提督「もしも島風が真面目だったら」


1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 15:30:32.00 ID:IQriasiC0
提督「いやぁ、助かったよ島風」

島風「良いんですよ、提督が何か困っていたみたいなんで」

提督「長門が無理して比叡カレーを食ってしまってな」

提督「未だにトイレから出てこないんだよ」

島風「そ、それは大変ですね・・・」

提督「でも書類はまだまだあるし、ちょっと困っていたんだ」

提督「ありがとうな? 島風」

提督「お前は仕事が早くて助かるよ」ナデナデ

島風「えへへ」

島風「では、私はこれで失礼しますね?」

提督「おぅ、ありがとうな」

— 女子便所 —

長門「おえぇぇぇぇっ!!」ビチャビチャ

長門「うっ・・・ぐすっ・・・」ポロポロ

長門「かはぁぁぁぁっ!」ブビビビ

長門「うぅ・・・もうヤダ・・・」ポロポロ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425364231


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425364231/


2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 15:36:38.38 ID:IQriasiC0
長門「すまんな、島風」

島風「長門秘書艦はゆっくり休んで下さい」

島風「体調が元に戻るまでは、私が代わりに秘書艦の仕事をしますね?」

長門「そんな・・・うっぷぅ!」

島風「ほらほら、無理をしない方が良いですよ?」

島風「提督には許可を取ってみます」

島風「もし食欲が出たら、何か胃に優しいものでも作りますね」

長門「すまん・・・」

島風「私は少し用事があるので、何か用があるときは」

島風「陸奥さんに声をかけて下さい」

島風「では、失礼します」

島風「お大事に」

長門「あぁ・・・うぅぅぅぅっぷぅぅっ!!」


3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 15:41:28.25 ID:IQriasiC0
吹雪「島風ちゃん!」

島風「どうしたの?」

吹雪「第五遊撃部隊のみんなが個性的過ぎてついていないよ!」

島風「えぇ?」

吹雪「私の言うこと聞いてくれないし、仲が悪いし!」

吹雪「金剛さんは能天気だし!」

吹雪「私、このままだとおかしくなっちゃうよ!」

島風「お、落ち着いて」

島風「具体的にどう大変なのかを説明して?」

吹雪「うん・・・」


4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 15:48:31.52 ID:IQriasiC0
吹雪「・・・という感じなの」

島風「うん、なるほどね」

島風「まず、加賀さんと瑞鶴さんは仲が悪い」

島風「大井さんは北上さんのことになると、まわりのことが見えなくなる」

島風「金剛さんは1人で燥(はしゃ)いでいる」

島風「そして連携が取れないと」

吹雪「うん・・・」

吹雪「私、どうすれば良いのかな?」

島風「うーとね・・・」


5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 15:54:37.55 ID:IQriasiC0
島風「まずはみんなの性格を考えてみて」

島風「そして、何が不満なのかを再度認識する」

島風「私が考えるに、加賀さんは大丈夫だと思う」

島風「瑞鶴さんは、時には体を張って接する必要があるかもしれない」

島風「大井さんは・・・ほら、その、放っておいても大丈夫だと思うよ?」

島風「むしろ、北上さんとの邪魔をしない方が良いと思うし」

島風「金剛さんは強いから大丈夫だよ」

吹雪「うん」

島風「あまり深く考え過ぎるのも良くないと思うよ?」

島風「それと悲観的になるのも」


6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 16:03:11.29 ID:IQriasiC0
島風「吹雪ちゃんがみんなに不信感を抱いていたら」

島風「みんなも力を発揮できないと思うよ?」

島風「仲間を信じなくちゃ」

吹雪「うん」

島風「ほら、自信を持って!」

島風「提督に見込まれて配属になったんだから」

島風「吹雪ちゃんなら上手くやれるよ!」

吹雪「うん、私やってみる」

吹雪「ありがとう、気持ちがスッキリしたよ!」

吹雪「私、頑張るね!」

島風「うん!」


7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 16:09:48.98 ID:IQriasiC0
夕立「ひぃーん! 宿題忘れたっぽいぃ~!」

