李衣菜「うーん」加蓮「うーん」


1 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/16(木) 23:55:55.32 ID:uh8WQw1fo

———

李衣菜「どうしよう……」

加蓮「どうしよっか……」

「「うーん……」」

P「…………」カタカタ

P(朝からずっと唸ってるな……)

李衣菜「んー……」

加蓮「う~……」

「「はぁ……」」

P(今度はため息か……よし)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437058545


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437058545/


2 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/17(金) 00:00:19.59 ID:WobwTo2JO
P「……どうした二人とも。困ったことでもあるのか?」ギシッ

李衣菜「あっ、いや、その……」

加蓮「えっと……」

P「ほれ、プロデューサーになんでも言ってみなさいな。話すだけでも楽になるだろうし」

加蓮「ふふ……ありがと。……実は、泰葉の誕生日のことなんだけど」

P「ああ、泰葉の。……って、もう誕生日けっこう過ぎてないか?」

李衣菜「そうです、そうなんですよ! ……なのに……」シュン…

加蓮「私たちまだ、なにも泰葉にプレゼントできてなくて……」ショボン…


3 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/17(金) 00:02:18.22 ID:WobwTo2JO
P「あー……。まぁしょうがないだろ、今あの娘は舞台の練習で忙しいから……」

李衣菜「で、でも! 最近会えてなくて、直接『おめでとう』も言えてないんですよっ」

加蓮「私も会ってない……。ねぇ、泰葉、元気でやってるの? LINEだけじゃどうしても……」

P「そんな顔するなって……大丈夫、元気でやってるぞ。泰葉も寂しがってたよ、『二人に会いたい』って」

加蓮「……うぅ、泰葉……」


4 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/17(金) 00:05:35.23 ID:WobwTo2JO
P「んー、舞台のオファー自体初めてだったからな……。どうしても稽古優先になっちゃって」

李衣菜「はい、分かってはいるんですけど……でも……」

P「……ごめんな、もう少しスケジュールも合わせられたらいいんだけど」

加蓮「あ! そ、そんなっ、Pさんが謝ることじゃないよ!」

李衣菜「そ、そうですよ、Pさんは悪くないですって! っていうか誰も悪くないですし……だから困ってるんですけど」

加蓮「……うん……」

P「二人とも……。——よし、それなら!」


5 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/17(金) 00:07:25.56 ID:WobwTo2JO
加蓮「え……?」

李衣菜「なんとかなるんですか……?」

P「ちょっと強引かもしれないけど、舞台稽古の見学って体で俺と一緒に行こう!」

李衣菜「え! い、いいんですかそれ?」

加蓮「いくら同じ事務所でも、私たち部外者だよ……?」

P「後学のためって言っとけばなんとかなるなる。大丈夫、俺に任せとけって!」

加蓮「Pさん……!」

李衣菜「あはは……ほんとに強引です、Pさんってば」


6 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/17(金) 00:10:40.17 ID:WobwTo2JO
P「ただ『友だちに会いたい』だけなんだ、理由なんてなんでもいいだろ?」

李衣菜「おお、ロックですね!」

加蓮「ロックなの?」

李衣菜「……ごめんてきとーに言った」

加蓮「ふふっ」

李衣菜「へへ……。そっか、泰葉に会いに行けるんだ……♪」

加蓮「うん、そうだよっ。えへへ、ありがとPさん!」ニパ

李衣菜「ありがとうございますっ!」ニコッ

P「なんの。……やっと笑ってくれたな、二人とも」


7 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/17(金) 00:13:40.42 ID:WobwTo2JO
加蓮「あ……」

李衣菜「……えっへへ」

P「笑っててくれなきゃ、俺も寂しいよ。お前たちの笑顔が俺の力の源なんだから」

加蓮「……うん、笑顔!」

李衣菜「笑顔! へへ♪」

加蓮「ふふっ♪」

P「そうそう、笑顔。泰葉に会うなら、二人も笑顔じゃないとな」

P「そしたらきっと、泰葉も笑顔で頑張れると思うからさ」

加蓮「うんっ!」

李衣菜「はいっ!」


8 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/17(金) 00:14:59.83 ID:WobwTo2JO
李衣菜「よーし、加蓮! こうなったら本気で最高のプレゼント、考えよう!」

加蓮「おっけー任せて! 泰葉が喜ぶ最高のプレゼントとはっ」

李衣菜「とは!」

加蓮「……なんだろ?」

李衣菜「あらら」

加蓮「ま、まぁ一緒に考えよ?」

李衣菜「だね。まずは手作りにするかどうか——」

加蓮「去年は確か——」

あーだこーだ

P「……うん、なんとか元気になったか。やっぱりこの娘たちは、笑ってないとな……。ふふ」


9 : ◆5F5enKB7wjS6 2015/07/17(金) 00:17:55.61 ID:WobwTo2JO

———

<あーだこーだ……

泰葉「…………」

ちひろ「ふふ。入らないんですか?」

泰葉「今入ったらもみくちゃにされそうで……」

ちひろ「あら? 泰葉ちゃんもみんなに会いたかったから、こうして来たんでしょう?」クスクス

泰葉「ち、ちひろさんのいじわる……!」

ちひろ「うふふ♪ さ、存分にもみくちゃにされましょう?」

泰葉「……はい、もみくちゃにされたいですっ」

がちゃっ

泰葉「——李衣菜、加蓮っ。久しぶり♪」

おわり

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