提督「鎮守府に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない」


1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 21:30:25.64 ID:JtrUeYc2o
テイトクガチンジュフニチャクニンシマシタ
コレヨリカンタイノシキニハイリマス!

提督「おはよう二人とも」

加賀「おはようございます提督」

霧島「おはようございます」

提督「さっそく作戦報告を頼む」

加賀「はい先日より当鎮守府は特別作戦を実行。三海域の制圧と敵空母群の撃退に成功」

提督「被害状況はどうだ?」

霧島「大破艦、中破艦ともに多数…まともに動ける艦娘のほうが少ないですね」

提督「ふむ…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419078615


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419078615/


2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 21:39:00.97 ID:JtrUeYc2o
提督「備蓄資源はどうだ」

加賀「こちらが資源使用明細書です」

霧島「もって半月、正直かなり厳しいですね…」

提督「沈没しそうな大破艦を除き重巡を優先的に修繕させろ」

「被害の少ない艦娘を集め特別艦隊を編成」

「非常戦闘待機艦を除きすべての艦娘を遠征任務へ向かわせろ」

霧島「了解です!」

加賀「しかしそれでも戦闘艦が足りません」

提督「近隣の鎮守府に応援要請を出してみよう」

加賀「わかりました。手配しておきます」

吹雪「駆逐艦吹雪です!朝の定時報告に参りました!」

提督「さて、我々も改めて業務を始めよう」

加賀「こちら本日の業務内容です」ペラッ

提督「うむ」


3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 21:55:30.90 ID:JtrUeYc2o
提督「——~——~」カリカリ
 
霧島「提督?この書類についてなのですが」

加賀「いいえ霧島それは「———ん!」」ドン

霧島「ですが私は「————やせん!!」ドンドン

加賀「ですから「やせんさせろぉおおおおおおーーー!!!」」ドンドンドン!!

提督「……」

霧島「……」

加賀「……」

提督「またあの夜戦バカか…」


4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 22:00:02.11 ID:JtrUeYc2o
川内「おはようございます!夜戦したい!」

