ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384520742/
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2 : 2013/11/15(金) 22:10:04.14 -
−−−事務所−−−
P「…..」カタカタカタ…
P「あっ、間違えた….」
P「えっと…ここは…」カタカタカタ…
P「…..」カタカタ…
P「あー、もう!さっきから全然集中できない!」
P「それもこれも、こんな時に限ってエアコンが壊れるからだ!」
P「ただいまの室温は….」
P「なんと6度!」
P「寒くて集中なんてできるわけがない!」
ちひろ「ちょっとうるさいですよプロデューサーさん、静かに仕事して下さい」
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3 : 2013/11/15(金) 22:14:23.26 ID:sn0L3faao - ???「なんかここ暑くないですか?」
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4 : 2013/11/15(金) 22:16:07.79 -
P「ちひろさんは寒くないんですか?」
ちひろ「そりゃ寒いですけど寒いって言ったところで何も変わりませんからね」
P「あっ、よく見たら膝かけ用意してるじゃないですか」
ちひろ「そして暖かいココアとカイロも完備です」
P「準備いいなぁ…」
ちひろ「戦いとは常に二手三手先を読むものだってえらい人が言ってましたから」
P「カイロもう一つくらいないですか?」
ちひろ「ないです、これだけ」
P「業者も今日は来れないって言うし…」
ちひろ「明日には来るらしいですから我慢して下さい」
P「でもこう寒いと…」
ちひろ「仕方ないですねぇ、じゃあちょっと待っててください」
P「どこ行くんですか?」
ちひろ「ちょうど私の仕事は一段落しましたし、コンビニで何か暖かい物でも買ってきてあげます」
P「えっ、いいんですか?」
ちひろ「別にいいですよ、ただし一つ貸しですからね」
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5 : 2013/11/15(金) 22:16:45.77 -
>>3
じゃあ来てもらおうかな
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6 : 2013/11/15(金) 22:20:29.95 -
ちひろ「それじゃ行ってきます、何が欲しいですか?」
P「じゃ、肉まんで」
ちひろ「はいはい、わかりました、それじゃ」ガチャッ
P「いってらっしゃーい」
P「…さて、俺も仕事進めないと…」
P「しかしボチボチ年末かぁ…早いなぁ…」
P「…..」カタカタカタ…
ガチャッ
P「おかえりなさい、ずいぶん早かったで….」
文香「…何のことですか?」
P「あっ、なんだ文香か、ちひろさんと間違えた」
-
7 : 2013/11/15(金) 22:27:21.95 -
文香「ちひろさんがなにか….?」
P「ついさっき買物に出ていったからさ、もう戻ったのかと….」
文香「そう…なんですか…」
P「それより寒くないか?今エアコン故障しててな….」
文香「…言われてみれば…確かに…」
P「文香は寒いの苦手か?」
文香「あまり得意な方では….」
P「やっぱり今の季節は女の子には辛いよな」
文香「そうですね….ちょっと…」
P「文香は寒さに弱そうだもんな、いつもショール巻いてるし」
文香「….この季節は…手放せなくて…」
P「大変だな、今ココア淹れてやるからな」
文香「いえ…自分で….」
P「遠慮するなって、少し待っててくれ」
文香「…はい、ありがとうございます….」
-
8 : 2013/11/15(金) 22:34:58.72 -
P「はい、お待たせ」コトッ
文香「いただきます….」
P「最近調子どうだ?」
文香「そうですね…お仕事にようやく慣れてきたという感じで….」
P「うんうん、いい感じだな」
文香「でも…まだまだ…人前に出ると緊張して…」
P「それでも大きな進歩だぞ、スカウトした頃に比べるとな」
文香「…ありがとうございます…」
P「きっとこれから人気出るぞ、文香はレッスンも仕事もとにかく真面目だからな!」
