鷺沢文香「…わ、わんっ!」


1 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 00:15:04.02 ID:Kl+Lp2nR0
のんびりと書いていきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397402103


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397402103/


2 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 00:20:49.73 ID:Kl+Lp2nR0
−−−事務所−−−

志希「にゃーっはっはっは!どうかなプロデューサー?」

P「よく似合ってるよ、っていうかその白衣はなんだ?」

志希「これは自前だよ、猫耳と白衣!これもいわゆるひとつのカガクハンノーだよね!」

P「まあ、今までにない組み合わせだってのは確かだな」

みく「PチャンPチャン、みくのはどう?新しい猫耳似合ってるかにゃ?」

P「ああ、でも見たところいつもと変わらないように見えるけど…」

みく「ぜんぜん違うにゃ!手触りがいつもと違うでしょ?」

P「見ただけじゃよくわからんって…」

茜「プロデューサー!私は似合ってますか!?」

P「茜は犬耳だな、うん、可愛いぞ」

茜「ありがとうございます!!今回のアニマルフェスにピッタリですね!!」


3 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 00:25:28.68 ID:Kl+Lp2nR0
文香「みなさん…可愛いですね…」

聖來「うんうん!これはなかなかいい感じだよね♪」

文香「水木さんは…ウサギの耳を着けるんですね…」

聖來「そうだよ、今回のアタシはウサちゃんってワケ」

聖來「ぴょん♪どうプロデューサー、可愛いでしょ?」

P「可愛いけどウサギの鳴き声ってぴょんだったっけ?」

聖來「細かい事はいいの、ぴょんぴょーん♪」

志希「文香ちゃんも出られればよかったのにねー」

文香「わ、私は…そういうのは…似合いませんし…」

みく「そんなことないにゃ!文香ちゃんも可愛いにゃ!はい、猫耳どうぞ♪」スチャッ

文香「わっ…」

聖來「おぉー、可愛い可愛い♪」


4 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 00:30:17.69 ID:Kl+Lp2nR0
茜「文香さん、こっちの犬耳もどうですか?」スチャッ

志希「あっ、犬耳もいけるねっ!」

文香「そ、そうですか?」

聖來「ねえねえ文香ちゃん、『わん』って言ってみて?」

文香「え、えーっと…」

文香「わんっ…」

聖來「かっわいいー!家にお持ち帰りしたいなー!」ギュッ

文香「ひゃっ…」

みく「むぅぅ…どっちも似合うとは、ふみにゃんハイスペックだにゃ…」

志希「プロデューサーはどっちが似合うと思う?」

P「うーん、そうだなぁ…どっちも可愛いけど…」

文香「か、可愛い…?」

P「俺の中では文香は犬って感じかな」


5 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 00:41:11.98 ID:Kl+Lp2nR0
茜「そうなんですか?」

P「まあ、なんていうか意外とさびしがり屋だし….撫でるとうっとりとしちゃうところなんか…」

文香「ぴ、Pさん!」

聖來「おっ、文香ちゃんが大声出すなんて珍しいね」

みく「よっぽど腹に据えかねたみたいにゃ」

P「オホン…それはそれとしてだな…衣装合わせもいいけどお前たちそろそろレッスンだぞ?」

志希「わかってるって、もう行くよん♪」

P「衣装は元の所へ戻しておけよ」

聖來「はいはーい♪」

みく「んじゃPチャン、みくたちレッスン行ってくるにゃー!」

茜「今日も元気に行ってきまーす!!!」

P「おう、気をつけてなー」

バタン

P「やれやれ…さて、資料を作らないと…」カタカタ…

文香「…..」

P「んっ、どうした文香?」

文香「…..なんでもありません」ツーン


7 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 00:49:27.91 ID:Kl+Lp2nR0
P「どうしたんだよ….あっ、茜のやつ犬耳置きっぱなしで…」

