早苗「あれ?エアコンがつかないわ」


1 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 02:30:56.04 ID:IPA2PeCF0

歌鈴「美波さん、具合はどうでしか?(噛んだ…)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406972589/
の続編ですがここからでも読めると思います

みんな三人一組で女子寮に住んでる設定です

都内在住のアイドルも女子寮に住んでます、あしからず

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407605446


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407605446/


2 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/10(日) 02:41:51.43 ID:IPA2PeCF0

205号室

早苗「おかしいわね、リモコンの電池がないのかしら…」

早苗「…」カチャカチャ

早苗「……電池替えてもつかないわ」

美羽「どうしたんですか?早苗さん」

早苗「あぁ、美羽ちゃん なんかエアコンが故障しちゃったみたいなの」

愛海「うひゃー、どおりで暑いわけだよー」

早苗「困ったわねぇ…とりあえずちひろちゃんに聞いてみましょうか」ポパピプペ


3 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 02:42:44.47 ID:IPA2PeCF0
__
_

早苗「えー、そんなぁ…うん、わかったわ…」

早苗「はーい、それじゃーねー」ピッ

美羽「ちひろさん、なんて言ってました?」

早苗「電気屋さんは手配したけど、来るのは明日だってさー」

愛海「ということは明日まで…」

早苗「エアコンなしで過ごすしかないわね」

早苗「もう、せっかくの休みなのに…」

美羽「大変ですね、早苗さん…」


4 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 02:43:30.11 ID:IPA2PeCF0

愛海「それじゃあ私たちはそろそろ」

早苗「ん?あなたたちどこか行くの?」

美羽「今日は14歳組で、夜まで勉強会です!」

愛海「昨日言わなかったけ?」

早苗「あぁ、そういえばそんなこと…」

早苗「ん?ということは私は1人でこの暑い部屋に…?」

愛海「お気の毒ですが…」

早苗「そんな!私を見捨てる気!?」


5 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 02:44:09.57 ID:IPA2PeCF0

美羽「早苗さんには悪いけど、前から約束してたことだし…」

早苗「年寄り一人おいて行っちゃうなんてあんまりじゃない!」

愛海「年寄りってほど年とってないでしょうが…」

早苗「二人ともひどいわ!あんまりよ!」

愛海「いかん、早苗さんは暑さでやられている」

愛海「急ごう、美羽ちゃん」

美羽「う、うん」

早苗「あっ、こらっ待ちなさい!」


6 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/10(日) 03:24:27.23 ID:IPA2PeCF0

206号室

みく「…」キョロキョロ

瞳子「何してるの?みくちゃん」

みく「あ、瞳子さん…」

みく「七海チャンは…?」

瞳子「七海ちゃんなら出かけたわよ」

瞳子「なんでも夜までみんなで宿題するとかで」

みく「夜まで!?やったー!」

瞳子「ど、どうして喜ぶの?」


7 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 03:26:28.50 ID:IPA2PeCF0

みく「だってだって!七海チャンがいないってことは今夜のおかずはお魚じゃないってことだもん!」

瞳子「あぁ、そういうこと…」

みく「あの子、スキあらばみくにお魚を食べさせようとするニャ…」

瞳子「でもみくちゃん、お魚も食べたほうがいいのよ?」

みく「それでも!毎日お魚っていうのはみくじゃなくても嫌だと思うニャ!」

瞳子「まぁ、それは確かに…」


8 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/10(日) 03:27:51.90 ID:IPA2PeCF0

みく「ということで瞳子さん!今夜の晩御飯は任せたニャ!」

瞳子「あら、みくちゃんが作ってくれてもいいのよ?」

みく「うぇっ!?み、みくはまだ、その、お料理勉強中だし?」

みく「瞳子さんの料理が食べたいかなーって!」

瞳子「ふふふ、わかったわ…」


10 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/10(日) 14:13:33.91 ID:IPA2PeCF0

105号室

裕美「そろそろ来るかなぁ?」

ピンポーン

裕美「! はーい」

がちゃ

美羽「こんにちは…裕美ちゃん…」ゼェゼェ

愛海「はぁ…はぁ…」

裕美「ど、どうしたの二人とも…」


11 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:14:36.62 ID:IPA2PeCF0

愛海「いやぁちょっと…おまわりさんに追いかけられて…」

裕美「おまわりさん!?それって大丈夫なの…?」

美羽「大丈夫!…なんとか…逃げ切ったから…!」

裕美(そういう問題…?)