文香「いえ…そんなことは…」
P「そう謙遜するなって、あとココア、冷めないうちに飲めよ」
文香「は、はい….」ズズッ…
文香「美味しい…」
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10 : 2013/11/15(金) 22:41:06.65 -
P「うん、確かにおいしいなこれ」ズズッ…
文香「…プロデューサーさんは…寒くないんですか?」
P「いやいや寒いよ、だから仕事も手につかないんだ、だから休憩中」
文香「…大変ですね…」
P「やっぱパソコンに向かってると全然体を動かさないからな、どうしても冷えてくるんだ」
文香「…なるほど…」
P「文香も本を読んでるときは寒いんじゃないのか?」
文香「私は…集中してるとあまり感じないので…」
P「本当か?すごい集中力だな…」
文香「別に大したことでは….」
P「俺なんて事務仕事してる時でもすぐに他の事考えてるから、しょっちゅう間違うんだよ、よくちひろさんに注意されるんだけど…」
文香「他の事….?」
P「たとえばそうだな….今日の晩御飯は何にしよう、とかさ」
文香「….ふふっ」
-
11 : 2013/11/15(金) 22:50:07.02 -
P「あとは…この前見たアニメが面白かったな、とかな」
文香「….なるほど」
P「文香はアニメとか見ないのか?」
文香「あまり….でも…」
P「でも?」
文香「奈緒さんが時々…勧めてくれるんです….」
P「ああ、なるほどな」
文香「この前も…えっと…小さな生き物が動き回っているアニメを…いっしょに見ました…」
P「おう、それ知ってるよ、俺もこの前奈緒と見た」
文香「普段あまり見ないので…とても興味深かったです…」
P「なるほど、それも新たな一歩ってやつだな」
文香「そう…ですね…」
P「ちなみにあの中でどれがお気に入りだ?」
文香「あの….その…」
P「んっ?」
文香「…ぽ、ぽえーって鳴く子が…とっても可愛くて….」
P「ああ、俺もその子好きだよ、可愛いよな」
-
21 : 2013/11/16(土) 00:17:51.42 -
P「しかし文香がぽえーなんて言うとは…」
文香「….へ、変ですか?」
P「いや、そんなことないよ、可愛いし」
文香「….///」カァァァァ…
P「文香は声も綺麗だからな」
文香「そ、そうでしょうか….」
P「ああ、なんていうかな…透き通った声って感じだ」
文香「….そんなこと言われたのは….初めてです….」
P「そうだな…朗読の仕事とかに合いそうだな」
文香「朗読….」
P「おっ、興味あるか?」
文香「そう…ですね…ちょっとあるかも…」
P「声の仕事って言うのも選択肢の内に入ると思うぞ、ナレーションとか声優とか」
文香「声のお仕事ですか….」
-
22 : 2013/11/16(土) 00:25:52.02 -
P「まあ最初は絵本の読み聞かせ見たいな感じになると思うけどな」
文香「….いいかもしれませんね」
P「似合うと思うぞ、小さな子どもたちに読み聞かせる文香って」
文香「…ありがとうございます」
P「そのためには上手に読むためのレッスンをしないとな、早口言葉とか得意か?」
文香「あまり….」
P「じゃあちょっとやってみるか、隣の客はよく柿食う客だ」
文香「と、隣の客は….よく柿食う…客だ…」
P「この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた」
文香「この竹垣に…竹立てかけてゃ、あっ…」
P「おっ、噛んだ」
文香「む、難しいです….」
P「まあ最初はそんなもんだろ、幸いなことにウチの事務所には声優アイドルな17歳とか、声のお仕事も多いネコ娘とか…」
P「なんと言っても元アナウンサーがいるからな、色々教わるといいぞ」
文香「そうします….」
-
24 : 2013/11/16(土) 01:06:07.31 -
P「ふぅ…なんだか文香と話してると寒さを忘れるな」
文香「そうでしょうか…?」
P「ああ、寒さを忘れるくらい楽しいってことだ」
文香「….あまり実感が…」
P「そんなこと言うなって、本当の事だぞ?」
文香「….本当ですか?」
P「本当だって」
文香「….」ジーッ
P「な、なんだよ….」
スッ
文香「やっぱり….冷たくなってます…プロデューサーさんの手….」
