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1 : 2014/05/10(土) 20:42:04.68 -
※NTLチック、胸糞要素を含む場合があります
苦手な方は見ないほうがいいですSSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399722114
ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399722114/
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7 : 2014/05/10(土) 21:09:25.15 -
P「最近、皆のアイドル活動も軌道に乗り、忙しくなってきたな」P「会社も順調に成長してるし、そろそろ新しいプロデューサーを何人かいれる予定みたいだ」
P「そうなると、アイドルも増やさないと勿体ないわけだ……」
P「というわけで、社長からまたスカウトを任された。なので、アイドルをスカウトしようと思うんだが……」
P「……いちいち外で探すのは面倒だな。また他のプロダクションから移籍してもらうか」
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12 : 2014/05/10(土) 21:21:29.65 -
申し訳ありません。このスレは前に立てた
モバP「他のプロダクションのアイドルをスカウトする」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1397102622
の設定を受け継いでおります。
見てない方でも大丈夫だと思うので、よろしくお願いします
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15 : 2014/05/10(土) 21:30:14.57 -
P「さて……」P「どのアイドルがいいか」
P「↓2 って娘が気になるな……」
↓2 アイドルを指定してください
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25 : 2014/05/10(土) 21:45:30.93 -
P「萩原雪歩……がいいな」P「765プロ所属。765プロか。13人の所属アイドルがいるが……」
P「そのなかでも、この萩原雪歩という娘は凄くいい感じだな」
P「プロデューサーとの仲は、良いのだろうか?」
萩原雪歩と現プロデューサーの好感度は?
↓2 コンマ以外の値で決定
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36 : 2014/05/10(土) 21:51:19.15 -
すみません先に貼っておきます
コンマ以下の判定はこんな感じです00 大嫌い?
1~10 嫌い?
~30 嫌い~無関心?
~50 無関心~普通?
~70 普通~やや好意的?
~90 恋心あり~好き?
99 大好き?また指定アイドルですが、前と同じでモバマスでなくても可とします?
コンマ以下が高いにつれ、NTR要素も強くなります
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39 : 2014/05/10(土) 22:07:23.67 -
P「ま、いい」P「765プロか……」
P「どうやって接点をつくるか、考えるかな」
P「久々のスカウトか……」
P「フフ……」
-
42 : 2014/05/10(土) 22:19:45.94 -
P「ちひろさんちょっといいですか?」ちひろ「はいっなんでしょう? Pさん」
P「最近うちも忙しくなってきてますよね」
ちひろ「そうですね。Pさんがスカウトしてきたアイドルの皆が、頑張ってくれているお陰ですね♪」
P「はい。皆は本当に頑張ってくれていますよね」
P「……と、仕事が増えるのはいいんですが、その分、仕事を選ぶことも大事になってきますよね」ズイ
ちひろ「そ、そうですね。ある程度は選ぶことも大事ですし。選べる余裕もちょっとでてきましたね……」
-
43 : 2014/05/10(土) 22:26:49.93 -
P「765プロ」ちひろ「え……?」
P「765プロと、共演できる仕事が来てましたよね」
ちひろ「は、はい。そういえば、沢山のアイドルを集めて撮影をやる仕事が……」
P「確か参加するアイドルは……」
ちひろ「萩原雪歩ちゃんですね」
P「ですよね。うん。他のプロダクションの子と共演するのは、うちのアイドルにとってもいい刺激になると思うし……」
P「その仕事、受けましょうか」
ちひろ「は、はいっわかりました。えと……この日空いている子は……」カタカタ
P (よし、とりあえず萩原雪歩に会うことができそうだな)
P (一度会って、様子を見てみよう)
-
44 : 2014/05/10(土) 22:40:14.45 -
ちひろ「Pさん。その日愛梨ちゃんが空いてますよ」P「そうですか。愛梨に受けてもらいましょうか。それじゃあその日、愛梨と現場にいきますね」
ちひろ「え? でもPさんはスカウト業務があるから、ついていかなくても……」
ちひろ「愛梨ちゃんもセルフプロデュースには慣れてますし……Pさん、疲れちゃいませんか?」
P「そんなスカウトで一日潰しませんよ。たまには愛梨の仕事の様子も見てみたいんです」
ちひろ「そうですか……? わかりました……」
P「お気遣い、ありがとうございます。ちひろさん」
ちひろ「い、いえっそんな……えへへっ……」テレ
-
47 : 2014/05/10(土) 22:45:37.04 -
P「もし愛梨が帰ってきたら、伝えといてください。俺はのあさんの仕事の件で、ちょっと外でますので」ちひろ「はいっわかりました」
P「それじゃあ、いってきます」ガチャ
ちひろ「はい。いってらっしゃいませ!」フリフリ
バタン
ちひろ「……なんか……今の夫婦みたいでしたね……」
ちひろ「ふふっ……~♪ 」カタカタ
-
48 : 2014/05/10(土) 22:48:26.02 -
一旦ここまでで。明日続きを書きます。
参加してくれた方々、ありがとうございました。
またよろしくお願いします -
52 : 2014/05/11(日) 14:28:33.33 -
————P「よし愛梨、車だすから、撮影スタジオに行こうか」
愛梨「はーい!」スタスタ
愛梨「Pさんと一緒にスタジオに行くの、結構久しぶりですよね♪」
P「そうか? ごめんな」
愛梨「いえ、前に遊びに連れていってもらいましたから、我慢できましたよー」
P「あぁ……あのときは疲れたなぁ……」
愛梨「Pさんが悪いんですよ! 藍子ちゃんのことで皆勘違いしたんですから!」
P「……それは悪かったって。まさか全部の休日、個別に遊びに連れてかれるとは思わなかったよ」
-
53 : 2014/05/11(日) 15:00:36.10 -
愛梨「まあまあ、それで皆納得してくれたんだから、よかったじゃないですか」P「そうだな……」
P「……今日は他のプロダクションのアイドルもいるから、緊張しないようにな。あくまで愛梨の良さをだしてくれ」
愛梨「はいー! 確か765プロダクションの子もいますよね?」
P「そうだ。萩原雪歩って子だけど、まだ人気が凄くあるわけじゃない。まだまだ新人だな。愛梨とはいっこ違いで……」
愛梨「……すごく、調べてるんですね?」
P「あぁいや。共演するんだがら、これくらいはやっとかないとな」
愛梨「そうですかー……?」
P「ま、萩原さん以外にもアイドルは何人かいるけど。頼んだぞ愛梨」ナデナデ
愛梨「♪ はーい♪」
-
54 : 2014/05/11(日) 15:07:11.37 -
——撮影スタジオ——P「さ、着いたな。愛梨は先に楽屋に行ってくれ」バタン
愛梨「はいー……Pさんは?」
P「あいさつ。後で愛梨とも行くけど、先にちょっとな」
愛梨「あ、はい! わかりましたー」
愛梨「それじゃあ、また後で」タタッ
P「……さて」
-
55 : 2014/05/11(日) 16:20:53.36 -
コンコンコン「は、はいっ!」
P「失礼します」ガチャ
P「本日一緒に撮影させて頂く、CGプロダクションの……」
萩原雪歩「あ、あ……は……い……」ビク
P「……萩原さんですよね? プロデューサーさんはどちらに?」
雪歩「はい……プロデューサーはちょ、ちょっとスタッフの方とお話をしに……」
P「そうですか。では萩原さんにだけでも挨拶を。CGプロダクションのPです。本日は、よろしくお願いします」ペコ
雪歩「は、はい。 こちらこそよろしくおねがいしますぅ……萩原雪歩です……」ペコ
-
56 : 2014/05/11(日) 16:27:17.94 -
雪歩「そ、それじゃあ……おつか」P「あ、ちょっと聞きたいことが」
雪歩「な、なんですか?」
P「今日の撮影、犬が急遽入るらしいけど……」
雪歩「い、犬ぅ!?」
P「あ、ああ……知らなかったのかい?」
雪歩「き、聞いてないですっ……ど、どうしよう……」
-
57 : 2014/05/11(日) 17:59:08.25 -
P「まあ、犬くらい……」雪歩「い、犬は苦手でぇ……」
P「そ、そうなのかい? それは困ったね……」
雪歩「うぅ……」
P「で、でもほらちょっとぐらい我慢すれば大丈夫……」スッ
雪歩「ひっ!」バッ
P「っと……」
雪歩「あっ! ご、ごめんなさいっ!」
雪歩「わ、私……男の人もすごく苦手で……ごめんなさい……」
P「いや、大丈夫だよ。無神経だったね。ごめん」
-
58 : 2014/05/11(日) 19:02:47.53 -
P「しかし……困ったね。犬の参加の件は聞いてないのかい?」雪歩「は、はい……」
P「ふむ……そんなに嫌なのかい」
雪歩「じ、自信ないですし……犬と撮影なんて……」
P「……」
雪歩「こ、こんな駄目駄目な私は、穴ほって埋まってますぅ!!」バッ
P「はぁ……」ガシッ
雪歩「!? は、離してくださぃ……」
-
59 : 2014/05/11(日) 19:09:58.08 -
