-
1 : 2016/08/25(木) 19:46:32.96 -
マユリ「そうだヨ。君のデータを主人公の元にして作り上げた」
一護「何勝手なことしてんだよ!無許可でやっていいことじゃないだろそれ!」
マユリ「相変わらず五月蝿い奴だネ。だからこうして、テストプレイヤーの座をやろうと言っている。感謝したまえ」
一護「いきなりそんなこと言われても俺はやらねぇぞ」
マユリ「やれやれ、ムッツリのくせに意地を張る」
一護「誰がムッツリだよ誰が。恋次あたりにやらせればいいだろ」
マユリ「ほう?テストプレイヤーをすれば、意見・・・たとえばキャラクターやシーンの削除にも応じてやってもいいのだがネ」
一護「だから勝手にやってろ。俺は興味ねえ」
マユリ「仕方が無い。キミが言う通り、阿散井恋次に頼むとするヨ」
一護「おう、じゃあな」スタスタ
マユリ「・・・阿散井恋次は、黒崎遊子や黒崎夏梨との濃密なシーンにどんな反応を見せるかネ」ボソッ
一護「・・・は?」ピタッ
マユリ「・・・」ニヤリッ
一護「どういうことだよ」
マユリ(かかった。やはり単純だネ、扱いやすくて助かるヨ)
ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1472121992/
-
3 : 2016/08/25(木) 19:54:48.36 -
ーーーーーーーーー
一護「いいか!おかしな真似してないか確かめるだけだからな!!」
マユリ「はいはい、わかってるヨ(チョロイ)」
一護「ん・・・これ、今流行ってるVRってやつか」
マユリ「現世のそんなチャチな技術と一緒にしないでくれたまえ。仮装現実、といえば馬鹿な君にも多少は理解出来るだろう。君の意識を、そのプログラムの霊子で出来た世界の肉体に飛ばす。五感さえもハッキリ認識出来る、最先端技術を使わせて貰った」
一護「へぇ、それを聞いたらちょっと興味が出るな。こんなゲームじゃなきゃな」
一護(じゃあ本番シーンも本物そっくりに感じるのか!?ヤベェ・・・)ドキドキ
マユリ「では始めるヨ」
一護「うわぁ!」
シュゥゥ
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4 : 2016/08/25(木) 20:12:12.81 -
一護「・・・ここが、ゲームの世界、か。何も見えないぞ」
『名前を入力してください』
一護「うわ!いきなり表示するなよ、ビビるだろ」
一護「黒崎……一護、と」
『ようこそ、黒崎一護様。これよりゲームをスタートします』
ーーー俺の名前は、黒崎一護。
BLEACH学園の二年生だ一護「モノローグか」
??「起きろ、一護!!」
一護「あ……」
ルキア「まったく、お前はいつもそうやって能天気に寝てるのだからな!起こしに来る私の身にもなれ!」
一護「ルキア」
一護(幼馴染み枠ってやつか。ていうか本当にリアルだな)
一護「悪ぃ。じゃ、行くか!」バッ!!
-
5 : 2016/08/25(木) 20:18:18.90 -
一護(ーーー現実と見間違えるくらいに、俺の家、家族もそのままだった)
一護「違うのは……」
愛染「これより、ホームルームを始める」
グリムジョー「かったりぃな、オイ」
愛染「私語は慎みたまえ。たかが五分程度の時間だよ、グリムジョー」
一護(担任と、生徒の面子か。てか何で愛染が担任なんだよ)
-
7 : 2016/08/25(木) 20:23:51.90 -
一護(何をすりゃわからねぇな、これ)マユリ『適当にキャラクターに話しかけるといい。フラグ成立までの時間はMAXスピードに設定してあるからネ、すぐにそのキャラクターのルートに行けるヨ』
一護「ふーん。こういう時は悪友キャラに情報を聞くのが定番、だよな。このクラスだと恋次かグリムジョーとかか・・・」
一護「恋次は何となく想像出来るけど、グリムジョーがクラスメイトってどんな感じなんだろうな」
一護「よっ、グリムジョー!」
グリムジョー「あぁ?」
-
10 : 2016/08/25(木) 20:30:59.78 -
『個別ルートに入りました』ピロンッ
一護「は・・・?」
グリムジョー「丁度良かったぜ黒崎。これから他校のカスどもをぶっ飛ばしに行くところでな、付き合えよ」
一護「え」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ボカ!!バキッ!!
ヤミー「ぐえっ……」ドサッ
ノイトラ「がふっ……」ドサッ
グリムジョー「チッ……手こずらせやがって、雑魚が」
一護「いてて……何で俺ケンカに巻き込まれてるんだ?」
一護(あくまで生身で、死神の力とかそういうのは関係ないみたいだけど)
グリムジョー「チッ……ボロボロになりやがって。見せて見ろ」
一護「ちょ、近い近い近い!!」
-
13 : 2016/08/25(木) 20:42:18.91 -
グリムジョー「これぐらいなら、舐めてりゃ治る」ペロッ
一護(うおおあおああ!?)
一護「まて、グリムジョー!!俺はそんな趣味は……!!」
グリムジョー「黒崎……オレは、お前が……」
一護「どうなってんだよぉぉぉぉ!!」
マユリ『ふむ。どうやら初期段階にプログラムした、メス共向けのルートが残ってしまっていたようだネ』
一護「ふざけんなぁぁぁ!!」
グリムジョー「待ってたぜこの時を……黒崎」
一護「やめろぉぉぉぉ!!」ドンッ!
一護「うわぁぁぁ!!」ダダダダッ!!
マユリ『おやおや、選択肢が出る前に無理矢理逃げたか。リアルさを追求し過ぎたかネ。次は逃げられないように設定を変えておこう』
-
14 : 2016/08/25(木) 20:49:43.63 -
一護「はぁ、はぁ……。ここまで、来れば」
??「やぁ、少年。そんなに急いで、何処へ行こうって言うんだい?」
一護「あんたは……」
??「丁度良い酒が入ったんだよ。こっち来て飲もう!」
一護「京楽さん」
京楽(ホームレス)「何かあったのかい?ボクもね、色々あってさぁ」
一護(さっきみたいにルート入りのアナウンスは無い……安全なイベントか?)
-
35 : 2016/08/27(土) 23:01:04.77 -
ーーーそれから俺は、京楽さんと話をし、ひと息つくことが出来た。
どうやらこのゲームによる情報屋キャラは彼らしい。
片っ端から話かければルート入りするわけではなく、ある一定のタイミングでの声かけや、選択肢がキッカケになる見たいだった。一護(グリムジョールートになったのはよっぽど運が悪かったんだな)
色々気を付けないとな。
京楽「ボクはいつでも此処にいるからね、何か困った時は訪ねてよ一護クン」
一護「悪い、京楽さん。助かった」
さて、これからどうしようか。
涅マユリが言っていたことを鵜呑みにするなら、家に帰ったとしても夏梨や遊子とのフラグに気を配らないと。マユリ『ほう、馬鹿なりに考えてるようだネ』
一護「うるせーよ!」
一護(ん?て言うかココから出れば良いんじゃねぇか?もうテストプレイはちゃんと果たしたんだし、遊子と夏梨のルートさえ無くして貰えば)
一護「もう充分だろ。これ、どうやって終わりにするんだ?」
-
36 : 2016/08/27(土) 23:09:30.41 -
マユリ『何を言ってる。まだまだテストプレイヤーとして充分なデータは取れていないヨ。そうだネ……最低でも、五人以上はクリアしてもらおう。それまで、君は永久に出れないと思いたまえ』
一護「はぁ!?なんだそりゃ!!冗談じゃねーぞ、ゲームなんだからプレイヤーが操作できるリセットボタンがあったって……」キョロキョロ
マユリ『無駄だヨ。黒崎一護、君の魂魄はすでに私の管理下にある。リセットボタンは存在しないし、契約を破ろうとするなら……』
マユリ『そら、私の疋殺地蔵が君の肉体を食べてしまうかもしれないネェ』ニヤリッ
一護「拒否権は無しかよ……」
一護(戻ったら絶対殴る)
マユリ『わかったら早くゲームを進めたまえヨ!!』
一護「……くそっ。やるしかねぇか」
-
39 : 2016/08/27(土) 23:24:41.02 -
『ーーー1日目が終了しました』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現実のマユリの研究室
マユリ「ふん……焦っているようだネ、黒崎一護!!」
マユリ「奴を徹底的に辱めるため、オスのキャラからの好感度、フラグ成立設定はMAX」
マユリ「女キャラとのルートもあるが、設定はデフォルト。せいぜいコツコツとフラグを立てればいいさ。男キャラを回避しながらネ。黒崎一護がそのキャラとのルートに入ったとしても、その時のだらしない顔は全て映像記録に収めてやるヨ」
マユリ「ハハハ!!どう転んでも黒崎一護は無様な姿を晒すと言うわけだヨ!!実に愉快だ!!」
マユリ「さぁ……せいぜい頑張ってくれたまえ」ニヤリッ
-
74 : 2016/08/29(月) 19:52:47.69 -
2日目
一護「寝れなかった……ちくしょうめ」ギンギン
一護(現実みたいに眠い……ってのは流石技術開発局の作ったシュミレーターってことか)
一護「つーか何でこんなにチンコがギンギンなんだよ」フルボッキ!!
マユリ『ハーレム物でも対応出来るよう、主人公の精力設定は限界まで引き上げてあるのだヨ。2日目になってようやくその肉体と精神がリンクしたようだネ』
一護「余計なことを!!」
マユリ『ああそうそう、主人公の自慰行為は禁止するようプログラムされているからそれを発散したければさっさとヒロインを口説く事だ』
マユリ『……ちなみに、男キャラに触られても充分な性感を得られるようになっている。キミがどのくらいの快感で男に堕ちるのか、じっくりデータを取らせてもらうヨ』
一護「ふざけんな!俺は絶対アンタの思い通りにはならねーぞ!」
マユリ『何故虚勢を張るのか理解に苦しむネ。嫌ならさっさとメス共を口説いて行けばいい。現実並……いや、それ以上の快感を得られるのだ。私ほど被験者に優しい製作者はいないと言うものだヨ』
一護(くそっ!!反論してぇのに性欲が邪魔しやがる!)
マユリ『さあ、2日目を始めるがいい黒崎一護!!』
-
75 : 2016/08/29(月) 20:02:25.72 -
夏梨「おはよ、一兄」
一護「ああ……」
一護(てか何でお前そんなラフな格好してんだよ。早く制服に着替えてくれ)
ムクムク
一護(!!違う!!これは設定のせいだ!くそ、鎮まれ!!妹に欲情してんじゃねーよ!!)
遊子「お兄ちゃんおはよー!!」ダキッ
一護「!!!!?」
一護(お前いつもこんなことしないだろ遊子!?中学生になってちょっと成長したな……ええい、鎮まれ俺の身体!!)
ルキア「おはようございます!……ん、一護お前今日はずいぶん早起きだな」
-
77 : 2016/08/29(月) 20:25:48.76 -
通学路
恋次「うーっす!!ルキア、一護!!」
一角「オラオラァ!!もっと漕げ阿散井!!」
弓親「美しい僕には汗は似合わない……後ろで優雅に乗り合わせるだけさ。頑張ってくれ阿散井」
ルキア「恋次め、自転車の3人乗りなど危険なことを」
一護「暑苦しいな」
ルキア「……待てよ。今日は……」
一護「?」
ルキア「ふっふっふ。恋次め、校門でたっぷり搾られるがいい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
恋次「すいませんでした朽木先輩ーーー!!」
白哉「問答無用。校則を破った者は罰を受けるのが掟だ……恋次」
一護「あれは?」
ルキア「まったく、忘れたのか一護。今日は兄様率いる風紀委員が校門を監視する日だ」
ルキア「今日に限っては遅刻しないで良かったな、一護」
一護「そうだな……」
1 『いつもお前が起こしてくれてるおかげだよ』
2『……別に。そん時ゃ、サボればいいし』
一護(うお!?ビックリした、なるほどこれが選択肢ってやつか)
-
78 : 2016/08/29(月) 20:36:45.66 -
一護(どうするか……別に俺自身はルキアに毎日起こされてるわけじゃねーし)
一護(いや待て、ここでもしルキアと喧嘩になったら)
白哉「……」ジロッ
一護(絶対ヤベェよなーーーこれ!!!)
一護「『いつもお前が起こしてくれてるおかげだよ』」
ルキア「なっ……はは、そうか!ようやく私の有り難さがわかったか!!」
一護「……」
ルキア「まったく、私がいないとお前はすぐだらしなくなるからな!うんうん」
一護「……」
ルキア「……なんだ。何を黙っている。おかしな物でも食べたわけではあるまい。……その、お前がそんなだと……調子が狂うではないか……」
一護「ーーーありがとな、ルキア」
ルキア「!?」
一護「その……感謝してるよ、本当に」
ルキア「ば、ばば馬鹿者!!何をいきなり……」ドキドキ
ルキア「てっきり私はいつも迷惑してると言われるばかり……」
一護「そんなことねぇ」グイッ
ルキア「!?!?」
ルキア(ち、近いぞっ!)
」 -
79 : 2016/08/29(月) 20:44:43.33 -
一護「……ホントは、いつか言わないといけないと思ってたんだ。お前がいてくれて……良かったって」
一護(何だ!?選択肢を選んだら勝手に喋ってるぞ!?)
一護「ホントなら、いつお前に見捨てられても仕方が無いのにな」
ルキア「……」
ルキア「馬鹿者……」
一護「?」
ルキア「私が……お前を見捨てるなど。絶対あり得ぬ……」カァァァ
一護「ーーールキア」
一護(おま、こんなことで顔を赤くするような奴じゃねえだろ!くそ、なんでドキドキしてんだよ俺!!ルキアだぞ!?)
白哉「ーーー何を、している」ポンッ
一護「へ」
ルキア「!!兄様……!?」
-
80 : 2016/08/29(月) 20:50:13.80 -
白哉「黒崎一護。貴様……」
一護「ご、誤解だ白哉!!」
ルキア「兄様、止めて下さい!!」
白哉「私が制裁するのは……貴様が私の誇りに刃(意味深)を向けたからだ」
一護「うわっーーー」
グイッ
一護「!?」
??「借りてくよーーー!!」
白哉「むっ……」
ルキア「あれはーーー」
-
82 : 2016/08/29(月) 21:06:08.03 -
ーーーーーーーーーーーー
一護「いてて、いきなり自転車に乗せやがってーーー」
??「あはは、助けてあげたんだから言いっこ無し!」
一護「いや、そりゃ助かったけど……って」
??「んー?」 ニコニコ
一護「ーーーせ、茜雫……!?」
茜雫「え、何驚いてんの一護?幽霊でも見たような顔してさー」
一護「だってお前……」
一護(ーーーそうか。ゲームなんだよな、これは)
茜雫「そりゃバイトで忙しくて休みがちだったけどさ、そんなんでアタシの顔忘れたわけじゃ無いでしょ?あはっ」
一護「いや……悪い。なんでもねぇんだ」
茜雫「変な一護~。あ、バイトしてるなんて他の人には言わないでよ?校則違反がバレたら面倒だからねー」
一護「わかってるよ」
茜雫「今日は出とかないと出席日数ヤバイしね。留年して一護を先輩なんて呼びたくないしっ」
一護「……ああ。それもそうだ」
ーーー茜雫の笑った顔が、また見れる日がくるとはな。
たとえ、ゲームでも…… -
84 : 2016/08/29(月) 21:15:38.48 -
リルカ「ちょっと。イチャイチャするなら余所でやってくれない?邪魔何だけど」
一護「イチャイチャなんかしてねーよって……なんだ、リルカか」
リルカ「な、何だとは何よ!感じ悪っ!」
茜雫「ごめんごめん、ほら一護、教室行こ?」
一護「あ、ああ……」
茜雫「ねぇリルカ、休んでた間のノートなんだけど……」
リルカ「ちゃんと残してあるわよ」
茜雫「ありがと~!持つべきものは友達、だね!!」
リルカ「ふんっ。バイトだかなんだか知らないけど、自分の体力も考えなさいよ。これで勉強する暇もなく留年とか超ダサいから」
茜雫「心配してくれてありがと、リルカ」
リルカ「し、心配なんかしてないわよっ」
茜雫「帰りにドーナツ奢るね!いつものとこの!」
リルカ「何で一緒に帰ること決まってんのよ。……ま、まあ奢ってくれるなら行ってあげてもいいけど」プイッ
一護(この世界では、リルカも普通の学生として性格してるんだな……普通の同級生の、茜雫とリルカか……)
-
86 : 2016/08/29(月) 21:32:13.83 -
リルカ「なーにボケーッとしてんのよ。あ、アンタも来るんだからね!」
一護「何で決定してんだよ」
茜雫「いいじゃん!一護も来なよ!」
リルカ「チョコレートのドーナツでも食べればいいじゃない。アンタそういうの好きでしょ?」
一護「嫌いじゃねーけど」
一護(こいつらと普通に買い食いしながら帰る、か。現実で出来ないことをするのも……良いよな)
リルカ「嘘よ。銀城先生から聞いたわよ、アンタチョコが好きだって」
一護「あいつ余計な事を」
一護(うわ、嫌なこと思い出しちまった。やっぱりアイツの情報網キモイよな……)
一護「ん?ていうか何でそんなこと銀城に聞いたんだ?」
リルカ「う、うっさいわね!何でもいいでしょ!」
茜雫「リルカ、顔赤くなってるよ?」
リルカ「うるさいうるさーい!!」
茜雫「あははっ。ね、帰り行こうね一護っ」
リルカ「絶対よっ!」
一護「ああ。わかったよ」
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87 : 2016/08/29(月) 21:47:41.63 -
授業は普通に進んだ。
ネルが教師だったのは驚いたけど。それで気になって調べて見た結果……教師
愛染(担任)
ネル、夜一さん、剣八(体育教師)、卯ノ花さん(保健室)、銀城は確認出来た。
剣八の体育の授業は適当だったな……ていうか、剣道で「誰でもいい、俺をブチのめしてみやがれ!!」はどうなんだよ。クラスメイトは
ルキア、井上、チャド、石田、たつき、ケイゴ、水色、恋次、グリムジョー、ウルキオラ、茜雫、リルカ、吉良、雛森、砕蜂、花太郎、岩鷲、伊勢さん、バンビエッタと四人娘など……
たしか白哉は先輩だったな……俺は二年みたいだ。なにしろ死神、破面、滅却師、完現術者と結構顔見知りがいるから把握するのが大変だ
-
90 : 2016/08/29(月) 22:03:01.20 -
織姫「くーろーさーきーくんっ」一護「うおっ!井上」
織姫「あのね……今日って、何か用事ある?」ポヨン
一護(おいおい……そりゃ井上がその……デカイのは知ってたが……)
目の前で躍る二つのメロン。
もちろん目に毒なわけで、この世界の俺の身体は……ストロベリージュニア『やあ』ギンギン
一護(ですよねーーー!!)
リルカ「ギロッ!!」
一護(そんな睨むなよリルカ……わかってるって)
一護「わりぃ、井上。今日はちょっと用があるんだ……また今度でいいか?」
織姫「そ、そっか……あはは!ううん、こっちこそ突然ごめんね!じゃあまたっ」ビシッ
タタタッ
一護「先約があるとはいえ悪いことしたな……」
一護(……これ、ゲームなんだよな。じゃあその気になれば井上とも……)ゴクリッ
一護(いやいやダメだろ!?井上も、その……仲間だからな!)
一護「けど、一番身近にいる普通の女の子……なんだよな」
織姫『黒崎くん……』ポヨン
一護(ああダメだ!どうしてもエロいこと考えちまう!!)
フニッ
一護「!?」
茜雫「ほらほら、行こうよ一護!!」
一護(茜雫が俺の腕をギュッとしてきてぇ!せ、茜雫の胸の感触がぁ!!)
一護(俺はついていけるだろうか。エロい世界のスピードにーーー)
-
91 : 2016/08/29(月) 22:34:30.91 -
公園ベンチ
一護「美味いな」
茜雫「でしょー?リルカが見つけたんだよねっ」
リルカ「う、うん……」
一護「どうした?」
リルカ「別にっ」
リルカ(食べてる顔もカッコイイじゃないのよーッ!!)
一護(何故か挟まれる形でベンチに座ってるが)
茜雫「でねー、お父さんが……」
リルカ「仲良いのね」
一護(何で2人とも密着してるんだ!?)
一護「ちょっとトイレに……」
フラッ
一護「うおっ!?」
一護(何もないのにコケる……だと?)
バターン!!
??「いたた……」
一護「うっ……」ムニュッ
一護(この感触は……?)
一護が押し倒したのはどっち!?
下レスコンマ奇数で茜雫、偶数でリルカ -
94 : 2016/08/29(月) 22:56:51.75 -
リルカ「へっ!?」カァァァ
一護(揉んでる……だと……?)
リルカ「ひゃあ……」ビクッ
一護「柔らけぇ……」
リルカ「んっ……」
リルカ「ちょっと、そんなに揉んだら……だめぇ……」
一護(何でだ!手が止まらねぇ!!)
茜雫「ふ、2人とも……何して」
リルカ「!!」
リルカ「ど、どきなさいよ変態ーーー!!」ガバッ
一護「わ、悪い……」
リルカ(一護に触られた一護に触られた一護に触られた……!!)
一護「リルカ」
リルカ「きょ、今日は帰るわ!じゃあね!!」スタタタ
一護「……」
茜雫「……」
一護(気まずい……)
茜雫「一護ってその……実は結構エッチなんだ?」
一護「ち、違……!」
茜雫「……わたしのも、触って見る……?」
一護「えっ!!」
茜雫「……」
一護「……」
茜雫の潤んだ瞳に、目を奪われる。
そして、その胸元に……
若干下着が透けて見える白のワイシャツ。少なくない、その膨らみ……俺、はーーー
茜雫「ーーー引っかかった。やーい、スケベ一護~!!」
一護「おまっ」
茜雫「まったく、一護がこんなにエロいなんて思わなかったなぁ……」
一護「おい茜雫……」
茜雫「でも、わたしは良いけどね。……一護なら」
一護「!!」ドキッ
茜雫「……なんちゃって!わたしも帰るね~!」スタスタ
一護「……」ポカーン
茜雫(何であんなこと言っちゃったんだろわたし……は、恥ずかしっ!でも……リルカには悪いけど、わたしは一護が……)ドキドキ
リルカ(明日どういう顔して会えばいいのよぅ!!……でも、もし一護が本気で求めてきたら……あたしは……キャー!!)ジタバタ
-
96 : 2016/08/29(月) 23:09:42.03 -
一護の家
一護「ああ……!何であんなことしちまったんだよ……!!」
一護「リルカの身体、柔らかかったな……細くて、すぐ折れちまいそうなくらい……そうだ、この世界じゃあいつも、普通の女の子なんだよな」ギンギン
一護「リルカだけじゃない……茜雫も、みんな……」
一護「……このベッド。ーーーあの時、茜雫はこのベッドで寝ちまったんだっけ」
一護「……」ギンギン
一護(くそっ……抜けねぇってこんなに辛いことだったのかよ……!!)
マユリ『クククっ、苦しんでるようじゃないか黒崎一護』
一護「!!見てたのかよ」
マユリ『愚問だネ。しかし、この世界にどんどん魅力されていってると見える』
一護「誰が……!」
マユリ『その威勢が最後まで続くか見物だヨ』プツッ
一護「……寝よう」
ギンギン
一護(おさまんねぇけど……昨日寝てないから、眠れそうだ)ウトウト
ーーーその夜、夢を見た。
ゲームなのに、つくづく良く出来ている。……内容は、淫らな茜雫とリルカが俺に迫って来る夢。夢の中の俺は……抗うことが出来なかった。
あいつらと過ごしていけば、いつかは俺も……こうなるだろうか『2日目が終了しました』
-
97 : 2016/08/29(月) 23:15:16.29 -
マユリ「淫夢を予め見ておくことによって、その状況になった時理性は働きにくくなる」マユリ「1度同じ体験をしているという錯覚によって、欲望に忠実になりやすくなるんだヨ」
マユリ「今回はオスとの接触を避けつまらない展開になったと思ったが……いやいや、あの生意気な黒崎一護がだんだんと堕ちていく様子は気分がいい」
マユリ「さて……もっとゲームの世界の自分に汚染されていくがいい、黒崎一護」
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106 : 2016/08/30(火) 14:27:17.45 -
>>一護「けど、一番身近にいる普通の女の子……なんだよな」
たつき「」
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116 : 2016/09/01(木) 13:23:59.64 -
3日目
一護「……」ポケー
一護(前の席の井上のブラが透けてる……くそっ)ムラムラ
愛染「で、あるからしてーーー」
一護(あいつが駆け寄ってくると揺れるんだよな……)
愛染「ーーー聞いているかね?黒崎君」
一護「あっ……はい」
愛染「今の所を復唱したまえ」
一護「えっ」
安価チャレンジ!
下10レス以内で黒棺の詠唱を完成させろ!!
1レスで書き切っても、分割してもOK -
132 : 2016/09/01(木) 22:57:07.15 -
一護「滲み出す混濁の紋章」
一護「不遜なる狂気の器」
一護「湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる」
一護「爬行する鉄の王女」
一護「絶えず自壊する泥の人形」
一護「結合せよ・反発せよ・地に満ち己の無力を知れ!!」
一護「破道の九十 黒棺」ドヤァ
恋次「やるじゃねぇか一護!!」
-
133 : 2016/09/01(木) 23:09:50.52 -
ルキア「おお……見事だ一護」
織姫「さすが黒崎くん!」
一護(ジャスティスハチマキの時並に恥ずかしいけどな!!)
藍染「素晴らしいね、黒崎君」
グリムジョー「ギャハハwwwなんだそれダッセーなwwwなあ黒崎www」
藍染「」
一護「う、うるせーよ」
グリムジョー「厨二過ぎるだろwwwこんなの真面目に言える奴の気が知れねーなwww」
藍染「」ゴゴゴ
一護「!!」
一護「ぐ、グリムジョー……」
グリムジョー「あぁ?」
藍染「ーーー何がそんなにおかしいのかな?グリムジョー」
グリムジョー「え……」
藍染「後で職員室へ来なさい、いいね?」ニコッ
グリムジョー「」((((;゜Д゜))))
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137 : 2016/09/04(日) 00:20:34.25 -
放課後
恋次「よう、一護。これから飯食いに行くんだがお前も来いよ」
雛森「もー、阿散井くん。いきなり誘っても黒崎くんも困っちゃうよ」
吉良「同感だね。……しかし、良ければどうだろうか?黒崎君」
一護(恋次達か……)
一護(雛森って子もいるみたいだから大丈夫だとは思う……が、グリムジョーの時のトラウマが)ガクブル
一護「わりぃ、今日は遠慮しとく。約束があるんだよ」
恋次「そうか、なら仕方ねーな」
雛森「だから言ったでしょ?」
一護(昨日断っちまったし、井上と帰るか)
一護「井上」
織姫「へ!?どうしたの黒崎くん」
一護「昨日は悪かったな。今日空いてるか?」
織姫「えええ!!」ドキドキ
一護(迷惑だったか?)
織姫「ももも、もちろん!何処へでも付いていくであります!」ビシッ
一護「お、おう」
-
138 : 2016/09/04(日) 00:33:12.85 -
一護(……って、特に目的もないまま連れ出しちまったけど)
織姫「~♪♪」
一護(一緒に歩いてるだけなのに、なんか楽しそうだな)
一護「なあ、井上。行きたいとことかあるか?」
織姫「え?……あたしは黒崎くんとなら、どこでも……」ゴニョゴニョ
一護「?」
一護(どうするか。まーいつも通り普通に遊んで……。ん?そういやいつもはたつき達がいたからな。こうして2人っきりになるとどうしたらいいかわからねえ)
一護「サッカーでもするか?」
井上「く、黒崎くん運動神経良いもんね!PKとかやる!?」
一護(いや待て。何で俺はこんな話を……)
井上「せっかくだから前にたつきちゃんとやったオリジナルのーーー」
一護(リアルだし相手が井上だから一瞬これが現実だと錯覚しちまってた!!)
マユリ『まったく、信じ難い馬鹿だヨ。君はこのゲームの趣旨を理解しているのかネ?』
一護(ぐっ……)
マユリ『そら、周りの建物を見るといい』
ラブホテル『紅姫』
ラブホテル『野晒』
ラブホテル『千本桜』一護「うぉい!?いつの間にこんな所を歩いてたんだ!?」
-
139 : 2016/09/04(日) 00:39:28.75 -
織姫「も、もしかして黒崎くんの来たかった所って……ココ?」カァァァ
一護「いやいや、違う!違うぞ!」
織姫「そ、そうだよね!黒崎くんがあたしなんかを誘うわけないしね!」
一護「いや、そうは言ってねえけど……」
織姫「……」ジッ
一護(そ、そんな子犬のような目で見上げるなよ!)
