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1 : 2015/06/28(日) 03:03:28.25 -
ふたなり艦娘×女提督SSです。
ほぼ女提督受けです。SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435428198
ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435428198/
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3 : 2015/06/28(日) 03:07:51.32 -
大丈夫です(震え声)
こっちは書き溜めが出来次第投下という形にするので… -
5 : 2015/06/28(日) 03:19:46.46 -
ある暖かい冬の夜。すでに他の駆逐艦の子達は寝入り、戦艦や空母、人間で言うところの大人に当たる者達も床に就き始めているような時刻。
が、ただ一人の駆逐艦は、その例外だった。「………すーっ、はぁ……」
提督の私室の前で、何かを決意するように深く息を吐く秋月。そのシンボルである鉢巻をきゅっと締め、自らに気合いを入れ直す。
「……………」
コンコン、という小気味良くドアをノックする音。短くも寸分の狂いなく刻まれるそのリズムは、彼女の礼儀正しさが表れているようにも思える。
「入っていいよー」
間の延びた声でそう帰ってきたのを確かめ、もう一度深呼吸をしてからゆっくりとドアを開いた。
「し、失礼します」
これからやろうとしていることへの緊張に、なんとも言えないようなぎこちない表情で顔だけを覗き込ませる。そんな秋月を迎えたのは、提督の優しい微笑みだった。
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6 : 2015/06/28(日) 03:24:59.12 -
「や、夜分遅くにすみません」
「ううん、私は大丈夫だよ。それよりほら、そこにいたら寒いでしょ?入りなよ」
「あ、はいっ!」
そう促され、そそくさと部屋に身体を滑り込ませる。
肌に突き刺さるような空気の廊下と違って、包まれるような温かさに身体を震わせる。
いくら他の日に比べて気温が高いとはいえ、季節は冬。暖房なしには寝られないほどの寒さだった。「どうしたの?眠れないの?」
穏やかな口調で、語りかけられる。駆逐艦という括りに分類されているため、秋月を子供として見ていながら部屋を訪れたのを不安の表れとして取っていることからだった。
しかし、秋月のそれは寂しさや戦うことへのものではなく、もっと大きい、これからすることへの不安。「……………」
問いかけに答えず、表情を曇らせる秋月を見た提督はにこっと笑いながら口を開いた。
「……ほら、おいで。もっと近くで、お話しよう?」
子をあやすように優しい笑顔でそう言いながら、自分の隣であるベッドの縁をぽんぽんと叩く。
「……はい」
その笑顔に幾分か気持ちが楽になった秋月。誘われるがままに提督の方へと歩き出す。
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8 : 2015/06/28(日) 03:28:48.59 -
「お隣、失礼します」
適当な距離を保ち、遠慮がちだがすとんと腰を下ろす。
普段提督の私室を照らす電灯はすでに消され、ベッドの傍のモダンなデザインのサイドテーブルと、そこに置かれたクラゲを模した形の可愛らしいスタンドライト。その中枢部から漏れる淡く青い光が、二人を照らし出していた。「……………」
ふと違和感に気付き、提督をじっと見つめる。疑問の色が浮かぶ表情には、いつも提督がしている何かが足りない。
そう、その違和感の正体は眼鏡だった。自身のトレードマークである眼鏡を外し、傍らには漆塗りの櫛が置かれているところを見ると、もう間もなく眠りに就く準備を進めていたことが推測される。
安眠の邪魔をしてしまったと心痛の念に駆られ、みるみるうちに表情が曇る秋月。
それを見た提督は、何も言わずにそっと秋月の頬に手を添えた。「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ、私は秋月の事を嫌だなんてこれっぽっちも思っていないから」
「っ……!!」
不意打ちのようなアプローチに、思わず胸が高鳴ってしまう。優しい言葉に流され、そのまま添えられた手を取り、両手で包むようにきゅっと弱々しく握り締める。
