提督「今日から秘書官になってもらうぞ」北上「えー…めんどくさい…」


1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:44:17.86 ID:fkZC8Wv+0

提督「…」

北上「…」

提督「…」

北上「…」

提督「…」

北上「…」

提督「えっ」

北上「反応遅いから」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427993057


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427993057/


2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:45:47.54 ID:fkZC8Wv+0

北上「だいたいなんであたしなのさ〜?」

提督「他の奴らを秘書官にしてみろ?鎮守府が滅ぶぞ」

北上「それどういうこと…?」

提督「本当にわかっていないのか?」

北上「だってさ〜、みんないい子たちじゃん」

提督「それはそうだけどな、それとこれとは話は別なんだよ」

北上「だからなんなのさ〜それ」

提督「そうだな…例えば加賀の場合だ」


3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:47:21.68 ID:fkZC8Wv+0

加賀「私が秘書官です」

提督「そうだな」

加賀「秘書官というものは提督のパートナー。つまり伴侶です」

提督「えっ」

加賀「やっと提督と結ばれることができました」

提督「あの」

加賀「大切な旦那の3m以内に近づいた雌犬どもは、赤城さんだろうと艦載機で沈めます」

提督「艦載機を仲間を討つのに使うのはやめて」

加賀「あなたの艦載機(意味深)をわたしの格納庫(意味深)に発艦してください」

提督「死にたい」

提督「こうなるわけよ」

北上「ならねーよボケ」


4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:48:33.40 ID:fkZC8Wv+0

北上「あまりにひどい妄想のせいでキャラ崩壊しそうになったじゃん」

提督「いやしてましたよ」

北上「あ?」

提督「ごめんなさい」

北上「それにしてもさ〜、正規空母の人たちってみんな大人っぽくて尊敬してたのに、提督のせいでイメージ崩れそうだよ」

提督「いやいやいやいや!あいつらのどこが大人っぽいんだよ!?というか瑞鶴を見ろよ!あれのどこが大人なん

『提督さん』

提督「!?」


5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:49:37.56 ID:fkZC8Wv+0

『もう一度言ってみなさい?』

『その頭を吹っ飛ばされたいなら…ね?』

提督「本当に申し訳ありませんでした」


6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:50:52.08 ID:fkZC8Wv+0

提督「正規空母怖い」

北上「瑞鶴が怒りに我を忘れてる姿なんて初めて見たよ」

提督「というかあいついまどこにいたんだよ軽くホラーじゃねえか」

北上「ホラーにさせたのは提督だけどね」

提督「そういうわけで正規空母に秘書官はダメなの」

北上「それほとんど提督のせいじゃん」

提督「ダメなものはダメなの!」

北上「子供を叱ってるお母さんっぽいや…。あっ、じゃあ駆逐艦は?あの子たちは怖くないし提督にトラウマを植えつけるようなことはしないと思うよ」

提督「周りの奴らからロリコンだと思われるだろ」

北上「もうめんどくさい」


7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:52:16.65 ID:fkZC8Wv+0

提督「戦艦の子たちだってみんな俺のこと好きだしさ〜(一部例外を除く)、重巡や軽巡の子たちも絶対俺のこと好きだしさ〜(一部例外を除く)」

北上「惚気うぜえ」

提督「惚気だと思うだろ?一歩間違えるだけで死ぬ可能性すらあるんだよね、俺」

北上「もう海の藻屑になれや」

提督「んで、北上と大井のどっちかにしようと思ったのよ。二人ならまず俺を好くようなことなんてないし」

北上「ふーん…で、なんであたしなの?」

提督「大井怖いじゃん」

北上「魚雷で殴られるよ」


8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:53:16.77 ID:fkZC8Wv+0

提督「だからお前にしたってわけだ」

北上「なるほどね〜。確かにまぁ、いいセンいってるとは思うけど…多分あたしが秘書官になっても無意味だと思うよ」

提督「…なんで?」

北上「だってさ…あっ、ほら来たよ」

『こんのクソ提督があああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:54:32.08 ID:fkZC8Wv+0

提督「お、おおお大井!?なんでそんな深海棲艦のような恐ろしい顔して走って来てんだよ!怖えよ!」

大井「…………….ね?」

提督「え?」

大井「ふふふ、私の北上さんを私から奪い取った挙句、秘書官にしてあんなことやこんなことをさせようとした罪、しっかりと償ってね?」

提督「いや、えっ、大井さんそれ誤解だから!北上さん!ヘルプミー!」

北上「…」ニヤッ

北上「きゃーたすけてーおおいっちーいまぬがされそうだったのー(棒読み)」

提督「あっこれ死んだわ」


10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 01:55:48.79 ID:fkZC8Wv+0

次の日、粉々に破壊された鎮守府の瓦礫の下からお尻に魚雷が刺さった提督の姿が加賀と瑞鶴によって発見された。

加賀と瑞鶴はこう語っている。

『『計画通りね』』

おしまい

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