12 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:15:53.92 ID:IPA2PeCF0

七海「みなさ~ん、遅れてしまってすみません~」

美羽「あ、七海ちゃん」

七海「お二人とも早いれすね~」

愛海「私たちも今来たばっかだよ」

裕美「まぁとにかくみんなあがってよ」

愛海・美羽・七海「おじゃましまーす」


13 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:17:48.92 ID:IPA2PeCF0

楓「あら、みんな揃ってどうしたの?」

美羽「楓さん!今日はみんなで夏休みの宿題をするんです!」

楓「宿題…そうだったの」

千秋「夏休みの宿題か…なんか懐かしいわね」

七海「そこで、わからない問題があったらお二人に教えてもらおうと思いまして~」

楓「えっ?」

千秋「私たちに?」


14 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:18:47.34 ID:IPA2PeCF0

愛海「アイドル事務所はお姉さんがたくさんいるからラッキーだよねー」

美羽「ねー!」

千秋(大丈夫かしら…)ヒソヒソ

楓(中学生の宿題だし、なんとかなるんじゃない?)ヒソヒソ

裕美「二人ともすっごく頼りになるんだよー!」

楓「えっ」


15 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:19:18.94 ID:IPA2PeCF0

裕美「千秋さん、楓さん!」

裕美「今日はよろしくねっ!」キラキラ

千秋「うっ…」

楓(これは…)

千秋(失敗できないわね…)


16 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:23:56.44 ID:IPA2PeCF0

205号室

早苗「…」

早苗「あー…」

早苗「あーづーいー…」

早苗「あの子たちー…帰ってきたら覚えてなさい…」

早苗「なーにが『14歳組で勉強会です!』よ…」

早苗「勉強なら…私がみてあげるのに…」くすん


17 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:24:23.07 ID:IPA2PeCF0

早苗「…」

早苗「まぁ、あの子達がいたからって涼しくなるわけでもないんだけどね」

早苗「はーぁ、14歳かぁ…」

早苗「……ん?」

早苗「14歳…?」

早苗「あっ!すっかり忘れてた!」


18 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:25:43.24 ID:IPA2PeCF0

206号室

瞳子「それじゃあみくちゃん、夕飯の買い物に行ってくるわね」

みく「はーい、いってらしゃーい!」

ばたん

みく「ふんふーん♪」

みく「こんやーのおかずはハンバーグかなぁ♪」

みく「じゅるるるるるる……ん?」

熱帯魚「…」コポコポ

みく「もーぉ、お魚は七海チャンだけで間に合ってるのに」

みく「瞳子さんまでこんなの飼ってー…」


19 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:26:32.01 ID:IPA2PeCF0

熱帯魚「…」

みく「…」

みく「水槽つんつん」ツンツン

熱帯魚「!」ピクッピクッ

みく「んふー…」ツンツンツン

熱帯魚「!!」ピクッピクッピクッ

みく「おもろい…」


20 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:35:12.46 ID:IPA2PeCF0

みく「ちょっと可愛いかも…」

みく「つんつんつーん♪」

熱帯魚「!!」ピクッピクッピクッ

みく「ふっふー、まいったか!」ドニャ!

