提督「安心してくれ。私はホモだ」


1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 21:56:01.70 ID:SYfoAK8V0
提督「そうでなければ女ばかりの艦隊など任されない」

提督「万が一にも手を出して、軍艦を身重にさせるなど洒落にならないからな」

提督「出撃さえままならなくなってしまう——」

提督「上層部としては、極力、そういった危険を排除したいはずだ」

提督「その点、兵学校時代からガチホモで名を馳せた私は」

提督「まさに、この艦隊を率いるのに適任だったというわけだな」ハッハッハッ

艦娘「」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434891351


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434891351/


2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:00:22.39 ID:SYfoAK8V0
金剛「ノ、NOォォォ……!?」

吹雪「そんな、まさか……じょ、冗談ですよね?」

大和「嘘だと……嘘だと言ってください、提督!」

加賀「——」フリーズ

古鷹「え、えええ……!?」オロオロ

提督「なんだ、みんな知らなかったのか?」

提督「結構、有名な話だと思ったんだがな」


4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:07:35.05 ID:SYfoAK8V0
提督「そんなわけで、だ」

提督「仮に私が裸の艦娘と遭遇しようとも」

提督「微塵も性欲を感じることはない。ましてや襲ったりなど絶対にしない」

提督「その点だけは保証する。安心してくれ」ニコッ

榛名「う~ん」バターン!

雷「そ、そんなぁ」ヘナヘナ

伊19「ウソなの……」ペタン

ワイワイ ガヤガヤ

………………

最上「ど、どうしよう」ガタガタ


7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:12:37.72 ID:SYfoAK8V0
最上「まさか、提督がホモだったなんて……!」

最上「それも骨の髄までガチホモだなんて、聞いてないよ~!」ブルブル

最上「ボクが男——艦息であることがバレたら」

最上「食 べ ら れ る」

最上「ボ、ボクにはそんな趣味はないよ~!」ウワー!

最上「か、隠し通さなくちゃ」

最上「絶対に、絶対に——!」

最上「男であることは隠し通すぞ!」オー!


9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:15:00.08 ID:SYfoAK8V0
でも、もがみんの頑張りは全て裏目に出て——

あっさりと、男であることがバレてしまいました——


10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:17:36.52 ID:SYfoAK8V0
提督「いやあ、水臭いぞ、最上」

提督「男であるなら、早くそう言ってくれればよかったのに」

提督「そうすれば、私たちはもっと仲良くなれていた」

提督「そうは思わないか——?」ナデッ

最上「ひうっ!」ビクッ


12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:20:39.44 ID:SYfoAK8V0
草木も眠る丑三つ時——

夜戦を終えた艦娘たちも帰港して、

灯りも消えた、夜の鎮守府

最上は提督に連れられて——

彼の寝室で、並んでベッドに座っていた


13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:25:21.34 ID:SYfoAK8V0
提督「ああ、最上は可愛いな」

提督「男だと分かってからというもの、愛おしさが無限にこみ上げてくる」

提督「あ、いや、誤解しないで欲しい」

提督「私は艦娘を愛している。みんな大事な子たちだ」

提督「でも、それとこれとは別——」

提督「最上も男だから、分かるよな?」モコッ

最上「う、うぅ……!」カァァ


15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:28:34.16 ID:SYfoAK8V0
白いズボンのふくらみ

内側から布地を押し上げるそれがなんなのか

最上は当然、知っていた

いや、知らないはずがない

それは自分にもついているものなのだから——

だが、今、この瞬間だけは

どうか違いますようにと、願わずにはいられなかった


16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:34:18.16 ID:SYfoAK8V0
最上「ボ、ボクは嫌だ」

最上「ボクにそんな趣味はない。気色悪いよ」

最上「ここに来たのだって、来ないと男だとバラされると思って——」

提督「最上」グイッ

最上「んっ!? んむーっ!」

ベッドに押し倒されて、熱い口づけを唇に受けた

あまりにも突然な出来事に、最上の体は硬直し——

提督は、極上の蜜を味わうかのように、最上の口内を乱暴に貪った


18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:39:24.99 ID:SYfoAK8V0
最上「ぷはっ!」

最上「はあっ、はぁ、はっ、はっ」

呼吸をすることも忘れていたのか、

ディープキスから解放された最上は、あえぐように息をついた

混乱と恐怖と興奮で、顔を上気させている彼を、

提督は覆いかぶさったまま、にこやかに見つめている


20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:43:22.78 ID:SYfoAK8V0
最上「な、なんで……?」

