幼馴染「ボクは君みたいな貧乏人には興味無いからね」


1 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 19:47:22 ID:HftH6LoE

男「俺だってお前なんかに興味ねーし!」

幼「どうかな….?」

男「な、なんだよ….」

幼「君、会話の時たまに胸に視線をやるよね」

男「っ」

幼「あれ、女子側からしてみればバレバレなんだよ」


ソース: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1412678842/


2 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 19:51:34 ID:HftH6LoE
男「そ、そ、それは、あれだな!視線が下に行ってしまう癖で」

幼「あぁ 太ももか」

男「そうそう」

幼「ハァ….」

男「いや待て今のはノリでボケただけであって」

幼「何故君のような性獣がボクより成績が優秀なのか本当に疑問だよ」

男「そんなの俺がしっかり勉強してるからだろッ」ドヤッ

幼「また胸に視線を送ったね」

男「話聞けよ」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 19:57:09 ID:HftH6LoE
幼「君の親友の友君」

男「ん?友がどうした」

幼「先日、彼女らしき人物とデートをしていたようだよ」

男「は?」

幼「××駅で美人な先輩と手を繋いでいるところを目撃されたようだね」

男「え?友が?友に彼女?年上の?は?」

幼「先を越されたようだね」

男「何かの間違いだろ」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:46:11 ID:HftH6LoE
王道ツンデレ幼馴染でいきたいと思っています(おちんちん)

6 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:53:56 ID:HftH6LoE
幼「また一人童貞友達を失ってしまったね」

男「あいつだってまだ童貞かもしれんだろ」

幼「どうだか….っと、噂をすれば….」

男「!?」

友「キャッキャッ」
先輩「ウフフ」

男「…………」

幼「青春だね」

男「マジカヨ….」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:59:43 ID:HftH6LoE
男「もういいや そろそろバイトの時間だし….」

幼「君はいてもお荷物だろうけどね」

男「うっせ」

幼「……..今日は何時までバイトなんだい?」

男「23時までだったかな?」

幼「高校生が23時まで働くのは違法だね 通報しておくよ」

男「ヤメロ!」

幼「ッ、冗談に決まっているだろう」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 09:58:48 ID:HBo9uQic
ーーーカラオケ 大部屋

女子「幼馴染ちゃんが来るなんて珍しい事もあるんだねぇ」

幼「奢りと聞いたので」

女子「アハハ!私もそれが一番の理由かなー?」

幼「……..」モグモグ

女子「でもさ、○○校のお金持ち君達が来るってのも大きな理由あなー」

幼「そうだね」

女子「この部屋の貸し切るお金も彼ら持ちなんだってー」

幼「素晴らしいね ただ学力的にも見た目的にも偏差値は40がいいところかな」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 10:12:00 ID:HBo9uQic



とあるフードコート

男「…………」カキカキ

男「…………」カキカキ

男「(混んできたのかな?)」カキカキ

男「(2人席一人で使ってるわけだし……退くか)」

<ガタッ

男「あっ、すいません 今退きまッ……..なんだ幼馴染か」

幼「あれ? 君のことだから飛び跳ねて喜ぶかと思ったのに」


39 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 20:49:45 ID:HBo9uQic
男「え?俺が来るって連絡してあるんだろ?」

幼「いいからっ 待っておくこと!」スタスタ ガチャ

男「なぁんだよ….まあいいか」

男「にしても」

男「幼馴染の家に入るのは小学校以来か?….うん」

男「懐かしいな」





49 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 23:18:31 ID:w262J2H2
男『どっからどうみても女の子なのにねっ』ニコニコ

幼『……..う、うるさいなあ ほっといてよ』




・ 

幼馴染の部屋

幼「片付けないと….」セッセッ

幼「……..」

幼「……..」


53 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 00:07:32 ID:U1DoMSMo
幼母「幼馴染が彼氏連れてくるっていうからー!」

男「??」

幼母「やっぱり男君だったのねぇー」

男「いや別に付き合っては」

幼母「幼馴染なら今必死で部屋を片付けているからッーー」

幼「ッッッ!」 バタン!

男「おっ」

幼母「あら」

幼「こっち!」グイッ!

男「うぉっ!?」

幼母「あらあら….」


57 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 00:28:08 ID:U1DoMSMo
幼母「男君、今日はどうするの?」

男「へ??」

幼「ちょっ」

幼母「あら?泊まっていくんでしょ?」

男「とっ、泊まりはしませんけど….」

幼母「あらー?」

幼「んもう!いいからっー!出でって!」バタン!