熱帯魚「…」コポコポ


21 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:37:23.27 ID:IPA2PeCF0

101号室

愛海「うーん…」

愛海「わかんなーい…!」

美羽「大丈夫?愛海ちゃん」

愛海「もう!せっかくの夏休みなのになんで宿題なんか出すのさ!」

裕美「仕方ないよ、みんなもやってるんだし」

愛海「そうかなぁー、紗南ちゃんとか絶対やってないよー」


22 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:41:28.92 ID:IPA2PeCF0

__
_

104号室

紗南「…」

瑞樹「ほらっ、ぼーっとしないっ」ペシッ

紗南「あうっ…」

瑞樹「さっきから手がとまってるわよ」

紗南「川島さん、少し休憩を…」

瑞樹「だーめ、まだ始めてから30分しかたってないじゃない」


23 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:46:26.24 ID:IPA2PeCF0

紗南「うぅ…川島さんのいじわるぅ…」

瑞樹「意地悪なんかじゃないわ、私は紗南ちゃんに立派な大人になってほしくて…」

紗南(あーあ、始まっちゃった…)

瑞樹「いーい?これからの社会で生き残っていくためには…」

紗南(あーゲームしたい…)


24 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:48:30.15 ID:IPA2PeCF0

105号室

裕美「でも光ちゃんとかはちゃんとやってるんじゃないかな…?」

__
_

106号室

光「勉強はあまり得意ではないが…頑張らないとな!」

菜々「わからないことがあったらなんでも聞いてくださいね!」

光「ありがとう、菜々さん!」


25 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:54:55.20 ID:IPA2PeCF0

菜々「はい!菜々にわかることなら!」

光「この図形の面積の求め方なんだが…」

菜々「あぁ、これはまず台形の面積を求めるんですよ」

光「ふむふむ」

菜々「台形は確か(上底+下底)×高さ÷2で…」

光「そんな公式があるのか!」

菜々「え?台形の面積は確かこうでしたよね?」


26 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:58:25.37 ID:IPA2PeCF0

光「いや、学校ではそんなの習わなかったぞ!なぁ、珠美ちゃん!」

珠美「はい!珠美も初めて聞きました!」

菜々「えぇ?本当ですかぁ?」

光「そんなことも知ってるなんて…さすがだな菜々さん!」キラキラ

珠美「尊敬します!」キラキラ

菜々「いやぁ、それほどでもぉ…//」

菜々(菜々って…もしかして優等生…!?)


27 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 14:59:35.97 ID:IPA2PeCF0

105号室

七海「愛海ちゃんはなんの問題がわからないんれすか~?」

愛海「数学のこの問題…」

問.タカシ君のコレクションは去年の6%増えて220個になりました。
  去年のコレクションの数は何個だったでしょう?

愛海「なんなのこれ!誰なのタカシ君って!何をコレクションしてるの!?」

裕美「そこは問題じゃないんじゃ…」


29 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:01:47.90 ID:IPA2PeCF0

愛海「楓さーん、教えてぇ…」

楓「えっ、私?」

千秋(楓さん、大丈夫かしら…)

