提督「今日の秘書艦は…」~ハーレム鎮守府の日常~ その7【時々R-18】


1 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/22(水) 06:55:19.16 ID:RfqjMQ7j0

吹雪「はい!このスレは「提督「今日の秘書艦は…」~ハーレム鎮守府の日常~」です!その7です!!!」

睦月「おおー!!7ですかー!!睦月感激—!!」

夕立「このスレは、私たち艦娘と提督さんとのイチャラブだったり、お笑いやったりシリアスやったりするスレっぽい!」

川内「もちろん!夜戦もバリバリするよ!!大人の夜戦をね!」

那珂「多少のキャラ崩壊とかあるけど!嫌いにならないでー!!」

神通「こんなに過去スレがあるなんて…体が火照ってきてしまいます」

叢雲「この叢雲の活躍、とくと見るがいいわ」

摩耶「なぁ鳥海、あたしの改二は…」

鳥海「まーだ」

ユー「ユーちゃん…です」

ロー「ローちゃんです!!新スレでも大活躍ですって!」

天城「新スレ…このスレで、天城はもっと幸せになります!」

雲龍「ええ、そうね」

新敷「え?何か言わなきゃいけない?えっと…以下テンプレです!」

新敷「え?普通?ウルサイ—!!!」

前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422296357/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416664584/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409662134/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403310283/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399560687/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381747459/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429653318


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429653318/


2 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/22(水) 06:56:16.25 ID:RfqjMQ7j0

【 新・第六駆逐隊からの注意 】

暁「このスレでは「オリジナル設定」(一部他作品ネタ)「オリジナルキャラ」などが含まれます」

響「それらのことに抵抗がある人は撤退を推奨する」

雷「何でも大丈夫な人はどんどん来てもいいのよ」

電「争いはいけないのです、荒らしは無視なのです」

ヴェル「投稿頻度は遅いかもしれないけど、頑張って書くってさ」


3 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/22(水) 06:58:28.35 ID:RfqjMQ7j0
■主要な登場人物

・提督「轟響介」(トドロキ キョウスケ) 階級:大佐
本作の主人公、艦娘を指揮する艦隊司令官
戦争終わったら艦娘全員引き取る宣言した人
お仕事でき、戦略も霞や満潮が認めるほど
エロゲ属性の持ち主で絶倫、二重人格疑惑あり
憧れの人は「大河幸太郎」(勇者王ガオガイガー)
「鬼」の血を引いているが特にこれといった能力もない、残念プチ人外
現在、赤城と共に軍の「闇」と戦っている。

・女提督「新敷吹雪」(ニシキ フブキ) 階級:少佐
最近着任した女提督、愛称は「フブニ」、大手企業「新敷海運」の一人娘。
深海棲艦の襲撃で唯一の肉親である祖父を亡くしており、敵討ちに燃え…てたが
鎮守府の面々や保護区の深海棲艦と交流し、敵討ちではなく、海の平和の為に戦うことを決意。
既にこの鎮守府のノリに染まっているがまだハーレム入りはしていない。
最近、幼いころに提督と出会っていた疑惑が出てきた。

・陸軍将校「神名誠一」(カミナ セイイチ) 階級:少将
あきつ丸の元上司、海軍の腐った部分と戦う提督に協力する人
さりげなく本名が付いた、実は今回のシリアス要素の重要人物
提督を全面的に信頼している。

・独提督「クリティーナ・シュヴァイツァー」 階級:元帥
ドイツでビスマルク達を指揮していた老提督、現在は孫に任せて日本で半リタイア生活
居酒屋「鳳翔」の従業員として働いているが、非常時には提督たちのサポートに入る。
愛称は「Oma」(ドイツ語でお祖母ちゃん)

・駆逐艦「吹雪」 (ケッコンカッコカリ済み)
最初の艦娘で鎮守府最初の駆逐艦、
提督と二人三脚で鎮守府を大きくした。
そして鎮守府ハーレム宣言をした子
提督とは正式な結婚をしている、幼妻。

・軽巡洋艦「五十鈴」(ケッコンカッコカリ済み)
索敵のプロ、どんなことでも五十鈴にはお見通しよ
提督が好きで吹雪との関係を知った途端に提督を逆レした。
提督不在の際は提督代行を務める。

・重巡洋艦「鳥海」 (ケッコンカッコカリ済み)
鎮守府のブレイン、データを基に戦略を立てるプロ。
五十鈴と同じく提督が好きで、逆レをした人
最近改二になった。

・正規空母「赤城」 (ケッコンカッコカリ済み)
鎮守府に派遣された本営直属の艦娘だったがその実態は、提督を失脚させようとする一派が派遣したスパイ
しかし、提督と仲間と触れ合ったことでスパイであることを告白、一派と袂を分かつ。
五十鈴、鳥海と同じく提督を逆レした人
現在は正式にスパイとして復帰、提督と共に軍の闇と戦う。

・航空戦艦「日向」 (ケッコンカッコカリ済み)
見た目クールビューティー中身は熱いハートの持ち主?
一度轟沈しかけたが、提督の必死な救助活動により一命をとりとめる。
それがきっかけで秘めた思いが爆発、提督を逆レしようとしたが未遂に終わる。

・航空戦艦「伊勢」 (ケッコンカッコカリ済み)
姉御気質で頼りになるお姉さん、日向が大切、提督も大切
日向と一緒ならどこまでもなシスコン、でも提督も好き。
ほ…ほんとだってばぁ!

・軽巡洋艦「大淀」
眼鏡でつるペタ(?)な、秘書艦オブ秘書艦の艦娘、もう任務娘とは呼ばせない
建造時には艤装が未完成であったが、提督たちが発見した開発資材により艤装が完成する。
提督資材の備蓄はお任せください。

・工作艦「明石」
艦これ版千川ち○ろ、であったが艤装が完成したために艦娘として前線に。
夜戦道具の開発ならお任せ、そして明石の(性的な)開発は提督にお任せ。


4 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/22(水) 07:03:00.50 ID:RfqjMQ7j0

・駆逐艦「睦月」(ケッコンカッコカリ間近)
睦月型の長女、明るく周りを盛り上げるムードメイカー
初期のころに着任したため、同じ時期にいた吹雪や夕立と仲が良い。
付けてる子

・駆逐艦「如月」(ケッコンカッコカリ間近)
色香で妖艶な駆逐艦で金剛曰く「ロリビッチ」
しかし、その中身はとても純情で恥ずかしがりや。
第三話?何かしらそれ?ウェーク島?いつもの散歩道よ。
付けてる子

・駆逐艦「弥生」
感情を表に出すことが苦手な艦娘。
アンゴラウサギがほしいらしいが残念、君の中の人はいのりさんじゃない。
着任が遅かったため、ケッコンカッコカリまでまだ遠い
巻いてる子

・駆逐艦「卯月」
ウサギな駆逐艦、心ピョンピョンいつも可能。
ウサギゆえに万年発情期(自称)
弥生と同じく着任が遅かったためケッコンカッコカリまでまだ遠い
巻いてる子

・駆逐艦「皐月」(ケッコンカッコカリ間近)
ボクっ子な駆逐艦、ボーイッシュで可愛い
ボクっ子だけど男の娘じゃないよ!!
付けてない子で付いてない子

・駆逐艦「文月」(ケッコンカッコカリ間近)
天使、兎に角天使、それ以外の何物でもない、文月様を崇めよ。
無邪気だが、時折妖艶に提督に迫る。
たぶん付けてない子

・駆逐艦「長月」(ケッコンカッコカリ間近)
好戦的な性格であるが、提督の影響で最近は創作活動に手を出している。
戦い以外での艦娘の可能性を探してみようと、いろいろなことにチャレンジ。
まあ、付けてないんじゃないかな?この子

・駆逐艦「菊月」(ケッコンカッコカリ間近)
中二病患者だったが、最近微妙に目が覚めた。
根は素直で、夜戦ではもっと素直になるらしい(提督談)
戦闘の邪魔だって付けてないよね絶対この子

・駆逐艦「三日月」(ケッコンカッコカリ間近)
健気でまじめな駆逐艦、戦いのときは熱い闘志を燃やす。
提督を心の底から信頼しており、一緒にいる時間がほしいと望む。
提督のために黒いマイクロビキニとか…付けてないかな?この子

・駆逐艦「望月」(ケッコンカッコカリ間近)
最近腐女子ということが判明、秋雲と共に同人活動に精を出す。
めんどくさがりやな正確ではあるが、実力もある。
一切合財つけてないんじゃないかな?この子

・妖精さん
鎮守府に欠かせない存在、彼女達がいなければ開発も修理もままならない。
提督さん大スキー

・装備妖精
艦娘の艤装に宿っている妖精、裏で彼女たちのサポートがあり
艦娘は艤装を使える。
一部の妖精は提督をとても愛してる。


5 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/22(水) 07:04:42.19 ID:RfqjMQ7j0
■このスレでのオリジナル設定(痛いの注意)

・世界観
ちょっとした争いや内紛などはありつつも世界大戦が起きなかった世界で、比較的平和な世界。
文明レベルは現代にほぼ近い(スマホ、インターネット、アニメ、コミケ等がある世界)
深海棲艦の出現により海運ラインが破壊されたが、艦娘達の活躍によりある程度の海運ラインが修復された

・艦娘
妖精の技術で生み出される「娘」と呼ばれる存在で、その姿は時代によって変わる。
深海棲艦に対抗できる唯一の存在、性質は妖精に近い。
しかし、生み出す過程を知っている一部の者には「化け物」と呼ばれている。
艤装を解体することで、人間になることができる。

・前任者
鎮守府最初の提督、一時期は大艦隊で深海棲艦を圧倒していたが、艦娘を人として扱わず、差別を始めたため
妖精の怒りを買い、ドックが使用できなくなってしまう。
そのため、修理や開発ができず、前任者の艦隊は全滅してしまった。
前任者はその後、更迭されたが提督の艦隊を奪おうとしている。
現在、いろいろと暗躍している。

・深海棲艦
突如と現れ、海運ラインを破壊し、「巣」と呼ばれるガラクタの山を築いている。
その目的は不明、分かる事は巣を作りそこから更に侵攻をし、最終的には本土まで侵攻する。
「離島棲鬼」「戦艦棲姫」が深海棲艦を指揮しているらしいが

・鎮守府
対深海棲艦の前線基地、大勢の艦娘や一部の軍人がここで暮らしている。
妖精の工廠があり、艦娘のメンテナンスや艤装の開発が行われている。

・深海棲艦保護区
戦意を失い、仲間から追い出された深海棲艦を保護するための保護区
現在、ヲ級空母(亜種)、飛行場姫、レ級戦艦、港湾棲姫、北方棲姫、中間棲姫、空母棲姫
駆逐棲姫、空母水鬼、重巡リ級、駆逐イ級、戦艦タ級、浮遊要塞が保護されている。

・深海棲艦/艦娘研究所
その名の通り、深海棲艦と艦娘を研究する施設。
敵の生態解明や、艦娘の能力について研究する施設だが、その裏では非人道的な研究が行われている。
現在は深海棲艦の生態のみの研究を行っているが…

・開発資材
異世界の兵器の破片で、その破片と資材と妖精の力を使うことで艦娘を生み出したり、兵器そのものを再現することが可能。
時々とんでもない破片が見つかる。
そういったものは鎮守府で厳重に管理されている、爆弾や戦闘機、戦車、そして二足歩行兵器の破片も存在するとか。