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9 : 2015/06/28(日) 03:32:46.63 -
少しでも力を加えようものなら、たちまち折れてしまいそうな細い指。しかし、それは提督の女性らしさをより如実に表し、秋月の中の『男』を目覚めさせつつあった。
気付けば、先ほどまであれほどざわめいていた心がこれ以上ないほどの安らぎに満ちている。提督から漂う、鼻腔をくすぐるように暖かく、どこか懐かしい匂い。
密接に触れる提督の優しさと女性らしさ。そこから生まれる安心感と、膨れ上がる己の欲望。迷う秋月の思考をよそに、提督が続ける。「何かあったのなら、話してごらん」
「あ……はい」
秋月が握った手を振りほどくどころか、すぐに同じ力で握り返しながら視線を合わせる。
そして、部屋に入ってからずっと落ち着きがなかった秋月が初めて凛とした態度で語り始めた。 -
10 : 2015/06/28(日) 03:37:23.89 -
「あの……司令、今日は美味しいご飯、ありがとうございました」
「え?あ、ああ、うん。どういたしまして」
秋月の深刻な表情を見ていたからか、拍子抜けしたような声の生返事になる。しかしすぐにも話の筋を合わせ、言葉を返す。
「よかった……秋月、なんだか悩んでるみたいだったからちょっと心配したけど…大丈夫そうで安心したよ」
「は、はい……すみません、わざわざこんな時間に…」
「ううん、秋月は気にしなくていいよ。私がやりたくてやってることなんだし」
提督の原動力の大半は、人への善意だった。困っている人が居れば、なんの躊躇いもなく救いの手を差し伸べる。自分への見返りも一切考えずに、ただ人を喜ばせ、誰かを幸せにすることこそが望みだった。
秋月に対してもそう。極度の貧困で空腹を満たすことすら出来なかったのを憂いてか、その卓越した腕前の料理を作っては秋月に食べさせていた。
秋月もまた、その善意に触れて提督に惹かれた者の一人。「美味しい」と言う度に実際に料理を食べている秋月よりも嬉しそうに笑う提督。自分が喜ぶことで相手も喜ぶ、それを繰り返すうちに秋月は提督へと惹かれていった。
しかし、当然、それは秋月一人だけではない。鎮守府全体の艦娘達が、彼女に惹かれている。性の壁を越えて愛される提督は、まさに魔性の女そのものだった。そのせいか提督の競争率は高く、たとえ夜であろうと二人きりになるということは難しい。
が、逆を言えば夜に二人きりになることが出来れば、提督を手中に収めたも同然。秋月は、これを狙っていた。ずっと想い続け、いつしか恋慕へと変わっていった気持ち。それを今、伝えようとしている。
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11 : 2015/06/28(日) 03:42:34.27 -
「ねえ、もしよかったらまた今度食べたいもののリクエスト聞いてもいいかな?私、頑張るから」
興味津々といった様子で、問い掛けてくる提督。ずっと握り合っていた手をそっと振り払い、肩に手をかける。
そして、一瞬も言い淀むことなく、提督へ告げた。「司令を、食べたいです」
「…………へ?」
数秒硬直し、脳裏にハテナを浮かべる提督。しかし、すぐにその言葉の意味を理解し、顔を赤く染めていく。
「司令……」
「きゃっ…」
そんな提督をよそに、肩に乗せた手に力を入れてそのまま後方へ自分の身体ごと倒れ込ませる。押し倒すと言うよりは、身体を寝かせるような優しいものだった。
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22 : 2015/06/28(日) 05:07:24.85 -
女提督「黒百合鎮守府」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431516418/女提督「甘えてもいいんだよ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429869385/建てすぎ
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24 : 2015/06/28(日) 05:11:54.97 -
末尾O「末尾oは同一人物!」
ワロタ
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34 : 2015/06/29(月) 17:03:48.56 - 非常に申し上げにくいことなのですが書き溜めデータが全部ぶっ飛びました。バックアップ?ないです(半ギレ)