P「文香、悪いけどちょっとその犬耳取ってくれるか?」

文香「はい….あっ…」

P「なんだ?」

文香「…いやです」プイッ

P「その犬耳が気に入ったのか?」

文香「そ、そうじゃ…ありません…」

P「じゃあ、どうしたんだ?」

文香「Pさん…私、怒ってるんですよ?」

P「えっ、なにを…」

文香「…犬っぽくなんてありませんから…」

P「えっ?なーんだ、それで怒ってるのか」

文香「…私のどこが…犬っぽいっていうんですか?」

P「そうだなぁ、たとえば…」

ギュッ

文香「ひゃう…」

P「こんな感じで、抱きしめるとおとなしくなっちゃうところとか…」


9 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 00:59:36.28 ID:Kl+Lp2nR0
文香「べ、別に…」

P「あとは、うーん…」ナデナデ

文香「んっ…」

P「ほらな、撫でると眼がうっとりする、こういうところだな」

文香「も、もう…からかって…」

P「別にからかってないよ、ただ可愛いなと思ってるだけだ」ナデナデ

文香「んんっ…」

P「可愛いなぁ、文香は本当に可愛い」

文香「あっ…だ、ダメ…」

P「んっ、なにが?」

文香「か、髪の毛…撫でられるの…ダメです…」

P「へぇ、文香は髪の毛が弱いのか…」サラッ

文香「…ふぁっ…」


10 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 01:31:48.48 ID:Kl+Lp2nR0
P「ふっふっふ、これはいい事を聞いたぞ…」

文香「だ、ダメです…ダメ!」グイッ

P「おっと…」

文香「はぁ…はぁ…もう…」

P「ゴメンゴメン、ちょっと調子に乗りすぎた…」

文香「…いじわる」

P「うん…悪かった…でも文香の犬耳、すごく似合ってるぞ?」

文香「…そうですか?」

P「そうさ、いぬふみかもいいものだな」

文香「もう…そんなこと言ったってダメです…」

P「ありゃ、残念」

文香「あっ、いけない…今日は店番があるのでこの辺で…」

P「ああ、気をつけてな」

文香「はい…じゃあ失礼します…」

P「うん、お疲れ」

文香「…..」

P「さて、仕事仕事…」

文香「あの…」

P「なんだ?」

文香「その…いつものは…」


11 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 01:52:21.42 ID:Kl+Lp2nR0
「いつもの?なんのことだ?」

文香「だ、だから…いつものです…」

P「うーむ、なんだったかなぁ?」

文香「も、もう….」

P「冗談だよ、文香は本当に可愛いなぁ」

文香「むぅぅ…」

P「…..誰もいないよな?」

文香「はい….」

チュッ

P「最近は、これをしないと文香が泣きそうになるな」

文香「い、いけませんか?」カアァァァァ

P「いいや、いいと思うぞ」

文香「…なら、もう一回…」

P「ああ…」チュッ

文香「んっ…ありがとうございます…それじゃ…」

P「うん、また明日な」

文香「はい…」


12 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 01:53:03.77 ID:Kl+Lp2nR0
いったん眠ります 続きはのちほど

13 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 01:53:47.20 ID:Kl+Lp2nR0
いったん眠ります 続きはのちほど

25 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 16:25:03.32 ID:Kl+Lp2nR0
ちょびっとずつ再開します

26 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 16:28:23.37 ID:Kl+Lp2nR0
−−−翌日−−−

ガチャッ

文香「おはようござい…」

志希「にゃっふっふー♪」ギュウウウウ

みく「にゃはは♪」ギュウウウウ

P「こーら、離れろ!」

志希「まあまあいいじゃん、今度のフェスは猫になりきらなきゃいけないんだからさ♪」

P「だからってなんで俺にひっつく必要があるんだよ?」

みく「イメトレみたいなもんにゃ♪猫みたいな動きを特訓する必要があるにゃ!」

P「俺の知ってる猫は二人がかりで抱きついたりしない!」


28 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 16:37:11.02 ID:Kl+Lp2nR0
文香「….おはようございます」

志希「あっ、文香ちゃんおはよーっ」

みく「おっはにゃー!」

P「よ、よう文香、おはよう」

文香「おはようございます…Pさん…」

P「文香からも離れるように言ってやってくれ、全然仕事にならないんだ」

文香「…楽しそうで…いいですね」ペラッ

P(あ、あら?怒ってらっしゃる…)

志希「プロデューサー、あたしこのフェス終わったらゴホービほしいなー♪」

みく「みくもにゃ!具体的には焼き肉がいいにゃ!」

P「でーいっ!いいかげんに離れろ!」

みく「仕方ないにゃ、今のみくたちは猫だし♪」ギュッ

志希「猫だし♪」ギュッ

文香「……」


29 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 16:54:07.16 ID:Kl+Lp2nR0
−−−−−−

P「まーったく、困った奴らだ…」カタカタ…

P「でもまぁ、フェスが終わったら焼き肉くらいは連れて行ってやってもいいか…」

文香「…..」コソコソ…

P「んっ、なにやってるんだ文香?」

ダキッ!

