長門「……終わった……のか」


1 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:51:00.65 ID:OuzM0zrE0
?艦これss
?戦後のストーリー
?キャラ崩壊有り
?週に一度は更新有り

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424875860


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424875860/


2 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:52:45.76 ID:OuzM0zrE0
長門「…………」

長門「ぅ……ぁ……あ……」

長門「あ"あ"ああ"あああぁぁぁ」

長門「あ"あ"ああ"あああぁぁ」

鳳翔「……長門さん」

長門「……はぁ、はぁ」

鳳翔「……長門さん」


3 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:53:25.24 ID:OuzM0zrE0
長門「鳳……翔……」

鳳翔「あなたは……よく、やりました」

長門「……仲間……もう」

鳳翔「あなたのせいではない……ですよ」

長門「…………無理だ」

鳳翔「大丈夫…ですよ。だって……もう」

長門「なぁ鳳翔」


4 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:54:09.14 ID:OuzM0zrE0
鳳翔「はい」

長門「……私には守れなかったものがたくさんあるんだ」

鳳翔「……はい」

長門「私はどうすればいいんだ?」

鳳翔「……わかりません」

長門「なぁ」

鳳翔「…………」


5 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:54:49.53 ID:OuzM0zrE0
長門「私は!!」

長門「どうすればいいんだ!!」

鳳翔「…………」

長門「あ、あぁ、……すまない。鳳翔」

鳳翔「……これから一緒に」

長門「…………」

鳳翔「考えて行きましょう」

長門「すまない……鳳翔」


6 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:55:39.41 ID:OuzM0zrE0
榛名「……お姉様」

榛名「……やりましたよ」

榛名「終わったんですよ」

榛名「あははは、もう誰も沈まないんですよ!!」

榛名「あははは」

榛名「あはははははは」


7 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:56:17.46 ID:OuzM0zrE0
榛名「……お姉様」

榛名「…………」

榛名「…………」

榛名「ヴァルハラってところで見てますか?」

榛名「……はい。そうですか」

榛名「私もいずれ」


8 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:57:26.92 ID:OuzM0zrE0
#
伊勢「ねぇ日向」

日向「……なんだ?」

伊勢「どうなるんだろうね?」

日向「さぁな」

伊勢「これから私達がどうなるか興味ないの?」

日向「ないな」

伊勢「……そっか」

日向「どんな事だろうが私達に抗う術は無いさ」


9 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:58:27.92 ID:OuzM0zrE0
伊勢「解体……だよね」

日向「あるいは……いや」

伊勢「人間?」

日向「なってたまるものか」

伊勢「そう?人間のように食べ物を食べたりしたいな」

日向「……私達には鋼材や燃料がお似合いだ」

伊勢「鋼材を甘味に見たてたやつは笑えたよね」

日向「あれは……美味しかった」


10 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:59:22.71 ID:OuzM0zrE0
#
隼鷹「……不味ぃ」

隼鷹「…………」

北上「…………」

隼鷹「……なんだよ?」

北上「……もらうよ」

隼鷹「……ん」

北上「酒に見たてた燃料……ってやつだよね」

隼鷹「あぁ、何時もは美味いんだよ」

北上「…ん、本当だ。不味い」


11 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/25(水) 23:59:58.56 ID:OuzM0zrE0
隼鷹「飲んだことないくせにな」

北上「そうだねぇ」

隼鷹「……ふぅ」

北上「…………」

隼鷹「こりゃあ飲めたもんじゃねーな」

北上「珍しいねぇ、隼鷹」

隼鷹「何がだよ?」

北上「隼鷹がそれを不味いなんて言う日が来るとは」

隼鷹「本当だよ。こんな日が来るとはな」


12 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 00:01:11.14 ID:aGHxdbb00
#
潮「……みんな」

雪風「……雪風達は……どうして……」

響「雪風」

雪風「…………」

響「……それ以上は」

雪風「…………」

潮「あっ!」


13 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 00:01:51.24 ID:aGHxdbb00
響「潮!!」

潮「あ、あはは。……ごめんね?響ちゃん。足に力が入らなかった」

響「……もう大丈夫だ。もう終わったんだ」

雪風「……もう終わったんですよね。何もかも」

潮「……みんなに」

潮「みんなに会いたいなぁ」

響「っ……」


14 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 00:02:36.30 ID:aGHxdbb00
雪風「……雪風は」

雪風「戦いが終わった後やりたいことがあったんでした」

響「……やりたいこと……か」

雪風「お姉ちゃん達とピクニックに行ったり。駄菓子屋でお菓子買ったり」

潮「それなら私も」

響「私だってたくさんある」

潮「私はお勉強したいな」


15 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 00:03:35.70 ID:aGHxdbb00
響「勉強?」

潮「……うん。どうして空はこんなにも青いんだろ?どうして花は咲くのだろ?」

雪風「響ちゃんは?」

響「……海で泳ぎたい」

雪風「またですか?」

響「水の上は……もういいんだ。この海の中を自由に」

潮「ゴーヤちゃんに教えてもらわなきゃ……だね?」

響「……そうだね」


16 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 00:04:34.51 ID:aGHxdbb00
#
青葉「……これからどうなるか、決まったみたいですよ」

大淀「大本営から連絡をもらいました」

利根「……やっとじゃな」

大淀「はい」

利根「っ!!大淀!!お主……それは……」

大淀「あ、これですか。車椅子ですよ」

利根「治らんかったのか!?」

大淀「転覆してましたからね」


17 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 00:05:10.80 ID:aGHxdbb00
青葉「天城さんも、なんです」

利根「なんと!!」

大淀「私のことはいいですから」

利根「じゃが……」

大淀「私達全員のこれからのことが重要ですから」

利根「そ、そうじゃったな」

青葉「端的に言うと、人間になるみたいです」

利根「に、人間……じゃと?」


18 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 00:05:55.48 ID:aGHxdbb00
大淀「はい。艤装とのリンクを切るそうです」

利根「そんな事が」

青葉「出来るらしいですよ。大本営は隠してましたけど」

利根「じゃがこの身体は人間とか……」

大淀「妖精さん、艤装、身体、それに私達の魂のリンクによって艦娘は構成されています」

青葉「その艤装と妖精さんのリンクを切ればなんと人間と同じ、だそうです」

利根「………」

大淀「では伝えましたから。明日集合がかかると思います」

利根「……わかった」


19 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 00:08:08.39 ID:aGHxdbb00
明日また更新します

まだプロローグ的なのは終わってません
本編は日常ものになる予定です


24 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 21:08:48.71 ID:aGHxdbb00
#
呂500「ねぇでっち、帰ろ?」

伊58「…………」

呂500「風邪……引いちゃうよ?」

伊58「……ゴーヤ達は……艦娘は風邪なんてひかないでち」

呂500「そう……だよね」

伊58「…………」

呂500「でっちも聞いたでしょ?人間になるって」


25 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 21:09:23.26 ID:aGHxdbb00
伊58「…………」

呂500「だから、ね?これからはそういうことも気をつけなきゃだよ?」

伊58「もう……1人にして」

呂500「………ごめんなさい」

伊58「…………」

呂500「でも……さ?もう終わったんだよ?」

伊58「ろーちゃんにはわかんないよ!!!」


26 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 21:09:58.02 ID:aGHxdbb00
呂500「っ、そ、そうだよね。戦ってなかったから」

伊58「ご、ごめんなさい。ゴーヤどうかしてたみたい」

呂500「悪いのはでっち……ゴーヤじゃないよ」

伊58「ごめんなさい」

呂500「ねぇ」

呂500「もう帰ろ?」

伊58「……うん」

呂500「Danke!……ありがとね」


27 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 21:50:31.80 ID:aGHxdbb00
#
高雄「聞いた?」

妙高「えぇ」

高雄「……そう」

妙高「…………」

高雄「…………」

妙高「……思った通りにはいかないものね」

高雄「え、あぁそうね」


28 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 21:51:01.51 ID:aGHxdbb00
妙高「あの子達を生き残らせてあげたかった」

高雄「…………」

妙高「…………」

高雄「……摩耶なんかね、あんなんでも可愛い服の雑誌とか集めてたのよ」

妙高「以外ね」

高雄「今ならそんな服を着ることも夢ではなくなるのに」

妙高「……そうね」


29 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 21:51:36.52 ID:aGHxdbb00
高雄「……えぇ」

妙高「前、私の提督だった人がよく言っていたわ」

妙高「何をもって戦っている?」

高雄「そんなの……」

妙高「意味なんて私達が考える必要なんてない」

高雄「…………」

妙高「これからどうしましょうね?」


30 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 21:52:05.70 ID:aGHxdbb00
高雄「考えられないわね」

妙高「とりあえず生きてみます」

高雄「……そうね」

妙高「……なんだか疲れたわ」

高雄「残ったみんな、心配だわ」

妙高「……早く戻りましょうか」

高雄「えぇ」


31 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:11:41.51 ID:aGHxdbb00
#
龍鳳「おかえりなさい」

伊58「……ごめんなさい」

龍鳳「ゴーヤさん、おかえりなさい」

伊58「た、ただいま……でち」

龍鳳「はい。ろーさんもおかえりなさい」

呂500「ただいま!」

龍鳳「二人ともお腹空いてない?」


32 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:12:13.25 ID:aGHxdbb00
呂500「空いてる!」

龍鳳「カレー作っておきましたよ?……まぁ燃料と鋼材ですけど」

呂500「もうこれも食べ納め?ってやつだよねぇ?」

龍鳳「えぇ、今度は本物を作りますからね?……はい、どうぞ」

呂500「いっただきまーす!」

伊58「………いただきます」

呂500「うん!美味しい!!」


33 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:12:51.15 ID:aGHxdbb00
伊58「…………」

龍鳳「味、変でした?」

伊58「……美味しい。美味しいよぉ。うっぅ、美味しいよぉ」

伊58「ぅっう、うわぁ"ぁぁん、大鯨ぇぇー!!」

龍鳳「あらあら、今は龍鳳ですよ?ゴーヤさん。よしよし」

呂500「……ゴーヤ」


34 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:13:58.80 ID:aGHxdbb00
#
大淀「……集まりましたか」

青葉「全員集まりましたね」

大淀「スピーカーを」

青葉「はい」

大淀「みなさん、大本営からの連絡です」

隼鷹「大淀、天城はどうした?」

青葉「天城さんはもう先に行いました。なのでこの場にはいません」

大淀「もう知ってはいると思いますが私達は人間になるんです」

大淀「その後の説明をします」


35 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:14:31.46 ID:aGHxdbb00
北上「その……後?」

青葉「はい、どう暮らすか……です」

大淀「駆逐艦、軽巡洋艦、潜水艦は軍の施設でくらすか普通に暮らすかの選択です。駆逐艦は駆逐艦1人に対して保護者として大人が1人必要です。軽巡洋艦、潜水艦は保護者が1人で何人でも可能です。この場合大人は重巡洋艦以上となります」

大淀「そして駆逐艦は中学校に、軽巡洋艦、潜水艦は高校へ。重巡洋艦以上は大学か就職を選択できます」

大淀「生活に必要な資金などは全て軍の方かは出されます。学校や就職などは軍の援助により自由に選べます。軍への就職の場合は特別待遇とされます」

大淀「住所、電話番号など、個人情報は全て軍が管理することになります」

大淀「最後に、自分が艦娘だったことは絶対に明かしていけません。情報漏洩の可能性がありますので」

大淀「以上です」


36 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:29:15.50 ID:aGHxdbb00
#
鳳翔「長門さんどうします?」