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36 : 2015/06/29(月) 19:26:27.11 -
ちゃんと書き直してからまた投稿します
時間がかかりますがお兄さんゆるして -
40 : 2015/06/29(月) 23:15:14.67 - 比叡が
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44 : 2015/07/03(金) 00:40:40.62 -
のし掛かる二人分の重圧に、ぎしりと音を立てて深く沈み込むマットレス。しかしさすがに素材が良いのか、その勢いは殺されたようで痛みはまるでない。
「うぅ、ん……」
それでも僅かに残る衝撃に、反射的に瞼を閉じてしまう提督。秋月が上体を起こし、それに合わせて目を開いた瞬間、視界の下へ降りる秋月の頭部。
「ひゃあっ!?」
首筋を滑る濡れた感触。思わず身体が跳ね、同時に困惑しながらもすぐにそこへ視線を向ける。
「あ、秋月…」
今だ離れない息の荒い秋月、そして肌に残る艶。提督の首筋に這ったのは、秋月の舌だった。
「はぁ…はぁ…」
「あっ、や…んっ…」
一度離れたかと思えば、また張り付くように首筋を舐められる。焦らすような感覚に小さく声を挙げるが、それでも秋月は止まらない。
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45 : 2015/07/03(金) 00:43:09.05 -
首、鎖骨と順を追って味見するように滑る舌。吐息に混じって響く独特な水音と、段々甘くなる提督の声が広い部屋を支配していた。
一通り肌が露出したところを舐り終え、更なる味を求めてボタンに指をかける。
が、秋月の動きはそこで止まってしまった。迷いのある表情で、口を開く。「っあ、あの、司令……」
「………?」
「そ、そのっ………き、きっ、キス…しても、いい、ですか…」
互いに神妙な顔をしたまま、しばらくの沈黙が過る。
それに終止符を打ったのは、提督の方だった。「ぷっ……ふふふっ、あはははは!」
何かがツボにはまったように笑い出す提督。秋月からしてみれば、この状況は提督にとってとても笑えるようなものではないと思える。予想外のリアクションに苛立ちすら覚え、つい声を荒げて言い放ってしまう秋月。
「な、なんで笑うんですか!」
「ふ、ふふっ、だって、こんなことされたあとにキスしてもいいかって、順序がおかしすぎるもん!」
もっともな理由だった。確かに順序としてはおかしいが、それでも秋月の怒りは収まらない。
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46 : 2015/07/03(金) 00:47:03.33 -
「司令は今私に襲われてるんですよ!?これから自分が何をされるのか分かってるんですか!?」
「うん」
なんの躊躇いもなく、頷く提督。勘違いしているとか、そういった目ではないことは確実に見て取れる。
「なら……なら、どうしてなんの抵抗もしないんですか……私、司令に嫌われるのを覚悟の上でこうしているのに…」
弱々しくすぼむような口調に変わる秋月。それに連れて頭も降り、やがて項垂れるような姿勢に変わる。
「嫌わないよ」
「………えっ?」
またも予想外の返答。持ち上げられた視線と合ったのは、提督の優しい眼。背中に腕を回され、きゅっと抱き寄せられる。提督にのし掛かるような体勢に、今更な無礼を恥じてすぐに退こうとするががっしりとホールドされた腕からは逃れられず、慌てふためく秋月には構わず提督は続ける。
「秋月、ずっと辛そうな顔してたから…そういう時は、助けてあげたいの」
「し、司令……」
「誰かが困ってる時、私に出来るのはこれくらいだから……私は秋月の想いに応えたいな」
「……っ………」
嫌な顔一つせず、むしろ好意を持って自分を受け容れてくれる優しさと包容力。その暖かみに声を押し殺してシーツを濡らす秋月を、何も言わずに撫で続ける提督。
しかしこの優しさもまた、秋月の心の炎をより大きく揺らめかせるものだった。 -
47 : 2015/07/06(月) 04:08:36.50 -
秋月の嗚咽が止み、身体の震えが無くなった頃。おもむろに顔を持ち上げ、見つめ合う体勢になる。
「落ち着いた?」
そっと手を伸ばし、指先で涙袋から目尻にかけてなぞり涙を拭いながら問いかける。もう片方の目を自分の手で拭い去り、ただこくりと頷く秋月。
「そっか、ならよかった……あ……」
