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1 : 2013/12/21(土) 23:12:14.88 -
これは寝取られという名のギャグSSです
クリスマスが近いからかな?とりあえず笑い飛ばそうという意味を込めて書きたいと思います
思いの他、ぶっ飛ぶかもしれませんがご了承ください
たまにエロ表現があるといいなぁ…(願望)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387635134
ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387635134/
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2 : 2013/12/21(土) 23:19:07.11 -
男「プロレスに嵌ったら割とどうでもよくなった」
友「おい!次タッグ戦だってよ!」
男「うお!マジで!」
友「来たァ!ウエスタンラリアット!」
男「うっひょー!気持ちいい!」
おっとぉ!ここでレフェリーが割って入る!1、2、3!
ここでゴングです!やはり強かった!アメリカの暴れん坊!
友「いやぁ…やっぱりかっこいいなぁ」
男「………」
友「ん?どうした?なんか考え込む様な顔して」
男「決めたぜ…友…」
友「ん…?」
男「俺は…プロレスラーになる!」
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5 : 2013/12/21(土) 23:27:23.13 -
友「お、おい!?正気かよ…いくら幼馴染ちゃんがイケメンの奴と…」
男「ん?幼馴染?俺にそんな奴はいねーよ、幼馴染はお前だけだ」
友「…お前…」
男「まぁ、正直、幼馴染や周りの女の子達が次々にあのイケメンに取られたのはショックだった、今も引きずってないと言えば嘘になる」
友「…男…」
男「だが、それだけよ…、俺は今プロレスに目覚めた!…ちょっと今からムーンサルトの練習してくる」
友「!?」
男はそう言うと、友の家から飛び出して何処かに走って行ってしまった
友はそれを呆然と見送る
友「……まぁ、明日になれば考えも変わるだろ」
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6 : 2013/12/21(土) 23:38:23.52 -
翌日、学校通学路友「あいつ、今日は遅刻するって言ってたが…」
幼馴染「イケメン君!今日はどうする~?」
イケメン「アハハ、そんなにくっついたら歩きにくいだろ?」
友「!?…あいつは!」
友は女の子達を引き連れて颯爽と現れるイケメンに視線をやる、
後輩、会長、学級委員長、無口少女、男妹、男姉、など、どれも男と親しかった人物ばかりだ
イケメン「おや?君は…あぁ、男の腰巾着さんか」
友「てめぇ!」
後輩「ちょっと!あんたイケメンさんに何近づいてるわけ!」
友「…ぐっ…」
会長「関心しないな…あまり校風を乱す様なら私も出るが?」
イケメン「ふふ…というわけだ、みんなこんな奴は放っておこう、授業におくれる」
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10 : 2013/12/21(土) 23:57:33.11 -
???「ちょっと待ってもらおうか…」
イケメン「…ん?」
友「お、お前は!?」
友は声のした後ろに咄嗟に振り返ると、その人物に目をやる、それは、マスクを被り学校の制服に身を纏う人物
イケメン「誰だお前…マスクなんか付けて不審者じゃないか」
???「お前は今、私の友人を馬鹿にしたな?許せん…まことに許しがたし」
イケメン「だから誰だ…!?」
幼馴染「!?イケメン君!」
???「とう!くらえ!これが…!」
謎のマスク仮面は無駄に一回転し、イケメンの背後に回る、そして…
会長「あれは!ジャーマンスープレックス!」
無口「無駄な一回転はなんだったのかァ!?謎のマスクに掴まれたイケメンが宙に舞うゥウウ!」
友「頭上からコンクリートに頭からダイブ!?すごい轟音だァアアア!」
幼馴染「さて、開始一分といったとこでしょうか!イケメン頭を抑え!その場で転がるゥゥウウ!!」
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11 : 2013/12/22(日) 00:06:38.07 -
イケメン「…う…ぐ…あ…」
妹「立て!立つのよイケメン!」バンバン
幼馴染「おっと!ここでセコンドからの呼び声に応える様にイケメンが立ち上がるゥ!」
学級委員長「現在中継は学校、通学路からお届けしております」
無口「さぁ、頭から流血しておりますイケメン…しかし、マスク仮面はそれを逃さない…」
友「おっとぉ!ここで立ち上がったイケメンにぃ!」
「「「「シャイニングウィザードだぁあああ!!!」」」」
姉「追い打ちをかける様な一撃ィ!!イケメン!足元がおぼつかない!」
友「さて!盛り上ってまいりました、学校の通学路!」
無口「現在、気温は15度となってます」
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15 : 2013/12/22(日) 00:19:02.21 -
妹「ボクシング!イケメンさん!ボクシングスタイルよ!」
幼馴染「…ここでセコンドからイケメンに助言が入りましたァ!」
友「イケメンはボクシングに通っていますからねぇ、並外れたパンチは並の人間ではひとたまりもありませんよ」
姉「そうなんですねぇ、おっと!そうこうしている間に試合が動きそうです」
イケメン「…クソ…血が…お前!絶対に許さないからな!」
仮面男「…それはこちらのセリフよ…今は試合中、拳で語れ少年」
イケメン「舐めた口をぉおお!」ブン!