睦月「え!? また!?」

吹雪「だからあれほどしろと言ったのに・・・」

島風「ほら、私の見せるよ?」

夕立「恩に着るっぽい~!」

雷「まったく、島風は夕立に甘いんだから」

島風「可哀想だよ」

島風「でもね、夕立ちゃん」

夕立「ぽい?」

島風「もし反省していないようなら」

島風「もう宿題見せないからね?」

夕立「ぽいぃっ!?」


9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 16:29:58.36 ID:IQriasiC0
暁「はぁ・・・」

島風「あれ? 暁ちゃんどうしたの?」

暁「あ、島風・・・」

暁「また雷と喧嘩しちゃって・・・」

島風「またしちゃったの?」

暁「えぇ・・・」

島風「・・・・・・」


10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 16:36:58.64 ID:IQriasiC0
暁「雷が、暁のこと頼りないって」

暁「暁がみんなのお姉ちゃんなのに」

暁「・・・・・・」

暁「気が付いたらいがみ合っていたわ」

暁「どうかれば良いのかしら・・・」

島風「えっとね、暁ちゃん」

島風「簡単に言うとね」

島風「まずは変な見栄や意地を張らないこと」

島風「あと知ったかぶりをしないこと」

暁「あぅ・・・」

島風「雷ちゃんもムキになったところもあると思うけど」

島風「まずは自分にも否がなかったか考えて」

島風「何がいけなかったのか、どうすれば良かったのか」

島風「じっくり考えて、今度は気を付けよう」

島風「まだやり直せるんだから」


11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 16:41:06.46 ID:IQriasiC0
島風「こういうのはね、お互いの気持ちが大切なの」

島風「相手が何を思って、何を望んでいるか」

島風「暁ちゃんは、もっと相手の気持ちをよく考えてみて」

暁「うん・・・」

島風「4姉妹、みんな仲が良いんでしょ?」

暁「あ、当り前じゃない」

島風「じゃあ、大人のレディーとしてみんなに接しなきゃ!」

島風「お姉ちゃんとして、精一杯みんなをまとめたら」

島風「きっとみんなもわかってくれるよ!」

暁「そう・・・よね」

暁「うん、頑張ってみるわ!」

暁「い、一応礼は言うわ・・・ありがとう」

島風「うん! 頑張ってね!」


14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 16:49:29.87 ID:IQriasiC0
大井「北上さんに近づくなと言っているでしょう!?」

吹雪「ひぃぃっ!? ゴメンなさーい!」ビクビク

北上「んー・・・」

島風「大井さん、落ち着いて下さい」

島風「吹雪ちゃんが怖がっているじゃないですか」

大井「この娘が悪いんですわ!」

大井「私の大切な北上さんに近づくなんて!」

島風「・・・・・・」


15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 16:53:02.70 ID:IQriasiC0
島風「大井さん、独り占めは良くないですよ?」

島風「それに、本当に北上さんが大井さんだけを求めているとは限りません」

大井「なんですってぇ!?」

島風「北上さんのために、色々しているのは知っています」

島風「しかし、今の北上さんには他人と過ごす自由がないんです」

大井「なっ!?」

北上「あー・・・そういえばちょっと寂しいかも」

大井「北上さん!?」

島風「そうまわりに攻撃的に接していると」

島風「自分だけではなく、北上さんも孤独にしますよ?」

大井「う・・・」


16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 16:56:40.51 ID:IQriasiC0
島風「本当に北上さんのことが大切ならば」

島風「もっとよく北上さんの話も聞いてあげるべきです」

島風「それと他人の気持ちも考えること」

島風「他の艦娘に対して優しくできないのならば」

島風「大井さんは北上さんに対して、本当に優しく接しているとは言えません」

大井「うぐっ・・・」

島風「よく考え直してみて下さい」

大井「はい・・・」

島風「それと北上さん」

北上「うぇ!?」ビク


17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:03:16.05 ID:IQriasiC0
島風「北上さんも見て見ぬふりをしていないで、大井さんに注意とかしたらどうですか?」