何かに気付き、驚くような表情になる提督。目線は秋月とは合っておらず、その下腹部に集中していた。
「そ、その……そっちは、落ち着いていないみたいだね……」
何のことかと尋ねようと、その注がれた視線を辿る。
「………あっ…!」
そこには、スカートを押し上げて逞しくいきり勃つ秋月のモノがあった。明らかに形は浮き、遠目から見ても臨戦状態にあることが分かるほどに、強く怒張している。
「…………」
「っあ、あの、これは、そのっ…!」
なんとか弁解の余地を作ろうと、再び提督に目線を向けるが、提督自身は目どころか顔を逸らして沈黙していた。思わず言葉に詰まり、黙りこくってしまう。
秋月には淀んだ空気が流れ始めたように思えたが、それは提督の一言ですぐに取り払われた。 -
49 : 2015/07/06(月) 04:29:42.87 -
「……いいよ」
「……えっ?」
予想外の返答に、素頓狂な声で再三返してしまう。焦れったいような態度に耐えかねたのか、今度はしっかりと秋月に向き直りながら、はっきりとした口調で言い放った。
「いいよ、秋月の好きにして…」
その言葉に、またもや思考が止まる。わずかに働く頭から絞り出された単語はチープなものだったが、それでも秋月の意思を伝えるには十分だった。
「なっ、なんで……」
「さっきも言ったでしょう?秋月が辛そうな時は助けてあげたいって。もう我慢出来ないって顔してるし……ね?」
そう言いながらはにかむ提督に、心臓がどくんと跳ね上がる。本来男を刺激させるような仕草に無意識に反応した主砲はぴくんと弾み、ピンク色のビジョンに支配された脳裏に息が荒いでいく。
己の欲望に従って動き出した口先を見て、全てを察したのかそっと瞳を伏せる提督。がっつきそうになる本能を抑え、ゆっくりと顔を近付けていく。あと十数センチ、あと数センチ。近付くにつれてばくばくと心臓が高鳴る。あと一歩で、唇が触れ合う距離。提督と同じように、秋月も『初めて』を味わうために瞳を伏せた。
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50 : 2015/07/06(月) 04:46:27.82 -
「あ。ちょっと待って」
「はっ!?」
作り上げられた最高とも言えるムードをぶった斬り、上体を起こす提督。今か今かと待ち望んだ瞬間を先送りにされ、泣きたいような気持ちにもなると同時に想い人の素の姿を見られて嬉しいような気持ちにもなる。
そんな秋月のことは露知らず、サイドテーブルに手を伸ばして、淡いブルーの光を映し出すクラゲのスタンドライト。その中の色の違う一本の触手を引っ張ると、部屋は暗闇に包まれた。
小さくよいしょ、と呟いて再び秋月の腕中に戻る。「こうしないと、見られるのって恥ずかしいから……」
暗闇に目が慣れず、表情こそ見えないが声色から察するにそれは赤く染まっている。提督が見せた女性らしい仕草に、秋月の中の何かが音を立てて切れた。
「っ!」
「んんっ……!?」
こと切れた理性に心の中で別れを告げ、本能に任せて唇を塞ぐ。力の加減も分からないような、不器用でぎこちないキス。だが、それでも提督は押し付ける強さから確かに秋月の愛を感じていた。
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51 : 2015/07/06(月) 05:00:35.74 -
ただ唇を重ねるだけで、それ以上のことはしない。そのまましばらくの時を過ごし、すっと距離を開ける。
「ふふ……いきなりだね…」
「ご、ごめんなさい…我慢、出来なくて…」
「いいよ……っ」
「……?」
平静を保っていた提督が、ぴくっと震える。苦しそうな声すら挙げ、何かをぐっと堪えているようだった。
「あ、あの…」
「や、だ…変なスイッチ入っちゃったかも…」
「えっ…?」
太腿を擦り合わせ、小さく身を捩る提督。暗闇に慣れてきた目には真っ赤に染まった頬が映り、閉ざされた視界に鋭敏になっていた耳はわずかに荒くなる息を捉えていた。
「し、司令…」
「ご、ごめんね……私も、我慢出来ないよ…」
逃がさないと言わんばかりに肩にかけた手を掴み、懇願めいた表情で訴えかける。
「や、やめないで…こんなの、収まりつかないから……」
「司令っ……!」
戻りかけていた理性は吹き飛び、思考は情欲と支配欲に染め上げられる。もはや秋月にはなんの躊躇いもなくなり、ただ肉欲を満たすためだけの獣と成り果てていた。
提督も例外ではなく、がっつく秋月の首元に腕を回して自分から求め始めている。我を忘れ、暗黒の中で二人の女が妖しく踊り出した。 -