提督「さらっと要求するな」

川内「じゃぁ夜戦がしたいです!させて下さい!」

提督「夜戦ならこの間散々しただろう…?」

川内「あんなんじゃ全然足らないよ!私はもっと戦いたいの!」

提督「どこにそんな余裕がある。うちにはもう資材がない」

川内「2—4—11…」

提督「おいはやまるな」

川内「やだぁーやせんしたいー!」ジタバタ

提督「はぁ…そんなに夜戦がしたいなら西方海域に単艦で突っ込んで来い」

提督「まぁそれは冗談「いいの!ありがといってきます!」」ビュン

提督「……」

霧島「…よろしいのですか?」

提督「かまわんたまにはお灸でも据えてやる」


5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 22:04:36.58 ID:JtrUeYc2o
~~~~~~~~

提督「——~————~」カリカリカリ

霧島「提督この案件についてなのですが」

加賀「いいえ霧島それは違「———れぇー」」

霧島「ですが私の戦況分析によると「しれーー!」

加賀「だから「しれーてばぁーー!ねぇーーー!!!」ドンドンドン

提督「……」

霧島「……」

加賀「……」

提督「はぁ…またか…」


7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 22:05:50.99 ID:JtrUeYc2o
時津風「しれぇ、あそぼー!」

提督「邪魔だ、忙しい、帰れ」

時津風「…だめぇ…?」

提督「はぁ…少し仕事を任せても構わないか?」

霧島「それは構いませんが…」

時津風「遊んでくれるの!?」

提督「どうせ言っても聞かないだろうが」

時津風「えへへ~」


8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 22:07:52.40 ID:JtrUeYc2o
提督「やけに上機嫌だな」

時津風「だってしれぇと一緒にいるの楽しいんだもん!」

提督「子供の考えることはよく分からん」

時津風「じゃあおにごっこね!時津風が鬼だよ」

提督「はいはい分かったよ」

時津風「えへへ~いくよー!」

時津風「いーち!にぃーい!」

時津風「さーん!しぃーい!」

神通「提督少しよろしいでしょうか?」

提督「わかったすぐ行く」スタスタ

時津風「きゅーう、じゅっ!えへへ~しれぇはどこかなぁ~~?」

———三時間後

時津風「うっ……ひぐぅっ……」

提督「悪かったって」


9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 22:09:44.86 ID:JtrUeYc2o
時津風「しれぇの…ばかぁ……っ!」グスグス

提督「悪かったって今度何かおごってやる」

時津風「…おっきい羊羹とあんみつ」

提督「はいはい、雪風の分もな」

時津風「うん…えへへ」

提督「はぁ…仕事もどるか」


10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 22:42:31.16 ID:JtrUeYc2o
提督「兵装はどれくらい残っている?」

加賀「全装備の半分はまともに使えそうもありません」

霧島「今回の特別作戦では大量の装備を破壊させられましたからね…」

提督「第三格納庫を解放。スペアを活用しろ」

霧島「了解です」

提督「やはり資材が足らんな。潜水艦達に出撃命令を出せ」

霧島「提督…それが…」ゴニョゴニョ

提督「…なに?ストライキ?」


11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 22:57:52.34 ID:JtrUeYc2o
———第一広間——

『非人道的行為と不当労働を許さないのー!』

伊168「「週休二日!ホワイト労働!」」

『58達はオリョクルの即刻廃止を求めるでちー!!』

伊168「「週休二日!有給消化!」」

天龍「こらぁお前ら!こんな事してただで済むと…っ!」

『ひ…ひぃ!暴力反対でち!』

ワイワイガヤガヤデチナノデチー

霧島「バリケードを作って立てこもりとは…」

提督「頭が痛い…誰か頭痛薬をくれ」

潮「ていとくーどうしましょうー!」

提督「俺に考えがある。任せろ」


12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 23:01:39.64 ID:JtrUeYc2o
提督「お前たち…」

伊19「て、提督!19達は怒ったのね!」

伊58「もうオリョクルはいやでち!やめてほしいでち!」

提督「…そうか」

伊168「ていとく?」

提督「…ごばぁっ!」

伊168「ていとくぅ!?」

伊58「提督が血を吐いたでち!?」

提督「すまない…実は俺はもう…」


13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/20(土) 23:09:05.80 ID:JtrUeYc2o
伊19「提督は病気なの!?」

提督「あぁ、もう長くはないだろう」

伊58「そんなのいやでち!さっきのはうそだよぉ…」

提督「君たちがオリョクルへ行ってくれればあるいは…」

伊58「なおるでちか!?」

提督「100回ならおそらく。200回で確実だ」

伊168「ほんとうに!?」

伊19「19達もう文句言わないの!」

伊58「提督のために58達頑張ってくるでち!」

伊19「じゃぁさっそくいってくるのね!」

提督「逝ってらっしゃーい」フリフリ

加賀「鬼ね」

加賀「あれに騙されるほうも悪い気が…」


17 : 訂正 2014/12/21(日) 11:42:46.87 ID:P/6hDfyio
伊19「提督は病気なの!?」

提督「あぁ、もう長くはないだろう」

伊58「そんなのいやでち!さっきのはうそだよぉ…」

提督「君たちがオリョクルへ行ってくれればあるいは…」

伊58「なおるでちか!?」

提督「100回ならおそらく。200回で確実だ」

伊168「ほんとうに!?」

伊19「19達もう文句言わないの!」

伊58「提督のために58達頑張ってくるでち!」

伊19「じゃぁさっそくいってくるのね!」

提督「逝ってらっしゃーい」フリフリ

加賀「鬼ね」

霧島「あれに騙されるほうも悪い気が…」


18 : 訂正 2014/12/21(日) 11:52:33.81 ID:P/6hDfyio
~~~~~~~~~

榛名「提督、昼食をお持ちしました!」

加賀「あぁもうそんな時間ですか」

提督「せっかくだし冷めないうちに頂こう」

霧島「そうですね」

提督「ん?なんだかやけに質素な食事だな?」

霧島「それは以前のあの娘が……」

提督「……あぁ秋月か…」


20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 12:32:48.82 ID:P/6hDfyio
平時にこんなごうかな食事がでるはずがない
じぶんは解体されてしまうのだ
そうにちがいないとおもった