P「嫌なことからそうやって逃げてたら、成長できないぞ」ググ雪歩「っ……で、でも私……」
雪歩「こ、怖くて……自信もないですし、共演者の皆さんに迷惑掛けちゃうから……」
P「やってもないのに、そんなこと分からないだろう」ポイッ
雪歩「うぅ……」
P「萩原さん。もし君が困ったら、765Pさんだけじゃなくて、俺や、俺の担当アイドルの十時愛梨だってアシストするさ」ギュ
雪歩「あ、手……で、でも……」
P「逃げるんじゃなくて、乗り越えようよ。皆で」ギュウ
雪歩「っ……」
-
61 : 2014/05/11(日) 19:28:17.04 -
P「ね?」雪歩「で、でも……」ウルウル
P「ほら、大丈夫だからさ。君も頑張ろうよ。アイドル活動」ナデ
雪歩「! はぅぅ……」
雪歩「……」
雪歩「本当に……助けてくれますか?」
P「ああ。勿論」
雪歩「他のプロダクションなのに……ですか?」
P「他のプロダクションとかそうじゃないとか、そんなこと考えて撮影しても、みんな面白くないじゃないか」
雪歩「……」
P「せっかく違うプロダクションのアイドルと共演できるなら、楽しまなきゃ」ナデ
-
62 : 2014/05/11(日) 19:48:56.97 -
雪歩「楽しむ……ですか?」P「そうさ」ナデナデ
雪歩「んぁ……たのしむ……」
雪歩「ちょ、ちょっとだけ……勇気を出して頑張ってみようかな……」
P「お! いいぞ萩原さん。その調子その調子!」
雪歩「は、はい……」
P「——と、他の楽屋にも行かなくちゃな……ごめん萩原さん。また撮影のときに」
雪歩「あ、はい! あのっありがとうございましたっ!」ペコ
P「あぁまた後でっ」ガチャ
バタン
-
64 : 2014/05/11(日) 19:51:58.06 -
雪歩「CGプロダクションの、プロデューサー……」
雪歩「……」サス
雪歩「優しい人だな……プロデューサーには、あんなこと言われたことなかったのに……」
雪歩「……っよーし……頑張ろう」キュ
-
67 : 2014/05/11(日) 20:17:26.57 -
————カメラマン「よし、撮影はコレで終わりです。みなさん、お疲れさまでした!」
「お疲れさまでした!!」
765P「……雪歩!! 凄いじゃないか犬は苦手って聞いてたんだが、頑張ったな!」
雪歩「は、はい……愛梨ちゃんとCGプロダクションのプロデューサーの方が、助けてくれましたから……」
765P「CGプロダクションのプロデューサーさんが……?」
雪歩「はいっ……とても、いい方で……」
-
68 : 2014/05/11(日) 20:21:41.79 -
765P「ゆ、雪歩が男の人を誉めることなんて、あるんだな……」雪歩「そ、それはちょっと失礼です……そのくらいありますよ……」
765P「す、すまん……」
765P「でも、まあよかったな。さ、帰るか」
雪歩「……はい」
雪歩 (なんだか、他人事みたいです……)
-
70 : 2014/05/11(日) 20:41:11.76 -
————P (今日、ここで萩原雪歩は雑誌の撮影のはずだが……)
雪歩「……」トボトボ
P「……お、萩原さんじゃないか!」
雪歩「っCGプロダクションのプロデューサーさん……!」
P「どうしたんだい? あの撮影はうまくいったじゃないか。犬も、ちょっとは怖く……」
雪歩「……」
P「……っ」スタスタ
P「どうした?」ナデ
雪歩「はぅっ……撮影が、うまくいかなくて……」
-
73 : 2014/05/11(日) 20:50:36.21 -
P「どうしてだい?」雪歩「カメラマンさん……男の人が怖くて……撮影ができないんですっ……」
P「そうか……765Pさんは?」ナデ
雪歩「ちょっと前に、カメラマンさんと話に行きました……うぅ……私、また迷惑……」グス
P「迷惑なんかじゃないさ。アイドルはそうやって成長してくんだから。前も行っただろ?逃げてたら駄目だぞ」ナデ
雪歩「んぅ……は、い……」
P「よし、撮影の仕方、俺がちょっと教えてやる」
雪歩「えぇ? プロデューサーさんがですか?」
P「そう。臨時プロデューサーってとこかな。カメラマンさんと765Pさんが帰ってくるまで、俺が萩原さん……雪歩をプロデュースしてやる」
雪歩「雪歩……私をプロデュース……」
P「ほら、撮影の指導するから、あっちに
行こう。大丈夫、きっとうまくいく」ナデ雪歩「……は、はい!! ご指導、よろしくお願いしますぅ!」
-
75 : 2014/05/11(日) 20:58:45.73 -
————P「——よし、こんな感じだな。それと、カメラマンのことはあまり意識しないほうがいい」
雪歩「は、はい!」
P「雪歩はすごくポテンシャルが高いから。今教えたことができれば成功できる
」雪歩「で、できるでしょうか……」
P「できるさ。臨時だけど、今俺が担当したアイドルだからな」ナデナデ
雪歩「あぅ……ぅふ……えへっ……」
「雪歩ちゃん、落ち着いたかな?」スタスタ
「時間をおけば、雪歩も落ち着きますよきっと!そろそろ撮影再開するって言ってきますね」スタスタ
P「と、帰ってきたみたいだな。雪歩、いけるな?」
雪歩「はい! ありがとうございましたっ」
P「よし、じゃあ俺はもう行くからな……と、もしなにかあったら、ここに電話してくれるか? なにか、教えられるかもしれないからな」スッ
雪歩「あ、えと……はいっ……ふふっ……」
-
77 : 2014/05/11(日) 21:01:14.49 -
ガチャ765P「雪歩! 落ち着いたか!? 撮影、再開するぞ」
雪歩「はい、やりましょう」
765P「? やる気が出たみたいで嬉しいぞ! よし、やろう」
雪歩 (……)
雪歩 (電話番号……もらっちゃった……)
雪歩 (よしっ)
-
78 : 2014/05/11(日) 21:09:29.21 -
P「ふぅ……さぁて」P「765Pが、萩原雪歩と極力触れないようにプロデュースしてるのは明白だな」
P「……あとは、電話を待つだけ。俺がもうなにもしなくとも、向こうからきっとくる」
P「ふふ……」
————
——
-
79 : 2014/05/11(日) 21:18:19.37 -
————765P「ゆ、雪歩……今日のレッスン、どうしたんだ?」
雪歩「……」
765P「前のときとは、なんか違うっていうかさ……いや、あの、なんか疲れてるか? 疲れてるならさっ……」
雪歩「い……」
雪歩「い、いい加減にしてくださいっ!」
765P「! ゆ、雪歩……」
雪歩「貴方は、私のプロデューサーですよね!? ちゃんと私を見て指導してくださいぃっ」
765P「っ!それはっ……」
雪歩「いつも任せてばかりで、私わかんないこといっぱいあります! 教えてくれなきゃ、わかんないですぅ!!」
765P「お、俺は雪歩のためを思って!!」
-
81 : 2014/05/11(日) 21:27:22.73 -
雪歩「私の為にって、そんなことで逃げないでくださいっ」765P「に、逃げてなんかない! みんなお前が男が苦手だって言うから、極力迷惑かけないようにしてただけだろうが!!」
雪歩「ひぅっ……」ビク
765P「自分に都合良く考えるんじゃない!! お前の為にやってんだからな!!」
雪歩「そ、そんなこと頼んでませんっ! 私だって、やればきっとできるって、最近わかったんです……」
765P「俺の気もしらないで、よくも言えたもんだな!!」
雪歩「うぅ……」
765P「皆とは順調に行ってるのに、お前だけ面倒——」
雪歩「っ!! も、もういいです……おつかれさまでした……」タタッ
バタン
765P「雪歩! くそっやっちまった……」
-
82 : 2014/05/11(日) 21:35:30.40 -
雪歩「はぁっ……はあ……」雪歩「はぁっ……面倒……かぁ……」
雪歩「ひっ……ひっく……やっぱり、男の人って怖い……あんなに大声あげて、怖いよ……怖いよぅ」フルフル
雪歩「はっ……真ちゃんに相談……でも、真ちゃんはプロデューサーのこと……」
雪歩「CGプロデューサー……プロデューサーさん……」ピ ポ
プルルルル プルルルル
-
85 : 2014/05/11(日) 21:55:27.21 -
ガチャ雪歩「ひくっ……ぷ、プロデューサーさんですか?」グス
P『あぁ、雪歩かい? どうしたんだ』
雪歩「わ、私もうどうしたらいいか……わかんないんですぅ……ぐすっ……助けて……」
P『落ち着いて雪歩。今どこにいるんだ?』
雪歩「765プロ近くの、公園です……」
P『ちょっと待ってろ』ガチャ
雪歩「へっ? あの、プロデューサー! 」
-
86 : 2014/05/11(日) 22:07:50.15 -
雪歩「待ってろって……」ブルルル バタン
P「はぁっ……雪歩、大丈夫か」
雪歩「プロデューサー! わざわざ来てくれたんですか!? 」
P「あぁ、心配だったから」
雪歩「……違うプロダクションなのに、そこまで……うぅっ……ぐすっ……わぁぁん……プロデューサー!」ダキッ
P「よしよし、なにがあったか、ゆっくりでいいから話してごらん」ナデナデ
雪歩「ふぁ、ふぁぁん……ぐすっ……ひっく……」
雪歩「私、面倒な子だって……! 自分勝手な考えはやめろって……」
P「……それは、765Pさんに言われたのかい」
雪歩「は、はいっ……ひくっ……」
P「かわいそうに……ほらいい子だから、泣くのはやめて。悔しかったな」ナデ
-
87 : 2014/05/11(日) 22:13:06.25 -
雪歩「私、やればできるって気がしてたのに……わかってもらえなくて……」P「そうだな。雪歩のことを765Pはなにもわかっていない。わかってたら、雪歩のことを気に掛けて声をかけるはずだもんな」ナデ
雪歩「はいっはいっ……私のこと、わかってもらえない……」
P「俺は、雪歩のことわかってあげられるよ」
雪歩「そ、それは……はいっ……」
P「……雪歩、大事な話がある」
雪歩「?」
-
88 : 2014/05/11(日) 22:20:20.62 -
P「俺のプロダクションに入らないか?」雪歩「ふぇっ……それは……」
P「雪歩と何回か撮影の指導をしたことがあったろう?」
P「あのときから、俺は雪歩をプロデュースしてみたくて堪らなかった」ギュウウウ
