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1 : 2013/11/11(月) 18:15:16.87 -
私「報酬の伊8ゲットーw これからもよろしくねーw」
伊8「はい! よろしくおねがいします!」
私「じゃ、はっちゃんは母港戻ってて。私ちょっと司令室行くから」
伊8「了解です!」 たたたっ
(司令室)
私「…………」 バタンッ
カチャッ(施錠)
私「さて、パソコンで作戦の報告書を作成しないと」 カチッ
私「ん? メールが来てる。差出人のメアドは……あれ? 空欄?」
私「バグ? ウィルスだったら怖いけど、総司令部からの
メールかもしれないから一応チェックしとかないと……」カチッ
ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1384161316/
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2 : 2013/11/11(月) 18:16:01.75 -
【メール】
件名(無し)
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない -
3 : 2013/11/11(月) 18:16:33.67 -
私「っ……!?」 ガタッ
私「や、やっぱりウィルス!? 早く消さないと……!」 カチッ
私「!? なんで……!? メールが消えない!?」 カチッカチッ
電「……提督? どうしたのです?」
私「電ちゃん! なんかウィルスのメールを開いちゃったみたいで!」
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4 : 2013/11/11(月) 18:17:28.75 -
私「……って、あれ? 私さっき……司令室の鍵かけたよね?」
電「?」
私「なんで……電ちゃんが司令室に……?」
龍田「あら~提督~。お困りのようね~」 ぽんっ(両肩に手を置く)
私「っ……!」 ビクッ
私「た、龍田ちゃんまで……? いつの間に私の後ろに……」
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5 : 2013/11/11(月) 18:18:25.67 -
天龍「……おいおい提督。寝惚けてるのか?」
不知火「提督には……私達の違いが分からないのですか?」
私「えっ……? えっ……? 天龍ちゃんに不知火ちゃんでしょ……?」
電「…………」
ぼとっ
私「っ……!? で、電ちゃんの左腕が……取れた!?」
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7 : 2013/11/11(月) 18:19:28.20 -
電「酷いのです……提督……」
ぽたっ(血の涙)
私「ま、まさか……!」
ぎゅっ(龍田が後ろから抱きつく)
私「っ……!?」 ぞっ
龍田「そう……。私達はみーんな……」
天龍「第四海域で提督に轟沈させられた……捨て艦達だぜ」
ガリガリガリ……(天龍がボロボロになった剣を鞘から抜く)
私「わ、私をどうするつもり……!?」
龍田「さあ~? どうしましょう~? うふふ~」
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8 : 2013/11/11(月) 18:20:12.30 -
私「くっ……! 机の裏の、非常ボタンを……!」 ばっ!
がしっ!
不知火「提督……。何も……感じなかったんですか?」 ぎりぎり……
私「ぐあっ……!? う、腕を掴まれて……!」
不知火「嫌がる私達の腕を引っ張って、無理矢理出撃させて……」
私「は、放して……!」
不知火「……折りますよ」 ミシッ……
私「っ……!? ぐあああああああああああッ!?」
-
9 : 2013/11/11(月) 18:21:03.84 -
電「提督……答えて欲しいのです」
私「……! わ、私だって……!」 ぽろっ
私「私だって! 本当は捨て艦戦法なんて……したくなかったわよ!」
龍田「…………」
私「私みたいなレベルの提督じゃ……まともに出撃したって
あの第四海域は、絶対に乗り越えられなかった……!」不知火「だから……第四海域を突破するためなら、私達の命を
デコイとして使い捨てる事くらい、仕方がなかった事だと?」私「あなた達を轟沈させる気は無かったの……! 本当に……!
だから……あなた達の最期の声が、今でも耳に焼き付いて———」声『次に生まれてくる時は……平和な世界だといいな……』
声『龍田……悪ぃ……先に逝くぜ……』
私「っ……! あ、ああぁぁぁぁぁッ!」 ばっ!
龍田「あっ……。提督が私の腕の中から抜け出した……」
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10 : 2013/11/11(月) 18:22:12.04 -
提督「とにかく、この司令室から出て……!」 たたたっ!
電「提督が入り口の方に! 逃げちゃダメなのです!」
提督「っ……!? あ、あれ……!?」 がちゃがちゃっ
提督「なんで……!? 鍵を開けたのに……! 扉が開かない!」
ドンッ! ドンッ! (タックル)
提督「っ!? ビクともしない!?」
天龍「……提督。ここはもう……いつもの鎮守府じゃねーぜ」 じりっ
提督「ひっ……!? ど、どういう事……!?」
龍田「うふふ。この司令室は……深海空間にコネクトされちゃったの」
私「っ……!?」
不知火「つまり、提督はもうどこにも逃げられないし、
誰の助けを呼ぶこともできない……と言う訳です」私「ひっ……。あっ……」 すとんっ
じょじょじょ……
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12 : 2013/11/11(月) 18:23:28.79 -
電「あっ。提督がお漏らししてるのですー」
天龍「おいおい。艦隊の目の前で放尿なんて、提督として
示しが付かないぜーまったく」私「ゆ、許して……」 ガクガクガク
不知火「…………」
私「私……ほ、本当に……あなた達を轟沈させたことに……
ざ、罪悪感を……抱いてたの……」私「本当に……。もう……今まで……息も出来ないくらい……。
う、嘘じゃないの……。どうすれば……信じてもらえるか
分からないけど……。私———」不知火「……っ!」 がしっ!
