女「どうせ自殺するしデリベル呼ぶか」


1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:41:08.15 ID:URajVYuS0
グウウウウ……

女「お腹すいた」

女「全財産残り200円か……」

女「給料日まであと10日……一日20円……」

女「あっそうだ。駅前のパン屋さんにまた耳もらいに行こ」

ドンドンドンドンドンドン

「女さんー?いるんでしょー?」

女「」

「お金返してくれませんかー?」


ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1385206868/


2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:42:04.47 ID:URajVYuS0
女「私だって返せるなら返したいけど」

ドンドンドン

「お金返さないなんて詐欺師と一緒ですよー?」

女「でも二百円しかないんだから仕方ない」

ドンドンドン

「とりあえずお話しましょうよー?いるのわかってるんですよー」

女「早く帰ってくれないかな」

ドンドンドンドン

女「早くしないとパン屋さん閉まっちゃうよ」


3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:42:51.51 ID:URajVYuS0
デリヘルだった。間違えた

5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:45:08.57 ID:URajVYuS0
シーン・・・

女「ようやっと静かになった」

女「お腹の音我慢するの大変だった」

女「よし、パン屋さん行こう」

~パン屋前~

女「閉まってる」

女「当たり前か。もう9時だもんね」

女「でも落ち込んでも仕方ないよね。コンビニでふ菓子でも買って帰ろ」


6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:46:47.19 ID:URajVYuS0
ウィーン

コンビニ店員「ッサシター」

女「ふ菓子ふ菓子~奮発して2つも買っちゃった」

女「これでしばらく戦える」

女「……」テクテク

女「この道、真っ暗だし人通りが少なくて怖いんだよね」

女「早足で帰ろ」タッタッ

???「……」タッタッ


8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:49:07.02 ID:URajVYuS0
女(うう……誰かついてきてる)タッタッ

???「……」タッタッ

???「……」ガシッ

女「!!?」

男「ハァハァ……お姉さん、か、可愛いね……動かないで……」

女「……ヒッ」

男「ちょっとの間我慢してくれてればいいから……ハァハァ」

女「や、やめてください、放して……」


11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:51:57.33 ID:URajVYuS0
女(どうしよう、ご飯食べてないから力でない……声も出ない……)

男「そんなに怯えなくても大丈夫だよ、気持よくしてあげ……ん?」

男「うわっ、なんか君頭臭くない?」

女「」

男「ごめん、顔は可愛いし貧乳なのも好きだけど……」

女「」

男「……臭いのはちょっと……」

女「……」

男「じゃ、すいませんでした……」ダッ

女「」


13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:55:53.43 ID:URajVYuS0
女「ガスが止まっててお風呂に入れなかったお陰で何もされなかった」

女「貧乏も悪いことばっかりじゃないなぁ」

女「ん?」

女「なんか落ちてる。チラシ?」

【寂しい夜☆アナタの隣に……】

女「エッチなお店のチラシか」

女「私は別に寂しくないし関係ないよね」

女「早く帰ってふ菓子食べようっと。あ」

女「ふ菓子ぐちゃぐちゃになってる……」


16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 20:59:35.38 ID:URajVYuS0
女「ま、いっか。ふ菓子は壊れても美味しいもんね」

女「はー、でも臭いかぁ。お風呂入りたいな」クンクン

女「高いホテルのおっきいお風呂入りたい」

女「小さい時にお母さんと入った大きなお風呂が懐かしいな」

……

ウィーン

女「……」

フロント「いらっしゃいませ」

女「無意識のうちにホテルに入ってしまった」


19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 21:03:18.55 ID:URajVYuS0
フロント「では102号室になります。
     チェックアウトは翌日10時になりますのでお支払いはその時に……」

バタン

女「どうしよう」

女「どうしよう。お金もないのに部屋とっちゃった」

女「とりあえずふ菓子食べて考えるか」サクサク

女「はぁ、美味しい」サクサク

女「……」サクサク

女「……うう」

女「死にたいなぁ……」グスッ


22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 21:12:01.10 ID:URajVYuS0
女「友達もいない、彼氏もできたことない。
  親の作った借金だって、これから一生働いても返せる額じゃない」

