P「俺がモテてる?」小鳥「はい」


1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:17:40.47 ID:1nEhfarni
P「そんなばかな」

小鳥「いやいや、アイドル達からアプローチを受けてるでしょう」

P「アプローチってほどの事でもないですよ」

小鳥「へぇ」


ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349255860/


3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:21:52.85 ID:1nEhfarni
小鳥「じゃあ、春香ちゃんがいつも手作りのお菓子をくれるのは?」

P「お菓子作りが趣味だからでしょう」

小鳥「……つまづくと必ずプロデューサーさんの胸元へダイブするのは?」

P「転ぶと危ないですから、咄嗟に俺をクッションにしてるんでしょう」

小鳥「……」


7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:26:27.94 ID:1nEhfarni
小鳥「千早ちゃんが休日にデートに誘ったのは?」

P「デートって……ただの買い物の荷物持ちですよ」

小鳥「自宅に招待されたのは?」

P「料理を教えて欲しかったそうですよ」

P「春香の予定が空いてなかったから仕方なく俺だったんでしょう」

小鳥「……」


8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:30:50.28 ID:1nEhfarni
小鳥「ゆき……もう聞くのも面倒です」

小鳥「好意を寄せられていない、と断言するならば」

P「ならば?」

小鳥「告白でもしてみたらいいですよ」

P「はい?」

小鳥「OKなら好意アリ、付き合っちゃいましょう」

P「そんな大雑把な」


9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:35:22.63 ID:1nEhfarni
小鳥「断わられたら、ドッキリだったとでも言えば問題ナシでしょう」

P「さりげなく下衆ですね」

小鳥(NOなわけないし……)

小鳥「では、目を閉じて下さい」

P「色々と納得いかないですが……はい」

小鳥「ひとりアイドルを思い浮かべて下さい」

P「……」

小鳥「では、その人の所へ行って告白してきて下さい」


10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:39:07.61 ID:1nEhfarni
……

P「とは言っても……OKなんて出るわけないし」

P「突然告白してドッキリ宣言……最低のプロデューサーだよ」

P「……アイドルとして好きだよ、という意味で言った」

P「という事にしよう、実際そうだしな」


15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:46:24.33 ID:1nEhfarni
P「お、いたいた……春香」

春香「はい?」

P「ちょっと話があるんだ…いいか?」

春香「え? あ、はい」

春香「その、お話って」

P「いやなに、気持ちの確認だ」

春香「気持ち?」


19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:50:20.01 ID:1nEhfarni
P「俺、春香の事が好きだ」

春香「……………え?」

春香「え、うそ……ええっ!?」

春香「プロデューサーさんが…私のこと……」

P(さあ、どう出る)

春香「あ、あの…その」


24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 18:57:45.46 ID:1nEhfarni
春香「あ、その…プロデューサーさんはプロデューサーさんで…だから、その」

春香「男の人としてじゃなくて、プロデューサーとして…好きと言うか…」

P(やはり)

P「ん? 俺もアイドルとして好きだって事だぞ」

春香「そ、そうですよね~」

春香「告白されたと思って焦っちゃいましたよ…」


29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:04:47.28 ID:1nEhfarni
……

P「春香には断わられましたよ」

小鳥「な……っ!!」

小鳥(そんなはずは……まさか春香ちゃんは大本命だったのに…)

小鳥(ライバルが減……いやいや!)

小鳥「つ、次行きましょー!」

P「まだやるんですか?」


32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:11:26.03 ID:1nEhfarni
P「そんなに俺がフられるのが見たいのかなぁ」

千早「どうしました?」

P「ん、ああ何でもないよ」

千早「そうですか……それで、私に話とは」

P「言いたい事があったんだ」

千早「…?」


35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:17:17.61 ID:1nEhfarni
P「千早のこと、好きなんだ」

千早「……ええっ!」

千早「プロデューサーの事は、信頼していますけど」

千早「…お気持ちは嬉しいのですが…」

P「はは、すまんすまん…告白みたいに聞こえたよな」

P「アイドルとして好きだ、って事だよ」

千早「いささか心臓に悪いですよ…」


41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:23:42.34 ID:1nEhfarni
……

P「千早もNOでしたよ」

小鳥「そ、そんな…」

小鳥(私の早とちり…?)