・PUKAPUKA丸(大和型四番艦 海底軍艦「ラ號」)
艦娘たちを輸送、支援するラ級戦艦、オーバーテクノロジーの塊
その正体は異世界の大和型四番艦、海底軍艦「ラ號」
主要艤装は46サンチ主砲他、マーカライトファープ(熱線砲)と冷線砲、妖精結界
メインエンジンは妖精技術を使った「妖精式エンジン」を搭載している。
ラ號本来の動力炉はあるが起動することができず、ラ號「本来の力」を発揮することができない。
元ネタは「新海底軍艦 巨鋼のドラゴンフォース」

・伊507
クリスマスにサンタからプレゼントされた開発資材を元に建造された
艦娘と同年代の技術で建造されている
音響兵器「ローレライ・システム」を搭載している。
元ネタは「終戦のローレライ」

・超重力砲
異世界の「霧の艦隊」が所有している超兵器
鎮守府には撃沈した霧の戦艦(重巡洋艦マヤ)の超重力砲を回収、妖精技術で再生させた「妖精式超重力砲」が存在する。
夕張はこれをPUKAPUKA丸へ搭載したらしい。

・艦娘は妊娠しない
艦娘は艤装を解体し、人間にならない限り妊娠はしない


6 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/22(水) 07:05:50.93 ID:RfqjMQ7j0
■過去エピソード( 時事系列が滅茶苦茶なので後日まとめます。)

赤城のスパイとしての過去
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399560687/ の>>64

艦娘の生活周りに関して
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399560687/ の>>231

あきつ丸の暗躍
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403310283/ の>>237

明石について
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381747459/ の>>717

鳥海のレポート(鳥海の提督の呼び方が「提督さん」になってます、間違ってました)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381747459/ >>706>>782

日向、轟沈未遂
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381747459/ >>793>>799>>819

ハーレム誕生の瞬間
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381747459/ >>824>>846

提督の「初恋」(妖精さんとのエピソード)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381747459/ >>963

装甲空母「大鳳」の誕生エピソード
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399560687/ >>219>>224

提督のハーレム構築時の心境とか
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399560687/ >>291

霞デレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399560687/ >>312>>320

提督の敵
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409662134/ >>259

前任者の無駄な努力etc
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409662134/ >>266>>273

曙、狙われる
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381747459/ >>538>>546


7 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/22(水) 07:09:44.31 ID:RfqjMQ7j0
以上!
テンプレいろいろ変えてみた。

前スレ使い切るまで待機!


39 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 20:59:41.54 ID:+VBoJYQQ0
みなさんがお静かになるまで30レス以上かかりました

あと、重大なお知らせがあります


43 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 21:08:06.82 ID:+VBoJYQQ0
静かになりましたね、では発表します

ねんどろいど鈴谷
ねんどろいど熊野

発売ですー!!ひゃっほーい!!!


45 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 21:10:00.02 ID:+VBoJYQQ0
ところで吹雪さんは…ねんどろいど…Figma…あれ?
おかしいな…涙が止まらない

え?キューポッシュ雷が5月?ひゃっほーい!!!


47 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 21:17:51.01 ID:+VBoJYQQ0
とりあえず、ネタ書いてきます
前スレのネタ募集については…まあ期待しててください。

そして初めてこの機能を使ってみる


49 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 21:20:40.19 ID:+VBoJYQQ0
最後に
これ以上なんかあったら容赦なく行くんで

53 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 21:58:01.32 ID:+VBoJYQQ0
書きながら行くぜー

スカッとする話かな?


54 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 21:58:34.38 ID:+VBoJYQQ0
【 本営「提督の地雷を踏みまくった結果wwwww」 】

提督「……………」

漣「艦隊が戻りましたーご主人…」

深雪「しー!!」

漣「っと…どうした?」

深雪「司令官、怒ってる」

漣「うへぇ…マジで?」

朧「本当だ、雰囲気がなんか怖い」

若葉「何があった?」

深雪「…上の連中がいびりに来てさ、まあそこは司令官だから軽く流してたさ…でも…」

本営の使者『ところで轟君、艦娘を何人かこっちに回してくれないかね』

提督『何か?』

本営の使者『ああ、財界の人々をもてなすパーティーがあってね』

提督『護衛ですか?』

本営の使者『いやいや、艦娘達には…客の接待をして欲しいんだよ』

提督『…ならお断りです、其方でコンパニオンを雇えばよろしいかと…対深海棲艦の手札を接待に使うとは…』

本営の使者『いやいや、大事だよこれは…彼らの機嫌ひとつで経済が変わる…そういう人物が来るんだよ』

提督『だから…』

本営の使者『彼らはね…艦娘を抱いてみたいといってるんだよ…わかるだろ?』

提督『は?』

本営の使者『彼らは金を使って様々な女を抱いてきた、しかし艦娘は抱いたことがない…こういう機会でなければねぇ』

提督『…何を言おうとお断りです』

本営の使者『どうせ君は毎日とっかえひっかえしてるんだろ?いいじゃないか…』

提督『…してません、私は妻一筋です』

本営の使者『そうそう、彼らはね君の奥さん…この国最初の艦娘である駆逐艦「吹雪」を希望してるんだ』

提督『…は?』

本営の使者『もし、彼らの希望を叶えたら…分かるだろ、叶えることができれば…鎮守府に回す資材も増えるし…人脈も増える』

提督『…………』

本営の使者『何、一回だけだよ…それさえ叶えればいいんだ…そうそう、事前に彼らに艦娘の写真を見せててね…えっと…』

提督『…………』

本営の使者『あったあった、メモに書いておいたんだよ…えっと…戦艦金剛に、榛名、そして空母瑞鶴に軽空母鳳翔…そうそう、軽巡大淀…』

提督『…………』

本営の使者『潜水艦伊401に、伊19…あとドイツの艦娘もね…それに駆逐艦の初霜、浜風…それと響…山雲…』

提督『…………』

本営の使者『それと戦艦大和…以上だ、もし彼らの希望をかなえられたら…将来は明るいぞ』

提督『…そうですか』

本営の使者『それじゃ、明日迎えによこす…これは命令だ…いいね?』

深雪「地雷踏みまくってさ…」


57 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 22:25:53.39 ID:+VBoJYQQ0
漣「うへぇ…」

朧「接待って…そういう事?」

若葉「…嫌だ」

深雪「まあ、司令官も同じ気持ちだと思うよ…ホント、不愉快な話だったよ」

漣「…ご主人様」

提督「…深雪」

深雪「ほい!」

提督「吹雪を呼んでくれ」

深雪「…なぁ司令官、まさか…」

提督「…深雪」

深雪「あ…その…」

提督「心配するな、俺がそんなの認めると思ったか?」

漣「ご主人様…本当ですか?」

提督「…まあ…半殺しにして魚のえさにしたかったが…それよりもっといいことを考えた」

朧「わぁ…凄いあくどい顔になってる」

若葉「…良い作戦を思いついたようだ」

深雪「こりゃ、ひと波乱起きそうだねぇ…」

<< 翌日 パーティー会場…に用意された「接待専用部屋」 >>

<るぎゃああああああああああああ!!!

<アバーッ!!!!

<あびょばばばばばばばば!!!!

本営の使者「な…何事かね?こ…これは…」

金剛「ヘイオジサマー、許されてるのはお触りマデデース」

財界人「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ」(アームロック)

榛名「許しませんよ」

財界人「折れる折れる!!やめてぇえええ!!!」(アームロック)

大和「そんな粗末なもの急に見せるなんて…変態でしょうか?」

初霜「最低です」

財界人「あ、縄の締め付け具合が…イイ!」(縛られてる)

山雲「お触りは禁止ですよー」

響「粛清だね」

財界人「あばばばばばばば」(蹴られてる)


61 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 22:45:31.88 ID:+VBoJYQQ0

鳳翔「奥さまがいるというのに…よくもまぁ」

財界人「(あれ?なんだろこの感覚…まるで母に叱られているようだ)」

瑞鶴「爆撃されたい?」

大淀「ボーキサイトが無駄になるので…」

財界人「きゅう…」(大淀に一本背負いされて気絶)

独提督「素敵なパーティーと聞いたのに…この件、後ほど抗議させていただきます」

プリンツ「いきなり胸を触るなんて酷い!」

ビスマルク「まったく破廉恥な奴らね」

財界人「なんでドイツのシュヴァイツァー元帥がここに…」

浜風「やりすぎです!!」

吹雪「あははは…」

シオイ「えー吹雪に悪いことをしようとしたんだよコイツ」

イク「まだまだいけると思ったのー」

財界人「あばばばばば!」(ケツに魚雷)

提督「いやあ…危ないとことでした、接待と聞いていたのですが…まさか性行為をしようとは…」

本営の使者「は…いや、あらかじめ言ったはずだぞ!!!」

提督「よもや本営の方々が、そんなあからさまなことを…本当に性行為させるつもりだったんですか?なんて危険なことを…」

本営の使者「は?」

提督「最近分かったことなのですが…艦娘の体内はものすごい熱量が圧縮されてましてね…通常の人間が艦娘と性行為した場合…」

提督「ナニが焼けて灰になります」

本営の使者「…え?」

提督「彼女らはもともと船ですよ…相応の熱量を持っているんですから…火の中にナニを突っ込むようなものです」」

本営の使者「そ…それは本当かね?」

提督「本当ですよ、私だって妻を抱きたいですが…こういう事情故に…」

本営の使者「あわわわわわ…股間がキュッとする…」

提督「報告が遅れて申し訳ありません、なので皆様の股間の安全のためにと…このような処置を、後ほど謝罪を…」

本営の使者「そ…そうだったのか…あはは…ああ…なんか疲れが…」

提督「あとは私が何とかしますので…少しお休みになられた方が…」

本営の使者「そ…そうさせてもらう…」


62 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 23:15:25.82 ID:+VBoJYQQ0

<< 翌日 鎮守府 >>

大淀「昨日は大変でしたね」

独提督「ええ、まさか…あそこまで腐ってるなんて」

金剛「でも、メッタクソニぶちのめしましたデース」

ビスマルク「この報酬は高いわよ、提督」

提督「ま、これで…皆を抱こうとする馬鹿はいなくなるだろうな…」

独提督「今までそんな話があったの?」

提督「ええ、あの財界人たち…潮をよこせとか、長門を個人的な護衛にとか…金はいくらでも払うって五月蠅くて…」

大淀「そして、本営を通して来たと…」

吹雪「まったく、酷い話です」

提督「ま、おかげで…一網打尽に出来た…まあ後始末がまだ残ってるけど—」

吹雪「え?」

提督「いや、何でもないさ…さて、前お約束したウナギでも食いに行きますか」

独提督「あら、嬉しいわ…」

提督「協力していただいたお礼です」

プリンツ「ウナギ—!!!!」

吹雪「他の皆も呼んできますね!」

【 この後みんなで滅茶苦茶ウナギを食った おしまい 】


63 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/24(金) 23:17:41.40 ID:+VBoJYQQ0
もっとダーティーに行きたかったけど
思いとどまった。

次は前スレのネタから一本行きます。

できるまで待ってね


64 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/24(金) 23:22:44.09 ID:Bj0tjA8ho
おつ
鰻って精がつくよねやったねみんな

70 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/27(月) 01:00:33.08 ID:oa6kzFEB0
ダレモイナイ

トウカスルナライマノウチ


71 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/27(月) 01:01:35.28 ID:oa6kzFEB0
【 山雲はブラコン 】

