女友「留学生が来るんだって!」 男「…へぇ」


1 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 19:43:19.01 ID:/Ld82zfwo
注意)
初投稿
日本語おかしいかも
ある程度書いてるけど、更新おくれるかも

設定はSSだから(ry
よろしくデス。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396780998


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396780998/


2 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 19:45:10.18 ID:/Ld82zfwo
男「もう高2だってのに、転校生?」

女友「そう、しかも女の子、かつ留学生!」ハキハキ!!

男「めずらしいなぁ」ポケー

女友「?? 反応薄いわね?」

男「だって留学生だからいつかは帰るんだろ?」

女友「そりゃあそうだけど…でも、最低でも半年はいるって聞いたよ?」

男「そう…」

男(留学生か…どんなに仲良くなっても、別れなきゃいけない…)

男(……俺の初恋………)


3 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 19:47:01.73 ID:/Ld82zfwo
(小学5年のころ)

母「男、実は来週から家にホームステイで外国の子がくるのよ」

男「え!? そんなの初めて聞いたよ!?」アセアセ

母「だって今はじめて伝えたんだもん」ハハハ

妹「ねぇ、どんな子? 男の子? 女の子?」キョウミシンシン

母「う~んと、……ウクライナからの女の子だってよ」

男「女の子……」テレ

妹「おにぃ、何照れてんの?」ニヤニヤ

男「照れてなんかねーよ!!」

母「年は男と同じみたいだから、仲良くなさいよ」ハハ


4 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 19:49:48.41 ID:/Ld82zfwo
(女の子が来る日)

男(父さんに言われて、空港に着いて来たけど、どうしよう…)

男(仲良くできるかな?てか、ウクライナってどこ?)

母「男、あの一団の中にいるみたいよ?」ユビサシ

男「うあぁ、外人さんがいっぱいいる」

母「男!早くプレートあげて!」

男「あぁ、うん」アセッ

男(昨日、母さんと妹が作ってたけど、何語なのかな?)

男(女の子が一人こっちに来てる!)

男(あの子がウクライナからのホームステイ?)


5 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 19:51:25.18 ID:/Ld82zfwo
とりま投下終

誰か見んのか…これ…


9 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 20:09:12.93 ID:/Ld82zfwo
もうちょい投下する

11 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 20:11:43.62 ID:/Ld82zfwo
女の子「こん二ちハ!私ハ女の子デス!」ハキハキ

母「こんにちわ、ホームステイ先の母よ。よろしく女の子ちゃん」

男(………………)

母「男!あんたも挨拶なさい。同い年でしょ?」

男「あっ、ははじめまして、お男です……よろしく」アセアセ

母「焦り過ぎよ」ハハハ

男(ヤバイ………どうしよう……)

男(……マジ天使ぃ………)


12 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 20:13:06.19 ID:/Ld82zfwo
男(なんでこんな肌白いの?髪すごくきれいだし……)

母「女の子ちゃん、日本語上手だねぇ~」ナデナデ

女の子「……エへへ」ニコニコ

男(母さんの行動力ぇぇ、驚くべき美少女でしょうよ…)

女の子「…」クルッ

男(女の子がこっち見た!)

女の子「……」ニコッ!ピース!

男「…………」

男(すごい、破壊力っっ!!)


13 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 20:14:32.96 ID:/Ld82zfwo
おわり

今日中にもう一回投下する


15 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 22:26:59.78 ID:/Ld82zfwo
投下します

16 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 22:27:58.38 ID:/Ld82zfwo
(帰宅)

女の子「あラたメテ、女の子デス!よろしくデス!」

妹「わぁ!!お人形さんみたい!!」ニパァ!

父「よろしく、女の子ちゃん。よい思い出を」

女の子「あリガとうデス!」

男(…かわいいなぁ)ポー


17 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 22:29:34.01 ID:/Ld82zfwo
(学校にて)

先生「今日から1ヶ月間、みなさんと一緒に勉強をする女の子ちゃんです!」

女の子「女の子デス!よろシくデス!」

うぁあ、かわいいーー!
すげーー!
髪きれい!

ガヤガヤ……

先生「はいはい、静かに!女の子ちゃんは男くんの家にホームステイしてるんだよね?」

女の子「ハイ!男の家にいるデスよ!」


18 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 22:30:43.57 ID:/Ld82zfwo
先生「じゃあ、男くんのとなりに席をつくったから、そこにどうぞ」ユビサシ

女の子「ハイ!」

男(朝、色々あって話してないから、緊張する…)

男(女の子は妹の部屋で寝てたし…)

男(………………)

男(………)

女の子「男!どうしたノ?」

男「ふぇ!?なな、なんでもないよ」アセアセ

男友「男あせりすぎだろー」ハハハ!!

ハハハハハ!!
ハハハ!!

???「……??…」


19 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 22:32:12.97 ID:/Ld82zfwo
(昼食)

男友「女の子さん、給食おいしい?」

女の子「おいシいデス!」

男「女の子ちゃん、き、給食食べたら、みんなと学校まわろ、うよ?」ドウカナ?