男「幼馴染のお母さんも変わってないな」

幼「フゥ そ、そうだね お泊まりだなんて子供じゃあるまいし」


75 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 20:03:17 ID:U1DoMSMo
幼「君は小学校の時も朝顔を枯らせていたね」

男「毎日世話してたのになー」 

幼「肥料をやり過ぎたんだっけ?」

男「そうそう! たくさんやればやるだけ育つと思ってたからさ」

幼「欲を張りすぎて哀れな結果を招いてしまったわけだね」

男「まだ子供だったしな」


78 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 20:40:34 ID:U1DoMSMo
男「うっせぇな….」カキカキ

幼「っげ」

男「どうした?」

幼「も、もうそんなところまで進んでいるのかい?」

男「何驚いてるんだよ」

幼「ちょっと見せたまへよ」

男「写す気だろ」

幼「失礼だね 参考にするだけだよ」


79 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 20:44:24 ID:U1DoMSMo
幼「見せなよ」ヒョイッ

男「あっ、おい返せ!」ガバッ

幼「フフフ 返してほしくッーーにゃっ!?」

男「うおっ!?」ドサッ

幼「…………….」

男「いっててて….」

幼「……..」

男「す、すまん大丈夫か?」

幼「……..ど、どさくさに紛れて抱きつこうとしたね?」

男「いやいや!わざとじゃないって!」


80 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 21:01:13 ID:U1DoMSMo
幼「汚された….」

男「なっ!まだどこも触ってねえし!」

幼「まだっ!?」

男「いや、だからそういう まだ じゃなくってだな….」

幼「……..」ジトッー

男「そんな眼で見ないでっ!」

幼「……..君の前では薄着を控えた方がいいみたいだね」


81 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 21:13:07 ID:U1DoMSMo
男「なっ….!」

幼「ふぅ….騒いだら暑くなってきたよ」パタパタ

男「ッーー」ゴクリ

幼「ほら」

男「ず、ずるいぞ!そんなの誰だって意識するだろ!」

幼「ふぅーん ボクの体でいかがわしい事を考えちゃったんだ」

男「考えてないわっ!」


82 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 21:25:51 ID:U1DoMSMo
幼「どうかな?」チラッ

男「……..、さあ?」

幼「暑い暑い」パタパタ

男「知るか……..」チラッ

幼「ほら見た」

男「クソッ!」

幼「君もまだまだだね」

男「これは男子として健全だからこその反応だっ」

幼「ふぅーーん」


88 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 22:22:47 ID:U1DoMSMo
男「わからないところは教えるから……..」

幼「ん、隣来て」

男「はいはい」




男「これで式ができるだろ?」

幼「….ん」クンクン

男「聞いてる?」

幼「ん、き、聞いてるっ」

男「この式さえできれば後はいつもと同じだよ」

幼「ん わかった」


105 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 00:45:25 ID:exGIAvtY
男「でも俺も帰るかな」

幼「っ」

男「それじゃあ」

幼「き、きみ!」

男「?」

幼「なんな汗臭いよ….うん」

男「え?お、俺が?マジ?」クンクン

幼「うん」

男「え?えっ?ずっと汗臭かったの!?」

幼「う、うん」


119 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 16:33:19 ID:usT99Z46
でもそうだな、「期待ハズレ」の解釈を変えてみよう
男を誘ったのは勘違いだったと認識したけど、そうではなかった
これならカラオケに行ったのを男が知ってた事に驚いた理由をこじつけられる

124 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 19:33:36 ID:dVVthWWI
幼「そんな事言って、いざボクが入ってきたら喜ぶよね?」

男「そういや、昔は何回か一緒に入ったよな」

幼「うん あっちこっち触られまくったよ….」シクシク

男「いや、全く触ってない」

幼「どうだか」

男「あの時はあんまり女の子として見てなかったわけだし」


133 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 22:50:59 ID:dVVthWWI
男「眠いんだ….」

幼「ボクの部屋のベッドを使わせてあげてもいいよ」

男「誰がつかうか….」

幼「とりあえず具合悪いならベッドに横になりなよ」

男「……..」ドサッ

幼「少し休んでから考えるといいよ」

男「ん……..そうする……..」

幼「うん……..」

男「……..zzz ….zzz」

幼「….男?」

男「….zzz….zzz」


135 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 22:58:44 ID:dVVthWWI
幼「ねぇってば」ツンツン