山雲「おにーちゃー…」

新敷「うん?」

山雲「からのぉ…提督ー艦隊帰投しましたぁ~」

提督「お帰り、報告は後で聞くよ」

山雲「はぁいー」

新敷「おにいちゃ?」

山雲「何でもないですよぉ~うふふ~」

新敷「ふーん…」

山雲「改めてぇ~お兄ちゃん!ただいまー」

提督「はい、お帰り…頼むから気をつけてくれよ」

山雲「はーい」

朝雲「も−山雲ったら」

山雲「えへへ~」

吹雪「仲良いですね」

山雲「あーお義姉さん、ただいまー」

吹雪「おおう、そう来るのね…」

山雲「えへへ~」

朝雲「ふふん、朝潮型は司令の妹ですし」

吹雪「普通の妹はエッチとかしませんよ」

朝雲「義妹だから問題ないもん」

吹雪「むう…」

提督「おいおい…喧嘩はやめろって」

山雲「そぉですよ~朝雲ねーも吹雪ねーも仲良く仲良く」

吹雪「ふぎゃすっ!!!」

提督「吹雪?」

吹雪「吹雪ねー…破壊力高いです」

提督「あはは…」

山雲「うふふ~」

朝雲「ほらほら、早く帰りましょう」

山雲「今日は山雲特製のけんちん汁とぉ、ナスのみそ炒めでーす」

提督「お、楽しみだな」

山雲「使うお野菜は、山雲の家庭菜園で今日取れたものばかりですよー」

吹雪「悔しいけど、美味しいのよね…」

山雲「えへへ~」

【 山雲「お兄ちゃん~大好きですよぉ」 終わり 】


74 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/27(月) 02:32:20.78 ID:oa6kzFEB0
【 駆逐艦の雑談 】

<< 提督の部屋 >>

春雨「春雨はこの前…手錠で拘束されちゃいました…はい」

秋月「手錠プレイというやつですね」

春雨「はい、何もできなくて…なすがままと考えると、とても興奮しちゃって」

若葉「生ぬるい…」

春雨「え?」

若葉「緊縛プレイ…これだ」

長月「お前はそういうのが好きだな…」

菊月「そんなにいいのか?」

若葉「春雨のいうように、なすがままという状態プラス、縄の締め付けが心地よい」

涼風「ふーん…あたいは普通がいいな、そう言うのはどうも…」

子日「パパと娘」

涼風「え?」

子日「ふふふふ…この前、パパって呼んだら提督、すごくダメージ受けてね…うふふ」

山雲「えー…でも山雲はやっぱぁ…お兄ちゃん…かなぁ?」

朝雲「うんうん、朝潮型は司令の妹なんだから!」

時津風「妹かー…それもいいかもねー」

島風「でも、私はてーとくがいいかなぁ…」

夕立「てーとくさん…でも平和になって、私達が解体になって…てーとくさんが軍をやめたら…」

時雨「呼べなくなっちゃうね…」

満潮「そうなったら…なんて呼べばいいのかしら…」

荒潮「旦那様~」

朝潮「結婚したらお兄様と呼べなくなる…」

磯波「(旦那様…いいですねー)」

谷風「人間になって提督の子供を生むのかー」

浦風「楽しみじゃね…」

叢雲「ま、最初に産むのは当然…ね?」

吹雪「えへへ‥」

漣「そんな本妻様の最近の夜戦はなんぞ?」

吹雪「え?普通だよー」

漣「普通とはいったい…」

吹雪「普通だよ…その、一緒にお風呂に入って…ベッドで抱き合って…」

清霜「普通…いいなぁ、清霜の時はものすごく攻められるんだけど…」

早霜「激しい…うふふ…」

響「そうか…清霜はまだ回数こなしてないからね、ひとつ教えておこう」

清霜「何?」

ヴェル「清霜がものすごく攻められたというプレイ、それが「普通」だ」

清霜「え?」

雷「司令官ってば、スイッチが入るととことん攻めてくるのよねー」

電「キス…一杯してくれます」

暁「うん…」

清霜「…みんなあれに耐えてるんだ」


75 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/27(月) 02:40:13.22 ID:oa6kzFEB0

長波「経験だよ経験」

朝霜「経験でなんとかなるのかよアレ」

睦月「なっちゃってるしねー」

皐月「まあ、ボク達は付き合い長いし」

如月「いろいろ…開発されちゃった」

秋月「開発…ごくり」

長月「覚悟したほうがいいぞ…いい例が名取だし」

子日「最近は翔鶴さんも…」

長波「結構ハードらしいぜ」

朝潮「ハード…」

不知火「ふ、どんなプレイも…」

若葉「耐えて…いや、受け入れて見せる」

吹雪「私も…して欲しいかなぁ」

叢雲「え?」

吹雪「もっともっと…愛されたいなって」

夕立「夕立も愛されたいー」

睦月「睦月もー!!」

<< 外 >>

長門「提督、今日部屋に行って良いか?」

提督「ダメだ」

長門「愛し合おう」

提督「二人っきりなら」

長門「丼ものがいいんだ!!!」

提督「丼ものなら鳳翔さんのところに行け!」

長門「そっちの丼じゃない!性的なほうの丼だ!」

提督「お断りだぁ!!!」

【 終わり 】


86 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 22:31:32.09 ID:FAsJ15Hj0
独提督がいるんだから伊提督もいてもいいだろうがぁ!(パーウ!

我が道を進むぜ


88 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 22:48:25.18 ID:FAsJ15Hj0
ショック!!

入渠任務のチェックを入れ忘れた


89 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 22:50:58.41 ID:FAsJ15Hj0
悔しいから投下

91 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 22:53:24.41 ID:FAsJ15Hj0
【 イタリア参戦 】

新敷「皆さん、集まりましたねー」

<わーわー

新敷「では…お勉強の時間を始めましょうか」

朝雲「はぁーい、なんでお…司令官が私達とお勉強を」

提督「解せぬ」

新敷「そこの大佐さんは肝心な海外情勢について知らないからです」

提督「知る必要あるの?」

新敷「あります、軍人として当然です」

提督「俺正確には軍人じゃないし」

新敷「いいから聞く!!」

提督「ハイ!」

新敷「私たちの「世界」は艦娘達のいた「世界」と似た世界…いわゆる「平行世界」で…」

提督「知ってるー」

新敷「黙ってください、艦娘の世界は世界大戦という大きな戦争があったけど…私たちの世界はそんな大きな戦争は起きませんでした」

新敷「軍という存在はあれど、平和で穏やか…まあ、内紛やちょっとした国家間の争いはありましたけど…」

新敷「そんな平和に突然と現れたのが深海棲艦、その深海棲艦が初めて確認されたのがここ日本で…」

提督「ふぁぁぁ…」

新敷「大佐ぁ!!!!」

提督「つーか世界情勢なのにそこから?」

新敷「重要なことです!!おほん…とにかく、この日本で確認され…最初に被害を受けたのも日本、そして世界各国でも被害が出始めました」

新敷「軍のお偉いさんや、国のお偉いさんがいろいろ頑張った結果、深海棲艦に対抗できるのは妖精の秘術で生み出される「娘」という存在」

新敷「そして、いろいろあって妖精の協力を得て、世界で初めて建造されたのが…駆逐艦「吹雪」である、彼女こそ「世界で最初の艦娘」、何気に凄い存在なんですよ」

吹雪「そう聞くと…なんか恥ずかしい」

新敷「で、そこから世界各国で「艦娘」が建造されました…が…」

陽炎「が?」

新敷「そこで問題が発生、艦娘の力が強大で…世界の軍事バランスが大きく崩れそうになったの」

長門「なるほど」

日向「まあ、そうなるな…」

新敷「そこで、各国首脳は会談を重ね…艦娘を国家間の戦争、人間同士での争いに使用しないという条約が締結されたの」

赤城「それにもかかわらず…私はスパイとしていろいろ…」

初春「人間は本当に愚かじゃのぉ」

新敷「その中で、日本、ドイツ、イタリアは独自に軍事同盟を結び、技術や情報の交換を行ったのよ」

長門「…私たちの世界でも、そんな同盟が結ばれてたな」

独提督「その同盟の一環で、私はビスマルク達を日本へ派遣したわけ」

新敷「ま、アメリカやロシアと同盟結ばないのかって思うだろうけど、艦娘達の世界のこともあるしね…」


92 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 22:56:51.87 ID:FAsJ15Hj0

新敷「ま、こんなところかしら…」

赤城「ちなみに、前任者時代…艦隊を全滅させたことでその同盟がなかったことにされそうに…」

新敷「ええ、でもそれを何とかしたのがそこで舟をこいでいる大佐殿、おきて!」

提督「は!寝てません!寝てませんってば!!!」

新敷「もー…何が言いたいかって言うと、貴方は世界にとって重要な人物になってるってことなんです!!」

提督「なんで?」

新敷「そうでしょ!激戦区において一度全滅した艦隊を復興させ、しかも破竹の進撃で海運ラインを取り戻し!しかも轟沈ゼロ!」

提督「運がいいだけさ」

独提督「運がいいのも実力のうちよ」

日向「(まあ、幸運艦の加護もあるしな…)」

雪風「?」

時雨「どうしたの?」

プリンツ「?」

日向「いや」

提督「んな、世界に重要な人物って言われたって実感もないし、なんか得することあるの?」

新敷「それは…」

独提督「亡命しやすいわね」

提督「は?」

独提督「ドイツでは、もしトドロキが亡命を希望した場合、好待遇で受け入れる準備は出来てるのよ」

艦娘「な…なんだってー!!!!」

新敷「ほ…ほら!いいことあった!いいことかな?まあよかったじゃないですか!」

独提督「ちなみに、イタリアやロシアでも受け入れ準備は出来てるらしいわ」

ヴェル「それはハラショーな…」

響「うん、ハラショーだ」

提督「なんでまた…まあ、確かに「この国もうやだー」的なことは昔あったけど…」

吹雪「そうですね…」

提督「少なくとも、亡命なんて考えはないし…」

独提督「それだけ、貴方の存在は重要なのよ…」

提督「むう…」


93 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 22:59:20.31 ID:FAsJ15Hj0
<< 執務室 >>

提督「イタリアから?」

大淀「はい、暗号通信がありました…」

新敷「タイムリーな」

大淀「通信内容は「我がイタリア政府はこのたび、艦娘の派遣を決定した。我が国の娘を、世界平和のために役立ててほしい」と」

提督「物資支援が主だったイタリアが…艦娘を」

新敷「誰が来るんです?」

大淀「そこはまだ調整中らしいです」

提督「今度来る子は、がっちがちの軍人がいいなぁ…」

新敷「…イタリアって結構陽気な子が多いって聞くんですが」

提督「だよねー…一回会ったことがあるんだよ、向こうの提督」

新敷「えっと…ドッリオ大佐ですよね…」

提督「フェルナンディア・ドッリオ大佐、俺や新敷より少し年上だったはず…まあ一言でいえば露出狂」

新敷「はぁ?」

提督「前に、各国の艦娘の司令官が集まる会合があってな、そこで初めて会ったんだが…ノーブラノースカート…」

新敷「はぁ!!」

提督「パンツは穿いていたけど、「これがズボン」って言い張ってたな」

新敷「…ドッリオ大佐って、クリスさんに次ぐ有名な指揮官ですよ」

提督「なんかなぁ…それで大淀、いつ来るんだ?」

大淀「それに関しては後日、まとまった資料を暗号通信で送るそうです」

提督「そっか」

大淀「その代わり…その…」

提督「ん?」

大淀「ファイルが添付されておりまして…どうも電子書籍らしく…こちらを…」

提督「タブレット?…へ?」

【 イタリア艦 せくしー写真集 】

提督「」

新敷「わぉ…」

大淀「(文面に「これが貴方の新しいお嫁さんよ」ってあったのは黙っておきましょう)」


95 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 23:09:59.13 ID:FAsJ15Hj0

<< 港 >>

???「日本に到着ー寿司ー天ぷらスキヤーキ!」

???「待ってください大佐!まだ手続きが残ってます!」

???「何やってるのよ、早く済ませてきなさい」

???「大佐がいないとできませんよ!」

???「しょうがないわねぇ…今行くわ、ティナ」

大佐と呼ばれる美女「それで、手筈は済んでるの?」

ティナと呼ばれる少女「はい…それで…その、本気なのですか?」

大佐「ん?」

ティナ「その…トドロキの件…」

大佐「ホンキもホンキ、何のために政府の石頭どもを説得したと思ってるの」

ティナ「そうですが…」

大佐「ティナは嫌なの?」

ティナ「それは…その…」

大佐「覚悟決めて長い船旅したんでしょ?というか、すでにドイツに先を越されてる状態よ…いい?」

ティナ「はい…」

大佐「大丈夫、貴女なら艦娘にも負けない「お嫁さん」になれるわ」

ティナ「お嫁さん…」

大佐「ふふ…それにしても日本は熱いわね…脱いでいい?」

ティナ「だ…ダメです!!フェル大佐!大佐がズボンと言い張っても…」

大佐「脱いだ」

ティナ「あーもー!!!」

<うぉおお!痴女だ!!

