当に神様か?」
神娘「神様です!」
男「…疑わしいな」
神娘「疑っちゃだめですよ!信仰が減っちゃいます!」
男「…信仰っていったいどれくらいの人から集めてんの?やっぱ数千人単位で…」
神娘「1人です!」
男「は?」
神娘「…男さんだけですよ?」
男「いや可愛くないから」
-
39 : 2014/12/04(木)12:30:05 -
ーーーーーーーーーーー
神社
神娘「さぁさぁ楽にしてください」
男「…きったねぇ神社だな」
神娘「本殿にいれたそばから無礼!?」
男「とりあえず掃除する」
神娘「…おっ…お願いします」
男「はぁ…神官になってしまったから来たものの…掃除くらいらちゃんとしろよな。」
神娘「ふはははー!我を畏れよ!我を崇めよ!!信仰がどんどん集まってきたぞよ!!」
男「ぞよってなんだよ…」
神娘「それらしいですか?」
男「…おう…神っぽい」
神娘「そうですか!良かったです!」
-
40 : 2014/12/04(木)12:41:40 -
http://i.imgur.com/SYkzhIT.jpg
神娘イメージ。服は着物
-
41 : 2014/12/04(木)12:44:52 -
神娘「あのですね…」
男「あ?なんだ?」
神娘「男さん…正式に神官になっていただいてもよろしいでしょうか?」
男「なんだ…まだなってなかったのか…」
神娘「その…神官は…辛いこととかたくさんあるかもですし…」
男「いいよ。別に」
神娘「え?」
男「一度約束してしまったもんは仕方ねぇだろ…どうせ暇だし。」
神娘「…ありがとうございます」
-
42 : 2014/12/04(木)12:48:36 -
男「なんか儀式てきなものでもあんの?」
神娘「あ!これを肌身離さずもっててください!」
男「…でっかいミサンガ?」
神娘「もう!ネックレスです!」
男「ふーん…首にかけときゃいいんだな」
神娘「私の髪で編み込んでありますから!!」
男「……いや…別にいいけど」
-
43 : 2014/12/04(木)12:53:31 -
神娘「そのネックレスをつけてたら!あんまり怪異の物に襲われなくて済みますよ!」
男「あんまりって…」
神娘「大丈夫です!男さんのお陰で社も綺麗になったし!信仰も少しずつ集まってます!いまならちょっとだけでも力つかえますよ!」
男「まぁなんでもいい…怪異くらいなら俺の螺旋丸で余裕だしな」
神娘「螺旋丸使えるんですかっ!?男さん…あなたは一体…」
男「…いや冗談ですからね」
-
44 : 2014/12/04(木)12:59:14 - 支援
-
45 : 2014/12/04(木)12:59:39 - >>44br>寂しいから自分で支援
-
46 : 2014/12/04(木)13:05:36 -
男「あー…その…領地とかやっぱほしいのか?」
神娘「そりゃあ欲しいですよ!領地は神の力の象徴ですからね!領地が大きければ大きいほど格が高いんですよ!」
男「わかったから顔近いって」
神娘「ごっ!ごめんなさい…」
男「…」
神娘「でも領地はまだいいですよ?そんなに力があるわけじゃないし…信仰源だって男さん1人だし…」
男「…攻められる心配とかないのか?」
神娘「あっ!今攻められてますよ!」
男「…は?」
-
48 : 2014/12/04(木)13:11:24 -
神娘「この社だけはなんとか護ってるんですけどね…空間をずらして隙間に存在してるんです!」
男「空間の隙間?」
神娘「はい!社はそう簡単に見つけられませんよ!…領地はここだけですけど…」
男「でもさ…それじゃあ誰もお参りとかこないから信仰とか集められなくね?」
神娘「…そうなんですよね…。10年前…男さんが来てからそれっきりです…」
男「…え?俺なんで入れたの?」
神娘「…わかりません」
-
58 : 2014/12/07(日)00:43:12 - 生存してました。更新します。
-
59 : 2014/12/07(日)00:48:38 -
ーーーーーーーーーーーー神娘「でももう時間の問題ですよね…」
男「……」
神娘「領土もこの社だけ…いまからどう足掻いたって消滅はまぬがれません…」
男「!?……消滅?」
神娘「…人間は神を畏れ信仰する。神はそのエネルギーをもって人間に還元する。」
男「…信仰が集まらない神は……」
神娘「消滅します。…」
-
60 : 2014/12/07(日)00:52:16 -
神娘「…はは…しょうがないですよね…」
男「…」
神娘「信仰も集まらない今、自身の存在を維持するのに精一杯で男さんに還元できるのはごくわずか…こんな状態で領土争いなんてできません…」