雪歩「はぁっ……ぁん……プロデューサー……」
P「雪歩、俺と一緒に活動してくれないか?」
雪歩「……」
P「雪歩をトップアイドルにしてやる。雪歩を生まれ変わらせてやる」
雪歩「!!」
P「さぁ雪歩」
雪歩「はい……私、生まれ変わりたいです! あそこじゃ、私、きっと変われません!」
雪歩「プロデュース、よろしくお願いしますぅ!」
-
90 : 2014/05/11(日) 22:25:04.97 -
P「ありがとう……」雪歩「い、いえっこちらこそ、ありがとうございますぅ……」
P「よし、それじゃあ明日手続きをするからな。今日は送ってくよ」
雪歩「はいっ……」
P「もし気になることがあったら、好きなだけ電話してくれ」
雪歩「はいっ……はいっ」ギュ
P (……)
-
92 : 2014/05/11(日) 22:33:17.51 -
————765P「え!? 雪歩、うちを辞める!? ど、どういうことだ?」
小鳥「え、えぇ……今朝電話かかってきて……私もどうしたらいいか……」
765P「と、とにかく雪歩に会って話を……あぁ、なんでた……雪歩」
小鳥「お、落ち着いてください……ま、まず社長に相談して、それから」
765P「皆に、何て言えばいい……いや、皆にも説得を……」
765P「雪歩……俺が悪かった……もっと、やり方を考えればよかったんだ」
765P「くそっくそ……くそぉ……」グス
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93 : 2014/05/11(日) 22:34:14.55 -
————765P「え!? 雪歩、うちを辞める!? ど、どういうことですか?」
小鳥「え、えぇ……今朝電話かかってきて……私もどうしたらいいか……」
765P「と、とにかく雪歩に会って話を……あぁ、なんでた……雪歩」
小鳥「お、落ち着いてください……ま、まず社長に相談して、それから」
765P「皆に、何て言えばいい……いや、皆にも説得を……」
765P「雪歩……俺が悪かった……もっと、やり方を考えればよかったんだ」
765P「くそっくそ……くそぉ……」グス
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97 : 2014/05/11(日) 22:40:26.00 -
プルルルル!! プルルルル!!雪歩「ひゃう……また電話が……プロデューサーぁ……」ビク
P「いまさら、雪歩を使おうとしてるんだろう」
雪歩「っ!! 怖いですぅ……」
P「大丈夫さ。あとで俺が対応しておくから。雪歩はなにも心配するな。もう雪歩をあんな目には会わせないから」ナデ
雪歩「はいっ……プロデューサー……」ギュ
P「フフ……」ナデ
雪歩「……♪」
————
——
-
98 : 2014/05/11(日) 22:45:07.94 -
————P「さ、ちひろさん! 今日からうちのプロダクションで一緒に活動する、萩原雪歩です」
P「ほら、こちら千川ちひろさん。雪歩、挨拶」ポン
雪歩「はいっ萩原雪歩17歳ですぅ! 私、変わりかいのでアイドル活動しています。よろしくお願いしますぅ!」
ちひろ「」
ちひろ「えと……765プロロロ……ま、まあよろしく? ね。雪歩ちゃん……」
P「頑張ろうな。雪歩」ナデ
雪歩「はいっ……あっ」
雪歩「私、男の人は苦手ですけど……プロデューサーは大丈夫みたいですぅ……これから、よろしくお願いします♪」ギュウ
-
100 : 2014/05/11(日) 22:45:49.75 -
————萩原雪歩 編 終了
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102 : 2014/05/11(日) 22:51:51.25 -
P「ふぅ、765プロは萩原雪歩をよっぽど失いたくないようだったな」P「だが、彼女が本当の力を発揮できない職場に置いておくには、持ったいない」
P「……アイドルとの交流は、大切なことだな」
P「さて、次のアイドルは誰にするか……」
P「↓3 このアイドルがいいかな」
-
119 : 2014/05/11(日) 22:54:43.82 -
P「片桐早苗がいいな」P「……でかい……」
P「なるほど。よし、頑張ろう」
-
121 : 2014/05/11(日) 22:56:34.24 -
P「プロデューサーとの仲は……どうだろうな」片桐早苗と現プロデューサーの好感度は?
↓2 コンマ以下の値で決定 -
127 : 2014/05/11(日) 23:06:10.15 -
今日はここまでにします
一つのキャラが長くなって申し訳ない
片桐早苗と現プロデューサーの好感度は52ですね。安価の指定アイドルはアイドルマスターの女性キャラクターなら誰でも構いません
それから、次からはアイドル指定と好感度を一つのレスでやることにします
では、参加ありがとうございました
-
138 : 2014/05/12(月) 11:23:44.56 -
P (片桐早苗とどのように接点をもつか……)P「うーむ……」
雪歩「プロデューサー? お茶をいれてみたんです。よかったら……」
P「お、ありがとうな雪歩。いただくよ」スッ
ちひろ「あ! わ、私のアシスタント業務が……」アワアワ
P「なに悔しがってるんですか……ずずっ……おぉ美味しいなこれ」ナデ
雪歩「はいっ……気持ちをこめていれたんですよっ」テレ
ちひろ「はぁあ……やばいやばい……」
P「これからはちひろさんじゃなくて、タイミングが合うなら雪歩にいれてもらいたいかな」
雪歩「は、はいっ是非……」
ちひろ「あわわわわ……」ガクガク
P「そこまで!? オーバーな人ですね……」
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140 : 2014/05/12(月) 12:11:54.00 -
ちひろ「……」ヨヨヨ……P (雪歩はまだ一人で仕事に行かせるわけには行かないしな……)
雪歩「?」キョトン
P「何か考えなきゃな……」ナデ
雪歩「あぅ……えへっ」
P (……久しぶりに、短期移籍で呼ぶか……?)
P (いや、ちょっと調べて雪歩みたいな感じでにまず会ってみるか……)
————
——
-
141 : 2014/05/12(月) 12:47:34.14 -
————P「雪歩、ちょっと楽屋で待っててくれ。挨拶してくる」
雪歩「あ、じゃあ私も……」スッ
P「いや雪歩とは後で一緒に回る。ちょっと大事な人がいるから先に俺一人で話してくるよ」
雪歩「あ、はい……」
P「よし、ちょっと行ってくるな」ナデ
雪歩「はいっ」
-
142 : 2014/05/12(月) 14:41:44.37 -
コンコンコン ハーイP「失礼します」ガチャ
片桐P「あ、CGプロのプロデューサーさん! おはようございます」
P「おはようございます。本日は、よろしくお願いいたします」ペコ
片桐P「こちらこそ。よろしくお願いします」ペコ
片桐P「早苗さん。こちらCGプロダクションのPさん」
片桐早苗「片桐早苗でーす。よろしくお願いします」
P「CGプロダクションのPです。本日はよろしくお願いします」
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143 : 2014/05/12(月) 14:57:57.49 -
早苗「はーい。今日はよろしくお願いします」片桐P「……? Pさんの担当アイドルはどうしたんです?」
P「あぁ、また後で一緒にきますよ。軽く片桐Pさん達と世間話がしたくて」クスッ
片桐P「またまたぁ……」
P「本当ですよ? ……最近はいい感じですか?」
片桐P「ようやく軌道にのりかけ……ですかねぇ……まだまだですよ」
P「そんなこといって……片桐Pさんのプロダクションのアイドル、よく雑誌で見るようになりましたよ」
-
144 : 2014/05/12(月) 15:05:06.51 -
片桐P「あはは……実はお陰さまでちょっとだけ忙しいです」P「羨ましいなあ……ははは」
片桐P「CGプロダクションも、雑誌でもよく見かけますし、テレビにもよく出てるじゃないですか」
P「一部の子だけですよ。まだまだ暇です」
早苗「ちょっと……あたしを置いて二人で盛り上がりすぎないでよ?」
片桐P「さ、早苗さんっPさんに失礼ですよ」
P「いや、大丈夫ですよ。すみません片桐さん。おっさん二人の会話は退屈ですよね」クスッ
早苗「いーえ。けどこんなお姉さんを一人ハブるのはどうかしら」
片桐P「さ、早苗……タメ口は……」
P「ははっ構いませんよ。私の方が年下ですし……片桐さんは最近アイドルに?」
早苗「最近……うーん、もうじき一年くらいかしら……」
-
145 : 2014/05/12(月) 16:10:56.91 -
P「ほう……」早苗「一年近くやっても、芽はでないのよね~誰かさんにスカウトされて入ったのはいいけど」
片桐P「う……でも、他の皆も順調にいってますし、早苗さんもそろそろ……」
早苗「後から入った子に抜かされるのは、悲しいものよねぇ……」
P「……片桐Pさんが、片桐さん専属のプロデューサーではないのですか?」
片桐P「ええ……私は早苗さん以外にも何人か見てまして……」
早苗「いつもなら、あたし一人で撮影してるんだから!」
P「そうですか……今日は、都合がついたわけですね」
片桐P「えぇ……」
早苗「来週の撮影は、都合会わせて必ずきてよ? 」
-
146 : 2014/05/12(月) 16:18:29.35 -
P「来週の撮影?」早苗「ええ。来週とっても大切な撮影があって、一人じゃちょっと不安だから来てほしいって彼に行ってるのよ」
片桐P「……」
早苗「まさか、ちゃんと空けてあるわよね……?」
片桐P「す、すみません。その日はすでに他の子の仕事の付き添いがあって……」
早苗「……こっちは大切な撮影って言ってるのに」
片桐P「そ、その子はドラマの撮影で、私がいないと不味いんです!」
早苗「えぇ、わかったわ。私の撮影はどうでもいいと、こう言いたいのね」
片桐P「そ、そんなことは……」
P (なんだ……喧嘩か?)