<外人の痴女だ!!!

<隣の女の子もかわいい!!

フェル「ううん、視線を独り占めよ~」

ティナ「フェル大佐!服を着てください!お願い!!!服を着てー!!!!」

フェル「ふふ…待ってなさい、トドロキ…貴方をイタリアへ‥うふふ…」

ティナ「トドロキ…キョウ…今、会いに行きます!!」

<< 鎮守府 >>

提督「にっきし!!!ヴぁー…だれか噂してるのか?」

吹雪「(あれ?なんだろこのやな予感)」

新敷「(凄い悪寒が…風邪でも引いたかな?)」

【 (提督の嫁戦争に)イタリア参戦 続きを待て 】


96 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 23:16:41.20 ID:FAsJ15Hj0
世界の艦娘の司令官さん

日:轟響介
独:クリスティーナ・シュヴァイツアー(現在は孫に引き継がれてる)
伊:フェルナンディア・ドッリオ
露:国家機密のため非公開、ただし愛称はプーさん

米:ジョー・ギリアン

たぶん米の人は出番はないかもしれない。


97 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 23:19:10.38 ID:FAsJ15Hj0
あ、ちなみにオリキャラの名前には元ネタがあります

当ててみよう(マニアックス過ぎて誰も答えられないフラグ)


102 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/28(火) 23:30:49.38 ID:FAsJ15Hj0
意外に知ってる人がいるのね

まあコ○ラ本人でないので、アメリカの司令官の名前って考えてたら
この名前が浮かびました。

オリキャラに関してはモブや敵に以外はもう出る予定はない…はす。

さて、イベントは情報出るまで待機かな


108 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/29(水) 18:01:54.45 ID:JQCw5Bxd0
E-1突破
大淀二人目狙いたいからあとで掘ろう

そういえばプリンツドロップってツイッターであったみたいですけど…ガセですよね

駆逐艦達の入渠の間、イタリア士官ズの設定書いてます。

あぁ次はミサトさんか…


109 : ◆/eQDkM6RH2 2015/04/29(水) 18:07:59.52 ID:JQCw5Bxd0
ちなみにE-6のネタバレ見てきました
ローマ絶対に手に入れる(決意)

あ、ちなみに今回はオール甲めざします。


112 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/01(金) 06:07:31.20 ID:yJis5Kb70
【 速報 】

雲龍「というわけで、雲龍型に新しい姉妹が増えます」

天城「わー」

綾波「やーりーまーしたー」

霧島「雲龍型ですか…」

蒼龍「空母の仲間が増えるっていいよね」

敷波「………」

赤城「上々ね」

青葉「是非とも取材を!」

摩耶「楽しみだな!」

日向「…なぁ」

提督「うん?」

日向「何でこのメンバーが集められたんだ?」

提督「この前、雲龍がエヴァ劇場版のテレビ放送を見てな」

日向「…あぁ、そういう事か」

敷波「そういう事だろうと思った」

建造妖精「それじゃ建造開始!!!」

<ざーんこーくなー

<てんしのーてーぜ!!

<わっせ!!わっせ!!!

電「何故電が縛られてるのですか?」

深雪「なんとなく、建造終わるまで待ってよ」

ぷらずま「あ、お手紙なのです、司令官さんにお手紙が届いたのです」

深雪「いや、縛られてるよね?どこに手紙が…」

ぷらずま「裏コード、ビースト発動、なのです」

深雪「え?」

ぷらずま「な゛の゛で゛す゛ウウウウウウ!!!!!!!」

ブチッ!!!(拘束具破壊ーの)

ドゴォ!!!(スゴイパワーで深雪をぶん殴り—の)

深雪「ぶべらっあああああああああ!!!!!!」(深雪が吹っ飛び—の)

電「電は司令官さんにとつぎーの…計算通りの軌道なのです…あれ?なんで電は…」


113 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/01(金) 06:10:06.74 ID:yJis5Kb70

建造妖精「それじゃ火を入れるよ…ファイヤー!!!!」

ゴォォォォ!!!!!

ガシャン!!!(窓が割れ)

深雪「うぼぁあああああああああああ!!!!」(深雪が飛んできて)

ドゴォッ!!!(提督にヒット)

提督「うぎゃす!!!!」

コケッ!(火の中へダイブ)

綾波「いやああああ!!!司令官が火の中に!!!」

雲龍「お約束ね」

天城「提督!!!」

葛城「…えっと」(何故かお姫様抱っこされてる)

提督「なんでこうなった」(何故かお姫様抱っこしている)

葛城「何がどうなってるのかしら…」

雲龍「葛城…」

葛城「誰…え…雲龍?」

天城「葛城…ですね」

葛城「あま…ぎ?」

(カクカクジカジカタイム)

葛城「なるほど…」

天城「はい、私達…艦載機を飛ばすことができるのです」

雲龍「そう、そして私達は提督の子供を…」

提督「それ以上言わせるかよ!!」

葛城「ん?」

提督「なんでもない…」

葛城「うーん…まいっか、艦載機くれるんだろ?」

提督「ああ、思う存分暴れてくれ」

葛城「いい男っぽいねぇ…うん」

雲龍「平和になったらあの人の子を産むのよ」

天城「雲龍姉さん!!」

【 葛城「へ?」 終わり 】


114 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/01(金) 06:17:19.48 ID:yJis5Kb70
朝っぱらからE2攻略してました
甲でバケツ消費少なく攻略できました、道中支援素晴らしいです

今回このスレでは、長編大目になりそうです、お品書きはこちら

・新敷海運を救え(フブニさんのエピソード)
・思い出の場所(フブニさんのエピソード完結編)
・イタリア参戦エピソード
・シリアス要素(陸軍+重巡達メイン)

合間合間に秘書艦ネタを挟みます…

以上!


115 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/01(金) 06:17:19.48 ID:yJis5Kb70
朝っぱらからE2攻略してました
甲でバケツ消費少なく攻略できました、道中支援素晴らしいです

今回このスレでは、長編大目になりそうです、お品書きはこちら

・新敷海運を救え(フブニさんのエピソード)
・思い出の場所(フブニさんのエピソード完結編)
・イタリア参戦エピソード
・シリアス要素(陸軍+重巡達メイン)

合間合間に秘書艦ネタを挟みます…

以上!


116 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/01(金) 06:19:28.30 ID:yJis5Kb70
連投になってしまったorz

123 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/02(土) 15:16:04.02 ID:E5HxpLTe0
フブニエピソード書いてるけどたまに「これ艦これだよな」って不安になる。

133 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/02(土) 21:36:26.89 ID:E5HxpLTe0
現状
フブニエピ、一応完成
完結編着手

イタリア参戦エピ完成、ただしイチャ参戦はフブニエピ完結編後

直面している問題、今日親知らず抜いて痛い


136 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/03(日) 23:54:56.95 ID:jZTN3WHN0
まあ、うん…好きなように書いた結果がこれだよ

次はもっとうまく書こう

イタリア組編投下です


137 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 00:23:32.83 ID:S8PMOqeg0
【 鎮守府見学ツアー(に参加するイタリア組) 】

<< 鎮守府正面 >>

大淀「それでは時間になりましたので、鎮守府見学ツアーを開催いたします」

大淀「私、この鎮守府の艦娘、軽巡洋艦の大淀と申します、本日は皆さまの案内役としてこの鎮守府の紹介をさせていただきます」

大淀「なお、鎮守府内では入場が制限されている場所もございますので無暗に立ち入らないようお願いいたします」

<はーい!

<おねーさん彼氏いるー?

<眼鏡娘ハァハァ

大淀「彼氏いますよーそれではご案内いたします、この旗を目印にお進みください」

<< 展示室 >>

大淀「こちらに展示されているのは、艦娘が使用します「艤装」となります」

大淀「見かけは小さなおもちゃですが、本物の艤装と同じ威力を持つ兵器です」

大淀「展示されているのはこの国最初の艦娘であり、世界で最初に作られた艦娘、特型駆逐艦「吹雪」の艤装のレプリカとなっております」

大淀「こちらは長良型軽巡の主砲、こちらは正規空母が使用します弓矢となっております」

<戦艦の主砲は—?

<潜水艦のスク水はー?

<おねーさんバストいくつ?」

大淀「申し訳ありませんが、戦艦の主砲はと私のバストサイズは軍の機密指定に当たりますので…」

<えー!!

<うまいいこと逃げやがったー!!

<ののしってー!!

大淀「では次の場所へ向かいましょう」


138 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 00:25:48.07 ID:S8PMOqeg0

<< 発進カタパルト >>

大淀「こちらは艦娘が出撃の際に使用するカタパルトになります」

大淀「ここで艤装の装着、発進の全てを行います、仕組みについては軍機密に当たりますのでご了承ください」

大淀「それではこれより、水雷戦隊による発進のデモを行います…宜しくお願いします」

球磨「こほん、第一艦隊!旗艦!球磨!出撃する!!!クマ」

川内「川内!出撃します!!」

長良「軽巡長良!出撃!!」

暁「くくくく駆逐艦暁!出撃します!!」

睦月「睦月!抜錨なの…抜錨します!!」

夕雲「駆逐艦夕雲!出撃!!!」

ガチャン!!!×6

ザアアアアアアアアァァァ…

<うぉぉぉ!!すげー!

<アニメと同じだー!!!

<暁ちゃんのストッキング食べたい!!

ティナ「今のが日本の艦娘…」

フェル「可愛いわよねぇ」

ティナ「あの中に…「吹雪」はいませんでしたね」

フェル「どこかで会えるのかしら?」

ティナ「あの…思うんですが」

フェル「何かしら?」

ティナ「正々堂々と尋ねればよかったのでは?」

フェル「それじゃつまらないわよ」

ティナ「大事になるよりは…」

フェル「しかし熱いわね…」

ティナ「脱ぐな!」


140 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 00:36:33.39 ID:S8PMOqeg0
<< PUKAPUKA丸ドック >>

大淀「こちらが、艦娘輸送、及び支援用戦艦、PUKAPUKA丸です」

大淀「主に大規模作戦などで使用する戦艦で、運用は全て艦娘で行います」

<うぉー!ドリルだー!!!

<かっけー!!名前はかわいいけど!

<俺のドリルのほうがすごいぞ!

大淀「残念ながら、中は軍事機密のため見学することはできません、ご了承ください」

<えー!!!

<みたいー!!