楓「あぁ、この問題なら……そうねぇ、こう考えたらどうかしら?」

楓「千秋ちゃんのバストサイズが五年前の8%大きくなって86センチになりました」

千秋「えっ…?//」


31 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:03:49.07 ID:IPA2PeCF0

楓「さて、五年前の千秋ちゃんは何センチだったでしょう?」

愛海「約79センチのCカップ!」

美羽「は、はやいっ!」

千秋「なんでカップまでわかるのよ!//」

楓「これを応用すればさっきの問題も解けるわ」

愛海「す、すごい…!ありがとう楓さん!」

楓「いいえ」フフッ

千秋「…//」


32 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:08:22.12 ID:IPA2PeCF0

スーパー

瞳子「ふぅ、こんなものかしら」

カランカラン

瞳子「あら?」

店員「シンデレラビール一本お買い上げで一回くじがひけまーす!」

店員「一等の商品はなんと温泉旅行ー!」

瞳子「温泉ねぇ…」

瞳子「…」

瞳子「まぁ、記念に一回くらい…」


33 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:10:05.17 ID:IPA2PeCF0

瞳子「あの」

店員「はい、いらっしゃい!」

瞳子「一本…いいかしら?」

店員「はい、まいどどうも!」

店員「それじゃあ一回、くじどうぞ!」

瞳子(変な形のくじね…)ガチャガチャ

コロコロ


34 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:10:47.35 ID:IPA2PeCF0

店員「あー、残念!はい、6等のティッシュね!」

瞳子「あら、残念…」

店員「ありがとうございましたー!」

瞳子「…」

瞳子「あ、あのっ…」

店員「はい?」

瞳子「もう一回…お願いします」


35 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:12:24.10 ID:IPA2PeCF0

205号室

昌葉「ふーむ…」

早苗「どう?」

昌葉「これは故障じゃなくて寿命だな」

早苗「えー!?昌葉ちゃん直せないの!?」

昌葉「直せないことはないが時間がかかるぞ」

昌葉「買い換えた方が早いだろうな」

早苗「そんなー…」


36 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:13:56.14 ID:IPA2PeCF0

昌葉「まぁ明日電気屋が来た時に相談するのが一番だな」

早苗「そう…わかったわ、ありがとう昌葉ちゃん」

昌葉「うむ」

早苗「そういえば愛海ちゃんたちは勉強会に行っみたいだけど…昌葉ちゃんは行かないの?」

昌葉「あぁ、誘われはしたんだが生憎宿題はもう終わらせてしまったからな」

早苗「えぇ!早くない!?」


37 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:14:54.77 ID:IPA2PeCF0

昌葉「夏休みの宿題は初日に終わらせるものだろう」

早苗「え、えぇ…?」

早苗(宿題は最終日にまとめてやる文化はなくなったの…?)

昌葉「それに今日はこのあと仕事だからな、どっちにしろ行けなかったんだ」

早苗「あら、そうだったの 忙しい所ごめんね?」

昌葉「かまわん それじゃあ私はそろそろ行くよ」


38 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:15:01.45 ID:bwK8FX5E0
あの、晶葉……

40 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:15:32.75 ID:IPA2PeCF0

早苗「気をつけてね、昌葉ちゃん」

昌葉「うむ 早苗も暑いだろうけど頑張れよ」

早苗「そうね、くたばらないように頑張るわ…」

昌葉「それじゃあ」

ばたん

早苗「…」

早苗「結局ふりだしに戻ったわね…」

早苗「あーつーいー…」


41 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/10(日) 15:19:59.40 ID:IPA2PeCF0
>>38やってしまった…ご指摘ありがとうございます
>>3537 >>40昌葉→晶葉です、すみませんでした

42 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:22:58.42 ID:IPA2PeCF0

105号室

裕美(美術の課題の家族の絵…)

裕美(千秋さんと楓さん描いちゃった…)

裕美(私の優しいお姉さん…)