霧島「なんて不憫な…」

提督「歓迎会も兼ねて豪華な食事にしたのがあだとなるとはな…」

加賀「まさか食事を見ただけで涙を流すとは…」

提督「…まぁしばらくは食事に気を遣ってやろう」


21 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 12:36:19.19 ID:P/6hDfyio
加賀「提督、私はそろそろ…」

提督「あぁ空母艦の定例会議か」

加賀「申し訳ありません提督」

提督「構わないさ。空母艦同士の集まりも大事だ」

霧島「提督そろそろ次のお仕事が…」

提督「あぁすぐ行く」

加賀「以前話した通り私の後任には龍驤を」

提督「分かっているさ安心しろ」

霧島「それと提督、近隣の住民からこんな苦情が…」

提督「なに?あぁ…あいつか」


22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 12:38:11.79 ID:P/6hDfyio
———第二艦娘寮——

提督「俺だ、いるか?」コンコン

??「開いておるぞー」

提督「すこし邪魔するぞ」

利根「いきなり来て何用じゃ提督?」


23 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 12:42:06.70 ID:P/6hDfyio
提督「相変わらず殺風景な部屋だなぁ」

利根「余計なお世話じゃのう」

提督「お前も女だ、もっと気を遣えと…」

利根「分かった分かった。して今日は何用じゃ」

提督「苦情だ。お前宛に何通も届いている」

利根「ほほうそれで?」

提督「お前の振る舞いや格好についてだ」

提督「お前が痴女だと言われたよ」

利根「智女か…少し照れるの」

提督「照れることではないだろう!?」

利根「賢しいと見られるのはよい事では?」

提督「盛しいと見られるのはよい事!?」


24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 12:43:22.86 ID:P/6hDfyio
提督「実際お前は(下着を)穿いているのか…?」

利根「いや吐いてはないぞ?」

提督「穿いてないのか!?」

利根「別段気分は悪くない」

提督「気持ちいいと言うのか!」

摩耶「…お前ら漫才でもやってのか?」


25 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:12:13.75 ID:P/6hDfyio
利根「おぉ摩耶ではないか」

摩耶「利根、お前また出撃日誌の提出忘れてたぞ」

利根「おぉ、わざわざすまんな」

摩耶「それと提督。酒保関連の申請書と本部提出書類だ」

提督「あぁ、いつもすまんな…」

摩耶「気にすんなって水臭いなぁ」

霧島(…なんだかずいぶんと仲が良さそうね)

霧島(……むぅ)


26 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:29:31.36 ID:P/6hDfyio
—————談話室———

ワイワイガヤガヤ

龍田「なんだか妙に騒がしいわね?」

天龍「何を騒いでるんだお前ら?」

電「あ!天龍さんと龍田さん」

暁「大変なのよ!新しい子の事なんだけど…」

龍田「この間の新海域で保護した子の事?」

響「言葉がまるで通じないんだ」

天龍「…なんだって?」


28 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:33:29.86 ID:P/6hDfyio
Prinz「………」

雷「あの人よ」

龍田「お人形さんみたいでとってもかわいい子ねぇー」

天龍「なるほど、海外艦かな?」

伊勢「だれか語学堪能な艦娘がいたら良いのだが…」

金剛「ここは私の出番ネー!」

天龍「おぉ帰国子女!」

雷「金剛さんは英語がペラペラなのよね!」

初雪「あったよ!英国帰りの帰国子女!」

望月「初雪でかしたっ!」

龍田「マニアックなネタで盛り上がるのはやめなさい」

金剛「ブリティッシュな私に任せて下サーイ」

電「頼もしいのです!」


30 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:34:56.45 ID:P/6hDfyio
金剛「~~~~~~~」

Prinz「———————」

金剛「~~~~~~~?」

Prinz「~~—~~———」

金剛「イェース~~アッハッハ」スタスタ

伊勢「どうだった?」

金剛「だめだワカンネ」

天龍「もうちょっと頑張れよ」


31 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:36:23.97 ID:P/6hDfyio
金剛「うぅ~英語が通じません…」

