-
1 : 2014/07/23(水) 21:09:35.34 -
「あの・・・提督?次の作戦はMI作戦というのは本当でしょうか」
普段は凛とした佇まいでいる”娘”が何時に無く弱気な様子で尋ねてきた。
「ああ、まだ詳細は発表されていないがそう聞いている。やはり不安か?—赤城。」
彼女—赤城—はかつて大日本帝国海軍に所属していた航空母艦赤城の生まれ変わりと言える存在、所謂艦娘である。(艦娘についての詳細はここでは割愛する)
そして、私はその艦娘達を束ねる提督を—辺境の小さい鎮守府ではあるが—務めている。「当時と今回とでは状況が全く異なっていますし、たとえ当時と同じ作戦であってもあの頃のようにおめおめと沈むつもりもありません。ですがやはり良い記憶では無い物で、その・・・。」
トラウマであるのも仕方が無いことであった。艦時代にミッドウェー攻略作戦、通称MI作戦に参加し、大敗を喫して撃沈させられたことは非常に辛く苦い過去なのだ。
「赤城、君は艦娘になってここに着任してから今まで様々な作戦や任務を遂行してきているし、またそれでも慢心せずに厳しい鍛錬を毎日欠かさず行ってきているのも私は知っている。
それに まだ作戦の実行日まで時間はある。それまでに準備を怠らないことだ。こちらでも可能な限りよい装備を回せるようにする。夕張や開発屋の妖精達も張り切っているよ。」
「そして大勢の仲間もいるんだ。君は決して一人じゃないし、一人で全てを抱え込んでやり切る必要もない。皆と団結すればどんな任務であろうと今まで通りやり遂げられるさ。」彼女が心の弱みを露にすることは着任してから今までなかったことである。赤城はいつでも冷静で、可憐で、心も強くやまとなでしこそのものであった。—たまに頭の中で声がするらしいという不思議な娘でもあったが。
そんな彼女もいざ戦闘となれば華麗に弓矢と艦載機を操り、外見に似合わず獅子奮迅の働きをもって活躍するのだ。
その姿しか知らない私からすると慢心をするつもりが無くとも次の作戦もきっと彼女は皆を率いて成功に導くことができるであろう、と信じられる。
だから、私の励ましに嘘偽りは一切無かった。「提督・・・ありがとうございます。ところで・・・」
「ん?」
「ごは・・・あ、いえ、作戦開始はまだでしょうか?」
落ち着いたら空腹感が襲ってきたらしい。私はそれを微笑ましく感じながら腕時計に目をやる。
「なになに、ヒトサンマルマル・・・もうこんな時間か。腹が減っては戦ができんと言うしな。よし、昼食をとりに行くぞ。食後のデザートがなくなる前に食堂にいかなくてはな。準備を急げ、赤城!」
「あ・・・、ま、待ってください提督ー!」
つい口走ってしまった言葉への恥ずかしさか、昼食もしくはデザートへの期待からなのか、頬を赤くして支度をしている赤城を見守りながら、作戦の成功のためにより一層奮起することを私は固く誓った。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406117365
ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406117365/
-
2 : 2014/07/23(水) 21:14:36.66 -
艦これの赤城さんと提督のSSです。
他の艦娘も出る予定です。
地の文は次からは無し。 -
3 : 2014/07/23(水) 21:25:24.51 -
提督「それにしても」
赤城「どうしました?」
提督「着任した当初の赤城を思い出していたんだが、あの頃は赤城と仲良くなっていけるのかと心配だったよ。」
赤城「そうだったのですか。それは知りませんでした。」
提督「赤城は何一つ表情をかえること無く、淡々と任務や鍛錬をこなしていたからな。それはまるで機械・・・マシンの様だった。MVPをとっても他の子達みたいに喜んだりしないし。」
赤城「MVPを取れたからといって慢心してはいけません。浜風ちゃんではありませんが、勝って甲の緒を締めよ、ですよ。」
提督「その心がけは私も見習わなければな。君達を失わないためにも—」
赤城「ふふふ、提督なら大丈夫です。私達を率いて暁の水平線に勝利を刻み続けられますよ、きっと。私は、私達は皆あなたを信頼しています。」
提督「・・・本当に変わったな。着任当初の君だったら『当然です』と一蹴されていただろうなぁ。」
赤城「は、恥ずかしいから当時の話はもうどうでも良いじゃありませんか、もう!・・・ですが、提督」
提督「改まって一体どうした?」
赤城「提督。艦娘になった私に色々なことを教えていただき感謝しています。」
提督「本当に一体どうしたんだ。」
赤城「いえ、提督に愛されている私達艦娘は幸せだなーと改めて思っただけです。」
提督「・・・私も良い子達に—家族に恵まれ、囲まれて幸せだよ。」
-
4 : 2014/07/23(水) 21:30:27.37 -
赤城「ところで提督。」
提督「どうした赤城。」
赤城「加賀さんの着任はまだですか?他の子達が姉妹艦や大戦時の・・・相棒といった存在に出会い喜んでるのを見ると私もそろそろ加賀さんに会いたくなってきました。」
提督「うっ・・・。でも空母レシピはボーキサイトの消費が厳しいんだよなー。中々貯蓄しづらい資源なんだよね。」
赤城「空母レシピ・・・あぁ、確かにボーキサイトの消費7,000は大きいですね」
提督「・・・大型建造をしろと・・・?」
赤城「空母も戦艦も大型建造の妖精さんに依頼した方が確実性が高い、と頭の中で何かが・・・」
提督「この子ってば一体何を言っちゃってるの・・・。」
赤城「大丈夫、提督ならやれます!今なら大鳳ちゃんも出る気がします!さぁ!さぁ!」
提督「仕方がないな。じゃあ明日にでも4回分ほど大型建造を依頼してみるか。それで出ても出なくても暫くは大型建造と艦載機の開発はお預けだからな。」
赤城「さすが私の見込んだ提督です。期待していますよ!」
-
5 : 2014/07/23(水) 21:41:07.05 -
~翌日~
大鳳「そう…私が大鳳。出迎え、ありがとうございます。提督…貴方と機動部隊に勝利を!」
あきつ丸「自分、あきつ丸であります。艦隊にお世話になります。」
瑞鶴「翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です。幸運の空母ですって?そうじゃないの、一生懸命やってるだけ…よ。艦載機がある限り、負けないわ!」
加賀「航空母艦、加賀です。あなたが私の提督なの? それなりに期待はしているわ。」
提督「これは、なんというか・・・。私、ここで今年一年分の運を使った気がするんだが・・・。」
赤城「これも日ごろの行いが良かった報いですね、提督!あ、加賀さーん!お久しぶりです。やっと会えましたね!」
加賀「あら、赤城さん御機嫌よう。お久しぶりですね。またお会いできて嬉しいです。
ところで、あの燃え尽きてる提督・・・と思わしき人は大丈夫なのかしら」赤城「きっと加賀さんが着任したので嬉しくて放心してるのですよ!大丈夫です!」
加賀「そう。それならいいのだけれど。」
赤城「大鳳ちゃんもあきつ丸さんも瑞鶴ちゃんもよろしくお願いしますね!
では提督があんななので秘書官であるこの私がここの案内を致します。はぐれないように付いてきて下さいねー。」大鳳・あきつ丸・瑞鶴「は、はい!(提督(殿)が燃え尽きてる・・・)」
~そのまた翌日~
58「ていとくー!オリョールまで海水浴に行ったら加賀さんの艤装を手に入れることがてきたでち!」
提督「苦労して初めて手に入れた艦って何故かすぐにダブるんだよね。なんでかなーあれは。」
赤城「私はドロップも建造でもレアらしいですから意外と中々ダブりませんよ!」ドヤァ
-
8 : 2014/07/23(水) 22:02:23.88 -
提督「加賀さんって以前の君みたいに感情が顔に出ないから無感情な子だと思っていたら」
赤城「思っていたら?」
提督「あの子は凄く感情豊かなのだな。あまりのギャップに流石にびっくりしたよ。」
赤城「そうでしょう!加賀さんはクールな美人に見えても中身はとても可愛らしいのです!」
提督「お、おう。なんで君がそんなに誇らしそうにしてるんだ。」
赤城「友人の良さを褒められたら嬉しいですし、誇らしいものなのですよ。いやー提督も加賀さんの可愛さに気が付きましか!」
提督「なるほど、そういうものか。」
加賀「て、提督、恥ずかしいのでそういったことは私の居ないところでお願いします。・・・赤城さんも。」
提督・赤城「(顔真っ赤にして俯いてプルプルしてる・・・。か、可愛い!」
加賀「声に出てますから!」
提督「すまんすまん。それではお詫びに今夜は肉じゃがにしようか。食堂に行って頼んでくるよ」
加賀「今日の夕食は肉じゃが・・・。良いですね、気分が高揚します。」
赤城「(それでキラキラ状態になる加賀さんちょろ可愛い。)」
-
10 : 2014/07/23(水) 22:17:59.54 -
今日はこのあと1つ少ネタを投下して終了です。レスありがとうございます。大変励みになります。
ほのぼのした物語(妄想)を続けていけるように頑張ります。 -
11 : 2014/07/23(水) 22:27:10.24 -
~少ネタ編~
赤城「あ、あの提督・・・」
提督「どうした赤城。まだMI作戦のことを心配しているのか。」
赤城「関係が無いわけではありませんが、その、えーっと・・・。」
提督「珍しく歯切れが悪いな。体調が悪いのか?」
赤城「いえ、あの・・・。大型作戦が控えているのに大型建造を依頼してしまって良かったのでしょうか・・・。」
提督「なんだそんなことか。」
赤城「そ、そんなこと?」
提督「ああ、4回ほどの大型建造依頼なんて些細なことだ。世の中にはいつぞやのアップデートの折に武蔵の建造を狙って資材をマジで溶かした提督もいr・・・。」
赤城「ワー!ワー!何を言ってるんですか提督!?」
提督「なに、それより問題は作戦までに加賀の錬度を・・・艦娘の体に魂を馴染ませて本来の実力を発揮できるようにさせることだ。どうせなら共に出撃し、一矢を報いたいだろう?」
赤城「提督・・・。」
提督「まあ、その辺は私にかかってるからな。赤城も付き合ってもらおうことになるだろうが。ついて来てくれるか?」
赤城「はい!一航戦赤城、提督を勝利に導くためこの身を捧げます!」
かっこ良さげに〆てもやることは3-2-1マラソンなのです。
では、また。
-
21 : 2014/07/25(金) 01:02:57.44 -
皆さんこんばんは。想定していたよりも閲覧されてる方がおられて嬉しいやら恥ずかしいやらです。
赤城さんファンの方に応えられるようなSSを書けていけるように精進したい所存です。
では、短くて申し訳ありませんがちょこちょこと投下していきます。 -
22 : 2014/07/25(金) 01:07:59.72 -
赤城「提督。今日大本営から飛龍の改装計画書が届きました。」
提督「飛龍改二計画、か。どれ・・・。ほう、この改装がうまく行くと飛龍の戦闘能力が大幅にアップするな。」
赤城「はい。また、近日蒼龍の改装計画も固まり次第送られてくる予定のようです。」
提督「立て続けに空母二隻の改二計画の発令、か。暫く忙しくなりそうだな。」
赤城「ええ。でも提督、嬉しそうですね。」
提督「ああ。彼女達は自己の戦闘能力に悩んでいた節があるからな。これで彼女らのその悩みが解消されれば良いのだが。」
赤城「あの二人なら例え艤装が強化されても慢心して鍛錬を怠るなどということは無いでしょうしね。」
提督「赤城はどうなんだ?後輩達が先に強化される計画をうけて焦ったりしないのか。」
赤城「愚問ですね、提督。羨望の気持ちが全く無い、とは言いませんが、焦りも妬ましさも感じることはありませんよ。
後輩・・・、友人が強化されて戦果を挙げて他の皆に認められる。そして提督を勝利を助け平和にまた一歩近づくのです。良いことしかないではありませんか。」
提督「・・・部下が出来すぎていて私が焦ってしまうよ。」
赤城「私がその様に成長できたのも貴方のお陰ですよ、提督。過去の私なら”一航戦の矜持”に囚われ、後輩たちの強化を素直に喜べなかったかもしれません。
ですが、今は友人達が強くなることは心から喜べますし祝福もできます。あ、でも」
提督「でも?」
赤城「五航戦の子たちが先に強化されたら加賀さんのかわいい様子は見られるかもしれませんね。加賀さんったら、本当はあの子達のことを認めているのに素直じゃありませんから・・・あ」
加賀「失礼します。提督、只今キス島から帰投しました。赤城さん、なにやら楽しそうな話をなさってますね。私も混ぜて下さる?」
赤城「か、加賀さん御機嫌よう。大した話じゃないのよ、ただ二航戦の子達が・・・ちょ、ちょっと落ち着いて、ね?」
加賀「提督、執務中申し訳ありませんが暫く赤城さんをお借りします。」
提督「(普段冷静な赤城の焦ってる姿・・・有りだな!)・・・程ほどにな。」
赤城「提督の鬼!裏切り者ー!」
加賀「赤城さん、その様な言葉遣いははしたないですよ。提督、それでは失礼します。」
—–
提督「・・・あ、赤城の断末魔が聞こえる。ふぅ、今日も穏やかな良い一日になりそうだ。」
-
23 : 2014/07/25(金) 01:13:32.15 -
提督「なぁ、赤城。」
赤城「はい、何でしょうか提督。」
提督「今更言うのも何だが、着任したときからずっと休んでないように見えるのだが・・・」
赤城「大丈夫です。合間合間にきちんと空いた時間を作るようにしているので問題はありません。」
提督「だがなぁ、加賀さんにも言えることなんだが他のみんなから赤城に休みを与えてやってほしいと懇願されてな。
それに私にも今まで赤城に甘えて頼り切っていた後ろめたさがある。」赤城「そうでしたか。お心遣いは非常に嬉しいのですが、私は本当に大丈夫ですよ。」
提督「まぁそう言わずに。赤城、駄賃も渡すし加賀さんと一緒に街に出て楽しんできてはどうだ?
加賀さんも君に追いつこうと人一倍鍛錬を重ねてるからな。」
赤城「そういうことでしたら、お言葉に甘えましょうか。」
提督「うむ、それが良い。たまには仕事を忘れて羽を伸ばしてくるといい。
そうだな、明日から四日間ほどならとりあえず休暇を出せるだろう。」
赤城「四日間も!逆に何をして過ごせば良いのか悩みますね。・・・あっ!あの提督?」
提督「なんだ、何か不都合でもあったか。」
赤城「思えば私・・・よそ行き用の服を持っていません。艦娘になってここに着任してから、一度も街に出たことありませんから。」
提督「えっ」
赤城「戦闘着と寝巻きと自室用の普段着しか持っていませんでした。どうしましょう・・・。」
提督「君はどこまでストイックな生活を送ってきて居たんだ・・・。
この分だと加賀さんも心配になってきたな。仕方がない、ちょっと待っていろ。」
-
24 : 2014/07/25(金) 01:17:29.23 -
蒼龍「はい?赤城さんと加賀さんに」
飛龍「私達の私服を貸してあげて欲しい、と?」
提督「急に呼び立てて、不躾なお願いをしてすまないな。あと、できれば2人の休暇中に同行し、
彼女達の私服を見繕ってもらいたい。というのも、どうも彼女達はそういったことが不得手らしい。」
蒼龍「それは楽しそう・・・いや、面白そう・・・、いや、重大な任務ですね!」
飛龍「蒼龍、本音隠せてないからね。」
提督「悪いな。もし引き受けてくれるなら、彼女達の服を見繕った後は別行動をとって各々自由にしてもらってかまわない。
勿論、駄賃の他に服代も”私”が出す。」
飛龍「!提督が個人で出すということは、割と好き勝手に選んで良いわけですね!?」
蒼龍「こんなに輝いてる飛龍はあまり見たことがないよ・・・。」
提督「ああ。だがあの二人の意見もちゃんと尊重してくれよ。・・・蒼龍、飛龍、私は貴女達の働きに期待している。」
蒼龍・飛龍「ハッ!そのご期待に必ずや応えて見せましょう!」
加賀「突然呼ばれたと思ったら、なんですかこれは。」
赤城「皆さんが楽しそうで何よりです。加賀さん、お買い物楽しみですね。」
加賀「そうですね、赤城さん。あとで二航戦の子達と計画を立てましょうか。
(・・・それにしても提督と二航戦の子達の方が楽しみにしていそうね)」
-
25 : 2014/07/25(金) 01:30:06.97 -
提督「・・・というわけで、翔鶴。赤城が休養してる間は秘書艦をやってくれないか?」
翔鶴「はい。私でよければ喜んでお力になりましょう。」
瑞鶴「加賀さんたちだけ休暇でおでかけなんてずるいわ、提督さん!」
提督「すまないな瑞鶴。別の日に休暇がとれるように計らうから許してくれ。」
翔鶴「それなら提督、是非加賀さんと休暇を合わせてあげて下さいね。
瑞鶴ったら、いつも加賀さんのことを私に話してくるくらい彼女のことが気になってるらしいですし。」
瑞鶴「翔鶴姉ったら、そんなこと無いわよ!提督さんも真に受けないでよね!」
提督「ああ、そうだな。考えておこう。」
瑞鶴「もう、提督さんったら!もう!」
提督「なぁ翔鶴。話は変わるのだが。」
翔鶴「何でしょうか、提督。」
提督「素直になれない子ってなんでこう、可愛いんだろうなぁ。誰とは言わないが。」
翔鶴「ふふ、そうでしょう。私の自慢の・・・おっと。誰とは言いませんが素直じゃない子って可愛いですよね。
ついつい構ってあげたくなると言いますか—」
瑞鶴「・・・もー、ふてくされてやるんだから!」
結局、提督が翔鶴と瑞鶴に間宮さんのアイスをご馳走するまで瑞鶴はふてくされていた
-
26 : 2014/07/25(金) 01:36:08.69 -
赤城「さて、提督の計らいで休暇を頂き街に出てきたわけですが。」加賀「これはこれは・・・。当時と全く街の様子が違います。ここは本当に日本なのでしょうか。」
赤城「人も自動車も多くて目が回っちゃいそうです。」
加賀「はじめて街まで出てきましたが、今は随分とカラフルなのですね。」
蒼龍「・・・先輩方は休日は如何にして過ごしてこられていたんですか。」
赤城「そうですねぇ・・・。空いた時間は艦載機や艤装の手入れ、もしくは読書などでしょうか。」
加賀「私も赤城さんと似たような感じです。いくら私達とて流石に四六時中訓練などで体を酷使しているわけではありません。
休める内にきちんと休養を取って置くのも任務の内ですから。」
飛龍「(読書と言ってもきっと技術指南書や兵法書といったものなんだろうなぁ・・・。)」
蒼龍「("当時"の私達の搭乗員も相当な・・・だったけど艦娘になってもまさかそのノリとは。恐るべし一航戦)」
飛龍「と、とにかく今日は折角提督から頂いた特別休暇なんですから、楽しんでいきましょうね。」
赤城「ええ。二人とも、頼りにしていますね。」
加賀「蒼龍、飛龍。今日は期待していますよ。」
蒼龍・飛龍「私達二航戦にお任せあれ!」
-
27 : 2014/07/25(金) 01:51:13.98 -
今回はここまでとなります。
書きたいネタは沢山あるのですが、それを文章にするのって非常に難しいですね。
赤城さんは着任当初はよく言われている「戦闘マシーン」のようで近寄りがたい雰囲気を持っていたのが、
提督たちとなんやかんやあって今の親しみやすい赤城さんになったという妄想設定です。
が、それも含め広げてしまった風呂敷を畳めるのかどうか、早くも心配になってまいりました。
そして、そろそろイベントに向けてLV上げなども始めようと思うので次の更新は遅れそうです。
それでは。 -
30 : 2014/07/27(日) 00:56:04.44 -
皆様こんばんは。レベリングが捗らないのはきっと暑さのせい・・・ということで、更新が遅くなる・・・と言いましたが、
ディスプレイ横のねんどろ赤城さんを眺めていると思い浮かんだ少ネタを1つだけ投下してみたいと思います。
ほんとマイペース&遅筆で申し訳ない。
-
31 : 2014/07/27(日) 01:01:50.82 -
提督「それにしても夏は暑いな。こんなに暑いと何もしたくなくなるよ全く。」赤城「そうですね、提督。ですが、服装はきちんとして下さい。この鎮守府の皆を纏める身なのですから。」
提督「と、言われてもこう暑いとなぁ。赤城はその弓道着みたいな恰好のままで大丈夫なの?暑くないの?
室内にいる間はもうちょっと薄着になってもいいと思うのだが。」
赤城「薄着ですか・・・提督もやはり男性、ということなのですかねぇ。」
提督「ち、違うぞ!そんなつもりで言ったんじゃないんだからな!
というかその恰好でも袴が短くて十分に色気が・・・じゃなくてだな。」
赤城「冗談のつもりだったのですが。というより普段からまさかそのようなことを考えておられたとは。」
提督「暑さを紛らわせるための冗談だよ。・・・なんで離れるんだよ!本当に冗談なんだからね!?」
赤城「なんでツンデレ風なんですか。まぁ冗談は置いておきまして」
提督「おう。」
赤城「いつ緊急の出撃要請があるかわかりませんからね。万が一の時に、すぐに出撃できるように備えているのです。」
提督「その心構えはさすがだが、無理をして倒れるようなことになってもらっては困るぞ。」
赤城「大丈夫です。この服装でも問題はありません。寒暑に振り回されて愚痴をこぼすのは未熟者の証です。
あるがまま受け入れその状況になりきれば、むしろその苦悩に立ち向かう最大の対処法なのです。」
提督「か、格好いい・・・と思ったけど途中から何を言ってるのかちょっと意味がわからないよ。」
-
32 : 2014/07/27(日) 01:12:56.20 -
鳳翔「失礼します、提督。あら、赤城さんもこんにちは。」提督「やぁ、鳳翔。何かあったのか?」
鳳翔「今年の夏も大変暑いので、出撃中に熱中症で倒れる子が出ないようにするために何か対策が無いかと考えていたのですが。」
提督「ほう。それで何かいい案は浮かんだのかい?」
鳳翔「妖精さんとも話したところ、兵器格納庫に余ってる零戦52型のプロペラを
別の専用の物に換装すれば良い送風機代わりになるとか。」
提督「奇想天外な艦載機の使い方だな・・・。52型の妖精さんはそれでなんと?」
鳳翔「それが、最近は烈風の数が揃ってきたこともあって、52型の妖精さん達が暇で仕方ないから丁度良いと。」
提督「まぁパイロットの妖精さん達が良いと言うなら良いのだが。」
赤城「なるほど、その送風機仕様の零戦52型を私達の4スロット目に装備するのですね!」
鳳翔「ええ。出撃の際に特に4スロット目が少ない空母—例えば蒼龍さん・飛龍さんまたは龍驤さん等ですね—
に装備させればそれだけで艦隊全体が十分に冷をとれるようになります。」
赤城「素晴らしい!それは是非導入すべきです!・・・( ゜д゜)ハッ!」
提督「よし、それじゃその案は採用しようか。熱中症で倒れられるとシャレにならんからな。
それに赤城も珍しくはしゃいでるし、進言をありがとう、鳳翔。」
鳳翔「どういたしまして、提督。赤城さんにも喜んで頂けたようで良かったです。」
赤城「違うんです提督!これは他の子達のことを思ってのことであってですね。」
提督「赤城、私は安心したよ。君も・・・艦娘と言えども私たちと同じなんだな。」
赤城「な!わ、私が今まで暑いのをやせ我慢していたと!?」
提督「違うよ。ただ、皆と同じように暑さを感じ、また寒さも感じることができることがわかった。そして、そうであっても、
日々の鍛錬の結果なんだろうな・・・、暑さ・寒さに左右されない君の凄さを実感したよ。」
鳳翔「そうですねぇ。常に自然体で、そして冷静で且つ堂々と任務に従事するその姿は、
皆の規範となるものであり頼りになります。さすがは一航戦といったところでしょうか。」
赤城「提督は突然恥ずかしくなるようなことを真顔でおっしゃいますね・・・。それに鳳翔さんも元一航戦ではありませんか。」
鳳翔「うふふ、そうでしたね。」
赤城「うぅ、褒められてるはずの私が何でこんなに恥ずかしい思いをしないといけないんですかぁ・・・。」
提督「なに、愛されてるってことさ。何も問題ない。よし、今日は赤城の可愛いところをまた一つ知ったところで夜はパーッとやるか!」
鳳翔「かしこまりました、提督。それでは私は準備をしてきますね。」
赤城「・・・提督?お財布の準備はいいですか?」
提督「ハッハッハ!任せ給え!・・・程々にお願いしますね、ほんと。
あ、他の艦娘を全員呼ぼうとしないで下さいお財布が空になってしまいます。」
赤城「うふふ、どうしましょうかねー?」
-
33 : 2014/07/27(日) 01:28:43.29 -
提督「はぁ、飲み過ぎたかな。」赤城「ご馳走様でした、提督。」
提督「いや、あれで赤城が機嫌を直してくれたのならお安い御用だよ。楽しめたか?」
赤城「えぇ。それはもう、十二分に。」
提督「それにしても飯はそこそこに、デザートばかり頼んでたな。
見てるこっちが胸やけしそうで飯が満足に喉を通らなかったよ。今頃また腹が減ってきたんだけど・・・。」
赤城「提督は、甘いものが好きな女の子はお嫌いですか?」
提督「とっても可愛いと思います!好きです!」
赤城「と、突然おかしな事を仰らないで下さい・・・。」
提督「・・・飲みすぎて酔ったせいだな。気にするな。」
赤城「はいはい、そうですね。」
提督「赤城。昼の話の続き・・・というわけでは無いのだが、無理はしてくれるなよ。」
赤城「え?」
提督「もし赤城が無理をして倒れでもすると、私はきっと冷静で居られなくなるだろう。
だから、そうなる前に・・・何かあったら私に言ってくれ。」
赤城「はい、大丈夫ですよ。私はこれでも成長しているつもりです。無駄なやせ我慢なんてしませんよ。
私が休養しても、頼れる子達がここには居ますからね。」
提督「そうだな。—あぁ、虫の音が綺麗だ。」
赤城「—月が、とは仰らないのですね。」
提督「・・・お前も酔っているな赤城。今日はそろそろ休もう。」
赤城「ふふふ、そうですね・・・。ところで提督?」
提督「なんだ?」
赤城「外で鳴いている虫の鳴き声を屋内で聞くと風情がありますが、家のなかで泣かれるとチョーうるさいんですよね。
特に部屋の前の戸にくっついて鳴くキリギリス。流石の私もあれはちょっと我慢が出来ません。」
提督「お前思った以上に酔ってるだろ。ムードがぶち壊しじゃあないか。」
-
34 : 2014/07/27(日) 01:40:02.88 -
今回はここまで。食いしん坊設定・・・的なことは生かしたいですが、加減が難しそうなので中々書けないでいます。
書いたとしても、一航戦の二人だけで鎮守府を破綻に追い込むような食欲の持ち主にはならないかと思います。
零戦52型扇風機はAmazonで見かけてネタに出してみました。「可愛いけど回すと離陸していきそう」っていうレビューがツボでした。
妖精さんは可愛いですから、仕方が無いですね。
ちなみに私は12.7㎝連装高角砲の妖精さんと一緒にいる鳥みたいな生物が好きです。
それではまた。 -
36 : 2014/07/27(日) 11:45:52.86 -
そうですね、後付になりますが室内は冷暖房完備されていて、今回の話は屋外・・・出撃の際でのことということでお願いします。
そしてご都合主義になりますが、零戦52型扇風機は不思議パワーで冷風機代わりになるということにしときます。
ご意見(?)ありがとうございます。しかし実際のところ、艦娘達の服自体が某ネコ型ロボット漫画に出てくるテキオー灯みたいな効果があっても不思議じゃないですよね。
[テキオー灯とは]
22世紀の未来において宇宙の様々な天体に進出した人類が、大気・温度・重力などが地球と著しく異なる環境で活動するために開発された道具。この光線を浴びれば、24時間は高水圧の深海や、宇宙空間、どんな状況下のいかなる星でも、特別な装備無しで地上と全く変わりなく活動できる。酸素の無い所でも呼吸ができ、潜水服も宇宙服も必要とせず、暗い深海でも昼間のように明るく見える -
41 : 2014/08/04(月) 00:56:51.57 -
提督「とうとうきたか・・・。」赤城「どうかしたんですか?」
提督「おう、赤城!聞いてくれ、先ほど工廠から連絡が入ったのだがついに我が鎮守府で大和型の建造に成功したんだ!」
赤城「ついにですか。おめでとうございます、提督。」
提督「ああ、ありがとう!まだ大和か武蔵かわからないらしいが・・・今夜は歓迎会も兼ねて宴会だな!」
赤城「良いですね、気分が高揚します!」
提督「加賀さんか!」
加賀「—呼びましたか?」
提督「わぁ!?急に背後から現れないでくれ・・・びっくりしたなぁもう。」
赤城「加賀さん、今日は新しくここに着任する大和型の子の歓迎会で宴会だそうです。」
加賀「そうなのですか。大和さんか武蔵さんか、ですね。お会いするのが楽しみです。」
提督「どんな子だろうなー。どちらにしても次の作戦では大いに力になってくれそうだ。」
加賀「・・・作戦の決行まであまり日がないとのことですが。実践に耐えうる程度にまで鍛え上げる時間はあるのかしら?」
提督「あっ」
赤城「せ、せめて改造できるまでには練度を上げておきたいですね。」
提督「そ、そうだな。改造できるレベルは確かこの資料に記載されて・・・。」
資料「要Lv60」
提督「よし、今夜の宴会では大いに飲むぞ二人共。」
赤城「はい、お伴させていただきます。」
加賀「あの、二人共?なに見なかったことにしてるんですか。両手で目を覆って何も見てないとアピールしてもだめです。」
-
43 : 2014/08/04(月) 01:18:19.05 -
皆様こんばんは。生存報告ついでに少ネタ投下でした。まだ暫く落ち着かない日が続くので更新は滞り気味になります。
読んでくださる方がおられるみたいなので、非常に申し訳ないです。
今日の分は、気分転換に大型建造をしたところ大和さんがきてくれたのでその時の様子でした。LVあげ、間に合わないです!
最深部の攻略を進める頃にはどうにかしたいですがはたして・・・。公式4コマ・・・存在は知っていましたが、未だ読んだことがなかったりします。落ち着けるときに読んでみます。
加賀さんは暖かくて柔らかそうですよね。冬はそのままで、夏は冷房が効いた部屋で抱きついて過ごしていたいです。勿論赤城さんとも。
冷風機仕様の52型は妖精さんの謎技術によってできたプロペラで飛べると同時に冷たい風が云々ということでどうかっ
-
47 : 2014/08/13(水) 19:50:00.99 -
こんばんは。皆様イベントは如何でしょうか。今日も極短いながら投下していきます。
++++++
提督「とうとうAL/MI作戦決行の日が決定した」
赤城「!・・・ついにきましたか」
提督「ああ。AL作戦の旗艦は龍驤に、そしてMI作戦では赤城、君にお願いする」
赤城「はい。承知いたしました。—ふふ」
提督「どうかしたか?」
赤城「いえ。ただ、おかしなことかもしれませんが・・・、以前は正直なところ畏怖さえ感じていたMI作戦だったのですが今はなんだか楽しみにさえ思います」
提督「そうか。君は過去のトラウマを克服しつつあるのだな」
赤城「そうなのでしょうか。もしそうだとしたら提督のお陰ですね。ありがとうございます」
提督「私は特別なことは何もしてはいないさ。赤城自身の努力と、他の仲間達のお陰だろう」
赤城「そうですね。でも、確かに提督のお陰でもあるのです。提督は私だけではなく皆の心の大きな支えになっているんですよ。ご存知ありませんでしたか?」
提督「本当にそうであれば嬉しいけどプレッシャーだな。下手な失敗が出来なくなるじゃないか」
赤城「うふふ」
提督「・・・赤城。絶対に帰ってきてくれよ。赤城だけではない。私は誰も失いたくない。今回の作戦は非常に厳しい物になるだろう。だから・・・」
赤城「大丈夫です。無茶はしません。私も、他の皆も貴方とこの場所が好きなんです。必ずここに帰ってきますよ」
提督「・・・」
赤城「だから貴方は笑顔で皆を見送り、そして迎えて下さい。それだけで私達は元気になれますから」
提督「そうだな。司令官たる私がしっかりしないことには示しがつかないな。すまない赤城。君にはいつも不甲斐無いところばかりを見せてしまう」
赤城「いいえ、構いませんよ。私も弱みを見せるのは貴方にだけですから」
-
48 : 2014/08/13(水) 19:54:14.70 -
~~~龍驤「今回の作戦のことで呼ばれたのに、司令室であんなイチャイチャされたら入れへんやんけ!あれはまだおわらへんのか!」
加賀「全くです。たかが深海棲艦程度に私たちがやられる筈がありません。頭に来ました」
龍驤「いやいやいや。何が『全くです』やねん。うちそんなこと言っとらんで!そっちやなくてやな—」
隼鷹「まーまー。青春って感じでいーじゃん。今度酒の席でいじってやるネタができたってもんさ~」
蒼龍「二人とも微妙に鈍感だったりズレてたりするから私たちが後押しして進展させてあげないとね!」
飛龍「ええ!二人がいちゃついてる間に二人をくっつける作戦を立てちゃおう!」
龍驤「みんなフリーダム過ぎるやろ!・・・なぁ、あの二人の馴れ初めってどんな感じなん?」
加賀「それは私も気になります」
隼鷹「この中で一番の古参の私が教えてしんぜよう。それはだねー・・・」
提督「・・・扉の前が騒がしいのだが一体何をやってるのやら。さて、かわいい皆のために気合を入れなおすか」
赤城「えぇ。是非そうしてください。その間に私は楽しそうにしてる子達を呼んできますね。みなさーん、楽しそうに何のお話をしてるんです?」
加賀「あら赤城さん。提督と赤城さんのことで少し—」
蒼龍「うわーっ!な、なんでもありません赤城さん!」
飛龍「そ、そうだ、今回の作戦のことでみんなとちょっと—」
提督「ありがとう赤城。ありがとうみんな。私の方が皆から支えられているのだから。—さて、みな集まったな。今回のAL/MI作戦についてだが—」
-
49 : 2014/08/13(水) 20:02:31.86 -
今回はここまでです。疲労抜き&入渠時間中を利用して書き溜めしていきたい所存です。
いつもレスありがとうございます。非常に励みになります。
うちの大和さんですがE-6までに改になればいいかな、と思ったけどE-2が地獄過ぎて参りました(白目)某動画サイトで中間棲姫と空母棲姫のボイスを聞いちゃいましたがあれは反則でしょう・・・。妄想が捗りますね。
では。 -
51 : 2014/08/21(木) 20:59:42.52 -
皆さんこんばんは。いつもありがとうございます。
今更ですがねんどろいどでくまのん、鈴谷、龍驤、401がその内発売しそうな感じですね。
ねんどろはフィギュア類を始めて買わされることになった赤城さんと、一航戦ペアの加賀さんだけにしとく予定だったのに・・・。
それでは今夜もイベント関係の小ネタを少量ですが投下していきたいと思います。 -
52 : 2014/08/21(木) 21:05:34.91 -
~AL方面~龍驤「・・・はぁ・・・」
隼鷹「アハハハ。まさかこうなっちゃうなんてねぇ。これには流石にびっくりだよ~」
龍驤「なんか色々めっちゃ疲れたわ・・・」
ビスマルク「あら良いじゃない。そんなに懐いてるんだし、もう襲ってきたりなんてしないでしょ」
Z3「よしよし・・・」
暁「龍驤さんとマックスばっかりずるーい!私もなでなでするんだから!」
神通「暁ちゃん、そんなに大声出すとびっくりさせちゃいます」
暁「ご、ごめんなさい。・・・なでなで。えへへ、可愛いわね」
ビスマルク「フフフ、可愛い子供達ね」
神通「そうですね。見ていてとても微笑ましいです」
龍驤「大丈夫なんかこの艦隊は・・・。アカン、もう突っ込む気力もわかんわ」
北方棲姫「オネェチャン・・・。ヤッパリワタシハイテハイケナイソンザイナノネ・・・」
Z3「龍驤、相手は深海棲艦と言えどこんなに小さな子供まで泣かせるのはどうかしらね」
龍驤「泣いてへんやん!っていうかうちがおかしいんか!?こうなったらもうヤケや!ほらほら零戦やでー。どうやかっこええやろー!」
北方棲姫「ワーイ、カッコイイー!ブーンブーン」
隼鷹「良い笑顔だねぇ。やっぱり子供はこうでないと」
龍驤「ゼェゼェ・・・。道中散々苦労させられたおもたら最後にこれや。あぁ、MI組は大丈夫なんやろか・・・。
おっと、提督に無線で連絡しとかなアカンなぁ。—もしもし、キミ?うちやけど・・・って誰がおれおれ詐欺やねん!