男「んにょっ……..zzz」

幼「寝た?」

男「….zzz….zzz」スースー

幼「よし 男の宿題だけ処分しなくちゃね」チラッ

男「….zzz….zzz」スースー

幼「……..」ゴクリ

幼「…………」

幼「本当に寝たのかな?」サワサワ

男「んんん……..zzz….」


176 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/13(月) 19:29:41 ID:jE7Gooys
幼「なに赤面しているんだい?」

男「してねーよっ」

幼「本当はしてほしいんだろう?」

男「誰がッー」

幼「ほら」グイッ

男「おっふ……」

幼「……….ど、どうだい?」

男「はい」

幼「はいって….」


177 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/13(月) 19:34:46 ID:jE7Gooys
男「はい」

幼「どうなんだい?」グイッ

男「いや、はいまあ腕を組んでるなあって……はい….」

幼「もっと喜びたまへよ」ムニュッ

男「ッッ….!?(こ、この腕に当たる感触はまさしく!)」

幼「….どうなんだい?」

男「は….はい……..」


178 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/13(月) 19:40:38 ID:jE7Gooys
幼「な、なんかこっちまで恥ずかしくなってくるじゃないか」

男「いやだって腕とか組まれるの初めてですしお寿司ペプシ」

幼「昔よく手を繋いだじゃないか」

男「ガキの時代と比べられても」

幼「今とまるで感触が違うと?」ムニュッ

男「やっぱりわざとか….!」

幼「何がかな?」ムニュッ

男「“当ててんのよ”ってやつだろ……..?」


181 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/13(月) 20:05:41 ID:jE7Gooys
幼「やめようか」パッ

男「おうっ」

幼「そんなに残念がらなくても….」

男「なってない なってない」

幼「腕を組んでも恋人のようには出来なかったね」

男「お互い経験値が低いんだろ」

幼「ボクは君よりあるとは思うけど」

男「マジ?」


213 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/15(水) 20:54:45 ID:vefpbhO2
幼「まったく….しょうがないから交換してあげるよ」

男「そうだな」 

幼「何故君なんかにボクの連絡先を教えてあげなければならないのかね」

男「えぇ….自分で提案しておいて….」

幼「それと!ボクのアドレスとか他人に教えないように」

男「あー 稀に聞かれるんだよな」

幼「そのたびに知らないと答えているのかい?」


329 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/02/16(月) 22:26:05 ID:o4/6/YnA
男「15時からバイトだから微妙に時間余っちゃうんだよな」

幼「バイト先に休憩室は無いのかい?」

男「そういや…..あるけど駄目だな まああるには、ある」

幼「?」

男「女先輩とかいたら勉強どころじゃないし」

幼「女先輩……?」ピクッ

男「2コ上の人でさ ○○女子大通ってるめっちゃ頭いい人だよ」

幼「ふぅぅん で、その学業優秀の先輩がいて何で駄目なんだい?」

男「いやもうマシンンガントークでね 話かけてきまくりなんだよ…」


336 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/02/16(月) 23:02:56 ID:o4/6/YnA
客席

男「ほいアイスティー こんな時間に何しに来たんだよ」

幼「ちょっと近くまで用事があってね」

男「用事?こんな時間に?」

幼「まだ九時台じゃないか」

男「まぁそれもそうだけどさ ここらへん夜になると真っ暗だし」

幼「そうだね」

男「とりあえず22時過ぎまで待ってろよ」

幼「む」ピクッ

男「もう用事は住んだんだろ?」

幼「う、うん」

男「じゃあ俺も一緒に帰るからさ 上がるまで待っててくれ」

幼「ッ、しょうがにゃいなあ…」


384 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/15(水) 23:23:51 ID:uykV7BI2
男「結局バイトまでの時間と休憩中に終わっちまった」

幼「…..そういうところは恐れ入るね」

男「下手に残しておくとプランたてにくいからさ」

幼「そう」

男「…」

幼「……」

幼「ッ、……強いて言うならココとココとココと他には」

男「めっちゃあるやん」

幼「教えてくれてもいいよ」

男「…….ハァ」

幼「ほら、隣来てよ」トントン

男「はいはい」


391 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/16(木) 00:04:39 ID:zlNz330c
─────────学校