モブ女「いいね!そうしよう、女の子ちゃんどう?」

女の子「もちろんデス!」

???「……誰だろう?」


21 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 22:35:00.59 ID:/Ld82zfwo
(放課後)

男(クラスのみんなに絡まれたり、色々大変だった…)

男(何か、いつもより長く感じた……)

女の子「男!一緒に帰るデスよ!」

男「う、うん。あ、妹待たなくちゃ」

女の子「お、そうデスね」

男(何話そう…学校ではみんな助けてくれたけど…)

女の子「男!は、好きナ…ことあるデスか?」

男「へぇ!?う、うん。色々好きなことあるよ。」

男「絵を描いたりとか、本を読んだりとか、音楽を聴いたり…」

男「ごめんね、よくわかんない、よね?」

女の子「ううん、そんなことないデスよ」クビフリフリ

女の子「私ハ、歌うこと好きデスよ、歌うと、心がスッキリするデスよ」

女の子「男ニモ聴かせたい!いつか、ゼッタイ!」ユビキリ

男「へぇ!?」


22 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 22:36:08.99 ID:/Ld82zfwo

女の子「ジャパンでは、ヤクソクするとき、こうするっテ、ママが言ってたヨ?」キョトン?

男「あ、うん。あってるよ」

女の子「じゃあ、シマショウ!」

『ゆ~びき~りげんまん、うそついたら、ハリ千本の~ます♪』

『ゆ~びきった!!』

女の子「春千本ってナにデスか?」

男「針だよ」ハハ

???「……っ」


23 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/06(日) 22:37:46.32 ID:/Ld82zfwo
投下終

流れが変な希ガス
多めに見てください


27 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 17:05:13.07 ID:qDJoDn7Ko
少し投下
一旦、高校生に戻ります

28 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 17:07:31.12 ID:qDJoDn7Ko
(高2に戻る)

男(あの子は元気だろうか?最近、ウクライナって物騒だし…)

女友「ねぇ、男、その子ってロシアから来るらしいよ?」

女友「何かすごく日本に興味があって、日本語もペラペラなんだって!」

男「へぇ、てか、やけに詳しいな」

女友「…い、いつも情報は集めてるのよ!私、新聞部だから」

男「職権乱用だろ」ハハ  

ガララ…

男友「よぉ、何盛り上がってんだ?」ヨッ

女友「ロシアから留学生が来るんだって!」ヨッ

男友「それはそれは、小学校以来かなこういうの」


29 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 17:09:22.24 ID:qDJoDn7Ko
男「そうだね、女友は同じクラスじゃなかったもんな」ヨッ

女友「そ、そうだね、うちには東南アジアの子が来てたわ」

男「…あの子どうしてるかな?」ボソッ

女友「……」

男友(…素直になればいいのに…)

男友(でも…男があれじゃ…)


30 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 17:10:06.69 ID:qDJoDn7Ko

キーンコーンカーンコーン…

先生「皆さん、今日からクラスに加わる方がいます!」

おお!
まじで!!
男!?女!?

先生「入ってきてくださーい!」

留学生「はい!」ガララ


31 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 17:11:07.03 ID:qDJoDn7Ko

おおお外人だぁー!
かわいいー!
髪キンピカだぁー!!

先生「静かに、留学生さん自己紹介を」

留学生「皆さん、留学生の女の子です!よろしくお願いします!」

おおおお!!
パチパチパチパチ!!!


32 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 17:12:09.71 ID:qDJoDn7Ko

男(女の子、!? 留学生が…女の子だって!)

男友(マジかよ…女の子と男ってあの時すでに…)

男友(女は知ってるのか?…下手すりゃしゅらb…)

女友(……………)

女友(ウソ…でしょ…)アオザメ


33 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 17:13:09.49 ID:qDJoDn7Ko
投下終
またよる投下します

35 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 21:18:46.47 ID:qDJoDn7Ko
投下します
また昔に戻ります

36 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 21:20:42.04 ID:qDJoDn7Ko
(遡って家にて)

母「今日の夕飯はお好み焼きよ!」

妹「ひゃっほい!」

女の子「お好み焼き?」クビカシゲ

妹「っとってもおいしいんだよっ!!」

男「そうそう、家では定番料理なんだ!」


37 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 21:21:59.95 ID:qDJoDn7Ko
女の子「すごいデス!食べ物が生きてるデス!」

男「それは鰹を干して、削った食べ物だよ」

女の子「へぇ~。不思議な食べ物デス…」

母「さぁ、熱いうちに食べましょう」

父「女の子ちゃん、食べる前に何をするか知ってる?」

女の子「もちろん、『いただきます』デスよネ?」

妹「せーかい!」

父「それじゃあ、手を合わせて…」

『いたただきます!!!』


38 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 21:25:03.18 ID:qDJoDn7Ko
女の子「これ、スゴクおいしいデス!!」

妹「でしょ?そうでしょー!」

母「あんたが作ったみたいに言うわね」ハハ

妹「トッピングしたのは私だもん!」

ハハハッ

父「にしても、男は昨日と比べてずいぶんと女の子ちゃんと仲良くなったな」

男「え、うん。実は女の子が…」ポロッ

女の子「男!それは二人ダケの秘密デスよ!」

男「え、そうなの?」キョトン

母「あら、なに~秘密って」ニヤニヤ

男・女の子『何でもないヨ!』


39 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 21:26:34.45 ID:qDJoDn7Ko
女の子「おいしかったデス!」

妹「女の子ちゃん、口に青海苔ついてるよ?」

女の子「へ?アオノリ?」キョトン?