友「おっと!右のフック!仮面男のリバーに入ったぁ!」
姉「しかし倒れない!強い!強いぞ!仮面男!」
妹「そこからワンツー!ワンツーよ!」
会長「セコンド!激しい助言!イケメンはそれに応える様に連打、連打!」
幼馴染「きゃー!イケメン君かっこいい!」
友「…おっと!仮面男!距離を少しだけとり助走をつける!」
姉「くるか!きてしまうのかァ!!」
「「「ドロップキックだァ!!」」」
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16 : 2013/12/22(日) 00:26:58.05 -
友「ガードの上からお構い無し!激しい衝撃がイケメンを襲うゥウウウ!」
姉「まさに!人間魚雷!私は魚ではサンマが好きです!」
妹「ヘイ!立て!立つんだジョー!」バンバン
イケメン「くそっ…!誰か助けろよ!みてないでさぁ!」
友「おっとぉ!ここでイケメン!タオルを要求!試合を放棄したがっている!」
妹「だが、断る」
無口「しかし、セコンドこれを拒否したァアアアア!」
姉「きっぱりと断るあたり、さすが私の妹ですね、ハイ」
幼馴染「さて、試合も中盤に差し掛かってきたところ、どう動くのでしょうか」
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17 : 2013/12/22(日) 00:40:34.86 -
友「先に動くのは…おっとぉ!ここで仮面男が駆けて近くにあった電柱に掴まったァ!」
姉「牽制ですかねぇ、イケメンには体力的な余裕がありますし、様々な夜(意味深)を経験したという実績もあります、まだまだわかりませんよ」
学級委員長「おっと!ここでイケメンにセコンドから声を掛かる!」
会長「小僧!上からじゃ!ガードを上げろ!」CV内海
イケメン「はい!会長!」
姉「イケメン!目はまだ死んでいない!これはピンチか!仮面男!」
友「おっと!ここで男ぉ!宙を舞ったァアアア」
幼馴染「あ、あれは!!」
「「「「S式ドロップキックだァアア!」」」」
姉「目にも止まらぬ空中殺法!ハヤブサを思い浮かべますね!」
友「しかしながら!カウンターにイケメンがそれをパンチで合わせるゥウウ!!」
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18 : 2013/12/22(日) 00:56:41.26 -
姉「決まったァ!ドロップキックだァ!いやしかし…!?」
友「カウンターは足のリーチの差か!かろうじて届いていない!」
妹、会長「「小僧ォ!」」CV内海
無口「まさに!弱肉強食の学校通学路のど真ん中ァアア!仰向けに盛大に倒れるイケメーン!!」
学級委員長「誰が予想したんでしょうかァ!この展開ィイ!大波乱が広がっております!」
友「ギャラリーも盛り上ってまいりました現在、会場の温度は上昇し18度となっております」
幼馴染「立ち上がったイケメン、しかしこれを仮面男がつかまぇてぇ!」
友「画面端ィイイ!」
姉「小足見てからの!」
「「「「STO!!!!」」」」
学級委員長「また捕まえてからの!」
「「「「STO!!!!」」」」
友「えげつない!柔道殺法!オーバーキルです!トラウマものですね!」
姉「二人一組になってー!ほどのトラウマになりかねません!」
無口「さて!イケメン立ち上がるが満身創痍!…おや!ここで一旦CMのようです」
友「チャンネルはこのままでお願いします」
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23 : 2013/12/22(日) 01:32:59.97 -
友「はい、中継がつながりました」
姉「はい、現在の状況ですが、爆裂するような仮面男のミドルキックの嵐がイケメンにふりそそいでおります」
