-
1 : 2013/10/05(土) 18:04:15.33 -
~のび太の部屋~
のび太「ふわあ、日曜日は良いなあ、ずっと寝てても誰にも怒られないんだもんなあ」
ドラえもん「のび太くぅん。少しは勉強でもしたらどうだい?」
のび太「うるさいなあ、日曜日くらいゆっくり休ませてよ」
ドラえもん「君は毎日休んでるようなもんじゃあないか」
のび太「それはドラえもんだろう? んもう!! わかったよ!! 空き地にでも行ってくるよ!!」
ドラえもん「そうじゃなくて勉強を——」
のび太「うるさいうるさいっ!!」
ガラガラ バタンッ
ドラえもん「……まったく、のび太くんったらいっつもああなんだから」
ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1380963855/
-
3 : 2013/10/05(土) 18:05:19.19 -
~外~
タッタッタッタ
のび太「まったく、ドラえもんったらいっつもああなんだから!!」
のび太「おちおち眠ることもできやしない!!」
のび太「本当うるさいんだから、ドラえもんは」
のび太「……空き地にでも行ってみるかあ」
-
5 : 2013/10/05(土) 18:06:39.98 -
~空き地~
ジャイアン「うおーい!! いけいけー!!」
スネ夫「ねぇジャイアン、そろそろ代わってよ」
しずか「ウフフ、楽しそうね~」
タッタッタッタ
のび太「あ、みんないる。おーい!!」
ジャイアン「おう、のび太ァッ」
のび太「何をしているんだい?」
ジャイアン「おう見ろよコレ。俺のラジコン。カッコいいだろ」
スネ夫「ボクのだヨッ!! 最新式のラジコンヘリさ」
のび太「へえ、いいなあ!! ねぇ、僕にもやらせてよぅ」
ジャイアン「ダメダメッ。今は俺の番なの」
-
6 : 2013/10/05(土) 18:07:51.00 -
スネ夫「次がボクさ」
のび太「じゃあその次っ」
ジャイアン「その次はしずかちゃんで、それでまた俺なの」
スネ夫「のび太の番はないヨッ」
しずか「ちょっと、やめなさいよ。かわいそうじゃない」
のび太「うぅ……へっ、なんだいなんだい!! そんなラジコン。全然大したことないやい!!」
ジャイアン「なんだとぅ!? だったらお前、もっと良いラジコンを持ってるとでも言うのかよぉ!?」
スネ夫「やめなよジャイアぁン。どうせドラえもんに頼むんだろぅ」
ジャイアン「そうだよな。のび太はドラえもんがいないとなんにも出来ないからなっ」
-
9 : 2013/10/05(土) 18:13:40.33 -
スネ夫「ねぇドラえもぉん、みんなにイジメられたから何か道具を出しておくれよぅ(笑)」
ジャイアン「あらあらまあまあ、しょうがないでちゅねーのび太くんはぁ(笑)」
スネ夫「アッハッハッハ」
ジャイアン「ワッハッハッハ」
しずか「やめなさいったら」
-
11 : 2013/10/05(土) 18:15:15.04 -
のび太「うぅぅぅ、うわああああああん!!」
タッタッタッタ
ジャイアン「逃げちゃったよ。つまんねぇやつ」
スネ夫「さ、続き続き。ねぇ、そろそろ代わってよ」
しずか「……もうっ」
タッタッタッタ
のび太「なんだいなんだい!! あんなの全然羨ましくもなんとも……羨ましいよぉ!!」
のび太「……」
のび太「……う」
のび太「……うわああああああん、ドラえもおおおおおおおおおん!!」
-
13 : 2013/10/05(土) 18:18:19.91 -
こんなこといいな できたらいいな
あんなゆめ こんなゆめ いっぱいあるけど
みんなみんなみんな かなえてくれる
ふしぎなポッケで かなえてくれる
そらをじゆうに とびたいな
「ハイ!タケコプター」
アンアンアン とってもだいすき ドラえもん
-
14 : 2013/10/05(土) 18:19:41.29 -
~のび太の部屋~
のび太「わあああああん!! ドラえもん!! ドラえもん!!」
ドラえもん「なんだい、またイジメられたのかい?」
のび太「違うんだよ、ジャイアンがさっ、スネ夫がさっ、ああああああん!!」
ドラえもん「うるさいなあ」
のび太「グスッ、やいドラえもん!! グスッ、やい!! うるさいとはなんだ!! うるさいとは!!」
ドラえもん「だって本当にうるさいんだもん」
のび太「なんだとぅ!?」
-
15 : 2013/10/05(土) 18:20:58.65 -
ドラえもん「いっつもやられてばっかりで、たまには文句の一つでも言い返してみたらどうだい!?」