一護(けど……改めて見るとやっぱり井上って……かなり……可愛い方なんだよ、な……)
1 「……入ってくか?」
2 無垢な井上をこんな所にいつまでもいさせられない。手を引いて駆け出す
一護(ここで選択肢かよ!?)
-
140 : 2016/09/04(日) 00:48:19.07 -
一護(これは……ゲームなんだよな。1の選択肢でも……)ゴクリッ
一護(いや、待て!!何を選ぼうとしてんだ俺は!下半身に流されてんじゃねえよ!!……こういう時は、観音寺のオッサンの顔でも想像して……)
一護(……おう。冷静になれた。観音寺をチョイスしたのはすげー嫌だったけど)
グイッ
織姫「黒崎くん?」
一護「行こうぜ、井上。……まああれだ。ウチで飯でも食ってけよ」
織姫「えっ……」
一護「それとな、さっき言ったこと……もう言うなよ。俺だって、井上のこと……普通に可愛い女の子だって思ってんだからなっ」
織姫「そ、それって……」
一護「ほら、行くぜ」
織姫「……うん」ギュッ
織姫「黒崎くんの手、大きくて、温かいね」
黒崎「そうか?ゴツゴツしてるだろ」
織姫「ううん……あたしは、なんだか安心するなぁ。黒崎くんの手だからだねっ」
一護「……」ドキッ
-
141 : 2016/09/04(日) 00:59:33.77 -
それから井上と家で夕食を一緒に食べた。
柚子達と和気あいあいと喋る井上はまるで姉のようで、2人も喜んでいた一護「送ってくか?」
織姫「ええ!?い、いいよ、ご馳走してもらったし、悪いもんっ」
織姫(ああ、あたしのバカ!びっくりして断っちゃったよぅ……)
一護「そうか……でもやっぱ女の子が夜道で1人ってのは危ねえだろ。途中まででも行く」
織姫「ほ、本当に!?じゃあ、ふつつか者ですがお願いします!」
織姫(嬉しいな……)
一護「……なんか気合い入ってんな」
井上を送った帰り道、京楽さんの所にも顔を出した。
女の子達の好感度ってのを教えてくれたけど、まだ始まったばかりだからそんなに高くないらしい
一応設定として好意は持たれてるようだが……フラグってのを何でも立てないとダメらしい。やっぱりさっきの選択肢でこっちを選んだのは正解だったな -
142 : 2016/09/04(日) 01:13:33.11 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護就寝後一護「zzz」
ガチャリ
柚子「お兄ちゃん……」
柚子「もしかして、井上さんのこと……好きなの?」
柚子「……やだよぅ。私、お兄ちゃんが……」
柚子「あん……お兄ちゃん……はぁん……っ」クチュクチュ
部屋の外
夏梨(柚子の奴、一兄ぃのベッドの下で何して……!)
夏梨(やっぱあの子、一兄ぃのこと……)ズキッ
夏梨(あたし……だって……)ズキン
夏梨(部屋戻ろ……柚子もまさか直接変なコトはしないでしょ……あたしもその、変な気分になってきたし……)
夏梨(一兄ぃ……)ヌルッ
マユリ『おやおや、フラグを立ててないのにランダムイベントを起こすとは……なるべく妹とはフラグが立たないように接していたみたいだが、これじゃあ水の泡だ。ハハハ!黒崎一護が実の妹との快楽に堕ちる様を記録したら……どんな顔をするかネ』
-
144 : 2016/09/04(日) 01:43:29.83 -
『3日目を終了しました』
おまけ
もし藍染の時の安価が失敗していたら……一護「えっと……すみません、わかりません」
たつき「ばかっ。このページだよっ」
一護「滲み出す……うわ、何だこれ!わかってても恥ずかしくて言えねえだろ!」
藍染「……黒崎君」
藍染「……後で職員室に来なさい」(#^ω^)ビキビキ
一護「」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護(めんどくせぇ)
藍染「付いて来なさい」
一護「えっ、職員室じゃ」
藍染「黙っていたまえ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生徒指導室藍染「…………」
ガチャリ
一護「何も鍵までかけなくても」
藍染「…………」ジッ
一護「」ゾクッ
一護(なんだ!?めちゃくちゃ嫌な予感がするぞ!?)
藍染「何を怯えているんだい?」
藍染「そんなに萎縮する必要はないよ」
藍染「しかし……君にはしっかりと指導が必要のようだ」
一護「!!」
-
145 : 2016/09/04(日) 01:55:17.04 -
一護「ちょっと……近いんスけど」
藍染「なかなか良い身体しているね」サワッ
一護「!?」ゾクッ
藍染「君のようにヤンチャな生徒には、荒療治の方が効くと……知っているかい?」
一護「し、知らねえよ……てかあんた教師じゃなかったのかよ!こんなことして……!」
藍染「私が天に立つ」ガバッ
一護「やめろっ!!ふざけんなよ、てめぇ、殺すぞ!!」ジタバタ
藍染「あまり強い言葉を遣うなよ」
藍染「エロく見えるぞ」
一護「」
藍染「ほう……これは素晴らしい……これが君の斬魄刀(意味深)か」
一護「男のくせに……こんなんで発情してんじゃねぇよ……!!」
藍染「私が発情しているなどと、いつから錯覚していた?」
藍染「これは教育的指導だよ。安心したまえ、ノンケの価値観など、私が撃ち堕として見せよう」
一護「」アーッ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
藍染「ふぅ……」ツヤツヤ
一護「」
一護でさえーーー!!
-
176 : 2016/09/10(土) 00:09:37.14 -
4日目
一護「おはよう」
柚子「あっ……おはよ、お兄ちゃん……」モジモジ
夏梨「おはよ……」モジモジ
一護「?」
ルキア「おはようございます!!」
ルキア「なんだ、今日も起きていたのか」
一護「起きてちゃ悪いのかよ」
ルキア「いや……」
ルキア「起こしがいが無くなるではないか……たわけ」ボソッ
一護「ん?何か言ったか?」
ルキア「なんでもないっ」プイッ
どこかよそよそしい柚子と夏梨と飯を食ってから、なんだか不機嫌なルキアと家を出る
一護「……」
一護(もう、4日目か。……そろそろ、誰を選ぶとか……決めねーとな)
-
177 : 2016/09/10(土) 00:15:07.80 -
ネル「おっはよ~!一護!」ダキッ
一護「うわっ、ネルじゃねぇか!」
ルキア「こら。ネリエル先生だ。おはようございます」
ネル「おはよう、朽木さん」
一護(ていうかネルの身体……なんていうか、ヤバイだろ!?)
一護(ちゃんと教師の格好してるだけマシだけど……虚圏で見た時はその、履いてなかったし……)ドキドキ
ルキア「今から出勤ですか?少しいつもより遅いようですが」
ルキア(まさかネリエル先生も、一護を……)
ネル「今日はちょっとね」
ネル(仕方ないわ、遅刻したって私は一護と一緒に……朽木さんも、もしかして一護のこと……)
ルキア「……」
ネル「……」
一護(なんだこの空気!?)
-
178 : 2016/09/10(土) 00:29:25.80 -
妙な空気のまま学校へ着いちまった。
名残惜しそうに職員室へ向かうネルと別れ、ルキアと教室へーーー夜一「おや御両人。いつも仲睦まじいのぅ」
行こうと思ったんだが、夜一さんに止められてしまった。
夜一「ちょうどいい。少し付き合え一護。すまん、借りてくぞ」グイッ
一護「うおっ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「なんなんだよいったい……」
夜一「いやいや、すまん。実はな、こんなものを貰ってしまってなぁ」
一護「これ……ラブレターじゃねぇか」
夜一「どうやら差出人は女子のようなんじゃ。放課後行かなくてはならんのじゃが……」
夜一「儂は女子に興味はない。しかし、ここまで気持ちが篭った恋文を送られては、普通に断るのも悪い気がしてな。そこでじゃ」
一護「嫌な予感がする」
夜一「お主にその……儂の彼氏役と言うやつを頼みたいんだが……いいか?」
一護「いや、それはそれで大問題な気がするぞ」
夜一「そんなことはわかっておる!しかしだな、どうしてか女生徒からこういった恋文がよく送られてくるんじゃ!……儂が女子に興味が無いということをきちんとわかってほしいと思ってな」
一護「じゃあ藍染とかでも……」
夜一「……儂かて、誰でもいいというわけではない」
一護「えっ」
夜一「一護、お主だからこそ……ええい、何を言わせる!とにかく放課後だ、いいな!!」
一護「は、はい!」
-
181 : 2016/09/10(土) 01:24:42.08 -
放課後
夜一「うむ、来たな」
一護「今回だけだぞ」
夜一「照れるな照れるな。上手く行ったら、何か褒美をやろう」
一護「褒美……」
一護(ああ、変なこと考えちまったじゃねぇか!!)ドキドキ
夜一(一護のやつ、険しい顔をしおって……やはり、迷惑じゃったろうか?……しかし、こんな時でもないと一護と話す機会は……ええい、何をグダグダ考えておる!儂らしくもない!)
マユリ(黒崎一護の人相が悪いのは生まれつきだがネ)
コン(ホントだぜ!あいつ、いつも眉間にシワ寄せてて疲れねーのかねー)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
研究室マユリ「覗くのは勝手だが、黒崎一護にはバレないように頼むヨ」
コン「わかってるよ!けど、俺様もこのゲームの開発に協力してやったんだぜ?ちょっとぐらい見せて貰ってもいいじゃねぇか!一護のやつが先にテストプレイヤーになるっつうから我慢してやってんだぜ?……はぁん……ネェさーん!!織姫ちゅわーん!!」
マユリ「ふむ。確かに君の妄想力と煩悩によるシュチュエーションデータの数々には世話になったよ。どうだネ、そんなにも待てないならそこの空いているシュミレーターで早速体験してくるといい」
コン「マジかよ!!くぅー!アンタ意外と優しいんだな!!じゃ、行ってくるぜ!!」ダダダ
ネム「マユリ様。確かあのシュミレーターには女性向けデータしかインストールしていなかった筈では」
マユリ「おや。私としたことが。まあいい、10人程攻略すれば出られるようにはなっているからネ。彼も喜んでいたようだし、良しとしよう」
ネム「はい」
-
182 : 2016/09/10(土) 01:35:18.92 -
校舎裏
夜一「ここのはずじゃが……」
砕蜂「ーーー夜一先生!!」ダダダッ
夜一「っ!お主だったか、砕蜂……」
砕蜂「夜一先生!!私は……ーーーむ。何故貴様がここにいる、黒崎一護」
一護「なんだ、送り主って砕蜂だったのか」
砕蜂「砕蜂先輩、だ。夜一先生、何故このような奴をーーー!?」
夜一「ーーー聞いてくれ、砕蜂」
砕蜂「?」
夜一「お主の気持ちは嬉しい。思えばお主は昔から儂を慕ってくれていたな。だが……儂は……女子をそういう目で見れない、のじゃ」
砕蜂「夜一先生……」
夜一「一護をこの場に呼んだのは他でもない。その……コヤツが、儂の……か、か、……婚約者だからじゃ!!」
一護(いや、おかしいだろ!?彼氏じゃねぇのかよ!?)
夜一「す、すまん……緊張して間違ってしまった」ボソッ
砕蜂「そんなーーー」ガクゼン
夜一「そういうわけでな。すまん、砕蜂」
夜一(ほれ、一護も何か言え)ツンツン
一護「あっ……ああ。俺も、夜一さんのことが好きなんだ。アンタにはわりぃけど……」
夜一「…………」ドキッ
夜一(いかん、何を本気になっているのじゃ儂は……これは演技、演技じゃぞ!)
-
183 : 2016/09/10(土) 01:44:08.30 -
砕蜂「……信用出来ません」ボソッ
一護「えっ?」
砕蜂「私は今までずっと夜一先生の後を追い……後ろ姿を見つめてきた!!しかし貴様と夜一先生がそこまで親しくしている所は見たことがない!!嘘をついてるなら白状しろ黒崎一護!!どうせ貴様が夜一先生の弱みでも握り、脅しているのだろう!!」
一護「なん……だと……?」
夜一「そんな言い方はよせ砕蜂。儂と一護は、正真正銘、その……愛し合っておるのじゃ!!」
砕蜂「しかし、夜一先生の動向は毎日見て来ました!!学校から自宅まで帰るまでは、私が見守って……!!」
夜一「仕方ないじゃろう。儂らは教師と生徒。人目に付く所で逢引は出来ぬよ」
砕蜂「ならばいつの間に……」
夜一「簡単なことじゃ。お主が帰った後、一護は毎晩のように儂の家に会いに来ていたということだな」
一護(ちょっと苦しくないか……?)
砕蜂(毎晩のように、だと……?ならば黒崎一護と夜一先生は……もう……!!)
砕蜂「このケダモノ!!犯罪者め!!」キッ
一護「ひでぇ……」
-
184 : 2016/09/10(土) 01:47:45.87 -
夜一「これでわかったじゃろ?砕蜂。心苦しいが……」
砕蜂「……」
一護(でも、かなり動揺はしているみたいだが……まだ疑ってるような感じだな。冷静になられたらバレるかもしれねぇ。ここは……)
1 この場で夜一さんの唇を奪い証明する
2 アンタの気持ちも俺に負けないくらいだ。3人で付き合うか?と誘う
3とりあえずこの場は逃げる
安価下でルート分岐します
-
185 : 2016/09/10(土) 01:50:53.63 ID:PRARfmQXO -
3
できるなら保留という選択肢があればいいんだが -
186 : 2016/09/10(土) 02:02:04.92 -
>>185
了解一護「そういうわけだからな!行くぜ、夜一さん」グイッ
夜一「ちょ、待て一護!!」
砕蜂「……」
ショックの方が大きかったからか、砕蜂は追って来なかった。
助かった。あのままいたらいつボロが出るかわからねぇからな夜一「意外と強引なのだな、お主」
一護「危なかったからな。……けど、面倒なことになった」
夜一「すまん。まさかあそこまで疑われるとは思わなかった」
一護「もういいって。こうなったら出来るとこまで協力する」
夜一「本当か?」
一護「ああ。このままってのも後味悪いし」
夜一「……たまには儂の家に遊びに来るといい。その、一緒にいる証拠とか……必要になるかも知れんからの」
一護「わかったよ。じゃあ、またな夜一さん」
夜一「い、一護!」
一護「え?」
夜一「その……今日は、助かった……本当に、感謝しておる……」カァァ
一護「……」ドキッ
一護「別に。俺もそんな嫌な気持ちとかなかったしな」
夜一「一護……」
一護「じゃ、じゃあな!」
一護(くそっ……夜一さんってあんなしおらしいとこ無いだろ……なんでドキドキしてるんだ俺!!)
-
187 : 2016/09/10(土) 02:10:06.94 -
それからまた、京楽さんの元に立ち寄ってから家に帰った。
何故か京楽さんに女の子達の電話番号を教えてもらったけど、情報キャラだからこんな感じなのかな。貰った連絡先は
茜雫
リルカ
井上
ルキア
ネル
夜一さん
砕蜂だ。
ついでに女の子からの好感度ってやつも教えてもらえた。
茜雫 ?
リルカ ?
井上 ?
ルキア ?
ネル
夜一さん ?
砕蜂
遊子 ??
夏梨 ??
何でも、ハートが5個で結ばれるまで行けるらしい。
今の所まだまだだが……一護「なんで遊子と夏梨までたまってんだよ!?」
京楽「知らない間に何かあったみたいだね。流石一護君」
一護「マジかよ……気を付けねーと」
-
255 : 2016/09/22(木) 21:11:49.91 -
5日目
一護「……やっべぇ、よりにもよって夜一さんとの淫夢を見ちまった」ギンギン
ルキア「一護!!遅刻するぞ!起きろ!!」バンッ!!
一護「あ」ギンギン
ルキア「……」カァァァ
ルキア(あれは、一護の……あんなにも、テントを張って……)
一護「……おっす、ルキア」
ルキア「この、エロ餓鬼が!!」
一護「う、うるせーよ!男の生理現象だ、仕方ないだろ!!」
ルキア「くっ……」
一護「何、まじまじと見てんだよ。恥ずかしいだろ」
ルキア「み、見とらぬわたわけ!!ちっ、調子が狂う……今日は私は1人で行くからなっ」
一護「ーーーなんだってんだ」ハァ
ルキア(久しぶりに一護を起こせたのに、私の馬鹿!!……凄かったな、一護のアレ……あ、あれが『淫夢剣・エロの白雪』で読んだ男の卍解モードというやつか……)ドキドキ
-
256 : 2016/09/22(木) 21:17:57.82 -
通学路
一護「なんか調子狂うな……」スタスタ
ブロロロ
夜一「一護ではないか。お主、そんなペースでは遅刻するぞ?」
一護「げっ、夜一さん!?」
一護(あんな夢見た後で、合わせる顔がねえよ……)
夜一「げっ、とはなんじゃ。まあいい、このまま生徒が遅刻するのを見過ごすことは出来ん。ほれ、乗ってくがいい」
一護(バイク、か。夜一さんなら普通に瞬歩ですぐ着くんだろうが、この夜一さんは一般人なんだよな……)
一護「有り難い。じゃ、乗らせてもらうよ」
夜一(よし!!さり気なく一護を迎えに来る作戦、成功じゃ!!……ふふ、一護もまだまだ童じゃの。疑問すら抱かず儂の作戦に引っかかるとは)ニヤニヤ
-
257 : 2016/09/22(木) 21:27:06.51 -
一護「頼むぜ、夜一さん」
一護(つっても、何処捕まれば……無難に腰とかでいいのか?)
夜一「任せよ。……では、瞬神夜一……参る!!」ブォォォォン!!
一護「ちょ、まっ……」
ギュン!!
一護「」
夜一「ふははは!!風をきって走るのはやはり気持ちがいいのぅ!!」
『瞬神夜一』
かつてこの界隈では恐れられた、走り屋、四楓院夜一の別称。
彼女の走りは伝説となり、今でも走り屋達の中で語り継がれる。
夜一と競った者達は、彼女の背中がこう語っていたと言う……
「儂についてくる気が?挽肉にしてくれんぞ?テメーら……!?」
と、言われてもいないのにそう感じてしまうほど瞬神の走りは威圧感に満ちていたらしい……
-
258 : 2016/09/22(木) 21:32:32.31 -
一護(Tipsとか今いいから!!やべぇ、しっかり掴まねぇと振り落とされる!)
モニュッ
夜一「一護!?どこを触って……!!」
一護「……!!」聞こえてない
夜一(なんじゃ、必死そうな顔もまたそそられるの……)
夜一「仕方ない、サービスじゃぞ。振り落とされないようにしっかり掴まっておれ!」
夜一(一護の手の感触も……まあ、悪くないしの)キュンッ
-
259 : 2016/09/22(木) 21:41:33.82 -
一護「ーーー止まった。着いたのか?」
夜一「うむ」
一護「死ぬかと思ったぞ……」
夜一「それはすまんかったな。……では、そろそろ手を放してくれぬか?」
一護「あっ!」バッ
夜一「……」
一護「その、すまねえ……」ドキドキ
一護(夜一さんの胸の感触……今日一日忘れられそうもねぇよ……)
夜一「まったく、初心な奴じゃな。そんな反応されては、儂も言葉に困るぞ」
一護(余裕そうだな……夜一さん)
夜一(運転に集中していたおかげでそんなに気にならなかったが……もし、本気で一護に触られたら……儂は……)カァァァ
夜一(いかんいかん。平常心、平常心)
一護「今日は助かったよ。夜一さんには悪かったが……」
夜一「良いっ!!……まあ、お主が遅刻しそうな日は……また乗せていってやっても……」
一護「そうだな。その時はまた、頼むぜ」
夜一「う、うむ……」
一護(俺としては天国と地獄だけどな……ホントにヤバイ時にだけ、頼もう)
-
260 : 2016/09/22(木) 21:46:15.11 -
教室
茜雫「あ、おはよー!一護!!」
一護「よお」
リルカ(相変わらずカッコイイ顔してるわね……)
リルカ「相変わらずポケーっとした顔して。また遅刻ギリギリなわけ?」
一護「なんでお前はつっかかって来るんだよ……」
リルカ「ふんっ」
リルカ(楽しそうに夜一先生と登校しちゃってさ。あーはいはい、見てましたよ見ちゃいましたよ。仕方ないじゃない、ふと窓から外を見たら見ちゃったんだもの!)
-
261 : 2016/09/22(木) 22:00:04.94 -
休み時間
一護「勉強会?」
茜雫「そーそー。もうすぐテストでしょ?みんなでやろうと思って」
織姫「黒崎くん、頭いいもんね!せっかくだから教えてもらいたいなぁ……なんて」
一護「そういうのは石田とかの方が……」
ルキア「何をケチくさいこと言っておる。全員が貴様に面倒を見てもらうわけではない。さぁ、わかったらさっさとハイかイエスで答えるがいい」
1 はい
2 イエス
一護(強制イベント……だと……?)
一護「で、面子は?」
茜雫「私とー」
織姫「お世話になりますっ」
ルキア「当然行く」
茜雫「リルカはー?」
リルカ「い、行ってあげるわよ……」
一護「たつきは?」
たつき「あー、あたしはパス。ちょうど稽古が忙しくて」
一護「全部で5人か」
ケイゴ「水色先生!!ナチュラルに俺達には声がかかってないんですけど!!」
水色「やめときなよ。あれはどう考えても僕達邪魔者だ」
-
262 : 2016/09/22(木) 22:07:58.23 -
一護「場所はどうする?」
茜雫「一護の部屋でいいじゃーん」
一護「どう考えても俺の部屋にこんな人数入らねーよ」
リルカ「図書館とかで良いんじゃないの」
一護「ああ……」
織姫「でも、この人数だと気を使うよね」
ルキア「私の家はどうだ?」
織姫「賛成ー!ルキアちゃんの家大きいからね!迷惑じゃなければ……」
リルカ「決まりね」
ルキア「では、兄様に許可をもらいたいから待っててくれぬか?今日中に連絡する」
ルキア「勉強会は明日でいいな?」
織姫「ハイッ」
リルカ「いーんじゃない?」
茜雫「OK!明日は空けとくね!」
-
263 : 2016/09/22(木) 22:10:11.39 -
放課後
一護「なんかトントン拍子で決まっちまったな……」
一護「これからどうすっかな……」
1 やっぱり石田を誘ってみる
2 チャドも頭良かったよな?
3その他キャラ(安価下で決めてください)
4 まあいいか
安価下
-
268 : 2016/09/23(金) 00:05:18.04 -
一護「うーん」スタスタ
ドンッ!!
ネム「っ……」
一護「わりぃ、大丈夫か?」スッ
ネム「いえ……すみません」
一護「アンタは……」
一護(確か、涅マユリの所の……)
ネム「涅ネムです。……黒崎先輩」
一護「ああ、そうだ」
一護(すっげぇムチムチした身体してんな……てかさっき、パンツ……)
一護「すげぇたくさん荷物運んでたみたいだな。よっと」ヒョイ
ネム「ありがとうございます。……では失礼します」
一護「あ、待てよ。1人で大変だろ。お詫びに手伝わせてくれ」
ネム「良いのですか?」
一護「ああ」
ネム「では、お願いします」
一護(クールだな。黒崎先輩ってことは、俺の1個下ってことか)
※書くの忘れてたかも知れませんが、このゲームの一護は現在高2
夏休み前です -
269 : 2016/09/23(金) 00:17:21.61 -
ーーーーーーーーーーーー一護「ふーん。じゃあネムはかなり頭いいのか」
ネム「いえ。ですが、お父様……涅先生のご指示で、自宅ではほとんど勉強か先生のお手伝いを」
一護「それでも、もう高校三年分の勉強をほとんど終わらせたってすげーよ。俺より頭良いだろ絶対」
ネム「そんなことは……」
一護(あいつの指示でずっと勉強や手伝いばっかって……大変だよな。ゲームの中でも。いや、ゲームだからこそ、この子に……普通の人間の楽しいことを知ってもらいてよな……)
一護「なあ、明日クラスメイトと勉強会があるんだけどネムも来てくれねーか?」
ネム「え?」
一護「後輩にこんなこと頼むなんて悪いとは思う……けど、ネムくらい頭良かったら普通に勉強教えてもらえる気がしてな。はは、情けない先輩でわりぃ」
ネム「そんな……私はまだ教えるなんて立場じゃ」
一護「そんなことねーよ。迷惑じゃなかったら、だけどな。どうだ?」
ネム「…………」
一護(今回は勉強って名目があるけど……慣れてきたら、普通にみんなで遊びに行ったりとか、してえよな。茜雫やリルカがクラスメイトとして普通に仲良く出来てる世界なんだ。だったら、ネムも……)
ネム「少し、考えさせてください。明日には、必ず返事をします」
一護「そっか。待ってるぜ」ニカッ
ネム「……!」ドキッ
一護「じゃーな!」
ネム(なんだろう……この気持ち)ドキドキ
-
270 : 2016/09/23(金) 00:28:05.65 -
マユリ(人の娘にすら手を出すか。まったく、つくづく腹立たしい男だよ)
一護「あんたもそういうの気にすんのか」
マユリ(冗談だヨ。この世界のネムはネムであってネムではない。むしろ現実のネムを縛るモノがない場合どういうデータがとれるか、興味深いネ)
一護「なんだ。やっぱりアンタはそんな考えなんだな」
マユリ(黙れ外道)
一護「はぁ!?お前にそれを言われたくねえ!!」
マユリ(ふん……まあ精々、そうやってゲームを進めていくがいい。キミの進行速度は遅すぎる)
一護「どうやって進めてくかは、プレイヤーである俺の自由だろ」
マユリ(……冷静になられてはつまらんネ)ブツッ
一護「……一方的に切りやがった。へ、誰がお前を楽しませてやるかってんだ。ちくしょうめ」
一護(けど、俺がこの世界に惹き込まれきてるのは事実だ。……それを否定する気はねぇ)
一護「こうなったら思いっきり楽しんでやる!で、アイツを喜ばせてもやらねえ!!」
一護(こんだけ広大な世界だ。どこかに、涅マユリに一泡吹かせられるヒントもあるはず……!!)
-
271 : 2016/09/23(金) 00:33:52.11 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜一「一護?帰ったのではなかったのか?」
一護「いや。待ってたんだ。仕事終わるのを」
夜一「待っていた……?」
一護「ああ。ちょっと耳貸してくれ」グイッ
夜一「な、な……?」
一護「今日も砕蜂があんたをつけてる」ボソッ
夜一「それは気づいていたが……」ボソッ
一護「で、俺はアンタの彼氏役なんだろ?だから、ちゃんと一緒にいる時間増やさねえとまた疑われると思ってな」ボソッ
夜一「なるほど……」
一護「行こうぜ。さっきからずっとアイツの殺気が痛い」ボソッ
夜一「あ、ああ……」
-
272 : 2016/09/23(金) 00:40:21.16 -
ーーーーーーーーーーーー
夜一「それで、何処に行く?」
一護「ん?夜一さんの家で良いんじゃねーか?砕蜂にもそう言ってただろ」
夜一「わ、儂の家か……」カァァァ
一護「どうしたんだよ?」
夜一(実際にお主を呼ぶとなると緊張しても仕方ないだろうに……この鈍感小僧め)
一護(いやー、目的がハッキリしたとたん、頭がスッキリしたな)
……明確にやるべき事を考えられているため、一時的に煩悩が頭から離れた一護は気づいていない。
自分がとんでもないことを言っていることに…… -
273 : 2016/09/23(金) 00:44:42.44 -
夜一宅
一護「普通のマンションなんだな。てっきり屋敷とかかと」
夜一「実家はそうじゃが、仕事へ通うにはいささか不便でな。せっかく来たんじゃ、ゆっくり寛ぐといい」
一護「おう」
一護(しかし、普通のマンションとは言ったが……やっぱり金持ちなんだな。普通にウチより広いぞ)
夜一(まさか一護が自分から来ると言い出すとは……)ドキドキ
夜一(いや、待て夜一。ペースを乱されてはいかん!!)
夜一(平常心、平常心……)
-
274 : 2016/09/23(金) 00:51:19.53 -
夜一「待たせたな」
一護「ああ……って!!」ブフッ!!
夜一「なんじゃ?そんなに驚きおって」
戻ってきた夜一は、随分とラフな格好だ。
黒のタンクトップと、同じく黒いパンティ……およそ男がいる空間での格好とは思えない一護(の、ノーブラじゃねぇかどう見ても!!少しでも屈んだらユルユルの胸元が見え……つーか下は下着だけかよ!!パンチラどころかモロじゃねぇか!!)