雷「そもそも英語じゃないって事?」

龍田「ドイツ語…っぽいわね」

天龍「ならお前だな伊8」

伊8「えぇ!?はっちゃんが…?」

響「聞いたことがあるね、確かドイツ留学経験があったはず」

雷「じゃぁドイツ語もきっとペラペラね!」

電「はっちゃんさんはドイツ語が喋れるのですか!」

伊8「ま、まぁね…ペラペラだよっ!」

天龍「よっ!ドイツかぶれ!」

龍田「それほめてないから…」

伊勢「なら彼女の事は頼んだぞ」

伊8「うん!はっちゃんにお任せだよ!」


32 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:39:01.61 ID:P/6hDfyio
伊8「ぐ、ぐーてんもるげん!」

Prinz「——————」

伊8「ハラキリ?フジヤマ?」

Prinz「——~——~~?」

伊8「いぇーすシュトーレン!アハハ」スタスタ

伊勢「どうだった?」

伊8「だめだワカンネ」グスッ

天龍「お前はよく頑張ったよ…」


33 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:40:30.70 ID:P/6hDfyio
~~~~~~~~~
電「という訳なのです…」

提督「なるほど」

龍驤「でもドイツ語ができる人なんて…」

天龍「そうなんだよなぁ~」

提督『Wir bedanken uns fur Ihr Geduld.』

Prinz『…——?』

提督『Ich trage eine Person die Verantwortung』

龍驤「いや喋れんのかい!」

伊勢「おどろいたな、まさか語学まで堪能とは…」

電「でもこれでようやくわかりますね!」


34 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:41:43.25 ID:P/6hDfyio
提督『Erzahle deinen Namen bitte』

Prinz『Wo ist meine altere Schwester』

提督『Bist du ein Deutscher?』

Prinz『Wo ist meine altere Schwester?』

提督「……ふむ」スタスタ

天龍「どうだった?」

提督「だめだ分からん」

龍驤「あんたもかい!!」


35 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:48:10.30 ID:P/6hDfyio
提督『先ほどは部下が失礼をした』

Prinz『ビスマルクねぇさまはどこ?』

提督『君の名前を聞かせて欲しい』

Prinz『ビスマルクねぇさまはどこ?』

提督『あなたはドイツ人ですか?』

Prinz『ビスマルクねぇさまはどこ…?』

提督『……ふむ』

提督「という会話だったな」

龍田「言われてみればあの子の目のハイライトが…」

天龍「…どうりで死にそうな顔してうつむいてる訳だ」

暁「そりゃぁ姉妹には会いたいわよね…」

電「でもビスマルクさんならこの鎮守府にいますよ!」

提督「たしか今任務中のはず…」

龍田「ビスマルクさんはフラ級戦艦撃退任務中のはずよぉー」

伊勢「帰還してくるのは…約一ヶ月後だな」

提督「」
「「……」」


37 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 13:58:44.67 ID:P/6hDfyio
~~~~~~~~~~~

提督「霧島、この郵便物資を」

霧島「分かりました」

提督「龍驤、この書類を」

龍驤「はいはい」

??「」コンコン

提督「龍驤、開けてやれ」

龍驤「はいはいー」ギーガチャ

隼鷹「どうもー」

提督「龍驤、閉めてやれ」

龍驤「はいはいー」ギー

隼鷹「まてぇーい!!」


38 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 14:06:59.57 ID:P/6hDfyio
提督「なんだよまたお前かよ」

隼鷹「せっかく飲みに誘ってやったのにそんな言いぐさってある?」

提督「余計なお世話という言葉をこれほど感じたことはないな」

隼鷹「いいじゃん~一緒に飲もうよー」

提督「頼むから邪魔をしないでくれ…」

霧島「いい加減にしなさい隼鷹」

龍驤「せや、うちらは今仕事やってんねんから」

隼鷹「飲めば少しは成長するかもよ?」

龍驤「誰のまな板が胸やって!?」

霧島「色々落ち着きなさい龍驤さん」


39 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 14:10:12.65 ID:P/6hDfyio
隼鷹「いいじゃんお酒くらいー」プハー