がんっ!(髪を掴み、床に叩き付ける)
私「ごがっ……!?」
不知火「提督の罪悪感は……本当の事だと私は思います」
私「っ……! そう、本当に……! あなた達に謝りたくて……!
でも謝ることもできなかったから……! だから———」電「でも……提督はそれ以前に、"欲"に目が眩んでしまったのです」
私「っ……!」
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14 : 2013/11/11(月) 18:24:48.39 -
天龍「欲に目が眩まなければ、私達を捨て艦にしてまで
第四海域を突破しようとは……思わなかったはずだよな」私「そ、それは……! くっ……! う、ううぅぅ……!」 ぽろっ
龍田「欲に眩んだ提督には、罰を与えましょう~」
ガンッ!
私「っ……!?」 ビクッ
私「ば、バケツ……? 赤く……汚れた……」
龍田「うふふ、提督。これ、なーんだ?」 ずるっ……
私「なっ……!? えっ……!?」
龍田「ひっくり返った両眼、だらりと垂れた舌、黄色い髪……」
ぽいっ ごんっ
ごろっ……
私「あ……あ……」
伊8の首「…………」
私「ああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああッッッ!?」 -
16 : 2013/11/11(月) 18:25:38.31 -
電「第四海域の報酬は、没収なのです!」
私「なんで……!? どうして……!? こんな、酷いこと……!」
龍田「ほら、提督~。大好きなはっちゃんですよ~。ちゅー」 ぐいっ
私「んぐっ……!? ごぼっ……!?」
伊8の首「…………」 ぐちゅっ……
私「や、やめ……! 息が……! んぐ……!?」 じたばた
不知火「くっ……。提督、暴れないでください」
天龍「おい龍田。提督が窒息死しちまうぞ」
龍田「あら~。ごめんなさい~。気が付かなかったわ~」 すっ
私「ぷはっ! はあ……! はあ……!」
-
18 : 2013/11/11(月) 18:26:49.38 -
電「……こっちのバケツには、伊8さんのミンチが入ってるのです」
ドンッ
私「!? うっ……!? に、においが……」
不知火「……提督、ほら。たくさん食べてください」
ぐちゃっ!(ミンチ入りのバケツに頭を突っ込む)
私「ごっ!? ごぼぼぼぼっ! ごがっ! ごぐ……!」 ばたばた
ぐちゃっ……(バケツから出す)
私「ごほっ……! ごほっ……!」
不知火「……提督、全然食べてないじゃないですか」
ぐちゃぁ(左手でミンチをすくう)
不知火「ほら、ちゃんと食べて」 ぐちゅっ
私「ごがっ……!? ごっ……!?」 ぎゅむっ
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19 : 2013/11/11(月) 18:27:55.57 -
不知火「喉の奥まで突っ込みますよ」
ごぎゅっ……
私「ぐえっ……!」 ごくっ
不知火「……ちゃんと喉を通ったみたいですね」 ずぽっ
私「うえっ……。…………。うっ……!」
げろげろげろ……
天龍「うわっ。せっかく食べたのに全部吐いちまった。きったねー」
私「げぼっ……。うげぇ……」 ぴちゃっ
不知火「……不知火の手に、ゲロが付いた」
ごむっ!(腹パン)
私「ごぼっ……!?」
不知火「提督の軍服で……拭かせてもらいますね……」 ごりごりっ
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21 : 2013/11/11(月) 18:28:48.32 -
私「ごぐっ……!? ぐっ……!」 ぎゅっ……
私「……ああああああああああああああああああああッ!」
ごんっ!(不知火を殴る)
不知火「ごぷっ!?」
龍田「あっ……」
私「はあ……はあ……!」
私「殺してやる……! 全員……!」
不知火「…………」
不知火「よくも……不知火の顔を……殴ったな……」 ぶつぶつ
私「ああああああああああああああああああッ!」 だっ
不知火「っ……!」 がしっ!
私「ごぐっ……!? く、首を掴まれ……!?」
不知火「殺す……!」 ぎりっ……!
私「っ……! …………! …………!」 じたばた
天龍「ヤバイ! 不知火のやつ……ブチ切れてるぞ!」
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22 : 2013/11/11(月) 18:30:14.44 -
私「かっ……! こっ……!」
不知火「このまま首の骨を……!」 ミシミシッ!
私「きゅっ」 ガクッ
ブクブクブク……
天龍「おい! 提督が口から泡吐いてるぞ!」
不知火「…………」 ぱっ
どさっ
私「…………」 ピクピク……
電「はわわ! 提督、死んじゃったのです!?」
龍田「んー……大丈夫、気を失ってるだけみたい」
天龍「じゃあ電、例のアレで提督を起こしてやってくれ」
電「了解なのです! 電気ショック~!(スタンガン)」
バチィッ!