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27 : 2013/11/16(土) 13:04:00.82 -
P「そうか?でも文香の手は温かいな」
文香「….いえ、そんなことは…それに…」
P「それに?」
文香「よく手が冷たい人は…心が温かいと言うので、きっとプロデューサーさんは手が冷たいんだと思います…」
P「おいおい、それじゃ手の温かい文香は心が冷たいってことになるだろ」
文香「別に私は….」
P「文香はすごく優しいぞ、心も温かいに決まってるよ」
文香「そんな…優しくなんて….」
P「今だって俺を心配して、こうして手を温めてくれるじゃないか」
文香「それは….」
P「文香は優しいよ、とってもな」
文香「…プロデューサーさん….」
P「ありがとう文香、おかげで手が温かくなった、もう大丈夫だ」
文香「……」
ギュッ
文香「も、もう少しだけ….温めてあげますから…」
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29 : 2013/11/16(土) 14:09:30.05 -
P「いいのか?」
文香「はい…だからこのまま…」ギュッ
P「じゃ、そうするか…」
文香「…..」
P「…..」
P「…..」
文香「….」
P「あの…文香….」
文香「….は、はい?」
P「温めてくれるのは嬉しいんだけど….そろそろいいか?」
文香「あっ….」
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30 : 2013/11/16(土) 16:21:13.50 -
文香「あっ…」
かわいい
-
36 : 2013/11/16(土) 18:22:04.35 -
P「やっぱり文香は集中すると周りが見えなくなるんだな」
文香「す、すみません…」
P「いいよいいよ、それも文香のいいところだし」
文香「その….迷惑じゃなかったですか?」
P「迷惑だなんてそんな、むしろ嬉しいぞ?」
文香「…嬉しい?」
P「最初の頃の眼を合わせてくれない状態からよくぞここまでしてくれるようになったなって思うと….」
文香「最初の頃は…まだ….あんまり…」
P「わかってるって、お互いの事をよく知らなかったからな、緊張してたんだろ?」
文香「…..ええ、そうですね…」
P「それが今じゃ手をつなげる様になったんだ、これってすごく大きな一歩だな」
文香「….はい」ギュッ
P「まあ、だけどこんなの他の人に見られたら誤解され….」
ガチャッ
愛梨「お疲れさまでーす!」
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40 : 2013/11/16(土) 19:47:06.94 -
P「おお愛梨か、お疲れ様」
愛梨「お疲れさまですプロデューサーさん、お仕事無事に終わりました!」
P「外は寒くなかったか?」
愛梨「えへへ、私東北の生まれですからへっちゃらです♪」
P「ああ、そういえばそうだったっけ」
愛梨「すごいんですよ、実家の方はもう膝まで雪が積もっちゃうくらいで….」
P「へぇ、それはすごいな」
愛梨「はい、今度うちの実家に遊びに…って、あれ?」
P「どうした?」
愛梨「プロデューサーさんと文香さん、どうして手をつないでるんですか?」
P「あっ、えっとだな…」
文香「…./////」ギュッ
P「その….事務所のエアコンが壊れてな、それで手が冷えたから文香が温めてくれて….」
愛梨「なーんだ、そういうことだったんですか♪」
P「そうそう、そうなんだよ、あははは…..」
愛梨「でも、それなら…..」
ダキッ
愛梨「このほうがもっと温かくなれますよ♪」
-
45 : 2013/11/16(土) 22:22:11.61 -
P「お、おいこら愛梨!」
愛梨「あれ、温かくないですか?」
P「いや、温かいとか冷たいとかの話じゃなくて…」
愛梨「おっかしいなぁ、愛海ちゃんとかは『温かくてもちもちだよ~』とか言ってくれるのに….」
P「愛海のやつ….」
文香「……」ジーッ
愛梨「もっとくっつくといいかもですね♪」ギュウウウウ
P「だからそういう問題じゃなくて….んっ、どうした文香?」
文香「…えっ…あっ…その…」
P「具合でも悪いのか?顔が真っ赤になっ…!?」
ダキッ
文香「あっ……温かい…ですか?」ギュウウウウウ
-
47 : 2013/11/16(土) 23:00:53.63 -
P「ふ、文香!?」