女「高校もやめたから、学歴もないしなぁ。
  家賃も払えてないから、もうすぐ部屋も追い出されるだろーなー」

女「こんなんじゃ、今働いてるスーパーもクビになっちゃうなぁ」

女「死にたいっていうか、何もしなくても死んじゃうよね」ハハハ

女「……はぁ。ベッドやわらかいな……」

女「柔らかいベッドで、寝るみたいな感じで死ねたらいいな……」

女「……お母さんに、頭ナデナデしてもらいながら死にたいな……」


24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 21:18:16.86 ID:URajVYuS0
ピンポーン

ガチャ

風俗嬢「あっ、どうもこんにちは。初めまして。風俗嬢です」

女「わ、本当に来ちゃった」

風俗嬢「えっ」

女「え、えと、ナンデモナイデス……」

風俗嬢「……お電話頂いた女様ですよね?」

女「はい。呼んでごめんなさい」

風俗嬢「い、いえいえ。ありがたいです」

女「あ、ありがとうございます。こちらこそありがとうございます」

風俗嬢(へ、変な子だなぁ)


26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 21:26:12.76 ID:URajVYuS0
風俗嬢「あの、大丈夫ですよ。女性のお客さんもいらっしゃいますから」

女「そうですか、すいません。なんか緊張してて」

風俗嬢「大丈夫ですよー」

風俗嬢「っていうか、そんなじっと見ないでくださいよ、照れちゃいます」

女(どうしよう。同世代の女の子と話すなんて久しぶりで緊張する)

女(髪型もおしゃれだし、私と同じ女の人と思えないや)

風俗嬢「じゃあ一緒にお風呂入りましょうか?」

女「えっ」


31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 21:36:52.19 ID:URajVYuS0
女「ごめんなさいごめんなさい」

風俗嬢「えっ?」

女「臭いですよね、私、あの、」

女「来る前にお風呂はいらなくっちゃっとは思ったんですけど」

女「ドキドキして、なんかいてもたってもいられなくて」

女「っていうか、正直に言うと
  お風呂はいったんですけど、暖かいお湯の出し方わかんなくって」

女「あっ、これってチェンジっていうやつですよね
  ごめんなさい、帰っていいです。わざわざよんでごめんなさい」

風俗嬢「いえいえ、外が寒かったので、お風呂入りたかっただけですよー」

女「……」

風俗嬢「うーんと、お風呂入りたくないなら……今、すぐしますか?」スッ

女「!!??」


36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 21:45:54.15 ID:URajVYuS0
風俗嬢「えっと、なんで逃げるんですか?」スッ

女「……」スッ

風俗嬢「……さすがにちょっと傷つくんですけど……」

女「ごめんなさい!恥ずかしいんです、私、臭いし
  お風呂入らないと、さすがに……」

風俗嬢「臭くないけどな……じゃあお風呂入りましょう?」

女「でもでも」

風俗嬢「……」ショボーン

女「入ります」

風俗嬢「じゃあ入りましょうか」ニコッ

女「はい」


38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 21:52:06.69 ID:URajVYuS0
~脱衣所~

風俗嬢「服、脱ぎましょう」

女「はい」

風俗嬢「あの、……脱がせてくれませんか?」

女「いいです。そういうの大丈夫なので」

風俗嬢「大丈夫とかじゃなくて、おねがいします」

女「……じゃあ」

女「……よ、よいしょ……」モタモタ

風俗嬢「……手震えてますよ」

女「!!」

風俗嬢「かわいい」ボソッ

女「!!/////」カアアア


43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:03:51.83 ID:URajVYuS0
女「……わ、わぁ」

風俗嬢「わぁ?」

女「ブラジャーしてないんですね」

風俗嬢「目をそらさなくてもいいのにwww」

女「そらしてません!」

風俗嬢「女の子同士じゃないですか。ね?」

女「ち、近いです」

風俗嬢「ほらほらー、ちゃんと見てくださいよ」

女「……///」チラッ


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:10:36.06 ID:URajVYuS0
風俗嬢「あはは、最近太っちゃって恥ずかしいなー」

女「そんなことないです、すごい綺麗です。
  っていうかおっぱい大きいですね……いいなぁ」じー

風俗嬢「……///」バッ

女「な、なんで隠すんですか」

風俗嬢「で、ですよね。すいません」

風俗嬢(このくらい、いっつも言われてるのに、なんか恥ずかしかった)