男「お好み焼きにかかってた緑のやつだよ」

男「はい、ティッシュ」サッ

女の子「ありがとデス!」フキフキ…

女の子「とれたデスか?」

妹「大丈夫!」

男「おまえ、歯に付いてるぞ」ハハ

妹「ホント? ちょっと鏡みてくる」ダッシュ

女の子「男、ヤクソク…ちゃんとおぼえてイテね!」ミミウチ

男「うん、ゼッタイに忘れない!」ハッキリ

母・妹『だから、な~に~が!』

男・女の子『なんでも、ない!』


40 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 21:31:03.36 ID:qDJoDn7Ko
一回、投下終

すぐまた投下すると思います


41 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:11:39.70 ID:qDJoDn7Ko
(別の日)

母「女の子ちゃん、どこか行きたいとこある?」

妹「どこでもいいよ!」

女の子「そう、デスね~、神社に行ってみたいデス!」

男「神社?どうして?」

女の子「日本の神様に私のことを知ってもらうためデス!」

父「いいじゃないか、いってきなさい」

母「ここらで神社なら…天神様のとこいくか」

妹「お正月以来だね」

男「あそこって何の神様だったけ?」

父「学問の神様だよ、勉強熱心な女の子ちゃんにピッタリじゃないか」

母「よし、じゃあ行きましょうか」


42 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:12:30.50 ID:qDJoDn7Ko
(神社着)

女の子「スゴクおごそかデス」

妹「おごそか?」

男「なんで日本人が知らないんだよ」ハハ

妹「知ってるの?」

男「知らないけど、母さんは?」

母「とりあえず、すごいってことよ」

男・妹「わからんのかい」ハハハ


43 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:13:32.16 ID:qDJoDn7Ko
母「おみくじど~だった?」シンシン

妹「やった!大吉!」ダブルピース!

女の子「中吉…どうイウこと?」

男「そこそこ良いってことじゃない?」

女の子「お~!よしヨシデス!!」

妹「おにぃは?」

男「……凶」グスッ

母「あら~、そう、落ち込みさんな」ハハ

女の子「そ、そうデス!私の幸運ハンブンあげますカラ!」アセアセ

男「…ありがと」


44 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:14:37.59 ID:qDJoDn7Ko
母「何か食べ物買って来るね」

妹「あ!私もいく~」ダッシュ

母「はいはい、二人はそこで待っててね」

スタスタ……

女の子「男!!」

男「な、何!?」アセアセ

女の子「今、二人ダケデスね!」ニコニコ

男「…そうだね」テレテレ

女の子「男はどんなウタがスキ?」

男「う~んと、やさしいウタかな?」

女の子「そう!じゃあ、ガンバル!」キリッ

男「う、うん?」


45 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:16:48.69 ID:qDJoDn7Ko
母・妹『ただいま~』

女の子「オカエリ!ナンカいいニオイがするデス」クンカクンカ

男「何買ってきたの?」

母「お饅頭。日本の伝統的な菓子でしょう?」ドヤァ…

男「あ…うん」

妹「あそこに座れるとこあるから行こ!」

(ベンチに座り)

女の子「おいしいデス!!」

母「でしょう!これこそ日本の菓子よ」

男「そうだね」


46 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:17:43.65 ID:qDJoDn7Ko
(その日の夜)

女の子「妹!スコシいいデスか?」

妹「どうしたの?女の子ちゃん?」キョトン

女の子「ジャパンで、やさしいウタってどんなウタデスか?」

妹「やさしいウタ?」

妹「簡単なのなら…でも、どうして?」クビカシゲ?

女の子「最後の日までに男にウタをプレゼントしたいデス!」

妹「わぁ!素敵ね!」

妹「もしかして、それがこの前の秘密?」

女の子「…………」セキメン


47 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:18:46.28 ID:qDJoDn7Ko
妹「よーし、私が一肌脱ぎますか!!」

女の子「脱ぐデスか?お風呂入ったノニ?」クビカシゲ

妹「手伝ってあげるってこと」ハハ

妹「お母さんには私から言っとくから、がんばろ?」

女の子「ハイ!」

妹「それにしても、女の子ちゃん」

女の子「ハイ?」

妹「なんでそんなにおにぃのこと気に入ってるの?」


48 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:19:31.43 ID:qDJoDn7Ko
女の子「さぁ?よくワカラないデス…」テレテレ

女の子「でも、男はいい人デス!」キッパリ!

妹「そうだね」ハハハ

女の子「それで、どんなウタデスか?」

妹「うん、この前、学校の授業で歌ったウタでね……」

母「…ふふっ」ニコ


49 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/07(月) 22:20:39.44 ID:qDJoDn7Ko
投下終

明日マタ投下します。


53 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:16:20.14 ID:CWZed40Xo
投下します

54 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:17:07.88 ID:CWZed40Xo
(数週間後)

男(もうすぐ女の子ともお別れか…別れたくないなぁ)

男(いや、別れなくちゃいけないんだ、だから…)

男(最後の日の前に…)

男(女の子に『スキ』て言うんだ!)

コンコン

父「男、今女の子ちゃんのお母さんから電話があって…」

男「え!?」


55 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:18:02.76 ID:CWZed40Xo
女の子(もうすぐ…オワカレ…)

女の子(さびしい…男と離れたくないデス…)

女の子(でも、きっちりお別れするタメに…)

女の子(…ヤクソクを!…)

コンコン

女の子「ハイ!」

母「女の子ちゃん、ちょっといい?」

女の子「え?ええ…」


56 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:19:49.97 ID:CWZed40Xo
母「妹は寝てるわね」ピトッ

母「今、女の子ちゃんのお母さんから伝言があってね…」

女の子「はい?」

母「…女の子ちゃんのおじいさんが倒れたそうなの」


57 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:20:20.98 ID:CWZed40Xo
女の子「え!?お、おじいちゃんハ大丈夫なんデスか?」

