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1 : 2014/04/21(月) 22:24:49.57 -
美玲「……」
美玲「……」
美玲「……」チラッ
乃々「…………」
輝子「キノコー……キノコー……」
美玲「……」
美玲「(なんでいつも机の下に潜ってるんだろ?)」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398086689
ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398086689/
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2 : 2014/04/21(月) 22:29:02.94 -
美玲「……」
美玲「(机の下って、そんなに居心地がいいものなのかな……)」
美玲「……」
美玲「(うう……意識したらすごく気になってきた……)」
乃々「……あ、あの……」
美玲「えっ?」
輝子「ど、どうした……?」
美玲「……はっ!?」
美玲「(無意識の内に身体が机の下に向かっていた……!?)」
輝子「何か、用事か……?」
美玲「な、何でもないぞっ!」
美玲「何でもないからなっ!」
輝子「そ、そうか……」
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3 : 2014/04/21(月) 22:35:21.27 -
美玲「ふーっ……」ストン
美玲「……」
美玲「(んー……)」ウズウズ
輝子「あ……霧吹きの水が切れた……」
輝子「注ぎ足さないとな……フヒ」ヒョコ
美玲「……」
乃々「……う」
乃々「お花摘みに、行ってきます……」ヒョコ
美玲「…………」
美玲「誰もいない……」
美玲「潜るなら……今のうち」
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4 : 2014/04/21(月) 22:41:01.15 -
美玲「……」
美玲「……」ソローリ
美玲「よいしょ」ストン
美玲「……」
美玲「あー……」
美玲「なるほど……」
美玲「(影による薄暗さと)」
美玲「(ちょっとした閉塞感)」
美玲「(そして体育座りのこの姿勢)」
美玲「(確かに、落ち着くのも分かる気がする……)」ポケー
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5 : 2014/04/21(月) 22:46:33.65 -
輝子「?」
乃々「?」
モバP「?」
美玲「……」
美玲「っ!?」
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6 : 2014/04/21(月) 22:51:20.86 -
モバP「美玲?」
美玲「なっなあっ!?」ガンッ
美玲「あいった、つぅ!」
美玲「(頭打った!)」
モバP「あー……大丈夫か?」
美玲「こ、これは! 違うんだっ!」
モバP「違うって……何が?」
美玲「え、えっと!」
美玲「も、潜りたいなーっ、なんて、お、思ったわけじゃなくてっ!」
美玲「そのっ……」
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9 : 2014/04/21(月) 22:56:33.60 -
モバP「……」
美玲「……」
美玲「が、がおーっ!」
モバP「……」
モバP「うん、かわいい」
美玲「へへっ」
モバP「なんで机の下に潜ってるの?」
美玲「うにゃああ!?」
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10 : 2014/04/21(月) 23:02:08.95 -
美玲「か、勘違い、すんなよっ!」
美玲「輝子と乃々がいつも机の下にいるから」
美玲「どんなもんなのかなーとかっ、思った訳じゃないんだからなっ!」
モバP「……」
モバP「そうかそうか」ニッコリ
美玲「う、うがーっ!」
美玲「引っ掻くっ!」バッ
モバP「うおっと、顔はやめ、イテッ!」
輝子「フヒ……仲、いいな」
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12 : 2014/04/21(月) 23:09:01.76 -
モバP「それからというもの」
輝子「……」
乃々「ぁぅ……」
美玲「……」
ギッシリ
モバP「なんでみんなで机の下にいるの?」
モバP「それも俺の机に」
ちひろ「今日は事務所に来た途端から溜まっていましたよ」
美玲「べ、別に、ウチはここが気に入ったとかじゃ、無いんだからなっ」
乃々「せまいです……」
輝子「キノコを置くスペースが無い……」
モバP「俺の足を置くスペースも無いんだけど」
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14 : 2014/04/21(月) 23:15:47.12 -
モバP「誰かが他の机の下に行けばいいんじゃないのか」
モバP「ほら、ちひろさんのところとか空いてるぞ」
輝子「フヒ……ちひろさんの机は……やめたほうがいい」
モバP「え?」
乃々「後が……怖い、です……」
モバP「そうなのちひろさん?」
ちひろ「どうでしょうねえ?」(^_^)
モバP「(なんだあの笑顔、きっと聞いたり覗いたりしたらアカンやつだわ)」
モバP「(何隠してるんだろう……)」
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15 : 2014/04/21(月) 23:19:42.87 -
モバP「しかし、このままじゃ机で作業が出来ないぞ」
ちひろ「机なら無駄に多く配置されてるので、空いてる所を使えばいいんじゃないですか?」
モバP「そうするかなぁ」
モバP「それにしても、なんでこんなに机があるんだろ」
モバP「俺とちひろさんしか使ってないのに」