風俗嬢「じゃあ私も脱がせてあげますね」

女「何をですか!?」ビクッ

風俗嬢「服をです。お風呂入るんだから、脱がないと」


48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:16:30.77 ID:URajVYuS0
女「そうですよね。スイマセン」

風俗嬢「女さん、まだ緊張してますか?」

女「……スイマセン」

風俗嬢「じゃあ、こうしましょう。私とあなたは姉妹です」

女「え?」

風俗嬢「姉妹だったらお風呂くらい一緒に入るでしょ?」

女「一人っ子なのでわかりません……」

風俗嬢「私も……けどそこはまあ、入るってことにしましょうよ」


50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:23:24.92 ID:URajVYuS0
風俗嬢「じゃあ、脱ごうね。女ちゃん」

女「……う、うん。おねえちゃん」コクッ

風俗嬢「……」

女「……」

女「あ、あの、貧相ですよね……」

女(もうずっとまともにご飯食べてないし)

風俗嬢「ううん、痩せてて小さくて白くて、女の子って感じで羨ましいな。
    肌も綺麗。若いもんね」

女「……」

風俗嬢「あれ、照れてる?可愛い」

女「照れてないです」

風俗嬢「……チューしたいな」ボソッ

女「えっ」


54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:30:15.99 ID:URajVYuS0
風俗嬢「……していい?」

女「いいです。大丈夫ですそんな」

風俗嬢「……嫌ってこと?」

女「いやじゃないで……

風俗嬢「」チュ

女「…………んんん」

風俗嬢「……」ペロペロ


55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:31:22.73 ID:URajVYuS0
女「んんんっ……」

風俗嬢「……あの」

女「え?」

風俗嬢「舌入れたかったんです……」

女「……あ、あぁ……すいません。
  なんで唇ペロペロするんだろうって……」

風俗嬢「鉄壁ガードでしたね。お風呂入りましょうか」

女「はい」


57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:38:25.27 ID:URajVYuS0
女「……」

風俗嬢「女ちゃん……あのね
    そこまで隠されると新鮮っていうか、私も恥ずかしいというか、逆に興奮するというか……」

女「すいません」

風俗嬢「いえいえ。じゃあ洗うね」

女「大丈夫です」

風俗嬢「大丈夫じゃないです。はい、じゃあまず肩からー」

女「……」

風俗嬢「っていうかほんっと細いですね。モデルさんみたい。ご飯食べてます?」アワアワ

女「……」

風俗嬢「あれれ、女ちゃん顔赤いよ?」

女「顔近いからです」

風俗嬢「息もちょっと荒くない?」

女(えっちな触り方するからです……)


60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:43:52.66 ID:URajVYuS0
風俗嬢「でもまだえっちなこと、何にもしてないのに変ですねー」

女「……」

風俗嬢「しかも、女の子同士なのに」

女「……くう」

風俗嬢「ね、次どこ洗ってほしいですか?」

女「えっ」

風俗嬢「……」

女「お、……お……」

風俗嬢「お?」


63 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:45:47.04 ID:URajVYuS0
女「お、おなか……」

風俗嬢「お、お腹?こう?www」ゴシゴシー

女「wwwwやwwやめてwww」

風俗嬢「自分からお願いしたのにwwwwwwwwww」

女「wwwひゃwwwwだめwwwおなかいたいww」

風俗嬢「wwwwwwwww」

風俗嬢「wwっ…はぁww正直に言わないからですよwww」

女「うう……」ハァハァ

風俗嬢「ほんとはここ、触って欲しいんでしょ?」

女「ひゃ!!」


69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:49:52.76 ID:URajVYuS0
風俗嬢「ほんと、かわいいおっぱいですねー?」サワサワ

女「やめ……」

風俗嬢「こんな可愛いおっぱいなのにちゃんともっちりした感触だしー」モミモミ

女「やっ……////ヤダ……」

風俗嬢「ヤダ?恥ずかしい?でも気持ちいいんだよね?