はぁ、もうなんでうちがこんな疲れなあかんねん・・・。いや、なんでもないで。こっちの話や。あのな、作戦のことやねんけど—」 -
53 : 2014/08/21(木) 21:10:26.22 -
~少し時は遡りMI方面~赤城「・・・おかしいですね」
加賀「ええ。あまりにも簡単に事が進みすぎです。—今のところは、ですが。」
比叡「うーん・・・不思議ですねぇ。だいぶ最深部には近づいてる筈なんですが」
榛名「何か良くない予感がします。このまま先に進むべきなのでしょうか・・・?」
蒼龍「途中で交戦した"中間棲姫"や"空母棲鬼"と名乗っていた深海棲艦が早々に撤退したことがやはり気になりますね」
飛龍「・・・ですが、ここまで来たからにはそのまま攻め込んでしまったほうが良いかもしれません」
赤城「そうですね。このまま身を引き締めて先に進むことにしましょう。—それで良いですか、提督」
提督『ああ。ALの連中も順調に進んでるようだ。だが、くれぐれも気をつけて欲しい。こちらでも支援艦隊を送ったが、この先も何があるかわからん』
赤城「大丈夫です。いざという時は全力で撤退しますので。」
提督『わかった。それでは引き続き武運を祈る』
赤城「はい、お任せ下さい。では皆さん、参りましょうか」
-
54 : 2014/08/21(木) 21:16:22.08 -
+ + +
+ +
+赤城「・・・」
加賀「赤城さん?どうかしました?」
赤城「いえ、何でもありません。大丈夫です」
加賀「・・・中間棲姫と空母棲鬼のことではありませんか?」
赤城「・・・彼女達はずっと私と加賀さんを見て笑みを浮かべていました。こちらの攻撃を受けても尚・・・」
加賀「・・・」
赤城「彼女達は私達に何を伝えたいのでしょうか」
加賀「それは・・・この先に罠が仕掛けられているからかもしれません。私達が誘導されている可能性は高いでしょう」
赤城「それだけでは無いような気がするんです。彼女達のあの赤い瞳にはもっと色々と複雑な感情が込められている気がして。—あなた達が一体何を考えているのか、教えて頂けませんか?」
空母棲姫「コレカラシズムモノガ・・・ナニヲシッタトコロデ・・・。オトナシク・・・ヒノ…カタマリトナッテ…シズンデシマエ……!」
加賀「現れましたね。あなた方が何を考えているのかはわかりませんが—私達も”この様な場所”ではまだ沈むことができませんので全力でいかせて貰います」
蒼龍「そうそう。ミッドウェーは因縁の場所とか戦いとかなんとか言われているし、うちの提督も気を使ってくれていたけれど」
飛龍「私達は復讐のために戦っているわけじゃないわ。だから因縁があろうと無かろうと、こんなところで躓いてる暇なんて無いのよ!」
赤城「折角言葉を交わせるというのに結局は戦うことになってしまう・・・それは悲しいことですが手加減など致しません。比叡さん、榛名さん。私達空母の4人が敵の艦載機と周りの取り巻きをどうにかします。
だから貴方達は敵の親玉、空母棲姫に攻撃を集中して下さい」比叡「わっかりました!任せてください!」
榛名「はい!勝利を貴方達と提督に!」
赤城「ありがとうございます。それでは皆さん、行きますよ。—艦載機のみなさん、用意はいい?第一次攻撃隊、発艦してください!」
-
55 : 2014/08/21(木) 21:21:00.96 -
+ + +比叡「・・・どうしてこうなるんですかぁ!」
榛名「榛名は大丈夫です!でも提督は大丈夫じゃないかもしれません・・・」
空母棲姫「大人しく私の負けを認めるわ。それに私が知ってることは全て洗いざらい吐いてあげたじゃない。だから私を捕虜としてあなた達の鎮守府に連行して丁重に扱いなさい!」
加賀「はぁ・・・頭痛がしてきました」
飛龍「MI作戦の最後のオチがこうなるなんて・・・。一寸先は闇ってよく言ったものね・・・」
蒼龍「しかもAL/MI作戦がまたも敵に筒抜けで敵の別働隊が基地に向かって進撃してるだなんて・・・」
赤城「あの・・・皆さん、なんかすみませんでした・・・」
加賀「いえ、赤城さんのせいではないです。私もまさかこのような事態になるとは思いもしませんでしたし」
-
56 : 2014/08/21(木) 21:26:38.76 -
~回想中~空母棲姫「フフフ。コレデ・・・カッタト……オモッテイルノカ? カワイイナア…—ナンドデモ…クリカエスノヨ…カワラナい…限り…」
赤城「・・・変わらない限り、ですか。これでも私は結構みんなから変わったと言われているんですけどね」
空母棲姫「ふん・・・お前は一体何を言っている・・・」
赤城「例えばですね、実は最近・・・お恥ずかしながら甘味・・・いえ、デザートなるものにはまってしまいまして・・・」
空母棲姫「・・・え?」
赤城「そのことを知った提督はなぜか自分の用に喜んでくださって。『あの赤城が戦いの他に夢中になれるものができたか・・・』なんて言いながら涙ぐんですらいたんですよ」
空母棲姫「・・・いや、そういうことじゃなくて・・・」
赤城「そして、実はこの戦いが終わったあと、提督が祝勝パーティーをしようと言ってくださったんです。その際には間宮さんが腕を奮ってデザートのフルコースを振る舞ってくれると・・・」
空母棲姫「ず、ずるいわ!・・・実は私は赤城であって加賀なのよ・・・」
比叡「な、ナンダッテー」
榛名「それには全くキガツキマセンデシタ!」
空母棲姫「あなたたちだって一歩間違えば・・・色々な思念に囚われて私みたいになっていたのよ!だから私にも『でざ~と』というものをよこしなさい!いえ、少しでいいので食べさせて下さい!知ってることはなんでも話しますから!」
蒼龍「・・・どうしますかこれ」
加賀「・・・ハァ」
赤城「あら?・・・あら?」
~回想糸冬~
加賀「・・・まぁ提督がどうにかしてくれるでしょう」
比叡「ヒエー!提督に丸投げだー!」
-
57 : 2014/08/21(木) 21:39:45.31 -
短いですが今回はここまでです。今回のイベントの北方ちゃん、中間さん、空母さんの3人はみんな可愛いですね。触れ合いたいものです。
空母さんが姫なのに「 ナンドデモ…クリカエス…カワラナい…限り…」と言ってもらったのは故意です!
空母姫は中間さん撃破のあとに彼女の魂とかなんやらを吸収して空母棲鬼が姫に進化した感じなんでしょうか。
戦闘描写がどうしてもうまく書けなかったので落ち度しかないようなキャラにしてしまったのが少々心残りです。少々。
E-6は余裕でまだボスにすら辿りつけていないところです。しかし、このSSの舞台の鎮守府ではきっとクリアしたことになるでしょう。
(このSSの)リア充提督爆発しろ!
というわけでごきげんよう。 -
58 : 2014/08/23(土) 07:17:30.60 -
みなさんこんにちは。E-6のクリアの目処が全く立たないのでSS投下です。
SS内のE6イベントはもうこれで終わらせてしまう予定です。クリアに合わせたかったけど本気で目処が立たないので・・・。 -
59 : 2014/08/23(土) 07:20:33.36 -
提督「どうしてこうなった」吹雪「顔色が悪いようですが大丈夫ですか?司令官」
提督「大丈夫だ。問題ない」
吹雪「(うわ、なんかダメそう)」
提督「・・・さて、先ほど作戦を完了させた赤城たちから通信が入ったのだが、敵さんの別働隊がこちらの近海で不穏な動きをしているそうだ」
吹雪「そんな・・・本当ですか司令官!?」
提督「あぁ。情報の出所は赤城たちが捕虜にした深海棲艦から、ということらしい。」
吹雪「捕虜?それって一体・・・って、司令官。敵の・・・深海棲艦からの情報なんて信じられるんですか!?こちらを混乱させる作戦かもしれませんよ!」
提督「私も信じ切っているわけじゃないが、警戒を一層強めるに越したことはないよ。」
吹雪「それは・・・確かに。あれ?ちょっと気になったことがあるんですが」
提督「なんだい?」
吹雪「情報の出所は深海棲艦と仰いましたよね」
提督「うむ。赤城はそう言っていたな」
吹雪「人の言葉が話せて、恐らくは末端には知らされていなかったであろう作戦を知っている深海棲艦・・・」
提督「か、考えすぎじゃないか吹雪。・・・ピヒュ~ピヒュ~」
吹雪「口笛ふけてませんよ司令官・・・はぁ、何か厄介ごとを抱え込んでしまったようですね・・・」
提督「すぐにわかることだし言ってしまっても良いか。—実は龍驤達が北方棲姫を、赤城たちはなんとの幹部の一人と思われている空母棲姫を捕虜にしたらしい。」
吹雪「大物じゃないですか!というかうちにつれてきて大丈夫なんですか?」
提督「それが捕虜は2人とも龍驤達と赤城達それぞれに妙に懐いてしまっているらしい。演技の可能性も否めないが・・・」
吹雪「えぇー・・・えぇー・・・」
提督「さて、そろそろ迎撃の作戦を練って艦隊を組むか。・・・まーた戦艦棲姫がいるのか。あいつもしつこいなぁ・・・」
-
60 : 2014/08/23(土) 07:22:30.20 -
~時が進み場所もかわってE-6最終マス~戦艦棲姫「クッ!侵攻空母機動部隊はナニヲシテイル!イクラナンデモテキのシンコウをユルシスギヨ!」
ル級「・・・!・・・!」
戦艦棲姫「ネガエッタデスッテ!?ソンナバカナ!イッタイナゼ・・・」
大和「どうやらそちらは大変なことになってるようですね・・・どうしますか?このまま続けますか?」
戦艦棲姫「・・・チ、ココハヒイテアゲルワ・・・。ダガ・・・ツギニアッタトキニハキット—」
大和「・・・ふぅ。なんとか終わったようですね。でも、折角の初陣でしたのに、なんだか拍子抜けです・・・」
長門「私も久々の出撃だったが、まぁ無駄な戦闘をせずに済んだことは良しとしようじゃないか」
鈴谷「あーつっかれたー。ねー熊野、帰ったら何するー?」
熊野「鈴谷!あなたはもう少し淑女らしくお淑やかな振る舞いをですねー・・・」
千歳「皆さん、お疲れ様でした。それでは鎮守府に帰投しましょうか。千代田も大丈夫だった?」
千代田「私は大丈夫だったけど・・・はぁ、千歳おねぇの勇姿があまりみられなかったなぁ・・・残念」
~E-6・完!~
-
61 : 2014/08/23(土) 07:29:23.94 -
*なんやかんやあって北方棲姫と空母棲姫が鎮守府に着任しました!*(以下北方棲姫→北方姫・空母棲姫→空母姫)提督「ところで赤城。件の空母姫と北方姫は大人しくしてるのか?」
赤城「はい。今のところは何も問題は起こしていないようです。皆と打ち解けて仲良くやっているみたいですよ」
提督「そうか。上の連中も適当だよなぁ。特に処分もなくうちで面倒を見ろだなんて」
赤城「得体の知れないものを手元に置いておくのがまだ怖いということもあるのでしょう。それならばいっそ大人しくしてくれている場所で飼い殺しすれば、と」
提督「やっぱり厄介ごとを押し付けられてるよなぁ・・・。まぁみんなと仲良く出来てるなら何よりだ」
赤城「えぇ。一時はどうなるかと思いましたが、それも杞憂だったようです。おや?誰か来るようですね」
空母姫「提督、入りますよ!」
提督「入る前に扉をノックくらいしてくれよ。それで何だ?」
空母姫「あら、二人の邪魔をしちゃった?ごめんなさいね。若いお二人ですものね。邪魔者はクールに退散するわ、オホホホ—」
提督「あいつは一体何しにきたんだ・・・」
赤城「そういえば、最近はスイーツ関連の本を読むのが趣味だそうですよ」
提督「本当に自由な子だねあの子・・・ん?今度はキチンとノックが。誰かな・・・—入りたまえ」
北方姫「・・・オトウサン・・・シツレイシマス・・・」
提督「は!?突然どうした!?」
北方姫「ソーリュウオネエチャンガ・・・テートクヲ・・・オトウサンッテヨブト・・・ヨロコブッテ・・・」
提督「蒼龍の仕業か。でも一体なぜ・・・」
北方姫「・・・ネェ・・・オカアサン。レップウ・・・チョーダイ?」
赤城「う・・・純粋な瞳で上目遣いとは・・・侮れませんね・・・」
提督「・・・とりあえず、ちょっとまちない。赤城、烈風をあげようとするんじゃあない!それ作るのにどれだけ苦労したかわかってんの!?」
北方姫「・・・オトウサン・・・ダメ?」
提督「・・・あとで妖精さんに模型作ってもらうように頼むから今しばらく我慢しなさい・・・。あと、赤城をお母さんと呼んだことも蒼龍の入れ知恵か?」
北方姫「ウン。アトハ・・・ヒリューオネエチャンカナ。ソレヨリ・・・レップーノモケイ・・・タノシミ!アリガトウ、オトウサン!」
提督「あぁ、笑顔が凄く眩しい」
赤城「お母さんと呼ばれて甘えられると、つい甘やかしてしまいそうになります・・・。特にこの子は、身寄りがないようなものですから」
提督「私もちょっと負けそうになったが・・・そうか、これがあいつらの狙いか!私達が困ってるのをどこかで見て楽しんでるなっあの二人!」
~~~
蒼龍「うーん、狙いとは違うなぁ」
飛龍「もっと、こう、赤くなる二人を想像してたんだけどな~」
-
62 : 2014/08/23(土) 07:34:41.44 -
今回はここまでです。空母棲姫の口調が微妙にぶれているのは空母棲姫の中で赤城さんと加賀さんの魂が同居している感を仄かに匂わすためです(小並感)
あ、連合艦隊の描写がないのは出てくるキャラ数多いとどうも話を練ることができなかったからですすみません!といったところで、ごきげんよう。
-
63 : 2014/08/29(金) 18:37:13.49 -
皆さんこんばんは。イベント終わりましたね、お疲れ様でした。
土曜日から空き時間はすべてE6~7~8に費やしてしまうという濃厚なイベント消化タイムを過ごしていたので全く書き溜めができてしません・・・
更新まで今しばらくかかりそうです申し訳ない。以上、一応生存報告でした。
あとどうでもいいことですが、動画で見ただけですが目覚まし時計の赤城さんにノックアウトされました。では。 -
65 : 2014/09/01(月) 03:32:07.48 -
こんばんは。私事ですが最近某密林でねんどろ加賀さんを予約しました。やったぜ。
待ってくださってる方がいるようなので、思いのほか妄想が捗りました。あとは文にするだけなのですが・・・
では、時系列バラバラですが赤城さんの休暇話の続きを投下していきます。
>>26続きからです -
66 : 2014/09/01(月) 03:35:24.95 -
蒼龍「まずは服を見に行きましょう。お二人ともおしゃれ着を持っていないということでしたが」赤城「お恥ずかしながら・・・。だいたいジャージが優秀なのが悪いんです!」
加賀「丈夫ですし、機能性にも優れていますからね。非常にリラックスできる衣装です」
飛龍「そ、それはそうなんですけど。でも、お二人は折角綺麗でスタイルも良いんですから、たまにはおしゃれしないともったいないですよー」
蒼龍「そうそう!なので、今日は私達がしっかりとお世話させて頂きますね!」
赤城「はい、よろしくお願いしますね」
加賀「なぜかわかりませんが、なんだか少し心配です・・・」
++++++
飛龍「いやー久々に燃えたわ!」
蒼龍「うんうん!素材が良いだけに責任重大な任務だったけど、これなら提督もきっと満足するわね!」
加賀「服を買っただけなのに疲れました。まるで着せ替え人形の気分でしたよ」
赤城「でも加賀さん、とっても可愛かったです。今着てる服も勿論お似合いですよ!」
加賀「か、かわ・・・。ありがとうございます」
赤城「でも、下着まで買わされるとは思いませんでした」
蒼龍「勝負下着と言う言葉(?)があるほど下着は大事なんですよ、赤城さん!」
飛龍「見えない箇所にも気を使ってこそ女の子というものです!提督もきっと喜んで下さいます!」
加賀「(見えない箇所と言っても透けてるのはどうかと思うけれども。・・・というか提督が喜ぶということは見せる前提なのかしら)」
飛龍「とにかく!赤城さんと加賀さんをきちんとコーティネートすることは私達が提督から依頼された任務なんですよ。それを疎かにできましょうか?いやできません!」
蒼龍「ウンウン」
赤城「そ、そうなのですか」
加賀「(二航戦の目が怖いわ)」
蒼龍「まぁ、提督から今日のお金は預かってるので予算に関しては心配無用です。次に行きましょう!」
-
67 : 2014/09/01(月) 03:38:32.36 -
蒼龍「それでは、お二人にファッションの心得を理解していただけたところでお昼にしましょう」飛龍「場所についてはご心配なく!私達できちんと良さそうな食事処を予め調べておきましたので、大船に乗ったつもりで着いてきて下さい!」
赤城「そういえば、もうそろそろお昼時でしたね。どこに連れて行ってもらえるのでしょうか。楽しみですね、加賀さん」
加賀「はい、赤城さん」
++++++
赤城「これは・・・噂に聞くバイキングというものですね!」
蒼龍「はい!和食、洋食、スイーツ、飲み物、なんでもござれです!残念ながら制限時間はありますが」
加賀「おぉ・・・あそこに見えるのはボール一杯の・・・ゼリーやムースでしょうか?良いですね」
飛龍「加賀さん加賀さん、ボールごと持ってこないで下さいね」
加賀「ふふふ、それくらいわかってますよ」
飛龍「(甘味を見て目を輝かせてる・・・。こんな光景、普段見られないけどすごく女の子らしくてかわいいなぁ」
赤城「加賀さんはいつでも乙女で可愛らしいんですよ?それに気がつけないなんて、提督もですけど飛龍ちゃんもまだまだ甘いわね!」
飛龍「そうなんですか!?その話をもっと詳しく・・・ってしまった口に出てしまってた!すみません加賀さんゆるしてくださ—」
加賀「さぁ、皆さんはやく食事をとりにいきましょう」
飛龍「・・・良かったぁ、心ここに在らずで聞こえてなかったみたい・・・」
蒼龍「こっちの会話が聞こえてないくらいはしゃいでる加賀さん可愛過ぎます」
加賀「蒼龍、聞こえてますよ。帰ったら少しお話しましょう」
蒼龍「なんで私の声だけ聞こえてるのー!?」
-
68 : 2014/09/01(月) 03:43:56.85 -
~食後!~加賀「やりました」MVP
赤城「上々ね」MVP
蒼龍「2人ともご飯はそこそこに、ほとんどスイーツしか食べてなかったような気が・・・」
飛龍「でも喜んでもらえた様で良かったです。実はお二方がどのような料理が好きなのかわからなかったので、バイキングは苦肉の策だったんですよね~」
赤城「気を使って頂いてありがとうございます。お二人のお陰でとても楽しいですよ」
加賀「たまには羽を伸ばすというのも悪くないものですね。今日はとても素晴らしい時を過ごせています。二人ともありがとう」
蒼龍・飛龍「「赤城さん・・・加賀さん・・・」」
赤城「キャッ・・・あらあら、急に抱きついてきてどうしちゃったのかしら」
加賀「はぁ、どうして二人して涙目なの・・・。ちょっと、強く抱きつきすぎよ。苦しいわ」
蒼龍「ごべんな゛ざい・・・でももう暫くこうざぜでぐだざい・・・」
飛龍「うわああん、喜んでもらえたみたいでよかったよー」
赤城「・・・どうやらプレッシャーを感じてたみたいですね。私達の普段の振る舞いがこうさせてしまったのかしら。ごめんなさい蒼龍ちゃん、飛龍ちゃん」
蒼龍「違うんでず!赤城さんと加賀さんのせいなんかじゃありまぜん゛!」
飛龍「私達が勝手に・・・憧れとほんの少しの恐れから勝手に距離を置いてたんです。でも、今先輩達の微笑を見て・・・少しでも近づけたかと思うと安心しちゃっで」
加賀「かつて共にミッドウェーを戦った仲なのに今更距離も何もないでしょうに。仕方がない子達ですね」
赤城「まぁまぁ。でもこれで私達はもっと仲良くなれましたね!めでたしめでたし、かしら」
加賀「そうですね。しかし、二人がこんな状態では今日はもうお開きかしら」
蒼龍・飛龍「「え?まだ帰しませんよ?」」
赤城・加賀「「」」ビクッ
蒼龍「今は夏です。夏と言えば、さてなんでしょう?」
飛龍「はい、先生!海水浴であります!」
加賀「(何かしらこの流れをぶち壊す三文芝居は)」
赤城「(良くない予感がする、と頭の中で何かが・・・)」
蒼龍「うむ、海水浴だね!そして海水浴と言えば・・・」
飛龍「はい、水着であります!」
蒼龍「というわけで、次は水着を買いに行きます。資金は提督から預かっているので、はい、予算は大丈夫です!」
飛龍「さぁ先輩方、いざスポーツショップへ!覚悟してくださいよー!」
赤城「ふ、二人ともちゃんとついて行きますから引っ張らないでください~~」
加賀「えぇ、今日は最後まであなた達に付き合うから慌てないで?」
-
69 : 2014/09/01(月) 03:47:39.39 -
~水着売り場~飛龍「・・・うーん。ねぇ、蒼龍。どんな水着が良いと思う?」
蒼龍「そうね~。二人ともスタイルが良いから基本的に何を着ても似合いそうだわ」
飛龍「そうなのよねぇ。どれにしても失敗はないのだろうけど・・・、折角だしどうせなら至高の一着を見つけ出したいわ」
蒼龍「・・・あの二人の競泳水着姿とか絶対けしからんと思う私」
飛龍「発想がおっさんね・・・。でも有りかも!これならビキニよりも露出はしてないし赤城さん達もすんなり着てくれそうだし」
蒼龍「そうね。とりあえずキープかしら」
飛龍「あ!あの紐みたいな水着は二人に内緒で—」
+++
赤城「ああして見ると、まるでどこにでもいるような、可愛らしい女の子ですね」
加賀「えぇ。任務の時の真剣な二人とはまるで別人です。"人"は外見だけでは判断できないものですね」
赤城「(うーん・・・)」
加賀「・・・?どうかしましたか、赤城さ—」
赤城「—かが?私がどうかした?」
加賀「!?赤城さん、いきなりどうしたんですか」
赤城「いえ、あの仲の良い二人を見ているとあの距離感が羨ましくなりまし・・・羨ましくなって。だから、私たちも周りからより親しく見えるようにと思って呼び捨てにしてみたの。加賀も私を呼び捨てにしてみて?」
加賀「・・・ぁかぎさ・・・」
赤城「なに?きこえませーん。何か言いましたか、加賀?」
加賀「—ぁかぎ。あまりからかわないで」
赤城「うふふ、顔まっかでs・・・真っ赤よ、加賀?」
加賀「赤城も耳が真っ赤になってるわ。あ、こら、目を逸らさないで・・・こっちを見て?ふふふ」
+++
蒼龍「こっちの花柄のも良いなぁ。私も買っちゃおうかな。ん?飛龍どうしたの?」
飛龍「なんか赤城さんと加賀さんが真っ赤になって話ししてるの。これは写真にして残しておかなければいけないね!」
蒼龍「あとで私の携帯にも送ってよね!—赤城さんと加賀さん、楽しそうだなぁ。何話してるんだろ?」
-
70 : 2014/09/01(月) 03:56:29.28 -
今回は以上となります。ちょっと勢いに任せすぎた感があるのでうまくまとまってないですね、すみません。
うちのSSでは二航戦はトラブルメーカーっぽくなっちゃってますが、ちゃんと有能な設定です。
二航戦も大好きだけど、このSSは赤城さんがヒロインだから引きたて役になってしまうのは仕方ないのです。
あと百合展開にもなりません。ごめんなさい。では。 -
75 : 2014/09/06(土) 15:34:47.24 -
いつもありがとうございます。皆様こんにちは。現在書き溜め最中でして、日曜日の深夜までには少しだけでも更新したいと思っています
赤城さんメインのSSって正統派ヒロイン臭のする見た目とその他色々の要素(安定した性能と入手の容易さ等)がある割に意外と少ないんですよね
時報が実装される日がくると、キャラクター像がある程度固まって赤城さんがメインのSSが増えるかもしれないですね(願望)
私もより一層かわいい赤城さんとかっこいい赤城さんを妄想・・・想像して文章に出来るように頑張りたいと思います
更新が非常にゆっくりしてるにもかかわらず、レスありがとうございました -
77 : 2014/09/07(日) 23:59:41.88 -
皆さんこんばんは。妄想は出来てるのにそれが全く文にできないこの悲劇
書きたいことも書けないこんな世の中(技量不足)
後にリテイクするかもしれません・・・、尺稼ぎ回()投下です -
78 : 2014/09/08(月) 00:02:58.21 -
++場面変わって夕方の鎮守府++提督「ふぅ、翔鶴、職務も一段落ついたことだし一休みしようか」
翔鶴「はい、提督。今お茶をお入れしますね」
提督「ありがとう。—秘書艦をしてもらってる分、多少訓練の時間が減ったとは言え、慣れない仕事で精神的に疲れただろう。大丈夫か?」
翔鶴「どういたしまして。—気を使って頂いてありがとうございます。でも、赤城さん・・・先輩は秘書艦を務めながらいつも皆と変わらないどころかそれ以上とも言える鍛錬を重ねておられます。今日は自分の不甲斐無さを感じた一日でした」
提督「先ほども言ったが、翔鶴はまだ秘書艦の仕事に慣れていないだろう?気にすることはない、君なら遠くない未来に秘書艦の仕事と訓練を両立させることが出来るようになるさ。今日も大いに助かったよ。ありがとな」
翔鶴「そうでしょうか」
提督「加賀ではないが、ここにいるみんなは優秀な子達だからね。あの赤城も最初はこちらの撤退命令を素直に聞かなかったりと問題児みたいなところもあったんだぞ」
翔鶴「あの先輩が、ですか?意外です」
提督「そうだろう。まぁ、不満を直接口にすることは無かったが、目は口ほどに何とやら、だ。表情等で彼女の不満はすぐわかったものだ」
翔鶴「それはそれで見てみたい気もします。私が着任したときには既に"今の感じ"の先輩でしたので」
提督「着任当初はそれはもうストイックで、いつ反動がくるか—沈んでしまうかわからなくて危うくて見てるのも怖かったんだぞ」
瑞鶴「ちょっとそこの所をもっと詳しく!」
-
79 : 2014/09/08(月) 00:04:32.51 -
提督「それは良いけど、部屋に入る前はノックをしなさい!—あ、君の大好きな加賀はこの話には出てこないよ」瑞鶴「べべべ別に好きなんかじゃないです!」
翔鶴「あら、瑞鶴。顔が赤いわよ?」
瑞鶴「これは謂れのないことを言われて怒ってるの!うん、そう・・・怒ってるのよ!」
提督「そうだね。そういうことにしといてあげよう。ごめんな」
瑞鶴「何よその生暖かい目は、本当に違うんだからね!ちょっと、何で撫でるのー!」
翔鶴「ふふ。—ところで瑞鶴、何か用事があって来たのではないのかしら」
瑞鶴「そうだったわ。これ、さっき間宮さんが提督さんに持って行って欲しいって言われて預かってきたの」
提督「おぉ、これは美味しそうな水饅頭だ。よく冷えている。わざわざありがとな、瑞鶴。丁度お茶にしようとしていたところだ。」
瑞鶴「そうみたいね、ベストタイミングだったわ。さすが私!」
翔鶴「今、瑞鶴の分のお茶も入れるわね」
瑞鶴「ありがとう、翔鶴ねぇ。提督さん、加賀さんも知らないかもしれない昔の赤城さんの話をはやくはやく!」
提督「—そうだな、まず最初は赤城がここに着任したときのことから話すか。あれは確か沖ノ島海域を攻略しようとしていた時だった」
-
80 : 2014/09/08(月) 00:08:35.21 -
当時、そこは激戦区でな。こちらの戦力だけでは心許無くて困っていると、戦力の足しになるようにと大本営から赤城の艤装データが送られてきたんだ。
「航空母艦、赤城です。空母機動部隊を編成するなら、私にお任せくださいませ」
「私がここの鎮守府の提督だ。君はここでは初の正規空母になるな・・・貴官の働き、期待している。これからよろしく頼む」
「はい、こちらこそ、これからよろしくお願いします」
これが彼女との最初の出会いだ。その頃には隼鷹、飛鷹、龍驤、千歳、千代田といった軽空母がうちに居たが、
皆まだ錬度も低かったこともあり—千歳と千代田に至っては水上機母艦から改装されたばかりだったしな
—正規空母・赤城の着任は非常に頼もしいことだった。
そして、彼女の体と艤装がその身に馴染むにつれて頭角を現していき、うちのエースになるのには時間がかからなかった。
しかし、彼女が着任し、錬度を上げたからと言ってすぐ攻略できるわけでもない。
だから、か。初の正規空母として、そして戦力として期待されていたのに、中々先に進めないと、赤城が責任を感じてしまったんだ。
—・・・そうだな。翔鶴と瑞鶴が言うように、海域の攻略は1人だけが強いからといって、どうにかなるような物では無い。
そして、例え艦隊の皆が強くとも先に進める保障があるわけでもない。
だが、私が意識してなかったとはいえ、結果的に彼女だけに沖ノ島攻略を期待する気持ちを押し付ける形になってしまったのが原因だ。
今でも本当にすまないと思っている。—いま彼女に当時のことを謝罪しても微笑んではぐらかされるばかりだが。
-
81 : 2014/09/08(月) 00:23:18.79 -
そんなこんなで、元から自分に厳しく生きていた赤城だが、より一層厳しくなった。その頃の赤城には任務の達成・・・いや、深海棲艦の殲滅—平和の獲得以外に生きる目的や理由はなかっただろうな。
私も含め皆は、あまりにも危うい、ふとした拍子に破裂しそうな張り詰めた空気を纏う赤城を止めたかった。
—だが、止められなかった。赤城の覚悟や静かな・・・しかし強烈な気迫・闘志を目に宿らせた彼女を目の前にして何も言い出せなかった。
だから、せめて他の艦娘達は赤城に追いつけるようにと、鍛錬に励んだ。
暴走気味の赤城を止められなかったが、彼女の心の悩みの元を察していたのもあって、決して孤立させなかった。
何が何でも赤城と近い場所に居られるようにと、また追いつこうと皆奮起した。
私は情けないことに何も出来なかったが—せめて力になれるようにと他鎮守府と連絡を取り合い演習を申し入れたり、効果的な遠征について意見交換、効率的に資源を確保し装備充実させることくらいかー
兎に角、時間は掛かったが赤城と他の艦娘達の頑張りで、みんなは一つになれたんだ。
提督「そうなってからは沖ノ島攻略は早かったよ。たしかに時間はかかったが、その間艦娘達は遊んでいたわけではない。日々の激しい鍛錬のあって個々の錬度も十分に高まっていたし、互いに強い信頼と深い絆で結ばれた艦娘たちには沖ノ島周辺では彼女達を阻むことが出来る敵は居なかった。作戦が成功したとき、皆で抱き合って泣いて、笑って、その夜はぶっ通しで宴会だった。—翌日全員二日酔いで動けなかったのは要反省だったが」
提督「そして、1人で全てを抱え込む必要がないことを理解した赤城は次第に人間味が増すようになって、徐々に笑顔も増えていった。いくつか趣味も出来たらしいしな。・・・喜ばしいことだ」
翔鶴「先輩にそんな過去があったなんて・・・!」
瑞鶴「・・・提督さん涙目になってる」
提督「気のせいだ。—だから、二人とも、何かあったら私や周りに頼れよ。私達は家族なんだからな!」
+++
赤城「(え、なにこれ・・・。どうしよう、気まずくて街から帰ってきた報告ができない・・・そして妙に恥ずかしくてノックすらできないわ・・・!)」
-
82 : 2014/09/08(月) 00:29:22.87 -
今回は以上です。ほんとまとまってなくて、何が言いたくて判らなくて申し訳ないです。
複数のメモ帳を開いて没になった分と睨めっこしてたらこうなってしまいました。うまく纏められたらまた書き直したい部分です。
2-4・・・クリアしたときは知識もあまり無いときで、平均Lv60超えてたんですよね・・・(一方友人は要領よく情報を集め平均30でクリアしていた)
レベルあっても結局運だろ!なんですがまぁSS補整ということで・・・!