母「ごめんなさい、よくわからないの…それでね」

母「急だけど、日程を早めて明後日に帰ってきてほしいそうよ」

女の子「…そうデスか…」

母「ごめんね、急にこんなこと言って…」

女の子「母さんは悪くナイデス…仕方…ないデス」ポロッ


58 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:21:16.51 ID:CWZed40Xo
(次の日の放課後)

男(クラスのみんなでお別れ会したけど…)

男(…なかなか切り換えれないよ…)

女の子「男!!帰ろう!」

男「わぁ!い、妹は来た?」

女の子「妹は先に帰ったよ、用事があるって」

男「そう…」

男(妹のやつ…こんなときに何の用事があるってんだよ)

女の子「…男、スコシ付き合っテ」

男「え、うん…」


59 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:22:47.14 ID:CWZed40Xo
(河川敷にて)

男(女の子どうしたんだろう?…今日で最後なんだから父さんや母さんにも)

女の子「男!ヤクソク!覚えてる?」

男「ウタのこと?」

女の子「そう…今カラ、ヤクソク、果たす!」

男「え」

女の子「みんなで~♪うたお~おう♪」

男(声もこんなにきれいだったんだ…)

女の子「かなし~いと~きも~、……」グスッ

男(女の子…泣いてる)

女の子「つらい~と…きも~♪」

男(女の子は最後まで歌い切った)


60 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:23:56.27 ID:CWZed40Xo
女の子「ごめんナサいデス…ナカナイってきめたノニ、泣いちゃった」グスッ

女の子「これで、ヤクソク…果たせたヨネ?」

男(女の子も勇気を振り絞ってくれたんだ!俺も…」

男「うん…女の子!俺さ」
女の子「マッテ!それはイワナイデ!」

男「え!?」

女の子「男はオワカレいわないデ、イツカ…」

女の子「イツカマタ会いにクル!から…」

男「そ、そうじゃなくt…!」
女の子「男のそのカオがミレタ、十分ヨ」クビフリ

女の子「でも、最後に…」チュッ

男「え…」


61 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:24:58.98 ID:CWZed40Xo
(次の日…空港)

男(結局、『スキ』って言えなかった、お別れも)

母「女の子ちゃん、元気でね」

妹「……」グスグスッ

母「ほら、いつまでも泣いてないの」

妹「…元気…でね?」グス

女の子「ハイ!またね、妹」

男「女の子、元気で…」
女の子「男、ソレはヤクソクと違うデス」シー

男「…」

女の子「さよなら、男」


62 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:26:31.88 ID:CWZed40Xo
投下終
ウタは気にしないで、小学校の合唱それしか思いつかなかった…

64 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:56:47.30 ID:CWZed40Xo
もうちょい投下します
高校生に戻ります

65 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:57:57.23 ID:CWZed40Xo
先生「女の子さんは一度小学生のときに日本に来たのよね?」

留学生「はい!この町に3週間ほどホームステイしてました!」

へぇ~
女の子ちゃん、どうして日本語ペラペラなの?
それ気になる~

留学生「それは…秘密デス!」セキメン

何で赤くなってんの~?
もしかして誰かのためとか?

いや~、かわいいい!

男(どうしよう、タイミング逃した…)アオザメ


66 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 22:59:14.62 ID:CWZed40Xo
女の子「……!!」

男(女の子が俺のこと気づいた?)

女の子「……」グスッ

男(待って、そこで泣いたら大変なことに…)

女の子「男!ヤクソク守ったよ!」

一同『え!?』

男?
なんであいつ?あいつ浮気症?
うそ?あんな人畜無害な顔してて?

ガヤガヤ

男(先生、どうにか納めて!…って、いねぇ!!)


67 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 23:01:04.62 ID:CWZed40Xo
男(女の子がこっちにダッシュで来てる!!)

女の子「男!会いたかったヨ!」ギュッ

男「っう…」セキメン

男(やばい、野郎どもの顔がヤバイ、やられる!)

男(男友一人じゃどうにもならなそうだし、女友は…ずっと外見てるんだけど!)

男(ここは逃げるしかない!)

男「女の子、ついて来い!」ミミウチ

女の子「え!?」

男(とりあえず、屋上まで逃げよう!)ダッシュ!


68 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/08(火) 23:02:28.82 ID:CWZed40Xo
こんどこそ投下終
貯めてる分が減ってきたから更新遅れるかもデス

72 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:20:06.74 ID:A/F15w4bo
ありがとうございます。
思いのほか筆が進んだので投下します。

73 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:21:25.63 ID:A/F15w4bo
(屋上)

男(何とかたどり着いた…はぁ)

女の子「もう、急にどうしたの?こんなところまで…」

男「みんな俺と女の子の関係性を知らないの!」

男「あのままいたら野郎どもから袋叩きだったよ」

男「女の子は他の人よりきれいで目立つんだからさ」

女の子「……」セキメン

男(あれ、なんで黙る?何か変なこと言った?俺?)

女の子「再会してすぐにきれいだなんて…」

女の子「いきなり言うから…」アカラメ

女の子「それに…まず言うことがあるんじゃない?」

男「あ、えと、おかえり…」テレテレ

女の子「ただいま」ニコッ


74 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:22:50.92 ID:A/F15w4bo
(一方教室)

ガヤガヤ…
ガヤガヤ…

モブ男「あいつ追いかけようぜ!」

モブ女2「そうそう、留学生も気になるし!」

ガヤガヤ…

男友「おーい、まぁまぁ、落ち着けって、実はな…」

男友「って聞いてない、おい女友どうにかして…」ハッ…

女友「……」グス

男友「お、おい?大丈夫か…?」

女友「みんな静かにしろ!つらいのは私じゃ~!」


75 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:24:02.77 ID:A/F15w4bo
男友(収まったけど、どうすんの?この空気)

女友「……」プイ

男友(無言で外見てるし…)

女友「……」パカッ

男友(携帯出した、ん?俺にメール?)