長門「……鳳翔、お前と共に行くよ」

鳳翔「田舎でのんびり暮らし」

鳳翔「畑を耕して」

鳳翔「できた作物で小さな食堂を経営」

鳳翔「……海の無い場所で」

長門「………それもいいかもな」

鳳翔「えぇ」

長門「……そうだな。酒勾も連れて行こう」

鳳翔「はい」


37 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:29:56.29 ID:aGHxdbb00
#
榛名「響ちゃん、潮ちゃん、雪風ちゃん?……来ませんか?」

響「だが1人だろう」

潮「誰か……だと」

雪風「どうやって決めます?」

榛名「え、と榛名はあの、構いませんよ?」

高雄「私もいいわよ?」

青葉「天城さんも来て欲しいって言ってましたよ?」

榛名「よかった!これで三人とも大丈夫ですよ!」

青葉「それで誰が誰のところいきます?」


38 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:30:44.89 ID:aGHxdbb00
#
隼鷹「どうすんだ?」

北上「さぁ、どうしようねぇ」

隼鷹「来るか?面倒は見んけど」

北上「どこで暮らすの?」

隼鷹「なんかさぁ、神社建てるんだって」

北上「神社?」

隼鷹「そ、艦娘が祀られた」


39 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:31:14.11 ID:aGHxdbb00
北上「……へぇ」

隼鷹「あたし神主な」

北上「へ?なんで?」

隼鷹「艦娘だからじゃね?頼まれたから了承したんだ」

北上「へぇ」

隼鷹「来る?いや、来てよ。神社で1人とか怖いからさぁ」

北上「まぁいいよぉ。施設なんてやだし」


40 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:32:16.14 ID:aGHxdbb00
#
青葉「大淀さんが高校いくんですか?」

大淀「何笑ってるんですか」

青葉「いや、だって似合わないじゃないですか〜」

大淀「だいたいこの服装自体制服みたいなものじゃないですか」

青葉「あぁ〜、確かに」

大淀「でも多分行きませんよ」

青葉「え?」

大淀「だってこの身体ですし」


41 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:32:45.52 ID:aGHxdbb00
青葉「……大丈夫ですよ」

大淀「どうでしょうね?青葉さんはどうするんですか?」

青葉「青葉は旅に出ますね!!」

大淀「旅!?」

青葉「世界中をこの目で見て回るんですよ!!あ、写真なら送りますからね?」

大淀「そ、そうですか」

青葉「お金も軍というか国が保証してるんなら大丈夫でしょうし」


42 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:33:28.50 ID:aGHxdbb00
#
伊勢「大学かぁ、絶対行きたいね!!」

日向「そうか」

伊勢「日向は?」

日向「伊勢についていこう」

伊勢「なら決まりだね」

日向「……あぁ」


43 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:34:03.80 ID:aGHxdbb00
伊勢「どこに住む?やっぱり東京?」

日向「特に無いな」

伊勢「それとも神戸?」

日向「ふむ、神戸か。最上の妹が何か言っていたな」

伊勢「じゃぁ神戸にする?」

日向「私は伊勢についていくよ」


44 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:34:46.52 ID:aGHxdbb00
#
利根「大淀よ」

大淀「あぁ利根さん」

利根「お主は施設か?」

大淀「この身体ですし迷惑はかけられませんからね」

利根「なら我輩のところへ来るがいいぞ」

大淀「利根さんのところ……ですか?」

利根「我輩は軍へ入ろうと思っておる」


45 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:35:26.22 ID:aGHxdbb00
利根「この戦後のゴタゴタを人間だけには任せておけん」

大淀「……そうですか」

利根「お主もそうするつもりじゃったろ?」

大淀「な、何でですか?」

利根「そうやつじゃからな、大淀は。お主は学校とやらへ行くといい。そして我輩の元へ」

大淀「か、考えさせて下さい」

利根「もちろんじゃ」ニコッ


46 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 22:38:21.20 ID:aGHxdbb00
明日更新できるかは分かりません
これでプロローグ的なのは終わりにしようと思います
次からは日常ものになります

あと私の前作というか別作品の艦これssとか興味ある人います?


49 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/26(木) 23:31:11.68 ID:aGHxdbb00
だいぶ雰囲気違いますが
提督「ロリコンだと?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1401460611/l30
提督「もう…5年経つのか」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1401714620/l30
阿賀野型と!!
http://sstokosokuho.com/ss/read/337

53 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/27(金) 23:30:03.84 ID:0GjtXzrp0
これからは艦娘達が人間になり別々に暮らし始めたというところから始まります

54 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/27(金) 23:30:42.41 ID:0GjtXzrp0
#田舎
鳳翔「ただいま」

長門「……あぁ、遅かったな」

鳳翔「挨拶回りと行っても一軒一軒がかなり距離があって」

鳳翔「酒勾ちゃんは戻りました?」

長門「まだ帰ってきてないな」

鳳翔「高校に行くのに電車で1時間なんてすごいですよね」

長門「あぁ」

鳳翔「あ、そうです。今から夕食を作るんで、お風呂淹れるの頼んでいいですか?」

長門「わかった」


55 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/27(金) 23:31:49.28 ID:0GjtXzrp0
酒勾「たっだいまー!!あ、いい匂いがする!!」

鳳翔「おかえりなさい。どうでした?」

酒勾「んーと、めちゃくちゃ楽しかった!!やっぱり電車っていいねぇ!!」

鳳翔「これから毎日になったら大変よ?」

酒勾「大丈夫だよ。だって学校も楽しみだし!!」

鳳翔「ふふっ、それは良かったわ」

酒勾「あとね!高校があるとこはここより建物も多かったよ!」

鳳翔「ここらは建物ものなんて民家くらいよね」


56 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/27(金) 23:32:27.53 ID:0GjtXzrp0
酒勾「長門ちゃーん」

酒勾「見て見て!!」

長門「……草?どうするんだ?」

酒勾「食べられるんだって!」

長門「ふむ、雑草のように見えるが」

酒勾「山菜?って言うんだって。隣りのお婆ちゃんに帰りに貰ったの」

長門「このまま食べるのか?」

酒勾「天ぷらにすると美味しいんだって!隣りのお婆ちゃんが言ってた」

長門「じゃぁ晩御飯に作ってもらおうか」

酒勾「うん!!」


57 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 00:24:08.29 ID:EGeYxVMp0
人間になった後、別々に暮らすというところから始まります

58 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 00:25:06.14 ID:EGeYxVMp0
てす

59 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 00:26:53.15 ID:EGeYxVMp0
てす

60 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 00:30:49.84 ID:EGeYxVMp0
てす

61 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 00:31:19.43 ID:EGeYxVMp0
てす

63 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 00:34:50.89 ID:EGeYxVMp0
すいません
パソコンの調子が悪くて書き込んだのに書き込めてなくて
でも実は書き込めてたみたいな感じになりまし
>>57降は無視でお願いします

64 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 00:40:29.39 ID:EGeYxVMp0
鳳翔達の場所の設定です
のんのんびよりのもう少し世帯が多い感じです。
小中学校はあるけど高校はないところです
家は和式の少し大き目で裏には畑があります
少し大き目なのは一階の半分を小さな居酒屋みたいな感じにできるようにです

67 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 17:16:24.35 ID:EGeYxVMp0
#山の上の神社
北上「はぁ、はぁ。えらい」

隼鷹「あぁ買い物ご苦労様ー」

北上「この家?てか神社だっけ?すごい豪邸で旧家って感じだけど」

北上「そこの階段キツイ!!」

隼鷹「まぁここって山の上だしね」

北上「毎日登り降りとかさすがの北上様でも死ぬよ?」

隼鷹「これから登下校と頑張ってねー」

北上「あと2人でこの広さとか怖過ぎるよ」

隼鷹「来てくれなかったはあたし1人だったしね」

北上「だね〜。あ、適当にコンビニで買ってきたから選んで」


68 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 17:17:47.44 ID:EGeYxVMp0
隼鷹「んー、牛丼でいっか。ビールもあるし」

北上「あーその前に、お風呂入りたーい」

隼鷹「淹れてきなー」

北上「淹れてきてよー」

隼鷹「……当番決めるか」

北上「じゃぁ買い物の当番もねー?」

隼鷹「学校帰り頼むよ」

北上「じゃぁ料理以外はやってよ」

隼鷹「っく、卑怯だぞ」

北上「ということでお風呂お願ーい」


69 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 17:18:30.25 ID:EGeYxVMp0
三十分前

北上「さぁ、ご飯を作ろうよ」

隼鷹「あたし料理無理だぞ」

北上「私も」

隼鷹「……」

北上「……」

隼鷹「ほ、ほらさ?インターネット?だっけ?調べたら?」

北上「なるほど!どうぞ」

隼鷹「とりあえず今日は2人でやろ?な?」

北上「そ、そだね」


70 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 17:19:15.89 ID:EGeYxVMp0
北上「じゃぁ米洗ってー」

隼鷹「うぃー」

北上「えーと、大根を切る……ね。んっと、……全然切れないんだけど」

隼鷹「うわっ!めっちゃ泡立つ」

北上「そんな泡立つの!?」

隼鷹「石鹸入れたのが不味かったか」

北上「え!?」

隼鷹「やっぱりおかしかったか」

北上「そりゃぁ洗うんだから入れるよ」

隼鷹「だ、だよな?」


71 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 17:20:14.45 ID:EGeYxVMp0
北上「か、完成?」

隼鷹「か、完成だな……」

北上「食べなよ?」

隼鷹「いやぁどうぞどうぞ」

北上「…………」

隼鷹「…………」

北上「じゃんけん!!」

隼鷹「ぽん!!」

北上「うっ!あぁーー!!」

隼鷹「しゃぁ!!」

北上「……コンビニ行ってくる」

隼鷹「いってらっさーい」


72 : ◆GJolKKvjNA 2015/02/28(土) 17:26:20.80 ID:EGeYxVMp0
北上宅設定

艦娘が祀られている神社
山の上であり階段が急で多い
場所は京都(舞鶴)
国民には艦娘自体認知度が無いためこの神社も認知度はない
海軍が艦娘の慰霊碑を立てるために作られた
一般人にはただ神社と思われている


73 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/28(土) 18:45:30.09 ID:Kt8Pf2rTo
乙!
>>67北上の最初のセリフの「えらい」って方言?
どっかの方言では「えらい」を疲れた的な意味合いで使うとは聞いたことあるけど

75 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/01(日) 00:25:21.26 ID:4fka1R3i0
#軍病院

響「軍医はなんて言ってたんだい?」

天城「ぇと、もう普通には歩けないって……あはは」

響「……そうか」

天城「あっ!でも少しは良くなるかもって!立ったりするくらい」

響「さ、帰ろう。車椅子押してくよ」

天城「帰りはお買い物して帰りましょ?今日はカレーにしましょ?」

響「カレーなら私も手伝おう」


76 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/01(日) 00:25:52.28 ID:4fka1R3i0
天城「2人でお料理ね。楽しみ」