-
147 : 2014/05/12(月) 16:34:01.39 -
早苗「はぁ……ねぇ、片桐Pくん。前は……」片桐P「さ、早苗さん! Pさんの前でする話じゃないですよ」
早苗「フンっ……もういいわよ」プイ
P「……いやはや、どうやら忙しい分、予定が組み合わず大変みたいですね」
片桐P「お、お見苦しい所を御見せして……申し訳ないです」
P「来週の何曜日ですか」
片桐P「え?」
早苗「へ?」
-
148 : 2014/05/12(月) 16:47:53.05 -
————早苗「……まさか、違うプロダクションのプロデューサーがついてくることになるとはねぇ……」
P「大切な撮影で、不安なんでしょう?」
早苗「そりゃそうだけど……君は大丈夫なの?」
P「なにがです?」
早苗「…………違うプロの子を助けるようなことして」
P「別に気にしません。困っているのなら、違うプロとか関係ないですから」
早苗「ふぅん……なかなかいい奴じゃない♪」ボソ
P「さぁ、スタジオにいきましょうか」
早苗「こうなったら仕方ない! 君の手腕に期待するわね!」
P「ええ。一日限定プロデュース、期待してくださいよ」
早苗「ええ!」
P「あと、そちらの社長にはくれぐれも内緒で……」
早苗「ええ……バレたら大変よね……」
-
149 : 2014/05/12(月) 16:55:00.77 -
————カメラマン「うん。いい画が撮れたなぁ…………」
カメラマン「じゃあ片桐さん。お疲れ様!」
早苗「ありがとうございましたー!」
P「ありがとうございました」
カメラマン「普段みないプロデューサーだったけど、君もなかなかいいアドバイスしてたね。お疲れ様!」
P「はい。ありがとうございました!」
カメラマン「またよろしくね。それじゃあ……」スタスタ
-
150 : 2014/05/12(月) 17:10:46.64 -
早苗「あのカメラマンさん、腕はいいけど気難しいことで有名なのよ? けど、今日は本当にスムーズに終わったわねっ!」早苗「P君のお陰よ! ありがとねっ」
P「いえいえ。片桐さんの力をちゃんと引き出しただけですよ」
早苗「またまたぁ! 嬉しいこといっちゃって!」バシッ!
P「はははっ」
早苗「……あたし、もうちょっとP君にお礼したいなぁ……ねぇ、この後空いてる?」
P「ええ……今日は片桐さんの予定に合わせましたから。もう片桐さんを送って帰宅ですが」
早苗「ふふん……それじゃあ、お姉さんが奢ったげるわ! 飲みに行きましょうよ!」
-
151 : 2014/05/12(月) 20:36:04.50 -
P「ええ、是非ご一緒させてください
」早苗「よっしゃ! じゃあさっそくいくわよー!」スタスタ
P「もしかして、自分が飲みたいだけじゃ……」
早苗「そんなことないわよっ! これはお礼なんだから!」
-
152 : 2014/05/12(月) 20:51:30.49 -
————早苗「でねぇ……片桐P君たらぁ、前はあたしのプロデュースに力をいれてたくせに、新しい子が入ってきたら、あたしなんてほったらかしって感じで~」グビ
P (完全に酔っぱらってるな……)
P「それはひどい話ですね」
早苗「でしょぅ!? 今日の撮影だってそうよぉ……前はもっと構ってくれたのにー……」
P「そ、そうですか……」
早苗「ふぇえ? ちゃんと聞いてるのぉ? 」ガシ
P「ちょ……」
早苗「それにほら、もっと飲みなさい! あたしのおごりなんだからぁ!」グビグビ
P「の、飲んでますって……」
P (やりにくいな……仕方ない。話してもこれじゃ無駄か)
-
153 : 2014/05/12(月) 21:00:02.85 -
P「ほら、飲み過ぎですよ。片桐さん」早苗「早苗でいいわよぉ……ふぃ~」
P「ほらお開きにしましょう」
早苗「えぇ~?」
P「一旦外にでましょうよ。ね?」
早苗「仕方らいわねぇ……あれ、お財布は~……」
P「……ふぅ」
-
154 : 2014/05/12(月) 21:06:41.41 -
ザーザー……P「ふむ、結構激しい雨ですね」
早苗「はぁ~もう眠くなってきたわねぇふあ……」
P「この雨じゃあ、家が近くともずぶ濡れになってしまう」
P「早苗さん?」
早苗「ふぁ……うぅむ……」コックリ
P「眠いですか?」
早苗「んん……うん……」
P「そうですか。じゃあ、雨が止むまでちょっと休憩出来るところに行きましょうか」
早苗「すぅ……うぅん…………」
-
156 : 2014/05/12(月) 21:29:55.13 -
早苗「ぅん……あれ、あたしなにを……」P「おや、起きましたか? 早苗さん」モミュモミュ
早苗「ぁん……えと、なにしてるの……?」
P「やだなぁ……飲んでるときに肩もみするって、言ったじゃないですか」
早苗「そ、そうだっけ……? ぅん……はぁっ……」ビク
P「そうですよ。雨も酷いし、止むまでここでちょっと休憩です」
早苗「でもここって……あれなとこよね?」
P「ええ。でもやましいことはしませんよ勿論」ググッ
早苗「やぁっ……ぴ、P君っもういいわよっ」
P「いやいや、疲れがたまっていますよこれは」グッ
早苗「そ、そうかしらぁあん! 」
早苗「はあっ……ぁあっ……ぅん」ビクビク
早苗「ね、ねえP君? も、もういいから」
-
157 : 2014/05/12(月) 21:43:10.71 -
P「ふふっ」ギュウウ早苗「ああっ!……んんん……P、P君!! それ以上やるとシメる——」
P「シメる?」キュッ
早苗「あぁんっ!! い、ま……どこ触って……」ゾクゾク
P「やれやれ……まだ酔ってるみたいですね。僕は肩甲骨の辺りを揉んだだけですよ」
早苗「そ、そんなバカなこと」
P「れろ……」
早苗「あぅ……はぁん……だめ、耳ぃ……耳は駄目っ」ゾクゾク
-
158 : 2014/05/12(月) 21:56:31.28 -
P「じゃあこっちは……れろ」早苗「うなじも、だめぇっ……」プルプル
P「ふふっ早苗さん……ほら、凝ってますよ。こんなに固く」モニュ キュウウウ
早苗「ぁん!!!……はあっはあっ……あ……あぁ……はぁっ」ビクッ!!!
早苗「あぁ……」グデ
P「……早苗さん? よーく聞いてくださいね? 」
P「雨は……朝まで止まないみたいですよ? 朝まで、じっくり体の凝りをとってあげますね」モニュ
早苗「ふぁ、ふぁい……」
-
161 : 2014/05/12(月) 22:08:04.31 -
————早苗「はっ!! 」バッ
早苗「いてて……頭が痛い……」
P「やあ、具合はどうですか?」
早苗「あ、あんた! よくもまぁあんなことやそんなことしてくれたわね!」ガ゛ッ
P「」チョン
早苗「はあぁん……」ビクン
P「ははは……すっかり敏感になりましたね」
早苗「あ、あんたっ! こんなことしてただじゃっ」
P「ねぇ早苗さん? 僕のプロダクションに入ってくれませんか?」
早苗「は、はぁ!? あんたなにいってんのよ!」
-
162 : 2014/05/12(月) 22:25:29.56 -
P「いや、僕は早苗さんのことを考えて言ってるんですよ」早苗「あ?」
P「そんな体じゃあ……元のプロダクションでやっていけないでしょ」
早苗「そ、それはあんたのせいで」
P「片桐Pさんや、他のアイドル達にそれを言うんですか? 知り合った男とホテルで過ごしたらこんな体になりましたって?」
早苗「っ……」
P「アイドルがなにやってんだと。皆に酷い目で見られるでしょうね」
P「それは流石に駄目ですよね? けど、僕は早苗さんにはアイドルを続けてもらいたいんです」クリクリ
早苗「んぅっ勝手なことばっかり……」
P「でも、僕のプロダクションならそんなことは言わないですし、なにより」キュウ
早苗「あっ……」ビク!!!
早苗 (気持ちいぃ……)
P「こんなこと、出来るのは僕だけですよ」ボソッ
早苗「み、耳ぃん……」キュン
-
164 : 2014/05/12(月) 22:35:32.90 -
早苗「は、はあっ……あんた……覚えてなさいよ……」P「で、返事はどうなんです」
早苗「っ! わかったわよ……あんたのプロダクションにいってあげる」
P「おお……嬉しいです」
早苗「けどね! それは元のプロダクションの皆に迷惑かけたくないからよ」
P「……」
早苗「いつか、あんたに一泡吹かせてやるんだから。そして、後悔させてあげる。いわば潜伏捜査よ」
P「……ま、いいでしょう。素直になるのも時間の問題だ」
早苗「な、なによ! その言い方! このっ」ポカッ
P「ふぅ……早苗さん?」
早苗「?」
P「んっ」
早苗「んっ……あ……んぅぅ……ぷはっ」
P「これから、よろしく」
早苗「ぁい……ふんっ」ポーッ
-
165 : 2014/05/12(月) 22:43:57.36 -
————
ちひろ「? あれ、Pさん。早苗さんは……?」
P「元のプロダクションに、移籍届けを出しにいきましたよ」
ちひろ「一人で行かせたんですか!?」
P「そのほうが面白そうじゃないですか」
ちひろ「……」ジトー
P「……なーんて、嘘ですよ。仮眠室で寝てます。さっき一緒に移籍の手続きしに行ったので……疲れたんでしょう」
ちひろ「そ、そうでしたか。もうっPさんたら……そうですよね。Pさんはそんな悪い人じゃないですもんねー」
P「……」
雪歩「プロデューサーは、とってもいい人ですぅっ」コトッ
P「ずずっ……はぁ……落ち着いた」
ちひろ「あーっ、……も、もう雪歩ちゃん!」
——仮眠室——
早苗「あっ……はぁ……はぁ」ビクビク
早苗「もう、癖になっちゃったじゃない……ばかっ」
-
166 : 2014/05/12(月) 22:44:38.43 -
————片桐早苗 編 終了
-
167 : 2014/05/12(月) 22:48:14.67 -
P「片桐早苗は危険人物だ……いろんな意味で……」P「ふぁ……」
P「さて、次は……」
P「↓3 って子が気になるかな」
↓3 アイドル指定
+↓3のコンマ以下の値が、現プロデューサーとの好感度です
-
192 : 2014/05/12(月) 23:01:17.79 -
今日はここまでにします
ありがとうございました -
202 : 2014/05/13(火) 12:02:01.65 -
分かりにくかったですね
↓3のレスで全て決定しています