文香「あの…あ、温め…」ギュウウウウウ
P「いやいや、そこまでしなくても…」
文香「ひ、人肌の方が….」
愛梨「あっ、じゃあ文香さん、いっしょに温めちゃいましょ♪」ギュッ
文香「…は、はい….」ギュウウウ
P「こ、こらお前たち!」
愛梨「ん~、さすがにこれだけくっつくと温かいですね♡」
文香「…え、遠慮しないでください…プロデューサーさん….////」カァァァァ
P「だ、だからやめ…」
ガチャッ
ちひろ「戻りました~、すみません遅くな….」
P「げっ….」
愛梨「あっ、おかえりなさいちひろさん!」
ちひろ「はい、とりあえず国家権力の出番ですね♪」
P「待ったーー!!!」
-
52 : 2013/11/16(土) 23:56:25.10 -
−−−−−−
P「誠に申し訳ありませんでした….」
ちひろ「人がこの寒い中買出しに行っているというのに…」
ちひろ「プロデューサーさんは事務所でアイドルをカイロ替わりに使ってたというわけですか….」
P「い、いえ….決してそのような….」
ちひろ「あら、反論できるんですか?」
P「本当に…申し訳なく….」
愛梨「ちひろさん、プロデューサーさんの事いじめないでください」
文香「その…私たちが勝手に….」
ちひろ「まったく、ふたりはアイドルなんですからね!こういった行為は慎んでください」
愛梨・文香「すみませんでした…」
ちひろ「でもちょっと意外でしたねぇ」
愛梨「なにがですか?」
ちひろ「文香ちゃんがプロデューサーさんに抱きつくなんて….」
P「うーん、確かに驚きましたね」
愛梨「文香さんも寒かったんですか?」
P「そうじゃないと思うぞ….」
文香「…..////」カアァァァァ
-
53 : 2013/11/17(日) 00:34:28.07 -
ちひろ「まっ、あんまり言うと愛梨ちゃんたちが悲しむですし、このくらいにしておきますか」
P「ありがとうございます….」フカブカ
ちひろ「今後は気をつけてくださいね、はいこれ」
P「…なんですかこれ?」
ちひろ「コンビニで売ってたんですよ、なんでもマンガのキャラクターをモチーフにした肉まんだそうで…」
P「…普通のがよかったな」
ちひろ「なにか?」
P「いえ、買ってきていただいてありがとうございます」
ちひろ「それを含めてちょうど四つ買ってきてありますから、全員で分けましょう」
愛梨「わぁっ!ありがとうございますちひろさん♪」
文香「….いただいていいんですか?」
ちひろ「もちろんですよ、さあどうぞ、後の三つは普通の肉まんです」
愛梨「いただきまーす!はむっ♪」
文香「あむっ…」
ちひろ「うん、なかなかに美味しいですね♪」
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54 : 2013/11/17(日) 01:12:39.20 -
P「おっ、見た目はあれだけど美味いな、これ」
ちひろ「でも早く治ってほしいですね、エアコン」
P「ですね、寒くて業務が手につきません」
愛梨「大丈夫ですよ、また私と文香さんが温めてあげますから♪ねっ、文香さん?」
文香「えっと….」
P「さっき言われたばっかりだろうが」
ちひろ「ダメですからね、二人とも?」
愛梨「はーい….」
文香「はい…」
P「やれやれ…」
ちひろ「なんだかのどが乾いちゃいましたね、お茶淹れてきます」
愛梨「あっ、じゃあお手伝いします」
ちひろ「ありがとうございます、ちょっと待っててくださいね二人とも」
P「わかりました、お願いします」
文香「ありがとうございます…..」
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55 : 2013/11/17(日) 03:47:40.37 -
P「ところで文香、ちょっと聞きたいんだけどいいか?」
文香「…なんですか?」
P「言いたくないんだったらいいんだけど、なんで急に抱きついてきたりしたんだ?」
文香「…..」
P「普段のお前だったら絶対にあんなことしないからさ、ちょっと不思議に思ったんだけど….」
文香「…..その…ですね…」
P「うんうん」
文香「愛梨さんが…プロデューサーさんに抱きついてるのを見て….」
文香「それで….プロデューサーさんが嬉しそうだったので…」
P「お、俺が嬉しそう?そんな風に見えたか?」
文香「はい…ちょっとニヤニヤしてました….」
P「そんなつもりはなかったんだけど…..」