北上「いやぁ、大井っちがそんな悪いことしているようには思えなくてー・・・」

島風「誰がどう見ても穏やかではないです」

北上「あー・・・面倒くさいしー・・・」

島風「大井さん、聞きましたか?」

島風「面倒くさいそうです」

島風「本当に大切な人に対しては、優しくも厳しくも接するものです」

島風「必要な場合には、注意をするのも相手のことを思っての行動です」

北上「あ、その・・・そんなつもりは・・・」オドオド

島風「大井さんが北上さんを思う気持ちは」

島風「結局届いていなかったということですね」

島風「悲しいですね・・・」

大井「うっ・・・ぐすっ・・・」ポロポロ

北上「ちょっ、大井っち! 誤解だってば・・・」アセアセ

大井「良いんです、この気持ちが届かなくたって・・・」

大井「私が北上さんを大切に思っていることがわかっていただければ・・・」

大井「うわあぁぁぁぁっ!!」ポロポロ

北上「あちゃー・・・」


18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:05:34.71 ID:IQriasiC0
吹雪「あの、島風ちゃん、ありがとうね?」

島風「気にしないで」

吹雪「でもあの2人、大丈夫かな?」

島風「大丈夫だよ、あの2人だよ?」

島風「私が何を言ったところで、仲が悪くなるなんてことはないよ」

島風「最近は少し酷かったからね」

島風「私の言葉も少し強くなっちゃった」

島風「これで少しは落ち着くと良いけれど・・・」

吹雪「うん、そうだね」


19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:07:51.96 ID:IQriasiC0
比叡「No matter how many sea zones of the heart I traverse ~♪」

金剛「Yes! Yes! Yes! Yes!」

榛名「My bullets of love don't reach you ~♪」

金剛「Type-3 Shell! Type-3 Shell!」

霧島「Please, save me, compass fairies ~♪」

金剛「Wow!congratulations!」

島風「Wow! Wow! Wow! Wow! Ready to fire! Fire!~♪」

島風「We're going in as hard as we can ~♪」

島風「Wow! Wow! Wow! Wow! With speed, firepower ~♪」

島風「and fighting spirit, we'll take aim ~♪」

島風「and hit!~♪」

金剛「All cannons burning… ~♪」

吹雪「うえーん!!」シャンシャン


20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:16:04.78 ID:IQriasiC0
赤城「」ギリギリ

赤城「」パシュ

吹雪「赤城せんぱ~い///」

島風「ちょっと、早く逃げた方が良いよ?」

吹雪「そんな大丈夫だよぉ~///」

島風「はぁ・・・じゃあね」

吹雪「やっぱり赤城先輩は格好良いなぁ~///」

??「」ツンツン

吹雪「ん?」

加賀「・・・・・・」

吹雪「・・・・・・」

加賀「」ニコ

吹雪「」

加賀「赤城さんの魅力はね、臀部と脚だと思います」●REC

吹雪「なるほど!」●REC

赤城「2人とも、後でちょっと話があります」ニコ

吹雪「はい!///」ジワァ

加賀「濡れました///」ジュン

ドス     ドカ     バキ     カコーン


22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:25:57.87 ID:IQriasiC0
瑞鶴「あんたって本当にムカつくわね!」

加賀「・・・・・・」

瑞鶴「なんとか言ったらどうなの!? このコミュ障ツリ目!」

島風「瑞鶴さん、落ち着いて下さい!」

瑞鶴「離してよ!」

島風「なんで仲良くできないんですか!」

瑞鶴「この元戦艦が悪いのよ!」

島風「・・・・・・」

瑞鶴「ムキーッ!」

島風「ふーん・・・じゃあ」

島風「加賀さんが轟沈しても良いんですね?」

瑞鶴「え・・・?」

加賀「・・・・・・」


23 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:28:36.35 ID:IQriasiC0
島風「ウザったい存在なんでしょ?」

島風「じゃあいなくなったら大喜びですね」

島風「おまけに加賀さんがいなくなれば」

島風「翔鶴さんが新しくここに配属されるかもしれない」

島風「一石二鳥じゃないですか」

島風「仲の良い姉が一緒にいて、戦績も上がるんじゃないですか?」

島風「いつも怒ることもなくなるし」

瑞鶴「そ、そんなこと・・・!」

島風「いつも思っているじゃないですか」


24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:32:45.11 ID:IQriasiC0
島風「この部隊のリーダーでもある吹雪ちゃんの気持ちを考えたことはありますか?」