のび太「そんなこと僕に出来るわけがないじゃないかっ!! だからこうしてドラえもんに頼んで——」
ドラえもん「そんなんだからちっとも強くならないんだ!! のび太くんはいつもそうだ!!」
のび太「うるさいうるさい!! この、わからずや!!」
ポカッ
ドラえもん「いたいっ!! やったなあ!?」
ポカッポカッ
のび太「いたいいたいっ!? 大体ドラえもんはいっつも役に立たない道具ばっかり!!」
ポカッポカッポカッ
ドラえもん「いたいいたいいたいっ!! だったら自分でなんとかすればいいじゃないかっ!!」
-
16 : 2013/10/05(土) 18:22:19.83 -
ポカッポカッポカッポカッ
のび太「わああああ!!」
ドラえもん「わああああああ!!」
ドタバタドタバタ
ガラガラッ
たま子「コラ、のび太!! ドラちゃんも!! 静かになさい!!」
のび太「だってドラえもんが!!」
ドラえもん「のび太くんが!!」
のび太「なんだとぅ!?」
ドラえもん「やるかあ!?」
たま子「やめなさいったら!! いい加減にしないと怒るわよ!!」
のび太「……フンッ」
ドラえもん「……フンッ」
-
17 : 2013/10/05(土) 18:24:09.27 -
たま子「……もう、のび太。おつかいに行ってきてちょうだい」
のび太「ええ? 嫌だよ。ドラえもんに頼めばいいだろう?」
たま子「いいから行く!!」
のび太「チェ、わかったよぅ。行けばいいんだろ!! 行けば!!」
ドタドタドタ
たま子「ドラちゃんも、少し反省なさい」
ドラえもん「……はぁい」
-
19 : 2013/10/05(土) 18:26:12.87 -
~外~
のび太「チェ、なんだいなんだい、ドラえもんの奴ったら!!」
のび太「僕がこんっなに困っているのにさっ」
のび太「なんにもしてくれやしない」
のび太「確かに僕は一人じゃなんにもできないけど」
のび太「勉強だって、運動だって、笑われてばっかりだけど」
のび太「一つくらい……」
-
21 : 2013/10/05(土) 18:27:20.98 -
のび太「……」
のび太「……」
のび太「……なんにもないんだなあ、僕って奴は」
のび太「うぅ」
のび太「……そういえば、何を買うんだろう」ゴソゴソ
ペラ
——どら焼き 2つ——
のび太「なんだいこれだけかよ。ママったら、こんなの今日じゃなくても——」
のび太「……そっか。そっか」
タッタッタッタ
-
23 : 2013/10/05(土) 18:30:15.23 -
のび太「おじさん、どら焼き2つ」
店主「へいまいどぅ!! どら焼き2つ!! あいよぅ!!」
のび太「ありがとう、おじさん!! これ、お金」
店主「あらよぅ!! へいまいどぅ!! ありがとよぅ!!」
のび太「ウフフ、またね!!」
タッタッタッタ
のび太「買った買った」
のび太「このどら焼き、ドラえもんと一緒に食べよう」
のび太「それで、それで……ね……仲直りを、しよう」
のび太「喧嘩して良いことなんてありゃしない」
のび太「待ってろよ、ドラえもん。ウフフ、喜ぶだろうなあ、ドラえもんの奴」
ジャイアン「おう、のび太じゃねぇか!!」のび太「……ジャイアン」
-
24 : 2013/10/05(土) 18:32:22.06 -
スネ夫「ん? ん? なに持ってるの?」
のび太「……スネ夫」
ジャイアン「おお、どら焼きじゃねぇか!! いやあ、丁度腹減ってたところなんだよ」
のび太「いや、これは」
スネ夫「やいのび太。ボクが貸した漫画の本、そろそろ返してよ」
のび太「え? あれ、まだ読んでな——」
ジャイアン「なんだとぅ!? だったらそのどら焼き、貰うからな」
のび太「わかった、わかったよ。すぐとりに帰るから、待っててよ」
スネ夫「そんなこと言って、逃げるつもりなんでしょ? ボクちん知ってる」
のび太「そ、そんなことしないよぅ!! ちゃんと返すったら!!」
ジャイアン「ダメダメ、もーらいっと」ヒョイ
のび太「あ!! やめろよ!! 返せよぅ!!」
-
25 : 2013/10/05(土) 18:35:07.41 -
ジャイアン「おおん? 俺とやるってえのか? のび太!!」
のび太「……うぅ」
スネ夫「無理無理、のび太には無理だよジャイアン。無理無理りーむー」
ジャイアン「ワッハッハッハ、そうだよな。それがのび太だよな。じゃあなあ、のび太」
のび太「ううううう」
——いっつもやられてばっかりで
スネ夫「バイバーイ、ねえジャイアン、一個ちょうだい?」
ジャイアン「一個の半分な」
のび太「ううううううううう」
——たまには文句の一つでも言い返してみたらどうだい!?