今の最上にとっては、そうたずねるのが精一杯だった

——どうしてキスを

——男同士なのに

——やっぱりホモだ

——気持ち悪い

最上の胸中で渦巻く想い

それを見抜いてなお、提督は彼に手を伸ばした

提督「忘れたのか?」

提督「私は、ホモなんだよ?」ニコッ

最上「……!」ゾッ


21 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:51:57.18 ID:SYfoAK8V0
提督「男を抱くためならなんだってするし」

提督「特にお前のような上玉は、手を出さない方が難しい」

提督「これがホモ。忌み嫌われる私の業」

提督「だが、今夜、ここには私とお前しかいない」

提督「この瞬間、それが全てだ」

提督「さあ、最上」

提督「可愛がってやるぞ——」

最上「あ、あああ……?」

最上「あああ……!」


24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 22:55:58.63 ID:SYfoAK8V0
その夜、最上は——

百戦錬磨のガチホモの手により、

何度も絶頂へと導かれ

また、何度も精を吐き出した

だが、提督の獣欲は収まることを知らず——

今なお、最上は彼の手によって玩ばれている——


27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:02:10.33 ID:SYfoAK8V0
三隈「まさか提督が男色家だとは思いもしませんでしたわ」

三隈「もがみんもそう思うでしょう?」

最上「う、うん、そうだね」アハハ

三隈「思い返せば、あの時も——あら、噂をすれば」

最上「えっ」ドキッ

提督「おお、演習帰りか?」

提督「お疲れ様」ニコッ


28 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:09:37.12 ID:SYfoAK8V0
三隈「……」ジー

提督「なんだ? 私の顔に何かついているのか?」

三隈「いえ。見れば見るほど、好青年に見えるなあと思いまして」

三隈「——本当にホモですの?」

提督「失敬な。れっきとしたホモだぞ、私は」

提督「なあ、最上」チラッ

最上「っ!」ビクッ

三隈「?」


29 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:13:16.50 ID:SYfoAK8V0
提督「そういえば、三隈。明石が呼んでいたぞ」

提督「装備に関して、相談したいことがあるそうだ」

三隈「あら、いけない! 約束していたのをすっかり忘れていました!」

三隈「失礼しますわ! 報告はもがみんにお任せしますー!」タタタッ

最上「あっ、待っ……!」ガシッ

提督「ふふっ」

提督「さて、部屋で報告を聞こうか?」

最上「……」ゴクッ


30 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:16:51.77 ID:SYfoAK8V0
~空き部屋~

最上「んああっ!」ビクビク

最上「そ、そんなところ……なめちゃダメだよ!」

最上「き、汚い……!」

提督「何を言っているんだ、最上」チュポッ

提督「私が三隈と話をしている間——」

提督「股間をふくらませていたのはお前じゃないか」


31 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:19:44.66 ID:SYfoAK8V0
提督「あのように私の口元をじっと見つめて——」

提督「私の唇と舌の感触を思い出していたのだな」

提督「ならば、期待には応えないといけまい」レロォ

最上「ひんっ!?」ビクッ

最上「あっ、あっ、や、止めて!」

最上「止め、あ、あああ……っ!?」


33 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:23:33.80 ID:SYfoAK8V0
最上の男性器をなで、いじり、なめ回し

しゃぶるように吸いついては精をすする

また、提督は事あるごとに最上の菊門にも手を伸ばし

ほぐすように丹念に、彼の秘所を愛撫した


34 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:27:21.83 ID:SYfoAK8V0
~夜 提督の寝室~

最上「あっ、あっ、あああ~!!」

最上「ひい、い……!」ビクビク

提督「これで四度目のドライオーガズムだな」

提督「可愛いぞ、最上。段々、私との行為にも馴染んできて——」

最上「それは提督が、無理やり……!」

提督「でも、お前の身体は悦んでいるじゃないか」ヌプッ

最上「ああっ!?」ビクッ


35 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:30:18.73 ID:SYfoAK8V0
提督「素晴らしいよ、最上」

提督「まさか、これほどの逸材が近くにいるとは思わなかった」

提督「抱けば抱くほど輝いて、男として開花していく」

提督「私はもう、お前に夢中だ——」パンパン

最上「ボクは、ボクはぁ!」ビクビク


36 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:35:18.09 ID:SYfoAK8V0
最上は薄々、感づいていた

始めは嫌悪感しかなかった提督との行為

それに馴染んでいる自分がいること

また、彼が与える快楽を、待ち望んでいる自分がいることを

今、提督の手を振りほどけば、あるいは抜け出せるのかもしれない

無間のホモ地獄から。常軌を逸した失楽園から

だが、最上は——提督のオンナとして、開花を見せる彼は——

最上「あ、ああああ~!」

今もまた、媚びるように嬌声を上げていた


39 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 23:39:14.30 ID:SYfoAK8V0
おしまい

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