響「……天城はどうして引き取ってくれたんだい?」

天城「……それはね、私のためなの」

響「天城の……?」

天城「うん、ほら、こんな身体だし、これからずっと独りなんて寂しいし……」

響「……スパスィーバ」

天城「あら、ロシア語?」


77 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/01(日) 00:26:31.83 ID:4fka1R3i0
響「あぁ」

天城「どういう意味なのかしら?」

響「ありがとう」

天城「そう、ふふっ、こちらこそスパスィーバ」

響「明日は私がボルシチでも作ろう」

天城「ハラショー……あってるかな?」

響「ふふっ、あってるよ」


78 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/01(日) 00:30:25.59 ID:4fka1R3i0
天城宅設定
場所は横須賀
一階建ての一軒家
天城が軍の病院に通うため横須賀

79 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/01(日) 00:32:42.70 ID:4fka1R3i0
>>7374
えらい が方言だと忘れてました
えらい は 疲れた の意味であってます
ちなみに私は東海です

81 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/02(月) 22:30:37.92 ID:0elEBKur0
#
雪風「学校ってどんなところなんですか!?」

榛名「ふふっ、お勉強してお友達を作るところよ?」

雪風「お勉強!!楽しみです!!お友達も……出来るかな」

榛名「雪風ちゃんならきっとすぐ……ね?」

雪風「学校〜学校〜。あー楽しみで寝られませんー!!」

榛名「うふふ、明日も早いからもう寝ましょ?響ちゃん達に置いてかれちゃうよ?」

雪風「むむ、それは困ります!」


82 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/02(月) 22:31:06.51 ID:0elEBKur0
榛名「さぁ、電気消すね?」

雪風「……榛名さんの布団で寝てもいいですか?」

榛名「もちろん、いらっしゃい?」

雪風「はい!!」ギュ

榛名「ふふっ、おやすみなさい」

雪風「……急に眠たくなっちゃいましたぁ」

榛名「……よしよし」


83 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/02(月) 22:31:37.53 ID:0elEBKur0
雪風「………」

榛名「………」

雪風「………」スー スー

榛名「はしゃぎ疲れちゃったのかしらね……」

雪風「………ん……」

榛名「…………」

雪風「……お……ねぇ……ちゃ」

榛名「もう……大丈夫よ」ギュ


84 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/02(月) 22:32:30.26 ID:0elEBKur0
#朝
潮「……響ちゃん遅いね?」

雪風「ですね。8時30分までに行かなきゃですよね?」

潮「うん。えーと、今は8時3分……間に合うのかな」

雪風「あ!!来ました来ました!!」

響「……ズドラーストヴィ」

潮「ち、遅刻しちゃうよ!!」

響「……すまない。朝は弱いんだ」

雪風「走りますよ!!」

響「……ま、待ってくれ」


85 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/02(月) 22:35:21.43 ID:0elEBKur0
榛名宅設定
マンション
天城宅 高雄宅 榛名宅 は横須賀です
家同士は結構近めです
歩きで20分くらいの距離です

87 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/06(金) 00:16:29.72 ID:DEdECsnQ0
#
隼鷹「あーだりぃ。巫女でも雇って掃除やらせよっかなー」

隼鷹「掃いても掃いても落ち葉がねぇ………」

女「大変ですね?」

隼鷹「本当だよ。面倒さいんだよなぁ……って誰だ?」

女「えーと、この神社に参拝に来た者です」

隼鷹「あ、すいません。参拝客なんて来たことなかったので神社って忘れてましたよ、あはは」

女「えと、神主さんですか?」

隼鷹「一応……神主ですね」

女「あ、じゃぁあなたが……」

隼鷹「はい?」

女「いえいえ、あ、参拝してもいいですかね?」

隼鷹「あぁお願いします」


88 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/06(金) 00:18:22.56 ID:DEdECsnQ0
女「ありがとうございました」

隼鷹「いぇ、ところでどうしてまたこんなところへ?」

女「知り合いに聞きまして、何でも私達を守ってくれた海神様が眠ってるとか」

隼鷹「へぇ、そうなんですか」

女「あ、これどうぞお納め下さい」

隼鷹「これは……お酒ですか。わざわざありがとうございます。御供えさせてもらいます」

女「いえ、ではまた来ますね?」

隼鷹「お気をつけて」ペコッ

隼鷹「…………」

隼鷹「にしてもすげー綺麗人だなぁ」


89 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/06(金) 00:19:59.07 ID:DEdECsnQ0
誤字
>>88
隼鷹「にしてもすげー綺麗人だなぁ」

隼鷹「にしてもすげー綺麗な人だったなぁ」


90 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/08(日) 00:59:28.84 ID:QjYemo130
#
呂500「たっだいまー!!龍鳳ー、お腹空いたよー」

伊58「ただいまでち」

龍鳳「二人ともおかえりなさい。オヤツありますけど、手洗ってからです」

呂500「はーい」

龍鳳「どうでした?学校は?」

伊58「凄かったよ。まるで本とかの世界に入ったみたいでち」

龍鳳「ふふっ、それは良かったです。お友達はできました?」

伊58「んー、わかない。友達作ったことないし、人間だしまだわかんないよ」

呂500「えー、ローちゃん友達じゃなかったの!?」


91 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/08(日) 01:00:08.23 ID:QjYemo130
伊58「家族でち」

龍鳳「……うん、そうですね」

呂500「……でっち」

伊58「だからゴーヤでち!!台無しだよ!!」

龍鳳「うふふっ」

呂500「ゴーヤって食べ物でしょ?」

伊58「ゴーヤはゴーヤの名前でち!!」

呂500「ゴーヤはゴーヤ?……日本語って難しいねー」

伊58「十分喋ってるよ!!」


92 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/08(日) 01:04:38.16 ID:QjYemo130
龍鳳宅設定
場所は種子島
一階建て 小さな畑有り

龍鳳は他元艦娘とは関係が疎遠になる


93 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/08(日) 15:04:52.69 ID:QjYemo130
#朝
北上「……うぃーす」

大淀「あら、おはようございます。どうしたんですか?」

北上「いやぁ、同じ学校だし一緒に行こっかなって」

大淀「あ、そうでしたね。わざわざ家まで来てくれるなんて、ありがとうございます。では行きましょうか」

北上「んー、車椅子押してくよ」

大淀「え、そんな悪いですよ」

北上「いいって、いいって」


94 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/08(日) 15:05:22.65 ID:QjYemo130
大淀「そ、そうですか。ではお願いします」

北上「んー」

大淀「北上さんって優しいですね」

北上「なんでさー」

大淀「んー、そんな感じがしますね」

北上「……そうでもないよ。誰かといないと寂しいからね……」

大淀「それでも……ですよ?」


95 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/08(日) 15:06:06.31 ID:QjYemo130
北上「そういえばさぁ、昨日米炊いたんだけどさぁ」

大淀「えぇ」

北上「なんかビチョビチョで石鹸の味がして食えたもんじゃなかったよー」

大淀「石鹸!?何か入れたんですか!?」

北上「いやぁ?普通に石鹸で洗って水入れてスイッチ押しただけなのに」

大淀「石鹸で洗ったんですか!?」

北上「えー?そうだけど?」


96 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/08(日) 15:06:36.33 ID:QjYemo130
大淀「………洗うのは水だけでいいんですよ?」

北上「水だけじゃ汚いじゃん?」

大淀「汚くないですよ!!」

北上「そ、そうですか」

大淀「北上さん!!」

北上「ん?」

大淀「学校終わったら用事ありますか!?」


97 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/08(日) 15:07:10.26 ID:QjYemo130
北上「んー、無いよ」

大淀「ではうちに来て下さい」

北上「いいけどなんでさ?」

大淀「料理……教えます!!」

北上「えー、いいよー。作れなくてもスーパーとかで買うし」

大淀「栄養のバランスが取れません!!ちゃんと自分で作るべきです!!」

北上「そ、そうですか。じゃぁお願いします?」

大淀「えぇ」


98 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/09(月) 00:46:59.32 ID:pUAgK9FR0
利根宅設定
場所は京都(舞鶴)
大淀が軍の病院に通うため
大淀は北上と同じ高校に通う

99 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:43:00.75 ID:m93czgCr0
#
酒匂「ねぇねぇ鳳翔さん鳳翔さん」

鳳翔「どうしたの?」

酒匂「えと、部活って入っていいかな?」

鳳翔「あら、そういうのは気にしないでしたいことをすればいいのよ?」

酒匂「うん!!」

長門「部活か……何をするんだ?」

酒匂「吹奏楽部!!」

長門「ほぅ、それは楽しみだな。家で演奏が聞けるようになるな」

酒匂「ふっふっふ、任せてよ!」


100 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:43:51.97 ID:m93czgCr0
#
鳳翔「長門さんどうですか?注文していた暖簾が届いたんですよ」

長門「居酒屋鳳翔……か懐かしいな」

鳳翔「えぇ、もっともまだ始めるのは先ですけど」

長門「酒の量が少ないからな」

鳳翔「それと私の腕も……ですよ?」

長門「それなら私は味音痴ってことになるな」

鳳翔「味音痴……ですか?」

長門「鳳翔の料理は一級品だと思っていたがそれがまだまだとはな」ははっ

鳳翔「もー、長門さんったら。褒めても何も出ませんよ?」

長門「ふむ、今日の晩御飯は御馳走になりそうだ」

鳳翔「もー、長門さんったら!」


101 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:45:01.28 ID:m93czgCr0
#
空襲跡地

青葉「…………」

カシャ

青葉「…………」

カシャ

女「写真ですか?」

青葉「っ!?」

女「あなたには何が見えているんですか?」

青葉「……どういうことですか?」

女「……沿岸部と内陸とではまるで別世界」

青葉「……どちら様ですか?」


102 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:45:40.44 ID:m93czgCr0
女「…………」

青葉「…………」

女「終わった……って思います?」

青葉「戦争……ですか?」

女「えぇ」

青葉「はい」

女「確かに深海棲艦はいなくなりました」

青葉「…………」


103 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:46:20.49 ID:m93czgCr0
女「ようやく、海域が安全となり外国との輸送パイプも繋がるでしょう」

青葉「……ですね」

女「艦娘技術を持つこの国は持たない他の国に対してどうするのでしょうね」

青葉「艦娘技術……どうしてそのことを?」

女「非公開ですもんね」

青葉「あなは……誰なんですか?」

女「……私の声に聞き覚えは?」

青葉「あいにく人間とは話したことは無かったので」


104 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:46:56.44 ID:m93czgCr0
女「それも知っていますよ。それでも私の声は聞いた事はあるでしょう」

青葉「………」

女「では私は行くところがありますので」

青葉「ま、待ってくださ………」

青葉「行ってしまいましたね」

青葉「…………」

青葉「……軍の関係者ですかね」


105 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:48:36.91 ID:m93czgCr0
利根「おったおった。何しとるんじゃ。遊びに来とるじゃないぞ」

女「海神様じゃないですか。視察ということは知ってますよ?」

利根「我輩も知っておるぞ」

女「何をですか?」

利根「お主がからかってそれを言っておるのをじゃ」

女「みなさんそう言っているじゃないですか」

利根「それは海神教の連中だけじゃ。まぁ良い。それより何しとったんじゃ?」


106 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:49:09.04 ID:m93czgCr0
女「あぁそれは、ライターらしき人がいましたのでお話していたんですよ」