なので、ありすの場合は好感度は67です紛らわしくて申し訳ありませんでした
-
203 : 2014/05/13(火) 12:09:49.17 -
P「橘ありすという子がいいな」P「12才か」
P「千枝より1個上だな。うちに入ったら仲良くなれるといいな」
P「さて……」
-
206 : 2014/05/13(火) 14:50:45.31 -
プルルルル プルルルル ガチャP「あ、お忙しいところ申し訳ありません。私CGプロダクションのPと申しますが……」
P「はい。いつもお世話になっております。橘Pさんはいらっしゃいますでしょうか? 」
P「あ、お世話になっております。——実は、そちらで短期研修をさせていただきたく思い——」
————
——
-
207 : 2014/05/13(火) 15:14:48.54 -
P「——はい。ありがとうございます。ではその日に……はい。失礼いたします」ガチャ
P「前に俺がスカウトしてた時から1年以上経ったからか、あっさり取り付けたな」
P「まぁ去年から関係を持ち続けたプロダクションのひとつだ。信用は十分にあるから……当然といえば当然か」
P「……これで橘ありすのプロデュースをすることができる」
P「ふぅ……久々だな。研修も……」
-
212 : 2014/05/13(火) 15:39:47.23 -
P「ちひろさーん」ちひろ「はいっなんでしょうかPさん?」
P「久々に、研修に行くことになりました」
ちひろ「え? 1年ぶりに急にきましたね!?」
P「はい。えーと……三日後にとりあえず挨拶に行きます。そのあとから本格的に一ヶ月、研修をしてきますから」
ちひろ「そ、そうですか……Pさん研修大好きですね?」
P「ええ。実りになることが多いので」
ちひろ「このこと、アイドルの皆に言ったら多分やばいですよ?」ガクガク
P「あぁ、泰葉ならもう大丈夫ですよ。そんなワガママ言う子じゃなくなりましたし」
ちひろ「そ、それは本当ですか……? よかったです……」
P「ええ。俺も頑張りましたからね」
ちひろ「なにを……?」
-
213 : 2014/05/13(火) 15:43:54.47 -
雪歩「プロデューサー? お茶がはいりましたよ」コトコトちひろ「雪歩ちゃん、ひとつもらいますね?」スッ
P「おお、ありがとう」スッ
P「雪歩にも言っとこうか」
雪歩「へ? なにをですか?」
早苗「なになに? なんの話? 」ヒョコ
P「早苗さんにも、言いたかったので、ちょうどいいです。実は——」
-
215 : 2014/05/13(火) 16:01:01.36 -
雪歩「た、短期研修ですか!?」早苗「ちょっと! あたしをほったらかして研修なんて許さないわよ!」ピーッ
雪歩「ひゃあっ!」
P「急に耳元でホイッスル鳴らさないでください……雪歩がびっくりしたでしょう」
P「それに、研修は一ヶ月間ですから。すぐ帰ってきますよ」
雪歩「ぷ、プロデューサーぁ……」ウルウル
P「ん? 雪歩どうした」ナデ
雪歩「私……プロデューサーがいないとどうしたらいいか……」
-
216 : 2014/05/13(火) 16:06:12.28 -
P「雪歩なら大丈夫さ。幸いこの一ヶ月の期間はあまり忙しくないし、撮影が何度かあるけど、もう大分慣れたろう?」ナデ雪歩「で、でも……すんっ……」
P「雪歩は少しずつだけど、確実に成長してる。心配しなくても大丈夫だよ」ナデナデ
雪歩「プロデューサー……はいっ、私、頑張ってみますぅ……すんっ」
P「よしよし、いい子だね」ナデナデ
雪歩「んっ……ふふっ」
早苗「な、なによ……雪歩ちゃんまで……」
雪歩「気持ちいいですぅ……あったかい……」
早苗「むぅ」
-
217 : 2014/05/13(火) 16:13:45.24 -
早苗「はあ……自分より年下の子が納得してるなら、あたしも納得する他ないじゃない」P「早苗さん……」
早苗「その代わり、帰ってきたら飲みに行くわよ!」
P「ふふっ……いいですよ」ギュウウ
早苗「ふぁっ……な、なによ急に……」
P「いいえ……ありがとうございます」ボソッ
早苗「っ……も、もう……ばかなんだからっ」カアア
ちひろ「蚊帳の外です……ずずっ」ホッ
P「……それじゃあちひろさん。皆のこと、よろしくお願いしますね。任せましたよ?」ナデ
ちひろ「っ!! 」
ちひろ「はーいっ! 任されました!」ニコッ
-
218 : 2014/05/13(火) 16:14:14.21 -
——————
—
-
219 : 2014/05/13(火) 16:19:15.26 -
——プロダクション前——P「ここか……」
P「研修の内容の確認という名目だが、俺の目的は橘ありすだ」
P「さて……どんな人物かな」
コンコンコン ハーイ
ガチャ
P「失礼いたします。CGプロダクションより参りましたPです。本日はよろしくお願いします」ペコ
-
220 : 2014/05/13(火) 18:14:07.69 -
橘P「おはようございますPさん。いつもお世話になっております……」P「いや、こちらこそ」
橘P「では、さっそく応接室までご案内しますよ。こちらです」スッ
P (まあまあの規模だな……)チラッ
橘P「どうぞ、お掛けになってください」
P「失礼します」
橘P「いやあ、Pさんが研修にくるとは思いませんでしたよ」
P「ははは……」
-
222 : 2014/05/13(火) 18:24:09.89 -
P「急な話で、申し訳ないです」橘P「いえいえ、大丈夫ですよ」
橘P「あの……Pさんは、何かしてみたいことってありますか?」
P「……私がこのプロダクションでやってみたいことですか?」
橘P「ええ。研修というか……体験というか……違うプロでしか感じることができないことって、あると思うんです」
P「……それは、研修ではない気がするんですが……」
橘P「Pさんにはお世話になってますから。一ヶ月間の体験みたいになっちゃいますけど」
P「……いえ、ありがとうございます。是非やらせてください」
橘P「はい……で、Pさんがやりたいことなんでしょう? 出来る限りのことしかアレですけど……」
-
224 : 2014/05/13(火) 19:00:48.32 -
P「……」P「そうですね。やはり私もプロデューサーですから……ここのアイドルをプロデュースしてみたいです」
橘P「ははっそれはそうでしょう。では一ヶ月うちの担当アイドルを持って、活動するということでしょうか」
P「ええ。お願いできますか」
橘P「はい。勿論ですよ。逆にうちが助かっちゃうくらいです」クス
P「はは……」
橘P「アイドルですが、どの子をプロデュースしたいとかありますか?」
P「そうですねぇ……」
橘P「あ、うちの所属アイドルの一覧わ持ってきますよ」パタパタ
P (自分からえさを差し出すようなものだな……)
-
226 : 2014/05/13(火) 20:00:42.68 -
橘P「はい。これがうちのアイドルの一覧です」バサッ橘P「珠美なんかどうですか?」チョン
P (どこかで聞いたことあるな……)
P「いえ……そうですね」スッ
「プロデューサー、おはようございます」
P「お……」
橘P「おぉ、ありす。おはよう」
橘ありす「橘……まぁ、いいです」
ありす「こちらの方は……?」
-
228 : 2014/05/13(火) 20:20:56.69 -
橘P「CGプロダクションの、プロデューサーのPさんだ。短期研修の件で来たんだよ」ありす「そうですか。橘です。よろしくお願いします」
P「Pです。よろしくね、ありすちゃん」
ありす「橘です。名前で呼ばれるのは好きではないので、橘と呼んでください」
P「そうかい……よろしくね。橘ちゃん」
ありす「はい」
橘P「す、すみません……」
P「いえ、決めました」
橘P「え?」
P「橘ちゃんを一ヶ月間、プロデュースします」
ありす「……?」
-
230 : 2014/05/13(火) 20:35:08.50 -
————P「と、いうわけで今日からよろしくね。ありすちゃん」
ありす「橘です……一度言ったことは覚えておいてください」
P「けど、橘Pさんは君のことを名前で呼んでるじゃないか」
ありす「……プロデューサーは、頼りになる人なのでいいんです」
ありす「それより、なんで私が貴方にプロデュースされなきゃいけないんですか」
P「んー……俺がプロデュースしたかったからかなぁ」
ありす「はぁ……なんですかそれ。意味がわからないです」ジト
P「まあいいじゃないか。頑張ろうよ」
ありす「ふんっプロデューサーに言われたことは守りたいので、一ヶ月間、仕方ないですけどお願いします」ムスッ
-
231 : 2014/05/13(火) 20:50:28.36 -
————P「それじゃあ橘ちゃん? まずは撮影だな」
ありす「……それから、橘 ちゃん はやめてください。呼ぶなら橘でお願いします」
P「……橘は、撮影は好きかい?」
ありす「好き嫌いで、仕事を選ぶつもりはありません」プイ
P「そうじゃなくて、好きな仕事と、そうじゃない仕事はあるだろう?」
ありす「……それはありますけど……」
P「どういうの?」
-
232 : 2014/05/13(火) 20:53:32.62 -
ありす「……きわどい水着を着るような撮影は、なるべくやりたくはありません……」P「着たことあるのかい……?」
ありす「ぷ、プロデューサーが一度だけ……あの恥ずかしさは、あまり……」
P「ふふっ」
ありす「なにがおかしいんです!」
P「いや、ははっ……着たのか」
ありす「むぅぅ……バカにしてますね?」
P「いやいや、そうだよな。そんな水着嫌だよなぁ」ナデナデ
ありす「ひゃっ! な、撫でないでください! 子供扱いしないでっ」
P「あははっ……さぁ、撮影いくぞ」
ありす「」プクッ
-
233 : 2014/05/13(火) 21:26:00.88 -
————P「よし橘。今日はレッスンだ」
ありす「はい。前のところまでは予習しておきました」
P「おお、偉いな!」ポンポン
ありす「や、やめてください……」
P「じゃあさっそく、曲に合わせて動いてみてくれ」
ありす「はい。では……」
♪
-
234 : 2014/05/13(火) 21:56:45.61 -
ありす「はっ……ふぅ……」タンタンありす「はっ……はっ……どうでした?」
