イエロー「レ~ッドさんっ♪」


1 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:09:23 ID:ThGsPETo
イエロー「ご飯、できましたよ♪」

レッド「…」コク

イエロー「にしても寒いですね…」

レッド「…」

イエロー「簡易ガスコンロなんて久しぶりに使うな~」

レッド「…」

イエロー「…」


ソース: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1379502563/


2 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:15:39 ID:ThGsPETo
イエロー「あ、フッシーやニョロたちの分もありますよ?」

レッド「…」ボンッボンッボンッボンッボンッ

イエロー「…」

レッド「…」

イエロー「さ、さあ…冷めないうちに食べちゃいましょう…」

レッド「…」コク

イエロー「シチュー、れ、練習したんですよ?」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:18:29 ID:ThGsPETo
レッド「…」パクッ

イエロー「……..ど、どうですか?」

レッド「…」

レッド「…」

イエロー「…」

レッド「…う」

イエロー「…!」

レッド「….うまいぞ」

イエロー「..!?!???」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:21:22 ID:ThGsPETo
レッド「…」パクッ

イエロー「…はっ!?」

レッド「…?」

イエロー「…え、あ、いや、なんでもないれす…」//

レッド「…」パクッ

イエロー「…」

レッド「」パクッ

イエロー「…レ、レッドさん?」

レッド「…?」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:24:38 ID:ThGsPETo
イエロー「レ、レッドさん….」

レッド「…」パクッ

イエロー「…帰りませんか?マサラに」

レッド「…」

イエロー「…」

レッド「…」パクッ

イエロー「レッドさん!」

レッド「…」


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:27:23 ID:ThGsPETo
イエロー「レッドさんがこの前、街に降りてきたのを聞きました」

レッド「…」

イエロー「僕はレッドさんに会えると思って家を出ました」

イエロー「…でも探し出せなかった」

レッド「…」

イエロー「…寂しかったんです」

レッド「…」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:31:20 ID:ThGsPETo
イエロー「だからこうやってシロガネ山にまで来て会いに行きました…」

レッド「…」

イエロー「僕が来なかったら、レッドさんは死んでいましたよ?」

レッド「…」

イエロー「何日間食べてないんですか?もう…」

レッド「…」

イエロー「…」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:36:19 ID:ThGsPETo
イエロー「…レッドさん」

レッド「…」

イエロー「終わりの無いものなんて無いんです」

イエロー「この修行も、もしかしたらもう終えてもいいのかもしれません」

レッド「…」

イエロー「帰ってゆっくり休むのもひとつの修行だと思うんです」

イエロー「レッドさんは頑張りすぎです」

イエロー「休養も必要ですよ…?」

レッド「…」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:41:41 ID:ThGsPETo
イエロー「…過ぎた時間は戻らない、過去なんて変えられない」

レッド「…」

イエロー「…帰りましょう?みんな待ってます…あなたの帰りを」

レッド「………………」

イエロー「…レッドさんは何か勘違いをしています」

イエロー「レッドさんはなぜポケモントレーナーになったんですか?」

レッド「…」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:47:12 ID:ThGsPETo
イエロー「ただ強くなるのは虚しいだけです」

レッド「………………….」

イエロー「…確かにレッドさんには強くなるための理由があります」

イエロー「…で、何かが変わりましたか?」

レッド「…」

イエロー「レッドさんは正直で、真面目で、盲目です…」

イエロー「…ポケモンの技に『ねむる』がなぜあるか分かりますか?」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:53:00 ID:ThGsPETo
レッド「…」

イエロー「…」

レッド「…」

イエロー「…そう、今のレッドさんは答えられない」

イエロー「今の状況です、無理もありません」

レッド「…」

イエロー「ですが」

レッド「…」

イエロー「そんなレッドさんは大っ嫌いです」


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 20:56:46 ID:ThGsPETo
レッド「…」

イエロー「…レッドさん?僕、こらえてるんですよ?」

レッド「…」

イエロー「僕だって嫌ですよ、悲しいんですよ?」

レッド「…」

イエロー「レッドさんは今まで、幾多の困難を絶え間ない努力で乗り越えてきました」

イエロー「でもどうしようもない時だってあります」

レッド「…」

イエロー「…」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 21:03:55 ID:ThGsPETo
レッド「…」

イエロー「…どうしても戻らないんですか?」

レッド「…」コク

イエロー「僕だけじゃない、ブルーさんやグリーンさん」

イエロー「正義のジムリーダーのカスミさんやタケシさんや、」

イエロー「マサキさんにオーキド博士」

イエロー「チュチュたちですら、レッドさんを待ってます」

イエロー「…それでも…戻らないん…ですね」

レッド「…」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 21:07:48 ID:ThGsPETo
イエロー「…分かりました」

イエロー「レッドさんが食べ終わったら、帰ります」

レッド「…」

:::::

その後、レッドが食べ終わると

イエローは支度をして下山した

レッド「…」

レッド「…」

レッド「…」カチッ

レッド「…」ポンッ

レッド「…」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 21:08:20 ID:ThGsPETo

ピッカァ!


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 21:11:04 ID:ThGsPETo

レッド「…」

レッド「…」

レッド「…安心しろよ」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 21:11:43 ID:ThGsPETo

ここはお前の場所さ


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/18(水) 21:12:45 ID:ThGsPETo
完結

Comments are closed.

Post Navigation