私「ぎゃっ!?」 ビクンッ!
龍田「良かった~。提督が目を覚ましたわ~」
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23 : 2013/11/11(月) 18:31:32.48 -
私「あ……」
龍田「?」
私「あなた達は……!」 ぽろっ
私「一体……! 私に……どうして欲しいのよ……!」
天龍「…………」
天龍「そんなの……決まってるじゃねーか」
私「……?」
天龍「龍田、電、不知火。提督を……押さえててくれ」
龍田「了解よ~」 がしっ! がんっ!(床に押さえつける)
私「がっ……!?」
天龍「私達が味わった轟沈の苦しみを……
提督にも……味わってもらうんだよ……」スチャッ(剣を構える)
私「なっ……!?」
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24 : 2013/11/11(月) 18:32:38.25 -
天龍「俺の剣ももう、ボロボロに刃こぼれしてっからさー、
ノコギリみてーにギコギコ引かないと斬れねーだろうなー」天龍「提督の……首……」 ピタッ(首に刃を押し当てる)
私「っ……!」 ひやっ
龍田「提督~? 今、どんな気持ちですか~?」
私「ひっ……。あ……。や、やめて……。そんなことしたら……
わ、私、死んじゃう……。はっ……。はっ……!」電「……あの出撃のとき、私達も……同じことを思ったのです」
私「っ……!」
不知火「それでも提督は、私達を第四海域に出撃させ……」
龍田「その結果……やっぱり私達は轟沈してしまった」
私「う、うううぅぅぅぅ……!」 ぽたっ
天龍「知ってもらうぜ……。提督にも私達の……最期を……」 ぎゅっ
私「っ……! や、やめっ———!」
……ゴリッ!
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26 : 2013/11/11(月) 18:33:47.70 -
私「いやあああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああッッッ!」龍田「うわ~。喉の奥から響くような、大っきな声~」
私「うわああああああああッ! ああああああああッ!」 ばたばたっ
電「くっ……! あ、暴れちゃダメなのです提督!」
私「く、首の……! 後ろから……! 温かい……液体が……!」
どろっ……
天龍「さすがに……! こんなナマクラじゃ全然斬れねーな……!」
ギコ、ギコ、ギコ……
私「かびゅ……! ごこぽ……!」 ごぽっ
かぴゅー、かぴゅー
不知火「……首の断面から、呼吸が漏れてますね」
天龍「よし……このまま一気に提督の首を切り落とすぞ!」
ガリガリガリッ!
私「ぽゅ」 ぐりんっ!
電「あっ! 提督の首が勢い余って一回転しちゃったのです!」
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27 : 2013/11/11(月) 18:35:13.37 -
私「…………」 ビクンッ! ビクンッ!
天龍「首の骨がねじ切れちゃったみてーだし、支えが無いから
斬りづらくなっちまったな……。誰か提督の頭押さえててくれ」龍田「私が押さえるわ~」 がしっ
天龍「よし……。よっ。ほっ」 ガリガリ、ガリガリ
不知火「……後は引き千切れば良いでしょう」 ブチッ
私の首「…………」 ごろんっ……
天龍「よし! これで俺達も心残りなく成仏できるな!」
電「提督の首は伊8さんの首と一緒に、机の上に置いとくのです」
トンッ トンッ
龍田「それじゃ、みんな逝きましょう~」
ガチャッ(入り口の扉を開ける)
不知火「さようなら……提督」
バタンッ
私の首「…………」
伊8の首「…………」
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31 : 2013/11/11(月) 18:36:44.87 -
(1時間後)
電(本物)「提督ー? まだ作戦の報告書を書いてるのですかー?」
ガチャッ
私の首「…………」
伊8の首「…………」
電(本物)「っ……!? い、いやああああああああああああッ!」
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32 : 2013/11/11(月) 18:37:51.43 -
同様の事件が多発していた。
ある提督は首を切り落とされ、
ある提督は心臓をくり抜かれていた。噂では、鎮守府内にも関わらず
溺死体で発見された提督すら居るらしい。殺害方法に違いがあれど、襲われた提督には
全員、1つだけ共通する事柄があった。第四海域突破に……捨て艦戦法を用いたこと。
もし、仮に、提督達を襲った犯人が
アイアンボトム・サウンドに眠る艦達だったとして、
それは……復讐以外の何物でもないだろう。忌わしき戦略として、捨て艦戦法には提督達から批判が多く、
捨て艦戦法を行った提督はその事実を隠してしまうため
事件を未然に防ぐ事が難しい現状となっている。誰にも打ち明けられない恐怖。
いつ襲われるか分からない恐怖。「ていとく……」
ぺちゃり、と、湿った足音がいくつも近づいてくる。
まるで海の底から這い上がってきたかのように、ずぶ濡れの格好で。「あなたにも……同じ痛みを……」
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33 : 2013/11/11(月) 18:38:26.36 - おわり♪
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