利根「ほぅ、ライターとなぁ」

女「えぇ」

利根「そろそろ戻ろうか?」

女「いぇ、私はこの後、横浜なんですよ」

利根「相変わらず忙しいやつじゃな」

女「まぁ、そうですねぇ」


107 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/10(火) 10:49:45.31 ID:m93czgCr0
海神教(わだつみきょう)

未知の深海棲艦により為す術も無く海を支配された人間達は海神を信仰し、助けを祈るようになった。
その後、艦娘が誕生し海を取り戻し、深海棲艦を絶滅させることに成功した。
戦争時では艦娘は神格化されており、海神様と称され、何人も直接艦娘と関わることは禁じられていた。作戦なども機械などの媒体を通して行われていた。

終戦後は一般人には艦娘の存在は非公開になっているため、軍の発表では深海棲艦は消失となっており、海神様のおかげと考えられ、海神教の勢力は増した。
軍関係者の海神教の間では艦娘が人間となった今でも海神様と信仰する者も多数存在する。
艦娘を祀る神社が建てられたのも海神教の勢力が強いためである。


109 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/13(金) 13:23:52.80 ID:DG2T7vW00
#
伊勢「………」

日向「………」

伊勢「ねぇ日向」

日向「なんだ?」

伊勢「さっき走ろうって言ったよね?」

日向「そういえばそうだな」

伊勢「言ったよ!!」

日向「まぁそうなるな」

伊勢「それで日向が『まぁ大丈夫だ』とか言ったせいで!!!」


110 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/13(金) 13:24:29.36 ID:DG2T7vW00
日向「せいで?」

伊勢「大学転入早々にバスに乗り遅れて遅刻ってどうよ!?」

日向「……そうだな。なかなか素敵じゃないか」

伊勢「どこが!?」

日向「……まぁそうなるな」

伊勢「面倒くさくなったらそれ言うのやめなよ!!」

日向「もう過ぎたことだ、水に流そう。そう、バスのように流そう」

伊勢「…………」

日向「…………」


111 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/13(金) 13:26:30.33 ID:DG2T7vW00
伊勢宅
横須賀
アパート
大学生

113 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/13(金) 16:10:18.88 ID:IZgHHLyb0
>>1投下する時は「saga」だけで充分なのです

114 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/14(土) 11:13:13.55 ID:CnTc6rUc0
#
榛名「あ、もしもし」

伊勢『もしーもし、榛名さん?』

榛名「あ、はい榛名です」

伊勢『どしたのー?』

榛名「えーと、お二人共バイトとかってやってたりします?」

伊勢『私と日向?してないよ。けど、したいよねー』

榛名「あの、それでしたら榛名のお店のバイトってお願いできますか?」

伊勢『え!?榛名さんのお店!?』


115 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/14(土) 11:14:02.19 ID:CnTc6rUc0
榛名「はい、紅茶の喫茶店です」

伊勢『へぇー』

榛名「それでお願いできないでしょうか?」

伊勢『もちろんいいよ!!日向は?あ、日向も大丈夫だって』

榛名「本当ですか!?ありがとうございます!!詳細はまた連絡します!」

伊勢『はーい、こちらこそお願いしまーす』

榛名「では」

伊勢『ほーい』


116 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/14(土) 11:14:54.46 ID:CnTc6rUc0
>>113
了解です

119 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/15(日) 08:21:34.61 ID:gPbePi3v0
#
榛名「メニューはどうします?」

高雄「そうねぇ、飲み物系はともかく食べ物系は種類は少ない方がいいわね」

榛名「あぁ、そうですよね。従業員が榛名達2人ですもんね」

高雄「えぇ、紅茶や珈琲の種類の豊富さを売りに出して……」

榛名「ではあらかじめ作れるサンドイッチとかですかね?」

高雄「そうねぇ、あとは紅茶と一緒に出すクッキーとか、ケーキなんかは飲み物とセットとかもいいわね」

榛名「なるほど、クッキーやケーキなどのお茶菓子類はあらかじめ作っておけますもんね」

高雄「よし、慣れてきたらメニューを増やしましょうね」


120 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/15(日) 08:22:05.47 ID:gPbePi3v0
榛名「はい!」

高雄「そういえば、お姉さん達に報告してきたの?お姉さん達との夢だったんでしょ?」

榛名「……はい。報告はまだ行けてなくて」

高雄「だと思ったわ。はい、これ」

榛名「え」

高雄「新幹線の指定席券よ。新横浜駅から乗ってきなさい。そこまでは車で送ってあげるから」

榛名「で、でも」

高雄「気にしないの。あと2時間後に出発よ。帰りは遅くなると思うから泊まってた方がいいわよ」


121 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/15(日) 08:22:46.27 ID:gPbePi3v0
榛名「え、今から……ですか?」

高雄「すぐ行かなきゃいつになっても行けないわよ」

榛名「……そうですよね」

高雄「……行くのが怖いのよね。私もそうなの」

榛名「……はい」

高雄「何かきっかけが必要だと思うの。私もずっと探してるの」

榛名「………」

高雄「榛名さんはきっかけが出来たんだから行っておいで?」


122 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/15(日) 08:23:21.20 ID:gPbePi3v0
榛名「……どうしてそこまで」

高雄「……今度、私がきっかけを見つけたとき、背中を押して欲しいからよ」

榛名「高雄さん……」

高雄「さ、準備したら行くわよ?」

榛名「あ、ありがとうございます!!あ、雪風ちゃんは……」

高雄「うちに泊まらせるわ」

榛名「何から何までありがとうございます」

高雄「そんなのいいわよ。私のときはお願い……ね?」

榛名「はい!!」


123 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/15(日) 08:24:36.38 ID:gPbePi3v0
高雄は経理担当です
忙しくなったらホールを手伝うくらいな感じです

126 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/16(月) 15:27:55.09 ID:6JlDYHB70
#
雪風「部活って何入ります?」

響「私は入らないよ」

雪風「え!?入らないんですか?」

響「あぁ、まだ特にやりたいこととか無いんだ」

雪風「じゃぁ潮ちゃんは?」

潮「えーと、部活じゃないんだけど図書委員とか……やりたいかな」

雪風「委員会ですか!!いいですね!!」


127 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/16(月) 15:28:23.11 ID:6JlDYHB70
響「雪風はどうするんだい?」

雪風「雪風もまだ決めれないんです。たくさん入りたい部活があって決まらないんです」

潮「どういう部活なの?」

雪風「えーと、バトミントン!テニス!チアリーダー!バレー!あとどこかのマネージャーなんかも!!」

響「凄いな。決まらないんじゃなあいか?」

雪風「はい、決まらないんですよ」

潮「うぅ、私には運動系はちょっと……」


128 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/16(月) 15:29:03.89 ID:6JlDYHB70
#
呂500「龍鳳さん龍鳳さん!」

龍鳳「はい、はいどうしました?」

呂500「えとね、あのね。ろーちゃんサーフィンやりたいって!」

龍鳳「サーフィンですか?」

呂500「そう!ろーちゃん波に乗ってみたいの。ずっと海の中だったからって」

龍鳳「……はい。分かりました。では今度ボードを買いに行きましょうね?」

呂500「本当!?やったーー!!ダンケ!!ダンケ!!あ!ありがと!!」

龍鳳「いいんですよ?」


129 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/17(火) 10:56:44.85 ID:WhBRYpNl0
#
榛名「…………」

榛名「…………」

榛名「…………」

北上「あれ?榛名さん?」

榛名「ひゃっ!?え、あ、北上さん」

北上「どうしたのさ。挙動不審だったし。ていうか、榛名さん横須賀じゃなかったっけ?」

榛名「はい、あの……お姉様方に会いに来ました」

北上「っ!!」


130 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/17(火) 10:57:15.86 ID:WhBRYpNl0
榛名「ですが、いざ来てみると、足が動かなくて……」

北上「……榛名さんは強いなぁ」

榛名「え……」

北上「1番だよ?私達のなかで」

榛名「え?お二人とも……」

北上「私も隼鷹も近づいて無いよ。いや、近づけない。慰霊碑はさ、ここからもう少し登ったところにあるし」

榛名「……はい」

北上「私もさ、いつかは行かなきゃいけんないんだよなぁ」


131 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/17(火) 10:57:47.95 ID:WhBRYpNl0
榛名「……きっとその時は誰かが背中を押してくれますよ?」

北上「そうだといいねぇ。榛名さんは高雄さんに押された口?」

榛名「よく分かりますね!?」

北上「まぁ電話来たからねぇ」

榛名「そうだったんですか」

北上「じゃぁ行ってらっしゃい」

榛名「ありがとうございました。少し落ち着けました」


132 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/17(火) 11:00:40.41 ID:WhBRYpNl0
神社設定
階段を登った先に神社がありその裏に隼鷹宅がある
神社の端にある階段を登っていくと慰霊碑がある
女が参ったのは神社までで慰霊碑には行っていない

133 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 01:11:10.85 ID:W8nZuXhfo
一応勝ったんだよね?

134 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:26:39.39 ID:LE96IjL60
#
慰霊碑前

榛名「ここ………ですか」

榛名「…………」

榛名「…………」

榛名「…………」

榛名「………ぁ」

榛名「………ぇ……あの」

榛名「……みなさんお久しぶりです」


135 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:27:14.97 ID:LE96IjL60
榛名「…………」

榛名「金剛お姉様……比叡お姉様……霧島………」

榛名「…………」

榛名「…………」

榛名「…………ご……め…」

榛名「………ごめんなさい!!!」

榛名「榛名だけ恥ずかしながら生き残ってしまいました!!!ごめんなさい!!!」


136 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:27:48.44 ID:LE96IjL60
榛名「榛名も!!!一緒に……」

榛名「……ごめんなさい…」

榛名「……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

榛名「……………」

榛名「……………」

榛名「……………」

榛名「うっ、うっ………」


137 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:28:18.26 ID:LE96IjL60
榛名「うっ……っ……ご…めん…なさ………い」

榛名「………せめて」

榛名「せめて!!」

榛名「………せめての罪滅ぼしをさせて下さい」

榛名「お姉様方や霧島……夢だったお店……」

榛名「もうすぐ出来るんです」

榛名「……榛名が叶えます」


138 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:28:48.34 ID:LE96IjL60
榛名「コ イ ヌール」

榛名「お店の名前です」

榛名「……意味は世界最大の金剛石。ダイヤモンドです」

榛名「…………」

榛名「……また来ますね」

榛名「……これ以上は、榛名……耐えられません……」

榛名「……ごめんなさい」


139 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:29:37.91 ID:LE96IjL60
#
隼鷹「ん〜んっん〜」

榛名「……………」

隼鷹「んっん〜……っうぉぉっ!!……びっくりしたー。榛名さんじゃん来てたんだ」

榛名「……………」

隼鷹「おーい榛名さん?どしたの?」

榛名「……………」

隼鷹「榛名さん?」


140 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:30:08.21 ID:LE96IjL60
榛名「………へ?きゃっ!!」

隼鷹「あ、今気付いた?」

榛名「隼鷹さん」

隼鷹「どしたの?」

榛名「あ、いえ頭がボーっとして」

隼鷹「そーかぃ、早く家入んなよ。そんなとこ立ってたらびっくりするよ」

榛名「そ、そうですよね」

隼鷹「……北上から聞いたけど、行ったんだね、上」


141 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:30:41.64 ID:LE96IjL60
榛名「え?はい」