裕美「えへへ…」

愛海「お、上手に描けたね裕美ちゃん」

裕美「2人に見せたら喜んでくれるかな…?」

愛海「うん、きっと喜んでくれるよ!」

裕美「そうかな…?よーしっ…!」


43 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:24:11.95 ID:IPA2PeCF0

裕美「あ、あのっ、千秋さん…」

千秋「これを代入して…こうすれば解けるわ」

七海「なるほど~!千秋さんすごいれす~!」

裕美「むー…」プクー

裕美「あのっ!楓さん…」

楓「ヒトラーは酷い人らー」

美羽「な、なるほど!さすが楓さん、参考になります!」

裕美「んー……」プクーー


45 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:24:51.80 ID:IPA2PeCF0

愛海「裕美ちゃん」ぬっ

裕美「わっ!びっくりした…」

愛海「お姉さんがみんなにとられちゃって寂しいのかなぁ?」つんつん

裕美「んっ…別にそんなんじゃ…」

愛海「もー、意地張っちゃって可愛いんだから」スリスリ

裕美「ちょっと愛美ちゃん、やめて…//」

愛海「なんなら愛海お姉ちゃんが可愛がってあげようか?」ワキワキ

裕美「そ、それだけは嫌ぁー!」


46 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:26:46.39 ID:IPA2PeCF0

スーパー

店員「6等のティッシュでーす」

瞳子「ど、どうも…」

店員「ありがとうございましたー!」

瞳子「…」

瞳子「あんなに引いたのに全部ティッシュだった…」

瞳子「ついてないわ…」

瞳子「この大量のビールどうしようかしら…?」

瞳子「くじなんて、するものじゃないわね…」


47 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:27:35.62 ID:IPA2PeCF0
__
_

カランカラン

店員「おめでとうございます!一等の温泉旅行ー!」

茄子「まぁ、本当ですか?」

店員「お姉ちゃん、一発で当てるなんてすごいねぇ!」

茄子「うふふ、ありがとうございます♪」


48 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:28:51.89 ID:IPA2PeCF0

205号室

早苗「あつい…」

早苗「私もどこかにお邪魔しようかしら…」

早苗「いや…涼ませてくれー、なんていったら迷惑よね…」

早苗「あー…喉渇いた…」

ピンポーン

早苗「ん…?誰かしら…」

早苗「はーい」

瞳子「こんばんは」

早苗「あら瞳子ちゃん 珍しいわね」


49 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:30:50.53 ID:IPA2PeCF0

瞳子「早苗さん、よかったらこれどうぞ」

早苗「なにこれ…ビール!?どうしたの!?」

瞳子「まぁその…色々あって…」

早苗「嬉しいわぁ!ちょうど何か飲みたかった所なの!」

早苗「そうだ!よかったら今から一緒に飲みましょうよ!」


50 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/10(日) 15:31:52.32 ID:IPA2PeCF0

瞳子「え?い、今から?」

早苗「ほら、あがってあがって!」

瞳子「でも、私帰って夕飯作らないと…」

早苗「かたいこと言いなさんな♪ほら、するめもあるわよ~」

瞳子「待って早苗さん!何この部屋、あつっ!」


51 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/10(日) 15:35:56.34 ID:IPA2PeCF0

105号室

楓「みんな、よかったら夕飯食べてく?」

美羽「本当ですか!?」

七海「嬉しいれす~♪」

千秋「それじゃあさっそく準備を…」

愛海「ねぇ、二人とも」

美羽「ん?なに、愛美ちゃん?」

愛海「あれあれ」

美羽「あれ?」


52 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:37:35.24 ID:IPA2PeCF0

裕美「……」プクー

美羽(あ、あの温厚な裕美ちゃんが…)

七海(フグみたいに膨れてます~)

愛海「きっと楓さんと千秋さんがとられちゃったみたいで悔しいんだよ」ヒソヒソ

七海「あ~なるほろ~」ヒソヒソ

美羽「可愛いとこあるね、裕美ちゃん」ヒソヒソ

愛海「だから今日はこの辺でひきあげよう?」ヒソヒソ

美羽「そうだねっ」ヒソヒソ


53 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:38:27.64 ID:IPA2PeCF0

楓「みんな、何か嫌いな食べ物とか…」

七海「だ、大丈夫れすか~!美羽さん!」

裕美「…?」

美羽「あぁ、少しめまいが…」

千秋「え、大丈夫?」

愛海「それは大変だ!急いで帰らないと!」

裕美「えっ…?」


54 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:39:05.20 ID:IPA2PeCF0

楓「具合が悪いなら少し休んでいった方が…」

美羽「いえ、大丈夫です!」

愛海「それじゃあ!」

美羽・愛海・七海「おじゃましましたー!」ぴゅー

千秋「あっ、みんな…行っちゃったわ」

楓「なんだったのかしら……あら?これ…」パサッ


55 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:40:48.76 ID:IPA2PeCF0

裕美(もしかして…みんな私に気をつかって…?)