ティナ「改めてみると凄い戦艦ですね…大和型戦艦」

フェル「うちの国にも欲しいわねぇ」

ティナ「運用大変ですよ」

フェル「任せる」

ティナ「丸投げやめてください!」

<< 工廠 >>

大淀「こちらは妖精の工廠となります、こちらで艦娘の兵器開発や艦娘の建造を行います」

大淀「目には見えませんが、妖精達が兵器開発をしております…もし見える方は、将来艦隊司令官になれる可能性がありますね」

<みえねー!!

<みえないー!

<おねーさんのパンツ見えないー!

ティナ「妖精さんは、どの国でも変わりませんね」

フェル「そうねー」

<< 居酒屋鳳翔 >>

大淀「ではこちらで昼食となります、鳳翔さんお願いします」

鳳翔「はい、軽空母の鳳翔と申します、本日の昼食は和食とドイツ料理、カレーのいずれかをお選びいただきます、お好きな方の…」

<うぉーうまそう

<ドイツ料理かー

<カレーもうまそう!

フェル「こんなところにドイツの魔の手が…」

ティナ「魔の手って…」

独提督「…フェルナンディア大佐?」

フェル「あ…」


141 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 00:42:59.04 ID:S8PMOqeg0

ティナ「しゅ…シュヴァイツァー元帥!!」

独提督「…確かに私はシュヴァイツァーだけど、今は元帥ではないわよ…大佐、いえ…ドッリオさん」

フェル「…じゃあ、シュヴァイツァーさん…私達がここにいること、黙っててくれません?」

独提督「…何をたくらんでるのかしら、ドッリオさん」

フェル「悪いことは企んでないわよ、少なくとも…ね?」

独提督「そう…」

ティナ「あの…お久しぶりです、去年の合同演習以来で…」

独提督「あらマルチナ、お久しぶり…貴女も大変ね」

ティナ「あはは…はい」

フェル「積もる話は「また」後ほど…ね?」

独提督「はいはい…」

<< 海上 >>

大淀「ではこれより、水雷戦隊による公開演習を行います」

大淀「今回の演習内容は、正規空母「雲龍」「天城」、軽空母「龍鳳」「千歳」「千代田」が放つ演習用艦載機を水雷戦隊が迎撃する「防空演習」となります」

大淀「出撃する水雷戦隊は駆逐艦「吹雪」を旗艦に駆逐艦「朝潮」、駆逐艦「初春」、防空駆逐艦「秋月」、軽巡洋艦「天龍」、軽巡洋艦「阿賀野」の編成となっております」

大淀「爆音が激しいのでご注意を」

<はーい!

<うぉぉ!生で見れるのか!

<被弾しておっぱいポロリしてもいいんよ!

フェル「吹雪…どこ?」

ティナ「旗艦って言ってたじゃないですか、ほら先頭のセーラー服」


142 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 00:46:44.16 ID:S8PMOqeg0

大淀「それでは…演習開始!!!!」

雲龍「行くわよ、全艦載機発艦はじめ!」

天城「発艦!!!」

龍鳳「攻撃隊発艦!!!」

千歳「いっけー!!!」

千代田「発艦はじめ!!!」

吹雪「目標を確認!対空弾幕用意!!!」

秋月「長10センチ砲ちゃん!いくよ!!」

朝潮「発射用意!!!」

初春「推して参る!!!」

天龍「目標補足!!」

阿賀野「撃ちかた始め—!!」

ヴィィィィィィン…

ズドドドドドドドド!!!

ボンッ!!!ボンッ!!!ボンッ!!!ボンッ!!!

<おおー!!!

<すげー!!

フェル「…凄いわね」

ティナ「はい…これが日本の艦娘…」

フェル「一機の撃ち漏らしもないなんて…素晴らしい」

ティナ「キョウの艦隊…凄いです」


143 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 00:53:04.37 ID:S8PMOqeg0

<< 酒保 >>

大淀「これで鎮守府見学ツアーは以上となります、こちらの売店のほうでお土産などを購入することができます」

明石「いらっしゃいませー」

<お!那珂ちゃんのCDだ!

<ストラップ買おうぜー!

ティナ「それで、どうするんです?」

フェル「そうねぇ…」

ティナ「私は、言われた通りにこのツアーの申し込みをしただけですから…」

フェル「うーん…」

ティナ「もしもし?」

フェル「なんもうかばねぇ」

ティナ「はぁ…だろうと思いましたよ」

フェル「えっとー…このまま基地に侵入して人質とって~とか、トドロキの部屋でバニー姿で待つとか…」

ティナ「碌なアイデアじゃないですね…」

フェル「まあでも、吹雪見れたし、いろいろ見れたし…いいんじゃないかな?」

ティナ「観光じゃないんですよ!!!」

フェル「熱くならないの…熱い、脱ぐか」

ティナ「脱がない!今度脱ごうとしたら拘束服つけますよ」

フェル「ぶー…」

ティナ「はぁ…正面から正々堂々と行きましょう…すみません」

大淀「はい?」

ティナ「オホン…トドロキ提督は…いらっしゃいますか?」

大淀「提督ですか?あの…」

ティナ「私はイタリア海軍所属、艦娘艦隊副司令官のマルチナ・M・ジュリア—ノ少尉と申します」

大淀「え?イタリアの?」

ティナ「そしてこちらが…」

<アツイー脱ぐ—

<うおおおおおおおお!!!

大淀「」

ティナ「脱衣してるのが司令官のフェルナンディア・ドッリオ大佐です…あーもー!!!!」


144 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 00:57:49.97 ID:S8PMOqeg0
<< 執務室 >>

提督「…なんでアンタがここにいるんだよ」

フェル「お久しぶり、オドロキ、モモノキだっけ?」

提督「トドロキだっての…」

ティナ「お久しぶりです、トドロキ大佐」

提督「ジュリアーノ少尉…あの時の怪我は…」

フェル「大丈夫、傷跡一つ残ってないわよ、見る?」

ティナ「脱がせようとしないでください!!」

ビスマルク(本日の秘書艦)「相変わらずね…フェル、ティナ」

フェル「あらビス、元気?」

ビスマルク「脱ぎ魔なのは相変わらずね」

提督「知ってるのか?」

ビスマルク「イタリア・ドイツの合同演習の時にね…」

提督「そうか…」

新敷「…敵がいる」

フェル「え?」(ボイン)

ティナ「あの…そちらの方は…」(バイン)

新敷「く…」

提督「新敷少佐だ、俺の副官みたいなものさ」

新敷「…新敷吹雪です」

フェル「フブキ?」

新敷「はい…駆逐艦吹雪と同じ名前です」

フェル「そう、ところで貴女、とても胸が小さいのね」

新敷「んだとこらぁ!!!!」

ティナ「大佐!!!」

提督「直球はやめなさい…そんな事するために来たんですか?」

フェル「え?えっとー…てぃーなー…」

ティナ「私が説明します、今回我がイタリアでは艦娘の派遣を決定しました」

ビスマルク「それは聞いてるわ」

ティナ「はい、同時にイタリア艦娘のフォローやケア要因として、士官の派遣も決定となりました」

提督「…え?そんなの通信にはなかったはず」

フェル「書いてないわよ、驚かせたかったし」

提督「やめてくださいよそういうの!!」

新敷「(イタリア…フリーダムすぎる)」

ティナ「その…派遣要員として…私、マルチナ・M・ジュリアーノが…あの…」

新敷「は?」

ティナ「…その…お世話になります」

新敷「」

ビスマルク「」

提督「ごめん、突然すぎる…」

新敷「ですよねー…」


145 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 01:02:01.56 ID:S8PMOqeg0

提督「ちなみに…」

フェル「あ、私もよ」

提督「はいい?」

フェル「本国には後輩がいるからダイジョーブ」

提督「あーもー…ああ…頭が痛い…」

ビスマルク「ティナはとにかく、フェル…」

フェル「うわさで聞いたんだけど、ドイツのシュヴァイツァー元帥もこっちに来てるって…だから私も~」

提督「…平穏をください」

ビスマルク「あらあら…」

ビスマルク「そういえば、ティナの怪我って言ってたけど…何かあったの?」

提督「ああ…昔、初めて会った時…まあ話せば長くなるから要約すると…艦隊司令官の会合の際…敵襲を受けてな」

ビスマルク「知ってるわ…Omaは不参加で代理人が行ってたけど…確か深海の攻撃を受けたって…」

提督「その際に、彼女が大けがをしてな…俺が応急処置をして彼女を運んだのさ…」

ビスマルク「…そう(ああ、そういう事ね)」

提督「ん?」

ビスマルク「何でもないわ、それで彼女たちをどうするの?」

提督「受け入れるしかないだろ…」

ビスマルク「そう…それは、鎮守府に?それともハーレムに?」

提督「後者はねーよ…はぁ」

ビスマルク「あら、二人ともいい子よ」

提督「そういう問題じゃない、これからイタリア艦も増えるんだぞ…いい加減、そういうハーレム入りとか…」

ビスマルク「あら、いやなの?」

提督「…お腹いっぱいだよ」

ビスマルク「私はいいわよ…たぶん、吹雪も良いというんじゃないかしら」

提督「そういう問題じゃ…」

ビスマルク「これは本気で…国を作ることを考えたほうがいいんじゃないの?」

提督「…知らん」


146 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 01:06:56.61 ID:S8PMOqeg0

<< 居酒屋鳳翔 二階 >>

鳳翔「まさか見学者の中にいたなんて…」

独提督「まったく、フリーダムよね」

フェル「そう?」

ティナ「あの、本当にすみません…お部屋お借りして」

鳳翔「大丈夫よ、宿舎の用意ができるまでの間はここに寝泊まりしてくださいね」

フェル「ありがとう、さぁ脱ぐぞー」

ティナ「はぁ…ようやく一息つける…」

独提督「苦労してるのね…」

ティナ「もう、急に政府の人に「私を日本へ行かせろ、艦娘を派遣しろ」とか…」

独提督「…何か裏でも?」

フェル「別に…平和な本国で、力を持て余すより…日本で大暴れ出来たほうがいいでしょ?それに…」

独提督「それに?」

フェル「ティナの恋の応援も…」

ティナ「っ!!!!」

独提督「あら」

フェル「うふふ…」

鳳翔「えっと…フェルさんは?」

フェル「あ、私はついで、あと…政府に約束しちゃったから」

独提督「約束?」

フェル「んー…」

フェル「必ず、キョウスケ・トドロキの子供を孕んで帰るって」

独提督「…それ、艦娘の前で話すんじゃ…ああ…しまった」

鳳翔「…ちょっと、お話しましょうか?」

フェル「えー」

【 フェル「オー!ジャパニーズセイザ DE セッキョウ!」 終わり 】


151 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 05:14:33.54 ID:fzP/hkG30
乙です
ところでここの提督過労とかで倒れてもおかしくない気がするけど
毎日秘書艦とヤってるからとかででプラマイゼロになってんの?