P「凄いぞありす! 完璧じゃないか!」ギュウ
ありす「ひゃあ! っ離してくださいっ! あと名前! 橘ですっ」
P「ごめんごめん……びっくりしちゃってさ。本当にマスターしてるじゃないか」
ありす「と、当然です。予習復習は基本ですからね」
P「しっかりしてるな、橘は……」ナデナデ
ありす「っ……んん……」
-
235 : 2014/05/13(火) 21:57:57.04 -
P「……さ、じゃあこの動きを生かして、ステージでバック、踊ってみようか」ありす「へっ? い、いや……私まだステージに上がったことないんですけど……」
P「こんなにマスターしてるんだ。誰かに見せなきゃ勿体ないだろ?」
ありす「いえ……これは体を慣れさせる課題曲だからっ」
P「明日だからな。確認含めてもっかい見るぞ。さ、踊ってくれ」
ありす「ご、強引すぎます……」
-
236 : 2014/05/13(火) 22:00:46.26 -
————P「いよいよ本番だな」
ありす「あ、あの……プロデューサー」
P「ん?」
ありす「こ、この衣装は?」
P「あぁ、橘に似合うと思って用意したんだ。俺のプロダクションから持ってきたものなんだけど」
ありす「そうですか……」
P「気に入った?」
ありす「い、いえ! ただ……衣装を着るて踊るのなんて、はじめてで……」
P「そうなのか……?」
ありす「はい……ちゃんとできるかな……」
-
237 : 2014/05/13(火) 22:04:44.58 -
P「ありす」ポンありす「あっ……」
P「ありすなら出来る。俺は信じてるぞ」ナデナデ
ありす「……」
ありす「まったく、なんの根拠があって言ってるんでしょうね……」
ありす「けど……頑張りますね」
P「あぁ」スッ
ありす「……私、アイドルみたいですね」
P「みたいもなにも、お前はアイドルだろう。ほら、行ってこい」
ありす「ふふっ……実感しただけです。いってきますね」
-
238 : 2014/05/13(火) 22:17:52.44 -
ワーワーワー !!ありす「はっ……ぷ、プロデューサーっ! やりました、やりましたよ!!」
P「ありす!」ギュウウ
ありす「ありすって……まあいいです。見ましたか? 見ましたか、プロデューサー」
P「あぁ見たとも。素晴らしかったぞ」ナデ
ありす「私、こんなにアイドル活動楽しんだの、初めてかも……はあっ」
P「そうか、よかった……」
ありす「……もしかして、あえて私に急にステージのバックなんてやらせましたね……」
P「ありすがあまりアイドル活動を楽しんでないように見えたからな。今日はバックだけど、このライブこそアイドル活動の醍醐味だろ?」
P「けど、緊張やプレッシャーで負けなかったのは、ありすの力だ。ありすしか出来ないことだったかもな」
ありす「私じゃなかったら、できなかったこと……ふふっ……調子がいいですね」
ありす「でも今日は……満足でしたので……ゆる……っ……すぅ……すぅ」
P「寝ちゃったか……疲れてたんだろうな……ありす」ナデ
P「お疲れさま。よかったよ」サラ
ありす「んぅ……すぅ……」
-
240 : 2014/05/13(火) 22:26:17.47 -
————ありす「昨日はハードでしたね。プロデューサー」
P「そうだな。今日からはもうちょいゆっくり活動するぞ」ナデナデ
ありす「はい」
P「よしいい子だ。ちょっと待っててくれ。今日の撮影の衣装を持ってくる」
ありす「なるべく、早くお願いしますね」
P「偉そうにいうなっ……ははっ」ポン
ありす「えへっ……」
ありす (なんだか、お父さんみたい)
ありす (プロデューサーは、私のことを子供扱いするけど……)
ありす (悪い気はしない……かな)
-
243 : 2014/05/14(水) 06:57:02.58 -
ガチャ橘P「おうありす。昨日はライブのバックやったらしいな?」
ありす「あ……橘プロデューサー……はい」
橘P「成功したらしいじゃないか。おめでとう」
ありす「はい。ありがとうございます」
橘P「バックなんて初めてだったろ? はははっ」
ありす (橘プロデューサーは、前まで頼りになるって思ってたけど……)
ありす (ちょっと考えすぎだったかな……)
橘P「ほらありす。えらいえらい」ワシャワシャ
ありす「」ムッ
ありす (雑……)
ありす「はあ……どうも」スッスッ
橘P「そうだ、明日お得意先に営業いくんだけど、ありすを連れてこうと思う」
ありす「営業ですか……」
-
244 : 2014/05/14(水) 07:03:43.32 -
橘P「あぁ。そこで昨日やったダンス、やってもらおうかと思ってるんだ」ありす「あぁ、あの動きから大丈夫ですけど……」
橘P「そうか! うまくいけば使ってくれるかもしれないし、でかいとこだから採用されたら、さらにうちのプロダクションも有名になるぞ!」
ありす「そうですか……明日ですね。わかりました」
橘P「よろしくな。Pさんには俺から伝えとくから」スタスタ
ありす「……まったく、昨日の今日でダンスはきついとは思わないんでしょうか」
-
246 : 2014/05/14(水) 07:16:21.06 -
P「お待たせありす」ガチャありす「遅いですよ」
P「ごめんごめん。ほらこの衣装、ありすにきっと似合うぞ」
ありす「ありがとうございます」クス
ありす「あ……明日、橘プロデューサーと営業に行くことになりました」
P「営業?」
ありす「ええお得意先だとか」
P「そうなのか……」
ありす「昨日のダンス、またやるみたいです」
P「昨日のダンスって……2日連続でダンスなんて、慣れてないときついじゃないか」
ありす「っ! え、ええ……でも仕事ですから」
-
247 : 2014/05/14(水) 07:21:35.89 -
P「そうか……けど心配だな……無理はするなよ?」ナデナデありす「んっ……はいっわかってます」
ありす (これ……気持ちいい……安心する)
ありす (プロデューサーは、私のこと、ちゃんとわかってくれてる人だ……)
ありす (けど、期間が終わったら……帰っちゃう)
ありす (なんか、嫌だな……あっ)
ありす (こんなこと考えるなんて、子供みたいっ……明日のこと考えなくちゃ)フルフル
-
248 : 2014/05/14(水) 07:22:48.47 -
——————
—
-
251 : 2014/05/14(水) 07:36:47.13 -
————橘P「いいかありす。今日重要な営業だ。プレッシャーをかけるわけじゃないけど、頑張ろうな」
ありす「はい。わかってます」
橘P「それと……昨日の練習したダンスなんだが」
ありす「?」
橘P「一ヶ所、ちょっと振りを変えようと思う」
ありす「え!?」
橘P「いや、変えたほうが向こうにも印象的になる振り付けだ。Bパートのステップを変えるから。まぁ応用みたいなもんだよ。あとで軽く教えるからさ」
ありす「そんな……そんな急に言われても……」
橘P「ありすなら、きっと出来るさ」
ありす (お、応用なんて……けど、やらなきゃ……失敗するわけにはいかない……)
ありす (ぅぅ……)
-
253 : 2014/05/14(水) 07:44:26.93 -
————TV局P「いつもお世話になってます」
橘P「いえいえ、こちらがお世話になってばかりで……」
TV局P「はは……橘ありすちゃん、今日はよろしくね」
ありす (どうしよう……まだ完全に覚えてない……)
橘P「あ、ありすっ! 挨拶!」
ありす「あっ、すみませんっよろしくお願いしますっ」アセ
TV局P「うん。じゃあさっそく踊ってもらおうかな」
橘P「はい。では曲の準備を……」カチャ
ありす (どうしよう……どうしようっ……)
~♪
ありす (っいけない……集中しなきゃ……)
-
254 : 2014/05/14(水) 07:55:46.81 -
~♪ありす「っ……ふっ……」スッ
ありす (ここまでは大丈夫……)
橘P「……よし……」
TV局P「おぉ……」
~♪
ありす (Bパート……ここでくるっ…… )
ありす「はあっ……ふっ」タンタン
~♪
ありす (——!! ここでっ!) バッ
ありす「あっ……!」ヨロッ
バタッ
-
255 : 2014/05/14(水) 08:00:30.62 -
橘P「ぁっ!!」TV局P「……」
橘P「っ……す、すみません!! すみませんっ!」
TV局P「本番に弱いタイプか……うーん……はい。ここまでで結構ですよ」
橘P「いやっもう一度最初から! お願いしますっ」
TV局P「いえ、結構ですから」
橘P「そんな! ……くっ」
ありす「はっ……はぁぁ……」ガク
ありす (転んじゃった……足……つまずいて)
ありす (っ……)
-
256 : 2014/05/14(水) 08:07:40.31 -
ブロロロロ……橘P「……」
ありす「……」
橘P「営業、駄目だったな」
ありす「……」
橘P「向こうも、使うかは電話でよこすっていってたけど……まず断られるよな」
ありす「……」
橘P「っ!! おい、ありす! 聞いてるのか!」
ありす「っ……聞いてますから……」
橘P「あまり責めたくないけどさ……お前言われたことはちゃんとやるって言ったよな」
ありす「それは……」
橘P「こんな肝心なところで……ホント頼むぞお前……!」
ありす「っ!!」
-
258 : 2014/05/14(水) 08:19:50.04 -
ありす「勝手すぎます!」ありす「私は、最初から急な振り付けの自信なんてなかったんです!」
ありす「貴方が余計なこと付け加えるからっ! 失敗しちゃったんです!!」ウル
橘P「はあ? 俺のせいかよ……俺は向こうに少しでも印象を残せることを考えただけだ」
橘P「プロデューサーってのはこういう臨機応変さが必要なんだよっ! それに一生懸命従うのがアイドルだろ!!」
ありす「っ……最低です」ウル
ありす「……第一……一昨日ライブのあとに、またすぐにダンスなんてキツいんです! できっこないんです!そんなことも気づけないなんて、プロデューサーやる資格ないですよっ」
橘P「っ……いい加減にしろ!! もういい、事務所ついたら頭冷やしとけ!」
ありす「自分に都合が悪いと逃げるんですかっ どうなんですかっ!」
橘P「いいから黙ってろ!」
ありす「もういいですっ……はぁ……はぁっ」ウルウル
-
