榛名「私の提督」


1 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:30:03.26 ID:i4NQyIdZ0
イチャイチャする話です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429968588


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429968588/


2 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:31:13.12 ID:i4NQyIdZ0
榛名「あなた、おはようございます!」

榛名「朝ですよ、調子はいかがでしゅうか?」

榛名「…まだ疲れが残ってるみたいですね」

榛名「朝食作ってきますから、それまで横になってて下さい」


3 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:33:25.24 ID:i4NQyIdZ0
誤字った、恥ずかしい

榛名「朝ですよ、調子はいかがでしょうか?」


4 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:36:08.19 ID:i4NQyIdZ0
榛名「気合!入れて!……やっぱり恥ずかしいです」///

榛名「作ってきました。あなた、ご一緒しましょう」

榛名「食べさせてあげますね…はい、あーん」

榛名「おいしいですか?」

榛名「榛名、感激です!」

榛名「たくさん愛情込めて作った甲斐がありました」

榛名「ほら、どんどん食べて下さいね」


5 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:38:29.74 ID:i4NQyIdZ0
榛名「ごちそうさまでした」

榛名「では食器を片付けてきますね、ゆっくりしていてください」


7 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:41:59.83 ID:i4NQyIdZ0
榛名「まだまだ寒い日が続いてますね」

榛名「でもあなたに寄り添っていると、そんなのも忘れてしまいます」

榛名「温かい……」

榛名「いつまでも…ずっと…このまま二人で過ごせたらいいなぁ、なんて」

榛名「ふふふ、榛名はあなたが側にいてくれる」

榛名「それだけでいい、それだけで幸せ」


10 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:45:07.83 ID:i4NQyIdZ0
榛名「……榛名は欲張りです」

榛名「ひとたび手に入れば、それ以上を望んでしまう」

———貴方の全てが欲しい

———私だけを見て欲しい

でもそれは仕方のないこと

榛名「あなたがその気にさせるから」


11 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:48:16.52 ID:i4NQyIdZ0

……んっ……ひちゅ……れろ……じゅる……ごくっ…


12 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:51:20.76 ID:i4NQyIdZ0
榛名「あなた、日が暮れましたね、そろそろ夜の時間です」

榛名「お腹がすいてきました」

榛名「腕によりをかけて作りますね、待ってて下さい」


13 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:55:09.65 ID:i4NQyIdZ0
榛名「榛名特製カレーできました!」

榛名「はい、あーん」

榛名「おいしいでしょう、もっと食べてください」

榛名「もっと…もっと…」


14 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:57:37.75 ID:i4NQyIdZ0
榛名「あ…ほっぺにご飯粒が」

   ペロッ

榛名「はい、取れましたよ」

榛名「ふふふ…なんだか新婚さんみたいですね」


15 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 22:59:19.21 ID:i4NQyIdZ0
榛名「あの日のこと」

榛名「今でもはっきりと覚えています」

榛名「私がチョコを差し上げ、そのお返しとして指輪を頂いたときのこと」

榛名「とんでもないサプライズでした」

榛名「その日の夜は…とても熱かったです」


16 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:01:40.61 ID:i4NQyIdZ0
榛名「あなたと結婚して、もう二人の間を邪魔するものはない」

榛名「提督のご寵愛を受けられるのは私だけ」

榛名「そう思っていた」

榛名「……なのに、なんで!なんであの雷巡にも指輪を!」

榛名「いいんです、あなたは悪くありません」

榛名「ただの被害者」


17 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:03:26.60 ID:i4NQyIdZ0
榛名「無理やり迫られたんでしょう?」

榛名「それで仕方なくケッコンを受け入れたのでしょう?」

榛名「あんな女狐のために、わざわざ偽物の指輪と書類を作らなくても良かったのに」

榛名「本物は私のだけ」

榛名「本物の愛も私にだけ」

———そうでしょう?


18 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:05:22.30 ID:i4NQyIdZ0
榛名「あなたは私のモノ」

榛名「自分のモノには名前を書かないといけないですよね」

榛名「持ち主が判るように」

榛名「濃く、はっきりと」


20 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:07:59.64 ID:i4NQyIdZ0

カチッ…ジュ…カチッ…ジュ~…カチッ…ジュッ…カチッ…ジュッ…


21 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:10:20.80 ID:i4NQyIdZ0
———ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい

23 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:13:04.28 ID:i4NQyIdZ0
榛名「辛いですよね、痛いですよね」

榛名「でも許してください」

榛名「これはあなたへの罰でもあるんですから」

榛名「アハハ…これでもう提督は私のモノ!」

榛名「誰の異論も認めない」

榛名「言わせない」


24 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:16:28.00 ID:i4NQyIdZ0
榛名「……身体が火照ってきてしまいました」

榛名「今日も榛名がご奉仕させていただきますね」

榛名「大丈夫です」

榛名「天井のシミを数えていれば終わりますから」

榛名「さぁ、ズボンを脱がし———

   プスッ……バタン


25 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:18:49.33 ID:i4NQyIdZ0
イムヤ「司令官、助けに来たわ」

イムヤ「早くここから逃げよう」

イムヤ「大丈夫よ」

イムヤ「明石さん特製の睡眠薬で眠らせたから」

イムヤ「しばらくは起きないわ」


26 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:20:26.34 ID:i4NQyIdZ0
イムヤ「はっ!司令官…その背中…」

イムヤ「そう……

直下コンマ判定


30 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/25(土) 23:24:30.68 ID:i4NQyIdZ0
今日はここまで!