夜一「最近暑いからのう。家ではいつもこの格好じゃが、ダメか?」
一護「ダメに決まってるだろ!!服を着ろ!!」
夜一「なんじゃ、涼しいんだかの」
夜一(ふふ、焦っておる焦っておる)
-
275 : 2016/09/23(金) 01:17:06.35 -
結局、夜一さんはずっとその格好だった。
目のやり場には困ったけど、一緒に料理を作ったりテレビを見ながらとりとめのない話をした。
こうして普通のゆっくりとした時間を夜一さんと過ごすのは初めてだから、なんとも不思議なもんだ。
……わざと横乳や谷間を見せてくるのは困ったけど。こっちの事情も考えてくれ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜一「うむ、中々楽しかったの」ニコニコ
一護「次はマトモな格好してくれよ。でないと……」
夜一「でないと、どうなる?」ニヤニヤ
一護「……俺も男なんだぞ。あんまりからかうな」
夜一「そうじゃの。それは済まなかったと思っておるよ。けどの」グイッ
夜一「……儂だって誰にでもこういうことをするわけではない」ボソッ
一護「え……?んむっ……!!」チュッ
その瞬間。
夜一さんの顔が、今までで一番近くにあって……夜一「……ぷはっ」
一護「え……えぇ!?」
夜一「騒ぐな騒ぐな。儂の恋人役じゃろう?別れの接吻ぐらいないと砕蜂に怪しまれる」ボソッ
しかし、今は砕蜂の殺気……もとい、気配は感じられない。それは夜一さんだって、わかってるはずで……
夜一「また、明日……来てくれるか?」カァァァ
一護「ーーー!!……明日は、みんなと勉強会だ」
夜一「そ、そうか……」シュン
一護「明後日でも……その次も、何時でも来てやるよ。その……俺は、夜一さんの……彼氏、役だから……な」カァァァ
夜一「えっ……」
一護「じゃあな!!」ダッ
夜一「おい、一護!!……」
夜一「まったく……本当に、奔放で……生意気な小僧……じゃの」
夜一は一護の背中を見送りながら、愛おしそうな仕草で自分の唇を撫でたーーー
-
276 : 2016/09/23(金) 01:23:10.40 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
京楽さんの所へ寄ってから帰路に着く。
ネムの携帯番号を手に入れたが……頭の中はずっと夜一さんのことでいっぱいだった。
あの修行の時に見た夜一さんの一糸纏わぬ姿。この世界の、さっきまでずっと釘付けだった夜一さんの身体。
そして……唇の感触。離れた後の、彼女の紅潮した表情。すべてが……焼き付いて、離れない。
一護「……くそ!鎮まれってんだ!!」ギンギン
わかってる。自慰の許されないこの世界で、どうすればこの欲を発散出来るかなんてーーーわかってるんだ。
そして、きっと。それはもうすぐ、届いてしまうーーー
『5日目が終了しました』
-
278 : 2016/09/23(金) 01:33:20.04 -
おまけ
>>263選択肢で石田を選んだ場合一護「おーい、石田!!」
石田「なんだ、デカイ声を出して」
一護「いちいちつっかかるなって。あー、明日みんなで勉強会をやるかもしれないんだけどよ、オメーも来るか?」
石田「なんだ、その話か……まったく、君は本当に馬鹿だな」
一護「な、なんだよ……」
石田「その話は聞いていた。彼女達の意思を尊重し、聞こえないふりをした。よって僕は結構だ」
一護「わけわかんねー……」
石田「っ!……本当、こんな奴に井上さんは……」ボソッ
一護「なんか言ったか?」
石田「ーーー何でもない!!じゃあな黒崎。僕はここでーーー」
一護「待てよ。納得行かねーって」グイッ
石田「……」イライラ
-
279 : 2016/09/23(金) 01:37:27.50 -
石田「君は!!本当に!!1から100まで説明しないと!!わからないのか!!」
一護「お、おう」
石田「そうか……よく、わかったよ」
一護「い、石田……目がすわってるぞ……?」
石田「黒崎一護。これからキミを連行する。主人公補正被害者の会に」
一護「は、はぁ……?」
一護(なんかヤベェことはわかった!!)
一護「あ、あそこにいるのネルじゃねーか?わりぃ、俺行くわ!!おーい!!」
グイッ
一護「!?」
石田「追 っ て も い い と 言 っ た か ?」
-
280 : 2016/09/23(金) 01:44:24.38 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「……ん?ここは……?」
石田「えー、これより被害者の会による、裁判を初めます」
一護「石田!?お前、何やって……」
恋次「はい!!」
石田「どうぞ、阿散井君!!」
恋次「俺のルキアをたぶらかすそのクソ野郎は、有罪でいいと思いまーす!!赤火砲!!」
一護「あちっ!おま、なんてこと……」
石田「他に誰が意見は!!」
恋次「はい!!」
石田「はい!阿散井君!!」
一護「2人しかいねえのかよ!!」
恋次「ルキアの他にも約数名たぶらかすクソ野郎は、死刑でいいと思います!!」
石田「よくわかりました!!では、黒崎一護は有罪!!」カーン!!
一護「いやいや待て待て」
石田「おや。被告が何か言おうとしていますね。では、被告代理人、代弁を」
チャド「……ム」
石田「以上!!」
一護「おい!!」
-
281 : 2016/09/23(金) 01:49:03.94 -
一護「いやいや!俺が何したんだよ!!」
石田「では早速執行を……」
一護「答えろよ!石田ァァァ!!」
石田「黙っていたまえ。君はそう叫びながらピストン運動するのがお似合いだ」
一護「なん……だと……?」
恋次「……」スッ
一護「お、おい……なんでコッチに……は!!いつのまにか、下が裸になってやがる!!」
恋次「誓ったんだよ……絶対に犯すって……」
恋次「誰にでもねえ……俺の!!魂にだ!!」
一護「」
恋次「安心しろよ。俺はお前を犯せるようにこの17ヵ月鍛錬したんだ」
一護「い、石田ァ!!」
-
282 : 2016/09/23(金) 02:04:18.73 -
石田「大丈夫だ。ただ、阿散井君の神聖滅矢(ハインリッヒ・プファイル)が君の鎖結を貫くだけさ。動血装(バイアグラ)無しの神聖滅矢(プファイル)じゃあ、完全に君を聖隷(スクラヴェライ)させるのは難しいだろうが……僕の神聖滅矢(ハインリッヒ・プファイル)もクインシー・レッドシュティール状態だからね」ギンギン
一護「」
石田「滅却師の誇りにかけて……キミを犯す」
一護「」
石田「ああ、チャド君も参加したいってさ。一番槍は彼の持つ悪魔の肉棒に頼もうか」
チャド「ラ・ムエルテ」ズブゥゥ!!
一護「」アーッ!!
一護でさえーーー!!
-
312 : 2016/09/26(月) 00:04:51.94 -
6日目
一護「ふわぁ~」
一護「時間……って、ヤベ、もうこんな時間かよ!」バタバタ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夏梨「どうしたの一兄ぃ、そんなに慌ててさ。今日土曜でしょ?」
一護「ルキアんとこで勉強会やることになってんだ」
夏梨「る、ルキアさんの家で!?」
遊子「まさか2人っきり!?」
一護「違ーよ。井上とかも一緒だ」
夏梨 遊子「……ほっ」
一護「じゃあ行ってくるぜ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護(……白哉いんのかな。何気にルキアの家に遊びに行くなんて初めてだし……昨日の夜ルキアから家での勉強会の許可が出たって連絡きたから大丈夫だと思うけど、緊張する……)
一護「あ!そういえばネムも参加するかもって伝え忘れちまった!」
一護「ていうか、ルキアん家って何処にあるんだ……?」
ピー!
朽木ルキアの家までの道順を案内シマスーーー一護「お、さすがはゲームの世界。こんなことも教えてくれんのか……」
-
313 : 2016/09/26(月) 00:11:49.44 -
ルキア家前
織姫「あ、黒崎くん!おはよ~」
ルキア「ギリギリだな」
一護「みんな揃ってたのか」
茜雫「色々お菓子買って来ちゃったっ」
一護「お前、目的が勉強会ってのわかってるよな?」
茜雫「失っ礼ねー。わかってるって。けど、家にお邪魔するんだからこれくらい用意するのは常識でしょ?」
一護(茜雫に常識を指摘された!!)
織姫「あたしはリルカちゃんと、ドーナッツ買ってきたよ!」
一護「お前本当にそれ好きなんだな」
リルカ「べ、別に!文句があるならあげないけど!?」
一護「チョコの入ったやつあるか?」
リルカ「……ちゃんとアンタが好きそうなのも買ってあるわよ」プイッ
織姫「ルキアちゃんにも、白玉あんみつ買って来たよ!!」
ルキア「さすが井上!!有難い……」
一護「あ、そうだ。急遽もう1人参加するかもしれねえんだけど」
-
314 : 2016/09/26(月) 00:19:42.84 -
ルキア「なに?一護、そういうことはもう少し早く……」
一護「悪かったって。……まだ来てねぇんだな。ルキアから連絡貰ったあと、時間と場所は電話で教えたんだけど」キョロキョロ
一護「……ちょっとその辺見てくる!」
ルキア「わかった。私達は先に入っているぞ」
一護「ああ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「近くに来てるか?まあ、いなかったら電話すりゃいいか」スタスタ
ネム「…………」
一護「おぅ!?い、意外と近くにいたな……てかこの角曲がったらすぐルキアん家じゃねぇか!!」
ネム「……おはようございます」
一護「お、おう」
ネム「先輩より早くには着いていたんですが……皆さんにどう、話かけていいかわからなくて」
一護「あー、俺もルキアに連絡してなかっからな。わりぃ、もっと早く来てれば」
ネム「良いんです。……あの、ありがとうございます。探してくれて」
一護「すぐ近くにいて良かったぜ。ほら、行くぞ」グイッ
ネム「あ……手……」
一護「早く行かないとまたルキアに何か言われそうだからなっ」
ネム「……ふふ」クスッ
-
315 : 2016/09/26(月) 00:23:24.06 -
一護「お邪魔しまーす」
ネム「お邪魔します」
一護「広っ!!かなりデカイ屋敷だな!!」
ルキア「ああ、来たか。早かったな」
ネム「……お世話になります」ペコッ
ルキア「話は聞いている。まあ寛いでいってくれ」
一護「世話になるのは俺達だけどな」
ルキア「む?」
一護「俺達より頭良いらしいぞ?後輩だけど。今日はネムに勉強教えてくれって頼んだんだ」
ネム「そんな、私は……」カァァァ
ルキア「それは心強いな!さあ、上がってくれ!」
-
316 : 2016/09/26(月) 00:37:35.96 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勉強会が始まる。いつもは賑やかな茜雫とリルカも、ネムの博識ぶりと真面目さに影響を受けているのか、静かに机に向かっていた。……そして、あっという間に夕方近くに。
一護「もうこんな時間かよ……」
茜雫「ひぃぃぃ……もう?今回テスト範囲広すぎてまだ終わり切らないよー!」
ルキア「ふむ……しかし休憩は必要だな。途中で色々摘んでいたとは言え、ちゃんとした食事を取らなければなるまい」
ネム「では、私が何か買ってきます」
リルカ「アンタは休んでなさいよ。ずっと教えてくれてたんだから疲れてんでしょ?」
ネム「それは皆さんだって。ここは後輩の私が……」
織姫「ネムちゃん、気にしないで。もうあたし達友達じゃない!」
ネム「井上先輩……」
ルキア「うむ。せっかく女子が五人もいるのだ。食材はあるし、ここは皆で料理でも作ってみないか?」
茜雫「お、いいね~!賛成!!」
一護(料理……!?この面子で!?)
ルキア→器用そうには見えない
井上→とんでもないものを作りそう
茜雫→隠し味とか余計なことしそう
リルカ→あまり得意ではなさそう
ネム→なんかグロイのが出来上がりそう……
一護「ま、待て!!」
-
317 : 2016/09/26(月) 00:44:29.28 -
一護「俺が作る。いや、作らせて下さい!!」
茜雫「えー、一護がぁ?」
織姫(黒崎君の手料理……)ドキドキ
ルキア「ふむ……何故そんなにやる気に満ちているのかわからないが、そこまでやりたいなら止めはせん」
リルカ「あ、あたしが手伝ってあげよっか……?」
ネム「先輩が作って下さるのは有難いですが、この人数分の料理となると少なくとも1人補助がいれば効率的かと。私も良ければ手伝います」
織姫「あ、あたしも手伝っちゃおうかな!?黒崎くんが良ければだけど……」
ルキア「うむ、客に作ってもらうのも悪い。私も手伝うか?」
一護「いや、そんなにいらねえから!」
誰と料理を作る!?
安価下
-
319 : 2016/09/26(月) 00:57:12.74 -
一護「んじゃ、井上。手伝ってくれるか?」
織姫「あ、あたし!?も、もちろん!!よろしくデス!」ビシッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「人数いるし、オーソドックスだけどカレーでいいか」トントン
織姫「そ、そうだね……」
織姫(野菜を切る黒崎くんの後ろ姿……カッコイイ……)ポー
一護「あ、井上」
織姫「はいっ!?」
一護「ジャガイモの皮むいててくれねぇか?」
織姫「う、うん!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トントン ジャー グツグツ
一護「後は火を通して……味付けだな」
織姫「そうだね……」
織姫(こうして2人で台所に立ってると……なんか、夫婦みたい。……なんちゃって!……えへへ)
一護「なんか夫婦みたいだな」
織姫「ふぇ!?」ドキーンッ!!
一護「俺のお袋……早くに死んじまったからさ。今はこうして台所に立ってくれるのは遊子なんだけど……」
織姫(あ……)
一護「昔はさ。お袋がこうして台所に立って……でもちょっとドジなとこもあったからさ。親父が何かとフォローしてたな。あのヒゲがだぜ?でも……そんなお袋と親父の後ろ姿を見るのが、好きだったんだ」
織姫「黒崎くん……」
織姫「……」ギュッ
一護「い、井上!?」
-
320 : 2016/09/26(月) 01:04:19.17 -
一護(背中に何かすごいのが当たってるんですけど!?)
織姫「ごめんね、いきなり……でも」
一護「井上……」
織姫「何となく、抱きしめたくなっちゃって。……その、迷惑だったらごめんね?」
一護「いや……ありがとな、井上」
織姫「……」
織姫(黒崎くんは……きっと、お母さんがいなくなってからずっと誰にも甘えずに頑張って来たんだ。遊子ちゃんや夏梨ちゃんを不安にさせないために……)
織姫(あたしは全然逆。お兄ちゃんにはずっと甘えっぱなしで……そんなあたしじゃ、無理かもしれないけど……)
織姫(いつか、黒崎くんが甘えてくれるような……そんな、存在になりたいな……)
一護「……」
一護「すげぇ、有難いんだけど……その、ずっと当たってるんだ……」
織姫「……えっ!!」ガバッ
織姫「……」カァァァ
一護「でも……あ、変な意味じゃないぞ!!なんか安心した。ありがとな、井上」カァァァ
-
321 : 2016/09/26(月) 01:08:30.97 -
織姫「そ、そんな!!そんなことないっスよ!!あたしは……!!」ソワソワ
織姫「あ、まな板!!まな板洗うね!!」
一護「お、おい!そんな勢いよく水出したら……!!」
ブシャァァァ!!
織姫「きゃ!?」バシャッ
織姫「あ……ビショビショ……床も……」
一護(井上のTシャツが透けて……)ギンギン
一護「た、タオル!タオル取ってくる!!」
ズルッ
一護(滑った……だと……?まさか、こんな時に!?)
織姫「わっ」
バターン!!
-
322 : 2016/09/26(月) 01:13:43.42 -
一護「む……むぐっ」
一護(顔が……なんか柔らかいモノに挟まって……)
織姫「く、黒崎くん……」ドキドキ
一護「!?」
一護(これは、井上の……!?む、むむむ)
一護(ダメだ!身体が動かねえ!?何でだ!?)
織姫「あ……」
マユリ(一定以上の性欲ポイントを溜めすぎたネ。限界値を超えると、その身体はプレイヤーの操作を無視し、欲望のままに動く)
一護(なん……だと……?)
-
323 : 2016/09/26(月) 01:19:49.57 -
一護『ずいぶんと酷く濡れちまったな』スッ
一護(なんだ?俺は喋ってないぞ!?)
一護『来いよ』グイッ
織姫「ふぇ……?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
織姫「く、黒崎くん……ここ、お風呂場じゃ……」
一護『当たり前だろ?そのままじゃ風邪ひくぜ』グイッ
ズルッ!
織姫「きゃあああ!?」
一護(おい!?何井上のシャツを脱がしてんだよ!?)
-
324 : 2016/09/26(月) 01:28:38.84 -
織姫「黒崎くん……!?心配してくれるのは嬉しいけど、その、恥ずかしい……よ……」
一護「…………」スッ
織姫「……!!や……それは、だめ……っ」
一護(おい!何する気だ!ぶ、ブラに手をかけて……やめろ!!)
マユリ(無駄だヨ。これは一種の暴走状態だ。こうなってしまってはもう止める術はない)
一護(ふ……ふざけんなぁ……!!)
1 それでも抵抗する
2 諦める
安価下
-
328 : 2016/09/26(月) 01:40:36.48 -
一護(ざけんな……!)一護(思い通りになんかなって……たまるかよ!!)
一護(井上は……大切な仲間だ!!そんな………っ!!)
一護(たとえゲームでも……!!大事な……存在を……傷付けるわけにはいかねぇんだよ!!)
一護(うおおおお!!)
スッ……
織姫「……?」
一護「……わりぃ、井上。身体冷やしたらいけねえと思って……つい焦っちまった」
織姫「黒崎くん……」
一護「ほんと、すまねえ……!!」
織姫「……大丈夫。なんか、いつものあったかい黒崎くんに戻ったって……わかる気がするから」
一護「井上……」
織姫「心配してくれて、ありがとう」
マユリ(な、なんだと……!?まさか、この私が作ったゲームの絶対的なルールに……逆らったとでもいうのかネ!?)
一護「……ルキアには、濡れたから風呂場にいるって伝えとく。タオルとか頼んどくから……」
マユリ(馬鹿な……いや、これは……霊子を使った世界。まさか黒崎一護の霊圧が精神であるゲーム世界まで届いたというのか!?計算では隊長各の霊圧を持ってしても無理なはずだが……規格外の霊圧を持つ、黒崎一護ならば……くっ!!)
-
329 : 2016/09/26(月) 01:47:08.73 -
それからルキアに頼んで、井上のタオルと着替えを用意して貰った。
勉強会は夜にはお開きになり、服が乾くのを待つ井上以外のみんなは先に帰った。そして……
ルキア「では、井上を頼むぞ一護」
一護「おう」
織姫「ごめんね、黒崎くん」
ルキア「この時間に女子1人で帰らせるわけにはいかぬだろう」
一護(さっき暴走しかけた俺のほうが危険だけどな……)
織姫「じゃあ、お願いしますっ」
一護「ああ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜道
一護「悪いな。さっきみたいなことがあったのに……」
織姫「えっ?」
織姫「やだなぁ、もう気にしてないよ」
一護「そうか……?」
織姫「黒崎くんも、心配してくれたんだし」
一護「……」
-
330 : 2016/09/26(月) 02:00:34.69 -
一護「いや、あれは……俺の心が弱かったからだ」
織姫「黒崎くん……?」
一護「井上の……その、身体を見て。情けねーことに、暴走……しちまった……」
織姫「……」
一護「だから、やっぱり俺が悪ーーー」
織姫「ーーーううん。違うよ」
一護「……?」
織姫「正直に言ってくれて……あたし、ちょっと嬉しい……変かもしれないけど」テヘッ
織姫「黒崎くんに……ちゃんと、女の子として意識されてたんだなって」カァァァ
一護「そりゃそうだろ!けど、だからって」
織姫「確かに、ちょっと怖かった。黒崎くん、いつもと違ったから。けど……それでも、黒崎くんはいつもの黒崎くんに戻ってくれた。だから、いいの」
一護「井上」
織姫「ちゃんと真剣に謝ってくれたし……もう、怖くないよ。だってやっぱり、あたしは黒崎くんが……」
織姫「……。ううん、今言うのは……卑怯だね」
一護「?」
織姫「もし……黒崎くんがそれでも悪いって思ってくれるなら……あたし意外のみんなにも、そうやってキチンと向き合ってあげて。みんな、普段はいつもと変わらない態度だけど……本当は、黒崎くんとちゃんと女の子として接したいはずだから」
一護「…………」
一護「わかった」
織姫「えへへっ」ニコッ
織姫「じゃ、今日だけ……少しだけ、黒崎くんを独り占めさせてねっ」
ギュッ一護「お、おう」
月明かりに照らされながら、俺は井上の手をしっかり握り……彼女を送っていった。
照れながらも、いつも通り元気に話かけてくる彼女の表情は、心から、抱きしめたいと思える……そんな笑顔だった。 -
332 : 2016/09/26(月) 02:14:30.34 -
織姫「く、黒崎くん……!?」
彼女の瞳が、恐怖に染まる。
井上のブラジャーを有無を言わさず剥がし取り、片手で彼女の両手首を抑え、壁に押し付けた。織姫「きゃっ……!!」
ぷるんっと揺れた豊満な胸に視線を落とす。
……なんて、美味そうなんだ。チュパッ……
織姫「ひゃっ……!」
その先端に吸い付く。
井上が声を上げたことに、更に身体が昂る。
井上の性格上、強い拒否はしない。せいぜい、身体をよじるだけだ。一護「こんなエロいもんで……誘ってたのか?いつもよぉ」
織姫「ち、ちがっ」
ペロッ
織姫「あっ!!」
一護「なんだ、弱いのか。安心しろよ、たっぷり気持ちよくしてやるから」
織姫「嫌……やめて、黒崎くん……」
豊満な胸を堪能する。
井上は嫌がっているのか、または声が他の連中に聞こえるのを防ぐためか……必死に声が出るのをたえ、甘い吐息を洩らしている。当然だ。これはそういうゲーム。
耐えようとしても、身体は敏感に反応してしまうビクビクと身体を揺らしながらも、涙目で耐えるその姿は……更に、俺を興奮させる
-
333 : 2016/09/26(月) 02:20:59.04 -
織姫「ダメ……」
一護「こんなに感じてるくせにやめるって?冗談だろ」
織姫「いやだよぅ……いつもの黒崎くんに戻って……」
一護「嫌?じゃあ……確かめてやる」スッ
織姫「そこは……そこは、本当に、ダメ……!!」
強引にズボンを下ろし、更にその下着の中まで手を侵入させる
クチュッ……
一護「こんなに濡れてんじゃねぇか」クチュクチュ
織姫「あ……いやっ……あぁっ!」
一護「声が我慢出来てねぇぞ?」
織姫「はぁ……っ……はぁっ……ぁあっ」
一護「気持ち良いんだろ?もっと、気持ちよくなりてぇんじゃねーか?」
織姫「……ぁっ……んっ……そんなこと……いやっ……!」
一護「あんまり騒ぐと聞こえちまうぜ?」
織姫「ーーー……っ」
-
334 : 2016/09/26(月) 02:31:05.63 -
たっぷり虐めて、全身の力が抜けかかっているのを確認する
一護「ほら……そこに手をつけよ。尻をこっちに向けろ」
織姫「……?」
諦めたのか、バレるのを恐れてか……素直に後ろをむいて壁に手をつく。
一護「いくぜ……」
織姫「っ!だめ、それだけは……こんなところで……っ」
ソレをあてがうと、流石に察したようだが……もう遅い。
しっかり両手で腰を捕まえ、逃がさぬように……ズブッ
織姫「ーーーあっ……!!」
井上の中に、入った。
一護「すんなり入ったじゃねぇか……!」
織姫「やっ……いたい……やめて、黒崎くん……!ふぁっ……」
一護「すぐによくなるさ。こんだけエロい身体してんだからな」
ズブッ ズブッ!!
織姫「ぁ……だめっ……だめぇっ!!」
一護「大丈夫だ、すぐに済ますから」
織姫「いやぁ……黒崎……くんっ……」
パンッパンッパンッパンッパンッ
一護「すげぇ……すげぇ、気持ちいいぜ井上の中……すぐに、イキそうだ……!!」
織姫「ぁ……ん!!はぁ、はぁ、やぁ……ぁっ!!」
ブルンブルンと暴れている胸を鷲掴みにし、更にピストンを強めり
一護「井上、井上、もう……!!」
織姫「……っ!!!」
ドピュッ!!!!ドピュッ!!!!
俺は……欲望のままに、井上の中にそれを全てぶちまけたーーー
-
335 : 2016/09/26(月) 02:39:47.40 -
一護「……はっ……俺……俺……」
織姫「……ヒック……ヒック……」
一護「井、上……」
織姫「……!」ビクっ!
織姫「……」
一護「……わ、悪い……本当に……」
織姫「……」グスッ
井上は無言で服を着ると……最後まで俺と目を合わさずに、そのまま、帰ってしまった。
俺は止めることも出来ずに、呆然と見送った。
暴走した身体。しかし、その快楽に俺は抗うことすらせずーーーマユリ(これはこれは、良い映像が撮れたネ。これだけでも……一生キミを縛りつける弱点になりそうだ)
一護「……」
ーーー次の登校日。井上の姿はなかった。
心配したたつきが訪ねたが……会えなかったそうだ。「あんた、織姫に何かあったか知ってる?」
と困った様子で尋ねられたが……何も、言えない。
それから何度も謝ろうと井上に連絡したが……その電話が繋がることはなく。直接尋ねても……一言も、返事が来ることは……なかったーーーBADEND 3 私は拒絶する
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352 : 2016/09/28(水) 21:01:00.90 -
7日目
一護「日曜日か。流石に今日はゆっくりしてーな。勉強でもして……」
と、呟いた瞬間にケータイの着信音が響く
一護「……もしもし?」
夜一「おー、一護。お主、今日は暇か?」
一護「テスト期間の生徒に言う台詞じゃねーな」
夜一「すまんすまん、しかし、いつもの一護の成績なら儂は心配しとらんからのぉ」
一護「で、なんか用か?」
夜一「うむ……その、だな……」
夜一「お主が良ければ……その……で、でぇととやらを……せぬか?」
一護「!?」
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353 : 2016/09/28(水) 21:19:31.61 -
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夜一さんいわく、デートのふりもしておいた方がいいとのことで……
一時間後に、駅前で合流した一護「そんなに警戒しなくとも良いと思うけどな」
夜一「しっ。良いか、さり気なく……儂の後方の電柱の影を見ろ」
一護「……あれ、砕蜂か?マジかよ、日曜日まで……」
夜一「儂も朝、家の前に張り込まれてるのに気づいてな。まったく、奴の気持ちもわからなくはないが……」
一護「それで俺に連絡したんだな」
夜一「うむ……」
夜一(実は……砕蜂のことが無くても、誘おうと思っていたと一護が知ったら……何と言うか。……一護は、儂のこと……どう思ってるんじゃろうか……)
一護「ま、来たからにはしょうがねえよな。今日は何処に行くんだ?」
夜一「任せろ、しっかりと予定は立てて来ている!!お主に退屈はさせんよ」
一護「……急に決めたのに、ずいぶん用意がいいんだな」
夜一「っ!?(しまった!た、確かに!!)」
一護「夜一さんのことだから、こういう時のために色々考えてくれてたんだな。おし、俺も頑張るか!!」
夜一「そ、そうか?ならば……まずは電車に乗ってだな。ゆ、遊園地にでも……」
一護「へぇ、ならあそこか。よし、行こうぜ!」グイッ
夜一「!!」
夜一(こやつ、なんの迷いもなく儂の手を……!?いやいや、そうだ、こうでもしなくては恋人には見えんからな、うん!)
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354 : 2016/09/28(水) 21:27:11.24 -
電車内
一護「砕蜂は……多分、隣の車両にでも乗ってんだろうな」
夜一「い、一護……?そろそろ、手を」
一護「ん?ずっと握ってた方が疑われねぇだろ?」
夜一「そ、そうか……」
夜一「でも、お、お主は恥ずかしくないのか?儂は平気だが……」
一護「ちょっとな。けど、今日は夜一さんの恋人、だろ?」
一護「それに……恥ずかしいっつったら、一昨日の別れ際にしたアレの方が……」カァァァ
夜一「!!」カァァァ
夜一「お、思い出させるなこの馬鹿モノが!!」
一護「なんだよ、夜一さんがしたんじゃねえか!」
夜一「……む……」カァァァ
一護「……」ドキドキ
一護(なんだよ……そうやって、赤くなられると……こっちまで照れるじゃねえか……)
一護(夜一さんと、デートか……くそっ、意識するな!いつも通り、いつも通りだ!!)