学級委員長「爆裂シューター、橋本真也を思い出させるような猛打ですね」
幼馴染「いやぁ、しかしすごい炸裂音だ、もう虫の息のイケメン、死に体となっております」
妹「イケメン君…」
友「さて、おそらく試合の終わりは近いのでしょう、仮面男はおもむろに電柱に再び登りはじめました!」
姉「思えば、この異種格闘技決戦、我々スタッフは実現させるべく数々の困難を越えて参りました」
幼馴染「そうですねぇ…プロレスの腕を取る寝技研究、略して寝取られと呼ばれるボクサーとしての真剣なイケメン君に頼まれたのが始まりでしたね」
無口「そうですねぇ、異種格闘技決戦の為に実現したいと言われ夜を通して対策を我々スタッフは講じてあげました」
姉「朝はミット撃ち、昼は人生ゲーム、夜はみんなでジェンガ、いや大変な下積みでしたイケメン選手、しかしやはりプロレスは強かった…」
妹「あ、モノポリーも面白かったよ」
姉「しかし、これもこの試合で決着がつきそうです!」
友「仮面男選手!再び盛大に宙を舞ったァアア!?」
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27 : 2013/12/22(日) 01:42:39.99 -
「「「ムーンサルトプレス!!」」」
友「イケメン!盛大に吐血したァア!」
姉「これは破壊力満点の一撃ィイ!これで決まってしまうのかァ!」
会長「1!2!3! 」
学級委員長「レフェリーが止めたァ!勝ったのは謎の仮面男ォ!」
姉「いやぁ…イケメンは強敵でしたね」
友「おっと!ここで仮面男ォ!雄叫びを上げてマスクを勢い良く脱ぐ!」
仮面男「うおおおおおおおおおお!」
会長「凄い…漢だ…」
友「仮面の男!いや!今は漢かァア!その素顔を現したァアア」
姉「…お、弟君!?」
妹「…嘘!?兄さん!」
幼馴染「まさか!男だったの!」
友「仮面男の正体に驚きを隠せないギャラリーの面々!その正体は!まさかの男だったァ!」
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29 : 2013/12/22(日) 01:52:08.29 -
男「そうだ、謎のマスクマン、その正体は俺だったんだよ」
友「おっとここでなんと男が告白ゥ!!自分の正体を明かしたァア!」
幼馴染「は…!まさか!私達が寝取られていることを知ってて…!」
男「そうだ…そこのイケメン…俺の運命の決戦相手の奴に!まさか!最近プロレスをはまりだした俺に対する対策を講じるとは!どういう事だ!」
姉「ち、違うのよ!私達はギャラに目が眩んだ訳じゃないの!ストロングスタイルは古いって思ったから…」
友「ストロングスタイルは猪木さんからのスタイルだろうがッ!それを否定するとは…!」
会長「わ、私はボクシングを強くしなければと!」
無口「………同上」
男「元気があればなんでもできる!ってあれだけ言ってただろうが!」
幼馴染「そんなの!昔の事じゃない!」
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31 : 2013/12/22(日) 02:01:00.30 -
男「なんだと!?」
幼馴染「はじめの一歩!それにあしたのジョー!みんな大好きな漫画はプロレスじゃないでしょ!」
友「ふざけんな!良ゲーと呼ばれたレッスルエンジェルス!それにタイガーマスクだって!プロレスだァーー!」
男「プロレスは数々の名言…名試合を生み出し、神の様なBGM、名選手、を作り出してきた!お前らにそれがわかるか!」
会長「…ぐっ…それは…」
男「お前らのせいで十字固めや腕の極め技が封じられた…この罪は大きい」
イケメン「」
友「こいつをみてみろよ、女の子なのにこんなに男からボロボロにされて、かわいそうだとは思わないのか!」