男「……」
神娘「…でも嬉しかった。」
男「…」
神娘「最後のひと時を……男さんと過ごせるなんて………」
男「…」
-
61 : 2014/12/07(日)00:56:18 -
神娘「……」
男「…なに泣いてんだよ」
神娘「…ッ!嬉し泣きですっ!」
男「……はぁー」
神娘「…?」
男「消滅なんてさせねーよ」
神娘「…え……?」
男「しょうがねぇから俺の本気をみせてやるっていってんの!」
神娘「…相手は神ですよ?怖くないんですか?」
-
62 : 2014/12/07(日)01:00:35 -
男「まぁそりゃ少しは怖いけども…」
神娘「私……男さんが傷つくくらいなら……消滅しても…」
男「消滅するなんて言うな」
神娘「……」
男「ようするに、俺がお前を目一杯信仰すればいいんだろ?」
神娘「………」
男「…俺はお前を信じる。だからお前も俺を信じろ。」
神娘「…っ!」
男「…また泣くのかよ」
神娘「嬉し泣きですっ!!!」
-
63 : 2014/12/07(日)01:18:19 -
ーーーーーーーーーーー
男「はらへったなー…」
神娘「男さん!!オムライス食べましょう!!オムライス!」
男「どんだけ気に入ってんだよ……オムライスは食ったからオムハヤシな。」
神娘「オムハヤシとはこれ如何に!?」
男「人類が生み出した究極の料理だな」
神娘「ふおおお!!さぁ!さぁ!男さんの家に帰宅しましょう!」
男「うおっ!!ひっぱんなよ!!」
-
64 : 2014/12/07(日)01:22:02 -
ーーーーーーーー
帰り道
神娘「よっと!」
男「はぁ……お前自転車のカゴにフィットしすぎだろ」
神娘「なかなかに快適です!」
男「痔になってもしらねーからな」
神娘「…むう……デリカスィーがないですね…!」
男「デリカスィーってなんだよ」
-
68 : 2014/12/07(日)11:43:07 -
男「ちょっとまて…卵を切らしてた。」神娘「卵となっ!?それは一大事!!」
男「ちょい店によるぞ。」
神娘「らじゃー!」
男「…お菓子とか買わねぇからな」
神娘「…っ!?……な!なんのことやら!!」
ーーーーーーーーーーーーーー
??「ふふふ…みーつけた…。」
-
69 : 2014/12/07(日)11:45:14 -
神娘「……?」
男「?どうしたんだよ」
神娘「…なんでもないですっ!ささ!卵を買いにいきましょう!」
男「自転車のカゴで偉そうに言うな。」
神娘「……」
-
71 : 2014/12/07(日)11:48:02 -
???「……ふふ」
神娘「…っ!?」
男「うぉっ!急に振り向くなよ!」
神娘「あ…ごめんなさい…」
男「どうしたんだよ?…さっきからなんかおかしいぞ?」
神娘「あ…あの……」
???「……」
神娘「…やっぱり」
男「?」
-
72 : 2014/12/07(日)11:51:15 -
神娘「男さん……」
男「…なんだ?」
神娘「誰かにつけられてます…」
男「…人間だよな?」
???「…」
神娘「いいえ…遠いので完璧には察知できませんが、神類の類いで間違いないです。」
男「…ッ」
-
73 : 2014/12/07(日)11:54:35 -
???「ほう…俺の存在に気づくとは……」
神娘「…」
男「おい…どうすんだよ…」
神娘「…男さんを危険な目に合わせるわけには……」
男「……」
神娘「やはりここは逃げたほうが」
男「いや…逃げねぇ。」
神娘「ッ!?」
男「…なんかよくわかんねぇけど…ここで逃げたらだめな気がする。」
-
74 : 2014/12/07(日)11:59:22 -
神娘「…でも……」
男「うるせぇもう決めた。」
神娘「…もう!しょうがないですね!どうなっても知りませんよ!?」
男「危険なのは重々承知だ。だけど逃げるわけにはいかねぇ。」
神娘「……」
男「神をぶっ飛ばして領土を奪還する。俺の本気をみせてやんよ!なんかできそうなんだ!」
神娘「男さん…」
???「ふふふ……面白いネェ…」
-
76 : 2014/12/07(日)12:11:37 -
神娘「ッ!!男さん!きますッ!!!」
???「ふふっ!!流石に気づくのが早いネェ!!」
男「…」
神娘「くッ!!憑異神!!」
憑異神「ふふっ!!もう逃げられないよ?」
神娘「男さんッ!!逃げて!!!」
男「…」
-
77 : 2014/12/07(日)12:15:07 -
男「…」
なんだこの感覚……この次どうなるかなんとなく読める…。
憑異神「しねぇええ!!!」
ブンッ!!!