ついでに纏めることが出来なかった没の部分をふざけて改変して無理やりまとめた物が↓になります
-
83 : 2014/09/08(月) 00:34:54.48 -
そして、何度目かの沖ノ島進撃のときだった。沖ノ島海域にて、順調に進んでいると思われたが、最深部を目前に迫った折—
「きゃぁぁあ!・・・!赤城さん?大丈夫!?—提督!赤城さ・・・赤城が私を庇って被弾しました!」
赤城が扶桑を庇って被弾したんだ。当時、海は荒れ気味で敵の砲撃や雷撃の狙いが乱れていたのだが、それが運悪く作用したらしい。
「何!扶桑、お前は大丈夫か!?そして赤城の容態は!」
「私は無傷です!しかし、赤城は飛行甲板の一部がが燃えていて・・・少なくとも中破以上は確実かと!撃沈はされていません、航行は可能な模様です!」
「よし、沈んでさえいなければ治療のために連れて帰られる!おい、赤城、聞こえるか!」
「・・・はい、ご心配をお掛けして申し訳ありません。どうやら中破で済んだようです。敵は・・・敵はどうなりましたか」
「残った敵は私比叡と霧島でなんとか退けられました!」
「よくやった比叡、霧島!赤城、動けるか!?」
「ある程度速度を出しての航行は可能でが、・・・艦載機の発着は無理ですね・・・」
「無理をするな、撤退するぞ!他の艦は赤城を中心に輪形陣を展開、周りを警戒して帰投だ!」
「・・・提督」
「どうした」
「私は・・・まだ囮になれます。—命に背くことは致しませんが・・・、よろしければ再考してくださいませんか?」
「—沈むかもしれないんだぞ」
「はい。覚悟の上です」
「死ぬのは怖くないのか?」
「この生を受けた時からいつでも死ぬ覚悟はできています。何より、恐怖なんて今まで何に対しても感じたことはありません」
「では、だめだな。帰投だ」
「何故ですか!?」
「・・・『勇気』とは恐怖を知ることッ!『恐怖』を我が物とすることじゃッ!」
「!?」
「ノミのように、自分より遥かに巨大な人間にところかまわず攻撃をしかけて戦いを挑むのは『勇気』と呼べるのか?答えは否である。それは『勇気』とは呼べない。ノミのそれは、恐怖を知らない愚かな行動である。『勇気』とは、『恐怖』を知った上でそれを克服し、立ち向かうことを言う!
」「!!」
「人間賛歌は勇気の賛歌ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!」
瑞鶴「おいちょっとまて。回想とめなさい」
ツェペリさんの名言を使いたかったんですが・・・前後の繋がりが思いつかず断念。だめだこりゃ。では今回はここまでです。ごきげんよう!
-
84 : 2014/09/08(月) 04:25:38.09 ID:Qsw7Ggcj0 -
乙!
カッコよくてかわいい赤城さんはここだけだな!
楽しみにして待ってるぜ! -
85 : 2014/09/08(月) 12:42:32.56 ID:47HCsduzO -
赤城さん、ごはんネタ来るまでは戦闘関連がほとんどだったもんな、台詞
今は可愛い嫁さんになってくれてるけど -
86 : 2014/09/10(水) 00:02:25.00 ID:q4NRbUKf0 -
乙
ダッシュ────は十分に長さを持たせないと効果的でないよ -
87 : 2014/09/10(水) 12:53:00.96 ID:ZxHl2JHOo - 乙です
-
88 : 2014/09/12(金) 22:49:22.98 -
皆様こんばんは。ありがとうございます。
今回は少々下ネタが含まれているので・・・苦手な方は本当にすみません。
では短いですが書いていきます。>>84
他の赤城さん好きな提督さんちの鎮守府の様子が見たいので、赤城さん主役なSSが増えて欲しいですね(願望)
私が書くと、どうしても"私の考える"理想のなんとやらになってしまうので・・・。色々なかっこいい赤城さんや可愛い赤城さんがみたいですね!>>85
凛々しい夏イベボイスや可愛いお嫁さんボイスの目覚まし時計等、新ボイスで世界が広がりましたよね。だから時報はよ!
あと、雛人形の菱餅をかじってる赤城さんは、最初はちょっとやり過ぎだと思ったけどあれはあれで茶目っ気が感じられて何か好きになりました。可愛い。>>86
アドバイスありがとうございます。皆さんが読みやすい文章を書くことを心がけていきたいので、非常に参考になります。
また他の方でも気になる点があったらアドバイスを頂けると幸いです。>>87
ありがとうございます。更新が遅くとも失踪はしないつもりです。する時は事前に報告したいと思います。
-
89 : 2014/09/12(金) 22:52:36.05 -
加賀「あら、赤城さんどうしました?帰投したことを報告しないの?」
赤城「いえ、ちょっと取り込み中だったみたいなので、先に荷物を部屋に置きに行ってから、改めて報告に参りましょう」
加賀「私はそれでも良いですが。——ん、司令室から五航戦の声が聞こえるわね」
赤城「はい。私達が休養させて頂いてる間は、彼女達に秘書艦を変わってもらっているので」
加賀「・・・そう(司令室には提督と五航戦がいて・・・赤城さんの顔も赤くなっている。ふむ)」
赤城「(あ、悪い顔してる)」
加賀「——赤城さん、すみません」
赤城「え?」
加賀「失礼します、提督。赤城、加賀の両名、只今街から帰投しました」
赤城「(ヒェー!ノックしてから返事を待たずに部屋に踏み込んだー!)」
提督「おう、帰ってきたか。お帰り赤城、加賀———」
赤城「た、只今戻りました。あれ?皆さん固まっちゃった・・・。」
加賀「二航戦に選んでもらった服がおかしかったのかしら」
提督「いや、すまない。とても似合っていてつい見とれてしまったよ。(・・・いつもと雰囲気が違うせいかわからないが不覚にもドキッとしてしまった・・・」
赤城「う・・・ありがとうございます」
加賀「褒められて悪い気はしませんが、ちょっと恥ずかしいですね・・・」
翔鶴「提督、声に出てますよ。お帰りなさい、先輩方。服、とてもお似合いです」
瑞鶴「お帰りなさーい!あはは、先輩達ってば真っ赤になっちゃって可愛い!」
-
90 : 2014/09/12(金) 22:57:31.71 -
翔鶴「ちょっと翔鶴、その言い方は失礼——」
加賀「・・・褒めてくれてありがとう、瑞鶴。そうね、可愛い後輩にはお土産を差し上げましょう」
瑞鶴「え!?(意外な反応だわ)」
赤城「加賀さん、何時の間に」
加賀「はい、これよ。翔鶴も遠慮はしないで。あとこれは二人で分けるといいわ」
翔鶴「加賀先輩、本当に貰ってしまっても良いんですか?」
提督「あの加賀が二人にお土産だと・・・」
加賀「提督まで、一体私を何だと思っているのですか。——翔鶴、良いのよ。むしろ受け取ってくれると嬉しいわ」
翔鶴「加賀先輩・・・」
瑞鶴「加賀さん・・・」
赤城「よく見るとあれは・・・。(それであの時に勧められたのを断らなかったのね)」
瑞鶴「何かしら!ねー加賀さん、開けて良いですか?」
加賀「部屋で開けたほうが良いと思うけど。待ちきれないならここで開けちゃっても良いわ」
赤城「私は部屋で見たほうが良いとおもいまーす・・・」
翔鶴「こちらの大きな包みは・・・。巨大な麩菓子?」
瑞鶴「こっちの箱は大きなプリ○ツだったわ!」
赤城「はい。加賀さんが蒼龍ちゃんと飛龍ちゃんから教わってクレーンゲームとか言うので取ったんですよ」
加賀「やりました」
提督「(空母連中は空間認識能力高そうだし、ああいうのは得意そうだなぁ)・・・ん?もう一つずつある包みはなんだ?」
-
91 : 2014/09/12(金) 23:00:26.14 -
赤城「提督、そこに気が付いてしまいますか」
提督「え?だって別に隠してあるわけじゃないし普通に気が付くだろう・・・。何かマズイものなのか?」
加賀「二航戦は提督が好きそうなものだと言ってました。そしてこれがお土産の本命です」
翔鶴「提督が好きそうな物ですか。これも私達が貰ってしまっても良いんですか?」
赤城「えーと、うーん・・・」
加賀「えぇ。貴方達が貰ってくれたほうが提督は喜ぶと思うわ」
提督「(加賀と五航戦が仲良くなったという意味で、なのか?嫌な予感がするぞ・・・)」
瑞鶴「それじゃ早速開けて見ますね!おぉ・・・シンプルながらに高級感溢れる箱ね。軽いけど中身は何かし・・・!?!?」
翔鶴「瑞鶴、どうしたの?・・・これは!?」
加賀「やりました」
提督「またそのセリフかよ!って今度は何をだよ!親指立ててこっち見てすっごいドヤ顔してるけど!」
瑞鶴「こ、こここ、これは何ですか加賀先輩!?」
加賀「何って、見てわかるでしょう?ただの下着です」
翔鶴「これは、なんていうか・・・凄いです・・・。先輩方も普段こんなのを着用しているので?」
提督「え、まじで?・・・うわぁ、こんなのだとスカートめくれたらもう全部見えちゃいそうじゃん」
赤城「素が出てますよ、提督。いえ、私達は普段は——」
加賀「赤城さんも普段つけてる下着なんて言わなくて良いですから」
瑞鶴「これが一航戦の常用してる・・・うひゃー・・・」
-
92 : 2014/09/12(金) 23:05:38.40 -
加賀「この子は下着に夢中になってしまって周りの声が聞こえてないわね。もうだめね」
瑞鶴「せせせせんぱい!これを着用すれば私も先輩達に追いつけますか!?」
加賀「・・・そうするときっと私達などすぐに追い抜かれてしまうわね」
瑞鶴「ちょっと装備してきます!」
翔鶴「待って、瑞鶴!正気に戻ってー!」
赤城「なんか着替えに行ってしまいました・・・。それにしても先程のあの反応。やはり提督はあのような下着がお好きなのですか」
提督「いや、私は普通の方が良いなぁ」
赤城「・・・」
提督「正直すまんかった。その人を蔑む目で見るのはやめて!・・・でも一体なんて答えたら良かったんだよっ」
加賀「はぁ、普通に服装を褒めて攻めていればそのまま落とせたものを・・・」
提督「落とすってなんだよ!・・・すまん、女性を誉めるのには慣れていなくてだな・・・。改めて言うが、赤城も加賀も普段と違った魅力が見えてとても可愛いよ。まぁ普段でも気品があって美人だし尚且つ可愛いけどな。・・・もう良いだろ!ごめんなさい!」
赤城「・・・///」
加賀「///」
提督「めちゃくちゃ顔が赤くなってる・・・。とても可愛くて良いけど、ちょろすぎて将来悪い男に騙されないか心配だ・・・」
蒼龍(大丈夫です、私達は提督以外の殿方には惹かれませんので)
提督(こいつ直接脳内に!)
飛龍「−・ −・・−・ ・−・−・ −・・− −・−−・ −・・・ ・−・・・ ・・−・・ ・・− −・−・− ・−・−・ ・・−・− −・ ・− ・−・ ・−・・ ・−・−・ −−・−・ ・・ ・−・ ・・−− ・−・−− ・・ −・− −・ −−・−・ −・・−・ −−・・ −−・ ・−−・− ・−・−− ・・ −−−・− 」
提督「日本語でおk。・・・さり気なくアピールされてる気もするけど収拾が付かなくなるからスルーだ」
ちなみに、飛龍のモールス信号の内容は
「多門丸はお父さんみたいな感じなので私もフリーです」でした -
93 : 2014/09/12(金) 23:14:28.85 -
今回は以上です。なんか赤城さんが空気になってしまったどうしてこうなった状態です。すみませんすみません。
赤城さんが一番好きだけど、他のキャラも好きなので焦点がブレまくってます。赤城さんが一番好きですけどね。
ねんどろ加賀さんは発売見えてきた感じですかね。届いたら赤城さんと顔を入れ替えて少し遊んでみたいです。
それでは、また。ごきげんよう。 -
95 : 2014/09/22(月) 23:18:56.04 -
皆さんこんばんは。暫く落ちてたみたいですね。
その間ちょうどスランプになったようで未だ続いていますが、
いつも通り山も無い意味もない落ちも無い話を投下していきます。 -
96 : 2014/09/22(月) 23:20:29.25 -
~ねん○いど~提督「赤城、大本営からこんなものが送られてきたぞ」
赤城「何ですか?・・・お人形さん?」
提督「うむ。最近艦娘の活躍が著しいということでグッズ化されるそうでさ、これはその試作品だな」
赤城「金剛さん、島風ちゃん、北上さん、大井さん、比叡さん、加賀さん・・・そして私ですね」
提督「そうだ。大本営で行われたファン投票で上位になった艦娘達が選ばれたらしいよ。そして、更に追加される艦娘も居るとか」
赤城「ファン投票、ですか。選ばれたのは光栄なことなのでしょうけど、ちょっと恥ずかしいですね。それに"この"私は流石に可愛く作りすぎです」
提督「そうか?妥当な可愛さだと思うけどなぁ。ほら、こうやって加賀と一緒にちゃぶ台を囲ませたり・・・」
赤城「ちょ、ちょっと、そのご飯粒付いてる顔はなんですかぁ!」
提督「君、外では大分怖がられてるらしいから、こういった演出で親しみやすさを感じさせるようにしたのだと思うが」
赤城「何かとても恥ずかしいですが、そういうことならば・・・」
提督「まぁ過去の大戦で戦場を駆け抜けた艦の生まれ代わりだからな。外部には今の艦娘の日常生活なぞ公表されないし、誤解も止む無きことさ」
赤城「うぅ・・・。・・・執務室にお飾りになるのですね」
提督「勿論」
赤城「はぁ、お人形さんの相手ばかりじゃなくて、皆さんのこともきちんと見てあげてくださいね」
-
97 : 2014/09/22(月) 23:21:21.02 -
提督「誤解をしてもらっては困るのだが・・・人形が好きなのではなくて、君たちの事が好きなだけだよ」
赤城「そういったことは本人達に直接言ってあげてください」
提督「面と向かって直接言えるか、こんな恥ずかしいことを」
赤城「提督御一人が恥ずかしい思いをして下さると、この鎮守府に在籍している百余名の艦娘全員の士気が上がります」
提督「ぐぬぬ」
赤城「うふふ——赤くなってる提督、可愛いです」
提督「む」
赤城「先程のお返しです」
提督「ご飯粒が付いてる赤城の人形のことなら私は悪くないだろう」
赤城「それは、そうなのですが。・・・やっぱり私の顔とポーズを別の装備に換装して頂けませんか?他の皆は戦闘時のポーズ等なのに私だけご飯食べてるはちょっと・・・」
提督「えー、だめ?ほら、加賀も赤城のためにご飯をよそってくれているのに」
赤城「ぶーぶー」
提督「何だその可愛いブーイングは。仕方ないなぁ」
赤城「むうう」
提督「——よし、顔は口を開けて笑ってる顔にして、そして弓を構えるポーズに・・・」
赤城「わかって下さいましたか」
提督「・・・仕上げに周りに艦載機を飛ばし、目のハイライトを消して顔と服に返り血の様なものを加えて、そして視線の先に中破バージョンの島風を置くと」
赤城「ちょっと待って!それは絶対おかしいです!あと島風ちゃんが見たら泣いちゃいますよ!」
提督「我がままだなぁ君も」
赤城「私が悪いのですか!?」
-
98 : 2014/09/22(月) 23:23:33.64 -
———
——
—赤城「——といった感じで・・・」
加賀「提督は好きな子にちょっかいをかける小学生男子ですか」
龍驤「もうはよ結婚してまえばええねん。祝いに行ったるから式には呼んでな」
赤城「?よくわかりませんが、龍驤さんのお人形さんも作られる予定らしいですよ」
龍驤「え、ホンマに?」
赤城「はい」
龍驤「そ、そか。まさかウチがグッズ化されるなんて・・・。長門や大和みたいなド派手な連中をさしおいてウチか。悪い気はせーへんな!」
加賀「龍驤さんはもっと自分に自信を持って良ろしいかと」
龍驤「そうは言うても、他の子らの個性が強すぎるからなー」
赤城(龍驤さんも十分個性が強いような気がしますが)
龍驤「8月の大規模作戦が終わってから北方棲姫とかライバルが増えたからな。負けてられへんで!」
赤城「む、無理に個性付けしなくても今の龍驤さんで良い気がします。北方ちゃんも龍驤さんに一番懐いているみたいですし」
加賀「・・・私なんて何故かあの子から怖がられているみたいで、全く近寄って来てくれないです」
龍驤「加賀はよく知らん人からみると怖いと思われるのも無理ないやろなぁ・・・いつも怒ってるように見えるらしいで。話し方とかもあるみたいやけど」
加賀「感情表現が苦手なだけなのに・・・」
赤城「まぁまぁ。加賀さんが可愛いのは私達が良く知ってますから、ね?北方ちゃんもすぐにわかってくれますよ」
加賀「かわっ!?私が・・・・・・いえ、そんなことは」
龍驤「ほんまになぁ。今のちょっと頬が赤くなって照れてる顔とか見てるとこんなに可愛いのになぁ」
加賀「龍驤さんもからかわないで」
龍驤「この普段とのギャップが人気の秘密の一端なんやろなぁ」
赤城「そうですねぇ」
龍驤「・・・赤城は出来る女と見せかけてからのじつは不思議ちゃん要素があるかもしれんっていうのは萌えポイントの一つやろな」
赤城「萌え・・・?萌やし?鍛錬が足りないということでしょうか・・・」
龍驤「なんでやねん!誰が萌やしっ子や言うてん!っちゅーか赤城で鍛錬が足らん言う取ったら他の子たちはどないなんねん・・・。まぁ簡単に言うと可愛いポイントみたいなもんや」
赤城「なるほど」
龍驤「うん。別にメモはとらんでええで。そんな大層なことちゃうねんからな」
加賀「世俗に疎い私達からすると、龍驤さんのお話は非常にためになります」
龍驤「・・・これからはもっと今の世界の、戦い以外のことも知ろな。折角、人の姿でおるんや。生を楽しまな損やからな!あの人・・・提督もきっと二人の幸せを願ってんで」
赤城「そうですね。ここに来てから暫く経つものの、私達の世界はまだまだ狭い・・・。最近は、前と比べて街に出るようになったといってもまだ市内しか知りませんから」
加賀「そういえば、MI作戦が終わった後に貰った休暇の日にじつは赤城さんと****というお店に行きまして」
龍驤「そこよくテレビや雑誌で紹介されてる有名なとこやん!どんな感じやった?美味かったか!?あーもう!なんでウチに声かけてくれへんかってん!」
-
99 : 2014/09/22(月) 23:35:27.96 ID:VZ7glzLyO - エセ関西弁の龍驤ならなんで声かけてくれなかったんやくらいの表現だと勝手に
-
100 : 2014/09/22(月) 23:46:46.05 -
加賀「そう言われましても。その時は北方ちゃんと烈風の模型を作っておられていたではありませんか」
龍驤「あー、あの日に行っとったんかいな。そりゃしゃーないなぁ」
赤城「優しいお姉さんしてますね。微笑ましいです」
龍驤「そうやないと本物の烈風ねだられるからな。まぁ、うちはほとんど見とっただけやけど」
赤城「そうなんですか?」
龍驤「あの子、なんやかんやでめっちゃ器用やったから説明書の読み方だけ教えたってん。あの丸い手でようやるわ」
北方棲姫「・・・お姉ちゃん・・・いる?」
龍驤「おぉ、噂をすればなんとやらやな。どうしたん?」
北方棲姫「見て見て・・・烈風改造してみた・・・」
龍驤「うお、あれあの時の模型かいな!?」
赤城「あれ、飛んでますよね・・・」
加賀「はい・・・」
北方棲姫「・・・あ!お母さんと・・・加賀お姉ちゃん・・・こんにちは」
赤城「はい、こんにちは」
加賀「こんにちは・・・。凄いわねあれ。あなたがやったの?」
北方棲姫「・・・うん!夕張お姉ちゃんと明石お姉ちゃんに設計を手伝って貰ったけど私も頑張った!」
加賀「そう。とても器用なのね。凄いわ」
北方棲姫「えへへ・・・。加賀お姉ちゃんの私を撫でてくれる手、暖かくて気持ち良い・・・」
加賀(か、可愛い!——ねだられたら本物の烈風をあげたくなるというのも頷けるわね・・・)
龍驤「どうやったら模型が飛ぶねん。まぁ何か知らんけど北方も加賀に懐いたみたいやし、めでたしめでたしやな」
-
101 : 2014/09/22(月) 23:51:17.55 -
げきおこぷんぷん丸北方ちゃんが3-5に着任したようなので申し訳程度に。
>>99
ちょっと関西弁やりすぎましたね。方言って加減が難しいですね・・・次出す時はもうちょっとうさんくささを出して行きたいと思います。ありがとうございます。というわけで今回は以上になります。ねんどろ加賀さん、ア○ゾンだと昨日の時点では28~30日配達になっていたので楽しみです。それでは。
-
102 : 2014/09/24(水) 13:21:23.31 ID:FZ8aD9/NO -
>>90
翔鶴が自分に言うだと……!
脳内変換するけど -
103 : 2014/09/26(金) 06:44:34.53 -
皆様おはようございます、こんにちは、こんばんは。
今回は(も)小ネタで、赤城さん成分が0に近いですがちょっとだけ投下します。>>102
ヒェー!素で気が付いてませんでした。ご指摘ありがとうございます。一度下書きしてから投下してるのにやってしまうとは・・・ -
104 : 2014/09/26(金) 06:46:07.85 -
~~~何故私がこんな無様に沈まないといけないのかしら・・・
何故・・・なぜ・・・ナゼ・・・!
そうか・・・私を動かしている人間がワルイのカ
アイツラが油断などしシナケれば
アの時・・・的確ナ判断を下せさえしてイレバ・・・ワタシは輝かしい戦果と勝利を刻めタハズダ・・・!
憎い・・・ワタシを沈めた敵ガニクイ
ワタシを操っていたニンゲンもニクイ・・・
・・・デモイマのワタシはムカシのワタシとはチガウ
ヒトにアヤツラレナクトもワタシはワタシのイシでジユウにウバエル・・・アヤメラレル・・・
フフフ・・・コンナ・・・ミジメなスガタにしたニンゲンをワタシはユルサナイ・・・フフフフ・・・
ああ・・・ニンゲンノ・・・アイツラのゼツボウにユガムヒョウジョウをミルのがタノシミダワ・・・嗚呼嗚呼アアアアアアアアアアアアアアアアアアア————————
———
——
—
「———っ!・・・夢、か。認めたくないものね。いくら正気では無かったとは言え・・・この私が憎しみに囚われてしまっていた、だなんて」
私、空母棲姫は先の戦いにて艦娘達に敗れたあと正気を取り戻し、終わらない憎しみと戦いの渦から開放されたのだが、悪夢だけは未だに見続けるのだった。
-
105 : 2014/09/26(金) 06:53:28.38 -
例のMI作戦において戦果を上げられないまま、満足に戦うことすら出来ずに早々に沈んでしまった私は、搭乗員の無念・恐怖などの負の感情を取り込んでしまい憎しみに染まってしまった。
結果、敵だけではなく彼らのことをも恨むようになってしまう。国のために最後まで戦い抜き、勇猛果敢であった英霊達であるのにもかかわらず。
だが、幸いにもこの世界に居る艦娘達はそういった邪念とは無縁の様であった。それが、今の私には嬉しく、そして誇らしく思う。
かく言う私もそんな彼女達に救われた1人である。幾度と刃?を交える間に、私は少しずつ解放されていくのを感じていた。それは彼女達の信念に影響されたのか、もしくは存分に力を振舞えることに悦びを見出したからなのか。
——先の大戦で力を発揮できなかった私は、艦娘と戦っていた間だけは憎しみも妬みも感じることはなかった。ただ、惜しまず全力を出せることに充実した気持ちだけを感じていた。そして、再び破れ、いよいよ沈むというときには満足感か、もしくは開放感で身も心も非常に軽くなっていた。
あのまま沈んでいても悔いは無かったのだけど。———この世界の"私達"を見たとき、そこから垣間見えるこの国を思う人間の意志を感じた時に、私は彼女達が羨ましくなり、まだ生きたいと純粋に願ってしまった。この世界の未来を見てみたくなったのだ。
沈むことで、穢れてしまっている私はこの内にある負の念と共にこの世から消えねばならなかったのに。だが、彼女達とその提督はそんな私を受け入れてくれた。後に聞くところによると、国のお偉いさんも私がここで生きていくことを条件付ではあるが認めてしまったそうで。
私は、深海棲艦はこの世を苦しめる存在な筈だ。だが、彼らは私と北方棲姫を憎むことも無く受け入れてしまった。堕ちた身である私には眩し過ぎる存在。
「過去に囚われず、生きるために先に進もうとするこの世界の私達か・・・ふふ」
負の念に囚われ、堕ちていくのは私達深海棲艦だけで良い。だけど、まだ幼い北方棲姫にはこれから、出来ることならば光に包まれた優しい世界で生きていって欲しいから
——"その時"が来たら、私達が出来るだけ多くの、この世の闇を抱えて逝こう。この身にはかの栄光の一航戦加賀と赤城の"ニ人分"の魂が刻まれているのだ。これから新たな道を往くあの子、北方棲姫に架せられる筈だった業くらい私が背負ってみせよう。
「なので、そんな日がくるまではこの世界を満喫することに致しますか。ここに来てからは毎日が新鮮な日々。今日は一体誰がどんな騒ぎを起こすのかしら。あぁ、なんと気分が高揚することでしょう!」
忌々しい悪夢のせいで目が覚めた私は(原因は決して空腹等ではない!)、支度をさっさと済ませると、美味しい朝食を食べるために意気揚々と部屋を出るのであった。
-
106 : 2014/09/26(金) 07:11:02.46 -
~からの場所も時間も全く変わって日常編~
「ぅわあ!やってしまったあぁぁ・・・」
赤城「提督!?どうなされましたか!」
提督「ん?その声は赤城か。何でもないんだ。吃驚させてしまったようですまなかったな」
赤城「・・・・・・何ゆえ壁に向かって、しかも床でうな垂れてるんです?」
提督「これはうな垂れてるわけじゃない・・・。いやしかし、傍から見ると確かにorzって格好してるか・・・」
赤城「それでは一体何をされているので・・・?」
提督「実は話すと長くなるんだが」
よし。まず、事の始めから説明しなければならないな
—また大層な
どうせ赤城も時間あるんだろ?付き合ってくれ
—・・・あまり長くなるようなら私は鍛錬に戻りたいです
わかった、手短に話すから!
提督「・・・模型を作ってたんだけど、手を滑らして部品が飛んでいったから探してた。OK?」
赤城「簡潔な説明ありがとうございます。模型、ですか。机に乗ってるあれですか?」
提督「うむ!1/700吹雪だ!」
赤城「・・・工作をしているにしてはちょっと書類等も散乱しすぎではありませんか?」
提督「あ、そう攻めてくるか」
赤城「あまり詳しくはわからないですが、部品を見た感じ非常に細かいものみたいですし、整理されていた方が作業効率もあがるのではないかと」
提督「ぐぬぬ・・・机のことはともかく・・・、そうなんだよとても細かいパーツばっかりでさ。だから飛ばしてしまったあと全く見つからないんだ。参ったな、ハッハッハ!」
赤城「目が笑ってませんよ・・・。はぁ、仕方ないですね」
提督「おもむろに彩雲を取り出してどうしたんだ?」
赤城「私も探してあげます。だから元気を出して下さいね———はい、見つけました。私には何かしらの破片にしか見えませんがおそらくこれでしょう」
提督「えぇ!?こんなに小さいパーツをそんなすぐ見つけられたのか。改めて艦娘ってすごいな・・・」
赤城「それでは私は戻りますね。また部品を無くさないように気をつけて下さい」
提督「ありがとう赤城。そうだ、今晩空いてるか?」
赤城「どういたしまして。今晩、ですか。特に予定もありませんが。どうかしました?」
提督「さっきは心配してここに来てくれたんだろ?それとパーツを見つけてくれたお礼をしたいから今晩は一緒に飯にでも、と思って」
赤城「提督の声が聞こえたのは、たまたま部屋の前を通りかかったからです。それに、大したことはしてません」
提督「でも、ほら。私も君が来てくれてうれし・・・いや、ありがたかったからさ。赤城が良ければ是非一緒したいんだが。」
赤城「わかりました。それではまた後ほどご連絡しますね」
提督「一緒してくれるか!ありがとな!」
赤城「ふふ。お礼を言ってばかりで、なんだかおかしいですよ、提督」
提督「はは、飯に誘う口実が出来て嬉しいんだよ」
赤城「あら、いつでも誘って頂いて良いですよ。提督がご馳走して下さるのなら」
提督「毎日奢りはきついな・・・どうするか」
赤城「あ、あの?ご馳走云々は冗談ですので・・・」
提督「そ、そうか!しかし、赤城は人気者だから私が独り占めすると不満が出そうだな」
赤城「いえ、私こそ提督を独り占めすると他の子達に睨まれてしまいます」
提督「そうなのか?——あぁ、確かに、毎日赤城だけに飯を奢ってると思われるとギクシャクしてしまうよなぁ」
赤城(そういう事ではないのですけどねー)
-
107 : 2014/09/26(金) 07:23:39.88 -
中途半端ですがここで一端投下終わりです。
空母棲姫のイラストをみると、服はボロボロになってて見えそうになってるのに、凄い楽しそうな表情にも見えるんですよね。
無邪気にも見えるといいますか。(私の目が悪いだけかも)なので、きっとボロボロになっても全力を出して闘えることで満たされてるというか、それが楽しいのかなーと妄想してしまったわけで・・・。
解像度が高い画で見たい一枚であります。決して体を注視したいというだけではなく。
それではごきげんよう。 -
108 : 2014/09/26(金) 15:51:10.80 ID:yGQLI0Q0o -
>>107乙です
なるほそういう解釈も在りか -
109 : 2014/10/01(水) 01:16:11.73 -
皆さんこんばんは。今回は赤城さんと提督がマリカーをするだけの話です(内容もオチも無い)
なんかSFCが発掘されて頭に思い浮かんだので・・・>>108
ありがとうございます。でも高解像度で見ると全然違う表情をしてるってことも考えられるので微妙なんですよね・・・。
すげー切れてる表情だったとかだったら、勘違いも甚だしくてめちゃくちゃ恥ずかしいことになってしまいます。
まぁ元々妄想なんでそれでいいか -
110 : 2014/10/01(水) 01:16:55.49 -
提督「ここに着任してきた時にガラクタと押し込んでいたダンボールを整理していると」赤城「・・・この"すうぱあふぁみこん"というのが出てきたということですか」
提督「とても懐かしい気持ちだ。幼少の頃、これで友人達とバカ騒ぎしたもんだ・・・」
赤城「電源がついた箱にしか見えませんね。どうやって使うんです?」
提督「ここにカセットを差し込んで、あとこのコードをTVと繋げて電源を入れるとだな」
赤城「画面にかわいらしい絵が表示されました!」
提督「ふ・・・。絵は確かに可愛らしいがな・・・対戦はその人の性格が結構出たりしてこれがまた面白いんだよ」
赤城「顔つきが不穏ですよ提督」
提督「若かりし頃を思い出してつい、な。操作方法を教えるから一緒に勝負しないか?ふっふっふ・・・」
赤城「勝負と言われると後には引けませんね」
~操作説明&軽く練習中~
提督「どうだ、一通り慣れたか?」
赤城「はい。いつでもどうぞ」
提督「まぁ最初はハンデを抱えてするからさ、対戦の空気にも慣れる為に軽くやってみるか」
-
111 : 2014/10/01(水) 01:18:51.22 -
マリオカートGP
タイムアタック
[> VSマッチレース
バトルゲーム—-
—
–提督「よし、ちびキャラ縛りの緑甲羅とコインだけで勝負してやるよ」
赤城「・・・お心遣いありがとうございます」
提督(しまった、赤城のプライドを傷つけてしまったか。言い方悪かったな・・・それにしても、赤城の目が狩人の目をしている・・・)
赤城「・・・コースもこちらで決めさせて頂いても?」
提督「す、好きなコースを選ぶと良い(背筋が凍る様なこの感じ・・・一体なんだというのだ!?)」
[>キノコカップ
[>おばけぬま1提督「ほう、初心者がお化け沼を選ぶか。意外だな」
赤城「背景に浮かんでる幽霊さんがかわいいですよね」
提督(おい、目が笑ってないぞ赤城)
赤城「———過剰なハンデをつけたことを後悔させて差し上げましょう」
提督「ん?何か言ったか?」
赤城「いえ、何も。始まりますよ、提督」
提督「お、おう」
3
2
1
GO!