小鳥「次です、次!」

P「……まだやるんですか?」


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:30:18.59 ID:1nEhfarni
P「地味に二度フられてる訳だからなぁ」

やよい「プロデューサー? なんだか元気ないですね?」

P「ん、ああ…そうだ」

やよい「…?」

P「やよいのこと、好きだよ」


48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:32:54.41 ID:1nEhfarni
やよい「私もプロデューサーのこと、好きですっ!」

P「そうかそうか」

やよい「プロデューサーだけじゃなくて、事務所の皆も好きです!」

やよい「これからも力を合わせて頑張りましょー!」

P「おー!」

P(やよいは天使だなぁ)


52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:39:45.11 ID:1nEhfarni
……

小鳥「やよいちゃんは天使ですねぇ」

P「心が清らかになりますよね」

小鳥「次行きましょう」

P「汚れたままですね」


55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:45:55.54 ID:1nEhfarni
P「もう嫌になってきた」

伊織「なにが?」

P「ん、ああ伊織…アイドルとして好きだよ」

伊織「うん?」

伊織「……今なんて?」

P「アイドルとして、伊織の事は好きだよ」


60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 19:53:08.82 ID:1nEhfarni
伊織「そういう事ね…危うく通報する所だっわ」

P「危うく通報される所だったよ」

伊織「まあ、このスーパーアイドル伊織ちゃんの事が好きになるのは仕方ない事よね」

P「年下はNGなんで」

伊織「犯罪だものね」


64 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:00:18.00 ID:1nEhfarni
……

小鳥「伊織ちゃんも……」

P「もう止めにしませんか?」

小鳥「えっ」

P「アイドル達に嘘の告白なんて嫌です」

小鳥「そう…ですよね」

小鳥(アイドルの誰かの事が好きだと思ってたのに…)


65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:08:16.54 ID:1nEhfarni
小鳥「じゃあ、本物の告白をやっちゃいましょう!」

P「そうですね…では」

P「好きです…小鳥さん」

小鳥(好きです、小鳥さん……なんて言ってくれたらなぁ)

小鳥「…はぁ」

P「えっ」

小鳥「えっ」


69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:16:13.55 ID:1nEhfarni
小鳥「すいません、もう一度お願いします」

P「え、いやその…」

小鳥「……」

P「好きです、小鳥さん」

小鳥「……事務員として、ですか?」

P「秘密です」

小鳥「秘密って…」


72 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:23:14.41 ID:1nEhfarni
P「まだ小鳥さんの気持ちを聞いてません」

小鳥「…私の気持ちですか」

P「散々人を振り回したんですから、そのくらい聞いてもバチは当たらないはずです」

小鳥「私、プロデューサーさんのこと」

春香「大好きですよね!?」

小鳥「ひゃい!?」

P「なんだなんだ?」


76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:34:10.38 ID:1nEhfarni
伊織「いい、やよい」

伊織「あれが相思相愛ってやつよ」

やよい「素敵だね、伊織ちゃん」

春香「式は盛り上げないとね!」

千早「私、歌を歌おうかしら…」

小鳥「式……」

P「話が逸れましたが…小鳥さん」

小鳥「は、はい!?」


78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:42:19.64 ID:1nEhfarni
P「俺は本気で小鳥のことが好きです」

P「お返事を、聞かせてくれますか?」

小鳥「はいっ、大好きです!」

春香「ヒューヒュー!」

千早「おめでとうございます」

伊織「お似合いのカップルね」

やよい「いぇい!」


80 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:51:32.02 ID:J4nre1dcO
P「なんだこの人たちは!俺の書いたSSが百番煎じのゴミだと!?」

小鳥「せっかく私も楽しんで読んでたのに!」

小鳥「他人のSSにケチを付けるなんて、そんなの絶対おかしいわ!」

P「それは違いますよ小鳥さん。あなたにそんなことを言う権利はありません」

小鳥「私はプロデューサーさんの味方なのになんでそういうこと言うんですか!?」

小鳥「プロデューサーさんは自分の書いたSSの悪口を言われて頭に来ないの!?」

P「批評する権利は誰にでもあります。それが嫌なら人に見せなければいいんですよ」

小鳥「あれ?でもプロデューサーさん怒ってましたよね」

P「読者に批評する権利があるなら、俺には怒る権利があります!」ドンッ!

P「この人たちはSSをけなした!俺は怒った!」

P「これでこの話はおしまい!」


83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:57:41.77 ID:1nEhfarni
……

やよい「どうして皆は小鳥さんとプロデューサーが相思相愛ってわかったの?」

伊織「あのふたり、プロデューサーが入社してから互いにぞっこんだったじゃない」

千早「ええ、そうね」

春香「私たちが入り込む余地ナシって感じだったもんね」

やよい「えっと…じゃあ」


84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 20:59:10.42 ID:1nEhfarni
やよい「もしそうじゃなかったら…皆はどうしてたのかなーって」

伊織「……」

千早「……」

春香「……」

やよい「あれ?」

おわり

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