152 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 08:22:39.17 ID:S8PMOqeg0
【 イタリア組 】

フェルナンディア・ドッリオ 階級:大佐 通称:フェル
若きイタリア海軍提督、エリート中のエリートで、ドイツの「クリス」、イタリアの「フェル」と称されるほどの戦略家
経歴は輝かしいが、欠点はフリーダムすぎる性格プラス脱ぎ魔、普段はワイシャツにノーブラ、パンツ一丁というあられもない姿。
容姿は黒髪ロングで少し色黒、ボインさん

マルチナ・M・ジュリアーノ 階級:少尉 通称:ティナ
フェルの副官で世話役、可愛いと理由で副官として任命された。
真面目な性格で常識人、フリーダムすぎるフェルのフォローに追われる、ある事件をきっかけに提督に好意を寄せる。
容姿は銀髪のポニテ、ボインさん

元ネタは某パンツがズボンのアニメ
イタリアときたらこのアニメの赤ズボン隊が浮かんだので。

>>151
そこはほら、残念プチ人外だから(ガタガタ

次の投下まで待機


159 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 22:25:44.87 ID:S8PMOqeg0

熊野「んぅ…どうしたのですか?熊野をいきなり抱きしめてなでなでと…」

提督「いや…なんとなくな…」

熊野「まぁ、嬉しいですけど…うふふ‥」

吹雪「実際の所、今回のイベントでやたらと熊野さんがドロップしたからだそうで」

ちょっと投下


160 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/04(月) 22:26:40.38 ID:S8PMOqeg0
【 瑞鶴と葛城 】

瑞鶴「天城!!ミスが多いわよ!!もう一回!」

天城「はい!!」

瑞鶴「葛城!!艦載機が敵を見失ってる!集中して敵を索敵してから発艦なさい!!」

葛城「は…はい!!」

提督「おー…力が入ってるな」

赤城「瑞鶴さん、すっかり先輩としての貫録ができましたね」

提督「そうだな」

加賀「あの子も成長したわね」

赤城「ええ」

加賀「これで…安心かしら」

提督「ほう?」

加賀「あの子は十分強くなったわ、ケッコンカッコカリに至ったし…技術面では認めてあげるわ」

提督「メンタル面ではまだまだか」

加賀「そうね…ううん、いずれはそうではなくなるわ…」

赤城「楽しみですね」

加賀「ええ」

瑞鶴「葛城!!もう一度!!!」

葛城「ひぃ!鬼教官怖いー!」

瑞鶴「あら、こんなので怖がってるようじゃ…ダメよ、私より怖い人がいるんだから」

葛城「はい?」

瑞鶴「その人はね、無表情で厭味ったらしくて…ホントムカつく人よ」

葛城「うへぇ…」

瑞鶴「でもね、それ以上に強かった…私はその人にまだまだ追いついてないわ…だから、私で鬼教官って怖がってたら、この後が大変よ」

葛城「瑞鶴先輩より強い人…一航戦ですね…」

瑞鶴「そうよ、一航戦だけじゃないわ、ここには強い空母がいっぱいいるのよ」

葛城「そっか…私もその中に…」

瑞鶴「入るためにも、はい!もう一度!」

葛城「はい!!」

葛城「ふー…いい湯ですねー」(入渠中)

瑞鶴「そうねー…」(入渠中)

葛城「んー…」

瑞鶴「うん?」

瑞鶴(微妙な盛り上がり)

葛城(同じくらい)

葛城「瑞鶴先輩!!姉さんって呼ばせてください!!」

【 瑞鶴「えぇー!!!」 終わり 】


161 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/05(火) 22:52:20.90 ID:o4Jm0fc+0
【 ちょっと数えてみた プラス高波ゲットだぜ 】

長波「ふふ…私の妹だよ」

提督「高波か」

巻雲「私の妹です、えっへん」

建造妖精「よし、建造開始!!!」

<< 遠征中の新・第六駆逐艦隊 >>

ぷらずま「司令官さんにお手紙なのです」

暁「え?」

ぷらずま「お手紙なのです」

響「電?ここは海上だが…」

雷「どうしたの?」

ヴェル「いつもの発作か?」

ぷらずま「すぅぅぅぅ…」

<ナスは嫌いなのですぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!

その叫び声は風となり、海を渡り、そして鎮守府に届き…

工廠近くを歩いていた深雪へ直撃した

<< 鎮守府 >>

ボゥッ!!!!

深雪「ふぁ!うわああああああああああああ!!!!!!」

磯波「きゃあああ!!!深雪ちゃあああん!!!!」

<< 工廠 >>

建造妖精「火入れ開始!!ファイヤー!!!!」

<がしゃーん!!!

深雪「わああああああああああ!!!!」

ドゴォ!!!!

提督「ぬわー!!!!!!」

長波「だからなんでみゆきちが飛んでくるんだよ!!!」

夕雲「提督!!!」

巻雲「司令官様ぁ!!!」


162 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/05(火) 23:00:23.44 ID:o4Jm0fc+0

高波「はわ…」(お姫様抱っこされーの)

提督「天城の時よりはましか…」(お姫様抱っこしーの)

(カットカットカットカットカットカットォ!!!)

高波「そういう事なのですね…」

長波「そういうこと」

高波「えっと…司令官様がんばります…です!!!」

提督「ああ、頼むよ」

夕雲「では早速、この鎮守府のルールやもろもろのお勉強を」

提督「やな予感がするからやめて!!」

長波「なんだよぉ、うちの妹がかわいくないってのか?」

高波「????」

巻雲「高波!私達駆逐艦は…」

提督「巻雲黙る!!」

早霜「エッチなことを…」

提督「何時の間に早霜!!」

朝霜「おー!高波じゃん!!」

清霜「本当だ!高波ってわかるよ!!」

提督「最近、夕雲型ラッシュだよな…」

夕雲「夕雲型は19人…ですわ」

提督「マジですかー」

秋月「秋月型は12人…です」

陽炎「陽炎型は17人…」

初春「初春型は6人じゃの

睦月「睦月型も12人なのね」

朝潮「朝潮型は10人姉妹です!」

吹雪「吹雪型も10人…」

綾波「綾波型は6人でーす」

白露「白露型は10人…」

暁「暁型は4人姉妹プラスね」

島風「島風は一人…」

レーベ「Z1型は4人」

提督「…もしもし作者?男提督一名追加で…え?ダメ?」

【 作者「頑張れ」 終わり 】


164 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/05(火) 23:08:51.07 ID:o4Jm0fc+0
間宮「いろいろなところから精力剤を調達しないとですね」

伊良湖「そうですね」

というやり取りがあったり。

リットリオゲットしましたが出番はまだ先です


167 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/05(火) 23:52:21.84 ID:o4Jm0fc+0
oh

誤:陽炎「陽炎型は17人…」
正:陽炎「陽炎型は19人…」

けじめは陽炎型の一番かわいい子で

誰だ?


173 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/06(水) 00:14:49.10 ID:Mm7Mo4gF0
じゃFigmaが出た天津風でケジメします
いいタイミングだ

187 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/11(月) 03:50:59.65 ID:nq7QPbcQ0
【 速報 】

※レンソウオーとは
連装砲ちゃん×3、連装砲君、長10センチ砲ちゃんが合体したスーパーロボットなのだ。

ドゴォン!!!!

レンソウオー「ぐあああああ!!!!」

戦艦水鬼「ふははははは!!他愛もない!!」

レンソウオー「く…負けてたまるか…俺達はここで倒れるわけにはいかない…」

戦艦水鬼「ふはははは…次でおしまいにしてやる…」

提督『聞こえるかレンソウオー!!!今そっちに援軍が向った!!』

レンソウオー「援軍…?」

ヴォォォォォン!!!

戦艦水鬼「何!!!」

二式大艇「お待たせしました!二式大艇着任!!!」

レンソウオー「おお!!!」

提督『よく聞け!二式大艇は君たちと同じ規格、そして同じ「シズマシステム」が搭載されている!!』

レンソウオー「同じ規格…シズマシステム…まさか!!!」

提督『合体の成功率は5%、だが残りの95%は…」

レンソウオー「勇気で補う!!!!」

二式大艇「行きましょう!!!」

提督『スーパーレンソウオー!!!合体!!!承認!!!!!』

レンソウオー・二式大艇「「シズマシステム、リミット解除!!!合体開始!!!!」」

ガシャン!!!(とにかく)

ガシャン!!!(凄い)

ガシャン!!!(合体して!!)

スーパーレンソウオー「完成!!!スーパーレンソウオー!!!!」

戦艦水鬼「何!!!!」

スーパーレンソウオー「おお…力がみなぎってくるぜ!!!!」

提督『51サンチ砲!!!射出!!!!』

戦艦水鬼「ふ!!そんなもので…」

提督『もう一丁!!!』

戦艦水鬼「何!!!!」

スーパーレンソウオー「ツイン!!キャノン!!!コネクトォ!!!!」

ガシャン!!!


188 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/11(月) 03:52:51.77 ID:nq7QPbcQ0

スーパーレンソウオー「行くぜ!!!エンジン全開!!!急速上昇!!!!」

ゴォォォォ!!!!!

戦艦水鬼「そ…空を飛んだ!!!!!」

スーパーレンソウオー「喰らえ!!!ダブル51サンチ!!!ファイナルファイヤアアアアアア!!!!!」

ドゴォ!!!ドゴォ!!!ドゴォ!!!ドゴォ!!!

戦艦水鬼「グアアアアアアアアアアアア!!!」

提督「うおおおおおおお!!!!!」

天津風「きゃあ!!!ど…どうしたの?」

野分「むにゃ…しれぇ?」

秋月「何かあったんですかぁ?」

提督「スーパーレンソウオー…これだ!!」

秋津洲「スーパーレンソウオー?」

提督「スーパーロボットだよ!!って夢か…」

秋津洲「ふーん…なんかかっこいいかも」

提督「ああスマン、寝よう…」

野分「ふぁい…」

天津風「ちょ!野分!さりげなく場所変わるな!離れなさいって!!」

秋月「ああ!!秋月の場所とらないでー!!!」

秋津洲「秋津洲の場所はあげないんだから!!!」

【 天・秋・野「そういえば誰!!!」 秋津洲「え?」 終わり 】


189 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/11(月) 03:56:13.81 ID:nq7QPbcQ0
というわけで、オール甲にて全作戦終了
ローマ?余力あったら掘ります(大型建造で実装される予感があるので)
磯風も掘ります(こっちの方が可能性が大きい)

193 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 01:37:37.98 ID:sE6H77550
※これより長編投下開始です
※艦これ?な感じですがご容赦を
※磯風、ローマがリアルで出てきません。

194 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 01:45:42.27 ID:sE6H77550
【 新敷海運を救え 】

<< 伊504 船内 >>

ゴーヤ「うーみーはひろいーなー暗いーなーっと」

神通「間もなく目標ポイントです」

ハチ「はい、敵影もありません」

妙高「このあたりですね…新敷海運の船が沈んでる場所は」

ロー「じゃ、外に出て捜索だね」

ハチ「そうですね、魚雷発射管をカタパルトモードへ切り替えます」

イムヤ「よし、確認するわよ…まず、目標の船体の捜索」

ゴーヤ「次は被弾箇所の写真撮影でち」

シオイ「その後、内部を捜索!」

ユー「フブニーのOpaの遺体…無ければ遺品を探す…」

神通「はい、それと…ブラックボックスの回収です、事故当時…深海棲艦の妨害により回収は不可能と結論が出されて、手つかずのままのはずです」

妙高「ブラックボックスを回収できれば、何が起きたのかが分かります…」

イク「なるほどなの」

ハチ「私達は伊504で待機してます」

イムヤ「了解、それじゃ出発するわ!」

ハチ『カタパルト、起動』

ヴォン!!!

イムヤ「魚雷発射管をカタパルトにするなんて…」

ゴーヤ「ゴーヤ!魚雷になりまーす!」

シオイ「発射管へGO!!」

イク「イクのー」

ユー「出撃—」

ロー「おー!」

ハチ『それでは…潜水艦隊…発進!!!ファイア!!!』

<ガチャン!!×6

<バシュッ!!×6

妙高「行きましたね…ソナーに反応は?」

神通「今のところ敵影なし…です」

ハチ「後は待つだけ…ですね…」


195 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 01:56:31.42 ID:sE6H77550

<< 本営 >>

海軍将校「…いったい何の用かね、轟提督」

提督「いえいえ、新敷の件でお礼を言いに…それと野暮用が…ね?」

海軍将校「ふん…私は忙しいのだ…要件は手短にな」

提督「手短ですか…では単刀直入に」

提督「新敷に「変なこと」をやらせるなと」

海軍将校「…何の話かね」

提督「彼女に聞きましたよ…私が反乱を起こすんじゃないかと不安になって彼女に私の監視をさせてると」

海軍将校「…話したのか、彼女が」

提督「ええ、ちょっと強引に…いろいろとやばい事…やばい薬で…ちょっといろいろナニしたら喋ってくれましたよ」

ガタッ!!!