先生「はい!じゃぁ今日は作文をね!発表ね!してもらいます!」

生徒「ヤダヤダー」

先生「フフフフ 今年は誰に読んでもらうかはぶっつけ本番で指名しますからねぇ」

男「……..」キョロ…

幼「嫌だなぁ」キョロキョロ

「ゲッ!俺のトーチャン!」「あ!○○のお母さんだ!」
「おぉ、△△の母ちゃんの着物だぞ!」「●●の母ちゃんってマジでマサイ族だったんだな!」

幼「あっ!」

男「!?」

幼母「チャオー」フリフリ

幼「うぅ….(何で来るかなぁぁ)」

男「…..」ガックリ

先生「はい!幼馴染さん!読んでくださーい!」

幼「っ!?」


392 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/16(木) 00:14:58 ID:zlNz330c
幼「------です。おわり」

パチパチパチんこパチパチパチパチパチ

先生「いやはや本当に素晴らしい作文でした」

幼母「よっ!にっぽんいちー!」 \ドッ/

幼「あぅうぅぅ」

「ギャハハハ!幼の母ちゃん面白ぇー!」

先生「さあて次は」

「幼馴染読んだんだから次は男の番ー!」「そうだー!」

男「えっ えっ?」

先生「…….」

「ほら恥ずかしがってないで読めよ男ー!」「はーやく!はーやく!」

先生「と、言うわけで読め読めうるさいけど本当は自分が読みたくてしょうがない△△!」

「えぇ!?」「アハハ!△△だせー!」

先生「さ、読んでみよう!」

男「ホッ」


401 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/16(木) 23:41:45 ID:EAnvWenc

運動会   お昼

男「………..」

「お弁当食べよう!」「うわぁ!△△ん家の弁当すげぇ!」「お父さん撮ってー!」「●●の父ちゃんシマウマの肉獲ってきてるぞ!!」

男「………….」

男「……」スタスタスタ

幼「……」キョロキョロ

幼母「どうしたの?」

幼父「男君はどこだ?」

幼「それが探してるんだけど…」


403 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/16(木) 23:46:56 ID:EAnvWenc

ーーーー校内 図書室

男「………..」ガサガサ

男「おにぎりじゃなくてパンにすればよかった」

男「…明太子にすればよかった……」

男「雨…降ればよかったのに…」

____午後

幼「どこに行ってたんだい?」

男「ん ちょっとね」

幼「お母さん来た?」

男「仕事」

幼「そっか」

男「ん」


406 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/16(木) 23:56:16 ID:EAnvWenc
幼父「親子参加種目は二人三脚と綱引きと……あとなんだっけか?」

幼「出なくていいよ」

幼父「どうだ男君!俺と二人三脚でないか!?」

幼「っ」ムスッ

男「えっ?」

幼父「男君足速いし優勝できると思うぞ!ガハハ!」

幼「(最近パパって男君に甘いよね)」
幼母「(仕方ないじゃない……)」
幼「(……)」

幼父「どうだ?」

男「えっ?い、いいのかな?」


407 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/17(金) 00:00:29 ID:lJCBE/RY
幼父「いいに決まってるだろう!俺と組めば優勝間違い無し!」

幼「むう」ムスッ

男「えへへ、じゃ、じゃあ」

幼「駄目」

男「っれ?」

幼父「っと、いいじゃないか別に」

幼「二人三脚はあくまで親子だもん」

幼母「いいじゃないの別に」

幼父「そうだぞ 親子みたいなもんなんだし」

幼「むう!パパは私のお父さんでしょ!?」

幼母「ほらほら嫉妬しなーいの」

男「あ、あの……」

幼「駄目ったら駄目!」

幼父「ハッハッハ!嫉妬だなんてなー じゃあ幼二人三脚出るか!?」

幼「出るわけないじゃん」


409 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/17(金) 00:10:55 ID:lJCBE/RY
幼「………え、えっとその、あの、その…..」

男「だから駄目なんだった!ごめんね幼ちゃん!俺もう帰らなきゃ!」

幼「あ、あの」

男「お邪魔しましたー!」

幼母「ッ」バチーン!

幼父「ちょっ!?ビビビンタですか….」アワワ

幼「痛ッ!?」

今現在最初で最後の母の激怒。痛かったけど…だけどそれ以上に痛かったのは男なんだろう
自分の軽率な発言。そのあとの男の表情は一生忘れられない
授業参観の時も、運動会の時も、誰かを捜すように周りを見渡していた彼の心をしった
突きつけられる彼の現実を、彼の痛みを……どうして私はもっと早く気付いてあげられなかったのだろう

おちんちん


494 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/06/29(月) 00:43:25 ID:zbOnlYHM
────翌日運動会 お昼