    ……それとも、【お】って本当はこっちだった?」

女「!」

風俗嬢「……んんんー?」

風俗嬢「あ、やっぱりこっちだったみたいだね?」ニヤニヤ

女「/////」


77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 22:59:28.61 ID:URajVYuS0
風俗嬢「ちょっとおっぱい触っただけなのにすごいね?」

女「……」

風俗嬢「ね、一人で触ったりするの?」

女「……、し、しません……私、こういうの、はじめてで……」

風俗嬢「え、じゃあ、……男とセックスもまだ?」

女「……」コクッ

風俗嬢「……マジで」

風俗嬢(なにこの反応……まさか本当じゃないよね)

風俗嬢(男の童貞ならたまに来るけど女の子だし……
     しかもデリヘル呼ぶような子だし、そんなわけないか)


85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 23:11:08.44 ID:URajVYuS0
風俗嬢「じゃあ、どうしたら気持ちよくなるかもわからないんだ?」

女「……」

風俗嬢「……お姉ちゃんが教えてあげよっか」

女「……」

風俗嬢「そのまんまで触っても痛いっていうか、くすぐったいだけでしょ
    だから、この、ヌルヌルしたの使うんだよ」

女「!?」ビクッ

風俗嬢「これをね。最初は優しく……」

女「……あっ……///」

風俗嬢「ねー、本当に処女?
    鏡見て?すごいえっちなことになってるよ?」

女「////」


90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 23:26:16.49 ID:URajVYuS0
風俗嬢「っていうか、ただ撫でてるだけでいっちゃう?」

女「あっ、……だめ、だめです、……」

風俗嬢「そんな顔してダメって言われてもなー」ニヤニヤ

女「だ、だって……あっ……や……っあん……」ビクッビクッ

風俗嬢「あれ、もういっちゃった?
    さっきまで脱がせるだけで恥ずかしがってたのに
    かわいいなーもう」ちゅ

女「!……う、ふええ……」

風俗嬢「え、え。なんで泣くの」

女「あ……」

風俗嬢「ご、ごめんね。そんなに嫌だった?ごめんね」オロオロ

女「ち、ちが……」


95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 23:39:29.01 ID:URajVYuS0
風俗嬢「ごめんね。
    ちょっと強引だったよね。とりあえず、お風呂上がろ」

女「うう……ごめんなさい、ごめんなさい
  ……気持ちよくなっちゃって、ごめんなさい……」

風俗嬢「大丈夫、大丈夫」ナデナデ

~ベッド~

女「っていうわけで……本当にごめんなさい……」

風俗嬢「……そっか、……うーん」

女「ごめんなさい、警察呼んでください……
  ごめんなさい……お金払えなくてごめんなさい……」

風俗嬢「うーん」


104 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/23(土) 23:59:51.12 ID:URajVYuS0
風俗嬢「あたしと同じでびっくりした」

女「……え」

風俗嬢「あたしも親が借金作って逃げちゃってさ」

風俗嬢「中学の時の先輩に、紹介されてからずっとこの仕事」

女「……そうなんだ」

風俗嬢「でも、働いても働いても、利息すら返せなくて」

風俗嬢「法的には、親の借金をあたしが返す必要ないんだよね?
    難しいことわかんないけど、法外な利息?で払った借金は取り返せるんだよね」

風俗嬢「でもさ、あたし友達いないし、学もないし、ここ以外いくとこないんだ。
     まぁこの仕事、そんなに嫌いじゃないしさ。

     それで、もうずっとこのまま」ハハハ


114 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:13:14.81 ID:MIBFYLCc0
風俗嬢「この仕事はじめていろんな人と知り合って
    いろんな人と、いろんな関わりできちゃったし、
    いろんな悪いことしちゃったし、体、汚いし」

風俗嬢「でもさ、女ちゃんは違うよね。
    あたしみたいに、汚れてないもん。綺麗だもん
    死んだ方がいいのはあたしの方なんだよ」

風俗嬢「……だから、何があってもこっちの世界に来ちゃダメだよ」

女「……」

風俗嬢「……あーあ、いっぱい喋ったら疲れちゃった……
    ね、時間まで寝ててもいい?」

女「……うん、ごめんなさい」

風俗嬢「謝らなくていいって。……あのさ……」

女「うん?」


117 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:17:36.06 ID:MIBFYLCc0
風俗嬢「一緒に、寝てくれない?……ナデナデ、してあげるから」