「「「「え!?」」」」
男「晒しが取れておっぱい見えてるだろうが!気づけよ!お前達!」
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32 : 2013/12/22(日) 02:09:21.32 -
男「担架持ってきて!早く!」
友「くそっ俺とした事が…気づくのが遅れてしまった!」
会長「まさか…イケメンが…」
姉「女の子だったなんて…」
男「おそらくはミリオンダラーベイビーの影響だろう…くそっ!俺が早く気がついていれば!」
その後、イケメン(女子)は担架に担ぎこまれ、病院へと搬送された
のちにこれは学校の通学路、激闘、異種格闘技決戦と呼ばれ、語り継がれる事になる
その後、男は進路通り、プロレスラーとなり
あの激しい激闘を繰り広げたイケメンと和解し交際をはじめ、結婚する事になった
めでたし、めでたし
完
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36 : 2013/12/22(日) 02:28:56.84 -
後日談、彼女達の弁解もあってか男と彼女達は和解し、ひとまず、いつも通りの平穏が訪れた
男「さて…委員長!んじゃ俺、図書室に行ってくるよ!」
学級委員長「わかりました、それじゃお願いしますね?」
教室から出た男は資料を持ちながら、家に帰った時の為に借りたDVDを思い浮かべる
男「はぁ、家に帰ってプロレスがみてぇよ…ムーンサルトの練習は毎日してるし卒業したらすぐにでも…」
イケメン「ほう…なら僕の怪我の責任はいつとってくれるかな?」
男「うお!イケメン!」
イケメン「…人の顔を見て驚くなんて失礼だな君は…」
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37 : 2013/12/22(日) 02:36:03.09 -
男「怪我の責任は…って…お前が女の子なんて知らなかったから手加減できなかったんだよ」
イケメン(女の子)「まぁ、別に構わないけどね…試合も合意の上だったし」
男「…お前タフネスあるんだよな、女の癖に」
イケメン(女の子)「タフネスは毎日腹筋やトレーニングしているからだぞ?ホラ」
そういって、イケメンはお腹をちらりと男に見せる、引き締まった腹筋はどことなく妙な色気の様なものがあった
男(おのれ…この資料が両手になければ今頃その腹筋を揉みしだいてやるのに!)
イケメン「ん?なんだ?そんなに珍しかったか?」
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38 : 2013/12/22(日) 02:48:06.74 -
男「悪いがボクサーには興味は無い、プロレスラーになって出直してこいよ」
イケメン「な、なんだ!その言い方は!」
男「おっと、資料室についた」ガチャ
男は手に持った資料を近くの椅子に置いて、ため息を吐く
プロレスラーとボクサー、彼らは合間見えることのない別の格闘技
だが、彼らは出会い戦った
イケメン(悔しいが…僕じゃ叶わなかった…格闘技のプロレスは柔道に負けたから…だからボクサーの僕が負けるわけないって思ってた…けど…)
イケメン(男と出会って、その価値観が変わった…格闘技にあるのは強い弱いだけ)
男「ん、なんだお前、まだいたのかよ」
男は資料室までついてきたイケメンに面倒そうにそうつげる、男に向かってイケメンは指を差し、こう宣戦布告のように告げた
イケメン「男、僕はいずれチャレンジャーのボクサーとしてお前にまた挑戦してみせる」
男「………おう、まってるぜ」
完
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