女友『明日、男に告白する、先手打たないと!…』

男友(………えええぇぇぇ…)


76 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:25:25.62 ID:A/F15w4bo
(一方屋上にて)

男(今日、あの日言えなかったことを言おう)

男「女の子、帰り少しいいかな?」

女の子「男のほうから誘うとは…やはり5年って長いものデス…」

男「そうだね、さ、そろそろほとぼりも冷めただろう、戻ろうか?」

女の子「はい!あ、男こっち向いて」

男「へ?」

女の子「…」ホッペニ、チュッ

女の子「二回目!」ニコッ

男「も、もう…」テレテレ

後輩(どうしよ~、女友先輩このこと知ってるのかなぁ)アワワ…


77 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:27:34.19 ID:A/F15w4bo
後輩(ここはばれないように…ゆっくりこの場を…)クルッコツ!

ドテッ!

男「わ!後輩?何やってんだ?」

後輩(誰よ!こんなとこに空き缶置いたの!って私か)ハァ…

女の子「…もしかして、見てました?」

後輩(…ヤバイヤバイヤバイ)ドウスル?ニゲルシカ!

後輩「すいませんでした~~!!」

タッタッタッタ…


78 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:28:32.30 ID:A/F15w4bo
女の子「男、どうして青ざめてるの?恥ずかしいならわかるけど…」

男「懸念材料が増えたんだよ」ハァ…

女の子「こんどこそ、もどりますか」

男「…うん」

男(後輩は女友の新聞部の直属の部下…ゼッタイ言われる…)

男(俺だって馬鹿じゃない…女友はもしかしたらもしかする)

男(でもやっぱり俺は…!)

女の子「男?ぼーっとしてどうしたデスか?」

男「あ、いやなんでも」


79 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:30:14.98 ID:A/F15w4bo
男(なぜかあの後教室に戻っても誰からも絡まれなかった)

男(男友と女友が手を回してくれたのか…ありがたい)

男(でもなぜさっきまで前のほうだった女の子の席が…)

男(俺の横なんだ?)

   女友  男  女の子
   男友  

男(考えないでおこう…)


80 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:31:20.19 ID:A/F15w4bo

(放課後)

女の子「男!行くデスよ!」

男「えと、あの…その」

女の子「不透明な返事ですね、男から誘ったくせに」プクー

行く?どこに行くんだ?
男から『誘った』?

ヒソヒソ…

男(ずっとそのことしか考えてなかったけど…)

男(教室は勘弁してくれないかな)トホホ

男「ああそうだね!は、早くいこう」キリカエ

女の子「はい!」ニパァ


81 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:32:36.75 ID:A/F15w4bo
(河川敷)

男(色々と大変だったけど…)

男(あの日言えなかった事を今日ついに!)

女の子「男どうしたですか?も、もしかしてまたキスを…」アセアセ

男「5年前、言えなかった事を言おうと思うんだ」

女の子「5年前言えなかった事?さよならの件なら朝済んだのでは?」?

男「5年前、俺は『さよなら』を言いたかったんじゃないんだ」

女の子「え!?」

男「本当はこう言いたかったんだ…」

男(ああ、やっとやっと!!…)

男「俺は女の子に一目惚れしていました。」
男「そして、大好きです、今でも」

男(やっと言えた)


82 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:35:31.83 ID:A/F15w4bo
男(下向いて黙ってる…もしかして振られるんじゃ…)アセアセ

女の子「男、少し話してもいいデスか?」

男「う、うん」

女の子「私は小学生のころこの町に来ました」

女の子「理由は日本が好きだったからです」

女の子「なぜ好きなのかというのはおじいちゃんの影響だと思うデス」

女の子「大好きナおじいちゃんは昔日本へ行ったことがあったそうで…」

女の子「日本の郷土をとても好いていたみたいデス」

女の子「そんなおじいちゃんに日本語は習って、いつしか私は…」

女の子「日本へ行きたいと思うようになりました。」


83 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:36:50.75 ID:A/F15w4bo
女の子「そして私は日本へ行く機会をもらいました」

女の子「それはとてもうれしいことデス…ただ」

女の子「ただひとつ気がかりだったのが、おじいちゃんの体デス」

女の子「病院を出たばかりのおじいちゃんをおいていけないと」

女の子「断ろうとする前に、『行きなさい』と本人に言われました」

女の子「おじいちゃんは

おじいさん『日本にあなたが触れるべきこと、会うべき人が必ずいる』

女の子「って、冗談のように返してました」フフッ

女の子「でも、冗談なんかじゃなかったデス。」キリッ

男「…」

女の子「男返事をします」

女の子「私も男のことが大好きでした、もちろん、今も」ニパァ


84 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/09(水) 23:38:03.38 ID:A/F15w4bo
投下終
明日またすると思います

86 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/10(木) 01:13:47.63 ID:QaGyIFYAO
支援

女友は幼馴染?


87 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 14:32:38.15 ID:ZYj1YTe8o
>>86
> 支援
>
> 女友は幼馴染?