隼鷹「本当はさ、上は行かせるつもりはなかったんだけどね」

榛名「え、あ、ごめんなさい」

隼鷹「まぁ、大丈夫そうだからよかったけど」

榛名「その、どうして、なんですか?」

隼鷹「まぁ、んーー、浄化しきれて無いんだよ。だから瘴気がね」

榛名「……そうだったんですか」

隼鷹「ま、大丈夫だっから大丈夫大丈夫」


142 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/21(土) 11:32:26.00 ID:LE96IjL60
>>133
はい
詳しくはそのうち

143 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/27(金) 01:36:04.75 ID:ovMJBen40
#
雪風「みなさん!!部活を作りましょう!!」

潮「つ、作るの!?」

雪風「はい、決めれないなら作ってしまおうと」

響「ほぅなかなか面白そうだな」

潮「雪風ちゃんてこんなに行動的だったっけ?それでどんな部活なの?」

雪風「依頼に何でも応える部活です!!」

響「何でも屋か……雪風、漫画の影響から?」

雪風「し、失礼ですよ!!」


144 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/27(金) 01:36:37.07 ID:ovMJBen40
潮「そうなんだ……」

響「……申請は通るのか」

雪風「部員3名、顧問1名なのであとは先生だけです」

潮「でも先生達は何かしらの顧問じゃないの?」

響「確かに」

雪風「それはですね。先生でも私達と……」

響「そうか!私達と同じ時に赴任してきた先生がいたじゃないか!」

雪風「そ、その通りです」


145 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/27(金) 01:37:04.79 ID:ovMJBen40
潮「じゃぁ!作れるってこと?」

雪風「はい!!ちなみに名前も決めてあるんですよ!!」

響「名前?」

雪風「へる部 です!!」

潮「も、もしかして……ヘルプをかけたとか?」

雪風「よく分かりましたね!」

響「よし、潮。名前は私達で考えよう」

潮「そうだね」


146 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/27(金) 01:37:46.20 ID:ovMJBen40
#
北上「榛名さん何食べる?あ、一緒に買いに行こうよ」

榛名「材料を……ですか?」

北上「あーいやいや、コンビニで弁当とか」

榛名「コンビニですか!?」

北上「あー、その、料理は……まだ」

榛名「え、では今まで……」

北上「まぁ、コンビニでー」

榛名「分かりました。一緒に作りましょう。教えます」

北上「じゃぁスーパーでも行きましょっかー」


147 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/27(金) 01:38:39.42 ID:ovMJBen40
#
海辺

ろー「ねぇ何読んでるの?」

ゴーヤ「ガフの扉」

ろー「どんなの?」

ゴーヤ「神様が人間になって生活するって話でち」

ろー「へぇー。それよりろーちゃん波に乗れてた!?」

ゴーヤ「…見てなかったでち」

ろー「もー!見ててって!」

ゴーヤ「うーー、めんどくさいでちーーー!!」


148 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/27(金) 01:39:31.02 ID:ovMJBen40
#
雪風「あ、来ました!多分あの人が新しい先生なはずです!」

響「む、あの人って……」

潮「え!?あれ!?」

雪風「妙高さんです!」

響「確かにそれなら、顧問も引き受けてくれるな」

潮「あ、」

妙高「あら、こんにちは?」

雪風「あの、妙高さん」


149 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/27(金) 01:40:24.13 ID:ovMJBen40
妙高「学校では先生って呼んでくれると嬉しいわね?」

響「この学校の先生だなんて知らなかったよ」

妙高「言うの忘れてのよ」

雪風「妙高先生、これ」

妙高「あら部活を作るの?」

響「名前は勤仕部」

潮「学校のみんなをお助けする部活です!!」

妙高「分かったわ。あと私が顧問になれば大丈夫なのよね?」


150 : ◆GJolKKvjNA 2015/03/27(金) 01:40:52.71 ID:ovMJBen40
雪風「はい!!」

妙高「じゃぁ名前書いて提出しておくわね?」

雪風「あ、ありがとうございます」

妙高「じゃっ、今日は遅いから気を付けて帰りなさい」

雪風響潮「はーい」

妙高「………」

妙高「………」

妙高「……何かを助けたがるのは」

妙高「駆逐艦、いえ艦娘の性なのかしら」


151 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/02(木) 13:29:21.05 ID:XPujAimS0
#
勤仕部

雪風「……何します?」

響「ふっ、よくぞ聞いてくれた」

潮「何かあるの?」

響「これだ!」

雪風「パソコン……ですか?」

響「あぁ、この部活のホームページを作って依頼や相談メールを送れるようにしておいた!あと学校の掲示板にもこのことは貼っておいた」


152 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/02(木) 13:30:52.81 ID:XPujAimS0
潮「す、すごい!!」

響「ちなみに今は依頼1、相談メール2だ」

雪風「じゃぁ早速!!」

響「そうだな。相談メールからいこう」


153 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/02(木) 13:31:23.40 ID:XPujAimS0
響「記念すべき1目の相談メール2年生匿名のMさん(男)」

『この間、好きな人に一緒に帰ろうと誘われました。これはどう捉えたらいいのでしょうか。このまま告白してそんな気は無かったと言われたら立ち直る自信はありません。どうしたらいいでしょうか。告白するべきでしょうか。しないべきでしょうか。』

雪風「じゃぁ順番に応えましょう!!」

響「そうだな。私はこんなうじうじしてるやつには告白されたくないな。やっぱり男ならガツンといけ……だな」

潮「で、でも、こんなに悩んでいるんだからそれほど好きってことなんじゃないの?」

響「そうやって悩んでいる間に取られたりするんだ」


154 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/02(木) 13:31:51.79 ID:XPujAimS0
雪風「じゃぁ潮ちゃん!!」

潮「そうですねぇ、今度は自分から誘ってみましょう。それからよく一緒に帰ることになったら告白です!!」

響「まどろっこしいな」

雪風「恋愛はそんなものですよ!!」

潮「よく言うじゃないですか。友達以上恋人未満の関係の時が1番大切だって」

雪風「その通りです!!」

響「む、そうなのか」


155 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/02(木) 13:32:30.93 ID:XPujAimS0
雪風「はい、では雪風の番です!」

雪風「えーと、思い立ったら吉日それ以外は凶日!!なので告白しようかと迷ったら告白です!!必ず勝利の女神は輝いてくれます!!」

響「………出たよ」

潮「……運がいい人は違うね」

雪風「え!?でもそうじゃないですか!!」

響「まぁでも相談だから背中を押すってのもいいかもな」

潮「確かに、どうするかってことじゃなくこういうのきっかけをあげるのが」

雪風「じゃぁ雪風ので返信ですね!!」

響「まぁそうだな」

潮「はい」


156 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/14(火) 23:27:44.10 ID:jK8ZjosT0
#
砂浜

ろー「今日は何読んでるの?」

ゴーヤ「この間と同じでち」

ろー「ふーん。ありがとねって」

ゴーヤ「え?」

ろー「いつも一緒に来てくれて」

ゴーヤ「……ここで読むのが好きなんでち」


157 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/14(火) 23:28:13.21 ID:jK8ZjosT0
ろー「嘘。1人でサーフィンしてて危ないからだって。龍鳳に言われたの知ってるよ?」

ゴーヤ「そんなことはいいからさっさとやってこいでち!」

ろー「はーい。ね、ゴーヤもやろうよ!!」

ゴーヤ「いいでち」

ろー「そっか。じゃぁー見ててね!今日こそ乗って見せるよ!」

ゴーヤ「………もう海には入りたくないの」


158 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/14(火) 23:29:14.39 ID:jK8ZjosT0
#
倉庫

潮「これは……もうボロボロだから」

響「新しいのに変えようか」

雪風「……ってもう疲れました!!備品整理って何ですか!用務員さんの仕事じゃないですか!」

響「その用務員さんからの依頼じゃないか」

潮「うん、用務員さんがぎっくり腰だから仕方ないよ」

雪風「そうですけど!」

響「こういう地道な仕事をしてやっと知名度が広がるんだ」


159 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/14(火) 23:29:43.66 ID:jK8ZjosT0
雪風「そうですけど」

妙高「お疲れ様」

雪風「あ、妙高先生!!」

妙高「どう?順調?」

潮「もう少しで終わりそうですね」

妙高「ありがとね。他の先生達からも結構好印象よ?」

響「ほら」

雪風「うぅ」


160 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/14(火) 23:30:24.03 ID:jK8ZjosT0
#
開店日

伊勢「榛名さん榛名さん。表、人並んでる!!」

榛名「本当ですか!?よかったぁ」

高翌雄「ふふっ、今日は日曜日だし宣伝もしたから忙しくなるわよ」

榛名「あと15分で開店ですね」

日向「榛名、こっちは終わった」

榛名「あ、では準備は完了ですね」


161 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/14(火) 23:32:41.22 ID:jK8ZjosT0
高翌雄「えぇ」

榛名「じゃ、じゃぁみなさん。……頑張っていきましょう!!」

高翌雄「はい!」

伊勢「いぇい!!」

日向「あぁ」

榛名「………って言ってもまだ時間はありますね。ドキドキします」


162 : ◆GJolKKvjNA 2015/04/14(火) 23:33:12.95 ID:jK8ZjosT0
#桜

長門「……もう満開だな」

鳳翔「本当。庭から桜が見えるのはいいですね」

長門「夜はここでくいっとだな」

鳳翔「今夜は夜桜を見ながら飲みましょうかね」

長門「ふふっ、胸が躍るな」

酒匂「え、何?お花見するの?」

長門「お前も飲みか?」

鳳翔「もう長門さん!」

酒匂「じゃぁ私はジュース!!」


166 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/04(月) 20:57:18.08 ID:Ssjvb3zW0
#コ・イ・ヌール初日

榛名「伊勢さんこれ」

伊勢「おっけー」

日向「セットの方はまだか?」

榛名「あ、ロイヤルミルクティーがまだで」

高雄「こっちのケーキは用意できたわ」

榛名「あ、はい!あ、日向さんキッチンの方お願いします!ホールは伊勢さん一人に任せます」

日向「承知した。皿が溜まっているな」

榛名「あぁ、忙しいー忙しいです」

高雄「お、落ち着いて」

榛名「は、榛名は大丈夫です」


167 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/04(月) 21:03:51.60 ID:Ssjvb3zW0
#北上と隼鷹の日常

北上「でーきたーよー」

隼鷹「おー?カレーかぃ?いい香りがするねぇ」

北上「榛名さんと大淀の直伝だからねぇ」

隼鷹「そりゃぁこれが進むねぇ」

北上「今日は缶ビールはあと1本だよー?」

隼鷹「な!?」

北上「毎日毎日、飲み過ぎだってさ」

隼鷹「鬼!!」

北上「ほら、温かいうちに食べよーよ」

隼鷹「うぅ、ラス1はちびちびと……」


168 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/04(月) 21:13:07.82 ID:Ssjvb3zW0
#天城家の日常

響「ただいま」

天城「あ、お帰りなさい。お腹空いた?すぐご飯の用意するから待ってて」

響「ん、何か書いてたの?」

天城「んー、お仕事よ」

響「……ふむ、物書きやってるのか」

天城「まぁそうね。艦娘だったころに書いた本を一冊出発したばっかだけどね」


169 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/04(月) 21:13:54.73 ID:Ssjvb3zW0
響「知らなかったよ。どんな話なんだい?」