263 : 2014/05/14(水) 08:42:25.01 -
————ガチャ
ありす「……」トボ
P「おお、おかえりありす」カタカタ
P「ん……橘Pさんは?」
ありす「……そのまま、レッスンスタジオ行きました」
P「そうか……ありす」
ありす「……?」
P「ちょっとおいで」
ありす「なんですか……」テクテク
P「なんかあったろ? 話してごらん」ナデ
ありす「っ!! プロデューサーっ」ダキ
P「おおっ、どうしたんだありすっ」ギュウ
ありす「私、私……失敗しちゃった……」
P「……」ナデ
ありす「振り付け、間違っちゃった……転んじゃって……営業駄目でっ……もうどうしたらいいか……」グス
P「なんだ、そんなことか」ナデ
ありす「ふぇっ……」
-
265 : 2014/05/14(水) 08:59:22.99 -
P「そんなことより、転んだって……怪我はないのか?」サスありす「け、怪我は大丈夫ですけど」
P「そうか、ならよかった」
ありす「そ、それより……失敗、そんなことってどういう……」
P「失敗しないアイドルなんて、絶対いないじゃないか」ナデ
ありす「っ……」
P「失敗しても、次に繋げればいい。そうやって成長してくのが大切なんだよ」ナデ
ありす「成長……ですか?」
P「そう。ほらっありす」ギュ
ありす「ひゃっ……だっこなんて……」
P「嫌か? 」
ありす「……ちょっとだけ安心するので、このままで……」ギュウウ
-
266 : 2014/05/14(水) 11:15:29.82 -
P「よしよし……」ありす「温かい……」
P「失敗したっていいんだよ。そういうときこそ、俺たちプロデューサーが助けてあげる時なんだから」ナデ
ありす「プロデューサー…………もっと、頼ってもいいんですか?」
P「勿論。どんどん使ってくれよ」
ありす「ぐすっ……プロデューサーぁ……」ギュウウ
P「よしよし、大丈夫大丈夫」ユサユサ
ありす「あり、がとうございますっ……すんっ……うわああん……」
-
267 : 2014/05/14(水) 11:56:46.92 -
P「落ち着いたか?」ナデナデありす「はいっ……お見苦しいとこをお見せしました」
P「そんなことないさ」
ありす「あのっプロデューサー……」
P「うん?」
ありす「プロデューサーは、研修期間が終わったらいなくなっちゃうんですよね」
P「……まあそうだな」
ありす「私……プロデューサーにプロデュースしてもらいたいです……」
P「ありす……」
ありす「ここじゃあ私、楽しくないですし……あの……」
P「そうか、じゃあ——」
P「俺のプロダクションに来るか?」
ありす「っ……はいっ!」
ありす「……プロデューサー……ありがとうございます……」ギュウ
ありす (この人は……私の支えになってくれる……)
ありす (この気持ちは……お父さんにとかじゃなくて……)
-
281 : 2014/05/14(水) 15:55:45.80 -
そのための「 ※胸糞注意 」ですし
ゲームでPやアイドルが行ったり来たりするのと同じという意見もあるけど
「貸したアイドルをパクられた」「傭兵に来たPがフロント盗んで行った」ってことだし
フリトレ的なものを通してない以上、本来はどうしようもなく酷い話よ -
282 : 2014/05/14(水) 18:53:09.95 -
————ありす「私、このプロダクション辞めたいので、手続きお願いします」
橘P「え……? あ、ありす。あの時のことは俺も悪かったよ……大事な会社だったんだ。だからついカッとして……」
橘P「だから、辞めないでくれ……」
ありす「そんなの理由になりません。大人げないって言葉がピッタリです」
橘P「本当にすまない……もう一度、一緒に頑張ろう?」
橘P「悪かった、ありす……」ペコ
ありす「……あの、一つだけいいですか」
橘P「っなんだ? ありす」パァァ
ありす「お願いです。名前で呼ぶの、やめてもらえますか」
橘P「」
-
296 : 2014/05/14(水) 22:05:49.66 -
————P「——ということで、今日からうちのプロダクションに所属する……」
ありす「橘ありすです。橘と呼んでください。よろしくお願いします」ペコ
ちひろ「小さい子は千枝ちゃんしかいませんでしたから、新鮮ですね!」
雪歩「おかえりなさいプロデューサー! 橘ちゃんも、よろしくね」
早苗「よろしくね。ありすちゃん」
ありす「橘です」キッ
早苗「た、橘ちゃん。よろしくね……」
早苗 (今時の子ってこんな感じなのかしら……)
P「ほら、これから皆で頑張るんだ。名前で呼んでもいいだろう?」
ありす「でも……」
P「みんないい人だぞ。それに、いい名前じゃないか。ありす」ポン
ありす「ま、まあ……プロデューサーが言うなら……」カァ
早苗「あやまぁ……これは……」
-
297 : 2014/05/14(水) 22:09:22.16 -
ありす「Pさん……」ボソッP「んっ? Pさんて……」
ありす「私、Pさんに会えてよかったです。頑張りますので、プロデュース、よろしくお願いします」
P「あぁ、勿論だとも」 ナデ
ありす「えへへ……」
ありす「……もうちょっとだけ、待っててくださいね。Pさん?」
P「なにをだ?」
ありす「いえ、それはまだ秘密ですっ」
ありす「……♪」
-
298 : 2014/05/14(水) 22:10:00.55 -
————橘ありす 編 終了
-
299 : 2014/05/14(水) 22:13:57.71 -
P「橘ありすが所属してくれた」P「うちのプロダクションも、年齢のバランスが良くなってきたな」
P「それに、ありすは千枝や、歳は離れるが泰葉ともうまくやってるみたいだ」
P「うん、安心安心。さて……」
P「↓3 ってアイドルが気になるな……」
↓3 アイドル指定
コンマ以下の値が現プロデューサーとの好感度
-
311 : 2014/05/14(水) 22:21:51.40 -
P「大槻唯がいいか」P「おぉ……見事な金髪とプロモーション」
P「大槻唯が所属してるプロダクションも、前からの交流で信頼はあるはずだ。短期移籍も使えるな」
P「……よし、うちに呼ぶか」
-
314 : 2014/05/14(水) 22:29:43.04 -
————P「ちひろさん。大槻唯って子が短期移籍で来ますので、よろしくお願いしますね」
ちひろ「おっと一年ぶりの短期移籍ですねーわかりましたよ!」
P「……ちひろさんを見てると、癒されます」
ちひろ「えっそんな急にっ……」テレ
雪歩「ぷ、プロデューサー!」
P「どうした雪歩?」
雪歩「いつも、お疲れさまですぅ」モミモミ
P「おー……雪歩の肩揉みは気持ちいいな……癒されるよ」ナデ
雪歩「えへへ……」
ちひろ「……む」プクーッ
早苗「何歳年下の子とやりあってんのよ……いつものお返し! 私も揉んであげるわっ!」バッ
ありす「ちょ、皆さん……まったく……Pさん! 私も揉みますからっ」ピョン
P「お、おいおい……とりあえず、明後日大槻唯が来るからな! 皆わかったか?」
「はーい!!」
-
315 : 2014/05/14(水) 22:30:56.58 - 続きは明日書きます。ありがとうございました
-
336 : 2014/05/20(火) 15:11:02.14 -
更新が遅れて誠に申し訳ございません
とりあえず、再開させていただきます -
337 : 2014/05/20(火) 15:12:23.08 -
————P「そろそろ1時か……約束の時間だな」
P「大槻唯、見た目からして明るそうだし、楽しみだな」
コンコンコン
P「! はい」タタッ
ガチャ
P「こんにちは。大槻唯さんだよね?」
大槻唯「あ……う、はい。こんにちは……」
P「……? 応接室に案内するよ。こちらへどうぞ」スッ
唯「し、失礼します」
-
339 : 2014/05/20(火) 15:21:34.62 -
P「どうぞ、座って」スッ唯「はい……」スッ
P「あはは……緊張してる?」
唯「あ、違っ、んと……大丈夫です」
P「こんなこと言ってごめんね? なんだか、イメージと違ってビックリしたよ」
唯「あ、あははっ……」
P「今日はそちらのプロデューサーさんは日程が合わなくていないけれど、一度会って、説明はしてあります」
唯「はい、聞いてる……聞いてます!」
P「……で、大槻さん本人は詳しい説明はまだ聞いてないだろうから、今から私が短期研修について説明します」
唯「はい、よろしくおねがいします」
P「こちらこそよろしく。まずは——」
-
340 : 2014/05/20(火) 15:30:31.78 -
P「——とまあこんな感じで、期間中は私が全プロデュースを担当します。期間が終われば大槻さんは元のプロダクションに戻って、報告をして終わりと……」P「ここまでで、なにか質問はあるかな?」
唯「大丈夫ですっ」
P「と、自己紹介がまだだったね。大槻さんのプロデュースを担当します、Pです。よろしくね」スッ
唯「えと、大槻唯です。よろしくおねがいします」
P「うん、よろしく。説明は以上だけど……」
唯「はい、ありがとうございました、失礼します……」スッ
P「大槻さん」
唯「?」
P「……明日から、一緒に頑張ろうね」
唯「あっ……うん、頑張りましょうっ」ペコッ
バタン
-
341 : 2014/05/20(火) 15:36:03.94 -
P「ふむ……」ガチャ
ありす「ただいま戻りました……あれ、大槻唯さんは……?」
P「おつかれさま。いまさっき帰ったよ」
ありす「そうですか……どんな方でした?」
P「イメージと違ったな。でもあれは本当の彼女じゃない感じだ」
ありす「訳あり、ですね」
P「そうだな……」ポンッ
ありす「っ♪」
P「ありすも、会ったときはよろしくな?」
ありす「はいっ」
-
342 : 2014/05/20(火) 15:37:02.12 -
——————————
——
-
344 : 2014/05/20(火) 15:40:37.38 -
————P「おはよう大槻さん。今日から活動だけど、大丈夫かい?」
唯「うん、大丈夫……ですっ」
P「そっか。じゃあさっそく、撮影行こうか」
唯「はいっ」
P「……」
-
345 : 2014/05/20(火) 15:46:05.36 -
——撮影スタジオ——カメラマン「いいね! いいねっ!」カシャ