P「うおっ!いったいなん….」

文香「……」

P「ふ、文香…その犬耳は…」

文香「…..///」カアァァァァ

P「ど、どうしたんだ?なんで黙って…」

文香「わ…」

文香「わんっ!」


31 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 17:24:57.13 ID:Kl+Lp2nR0
P「わ、わんっ?」

文香「わ、わんっ!」

文香「わんっ….////」カアァァァァ

P「….」

文香(ぴ、Pさん…なにも反応してくれない…)

文香「あの…」

ギュッ

文香「きゃっ…」

P「…..」ナデナデナデナデ…

文香「んんっ….P…さん…」

P「…..」ナデナデナデ….

文香「やっ…そんなところ…」

文香(あっ…でもなんだか….)

文香(気持ち…いい…)


34 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 17:42:25.76 ID:Kl+Lp2nR0
P「ふぅ、満足した…」

文香「はぁ…はぁ…」

P「ゴメンな文香、あまりにも可愛すぎるんで、つい撫でまわしちゃったんだ」

文香「そ、そうですか…」

P「うん、すごく可愛いぞ」

文香「…ありがとうございます」

P「でもなんで急に犬耳着けて抱きついてきたんだ?」

文香「そ、それは…」

P「それは?」

文香「…..」

P「どうした?」

ギュッ

文香「わんっ…」

P「あっ、ごまかしたな?」

文香「い、今の私は…犬だから仕方ない…わん…」


35 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 18:15:57.58 ID:Kl+Lp2nR0
P「そうか…そうだなぁ、犬だもんな…」

文香「そ、そうだ….わん…」

P「じゃあ…」

P「犬だし、撫でまわされても仕方ないな!」ナデナデナデ….

文香「ひゃうぅ….」

P「うりうり、どうだ?」

文香「く、くすぐったいです…」

P「文香は可愛いなぁ、本当に…」ナデナデ

文香「うぅぅ…」

カプッ

P「うおぅっ!」

文香「はむっ…」


36 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 18:32:49.93 ID:Kl+Lp2nR0
P「ふ、文香…」

文香「んふぅ….はむっ…」

P「痛くないけど…くすぐったいぞ…」

文香「お、お返しです…」

P「こいつめ…」

文香「んっ…一ノ瀬さんや…みくさんに…デレデレしてたじゃないですか….」

P「デレデレ?」

文香「抱きつかれて…ギューってされて…」

P(ああ、それで…)

文香「Pさん?」

P「…本当に可愛いなぁ」ナデナデ

文香「んんっ…」

P「やきもちを焼くなんて、初めて会った時とは大違いだな」

文香「も、もう…」

P「志希やみくに俺が取られると思ったのか?」

文香「…..///」カアァァァァ

P「可愛いなぁ文香は」ナデナデ


47 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/14(月) 22:33:29.26 ID:m99+upFT0
文香「…嫌にならないんですか?」

P「なにをだ?」

文香「…他の人に…やきもちをやいて…犬の耳まで付けて…」

文香「おまけに…Pさんの耳を噛んだりして…」

文香「面倒くさい女だ、とか…」

P「……」

文香「あの…そうならそうと…はっきり言っていただいても…」

P「思わないよ」

文香「えっ?」

P「ちっとも思わない」

文香「でも…」

P「俺はむしろ嬉しいぞ?文香がやっと素直になってくれて…」ナデナデ

文香「んっ…」

P「ようするに、猫耳をつけて俺にひっついてくる志希やみくを見て、やきもちもあったろうけど…」

P「正直、羨ましいと思っただろ?」

文香「うっ….」

P「図星だな、また顔が赤くなったぞ?」

P「文香、お前は雰囲気が大人びてるし、考え方もはっきりしてるから誤解を受けやすいけどまだ19歳なんだ」

P「無理して自分の気持ちを我慢してなくてもいい、自分の気持ちに正直になっていいんだ」

P「だから…甘えたくなったら遠慮せずに俺を頼れ、なっ?」


55 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 09:54:03.72 ID:dYBy8sx/0
文香「…いいんですか?私、Pさんに甘えだしたら…」