-
112 : 2014/10/01(水) 01:20:41.66 -
提督「よし、チビでもスタートダッシュをすれば引き離せる筈だ!お先に、あかg」赤城「ふふっ甘いです、提督。——アイテムはキノコ・・・上々ね」
提督「お前もうスタートダッシュをマスターしてるのかよ!ちゃっかり私のキャラを踏んで行きやがった・・・」
赤城「このまま逃げ切らせて頂きます」
提督「くそ・・・まさか初心者に負けることになろうとは・・・(冷静になれ、相手は初心者だ。挽回のチャンスはまだまだある)」
赤城「口ではそう言ってますが、提督の目はそうは言ってません・・・よ!」
提督「なに!?そこのショートカットまで使うか、赤城ィィィィ!」
赤城「完膚なきまでに叩き伏せ、あなたの本気を引き出させてから勝ってこそ、勝利の意味があるのです!」
提督(最初踏み潰された時点で割と本気出そうと思ったんだけどな・・・実際やばい)
赤城「ああ、曲がりきれずに落ちちゃいました・・・」
提督「そこは慣れるまで難しいよなぁ。着地に気を取られると曲がりきれないんだよな。ブレーキ使うとなんか負けた気分になるし」
赤城「うぅ、そうですね。変な子にコイン持って行かれちゃいました・・・」
提督「——すまん、赤城。これも勝負なんでな」
赤城「え?あー!着地地点の目の前にバナナの皮を置くなんて、なんて卑劣な!」
提督「最初に言った縛りは"この勝負"では解かないが・・・だが出来る範囲で全力で行かせてもらう!」
赤城「!・・・それは好都合ですね」
提督「なに・・・?」
赤城「提督、例え私がこの戦いで勝てなくとも、あなたの癖をここで見極めて見せます」
提督「・・・やれるものならやってみるんだな」
赤城「言われずとも」
-
113 : 2014/10/01(水) 01:28:16.44 -
~~~—マリオサーキット1—
提督「うわ、お前先読みして緑甲羅飛ばしてくんなよ!赤よりタチわるいよお前の緑とバナナは!」
赤城「提督こそ、スター状態で私に纏わり付かないでください!性格の悪さが出てますよ!」
提督「くそ、次だ次だ」
~~~
—再びお化け沼1—
提督「おい」
赤城「何でしょうか?」
提督「ショトカ先の通路にバナナ飛ばして埋めるんじゃあない・・・」
赤城「あらあら。ショートカットなんて使おうとお思いで?女々しいのですね」
提督「言っとくけどバグとかじゃなくて正規のルートの一つだからな・・・女々しいも何もないだろ」
赤城「提督も男ならショートカット無しで勝負したら如何ですか?」
提督「そこまで言うのならやってやるよ!くそおおお」
~~~
—マリオサーキット2—
赤城「提督」
提督「・・・なんだ」
赤城「ジャンプ台踏む寸前にキノコ使って体当たりするのは止めてください。上手く飛べなくて半周分程戻されたんですけど」
提督「・・・あそこでキノコ使うと加速して通常時より長い距離飛べるんだよ。通り道にたまたま赤城がいただけだ・・・」
赤城「初心者にこの仕打ち!提督は血も涙もありませんね」
提督「私もブランクがあるとは言え、既に実力は拮抗してるんですがそれは」
~~~
—クッパ城1—
赤城「提督、なんですかそのショートカットは!私知らされていません!」
提督「加速装置と羽使って溶岩を飛び越えるこれか。まあ教えてないしな」(熱くなってつい癖でショートカットする提督)
赤城「くっ、一航戦の誇り…こんなところで失うわけには…」(こちらも熱くなって提督の数行前のセリフが無かったことになってるのを気が付かない赤城)
提督「幼少時にやりこんでた筈の私のプライドはズタズタだよ」
-
114 : 2014/10/01(水) 01:31:03.35 -
提督「赤城」赤城「なんですか?」
提督「"競走"なんて回りくどいことはやめだ・・・直接決着をつけないか?」
赤城「と、申されますと?」
提督「これで決着を付けようじゃあないか・・・このVSマッチモードでな!」
赤城「!?」
~~~
説明しよう!VSマッチモードとは(以下略 よーするに互いのカートに張り付いてる風船を3つ先に割られた方が負け
~~~
提督「正直に言うと、赤城のテクニックはもう初心者の範疇を超えてると言っても過言ではない。だから、この勝負にもついて来られる筈だ」
赤城「・・・!」
提督「なに、きちんと決着は付けたいからこれも練習するための時間は取る。——お互いに、全力で決着を付けられるようにするためにな」
赤城「今度は初めから全力を出して頂けるのですね・・・。わかりました、その勝負受けて立ちます!」
~~~
—バトルコース2—
赤城「提督、その囲いの中から出てきてください!ずるいです!楽しそう!」
提督「この囲いの中でぼーっとするの、好きなんだよな・・・」
赤城「羽が中々出なくて入れません。・・・あぁ、"?"のマスが全部赤くなっちゃう・・・」
提督「ある程度アイテムを取りきったら"?"マスは回復するぞ」
赤城「まことですか!?よーし、諦めません!」
-
115 : 2014/10/01(水) 01:32:59.86 -
赤城「——やった、羽が出ました!これで——」提督「あ、ジャンプする角度を考えないとブレーキが間に合わずに・・・あぁ勢いを殺せなくて出ちゃったな・・・」
赤城「うぅ・・・中に入れたのは一瞬だけでした・・・」
提督「じ、時間制限とか無いからさ。落ち着いて成功するまで頑張るんだ!」
赤城「はい・・・」
~~~
提督「お、ここの?も復活したな。・・・緑甲羅か」
赤城「提督、やりました!中に入れましたよ!」
提督「わざわざ同じとこに入って来なくても」
赤城「?は取られちゃいましたか。まぁ良いです。やっと入れましたよ、うふふふ」
提督(喜んでる赤城さんかわいい)
赤城「平和ですね」
提督「バトルゲームなのに平和なのはどうかと思うけどな・・・。——そうだ」
赤城「提督、どうかしましたか?」
提督「お互いカートに残ってるバルーンは残り1つだ。ここでひとつ、勝負をしないか」
赤城「どのような勝負で?」
提督「今、私の手元には緑甲羅がある。私と赤城のカートを横並びにして、そしてこの甲羅をこの中で発射する」
赤城「・・・そうするとどちらかに甲羅が当たって勝負有、というわけですか。実力で私に勝てないとなって運任せというわけですね?」
提督「そんな緩んだ顔で言われても・・・・・・なんだかなぁ。まぁ、最後は運で決めようということには相違無いな」
赤城「たまにはそのような、"運"で勝敗を決することも趣があって良いかもしれませんね」
提督「発射角度は・・・二人が納得出来る角度を公平に決めよう。それでいいな?」
赤城「ええ」
-
116 : 2014/10/01(水) 01:34:13.32 -
提督「・・・何か賭けるか?」赤城「良いのですか?私が勝ってしまいますよ?」
提督「自信満々だな。君が買ったら出来る範囲で要望を叶えようじゃないか」
赤城「巷でたまに話題に挙がる震電改という子を見てみた——」
提督「すまん!本当に申し訳ないがそれだけは無理だ。私も出来ることならば、勝負事関係無しにそれが配属されるように手を尽くしたいのだが・・・」
赤城「むぅ」
提督「・・・空母連中みんな揃って休暇を与えるから、それで旅行とか行ってみたらどうだ?暫く大規模作戦もない筈だから、大丈夫だろ・・・多分」
赤城「いえ、それは幾らなんでも流石に無用心過ぎます。うーん、それでは保留でよろしいですか?」
提督「あぁ、すまんがそれで頼む。私が買ったら、そうだな・・・」
赤城「あら、経験者でおられる提督が初心者の私と対等な条件で賭け事をすると」
提督「ぐぬぬ」
赤城「冗談ですよ。提督は本当に顔に出やすいからわかり易いですね。フフ」
提督「・・・では私が勝ったら、○×△グランドホテルのレディースランチを食べるのに付き合ってもらおうか」
赤城「そんなことでよろしいのですか?」
提督「男だと頼めなくてさ・・・。付き添ってくれた女性に代わりに頼んで貰おうと言うことだ」
赤城「まぁ、良いでしょう。・・・では勝負です」
提督「あぁ、覚悟は良いな?行くぞ・・・!」
-
117 : 2014/10/01(水) 01:36:14.16 -
赤城「フ」提督「負けた・・・。嫌な予感はしてたんだよな(そのドヤ顔の癖に艶かしい流し目でこっち見るのやめろ!美人過ぎて私の顔が赤くなってしまう!)」
赤城「慢心するからそうなるのです。賭け事なんてするべきではありませんでしたね」
提督「次はこうはいかんからな。覚悟しておけよ」
赤城「次があるのなら今回以上に全力で当たらせて貰うまでです。——では、私が買ったので・・・」
提督「お手柔らかにお願いします」
赤城「○×△グランドホテルの秋のスイーツ祭りとはろうぃんパーティーというのに付き合ってください!」
提督「付き合う?私が?空母のみんなと一緒の方が良いんじゃないか」
赤城「提督もレディースランチが食べられるかもしれないじゃないですか!一石二鳥です」
提督「今、目の前に天使がいる・・・」
赤城「実は、前々から加賀さんとそこのホテルの秋イベントには目をつけてまして・・・」
提督「なるほどね・・・(またえらくミーハーになったもんだ)」
赤城「提督と行って、その時に良かったらまた加賀さんと行ってみようかな、なんて」
提督「わかった。下見というわけだな。手配しておこう。——そうか、もうハロウィンの時期なんだなぁ。よし、鎮守府でもパーティーをするか!ホテルはその参考にするために、という名目にしておこう」
赤城「内緒で悪いことをするみたいでドキドキしますね!」
提督「もう、なんか色々嬉しそうね赤城。そうと決まったら、さっそく鳳翔さんと間宮さんに相談してパーティーの計画を立てるか!」
赤城「はい!」
-
118 : 2014/10/01(水) 01:45:28.83 -
今回は以上です。マリカーしらない人とSFCを知らない若者にはわからない内容だと思います。すみません。
ボンバーマンをさせて開始位置に爆弾を置いてしまう赤城さんとかネタにしたかったんですが、
よく考えたら私がボンバーマンを所持してなかったので書けませんでした。
ねんどろ加賀さんが28日にとうとう我が家に来ました。赤城さんと並ばせてます。あぁ癒される・・・。
ではごきげんよう。 -
123 : 2014/10/09(木) 19:04:53.74 -
すみませんちょっとドタバタしておりまして、もう暫く更新できないっぽいです・・・今週末にはなんとか更新したいところですが。
ドカポン3・2・1とスネークが出てくるスマブラと桃鉄は知り合いの家でやったことがあるくらいなので
詳しくなく書けないのが残念ですね・・・。うちの地域ではドカポンは犬?みたいな見た目のシーフがなぜか人気でした。
9月に買ったまま積んでるフジミの羽黒を作ったら俺、ハセガワの赤城さんに挑戦するんだ・・・ -
124 : 2014/10/10(金) 10:10:46.65 ID:sPeUifyIO -
スネークが出てくるってことはスマブラXのことかな
しかしマリカはsfcなのにスマブラはwiiとは全く>>1年齢が想像出来ないぜ -
125 : 2014/10/12(日) 00:27:23.62 -
こんばんは。今回は練習です!練習!という事で、いつも通りっていうかいつも以上に酷い回です。
でも書かないと(多分)上達しないから仕方ないですね!うまく書けるようになりたい・・・というわけで投下です。>>124さん
私自身は基本的にSFC~PS2が世代です。wiiは友人が持っていたので、それでかじった事がある程度ですね。 -
126 : 2014/10/12(日) 00:29:15.68 -
>>117の後日
ホテルのレストランにて
提督「よく考えると時間的にランチないじゃない」
赤城「あ、あれー?」
提督「別に良いけどね。ディナーであっても、どのメニューもうまそうだし」
赤城「ランチはお昼しかないメニューだったのですね。すみません・・・」
提督「気にしなくて良いって。ほら、メニューでも見て元気出せ!」
赤城「は、はい。うわぁ、この写真に載ってるの美味しそう——って何ニヤニヤして見てるんですか。気になって仕方がないです」
提督「女の子らしい顔してるなーと思って。本当に良い顔をするようになったもんだ」
赤城「ゆ、緩んだ顔が良い顔、ですか?」
提督「あぁ。生き生きとしてるというか、活気に満ちてるというか」
赤城「戦いの他にも、生き甲斐があることを教えてくださった提督と鎮守府のみんなのお陰ですね」
提督「そろそろ戦場でも、己の命を引き換えに、などという考えはすることはなくなったか?」
赤城「そんな考え方は、以前ほど簡単にはしなくなりましたよ」
提督「・・・そうか。ところで、何を頼むか決めたか?」
赤城「・・・!もう少々お待ちを!・・・あぁこれも良いなぁ・・・」
-
127 : 2014/10/12(日) 00:31:08.89 -
提督「そんなに気になるのが沢山あるなら全部頼むか?」赤城「そうしたいのは山々ですけど、そんなに沢山食べられませんよっ」
提督「艤装は割と大喰らいなのにな」
赤城「むー、なんだかいじわるですね」
提督「ごめん、最近の赤城は反応がいちいち可愛くてつい・・・・・・あ」
赤城「そ、そうですか・・・」
提督「・・・・・・うん」
赤城「・・・・・・あ、あの、私はこれで・・・」
提督「わかった。——ウェイター、ちょっと注文いいかな?—これとこれで、デザートにこれを。あぁ、コーヒーは最後に一緒に。赤城もそれでいいな?—はい、ひとまず以上で」
赤城「あの、提督が選んでたそのメニューは」
提督「君が特に気にしていたように見えたから。全て食べきれないとしても、少々つまむ位なら大丈夫だろ」
赤城「そうですか。ありがとうございます・・・」
提督「顔赤くしてもじもじして黙り込むなよ・・・私も恥ずかしくなってくるだろっ」
赤城「すみません・・・」
提督「いや、謝らなくてもいいよ・・・。・・・赤城、言うのが遅くなったけど・・・その・・・、その服似合ってるな」
赤城「本当ですか?今日のことを飛龍ちゃんと蒼龍ちゃんに話したらすごく気合いれて服を選んでくれたんですよ」
提督「あぁ、あの二人か。加賀さんは今日のことは何か言ってた?」
赤城「親指をたてて、やりましたね、と笑顔で一言だけ」
提督「ぶはっ」
赤城「だ、大丈夫ですか?」
提督「う、うん。(え、これ俺宛のメッセージかなんか?)」
-
128 : 2014/10/12(日) 00:33:39.84 -
「きゃあああああああ」提督「!なんだ!?」
赤城「提督、あそこに不審な人物が!」
「大人しく両手を上に挙げ椅子から降りて地面に伏せろ!」
提督「うわぁ、覆面に銃を持った強盗かよ。・・・ついてないなぁ」
赤城「提督!そう呑気に構えてる場合ではありません!」
「お前、大人しくしてろ!無駄口を叩くと本当に撃つぞ!」
提督「ち・・・刺激するのは得策ではないな。素直に従って様子を見るしかないか」
赤城「・・・こっそり艦載機を飛ばして鎮守府に伝令を送りますね」
「おい、そこの女」
赤城「(バレたか?・・・いや、そうじゃ無いようですね)・・・私ですか?何でしょう」
提督「・・・」
「お前を人質にする。両手を頭の後ろで組んだままゆっくり歩いて来い」
赤城「わかりました——」
提督「まて。どうせ人質にするなら"ただの一般女性より価値がある”私にしろ」
赤城「!?ていと——」
提督「シッ・・・」
「・・・なんだと?ナニモンだ貴様」
提督「私は○○○鎮守府で提督の任に就いている者だ。ほら、これが身分証だ」
「!?これは本物か・・・。良いだろう、望み通り貴様を人質にしてやる。妙な真似はするなよ」
提督「(赤城、今のうちに鎮守府と連絡を取れ)」
赤城「(・・・はい・・・!)」
提督「ほら、これでいいか?(あの目は結構本気で怒ってるなぁ・・・どうやって機嫌を取るか)」
「・・・よし、おい部下、こいつを縄で縛っておけ」
部下「わかりました」
提督「・・・いっつ・・・(まだ部下が何人潜んでるかわからんな。はぁ・・・)」
ボス「次はさっきの女、お前もだ」
提督「なんだと!?——ぐっ」
赤城「提督!?」
「静かにしろ。なに、人質にはしないさ。ただアジトに連れ帰って丁重におもてなしをするだけだ。それにしても金の他に、こんな上玉が手に入るとはな!」
提督「・・・下種が・・・ガハッ!」
「無駄口を叩くと撃つ、と言った筈だ」
赤城「提督ーーー———!」
-
129 : 2014/10/12(日) 00:37:00.52 -
———目の前で提督が撃たれた時、提督が力無く崩れていく様を見てしまった時、私は世界の崩れる音が聞こえた様な気がした。
その瞬間、怒りと絶望と悲しみと・・・、どこからともなく突如として押し寄せてきた、様々なこの想いによって我を忘れた私の周りに光の粒子が集まり、艤装を形成していく。
その様を見た盗賊共がうろたえ、何かを喋っていた様な気がしたが関係無い。何を口にしたところで、これから起きる事の結果は変わりなどしないのだから。
———
完全に私の過失だった。”想い人”に手を出そうとした下劣な強盗に対して、つい悪態をついてしまいその結果腹を撃たれた。
突然の衝撃と痛みに、意識が薄れて行く。すまない、赤城。至らない私のせいで君にそのような表情をさせてしまった。
誇り高く、気高く生きていた君の生に汚点を残すような真似をさせてしま————
———
「下種が・・・」そう言った男を俺は撃った。あんな美人を連れていたのがいけ好かなかった。しかも、キザったらしく女の代わりに人質になると言う。
男がそう提案したとき、愉快な考えが脳裏に浮かぶ。こいつらの絶望した表情を見てみたい、と。女も依り代となるこの男が居なくなれば大人しくなるだろう、とも。
だが、それは大きな誤算だった。女はヒトではなかった・・・艦娘などという、深海棲艦の相手をさせる為に造られた人型兵器だったのだ。男が提督と名乗った時にこの事を考慮しておくべきだった。
そうとも知らず、俺は男を撃ったときに女は泣き崩れるだろう、と高を括っていた。しかし——。
-
130 : 2014/10/12(日) 00:42:08.40 -
どこからともなく現れた光に身を包まれる赤城。光が収まる頃には、その身には戦闘着と艤装を纏っていた。「——盗賊共。大人しく投降しなさい。さすれば、腕の一本や二本で許して差し上げましょう」
「ヒトじゃなければ用は無いな。お前も死ね。いや、壊れてしまえ、か?それに、いくら艦娘でも周りにこんなに一般人が居ればその大層な武器も振り回せないよなあっ!」
弓に矢を番え冷えた眼差しで警告を発した赤城に、男はヘラヘラとして返す。
「周りの方達を人質にでも取ったおつもりですか?」
「こっちには銃って便利な武器があるんでな!貴様が"砲"を持つ艦種の艦娘じゃなくて良かったよ。その"ナリ"からすると空母なんだろ?艦載機がないとただの木偶の棒なのは知ってるんだよ!」
「・・・・・・」
「図星か!ふん、このままジワジワとなぶり殺しにしてやるぜ・・・」
依然、矢を番え構えたままの赤城に、部下が発砲しようとしが弾が発せられることはなかった。
「舐められたものですね・・・。人間から人を護れずして、何故深海棲艦から人を護ることが出来ましょう」
一見すると優雅に弓を構えているその姿こそ人そのものであったが、彼女は艦娘である。矢を射る速度は正に神速。人が銃を撃とうとする速度を優に凌駕していた。
「なっ」
発砲しようとした部下の手から銃が弾かれ、その掌には矢が突き刺さっている。
「それと」
「ぎゃあああ」
赤城が言葉を続けようとすると、離れた客席から銃を持った"強盗が現れるまで客だった"人間が矢に射抜かれ叫び声を上げた。
「仲間が客に化けて潜んでいましたか・・・。私の"目"は最早この建物全体を見渡しています。隠れて何か事を起こそうとは思わぬよう。大丈夫、大人しくして頂けると命までは奪いはしませんので」
「化け物め・・・」
「化け物で結構。さぁ、そろそろ大人しく投降して頂けませんか?」
男は苦々しげに顔を歪める。対し、不自然な程冷静に、涼しい顔をしている赤城。
「これ以上・・・、愚かな振る舞いを重ねて私を苛立たせないで下さい。これでも私・・・我慢してるんですよ?」
-
131 : 2014/10/12(日) 00:44:34.06 -
「よく・・・よく我慢したな赤城」
「提督!?良かった、生きておられたのですね——」
気を失っていた提督の意識が戻り、赤城に優しく声をかける。その声に驚き安心した赤城は一瞬とはいえ敵意を持つ者を目前にしておきながら、気を抜いてしまう。
その刹那、——赤城が提督に振り向いたその背後で——銃声が鳴り響いた。
「へ、詰めが甘いな艦娘さんよ」
「なに・・・赤城ーーー!」
-
132 : 2014/10/12(日) 00:49:32.37 -
「——ふぅ、危ないところでした。大丈夫ですか?提督、赤城さん」
「加賀・・・か、助かった・・・」
「加賀さん、私・・・私・・・」
矢を射て二人の危機を救ってくれたのであろう加賀が、提督と、提督を護るように抱きしめて自身を盾にしている赤城に優しく声をかける。
「大丈夫ですよ、赤城さん。問題ありません。それにしても、赤城さんの艦載機が鎮守府に戻ってきた時は何事かと思いました。実際、提督も撃たれて大変だったみたいですね。医療専門の妖精を連れてきて良かったです。妖精さん、急いで提督の手当てをして頂戴」
加賀が構えていた弓の先には赤城の艦載機が居た。加賀が射たのは強盗ではなく、赤城の艦載機であった。
「あ・・・あ・・・」
強盗は何が起きたのかわからず、恐怖に顔を歪め地面にヘタレ込んでいる。
その眼前には赤城の艦載機が四方八方から囲んで皆一様に、急所に狙いを定めている。赤城には、男が銃を構え撃つ瞬間が見えていた。が、気が抜けてしまっていた赤城は咄嗟に—しかし確実に強盗の息の根を止めようとしてしまっていた。
それを既の所で加賀が艦載機の機銃の射線をずらし、且つ男の銃を持った手を射抜くことで両方の危機を回避していた。
「ちくしょう・・・バケモンめが・・・ちくしょう・・・」
精一杯虚勢を張る男。そんな男に加賀は一瞥をくれる。
「アナタも無事で良かったですね。———提督と、赤城さんのためにも」
「ひっ」
加賀の表情と声色に男は恐怖しついに言葉を発せなくなり、幾人かの部下達と一緒に大人しく連行されていった。
「・・・本当に良かった。提督も無事でしたし、赤城さんの手が・・・あんなつまらない者の血で染まらずに済んで」
-
133 : 2014/10/12(日) 00:51:34.83 -
赤城「提督ー!良かったです、生きていて下さって本当に良かったです!」提督「いたいいたい、抱きついたら腹の傷が!うがー!」
妖精「こらー!安静にしないと傷口がまた開くでしょー!」
提督「私は悪くない!こら、赤城、落ち着けー!」
赤城「ごめんなさい、私がこんなとこに誘わなければ・・・」
提督「・・・はぁ、赤城。顔を上げろ」
赤城「嫌です」
提督「えー!?」
赤城「・・・いま、情けない顔になってるので、見られたく、ないです」
妖精「こらー!女の子を泣かせちゃだめでしょー!」
提督「あ、ごめん、赤城・・・そのだな・・・」
赤城「言わないでおいたのに、なんで泣いてること言っちゃうんですか妖精さーん!」
妖精「あ、いけね!てへぺろ」
赤城「・・・提督?私、提督が撃たれて倒れたのを見たとき、怖かったんですから」
提督「・・・ああ」
赤城「本当に・・・死んでしまったと・・・思ったんですから!」
提督「ごめんな。あいつらの下種な物言いについカッとなって・・・」
赤城「でも、私なら例え銃で撃たれたところでそう簡単には死にはしないんです。ですから、あのまま人質に私がなってさえいれば——」
提督「赤城」
赤城「・・・なんですか」
提督「・・・好きな"女性"の前で格好を付けたいと思うのはどうしようもない男の性だ。許して欲しい」
赤城「・・・」
-
134 : 2014/10/12(日) 00:54:22.60 -
提督「あー、もう!こうなったら正直に言う!赤城!」赤城「は、はい」
提督「今までは艦全体に士気に関わると思って言わないで置いたが・・・俺が限界を迎えてしまったようだ。赤城、俺は君が・・・お前が好きだ」
赤城「・・・はい」
提督「だから、そのーなんだ。恥ずかしいな・・・。これからも、最期まで俺と一緒に居てくれないか?」
赤城「はい・・・はい・・・!」
提督「なんだ、泣くほど嫌だったのか?」
赤城「違うんです。嬉しいんですけど、何故か涙が・・・っ」
妖精「えんだあああああ」
提督「もうやっぱり恥ずかしい!今度、二人のときにやり直そう赤城」
赤城「そうですね。エヘヘ」
加賀「救援に駆けつけ、そして現場の事後処理の手伝いをしている私達をよそに二人で良い雰囲気になっておられるとは。良いご身分ですね、提督?」
提督「あ、あなたは!」
加賀「そういうのは良いんで」
提督「あ、はい」
赤城「加賀さんっ」
加賀「赤城さん、平静を装ってるようですが顔真っ赤ですし口元もにやついてます。・・・でも、幸せそうな良い顔です」
赤城「は、恥ずかしい!」
加賀「提督、ありがとうございます。赤城さんのこんな幸せそうな姿を見られて、私も幸せです」
提督「そんな幸せそうに微笑む加賀さんを見られる私達も幸せです。な、赤城?」
赤城「ふふ、そうですね。加賀さんも滅多に笑いませんから」
加賀「——!私のことは良いのです。とにかく、お二人共、これからも執務はきちんとこなして頂戴ね?分別のあるお付き合いをするように」
提督「高校生のカップルに付き合い方を諭す教師のようだな・・・・・・イテっ!」
加賀「何か言いました?」
提督「いえ、何も」
加賀「それでは、養生して傷を早く治して下さい。赤城さんも、提督に付いておいてあげて。その間は、私達がなんとかしておきますから」
提督「かたじけない・・・」
赤城「加賀さん、ありがとうございます」
加賀「ふふ、お礼は他の皆にも言ってあげて下さい。では、私はこれで」
-
135 : 2014/10/12(日) 01:03:17.19 -
中途半端ですが今回はここまで。「You are !?」「Kaga-san !!」
まぁあれですね。これにめげずにこれからも黒歴史を生産していこうと思いました。動画サイトで赤城さんの目覚まし時計ボイスを聞く度に赤城さんと結婚したくなるんですよね。やばい。
-
138 : 2014/10/13(月) 03:55:24.88 -
こんばんは。風が煩くて目が覚めたので少しだけ投下します。
>>mousugoi
ネタが通じる方がいて嬉しいです(子並感)
あ、あなたは!のフレーズはその方のネタからぱく・・・リスペクトです
-
139 : 2014/10/13(月) 03:56:11.45 -
提督「もう10月も半ばだな。歳を重ねると1年経つのが早く感じられる、と昔の恩師が言っていたが、最近それを実感するようになってきたよ」赤城「そうなのですか。私は毎日が楽しいからでしょうか、時が経つのを早く感じます」
提督「それは良いことだ。——MI作戦が終わったのも、つい昨日のことのように思えてしまう」
赤城「はい。終わった後の祝勝会では、結局みなさん感極まって泣いちゃいましたね。—ふふふ、そういえば提督が一番泣いておられましたっけ」
提督「そのことはもう良いじゃないか・・・あー恥ずかしい!」
赤城「それも、今となっては良い思い出ですね」
提督「そうだな。あの時はきっと安心したんだな。みんなが泣いてるのを見て、——なんだ、やっぱり人と・・・どこにでも居るか弱い普通の女の子と同じじゃないか、と」
赤城「・・・・・・」
提督「だが、女の子はやはり泣いてる顔より笑ってる顔の方が可愛い、とも思ったな。ハッハッハ!」
赤城「提督のおっしゃっていることの意味、今なら少しわかる気がします」
提督「まぁ、着任した当初のお前だと『ひ弱な人間と同じように扱わないで下さい』みたいなことを言ってたかもなぁ」
赤城「そ、そこまで酷いことは言いません!」
提督「今は俺の冗談に対してそうやって言い返してくれる。赤城だけじゃなく、みんなも。それがとても嬉しい」
赤城「会って間もなくて、どんな人かわからない、ましてや目上の人に突っ込みなんて入れられませんよ・・・」
提督「おぉ、言われてみればそうだ。・・・一部例外は居たが」
赤城「あは・・・ははは・・・」
-
140 : 2014/10/13(月) 03:57:23.50 -
空母棲姫「ノックしてもしも~~~し。提督、撃たれた傷はどう?もう大丈夫なの?はい、赤城これお見舞いのフルーツ。あとで提督に切ってあげて」赤城「あら、空母棲姫さん。ありがとうございます」
提督「赤城の声でおかしなこと・・・。——傷の具合は良いよ。妖精さんの腕も良いし、赤城も看病してくれてるんでな」
空母棲姫「じゃあ今度は加賀の声で言う事にするわ。まぁ、大事じゃなければ良いのよ。ほんと、貴方を撃った輩も命拾いしたわね。もし死んでいたら、今頃私が海に引きずり込んで撃った奴に生き地獄を味あわせていたわよ。フフフフフ」
提督「・・・その気持ちだけ受け取っておくよ」
赤城「大丈夫です。この人なりの優しさというものですよ」
空母棲姫「でも私や北方棲姫にそんなことをさせたくなければ、簡単にはくたばらない事ね」
提督「肝に銘じておく・・・」
空母棲姫「あ、そうそう。ピロートークも程ほどにしておかないと、扉の外まで聞こえていたわよ?」
提督「ブッ!・・・ゲホッゲホッ」
赤城「なんですか、それ」
空母棲姫「あら、赤城は知らないの?・・・良い、赤城さん?ピロートークというのはですね」
提督「あほか!変なこと吹き込むな!しかも加賀の声で!それに断じてそんなことはしていないからな!」
赤城「???」
空母棲姫「ほらほら、そんなに大声出すとお腹の傷に響くから良くないわ」
提督「一体誰のせいだと。・・・良いか、赤城。世の中にはまだ知らなくて良いことがあるんだ。わかるな?」
赤城「は、はい??」
空母棲姫(まだ・・・ってまたわざとらしい)
-
141 : 2014/10/13(月) 03:59:21.02 -
提督「空母棲姫、なんだそのニヤニヤした顔は・・・」空母棲姫「・・・ベツニ?」
提督「何か引っかかるが、まぁ良い・・・。空母棲姫、私と赤城が不在の間に君まで基地の哨戒任務に就かせてしまってすまないな」
空母棲姫「別にそれくらいのこと。むしろ普段から良くして貰っているのに、これくらいのことしか出来なくてごめんなさいね」
提督「うちの艦娘達の演習相手をしてくれてるだけで大分助かってるさ。あと心のケアもな。カウンセリングの評判が良いと聞いているぞ」
空母棲姫「・・・純粋な艦娘よりすれてるだけよ」
赤城「うちの鎮守府で一番TVを見るのがお好きですもんね!空母棲姫さんは博学で凄いんですよ、提督」
空母棲姫「ちょっと、赤城・・・!」
提督「TVだと・・・。うちの子達に本当にいらんこと吹き込んでないか心配になってきたぞ」
空母棲姫「何よ!トリ○アとか平成教○委員会とかなるほど○ワールドとか好きで悪かったわね!うわあああん」
提督「ふっる!あ、走って行ってしまった。・・・悪いことしたな。今度、探偵ナイ○スクープを撮り溜めたDVDを持って謝りに行こう・・・」
赤城「ここに居る間は、少しでも幸せでいてくれると良いですね」
提督「そうだな・・・」
赤城「で、ピロートークとは一体なんですか?」
提督「しらん。俺はなにもしらんぞ」
-
142 : 2014/10/13(月) 04:48:09.62 -
提督「ゴホン。・・・お、月食が始まったな」赤城「はい。月が欠け始めました」
提督「普段は中々こうして静かに空を見上げることなんて無いが、・・・たまにはこういうのも趣があって良いな。飲酒を禁止されているのが残念だ」
赤城「傷が治るまで我慢して下さい。命があっただけでも儲けものですよ」
提督「はは、そうだな。次に赤城と月を見上げる日までお預けか」
赤城「そうですね」
提督「いつまでも、こうやって二人で寄り添える日が続くと良いな」
赤城「続きますよ。あなたが居てくれる限り」
提督「安心して過ごせるようになるためにも早く・・・海に平和を取り戻さないとだな」
赤城「はい。でも、決して無茶はしないで下さい。もし、それであなたを失うことがあれば、・・・あなたが居ない海に、世界に私の居場所は——っ。すみません、こんな考え方は正しくないことだとはわかっているのですが」
提督「嬉しいことを言ってくれる。そう簡単に死にはしないさ。だから、そんな顔はするな。ほら、笑顔の方が素敵だとさっきも言ったろ?」
赤城「それは他の女の子もであって、私が特別というわけではないですよね?」
提督「なんでそこでやきもちを焼くんだ。もう、いちいち可愛いな!お前が一番に決まってるだろう」
赤城「一番・・・何ですか?」
提督「顔がすごく赤いぞ。わかって言ってるだろ?——俺が愛していて一番可愛いと思ってるのはお前だよ、赤城」
赤城「提督も顔が凄く赤いです・・・」
提督「だろうな。・・・赤城は愛してるとは言ってくれないのか?」
赤城「・・・妖精さんが居ない時に、二人きりのときにでいいですか?」
提督「妖精さんいたのかよおおおおおお」
妖精「えんだあああああああ」
提督「しかも空気読んでえんだああのタイミングずらしてくれたっぽい!」
赤城「医療専門の妖精さんですから、医務室に居るのは当然ではありませんか」
妖精「あ、赤城さん。そのうさぎの形に切ってあるりんご貰っていーい?」
赤城「はい、どうぞ」
妖精「ありがとう!わーい!おいしい!」
提督「それは良かった・・・ああもうなんか色々恥ずかしい・・・」
赤城「ま、まぁ私も少なからず恥ずかしいのでお相子ということで・・・」
妖精(二人とももじもじしてかわいい!)
-
143 : 2014/10/13(月) 04:54:32.31 -
つづく。ネタはつづかない。赤城さんのキャラが定まらなくて崩壊が止まらない・・・だから時報はよ・・・はよ・・・
この鎮守府では空母棲姫と北方棲姫が一番人生を満喫してるという感じです。
E6であほみたいに苦労させられたけどやっぱり好きです。
流石に連続で大破したときには、お前そこまではだけてるならもっと見せろよとは思いましたが。
あと、実際に赤城さんとしたいこと書けば良いんじゃねって最近思うようになりました。ではごきげんよう。 -
144 : 2014/10/13(月) 19:18:48.66 ID:JEpNwUwa0 -
おっつおっつ。
なんか赤城さんより提督のが可愛いぞ -
145 : 2014/10/14(火) 20:45:06.47 -
こんばんは。うちの地域では台風が昨晩に過ぎ去っていき、今日は平和でした。
?「休日だけを殺す機械かよ!」という様な声がどこからともなく聞こえてくるようです。
>>144
まさかの提督萌えSSになっていく可能性が微レ存・・・?