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355 : 2016/09/28(水) 21:35:00.06 -
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ガヤガヤ
一護「混んでるな……」
夜一「日曜日だからの……」
一護「ま、折角某ねずみランドまで来たんだ!楽しもうぜ!!」
夜一「う、うむ!」
一護(てかこんな娯楽施設まで再現するって技術開発局すげぇ)
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砕蜂「学生一枚」
砕蜂「む?……そうか、そんなに高いのか……」
砕蜂「くっ、黒崎一護め……まさか夜一先生とこんな所に来るとは……!」
砕蜂「しかし、随分とその……パンフレットを見ると、色々なキャラクターがいるのだな」
砕蜂「アトラクションもたくさん……黒猫が出るものは、あるのか?」ウズウズ
砕蜂「い、いかん!私は黒崎一護の監視に来たのだ!奴め、ずっと夜一先生と手を繋ぎおって……うらやま……いや、許せん!!」
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357 : 2016/09/28(水) 21:39:32.71 -
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一護「結構並ぶんだな」
夜一「人気のある乗り物のようじゃの」
一護「けど、大丈夫か?この乗り物、結構な絶叫系らしいぜ」
夜一「誰に言っておる。一護こそ、実は苦手とか言うなよ?」
一護「へ、いくらでも平気だよ、こんなの」
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砕蜂「しまった!ファストパスと言うのを取ったら、夜一先生達を抜かしてしまった!!」
砕蜂「これでは、監視が……!!」
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358 : 2016/09/28(水) 21:47:07.01 -
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一護「結構楽しかったな」
夜一「楽しかったのは同感じゃが……お主は、もう少し楽しそうな顔をした方が良いな」
一護「うるせ、生まれつきだ!」
夜一「そうかの……?」
夜一(……もしかしたら、一護は仕方が無く儂に付き合ってくれてるのかの……)シュン
一護「並ぶ時間長かったから、腹減ったな。何か買って来る」
夜一「うむ……」
一護「いいか、そこで待ってろよ!」
夜一「うむ……」
一護(……そんなにつまらなそうな顔してたか?くそっ、こうやって本格的なデートとか慣れてねえから緊張しちまう!)スタスタ
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砕蜂「お、ようやく夜一先生達が出てきたようだな」モグモグ
砕蜂「待ち時間が長かったから、気晴らしに屋台でこのチキンを買ってみたが……なかなか、だな」モグモグ
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359 : 2016/09/28(水) 21:58:52.04 -
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夜一「おお、なかなか美味しいな、一護」
一護「うまくねーと値段に見合わねえからな」
夜一「……そうだ、代金を……」
一護「いいって。パス買う時に夜一さんが出してくれたじゃねーか」
夜一「あれは、急に誘ったのは儂だし……仮にも学生に出させては、社会人の儂としても」
一護「それで充分だよ。パスに比べたらこんなん安いもんだぜ」
夜一「しかし……」
一護「さっきから夜一さんらしくないぜ?……それに、本当ならこういうデートの金は、男が出すべきだしな」ポリポリ
一護「今は教師じゃなくて、俺の彼女なんだろ?わかったらもうそういうこと言うなよ」ポンッ
夜一「う、うむ……」ドキドキ
夜一(彼女、か……もし一護が本心から言ってくれていたら……素直に喜べるんじゃがの……やはり、儂は……間違っていたかの……こんな言い訳のような関係ではなく、最初から勇気を出していれば……)
夜一(しかし、今日だけ……今日だけは、一護の優しさに甘えても……この時間を壊したくない……)
一護(しおらしい夜一さんを見てると、こっちまで変な気持ちになっちまう……見てると、なんか俺に罪悪感があるみてえだし……そのことはいずれはっきりさせるとして、今日は楽しんでもらわねえとな!)
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砕蜂「暑い日は冷たい飲み物に限るな……」ゴクゴク
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360 : 2016/09/28(水) 22:09:56.99 -
一護「おっ、あれも美味そうだな!」
夜一「歩いてるといくらでも腹に入りそうじゃの」
一護「食べ歩きに切り替えて正解だな。並んでる時間も惜しいし、乗りたいのがあったら並べばいいもんな」
夜一「うむ。しっかしノドが渇くのぉ……」パタパタ
一護「胸元をパタパタすんなよっ!?」
夜一「安心せい、お主にしか見えない角度でやっておる」
一護「そういう問題じゃねえよ!」
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砕蜂「むっ……金を使い過ぎたか……」
砕蜂「いや、私の目的は監視だ!食べ歩かなくても……」
砕蜂「ーーーあれは?ふむ、パンフレットによると夏限定の品か……」
砕蜂「く!あれで最後だ!最後にする!」
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361 : 2016/09/28(水) 22:18:16.86 -
夜一「おっ、一護!あそこの建物、並んでおるぞ。アトラクションでもないのに、どうしたのかの」一護「ゲームコーナー見たいだな。上手く成功するとぬいぐるみが貰える見たいだ」
夜一「ほう……」
一護「やってみるか」
夜一「欲しいのか?」
一護「俺は別にいらねえって。……けど、せっかく来たし……夜一さんになんかプレゼントやれたらなって」ポリポリ
夜一「なっ……」カァァァ
一護「ま、見てろよ。絶対とってやるぜ!」
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砕蜂「ゲームコーナーに入ったか」
砕蜂「景品は……なっ!!」
砕蜂(私が一番可愛いと思ったキャラクターではないか!!)
砕蜂「よ、よし。監視のため、私も並ぶぞ!」
砕蜂(良かった!店でグッズを買うほどの余裕はなかったから……絶対とってみせる!!)
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362 : 2016/09/28(水) 22:21:38.36 -
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一護「よっしゃあ!!ゲットしたぜ!!」
夜一「流石だな、一護!!」
一護「じゃあ……受け取ってくれるか?」
夜一「うむ……ありがとう、一護。大切に、する……!!」
一護「そっか」ポリポリ
夜一(今日から儂の宝物じゃ……!!)
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砕蜂「くっ……コツは掴んだ!もう1回だ!!」
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363 : 2016/09/28(水) 22:42:29.94 -
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一護「暗くなってきたな」
夜一「そろそろ帰るかの」
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砕蜂「くっ……夜一先生を見失ってしまった!」ヌイグルミダキー
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夜一宅前夜一「送ってくれてすまんの」
一護「当然だろ」
夜一「ーーー今日はありがとう、一護」
一護「……おう」
夜一「本当に楽しかった。最初は……儂らしくないのではないかと、悩んでいたのじゃが」
一護「そんなことねえよ。俺だって楽しかったって」
夜一「……一護」
夜一「……すまなかった」
一護「?」
夜一「儂の勝手で、こうしてお主を連れ回して……」
一護「夜一さん」
夜一「本当に……儂は……卑怯者じゃ……!!」
ガバッ!!
夜一「!?」
一護「……だから、嫌だったら……最初から付き合ってねーよ」ギュッ
夜一「一、護…………?」
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364 : 2016/09/28(水) 22:51:06.66 -
一護「夜一さんと過ごす、このほんのちょっとの時間で……俺は、アンタのこと……可愛いって思っちまった」
一護「俺のことからかいながら自分も赤くなってるとことか……俺といて、嬉しそうにしているとことか……全部」
夜一「……」
一護「だから、今の……この関係は、終わりにしよう」
一護「俺、夜一さんのこと、いつの間にか好きになってたみてぇだ」
夜一「……一護……!!」
一護「なってくれるか?本当の、俺の恋人に」
夜一「……馬鹿者。もちろん……なるに決まってじゃろう……!!」
一護「バカバカ言いやがって。素直になれってんだ」
夜一「!!お主こそ、いつもは素直ではないくせにーーーむっ!?」
抱きしめた夜一さんが顔を上げた瞬間……俺は、彼女の唇を奪った
夜一「むっ……ふっ……!?」
一護「ん……ぷはっ……」
一護「へっ。この前のお返しだ」
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365 : 2016/09/28(水) 22:59:18.69 -
夜一「くっ……やるように、なったの」
一護「俺だっていつもやられっぱなしじゃ……むっ!?」
言い終える前に、今度は夜一さんの唇が俺の言葉を中断させる。
夜一「ふふふ、儂の勝ちじゃの」
一護「なんで勝負になってんだよ……ま、いいや」
夜一を離し、彼女の額にコツンと人差し指を当てた。
夜一「む……?」
一護「じゃ、負けたから……今度は、俺がデートのプラン立てるな。連れ回してやっから、覚悟しとけよ」
夜一「……生意気な。約束じゃぞ」カァァァ
一護「おう。じゃ、また明日学校でな!」
夜一「……約束じゃぞ!!待ってるから、待ってるからの!」
一護「あたりめーだ!待ってろよ!!」
夜一「ふふ……」
一護の背中を見送りながら、夜一は幸せな笑みを零した。
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砕蜂「……そうか。2人は、本当に……」
一部始終を物陰で見ていた砕蜂は、頬を濡らす。
砕蜂「……なんて、幸せそうな顔をしているんだ。これでは、もう……認めるしか、ないではないか……」
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380 : 2016/10/01(土) 20:48:09.66 -
8日目
一護「今日はテストだっけな。みんなと勉強したから酷い成績にはならねえと思うけど」
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キーンコーンカーンコーン
藍染「では、これより試験を始めるよ」
一護「ん……」
1 満点をとる
2 あまり目立つのも嫌なので50位以内くらいにしとく
3 平均あたりを狙う
4 後ろから数えた方が早いぐらいにしておく
一護(なんだ?選択肢が出てきたぞ)
一護(そうか、一応ゲームだからなぁ。この辺は簡単なんだな)
一護(えーと、なになに。なるほど、選択肢によっては、同じくらいの成績の女性キャラとのイベントが増えるのか)
一護(さて、どうすっかな)
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384 : 2016/10/01(土) 21:04:41.77 -
一護(ま、普段と同じくらいの成績でいいか)
2を選びました
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キーンコーンカーンコーン
織姫「終わった~!」
織姫「ね、黒崎くん!どうだった?」
一護「いつも通りってとこだな」
織姫「黒崎くん頭良いからねっ」
一護「おいおい、井上の方がいつも成績良くなかったか?」
ルキア「ふふふ……今回も良い感触だ。一護!今日こそ決着をつけるぞ!」
一護「何、熱くなってんだよ……」
リルカ「良いわよねー、アンタらは。ま、あたしも勉強見てもらえた分、赤点は回避できそうだけどっ」
茜雫「私もこれなら大丈夫かな……。ねっ、テスト終わった記念にみんなでご飯でも食べに行く?」
リルカ「賛成~。なんか甘いの食べたい気分だわ~。あー、頭使った!」
一護「おいおい……」
-
385 : 2016/10/01(土) 21:23:57.88 -
恋次「テストなんて、どうでもいいじゃねえか」
雛森「もー、阿散井くんはすぐそうやって言うんだから。留年したらどうするの」
恋次「そりゃあ……そうだけどよ。くそ、やっぱり勉強ってのはどうも苦手だぜ」
雛森「伊勢さんはどうだった?」
七緒「私は……まあ、いつも通りですかね」
一護(そういやこの2人とはそこまで話したことなかったな)
吉良「阿散井君も見習おう。本来ならああして余裕を持ってるべきだ」
恋次「うるせー……」
吉良「しかし、伊勢さんに雛森さん……黒崎君に、井上さん、朽木さん、石田君に茶渡君……このクラスにこうも成績優秀者が多いと、僕も成績を維持するのが大変だよ」
恋次「さっき余裕持てって言ったばかりだろ」
吉良「そう言う意味じゃ……」
恋次「あー、わかってるわかってる。お前の好きな雛森より成績が低かったらカッコつかないもんな」ボソッ
吉良「な、何を言ってるんだ!」
-
386 : 2016/10/01(土) 21:28:47.92 -
恋次「いちいち騒ぐなって。協力してやるんだからよ。おーい、一護!」
一護「?」
恋次「たまには一緒に帰らねぇか?こっちは雛森と吉良も一緒だ」
雛森「伊勢さんも一緒に帰らない?」
七緒「わ、私も……良いんですか?」モジモジ
雛森「もちろん!あ、都合が悪かったら言ってね。黒崎君も」
七緒「私は、大丈夫ですけど……」
1 ルキア達と帰る
2 恋次達と帰る
3 夜一さんを待ってみる安価下
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388 : 2016/10/01(土) 21:39:54.96 -
一護「じゃあ、せっかくだから俺も行くわ」
恋次「良く行った!じゃあ行こうぜ!」
一護「悪ぃ、今日は恋次達と帰るわ」
ルキア「そうか……」
織姫「じゃあ次黒崎くんが来れる時にしよっか、ご飯」
リルカ「そうね」
茜雫「また明日ねーっ」
一護「おうっ」
恋次「少し計画は狂ったが、準備は出来たな」ボソッ
吉良「どういうことだい?」
恋次「俺と伊勢と一護で途中消えるから、その間にお前雛森とふたりっきりになれよ」
吉良「えっ……」
恋次「で、バシッと決めろ!!」
吉良「えええ……」
-
390 : 2016/10/01(土) 21:49:46.88 -
廊下
砕蜂「むっ……」
一護「あ」
砕蜂「……」プイッ
一護(やっぱ避けられてんのか……ケンカ売られるよりマシだけど)
恋次「どうしたんだよ、行こーぜ」
一護「あ、ああ……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
砕蜂(…………)
砕蜂(わかっているんだ、夜一先生のあの笑顔を……それを引き出しているのが、あの男だと……)
砕蜂(……くっ)
マユリ「ーーーおかしいネ。設定では主人公への嫉妬で暴走し出すはずなのだが。……奴め、キャラクターにも影響を与えるとは、つくづく憎たらしい男だよ」
砕蜂「く、涅先生……?」
マユリ「ああ、気にしないでくれたまえ。この肉体はこのゲームの私ではあるが、今の私は君の知っている私ではない」
砕蜂「は……?」
マユリ「と、人形に言っても理解出来るはずがないか。……なぁに、元の正しい形に戻すだけだヨ。私の手でネ」スッ
砕蜂「何を……うっ!?」ドサッ
マユリ「……ククク。わざわざ私が出向いたんだ、ほんの少し、改良を加えさせてもらおうか」
-
392 : 2016/10/01(土) 22:00:40.19 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雛森「伊勢さんはどんな本を普段読んでるの?」
七緒「私のは……好きでないと、そんなに面白く……ないかも知れません」
一護「結構難しいの読んでるんだな」
七緒「難しいなんてそんな……黒崎さんや雛森さんも頭が良いんですから、このぐらいは簡単に」
雛森「そうだよね、何でも第一印象で決めたらダメだもの。良かったら今度貸して貰ってもいい?」
七緒「もちろんですっ。黒崎さんもどうですか?」
一護「俺か?ああ、迷惑じゃなかったら貸してもらおうかな」
雛森「同じ話題があるともっと楽しくなるよねっ」
恋次「おい、どうなってんだよ!お前も輪に入れ輪に!」ボソッ
吉良「む、無理を言わないでくれ……」
恋次「こんなヘタレてたら2人きりにしても意味ねえな……」ハァ
吉良「だ、だからこうして徐々に親睦を深めてるんじゃないか……」
恋次「何年かける気だよっ」ゲシッ
-
393 : 2016/10/01(土) 22:20:18.30 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
恋次「よーし、これならどうだ」
吉良「阿散井君、それは……酒じゃないか!」
恋次「今コンビニで買って来たんだよ!酔っちまえばお前は無敵だ!飲め!」
吉良「ぐむっ」ゴクゴク
雛森「ちょっと阿散井くん、何してるの!?」
恋次「いや、これで吉良に漢になってもらおうと」
吉良「ぷはっ……へへへ、雛森さぁん……」
雛森「!?」ビクッ
七緒「2人とも、未成年の飲酒はいけませんよ!」
恋次「堅いこと言うなよー」ゴクゴク
雛森「阿散井くんまで……もうっ」
七緒「……付き合ってられませんね。雛森さん、黒崎さん、行きましょう」
一護「お、おう」
-
394 : 2016/10/01(土) 22:26:22.28 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
七緒「まったく、男性というのはなぜ突然馬鹿なことをするんですかねっ」
雛森「本当にね……あっ、黒崎くんは別だよ?」
一護「ははは……」
七緒「あの2人も黒崎さんを見習って欲しいわ。ねえ、雛森さん」
雛森「うんうん。やっぱり男の人は、大人っぽくて包容力があるのが素敵だよねっ」
七緒「雛森さんもやはりそういう方が?」
雛森「うん。藍染先生見たいに、知的で優しくてカッコイイ人が好みかなー」
七緒「ああ、言いたいことはなんとなくわかります。そういう殿方は同年代だとなかなかいませんよね」
一護(なんだこの空気居辛い)
-
395 : 2016/10/01(土) 22:32:50.94 -
雛森「黒崎くんは、やっぱり皆に好かれてるだけあって格好いいよね」
一護「えっ」
七緒「確かに。同年代からしてみれば、大人びた雰囲気が目立ちますよね」
一護「そ、そういう話、よそうぜ……」
雛森「照れてる照れてる!へぇ、普段あまり話さないから知らなかったけど、こういう面もあるんだね」
七緒「ふふふ」
一護(なんだよこの拷問!?)
七緒「あの、良かったら私の家に寄って行きません?その……さっき話した本を……」
雛森「本当!?うんうん、是非!」
七緒「黒崎さんはどうしますか?」
1 お言葉に甘える
2 ちょっと用事を思い出したと言って退散する
安価下
-
397 : 2016/10/01(土) 22:47:31.12 -
一護「ああ、興味あるし。一緒に行っていいか?」
七緒「本当ですか?嬉しいですっ」ポッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
七緒宅
七緒「それは純文学の中でも特にオススメで……」
一護「へぇ……」パラパラ
七緒「ミステリー物が良かったら、あちらの棚に」
雛森「たくさん本があるんだね」
七緒「は、恥ずかしながら昔から読書が好きで……色々集めているうちに、こんなに」
一護「恥ずかしくねえだろ。少なくとも、こんなに本を読んでる伊勢さんは凄いと思うぜ」
七緒「そうでしょうか……」カァァァ
七緒(つい、誘っちゃったけど)
七緒(クラスメイトを部屋に上げるなんて考えてもみなかった。でもこの2人なら……そんなに、嫌じゃない……)
七緒「雛森さんはどんな本が?」
雛森「うーん、この棚は恋愛小説?こういうの好きかも!オススメある?」
七緒「ええ、それなら一番上の……」
雛森「あと、私のことは桃でいいよ。敬語も出来ればやめて欲しいかなー」
七緒「ええっ!?」
雛森「だって、もう友達でしょ?」
七緒「友達……」
雛森「もしかして、嫌だった?」
七緒「いえ……嬉しい、です」
-
399 : 2016/10/01(土) 22:55:44.14 -
雛森「じゃあじゃあ、七ちゃんって呼んでもいいかな?」
七緒「わかりまし……わかった。桃」
雛森「えへへ♪」
一護「この棚のは?」
七緒「それはエッセイですね」
一護「へぇ……ちょっと見てもいいか?」
七緒「どうぞ」
雛森「……黒崎くんも真面目な人だし、こうして見ると2人共結構お似合いだよね」
一護「!?」
七緒「も、桃!?いきなり何を……!?」アセアセ
雛森「えー、悪くないと思うなぁ。ねえ黒崎くん、黒崎くんの好みってどんな人?」
一護「好みって……」
1 七緒みたいな真面目でしっかりした感じ
2 雛森みたいな妹タイプのしっかり者
3 言葉を濁す
-
404 : 2016/10/01(土) 23:14:11.77 -
一護「好みっつてもな……良くわかんねぇけど、一緒にいて楽しかったりすると良いんじゃねえか?」
雛森「えー、それじゃあ友達と変わらなくない?」
一護「そうなんだけどよ、一緒に過ごすうちにそいつの良いとことか……女っぽい所とか、ドキッとすることがあったりさ」
雛森「なるほど……」
七緒(黒崎さんには、そういう女性がいるのかしら……)
雛森(恥ずかしそうな顔しながら、ちゃんと答えてくれる所はやっぱり黒崎くんって真面目だなぁ)
一護「ほら、もういいだろ。本を……ん?あのカーテンがかかっている棚はなんだ?」
七緒「へっ!?」
七緒(しまった!!あれは矢胴丸先輩から借りた……!!)
七緒「あ、あれは気にしないで下さい!矢胴丸先輩が……」
一護「矢胴丸って……ああ、あのエロ本女か!」
七緒「」プシュー
一護(やべぇ、伊勢さんが固まった)
七緒「聞かなかったことに……」
一護「あ、ああ……」
少し気まずい雰囲気が出来てしまったので、何冊かオススメを借りた後伊勢さん家を後にした
-
405 : 2016/10/01(土) 23:19:32.96 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「2人とも良い奴だったけど、なんか疲れたな……」
1 一応享楽さんのとこに寄ってから帰る
(携帯番号ゲットで今後の七緒と雛森ルート確保)2 少しブラブラしてから帰る
(織姫、ルキアとの遭遇)3 ……帰るか
(妹ランダムイベントが起こる可能性あり)安価下で、2を選んだ場合安価踏んだ方のコンマ奇数で織姫、偶数でルキア。
3の場合はコンマ50以上でイベント発生 -
408 : 2016/10/01(土) 23:34:03.49 -
享楽さんの所に寄り、2人の電話番号を教えて貰ってから帰宅した。
一護「明日は、休みだったか」
テストも終わり、もう少しで夏休み。
どう過ごすかだが……1 夜一さんに電話して明日デートに誘う
2 ルキア達に電話して皆で集まる
3 誰か個別に誘ってみる(電話番号を入手してるキャラのみ。もしくは夏梨と遊子も)
ルキア、織姫、夜一、茜雫、リルカ、ネム、ネル、砕蜂、七緒、雛森
安価下
-
411 : 2016/10/01(土) 23:45:02.38 -
一護「……夜一さんに電話してみるか。約束、してたしな」
プルルルル……
夜一『もしもし?』
一護「あ、夜一さんか?俺だけど」
夜一『い、いきなりどうした?』ドキドキ
一護「明日さ。良かったら一緒に出掛けねーか?」
夜一『ふむ……そういえばお主らは休みだったな』
一護「あ……そうか、教師は……」
夜一『うむ……だかな、その……夜で良かったら空いておるぞ』
一護「いいのか?」
夜一『無論じゃ。……儂が、お主の誘いを無下にするわけがなかろう……』カァァァ
一護「そ、そっか」ドキドキ
夜一『明日……楽しみにしとるぞっ』
一護「ああ。仕事、頑張ってな」
夜一『うむ!どうやらいつもより手早く片付けられそうじゃ!終わったら連絡するから、儂の家の前で待っていてくれ』
一護「わかった」
さあ……寝るまでに、明日のデートプランを考えねーとな
-
414 : 2016/10/01(土) 23:55:46.69 -
9日目
一護「外行くなら……どっかレストランで食事とか……いや、夜一さんが疲れてたらそのまま家でゆっくりするのも……ゆっくり……何をすればいいんだ?」
一護「へ、変な想像してねーからな!この前みたいに普通にしてればいいんだ!」
一護「普通……に出来っかな。告白しちまったし……」悶々
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
藍染「おや、四楓院先生。今日はずいぶん捗ってますね」
夜一「そ、そうかの?」ソワソワ
夜一(今日の夜、もしかしたら……一護と……?)カァァァ
夜一(い、いかん!いつから儂までこんな初心になった!?)ドキドキ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
砕蜂「ーーーヨルイチ、センセイ……」
-
415 : 2016/10/02(日) 00:00:33.28 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕方
一護「落ちつかねーから連絡来る前に夜一さん家に来ちまった」ソワソワ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「……おかしいな。『そろそろ終わる』って連絡入ってからもう一時間だぞ?遅くねぇか」
一護「あれから何も連絡ないしな」
1 ……嫌な予感がする。学校へ行こう
2 待ってれば来るだろ
安価下
-
419 : 2016/10/02(日) 00:07:31.12 -
一護「夜一さんが連絡もしないなんて、何かあったのかもしれねえ」
一護「……学校に行ってみるか」タッタッタッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
藍染「ん?四楓院先生なら少し前に上がったはずだよ」
一護「そうですか……」
一護(……入れ違いか?でも、携帯には何も……)
一護「電話してみるか」
プルルルル……
一護「出ないな……」
一護「一応、学校を探してみるか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ネム「夜一先生?そういえば、さっき砕蜂さんと校舎裏に行ったような……」
一護「砕蜂と?サンキュ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「……誰もいねぇ。いや、あそこにあるのは……体育倉庫か。もしかしたら!」
-
420 : 2016/10/02(日) 00:20:20.59 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜一「くっ……砕蜂、なんの……つもりじゃ……」
体育倉庫の中。
夜一は、両手を後ろ手に縛られた姿で、床に転がっている。大切な話があると、砕蜂に呼び出され……不意をつかれてしまった。
砕蜂「…………ハァ、ハァ……」
見下ろす砕蜂は無言。
しかし、その表情は興奮の色を隠せず。その両手には、ナイフと注射器が。砕蜂「これを、注入すれば……夜一先生は、私を……私だけを!」
注射器の中身は、マユリから渡された強力な媚薬。
砕蜂「夜一先生……私を……私を見て下さい。ずっと貴女をお慕いして……」
1歩ずつ。フラフラとした足取りで砕蜂が近付いていく。
夜一「砕蜂……」
夜一「目を覚ませ!お主は……お主は……むぐっ」
ナイフを傍らに置き、砕蜂が夜一の口を手で塞ぐ。
砕蜂「……これを、挿せば。貴女は私だけを見てくれる……。しかし、そんな強引な真似はしたくはありません。どうか……受け入れて下さい。私、を」
ゆっくりと手を離しながら、自らの制服のボタンを1つ、外す。
ーーーここで無理矢理にも注射器を打たなかったのは、砕蜂に残された僅かな意思による、抵抗か。
だがそれも……夜一がもう1度拒絶の言葉を口にすれば、儚く消えてしまう -
425 : 2016/10/02(日) 00:30:31.21 -
夜一(砕蜂……!!)
彼女は、自分を強く慕っているが、こんなことをする人間ではない。
だからこそ、目の前の現実が……信じられない。夜一「砕蜂。儂は……」
夜一「お主のことは、好いておるよ」
砕蜂「夜一先生……!」
夜一「だがな、それは……大切な、生徒としてじゃ。それ以上の、気持ちは……儂には、持てない」
砕蜂「な……に……」
夜一「儂は……儂が愛しておるのは、他ならぬ一護じゃ……!この気持ちだけは、変えられん……すまん、すまん砕蜂」
砕蜂「…………!!」
砕蜂の頭の中に、一護と過ごす夜一の笑顔が浮かぶ。
砕蜂「う……ああああ!!」
マユリに封じ込められた、砕蜂の意識がもがいている。
砕蜂(何をしているんだ私は!!私は……こんなことをしたかったわけではない!!動け、動け私の身体!!)
しかしーーー
砕蜂「ーーーヨルイチ、センセイ」
砕蜂は、注射器を夜一に向け構えた。
夜一「砕蜂……!!」
砕蜂(やめてくれ!私の身体!!夜一先生を……夜一先生を、誰か……!)
砕蜂(助けて!!黒崎……黒崎一護!!)
夜一(……一護!!)
-
426 : 2016/10/02(日) 00:38:05.79 -
バーン!!
一護「夜一さん!!」
夜一「……一護!?」
砕蜂「ナン……ダト……?」
一護「夜一さん!砕蜂も……この状況は!?」
砕蜂「クロサキ、イチゴ……!!」
ナイフを再び手に、立ち上がる
一護「砕蜂……!!お前、何してんだ……」
夜一「一護!!砕蜂は正気ではないようじゃ!逃げろ!!」
一護「……??」
砕蜂「キサマを、キサマがいては……ヨルイチセンセイは……」ユラッ
一護「……おまえ」
狂気を宿した砕蜂がゆっくり近付いてくる。
夜一「儂のことはいい!!逃げろ、逃げてくれ一護!!」
一護「ふざけんな!夜一さんは……俺が護る!!」
砕蜂「うわぁぁ!!」ザッ
一護「!!」
ナイフを構えて突進してくる一護は、横に飛びそれを躱す。
砕蜂「っ!!」
が、それを追うように砕蜂が横にナイフを振り抜きーーー
-
427 : 2016/10/02(日) 00:46:02.76 -
ガシッ!!