憑異神「チッ!!…運良くかわしたか…!」
男「…」
神娘「!?…よけた…?」
憑異神「ふふふ…簡単には終わらせないでくれよ…?何十年も隠れられてこっちは退屈なんだ…!」
-
78 : 2014/12/07(日)12:24:31 -
神娘「男さん!!鉈に当たらないよう気をつけてください!!気を吸われます!!」
男「神ちゃん…?俺になんかした?」
神娘「…神の加護を少し……」
男「なるほど…なんか変な感じだな」
神娘「…」
たった少しの還元でここまで力を発揮できるなんて……そこまで信頼されているということなの…?
憑異神「…一回よけたくらいで調子に乗るなよッ!!!!」
神娘「男さんよけてッ!!」
男「…自転車のカゴで偉そうにすんなよな!」
ブンッ!!!!!
憑異神「くッ!!またよけやがった!!??」
男「反撃だッ!!!!」
腕を思いっきり振れッ!はじめの一歩で練習した通りにッ!!
ゴッ!!
憑異神「くッ!!…神相手なボディーブローだと…ッ!?」
-
79 : 2014/12/07(日)12:25:52 -
>>78br>誤字
憑異神「くッ!!…神相手にボディーブローだと…ッ!? -
80 : 2014/12/07(日)12:29:31 -
男「…ッ!」
よしッ!綺麗に入った!!
神娘「男さん!距離をとって!!」
男「お前そろそろ自転車のカゴから降りろよッ!!」
憑異神「ふふふ…私も舐められたものだ……」
男「…?」
憑異神「…効かないよ?そんな攻撃?」
男「…」
-
81 : 2014/12/07(日)12:31:42 -
男「…やばい…いまなら撃てそうな気がする…」
憑異神「…?」
神娘「…撃つ?」
男「やばいッ!今ならかめはめ波撃てそうな気がするッ!!!」
神娘「かめはめ波!?」
憑異神「…?」
-
85 : 2014/12/07(日)16:17:22 -
男「神ちゃん!!ありったけの力を還元してくれッ!!!」
神娘「は!ひゃい!!」
憑異神「……なにをしようとしてるかわからないけどそうはさせないよ…?」
男「うおおおおおッ!!!」
憑異神「喰らえッ!!!」
ブゥン!!!
男「そんなもん振り回しても当たるかよ!」
憑異神「…かかったな?」
神娘「…ッ!?男さん!後ろ!!」
男「は?」
憑神官「…」
男「…ッ!?」
後ろ!?いつの間に!!!?
憑異神「神には神官がついている…常識だろ?」
-
87 : 2014/12/07(日)16:23:05 -
憑神官「カミノタメシンデクダサイ!!!!」
メキャッ!!!!!
男「かはっッ!!」
鉄パイプかよ…脇腹にめり込む。
神娘「男さんッ!!!」
憑異神「ふふふふ!よくやった!我がしもべよ!!」
憑神官「アリガタキシアワセ」
神娘「くっ!!神官を洗脳するなんて!恥ずかしくないのっ!?」
憑異神「…ぬるい……神官とは神の道具、洗脳くらい普通だろう?」
-
88 : 2014/12/07(日)16:28:17 -
男「はぁッ!…はぁ…はぁ…」
憑異神「さぁ!殺せ!!そいつは虫の息だ!!」
憑神官「ハイ…」
神娘「男さんッ!!逃げて!!」
男「はぁ…はぁ…!!」
憑神官「シネッ!!!」
-
89 : 2014/12/07(日)16:42:27 -
ガキィンッ!!!憑神官「…!?」
男「はぁ…はぁ…」
憑異神「ほう…まだ避ける気力があったか…おい。次は仕留めろよ?」
憑神官「ギョイ」
男「はぁ…はぁ…くっ!!」
あと少し!力が溜まれば!!