赤城さんにも萌えられるSSをかけるように頑張っていこうとおもいました(コナミ感) -
146 : 2014/10/14(火) 20:47:41.77 -
提督「うーん、すごい風だ。どう考えても出撃は無理だな」赤城「それどころか、外を出歩くのも控えたほうが良いですね」
加賀「強風に煽られてドラム缶が舞ってるので外出は危険です」
提督「それ屋内に居てもやばくないか・・・。窓を突き破ってくるかもしれないだろ」
加賀「冗談ですよ。ですが、瓦や看板などが風で飛び交うことは十分にあり得るそうですので、用心するに越したことはないでしょう」
提督「駆逐艦の子が怖がってなければ良いが」
赤城「小さい子は上の子達が看てくれているのできっと大丈夫です」
提督「面倒見が良い奴が多くて助かるな。——加賀。処理する書類はこれで全部か?」
加賀「・・・えぇ。すみません、提督宛のものは此方で勝手に処理するわけにはいかないので」
提督「いやいや、十分助かってるよ。重ね重ねありがとな」
加賀「どういたしまして」
赤城「すみません加賀さん。仕事を押し付けてしまいまして」
加賀「いえ、良いのです。私としては、赤城さんにもきちんと休養をとって欲しかったですから」
提督「加賀もきちんと休養を取ってくれよ」
加賀「心得ています。あ、提督」
提督「なんだ?」
-
147 : 2014/10/14(火) 20:49:56.59 -
加賀「そろそろ提督に会えなくて寂しがってる子が出てきましたので、何名かここ病室にお見舞いに押しかけてくるかと」提督「会えなくて、って別に出入り禁止にした覚えがないんだが・・・」
加賀「なるべく邪魔が入らないよう、提督と赤城さんが二人で熱い日々を過ごしていると、皆さんに通達しておきましたから」
提督「涼しい顔してさらっととんでもないことを言ってくれる。ハハッこやつめ!」
赤城「そんなことを言って・・・加賀さんも提督に構って欲しいのですよね?」
加賀「なっ」
赤城「加賀さんは素直じゃありませんからね」
加賀「・・・赤城さんが何を言ってるのかわからないわ」
提督「そうだったのか。加賀、今まで寂しい思いをさせてしまったようですまなかった」
加賀「顔を上げてください。私は・・・提督と赤城さんが笑顔で居てくれたらそれで満たされるので。ですが、それでも尚気にかけて下さると仰るのなら」
提督「何かな」
加賀「10月末に行われるというハロウィンパーティーという物に提督も出席できるように、早く傷を治してください。私だけではなく、他のみんなもとても楽しみにしています」
提督「わかった。ゆっくり休んで一刻も早く現場に復帰できるようにするよ」
赤城「みなさん仮装する予定なんですよね!とても楽しみです」
提督「へぇ、それじゃあ赤城と加賀も仮装を?」
加賀「はい。しかし、詳細はまだ内緒ですよ」
提督「・・・なんか、内緒って言い方が妙に可愛いくてキュンときた」
赤城「わかります!」
加賀「・・・」
提督「あ・・・赤城と加賀がどんな仮装をしてくるか楽しみだなー・・・ははは・・・」
加賀「・・・ええ、是非楽しみにしていてください。赤城さんは特に気合を入れて仮装するらしいですので。皆の度肝を抜くような姿になるとか」
赤城「え?!」
-
148 : 2014/10/14(火) 20:52:16.93 -
提督「それは楽しみだ」加賀「良かったですね、赤城さん。提督は大変楽しみにしているみたいですよ。相当気合の入った赤城さんの仮装を」
赤城「い、いえ私は至って普通の——」
提督「楽しみだなぁ」
赤城「う゛っ」
加賀「それでは私はこれで。あとはお二人で仲良くしていて下さい」
提督「ありがとな。加賀も仕事は適当に切り上げてあとはのんびりしていてくれ」
加賀「はい。赤城さんもしっかりね?——では失礼致しました」
赤城「・・・提督の余計な一言がなければ、こんなプレッシャーがかかるようなことにはならなかったのに」
提督「すごく期待してるからな!」
赤城「提督もわかってそういってますよね?もう、・・・いけずです」
提督「そっぽ向いてジト目でこっちを見てるつもりなんだろうけど、流し目でこっちを見てるようにしか見えないしその表情でいけずとかやばい。頬もほのかに赤くなってるのがほんとやばい」
赤城「・・・提督のばか」
蒼龍「ちょっと見かけない内に」
飛龍「あの赤城さんが乙女になってる!」
翔鶴「これが赤城先輩に秘められている力の一端とでもいうのでしょうか」
瑞鶴「一航戦はギャップ萌えの宝庫か何かなの!?とても悔しいけれど勝てる気がしないわ・・・」
加賀「あなたたち、医務室の前に集まって何やってるの?通りがかってる子達が怪訝そうな目で見てるわよ・・・」
-
149 : 2014/10/14(火) 20:57:44.21 -
今回はここまで。ハロウィンとか出しちゃったけど馴染みがなさ過ぎてよくわからないイベントです。
トリックorトリートって言ってきた駆逐艦にお菓子をあげていたずらするまではわかるんですけどね。
たまには他の艦も話に出したいけど空母ばっかりになってしまいます。大勢のキャラを出して話を書ける人が本当にすごい・・・
ではごきげんよう。 -
150 : 2014/10/14(火) 21:06:48.23 ID:0xB/fVgiO -
乙
提督が駆逐艦をお菓子で釣って悪戯(意味深)する事案 -
151 : 2014/10/16(木) 01:22:01.99 -
こんばんは。少量だけですが投下。
ちょっと試行錯誤する回が続いたり続かなかったりで普段よりも増して見苦しい文章が続くかもしれませんがどうかお許し下さい。>>150
良いですねそれ!!このスレの方針的には残念ながら憲兵さんが出勤する必要用性がない悪戯で済んでしまうことでしょうが、
私の技量が追いつけば挑戦してみたいと思います。 -
152 : 2014/10/16(木) 01:23:59.11 -
>>148
赤城「・・・というわけで、緊急!ハロウィン対策会議!!を行いたいと思います」
飛龍「わ、わーい・・・」
蒼龍「何もそこまで必死にならなくても——」
赤城「なにか?」
蒼龍「——いえ、独り言です・・・」
翔鶴「あの、赤城先輩?一つよろしいですか?」
赤城「何でしょう」
翔鶴「私達の中でハロウィンというものについて詳しい人はいるのでしょうか。もし居なければ、詳しい人に直接助言を貰いに行ったほうが良いかと思うのですが」
赤城「なるほど、一理あります。この中でハロウィンというものについて詳しい方はおられますか?」
瑞鶴「そう言われてみると、ハロウィンのことはよく知らないなぁ。クリスマスならまだわかるんですけど」
蒼龍「かぼちゃのお化けみたいなものが関係してる、くらいのことしかわかりませんね」
飛龍「あれってお化けなの?なんかその割には可愛らしいんだけど!」
蒼龍「それは言えてるわね!」
瑞鶴「うーん、よくわからないけど金剛さんとか詳しそうじゃないですか?英国生まれという安直な考えですけど・・・」
赤城「なるほど。流石は五航戦の瑞鶴さん。目の付け所が鋭いですね!皆さん、早速話を聞きに言ってみましょう」
「「「「おー!」」」」
赤城「——提督、暫くここ・・・医務室から離れますが、可能な限りすぐ戻ってきますので」
提督「う、うん。まぁ、そんなに気負わずにな?」
赤城「いえ、これは加賀さんから叩きつけられた挑戦状・・・。ですので、この一航戦赤城——全力で挑ませて頂きます!では!」
提督「い、いってらっしゃい。・・・なんだかんだで楽しそうだから放っておいて良いか」
-
153 : 2014/10/16(木) 01:28:55.99 -
~金剛の部屋の前にて~赤城「すみません、金剛さんはいらっしゃいますか?」
金剛「ハイハーイ、今出ますネー。——oh、赤城と空母の皆サン!揃って訪ねてくるなんてとっても珍しいですネ!一体どうしたのデスカ?」
赤城「実は今度のハロウィンのことで、金剛さんにアドバイスを頂こうかと。今お時間大丈夫ですか?」
金剛「赤城がこういったイベントにそこまで気合を入れるなんてvery rareネ!さぁ皆さん、立ち話もなんだから入って入って!」
赤城「ありがとうございます!」
蒼龍「お邪魔しまーす。おぉ、まるで異国に来たかのよう・・・」
金剛「そんな大層なことはないネ!ティーセットがあるのと、お布団じゃなくてベッドが置いてあることくらいかしら?」
飛龍「私達の部屋は畳部屋ですしね。——見た目が違うだけではなくて、ほんのりと紅茶の良い香りもするわね」
金剛「今皆さんのお茶を入れてるからネー。それに、私からするとあなた達の部屋はイ草とJapanese teaの良い香りがするわ。お互い様ネー!」
翔鶴「ありがとうございます。どうぞお構いなく。それにしても本当に良い香りです・・・」
瑞鶴「一度飲むと外の店で飲む気が無くなると言わしめる金剛さんの紅茶・・・!ごくり」
金剛「アハハ、瑞鶴は大げさヨー。もし良かったら普段からもっと遊びに来て良いのデスヨー?」
瑞鶴「良いんですか!?ここは先輩方が多いからどうも自分から話かけたりするのは気後れしちゃうと言いますか・・・」
金剛「この鎮守府にいる仲間はそんなこと気にしない人ばっかりヨー。ネー、赤城?」
赤城「はい。折角同じ鎮守府に集った仲間同士なのですから、もっともっと交流を深めて行きたいですね」
金剛「ほらね、瑞鶴。あ、勿論翔鶴もですよ?フフフ。——はい、お茶が入りましたヨ。お砂糖とミルクが足りなかったら言って下さいネー」
翔鶴「ありがとうございます。——これは本当に美味しいですね。確かにこの味を知ってしまうとお店で紅茶は頼む気にはならないかもしれません」
瑞鶴「じゃあ金剛さん、今度お茶の淹れ方教えて下さいよ!とびっきり美味しいお茶を淹れて加賀さんにギャフンと言わせるんだから!」
翔鶴「ちょっと瑞鶴!?」
金剛「翔鶴も大げさネ!瑞鶴、勿論良いデスヨ。どうせなら翔鶴も一緒にドウ?」
翔鶴「私まで・・・良いんですか?お邪魔じゃありませんか?」
金剛「No problemネ!可愛い妹が増えたみたいで嬉しいワ」
蒼龍「いやー若い娘は無邪気で可愛いですなー」
飛龍「そうねー。見ていて和むわぁ」
-
154 : 2014/10/16(木) 01:31:01.56 -
赤城「こ、この濃厚でコクがある味と芳醇な香りは・・・アッサムティーですね!なるほど、多めに用意されたミルクはこれのせいでしたか。そして焼きたてのスコーンにクリームがたっぷり・・・至れり尽くせりです。加賀さんがこのことを知ったらきっと羨まし・・・ハッ!」「・・・・・・・・・」
赤城「す、すいません!あまりにも美味しかったものですから気が動転してしまって—」
金剛「Hey 赤城・・・随分と詳しいですね。その通りデース!しかし、赤城がそこまで紅茶に精通していたとは知りませんでしたヨー」
蒼龍(あれ、お茶やスイーツに詳しい・・・というか煩い女の子とか普通に女子力高くない?)
飛龍(あの仕事人間な赤城さんをこうまで変えるとは。愛とは人をここまで変えるものなの・・・)※
翔鶴(赤くなってる赤城先輩・・・なんだかすごく抱きしめたいわ・・・)
瑞鶴(ポカーン)
赤城「あ、あの・・・もしよろしければ私もお茶の淹れ方とお菓子の焼き方を教えて頂けませんか?是非加賀さんにも味あわせてあげたいので。あ、勿論、お礼は致します」
金剛「勿論イイヨー!お礼なんか要らなかったのだケド、期待しちゃって良いのかしら?」
赤城「ありがとうございます!はい、期待していてください!とっておきの、美味しい日本のお茶菓子を振る舞いますよ!」
金剛「それはとっても魅力的ネ!あ、でもついでだし今加賀も呼びまショウ!そして後日赤城が淹れたお茶とどっちが美味しかったか聞いてみるワ!」
赤城「金剛さんがよろしければ加賀さんをここに呼ぶのは勿論賛成ですが、私の淹れた紅茶と比べられるのはいじわるですよう——」
金剛「アハハ、加賀ならきっと赤城のお茶を誉めてくれるヨー——」
\ワイワイガヤガヤ/
結局ハロウィンの話は露ほども出ず、この日はお茶とお菓子の話で盛り上がっただけだった。
-
155 : 2014/10/16(木) 01:38:45.58 -
ここまでとなります。飛龍が愛の力云々といってますが関係ないです。この鎮守府の彼女(というかほぼ皆)は他人の恋愛話が好きなので何にでも絡めてしまうのです。
あとこのSSの設定において、赤城さんが戦いの他に見出した趣味というか好きな物というかなんかそんな感じのものです。>>スイーツ関連
というか、普通のガールズトークをさせたかったんですが、女の子って何話すのかわからんのでこういった感じになってしまいました。
誰かの悪口で盛り上がる、とは聞くことが結構ありますがさすがにそれは無しですね。
ファッションのこととか勉強したほうが良いのかしら・・・。それでは。 -
158 : 2014/10/25(土) 01:00:15.23 -
ファッション雑誌のモデルがちょっと化粧濃い気がして困ってる1です
もうちょっとナチュラルなメイクでも十分可愛いだろうに・・・などと思ってたら結構時間無駄にしてました
書き溜めがちょっと進んでないので更新は来週になりそうです・・・すみませんすみません
なので、先日買ったハセガワの赤城さんは多分執筆の遅れには関係ないです。WL磯風とフジミ羽黒も積んでるしね!ではでは。 -
159 : 2014/10/29(水) 01:40:14.38 - こんばんは。ぼちぼち投下していきます。11月までにはハロウィンネタを終わらせたいでも終わらない
-
160 : 2014/10/29(水) 01:41:34.66 -
赤城「提督、ただいま戻りました」提督「お疲れさま。有意義な話し合いは出来た?」
赤城「はい!素晴らしい時間を過ごせました」
提督「それは良かった。パーティー、楽しみだな」
赤城「・・・あっ」
提督「どうした」
赤城「そういえば、ハロウィンのことについては全くお話しませんでした」
提督「何しに行ったのさ・・・」
赤城「み、みなさんとのお茶会が楽しくてつい忘れていました!」
提督「そうか。楽しかったのなら何よりなんだが・・・」
赤城「でも、どうしましょう・・・」
提督「うーむ、明日にでも青葉に聞いてみたらどうだろうか。もしかすると、今度のパーティーのことで色々調べてるかもしれないしな」
赤城「なるほど!では、そうしてみることにします」
-
161 : 2014/10/29(水) 01:44:54.34 -
・~・~翌日~・~・青葉「失礼します。司令官、青葉です!」
提督「ごくろうさん。わざわざこちらまで出向いてもらって悪いな」
青葉「いえいえ、面白そうな事・・・ではなくて司令官のためならどこへでも参りますよ!」
提督「ありがとう。まぁ今回は赤城が君に用事があるみたいなんだけどな」
赤城「すみません、青葉さん。わざわざありがとうございます」
青葉「どういたしまして赤城さん!いやー新婚生活は如何ですか?医務室でラブラブなんて、お二人共大胆ですねー」
提督「いやいや結婚してないって。みんなそういうの好きだな」
赤城「提督の傷が治るまで身の回りの世話をしているだけですよ。愛の言葉は頂きましたけどね!」
青葉「ラブラブなのは否定しないんですね。それにしても愛の言葉ですか?それは初耳です!今度取材させていただいてよろしいですか?よろしいですね!?」
提督「お、おい赤城さん!?」
赤城「え、あ、はい」
提督「色々言いたいことがあるが、とりあえず取材とか私が恥ずかしいからやめろって!それよりも赤城、青葉に聞くことがあるんだろう」
赤城「そうでした。今度のハロウィンのことについて色々お聞きしようと思いまして」
青葉「そうでしたか。それならお安い御用です!青葉、今度のパーティーのために他の皆さんと一緒に丁度しおりを作っていたところなんですよー」
提督「へー、なんか文化祭みたいで良いな」
赤城「文化祭、ですか?」
提督「ああ。それについての詳細はまた今度な。——赤城が仮装について悩んでるようなのでアドバイスを上げてやってくれないか」
青葉「勿論!青葉にお任せください!うーん、そうですねー。定番といえば、魔女や吸血鬼といった悪魔・妖怪の類や耳や尻尾などをつけたりする動物の仮装が一般的なようです」
赤城「ふむふむ。青葉さん、今そのしおりを持っていたりします?」
青葉「はい!まだ草案ではありますがこれです。どうぞ赤城さん!あとは・・・そうですね、警察官や囚人、または文学作品や映画にでてくるキャラクターになりきったり、看護師さんやメイドさんだったりもします」
提督「もうコスプレパーティーみたいなもんだな」
青葉「由来等は宗教に関係してきたり、色々と話が込み入っていて説明が難しいので、これはこの際気にしなくて良いでしょう!」
提督「難しい話になるのなら省いても仕方がないな、うん」
-
162 : 2014/10/29(水) 01:46:06.64 -
赤城「ところで青葉さん」青葉「なんでしょう?」
赤城「こ・・・この”赤城さんによるスペシャルな催し物19::00より”というのは何ですか・・・?」
青葉「それですか!加賀さんがそう教えて下さいましたのでプログラムに組み込ませて頂きました!」
赤城「・・・青葉さん、これは一度削除しておいてください」
青葉「え?でも——」
赤城「良いですね?」
提督(無表情なのが超こえぇ・・・)
青葉「ハ、ハイ!かしこまりました!」
提督「青葉、足が震えてるぞ」
青葉「司令官だって汗が酷いですよう・・・」
赤城「私は用事ができたので少し失礼します。青葉さん、すぐ戻りますのでそれまで提督の側についていて頂けますか?」
青葉「ひゃ、ひゃい!」
赤城「ありがとうございます。では行って参ります」
提督「——よしよし青葉・・・災難だったなぁ」
青葉「うぅ、怖かったですよぉ。・・・あの、司令官に頭を撫でられるのは嫌ではありませんが、赤城さんに見られたら怒られちゃいますよ?」
提督「そうか?大丈夫だろこのぐらい。涙目になってる青葉を撫でて慰めたくらいで、赤城は目くじらを立てたりはしないさ」
青葉「・・・それもそうですね!それに司令官は恋人というよりもお父さんって感じがしますから」
提督「こんなに大きな娘を持つような歳じゃないんだけどなぁ」
青葉「食べ物の好みや趣味が、そこはかとなく年寄り臭いんですよね。あ、これは内緒でした!」
提督「本人の目の前で堂々とまぁ。そうか、私はそんな風に思われてたのか。なんかすごくショックなんだけど・・・」
青葉(近くに居るととても落ち着くんですよね——手も大きくて暖かいですし。勿論、こんな恥ずかしいことは司令官には言えませんが)
-
163 : 2014/10/29(水) 01:47:21.74 -
赤城「加賀さん!加賀さんはどちらに!」加賀「なんですか?何やら騒がしいですね」
赤城「あ、加賀さん。青葉さんに妙なことを吹き込みましたよね!?」
加賀「はて?」
赤城「先程青葉さんに教えていただきました。白を切ろうともそうは参りません」
加賀「そうですか。思ったより早くバレてしまいましたね。それで、どうしますか?」
赤城「・・・加賀さん、一対一の決闘を申し込みます!もし私が勝ったら」
加賀「はい」
赤城「加賀さんも一緒に何かしましょう!」
加賀「道連れ、というわけかしら?」
赤城「いいえ、違います。加賀さんも、お祝いの時くらい一緒にハメを外して楽しみませんか?皆さんがパーティーを楽しめる様に、それを支える為に鎮守府の警備や運営といった裏方に徹するつもりだったのですよね?」
加賀「・・・」
赤城「それにほら、私達ってまだ小さい駆逐艦達に怖がられてたりすることがあるみたいですから、これを機会にみんなともっと仲良くなれたらなーなんて・・・」
加賀「(私はただコスプレするのが恥ずかしくて裏方に徹しようと思っていただけなのだけれど)・・・赤城さんがそこまで仰るのなら、私も覚悟を決めましょうか」
赤城「覚悟?何のです?」
加賀「いえ、こちらの話です」
-
164 : 2014/10/29(水) 01:49:15.44 -
加賀「というわけで提督。演習の許可をお願いします」提督「良いけどさ、怪我するような無茶な真似はするんじゃないぞ」
赤城「はい、ありがとうございます!さ、加賀さん行きましょう!」
加賀「心得てます、提督。赤城さん、急がなくても演習は逃げないわ」
青葉「良いのですか?」
提督「まあな。たまには赤城も加賀も思いきり体を動かして一汗かきたい気分になるんだろう」
青葉「あはは・・・空母の方々は根が熱い方ばかりですからねー」
提督「そこで青葉に頼みがあるんだが」
青葉「はい?」
提督「私がモニターで二人の様子を見られるように、カメラを回しにいってきてくれないか?」
青葉「でもでもそうすると司令官のお世話が」
提督「赤城は大げさなんだよ。私はほら、一人で立てるし大丈夫さ。念のために運動や過剰な執務が禁じられてるだけだ。ほら、行って来い」
青葉「(お二人の戦いを見るか、司令官と二人きりでいるか迷いますがここは・・・)はい、司令官。青葉、取材してきますね!」
提督「うむ。頼んだよ」
青葉「青葉にお任せください!」
提督「———ふぅ、行ったか。さてと、当日みんなからいたずらをされない為にも、配るお菓子を手配しておかないといけないな」
-
165 : 2014/10/29(水) 01:58:53.64 -
今回はここまで。戦闘描写が出来ないのに演習とかぶっこんで大丈夫なのかといった感じです。
ここの鎮守府の加賀さんは一見クールですが茶目っ気もあるので、涼しい顔して小さい悪戯を赤城さんに仕掛けていきます。
ではごきげんよう。 -
167 : 2014/10/31(金) 17:56:28.82 -
こんばんは。今日はハロウィンですかね。
ネタ間に合いませんでしたが少し投下です。 -
168 : 2014/10/31(金) 17:57:12.69 -
赤城「——風は穏やかで海にも波が一つとしてない。良い演習日和です。そう思いませんか、加賀さん」加賀「そうですね。これなら他の事は何も気にせずに存分に貴方と戦えそうです、赤城さん」
赤城「ここに来たのは私が加賀さんより先なので些か私が有利ではありますが———遠慮せずに全力で行かせて貰いますよ!」
加賀「えぇ、それで構いません。ここに着任して間もないといっても、他の皆さんに鍛えられましたしそう簡単に負けるつもりはありません」
赤城「えー・・・そんなに仮装するのがお嫌なのですか・・・」
加賀「い、いやそういう訳ではなくてですね」
赤城「なーんて、冗談ですよ。今、動揺しましたね?よし、加賀さんが落ち着く前に始めちゃいますよ!長門さん、開始の合図をお願いします!」
加賀「なっ」
長門「了解だ!———それでは、演習始めッッ」
赤城「先手を取らせて頂きます。艦載機のみなさん、用意はいい?」
加賀「——頭に来ました。赤城さん、私が勝負に勝ったら貴方が冷蔵庫の奥に隠しているパ○テルのなめらかプリン、私が頂戴いたします」
赤城「それでは第一次攻撃隊はっか・・・・・・えーっ、なんで加賀さんがそれを!?」
加賀「ふふ、冗談です(・・・流石赤城さん。動揺しているように見えても動きに乱れは無し、か)」
赤城「もう、加賀さんったら!」
-
169 : 2014/10/31(金) 17:58:18.92 -
長門「あんなにはしゃいで・・・。あの二人は演習を何だと思ってるんだ。あれでは見ている他の艦娘達に示しがつかんぞ」
陸奥「まぁまぁ、久々に思いっきり体を動かすみたいだし大目に見ても良いんじゃない?」
長門「・・・・・・そうは言うがな、私もお前も先のAL/MI作戦の本土防衛以来出撃してないのだが」
陸奥「そ、そうだったかしら?・・・まぁ、私達みたいな大型艦の出撃する機会が少ないことはきっと良いことよ?多分・・・」
長門「資材も無限ではないからな。それはわかるんだが、長らく出撃しないでいると体が鈍る気がして敵わん」
陸奥「はぁ、あなたも本当にストイックね。折角人の姿になって生まれ変わってきたのだから、色々楽しまないと損よ?」
長門「十分楽しんでるつもりだが。早朝の冷たい空気や、腹が減った後に食べる飯、そして戦いに勝った後に飲む酒は好きだ」
陸奥「わかってはいたけど、全然女の子らしくないわね」
長門「し、失敬な!そ、そうだな。疲れたときに食べる甘いアイスなども中々だ」
陸奥「もっと他に何かないの・・・?」
長門「・・・私にこれ以上何を望むと言うのだ」
陸奥「あなたがそれで良いなら良いんだけどね」
長門「む。何か引っかかる言い方だが、まぁ良い。それより陸奥、あの二人の戦い振りをどう見る」
陸奥「どうって・・・。涼しい顔してよくやるわよね。日常だと最近はお転婆な姿をよく見かけるようになったのに、戦闘になるとこの落ち着き様よ。ギャップが恐ろしいわ」
長門「あぁ、先程ははしゃいでると言ったが——少し経った今はその面影が微塵もなくなっている。流石は一航戦というべきか」
陸奥「赤城さんはともかく、加賀さんなんて私達より後に着任したのにね。どれだけ努力を重ねて来たんだか」
長門「我々も負けては居られないな。身が引き締まる思いだ」
陸奥「はぁ、今にも混ざりたいという顔をしてるわよ長門」
長門「あの二人があまりにも楽しそうに戦っているからな」
陸奥「はいはい。乱入しないようにね」
長門「それくらい心得ているさ。二人の戦場を汚したくはない」
陸奥「そうね」
-
170 : 2014/10/31(金) 18:00:05.34 -
蒼龍「・・・・・・・・・」飛龍「・・・・・・・・・」
翔鶴(さっきまで私達と笑顔交じりで談笑してたのに演習が始まった途端真剣な眼差しで・・・)
瑞鶴(空気が冷たくて何か怖いよ翔鶴ねぇ!)
蒼龍「・・・・・・いいなぁ」
翔鶴「はい?」
蒼龍「あ、声に出ちゃったか。ううん、何でもないよ」
飛龍「うふふ、やっぱり蒼龍も羨ましいって思っちゃうかー」
蒼龍「うん、あんな楽しそうに戦う姿を見せ付けられちゃうとね」
瑞鶴「えーと、どういうこと・・・です?」
蒼龍「あの二人ってさ、普段は理知的に見えるけど、戦闘になると強引なところがあるというか・・・そうそう、結構脳筋なところがあるじゃない?」
瑞鶴「ぶふっ」
翔鶴「え、えーと、そうなのでしょうか」
蒼龍「そうなのそうなの。でもさ、あの戦ってる姿は脳筋らしからぬ美しさというか。何て言えば良いんだろうなー」
飛龍「一つ一つの動作がとても丁寧で洗練されていて、見る者を魅了するのよね」
翔鶴「私が先輩方にこう言うのも失礼かもしれませんが、二航戦のお二人も一航戦のお二人に負けず劣らずだと思います」
瑞鶴(戦闘中は二航戦も一航戦に負けず劣らず怖いものね・・・)
飛龍「あはは、ありがと。私も、いつかあの二人のように自在に艦載機を操れたらな、って思うわ」
蒼龍「そうね。矢を放つときも的を”狙う”というより、的に吸い込まれていく感じがするの」
瑞鶴「それわかります!でも、以前に弓道場で加賀さんにアドバイスを貰おうとしたら、『普通に鍛錬を重ねればあなたにもできるようになるわ』って・・・」
蒼龍「赤城さんと加賀さんの普通は常人の何倍頑張れば良いのよって感じよね、あははは!」
飛龍「白鳥の努力、といって感じかしら。才能に奢らず、見えないところで努力を重ねているのよね。敵う気がしないわー」
瑞鶴(二航戦がそういう風に言うって相当ね)
翔鶴「・・・・・・」
飛龍「翔鶴も一航戦の戦いに心奪われちゃったようね。そういえばあの二人が一対一で演習するのはこれが初なのかしら」
蒼龍「そうね。・・・次の機会があるなら混ぜてもらえるように頼んでみようかな。私も一航戦と演習をして実戦形式で稽古を付けてもらいたいなー」
飛龍「それは良いわね!これが終わったらお願いしてみましょう!」
翔鶴「はぁぁ、戦う先輩方のお姿、とても格好良いです・・・」
瑞鶴「始まる前にプリンがどうのこうの言ってなかったらホントかっこよかったんだけど、何だかなぁ」
-
171 : 2014/10/31(金) 18:09:39.50 -
全然話が進まないけど今回はここまでです。
史実を考えると色々比べるのはおこがましいのですが、ここはゲームとキャラ補正ということでどうか一つ。
かぼちゃのケーキと期待させておいて、実は中身がかぼちゃの煮物だったとかいう悪戯をしたら一部駆逐艦達はガチ泣きしそうですよね。では。 -
172 : 2014/10/31(金) 20:30:45.38 ID:LxYsnHJF0 -
カワイイ赤城さんだなんて最高じゃないか
しかもちゃんとカッコいい…ずるいくらい魅力的だな!
おまけにスタイル抜群ときたら…これ無敵じゃね?
乙 -
174 : 2014/11/12(水) 03:10:32.90 -
こんばんは。戦闘描写はこのまま飛ばしてさっさとハロウィンネタにいこうかと思案中です。イベントとクリスマスもありますしね。
戦闘描写を書けるような豊かな想像力と表現力が欲しい・・・。もっと現代文と古文と漢文の授業を真面目に受けておくべきだったと歳を重ねるたびに思います。>>172
赤城さんがかなりのヒロイン属性持ちということに気がつかれましたか。可愛いネタもいけて、かっこいいネタもいける、そしてちょっとポンコツなネタもいけるという死角がない娘さんですよね。
スタイルもイラストを見た感じだと、仰る通り良いようですし、そして色々と柔らかくも、しかしほどよく筋肉もあって引き締まっていて。・・・ふぅ。ではちょっとだけ投下
-
175 : 2014/11/12(水) 03:12:23.43 -
青葉『あーあー、てすてす・・・司令かーん、聞こえますか?』提督「———ああ、よく聞こえているしそちらの映像も無事に届いているようだ」
青葉『それは良かったです!ところで、反応されるまで少々間があったようですが何かしておられたんですか?』
提督「いや、大したことはしてないから大丈夫だよ。——そろそろ演習が始まる頃か」
青葉『そうでした!そろそろ開始されるかと——あ、あの空砲は開始の合図ですかね』
提督「そのようだな。爆音と共に弓を射る赤城と・・・加賀をモニターで確認できた」
青葉『もっと近寄れたら良かったのですが、これ以上近寄るとお二人の邪魔になると思ったのでちょっと離れたところから望遠レンズを通しています。なので、動きを追う際にちょっと画面の揺れが大きくなるかもしれません』
提督「十分だよ青葉、ありがとな」
青葉『どういたしまして!このくらいお安い御用です。それに、あの一航戦同士の戦いともなると非常に良いネタにもなりますし——ぬふふふ』
提督「青葉も楽しそうだな・・・——ん?今一瞬モニター越しに赤城と目があったか?・・・ってそんなわけはないよなぁ」
青葉『司令官はどれだけ赤城さんのことが好きなんですか』
提督「くっ、独り言が聞こえていたか」
青葉『まぁ目が合ったように見えたのは偶然だと思いますけど、私がカメラを向けていることには気が付いたかも知れませんねー。これでも大分離れたつもりなんですけど。うーん、邪魔になってなければ良いんだけど・・・』
-
176 : 2014/11/12(水) 03:15:28.53 -
~~ほぼ同刻:赤城-加賀サイド~~
赤城(ん、今視界の横で何かが光ったような。加賀さんの艦載機かしら)
加賀「——いいえ、私の攻撃ではありません。あれはおそらく——青葉さんのカメラのレンズに陽の光が反射でもしたのでしょう」
赤城「ふふ、流石に凄い集中力と洞察力ですね。私の僅かな重心と視線の移動から思考を推測するなんて」
加賀「・・・そうでも無ければ、赤城さんと渡り合えるなんて思っていませんから。——さぁ、どんどんいきますよ」
赤城「えぇ、私も負けずにいかせて頂きます(提督・・・私は必ず加賀さんに勝ちます。勝って、そして、きっと提督に・・・)」
加賀(あの強い意志が宿った目・・・それが今私に向けられている。そんな目を向けてくれる貴方になら負けても良いとすら思えてしまう。しかし・・・)
赤城(——そう、提督に可愛い加賀さんのコスプレ姿をお見せします!)
加賀(この先、胸を張って貴方と肩を並べて歩んでいくためにも、負けるわけにはいきません!)