一護の首筋を狙った刃を、寸前の所で一護が砕蜂の手首を掴み、止めた。
砕蜂「うっ……」
一護「なに、してんだよっ……!!アンタは、夜一さんが好きなんだろ……!!好きな相手に、こんなことをする奴が……あるかよ!!」
砕蜂「……!!」
一護「アンタ、俺達を見てたんだろ!俺が夜一さんに相応しいかどうか……いつも心配してた!!こんな事する奴じゃねーだろ!!」
グググッ
砕蜂「わた、しは……」
砕蜂「お願い……私を、止めてくれ……黒崎、一護……!!」
一護「!!」
ガッ!!
一護「ぐっ!」
砕蜂の蹴りが、一護の腹部に直撃し……2人の距離を離す。
一護「ゲホッ、ゲホッ!!」
一護(どういう事だ……?砕蜂は……)
砕蜂「……」ポロポロ
一護「……涙?」
ナイフを構えたまま、砕蜂は泣いている。
再び一護を襲おうともしているように見えるが……その身体の震えは、一護には懸命に自分を抑えようと抵抗しているようにも見えた -
429 : 2016/10/02(日) 00:59:33.51 -
一護「そうか……わかったぜ」
もしも、彼女の意識にそぐわぬ事をさせようとしている奴がいるとすれば……一護には、1人だけ心当たりがある。
このゲームに鑑賞できる人間が……一護「あれから何も話かけてこないと思ったら……こういうことかよ!」
全てを察する。ならば……悪いのは、砕蜂ではない。
一護「砕蜂」
砕蜂「?」
一護「お前には悪いと思ってる。けど……俺は。夜一さんが好きなんだ。夜一さんの傷つく所はみたくないし、俺が……護っていきてえ」
砕蜂「ダマレ……!」ポロポロ
一護「けど、お前の気持ちだって、それぐらい強かったはずだ!負けるな、砕蜂。そんなもんに、負けんじゃねえよ!!」
砕蜂「ダマ……レェ!!」ポロポロ
ビュッ!!
夜一「一護ぉぉぉぉ!!」
一護「ーーー!!」
グサッ!!
砕蜂の刃は……右肩に刺さった。
が、一護は怯まずに……それを、受け入れーーー砕蜂を、抱き寄せた。
優しく、あやすように……一護「……大丈夫だ。俺は、お前を傷つけねぇ。夜一さんが大切に想ってるお前を、傷つけねぇから……」ナデナデ
砕蜂「……!」
一護「ちゃんと護るぜ。だから……目を覚ませ、砕蜂」
一護は無意識だったが……彼の優しい気持ちと共に流れた霊圧が……密着する砕蜂を上書きしていたデータ霊子を、溶かしていったーーー
砕蜂「ーーー黒崎、一護……」
一護「ああ」
砕蜂「私は、何を……すまない、本当に……」ポロポロ
一護「……気にしてねえよ」ナデナデ
-
432 : 2016/10/02(日) 01:13:10.27 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
同様する砕蜂をなだめ、夜一さんと共に彼女を送って行った。
最後まで謝り続けた彼女だったが、一護は優しく、頭を撫で「お前は悪くねぇよ」と言い聞かせた。砕蜂「……ありがとう。その、迷惑を……かけた」
一護「だから、もういいって言ってんだろ」
砕蜂「しかし……その、怪我は……」
一護「ん?もう何でもないぜ、ホラ」
右肩をぐるぐる回して見せる。
ゲームでの肉体である以上回復は早く、すでに痛みもなくなっていた。夜一「一護もこう言っていることじゃし、もう気にしなくていいぞ砕蜂」ナデナデ
砕蜂「夜一先生……」
夜一「儂もいつものお主に戻ってくれただけで良い。……気持ちには応えられんかったが、それでも……お主を大切に想っていることに変わりないからの」
砕蜂「はい……ありがとうございます、夜一先生」
夜一「うむっ!」ニコッ
砕蜂「ふふふ……嬉しい、です。私には……充分すぎる幸せです」
一護「おっ。その顔だよ。なんだよ、笑えばそんなに可愛いじゃねーか」
夜一「……ピクッ」
砕蜂「そ、そうか……?」カァァァ
一護「ああ。いつもの仏頂面より、ずっといいぜ」
砕蜂「ぶっ……お、お前だって人の事は言えないではないかっ」
一護「うるせっ」
砕蜂「……ふふ」
一護「ははは」
一護「……またな、砕蜂」
砕蜂「ああ。……一護」ニコッ
-
433 : 2016/10/02(日) 01:40:17.01 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜 夜一宅夜一「……」ツーン
一護「なんか機嫌悪くねえか」
夜一「……別に」
砕蜂を送った後、夜一宅で手料理をご馳走になったが……何故か、砕蜂と別れてから夜一はぶすっとしている。
今は食事も終わり2人並んで寛いでいるが……夜一の態度が、どうにも怖くて落ち着かない。夜一「その……本当に、腕の具合は大丈夫なのか?」
一護「ん?全然平気だぜ」
夜一「そうか……」スッ
一護「あの……近く、ないですか?」
さり気なく寄り添ってくる夜一に、困惑する。
夜一「んっ」
一護「いやだから、何か言ってくれよ……」
夜一「む……」
一護「……」
夜一「その、だな……」
一護「おう」
夜一「砕蜂のことはしっかり抱きしめていたくせに……儂には、しないのか」
一護「……は?」
夜一「ん!」
一護「……わかったよ」
ギュッ……
夜一「……ぁ」
一護は自分の胸の中に夜一を引き寄せると、力強く抱きしめる。
一護「……夜一さん」
夜一「……なんじゃ」
一護「好きだぜ」
夜一「……儂もじゃ」
2人は、甘い口付けを交わした
-
434 : 2016/10/02(日) 01:49:19.33 -
夜一「……ぷはっ……」
一護「夜一、さん」
夜一「もっと……んむっ……んっ……」
求めるように、だんだんと激しくなる。
夜一「んっ……はぁっ……」
一護「っ……!」
夜一「ふふふ、どうじゃ?これが、大人の接吻……んっ……」
一護「んっ……もっと、くれ」
夜一「甘えん坊じゃの……いくらでも、んっ、やる……っ……んっ」
舌と舌が、いやらしく絡み合う。
ーーーもう、止められない。一護「……触って、いいか?」
夜一「馬鹿、そんなこと……聞くでない……んっ……」
一護の手が、夜一の豊満な身体を……なぞるように、動く
夜一「あっ……」
滑らせるように触れてから、その手は……彼女の豊かな膨らみへ。
夜一「いち、ごっ……」
撫でるように、しかし我慢出来ず……少しずつ、激しく揉みしだいていく。
一護「夜一さん」
ブラウスのボタンを、ひとつずつ外す。
早く、見たい。夜一さんの身体を、この目にーーー -
435 : 2016/10/02(日) 01:57:17.37 -
ブラウスのボタンを全て外すと、下着が露わに。
褐色の美しい肉体に思わず喉を鳴らしながら、ゆっくり脱がしていく。夜一「む……恥ずかしい、な。以外と」
一護「らしくないじゃねえか」
夜一「うるさいっ……あっ」
フリーになった首筋に、唇を落とす。
一護「……可愛いな」
夜一「む……」
夜一は立ち上がると、一護の手を引きベッドの脇へ。
一護「夜一さん?」
夜一「ふん……じっとしておれ」
立ちすくむ一護のTシャツを脱がし、逞しい胸板に舌を這わせながら……だんだんと、下へ。
一護「お、おい」
夜一「心配するな。わ、儂が……リードする」
一護のズボンに手をかけ、ゆっくりと……チャックを下ろし、ズボンを脱がす
夜一「ずいぶんと立派なテントじゃの」クスッ
一護「仕方ねーだろ、その……こうなっちまうんだから」
-
437 : 2016/10/02(日) 02:09:51.73 -
赤くなる一護に、夜一は愛おしそうにその膨らみに手をかける。
夜一「可愛い奴め」
一護「んっ……」
撫で回しながら、そっと下着を降ろすと……立派に反り返った一護の肉棒が開放された。
夜一「んむっ」
一護「っ!」
パクッとそれを咥える夜一。
突然の快感に、驚いた一護が夜一の顔を見下ろすと……舌でペニスを転がしながら、妖艶な瞳で見上げる夜一と目が合った。夜一「んっ……チュパっ……」
一護「夜一さん……!」
初めての快感に、身が悶える。
下半身の気持ち良さと、それをとても美味しそうに舐め上げる夜一の姿にーーー興奮が高まる一護の手は、夜一のブラを自然と外し、露わになったその美しい巨乳に伸びていた。
夜一「チュパッ……チュパッ……んっ」
指先が先端の硬くなった部分で止まる。
感触から、夜一も興奮しているとわかり……それを摘んだ夜一「あっ……!」
両手で乳首を摘み、こねる。
夜一「こらっ……集中……出来ぬではないか……はぁんっ」
一護「すげぇ……エロい顔してるぜ、夜一さん」
夜一「ばか……ものっ……」
スっと一護も腰を落とすと、夜一の両手首を掴み……無防備になった身体に、舌を這わせる
夜一「はぁんっ……だめ……っ……あっ……いち、ご……っ」
-
438 : 2016/10/02(日) 02:24:32.78 -
夜一「はぁんっ…………そんなにっ……舐めては……あっ……」
一護の舌での愛撫に、少しずつ夜一は脱力する。
身体の力が抜けたのを確認してから、一護は夜一を抱き抱え……ベッドへと乗った。夜一「あっ……」
横になった夜一の上に、一護が四つん這いになって迫る。
そして、ズボンに手をかけ……下着と一緒に、下ろした。夜一「はう……」
全裸になった夜一が恥ずかしそうに腕で身を隠す。
一護「すげぇ……これが、夜一さんの」
夜一「ま、マジマジと見るやつがあるか……」
一護(今度は、この身体に……触って、いいんだよな)
一護の脳裏に、いつかの修行での夜一の一糸まとわぬ姿が浮かぶ。
あの時と違うのは、恥ずかしさで顔を紅潮させている……女の顔をした夜一と、そうさせている、自分。夜一「ひゃっ……」
堪らず胸にまた吸い付き、そして……一護の手は、彼女の一番大切な所へ。
-
439 : 2016/10/02(日) 02:49:29.62 -
クチュッ……
一護「すげえ濡れてる」
クチュッ クチュッ……
夜一「あっ……仕方ない……だろぅ……んあっ……好きな男に……触られ……はぁんっ!」
一護の指が、夜一の中をいやらしく掻き回す。
夜一の反応に、一護は自分を保てるかわからなくなりそうだった夜一「ふぁっ……!!そこ……いいっ……!!」ビクンッ
一護「……ここか?」
クリトリスに触れた途端、夜一の身体が跳ねる。
経験の無い一護はどうしたらいいかと一瞬悩んだ後……その場所に、しゃぶりついた夜一「やっ……!ダメ……だ……なめては……はぁっ!!」
一護「夜一さんの味……うめぇ……っ」ペロペロ
夜一「ひゃぁんっ……!!だ、だめぇ……!そこはっ……一護……っ!気持ち……良すぎて……っ」
シーツを掴み乱れる夜一に、舌の動きを激しくしていく。
夜一「あっ……あぁ!」
しばらく愛撫を続けると……一層強く、夜一の身体が跳ねた
夜一「ふぁ……んあぁぁぁぁぁっ……!!」ビクンビクンッ
夜一「……はぁ、はぁ……」
一護「……どうだった?」
夜一「はぁ……はぁ……童貞に……イカされるとは……不覚じゃ……」
一護「良かった。気持ち良かったんだな」
夜一「あたりまえじゃ……」
グイッ
一護「!?」ドサッ
身体を起こした夜一に、一護が押し倒される。
夜一「今度は……儂の番っ……じゃの」
一護「……お手柔らかに頼むぜ」
-
440 : 2016/10/02(日) 03:11:07.37 -
一護の身体の上に股がった夜一が、ゆっくりと……腰を下ろしていく。
ズブッ……!
夜一「ひゃぁんっ……!入っ……った……ぞ」
一護「うっ……」
一護(夜一さんの中、あったけえ……!)
夜一「動く、ぞ……っ」
ヌチャッ ヌチャッ……!!
夜一「はぁ……あっ……気持ち……いい……いち、ごっ……」
一護「うっ……あっ……」
夜一がリズミカルに腰を上下させる。
夜一「凄い……深く……当たって……あぁっ……!」
一護「夜一さん、夜一さん……!
夜一「一護……好きじゃ……好きっ……うむっ……」
乗りかかったまま一護の唇を求める姿は、まさに獣のようで。
唾液を交換しながら、激しく、激しくお互いを求めた一護「夜一さんっ……!!」
その快感に、一護も下から激しく腰を打ち上げる
夜一「はぁっ………んっ……!!そんなっ……気持ち……良すぎる……だめっ……そんな……ぁっ……はぁんっ……突いたら……んっ!!」
一護「ダメだ……俺……もうっ……!!」
ドピュッ……!!ドピュッッ!!
夜一「はぁぁぁぁんっ……!!一護のが……儂の中に……!!」
今まで溜めた、熱いモノが夜一の中に解き放たれた。
ドピュッッ!!
夜一「んっ……」ガクッ
脱力した夜一が、一護の胸の上に倒れ込む
夜一「凄い量じゃな……あ……こんなに、中に……」
身体を起こし引き抜くと、ドロッと中から溢れ出た。
一護「悪い、気持ち良すぎて……もう……」
夜一「ふふふ、良い良い。儂も……その、凄く……良かったからの……」
-
441 : 2016/10/02(日) 03:18:22.62 -
一護「夜一さん……」ギンギン
夜一「ふふ、どうやらまだまだいけそうじゃの……ずいぶん溜め込んでたみたいじゃな」
一護「ああ……もっと……していいか?」
夜一「無論じゃ……お主の溜めたもの、全部……儂に……」
四つん這いになった夜一の尻が、誘惑する
そして、理性の切れた一護は、獣のようにその身体を貪った「はぁ……あぁん……気持ちいいっっ……!!奥まで……っ」パンパンッ
「もっと……もっとぉ……あぁんっ!!」パンパンッ
「おかしくなりそうじゃ……一護っ……!!」パンパンッ
「中に……出して……いいかっ」パンパンッ
「欲しい……っ!!一護の……儂の中に、たくさん……注いで……っ……はぁぁんっ」パンパンッ
「夜一さん、夜一さん……!!」ドピュッッ!!ドピュッッ!!
「あぁぁぁぁぁっ……!!」ビクンビクンッ!!
その晩、何度も何度も……2人は交わり続けた。
-
444 : 2016/10/02(日) 03:41:49.17 -
ピー……
ルートをクリアしました……
一護「!?」
一護「ここは……?」
これより、プレイヤーには選択が与えられます。
1 ヒロインと結ばれたまま、そのヒロインと永遠に続く愛の物語を築くか
2 ヒロインとの絆をそのままに、新しい恋を攻略するか。
3 ヒロインとの思い出を消去
一護「……」
2を選んだ場合、ヒロインとの思い出は保存され……好きなタイミングで、再びヒロインと愛し合ったり、他のヒロインと同時攻略をすることも可能です
一護「俺は……ずっとこの世界にいるわけには、いかねえ。けど、夜一さんとの思い出を消すなんて……出来るかよ……!」
では、ヒロインとの思い出を記録しつつ……新しいルートへ行きますか?
一護「ああ……そうして、くれ……」
まだ、腕の中に……夜一さんの感触が、残っている
では……世界を、再構築シマスーーー
-
445 : 2016/10/02(日) 03:49:43.54 -
一護「……!!」
一護「俺の、部屋だ……」
わかっていた。
けれど、ついさっきまで……俺の傍らにいた彼女は、もう……一護「……バカか。これは、ゲームだ。わかっていたことじゃねえか……」
一護「……なのによ」
そんな簡単にわりきれるなんて、出来ない。
この世界はリアルで。わかっていたはずなのに、どうしようもなく、悲しみが込み上げて来て。一護「ーーーぁぁぁ……!!」
一日立ち上がることが出来ずに……泣いてしまった。
10日目を終了しました。
現在の好感度
夜一 clear!!
砕蜂 〇〇〇
織姫 〇〇
夏梨 〇〇
遊子 〇〇
ルキア 〇
リルカ 〇
茜雫 〇
ネム 〇
ネル
七緒
雛森
-
462 : 2016/10/04(火) 20:09:07.41 -
前回のおまけ
一護「夜一さん……遅ぇな……。今日は帰るか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜一「………………っ」ビクンビクンッ
砕蜂「ーーーやっと、抵抗が無くなりましたね」ニヤッ
夜一「……いち……」
砕蜂「!」バシッ
夜一「ふぁっ!?」
砕蜂「その名は忘れて下さい。……貴女には、私がいますから」
夜一「……」
砕蜂「叩かれたのに感じてるんですよね?……もう、貴女は私の……私だけの……」ギュッ
夜一「そい……ふぉん……?」
砕蜂「もう、離さない。私から夜一先生を奪おうとする奴は……みんなーーーコロシテヤル」
BADEND4 尽敵螫殺 NTR蜂
-
463 : 2016/10/04(火) 20:27:21.56 -
11日目
一護「………………」
マユリ(いつまでそう子供のように膝を抱いているつもりかネ)
一護「……うるせえよ」
マユリ(やはり、君は甘い男だ。たかがデータに、ここまで感情移入をするとはネ)
一護「黙れ」
一護「テメエに何がわかる……!!」
マユリ「ああ、わからないヨ。仮想世界での恋愛に溺れ、現実すらも忘れつつあるーーーそんな、愚か者の気持ちなど。理解し難いし、その甘さにはつくづく反吐が出る」
一護(……)
マユリ(まあそれも、この私の技術の精巧さを裏付けするというものだが……ふむ、それはそれで困ったネ)
一護「……?」
マユリ(テストの段階でこれでは、一般運用の際に廃人が出たとクレームをつけられても困る。私としては知ったことではないが、それで技術開発局の予算等に罰則が入っては問題だ)
マユリ(黒崎一護。君がテストプレイヤーを辞退するならば、それでも良いだろう)
一護「……俺が辞退したとしたら、このゲームはどうなる」
マユリ(無論、破棄するに決まっているだろう。テストですら危うい欠陥品など、残しておく意味も無いからネ)
一護「俺が続ければ、いいのか?」
マユリ(そういう問題でも無いんだがネ。既にある程度のデータは取れた。計算では、このまま続けても精神を蝕むだけだと推測される。まあ、君がどうしても続けたいと言うなら……考えてもいいが)
一護「ーーー1日、でいい。続けるかどうか……考える時間をくれ」
マユリ(……よかろう。どう答えをだすか、楽しみにしているヨ。せっかくテストプレイヤーを引き受けてくれているんだ、私も君の意思を尊重しよう)
-
464 : 2016/10/04(火) 20:47:31.07 -
マユリ(……と、言っておけば。黒崎一護はきっと続けると結論を出すだろう。限界まで精神を疲弊させーーーテストが終わったあかつきには、このゲームをデリートした事を教えてやろう。その時の黒崎一護の顔が楽しみだヨ。ハーハッハッハ!!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学校
茜雫「一護!!大丈夫?昨日休んだから心配してたんだよ」
ルキア「今日見舞いに行こうかと皆で話していた所だ」
一護「悪い。……もう、大丈夫だ」
リルカ「バッカじゃないの?どう見ても大丈夫って顔じゃないじゃない!!」
リルカが俺の額に手を当てる。
……ひんやりとした感触が、気持ちいい。一護(データだって?これが……)
彼女の感触も、息遣いも。生きている人間そのものにしか感じられない。
リルカ「……熱はないわね」
織姫「でも心配だよ。ね、黒崎君」
ルキア「うむ。嫌だと言っても連れて行くぞ」
一護「はは。そんなに酷い顔してんのか、俺」
ルキア「たわけ!酷いも良い所だ。よし、みんな一護を運ぶぞっ」
一護「ちょ、待っ」
四人に囲まれ、身体を支えられながら保健室へ連行された
-
466 : 2016/10/04(火) 21:07:59.86 -
保健室
ルキア「休み時間には様子を見に来るからな。大人しくしているのだぞ」
茜雫「絶対!1人で帰っちゃダメだからね!帰りは私達が送ってくから」
四人が教室に戻った後も、一護の苦悩は続く。
一護「……なんだかな」
心配してくれているのは、本当に嬉しい。
しかしその優しさが……余計に、胸を締め付ける。一護「どうしろっつうんだよ」
彼女達といくら親密になろうともーーー自分には、帰るべき現実の世界がある。
そう。いずれは帰らなければならないのだ。
親しくなればなるほど、この世界に感情移入するほど……辛いだけ。一護「頭では、わかってんだ」
けれども。自分がこの世界をすぐに離れれば……涅マユリ曰く、すぐに彼女達は『消去』される。
彼女達が人間に近ければ近いほど、それはーーーこの世界が。彼女達が。死ぬことを、見捨てることになるのだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「ーーーん」
眠ってしまっていたようだ。時刻は既に、昼前になっていた。
カサッ
一護「枕元に……なんかあるな」
それは、可愛らしい用紙で綺麗に折りたたまれたーーー手紙だった。
『よく眠っていたので、書き置きしておくことにしました。早く元気になってね!織姫』
一護「井上か。気、使わしちまったな」
『起きた時、またピーピー泣いていたらこれを見て元気出すように。ルキア』
一護「……ヘタクソ。相変わらずなんの絵かわかんねーよ」クスッ
『誰よ手紙書くなんて言い出したのは。早くシャキッとした顔見せなさいよね。調子狂うから。あーもう、恥ずかしいわね!これ読んだら捨てなさいよ!!リルカ』
一護「恥ずかしいなら書かなくてもいいじゃねえか。……ハハハ」
『元気になったら皆でご飯!!約束、忘れないでよ!!茜雫』
一護「……ああ。そうだったな」
一枚一枚に目を落とした後……それを丁寧に折り畳み、ポケットにしまう
-
468 : 2016/10/04(火) 21:22:54.52 -
一護「よっと」
ベッドから起き上がる。……誰も、いない。
確か来た時は卯ノ花さんがいたはずだが……一護「そろそろ昼飯か。誰もいねえから、勝手に出て行っても言いよな」
ガラッ
夜一「一護!起きていたのか?」
砕蜂「先程お前のクラスに行ったら寝込んでいると聞いたので来てみれば……大丈夫そうだな」
一護「夜一さん。砕蜂」
砕蜂「……先輩をつけろ、たわけが。まあ、聞いていたより元気そうで安心したぞ……一護」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
少し、2人と立ち話をした。
一昨日の話を聞いて見ると……どうやら、おかしくなった砕蜂との一件は、2人の記憶にあるようだ。
あれから俺は夜一を送り、そのまま帰宅した事になっているらしい。砕蜂「私のつけた傷が、原因かと思ってな……」シュン
一護「だからそれはもう大丈夫だって」
夜一「うむ。何事も無いならば、それに越したことはない」ホッ
と言う夜一も、一護の具合が思っていたより悪くなさそうな様子に安堵の息を漏らす。
一護(……夜一さん)
あの夜を思い出し、思わず顔が熱くなっていくのがわかる。
夜一「おおっ!?なんじゃ、急に顔が赤くなってきたぞ!!ええい、やはりもう少し寝ておれ!」
砕蜂「何も食べないのも毒だろう。何か食べたい物はあるか?」
一護「いや……別に」
夜一「なら儂らが適当に選んでくるぞ、いいな!とにかく横になっていろ!」
夜一に押され、再びベッドへと逆戻りに。
砕蜂「なるべく食べやすそうな物を買ってくるからな」
夜一「大人しくしとれよ!」
一護「……わかったよ」
バタバタと慌ただしく2人は去って行った
-
469 : 2016/10/04(火) 21:30:50.10 -
一護「……ふう」
ひと息。
なんだか、胸に暖かいモノが込み上げている見たいだ一護「当たり前だよな。現実だろうと、ゲームだろうと。あれだけ心配されて……嬉しくないはずが、ねえ」
ガラッ
また誰かが入って来たようだ。
一護「早かったな、2人とも」
卯ノ花「あら。目が覚めたんですね。……誰を待ってたんですか?」クスッ
一護「あっ……」
卯ノ花「用事で少し空けてしまってましたが……先程より、ずっと顔色が良くなりましたね」
一護「卯ノ花……先生」
卯ノ花「失礼します」ピトッ
今度は卯ノ花さんの手が額に触れる。
卯ノ花「やっぱり熱は無いようですね。やはり精神的な問題だったのかしら。ーーーこの年頃は、色々悩む事がたくさんあるでしょうから」
一護「……卯ノ花さん」
卯ノ花「良かったら、先生に相談して見ませんか?同年代の子だと、貴方も色々口にし辛い事があるでしょうし」ニコッ
-
471 : 2016/10/04(火) 21:44:56.41 -
一護「…………」
一護は悩む。
もちろん、本当のことを全て話すなんてことは出来ない。
けれど……何故か、さっきの手紙や、みんなの心配してくれている姿で……1人で悩む事が馬鹿馬鹿しいように思えて来た。一護「あの、さ」
卯ノ花「はい」
どう切り出していいか、少し言い淀む。
しかし、目の前の卯ノ花の、笑顔が。いくらでも待つから、どうぞ……と言っているようにも思えた。
その、慈愛に満ちた表情に、母性を感じたのかも知れない。一護「もし……この世界が作り物だったらって、考えたことはあるか?」
思いのほかストレートに聞いてしまった。
卯ノ花「……作り物?」
一護「いや、もしもの話!……どう、思う?」
卯ノ花「そうですね……」
卯ノ花は真面目に思案しているようだ。
ひと通り「うーん」と悩んでから……それを口にした卯ノ花「もしも、この世界が作り物だったとしても……私は気にしません。だって、こうして私はここで息をして、生活していて…考える力を持っているのですから。たとえ他に世界があろうとも、私がこの世界で生きているのには……変わりません」
一護「そういうもの、かな」
卯ノ花「そうですよ。たとえ、本当に作り物だったとしても。私には、かけがえの無い、自分が生きている世界です。それに、もしもこの世界を作った別の世界があったとしてもーーーその世界すらも、作り物かも知れないじゃないですか」
一護「……なるほど」
卯ノ花「ね?どの世界が本物か、なんてーーー考えてもわからないんです。神でもない限り、答えは出せない」
-
472 : 2016/10/04(火) 22:01:59.56 -
一護「じゃあ、もし卯ノ花さんが……別の世界に行ったとして。そこでも仲間が出来てーーーけれど、いずれはこの世界に帰らないといけないってなったら……どうする?」
卯ノ花「む……それは、先程の質問より難しいですね」ムムムッ
また唸って考え出す卯ノ花。
自分でも、馬鹿な質問をしているとはわかっているが……先程真剣に考え、答えてくれた彼女には、どうしても聞かずにはいられなかった。卯ノ花「……それって、戻ってしまったら2度と会えないものなんですか?」
一護「え?」
卯ノ花「それは私も答えが出せませんが……けれど、これだけは言えます。私だったら……先程の話に出た、作られた世界であっても。そこでの大切な思い出が出来たら、それもまた私にとって大事な世界になります」
一護「ああ。……その通りだ」
卯ノ花「ですから、私はこう答えます『どっちの世界にも、いつでも行き来出来るようにする』!!」
一護「……は」ポカーン
卯ノ花「だって、そうでしょう?どちらも捨てられないならば……どちらも私は大切にしたい。……ふふ、少し、欲張りでしたかね?」クスッ
彼女のその答えで。
今まで頭にかかっていたモヤが、晴れた気がした。一護「そんなことねえ……ありがとな、卯ノ花さん」
卯ノ花「貴方の悩みの、参考になりましたか?」
一護「ああ!」
-
473 : 2016/10/04(火) 22:20:49.88 -
『俺はスーパーマンじゃねえから、世界中の人を守るなんてデケーことは言えねぇけど、両手で抱えるだけの人を守ればそれでいいなんて言えるほど控えめな人間でもねぇんだ。俺は、山ほどの人間を守りてぇんだ』
一護「ーーー!」
いつか、自分が言った言葉が浮かぶ。
死神の仕事を手伝うと言った時の、まだ未熟だった自分一護(……けど、そん時の俺でさえ……決意していたはずだ。今なら)
昔に思ったことは、今だって変わっていない。
それどころか、尸魂界での戦いや破面との戦いーーー滅却師達との戦いを経て、もっと。自分の決意は、大きくなっていた筈だ一護「今更、目に入る物を護れねえなんてーーー言えるかよ」
この世界を、護る。
たとえ作られた世界でも、そこには自分で考え、生きているーーー大切な人がいるんだから。一護(卯ノ花さんの言う通りだ。確かに、俺が帰るべき世界はある。けれど、それがこの世界を見捨てる理由にはならない)
卯ノ花「答えは出ましたか?」
一護「ああ。変なこと聞いてごめんな」
卯ノ花「いえいえ。もし、また悩みがあったらいつでも来て下さい。私は、ここにいます」
一護「ありがとな!けど、もう大丈夫だ。腹でも痛くなったらまた来るよ!」タッタッタ
卯ノ花「ふふ。お待ちしています」
ガラッ!!