島風「言うことを聞かずに勝手に前に出過ぎて魚雷に当たりそうになる」

島風「自分が戦力の大きい空母であるということを自覚していない」

島風「おまけに加賀さんに命を救われたというのに、まともなお礼と謝罪もせず」

島風「酷いことを言う」

島風「瑞鶴さん、貴女いつか加賀さんに殺されるか」

島風「お友達を失くしますよ?」

島風「もしかしたら翔鶴さんにも見捨てられるかも・・・」

瑞鶴「何よ! 好き勝手言って!」

島風「それくらい今の貴女はあまりにも酷いって言っているんです!」


25 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:38:17.30 ID:IQriasiC0
島風「すぐにムキにならず、冷静な判断と対応を身につけて下さい」

島風「それと相手の気持ちをよく考えてから、言葉を選んで接すること」

島風「これらができないようであれば、一生一航戦を超えることなんてできないと思いますよ?」

瑞鶴「あ、あんたに私の何がわかるってのよ!」

島風「わかりませんよ」

島風「何も」

瑞鶴「何をふざけたことを言って・・・!」

島風「話を戻しましょう」

島風「瑞鶴さんは加賀さんに沈んでほしいんですか?」

瑞鶴「はっ!?」

島風「どうなんですか?」

瑞鶴「・・・・・・」


26 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:43:13.04 ID:IQriasiC0
瑞鶴「べ、別にそこまで言ってなんか・・・!」

島風「忠告しておきます」

島風「加賀さんとは必ず仲直りして下さい」

島風「もしこの後加賀さんが轟沈してしまって」

島風「その後に気持ちが変わっても、もうどこにもいないんです」

島風「私達は戦場にいるんです」

島風「いつ沈むかもわからない毎日を」

島風「一生懸命生きているのです」

島風「折角なら、喧嘩して不快な毎日を過ごすよりも」

島風「楽しくて、笑顔になれる毎日を過ごしたいと思いませんか?」

島風「もう一度、よく考えて下さい」

島風「さっきはただ加賀さんが先輩として貴女に指導していただけ」

島風「先輩に対して敬う気持ちを忘れてはいけません」

島風「では、私はこれで」

瑞鶴「・・・・・・」

加賀「・・・・・・」


27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 17:48:35.37 ID:IQriasiC0
瑞鶴「・・・その」

瑞鶴「さっきは悪かったわ」

瑞鶴「ゴメン・・・なさい・・・」

加賀「・・・・・・」

加賀「」ギュ

瑞鶴「え?」

加賀「私も少し言葉が強くなってしまったかもしれないわ」

加賀「気にしてないから」

瑞鶴「・・・・・・」

瑞鶴「・・・///」

加賀「・・・///」

翔鶴「島風さん、ありがとうね?」

島風「いえいえ」

吹雪「私からもありがとう! 助かったよ!」

島風「良いよ、このくらい」

赤城「加賀さん・・・加賀さん・・・加賀さん・・・加賀さん・・・」ブツブツ

島風「おぅっ!?」


29 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 18:01:08.16 ID:IQriasiC0
島風「長門さん、夕食を持ってきました」

長門「すまないな」

島風「良いんですよ。状態はどうですか?」

長門「あぁ、少し良くなったよ」

長門「食欲もある」

島風「良かったです」

島風「これ、間宮さんがおじやを作ってくれました」

島風「とうぞ食べて下さい」

長門「あぁ」

島風「」フーフー

島風「はい、あーん」スッ

長門「(なに!? こんな可愛い娘があーんだと!?)」

長門「(しかも島風だと!? 幸せ過ぎる!)」

長門「あーん・・・」パク

長門「」モグモグ

島風「美味しいですか?」

長門「あぁ、美味しいよ・・・」

島風「それは良かったですね」ニコ

長門「(あぁ・・・もうこのまま体調が悪いままで良いや・・・)」ポロポロ


30 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 18:08:12.71 ID:IQriasiC0
島風「さて、連装砲ちゃんも整備したし」

島風「そろそろお風呂に入ろうかな?」

— 大浴場 —

島風「はぁ・・・」チャプ

島風「・・・・・・」パシャ

島風「・・・・・・」チャプチャプ

島風「・・・・・・」

島風「・・・・・・・・・」


31 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 18:11:46.63 ID:IQriasiC0
島風「おっはよーございまーっす!」ガラ