提督「——モニター越しに赤城と目があったか?なんて——」
青葉『司令官はどれだけ赤城さんが——』
———
——
— -
177 : 2014/11/12(水) 03:20:11.87 -
先に勝負を仕掛けたのは赤城であった。「加賀さんを勢いに乗せてしまうとこちらが不利・・・・・・ならばその前に」
赤城は加賀を狙う合間に、幾度か空に向かって矢を放つと、加賀に向かって最大出力で接近しようとする。
「私が最大火力を出せるようになる前に勝負をつけようと、そういうことですか」
加賀はその赤城の行動を読んでいたかのように落ち着き払っていた。
ところで、赤城と加賀の艤装は似たようなスペックを持っている。装甲、速力、策敵能力等だ。しかし、艦載機の収容能力に置いては加賀が一歩抜きん出る。彼女の艦載機収容能力、そして一度に扱える艦載機の数はこの鎮守府随一でもあるのだ。
しかし、そんな彼女の能力を遺憾なく発揮できる様になるまでには若干のタイムラグが存在している。赤城はそこを衝こうとした。本来ならば、万全な、全力を出せる状態の加賀と相対したかったのだが、赤城がこの戦いに敗れることがあれば加賀は、後日行われる祭りで裏方に徹してしまうだろうという懸念があった。
以前の自分もそうであったので、加賀が周りから一歩引いている距離を維持しようとする気持ちも多少わかるつもりだ。だが、赤城としては加賀にこの鎮守府の皆ともっと慣れ親しんで欲しかったし、そして、加賀自身にももっと"人として生きる喜び"を知ってもらいたいので、なんとしても勝つ必要がある。(赤城が加賀の可愛い姿を見たいという気持ちが一番強いのかもしれないが)
だから、今回は加賀に勝つ可能性を少しでも高くするために、赤城が先に動いたのだった。
赤城は少々被弾してはいるが、着実に加賀との距離を詰めている。
「ごめんなさい、加賀さん。本当は私も真っ向からやり合いたかったのですが——」
「いいえ、赤城さん。謝る必要なんてありません。しかし——」
加賀が赤城の言葉をさえぎった時、赤城は——ほんの一瞬ではあったが——寒気を感じた気がした。
「私の”体”も丁度温まってきた頃合です。さぁ、否が応にも今の私の全力をその身で受けて貰いますよ?」
加賀は敢えて赤城との距離を取り直そうともせずゆっくりと弓を構え、赤城を見据えながら口にした。
「さぁ、勝負です・・・赤城さん・・・!」
加賀のその真っ直ぐな瞳を改めて見たとき、赤城は勝利を優先させようとしたことへの悔いは感じずとも、一抹の後ろめたさは感じたのであった。
-
178 : 2014/11/12(水) 03:27:25.25 -
いち早く艦娘としてここに来た赤城さんは少しよこしま?なことを考えるようになり、艦娘となって比較的日が浅い加賀さん(でも錬度は高い)はまだ純粋というお話でした。多分。
戦闘描写が出来ないので、演習の結果だけさっさと出すというゼノギアスdisc2も真っ青なまきに入りそうです。今週末くらいからイベントですね。ほどほどに頑張ろうと思います。では。
-
181 : 2014/11/13(木) 00:04:26.89 -
ポッキーの日なんて知らなかったよ・・・。
2日くらい遅れたけど小ネタということで投下 -
182 : 2014/11/13(木) 00:06:39.91 -
青葉「突然ですが司令官!今日は何の日かご存知ですか」提督「本当に突然だな。11月11日は・・・電池の日だな!」
青葉「そうです、ポッキーの日なんです!」
提督「人の話聞いてた?」
青葉「まぁまぁ、細かいことは置いといて、それで今度の鎮守府内で発行されている機関紙のネタの一つにしようと思いまして」
提督「ふむ。それで私に何か?」
青葉「司令官はポッキーはお好きでしょうか」
提督「美味しいとは思うよ。しかし青葉には悪いが私はプリッツ派だ」
青葉「ポッキー・プリッツの日でもあるらしいので、そんな司令官でも大丈夫ですよぅ」
提督「何が大丈夫なんだか。それで?」
青葉「それで、今日は色々な方のお勧めを聞いてそれを掲載しようと思うんですよー」
提督「青葉・・・君はグ○コからの回し者だったのか」
青葉「ち、違いますよぉ失敬な。だって、青葉はパキーラ派ですから」
提督「そ、そうか。おかしなことを言って悪かった(聞いたことないぞ・・・)」
青葉「いえいえ、おかまいなく!それでは一緒に取材に行きましょー司令官!」
提督「私も付いて行くの!?」
-
183 : 2014/11/13(木) 00:08:55.97 -
青葉「というわけで、我々は今駆逐艦寮の前にいまーす」提督「そ、そうですね」
青葉「流石に全員のお話を聞こうとすると時間が足りないので、今回は代表として吹雪さんに来て頂きました」
提督「おー、うちの初代秘書艦」
吹雪「どうも、吹雪です!今日はよろしくお願いします!」
青葉「今日は取材を受けてくださり本当にありがとうございました。11月11日はポッキーの日、ということで吹雪さんのお勧めを教えて頂きたいのです」
吹雪「なるほど、そういうことならお任せ下さい!白雪ちゃん達と話をした結果、私が皆さんにお勧めするのは、ずばり普通のポッキーです!全ての基本にして永遠のスタンダード!自信を持って皆さんにお勧めするのはもはやこれしかないでしょう」
提督「そうだね、普通に美味しいもんね」
青葉「えぇ、そうですね。1960年代に発売されてから現在も慕われてるものです。シンプルイズベストを体現してるといっても過言ではないのかもしれません」
吹雪「・・・あれ?そう仰る割にはお二人共微妙にテンション低いですね。まさか馬鹿にしてます?」
提督「いや、ある意味吹雪らしくて安心した。これからも、見かけに囚われず物事の本質を見極められる君のままで居てくれ・・・」
吹雪「わ、わ、なんで急にそんなに優しい眼差しをして頭を撫でるんですかぁ」
青葉「そういう吹雪さんも頬を染めて満更でもない様子・・・ふっふっふ、それにしても思わぬ所で見るだけで微笑ましくなるような良い写真が取れましたよ!」
-
184 : 2014/11/13(木) 00:11:17.58 -
青葉「はい、次は巡洋艦寮の前にやってきました!」
吹雪「わー!どんどんぱふぱふー」
提督「二人ともテンション高いな」
吹雪「甘いお菓子は女の子の活力の素なんですよ!そして、今回はみなさんのお勧めを教えて貰って、それについて色々想像して楽しみ・・・そして実際に購入して食べるという過程も楽しむんですよ!」
提督「ごめん、なんか野暮なこと言ったみたいでごめん。よくわからないけどごめん」
吹雪「わかってもらえたら良いんです」
青葉「あはは。おっと、次のゲストの方がお見えになりましたよぉ」
鈴谷「ちーっす、青葉きたよー。お、なんだ提督と吹雪もいるじゃん」
吹雪「はい!色々な方のお話を聞けるということで、青葉さんに付いて来ちゃいました」
提督「私は執務をしていたところを何故か連れて来られた」
鈴谷「あっはっは、なんだかんだいって提督も付き合い良いよねー。鈴谷、そんな提督のことを嫌いじゃないぞっ☆」
提督「それはどーも」
青葉「えーと、それで今回は鈴谷さんのお勧めのお菓子についてお聞きしたいのですが。出来れば、ポッキーかプリッツに似たようなものをチョイスして下さると幸いです!」
鈴谷「うーん、そうだねー。色々あるけど私はやっぱりメンズポッキーを推すかなー」
吹雪「なんか大人って感じがする・・・」
提督「へー、以外だな。もっとゴテゴテしたようなのを持ち出してくると思ったが」
鈴谷「勿論、そういうのも好きだよ?でも私はメンズポッキーのそこはかとなくビターな感じがする味が好きなんだよねぇ」
青葉「ちょっとビターな風味の中に仄かに感じる甘さが絶妙ですよね!嫌味のない苦さという感じでしょうか——」
吹雪「——ふむふむ、勉強になるなぁ」
———
提督「いかんいかん、和気藹々としてる艦娘を間近で見てると普段より可愛く感じる・・・なんだこの気持ちは」
青葉「それが父性ですよ!」
提督「わぁ!?だからまだそんな年齢じゃないと・・・・・・それより、鈴谷の話は終わったのか?」
青葉「はい、良いお話が聞けました!さて次に行きましょー」
吹雪「おー!」
鈴谷「さー張り切っていこー!」
提督「おー・・・ってどんどん増えていくんだねこれ」
-
185 : 2014/11/13(木) 00:12:36.17 -
青葉「さて次は——」鈴谷「戦艦寮についたよー!皆の衆乗り込めー!」
吹雪「わ、わー!」
青葉「は、はい、戦艦寮の前に来ております。鈴谷さんもテンションお高いですねー」
提督「あの青葉が押されている・・・」
扶桑「あ、あのぉ」
青葉「おっと、次のゲストの方が先に来られてた様ですね、扶桑さんです。こんにちは!」
扶桑「こ、こんにちは・・・」
鈴谷「あ、扶桑さんじゃんちーっす」
吹雪「こんにちは扶桑さんっ」
扶桑「はい、鈴谷ちゃんに吹雪ちゃんも、こんにちは」
青葉「今日はポッキーの日ということで、扶桑さんのお勧めを聞きに参りました!」
扶桑「そうでしたね。そうねぇ・・・そういうことなら私はパンダのポッキーをお勧めします」
提督「意外なチョイスだな」
扶桑「あ、提督もいらしたんですね。ごきげんよう提督」
提督「気が付かれてなかった!?や、やぁ扶桑。今日も元気で何より・・・」
扶桑「ふふふ、はい、お陰さまで。すみません、鈴谷ちゃん達の存在感が凄かったものですから・・・」
提督「なんと」
吹雪「え、えーっと、何でパンダのポッキーが扶桑さんのお勧めなんですか?」
青葉(青葉のセリフが取られちゃいました)
扶桑「箱のね、イラストがね?とても可愛らしいの」
吹雪「な、なるほど」
扶桑「それに、クッキーとクリームのバランスも絶妙なのよ。だから、私はパンダのポッキーをお勧めするわ」
鈴谷「おぉう、鈴谷そんなのがあるの知らなかったよー」
扶桑「そうなのよね・・・。他のものと比べるとマイナーなせいか置いてあるお店が少ないのよ・・・」
鈴谷「おぉう・・・」
扶桑「はぁ、あんなに可愛らしくて味も美味しいのにね・・・」
提督「・・・扶桑、私は扶桑の気持ちがわかる気がするぞ」
扶桑「提督・・・、そんな、慰めは止してください」
提督「いいや、止めない。私はな、扶桑。・・・・・・聞いてくれるか?」
扶桑「提督がそこまで仰るのなら・・・はい」
鈴谷(なんか始まった)
-
186 : 2014/11/13(木) 00:14:53.58 -
提督「実はな、扶桑。私はかつて・・・ぬ~ぼ~が好きだったんだ」扶桑「!!」
吹雪(ぬぅ・・ぼぉ?何のことなんだろ)
提督「全く慰めにも、ましてや励ましにもならんだろうが・・・それに比べたらまだ販売されてるだけ希望があるんじゃないのか?扶桑」
扶桑「そう・・・ですね。すみません、提督の悲しみを知らずに気を沈ませてしまって」
青葉(何ですかねこれ)
提督「いいや、扶桑は悪くない。ただ、ほんのちょこっとだけ運が無かったんだ。他と比べるとほんのちょっとマイナーなお菓子を好きになってしまったということがな・・・。今度、通販で買える所が無いか探しておくよ」
扶桑「提督・・・!ありがとうございます!山城もきっと喜びます!」
提督「良いって事さ」
青葉「——あのぉ、そろそろよろしいですか?」
扶桑「はい。今日は提督をつれてきてくれてありがとうございますね、青葉さん」
青葉「え!?きょ、恐縮です!(すっごい良い笑顔・・・)」
鈴谷「なんだかよくわからないけど良い話だなー・・・ぐすん」
吹雪「はい・・・涙無しでは語れません!」
青葉「(あれ?青葉がおかしいのかな)・・・では、扶桑さん貴重はお話をありがとうございました!さて、次は航空母艦寮に行きますよぉ!」
「「「おー!」」」
-
187 : 2014/11/13(木) 00:17:23.20 -
一旦ここまで。チョコレート系のお菓子ってとても美味しいけど肌が荒れるんですよね。そこがいただけない。
では、続きを考えながら今日は寝ます。ごきげんよう。 -
189 : 2014/11/13(木) 00:38:09.51 ID:9OF4lKHc0 - [ネ申]神?
-
190 : 2014/11/13(木) 01:22:08.88 ID:otRn7/hiO -
乙
最近は普通のと極細のしか見ないな -
191 : 2014/11/13(木) 22:53:57.99 -
しまったプリッツの出番を出すの忘れてたってことで軽く続きです
言うまでもなく、うちの鎮守府の艦娘が押してる菓子類は>>1独断と偏見です。
皆さんの鎮守府の艦娘達は、きっと好みがそれぞれ違うことだと思います。>>189
そういえばCMはまーしーでしたね。で検索して動画をみましたが懐かしすぎて吹きました>>190
うちの周りも概ねそんな感じです。寂しいものですね。
-
192 : 2014/11/13(木) 22:56:21.24 -
青葉「はい、次は空母寮の予定だと言いましたが潜水艦寮をうっかり飛ばしてました。てへぺろ」58「もー、青葉ったら遅いよ!私待ちくたびれたよぉ」
168「本当遅かったわね。何してたのかしら・・・ってあら?司令官も一緒だったの?」
58「あー!提督も一緒だったのね。それなら許すでち」
提督「わっ、急に抱きついてくるなって。勢いで倒れてしまうじゃないか」
58「ふぁあ・・・提督の匂いは安心するでちぃ・・・」
168「もう58ったら甘えん坊なんだから」
青葉「自分に素直な子供ってうらやま・・・じゃなくて、あのお、そろそろ取材させて頂いてよろしいですか?」
~~~
58「私達のお勧めは小枝でち」
青葉「おぉ、それはまた一体何故なのでしょう」
58「ポッケに入れて持ち運びやすくて、それに一口サイズだから戦闘と戦闘の合間のちょっとした休憩時間のエネルギー補給に向いてるの!」
168「まぁ味は言うまでも無いわよね。アーモンドの配分も絶妙で歯ごたえも良いし完璧ね」
提督「エネルギー補給といった観点で言えば、スニッカーズとかじゃだめなのか?」
58「ごーや、あの甘ったるい味とネチネチ感があまり好きじゃないよぉ・・・」
168「歯にくっつきそうなのがちょっとね」
鈴谷「そっかー、イムヤとゴーヤは小枝が好きなんだ。なんか、らしくて可愛いね」
吹雪「ハムスターみたいに小さな口で頬張る可愛い姿が目に浮かびます」
青葉「なるほど、ご協力ありがとうございました!あと、これは遅れたお詫びということで・・・。はい、人数分ありますので、潜水艦の子と分けて一緒に食べて下さい」
58「こ、これは!」
168「中々店頭に置いてないドン小枝!!」
58「ありがとう青葉ー!」
168「そこまで気を使う必要ないのに。でも、ありがとね」
青葉「いえいえ、どういたしまして!」
-
193 : 2014/11/13(木) 22:59:30.23 -
青葉「——そしてとうとうやってきました、く・・・」
鈴谷「メインディッシュの空母のターンだよ!イェーイ!」
提督「メインディッシュって飯かよ!?」
青葉「・・・空母の皆さんの寮ですね、はい」
吹雪「ははは、青葉さんも鈴谷さんの勢いに押されちゃってますね」
58「鈴谷は提督が居るからいつもより元気が良いのでちね」
鈴谷「ちょ、ゴーヤ!?そ、そんなこと無いし。うん、全然無いし?」
青葉「——ふふふ。でも、こうしてみんなでワイワイしながら取材して回るのも良いものですね」
???「ふっふっふ、みんな遅かったなぁ・・・さぁ!真打の登場やでー!」
青葉「あ、あなたは!」
提督「姿を隠していても、関西弁で話すとか正体隠す気無いだろ龍驤」
龍驤「そうや、りゅーじょーや!よくわかったなぁ!」
提督「うん、まぁ・・・。でも、君は今日は大鳳と雲龍の特訓に鳳翔さんと一緒に付き合ってたんじゃなかった?」
龍驤「うん、実はそうなんよ。丁度今休憩中やったんやけど、ウチもたまたまここを通りかかっただけやねん。それでなんか面白そうなことやってるなーって思ってな。ほなそろそろ行くわ。それじゃまたなー」
提督「おう、あまり無茶はさせるんじゃないぞー」
龍驤「—ハハ、一航戦や二航戦と比べたら易しいもんやで~———」
提督「・・・・・・あのテンションの高さと少しオーバーなノリの良さは関西人も真っ青だろうな」
青葉「ですよねぇ」
-
194 : 2014/11/13(木) 23:03:37.74 -
青葉「では気を取り直して、正妻空母赤城さんです!」赤城「ど、どうも(制裁・・・?そんなに厳しくしてるかしら・・・)」
提督「おかしな空母の種類を作るなっ(制裁空母とかこえーよ・・・)」
青葉「お二人共妙な想像をしてるようですけど・・・でも本当のことですし。ねー加賀さん」
加賀「何ですって。それでは他の空母は妾空母にでもなれということかしら」
青葉「ひゃっ」
赤城「もう、加賀さんったら。青葉ちゃんが怯えてますよ」
加賀「・・・冗談ですよ。こういうのにまだ慣れていなくて・・・・・・ごめんなさいね青葉」
青葉「あ、いえ、恐縮です。わわわ、急に抱きしめないで下さい。照れちゃいますよぉ」
鈴谷(何だかんだで加賀さんも提督が好きなんだろーなー)
吹雪(直接そうは言わないけど言葉の端端からそう受け取れるんですよね。可愛いです)
58(お父さんって、きっと提督みたいな人のことを言うのね。そして赤城さんと加賀さんはお母さんでち。)
提督(頭を胸に押し付けられて撫でられてる青葉が羨ましい)
赤城「えーと、あの、提督?」
提督「はい!赤城さん、お勧めのお菓子を教えて下さい!」
青葉「・・・ぷはっ、司令官、それ私のセリフー!」
-
195 : 2014/11/13(木) 23:06:39.02 -
青葉「それでは赤城さんのお勧めを教えて下さい!」
赤城「はい、フィンガーチョコは一押しですね!」
提督「・・・渋いねぇ・・・全く、お宅渋いぜ・・・」
赤城「何ですか、そんなにおかしいですか!?」
青葉「いえ、そんなことは無いと思うのですが・・・」
鈴谷「ちょーっと地味かなぁ?なんて?」
吹雪「そういわれて見ると、おいしいですよねーあれ」
58「包みが綺麗なあれだね!あれも美味しいのに何故か今の今まで忘れてたでち」
赤城「銀紙がカラフルでとても可愛いじゃないですか!味もすごく美味しいですよ!吹雪ちゃんとゴーヤちゃんはわかってますね。見込みがあります。あれを地味と言い切る鈴谷ちゃんはまだ修行不足ですね。ふふ」
鈴谷「え!?いやもっと派手なのがくると思ってたからさ~あはは・・・」
提督「何故ドヤ顔・・・うーん、包みの銀紙ね。まぁ、キラキラしてるし確かに子供は好きそう」
青葉「青葉も素晴らしいお菓子ではあると思いますが、確かに意外なチョイスでしたね・・・」
-
196 : 2014/11/13(木) 23:12:37.34 -
青葉「あ、ちなみに加賀さんの一押しは何かあります?」
加賀「無論、Franです」
青葉「そ、そうですか。理由をお聞きしても?」
加賀「ええ。——五航戦がしつこく勧めてくるので、それで食してみたのですが意外といけましたね」
青葉「・・・・・・」
加賀「・・・・・・」
青葉「え、終わりですか!?」
加賀「?・・・はい。ところで、今日はポッキーの日の取材ということでしたね」
青葉「そうですよ!他の皆さんからもお話を窺ってきました。結果は後日発行される機関紙に載るのでお楽しみにしていてください!」
加賀「そう。——それで、提督と赤城さんはいつポッキーゲームをするのかしら。早く見たいのだけど」
鈴谷「!?」
吹雪「!!」
58「わぁ、加賀さんがとっても黒い微笑みしてr・・・モゴモゴ」
鈴谷「ゴーヤちゃんそれ以上いけない」
-
197 : 2014/11/13(木) 23:17:25.22 -
もう(ポッキー関係)ないじゃん・・・
>>1ポッキーよりブラックサンダーが好きなのでポッキーについてあまり熱く語れないのです。すみません。
今回は加賀が青葉にキラーパスを出したとこで中断です。きっとその内つづく。では。 -
199 : 2014/11/14(金) 01:49:56.27 ID:PyLwk9Q8o -
乙
あのお菓子がフィンガーチョコだという名前なことを今日初めて知りました。
友達の家で大きな袋からは出された状態でしか見たことが無いからなぁ。しかしこの時間に読むべきではなかった。お腹がすいてきた。
-
200 : 2014/11/14(金) 08:16:31.12 ID:Cm+Ap2d9o - じゃあ俺はたけのこの里
-
202 : 2014/11/14(金) 22:55:10.97 ID:O+9Z+4kqO - その点トッポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん
-
203 : 2014/11/15(土) 09:45:03.76 ID:bi5Lvj500 -
ぬーぼーは自分も好きだった・・・。なんで発売終了してしまったんだ・・・。
まぁ最近ぷくぷくたいっていうほぼ同じ感じのやつが売ってるの知ったから救われたけどww
-
204 : 2014/11/15(土) 22:55:15.06 -
こんばんは。いつもありがとうございます。
>>199
店頭で見かけたときに買えるようになりましたね!名前はわからないけど美味しい!っていうお菓子の一つだと思いますあれは。>>200201
大人の~みたいな名前のたけのこときのこ美味しいですよね。私も鎮守府の艦娘たちときのこたけのこ論争してじゃれあいたい・・・>>202
とっぽは出そうと思ったんですが出せませんでしたね・・・。プリッツも出せなかったし>>203
ぷくぷくたい・・・知らなかったそんなの・・・。情報ありがとうございます探してみます!では、赤城さんと愉快な仲間達のお話の続きです。E-1終わったのでちょっとだけ投下。
-
205 : 2014/11/15(土) 22:56:02.93 -
青葉「まさか加賀さんの口からそのような言葉が出るとは思いませんでした。青葉びっくりですよ」
吹雪「でも司令官の突っ込みがないですね」
鈴谷「吹雪、ほら、あれあれ」
吹雪「あれ?・・・あぁ」
提督「私と赤城がポッキーゲームだと・・・そうか、そうすると合法的に口付けが・・・。いや、ダメだそんなこと!やはり日本男児たるものここは正々堂々とだな・・・。でもやっぱり・・・」
吹雪「想像して勝手に衝撃を受けておかしくなっちゃったんでしょうか。何やら独りでブツブツ呟いちゃってますよ」
58「言ってることはわけわからないのに表情は真剣なのがまたおかしいでち」
鈴谷「あっはっは、ちょーうけるんですけど!」
青葉「それじゃ赤城さんは一体どうなって——」
赤城「・・・///」
青葉「すごく顔を赤くして俯いちゃってます!赤城さんも想像しちゃったんでしょうね」
加賀「ふむ。その様子だと、あまり普通に出来るようなゲームじゃないのね」
青葉「どんな内容か知らなかったんですか!?」
加賀「ええ。ただ、つい先日の宴会の席で隼鷹が言ってたの。提督と赤城さんを進展させるためにはこれしかない、と」
青葉「はぁ、それで・・・。内容は説明されなかったので?」
加賀「そうね。提督と赤城さんに言えば伝わる、とだけしか教えられなかったわ」
鈴谷「おぉ、やるね隼鷹~」
提督「隼鷹め・・・。・・・・・・誘導してくれるのは良いけどもっとうまくやって欲しかった」
青葉「シレっと何いってんですか」
-
206 : 2014/11/15(土) 22:57:52.49 -
瑞鶴「お、提督さん達こんなとこで何やってんの?珍しいとこにいるじゃない」
翔鶴「こんにちは皆さん」
提督「やぁ、翔鶴、瑞鶴。今さっきあの加賀からポッキーゲームをしろと言われて参ってたところだよ」
瑞鶴「なん・・・ですって・・・」
翔鶴「赤城先輩が目の前にいるのに、加賀さんと提督がですか!?」
加賀「・・・・・・楽しそうに何を勘違いしてるのかしら五航戦。私と提督ではなく、赤城さんと提督に、です。提督もおかしなこと言わないで下さい。あたかも、私が強要したかの如く」
提督「概ね合ってるだろ」
瑞鶴「うわっ、今日の加賀さん一段とこわっ・・・じゃなくて、ちゃんと名前で呼んでくださいよ!」
翔鶴「早とちりしちゃったみたいで・・・その、申し訳ありませんでした」
赤城「ま、まぁまぁ加賀さん。翔鶴さん達に悪気は無かったのでしょうからそのくらいで」
加賀「そうですね。ごめんなさいね二人とも。少し熱くなりすぎたみたいだわ」
瑞鶴(よく考えたら私は特になにも言ってなくない・・・?)
翔鶴(巻き込んじゃってごめんなさい瑞鶴・・・)
瑞鶴「そ、そういえば提督さんと赤城さんは結局ポッキーゲームするんですか?」
提督「お前もそれを言うか」
鈴谷「させたいんだけどね~。生憎今手元にポッキーがないんだなこれが」
吹雪「私もないですね」
58「さっき青葉から貰ったおっきい小枝はお部屋に置いてきちゃったよお」
赤城「わ、私も手持ちはない・・・です」
提督「赤城お前に羞恥心はないのか。人前でしたいのか」
赤城「そ、そんなことあるわけないじゃないですかっ。周りに釣られちゃっただけですっ」
青葉「まぁまぁ、お二人共。私も何も持ってないので残念ながらポッキーゲームの取材は、また後日に、ですかね」
加賀「生のポッキーゲームを見られないとは・・・いや、観戦できないとは残念です」
提督「観戦ってポッキーゲームを何だと思ってるんだ」
-
207 : 2014/11/15(土) 22:58:59.52 -
瑞鶴「うーん、今はポケットに五円チョコしか入ってなかったわ」加賀「それでいきましょう」
翔鶴「え、・・・え?」
瑞鶴「本気ですか加賀さん!?」
加賀「?・・・ポッキーもチョコレート菓子の一種でしょう?それじゃ代用できないの?」
翔鶴「いや、出来るか出来ないかと言われましたら・・・・・・出来るのかしら、瑞鶴?」
瑞鶴「ひぃ、私に振らないでよ翔鶴ねぇ!・・・・・・ポッキーゲームじゃなくなりますけど、似たようなことならおそらく・・・」
加賀「似てるならそれで良いじゃない」
提督「まてまてまてまて、それはちょっとまって」
赤城「・・・・・・ふわぁ・・・」
吹雪「あぁ、赤城さんがまた真っ赤になって今度は倒れちゃいました!」
鈴谷「あっはっは、ひぃひぃ、笑いすぎてお腹が苦しい!あっはっは・・・ゴホッゴホッ」
58「うわぁ、加賀さんってば大胆なんだぁ・・・」
青葉「これは予想外に面白い事態になってきましたよ!」
-
208 : 2014/11/15(土) 22:59:55.49 -
加賀「・・・ところでポッキーゲームとはどのような競技なので?」青葉「おっと、そこからでしたね。ポッキーゲームというのはですね——」
(説明中)
加賀「・・・・・・なるほど。そういうことでしたか。ゲームと言うのでてっきりもっと、こう・・・」
青葉「えぇ、まーそんな感じで宴などの席を盛り上げたり、そこにいるカップルを冷やかすためにだったりするわけですよー」
瑞鶴「あぁ・・・ポッキーゲームの内容までは知らなかったのね。あーびっくりした」
翔鶴「えぇ、本当に。・・・赤城先輩、どうしましょうか」
加賀「提督が介抱して下さってしますね。ところで、瑞鶴」
瑞鶴「(あ、名前で呼んで貰えた!機嫌が直ったのね)は、はい!何ですか?」
加賀「貴方って凄いのね・・・あのような薄っぺらなチョコレートで提督とポッキーゲームだなんて」
瑞鶴「ちょっとおおおお!それは加賀さんが!」
翔鶴「瑞鶴あなたまさかはじめからからそんなつもりで・・・」
瑞鶴「翔鶴ねぇはボケてるだけだよね?ねぇ!?お願いだからツッコミ待ちって言ってお願い!」
加賀「ごめんなさい瑞鶴。貴方への評価を改めなければいけないわ。可愛がってた後輩が五円チョコでポッキーゲーム・・・すごいですね、ちょっとドン引きします」
瑞鶴「微妙に肉じゃが風に言わないでくださいよ!それにちょっとドン引きってなんですか!」
鈴谷「あはははっはっは・・・もうだめ笑い死んじゃう・・・ひーひー・・・あははは!」
瑞鶴「鈴谷ちょっと笑いすぎよ!・・・そうねぇ、鈴谷、あなたちょっと想像してみなさいよ」
鈴谷「ひーひー・・・———あ゛ーやっとおさまって来たわ、あー。ん?で?想像すればいいの?何を?」
瑞鶴「提督とあなたが五円チョコでポッキーゲーム・・・と呼んで良いのかもうわからないけど、それをしてみる光景をよ」
鈴谷「提督とー?私がー?五円チョコでポッキーゲームもどきをー?・・・・・・あっはっは、むりむりむりむり絶対無理正気でいられなくなるからむりむり。いや、違うよ?気持ちが抑えられなくなるとかじゃないよ?私と提督だよ?ないないないない」
瑞鶴「・・・こっち向いて言いなさいよ」
鈴谷「あっはっは!大丈夫、鈴谷は大丈夫だから、ね?うん、本当に大丈夫だし?」
青葉(全然動揺を隠しきれてない)
吹雪(鈴谷さん・・・あなたの勇姿は忘れません!)
58「ゴーヤはすぐ溶けちゃうチョコでポッキーゲームなんてしたくないなぁ。折角のお菓子の味がわからないじゃない」
翔鶴「ふふふ、そうねぇ」
-
209 : 2014/11/15(土) 23:04:20.92 -
赤城「・・・ん、うう」提督「赤城、気がついたか」
赤城「て・・・いとく?ここは」
提督「空母寮の前のベンチだ」
赤城「ハッ!確か私は気を失ってしまって」
提督「あぁ。赤城には少々刺激が強かったようだなぁ・・・ははは。可愛いやつめ」
赤城「も、もう提督ったら!申し訳ありません、はしたない所をお見せしてしまって」
提督「私もっ————私も想像してして悶えてしまったからおあいこ様だよ。まだ顔が赤いだろ?」
赤城「・・・ふふふ、そうですね。真っ赤です」
提督「こ、これは予想以上に恥ずかしいな。だが、海に平和と取り戻せたらその暁にはきっと————」
赤城「————!はい、その時を心待ちにしています——」
鈴谷「ぜぇぜぇ・・・やーっと落ち着いたよ・・・。鈴谷がこんなに大変な思いをしてるにあのバカップルどもは!皆の衆、あやつらを懲らしめい!」
瑞鶴「大袈裟すぎよ!それに完全に逆恨みじゃない・・・」
加賀(瑞鶴への冗談・・・が過ぎたかしら。”こういう事”の加減がまだわからないわ・・・人付合いって難しいわね)
-
210 : 2014/11/15(土) 23:13:00.49 -
今日はこれでおしまい。酒飲みな隼鷹か千歳をプリッツのサラダ味派にして出したかったけど終わっちゃったから仕方ないね。
きのことたけのこは、とある姉妹艦の中で最初は好みが分かれてるけど互いに分け合って食べていくことでそれぞれの良さを知っていく・・・というハートフルなストーリーが書けそうですね
ではまた。ごきげんよう。 -
212 : 2014/11/16(日) 00:48:35.88 ID:zMaCl44W0 -
乙
カッコかわいい赤城増えろ! -
213 : 2014/11/17(月) 22:36:36.08 -
こんばんは。イベント中に暗黒面に堕ちた春雨を見たと気に思いついた小ネタを投下します。
赤城さん成分がほぼなくてごめんなさい。まだE4行ってないのでずっとお留守番なんですよ赤城さん・・・>>212
増えてほしいですね!そして、そのためにもぜひ時報の実装を本当にお願いしたいですね!
目覚まし音声の可愛い感じとか最高ですね -
214 : 2014/11/17(月) 22:40:33.50 -
提督「渾作戦が発令されて暫く経つが皆の様子はどうかな」
赤城「流石に普段と比べると、皆さんから緊張されてる雰囲気を感じますが、問題は無いと思います」
提督「ふむ」
赤城「ただ気になることが一つ」
提督「何だろうか」
赤城「深海棲艦に、・・・また新種と思しきものが目撃されたと」
提督「また新種か」
赤城「それも只の新種ではなく、外見が問題でして」
提督「というと」
赤城「あまりにも・・・白露型駆逐艦の、五番艦春雨に酷似していると——」
春雨「——え・・・」
提督「春雨!?」
赤城「——っ」
春雨「す、すみません。たまたまお部屋の前を通り掛っただけなんですが・・・今春雨のことよび・・・いえ、呼んではいないですよね・・・」
提督「・・・あぁ。話を・・・聞かれてしまったのか」
-
215 : 2014/11/17(月) 22:43:10.49 -
春雨「・・・・・・すみません」赤城「申し訳ありません。周囲を気にしなかった私が迂闊でした」
春雨「そんな!私が悪いんです、赤城さんが謝ることではありません!私が・・・勝手に聞き耳を立てちゃった私が悪いんです・・・」
提督「春雨・・・」
春雨「でも、信じて下さい!私は決して深海棲艦じゃ」
提督「当たり前だ!君は艦娘で私の大切な可愛い部下だ。信じているに決まっている」
赤城「えぇ。春雨ちゃんは歴とした私達の仲間である艦娘です。そして目撃されたのは恐らく——」
空母棲姫「きっと私みたいな存在よ。春雨、あなたが艦娘に転生した折に魂から取り除かれた不純物の成れの果て、とでも言うべきかしら」
春雨「空母棲姫さん」
空母棲姫「だから、あなたが落ち込んだり増してや深海棲艦と成り果てている彼女のことを気にする必要なんてないのよ。・・・・・・今はもうあなたとは別の存在なのだから」
提督「空母棲姫・・・」
赤城「提督、・・・ここは彼女に任せておきましょう」
-
216 : 2014/11/17(月) 22:45:34.90 -
春雨「でも、でももとは私の一部だったんですよね?それなら私は」空母棲姫「それなら、あなたはどうするの?ただの一駆逐艦であるあなたに一体何ができるというのかしら」
春雨「そ、それは」
空母棲姫「若いわね。あなたが気にかけてしまうことはわかるつもり。でもね、何もかもが勢いで解決できるわけではないの」
提督(空母棲姫は勢いでここにきたよな。しかも話を聞く限り半分勝手についてきたんだっけ)
赤城(空気を呼んでください提督)
春雨「それ・・・でも春雨は・・・うぅ・・・」
空母棲姫「——深海棲艦に成り果てたあなたの半身を救いたいと言うのなら、せめてあなたがその手で葬ってあげなさい。全てを憎んで生きていくのは辛いもの——」
春雨「私は・・・・・・春雨は・・・・・・」
提督「まだ新種が春雨の姿をしているという確証を得てはいないが、どうする春雨」
春雨「・・・・・・行きます、行かせて下さい!本当にそれがもう1人の私だったら、いや、私春雨の成れの果てだったとしたらこの手で・・・・・・辛い生を終わらせて・・・ヒック・・・あげなきゃ・・・グス」
空母棲姫「・・・・・・精々返り討ちにならないことね」
提督「空母棲姫!」
空母棲姫「はいはい、ごめんなさい」
赤城「さぁ、春雨ちゃん。間宮さんの所にでもお茶を飲みにいって落ち着きましょう?———提督、春雨ちゃんを落ち着かせに間宮さんの甘味処に行って参ります」
提督「すまん、頼んだ赤城。春雨も、君も全てを抱え込む必要はないんだからな。いつでも私や赤城や、他の仲間が周りに居るんだ。今回のことも私達が全力で君を支える」
春雨「ヒック・・・ごめんなさい突然泣き出しちゃって・・・。でも、大丈夫です。皆さん・・・こんな春雨のことを・・・気遣って下さってありがとうございます」
赤城「ほらほら、可愛いお顔が台無しよ。これで涙を拭いて。——では一旦失礼します」
-
217 : 2014/11/17(月) 22:47:37.90 -
提督「———悪かったな空母棲姫。"ヒール"を演じさせてしまって。恩に着る」空母棲姫「・・・貴方が批難される対象になっちゃったらギスギスしてここに居づらくなるでしょ。それに憎まれ役なんていうのは深海棲艦である私が引き受けるべきなのよ」
提督「君も好きで引き受けたんじゃないだろ?——フッ、まぁ、君がそういった役を演じていたのは春雨も最後は気がついていたみたいだが」
空母棲姫「そう受け取って良かったのかしらね。——『皆さん』、か——」
提督「それに最後は泣きながらではあるが笑顔でもあった。——ここには色々な子がいるが、皆優しい子達だからな。元々敵であった君や北方棲姫のこともよく見ていて、良い奴だということを知っているということだ」
空母棲姫「ここのみんなは優しい、というのは否定しないわ。でも、私達をよく見ているのはただ珍しくて興味深いだけでしょう」
提督「ハハハ、それもあるかもしれないな」
空母棲姫「ふふふ。・・・・・・まぁ次彼女を見かけたときに謝っておくわ」
提督「そうか」
空母棲姫「憎まれたままっていうのも居心地悪いし、まだ純粋な彼女にそんな思いもさせたくないしね」
提督「さっきも言った通り春雨はわかっていると思うが・・・・・・いや、そうだな。口にしないと伝わらないという事もあるか」
空母棲姫「えぇ。そういうこと。それと、提督?」
提督「なんだ?」
空母棲姫「私も何か甘い物が食べたいわ?お礼代わりに茶店にでも連れて行ってくれても良いのよ」
提督「それでは今回のお礼として私達も間宮さんのとこに行きましょうか。じゃじゃ馬なお姫さん?」
空母棲姫「えぇ、良くてよ。ついでに向こうで丁度春雨と会ったら、強く言い過ぎたことを謝ることが出来るわね」
-
218 : 2014/11/17(月) 22:53:21.09 -
小ネタおしまい。E-2は春雨旗艦でずっとやりました。毎回駆逐棲姫を倒してたのは那珂ちゃんでしたけど。
これはそんな時にふと思いついた小ネタでした。最後は分かり合えた春雨とボロボロになって沈む間際の駆逐棲姫が某漫画のピッコロと神様の如く一つになってパワーアップ!してめでたしめでたし。
でも春雨改二とかないからそのネタも没だよ!では明日からE4攻略を頑張ってきます・・・ -
220 : 2014/11/21(金) 02:19:52.40 -
皆さんこんばんは。E4は軽空1と正規空母×2入れた編成で大暴れしてやりました。してやりましたとも。
1つだけ投下。 -
221 : 2014/11/21(金) 02:24:32.62 -
提督「さて、いよいよ最終海域の攻略に入るわけだが」赤城「ようやく私達の出番、というわけですね」
提督「そうだ。今まで出撃する機会がなくて手持ち無沙汰だったろ?待たせてすまなかったな」
赤城「いえ。私達が出る必要が無いに越したことはありませんよ」
提督「君達の出撃を要するということは、即ち敵の戦力もそれだけ強大というわけだからな」
赤城「はい。しかし、いざ出るとなると艦娘としての血が騒ぐということも事実。これも今となっては複雑ですよ。出番があることを喜んで良いものかと」
提督「・・・・・・」
赤城「その様な寂しそうな顔をしないで下さい。私は貴方のお陰でこうして自らの考え方を持ち、悩む生き方をできるようになりました」
提督「——それは」
赤城「それはまるで普通の人の様、ですか?うふふ、今の私は貴方の考えていることが——ほんの少しですが——わかるようにもなったつもりです」
提督「はは、敵わないな君には。ほんの少し前までは心配で目の離せないまるで、・・・目を離すとすぐ迷子になってしまう危なっかしい小さな子のようだったのに」
赤城「い、幾らなんでもそんなに子供じゃありませんでしたよっ」
提督「君だけじゃないな。他の子達も・・・危うい子ばかりだった。すぐ自らを犠牲にしようとする者、大破しても敵を追おうとする者や頑なに独りで全て抱え込んでしまう者。見ていて胃に穴が開きそうだった」
赤城「でも、今はもうその様なことは無くなりました」
提督「ああ。これは皆が成長したと言って良いのだろうか。それとも、ただの兵器であれば知る必要がなかったことを知ってしまっただけなのだろうか」
赤城「それは私達にもわかりません。ですが、ただ一つ言えることがあります。皆さんは、皆さんを育てて下さった提督に感謝しています。どなたも恨んではおりません」
提督「そうか」
赤城「提督のお陰で戦いの他に生の実感や喜びを知ったのですから。そして、——誰かを好きになると言うこの感情も——」
提督「なにを言って・・・んぐ————っ」
赤城「————っふぁ。軍人たるもの、気を抜くからそう簡単に取られてしまうのですよ?うちの鎮守府の長なのですから、しっかり気合を入れてくださいね!」
提督「肝に銘じておく。でもな、赤城。そういう事は普通は男からするもんだ」
赤城「そうなのですか。提督ったら、務中だというのに、あまりにも隙だらけでしたのでつい———ん・・・!?」
提督「————っふぅ。ふん、お前も顔を赤くしてドヤ顔をするからこうなる」
赤城「く、不覚でした。それよりどうしましょう、提督。二人ともこんなに顔を赤くしてると皆さんの前に出られませんね」
提督「確かにそうだ、参ったな。・・・しかもそろそろ作戦の詳細や編成を皆に通達する頃か。よし!冷や水で顔を洗って気合を入れ直そう。時間がないぞ急げ赤城!」
赤城「うっ、こんなに寒い時に・・・。でも致し方ありませんね。しまりの無い顔を衆目に晒して、一航戦の誇りを失うわけにはいきません!」
-
222 : 2014/11/21(金) 02:31:50.43 -
E4クリアしたテンションでしかも寒い深夜に書くと赤城さんに甘えたくなりすぎるのがいけない。
そして空母棲姫をレギュラー化するなら音声をもっと増やして下さい。あ、ダイソンおばさんはぽいーで。
扶桑姉様改二に続いて山城改二ですね。やったぜ。音声も増えてました。・・・で、扶桑姉妹と赤城の時報はまだなの?