勢い良くドアを開けると
夜一「一護!?このたわけが、寝てろと言っといたじゃろう!」
一護「あ……」
卯ノ花「大丈夫ですよ。彼はもう」
夜一「む……?まあ、卯ノ花先生のお墨付きならば、良いが」
砕蜂「適当に買ってきたぞ」スッ
一護「ありがとな。よし、じゃあ皆で食おうぜ!」
砕蜂「……!ふん、どうやら本当に良くなった見たいだな。仕方が無い、付き合ってやる」プイッ
-
474 : 2016/10/04(火) 22:31:20.78 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから、教室に戻ってルキア達に礼を言ってから、全員で昼飯を食べた。
織姫「明日は終業式だね」
茜雫「夏休みだー!いっぱい遊ぶぞー!!」
リルカ「……たまには誘いなさいよ。その、予定空けとくから」
ーーーもうすぐ、夏休みが始まる。
一護(まずは最初の目的通り、テストプレイヤーの任をちゃんと務めなくちゃいけねえな)
一護(……正直言うと、俺も男だ。こいつらと結ばれたらどうなるかーーー気にならないわけじゃねえ)
一護(けど、それ以上に……俺は、こいつらの幸せそうな顔が、見てみたいと……そう、思っちまったから)
一護(だから、俺は……やる。やってみせる。もう泣き声は言わねえぞ)
一護(そして……涅マユリ。あいつの事だ、きっと俺がこのゲームをやり遂げたとしても……絶対に、何か企んでるに違いない)
一護(このままこの世界に残って、涅マユリの企みを打ち砕く!!)
-
476 : 2016/10/04(火) 22:41:29.91 -
B L E A C H
Another ???
E R O
&
s t r a w b e r r y
一護「(`・ω・´)」ドヤァ
ーーー斯くて刃は振り下ろされるーーー!!
-
514 : 2016/10/14(金) 22:39:51.90 -
13日目 夏休み初日
一護「さーて、どうすっかな」
ピロリンッ♪
一護「メール。ネムからじゃねえか」
『おはようございます、黒崎先輩。実は、お父様への誕生日プレゼントを探しているのですが……誠に勝手ながら、一緒に選んでほしいんです。私、そういう物は良くわからなくて……お父様の好みはわかるのですが、プレゼントとなるとどういう物がいいか。お忙しかったら、断って下さい』
一護「ふーん、プレゼントねえ。ま、予定もねーしいいか」
『いいぜ』
ピロリンッ!!
一護「返信早っ」
『では、お待ちしています』
一護「……何処でだよ」
1 学校の研究室へ行ってみる
2 調べてネムの家へ
-
517 : 2016/10/14(金) 23:01:14.47 -
ゲームのナビマップに従い、ネムの家に行く。
インターホンを鳴らすと、すでに準備は出来ていたのかネムがすぐに出てきてくれた。一護「よお」
ネム「おはようございます。今日は、お世話になります」
一護「気にすんなって。俺が役に立てるかは、わからないけどな」
ネム「……いえ、心強いです。では、行きましょう」
一護「ああ。……その荷物、なんだ?」
買い物に行くんだろうが、何故かネムは虫かごのような物と網を持っている。
服装もわりとラフなもので、Tシャツと短パン。
彼女のスタイルでそれを着られると、正直目の向け所に困る。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「って、ここ森じゃねぇか!?」
ネム「そうですが。問題ありましたか?」
一護「いや、プレゼントっつうからさ、デパートとか想像して……」
ネム「お父様は生物の研究をしていますから。研究素体を探そうと思って」
一護「だから格好をしてたのか」
一護(ただの夏休みの昆虫採集だな)
-
519 : 2016/10/14(金) 23:17:22.12 -
一護「そういうことなら俺も手伝うぜ!」
ネム「……」
一護「どうした?」
ネム「いえ、先輩が言っていたように、デパートで何か買う……そういう手段もあったのかと考えてました」
ネム「……そうしたほうが良いでしょうか?」
一護「いや、大丈夫だろ」ポンッ
一護「俺もプレゼントとか選んだことあんまねーけど……ネムが一生懸命考えた物が一番だと思う。大切なのは気持ちがこもってるかどうか、だろ?」
ネム「ありがとうございます……」
一護「よし、俺にも網を貸してくれ。これでも運動神経には自身があんだ」
ネム「……ふふ、わかりました。でも、私もたくさん採りますよ?」
一護「そうこなくちゃな!」
-
522 : 2016/10/14(金) 23:47:28.80 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「カブトムシを獲るっていつぶりだっけな……」
一護「ネムはどうしてんだろ」
ガサ!!
一護「……ん?」
一護「あいつ、木に登ってやがる!無茶すんなよー」
ネム「大丈夫です」
ブーン……
一護「って、お前が踏んでるのそれ蜂の巣だぞ!逃げろ!!」
ネム「……?」
ブーンブーンブーン!!
一護「言わんこっちゃねえ!飛び降りろ、ネム!!」
ネム「は、はいっ」ダッ
一護「よし、受け止めて……ぶっ!」
ネム「先輩……!」
一護(く、苦しい……受け止めたのはいいが、ネムの胸が顔に……!)
ブーン!!
一護「ぷはっ!やっべえ、逃げるぞ!」
ネム「はい!!」
-
526 : 2016/10/15(土) 00:11:07.67 -
一護「はぁ、はぁ……!!」ダダダッ
ネム「っーーー!!」
一護「川があるぞ!飛び込めーーー!!」
ザブーン!!
一護「……!!」
……
……
……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「もう、大丈夫だな」
河原に上がり、辺りを確かめる。
ネム「すいませんでした……」
ネムも俺について上がってくる。
ああ、水に濡れて思いっ切り透けてるじゃねぇか!!ネム「……虫かご、途中で捨てちゃいましたね」
一護「しょうがねえよ、一緒に飛び込んでたら虫が溺れちまうからな」
ネム「そうですね」
ネム「……風邪を引きます。服を脱いで下さい」グイッ
一護「ちょ、おまーーー」
ネム「全部脱いで乾かさないと……」
一護「じ、自分で脱ぐからっ!それにお前もビショビショじゃねえか」
ネム「はい。もちろん私も脱ぎますが?」ヌギッ
一護「わーーー!!背中向けるから!待て!」
-
527 : 2016/10/15(土) 00:21:30.22 -
服を脱いだ後、ネムに背中を向け、着ていた者を捻って絞る。一護「その、恥ずかしいから視界に入らないようにしてくれよ」
ネム「はい……」
ネムも後ろで服を絞っているようだ。
……お互いに全裸になっていると思うと、考えないようにしてもなんだか顔が熱くなる。ネム「……男の方って、そうなるんですね……」ジーッ
一護「ばっーーー!後ろから覗くのも禁止だぁぁ!!」
は、恥ずかしい!!完全に俺のアレ勃っちまってるじゃねえか!!
ネム「……すいません」カァァァ
ピトッ。
暖かい感触が、背中に。
どうやら、背中合わせで密着しているようだネム「先輩の背中、逞しいんですね……見かけ通り」
一護「っ!そういう、恥ずかしい事言うのも禁止だ」
ネム「……そうですか」
無言になってしまう。
……これはこれで、気まずいな。一護「なあ、嫌だろうけど一回この服着て俺の家に行かないか?ジャージ貸してやるから、一回着替えてからネムの家まで送ってやるよ」
ネム「その、黒崎先輩の家に……お邪魔してよろしいんですか?」
一護「大丈夫だって!ウチの家族もいるだろうしな」
-
528 : 2016/10/15(土) 00:46:36.96 -
黒崎家
一護(って、誰もいねえのかよ!!)
ネム「あの……」
一護「あ、ああ。わりぃ、皆出掛けてるみてえだ。とりあえず上がってくれ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護の部屋
ネム(黒崎先輩の匂い……)ドキドキ
一護「着替えはこれな。あとタオル。今、お茶でもいれるから着替えててくれ」
ネム「あ、ありがとうございます」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護(へ、平常心平常心……!)
一護「ずぶ濡れの女の子を部屋に上げるなんて心臓に悪い……」
一護「シャワー、貸したほうが良かったのかもしんねえけど……すぐ送っていけばいいか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「着替えたかー?」コンコン
ネム「は、はい」
一護「良かった。入るぞ……って」ガチャ
ネム「?ーーーあの、どこかおかしいでしょうか……」
一護(の、ノーブラ!?マズイ、あの白のTシャツじゃ丸分かりじゃねーか!!)
一護「そ、そのジャージの上着も着てくれ!」
ネム「わかりました」
一護「…………」ドキドキ
ネム(先輩の、匂い。この服からも……)ドキドキ
-
529 : 2016/10/15(土) 01:02:24.82 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ネム「本当に、ご迷惑をおかけしました」
ネムの家に着く。
申し訳なさそうに頭を下げるネムを見て、いたたまれなくなる。一護「いいって。それより、また付き合うからよ。今度こそ、プレゼントゲットしような」ナデナデ
ネム「ありがとう、ございます。やっぱり……先輩は、お優しいんですね」ニコッ
一護「普通だろ」
ネム「そんなことないです。……また、お願いしてもよろしいですか?」
一護「もちろん。童心に帰れて楽しかったぜ」
ネム「ーーーふふふ。服、洗って返しますね。おやすみなさい」
一護「ああ。またな」
-
530 : 2016/10/15(土) 01:07:20.01 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜ネム「んっ……」クチュクチュ
ネム「いけない……のに……先輩の服……洗って返さないと……ぁ……」クチュクチュ
ネム「先輩の匂い……んっ……手が……止まらないっ」クチュクチュ
ーーー13日目が終了しました。
現在の好感度
夜一 clear!!
砕蜂 〇〇〇
織姫 〇〇
ネム 〇〇
夏梨 〇〇
遊子 〇〇
ルキア 〇
リルカ 〇
茜雫 〇
卯ノ花 〇
ネル
雛森
七緒 -
534 : 2016/10/15(土) 01:26:10.65 -
おまけ
研究室へ行くの選択肢を選んだ場合
一護「すいませーん」ガチャ
ピカー!!
一護「眩しっ!!」
マユリ「……む?」
一護「涅マユリ……?な、なんで全裸なんだ!?」
一護(てか股間が光輝いてる!?)
マユリ「君、確か黒崎一護君……だったかネ?」
一護「そ、そうっすけど」
一護「な、何であんた……学校内で全裸に……」オドオド
マユリ「ふむ、そう恐れることは無い」
マユリ「偉大なペニスというのは、輝いて見えるものだよ」ピカー!!
一護「眩しい方の理由は聞いてないんですけど!?」
一護「や、やばい……逃げ……」
マユリ「まあ待ちたまえ」ピッ
ガチャン!!
一護(ドアが閉まった!?)
マユリ「ふふふ……君のことはネムから良く聞いているよ。中々の好青年だそうじゃないか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現実世界
マユリ「誰だネ、こんなイベントを作った奴は!!」バーン!!
阿近「ああ、その辺のデータは確か、副隊長が」
マユリ「ネムゥゥゥゥゥ!!」
ネム「?」←光り輝くペニスを持つマユリがカッコイイと思っている
-
535 : 2016/10/15(土) 01:39:29.47 -
一護(良く見ると、輝いたチンコがありえないくらいそり立ってやがる)マユリ「実はこれ、私の研究テーマでネ」
マユリ「男も女も堕ちるほどの素晴らしいペニスを作り上げる……そんな研究の試作品なのだが」
一護「ひっ!?く、来るんじゃねえ……」ガチャガチャ
一護(ドアが開かねえ!!)
マユリ「安心したまえ、私はこれでも優しい方だヨ」
ジリジリマユリ「丁度完全して、被検体が欲しいと思っていた所だ……特別待遇で歓迎しよう」ニヤリ
一護「や、やめろーーー!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「」ビクンビクンッ
マユリ「ふむ……あまりの快楽に、失神してしまったか。途中に打った超人薬のせいで、しばらくは起き上がれないだろうネ」
マユリ「現実時間にして半日ほどだが……快楽の底にいる君の意識時間では、ゆうに百年は越える」
マユリ「まあ、しかしそれだけの時間最高の快楽に浸れるなんて……君は幸せだネ」
マユリ「ーーー百年後まで、ご機嫌よう」ニヤッ
一護「」ビクンビクンッ!!
一護でさえーーー!!
-
565 : 2016/10/22(土) 02:51:25.38 -
我等は
ノンケが故に
ホモを畏れ14日目
一護「買い物?」
遊子「うん、お兄ちゃんに服を選んで貰いたいんだー」
一護「女の子の服を選ぶセンスは無いと思うけどな」
夏梨「別にいいじゃん、たまには妹に付き合いなよ」
遊子「そうそう、ただでさえ最近ずっと構ってくれなかったんだから~。家族サービス!」
一護「わかったよ」ヤレヤレ
一護(遊子はともかく、夏梨がこんなこと言うのは珍しいしな。たまにはいいか……)
-
566 : 2016/10/22(土) 03:03:36.83 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ショッピングモール
遊子「わぁー、あの服可愛い~!!」タタタッ
一護「なんで女ってのは服屋であんな元気になるんだろうな」
夏梨「全くね」
一護「お前は見なくていいのか?」
夏梨「別にー」
一護「なんだよそれ」
夏梨(遊子ったら、ダメだね。買い物は口実で、一兄ぃと一緒にいるために来たってのに。ま、隣独占出来ていーけど)
一護「お、この服なんか夏梨似合うんじゃねぇか?」ヒラヒラ
夏梨「ちょっ……似合ないよ、そんなヒラヒラしたの。遊子ならともかくさ」
一護「んなことねーだろ?ほら、ちょっと着てみろよ」
夏梨「えぇ!?」カァァァ
一護「ボーイッシュな服も似合うけどよ、たまにはこういうのも着てみたらどうだ?もう夏梨も中学生なんだし、似合うと思うぜ」
夏梨「ん……一兄ぃがそういうなら……着てみる」ドキドキ
夏梨「……笑わないでよ?」
一護「笑うわけねえだろ」ポンッ
-
567 : 2016/10/22(土) 03:12:32.99 -
遊子「あっ!夏梨ちゃんばっかりズルいんだー!私のも選んでよー」
一護「はいはい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
遊子「んー。お兄ちゃんが選んでくれたこれにするか……こっちのスカートも可愛いんだよねー、悩むなぁ」キョロキョロ
夏梨「い、一兄ぃ……」
一護「お、えらく時間かかったじゃねぇか。……おお」
夏梨「ど、どうかな……?」ヒラヒラ
一護「似合ってるぜ。な、遊子」
遊子「うん!夏梨ちゃん可愛い~!!」
夏梨「……へへ」カァァァ
茜雫「ーーーあれー!?一護じゃん!こんな所で何してんの~?」
一護「茜雫。別に、妹の買い物に付き合ってるだけだよ」
遊子(だ、誰だろ?あの可愛いお姉さん!)ヒソヒソ
夏梨(さ、さあ……?)
遊子「こ、こんにちは!」
夏梨「こんにちは」
茜雫「お、この子達が一護の妹さんか~。こんにちは!元気に挨拶出来て偉いぞ!」
夏梨「はは、ども……」
-
568 : 2016/10/22(土) 03:25:00.75 -
一護「茜雫はなんでこんな所にいるんだよ?」
茜雫「えー?なんでって、夏休み真っ只中の女子高生にそんなこと聞く?普通に買い物に来たんですけど」
一護「ふーん」
茜雫「ちょっと、聞いといてその態度酷くなーい?」
茜雫「……罰として、私の買い物にも付き合ってよ!もちろん、妹さんの後でいいからさっ」
一護「……しょうがねぇな」
遊子(お兄ちゃんが素直に要求を聞いたよ!?)
夏梨(珍しい……)
遊子(随分仲が良いみたいだし……ま、まさか、お兄ちゃんの彼女……!?)
夏梨(……どういう関係なんだろ)ジッ
一護(こいつ前に万引きみたいなことしたからなー。あん時は事情が事情だっただけに仕方なかったけどよ。もう大丈夫だとは思うけど、放っておくのも不安だ)ハァ
茜雫「じゃ、私も服選ぶの手伝うねー!おっ、もう可愛いの持ってるじゃん!」
遊子「あ、これはお兄ちゃんが選んでくれたので……夏梨ちゃんが試着してるのも、お兄ちゃんが」
茜雫「へぇー、一護って結構センス良いんだ!?15とか書いてるTシャツ着てる割には」
一護「ほっとけ!」
-
569 : 2016/10/22(土) 03:32:53.64 -
茜雫「夏梨ちゃん……だっけ?この服買うの?」
夏梨「あ、はい……変じゃないなら……」
茜雫「全ッ然!!超可愛いよ!!それに似合うリボンとか、私選んでもいい!?」
夏梨「は、はい……」
茜雫「よし!じゃあ後で一緒に探そうね!」
遊子「元気な人だね」
一護「全くな」
遊子「あの、このスカートとこっちのスカートだったら……どっちがいいと思います?」
茜雫「ああ、それは悩むねー。どっちも本当に可愛いから、それに合わせる服に合う方を選べばいいんじゃないかな?」
遊子「そっか!じゃあやっぱり……お兄ちゃんが選んでくれたこっちかな」
キャッ キャッ キャッ
一護(女の世界ってやつだな……)
-
575 : 2016/10/24(月) 22:57:39.11 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
茜雫「やっぱりリボン選びは悩むなー」
夏梨「あたし、あんま明るい色は」
茜雫「じゃあこれは?紺色!!」
一護(紺……そういやコンがこの世界に来たらめちゃくちゃはしゃいでただろうな)
茜雫「ね、一護!」
一護「ん?ああ、良いと思うぜ」
一護(……こう言っちゃなんだが……俺で、良かったな。こいつをコンが好き勝手すると思うと……なんかすげぇ嫌だ)
夏梨「じゃあ……買って、みるかな」
遊子「うんうん、普通の髪止めも似合うけど、たまにはこういう可愛いのもいいよねー!可愛いよ、夏梨ちゃん!!」
夏梨「恥ずかしいからやめなって!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
茜雫「うーん」
一護「何悩んでんだよ」
茜雫「妹さんのは決まったけど……私のはどうしよっかなあって」テヘッ
茜雫「赤と黄色……ね、どっちがいいかな?」
一護「赤で良いじゃねーか。お前、好きだろ」
茜雫「そ、そうだけど……あれ、赤が好きって……言ったっけ?」
一護「ん?あ、ああ。言ったよ」
茜雫「一護は……似合うと思う?」カァァ
一護「……おう。やっぱ、それが一番、似合うんじゃねえか?」
茜雫「ーーーそっか」ニコッ
一護「~~~」ドキッ
-
576 : 2016/10/24(月) 23:07:38.38 -
一護「それ、貸してみろよ」ヒョイッ
茜雫「えっ?」
一護「ーーーすんません。これ、会計で」
茜雫「ちょ、一護!自分で買うからっ」
遊子(お兄ちゃんが買ってあげたよ!?プレゼント!?やっぱり彼女さんなの!?)ボソッ
夏梨(し、知らないって)アセアセ
一護「ーーーほら」
茜雫「あ、ありがとう。でもお金……」
一護「いいって。その……妹達の服とか、選んでくれた礼だよ」ポリポリ
茜雫「そっか……じゃあ、いいのかな」
一護「おうよ。……ほら、つけてみろよ」
茜雫「うん」
茜雫が、さっきまでしていた自分のリボンを外し……赤いリボンを付ける。
今までつけていたのも、茜雫の好みである赤いリボン。
大して見た目は変わらない。もしかしたら、もっと変わり映えのする物を買ってやったほうが良かったかもしれない。けど……茜雫「ありがとう。嬉しいよ、一護……」ニコッ
そう言ってはにかむ茜雫の笑顔は、今まで見たどんな笑顔よりも、幸せそうに思えた。
一護(良かったな。あの時は、結局……あんな型で、終わっちまったから)
ーーーあの時の。
消えかけ、弱々しいかった茜雫を背負っていた時の感触が甦る。今度は、護ってみせる
-
577 : 2016/10/24(月) 23:10:53.79 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「すっかり夕方だな」
やっぱり、女の買い物って長いんだな。さて……
1 茜雫を送っていく
2 遊子、夏梨と帰る
3 他キャラとの約束があったことを思い出すor他キャラと遭遇する
安価下。
3の場合は誰を出すか書いて下さい
-
584 : 2016/10/25(火) 00:17:27.97 -
砕蜂「あれは……一護?」
砕蜂「あの女は確か一護のクラスメイト」
一護「あれ?砕蜂じゃねえか」
砕蜂「!!」
一護「お前も買い物か?」
砕蜂(くっ……!ディ〇〇ーストアでぬいぐるみを買っていたなどと、知られたくない……!!)
砕蜂「ああ、き……奇遇だな」
夏梨(また女の人の知り合い……!)
遊子(どーいう事!?女の人ばっかり!?)
茜雫「あれ、確か砕蜂先輩でしたよね?こんにちはー!」
砕蜂「ああ……」
砕蜂(この女、さり気なく一護の隣に……!うらやま、いや、そこは夜一先生の場所のはずだ!)
茜雫「?」
茜雫(なんか、睨まれてる?)
砕蜂「お前は、どうしてここにいる」
一護「ん?妹の買い物に付き合ってたんだよ。それで、茜雫とバッタリ会ってな」
砕蜂「そうか」
砕蜂(……良かった。いや、私は何を考えている!?)
一護「そーいや腹減ったな。砕蜂、メシはまだか?」
砕蜂「?うむ……まだだが」
一護「せっかくだし、たまには外食しないか?遊子、夏梨。茜雫も良かったらどうだ?」
茜雫「はいはーい!行く行くっ」
砕蜂(むっ……!)
砕蜂「そうだな、付き合ってやっても……いいぞ」
遊子(な、なんか空気が重くない……?夏梨ちゃん!?)
夏梨(一兄ぃも罪な男だね……私、一抜け)
-
586 : 2016/10/25(火) 00:27:08.37 -
遊子(えー!?そんなこと言わないでよぅ!!なんか気になるし……私1人じゃ嫌だから!)グイグイ
夏梨(わ、わかった!わかったってば!)
茜雫「どこにする?」
一護「ファミレスでいいか」
砕蜂「……問題ない」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
席順
夏梨 ーーー 砕蜂
一護 テーブル
遊子 ーーー 茜雫茜雫「お、夏限定!たまにはパフェでもいいよねー♪」
一護「ちゃんとメシも食えよ」
茜雫「ぶー、わかってるってー」
砕蜂(一護はこういう普通の女子高生らしい女が好みなのか……!?わ、私もそれらしい物を頼むべきだろうか)
遊子「こんな大人数でご飯なんて初めてだね!良かったら学校でのお兄ちゃんのこと、教えて下さい!」
夏梨(頑張れ、遊子)
-
587 : 2016/10/25(火) 00:48:32.02 -
一護「そういや砕蜂、随分買い物したんだな」
砕蜂「へっ!?」
一護「いや、なんかデカイ紙袋持ってるみたいだからよ」
砕蜂「!!」
茜雫「その服のマーク……もしかして、ディ〇二〇ストアの?」
砕蜂「はぅ!?」
遊子「え!!砕蜂さんも好きなんですかディ〇二ー!!」
砕蜂「」プシュー
一護「へえ、意外だな」
砕蜂「」グサッ!!
茜雫「ひっどーい!!一護、女の子はね、みんなディ〇二ーが好きって言っていいほど人気があるんだから!!!」
遊子「そうだよ、お兄ちゃん!」
一護「そ、そうなのか」
一護(そういや夜一さんもはしゃいでたな)
砕蜂「わ、私が好きなのは……変だろうか」オドオド
一護「いや!!全然変なんかじゃねえよ。悪ぃ、砕蜂」
一護「こう言っちゃなんだが……その、真面目でそういうの興味なさそうなイメージだったから変なこと言っちまったけど……女の子らしくて、可愛いと、思う……ぜ」
砕蜂「えっ……?」ドキドキ
遊子(きゃー!お兄ちゃんがこんな恥ずかしいこと言うなんて!?どっち!?どっちが本命なの!?)
夏梨(ドリンクおかわりしたいなぁ)
-
588 : 2016/10/25(火) 00:57:31.76 -
茜雫「これは一護に今度連れて行って貰わないとねぇ」ニヤニヤ
一護「は?」
茜雫「そうだ!せっかくの夏休みだし、みんなで今度行こ!砕蜂先輩もどうですか?」
砕蜂「なに?」
茜雫「遊子ちゃんも夏梨ちゃんも!今度行こうよ!朽木さん達も誘うからさ」
遊子「良いですね!もちろん行きます!」
夏梨(ちょっと、遊子!?)
遊子(良いじゃない、誰がお兄ちゃんの本命か……見極めるチャンスだよ!)
夏梨(とか言って一兄ぃと一緒にいたいだけじゃ……)
夏梨(いや、それはあたしも……か)
砕蜂「そこまで言うなら、私も付き合うが……」
砕蜂(……あくまで一護を監視するため……だ。そう……監視を……)
茜雫「決定だね!」
一護「おいおい……」
『夏休みの予定に、茜雫達と遊園地が追加されました』ピローン
-
594 : 2016/10/25(火) 01:43:19.16 -
現実世界
ネム「マユリ様。何をなさったのですか?」
マユリ「ふむ、長々と甘ったるい恋愛ゴッコも退屈だと思ってネ。黒崎一護の心的外傷を呼び起こすため、一番良いプログラムをインストールしてみたヨ」
ネム「それは……被験者が廃人となる可能性が」
マユリ「ふん。これくらい乗り越えて貰わないと困るネ。まだまだ奴には、苦しんで貰わないといけない。むしろこれぐらいで廃人になるようでは、期待ハズレと言うものだヨ。ははは!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ハッキングの準備は出来たッスか?」
「いえ……もう少し、時間がかかるかと」
「ふぅ……彼も厄介な人に目を付けられましたねぇ。間に合うといいんですが」
「……大丈夫でしょう。……我々が行くまでは。きっと。彼は……強い」
-
595 : 2016/10/25(火) 01:49:58.37 -
15日目
一護「ん……」
なにか、とんでもない悪夢を見た気がする。
頭が……重い一護「……?」
心無しか、この世界の空気も……いつもより、酷く重い……そんな気がした
※警告!!
ウイルス『ノンケ・オブ・ジ・エンド』がインストールされました
ウイルスが取り除かれるまでの時間、この世界の換算で約1日。
それまではこの仮想世界の設定が変更されており、危険な選択肢が増えた状態でのプレイとなります -
603 : 2016/10/25(火) 02:48:23.57 -
【咲】京太郎「…………俺は必ず帰ってみせる」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1477320276/京豚は害悪です
あなたが好きな作品とキャラがレイプされるかも知れません -
604 : 2016/10/25(火) 02:48:55.68 -
一護「おーす」
遊子「あ、おはようお兄ちゃん!」ニコニコ
一護「……?随分御機嫌だな」
遊子「まあねー♪」
一護(気のせいか……?なんか遊子が作ってる料理、いつもより多い気が)
夏梨「野菜、これでいい?」
一心「遊子隊長!!鍋の具材の火、通りました!!」ビシッ
一護「な、なんだ……?夏梨に親父まで。今日何かあったか?」
一心「あぁ?なんだ一護、寝惚けてんのか?今日はパーティーの日だろうが」
一護「パーティ……?」
一護「……」
ピリッ、と首筋に嫌な悪寒が走る。
何故だかはわからないが……ここに、いてはいけない気がした。一心「出掛けるのか?いいけど、夕方までには戻れよー」
遊子「行ってらしゃーい!」
夏梨「早く帰ってきてねー」
3人に、笑顔で送られる。
……何かが、おかしい気がした -
605 : 2016/10/25(火) 02:53:12.26 -
ーーー思わず外へ出てしまったが、別に何か予定があるわけでもない。
ひとまず、誰かに連絡してみよう。
Prrrr
ガチャ
ルキア『一護か?どうした』
一護「あ、あのよ……」
ルキア『なんだ、パーティーのことならちゃんと聞いているぞ!手土産を持っていけと兄様から言われているから、また夕方なっ』
一護「え……?」
ルキア『ではな、一護』プツッ
一護「…………?」
ミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン
今日に限って、蝉がうるさい
-
606 : 2016/10/25(火) 03:03:16.77 -
それから井上、茜雫、リルカにも電話をかけてみたが……
皆、同じく『パーティーには行く』と言って電話を切った。そんな予定、あったっけ……?