のび太「……待てっ!! ジャイアン!! スネ夫!! 待てっ!!」
-
26 : 2013/10/05(土) 18:37:00.65 -
ジャイアン「おん? なんだあ? なんか文句でもあんのかよ!?」
のび太「それは僕の……僕とドラえもんの大切などら焼きだ!! 持っていくことは許さないぞぅっ!!」
スネ夫「まーたドラえもんだよ。のびちゃんったら」
のび太「うるさい!! うるさいうるさい!!」
ジャイアン「……おもしれぇ、かかってこいよ、のび太ァッ!!」
のび太「……うぅ」
スネ夫「あらあらのびちゃんったら、足が震えてますわよ」
のび太「……ううううううわああああああああああ!!」
ポカッ
ジャイアン「いてっ、やりやがったなあ、のび太ァッ!!」
ボカッ
のび太「あぅ!! うぅ、返せ、返せ、返せよう」
-
27 : 2013/10/05(土) 18:38:40.27 -
ポカッ
ジャイアン「はんっ、そんなもんかよのび太ァッ!!」
ボカッボカッ
のび太「ぐぅ……グスッ……頼むよ……返してよう……ジャイアン」
ジャイアン「うるせえうるせえ!! このどら焼きがなんだってんだ!!」
ボカッボカッ
のび太「が……ドラえもんと……ドラえもんと……一緒に……」
ジャイアン「なんだようなんだよう!! 気持ちわりぃなあ!!」
ボカッボカッ
のび太「どうして……」
ジャイアン「あん?」
ボカッボカッ
-
28 : 2013/10/05(土) 18:40:11.44 -
のび太「どうして僕は!! なんにも出来ないんだ!!」
スネ夫「のび太だからだよ」
ジャイアン「……スネ夫は黙ってろ」
スネ夫「……」
のび太「僕だって!! 僕にだって!! 大切なものくらい、ある!!」
ジャイアン「……」
のび太「返してよ……お願いだから、返してよぅ」
ジャイアン「……へっ」
ボカッ
のび太「あぅ」
ジャイアン「もういらねぇや、こんなもん」ポイッ
バサッ
のび太「……あ」
ジャイアン「行こうぜ、スネ夫」
スネ夫「う、うん」
-
32 : 2013/10/05(土) 18:41:43.53 -
ジャイアン「……のび太」
のび太「……え?」
ジャイアン「あのよ……」
のび太「……?」
ジャイアン「……いいっ、行こうぜスネ夫。ラジコン貸せよ」
スネ夫「えぇ!? またあ!?」
テクテクテクテク
のび太「……へへ」
-
34 : 2013/10/05(土) 18:43:35.29 -
ガサガサ
のび太「どら焼き……一つ……袋から、飛び出しちゃった」
のび太「怒るかなあ、ドラえもん、怒るかなあ」
のび太「……帰ろう」
テクテクテクテク
-
35 : 2013/10/05(土) 18:45:21.16 -
~のび太の部屋~
ガラガラ
ドラえもん「——!! のび太くんっ!? どうしたんだい、傷だらけじゃないか!!」
のび太「へへ、ちょっと、転んじゃって」
ドラえもん「……そっか、のび太くぅん、そっか」
のび太「それよりドラえもん!! どら焼き食べようよ!!」
ドラえもん「どら焼きがあるのかい? えぇ、嬉しいなあ」
のび太「えっとね、ちょっと待ってね」ガサガサ
ドラえもん「……」チラ
-
37 : 2013/10/05(土) 18:46:51.73 -
のび太「ああ、こっちを食べ——」
ドラえもん「僕、こっちを貰うね」ヒョイ
のび太「あ、そっちは砂まみ——」
モグモグ
ドラえもん「美味しいね、のび太くん、美味しいね」
のび太「……」
ドラえもん「どうしたんだい、のび太くん? 食べないのかい?」
のび太「ん? 食べる、食べるよ。いっただきまーす!!」
モグモグ
のび太「……美味しいや」
ドラえもん「美味しいね」
-
40 : 2013/10/05(土) 18:48:19.76 -
のび太「……あのね、ドラえもん」
ドラえもん「なんだい、のび太くん」
のび太「……ゴメンね」