文香「….ものすごいワガママを言うかもしれませんよ?」

P「別にいいよ、文香はがんばり屋だからな、多少のワガママくらいなら喜んで聞くよ」

文香「….」

P「試しに言ってみろ、今なにをしてほしい?」

文香「….じゃあ」

文香「…ギュって抱きしめてください、強く…」

P「お安い御用だ」ギュッ

文香「んっ….」

P「どうだ?」

文香「もっと…強く…」

P「わかった」ギュウウウウウウ

文香「撫でて….」

P「いいのか?じゃあ…」ナデナデ


56 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 11:20:13.94 ID:dYBy8sx/0
文香「んんっ….」ビクッ

P「おっと、髪触っちゃまずかったか?」

文香「いえ…大丈夫です…お願いします….」

P「本当に髪触られると弱いんだな…」ナデナデ

文香「んっ!」

P「なんだか本物の犬みたいだ、眼がトローンとしてて…」ナデナデ

文香「….わんっ」

P「んっ?」

文香「….わふっ」ペロッ

P「ふ、文香…」

文香「い、犬ですから…今の私は…」

文香「な、舐めたり…しても…いいんです…」

文香「んっ…」ペロペロ…


58 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 12:24:52.20 ID:dYBy8sx/0
P(これは…ヤバい…)

P(文香が俺の顔を舐めまわすなんて….)

P(文香は時々ものすごく大胆になるなぁ…)

P(まあ、大抵あとでそれを思い出して真っ赤になるんだけど…)

P(それも可愛くていいんだが…)

文香「んっ….」ペロペロ

P「文香、そろそろ…」

文香「くぅーん…」ペロペロ

P「すごく可愛いけどさ、誰か来ちゃうかもしれないから…」スッ

文香「あっ…」

P(うわっ…舌を出してる文香…エロい…)

文香「…..ちゅっ」

P「こ、こら….」

文香「ちゅううううう….」

P「ふ、文香!く、首…」

文香「はっ…ゴメンなさい…つい…」

文香「跡….付いちゃった…」


60 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 13:26:11.30 ID:dYBy8sx/0
P「どうするんだよ、これ…」

文香「ご、ゴメンなさい…」

P「…まったく文香は…」

文香「うぅぅ…」

P「悪い子だ…」スッ

文香「あっ…」

チュッ

文香「んんっ….ちゅっ…んふっ…」

P「んっ…しつけが必要かな…」

文香「はい…そうです….あむっ…」

文香「Pさん…私、悪い子ですから…」

文香「しつけて…ください…」


62 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 14:43:40.19 ID:dYBy8sx/0
P「ちゅっ…」ギュウウウウウ

文香「んっ….」

P「文香…」

文香「あふっ…」

P「可愛いよ…」

文香「ちゅぷっ…んんっ…」

P「やきもちを焼く文香も…今の甘えてくる文香も…」

P「どっちもすごく可愛い…」

文香「んふぅ….Pさん…」

P「…なんだ?」

P「ああ…」

文香「これからは…遠慮せずに…いっぱい甘えちゃいますからね…」

P「いいぞ…」

文香「Pさん…」ギュッ

文香「好き…」


63 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 15:11:45.50 ID:dYBy8sx/0

文香「….」ギュウウウウウ

P「あのさ文香、もう….」

文香「もう少しだけ…」ギュッ

P「でもそろそろ…仕事もあるし…」

文香「ワガママを聞いてくれるって…言ってたじゃないですか…」スリスリ

P「確かに言ったけど…参ったなぁ…」

文香「…嫌…ですか?」

P「…嫌なわけないだろ、でも本当に誰か来ちゃうぞ?」

文香「…そうですね」シュン

P「もしかしてだけど、見られる方がいいか?」

文香「い、いえ…それは…すごく恥ずかしいですし…」

P「俺も名残り惜しいけど、そろそろ離れてくれ、なっ?」

文香「じゃあ最後に…もう一回…キス…」

P「まったく甘えん坊だな…」

ガチャッ

茜「お疲れさまでーす!!」

聖來「今日のレッスン疲れちゃったなー♪」


64 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 15:26:53.83 ID:dYBy8sx/0
P「お、お帰り!」