唯「~♪」
P「……」
カメラマン「よし、一旦休憩!」
唯「ありがとうございました~」ペコッ
P「大槻さん、凄く良かったよ。表情バッチリだ!」
唯「あっ……えへへっ」
P「この調子で、休憩あけの撮影も行こう!」
唯「はーいっ!」
P「うん、良い返事だ」
-
346 : 2014/05/20(火) 15:53:48.84 -
——レッスンスタジオ——唯「~♪」タンタン
トレーナー「はい、今日はここまでにしましょう。お疲れ様でした」
唯「お疲れ様でーすっ」
P「大槻さん、お疲れさま。はい、飲み物」スッ
唯「あっ……えと、ありがとうございます! ……んぐぐ……」
P「大槻さんは、撮影もいいし、レッスンも楽しそうにやってて、すごく良い感じだよ」
唯「えっ!? ホント! 」バッ
唯「あ! ごめんなさいっ……ホントですか?」
P「……大槻さん、別にわざわざ言葉遣い、直さなくていいよ」
唯「いや、あのこれは……」
-
347 : 2014/05/20(火) 16:01:17.70 -
P「向こうのプロダクションで、なにかあったのかい?」唯「いや、あの……」
P「聞いちゃ駄目かな? 俺はどうしてもそこだけ、大槻さんの良さが消えてる気がするからさ」
唯「ゆいの良さ……」
P「うん」
唯「……ゆいね、元のプロダクションのプロデューサーに、しゃべり方なおせーって言われたんだ……」
唯「悪い印象を与えるからーって。怒られちゃった」
唯「だから、言うとおりにしないと駄目だし、気を付けるようにしてたの……」
P「そうだったのか……」
-
348 : 2014/05/20(火) 16:09:56.92 -
唯「……プロデューサーも、そう思う?」P「ううん。全然」
P「逆に俺は、唯の良さが出ててやめないほうがいいと思うな」
唯「えっ……」
P「このプロダクションにいる間は、俺がプロデューサーだ。唯には、ありのままで活動してほしいな」ポンッ
唯「……いいの?」
P「勿論。俺が望んでるんだから、やってもらわなきゃ困る!」
唯「えへへっ……そうかな……!」
P「ああ。そうさ」
唯「……うん。ありがとねっ、Pちゃん! ゆい、ありのまま頑張ってみるよ☆」
P「よし、これで本腰いれて活動できるな。バンバンいくぞ! 唯っ」
唯「うん! ゆい、全力パワーでいっちゃうよ!」
-
351 : 2014/05/20(火) 16:16:27.33 -
————唯「ねぇ、PちゃんPちゃーん!」
P「どうした唯?」
唯「出番までまだ時間あるよねっ?」
P「うん。まだあるぞ」
唯「ゆい、キャンディー舐めてていい?」
P「あぁ、大丈夫だよ」
唯「ホント? ありがとー☆ でね、ゆい、Pちゃんがさっき持ってたキャンディー舐めたい! まだあるー?」
-
352 : 2014/05/20(火) 16:20:21.60 -
P「あぁ、共演者の人にひとつあげちゃったけど、まだあるぞ。ほら」スッ唯「あむっ……えへへ、美味しい!」コロコロ
P「そうか? なら良かったよ」ナデ
唯「んふふー♪」
P「けど、あんまり食べ過ぎて虫歯になっちゃ駄目だぞー?」ナデ
唯「りょうかいであります!」ビシッ
唯「なんちゃって! へへっ」パァ
P「ふふっ……」ナデ
-
353 : 2014/05/20(火) 16:29:17.49 -
————P「唯はやってみたいこととか、あるか?」
唯「んー……楽しいことなら、なんでもしてみたいかなっ」
P「そうか! じゃあ楽しいことってなんだ?」
唯「それはー……んー……もう! Pちゃんのイジワル! 急に言われてもわかんないよー」ポカ
P「あははっごめんごめんっ」
唯「でもねー……ゆい、Pちゃんとしてる今の活動、ちょー楽しいよ☆」
P「本当か? それは嬉しいな」ナデ
唯「ふふっ Pちゃんはいい腕してるよーっ」
P「そうか、ありがとう」ナデ
唯「うん♪」
-
354 : 2014/05/20(火) 16:46:06.24 -
————唯「それでね、Pちゃんビックリして、目が点になってたんだよ!」
雪歩「あははっそうなんだ~」
唯「でね、ゆい言ったんだよー。Pちゃんの目、アリンコみたいーって! そしたらね、Pちゃんがね——」
ガチャ
P「ただいまー……お、待たせてごめんな唯。よし、サイン会いくか!」
唯「うん! ふふふっ……」
P「その顔はさっきまで俺をネタに笑ってたなー?」
雪歩「!?」
-
355 : 2014/05/20(火) 16:47:46.42 -
唯「え! なんでわかるのー!?」P「なんとなくだけど唯はわかりやすいからなぁ……よし、車で説教だ!」
唯「えー……Pちゃんおじさんくさいかもー!」
P「なっ、俺の傷つくことをっ!」
唯「ふふっ、でも、おじさんなPちゃんもゆいは好きだよ?」
P「調子の良いこといって……」
唯「ホントだよ! ゆいはPちゃんにメロメロなんだー☆」ギュー
P「えー?」
雪歩「ふふっ」
-
356 : 2014/05/20(火) 16:54:08.55 -
————唯「明日はーPちゃんと握手会~」トコトコ
唯「明後日はー……! 明後日は……元のプロダクションに戻る日かぁ……」
唯「……っ」
唯「もうちょっと、長くいたいな……」
唯「でも、元のプロデューサー、めっちゃ怒るだろうなぁ……はぁっ」
ありす「唯さん? どうしたんですかそんな顔して……」
唯「ありすちゃん……」
-
358 : 2014/05/20(火) 17:03:02.39 -
唯「いや、ここでの活動も、もう終わっちゃうなって思ってさ」ストンありす「あぁ、明後日には元のプロダクションに戻る予定でしたよね……お疲れ様でした」ペコッ
唯「ちょ、ちょっと~明日まではいるんだから、まだ早いよっ」
ありす「そうでしたね……ふふっ」ストン
唯「もう……あっ……ありすちゃんは、元々違うプロダクションからここに移籍してきたんだよね?」
唯「どうしてなのー?」
ありす「……」
ありす「元のプロダクションでは、私の力が引き出せないと感じたからです。また、Pさんなら私の力を引き出してくれると思ったので移籍しました」
唯「そっか~……ゆいもね、正直もとのプロダクションにはあんまり、戻りたくないんだ……」
-
360 : 2014/05/20(火) 17:48:56.89 -
ありす「……」唯「ゆいのプロデューサーさんはね、あんまりゆいのこと好きじゃないみたいでさ……」
唯「けど、ゆいのワガママでプロダクションに迷惑かけるのもダメじゃん……? だから……」
ありす「私が言うのもあれですけれど……貴方の将来をそのプロダクションに任せていいんでしょうか」
唯「えっ……」
ありす「あっいえ、すみません……もっと伸び伸びとやれるプロダクションのほうが、唯さんの為になるになると思うんですが……」
唯「!」
唯「ううん……確かにそうだよ……ゆいが頑張れるプロダクションのほうがいいよね……ありがとうね、ありすちゃんっ!」ギュウ
ありす「えっちょ、ちょっと……ぅう……」
-
368 : 2014/05/20(火) 18:29:39.54 -
ガチャ唯「Pちゃん!」
P「お、唯か。どうした?」
唯「突然だけど、ゆいのことどう思う?」
P「どうって……元気で、愛くるしくて……他の人のことを思いやれる子だと思ってるよ」
唯「Pちゃん……」
唯「じゃあさ、Pちゃんはゆいのこと、ずっとプロデュースしてたい?」
P「勿論だとも。それが許されるなら、俺は唯をトップアイドルにするまで、ずっとプロデュースしてやるさ」ナデ
唯「Pちゃん……ゆいね、Pちゃんのとこと、大好きだよっ……」
P「そうか? ありがとう」
唯「うん。じゃあゆい、行ってくるね!」
P「え? どこにだ……もう帰るのか?」
唯「ふふーん♪ 明日、必ず教えてアゲルー!」ダダッ
-
369 : 2014/05/20(火) 18:30:15.41 -
——————————
——
-
372 : 2014/05/20(火) 18:49:10.59 -
P「……と、いうことで?」唯「今日から本移籍することになった、大槻ゆいだよー♪ みんな知ってると思うけど、改めてヨオロシク☆」
ちひろ「Pさーん? これはどういう?」
P「い、いえ、俺はまだなにも……」
ありす「唯さん……言ったんですね?」
唯「うん☆ あのプロデューサーにね、ゆいはあんたに個性を消されるすじあいはないっ! ゆい自信のモチアジでトップアイドルになるんだから、みてろーっ! って、言ってやったの!」
唯「絶対にゆいのこと、いつか認めさせるんだから!」
雪歩「わっ唯ちゃん、スゴい……」
早苗「自分の意思をキッチリ伝えたのね……スゴいじゃない!」
-
375 : 2014/05/20(火) 18:55:20.45 -
P「……そうか。唯、これからは俺の元でプロデュースする、ということでいいんだな」唯「うん! ゆいのこと、よろしくねPちゃん!」
P「おう、任せとけ! あの時も言ったけど、俺がゆいをトップアイドルにしてやるぞ!」
雪歩「あのぅ……」ビク
早苗「私たちは?」ジト
ありす「みんな、トップアイドルにしてくれるんですよね? Pさん」 ピョン
P「あぁ、任せとけ。うちのプロダクションのアイドル、皆輝かせてみせるさ!」
ちひろ「おぉ……Pさんがものすごくやる気になってます……!」
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377 : 2014/05/20(火) 19:04:59.94 -
P「ちひろさんも、これからもよろしくお願いしますね?」ちひろ「はい♪ 私もPさんを、一生懸命サポートさせていただきます!」ニコ
P「よし、みんな! これからは唯も加わって、もっともっと賑わってくる!」
P「俺が前にスカウトしたみんなも着々と人気を得て、アイドルとして大きく成長しているが」
P「皆もすぐに追い付けるように、これからも一緒に頑張ろう! CGプロ、ファイトー……」
「おーっ!!」
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378 : 2014/05/20(火) 19:06:41.03 -
————終 わ り
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