女友は小学6年から同じクラス、男友は小学1年から同じクラスって設定なので
幼馴染って言ってもいいのかな?よくわかんないです。

また夜投下します


88 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 22:58:33.34 ID:ZYj1YTe8o
投下します

89 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 23:00:32.35 ID:ZYj1YTe8o

女の子「あのとき妹ちゃんに言われたデス」

女の子「『おにぃのどこが気に入ったの?』って」

女の子「そのころの私にはわかりませんでした」

女の子「この心のよくわからないモヤモヤが」

女の子「でも、今の私にはよくわかります」

女の子「これが恋だって」

男「女の子…」

女の子「男、やっぱりあの日それ言わなくてよかったデスよ」

男「え、なんで?」

女の子「言えなかったあの日のおかげで」

女の子「今日、私たちは結ばれたのですから」ニコッ


90 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 23:06:03.49 ID:ZYj1YTe8o
男「そうだね」

女の子「そうなんデス」

女の子「日が暮れてきましたね」

男「そろそろ帰ろうか?」

女の子「はい!」

男「そういえば、女の子はどこに住むの?」

女の子「男の家の近くのアパートデス、残念?」

男「そういうわけじゃ…」ハハハ

女の子「帰りましょ」

男「ああ」
女の子「あ、ちょっと待って」

女の子「男、手、繋ぐデス!」

男「もちろん」ギュッ


91 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 23:07:05.07 ID:ZYj1YTe8o
(アパート前)

女の子「送ってくれてありがとうデス」ペコリ

男「本当に近かったね、いつでも行ける距離だよ」ハハ

女の子「男は5年の間にスケベになったですか?」

男「ち、違うよ!そういう意味じゃなくて…」

女の子「ふふ、冗談デスよ、またね、男」チュッ

男「あ、ああ」テレテレクルッ

妹「………」ジーーー

男(今日はまだまだ長くなりそうだ)


92 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 23:09:30.07 ID:ZYj1YTe8o
妹「女の子さんがきてるのは知ってたけど…」

妹「展開速すぎない?」

妹「しかも実家の近くでキスしてんじゃねーよ」

男「妹が見に着たんじゃ…」

妹「誰が身内のキス好んで見るよ?ああ?」

男「そんなはずないですね、申し訳ございません」

妹「まぁ、いいけど、女の子さん泣かすなよ」

妹「泣かしたら、死刑だから」

男「はい、承知しております…」


93 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 23:10:24.11 ID:ZYj1YTe8o
(家に戻って)

妹「でも、女友さんどうするのよ、ゼッタイおにぃのこと好きでしょ」

男「そこが怖いところです…」

母「あら、二人そろって帰宅?そう!男大ニュースよ」
妹「女の子さんならさっきおにぃとキスしてたよ」サッ

男「……」チーン

母「…お赤飯ね」


94 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 23:11:19.03 ID:ZYj1YTe8o
(夜になって)

男「ん?女友からメール?」

女友『あんた、明日提出の課題、教室においてたわよ』

女友『救出してあげたから、公園まで取りに来て』

男「ありがてぇ、女の子のことで頭いっぱいで忘れてた」

男「取りに行くか…」


95 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/10(木) 23:12:22.78 ID:ZYj1YTe8o
投下終
コメントありがとうデス

97 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:31:51.35 ID:wzr/qgJEo
投下します

98 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:32:54.42 ID:wzr/qgJEo
女友(もう、どうしようもないんだ)

女友(素直にならなきゃいけない)

女友(5年言えなかったのに、言えるかしら…)

女友(こんな小道具まで用意して何しんのか…)

女友(男がきた!)


99 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:33:30.79 ID:wzr/qgJEo
男「ごめん、女友助けてもらって」

女友「いいよ、かわりに少し聞いてくれる?」

男「え~、いやな予感が…」
女友「きいて!!!」

男「……どうしたの?」

女友「わ、わわたし…」

女友「実は!男のことが好きだったの!」


100 : 349interu 2014/04/14(月) 23:34:12.14 ID:wzr/qgJEo
男(マジか…一生で一番内容の濃い一日だ)

男(てか、後輩から聞いてなかったのか?)

男「あ~、女友、実は俺女の子と付き合ってるんだ」

女友「へぇ!?あんたら再会してすぐでしょ!?」キョウガク

男「そうなんだけど…てなんで女の子のこと知ってるの?」

女友「それは…」イイヨドミ

女の子「やっぱり女友ちゃんでしたか」ニコッ


101 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:35:25.01 ID:wzr/qgJEo
男「女の子!?でなんで女の子が女友を知ってるの?」

女の子「女友は男と別だったときによく遊びました」

女の子「友達です」

男「でも、そんなこと一度も…」

女友「言うことじゃないでしょ?」

男「そうかもしれないけど…」

女の子「それに国にかえって、恋を認識して」

女の子「そしてわかったんです、あの時すでに女友は

女の子「男のことが好きだったでしょう?」


102 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:36:11.67 ID:wzr/qgJEo
女の子「それがわかった瞬間から私は焦ってました」

女の子「女友に負けてしまうと…」

女友「まだ、負けてない」

女友「まだ負けてない!女の子勝負よ」ピリピリ

女の子「それでこそ女の子です、そうしましょう」ピリピリ

女友「男、また明日ね」ダッシュ

女の子「男、私もさきかえるデス」ダッシュ

男(マジかよ、修羅場じゃん…明日からどうしよう)

男(あと、課題もらえなかった、女友忘れやがった…)


103 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:36:59.06 ID:wzr/qgJEo
(翌朝)