吹雪「・・・・・・」

睦月「・・・・・・」

夕立「・・・・・・」

暁「・・・・・・」

響「・・・・・・」

雷「・・・・・・」

電「・・・・・・」

島風「あれ・・・?」


33 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 18:14:34.38 ID:IQriasiC0
島風「みんなおはよう!」

吹雪「・・・・・・」

睦月「・・・・・・」

夕立「・・・・・・」

暁「・・・・・・」

響「・・・・・・」

雷「・・・・・・」

電「・・・・・・」

島風「(みんな聞こえていないのかな?)」

島風「(それとも機嫌が悪いとか)」

島風「よいしょ・・・」スッ

島風「っ!?」チク

島風「画鋲・・・誰がこんな・・・!」

クスクス・・・     フフッ・・・

島風「!?」ビク

島風「・・・・・・」

島風「・・・・・・・・・」


35 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 18:26:59.32 ID:IQriasiC0
足柄「あらぁ~? 島風」

足柄「教科書も出さないで、私の授業を受ける気かしらぁ~?」

足柄「随分と私も舐められたものねぇ~?」

島風「すいません・・・」

足柄「廊下に立っていなさい!!」

島風「」トボトボ

プッ     クスクス・・・     ザマァミロ

島風「・・・・・・」

島風「・・・・・・・・・」

教科書『帰れ   ブス   死ね』


36 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 18:46:43.79 ID:IQriasiC0
島風「」モグモグ

クスクス・・・     マタヒトリデタベテイルヨ     キンモー

島風「・・・・・・」

島風「・・・・・・・・・」

島風「うっ・・・ぐすっ・・・」ポロポロ


37 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 18:58:44.54 ID:IQriasiC0
島風「うわぁっ!?」ガバ

島風「・・・・・・」

島風「夢・・・か・・・」

島風「はぁ・・・」

島風「・・・・・・」


38 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 19:00:28.80 ID:IQriasiC0

— 波止場 —

天津風「・・・・・・」

島風「天津風ちゃん、おはよう」

天津風「おはよう、島風」

島風「朝の風を浴びていたの?」

天津風「えぇ」

島風「私も一緒して良い?」

天津風「どうぞ」


39 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 19:04:38.44 ID:IQriasiC0
島風「・・・・・・」

天津風「・・・・・・」

島風「そういえばさ」

島風「天津風ちゃんがここに来て、どのくらい経ったんだろう?」

天津風「さぁね、結構経ったような気もするわ」

島風「そっか」

島風「・・・・・・」

島風「ここに来たての頃は、いろんなことがあったね」

天津風「えぇ・・・」


40 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 19:08:35.91 ID:IQriasiC0
島風『あ、貴女が天津風ちゃんね?』

島風『提督から話は聞いたよ』

島風『これからよろしくね?』スッ

天津風『触らないで!』バシ

島風『あ・・・』

天津風『一応ここに来たからには艦娘としての使命は全うするけど』

天津風『仲間まではいらないわ』

島風『そ、そんな・・・』

天津風『だから、あたしに気安く話しかけたり触らないで』

天津風『1人で十分だわ』

島風『・・・・・・』


41 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 19:12:23.45 ID:IQriasiC0
島風「あんな感じだったのに」

島風「今じゃ、随分と丸くなったよね」

天津風「貴女の所為でね」

天津風「あたしがいくら拒否しても」

天津風「いつまでもあたしに構ってくるし」

天津風「追いかけてくるし」

天津風「さすがに負けたわ・・・」

島風「えへへ」


42 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 19:16:51.59 ID:IQriasiC0
島風「良いじゃん、今は私と友達なんだし」

天津風「ま、まぁそうね///」

島風「私も友達がいると嬉しいし」

島風「折角生きているんだったら、楽しまなくっちゃ!」

島風「悲しい顔なんかしたくもないし、見たくもないもんね!」

天津風「島風・・・」

島風「天津風ちゃん、私達ずっと一緒にいようね!」ニコ

天津風「・・・・・・」

天津風「・・・えぇ」

天津風「もちろんよ!」ニコ

——— 終 ———

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