海軍将校「…彼女に何をした!」

提督「おーおー激オコっすか?貴方がご想像になったことを…」

海軍将校「貴様!!!!」

提督「…やらずに、地道なお話し合いをしまして…ね?」

海軍将校「っ!…本当だろうな?」

提督「ええ」

海軍将校「ほ…」

提督「…死んだ友人の孫が心配で?」

海軍将校「…知ってるのか?」

提督「…いろいろと調べさせていただきました、彼女を鎮守府へ着任させるために色々と尽力してくれたようで」

海軍将校「…そうか、知ってるのか」

提督「そんな彼女にスパイもどきなことを?」

海軍将校「それは…その…彼女の安全を守りたかった…その心配で…生存確認と…君の動向を調べさせるために…」

提督「心配なら、鎮守府によこさなければよいかと…」

海軍将校「彼女が希望してたのだ…それを…踏みにじるわけには…」

提督「…沖ノ島の事実を伝えなかったのは?ウソの情報を伝えたのは?」

海軍将校「あれは…海軍ではタブーとなっている…真実を伝えるわけには…いかない…」

提督「タブーねー…なかったことにするなよ、え?爆弾抱えた艦娘を出撃させたのは事実だろうが!!!!!」

海軍将校「…そうだ、私は反対だった…兵器とはいえ、無謀な戦いを強いるなど…あの時の本営はどうかしていた」

提督「どうにかね…」

海軍将校「…あの決定の場で異なる意見を出せば…私はただでは済まない、知っているだろ…暗部の恐ろしさを」

提督「ええ、知ってますよ…」

海軍将校「…奴らの意に背けば、良くて左遷…悪くて海の藻屑だ」

提督「戦わずして白旗っすか…」

海軍将校「噂では…君は暗部に歯向かってると聞く…陰でいろいろやってるそうじゃないか」


196 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 01:58:09.67 ID:sE6H77550

提督「ええ、イロイロと」

海軍将校「やめておいたほうがいい…奴らにとって君は利用価値があるだろうが…邪魔になれば容赦なく…」

提督「返り討ちにしますよ…返り討ちにね」

海軍将校「…新敷の件は、やめさせる…それでよいだろ?」

提督「ええ、内情調査じゃなくて、正々堂々彼女と会ってくださいな…」

海軍将校「そうさせてもらう…」

<< 車内 >>

提督(助手席)「うまくいったぜ、第一段階クリア…あっさりとだけどさ…後はイムヤ達の報告待ちか…」

赤城(運転席)「ええ、それと提督…情報部から報告が」

提督「うん?」

赤城「前任者がまた動いている模様です…」

提督「凝りもせずに…だが、恐ろしいのは奴の背景だ、俺が何度とっ捕まえてもなんだかんだで釈放され、姿を消される…」

赤城「暗部の力…ですね」

提督「奴に何の価値があるってんだ…いい加減、殺したほうがいいかもしれないな」

赤城「それは…私の仕事です」

提督「やらせねーよ…人の争い事は…人で決着つけるべきだ」

赤城「…提督」

提督「で、次のステップだ…新敷海運の害虫退治」

赤城「既に何人かの天下りが、新敷海運の幹部に収まってます…その幹部たちの動向から…間違いなく暗部の人間かと」

提督「天下りねぇ…新敷の奴は…知ってるのか?」

赤城「いいえ…」

提督「そっか…ま…元経営者だが今は軍人だからな…経営に口出しできる立場じゃないか」

赤城「経営も現社長にすべて委任しましたし…鎮守府の仕事に集中してますので…会社の動向については…」

提督「ふむ…」

赤城「兎に角、手を打ったほうがよいかと…今ならダメージ少なく事を進められます」

提督「ああ…しかし、艦隊司令官なのに人間相手に何やってるんだろ…ほっといてもいいけど…」

赤城「ほっといたら新敷海運は暗部の資金源となってしまう…」

提督「ああ、それだけは防がないと…」


197 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 02:02:22.61 ID:sE6H77550
<< 鎮守府 執務室 >>

新敷「…ひーまー…遠征隊も出たし、書類関係も終わったし…大佐はいないし」

新敷「はぁ…」

新敷「…私って信頼されてるのよね…でも…まだ何か隠し事されてるような気がする…」

新敷「艦娘の皆…龍驤も瑞鶴も…たまに挙動不審になるし…」

新敷「…はあ」

新敷「…大佐…信じていいんですよね…」

新敷「はぁ…」

<ピー!ピー!

新敷「ん?」

大淀『新敷少佐、お客様が…』

新敷「客?アポなしで?誰?」

大淀『それが…源爺といえば分かると』

新敷「え、源爺!!!分かった!今行くわ!!!」

<< 応接室 >>

新敷「源爺!!!」

源爺「吹雪お嬢様…」

新敷「どうしたの?急に訪ねてきて…」

大淀「そちらの方は…」

新敷「新敷海運の古参の社員よ、私の祖父と旧知の中なの…どうしたの?」

源爺「実は相談したいことが…」

大淀「…では、私は席を外しますね」

新敷「ありがとう、大淀」

<バタン

新敷「それで…どうしたの?」

源爺「実は…社長が…天下りの受け入れを…」

新敷「え…嘘…」

源爺「それだけではなく、軍関係の仕事をどんどん受注し…それに意見するものはリストラし…その穴を、得体の知れない男たちでで埋めて…」

新敷「嘘でしょ…どうしてそんな…」

源爺「その…副社長が社長になってから、改革だと…強引に…」

新敷「…改革だからって、軍の仕事を…そんな…」

源爺「つい先日…私もリストラを言い渡されまして…私だけではありません、多くの社員がリストラ対象となっておりこのままでは…」


198 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 02:16:58.27 ID:sE6H77550

<< 応接室の隣の部屋 >>

源爺『…このままでは多くの社員が路頭に迷ってしまいます、吹雪お嬢様…お力を…』

源爺『今、社長に意見できるのは…吹雪お嬢様しかいません』

新敷『…分かったわ、私が何とかする』

源爺『吹雪お嬢様…』

新敷『私が社長を説得してみる…』

大淀「感度良好…」

明石「映像も問題なし…赤城さんの指示の通り、盗聴器と隠しカメラ仕掛けておいてよかったです…」

加賀「もしもし、赤城さん?新敷提督のほうで動きが…」

<< ???? >>

源爺「ご指示通りにしました」

社長「ご苦労」

源爺「あの…それで…」

社長「安心したまえ、リストラはせん」

源爺「あ…ありがとうございます」

社長「その代わり、君は新しい部署に移ってもらう…地下の新規事業開拓考案課だよ」

源爺「そ…そこは…」

社長「新しい部署だから君一人だよ…そこで新規事業を考えて欲しいんだ…ちょっと狭い部屋だが…いいね」

源爺「騙したな!!!そこは…」

ジャキ…

???「さもなければ、死ぬか?」

源爺「あ…あぁ…」

???「騙される方が悪いの、大事な元社長の孫を売ってくれてありがとうねー、おい!」

黒服ズ「はっ!」

源爺「な…何をする!!!」

???「早速その部署で働いてもらうのさ…永遠にね」

<やめろー!!!離せ!!離せ!!!

Prrrrrr

社長「はい…おお、これは吹雪お嬢様…ほう、話したい事?ええ…」


199 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 02:32:04.72 ID:sE6H77550

<< 数日後 新敷海運 社長室 >>

社長「これはこれは、吹雪お嬢様…軍では大活躍しているようで」

新敷「そんなのどうでもいいわ、社長…私がここに来た理由、分かるかしら?」

社長「はて?心当たりは…ありませんなぁ」

新敷「恍けないで、軍からの天下りの受け入れ…お爺様への裏切りだわ!!!」

社長「裏切り?おかしなことをおっしゃる…」

新敷「おかしなこと?」

社長「…お嬢様、経営者は私ですよ、貴女は前経営者の孫娘…まあ元社長ではありますが今は軍に復帰している身」

社長「ただ、前経営者の血縁…大株主というわけでもない…そんな貴方が…」

新敷「経営に口出す権利はないと…」

社長「ご名答」

新敷「委任したとき…お爺様の意思を尊重すると言ったはずよ」

社長「時代が変わったんですよ、何時までも古い考えに囚われるわけにはいかないでしょ?」

新敷「…囚われるわけにいかないから…天下りを受け入れ、軍とのパイプを作るの?リストラも?」

社長「その通りです、古いものは…新しいものに変えなければならない、機械だってそうでしょ?」

新敷「だからといって、天下りの受け入れをやっていいという言い訳にはならない!」

社長「理想で仕事はできませんよ」

新敷「…考えは改めないってこと?」

社長「改める必要もございません、それに…天下りは違法ではありません、軍の仕事を受けるのも違法ではない、正規の手続きを行っております故」

社長「私は、新敷海運のために…日々努力し、そして業績を上げているだけです…」

社長「リストラだってそう、必要だから行うのです…さっきも言った通り、何時までも古いものを使うわけにはいかないでしょう」

社長「死んだ者の意思に囚われる必要はない、これが商売というやつです」

新敷「うぐ…」

社長「ふふ…自分が発言すれば、何とかなると思いましたか?貴女は確かに先代社長の孫娘、ですがそれだけです」

新敷「ぐうの音も出ない…わね…悔しいけど正論すぎるわ…でも…」

社長「幹部の皆も、納得していただいておりますしね…貴女や前社長のやり方はもう古いんです、人の為など…企業は利益のために動くのです」

新敷「どうして…貴方はお爺様の考えに賛同してくれてこの会社に入ったのでしょ?お爺様だって貴方の事をとても信頼してて…」

新敷「だから私も貴方に経営を委任したのよ…それを…こんな…」

社長「長い時間、仮面をかぶるのは大変なんですよお嬢様」

新敷「騙してたってわけね…酷い…」

社長「ええ、これほどの技術…妖精技術を輸送だけで使うにはもったいないでしょう…鎮守府にある戦艦のように戦争に使えば…」

新敷「え…何故それを…機密なのに…」

<ガチャ


200 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 02:36:17.89 ID:sE6H77550
前任者「そんなもん、すぐ調べられるさ…俺たちなら朝飯前だ」

新敷「誰?」

前任者「おい」

黒服ズ「は!」

新敷「な…何を…ちょ!!!」

がしっ!!!