ドラえもん「……僕も、ゴメンね」
のび太「ウフフ、本当に美味しいねこのどら焼き!!」
ドラえもん「うん、うん、本当にね」
のび太「ウフフフフ」
ドラえもん「デューフーフーフーフ」
のび太「おかしな笑い方だなあドラえもんったら」
ドラえもん「そうかい? デューフーフーフーフ」
のび太「ウフフフフ」
-
43 : 2013/10/05(土) 18:50:16.28 -
のび太「ねえ、ドラえもん?」
ドラえもん「なんだい?」
のび太「僕ね、ドラえもんに道具を出してもらうの、もうやめるよ」
ドラえもん「どうしたんだい、急に」
のび太「僕も、少しくらい強くならなくっちゃ」
ドラえもん「そっかあ、そっかあ、のび太くん」
のび太「うん」
ドラえもん「だったら最後に一つだけ。素敵なものを出してあげるよ」
のび太「……なんだい?」
-
44 : 2013/10/05(土) 18:51:53.38 -
ドラえもん「えーっと、うーんっと、あれでもないこれでもない」ポイポイポイポイ
のび太「久しぶりだなあ、それ見るの」
ドラえもん「あった!!」
テレレレッテレー!!
ドラえもん「サンドウィッチマンのD~V~D~!!」
のび太「……なんだい? それは」
ドラえもん「もう一つ!!」
テレレレッテレー!!
ドラえもん「サンドウィッチマンのDVD専用プ~レ~イ~ヤ~」
のび太「なんなんだい? それは」
-
47 : 2013/10/05(土) 18:53:18.04 -
ドラえもん「これはねえのび太くん、あんな夢やこんな夢が詰まった不思議なデータディクスなんだ」
のび太「……僕にはよくわからないや」
ドラえもん「いいから、一度観てみてよ」
のび太「わかった」
ガチャガチャ
ウィーン
伊達『どうも、サンドウィッチマンの伊達みきおです』
富澤『マイケル・ションソソです』
伊達『ちげぇだろ。なんだよションソソって。言いにくいわ』
のび太「なんだい? これは一体、なんなんだい? この人達は誰だい?」
ドラえもん「デューフーフーフーフ」
のび太「ただ笑ってるよ、ドラえもん」
-
49 : 2013/10/05(土) 18:54:35.53 -
ドラえもん「ああ、ゴメンね、ゴメンね、のび太くん」
のび太「これを僕にどうしろっていうのさ?」
ドラえもん「いいから観てみてよ。とりあえず」
伊達『哀しい川の~町と書いて~哀川町でえす』
ドラえもん「デューフーフーフーフ」
のび太「わからない、僕には本当にわからないよドラえもん」
ドラえもん「いいからいいから、これを毎日見続けてよ。きっとわかるからね、のび太くん」
のび太「ウ~ン。わかったよ」
-
51 : 2013/10/05(土) 18:55:58.76 -
~翌日~
富澤『うちは結婚率7%の結婚相談所ですから』
伊達『低いなオイ』
のび太「うん、うん?」
ドラえもん「デューフーフーフーフ」
のび太「ウ~ン」
~三日後~
伊達『へぇ、それは、プロなの? プロのキャメラマンなの?』
富澤『カメラですけど。はい、一応、プロで』
伊達『へぇ~、そっかあ、そうなんだ。じゃあアレかい? キャメラマンの先輩でいうと、黒沢俊夫とかになるのけ?』
富澤『違います、あの人そういう雰囲気ありますけど』
ドラえもん「デュフフッ」
のび太「……わからないよ」
ドラえもん「まあまあ、まだまだ」
のび太「ウ~ン、でも、この人達はお互い、ボケとツッコミどちらも出来るのかあ、そこは凄いね」
-
52 : 2013/10/05(土) 18:57:07.49 -
~一週間後~
富澤『お箸は二膳でよろしいですか?』
伊達『一膳もいらねぇよ』
富澤『シェイクには砂糖とミルクお付けしますか?』
伊達『糖尿なるわ』
ドラえもん「デュフフッ」
のび太「ウフフ……ハッ!!」
ドラえもん「デュフ」チラッ チラッ チラッ
のび太「笑ってないよ。僕、笑ってないよ」