男「………」

「▽▽の家も一緒に食べよう!」「お父さん!綱引き出ようよ!」
「父ちゃん、二人三脚前に食いすぎないでよ」
「●●の母ちゃん50m4秒台らしいぞ」「やべえだろそれ」

男「……..」スタスタ

─────校内図書室

男「(お昼、食べよう……)」

幼「図書室での飲食は禁止だよ」

男「ッ!?」ビクッ

幼「まったく….どこに行くのかと思えば」


497 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/06/29(月) 01:12:04 ID:zbOnlYHM
幼「これとかこれとかこれとか」

男「わぁ…」パァ

幼「おにぎりだけじゃパワー出ないからね」

男「いただきます」

幼「どうぞ」

男「モグモグ」

幼「…….毎年ここで一人で食べてたのかい?」

男「モグモグ……ん….」

幼「そう」

男「………」

幼「………」

男「…….結局、今年も来なかったんだ」

幼「お父さん?」

男「来るわけないのにね」


500 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/06/29(月) 01:30:13 ID:zbOnlYHM
ちょっと前

幼「なんでボクが二人三脚なんかしなければならないんだい?」

委「そこをなんとか…..!!」

幼「…..」

委「ウチのクラスから一組出さなきゃいけないんだけど生憎出せるのが幼馴染さんとこだけなのよ…」

幼「どういう意味だい?」

委「で、でも男のほうは了承してくれてるんだよ!(嘘)」

幼「っ」ピクッ

委「とととりあえず相手はともかく男女二人三脚には出てくれるみたいでさ」

幼「別に彼が出ようがボクには関係ないけど」

委「そ…..そうだよな…..」


501 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/06/29(月) 01:38:13 ID:zbOnlYHM
幼「他をあたってみなよ ま、相手なんて見つからないだろうけど」

委「んー、まぁ男とペアならいいって子は何人かいるからそっち当たるかあ」

幼「ッッッ」キュピーン

委「ぴぇっ(なっーーなんだ??殺気っ!?)」

幼「そんな罰ゲームじみたことを引き受けてくれる人がいるとでも?」

委「へ?ま、まあ……」

幼「…..ふぅん」

委「ギャル子ちゃんとか『別に男っちとなら全然余裕っしょ!』みたいなノリだったし」

幼「それはやせ我慢だね」

委「えぇ!?そ、そんな風には見えなかったけど…..むしろノリノリだったような」

幼「ギャル子ちゃんはクラスのムードメーカーだから気負わせたくないものだね」

委「んんん、あ!でも」

地味子『うーーん….え?男君がペアなんですか?そ、それなら….』

委「って言っててくれてたし」


502 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/06/29(月) 01:43:12 ID:zbOnlYHM
幼「地味子ちゃんは断れない優しい子だからね」

委「えぇぇぇ….あ、で、でも留学生のユリアンちゃんは」

ユリアン「オレ….ツヨイヤツ…..モトメル….」

委「だったし!」

幼「あの子のポテンシャルに二人三脚は役者不足だね」

委「あ、でも影薄子ちゃんは!」

影薄子「…………..」コクッ

委「って返事くれたし!」

幼「寝ていただけだよ」

委「それならあの子は!」

幼「ダメ」

委「あの子!」

幼「駄目」

委「あの子!」

幼「め」


520 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/07/12(日) 00:23:31 ID:VqY82DCk

男「っよっと….(ギュ」

幼「きつい」

男「きついくらいが丁度いいんだって」

幼「近い」

男「仕方ないだろ」ガシッ

幼「んぇッ!?」

男「うわっ….お、お前変な声出すなよっ」

幼「きききき君が急に肩抱き寄せるから!」

男「え、だって二人三脚ったら肩組まないと走れないだろ?」

幼「しょ、しょーだけど….」


577 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/01(土) 23:35:23 ID:agI8fWyQ
男「とりあえず幼の右足の歩幅に俺が合わせる」

幼「はい」ヒョイ

男「こんなもんか」

幼「む」

男「なんだよ」

幼「肩の触り方がいやらしい」

男「いやらしくないだろ」

幼「なんか嘗め回すようにさわってくるから」

男「ソフトに触ってるんです」

幼「ソフトタッチというやつだね」

男「んん?んー、タッチではないだろ」


579 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/01(土) 23:55:40 ID:agI8fWyQ
男「せーの」
幼「せーの」