文香「お、お帰りなさい…」

聖來「あれ、文香ちゃんいたんだ?プロデューサーと二人だけ?」

文香「は、はい…お、お茶でも淹れてきましょうか…」

聖來「うん、ありがとね♪」

茜「私、手伝いますよ!」

文香「だ、大丈夫です…ゆっくりしててください…」

聖來「んっ、ねえ文香ちゃん?」

文香「な、なにか?」

聖來「なんで犬耳着けてるの?」

文香「っ!!」

茜「やっぱり文香さんも今回のアニマルフェスに出たかったんですか?」

文香「い、いえ…これは…その…」

聖來「なーんだ、そうならそうと言ってくれればいいのに♪」

茜「プロデューサー、文香さんを追加メンバーとかにできないんですか?」

P「す、すまん…ちょっと無理っぽいんだ、だからせめて耳だけでもってことでさっき…

茜「なるほど!そういうことだったんですね!!」


65 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 15:31:54.34 ID:dYBy8sx/0
聖來「プロデューサー、いぬふみかちゃんが可愛いからって変なことしちゃダメよ?」

P「わ、わかってるよ…そ、それより文香!俺にもお茶淹れてくれるか?」

文香「は、はい…淹れてきます…」スタスタ…

P(ふぅ、ヤバかった…)

茜「あれ、プロデューサー?」

P「なんだ?」

茜「首のところが赤いですよ?ケガでもしたんですか?」

P「えっ!?こ、これはだな…その…」

聖來「あっ…もしかしてキスマーク?誰にされたのそれ?」

P「ち、違うって…ちょっとぶつけただけだ…」

聖來「なんでそんなところをぶつけるの?どこで?」

P「だ、だから書類整理をしてる時にファイルが落ちてきてだな…」

茜「どこでですか?」

P「そこで…こうやって…」

文香「….///」カアァァァァ

文香「ゴメンなさい…Pさん…」


66 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 15:43:28.44 ID:dYBy8sx/0
−−−−−−

聖來「じゃあねプロデューサー、また明日♪」

茜「お疲れ様でしたー!!!」

P「おう、お疲れ様」

バタン

P「ふぅ…文香?」

文香「は、はい…」

P「チョップ」ペシッ

文香「あうっ…」

P「危なくバレるところだったぞ?」

文香「す、すみません…」

P「文香は時々ビックリするくらい積極的になるなぁ…」

文香「うぅぅ….」

P「…もしかして俺が原因か?」

文香「そ、そうかもしれません…」

P「スカウトした時はもっとおとなしかったのに…」

文香「だ、だって…我慢するなって…言ってましたし…」

P「あっ、ここでそういうことを言うのか」

文香「…え、えーっと」スチャッ

文香「わんっ…」

P「…ごまかしたな」


67 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 15:53:31.82 ID:dYBy8sx/0
文香「つ、次からは…気をつけます…」

P「まあ、可愛いからいいけどさ」

文香「あ、ありがとうございます…」

P「それより文香?」

文香「はい?」

P「『次からは』ってことは…またやるつもりなのか?」

文香「そ、それは…」

P「…文香は意外とムッツリなんだな」

文香「そ、そんなことありません!」

P「本当に?」

文香「そうです!」

P「でもさっきだって自分から『しつけてください』とか言ってたし…」

文香「あ、あれは…その…Pさんが…」

P「やっぱり人は見かけによらないのか…」

文香「ち、違います!違うんです!」

P「いやいいよ、そういうところも含めて可愛いし」

文香「も、もう!」ポカポカ

P「照れるなってば」

文香「むぅぅ…じゃあ、こうしましょう…」

P「なんだ?」

文香「さっきは…私が跡を付けちゃいましたから…」

文香「こ、今度は…Pさんが跡を付けてください!」

P「それ、なんの解決にも…」

文香「こ、こうすればおあいこですから…」

文香「だから…Pさん…どこでもいいですから…」

文香「私に…印…付けてください…」

おわり

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