天城「天使が人間の世界で暮らすお話。天使はね人間界のことは知らなくていろんな初めてを体験するの」

響「まるで私達みたいだな」

天城「ふふっ、確かにあなたは天使ね」

響「……恥ずかしいな」

天城「さ、ご飯の前に手を洗ってらっしゃい」


170 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/04(月) 21:25:30.42 ID:Ssjvb3zW0
#利根の電話

利根「……もしもし」

???『はーい、あ!利根さん!』

利根「うむ、元気そうでよかった」

???『元気だよ!でも英語がまだわかんないの。だから少し大変かな?』

利根「吾輩もそっちに付いて行けたらよかったのじゃが」

???『大丈夫だよ!!私は大丈夫だよ!!……利根さんも忙しいもんね』

利根「吾輩はまぁまぁじゃ。それでそっちは研究はどうじゃ?順調か?」

???『んー、私は研究される側だあらわかんないや』

利根「そうか。じゃぁ何にかあったらすぐ連絡するんじゃぞ?」

???『はぁーい!』


171 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/04(月) 21:26:48.61 ID:Ssjvb3zW0
イベントお疲れ様です
更新遅くなりすみません
次更新は早目にします

174 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/16(土) 01:46:45.76 ID:SSTkJCF90
#
カランカラーン

榛名「いらっしゃいませ」

天城「こんにちわ」

榛名「あ、天城さん。あ、押しますね?」

天城「忙しいのにごめんなさいね?」

榛名「いえ、もう午前のピークは過ぎましたし今は誰もいませんよ」

天城「あら。あ、窓際でお願いします」

榛名「はい。これメニューです」


175 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/16(土) 01:47:24.33 ID:SSTkJCF90
天城「んー、どうしようかしら」

榛名「今日は暑いですし、アイスティーとかはどうです?」

天城「五月なのにもう暑いですね。
じゃぁアイスティーで」

榛名「茶葉はどうします?」

天城「……たくさんあるわね。今美味しいのはどれなんです?」

榛名「それなら最近仕入れたティンブラとかいいと思います。四月頃に摘まれたもので、グレードもかなりいいものですし」

天城「じゃぁそれでお願いします」

榛名「かしこまりました。少々お待ち下さい」


176 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/28(木) 21:11:34.24 ID:3MF2Aba70
#
女「あ、お嬢ちゃん達」

響「ん、何だい?」

雪風「どうしました?」

女「この辺にコ・イ・ヌールってお店があるはずですけどわかります?」

潮「あ、あのそのお店なら」

雪風「雪風達が一緒に行ってあげますよ!!」

響「まぁその方が早いね」

女「いいんですか?ありがとうございます」

雪風「いいですとも!!雪風達は勤仕部ですから!!」


177 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/28(木) 21:12:19.70 ID:3MF2Aba70
女「勤仕部?」

響「まぁ人助けの部活だね」

女「そうですか。人助けなんて……お嬢ちゃん達は良い子ですね……私は嬉しいです」

潮「……嬉しい?」

女「あ、何でもないですよ?ではお願いします」

雪風「勤仕部、道案内します!!」

響「ウラーー!!」

潮「はい!」

女「……とても良い子ですね」ボソッ


178 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/28(木) 21:13:08.38 ID:3MF2Aba70
#
神社

北上「ありゃ、隼鷹何してんの?」

隼鷹「あー?見てのとおり慰霊碑のとこに入れないようにしてんだよ」

北上「だから何してんのって」

隼鷹「あー、お前も上行くんじゃねーよ?」

北上「何かあったの?」

隼鷹「……怨念が溜まってんだ」


179 : ◆GJolKKvjNA 2015/05/28(木) 21:13:51.18 ID:3MF2Aba70
北上「怨念!?」

隼鷹「あぁ、あそこの下に何が埋まってんのか知らねーけどな」

北上「え、何それ。てか怨念とか分かるの?」

隼鷹「まぁ巫女系だし。冗談は置いといて立ち入り禁止な」

北上「なんか怖いんだけど」

隼鷹「こっちまでは大丈夫だよ。多分そのために上層部はあたしをここに置いたんだな」

北上「よく分かんないや」


181 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/13(土) 00:03:22.57 ID:+Qdd/2ir0
#
ゴーヤ「…………」

ろー「あ、お待たせって!」

ゴーヤ「ん、ろーの担任話長いでち」

ろー「あー、確かに。おかげでHRが長くて待たせちゃうね」

ゴーヤ「ごーや達の担任は話短いから特にね」

ろー「あははっ、さ、帰ろ?」

ゴーヤ「そーなのね」

ろー「さっき何やっての?」

ゴーヤ「巷で有名なTwitterね」

ろー「おぉ、ハイカラー!!」


182 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/13(土) 00:04:11.13 ID:+Qdd/2ir0
ゴーヤ「古いでち!どこで覚えたの」

ろー「何なにー?何てツイートするの?」

ゴーヤ「いろいろよ。あ、伊勢さんとか北上さんとかもやってるよ?あと響達も」

ろー「ほへぇ、いいなー。やろっかなー?」

ゴーヤ「いいんじゃない?」

ろー「後で登録しよっと。あ、今日も行っていい?」

ゴーヤ「ごーやは暇だから好きにするといいでち。っていうかボード持って来てるから行く気満々なのね」

ろー「あ、あはは。なかなか波に乗れなくて難しいって!」

ゴーヤ「乗れるの期待してるでち」


183 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/13(土) 00:04:59.99 ID:+Qdd/2ir0
ろー「夏休み終わるまでには必ずよ!!」

ゴーヤ「あ、待って自販機」

ろー「お茶なくなったの?」

ゴーヤ「今日は暑かったしね」

ろー「何番買うー?」

ゴーヤ「……アハト」

ろー「8番……なんだお茶かぁ……ってごーや?」

ゴーヤ「……っ、何でもないでち」

ろー「?あ!あたしもスポドリ買う」


184 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/13(土) 00:05:59.62 ID:+Qdd/2ir0
ろー「でっち!体押してー準備体操ー!!」

ゴーヤ「はいはーい、分かったでち」

ろー「っん、ありがとー」

ゴーヤ「そろそろ日傘必要でちね」

ろー「日傘ー?」

ゴーヤ「待ってるとき日に焼けるのね」

ろー「えー!?焼けたほうがいいってしおいちゃんも言ってたよー」

ゴーヤ「っ…………」

ろー「あ………………ごめんなさい」

ゴーヤ「…………あんまり焼けると皮膚ガンになるって言うしね」


185 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/13(土) 00:06:43.12 ID:+Qdd/2ir0
ろー「あ、た、確かに聞くね!?日焼け止めくらい塗ろっかなー?あ、あははは」

ゴーヤ「…………」ギュ

ろー「え、何?どうしたの?」

ゴーヤ「………」ギュー

ろー「……ちょっと……痛い…かなって」

ゴーヤ「ん、波に乗ってくるでち」

ろー「……うん!!ちゃんと見ててねー!!」

ゴーヤ「……………」

ゴーヤ「…………うん……ずっと」


186 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/13(土) 00:07:44.59 ID:+Qdd/2ir0
更新遅くてすいません
しばらくはゴーヤ達の話になります

188 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/22(月) 00:05:58.14 ID:BwZw3F9/0
ろー「いっただっきまーす」

ゴーヤ「いただきます」

ろー「んー!!美味しいって!!……あ!龍鳳、今日ね、もうすぐ乗れそうだったんだよ?」

龍鳳「あらあら、口に入れたまま話すは行儀が悪いですよ?」

ろー「ん、それであとちょっとなんだよ!」

龍鳳「うふふ、その調子ですよ?」

ろー「ね?でっちも見たよね?」

ゴーヤ「ゴーヤでち」

ろー「もー見たよね?」

ゴーヤ「はいはい見たでち見たでち」

ろー「ほら!ん、この魚美味しい!何の魚?」


189 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/22(月) 00:06:28.42 ID:BwZw3F9/0
ろー「いっただっきまーす」

ゴーヤ「いただきます」

ろー「んー!!美味しいって!!……あ!龍鳳、今日ね、もうすぐ乗れそうだったんだよ?」

龍鳳「あらあら、口に入れたまま話すは行儀が悪いですよ?」

ろー「ん、それであとちょっとなんだよ!」

龍鳳「うふふ、その調子ですよ?」

ろー「ね?でっちも見たよね?」

ゴーヤ「ゴーヤでち」

ろー「もー見たよね?」

ゴーヤ「はいはい見たでち見たでち」

ろー「ほら!ん、この魚美味しい!何の魚?」


190 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/22(月) 00:07:43.25 ID:BwZw3F9/0
龍鳳「それは赤魚ですよ」

ろー「ゴーヤ知ってる?」

ゴーヤ「赤い魚でち」

ろー「名前聞けばわかるよ!」

龍鳳「あ、そういえばもうすぐですよね?」

ろー「何がー?」

龍鳳「夏休み前の中間テスト」

ゴーヤ「げっ」

ろー「あぅ」

龍鳳「夏休み学校に補修で行きたくないのならちゃんとやっておきましょうね?」

ゴーヤ ろー「……は、はーい」


191 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/22(月) 00:08:34.46 ID:BwZw3F9/0
#
龍鳳「ろーちゃーん!電話よー!」

ろー「はーい!今行くって!!」

龍鳳「あ、今走ってきてますよ」

龍鳳「えぇ、はい。そちらはどうです?」

龍鳳「あぁ、ろーちゃんは学校に行ってるんですよ」

龍鳳「うふふ、本当ですよ」

ろー「誰ー?」

龍鳳「あ、来ました来ました。代わりますね?」

ろー「もしもし?」

ろー「……え」


192 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/22(月) 00:09:19.13 ID:BwZw3F9/0
ろー「久しぶりって!!」

ろー「えー、おかしくないって!」

ろー「あ、ねぇ今どこにいるの!?」

ろー「……うん、戻ってたんだ」

ろー「ここ?種子島ってところ!」

ろー「んー、海が綺麗!自然がいっぱい!」

ろー「あと?んー、あ!ロケットの打ち上げとか!見たことないけど」

ろー「あ、ねぇそれでどうしたの?」

ろー「何がって電話」

ろー「えー別に駄目ってことじゃなくてー」


193 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/22(月) 00:10:05.19 ID:BwZw3F9/0

ろー「うん、何かあったのかなーって?」

ろー「あ、なーんだ。じゃぁよかったー!」

ろー「え?こっちは楽しいよ?」

ろー「うん。うん。え、もう?」

ろー「はーい、またってすぐだよね?」

ろー「うん!わかった!」

ろー「はーい!グーテナハト」


194 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/22(月) 00:12:14.44 ID:BwZw3F9/0
まだまだゴーヤ&ろーの話は続きます
このゴーヤとろーの話に名前をつけるのなら「ろーとでっちの夏休み」にしますね
また来週更新します

196 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/28(日) 20:19:20.11 ID:9nrZSTsB0
#
ろー「ねぇねぇ」

ゴーヤ「何?」

ろー「これ、課題」

ゴーヤ「課題?」

ろー「写させてって」

ゴーヤ「…………」ジトー

ろー「……あぅ」

ゴーヤ「自分でやるでち」

ろー「だってわかんないもん」

ゴーヤ「じゃあ諦めなって」


197 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/28(日) 20:20:00.37 ID:9nrZSTsB0
ろー「それろーちゃんの真似なの?」