文香「あとですね….」
P「まだあるのか?」
文香「その…私にとっては…ギュっと手を握るだけでも…相当頑張ったつもりなんですけど….」
文香「愛梨さんが抱きつくのを見たら…なんだか…負けてしまいそうで….」
文香「それで…その….」
P「もしかして愛梨と張り合ったって事か?」
文香「…..////」カアァァァァ
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58 : 2013/11/17(日) 04:24:34.50 -
P「文香も本当に変わったなぁ….」
文香「….そ、そうですか?」
P「事務所に来た頃はなんていうか….あんまり自分の意思をハッキリと示さなかったけど…」
P「今は自分のやりたい事をちゃんと持ってるみたいだしな」
文香「…すみません」
P「別に謝る事じゃないぞ、むしろ文香はもっとやりたい事を言ってくれていいんだ」
文香「….いいんですか?」
P「ああ、俺はお前のプロデューサーだ、お前のしたい事を形にしていくのが仕事なんだからな」
文香「……」
P「やってみたい事があったら俺に相談しろ、ワガママとかじゃないんだ、当然の権利さ」
文香「…..はい」
P「あっ、でもあんまり無茶な事はさすがに無理だけど….」
文香「じゃあ…ひとつだけお願いしてもいいですか?」
P「おっ、さっそくか、なんだ?」
スッ
文香「….あーん」
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59 : 2013/11/17(日) 04:30:33.62 -
P「….えっ?」
文香「…さっき、普通の肉まんが食べたいと言っていたので….」
P「いや、確かに言ったけど….」
文香「…遠慮しないで….どうぞ」
P「しかし、ちひろさんに見つかったら….」
文香「…..そうですか」ショボーン
P「わ、わかった!そんなに泣きそうな顔をするな!」
文香「…..ありがとうございます、それじゃ…あーん」
P「あ、あーん….」パクッ
文香「….美味しいですか?」
P「あ、ああ…とても…」
文香「….よかった」
愛梨「あっ!文香さんずるーい!」
P「あ、愛梨…」
愛梨「私もプロデューサーさんにあーんしてあげたかったのにー!」
ちひろ「…プロデューサーさん、またなんですか?」
P「げぇっ!ちひろ!」
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60 : 2013/11/17(日) 04:49:18.29 -
愛梨「プロデューサーさん、わたしもしてあげます!はい、あーん♪」
P「いや、いいって….」
愛梨「文香さんにはしてもらってたじゃないですか、だから私も♪」
P「だ、だからそれは….」
ちひろ「まだ反省が足りないようですね、プロデューサーさん?」
文香「…..ちひろさん」
ちひろ「んっ、なんですか?」
文香「その….プロデューサーさんを怒らないであげてください….」
ちひろ「でも….」
文香「お願いします….ちひろさん…」ペコリ
ちひろ「そ、そんな悲しそうな顔しないでください!わかりましたよ…」
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61 : 2013/11/17(日) 04:53:58.10 -
P「文香、俺のためにそんなことしなくても…」
文香「プロデューサーさんが….やってみたいことをやれと、言っていたので…..」
P「だからって…」
文香「いいんです…それより…」
文香「まだ残ってます…肉まんが….」
P「いやいや、それじゃお前の食べる分が….」
文香「私は大丈夫です、だから…」
愛梨「私も食べさせてあげますからね?プロデューサーさん♪」
P「い、いいよそんなに!」
文香「でもプロデューサーさんが遠慮するなって….」
愛梨「そうなんですか?じゃあ私も遠慮なしでいいって事ですね!」
P「それはそういう意味じゃないっての!ちひろさんもなんとか…」
ちひろ「文香さんから頼まれたのでもう何も言いません」キッパリ
文香「どうぞプロデューサーさん、美味しいですよ…」
愛梨「こっちも美味しいですよ、プロデューサーさん♪」
P「だ、だからいっぺんに来るなー!!」
おわり
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