提督「お前…すでに酔ってんのか?」

隼鷹「酒の一つも嗜めないで何が提督だよー」

提督「それが執務中じゃなければな」

隼鷹「一緒に酒池酒林を楽しもうぜ」

提督「酒まみれだなおい」

隼鷹「ぱぁーとやろうぜー!ぱぁーっとな!」

提督「仕事中ださっさと帰れ」

隼鷹「それでも生えてんのかー」ガハハ

提督「おい霧島つまみだしてやれ」

隼鷹「つまみまで出してくれんのかい!?」

提督「さっさとここから叩き出せ!!」


41 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 18:02:41.47 ID:P/6hDfyio
—————午後5時———

北上「遠征任務から帰投しましたー」

大井「こちらが今回の戦果です」

提督「どうもお疲れ様」

北上「あぁ~疲れたぁ…」

提督「いつもすまないな」

北上「いいっていいって、気にしないでよ」

北上「でもほんとに提督って人使い荒いよね」

提督「それは申し訳ない」

北上「これは責任とってもらわなきゃね」

提督「なぜそうなる…?」


42 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 18:06:35.06 ID:P/6hDfyio
北上「まぁあたしってば提督に一番コキ使われてる女だし」

提督「おいやめろ」

北上「都合がいい女?」

提督「もっとやめろ」

龍驤「あの…大井がものすごい形相で睨んでるんやけど…」

北上「提督のおかげですっかり私は傷物に…」およよ

大井「北上さんに手を出すだなんて…っ!」ジャキンッ!

提督「やめろ大井!誤解だ!」

大井「五回もですって!?」

龍驤「…君らコントでもやってんの?」


43 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 18:08:28.32 ID:P/6hDfyio
—————午後7時————

提督「もうこんな時間か」

霧島「すっかり日も暮れましたね」

提督「入渠ドッグから連絡は?」

霧島「現在作業の30%を終えたとの事です」

提督「引き続き作業を継続させてくれ」

霧島「わかりました」

龍驤「提督、お客さんが来とるでー」

提督「おぉ!頼んでおいた友軍か!」


44 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 18:10:08.44 ID:P/6hDfyio
足柄「初めまして提督、妙高型重巡足柄と申します」

那智「同じく妙高型重巡、那智だ」

羽黒「よ、よろしくお願いします…」

提督「来てくれて本当にありがたい。私がこの鎮守府の司令官だ」

霧島「戦力支援感謝いたします」

那智「なぁに困ったときはお互い様さ」

羽黒「精一杯支援させて頂きます!」

足柄(中々かっこいい人ね…)


45 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 18:12:30.59 ID:P/6hDfyio
足柄(うちの鎮守府の提督はおじいちゃんだからなぁ…)

提督「さっそく出撃任務をお願いしたいのだが…」

那智「了解した。どんな出撃任務なのだ?」

提督「深夜に行われる輸送船の護衛任m「ただいまぁああああ!!」」

提督「」

霧島「…はぁ」

川内「ただいま提督!」

提督「頼むからもう帰ってくれ…」

川内「艦隊が帰投したね、戦果はどうかな?」ドヤァ

提督「なんで一発も浴びずにキラキラなんだよ!」

川内「いいのいいの、そんなに褒めなくても」

提督「褒めてねぇよ!」

羽黒「提督?この子は…?」

提督「あぁ、うちの鎮守府の軽巡で…」

川内「夜戦には私も連れてってくれるんでしょう!?」

提督「頼むから黙ってくれ」


46 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/21(日) 18:17:19.01 ID:P/6hDfyio
足柄「うふふ、ずいぶんと元気がいい子ね」

那智「あぁ中々面白いやつだ」

足柄「でもだめよ川内ちゃん、提督を困らせたら」

足柄「過度の出撃は兵装にも体にも負担をかけるわ」

足柄「それに慢心は思わぬ失敗を引き起こす物で」

川内「何?おばさんは黙っててよ」

那智「あ」

提督「え?」

足柄「」

この後執務室は半壊した
その姿はまるで飢えた狼だったと人は語る
その後川内は多少はおとなしくなったという

提督「これがほんとの落ち(オチ)ついたってか」

龍驤「んなあほな」 

———————おわり—————

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