一護「……落ちつかねーな。少し、ブラブラするか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ネム「あ、黒崎先輩!」
一護「よお」
ネムだ。
いつもと変わらない足取りでこちらに向かってくる。
……少し、ホッとする。一護「どうしたんだよ、こんな所で」
ネム「買い物を、少し」
一護「へえ……また親父の研究につかう何かとかか?」
ネム「いえ、実は自分の物なんです」
一護「そうなのか」
最近ネムとも距離を近付けているし、このまま付き合うのも良いかもしれない。
一護「へぇ、迷惑じゃなかったらよ、俺も付いていっていいか?」
ネム「本当ですか?」
一護「ああ。暇だしな」
ネム「嬉しいです……私だけでは、その、何を選んでいいか」
一護「へえ、悩んでるのか。何を買うんだ?」
ネム「その、服を……」
一護「服?」
ネム「黒崎先輩の家のパーティーに呼ばれたので、失礼のないようにと思って」
一護「……!?」
-
608 : 2016/10/25(火) 03:39:04.62 -
一護「そ、そうか」
一護(ネムまで、パーティーって……)
一護(俺が予定を忘れてるだけか?)
念のため、システムウィンドウを開いて確認してみるか。
ピーッ
今日の予定を
表示ッ&@シマスーーー
一護「?」
1件 該当 スる 予定ガアリマシーーー☆た
一護(調子が悪いな……)
夕方、プレイヤー宅 で イベ{¥$}ントが発生ピーッ
一護「……?」
一護「なあ、そのパーティーってさ、何でやるのか……知ってるか?」
ネム「?先輩の親類の方が、帰国するから……と、聞いていますが」
ドクン
一護「親類……?」
嫌な響きだ。
前に、それに似たことがあったと……ミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン
くそ、蝉が……うるさい
-
609 : 2016/10/25(火) 03:46:54.71 -
ネム「先輩……?大丈夫ですか?」余程酷い顔をしていたのだろう。
ネムが顔を覗きこんでくる。ネム「顔色、悪いですよ。今日は家で休んでいた方が……」
心配されている。
そうだ、ネムは純粋に俺を心配しているんだ。
なのに……なんだ、この嫌悪感は?一護「ああ、そうだな……今日は、帰るわ」
ネム「そうして下さい」
ネムに見送れながら、踵を返す。
ゲームの中なのに、今日はなんだか調子が悪い。もしかしたら、脳に負担がかかってるのかも知れないな。
治るかどうかはわからないが、一回部屋のベッドに横になってーーーネム「せっかく『月島さん』が帰ってくるのに、先輩が具合悪いとパーティーが台無しですからね」ニコッ
一護「ーーー!!」
ミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン
-
610 : 2016/10/25(火) 03:54:12.13 -
今……なんて言った?
いや、聞き間違える筈がない。ネムは確かにーーーネム「では、先輩……後ほど」
聞き返そうと思ったが、ネムは……普段とは全く違う、ウキウキとした足取りで去って行く。
その背中を見送りながら、頭の中でずっと先程の言葉が反芻していた。「ーーー月島さんが帰ってくるのに」
一護「ーーー!!!!」
ミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン
一護「くそっ……うるせえってんだ……!!」
落ち着け。
落ち着け。
落ち着け!!!!確かに、過去には月島と色々あった。
けど、あのユーハバッハとの戦いを経て……仲間とはならずとも、あの時のことは水に流したつもりだ。
だから、大丈夫。
俺の知っている人物が、たまたまキャラクターとして出てきただけだ。今までと何も変わりないじゃないかーーー -
611 : 2016/10/25(火) 03:59:54.01 -
一護「大丈夫だ。これは、ゲームだ」
ふぅ、と息を整える。
朝に変な夢を見たせいで無駄に焦っちまった。大丈夫、大丈夫ーーー
ポンッ
ーーー不意に誰かが、肩を叩いた
一護「ーーー!?」バッ!!
銀城「おお?どうした!?そんなおっかねえ顔して」
一護「……銀城」
-
612 : 2016/10/25(火) 04:03:50.46 -
なんてこった。
こんな時に、よりにもよってお前が……銀城「なんだなんだ、たまたま見かけたから声かけただけだよ」
一護「本当か……?」
銀城「おう。そーだ、腹、減ってるだろ一護。もうそろそろ昼だし、ラーメン食うか?」
一護「………………」
1 銀城に付いていく
2 家へ帰る
3 とりあえずこの場から離れる
安価下
-
621 : 2016/11/06(日) 00:28:38.46 -
一護「そういう気分じゃねぇんだ。悪いな」
銀城「なんだ、つれないねぇ」
一護「…………じゃあな」スタスタ
足早にその場を去る。
さっきから、嫌な予感がまとわりついて離れない。とにかく、家へ帰っ……いや、落ち着け。
朝の家の様子や、先程のネムの言動からして、このまま家へ帰ればそのパーティーとやらが起こるのは目に見えているはずだ。この直感に従うならば、このままイベントが終わる時間までどこかに逃げていればいいんじゃないかーーー?
一護「よし、そうしよう」
当てもなく、歩き始めた
-
622 : 2016/11/06(日) 00:39:50.82 -
河川敷
一護「久しぶりに享楽さんのとこにでも顔を出すか。おーい、享楽さん」
享楽「あんれぇ?一護クンじゃない、どーしたの?」
享楽「女の子の情報かい?」
一護「あ、ああ。それでいいや」
時間潰しに、ここで現状を確認していくのも良いかも知れない
享楽「どうする?女の子達の好感度でも教えようか」
一護「頼む」
享楽「まずルキアちゃんだね。うーん、彼女とはもうちょっと頑張ったほうがいいねぇ」
享楽「織姫ちゃん。少しずつ親睦を深めているようだね。もっと頑張ろう」
享楽「リルカちゃん。こっちももっと頑張らにゃならんね。彼女の場合は一対一で会ったほうが素直になるんじゃない?」
享楽「茜雫ちゃん。少しずつ親睦を深めているね。おっ、でもリボンのプレゼントはしたみたいだから、関連するイベントがこれから色々起こりやすそうだよ」
享楽「ネムちゃんも、少しずつ親睦を深めているね。彼女は引込み思案な子だから、積極的に連れ出してみると良いよ」
-
624 : 2016/11/06(日) 00:48:29.85 -
享楽「夜一ちゃんは……こりゃ凄い。ラブラブだねえ御両人!!ボクがアドバイスする事もないよ!」
享楽「砕蜂ちゃんは……おお、ずいぶんと仲良くなったんだねえ。あと一歩って所かな」
一護「そんなにか?ふーん、前は嫌われてたみてえだけど、いつの間に」
享楽「遊子ちゃん。ずいぶん仲が良いね。その調子だよ!」
一護「うっ……それは嬉しくねえな」
享楽「夏梨ちゃんも同じくずいぶん仲が良いようだ」
一護(マジかよ……遊子と夏梨、いつの間にそんな好感度上がっちまったんだ?気をつけねーとな)
享楽「卯ノ花ちゃんは、もっと頑張らないとね。彼女はほとんど保健室にいるから、なるべく通ってみるといいね」
享楽「雛森ちゃんとネルちゃん、七緒ちゃんは……うん。まだまだだね」
-
626 : 2016/11/06(日) 01:03:57.37 -
一護「これで全員か……」
享楽「………」
享楽「あ@と#/atd」
一護「享楽さん?」
享楽「月島くんだね。おお、すでにラブラブじゃないか!!彼は君にもう身を捧げる気になってるよ」
一護「!?」
享楽「月島くんだね。おお、すでにラブラブじゃないか!!彼は君にもう身を捧げる気になってるよ」
一護「きょ、享楽さん!!」
享楽「月島くんだね。おお、すでにラブラブじゃないか!!彼は君にもう身を捧げる気になってるよ」
一護「やめろよ……」
享楽「月島くんだね。おお、すでにラブラブじゃないか!!彼は君にもう身を捧げる気になってるよ」
享楽「月島くんだね。おお、すでにラブラブじゃないか!!彼は君にもう身を捧げる気になってるよ」
享楽「月島くんだね。おお、すでにラブラブじゃないか!!彼は君にもう身を捧げる気になってるよ」
一護「おい!!しっかりしてくれよ享楽さん!!」ユサユサ
享楽「月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島月島」
肩を揺さぶるが、享楽さんは壊れた人形のように……天を仰いで、目を見開いてずっと月島の名前を口にしていた。
一護「あ、ああ……」
その異常な光景に、思わず一歩……また一歩と後ろに下がる。
もうダメだ。
そして、ここを去ろうとぐっと腹に力を入れた瞬間。享楽「待ってるよ」
享楽「月島くんが待ってる。あは、あはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあは」
一護「ーーーっ!」ダッ
ケタケタと笑う享楽さんの声から耳を塞ぐように、俺は走り出した。
-
629 : 2016/11/06(日) 01:18:29.65 -
一護「どうしちまったんだよ……みんな!!」
確信する。
明らかに、おかしい。ここは昨日までの世界じゃない。
原因はわからないがーーー一護「っ……」
一護「日も、暮れてきたな」
そろそろ家でイベントが始まるであろう時間だ。
一護「帰らないのは、正解だったみたいだな」
先程の享楽の変貌を見るに、家に帰っても間違いなくロクなことにならないだろう
一護「ーーーおい、涅マユリ!!どうなってやがる!!この世界に、何があったんだ!!」
今も様子を見ているだろう、開発者に向けて怒鳴る
マユリ(やれやれ、騒がしいことだ)
一護「てめえ……一体何をしたんだ!?」
マユリ(犯人扱いとは遺憾だネ、黒崎一護。なに、これだけ精密で膨大な装置だ。開発段階で発見出来なかったバグが存在していたようでネ、今現在対応中だヨ)
一護(くそったれ、サラッと言いやがって。本当にバグかどうかも疑わしいぜ)
マユリ(なぁに、そちらの時間で一日もあれば復旧できるだろう。いやいや、開発者として、テストプレイヤーの君には大変申し訳ないことをしたと思っているヨ)ニヤニヤ
一護「一日、あれば治るんだな?」
マユリ(ああ、それは保証しよう。納得いったかな?では、私も忙しいのでネ、これで)ブツッ
一護「……ちくしょうめ」
どうやら、この異常な一日を耐えぬかなければならないのは、決定事項のようだ
-
630 : 2016/11/06(日) 01:34:18.29 -
一護「どうすっかな……」今宵♪月が♪見えないならば♪まぶた女の子閉じる♪それだけでいい♪
一護「」ビクッ
一護「ケータイか」
いきなりの着信音にドキッとする。
画面には、自宅と表示されている。
一護「……出ねぇぞ」
無視をしていると、しばらくの後に音が止んだ。
一護「ふう……っ」
~~~♪~~~♪!!
一護「!?」
が、息をついた瞬間再びメールと電話の着信ラッシュが。
一護「くそっ!」
乱暴に電池パックを引っこ抜き、ケータイの電源を落とした。
一護「さて、どこに行くか……」
1 誰か知り合いの所へ逃げ込む(安価でキャラ指定)
2 このままさまよう(安価のコンマ70以下で月島出現)
安価下
-
633 : 2016/11/06(日) 02:10:59.76 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一護「リルカは、留守か……」
歩いているうちに、リルカのアパートの前まで来てしまった。
インターホンを鳴らしてみたが、反応はない。
時刻はすでに21時を回っている。一護「仕方ねぇ、違う所へ……」
リルカ「一護!?」
一護「リルカ」
リルカ「あんた何してたのよ!?みんな心配してたのよ!?」
一護「わりぃ。その、色々あってな」
リルカ「……酷い顔。なによ、らしくないじゃない。……上がっていきなさいよ」
一護「……ああ」
リルカの部屋へ通される。
彼女の部屋は、想像通りファンシーなぬいぐるみなどで埋めつくされていた。一護「すげぇな」
リルカ「ふふん。可愛いでしょ!」
一護「何個か変なやつもあるけどな」ハハッ
リルカ「……それで?何があったのよ」
一護「…………」
リルカ「…………」
一護「なんて、言ったらわかんねぇけど」
リルカ「……うん」
一護「色々、怖くなっちまって」
リルカ「ふーん、一護にも、怖いものとかあるんだ?」
一護「……まあな」
リルカ「……
リルカ「良いわよ、言いづらい事なら。無理に話さなくても」
一護「リルカ……」
リルカ「ま、あたしとしては……その、2人っきりになれて……嬉しい……気もするし……」ドキドキ
-
634 : 2016/11/06(日) 02:22:16.18 -
一護「えっ……?」
リルカ「みんなで、騒ぐのも悪くないけどさ……たまには、一護とゆっくり話せる時間があってもいいかなーって」
リルカ「っ!な、何言ってるんだろあたし!!ごめん、やっぱ忘れて!!今のナシ!!」カァァ
一護「リルカ……」
リルカ「ば、見つめないでよ。恥ずかしいじゃないっ」
一護「わ、わりぃ。でも……」
リルカ「?」
一護「可愛いなって、思っちまったから」
リルカ「は、はぁ!?何よいきなり!?」
一護「ほら。そうやって顔赤くしてる所とか」
リルカ「っっ!!み、見ないで!!恥ずかしいからほんと!!」
一護「……」
リルカ「だっから、そんなふうに見つめちゃ……きゃっ!?」
ギュッ……
リルカ「い、いちご……?」
衝動的に、抱きしめてしまっていた。
一護「少しだけ、こうさせてくれ」
リルカ「ーーーうん」
リルカの鼓動が早くなっていくのが伝わる。
何気なくリルカの所へ来てしまったがーーー良かった。
理屈じゃない。彼女の存在が、こうも安心出来るものだと……先程までの不安から、ついこんなことをしてしまったがーーー
もう少し、もう少しだけ、このままーーー -
635 : 2016/11/06(日) 02:29:01.53 -
月島「嬉しいな。そんなに強く抱きしめてくれるなんて」
一護「ーーーーーー!?」バッ!!
な、なんで!?何故、月島が……!?
一護「り、リルカはーーー?」
月島「?」
月島「何を言っているんだい?」
月島「さっき家に君をあげたのも……君が、今抱きしめていたのも……他でもない、僕じゃないか」
一護「!?」
月島「そうだろう?一護」
一護「え……俺、は……」
違う。
俺は確かにリルカと……記憶を遡る。俺を、この部屋に迎え入れてくれたのはーーー
月島『みんな心配していたんだよ。どうしたんだい?ーーーいや、ずいぶん酷い顔をしている。……上がっていきなよ、一護』
一護「月…………島?」
うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
-
636 : 2016/11/06(日) 02:42:19.34 -
月島「大丈夫だよ一護」
月島「怯えることはない」
月島「これからは僕がーーー」
月島「君を護るからね」
一護「ーーーはい。月島、さん」
月島「ふふふ……おいで、一護。君は、僕のものだ」
-
645 : 2016/11/06(日) 08:50:42.49 -
>>享楽「月島くんだね。おお、すでにラブラブじゃないか!!彼は君にもう身を捧げる気になってるよ」
いつもは一護が掘られる側だけど月島さんの場合は掘る側になったのか
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658 : 2016/11/08(火) 21:48:19.48 -
一護「考えろ。今、俺が頼れるのはーーー」
記憶を巡る。
今絶対に信用が出来る人間。……悲しいことに、ルキア達はすでに電話で『パーティーに行く』と言っていたから、今彼女達に頼るのは危険だ。なら……
一護「ーーーあの人しか、いねぇ。これでダメなら、もう好きにしろってんだ」
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659 : 2016/11/08(火) 22:00:35.51 -
夜一「一護?いきなりどうしたんじゃ?」
一護「…………」
俺は、夜一さん宅に足を運んでいた。
一護「今日だけ、厄介になりてえんだけど……いいか?」
夜一「?それは構わんが……」
一護「助かる」
夜一さん。俺にとって、この世界で初めて結ばれた女性。
彼女にその記憶は無いが……。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜一「いったいどうしたんじゃ?ずいぶんと辛気臭い顔をして」
一護「あのさ……」
まず、ここが安全だと確認するためには……聞かなければならない。
『月島さんが迎えにきてくれたぞ』ニッコリ
『ーーー!!』
あの時と同じ事にならないためには
一護「夜一さんは、その……」
一護「月島ってやつ、知ってるか?」
夜一「月島?」
一護「…………」
夜一「…………」
怖い。
怖い。
答えを聞くのが。
もしも夜一さんすらダメだったら、俺はーーー
夜一「いや…知らない名じゃの」
一護「!!」
-
660 : 2016/11/08(火) 22:23:06.78 -
一護(良かった……夜一さんはまだ大丈夫みてえだ)
夜一「それがどうかしたか?」
一護「いや、知らないならいいんだ。あと……もしかしたら、ここに誰かから俺がいるかどうか電話がかかって来るかもしれねぇ。その時は、いないって言ってほしいんだ」
夜一「む……それはまた、奇妙な頼みじゃの」
一護「頼む……!もしそれが砕蜂でも、誰でも……」
夜一「まあつまりはだ、匿ってほしいと……そういうことじゃな?」
一護「ああ。信じられねえかもしんねーけど、今、月島ってやつのせいで皆おかしくなってて……多分、俺を探そうとしてると思うんだ。だから……!!」
夜一「ーーーわかった」
一護「え?」
夜一「わかったと言ったんじゃ。もう良い。好きなだけウチにいるといい」
一護「でも、いいのか?夜一さんからしたら、俺は支離滅裂なことばっかりーーー」
夜一「確かに少しばかり混乱したが……一護。お主が嘘をつくような男ではないと、儂は知っておる。お主がそう言うなら、信じるよ」
一護「夜一さん……」
-
661 : 2016/11/08(火) 22:32:51.66 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうすぐ日が変わる、という30分前。
予想通り夜一さんの元に何度も電話がかかってきたが、それら全てを夜一さんが上手く対応してくれていた。あと、少し。
ドンドンドン!!
一護「何だ!?」
夜一「誰かが玄関を叩いているな」
織姫「黒崎くーん!!月島さんが、月島さんが呼んでるよ!!月島さんが!!ねえ、どうして出てきてくれないの!?わかってるんだよ、わかってるんだよ!?黒崎くんってば!!」
一護「井上……!!」
夜一「気にするな。お主の話だと、日を跨ぐまで待てば全て元に戻るんじゃろ?」
一護「そのはずだが……」
ドンドンドンドン!!
チャド「一護ぉ!何をしているんだ!!月島さんが待ってるぞ!!」
ルキア「貴様の恋人だろう!?ほら、早く出てこい一護!!」
遊子「おうちに帰ってこないなんて悪いお兄ちゃんだねー!!シュウちゃん、ずっと待ってたんだよ!?」
一護「くそ……みんな来てやがんのか」
-
662 : 2016/11/08(火) 22:41:24.88 -
リルカ「こんなに呼んでるのに、無視をするなんてバッカみたい!!今すぐ出てきて月島に謝りなさいよ!!」茜雫「一護……謝って」
ネム「謝ってください」
砕蜂「謝れ」
「謝れ」 「謝れ」 「謝れ」 「謝れ」 「謝れ」
「謝れ」 「謝れ」「謝れ」「謝れ」「謝れ」
一護「くっ……!!」
夜一「一護、大丈夫だ。儂が、ついている」ギュッ
夜一さんの手の暖かさが、俺に冷静さを取り戻させる。
……そうだ。確か……夜一さんと結ばれたあの日の後、プログラムが『夜一さんと結ばれた後の世界』にいつでも行けるって言ってなかったか!?一護(……どうなんだ!?セーブシステムを起動!!)
ピー
ヒロイン
四楓院夜一との、
個別ルートへ飛ぶ
pjgamwpが できa@amkpマス
一護「くそ……また変な表示がされてやがる。今飛ぶのはマズイか……」
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663 : 2016/11/08(火) 22:45:56.74 -
夜一「ーーーぐっ!」ガクッ
一護「夜一さん!?どうしたんだ!?」
夜一「わからない……頭が、痛い……」
夜一「知らない人間のことが……頭に、入ってくるんだ。これは……月島……違う、儂は知らない……!!うぐっ!!」
夜一「儂の記憶が、汚染されていくーーー!!」
一護「!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!
こうしている間にも、玄関は叩かれ……外からは、皆の狂気に満ちた声が聞こえてくる。
夜一「一護……逃げろ……もうすぐ、儂は儂では無くなってしまう……その、前にーーー!!」
一護「夜一さん!!」
俺は。
俺は。
俺は!! -
664 : 2016/11/08(火) 22:51:55.40 -
1 夜一さんを信じる2 世界を跳ぶ
一護「……夜一さん」
一護「ごめんな」ギュッ
夜一「いち、ご……?」
一護「悪いけど、あんたのその頼みは……聞けねぇ」
夜一「っ!」
一護「俺は、逃げねぇ。俺を受け入れてくれた、あんたを信じる。だから、負けるな夜一さん!!あんたがそうしてくれたみたいに、今度は俺があんたを護る!!」
一護「だから……負けるな!!」
夜一「一護……だが、このままでは……」
一護「大丈夫だ。もし、記憶が変わってしまってもよ。俺に悔いはねえ!惚れた女を信じねえぐらいなら、ここで死んだほうがマシだ!!」
夜一「一護ーーー!!」
一護「頑張れ、夜一さん!!」
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665 : 2016/11/08(火) 22:59:44.68 -
『……一護』
『ん?』
『愛してる』
『……俺も』
夜一「!?」
夜一「この、記憶は……!?」
その時。
汚染されつつある記憶の上から……もっと、暖かい。幸せな記憶が、夜一の頭に広がった。夜一「こ、れ……は……!!」
それは、今の夜一が知りえない記憶。
2人が結ばれた、あのーーー夜一「っ!ああああ!!」
バチィン!!
一護「夜一さん!!」
夜一「はぁ、はあ……大丈夫、じゃ」
夜一「一護……」
一護「?」
夜一「今、儂の中に……お主と交じ合った、幸せな記憶が入ってきたーーーこれは、本当のことか?それとも、夢なのじゃのうか……?」
一護「!!夜一さん、覚えて……いや、思い出したのか!?」
夜一「ふふ……そうか。これは、本当にあったこと、なのか……」
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666 : 2016/11/08(火) 23:07:52.06 -
ピー
『世界が再構築されるまで、1分を切りマシタ』
一護「!!」
マジかよ。
夜一さんが、思い出してくれた。月島の記憶に負けず、思い出してくれたというのに!!夜一「いち、ご……」
一護「なんだ?」
夜一「……何となくだが、わかっておる。多分、この記憶も……もう、消えてしまうのだろう?」
一護「ああ。でも……」
夜一「儂は大丈夫だ。だから……消えてしまう前に」
夜一「もう1度……お主と、口付けがしたい」
一護「夜一さん!!」ギュッ!!
『世界の再構築まで、あと二十秒』
一護「ありがとう……ありがとうな、夜一さん」
夜一「バカタレ……当然じゃ。儂は、いつでも……お主の味方で……」
2人はゆっくり、唇を近付け……
『あと十秒』
キスを、したーーー
一護(ありがとう、夜一さん。勇気をくれて。俺、頑張るからな)
『ウイルスが取り除かれマシタ。世界を、再構築しますーーー』
目の前が、真っ白になった
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667 : 2016/11/08(火) 23:13:12.30 -
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一護「ーーー!!」
一護「俺の、部屋……?」
時計の針は、0時を回っている。
バグが取り除かれて、戻ってきたのか。一護「…………」
夜一さんの唇の感触が、まだしっかりと残っている。
あれは、夢じゃない。夜一さんはこの世界を侵食するモノにすら打ち勝ち、俺をーーー護ってくれた。一護「聞いてるか、涅マユリ」
一護「何が起きても俺は……負けねえぞ。最後まで足掻いてやる。悪いな、テメェを喜ばせることにはならねーよ」
マユリ(ふん……何の話かは知らないが、せいぜい頑張りたまえヨ)
15日目が終了しました
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668 : 2016/11/08(火) 23:15:48.28 -
現実世界マユリ「くそ……またもあの男の霊圧が仮想世界の駒に干渉したか」
マユリ「ウイルスにまで打ち勝つほどの影響を与えるとは……黒崎一護、つくづく憎たらしい男だヨ」
マユリ「……っ!!」ダンッ!!
マユリ「……」イライラ
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669 : 2016/11/08(火) 23:25:29.50 -
と、言う訳で正規ルートです。攻略がわかり辛くて申し訳ありませんでした。
ちなみに>>664選択肢で2を選んだ場合一護がオカリンばりに「跳べよぉぉぉぉぉぉ!!」して月島BADですが、すでに1度月島BADを見ているので省略。なんだか夜一さんが正ヒロインみたいな扱いになってしまっていますが、別にそんなことはなくこのポジションは1人目の攻略キャラになる予定でした。
書いてるうちにガチで夜一さんが好きになってきたのは内緒。ちなみに>>1推しキャラは茜雫とリルカです。
むしろこの2人とラブラブさせたいがあまりにこのSSを書き始めたくらいで次回からまた普通の流れに戻りますが、気長にお付き合い下さい
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680 : 2016/11/15(火) 00:36:57.93 -
一護「なん……だと……?」動揺の色を隠せない一護は、もう1度尋ねた。
一護「男の気持ちを知りたいって……何だそりゃ!?」
この日、ネムからの呼び出しで一護はネムの家に来ていた。
出てきたネムは、ジーンズにタンクトップ、野球帽と何とも男らしい格好でーーーネム「ええ。ですから、黒崎先輩にこの薬を飲んで頂きたい、と」
妙な薬で「男の身体」になったネムは、女体化の薬を差し出して来たんだーーー
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682 : 2016/11/15(火) 00:52:12.20 -
一護「うう……スカートって落ち着かねぇんだな……」ネム「とても可愛いらしいですよ、黒崎先輩」
一護「……知り合いに会っても気付かれねぇよな?」
ネム「ええ。今の先輩は、とても綺麗で華奢な、女の子です」
ネムの場合は、一見女性とも見える中性的な容姿……つまり、その女の出る所が全部引っ込んだ細身の男性となっている。
顔とかに特に変化は無いってことだ。しかし、俺の場合はーーー
ネム「先輩の場合は、険しい顔をした美人という感じですね」
鏡で見せて貰ったが、俺の場合はかなり変化がある。
オレンジの髪が長髪になったのはともかくーーー一護「いや、顔とかこれ俺じゃねぇだろ」
ネム「そうですか?パーツは全て先輩そのままですけど。元々顔立ちが良い方ですからね、黒崎先輩は」
一護「……む」カァァ
とにかく、女性らしくなってしまった俺の身体は……出る所もしっかり出ており、なんだか妙な気分。
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684 : 2016/11/15(火) 01:06:03.36 -
ネム「では黒崎先輩。こういう時は、男性が主導権をとると本で読みましたが……具体的に、どうすれば良いのでしょうか」
一護「って言ってもなぁ……俺もそんなに経験があるわけじゃねえし……」
一護「……まずは、昼飯じゃないか?」
ネム「なるほど。では、男女のデートに最適な場所を今から考えます」
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一護「結構小洒落た店だな」
ネム「はい。スマートフォンで検索をかけたところ、どうやらこの洋食店がデートでも雰囲気が良く、人気があると」
一護「そうなのか」ソワソワ
ネム「?どうかしましたか?」
一護「いや……まさか、女の身体でこういう所に来るとは思わなかったから……落ち着かなくてな」
ネム「なるほど。それは、男性の身体の時もそうなのでしょうか?」
一護「ん……?ま、そうだな。慣れるまでは」
ネム(黒崎先輩はこういう雰囲気が得意ではない、と……)
ネム「……」
一護「?」
一護(ネムが何を考えてんだかわかんねえ)
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685 : 2016/11/15(火) 01:18:04.73 -
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一護(飯の味もよくわからなかったぜ……)
ネム「黒崎先輩」
一護「はいっ!」
ネム「食事は済みましたが……黒崎先輩なら、次は何処に行きたいですか?」
一護「お、俺か……?」
一護「そりゃ、映画とか……そういう所になるんじゃねえかな、デートなら。うん」
ネム「映画、ですか。でしたら先に食事を済ませたのは失敗だったかも知れませんね、申し訳ありません。本では映画後の食事中に感想を言い合ったりするのが良いと書いてありましたので」
一護「そ、そうか?なら、少し買い物しにブラブラするとか……カラオケとか、だな。俺なら」
ネム「なるほど」
ネム(黒崎先輩の好きな曲を知るチャンス……)
ネム「では、カラオケに行きましょう」グイッ
一護「お、おうよ」
一護(華奢だと思ってたけど……男のネムの手って、なんか、たくましいんだな)ドキッ
一護(……て、なんで俺は男の手にときめいてんだよ!?女の身体だからか!?)