新敷「離せ!!!この!離しなさいって!!!社長!!!」

前任者「なぁに、先っちょだけよ、ちょっと気持ちのいいお薬をねぇ…」

社長「こちらの方は、軍の特殊な組織に属している方で…こういう荒事をお願いしているのですよ」

前任者「新敷海運の持つ妖精技術、どうしても欲しかったんだよねぇ…で、彼は軍とのパイプがほしかった」

新敷「社長…貴方、まさか…」

社長「随分前から、彼らとはお付き合いしてましてね…彼らのお蔭で、新敷海運の内部改造もスムーズに進みましたよ」

前任者「なぁに、ちょっと指一本落とすって脅せばねー…あと家族とかねー」

社長「源爺が貴女のところに行ったのも我々の指示なのですよ…こちらの方が、貴女に会いたいと…」

新敷「そんな…いったい何なのよ!!!」

前任者「今に分かるさ、さて…準備は出来てるよな」

黒服「は!」

新敷「な…何をするつもり…」

前任者「これね、気持ちよくなるお薬…でもあるけど、催眠効果を促進させるお薬なの」

新敷「ぐ…離せって…」

前任者「あぁ、俺ってなんて頭がいいんだろ、俺が鎮守府に行ったらボッコボコにされるけど、お前さんが行けばフリーパスで入れるからな」

新敷「離しなさいって!!ていうかアンタ何者よ!!」

前任者「真の艦隊司令官様だよ…」

新敷「真のって……分かった、アンタ…大佐の前任なのね」

前任者「ご名答、アイツがいるお蔭で俺は鎮守府に戻れない…だからお前さんの頭をいじくって…俺の忠実な人形になってもらおうってこと」

前任者「そして、俺たちの指示を忠実にこなしてもらって…アイツを追い出して…へへへ」

新敷「そうはさせるかって…ぐぅ…」

前任者「おい!始めろ」

黒服ズ「は!」

ビリッ!!!ビリビリッ!!!!

新敷「キャアアアアッ!!!」

前任者「へぇ、胸がないのな…さて、ゆっくりゆっくり楽しもうじゃないか、気持ちいいお注射しましょうね…なぁにすぐに俺の事が好きになるさ」

新敷「嫌よ!!離せ…ぐっ!!」

前任者「ここにはお前の味方がいない…諦めな」

社長「これで、私も一安心ですよ…なんせ、あの沈没事件の後、私が社長になるはずが…」

社長「吹雪お嬢様が出しゃばってきたおかげで、計画が随分と狂いましたからな」

新敷「そんな…」


201 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 02:46:57.36 ID:sE6H77550
前任者「そんなお前はこれから俺の忠実な人形として役に立ってもらう…さて…まずはその五月蠅い口を…」

新敷「いや…やめて…」

<PrrrrPrrrrr

前任者「ち!無粋な…」

社長「失礼、私だ…」

???『もしもし、新敷海運さん?』

社長「ん?貴様何者だ…どこでここの番号を…」

???『窓際に高そうな壺があるじゃろ?』

社長「は?」

ピスッ!!!

ガチャン!!!(高そうな壺大破)

社長「ああああああああ!!!!!!私の壺が!!!!」

前任者「な…」

???『次は…高そうな皿がいいか?それとも壁の絵がいいか?それともハートぶち抜いてほしいか?』

???『とりあえずその電話にスピーカー機能あるだろ?切り替えて』

社長「あわわわわ…」

<Pi

???『もしもし?お元気?前回は下着泥で捕まった間抜けさん』

前任者「てめぇ!!!!」

新敷「その声…た…大佐?」

提督『やっほーフブニちゃーん、モテモテだね』

新敷「なんで…ていうかどこで見てるんですか!ちょっと…手を貸して…」

提督『あいよー、赤城!次は…いやめんどくさいから全部ぶち抜いて』

赤城『了解』


203 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 02:53:34.97 ID:sE6H77550

ビスッ!!!

ガチャン!!!(高そうな皿大破)

ビスッ!!!

バスッ!!(高そうな絵大破)

ビスッ!!!

バキャッ!!(高そうな社長の腕時計大破)

社長「あひいいいいい!!!!!!私のコレクションがああああああ!!!!」

前任者「てめぇ…それで脅してるつもりか…こっちには人質が…」

提督『えーどこどこー?人質どこー?見えないー電話越しで見えないー』

前任者「ふざけんじゃね!!!こいつの命が惜しかったら…」

提督『えーそうはいいましてもー私には関係のない話ですしー殺すのはアンタだしー別に罪悪感もないでござる—』

新敷「何言ってるんですか大佐ぁ!!!」

提督『というかねー…何時でも君の眉間ブチ抜けるんよ…わかる?』

前任者「こっちにだって人質が…」

ビスッ!!!

ブツッ!!!(前任者の指一本脱落)

前任者「ぎゃ!!!!」

提督『ほら、こんな精密射撃もお手の物…いやあ流石赤城、空母にしておくのがもったいないねぇ』

赤城『報酬は満漢全席で』

提督『おいこら、で…そこにいる皆さんにお伝えします、新敷を離して武器を捨ててズボンを脱いで、手を壁につけてケツを窓際に向けろ』

提督『さもないと、今度は艦載機飛ばして爆撃させっぞ!!』

黒服ズ「は!!」

バッ!!!

ドタッ!!

新敷「あいたた…」

前任者「お前達はそれしか言えないのか…って俺の指を…クソが!!!!」

提督『さて、今からそっちに向かうから…新敷、その大馬鹿どもを拘束しておいて』

新敷「了解…もぅ、後で説明してくださいよ!!!」


204 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 03:06:42.72 ID:sE6H77550

前任者「くそ…掴まってたま…」

新敷「オラァ!!!」

ドゴォ!!!(金的)

前任者「」

新敷「誰がまな板でナイチチで貧乳だって…ごらぁ!!!!!!!」

前任者「い…言ってな…」

新敷「テメェの玉ぁ…毟ってやろうかぁぁぁぁぁ!!!!!!」

<るぎゃああああああああ!!!

<< 何処かのビルの屋上 >>

赤城「大丈夫…でしょうか?」

提督「殺しはしないだろ…」

加賀「…流石赤城さん、百発百中…」

赤城「そうでもないです…前任者の指、3本まとめて落とすつもりが一本だけ…久しぶりに使いましたから、スナイパーライフルは」

提督「指を三本って…」

加賀「私も…やってみようかしら」

赤城「ダメですよ、こんなの覚えても…いいことありませんよ」

加賀「そう…」

赤城「ええ、それよりも早く新敷さんの元へ」

提督「だな」


205 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 03:26:35.15 ID:sE6H77550
<< 鎮守府 執務室 >>

新敷「むう…つまり、新敷海運がその暗部の資金源になるのを防ぐために…私のプライバシーを丸裸にしたと」

赤城「すべて提督の指示です」

提督「おいこら」

新敷「むー…」

提督「その…例の内情調査の件も解決したしさ」

新敷「…オジサマ(海軍将校)ったら」

提督「ま、とりあえず新敷海運は安泰だな…」

新敷「安泰って…社長は違法行為をしたわけじゃないから…解任なんて、幹部もほとんどが社長の息のかかった人ばかりで…」

提督「その点に関しては霧島に任せたよ」

新敷「は?」

提督「今勢いに乗ってる「キリシマ」って会社があるじゃろ」

新敷「はい…え?まさか」

提督「うん、まさか」

新敷「えええええええええ!!!!!!!」

(しばらくお待ちください)

新敷「まさかと思ったことが…」

提督「ま、新敷海運の名前と君のお爺様の意思は残すようにするから安心しろ」

新敷「…もう隠し事なんてないですよね」

提督「まだまだいろいろあるけど…ちょっと重い話になるが…」

新敷「え、まだ何か?」

提督「先日イムヤ達が帰投してな…君のお爺様が乗っていた船…深海棲艦が沈めたとされた新敷海運の船が見つかったよ」

新敷「え…」

提督「事件内容に不審点があってな…調べさせてもらった」

新敷「そ…それで…何か分かったんですか?というか…お祖父ちゃんは…」

提督「落ち着いてくれ…残念ながら、遺体は見つからなかった…」

新敷「…そう…ですか」

提督「事件からだいぶ経っていたが、調査をした結果…沈没した原因が船の内部からの爆発ということがわかった」

新敷「爆発…?」

提督「ああ、分かったのはそれだけ…残念ながらブラックボックスは存在してなかった…何者かが沈む前に回収したのだろうな」

提督「だが…思わぬ収穫があってな…これを見つけた」

新敷「…お祖父ちゃんのスマートフォン…なんで」

提督「イムヤ達が言うには操舵室の床に落ちてたらしい…完全防水タイプで、やたら頑丈なやつだってな…」

新敷「はい…お祖父ちゃん、兎に角頑丈なものがいいって…海に出るから防水タイプがいいって…一緒に選んだ…」

提督「データ解析した結果、音声記録が出てきた…おそらく、お爺さんは身の危険を感じたんだろう…沈没前のやり取りが記録されていた」

新敷「…聞かせてください」

提督「…一部だけな」

<Pi


206 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 03:31:36.85 ID:sE6H77550

『ゴォン!!!』

『爆発!副社長…これは一体…』

『邪魔なんですよ…貴方は…甘っちょろいことばかり…』

『新敷さん、貴方は我々の要請を何度も断ってきた…なので消えていただきたいと…』

『副社長さんが、すべて引き継ぎますから安心して死んでください』

『副社長!!こやつらに関わったら後に引けなくなるんだぞ!!』

『もう引けませんよ…ここまで来てしまったらね…』

『闇に落ちてもなお金がほしいのかぁ!!!』

『そうですよ、だから貴方に消えてもらうのです』

『新敷さん…さようなら』

『<ドン!!!』

新敷「っ!!!」

<Pi!

新敷「…お祖父ちゃん」

提督「社長以外の連中に関しては調査中だ…おそらく暗部の人間…」

赤城「情報部が全力で解析中です…」

新敷「お祖父ちゃん…おじい…」

<わああああああああああああああ!!!

新敷「おじ…ちゃん…もう…あぁ…」

提督「新敷…」

ぎゅっ

新敷「あ…」

提督「泣け、思いっきり泣け…悲しいときは泣いていいんだ…」

新敷「あい…」


208 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 03:46:46.10 ID:sE6H77550

<< 居酒屋鳳翔 個室 >>

日向「つまり…フブニの祖父を殺したのは暗部の連中だと」

提督「ああ、それに現社長が絡んでた…」

赤城「新型船のテスト航海の際、船内部に爆弾を仕掛け…爆破した」

提督「そして新敷のお爺さんを殺し…船ごと海の底へ」

赤城「同行した防衛艦隊も、恐らく暗部の息のかかった…」

日向「そうか…」

提督「…人間が、一番恐ろしいよ」

赤城「提督…」

日向「そうだな…私もそう思う」

赤城「私もです…深海棲艦より、人間の欲が一番恐ろしく思います…」

提督「闇は果てないか…だが、夜明けは必ず来る」

日向「ああ」

提督「ふう…

提督「…で、唐突だが…休み取らせてもらう」

日向「ん?」

提督「新敷の奴を、しばらく休ませてやりたいんだ…お爺さんの件もあるし…俺の仕事を改善してくれた礼を込めてな」

日向「そうか…それがいいな」

提督「あと、ビスマルク達に田舎に連れていくって約束、そろそろ果たさないとな…」

赤城「なるほど…」

提督「そうだ、実家にハーレムの事喋るなって釘刺さないと…」

日向「ん?新しい嫁を紹介するために連れていくんじゃないのか?」

提督「おいこら」

新敷「…はぁ、怒涛すぎる展開だわ」

新敷「…大佐の前で泣いちゃった、というか抱きしめられた」

新敷「あたたかったなぁ…」

新敷「もっと好きになっちゃうじゃない…はあ」

新敷「…お酒…気分じゃないし…寝るか」

新敷「お祖父ちゃん…」

新敷「どこかで生きてる…なんて…」

新敷「ぐす…お祖父ちゃん…泣いていいよね…大佐も…泣けって…」

新敷「社長も源爺もいなくなっちゃった…仲の良かった社員もリストラされてどこかに…」

新敷「私…一人ぼっちだ…」

【 終わり 】


209 : ◆/eQDkM6RH2 2015/05/16(土) 03:53:01.11 ID:sE6H77550
いったん終わり
赤城のスナイプ技術はスパイ時代に得たものです

次回、フブニエピ完結

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