ゴーヤ「そーだって」

ろー「ろーちゃんそんなこと言ってないって!!」

ゴーヤ「今も言ってるでち」

ろー「もぅー!!そんなことより課題だよ!!」

ゴーヤ「自分でやるでち」

ろー「むぅー、日本語難しくてわかんないの」

ゴーヤ「……これから必要になるから覚えるの」

ろー「必要?」

ゴーヤ「ここで生きてくなら必要なの」

ろー「……うん。そうだね」


198 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/28(日) 20:20:34.79 ID:9nrZSTsB0
ゴーヤ「っ……ここにいるよね?」

ろー「え?」

ゴーヤ「あっちに……ドイツに帰らないよね?」

ろー「え、別にそんな予定はないよ?」

ゴーヤ「……一人にしないでよ」

ろー「大丈夫だよ?ろーちゃんはでっちと一緒だよ?ずーっと一緒だよ?」

ゴーヤ「…………うん」

ろー「じゃあ、はい。これ」

ゴーヤ「……だから」

ろー「教えて?」

ゴーヤ「……うん」


199 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/28(日) 20:21:25.19 ID:9nrZSTsB0
龍鳳「お風呂できましたよー!!」

龍鳳「どちらか入ってきてー!!」

ろー「はーい!!」

ろー「でっち、お風呂できたって」

ゴーヤ「先いいよ」

ろー「えー」

ゴーヤ「じゃあゴーヤ入ってくるでち」

ろー「えー、一緒に入ろーよー」

ゴーヤ「一人で入れでち」

ろー「いいじゃんいいじゃん」

ゴーヤ「えー」


200 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/28(日) 20:22:13.10 ID:9nrZSTsB0
ろー「ほら、洗いっこしたいって!久しぶりに!」

ゴーヤ「それろー髪長いからゴーヤめんどくさいのよ」

ろー「ゴーヤは髪短いからろーちゃん楽できるって」

ゴーヤ「はいはい、分かったでち」

ろー「やったー!!でっちだーい好き」

ゴーヤ「そんな安い好きはいらないでち」

ろー「はーいはい、さ、行こっか!」

龍鳳「一緒に入いるんですか?」

ろー「龍鳳、明日一緒に入ろー」

龍鳳「えぇ、私は髪が長いですからね?」

ろー「あー!しまった!」

ゴーヤ「アホやっとらず行くでち」


201 : ◆GJolKKvjNA 2015/06/28(日) 20:24:33.36 ID:9nrZSTsB0
更新はこれから毎週日曜日の夜にします。


204 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/05(日) 20:07:10.64 ID:knKRssDS0
#
キーンコーンカーンコーン

生徒A「起立!」

ガタ

生徒A「先生に礼!」

アリガトウゴザイマシター

ゴーヤ「ありがとうごさいました」

生徒A「海神様に礼」

アリガトウゴザイマシター

ゴーヤ「……ありがとうごさいました」

オーイハヤクツクエハコンデー

イマカバンカダヅケテルノ

カエリドコイクー

キョウブカツナイッテ

カダイヤッタワタシヤバインダヨネ

ゴーヤ「っと、あれ、今日は早いね」


205 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/05(日) 20:08:44.61 ID:knKRssDS0
ろー「今日は担任の先生出張だったから別の先生だったから」

ゴーヤ「ふーん、そういや古典自習だったなー。出張だったんだ」

ろー「ねぇ」

ゴーヤ「ん?」

ろー「海神様ってなに?」

ゴーヤ「しっ!!」

ろー「え?」

ゴーヤ「黙って!」

ろー「え?」

ゴーヤ「……知らないの?」ボソ

ろー「うん」

ゴーヤ「ここは人が多いから……後でね」

ろー「……うん」


206 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/05(日) 20:10:07.65 ID:knKRssDS0
@
ゴーヤ「海神様……ねぇ」

ろー「うん」

ゴーヤ「ろーも知ってるでち」

ろー「えっ!?ろーちゃんのお知り合い?」

ゴーヤ「海神教……それの神様なの」

ろー「さすがにろーちゃんもそれぐらい知ってるよ?」

ゴーヤ「海神教はね。人類の海を突如侵略した………」

ろー「……深海棲艦?」

ゴーヤ「そ、深海棲艦。あいつらを絶滅させ、人類を救った神様なの」

ろー「それって……」


207 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/05(日) 20:11:40.13 ID:knKRssDS0
ゴーヤ「そう、ゴーヤ達艦娘」

ろー「じゃあ海神様って……」

ゴーヤ「ゴーヤでも、ろーでもあるでち。でもみんな艦娘の存在を知らないの」

ろー「…………」

ゴーヤ「海神教過激派ってのがあるでち」

ろー「過激派?」

ゴーヤ「そいつらはゴーヤ達、艦娘の存在を知っていて、ゴーヤ達になんらかの干渉をしてくる可能性が高いでち」

ろー「え?」

ゴーヤ「だから人前では絶対に、絶対に海神教のことは話したらだめでち」


208 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/05(日) 20:12:59.00 ID:knKRssDS0
ろー「……なんでゴーヤは知ってるの?」

ゴーヤ「龍鳳さんに聞いたでち。てっきり、ろーも聞いてると思ってた」

ろー「海神様……かぁ」

ゴーヤ「あんまりいいものじゃないでち。あいつらはゴーヤ達の気持ちも知らないで」

ろー「そう……だよね」

ゴーヤ「ゴーヤは……あいつらが憎いでち」

ろー「…………」

ゴーヤ「前……読んでた本……覚えてる?」

ろー「ゴーヤが?」

ゴーヤ「ガフの扉……あの本の内容はゴーヤ達のことを表しているみたいでち」


209 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/14(火) 01:31:54.70 ID:wNl3VMbL0
#
ろー「ーーーなぅっと!」

ゴーヤ「ん?」

ろー「ツイートしたの!まるまるなぅ。ってやるんだって」

ゴーヤ「ゴーヤはとっくにやってるでち」

ろー「えー!?嘘!?」

ゴーヤ「ほら、これがゴーヤのアカウントでち」

ろー「ろーちゃん!!誘って欲しかったよぉ」

ゴーヤ「うっ、ろーはあんまり興味無いと思ってたから」

ろー「もー!!」


210 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/14(火) 01:32:52.42 ID:wNl3VMbL0
ゴーヤ「あとこれは雪風達のアカウントでち。ゴーヤのとこの勤仕部のアカウント、フォローしとくでち」

ろー「勤仕部?」

ゴーヤ「雪風達の部活らしいよ。詳しいことは知らないけど、お手伝い隊みたいなもんじゃない?」

ろー「わぁ!面白そう!」

ゴーヤ「ツイート内容が活動日記みたいなのだよ」

ろー「フォローしよっと!」

ゴーヤ「んー、なんか最近は事件を追ってるみたいでち」

ろー「事件って?」

ゴーヤ「なんでも野良犬や野良猫の死体が増えてるらしいよ?雪風達の場所で」


211 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/14(火) 01:34:17.77 ID:wNl3VMbL0
すいません
週末に休みがなく更新が遅れ、内容も短くなりました
次更新からはしっかりします

212 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/20(月) 02:15:23.27 ID:ePaXziti0
#
Prrrrr Prrrr

ろー「もしもーし!ろーちゃんだって!!」

ろー「うん」

ろー「んー、勉強は苦手なの」

ろー「うん、楽しいよ?」

ろー「大丈夫だよ?」

ろー「んー、今はサーフィンやってる」

ろー「うん」

ろー「………え」

ろー「…………」

ろー「………なんで?」


213 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/20(月) 02:16:05.70 ID:ePaXziti0
ろー「……うん」

ろー「……でも」

ろー「嫌、離れたくない」

ろー「ろーちゃんが離れたらダメなの!!」

ろー「……え。そんな、そっちが嫌いってことじゃ……」

ろー「……分かってるよぉ」

ろー「……もうちょっとだけ、待って」

ろー「もうちょっとだけ!」

ろー「……波に乗れるまで」

ろー「ろーちゃんが波に乗れるまで!!」

ろー「……分かった」

ろー「……グーテナハト」


214 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/20(月) 02:17:17.59 ID:ePaXziti0
#

ろー「ねぇねぇ」

ゴーヤ「んー?」

ろー「こないだでっちが読んでた本あるでしょ?」

ゴーヤ「どんなの?ってゴーヤでち」

ろー「ほら、神様だっけ?人間の世界にやってきて暮らすやつ」

ゴーヤ「あぁ、ガフの扉のことでちね」

ろー「それって最後どうなっちゃうの?」

ゴーヤ「読めばいいでち」

ろー「えぇー!!教えてよー!!」

ゴーヤ「ネタバレは嫌でちー!!」

ろー「お願ーい!!お願いお願い!!」

ゴーヤ「分かった、分かったでち」


215 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/20(月) 02:18:05.78 ID:ePaXziti0
ろー「やったー!!」

ゴーヤ「……途中でね同じ人間になっちゃった他の神様と会って一緒に暮らすの」

ろー「うん」

ゴーヤ「最後はねその他の神様は天界に帰って、主人公は戻れずに1人、人間界を彷徨うの」

ろー「……可哀想だね」

ゴーヤ「……ゴーヤ達って海の神様って言われてるよね?」

ろー「海神様」

ゴーヤ「あの本ってゴーヤ達に似てる気がするでち」

ろー「…………」

ゴーヤ「あなたは私を見捨てないよね?」

ろー「っえ?」

ゴーヤ「あの本の中の台詞でち」

ろー「……あははっ、そうなんだ」


216 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/20(月) 02:20:44.88 ID:ePaXziti0
結構書いたつもりでもレスにするとほんの4レス分になるんですね
もっと書かねばですね
私事ですが昨日の能代の誕生日と同日に能代とケッコンカッコカリしました
なかなかいいものですね

また来週です


217 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 06:42:38.79 ID:077P5U/2o
>ゴーヤ「……途中でね同じ人間になっちゃった他の神様と会って一緒に暮らすの」

……立川で?


218 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/27(月) 00:20:55.45 ID:/uRVlfOv0
#海辺

バシャーーン

ろー「っぷはぁっ!!」

ゴーヤ「惜しかったんじゃない?最後バランス崩さなきゃ乗れてたでち」

ろー「……はぁ……はぁ」

ゴーヤ「ろー?」

ろー「はっ……そ、そうだね」

ゴーヤ「そういえばもうすぐで夏休みだね」

ろー「夏休み……かぁ」

ゴーヤ「あ、そうだ!夏休みが終わるまでには見せて欲しいでち!」

ろー「見せるって?」


219 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/27(月) 00:21:34.75 ID:/uRVlfOv0
ゴーヤ「波に乗るところでち」

ローチャンガナミニノレルマデ!!