-
54 : 2013/10/05(土) 18:57:54.84 -
~一ヶ月後~
ドタドタドタドタ
ガラガラッ
のび太「ドラえもん!! やいドラえもん!!」
ドラえもん「デューフーフーフーフ、おかえり、のび太くぅん」
のび太「はやく、はやく」
ドラえもん「わかってるよ、のび太くん」
ウィーン
伊達『哀しい川の~町と書いて~哀川町でえす!!』
のび太「ウフフフフフフ」
ドラえもん「デュフフフフ」
-
55 : 2013/10/05(土) 18:59:26.76 -
のび太「いやあ、面白いなあ、サンドウィッチマンは!!」
ドラえもん「伊達さんのツッコミのテンポが速く、普通のこと言ってても鋭く入ってくるねえ、のび太くん」
のび太「そうだね、そうだね、それが富澤さんの表現力豊かなボケと融合し、耳にスッと入る絶妙なハーモニーを生み出すんだ!!」
ドラえもん「舌妙だね!!」
のび太「ウフフ、ドラえもんったら!! 『ちょっと何言ってるのかわからないです』ってね!!」
ドラえもん「デュフフッ!! 結成から15年。僕は結成当時からのファンなんだ!! 最初は三人組だったんだよ?」
のび太「へえ!! そうなんだ!! すごいや!! 知名度が増したのは2007年のM-1からだろうね!!」
ドラえもん「そうだねぇ、以来、様々な番組で観ることが出来て、とっても嬉しいよ!!」
のび太「最高だね!! サンドウィッチマン!!」
ドラえもん「そうさ、サンドウィッチマンは最高さ!!」
のび太「ウフフフフフフ」
ドラえもん「デュフフフフ」
-
59 : 2013/10/05(土) 19:00:54.46 -
たま子「あらあらどうしたの、楽しそうね」
のび助「なにをしているんだい?」
のび太「あ、ねえママ、パパ、観てよこれ。とっても面白いんだ!!」
たま子「へえ、サンドウィッチ……マン? お笑い屋さんなのね」
のび助「どれ、ちょっと見せてくれ」
ウィーン
\アハハハハー/
\ウフフフフー/
\デューフーフーフーフ/
-
64 : 2013/10/05(土) 19:03:05.01 -
その日から、野比家に笑いが耐えることはなかった。
連日連夜、笑い続け、父は出世し、社長になり。
母は美容院で美しくなり、美魔女として人気者になり。
のび太は成績が良くなり、打席に立てばホームラン、風よりも速く走り、街を歩くだけで黄色い声援が。
ドラえもんは、特に変わらなかった。みんなが言う。
「サンドウィッチマンのおかげだ」と
先生も言う。
「野比はサンドウィッチマンに救われた」と
あなたも言う。
「サンドウィッチマン大好きだわ」と
暗いニュースが世を駆け巡る昨今。血で血を洗い、息を吸うにも棘が刺さる。混沌の国、日本。
そんな流れを止めるべく、流星の如く現れた、二人の戦士。
伊達みきお。
富澤……富澤……太郎。サンドウィッチマンとは、平和そのものである。
辛く、苦しく、泣き叫びたい時は、唱えるといい。魔法の言葉。「ちょっと何言ってるのかわからないです」
を……。
-
72 : 2013/10/05(土) 19:04:31.42 -
~後日~
野比家。その一室から、3人と1機の遺体が発見された。
皆一様に、狂った笑みを浮かべたまま、冷たくなっていた。少年G「のび太が学校に全然来なくなったからよ、様子を見に来たんだよ」
少年S「そしたら……そしたら……ウワアアアアアン!! ママアアアアアア!!」
少年D「あれは、化石のようでした。人間があんな短時間で化石になるなんて、一体何が……」
少女S「あら? これは、なにかしら」
少年G「DVD?」
少年D「なにか、ヒントがあるかもしれない」
少女S「観てみましょう」
ウィーン
\アハハハハー/
おしまい
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