女友「え!?後輩知ってたの?」

後輩「すいません!!言っていいかわかんなくて…」

女友「…」

後輩「あ…あの、女友先輩?」アセアセ

女友「じゃあ私は男にそのことを知ってると思われてたの?」

後輩「はい…!」

女友「もちろん、女の子も知っていたのよね?」

後輩「はい…」

女友「最悪じゃない、先手どころか後手後手よ」グスッ

後輩「先輩、きっと大丈夫ですよ」

女友「うう」


104 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:38:03.08 ID:wzr/qgJEo
男「じゃあ、女友と俺の知らない間に仲良くなってたのか」

女の子「はい!」

男「そのときすでにあいつは俺に…マジかよ」

女の子「えへ、でも私が一歩リードですから」ギュッ

男「…」テレテレ

男友「朝から見せつけるな、しばくぞ」


105 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:38:51.25 ID:wzr/qgJEo
女の子「男友!おはよです」

男友「おはよう、ねぇ密着したまま挨拶しないで?」

女の子「あ、ごめんなさい」パッ

男友「男もおはよう」

男「あ、ああ、おはよう」

男友「その様子だとうまくくっついたのか?」

男「そうならよかったがな…」

男友(もしかして女友本当に)

男「えと、…」

女の子「修羅場です!」エヘン

男友「がんばれよ」

男友(…くそっ)


106 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:40:22.50 ID:wzr/qgJEo
女友「男、昼飯食べ行こうよ」
女の子「ご飯食べ行くデス」ニコ

男「え、と」アセアセ

モブ男「あいつめ…」
モブ女「女友ガンバ」
モブ女3「女の子かわいい…」

ガヤガヤ

女友「早く行こ?」バチバチ
女の子「行きますよ?」バチバチ

男友「よし、じゃあ行こうぜ」

女友「あんたも来んの?」

男友「だめなのか?」

女の子「いいに決まってるデス」ニコニコ

男「男友、恩に着る」ミミウチ

男友「おう、かまわねぇよ」

男友(俺にも利点はあるしな…)


107 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:41:11.27 ID:wzr/qgJEo
(放課後、新聞部部室)

女友「後輩私だめかも…」

後輩「どうしたんですか!先輩!?」

女友「一日、一緒にいて思い知ったわ」

女友「あの子、可愛いしいいヤツ過ぎる」

後輩「……」

女友「ごめん、少し気分切り替えてくる」

バタンッ

後輩「先輩…」


108 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:41:57.46 ID:wzr/qgJEo
(屋上)
ガチャ…

女友「なんで今まで素直になれなかったのか…」

女友「本当に自分が哀れ…」グスッ

女友「あの子が可愛いことは知っていたのに」

女友「私みたいに可愛げないヤツ男もいやよね」

男友「そういうなよ…」


109 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:43:06.91 ID:wzr/qgJEo
女友「なに?盗み聞き?」

男友「後輩に居場所聞いたんだよ」

女友「ふ~ん、で茶化しにでもきたの?」

男友「今から最低のこと言うぞ」

女友「?」

男友「俺は昔からお前のことが好きだった」

男友「今もな…」


110 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:44:08.77 ID:wzr/qgJEo
女友「本当、最低ね」

男友「…」

女友「友達が振られたようなもんなのよ」

女友「何漬け込もうとしてんのよ」

男友「俺は昔から友達じゃなく『好きな子』としてみてるぞ」

女友「…っ」

男友「お前と同じで素直になれなかったんだ」

男友「これぐらい許してくれよ…」

女友「ふんっ…」クルッ

女友「答えはまだ言わない、私もケリつける」ケイタイ、ダシ

男友「わかった…」


111 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:45:11.28 ID:wzr/qgJEo
プルル…

男「女友から電話?」

ピッ

男「はい、もしもし」

女友「男今少しいいかな?」

男「うん」

女友「私やっぱり男が好き」

男「…」

女友「でも、男の答えはわかってる、女の子ちゃんは友達だし」

女友「だからもう一度聞いたの」

男「女友、やっぱり俺は女の子が好きだ、それは変わらない」

女友「そう、じゃあ、私と友達でいてくれる?」

男「当たり前だろ」

女友「ありがとう、それじゃあね」


112 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:46:22.48 ID:wzr/qgJEo
男友「どうだった?」

女友「振られちゃった」グスッ

男友「そうか…」

女友「でも、すぐにアンタに答えはださないから」

男友「え?」

女友「私はそこまで安くないわよ」ハハ

男友「女友…」

女友「まぁ、いつか答えるから許して?」


113 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:47:17.63 ID:wzr/qgJEo
(女の子宅)

女の子「女友ちゃんとは話終わったんですね」

男「ああ、やっぱ俺にはお前のことしか頭にないんだろ」

女の子「ハハハ、そうですか」テレテレ

……次のニュースです…クリミア半島のロシア編入に関する住民投票…

女の子「え!?」


114 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/14(月) 23:47:58.69 ID:wzr/qgJEo
投下終

118 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/21(月) 22:41:58.83 ID:75SYlL1bo
クリミアの情勢が悪化したので練り直し中です…
近日中に投下します

119 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:31:01.54 ID:EzWRhMI8o
投下

120 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:31:46.53 ID:EzWRhMI8o
男「どうしたの?」

女の子「ママとおじいちゃんがクリミアにいるんです」

男「へ?ロシアに住んでるんじゃ?」

女の子「私のお父さんはウクライナの人で、

女の子「私が中学生のころ、亡くなったデス…」

男「そう…だったんだ」

女の子「それでママの故郷に移ることになったノデスが

女の子「おじいちゃんが嫌がりまして…」

男「じゃあおじいさんは今あそこに?」

女の子「はい、私が出発するころは何もなかったノデスが

女の子「ママもおじいちゃんのところに行ってるので

女の子「心配です…」


121 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:33:05.86 ID:EzWRhMI8o
(女の子のアパートから帰った後)