ちひろ「さあ? 社長の考える事は分かりません」
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16 : 2014/04/21(月) 23:24:15.75 -
モバP「よいしょ」
三人「……」トテトテ
輝子「よっと……」
乃々「は、端っこを……」
美玲「ウチが真ん中な!」
ギュウ
モバP「……」
モバP「おい待て! ついて来んなよ!」
モバP「そして机の下に潜るな!」
美玲「ちょっと、邪魔!」グイッ
モバP「俺の足を押し出すんじゃない!」
ちひろ「遊んでないで早く仕事してくれませんかね」
モバP「俺は遊んでないですよ!?」
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17 : 2014/04/21(月) 23:30:17.10 -
モバP「仕方ない……ソファーの方に行くか」
モバP「テーブルもあるから作業も出来るだろうし」
三人「……」ストン
モバP「(なんで三人で向かい側に座るかな……)」
モバP「あのな? 構ってもらいたいのは分かったからな?」
モバP「しばらく待ってくれ、俺にも仕事があるから」
美玲「べ、別に構ってもらいたいわけじゃないぞっ!」
モバP「はいはい」
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18 : 2014/04/21(月) 23:37:10.53 -
モバP「……」カリカリ
美玲「んー……」ペラ
乃々「うわあ……派手な服ですね……これ」
美玲「ん? ウチはこういうのが好みだけど」
モバP「(ファッション雑誌か)」
輝子「うーん……装飾が足りない……」
美玲「そういう路線じゃないぞこれはっ!」
輝子「そうか……」
美玲「輝子もなー、ライブの時はともかく、普段からもうちょっとお洒落に気を遣えばもっと可愛くなるのに」
輝子「ん? そ、そう……?」
乃々「そう、ですね……」
輝子「そ、そうか…照れるな……」
モバP「(……今なら机に戻ってもバレないかな?)」
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20 : 2014/04/21(月) 23:41:41.06 -
モバP「……」ソローリ
モバP「……」ギシッ
乃々「……!」
乃々「あの……」
美玲「あっ」
輝子「ん」
トテトテ
輝子「よいしょ」
ギュウ
モバP「……くっ!」
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21 : 2014/04/21(月) 23:47:18.15 -
ちひろ「ちょっとー、カルガモごっこもいい加減にしてくださいよ」
モバP「やりたくてやってるんじゃないんですが」
美玲「足邪魔ー!」
モバP「お前らが邪魔じゃー!」
乃々「ぐえー……」
モバP「もう頭にキた、いじり倒してやる!」
モバP「まずは頭ワシャワシャだ!」ワシャワシャ
輝子「ぬ、ぬお……」
美玲「うぎゃー! やめろっ!」
ちひろ「仕事しろ!」
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23 : 2014/04/21(月) 23:53:02.12 -
モバP「全くもー」
モバP「お前らのせいで怒られちゃったじゃないか」
美玲「プロデューサーだって最後は一緒に遊んでただろ」スッ
美玲「……うーん」
乃々「……」スッ
乃々「……はい」
モバP「原因はお前らだっちゅーに」スッ
モバP「(ゲッ、ババ引いた)」
輝子「……」スッ
輝子「ヒャッハァー! アガリだぁー!」
美玲「えっ、早!」
乃々「私はまだたくさん残ってるんですけど……」
モバP「俺もまだカード残ってんだよなー」
ちひろ「仕事の方こそまだ残ってるだろお前!」
ちひろ「ババ抜きで遊んでんじゃねえよ!」
モバP「ちひろさん、言葉遣い」
ちひろ「黙れ!」
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27 : 2014/04/22(火) 00:00:32.27 -
モバP「さて、ちひろさんがそろそろ危険なので解散」
乃々「えー……」
モバP「机の下から出ろ!」
モバP「そもそも何しに来てるんだお前ら! 今日は仕事休みだろ!」
美玲「今更だな……」
輝子「プロデューサーは、これから外回り……」
モバP「そうだよ! 出る前にいくらか書類片そうと思ったのにコレだよ!」
モバP「ちくしょう、頭ワシャワシャしてやる!」ワシャワシャ
乃々「ひぃー……」
美玲「やめろってば!」
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28 : 2014/04/22(火) 00:07:15.85 -
モバP「しっかしなあ……」
モバP「美玲までもが机の下に潜り込むようになるとはなあ」ワシャワシャ
美玲「いい加減にやめろっ!」バッ
モバP「はいはいはい」
美玲「ふうっ……別にいいだろ、ウチが潜り込んだって」
モバP「以前はあんなに言い訳してたのに今じゃあ開き直ってるもんなあ」
美玲「うっさい!」
モバP「じゃあマジで時間がヤバいから俺は出るぞ」
モバP「待つんなら机の下じゃなくてソファーで待ってろよー?」
モバP「じゃあ行ってきます」
ちひろ「はよ行k、ゲフン、いってらっしゃい」
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29 : 2014/04/22(火) 00:12:15.05 -
ちひろ「やっと静かになるわね……」
輝子「フヒ……はい、きのこの山」
乃々「あ、ありがとうございます……」
美玲「お、サンキュ」
ちひろ「……」
ちひろ「机の下から出てくる気配が微塵も無いわね」
結局、プロデューサーが帰ってくるまで机の下でダベってました
おしまい
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