女「……」

風俗嬢「……」

女「……お姉ちゃんは、汚くなんか無いよ……
  美人だし、可愛いし、優しいし、……」

風俗嬢「……うん」

女「私、優しくされて、触ってもらえて、すごく嬉しかったし、
  だから、死んだほうがいいなんて言わないで、あの、あたし……」

風俗嬢「……うん、……うん、ありが……」

女「……」

女「……お姉ちゃん?」

風俗嬢「……ぐぅ」

女「……泣きながら寝てる」


119 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:21:49.91 ID:MIBFYLCc0
女「……どうしよう、起こすの悪いしこのまま一人で警察……」

女「でも、お姉ちゃん起きた時、一人だったら寂しいよね……」

女「……よく見たら、結構幼い顔してるなぁ……」ナデナデ

女「もしかしたら、私より年下なのかな……」

風俗嬢「……」

女「本当に、ごめんなさい……」

風俗嬢「……」

女「……」ナデナデ

風俗嬢「……」


128 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:30:20.45 ID:MIBFYLCc0
女「……ん……」

女「……はっ!」

女「ね、寝ちゃってた……」

女「……」

女「そうだ!お姉ちゃんは……!」

女「……あれ、お姉ちゃん?」

女「……あ、……そっか、こんな時間だもんね。お店に戻ったんだ……」

女「……警察、行く前にお店に電話しよう……」


131 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:34:37.18 ID:MIBFYLCc0
……

フロント「お会計ですか?……102のお客様ですよね?
     お連れの方に頂いてますよ?」

女「……嘘……なんで」

フロント「……?」

女(デリヘルに電話しても、お金はもらったってことになってるみたいだし……
  なんで……)

女「うう……お姉ちゃん……」グスッ

女「……」ガサゴソ

女「あ……ふ菓子が無くなってる」


144 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:47:25.34 ID:MIBFYLCc0
女「……」トボトボ

??「あっ!女さん」

女「え?」

借金取り「どこ行ってたんですかぁ~、心配しましたよ」

女「……」

借金取り「もしかして逃げちゃったのかなぁーって」

女「ごめんなさい……」

借金取り「まあ、謝ってもらってもこっちは一銭にもならないんでね」


145 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:48:44.99 ID:MIBFYLCc0
借金取り「ところで、スーパーのパートはいいんすか?
     もう時間でしょ?今日お休みですか?」

女「……」

借金取り「でも女さんもったいないっすよー
     若くて可愛いんだから、おばさんに混じってスーパーのパートなんて」

女「……」

借金取り「僕がアナタならもっと割のいいバイトするけどなぁ」

女「……」

借金取り「店にもよるけど、女さんならかなり待遇いいし稼げますよー」

女「……あの、お話があります!」

借金取り「ん?」


146 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:50:27.17 ID:MIBFYLCc0
……

風俗嬢「戻りましたー」

オーナー「風俗嬢ちゃんおつかれー」

風俗嬢「オーナー、今日最悪でしたよー」

オーナー「ん?なんかあった?」

風俗嬢「オッサンなんですけど、ほら、この前話した唾液おじさん!」

オーナー「あれー、その方が来たらお断りしてるはずなんだけど
     ごめんね、受付には奴には強く言っとくよ」

風俗嬢「お願いしますよー。私ホント無理なんですー」

オーナー「はいはい。ところでさ、ちょっと相談したいことがあるんだよね」


147 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/24(日) 00:51:01.56 ID:MIBFYLCc0
風俗嬢「相談?お金なら貸しませんよ?」

オーナー「じゃなくて、ほら、こないた入った子
     顔は可愛いけどちょっと初すぎるっていうかさ」

風俗嬢「あー、また借金系ですかー?」

オーナー「まぁそれも一部のお客さんにはなかなか評判いいんだけどね。
     ちょっと会ってあげてくれる?」

風俗嬢「えー、いいですけど……」

オーナー「ごめんね、もうすぐ戻ると思うからさ。……あ、」

オーナー「ちょうど戻ったみたい。おかえりぃ、お疲れ様。
     あ、紹介するね、この人がこの前話した風俗嬢さんで……」

風俗嬢「…………な、なんで…………」

おわり

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