男(いったいどうするべきなんだろうか)

妹「どうしたの?」

男「妹…実は」カクカクシカジカ

妹「そんな!」


122 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:33:39.56 ID:EzWRhMI8o
妹「じゃあ女さん帰っちゃうの?」

男「わからない、今そっちに行くほうが危ないかもだし」

妹「おにぃ的にはどっちなの?」

男「そりゃ帰って欲しくないけど…」

男「おじいさんの体調も気になるし」

妹「じゃあさ!…」


123 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:34:21.24 ID:EzWRhMI8o
女の子(どうしましょう…)

女の子(ママに聞くにもクリミアの家の番号知らない…)

女の子(不安だなぁ…)

ヴヴッブブッ

女の子「男からメール?」

男『明日家にこないかい?妹も会いたがってるし』

女の子(男らしいデスね…)

女の子『了解デス、明日そっち行くね』


124 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:35:06.45 ID:EzWRhMI8o
(翌日)

女の子「おはようございます」

男「やぁ、おはよう」

妹「女の子さん!久しぶり!」

女の子「妹~!久しぶりデス!」

女の子「大きくなったね!?」

妹「ありがとう、でもなんで驚いてるの?」

男「それはまぁね…」


125 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:35:49.06 ID:EzWRhMI8o
女の子「今日は何するデスか?」

男「前に言った神社に行こうと思ってね」

女の子「あのおいしい饅頭があるところですか!」

妹「そう覚えてるんだ」ハハ

男「今日は母さんはいないけど三人で行こうよ」

妹「あーえと、私用事あるんだよな~」ワザトラシク

妹「だから二人で楽しんできて」


126 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:36:27.09 ID:EzWRhMI8o
(神社)

女の子「久しぶりデス!きれいな梅の木ですね!」

男「そうだね、ちょうど咲いてる時期でよかったよ」

男「さっき買ったお饅頭食べよ?」

女の子「はい!さっそくどこか…」キョロキョロ

男「あそこで食べようよ」ユビサシ

女の子「観覧車ですか?」


127 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:37:09.79 ID:EzWRhMI8o
(観覧車)

女の子「お饅頭おいしいデス!」アムアム

男「うん、俺も久しぶりに食べたよ」

男「女の子、少し話していいかい?」

女の子「…はい?」

男「俺は女の子と一緒にいれてうれしいよ」

女の子「何でそんな急に」テレテレ

男「ずっと一緒にいたいと思ってるよ」

男「でもね…」


128 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:37:53.06 ID:EzWRhMI8o
男「俺がこう思ってることで君が悩んでるなら」

男「そのことは忘れてくれてかまわないよ」

女の子「そ、そんな何も悩んでなんか…」

男「今日も道中ずっとニュース気にしてたし」

男「おじいちゃんとママのこと心配なんだろ?」

女の子「心配ない分けないデス…」

女の子「でも、せっかく男と一緒にいれるのに」

男「俺は大丈夫、6年待ってたんだ」

男「何年でも待ってられるよ」


129 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:38:39.71 ID:EzWRhMI8o
女の子「男…ありがとうデス」グス

女の子「またゼッタイ帰ってくるデス」

女の子「ソレまで待っていてくれますか?」

男「もちろんだろ?」

男「だから安心しろよ?」

女の子「うん」


130 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:39:16.76 ID:EzWRhMI8o
(自宅)

男・女の子「ただいま」

母「おかえり」

男「帰ってたの?」

母「うん、あ女の子ちゃん久しぶり」

女の子「久しぶりデス」

母「何か泣いた後て雰囲気だけど」

母「女の子ちゃんロシアに帰らないよ?」

男・女の子「へ?」


131 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:40:05.63 ID:EzWRhMI8o
母「おじいちゃんとお母さん、事が起きる前に

母「ロシアへ退去してたそうよ」

女の子「よ、よかった~」

男「なんだ、心配し損か」ハハ

母「もうひとつ伝言で今年の休暇にロシアに

母「遊びに来たらって」

男「ロシアに?危ないんじゃ」

女の子「ママと私が住んでるシベリアは危なくないデスよ」

男「よかった、けどそこって」

母「すごく寒いところね」

女の子「楽しみです」


132 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:40:49.47 ID:EzWRhMI8o
(夕食)

妹「じゃあ、女の子さん帰らないの?」ヨカッタ

男「そう、よかったよ」

女の子「はい!夕食食べていいんですか?」

母「最初から人数に入れてるから大丈夫」

男「今日の夕飯は?」

母「お好み焼きよ」

女の子「お好み焼き!大好きデス!」

妹「そういえば女の子さん好きだったね」


133 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:45:49.80 ID:EzWRhMI8o
(しばらくして)

男「ロシア…バイトしなきゃ」

女の子「頑張ってください!応援してます」

男「ありがとう、それだけで頑張れそう」

女の子「ママとおじいちゃんにも紹介したデスし」

男「うまくいくかな」

女の子「大丈夫!」ニコニコ

女の子「男」

男「ん?」

女の子「これからもよろしく!そして…」

女の子「男!これからもずっと一緒ネ!」


134 : ◆Z6W21ZuiL6 2014/04/29(火) 23:48:05.72 ID:EzWRhMI8o
おわり

最初クリミアのことで書きたかったけどgdgdになりましたね

続きは書けそうだったら書こうと思います

呼んでくれた人ありがとうデス

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