神娘「そんな…嫌ぁ…!!」
男「神ちゃんッ!!俺を信じろッ!!!!!!」
神娘「…でもッ!」
男「俺はお前を信じるッ!!!」
神娘「…ッ!」
憑異神「かまわん。殺せ」
憑神官「ギョイ」
-
90 : 2014/12/07(日)16:50:06 -
神娘「私はッ!!」
男「はぁ…はぁ…」
神娘「あなたを信じてるッ!!!!」
男「……ありがとう」
憑神官「シネェェエエ!!」
ブゥンッ!!!
男「…」
憑異神「なにッ!?またかわしただとッ!?」
神娘「あなたの信仰!あなたの想い!すべてあなたに還元するッ!!!」
男「うおおおおおッッ!!!!きたきたきたァァッッ!!!!!」
メキメキメキィ!!
憑異神「…肉体が…人間の限界を超えているッ!!!!?」
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91 : 2014/12/07(日)16:59:36 -
男「いっくぞおおおおお!!!」
憑異神「…くッ!!なんだあの構えは!!!」
男「かぁぁぁあああ!!!」
憑異神「神官ッ!!我が盾になれッ!!!」
憑神官「ギョイ」
男「めぇぇぇええええ!!はぁぁぁあああ!!!」
神娘「はぁ……はぁ…」
エネルギーが一点に集中している。本当にあの技を…。
男「めぇぇぇええええッッッ!!」
憑神官「くッ!!神をなめるなぁぁぁ!!!」
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92 : 2014/12/07(日)17:07:07 -
男「波ァァァァァアアアアッッッ!!!!!!!」
ゴオオオオオオオッッッ!!!!
憑神官「ぐぇああええっ!!」
憑異神「とっ止めるッ!!!神の威厳にかけてッ!!!」
バッ!!
神娘「高密度エネルギーの盾!?」
バチバチィイッツ!!!
憑異神「くッ!!なんて威力だッ!!!!」
男「消し飛べエェええええ!!!!」
ズゴオオオオオオオッッツツツ!!!!
憑神官「ちくしょよよよおおおお!!!!」
ジュッッツオオオオオオ………
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93 : 2014/12/07(日)17:09:46 -
神娘「盾ごと…消滅した…?」
男「はぁ……はぁ……うッ!」
神娘「男さんッ!!」
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96 : 2014/12/07(日)17:16:14 ID:AHO - 男って何歳?
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97 : 2014/12/07(日)17:22:00 - >>96br>16歳
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98 : 2014/12/07(日)17:31:53 -
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男「…ぅ」
神娘「あ!男さん!!気がつきました!?」
男「……おう…」
神娘「よがっだぁああ!!」
男「…うっせぇ……」
神娘「らっでえぇええ!!」
男「……俺は倒したのか…?」
神娘「うっ!…ぐすっ…」
男「泣くなよ…」
神娘「っ…倒しました!無事に勝利です!!」
男「……ふぅ…これで消滅する心配はないな」
神娘「はいっ!男さんのおかげです!」
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99 : 2014/12/07(日)17:36:32 -
男「ん…ここは何処だ?」
神娘「社ですよ?頑張って運んできたんですからね!」
男「おう。さんきゅー。」
神娘「いえいえ」
男「…領土はどれくらいになったんだ?」
神娘「東京ドーム0.5個分くらいですかね!増えましたよ!」
男「…は?」
神娘「え…?」
男「…あんなに頑張ったのにたったこれだけ…?」
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100 : 2014/12/07(日)17:40:18 -
神娘「まだまだこれからです!倒したのか相手も、下の下の神ですからね!」
男「………まじかよ…。」
神娘「ふふふ!これからもよろしくお願いしますね!男さん!」
男「……おう。」
第一部 完
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