ろー「……っ」

ゴーヤ「ろー?大丈夫?疲れたの?」

ろー「……で、でも……まだ乗れないよ」

ゴーヤ「ゴーヤは楽しみでち!」

ろー「…………」

ろー「うん!頑張るって!」


220 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/27(月) 00:22:33.61 ID:/uRVlfOv0
#
ろー「………もしもし」

ろー「この間話したでしょ」

ろー「え!?」

ろー「決まったって言ったって!!」

ろー「この間の約束は!?」

ろー「そ、そうだけど」

ろー「で、でも何でそんな急に!!」

ろー「……問題?」


221 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/27(月) 00:23:12.83 ID:/uRVlfOv0
ろー「……軍事機密って」

ろー「そんな……」

ろー「でも夏休みまでなんて……急過ぎるよぉ」

ろー「……ゴーヤだって」

ろー「……ぇ」

ろー「え……ろーちゃん頭の整理ができない」

ろー「……あははっ。……い、生きて……うぅっ……生きて…た…んだ」

ろー「生きてたんだ」


222 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/27(月) 00:24:01.20 ID:/uRVlfOv0
ろー「生きてたんだ」

ろー「……そっか」

ろー「ゴーヤも喜ぶね」

ろー「うん。わかった。まだ言わないよ」

ろー「……うっ、うぅっ」

ろー「……はぁ……はぁ」

ろー「うん」

ろー「またね」


223 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/27(月) 00:27:29.18 ID:/uRVlfOv0
>>217
質問がよくわからないのでお答えできないです。すみません、私の理解不足です。

224 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/27(月) 00:30:09.62 ID:RxDxr6hGo
>>223
立川でブッダとイエスが共同生活してるのは、別の意味で有名だと思ってたんだが……。
まあ、そんなに気にすることないんじゃね?

225 : ◆GJolKKvjNA 2015/07/27(月) 01:23:31.47 ID:/uRVlfOv0
>>224
あぁ 聖お兄さん ですか

226 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/04(火) 00:44:25.26 ID:Z2nKlDyh0
#
ゴーヤ「今日も行かないでち?」

ろー「どこに?」

ゴーヤ「海!」

ろー「今日はでっちと遊びたい気分なの!!」

ゴーヤ「それ昨日もその前も言ってるでちー!」

ろー「でっちはろーちゃんと遊ぶの嫌?」

ゴーヤ「その聞き方はずるいでち」

ろー「ふっふふーん」


227 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/04(火) 00:45:08.85 ID:Z2nKlDyh0
ゴーヤ「それで今日は何するの?」

ろー「ろーちゃん授業を使っていろいろ考えたって!」

ゴーヤ「授業きけでち」

ろー「まずはーセミ捕り!」

ゴーヤ「高校生にもなってセミ捕りとか嫌でち!」

ろー「高校生にもなってって言ってもセミ捕りしたこと無いじゃん!ろーちゃん達はやったことないこといっぱいなの!あるのは知識のみなんだって!」

ゴーヤ「うぅ、それもそうだけど」

ろー「あ!でっち虫ダメなんだっけ?」

ゴーヤ「苦手でち。あの何考えてるかわからない感じとか気持ち悪いでち」


228 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/04(火) 00:45:46.09 ID:Z2nKlDyh0
ろー「じゃあセミ捕りは決定!」

ゴーヤ「何で!?」

ろー「その次は花火やりたいって!」

ゴーヤ「花火!?いいじゃん!セミ捕りなんかよりよっぽどいいじゃん!」

ろー「セミ捕りは決定事項なんですー」

ゴーヤ「ゴーヤは見てるだけだから」

ろー「花火は線香花火が1番やりたい!」

ゴーヤ「じゃあ帰りに買って行こっか?」

ろー「うん!」


229 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/04(火) 00:46:26.48 ID:Z2nKlDyh0
#
龍鳳「あら、おかえりなさい」

ろー「ただいまって!」

ゴーヤ「ただいまー」

龍鳳「その箱は?」

ろー「セミだよ!捕まえきたの!」

龍鳳「ひっ!」

ゴーヤ「ほらぁ……やっぱり離してこよーよー」

ろー「えー」


230 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/04(火) 00:47:00.63 ID:Z2nKlDyh0
龍鳳「わ、私、虫ダメなんですよ」

ろー「えー、こんなに可愛いのに?」

龍鳳「きゃっ!」

ゴーヤ「家の中で出すなでち!」

ろー「むー」

龍鳳「逃がしてあげてきてください!!」

ゴーヤ「そうでち!だから龍鳳さんも嫌がるって言ったんでち」

ろー「うぅー。……逃がしてくる」


235 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/12(水) 01:19:10.69 ID:0eWOU0Ay0
#
利根「うむ、吾輩じゃ」

???「hello!利根さん」

利根「む、お主染まったか」

???「ふふっ、冗談だよ!ねぇ!」

利根「まぁ楽しんでるのなら何も言うまい」

???「……うん」

利根「それで、何用じゃ?こちらの準備のことか?」


236 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/12(水) 01:19:42.69 ID:0eWOU0Ay0
???「そう!で、どう?」

利根「こちらの手続きやらなんやらは大丈夫じゃ。吾輩が早急に仕上げたからな!褒めてもいいんじゃぞ?」

???「……すごいすごーい」

利根「何じゃ、不服そうじゃな」

???「そうなことないって!ねぇ!……ありがとう。利根さん」

利根「そっちはいつごろ出港出来そうなのじゃ?急に来られても港の準備もしなきゃだからな」

???「んー、来週中には出港できるみたいなことは言ってたよ。まぁその辺は日本の政府とアメリカの政府がいろいろあるんじゃないかな?」


237 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/12(水) 01:20:15.51 ID:0eWOU0Ay0
利根「うむ、確かにそうじゃな」

???「そういえば、どこで暮らすことになってるの?」

利根「お主がか?」

???「うん」

利根「特に決めてはないがゴーヤ達のところとかはどうじゃ?」

???「あっ、いいね!そこにするよ!」

利根「わかった。伝えておこう。断られることはなかろう」


238 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/12(水) 01:20:46.02 ID:0eWOU0Ay0
???「いやぁ、みんな元気かな?ワクワクするよ!」

利根「ふふっ、そうじゃな」

???「ん?oh………okok」

利根「む?」

???「あ、ごめん。呼ばれちゃったから切るね?」

利根「うむ、また来週じゃな?」

???「はーい。ばいばーい」


239 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/12(水) 01:22:15.80 ID:0eWOU0Ay0
遅くなりました。
もう???は誰かは分かりますかね?
ちなみにろーの電話相手とは別人です。

242 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/20(木) 23:38:51.89 ID:ykyq1xpt0
#
砂浜

ゴーヤ「あっつーいでっちーー!!」

ゴーヤ「日焼け止め忘れたでちー!!やーけーるーー!!!」

ゴーヤ「汗がやばいでちー!!」

ろー「でっちー!!見ててー!!」

ゴーヤ「あーーーい」

ザッパァーン

ろー「ぷはぁっ。惜しかったかなーー?」

ゴーヤ「もっと大きな波だったらいけたんじゃなーーーい?」

ろー「ちょっと待ってーー!そっち行くーー!!」

ゴーヤ「……あっついでち」

ろー「はいはーい。で……何て?」


243 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/20(木) 23:39:29.07 ID:ykyq1xpt0
ゴーヤ「もっと大きな波だったらいけるんじゃないでち?まぁサーフィン知らないけどさ」

ろー「んー、それもあるかなー」

ゴーヤ「あ、ほらお茶飲むでち。熱中症予防」

ろー「あははっ、そうだね。ありがとって!」

『夏休み明けに迎えに行くんだってさ』

ろー「ゴーヤ熱くない?一緒に海入 ろーよ?」

ゴーヤ「……ごーやはもう海には入ることはないでち」

『ごめんね。……私じゃ何も言えないの。せめてお姉様がいれば……』

ろー「………よしっ!もっかいやってくる!!もうすぐ夏休みも終わるしね!!」

ゴーヤ「……頑張って」

『……あとね。しおいちゃん生きてたんだって』

ろー「次こそ波に乗るから見ててね!」


244 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/20(木) 23:40:01.21 ID:ykyq1xpt0
#
龍鳳「あら、おかえりなさい。って焼けますたね!?痛くないですか?」

ゴーヤ「日焼け止め忘れたでち。めっちゃ痛いでち」

龍鳳「まったくしょうがないですねぇ。水風呂入れてきますから使って来て下さい」

ゴーヤ「はーい」

ろー「まったくゴーヤは軟弱なんだから。ろーちゃんの肌見てよ。こんなに焼けてるって」

ゴーヤ「ろーと一緒にしないで欲しいでち」

ろー「ゴーヤはもっと焼けても大丈夫だって。あ、ゴーヤアイス何味?」


245 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/20(木) 23:40:58.15 ID:ykyq1xpt0
ゴーヤ「ゴーヤは黒くならなくていーの。んー、ソーダ」

ろー「はい、ソーダ」

ゴーヤ「ん、ありがと」

龍鳳「あ!アイス食べてるんですか。もう、もらった西瓜冷やしてあるって言ったじゃないですか!」

ゴーヤ「あ……」

ろー「大丈夫!西瓜も食べるから!」

龍鳳「お腹壊しても知りませんからね!!」

ろー「はーい!!」


247 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/30(日) 00:05:32.97 ID:1QJ7uAqt0
#
ろー「あっつーい!!」

ゴーヤ「……夏休み中なのに学校とか苦痛でち」

ろー「文化祭が夏休み明けだからしょうがないよ!」

ゴーヤ「ゴーヤはクーラーが恋しいでちー!!学校クーラー付けろよっ!」

ろー「あ、これから行っていい?」

ゴーヤ「サーフィン?その前に一回帰らせて欲しいでち。日傘と日焼け止めとか持ってきたいの」

ろー「ろーちゃんもボード取ってこないと!」

ゴーヤ「あ、そういえばそうでちね」

ろー「……暑いし今日はゴーヤも水着持ってったら?」

ゴーヤ「水着?海に入らないのに日焼けは嫌でち」

ろー「……そうだよね…って」


248 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/30(日) 00:06:16.91 ID:1QJ7uAqt0
ろー「たっだいまー!!」

ゴーヤ「ただいま」

ろー「ん?あれ?龍鳳さーん!」

ゴーヤ「いない?」

ろー「あっれー?この時間にいないなんて珍しいねー?」

ゴーヤ「書き置きないの?」

ろー「んー、無いね」

ゴーヤ「じゃあメールかな?」

ろー「ゴーヤあった?」

ゴーヤ「んーん」

ろー「あ、メール着てた!」


249 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/30(日) 00:07:56.30 ID:1QJ7uAqt0
ゴーヤ「何だった?」

ろー「…………」

ゴーヤ「ろー?」

ろー「っ、あ、い、いや……買い物だって!!」

ゴーヤ「……ふーん。じゃあ適当にご飯食べてから行こっか」

ろー「そだね」

ゴーヤ「…………」

ろー「ど、どうしたの?」

ゴーヤ「……ろーがそう言うなら私は信じるよ」

ろー「う、うん」


250 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/30(日) 00:09:21.42 ID:1QJ7uAqt0
差出人:龍鳳さん> 隠す
宛先:呂500
件名なし
2015年8月28日 11:52
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
海軍の方とドイツ軍の方が来ました。
例の件です。
家ではゴーヤちゃんが帰って来ると困るので別のところで話すので出掛けます。
今日中には帰って来れると思います。
ゴーヤちゃんには買い物と言っておいてください。
サーフィン頑張って下さい。
もう時間がありません。

251 : ◆GJolKKvjNA 2015/08/30(日) 00:11:30.74 ID:1QJ7uAqt0
次更新でろーとゴーヤ編のおわりです(きっと)

次編は雪風ら勤祉部と榛名の喫茶の話になります。

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