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686 : 2016/11/15(火) 01:39:11.11 -
一護「~♪」
ネム「~♪」
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一護「ふう!二時間でも結構歌えたな!」
ネム「そうですね」クスクス
一護「あまり歌ってなかったけどネムは楽しめたのか?」
ネム「楽しかったです……」
一護「そっか」
ネム(黒崎先輩のデータがまた1つ取れた……)
一護「次は何処に行くんだ?」
ネム「……」スッ
一護「ネ、ネム……いきなりどうした!?」
ネム「いえ……流行りの壁ドンというのをやってみました」
一護「へ、へぇ……」
『ねー、見て、あのカップル大胆~』
一護「ひ、人に見られてるぞ?」
ネム「黒崎先輩は、嫌ですか?」
一護「嫌ってわけじゃ……」
ネム「……では、黒崎先輩が逆の立場でしたら……壁ドンというものはしてみたいと思いますか?」
一護「したくないとは思わねえけど、その、場所を考えるかな」
一護「その、雰囲気とかも大事だろ?」
ネム(……黒崎先輩は、雰囲気を……では、そういう流れにならないとしてくれない、と)
ネム「わかりました」
一護(マジで、何を考えてんだ!?わかんねえ!!)
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687 : 2016/11/15(火) 01:48:08.99 -
ネム「日が暮れて来ましたね」
一護「ああ……」
ネム「黒崎先輩……」
一護「なんだ?」
ネム「もし、身体が元に戻っても……こうして、また一緒に出掛けてくれますか?」
一護「当たり前だろ」
ネム「…………」ホッ
ネム「良かった……黒崎先輩の迷惑になってしまっているのではないかと」
一護「迷惑だなんて思ってねえよ」
一護(女体化の薬には驚いたけど)
一護「ネムなりに、何か考えがあったんだろ?……その、お前は大事な後輩なんだから。何か悩んでることがあるなら、いくらでも付き合うよ」
ネム「黒崎先輩……」ドキッ
一護「なあ、ネムは何で今日……」
ネム「ーーー!!」ギンギン
一護「どうした?」
ネム「いえ、薬の副作用でしょうか……男性器が、おかしいです」
一護「はっ!?」
ネム「あの……鎮め方を、教えて下さいませんか?」
一護「」
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688 : 2016/11/15(火) 02:01:07.12 -
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ネムの家一護(どうしてこうなった)
ネム「では……お願いします」
ちょこん、と正面で正座するネム。
一護(奥ゆかしい態度だ。けど、今は男なんだよな)
ネムのジーンズは、立派なテントを張っている。
ネム「っん……勃ったまま、というのは以外と苦しいんですね……黒崎先輩、早く……」
一護「あ、ああ……じゃあ、そのズボンを脱いで……直接、握るんだ」
スルッ パサっ
ネム「こう、ですか……?」
ネムが自らのそれを露出し、拙い仕草でそれを握る
一護(男の身体だけど……ネムのだって思うと、そんな嫌悪感はねえな)
ネム「それで、どうすれば……?」
一護「上下に、ゆっくり擦るんだ。慣れてきたら、早くしていい」
ネム「は、はい……んっ」シコシコ
一護「どうだ?」
ネム「何か……妙な感覚です……もどかしいような……けど、やればやるほど……手が止まら……」シコシコ
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695 : 2016/11/22(火) 22:17:13.07 -
ネム「っ……」シコシコ
一護(顔を赤くして……か、可愛いな……。男の身体だけど、顔はネムのまんまだし……)ヌルッ
一護(お、おおお!!?なんだ……下半身が、もどかしいぞ!?)
一護(勃起とは違う感覚……くそっ、鎮まれ!)
ネム「黒崎……せんぱいっ……」シコシコ
一護「お、おお!?何だ!?」
ネム「その、コツというのでしょうか……上手く掴めなくて……」
ネム「なかなかイケないんです……」
ネム「ーーー申し訳ありませんが、あの……お手本を、見せていただけませんか?」
一護「」
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696 : 2016/11/22(火) 22:27:02.94 -
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一護「……力加減、大丈夫か?」シコシコ
ネム「はい……気持ち……い……です」カァァ
一護(これって……手コキだよな!?うう、なんか妙な気分だ)
ネム「せんぱ……」
一護(でも……可愛い、よな)
ネム(黒崎先輩の手……暖かくて……でも、繊細な手つきで……)
ネム(こう触ったら、黒崎先輩は……喜んでくれる……?)
一護「どうだ?」
ネム「はい、気持ち良い……です……もう少しで……イケそうなんですけ、ど……」ハァハァ
一護「なんか余計なこと考えてないか?雑念があると、中々イケねぇぞ、男の身体は」
ネム「そ、そうなんですか?」
一護「……待ってろ。今、何も考えなくさせてやる」
ネム「えっ?」ハァハァ
一護「恥ずかしいから、これしててくれ」キュッ
ネム(タオルで目隠しを……!?)
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697 : 2016/11/22(火) 22:35:21.39 -
ネム「な、に……?」
ジュポッ!!
ネム「ひゃあ!?」ビクンッ
ネム(暖かい何かに……包まれてる!?)
ネム「せ、せんぱいっ……!まさか、私……先輩の中……に?」ハァハァ
ネム(凄い……絡みついてくる……!!)
一護「中じゃねぇ……『口だ』」ジュプッ!ジュプ!
ネム「っああ……!そんな……これが、口……!?」ビクンッ
一護(まさかフェラまでしちまうとは……ダメだ、俺も身体が熱くて……何も、考え……)
一護(愛おしい……この、ネムの……逞しいモノが……)
ネム「はうっ!せんぱいっ……そんな激しくされたら……やっ……!」
一護「まだだぜ」
一護(最後に、ここを舌先で攻める!!)
一護「亀頭……天ッ衝ぉぉぉぉぉ!!」ペロペロペロペロペロペロペロペロ
ネム「はぁん……!だめです、らめぇぇぇぇ!!」ビクンッビクンッ!!
ドピュッ!!ドピュッ!!
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698 : 2016/11/22(火) 22:43:32.22 -
一護「んっ……」
ネム「せん、ぱい……?」グッタリ
一護「……」ゴクンッ
ネム「の……飲んだ……のですか……?」
一護「……ああ」
一護「……」スッ
ネム「あ……そこ、また触ったら……ダメですっ……敏感になってて……っ」
一護「はぁ、はあ……!」
ネム「黒崎先輩?」
一護(女の身体ってのは、熱くなるとこうまで……昂ぶるのかよ!?)
一護(精液を飲むのに抵抗なかったし……まだ、身体が疼いて……)
ネム「欲しい……のですか?」
一護「うっ……」
ネム「先輩」
一護「ああ……お前が、欲しい……ネム!!」
ネム「!!」
ネム(私は、どうしたら……)
ネム(黒崎先輩の気持ちを知りたくて……女のままで、先輩をデートに誘うのが恥ずかしくて……失敗したくなくて……まずは練習のつもりで、男性の身体になった……)
ネム(先輩とこうして結ばれるのは予定外……)
ネム(でも……)
ネム「先輩が、望むなら……」スッ
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699 : 2016/11/22(火) 22:49:59.12 -
ネムが優しく……一護を、押し倒す。
一護「ネム……」ハァハァ……
ネム「脱がし、ます……」
一護「いいのか?……その、お前のは……」チラッ
ネム「大丈夫です……」
ネムが、ゆっくり一護のスカートをめくり……大きなシミを作った、下着に触れる。
ネム「すごく、濡れてます……」
一護「可愛いかった……からな」
ネム「男性の、姿でも……ですか?」
一護「ああ」
ネム「嬉しい……っ」
一護「んっ!」ビクンッ
下着越しに、ネムの指先がなぞるように触れる。
ネム「先輩が男性器の扱いに慣れているように……私も、女性器の扱いには……慣れているんですよ?」スリスリ
一護「あっ……!」
ネム「切なそうです、ね……今……脱がします……」
スルッ……
ネム「これが、黒崎先輩の……キレイ……」ムクムク
一護「は、恥ずかしいな……結構……」
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700 : 2016/11/22(火) 22:56:00.14 -
きっと、2度はこんなシチュエーションを経験しないだろう……
ネムの顔を見上げながら、受け入れる覚悟をーーーボンッ!!
一護「ーーーえ?」
ネム「……あ」
一護「ネムのチンコが……消えたーーー?」
ネム「……ッ!!」カァァ!!
と、ネムが手近にあった物で下半身を隠す。
一護「ネム?」
ネム「も、申し訳ありません……何故か、急にその……恥ずかしく、なってしまい……」
一護(まさか、薬の副作用か?そうだよな、さっきまで男の身体だったわけだし……女に戻ったら、その……見られるのも恥ずかしいか)
一護「!!」
一護(やべぇ……俺も男に戻ったんだって自覚したら……急に、さっきの精液への嫌悪感が……)
ネム「せ、先輩!?」
一護「だ、大丈夫だ……」
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701 : 2016/11/22(火) 23:09:15.81 -
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それからなんだか気まずくなってしまって、お互いに服を着替えた。一護「……」
ネム「あの……申し訳ありませんでした。こんな、ことになってしまって……」
ネム(黒崎先輩に……嫌われた……かも……しれない……)グスッ
一護「いや、俺も暴走しちまったし……悪かった」
一護「やっぱり、初めては……ちゃんと自分の身体がいいもんな」
一護「すまんっ!」
ネム「そんな、黒崎先輩が謝ることは……!!」
一護「ーーーだから、今度は、普通に……デートしようぜ」
ネム「えっ?」
一護「嫌だったらごめんな。けど、今日は何だかんだ楽しかったし」
ネム「先輩……!」
一護「こういうのも新鮮で面白かったけどな。でも、今度は」
ネム「私で、良いのですか?」
一護「あたりめーだろ。ネムと、またデートがしたい」
ネム「黒崎、先輩……!」
一護「……一護でいいぜ」
ネム「い、一護……せんぱい」
一護「おうっ!」ナデナデ
ネム「……!」カァァ
一護「じゃあ、またな!」
ネム「は、はいっ」ボー
ネム(そうか……私は、ただ……自信が無かっただけ……)
ネム(勝手に思いつめて……回りくどいことをして……)
ネム(でも、次は……このままの私で……1歩、勇気を出した私で……)
ネム(黒崎先輩に好かれたい。普通の、恋を……貴方と)
ネム「一護、先輩」
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708 : 2016/11/29(火) 01:12:50.74 -
そして、一週間の時が流れーーー25日目
茜雫「着いたよ~!!愛しの〇〇ズニーランド!!」キャッキャ
俺は皆と、約束だった遊園地へ。
ルキア「おお……可愛いキャラクターがたくさんいるではないか」キラキラ
織姫「楽しみだねー、リルカちゃん!」
リルカ「ふーん、夏限定のスイーツかぁ、食べなきゃ損ね」
ネム「こういった所は初めてで……何をすればいいか」オロオロ
砕蜂「案ずるな。まずは自分で何が好みのキャラクターかゆっくり見つけていけばいい」
夏梨「……」ソワソワ
遊子「ねぇねぇ、夏梨ちゃん!写真とろーよ!」
夏梨「ちょ、恥ずかしいからあんまはしゃがないの!」ソワソワ
誰と行動するか安価下
尚、2人までは一緒に行動可能で -
717 : 2016/12/27(火) 20:57:22.33 -
一護「みんな散りじりになっちまった……夢の国の魔力って怖えな」
ネム「そうですね」
一護「……行くか」
ネム「はい」
ネム(一護先輩と、2人きり……)ドキドキ
一護(ネムは不慣れだろうから、俺がリードしなきゃな)
一護「夏休みだから人混みがすげぇな」
ネム「皆さんすぐに見えなくなってしまいましたからね」
一護「はぐれないよう、俺の手握っててくれ」ギュッ
ネム「っ!……はい」カァァ
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719 : 2016/12/27(火) 21:17:58.62 -
一護「しっかし、腹減ったな!早かったから朝飯食ってねーし」
一護「何か食おうぜ」
ネム「そうですね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ネム「あの、ごちそうさまでした」
一護「ん?気にすんなよ」
ネム「しかし、ここの物は平均より値段が高いようで……」
一護「大丈夫だって。こういう時は男が奢るもんだぜ」
ネム「……ありがとうございました」ペコッ
一護(ゲームだから所持金に限度はないみてえだし。待ち時間もほとんど無かったな)
一護「さぁて、じゃあ次は乗り物にでも乗るか!ネム、激し目のでも大丈夫か?」
ネム「大丈夫、だと思います」
ネム「…………」
一護(く、空気が重い!くそ、仕方ないよな。ネムも初めてだし、もっと上手く俺がリードできりゃ……話題、話題なんかねえか!?)
ネム(い、いけない……また黙ってしまって……先輩の負担に……)
ネム(私も変わっていかなきゃ……でも、どうすれば……)オロオロ
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721 : 2016/12/27(火) 21:49:08.10 -
ネム「す、すみません」
一護「いや、気にしてねぇから!!」
一護「ほら、俺もわりと無口なほうだしな。ネムも気にしないでくれ」
ネム「……わかりました」
一護「気楽に行こうぜ」
ネム「はいっ」
一護(今更だけど、ネムの夏服……エロいな)ドキドキ
一護(前に会った時は男装だったし、その前はずっと制服だったからな。私服は初めて見るな。女の子っぽいって言うか……その、ああ!何ていったらいいかわかんねえ!)
ネム「どうかしましたか?」
一護「い!?いや、な。今日のその服……似合ってるな」
ネム「本当ですか!?」パァァ!
ネム「良かった……その、実は……色々悩みながら、決めて」モジモジ
ネム「一護先輩にそういってもらえて、嬉しいです」ニコッ
一護「!!」
一護(可愛い過ぎるだろ……)テレッ
ネム「一護先輩?」
一護「なんでもねえ。……ネム、今凄くいい顔してるぞ」
ネム「え!?」
一護「いつものネムも良いと思うけど、やっぱり女の子はそんな顔してたほうが可愛いよな」
ネム「かわっ……!」プシュー
一護「どうした!?」
ネム「いえ……やはり一護先輩は、私のペースを狂わせる達人のようです」カァァ
一護「なんだそれ」アハハ
ネム「……行きましょう」ギュッ
一護「そうだな」
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722 : 2016/12/27(火) 22:01:11.65 -
雛森「美味しいね!吉良くん!……ちょっと、大丈夫?」
吉良「あ、あああ!全然、平気さ!!」
吉良(雛森さんと2人きり雛森さんと2人きり……)
一護「あれ、吉良と雛森じゃねえか」
ネム「こんにちは」ペコッ
雛森「あ!黒崎くんに……えっと、涅さん?こんにちは!」
一護「なんだ、デートか?」
雛森「もう、そんなんじゃないよ~。阿散井くんと七緒さんと4人で来たんだけどね、はぐれちゃって!」ニコニコ
吉良「」
一護(多分恋次あたりが気を利かせて2人きりにしたんだろうな)
雛森「……もしかして、阿散井くんったら七緒さんと2人きりになりたかったのかなって思うけどね。それならすぐに合流しないほうがいいし、フフッ」
吉良「」(´°ω°)チーン
ネム「一護先輩、あの人……」ボソッ
一護「……触れてやるなよ、同情したら多分もっと惨めになる」ボソッ
雛森「それになぁに、そっちこそデートなの?2人きりみたいだけど」
一護「ちげーよ。こっちもルキア達と来ててな」ポリポリ
ネム「……」
雛森「あ、そうなんだ?」
一護「でもまあ、確かに2人きりだからな。これもデートみてーなもんだ。なあ、ネム?」
ネム「えっ……!は、はい……そう、ですね」カァァ
雛森「えー、なにそれ!やっぱり良い雰囲気じゃない!」クスクス
ネム「//////」
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723 : 2016/12/27(火) 22:04:13.23 -
吉良「……黒崎君」グイッ
一護「あ?」
吉良「頼むっ!阿散井くん達と合流するまで一緒にいてくれないか!!」ボソッ
吉良「もう何か、自分がみじめで……」
一護「おいおい……」
1 仕方ないから一緒にいる(ネムには悪いけど……)
2 根性見せろよ吉良!!(ネムとのデートを尊重しなきゃな)
安価下
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728 : 2016/12/27(火) 22:52:04.00 -
一護「何言ってんだ。根性見せろよ吉良」ボソッ
吉良「黒崎君……?」
一護「ここで諦めてどうすんだよ、雛森に意識されるぐらいアプローチしたのか?せっかく恋次が作ってくれたチャンスなんだろ」
一護「もう少し頑張って見ようぜ」ポンッ
吉良「……ああ。そう、だよね」
吉良「ひ、雛森さん!!」
雛森「え?」
吉良「行こう、僕と」グイッ
雛森「ちょ、吉良くん?」
ネム「……上手く行くでしょうか」
一護「さあな。けど、何事もやってみなくちゃわからねーよ」
ネム「そう、ですよね」
ネム(私も……)
ネム「あの、気になるアトラクションがあったのですが……一緒に、良いですか?」
一護「ああ。勿論いいぜ」
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729 : 2016/12/27(火) 23:01:10.18 -
午後
ネム「やっと合流出来ましたね」
一護「……ったく、お待ち勝手に動き過ぎだろ」
ルキア「面目無い……」シュン
織姫「ごめんなさい……」シュン
茜雫「あははー、ごめんごめんっ」
リルカ(あー、しまった!!一護と2人きりにチャンスを!!つい夢中になっちゃったじゃないのよおお!!)
砕蜂(迂闊だった……!!)
夏梨(だって見張ってないと遊子迷子になるし)
遊子「お兄ちゃんごめんなさい!!」
一護「ま、ここに来たらそうなるのも仕方ないけどよ。俺らも楽しかったよな。なあネム?」
ネム「はい……」ニコッ
((((心なしか、親密になってる!?))))
リルカ「ふん、確かに何の為に皆できたかわからないわね。あ、あたしはどーでもいいけど!今から集団行動で行くのもいいんじゃない?」ソワソワ
ルキア「うむ、では皆で行こう!」
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730 : 2016/12/27(火) 23:14:11.34 -
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茜雫「ねー、一護~。あれ可愛いくない!?可愛いよね!?」
一護「揺さぶるな、わかったから!……ああ、これぐらいの値段なら買ってやるから」
茜雫「やたっ♪」
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ルキア「……」ソワソワ
一護「なんだ、もしかしてあれと写真撮りたいのか?」
ルキア「た、たわけ!別にそんなわけでは……!」
一護「恥ずかしがるなって。今頼んでくるから」
ルキア「むう……」カァァ
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織姫「……」ボーッ
一護「どうした井上」
織姫「ひゃ!?び、びっくりしたぁ……」
一護「わ、わりぃ……そんな驚くとは思わなかった」
織姫(だって、黒崎くんの顔凄く近かったし……)カァァ
織姫「あのね、みんなでワイワイ楽しいなーって。ずっと続けばいいのになって考えてたの」
一護「はは、井上らしいな」
織姫「……また、来たいな。みんなで」
織姫「ううん、みんなとこうして集まれれば、何処でも……」
一護「じゃ、次は俺遠慮するから女子だけで楽しむか?」
織姫「え!?も、もう!!黒崎くんがいないとダメだよっ」
一護「そうか?」
織姫「そ、そうだよ!だって、みんな黒崎くんがいるからこんなに楽しいわけで……」
一護「井上は?」
織姫「あ、あたしだって……勿論……って、何言わせて……!もう、黒崎くんのイジワル~」
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731 : 2016/12/27(火) 23:22:29.85 -
リルカ「……」
一護「おい、聞いてたかリルカ?」
リルカ「!?……なによ」
一護「夜飯どうするかって話」
リルカ「好きにすれば?」
一護「お前なぁ……」
リルカ「ふーんだ、どうせ協調性無いわよ」
一護「拗ねてんのか?」
リルカ「別に、拗ねてないわよ」
一護「いいから、このメンバーでいる時くらい素直になれよ」
一護「……心配してんだぜ、これでも」
リルカ「……誰が」
一護「……俺」
リルカ「…………」カァァ
一護「…………」
リルカ「……バッカじゃないの……?」ドキドキ
一護「言うなよ、結構恥ずかしいんだから」テレッ
リルカ「……集団行動って、そんな得意じゃないのよ。このメンバーだから一緒にいるけど、時々、どうしたらいいかわからなくなって」
一護「……そうか」
リルカ「……2人、のほうが得意かも」
一護「じゃ、今度は一緒にどこか行くか。まだ夏休みは長いしな」
リルカ「!!」
一護「わりぃ、嫌だったか?」
リルカ「……嫌じゃ、ないわよ」
リルカ「……いつでも付き合うから、絶対、連絡しなさいよね」カァァ
一護「ああ」
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732 : 2016/12/27(火) 23:27:40.10 -
マユリ(ーーーほう。いつの間にか、随分とまあ……女の扱いが上手くなったじゃあないか。タラシめ)一護「おまっ……!最近話しかけて来ないと思ったら……!!」
マユリ(ククク、楽しんでいるようで何よりだヨ)
一護「てめぇ、傍観者気取りみてーだけど、おかしな小細工してんのはわかってんだからな!」
マユリ(ーーーはて?あいにく心当たりはないネ。ま、その調子で続けてくれたまえ)ブツッ
一護「毎回勝手な……」
一護(いつまでも振り回されてるだけだと思うなよ)
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733 : 2016/12/27(火) 23:36:27.78 -
帰り道
茜雫「次にこのメンバーで集まるのはお祭りの時かな?じゃ、みんなまたね~!!」
茜雫の号令で解散した後、夏梨と遊子と共に夜道を歩く。
ーーーが。
一護「ーーー?」
一護「夏梨、遊子。わりぃ、先帰っててくれ」ダッ
夏梨「ちょ、一兄ぃ!?」
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一護「ーーーはぁ、はあ……」
??「流石ッスね。霊圧を飛ばしただけで気付きましたか」
一護「この世界で、霊圧を出す奴はいなかった。……まさかとは、思ったけどよ」
一護「ーーー浦原さん。アンタ、なんでこんな所に」
浦原「……」ニヤッ
浦原「ーーーどーも、お困りだと思いまして。しがない商人ッスが、助っ人いりませんか?」
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735 : 2016/12/27(火) 23:48:05.62 -
おまけ
吉良の選択肢で……
一護「わかったよ。だからな、落ちつけよ?」
吉良「すまない……」
一護「雛森、せっかく2人きりのとこわりぃけど、一緒に回ってもいいか?」
雛森「え?全然いいよ~!私達は阿散井くん達と違って『何も無い』もん」ニコッ
ズキューン!!
吉良「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダッ!!
一護「おい、ちょっと待て!!おーい!!」ダッ
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一護「はぁ、はあ……お前、どこまで逃げて……帰る気か?」
吉良「……黒崎君」ガシッ
一護「……え?」
吉良「見たよね、僕が盛大にフラれた所を」
一護「いや、別にフラれたってわけじゃあ……」
吉良「フラれたと同じさ!!!!」
一護「は、はいっ」ビクッッ
吉良「……これも何かの縁だ。今日は……とことん、付き合ってくれよ」
一護「えぇ……」
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736 : 2016/12/27(火) 23:57:26.65 -
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吉良宅
一護(俺は何でこんな所に)
吉良「あの時もそうだ!僕は度胸がないから!!」ベロンベロン
一護「おい、もうその辺にしとけって……未成年だろ?」
吉良「これを見てくれ!!」バサッ!!
一護「!?なんだ、これ、山のように積もった……写真……?」
一護「全部雛森……」ゾワッ
吉良「僕のコレクションだ」
吉良「僕はこれを使って、毎日……」ポロンッ
一護「おい何する気だやめろ!!」
吉良「侘助オナニーを……」シコシコ
吉良「うっ!!」ドピュッ!!
一護「くさっ!!おえっ!!」
吉良「いいかい、雛森さんをオカズにすれば……いくらだって……」
吉良「1度擦れば倍、もう一度擦れば更に倍、そしてそのまた倍の量の精液が……」ドピュッ!ドピュッ!!
吉良「そして訪れる賢者と、雛森さんへの罪悪感で……かならず、詫びるように頭を差し出す」
吉良「故に……侘助」ドヤッ
一護「知らねーよ!!!!」
吉良「勿論君には……朝まで付き合ってもらうよ?」
一護「」
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737 : 2016/12/28(水) 00:23:54.07 -
吉良「どうやらリア充の君と、僕とでは全く考えが違うらしい」
吉良「僕にとって恋愛とは」
吉良「華やかであってはならない。爽快であってはならない。喜んではならない」
吉良「恋愛とは暗く、悲壮で、成功してはならないもの」
吉良「だから人は恋愛を避けるようになる」
吉良「僕のアソコは、この教えに最もふさわしいモノだと思ってるよ」
吉良「だから……君の精液も枯れさせてあげよう。リア充が、過ちを犯さないように」
一護「なーーー」
吉良「精子は、命を産むものじゃあないーーー」
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朝チュン☆
吉良「……朝か」
一護「」
吉良「そうか、確か君を縛りつけてーーーずっと精子をかけ続けていたんだっけ」
吉良「……うっ」ズキッ
吉良「さすがに、チンコの孔に響くよ」
一護「」
一護でさえーーーーーー!!
BADEND 7 『罪深いな』
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744 : 2017/01/05(木) 14:30:19.73 -
番外編 一護の初夢
一護「ここは……」
一角「なぁに惚けてんだよ、一護!」
一護「一角……?」
一角「今日は待ちに待った尸魂界の祭りだぜ!」
一護「祭り……だと……?それに、尸魂界!?ここは仮想世界じゃ」
一角「なぁに訳のわかんねぇこと言ってやがる!!お前は特別ゲストなんだからよ、シャキっとしやがれ」
一護「あ、ああ……」
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745 : 2017/01/05(木) 14:43:25.98 -
山本「ーーー諸君、よくぞ集まってくれた」
山本「ではこれより、尸魂界恒例……男祭り♂を始める!!」
『うおおおおおお!!』
一護「は?」
山本「そして今回の特別招待客……黒崎一護!!前へ!!」
一護「」
『ワァァァァァァァ!!』
一護「……マジかよ」
山本「黒崎一護よ、よくぞ来てくれた!!儂ら死神に一同、歓迎する!!」
山本「さあ、祭りを始めようじゃないか。雀部!!」
雀部「は!!」
山本「今日は特別な日じゃ。……お前の本当の姿を皆に見せ、デモンストレーションとするのじゃ」
雀部「元柳斎殿……いえ、肉棒斎殿の命とあれば……是非もなし!!」
一護「あの、この祭りって……?」
山本「なんじゃ、知らなかったか。この男祭り♂は、己の斬魄刀(意味深)を誇示し……その逞しさを競い合う祭りよ」
一護「」
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746 : 2017/01/05(木) 14:49:36.96 -
「雀部隊長だ!!」
「まさか、今日は見れるってのか!?」
「かつて、山本総隊長の前で1度しか見せなかったという……」
「そして、これまで誰にも見せず磨いてきた……卍解(意味深)を!!」
雀部「刮目あれ!!」バッ!!
『おお!!』
厳霊丸「…………」へにゃっ
雀部「……なん……だと……?」
ざわざわ……
雀部「まさか……実戦♂から遠く離れたことで……」ショボーン
ざわざわ……
「雀部副隊長……」
山本「……長次郎」
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747 : 2017/01/05(木) 14:59:37.63 -
雀部「申し訳ございません……肉棒斎殿……」ガクッ
山本「……」スタスタ
「総隊長が……副隊長の斬魄刀を……掴んだ!?」
山本「さぞ無念じゃろう……長次郎」シコシコ
山本「お主がこれまで磨きあげた卍解は……」シコシコ
山本「この程度では!!断じてない!!」パクーッ!!
雀部「うおおおおおお!!」ピーン!!
「おお!!」
「あれが、雀部副隊長の……本当の!!」
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748 : 2017/01/05(木) 15:26:18.17 -
恋次「次はおめぇの番だぜ、一護」ガシッ一護「勘弁してください……」
白哉「代々、ゲストには隊長格が精液をかけ身を清めさせるという神聖な儀式が行われるが」
浮竹「一護君、、君程の漢ならここは皆でやるべきだろうな」
恋次「汁男優は苦手だが……この距離なら、ちょっとはこたえるだろ?」シコシコ
白哉「アナルの喉に、飲まれて消えろ」シコシコ
山本「万象一切白濁とかせ!」シコシコ
市丸「言うたほど長く持ちません」シコシコ
檜佐木「アナルを刈り取る、形をしているだろ?」シコシコ
一護「みんな……みんな……!!」
一護「みんな一体!!何をしてるんだよ!?」
ーーー精液のように白く
ーーー精液のようにイカ臭い
それは
漂白剤に似ている
おまけEND 『BLEACH』
一護「ハッピーニュー嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
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