男「いっち」ヒョイ

幼「に」ヒョイ

男「いっち」ヒョイ

幼「今えっちって言った?」ピタッ

男「いっーちょえ!?」ズザッー

幼「ちょちょちょ、転ばないでよ」

男「止まるなよっ!」

幼「だって今なんか卑猥な言葉が聞こえたから…..」

男「どんだけ思春期脳だよ ったく…」

幼「怪我しないでよね?」

男「あやうくしかけたわ」


643 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/19(水) 00:39:21 ID:fpqPnsJs
男「まずは一緒に走ることから合わせようぜ」

幼「それが一番難しいんだよ」

男「まぁそうかもしれんが」

幼「……..」

男「よしっ」ガシッ

幼「にょっ」

男「とりあえずあのラインまで走るぞ」

幼「ハイハイわかったよ」

男「せーっの」





放送「チンポンマンポーン 今日の練習時間はしゅーりょー早よ帰れ」

男「っげ、もうこんな時間か…」

幼「まったくだね」


644 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/19(水) 00:44:59 ID:fpqPnsJs
男「ふう….」

幼「なんだいその溜息は」

男「二人三脚でも結構疲れるもんだな」

幼「まるでボクとのペアが一番疲れるみたいじゃないか」

男「そうは言ってないだろ」

幼「……..」ジーッ

男「な、なんだよ」

幼「ちょっとボクの胸とかに意識してたくせに」

男「んがっ!あ、あれは…!」

幼「おや?否定しないんだ」

男「いやちょっと待て待て待て」

幼「あれだけ体が密着してるのもおかしいと思ったんだよ」

男「不可抗力だって!密着してるのはしょうがないだろ!」

幼「ふぅん」


732 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/08(日) 02:31:39 ID:veMcNEtc
後輩「約束は約束ですからね」

幼「『私の彼氏になって』とでも言うつもりかい?」

後輩「そこらへんは色々考えてます どうせ勝つのは私ですからね!」

幼「っ」ピキ

後輩「男先輩なら誠心誠意伝えれば断れないって信じてますし!」

幼「男に好意は無いかもよ?」

後輩「そんなの関係ないですよ 私の事好きにしてみせますから」

幼「っっ」ピキキ

後輩「フフフフ 楽しみです」


733 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/11/08(日) 02:34:53 ID:veMcNEtc
幼「そんな条件飲むわけないと思うけどね」

後輩「別に方法はいくらでもあります!ウチに呼んで既成事実作るって手段もアリですし!」

幼「っっっ」ピキピキキ

後輩「あぁぁ 早く体育祭来ないかなー」

幼「そうだね….」

後輩「あ、行っちゃうんですか?」

幼「これから練習があるんでね あとそれから」

後輩「?」

幼「二人三脚なんだ 勝ったらボクの言うことも聞いてもらうからね?」

後輩「…..望むところですよ」

幼「……..ふん」


778 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/01/04(月) 14:19:49 ID:/lsNccN2
◆読者の方へ
ここまで作者側に関することが多かったですが、読者側もローカルルールは守ってください。
また、読む側の皆さんにもお願いがあります。
・作者本人に断りを入れずに新しくスレッドを立てない
 →次スレを勝手に立てる方が見かけられますが、作者本人が立てるのでその必要はありません。
   ニュー速VIPや他の場所からこちらに移動する際も作者本人が立てるようにしてください。
   作者以外が立てる場合は断りを入れてからにしてください。
   作者が立てられない場合は誰かにスレ立て代行を依頼することをお勧めします。
   また、「早く続きが見たい」という意図で勝手に他人のスレッドを立てる人もいますが、宣言なしにHTML化いたします。

・書き込む時はsage推奨
 →この板ではsageを付けての書き込みが好まれる傾向にあります。できればsageを付けておくと余計な問題を生みません。
  sageを入れずに書き込み、上げてしまう→指摘される→言い合いの流れはよく見かけます。
  指摘する人もいますが必要でない限りはできれば無視、問題があれば言葉を選んで注意位にとどめてください。
  一番大事なのは言い争いをしないことです。
・荒らしはスルー
 →必要以上に煽る、埋める、スレッド乱立等、行き過ぎた行為は荒らしと見なされます。
   荒らしを見かけた際は作者も読者もスルーすることをお勧めします。荒らしに構うのも荒らしです。
・SSを見つけるために
 →>>2にあるHTML化依頼スレッドには完結したスレが多く書き込まれています。
  そこから探すと完結したスレを読むことができます。同じく>>2にあるスレタイサーチもご活用ください。
SS速報VIPに始めてきた方へより引用
Email欄にsageを付けましょう。作者様に迷惑をかけてしまいます

Comments are closed.

Post Navigation