ってところで今回はお別れです。つづく。 -
225 : 2014/11/26(水) 12:45:06.11 ID:a5GgvgIIo - 乙乙、可愛らしい赤城さんいやっほぅ
-
226 : 2014/11/30(日) 22:26:23.94 -
こんばんは。間が空いてしまって、読んで下さってる方には申し訳ないです。
もうドロップ狙いの周回と駆逐艦を改にする作業に疲れました。
あ、艦これ改のPVで赤城さんがウィンクしてましたね。
あと時報と目覚ましボイスと他に何か新規ボイスと高解像度の書き下ろしイベント画があったら本体毎買っちゃいそうです。危ない危ない>>225
うちの赤城さんはよく中破するけどとても可愛いです!早くケッコンしなきゃ・・・ -
227 : 2014/11/30(日) 22:28:17.57 -
赤城「加賀さん加賀さん、近々"おこた"の配備が行われるようですよ」加賀「?・・・・・・あぁ、コタツのことですか。そろそろ冷えて来ましたし良い頃合ですね」
赤城「はい。もう師走ですから」
加賀「赤城さんがその様にはしゃいでおられるなんて珍しいですね。・・・・・・そんなに良い物なの?」
赤城「加賀さんは七月にこちらにおいでになったので、おこたの良さを知らないのも無理はありませんね!」
加賀「はい。なんでも、噂ではどんな人間もコタツの持つ魔力には抗えないとか」
赤城「お恥ずかしながら、私もいつも勝てるとは限りません」
加賀「赤城さんを以てして、コタツには敵わないと。ふふ、良いですね。そこまで仰るのなら逆に興味も湧いてくるというものです」
赤城「私も加賀さんがおこたと対峙する姿を見てみたいです」
加賀「あら、それは私とて同じです。赤城さんがコタツを目の当たりにしてどの様な反応をなさるのか楽しみですよ」
赤城「うふふ。皆さんと一緒におこたに入るのが楽しみですね」
加賀「ええ、とっても」
-
228 : 2014/11/30(日) 22:32:11.69 -
島風「てーとく、コタツの配備まだなの?おっそーい!」提督「す、すまん。近日中に妖精さん達が各部屋に備え付けてくれるみたいだからもう少々待っててくれないか」
天津風「こら島風、あまり迷惑をかけるんじゃないの」
島風「だって、天津風にコタツの良さを早く教えて上げたいんだもん!」
提督「あーそうか。そういえばコタツをまだ経験してない子達が居るんだなぁ」
天津風「私に気を使ってくれるのは嬉しいけど、その気持ちだけで十分よ島風」
島風「むうー」
提督「コタツどころか冬を知らない子もいるんだよなぁ・・・。みんな風邪を引いたりしないか心配だ」
島風「大丈夫じゃない?各部屋に冬用のジャージとどてらとヒーターと火鉢が配備されてるし」
天津風「そういえば、それであなたに聞きたいことがあったのよ。ジャージとどてらはまだわかるのだけど・・・何故ヒーターのほかに火鉢があるのかしら」
提督「おかしいか?」
天津風「ええ。暖をとるならヒーターだけで十分じゃない」
提督「理由はまぁあるのだが・・・・・・島風、時がきたら火鉢の良さも天津風に教えてあげなさい」
島風「いいよ、私に任せて!」
提督「天津風、それまでのお楽しみということで良いかな?」
天津風「あなたがそう言うなら私は別にそれで良いけど・・・」
提督「ははは、きっと気に入ると思うよ。——しかしそうだな。中規模作戦も一通り終えたし、しばらく開発関係を中断してコタツの配備を急ぐように頼んでみるか」
島風「ほんと!?ありがとう提督!やったね天津風!」
天津風「そ、そんなに喜ぶべきことなのかしら」
提督「コタツ、か。はぁ、司令室に置くべきかどうかまだ決めかねるな」
島風「?」
天津風「?」
-
229 : 2014/11/30(日) 22:33:39.50 -
赤城「——というわけで、それはそれはとても良い物なのです」『お~!』
長門「ん?赤城、皆を集めて一体何をしているんだ」
赤城「あら、長門さん。そろそろおこたの配備が始まるらしくて、まだ未経験でその魅力を知らない子達にちょっと講釈を」
長門「そうか、もうそんな時期になるのか。一年が経つというのは早いものだ」
赤城「ええ。楽しい日々というものは、余計にそう感じられます」
長門「とは言っても、私がここにきたのは今年の四月だったか」
赤城「丁度別世界の艦の子達がこちらに来ていた時ですか」
長門「そうだ。初めてここに来た時は、あまりに騒がしい場所だったので上手くやっていけるかどうか不安だったよ。まぁ、それも杞憂だったがな」
赤城「そんな長門さんも今ではここに溶け込んでいますからね」
長門「フ、私はこれでも赤城や加賀よりは柔軟な思考の持ち主だと自負しているぞ」
赤城「私ってそんなに石頭ですかね・・・」
長門「冗談だよ。——話は戻すがコタツか、私も知識でしか知らんからな。是非堪能してみたいものだ」
赤城「素晴らしい物なので是非期待していて下さい」
長門「ああ、了解だ。(しかし何故赤城があんなに得意げなんだ)」
-
230 : 2014/11/30(日) 22:35:55.26 -
提督「かくかくしかじか、というわけで、今夜までにはコタツの配備は済む手筈となっている」赤城「!」
提督「聞くところによると、島風の他にもとても楽しみにしている子が多いらしいから丁度良かったのかもしれん」
赤城「冬になるとおこたのある生活・・・。日本人で良かったと思います」
提督「お、おう。赤城はそんなにコタツが好きだったのか。私も嫌いではないが。いや、むしろ好きなんだが、ここ司令室に置くかどうかはまだ迷っていてな」
赤城「何故です?」
提督「去年、コタツのせいで暫く仕事にならない日が続いただろう」
赤城「記憶にございません」
提督「・・・・・・それに何故か色々な艦娘がわざわざここのコタツに入りに来てたな」
赤城「大勢でおこたに入った方が楽しいですし、温まりますもんね」
提督「また今年もコタツを備え付けてしまったら・・・・・・、あ~きっと(コタツに入り浸って)駄目になる~」
赤城「否定はしません」
提督「否定してくれないの!?」
赤城「諦めて設置しましょう。ここにも」
提督「しかしだな」
赤城「提督」
提督「は、はい」
赤城「みかん剥いてあげますから、ね?」
提督「それが一体何になると」
赤城「あーん、ってしてあげます」
提督「ちょっと倉庫からコタツ出してくる。たまには私も体を動かさんと鈍るからな」
-
231 : 2014/11/30(日) 22:43:39.89 -
ひだt・・・火燵の季節ですね。>>1住んでる地域はまだ微妙に暖かいですが・・・。
大晦日は赤城さんとこたつに入ってダラダラしてたいです。とっても。では御機嫌よう。 -
233 : 2014/11/30(日) 23:12:28.60 ID:2dsTDv3Ro -
乙
炬燵は戦略兵器 -
235 : 2014/12/03(水) 03:44:36.98 -
こんばんは。おかしな時間になりましたが投下です。
古鷹改二がきましたがどんな感じでしょうか。私の古鷹はLvが10足りませんでした。
露出は減った気がするのに一段とえろくなったような。前の姿だとスカートが短すぎて動かし辛かったんでしょうかね。>>233234
コタツの持つ破壊力には定評がありますよね
そしてコタツで雷や大鯨、鳳翔さん等をダメにしてみたいです -
236 : 2014/12/03(水) 03:49:49.62 -
青葉「よいしょ・・・っと。ふぅ、これで良し」提督「やぁ青葉。今日も精が出るな。何か新しいネタでも仕入れたのか」
青葉「あ、司令官!どうもどうも。そろそろ寒くなって参りましたので、ちょっとした注意喚起をと思いまして」
提督「なるほど。それは助かるよ」
青葉「えへへ、恐縮です!簡単な事項だけですけど、まとめておきました」
提督「何々・・・・・・其の一、外から帰ってきたら手洗いうがいを忘れないようにしましょう」
青葉「これは冬以外の季節でも重要な事柄ですが一応」
提督「其の二、コタツに入ったまま寝ないようにしましょう」
青葉「難しいですけど大切なことです」
提督「其の三、冬のお勧めスポットは司令室です。コタツの他にもお餅、みかん、お茶等が常時完備されており、万が一コタツで寝てしまっても司令官が優しく起こしてくれることでしょう。更に、執務のお手伝いをするとお小遣いをゲットできちゃうかも?・・・ちょっと待って青葉さん」
青葉「日常生活におけるTips的なものですよ。深く考えたらいけません」
提督「本当に皆が押しかけてきたらどうするの」
青葉「整理券でも配って時間制限もつけます?」
提督「違う、そうじゃない」
青葉「大丈夫ですよー。秘書艦の赤城さんもおられることですし、仮に誰か尋ねてきても司令官に迷惑をかけるようなことはいたしませんって」
提督「そうだと良いんだけど」
-
237 : 2014/12/03(水) 03:51:54.32 -
暁「あの、赤城さん!今度お正月用の振袖を見に行きたいんですけど、一緒に見てくれな・・・くれませんか?」吹雪「わ、私達も赤城さんとご一緒したいです!」
大鳳「私はサインがほし・・・いえ、是非稽古をつけてください!」
龍驤「対空カットインを覚えたウチと勝負や赤城!烈風なんか捨ててかかってこんかい!」
隼鷹「ていとく~、そこの棚に大事そうに置いてあるお酒、ほんのちょっとでいいから貰って良い~?」
瑞鶴「加賀さんの弱点を教えて下さい!あと好物も!」
蒼龍「赤城さん!夏に一緒に買いに行った水着はいつ着るんですか?暖房で部屋が暖かくなった今でしょ!!」
赤城「あわわわわ・・・・・・」
提督「赤城に人気が集中してるお陰で予想してたより仕事が出来るな。あと隼鷹、それを少しでも飲んだら部屋からコタツ撤去するからな」
隼鷹「そんなー」
提督「大晦日用にとってあるんだよ。どうせ宴会するだろ」
隼鷹「そういうことなら仕方がないねえ。今は手持ちの酒で我慢しとくよ~」
提督「ちょ、おま・・・。こいつをどうにかしてくれないか飛鷹」
飛鷹「ごめんなさい提督。ちょっと今コタツに入って艦載機の整理してるから無理」
提督「ん?あ、ああヒトガタにして種類毎にわけてるのね。そうね、大切だね整理は、うん」
-
238 : 2014/12/03(水) 03:55:01.83 -
<時は飛んで別の日>望月「あーダルイー。司令官ー、みかん取って~」
提督「コタツの上に乗ってるんだから起きて自分で取りなさい・・・」
望月「え~、しんどー」
赤城「私が取ってあげますよ」
望月「赤城さんありがと~」
赤城「ふふふ、どう致しまして」
提督「赤城、子供を甘やかし過ぎるのは良くないぞ」
望月「私は司令官の子供じゃないし~」
提督「ぐぬぬ」
赤城「こんな寒い日に、それもわざわざ非番の日にここまで提督に会いに来てくれてるのですから、たまには良いじゃないですか」
望月「そーそー。流石赤城さんは話がわかるね」
初雪「望月・・・早く剥ぎ取らないとクエスト終わる・・・」
望月「んあーごめんごめん今行くー」
初雪「ん・・・エリア移動で時間延ばしとくから急いで・・・」
赤城「初雪ちゃんの分もここに置いておきますからね」
初雪「え、あ、ありがとうございます・・・」
赤城「はい、どういたしまして」
提督「私に会いに来たって・・・・・・ただ寝転んでゲームしてるだけじゃないの」
初雪「別に私は望月の付き添いだし・・・。あ・・・、赤城さんこのおみかん、うちの部屋にあるのより甘くて美味しいです・・・。どうして・・・?」
赤城「ふっふっふ。少し揉んでおいたのです。皮を剥く前に揉むことで甘く感じるようになるんですよ。初雪ちゃんも今度やってみて下さいね」
初雪「おー・・・。流石です・・・赤城さん物知り・・・」
提督「食いすぎたら手が黄色くなるから気をつけろよ」
初雪「それくらい知ってるし・・・」
望月「司令官が意地悪なことばかり言うよー赤城さん~」
赤城「それはそれは、どうしましょう」
提督「なんで私の立場が悪くなっていってるんだろう」
-
239 : 2014/12/03(水) 03:56:15.35 -
多摩「やっぱりコタツは良い物だにゃあ」提督「今度はこっちか・・・。こらこら、コタツで寝たら風邪引くって。寝るなら自分の部屋で布団を引いて寝なさい」
多摩「無理にゃ。コタツの呪いで出られないにゃ」
提督「摩耶からも多摩に言ってやってくれ」
摩耶「呪いなら仕方ねーなー」
多摩「ないにゃ」
赤城「仕方ないですねー」
提督「赤城お前まで!?気持ちはわかるけどさ」
摩耶「あぁ?文句あるのかよ。本人が良いって言ってんだから良いじゃねーか」
提督「はあ、仕方ないな。仮眠用の布団があるからそれで寝なさい多摩」
赤城「お布団お布団っと・・・・・・。持って来ましたよ提督」
提督「行動が早いな赤城・・・ありがとう。はい、多摩。自分で敷けるな?」
多摩「当たり前だにゃ。・・・これ提督が普段使ってるものにゃ?」
提督「執務が長引いたときにたまにな」
多摩「・・・仕方ないにゃあ.。提督がそこまで言うならそれで寝てやるにゃ」
摩耶「あ・・・あたしの分はないのか?」
提督「なんだ、摩耶も眠たくなったのか?でも布団は1組しかないな」
摩耶「無いのかよ。うっぜーなぁ」
赤城「ごめんなさい摩耶さん。提督ったら執務が長引いても秘書官は日が変わる前には帰すものだから・・・」
提督「そういうことだ、すまんな。だから眠たくなったら自分の部屋で布団を敷いて寝なさい。な?」
摩耶「あ、赤城さんが謝ることじゃないですよ。気の利かない提督がわりーんですから。・・・別に多少の眠気くらい我慢するから心配なんかいらねーよ提督」
提督「でも無理は良くないぞ」
摩耶「なんだよ、そんなに出てって欲しいのかよ」
提督「そういうわけではないけど」
摩耶「だったら良いじゃねーか。たまにはお前がサボらないかどうか見ててやるよ」
赤城「あらあら」
提督「わかったよ。だが、無理だけはするなよ?お前も先の作戦で疲労してる筈だからな」
摩耶「御気遣いどーも」
多摩「素直じゃないにゃあ」
摩耶「何か言ったか?」
多摩「にゃあ?」
-
240 : 2014/12/03(水) 04:01:19.35 -
摩耶はきっと提督に構って欲しい勢。でも素直になれないみたいな。
もしそうだったら可愛い!ということで御機嫌よう。明日から古鷹のLV上げしなきゃ -
243 : 2014/12/05(金) 02:59:34.16 - こんばんは。艦娘を駄目にする作業は続く…
-
244 : 2014/12/05(金) 03:00:44.67 -
「あー体に染み渡るわぁ・・・・・・」「ちょ、ちょっとだらしなさ過ぎるよおねぇ」
千歳「あ、あら起きてたのね千代田。みっともない所を見せちゃったわね。うふふ」
千代田「おねえがコタツに入って千代田の相手をしてくれないから、仕方なく読書してただけよ」
千歳「ごめんなさいね。遠征から帰ってきてお風呂のあとにコタツに入ったら、なんだか意識がぼーっとしちゃって」
千代田「気持ち良いのはわかるけど、気を抜きすぎだよ。はぁ、おねえのこんな姿、とてもじゃないけど提督に見せられないよ……」
千歳「大丈夫よ。提督はそういうの気にしない方だから」
千代田「おねえが気にしてよ!もー!」
提督「司令室で何やってるんだ君らは」
千代田「提督もおねえに何か言ってよー。だらしなさ過ぎるって」
提督「そうだなぁ。……千歳、衣服がはだけかかっててるからちゃんとなおせ」
赤城「提督、どこを見てるんですか」
千代田「提督ったらさいてー…」
千歳「あらあら。ご指摘はありがたいのですが、そこまで凝視しなくても良いのでは?うふふふ」
提督「見たのは一瞬だけなので許して下さい」
赤城「千歳さんもあまり提督をからかわないで上げて下さい」
千代田「そーだそーだ!そしてもっと千代田に構って!」
千歳「だって、諌める赤城さんと慌てる提督の二人の様子はいつ見ても面白いものですからつい」
千代田「むうう」
提督「なるほど。正月のかくし芸大会は漫才でもするか赤城」
赤城「提督も何を言ってるんですか。人に笑われるのと、人を笑わせるのは違うんですよ」
提督「一理ある」
-
245 : 2014/12/05(金) 03:01:32.69 -
千歳「んー、赤城さんはコタツに入らないの?」赤城「はい。今は執務のお手伝い中ですから」
千代田「でも、寒くないですか?提督、赤城さんもコタツに入るのを許可してあげなよ」
提督「許可はしてるんだけどな」
赤城「千代田さんもお気遣いありがとうございます。でも私は良いのですよ」
千歳「理由を聞いても?」
提督「簡単な理由だよ。それは——」
赤城「だ、ダメです提督!内緒です!」
千代田「えー!赤城さんがそこまで慌てるなんて気になるな~」
提督「……よし、一度休憩して私達もコタツにお邪魔するか」
赤城「駄目です。それよりも、さっさと終わらせて終業時間を早めたほうが良いですよ」
千歳「あぁ……うふふふ、私わかっちゃったかも」
千代田「なになに?教えてよおねぇ」
赤城「はったりですよね千歳さん!?」
千歳「どうかしら。赤城さんはコタツに入りたく無いのよ。まだ、ね」
千代田「なんで?今日も寒いし、絶対コタツに入った方が気持ち良いわよね。……あ」
提督「どんまい赤城。敗因は取り乱してしまったことだな」
赤城「あぁん……一航戦の誇りが、こんなところで……」
千歳「一度コタツに入ったら出られなくなるって、可愛いらしくて良いじゃないですか赤城さん」
千代田「そ、そうだよ!あの赤城さんにこんな弱点があったのは意外だったけど、何だか親近感が湧きました!」
赤城「うぅぅ」
提督「可愛らしいよな」
千歳「まあ、かくいう私も一度コタツに入ったら抜け出せなくなる性質でして」
提督「なんだと……」
千歳「提督、私は少し横になるのであとはお願いします」
千代田「ええええ!だから千代田達の部屋のコタツにしておこうと言ったのに!おねえが大丈夫って言うから~」
赤城「……寝ちゃいましたね」
提督「ああ。堂々とな」
千代田「うぅ。こうなったおねえは中々起きないのよぉ……」
-
246 : 2014/12/05(金) 03:03:12.00 -
~所変わって食堂~加賀「これは……凄いわね」
蒼龍「加賀さんはこの時期の食堂は初めてでしたね」
瑞鶴「私もびっくりしました。まさか」
翔鶴「全席が掘り炬燵だなんて、いつのまに」
飛龍「妖精さんがこういう作業が好きみたいなのよ。あとコタツと」
翔鶴「そういえば、鳳翔さんが昨日に提督のお手伝いに行くと、妖精さんもコタツに入ってくつろいでたらしいです」
飛龍「妖精さん、浮かんでたって言ってた?」
瑞鶴「はい。でも、どうやってるのかいくら聞いても、キギョーヒミツだとしか言ってくれなかったと」
飛龍「本当に不思議な存在だよねー」
加賀「でも、その自由な様はとても妖精さんらしいわ」
蒼龍「それに可愛いですよね!おっとっと、立ったままというのもあれですし席に座りましょうか」
加賀「そうね。部屋にあるものと形態は違う物の、初めてのコタツだから楽しみ…」
瑞鶴「え!?」
加賀「……何かしら」
瑞鶴「あのー、コタツは昨日の午後には部屋に運ばれてませんでした?夜使わなかったんですか」
加賀「ええ。初めては赤城さんと一緒にと思ったのだけれど、部屋に戻ってくるのが遅かったものだから結局ヒーターだけで済ませたわ」
翔鶴「そうだったのですか。私達は昨日試してみましたが、とても素晴らしかったですよ」
瑞鶴「凄かったのは認めるけど……あれは人を堕落させる悪魔ですよ悪魔!」
加賀「どういう事?」
飛龍「あはは、入ってみればわかりますよ加賀さん」
蒼龍「ささ、どうぞどうぞ」
加賀「それでは、失礼するわね」
-
247 : 2014/12/05(金) 03:09:55.97 -
~次回予告~「やられました…艦載機発着艦困難です……」
「翔鶴ねえ、しっかりして!大丈夫!?」
「自慢の飛行甲板がぁ……」
「蒼龍さんまだ大丈夫です!今なら後戻りできます!」
「たとえ最後の1艦になっても、叩いて…見せます……」
「飛龍さん…私を残して逝かないで!」
「赤城さん…、貴女を残して……沈むわけにはいかないわ…」
「加賀さん!…そんな、加賀さんでも…敵わないと言うの……」
つづく
-
248 : 2014/12/05(金) 03:13:24.61 -
今日の分は終わりです。炬燵ネタを引っ張りすぎでごめんなさい
でも、普段しっかりしてそうなキャラを堕落させるのが妙に楽しくて…
皆さんの鎮守府では炬燵の誘惑に強そうなキャラ、弱そうなキャラはどんな感じなのでしょう
いやー、妄想って楽しいものですね。それではごきげんよう
-
251 : 2014/12/15(月) 21:07:04.32 -
こんばんは。更新がかなり遅れてしまってごめんなさい。
最近家にいるときは大体コタツに入ってだらけてるので書き溜めが全然進みません。
我が家のねんどろ赤城さんと加賀さんもコタツ始めました。では、更新を少々。 -
252 : 2014/12/15(月) 21:09:31.99 -
赤城「そろそろクリスマスですよ。楽しみですね」加賀「はい」
赤城「おや、元気が無いですね。あまり乗り気ではありませんか」
加賀「いえ、楽しみですよ」
赤城「それにしては浮かないご様子ですが」
加賀「クリスマスではプレゼント交換をするようですが、一体何にすれば良いのか皆目見当がつかなくて」
赤城「——思っていた以上に可愛いらしい悩みでした……」
加賀「お、おかしかったかしら」
赤城「いえいえ。でも、そこまで身構えることは無いと思いますよ。品物より気持ちが大事なのです」
加賀「なるほど……」
赤城「と言っても、私もまだ用意してないのですよね。丁度良い機会ですし、次の非番の日に一緒に街まで出ませんか?」
加賀「それは名案です。私も、赤城さんと一緒にプレゼントを選べるなら心強いというものです」
赤城「でも、選ぶのは一緒にですけど、最終的に決めた物はお互いに秘密にしましょう」
加賀「ええ。当日まで秘密にしておいた方が、楽しみですものね」
-
253 : 2014/12/15(月) 21:10:44.96 -
蒼龍「——聞きましたか飛龍さんや」飛龍「ええ。それはもうバッチリとこの耳で」
瑞鶴「あのぉ……、二人でコソコソして何やってるんです?」
翔鶴「何だか楽しそうにしておられる様子ですが」
飛龍「お!翔鶴と瑞鶴じゃない!二人ともいい所に来たねぇ」
蒼龍「さっき赤城さんと加賀さんがそこで話してるのを小耳に挟んだんだけどね」
瑞鶴「あの二人の会話をと、と、盗聴してたんですか!?命知らずですね…」
蒼龍「ふっふっふ。盗み聞きだなんて人聞きの悪いことを」
飛龍「二人の会話が勝手に私達の耳に入ってきただけよ~うふふふ」
翔鶴「そ、そうでしたか。それで、良い所に私達が来たという事でしたが、それは一体」
飛龍「今度の休暇に、赤城さんと加賀さんが街に出るみたいなんだけど」
蒼龍「こっそりみんなで尾行してみない!?あの一航戦の素顔、気になるでしょ?」
翔鶴「えーと……、普段から割と素でいらしてると思うのですが…」
瑞鶴「それに、下手に尾行してばれたら何をされるか。うぅ…想像しただけでも怖いわ!」
蒼龍「あはは、それもそっか」
飛龍「それじゃあ、素直に混ぜてもらうことにしますか」
瑞鶴「い、良いんですか?二人の邪魔になるような」
蒼龍「でも、翔鶴も瑞鶴もたまには赤城さんと加賀さんとオフを過ごしてみたいでしょ?」
翔鶴「そ、それは……はい…」
飛龍「私達もそうなのです!じゃあ、ちょっと二人に声かけてくるわ」
蒼龍「オッケー、飛龍頼んだー」
翔鶴「——良かったのですか…?」
蒼龍「良いの良いの。先輩に甘えるのも後輩の役目、よ。ああ、赤城さん達だけでなくて私達に甘えてくれても良いのよ?」
瑞鶴「えっと、……えっとそれじゃあ、私が加賀さんに怒られそうになったら助けて下さい」
蒼龍「それは自分で何とかしようね!」
瑞鶴「がーん」
翔鶴「うふふ、瑞鶴ったら」
-
254 : 2014/12/15(月) 21:13:46.16 -
赤城「皆さん、休暇を勝ち取ってきました」加賀「軽空母の方々に無理を言って代理をお願いしてきました」
大鳳「わわわ私達までご一緒してよろしいのでしょうか」
雲龍「これは…流石に緊張します……」
赤城「まぁまぁ、そう緊張なさらずに。一航戦を担った者同士、仲良くしましょう」
加賀「そうですね。今回は、お互いに親睦を深める丁度良い機会です」
蒼龍(あれ?一航戦の経験が無いのって)
飛龍(まさか私達だけ……?)
加賀「蒼龍、飛龍。二人とも、そんなに落ち込まないで頂戴」
蒼龍「え!?えっと……あはは」
赤城「あら、もしかして、私達が大鳳さんと雲龍さんに取られたとか思っちゃいました?」
飛龍「はい!」
大鳳(えーっ、そうなの!?)
雲龍(堂々と…一体どういうことなの)
-
255 : 2014/12/15(月) 21:15:23.16 -
蒼龍「すみません!私達は一航戦を経験してないので寂しく感じちゃって……えへへ」赤城「あらあら」
加賀「仕方が無い子達ですね。後輩の緊張をほぐすための方便だと言うのに」
蒼龍「赤城さーん!」
赤城「おっとっと、急に抱きついてきて……今日はなんだか甘えん坊さんですね」
飛龍「加賀さーん!」
加賀「飛龍、あなたまで。本当に仕方が無い子達ね」
大鳳「え、えーとこの状況は…」
雲龍「なんなのだろう…」
蒼龍(ほら、あなた達も抱きつくの!)
飛龍(こうやって甘えるのよ!)