単婚派だったけど、北上様の性能には勝てなかったよ


41 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 22:57:47.39 ID:QQTKS/7c0
イムヤ「ひどい!司令官にこんなことするなんて」

イムヤ「許せない」

イムヤ「帰ったら明石さんに診てもらいましょう」

イムヤ「そのためにさっさとここから出ないと」

イムヤ「こっちよ」


42 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:01:36.06 ID:QQTKS/7c0
イムヤ「とりあえず外には出られたけど」

イムヤ「辺り一面海が広がってるわ」

イムヤ「鎮守府へは迂回して帰りましょ」

イムヤ「真っ直ぐ向かっても私の速力じゃ追いつかれちゃうかも」


43 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:05:08.89 ID:QQTKS/7c0
イムヤ「私がおぶって泳いでくから背中に掴まって」

イムヤ「海水がしみると思うけど我慢してね」

イムヤ「———~~っ!?」

イムヤ「ど、どこ触ってるのよ!」

イムヤ「…もう」///

イムヤ「こんな時にふざけないでよね…」

イムヤ「速く掴まって」


46 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:09:25.52 ID:QQTKS/7c0
イムヤ「みんな心配したんだよ」

イムヤ「急に司令官と榛名さん、二人がいなくなるんだもの」

イムヤ「まさか榛名さんがこんなことするなんて思いもしなかった」

イムヤ「いつも通り」

イムヤ「変わらない日常だったはずなのに」


47 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:13:44.63 ID:QQTKS/7c0
イムヤ「司令官がいなくなった時、大慌てしてたの誰だか分かる?」

イムヤ「意外な人達だったわ」

イムヤ「大井さんに満潮ちゃん、曙ちゃん…」

イムヤ「普段ツンツンしてるのにね」

イムヤ「ほんと、素直になればいいのに」

イムヤ「……」

イムヤ「またあの楽しい日々に戻れるのかな」

イムヤ「ううん、戻れる…絶対に」


48 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:15:50.84 ID:QQTKS/7c0
  ポツ…ポツポツ

イムヤ「あ!雨が降ってきた」

イムヤ「海が荒れたら大変!」

イムヤ「近くの島に上陸しなきゃ」


49 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:18:27.28 ID:QQTKS/7c0
  ザーーーザーーー

イムヤ「島にちょうど小屋があって良かった」

イムヤ「雨が止むまで一休みね」

イムヤ「ちょっと…寒い」

イムヤ「司令官は大丈夫?冷えてない?」

イムヤ「……司令官?」

イムヤ「ねぇ!ねぇってば!」


50 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:22:21.07 ID:QQTKS/7c0
起きて、起きて、起きて!起きて、起きてよ!ねぇ、司令官!

51 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:24:18.19 ID:QQTKS/7c0
イムヤ「……いで……きて…」

イムヤ「起き…司令官!」グス

イムヤ「!!」

イムヤ「司令官、生きてる!?」

イムヤ「よがっだぁ!ほんとに…ほんと」グスッ


52 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:26:45.73 ID:QQTKS/7c0
イムヤ「ッ!!これは温めてただけなんだからね!」

イムヤ「ほ、ほら…寒い中遭難した時のアレよ!」

イムヤ「勘違いしないでよね、いい?」

イムヤ「頭をなでなでしないで」///


53 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:28:33.92 ID:QQTKS/7c0
イムヤ「はい、温かくなってきたからもういいでしょ!」

イムヤ「なんか食べられるもの探してくるね」

イムヤ「栄養補給は大切だし」

イムヤ「じゃ、待っててね!」


54 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:30:41.78 ID:QQTKS/7c0

  ザ———ピシャッ……ゴロゴロ ザ———


55 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:33:19.03 ID:QQTKS/7c0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


56 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:34:59.63 ID:QQTKS/7c0
 ガチャッ

榛名「……」


57 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:36:37.80 ID:QQTKS/7c0
榛名「あなた、ここにいたんですね」

榛名「まったくもう…私の前から急にいなくならないで下さいね」

榛名「どこに行ってもすぐ見つけられますけど」

榛名「あなたが側にいないと私は…」

榛名「私は…」


58 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:38:16.79 ID:QQTKS/7c0
榛名「戻りましょうか」

榛名「私たちの家に」

榛名「二人だけの世界に」


59 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:41:30.60 ID:QQTKS/7c0
榛名「え?イム…ヤ?」

榛名「ふふふ、何言ってるんですか」

榛名「最初から私とあなたしかいませんよ…」

榛名「あなたは疲れてるんです」

榛名「もう寝る時間ですよ」

榛名「おやすみなさい…お父さん」


60 : ◆3HTJL2wVew 2015/04/26(日) 23:43:13.74 ID:QQTKS/7c0
おわり

コンマはイムヤが病んでるか病んでないか
正常なイムヤでした

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