裕美(私、ずっとしかめっ面してたもんね…ただでさえ可愛くないのに…)

裕美(……よく考えたら千秋さんも楓さんも、たまたま同じ部屋になっただけなんだよね)

裕美(それなのに私、勝手にお姉さんとか言って…1人で醜い嫉妬して…)

裕美(私って、嫌な子…)


56 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:41:43.26 ID:IPA2PeCF0
楓「千秋ちゃん、見てこれ」

千秋「あら、もしかして私と楓さんかしら」

楓「ふふっ、そうみたい」

千秋「テーマは、家族の絵…?」

楓「あら、裕美ちゃんったら」クスクス

裕美「二人とも、何してるんですか…?」

裕美「あっ…その絵…」


57 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:43:39.12 ID:IPA2PeCF0

裕美「二人ともごめんなさい…」

楓「どうして謝るの?」

裕美「だって家族の絵なのに…勝手にお二人の絵を…」

裕美「明日また…描き直します…」

楓「家族の絵だったらこれでいいじゃない」

裕美「えっ…?」

楓「ねぇ?千秋ちゃん」


58 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:44:39.90 ID:IPA2PeCF0

千秋「えぇ、裕美ちゃんは私たちの妹みたいなものだしね」

裕美「妹……」

裕美「………うぅ」ぐすっ

裕美「うぇーん…」

楓「あら、どうしたの?」

裕美「なんでも…ないです…」ぎゅー

楓「あらあら…ふふっ」

千秋「まったく世話のやける妹ね、よしよし」


59 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:45:30.33 ID:IPA2PeCF0

__
_

愛海「さて、これからどうしようか」

美羽「解散にする?」

愛海「美羽ちゃん、忘れたの?私たちの部屋は…」

美羽「あ、そうか…」

愛海「あの暑い部屋には戻りたくないよー」

七海「それならうちに来ますか~?」

愛海「えっ、いいの?」


60 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:46:02.75 ID:IPA2PeCF0

七海「良かったらお夕飯も作りますよ~」

美羽「本当に?なんか悪いなぁ」

七海「私は歓迎れすよ~」

愛海「じゃあご馳走になろうか」

美羽「そうだね 七海ちゃんありがとう!

七海「いえいえ~、それじゃあいきましょう~」


61 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:50:45.02 ID:IPA2PeCF0
206号室

早苗「愛海ちゃんはねぇ~ヒック、あんなんだけど可愛い所もあるのよー?」

瞳子「あら、どんな所?」

早苗「私の体触ろうとしてすり寄ってきたりぃ…」

瞳子「愛海ちゃんらしいわね…」

早苗「『早苗さんのお山は大きいから登るのが大変だァ』とか言ってね」ケラケラ

瞳子「………くっ」

早苗「何?」

瞳子「いえ…」


62 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:51:34.04 ID:IPA2PeCF0
早苗「まぁ、うちの子たちが一番可愛いかなー、なんて」

瞳子「あら、うちの子達だって可愛いのよ?」

瞳子「みくちゃんなんか普段はお姉さんぶったりしてるのに、七海ちゃんがいなくなった途端甘えてきたり」

瞳子「この前の雷が鳴ってた夜だって、私の布団にこっそり潜り込んだりしてね」

早苗「なにを~?そんなこと言ったらうちの美羽ちゃんなんか…」


63 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 15:52:15.64 ID:IPA2PeCF0

206号室

みく「う~…瞳子さん遅いニャ…」

がちゃ

みく「あっ!帰ってきた!」

みく「もー、遅いよ!みくもうお腹ペコペコ…」

七海「それじゃあすぐにお夕飯つくりますね~♪」

みく「えっ…?」

愛海・美羽「おじゃましまーす」

七海「美味しい美味しいお魚料理作ります~」

みく「」

熱帯魚「…」コポコポ

終わり

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