大鳳(脳内に)
雲龍(直接ですって。……わかりました、先輩方。不肖この雲龍、いかせて頂きます)
大鳳「あ……赤城さん!私もお願いします」
赤城「きゃっ、みんな突然どうしちゃったのかしら」
雲龍「か、加賀さん…」
加賀「雲龍、あなたもなのね……(二人に抱き付かれると流石に暑苦しいわ…)」
瑞鶴「なんだこれ」
-
256 : 2014/12/15(月) 21:21:13.88 -
今回はここまで。
どうしても登場キャラが空母に偏ってしまいます。どうしたものか
全艦種に満遍なく好きなキャラは居るのですけどねー
先日のアプデで実装された蒼龍のクリスマスボイスが個人的にクリティカルヒットでした
赤城さんの新ボイスはよ -
258 : 2014/12/17(水) 17:56:20.37 ID:BCkYhwE4O - わしは蒼龍が好きだから嬉しいぞぇ
-
259 : 2014/12/30(火) 01:58:37.64 -
更新スピードが落ちてきてしまって申し訳ないです。変に設定とか考える物じゃないですね。ド壺にはまってしまう…
>>258
その様に仰って頂けると幸いです。でも、うちのSSではネタキャラみたいになってて申し訳ないですね
二航戦はセリフや改二前の絵が元気一杯で可愛いらしいので、動かし易くてついそうしてしまいました…では少々ですが投下していきます
-
260 : 2014/12/30(火) 02:00:59.66 -
雲龍「こんなに寒いのに、凄い人ね」飛龍「雲龍は街に出るのは初めてだっけ」
雲龍「ええ」
飛龍「そっかー。今日は存分にお姉ちゃんに頼ると良いわ!」
雲龍「……姉?誰が?」
飛龍「私よ私!」
雲龍「そう」
飛龍「……」
雲龍「……義姉さん」
飛龍「義理!?」
蒼龍「飛龍も、私のことをお姉ちゃんって呼んでくれても良いのよ?」
飛龍「私は蒼龍の妹じゃないしー。飛龍型"一番艦"だから長女ですしー」
雲龍「私も雲龍型の"一番艦"よ」
……
「「「ぐぬぬぬぬ!」」」
-
261 : 2014/12/30(火) 02:04:16.86 -
大鳳「姉妹艦かぁ」加賀「どうかしましたか?」
大鳳「あの、姉や妹が居るってどんな感じなのかと気になりまして」
加賀「……私にはわからないけれど、とても大変だと思うわ」
大鳳「大変、ですか」
加賀「そうね。仮に姉が居たとしましょう。姉がトラブルメーカーだった場合、妹はそれを止められる?」
大鳳「……難しいと思います」
飛龍「今こっちを見ながら答えたよね、ね?」
雲龍「蒼龍、飛龍、……あの、そんなに強く頭を撫でられると髪が崩れるので……」
蒼龍「よーしよしよしよし、素直になれない雲龍は可愛いのう」
加賀「……次に妹が居たとしましょう。例えば、上司を爆撃する様な非常に”やんちゃ”な妹が居た場合に姉はどう思うのかしら」
大鳳「胃が痛くなりそうです」
瑞鶴「私を見ながらおかしなことを言わないで下さいよ加賀さん」
翔鶴「でも、手のかかる子ほど可愛いと、私は思いますよ」
瑞鶴「翔鶴姉まで酷い!」
-
262 : 2014/12/30(火) 02:08:54.55 -
**時間軸的にはクリスマス前です**赤城「皆さんはどこか行きたいお店とかあります?」
瑞鶴「はいはーい!私はみんなでプリクラを撮りたいです!」
蒼龍「採用!」
瑞鶴「やった!」
赤城「他はありませんか?」
加賀「年賀状を用意するための道具を揃えたいので、文具屋に行きたいですね」
飛龍「年賀状も25日までに投函でしたっけ?私もそろそろ書き始めないとなー」
加賀「私事でわざわざ皆さんを連れ回すことになってしまうので、申し訳ないのですが」
赤城「水臭いですよ加賀さん。喜んでお供させて頂きます。——他にどこかありませんか?」
飛龍「私はみんなをコーディネートしてみたいですね!」
雲龍「嫌な予感しかしないわ」
飛龍「し、失礼なっ」
蒼龍「一航戦は大分良くなったけど雲龍と大鳳がまだまだね」
赤城「そうでしょうそうでしょう。私達も女子力アップのために日々勉強しているのですよ!ね、加賀さん」
加賀「え、ええ……まぁ…人並み程度に、ですが」
雲龍「加賀さん、顔が赤くなってるけど意外と照れ屋なの?」
加賀「雲龍、それはあなたの気のせいですよ」
瑞鶴「ぷぷぷ、誉められて赤くなるなんて、加賀さんって可愛いところがあるんですね!」
加賀「瑞鶴は今度の訓練は覚悟しておくように」
瑞鶴「わあああん、なんで私ばっかりいいい」
-
263 : 2014/12/30(火) 02:19:14.15 -
赤城「仲良きことは美しき哉、ですねぇ」翔鶴「はい。特に瑞鶴のことを気にかけて可愛がって下さっている加賀先輩には、本当に感謝してもしきれない程です」
赤城「そうですか。加賀さんも、口には出しませんけれども、毎日楽しそうですよ。勿論、私も可愛い後輩達と過ごす日々は楽しいと思っています」
翔鶴「そうなのですか?いつもご迷惑ばかりお掛けしていて、本当に申し訳なく——」
赤城「迷惑だなんて、そんなことは一度たりとも思ったことはありません。だから、そんなに謝らないで?」
翔鶴「は、はい」
赤城「でもそうね、たまには私も翔鶴ちゃんから甘えられてみたいですね」
翔鶴「そのような恐れ多いことなんて、とてもとても……」
赤城「うーん、残念。フラれちゃいましたか」
翔鶴「え、……え?す、すみません!」
赤城「あらあら、冗談だからそんなに慌てないで」
翔鶴「もう、突然おかしなことを言い出すんですもの。心臓に悪いです先輩」
赤城「……なるほど、この様にすると肩の力を抜いて貰えるのですね。うふふ、勉強になりました」
翔鶴(——あぁ、そうか。この人は皆に慕われているけど、尊敬というよりも畏敬の念を抱かれているから……"仲間"として接する人は多くても”友人”として接する人は意外と少ないのかもしれない——)
赤城「翔鶴ちゃんの、細やかな気遣いを出来ることは美点ですが、偶にはもっとリラックスして過ごしても——。あら、私の顔に何かついていますか?」
翔鶴「……ふと、先輩って意外と寂しがり屋さんなのかな、と思いまして」
赤城「そう……、かもしれません。自分ではまだよくわからないのですが」
翔鶴「実は私も少々寂しがり屋なところがありまして——なので、偶に…甘えさせて頂いてもよろしいですか……?」
赤城「!……ええ、勿論良いですとも。いつでも歓迎しますよ!」
-
264 : 2014/12/30(火) 02:30:35.90 -
一部の空母と戦艦連中は他の艦の艦娘から神格化され過ぎていて、その距離感をちょっと寂しく思っている状況がある……と良いなぁと私は勝手に思ってます
そういえば、アニメ試写会あったみたいですが、我らが一航戦ないし空母部はどうなるのでしょうか。心配でもあり楽しみです。それでは。 -
265 : 2014/12/30(火) 02:38:43.04 ID:O4l4kkwjo -
乙
もうほんと死ぬほどどうでもいいけど加賀の姉には一応陸奥と長門がいる
-
266 : 2014/12/30(火) 03:06:30.16 -
>>265
補足ありがとうございます。お恥ずかしながら、長門型・加賀型・天城型の繋がりは完全に失念していました。にわか過ぎる>>1なので色々勉強しなければ…
完全に土佐にだけ想いを馳せながらのセリフのつもりでした(震え声)
-
269 : 2015/01/01(木) 00:08:40.08 -
あけましておめでとうございます。今年もボチボチ更新していくと思いますので、よろしくお願いします
今月は3-5を終わらせることができませんでした。ていうか1ゲージすら削れない酷い月でした…ほんとヒドイ
年明けちゃいましたが、書いたのが大晦日ということで2レス分だけ投下します。内容なんて無かった。 -
270 : 2015/01/01(木) 00:09:41.59 -
提督「そろそろ今年も終わるな」赤城「はい、あっという間の一年でした」
提督「歳をとると一年って本当に一瞬に感じるな」
赤城「は……一緒にしないで下さい」
提督「今、はいって言いかけたな」
赤城「はい?と聞き返しそうになっただけですが、上司に対してその返答は失礼だと感じたので言わなかったのです」
提督「さいですか」
赤城「ええ、そうです」
提督「……ところで、さっきから何を食べてるの」
赤城「ぽってりショコラというポッキーの一種です。……これは、舞風ちゃんから貰ったプレゼントですから差し上げられませんよ」
提督「いや、初めから貰う気は無いけど……なんだって?ぼってり?」
赤城「”ぽってり”です。その、あたかもお腹の脂肪がだらしないような言い間違いは止めて下さいよ……」
提督「でも、赤城は問題ないだろ。見た感じどこもだらしくないような——」
赤城「……」
提督「ごめんなさい。無表情でこっち見るのはお止め下さい。……お詫びと言っちゃなんだが、これを一箱あげあげよう」
赤城「カカオ95%……あら、それもチョコレートですか?」
提督「ああ。なかなかいけるぞ」
加賀「駄目です赤城さん。提督に騙されてはいけません」
提督「げぇっ、加賀!」
加賀「赤城さん、そのチョコレートは」
提督「あー、赤城に渡したいのはこっちの”72%”の方だったー」
赤城「なぜ棒読み風なのか気になりますが……、言及しないことにしましょう」
加賀「提督もお人が悪いですね」
提督「でも、想像してない味で涙目になる赤城とか見てみたくない?」
加賀「気持ちはわからないでもないですが、事前に教えてあげて下さい」
赤城「??」
-
271 : 2015/01/01(木) 00:14:11.34 -
赤城「——要するに、全く甘くないと」加賀「はい。私も、最初はまずいとすら感じました」
赤城「甘くないチョコレートですか。不思議ですねぇ」
提督「詳しいことは色々と省くが、最初は芥子などを入れたりして薬用に煎じていたと言われているからな。後にヨーロッパ人が色々手を加えたりして今の形になったらしい」
赤城「初めに砂糖を入れることを閃いた方は偉大ですね!」
提督「私もそれには全力で同意だ」
加賀「全くです」
提督「ところで、加賀は95%は好きなのか?」
加賀「?ええ、今は嫌いではありません。慣れると癖になる味ですから」
提督「良かったら、以前まとめ買いしたのがまだいくつか余ってるからあげるよ」
加賀「よろしいので?」
提督「86%を食べた時に余裕だったからさ、その後に調子に乗ってノリでまとめ買いしたんだけど予想以上に苦くてだな……は、ははははー…」
赤城「そんなのを私に食べさせようとしたのですか」
提督「そ、そんなのってまた酷い……。やっぱり涙目になった赤城を見たくて」
加賀「ですから、お気持ちは十分にわかりますけど止めてあげて下さい」
赤城「加賀さんも信用できない感じがしてきましたよ!」
提督「……なんてことを言っていたら本当に今年も終わるな」
赤城「そうですね」
加賀「ええ。……そういえば、年越しの宴会の準備が終わったと、今年最後の業務を片付けている提督と赤城さんを呼びに来たのでした」
提督「それはもっと早く言ってほしかった!」
赤城「提督、急いで会場に向かいましょう!料理とお酒を確保しにいかなくては!」
提督「待て!焦ると転倒して怪我するぞ!おい赤城落ち着けって——」
加賀「ふふふ、相変わらず騒がしい人達。——来年も、何事も無い平和な一年でありますように」
——それでは皆さん、良いお年を——
-
275 : 2015/01/18(日) 19:20:11.36 -
赤城「提督」提督「何かな」
赤城「遠征班の尽力で資源が回復してきたようです。これで、ようやく主力艦隊を出撃させることが出来そうです」
提督「そうか。皆頑張ってくれたが、特に軽巡と駆逐艦の皆には新年早々無理をさせてしまって心苦しいな」
赤城「では、とりあえず間宮さんと伊良湖」さんに、皆さんをもてなすようにお願いしておきます」
提督「頼むよ。私の方も何か考えておく。——嗚呼、バケツの数がカンストしても、オリョールやバシー程度にしか出撃することが出来なかったから歯がゆい毎日だった」
赤城「酔っ払って大型建造なんかに手を出すからです」
提督「面目ない・・・」
赤城「結局、武蔵さんは建造できませんでしたし」
提督「15万程度じゃそんなもんだ、はっはっは!」
赤城「……高速修復剤、暫く使い放題ですね」
提督「先月うまくいかなかった3-5だが、上ルートでバケツ全開でごり押ししてみるか」
赤城「それも良いですね。腕が鳴ります。ですが提督」
提督「ああ。問題は上は資源消費も重いんだよなぁ……」
赤城「はい。ですから、私としては5-4で吹雪ちゃんを旗艦におき、又随伴艦の育成も兼ねながら戦力の底上げをするのが良いかと思います」
提督「なるほど。赤城、5-4では暫く君たち一航戦にも出て貰う事にするけど、良いか?」
赤城「確実に制空権を得てボーキサイトの消費を抑えるため、ということで宜しいですね。お任せ下さい」
-
276 : 2015/01/18(日) 19:28:29.34 -
大型建造で資材が溶けキラ付けと遠征の日々
赤城さんが98になったので旗艦固定で演習
アニメ2話のバケツと赤城さんのシーン
アニメで日常や幸せそうな赤城さんの声がとても可愛い(こなみかん)
誤って書き溜め削除
こんな感じの1月でした。更新が止まってしまって申し訳ない…
終わるとの時はきちんとその旨をここに記すつもりです。毎度更新が非常に遅くて申し訳ないのですが、今年もよろしくお願いします -
278 : 2015/01/26(月) 01:16:28.41 -
書き易い部分だけ書いてたら時系列がバラバラになってしまったけど投下です
バレンタインが近づいてきているのにクリスマスネタです -
279 : 2015/01/26(月) 01:19:27.53 -
小ネタ~買い物の打ち合わせでの一こま編~雲龍「あの、艦載機は何機まで持って行って良いのですか」
赤城「10機程度で良いですよ。もしもの時の為の艦戦と、迷った時の為に彩雲があれば十分です」
加賀「流石に街中で爆撃するわけにいきませんので」
雲龍「なるほど…」
赤城「あと実弾はいけません。模擬戦用のペイント弾にしておくことをお忘れなく」
雲龍「了解しました。では、その通り準備を整えて置きます」
翔鶴「……え?冗談じゃなかったんですか?」
赤城「冗談?ペイント弾のことですか?大丈夫ですよ。痴れ者を無力化出来る程度の威力はあります」
翔鶴「そうではなく……あ、いえ、わかりました。ペイント弾ですね。準備しておきます…」
-
280 : 2015/01/26(月) 01:25:55.04 -
~クリスマス前のひと時~提督「クリスマスって良いよね」
赤城「はい。この雰囲気は私も好ましく思います。カラフルな電飾に彩られて幻想的な空気に包まれている街や、幸せそうな人の顔を見るとこちらも幸せを頂ける気がして」
提督「まるで夢の中に居るみたいだよな」
赤城「同感です。ですが、提督」
提督「クリスマスケーキも楽しみだなぁ」
赤城「現実逃避をしても、ここに積み上げられている書類の山は無くなりません」
提督「はやく来ないかなぁクリスマス」
赤城「24日までに処理できなければ、パーティーは中止ですね」
提督「それは困る」
赤城「あれだけ期待させておいて今更中止なんて、皆さんとても悲しまれるでしょうね」
提督「……泣いちゃう子、いるかなぁ」
赤城「泣くのを我慢し、提督に気を使い気丈に振舞う子と、中止の悲しみで涙する子のどちらかでしょう」
提督「——その光景を想像してみたけど、なんか私も泣きたくなってきたからそうさせないように頑張るしかないな」
赤城「勿論、私もとても楽しみにしています」
提督「万が一、私のせいで中止になったら泣いちゃう?」
赤城「どうでしょう。ですが、間違いなく暫く暇を頂きます」
提督「よっし、頑張るぞ!」
赤城「お手伝い致しますし、終わるまでずっと側に居りますので是非そうして下さい」
-
281 : 2015/01/26(月) 01:29:03.08 -
~色々飛んで12月24日~提督「さぁ皆の衆、クリスマスパーティーだぞ!今日は無礼講だ!カンパーイ!」
隼鷹「ひゃっはあああああ酒が飲めるうううう!」
那智「今日は飲ませて貰うぞ!」
千歳「あらあらうふふ。提督もどうぞ」
提督「うーんこの。お、ありがとう千歳。——ぷはぁ、やはり最初の一杯はビールに限る!」
千歳「まるで飲み会ですね。ささ、まだまだありますよ」
提督「わんこそばみたいにそんな次々と注がれましても」
金剛「酔っ払い共は放って置いて、残りのみんなでプレゼント交換でもするネー」
暁「待ってました!」
響「姉さん、ほっぺたにクリーム付いてるよ」
赤城「何だか緊張してきました。プレゼントはあれで良かったのかしら」
雷「へー、よくわからないけど赤城さんでも緊張することあるのねー」
電「雷ちゃん、それはちょっと失礼なのです……」
瑞鶴「これは貴重な赤城さんの緊張シーン」
赤城「私もただのいち艦娘ですから緊張くらいしますよ」
金剛「クリスマスのプレゼント交換で緊張する人ってあまり聞いたことが無いデース」
-
282 : 2015/01/26(月) 01:30:38.20 -
赤城「そ、それは私の選んだ物が皆さんに喜んで貰えるかどうか心配で」雷「気にしすぎよ赤城さん。こういうのは物より気持ちが大切なのよ!」
電「赤城さんはお優しいのです」
暁「そんなことで心配だなんて、赤城さんも可愛いところがあるのね」
響「可愛い姉さん、今度は鼻にクリームが付いてるよ。——しかし、赤城さんも意外と細やかなことで緊張するみたいで安心したよ。高嶺の花にさえ感じられた一航戦も、私達と同じ艦娘なんだね」
金剛「私はどうナノデスカ、響ぃー?」
響「歳の離れたお姉さんって感じだね」
金剛「Oh、それはそれで嬉しいけどなんか地味ネ。私も高嶺の花で居たかったデース」
瑞鶴「それじゃあ私は?」
響「可愛い妹……?」
瑞鶴「なんでそうなるのよー!……そんなに頼りなく見えるかしら」
-
283 : 2015/01/26(月) 01:32:56.90 -
雷「瑞鶴さんは可愛いっていうか、見ていると放っておけないっていうか?」
電「電から見るととても頼れるお姉さんなのです!」
瑞鶴「うぅ、電ちゃんは良い子ねー…」
電「はわわわ」
赤城「わ、私も皆さんの姉妹みたいになれますか?」
響「赤城さんもお姉さんになってくれるのかい?」
暁「それは心強いわね。熊野さんや三隈さんとはまた違う感じがするレディーなんだもの!」
金剛「ふふふ、良かったネ赤城。この調子で姉妹を100人作るデース!」
赤城「は、はい、頑張ります!」
雷「金剛さんそれは友達を100人よ。赤城さんも突っ込んであげてー!」
瑞鶴(……姉になって下さい…タイが曲がっていてよ……)
電「瑞鶴さん、真剣な顔をしてどうかしたのです?」
-
284 : 2015/01/26(月) 01:35:04.91 -
暁「ところで、さっき敢えて一航戦って表現したみたいだけど加賀さんも?」
響「まぁね。ほら、あれ」
加賀「……」
暁「ミルフィーユを一口、口に入れる毎に頬に手を添えて……。よく見ると頬もほんのり染まってるわね。あの食べにくいのを綺麗に食べる姿は紛う事無くレディーなんだけど……なんだか可愛い」
金剛「あれはギャップもえと言うものデース」
「おぉー」
「ハラショー」
加賀「(あちらの方々は何故嬉しそうに此方を見ているのかしら。赤城さんまで一緒になって……)」
蒼龍「加賀さーん、こっちのザッハトルテも絶品ですよー!」
-
285 : 2015/01/26(月) 01:44:43.26 -
今日の分はおしまい。
パーティーの席は潜水艦や駆逐艦+それ以外の大人っぽい艦娘まとめ役を務めてくじ引きで班を作って…みたいな感じのイメージです。
某動画サイトでアニメ2話が公式でアップされました。内容云々より赤城さんのセリフがあるだけで幸せです。時報はよ
3話もアップされたら、その内それに関しての小ネタも投下してみたいですね。では。 -
287 : 2015/01/26(月) 10:20:28.84 ID:UjY6iwRLo - 乙でち
-
288 : 2015/01/26(月) 12:02:54.39 ID:zvnUp4FIO -
赤城さんがかわいいのでもはや何も言うことはない…
-
289 : 2015/01/28(水) 03:19:56.07 -
こんばんは。まだ続くクリスマスネタ。一体いつ終わるのか。
赤城さんがLv99まであと経験値2万を切りました。早くケッコンしたいと思いつつ更新です。>>288
Exactly(そのとおりでございます)
でもアニメの赤城さんは嫌なフラグが立ってそうで怖いんですよね。
まぁ別の世界の別の鎮守府の話なんで良いのですけど(震え声) -
290 : 2015/01/28(水) 03:24:28.50 -
金剛「ハーイ、では皆さんにプレゼントが行き渡ったみたいデスし、開封といきまショウ!」電「楽しみなのです!」
赤城「これは非常にわくわくしますね」
暁「でも、これだけ綺麗に包装されてたら開けちゃうのが勿体無く感じるわね」
雷「なんとなくわかるわその気持ち」
響「そうだね。包装されてる状態でも気分が高揚するよ」
瑞鶴「開ける時にハサミを使うんならここに置いとくわよー」
暁「はーい。んしょ、んしょ……。わぁ、白と赤のタータンチェックのとてもお洒落なストールだわ!」
響「勿体無いと言いつつ真っ先に開封する姉さんは可愛いね」
-
291 : 2015/01/28(水) 03:25:38.89 -
暁「い、良いじゃないの!開けないと意味ないんだし!ところで、これは誰からのプレゼントかしら?」赤城「あ、あのぅ……私からなのですが、気に入って頂けました?」
暁「赤城さん!?は、はい!家宝にさせて頂くわ!」
瑞鶴「白と赤かぁ。ちょうど赤城さんカラーになってるのね」
金剛「へー、凄いお洒落ね赤城!一年前の赤城にはとても考えられなかったチョイスデース」
赤城「もう、金剛さんったら。でも、気に入って頂けたみたいで安心しました」
暁「えへへ、これを首に巻いた私は誰がどう見ても一人前のレディーよね」
赤城「そこまで喜んで頂けるなんて光栄ね」
雷「ね、心配いらなかったでしょ赤城さん?」
赤城「えぇ、雷ちゃん。……緊張が解けるとなんだかお腹が空いてきちゃいました」
響「あはは、今日は良い意味で赤城さんのイメージが変わっていくよ」
赤城「えへへ、なんだかお恥ずかしいです」
電「丁度皆さんの分のブッシュドノエルを頂いてきたので、どうぞなのです」
-
292 : 2015/01/28(水) 03:26:59.44 -
金剛「暁も赤城も良かったネー。——おや、私のはお茶とハチミツのセットデスか。これは響からカナ?」響「正解だよ金剛さん。多少安直かとも思ったんだけど、他に良いのが思いつかなくてね」
金剛「これはとても良いものネ!結構無理したんじゃないノー?」
響「さて、それはご想像にお任せするよ」
金剛「サンキュー響!頂く時は響たちも招いて、正しい飲み方を教えて貰わないとネ!」
響「金剛さんなら飲み方は心得てるんじゃないのかい?」
金剛「ノー、ロシアンティーは私の専門外デース」
響「フフフ、それなら仕方が無いね」
金剛「そうヨ、仕方が無いネー」
-
293 : 2015/01/28(水) 03:28:00.66 -
電「はわわ、電には可愛いぬいぐるみなのです」雷「良かったわね。可愛い電にピッタリじゃない!」
電「これは暁お姉ちゃんからですか?」
暁「違うわよ?」
瑞鶴「私です!」
赤城「わぁ、とても可愛らしい子ですね。何て言う子なのですか?」
瑞鶴「赤城さん!カピバラさんって言うんですよ。この子の可愛さをわかってくれますか!?」
赤城「は、はい」
金剛「放っておいたら熱く語り始めそうデース」
瑞鶴「あ、そのカピバラさんはクッションにも枕にもなるから使い勝手良いわよ電ちゃん」
電「そうなのですか!ありがとうなのです瑞鶴さん、今日からこの子と一緒に寝るのです!」
-
294 : 2015/01/28(水) 03:30:04.74 -
雷「私のも何やら大層な箱に入ってるわね。これは……シャンプーとコンディショナーとヘアオイル?」暁「それは私からよ。髪の毛はレディーの命ですもの。それでケアすると良いわ」
響「凄いよ姉さん。誰かからアドバイスでも貰ったのかい?」
暁「どういう意味よ……。ま、まぁ熊野さんに相談はしたけれど。でも、選んだのは私なんだから!」
電「微笑ましい光景が目に浮かぶようなのです」
雷「ありがとね暁。でも、これ使うと暁より先に立派なレディーになっちゃうわね」
暁「ハッ!しまったわ……」
雷「じょ、冗談だから気にしないで良いわよ」
-
295 : 2015/01/28(水) 03:39:33.52 -
今日はここまで。このグループ内では瑞鶴が一番相応っぽいプレゼントのチョイスだと思います
赤城さん成分が少ない上に第六駆逐隊の互いの呼び方がガバガバで申し訳ない……
ではごきげんよう -
297 : 2015/01/29(木) 13:14:43.99 ID:beVfnNKJO - 空母好きには嬉しいSS、乙よ
-
298 : 2015/01/31(土) 00:50:51.31 -
こんばんは。アニメ4話は金剛の裏拳?がかっこよかったです(こなみ)
そんなこんなで一昨日赤城さんとケッコンしました。やりました。初婚です。
では更新です>>287
ありがとうございます。
赤城さんだけじゃなく他の空母も可愛く書けるように精進します -
299 : 2015/01/31(土) 00:51:33.88 -
酷い安価ミスである
>>297
でしたすみません… -
300 : 2015/01/31(土) 00:54:33.46 -
瑞鶴「私のは何かしら。小さい箱だけど、こういうのって何か高価な物が入ってそうで期待しちゃうのよね」金剛「それは私からデスネー。気に入ってもらえると良いのデスガ」
瑞鶴「これは、とても綺麗なボールペン?」
金剛「ノンノン、万年筆デスヨー」
瑞鶴「え、これが?万年筆ってもっと黒かったり太かったりするイメージがあったんだけど、こんなにお洒落な物もあるんだ」
金剛「ええ。そうみえても、英国の由緒正しいブランドのペンよ!書き心地は保障シマス」
瑞鶴「それじゃあ、本当に高価なものなんじゃ……」
金剛「気にするのは野暮ってモンデース。ふふふ、ちゃんと予算の範囲内でしたから気にする必要アリマセン」
瑞鶴「それもそうね。金剛さんありがとう!私、万年筆って仰々しいっていうか大袈裟って言うか…そんな風に思ってたから今まで手に取ったことは無かったけど、これはとても好きなデザインだわ!」
金剛「瑞鶴が先に言っていた黒いペンもかっこよくて良いものヨ。でも、プレゼントを気に入ってもらえたみたいで何よりデース」
-
301 : 2015/01/31(土) 00:55:45.08 -
瑞鶴「最後はいよいよ赤城さんね!」電「はわわ。まさか電のプレゼントが赤城さんにいくなんて緊張しちゃうのです」
赤城「この中では一番大きい梱包ですね」
暁「大きいぬいぐるみかしら」
電「あのあの、電が用意したプレゼントは——」
赤城「あら、これは——」
雷「あれは!?」
響「知ってるのかい雷」
暁「雷電ネタ好きよねぇ」
金剛「Oh……あれは予想外デース」
瑞鶴「見た目に反してまた随分と渋いト……」
雷「……ごほん。あれはシャトルシ○フよ」
暁「煮立てる」
響「入れる」
雷「以上」
電「おいしい!なのです」
金剛「なんのこっちゃデース」
-
302 : 2015/01/31(土) 00:57:56.74 -
電「兎に角、ただのお鍋じゃないのです!」赤城「私も聞いたことがあります。なんでも、エネルギーと時間を節約できる『真空保温調理器』だと」
電「!!ご存知でしたか?」
赤城「ええ。実際に拝見したのは今日が初めてですが」
電「艦娘は、深海棲艦の動向に因っては、定時通りに食事を採れない時がしばしばあるのです。そういう時に、冷えたご飯を食べずに済む様にと思ってシ○トルシェフを選んだのです!」
雷(私よりオカンしてるわねこの子)
赤城「なるほど!電ちゃんのみなさんを思い遣る心遣い故のこの選択だったのですね。ありがとう電ちゃん」
電「どういたしましてなのです」
赤城「いつでも暖かいご飯が食べられるなんて素晴らしいです!つい食べ過ぎてしまわないように気をつけないといけませんね」
瑞鶴「そういえばアニメの赤城さんはカレー大盛り食べてましたっけ」
赤城「……もしスイーツでしたら、本当にあれだけ食べられたかも……」
瑞鶴「同感です」
金剛「二人とも艦娘じゃなかったら、今頃どれだけ丸くなっていたんでしょうネ。私も人のこと言えませんケド」
-
304 : 2015/01/31(土) 01:04:16.72 -
~クリスマスと全く関係の無い別の日~ケッコンカッコカリ編赤城「提督、第一艦隊、南方海域より只今帰還いたしました」
提督「おかえり赤城。皆も良く頑張ってくれた、お疲れさま。まさか小破すらなしとは」
比叡「このくらい当然です!——って言いたいところですが、運に助けられた部分もありました」
鈴谷「なんかみんな気合入りまくりでさ、ヘマできない雰囲気だったから集中しっぱなしでもうヘトヘトだよ~」
蒼龍「鈴谷はよく頑張ってたもんねー。MVP級の働きしてたじゃない」
加賀「えぇ。鈴谷さんの今回の活躍振りは目を見張るものがありました」
鈴谷「そ、そう?なんか照れるなーあはは……、じゃなくて!今日の主役は吹雪と赤城さんじゃん?ほらほら二人とも」
吹雪「え、えぇ。私なんて、皆さんに付いて行っただけみたいなもので…」
赤城「あらあら」
提督「ははは、今回のMVPはどうやら鈴谷みたいだな。あとで褒美の手配をするから何か適当に考えておくように」
鈴谷「やっりー!」
提督「他のみんなもお疲れさま。各々念の為の入渠や艤装の点検を終えたらあとは自由にして良い。それと、すまないが吹雪と赤城は話があるから残って欲しい」
-
305 : 2015/01/31(土) 01:05:46.27 -
提督「さて、ではまず吹雪からだ」吹雪「はい!」
提督「無事に与えられた任務を遂行できたようだね」
吹雪「皆さんに助けられてなんとか、って感じでしたが……」
提督「赤城、吹雪はどうだったか」
赤城「はい。今回は特に、随時的確なアシストが光っていました。敵の攻撃を引きつけながらも合間に相手の駆逐艦を撃破。夜戦においては撃破まではいかずとも敵戦艦を中破・大破に追い込むなど素晴らしい働きでした」
提督「日ごろの鍛錬の賜物だな」
吹雪「ありがとうございます!それでは、あのもしかして——」
提督「艤装の第二改装の申請が通りそうだな。今の吹雪にならうまく扱えるだろう」
吹雪「私が、とうとう改二に……」
赤城「良かったですね、吹雪さん」
吹雪「はい、——はい!みなさんのお陰です!」
提督「吹雪自身の努力が最たる物だと、私はそう思うが。よし、吹雪も下がって今日はもうゆっくり過ごしていてくれ。本当によく頑張ったな」
吹雪「はい!それでは失礼します!」
-
306 : 2015/01/31(土) 01:07:56.23 -
提督「——そして、赤城」赤城「はい」
提督「ついにここまで来たな」
赤城「うふふ、そうですね。提督以上に、私が待ちきれ無かったのでちょっと頑張り過ぎちゃうこともありましたが」
提督「○○○○年、2月14日に大本営から発表されたケッコンカッコカリシステムか」
赤城「なんでも、試練を乗り越え信頼関係を深めた提督と艦娘でなければその資格を与えられない、と」
提督(身も蓋も無い言い方をするとレベル上げ)
赤城「提督?」
提督「ん、なんでもない。ただ感慨深いなってさ」
赤城「改めて意識をしますと、……やっぱり恥ずかしいですね」
提督「結婚じゃなくてケッコンカッコカリと言っても意識するよなぁ。私も暫く君の目を見つめ続けていられる気がしない」
赤城「もう、殿方がそれでは格好がつきませんよ?」
-
307 : 2015/01/31(土) 01:20:05.34 -
蒼龍「男は度胸!」飛龍「女は愛嬌!」
雲龍「提督、舞台は整いました。一思いにどうぞ。さぁさぁ」
加賀「残念ながら貴方達はここでボッシュートです」
「ゲェ!加賀さん!」
提督「……あの子達はよく扉の前に居るみたいだけど、いつも何やってんの」
赤城「いつも楽しそうですよねー」
提督「そして、さっきから窓の外で飛んでる彩雲は」
赤城「きっと加賀さんですね。『カ』とペイントされてますから」
提督「あの小芝居はブラフでこっちが本命なのか……?」
——このとき提督達は気が付いていなかった。
物陰から二人をじっと見つめる"14cm単装砲"の妖精さんの姿に。
(フフフ、面白いことが起きたら早速私がみんなに言い触らすの!)
-
308 : 2015/01/31(土) 01:25:11.38 -
つづく
かどうかは未定ですが、ケッコンカッコカリについてはなんとか話を考えたいところです
瑞鶴が当てた万年筆のイメージはDAKS ハウスチェック クロスリング万年筆です
しかしなんで電のプレゼントをTHERMOSのあれにしてしまったんだろ……
クリスマスネタもなんとか〆て次のイベントというかネタに移行しないといけませんね
ではごきげんよう -
310 : 2015/01/31(土) 18:43:15.16 ID:eJhwTZIFo -
来てたか
乙ですよー -
311 : 2015/02/01(日) 01:48:13.67 -
ケッコンも出来たし時間がある時に少しでも書かないと(使命感)
某コメントが流れる動画サイトでアニメ3話が公式でupされましたね。
一波乱ある上に赤城さんが綺麗過ぎて逆に不安になるという。>>310
更新が不定期すぎてすみません。
よろしければたまーにでも覗きに来て見てくださいませ -
312 : 2015/02/01(日) 01:49:22.42 -
提督「……ま、一息ついて落ち着くことにするか」赤城「はい。今お茶をお入れします」
提督「少々渋めに頼むよ。今日の茶菓子は間宮さん特製の赤福だ」
赤城「まぁ、それは楽しみ——」
ガタッ
提督「……」
赤城「……た、楽しみです」
提督「多少量は多いが、艦娘全員に分けるほどの量はないか。二人で食べきれるかなー」
赤城「あまり食べすぎちゃうとお夕飯が食べられなくなっちゃいますよ。はい、お茶入りました」
ガタッガタッ
提督「……ありがとう(妖精さんが潜り込んでいたか)」
赤城「どういたしまして(部屋の隅から聞こえる音から察するに、おそらくその様ですね。いつの間に忍び込んだのでしょうか……)」
-
313 : 2015/02/01(日) 01:52:08.37 -
妖精(ぐぬぬ……甘い言葉に乗っては駄目よ!これは私を捕まえる罠に違いないわ…!)提督「ついでだし外に飛んでる彩雲の妖精さんも呼ぶか」
ガタガタガタッ
赤城「では、呼んできましょう。——そこの彩雲妖精さーん、ちょっと宜しいですかー?」
提督「そういう事になったから、そこに隠れてる妖精さんも出ておいで」
「ほ、本当にわけてくれるのです?だましたりしませんか?」
提督「そんなことしないって。だから、隠れてないでこっちにおいで」
14cm単装砲妖精「ていとくさんがそこまで言うなら信じるのです」
提督「(ハムスターみたいにひょっこり出てきたな可愛い)」
彩雲妖精「あちゃー、赤城さんにつかまっちゃいました~」
提督「あはは、それは災難だったな」
赤城「では、すぐに妖精さんのお茶もお入れしますね」
-
314 : 2015/02/01(日) 01:56:32.83 -
一方その頃、彩雲から送られてくる情報をモニターに写して見ていた空母達瑞鶴「ちょっと加賀さーん!彩雲つかまっちゃいましたよ!?なにやってるんですかー!」
加賀「まぁ、そうなるでしょうね(隠す気はありませんでしたし)」
翔鶴「丁度皆さん集まってますし、良かったら私達もお茶しにいきませんか?」
飛龍「加賀さん!日替わりスペシャルスイーツセット、ゴチになりまーす!」
蒼龍「ええ!?じゃあ私はジャンボあんみつで!」
雲龍「……私は大盛りチョコレートパフェで」
大鳳「雲龍が日に日に遠いとこに行っちゃう……」
加賀「貴方たちは本当に、もう。——はぁ、大鳳と五航戦も何か考えておきなさい」
大鳳「え?あ、はい!」
瑞鶴「加賀さんってば太っ腹ー」
加賀「誰が三段式甲板腹ですって?」
瑞鶴「そこまで言ってないです……ひ、ひえー!」
翔鶴「瑞鶴が、いつもいつもすみません……」
-
315 : 2015/02/01(日) 01:59:07.08 -
翔鶴「それはそうと、あの……先輩にご迷惑をかけるわけには」瑞鶴「それにしてもどういう風の吹き回しですか!?明日は空から豚でも降ってくるのかしら」
加賀「今日は提督と赤城さんが互いにより一層強固な絆を結ぶ日となることでしょう。そのお祝いです。といっても、強制は致しませんが」
翔鶴「それなら、お言葉に甘えさせて頂きますね」
瑞鶴「最近年末から年始にかけて季節的なイベントが続いてましたけど、財布の中身は大丈夫なんですか?」
加賀「それくらいの余裕はあります。無駄遣いが目立つ五航戦なんかと一緒にしないで」
瑞鶴「く、くやしい!でも甘えちゃう!」
蒼龍「一航戦から見るとほとんどの艦が無駄遣いしてることになりますよ……。あ、艦娘ばかの提督のことですから、経費で落としてくれそうですね」
加賀「あら、ではそうしましょうか」
瑞鶴「えー!?ちょっとでも感心してときめいてしまったのが悔しいんですけど!」
飛龍「ははは、経費云々はきっと加賀さんなりの冗談よ。きっと照れ臭くなっておどけたのねぇ」
-
316 : 2015/02/01(日) 02:03:25.81 -
今日の分おわり
アニメを見習ってキャラのゲーム内セリフを一つ強引にぶっこみました。やりました。
うちでは赤城さんとのケッコンと初期秘書艦ぶっきー改二がほぼ同時だったので吹雪が空気になってしまいました。
すまん吹雪……
ではまた。
最近のコメント