52 : 2015/07/06(月) 12:51:17.86 -
???「—————ブルズアァァァァァァイッ!!!」
突然こんな奇声が聞こえたが、時はすでに遅し。>>1ヘッドショットされて死亡した
こうしてSS速報VIPに平和が訪れた
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53 : 2015/07/13(月) 22:43:10.48 -
食らいつくような乱暴なキス。唇の端から端、歯茎をなぞり、舌を絡ませ唾液を交換し合う。知り得ない味を貪るように舌を伸ばし、吸い取るように口内を蹂躙していく。
「んんっ、は、むぐ……」
酸素を求めた提督が離れる意思を見せても、ぴったりと唇を重ねて離さない。提督を組み伏せ、喉を鳴らしてその唾液を啜る秋月。征服欲に駆られ、さらに喉奥へと舌を忍ばせる。
息苦しさを訴えるように伸ばされた手に指を絡め、押さえつけるように枕元へと押し戻す。「んぅ……ふあ、ん…」
「はむっ…ふ、ぅ……司令っ…」
互いにくぐもった声を漏らしながら、強く求め合う。一人は愛を、もう一人は愛と、その愛する人の味を。
「はぁ……はぁ……」
透明な糸を引く唇を離した後も、秋月の欲望は絶えることを知らない。それどころかより過熱した欲望に乗せられ、今だキスマークの残る首筋に再び甘く噛み付く。
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55 : 2015/07/14(火) 02:27:58.42 -
「あうっ、ひぃん……!」
食らい付いた首筋を離すことなく、そのまま手探りで器用にボタンを外していく。
一点に走り続ける湿った感触に身を捩る度、擦れたパジャマが重力に従って降り始める。
やがて衣服は完全に降り切り、そこから露わになる肉体を食い入るように見つめる。「…………」
思わず息を呑むほどに美しい。艶のある白い肌、空気に触れつんと上を向いた乳房、形の良い臍。どれも秋月の興味を惹き、そして男を目覚めさせるモノを秘めていた。
もはや歯止めが効かなくなった秋月に、情欲を止める術はない。絡めていた指をそっと離し、名残惜しいような感覚を覚えながらも乳房に手を添えて、ぷっくりと膨らんだその先を咥え込んだ。「ひゃ……!あ、んっ…!」
長い間焦らされ、火照りの冷めない身体はそれだけでも面白いように反応する。じっくりと、何度も味わうように舌先で乳首を転がされ、また赤子のようにちゅうちゅうと弱く吸われる。空いた片方は、空いた手での刺激を受けていた。
ぐにぐにと水風船のように形を変えるそれは、手に収まりきらずに指の隙間から零れそうにも見える。
決して秋月の手が小さいわけではなかったが、それよりも遥かに提督のサイズが大きかった。着痩せするタイプなのか、それとも普段着ている軍服に締め付けられているせいでそう見えないのか。
遠い記憶の中で思い出す、夕張が「詳しくは分からないけど、90は堅い」と青葉と話していたことを。
それを知り得た秋月にとって、この興奮は計り知れないものとなった。 -
56 : 2015/07/14(火) 02:49:22.42 -
「んむ…はぁ……」
「んぁっ……!?」
浅く歯を立てて口を離したのを最後に、提督が一際大きく身体を跳ねさせる。瞳を潤ませて荒い息を吐く提督に構わず、また別の場所へ、別の場所へと舌を這わせていく。
「ふぁ…ん、くぅ……」
「司令の味、好き……好きです、大好きっ……」
妙齢の熟れきった身体を余すところなく、腋から臍さえも、敏感な部分までゆっくりと時間をかけて味わい尽くす。これ以上ない征服感に満たされふっと顔を離すが、お互いの身体は満足出来ていない。
それを訴えかけるように見つめる提督、そして何も言わずに下に指をかけ、そのままずり下ろす。「あ……」
身体と別離したそれからは、興奮の証である透明な糸が引いていた。それでもなお止め処なく溢れる愛液と、男を求めてひくひくと痙攣する秘唇。
自分のショーツも膝元までずり下ろし、ぱんぱんに張り詰めた肉棒を露出させた。
すでに鈴口からは先走りが溢れ、亀頭をてらてらと妖しく光らせている。「ん、っ…!」
それを秘所へ当てがい、最後の確認と言わんばかりに視線を合わせる。
こくりと頷き、シーツをきゅっと握る提督。互いの意思は一致した。太腿を掴み押し上げながら、水音を響かせてゆっくりと己の欲望を挿れ進める。 -
58 : 2015/07/20(月) 04:22:06.28 -
「っあ、くぅ…っ…!」
眉を歪め、ただ快楽を享受する提督。その女の秘裂はがっちりと秋月の男を咥え込み、きゅうきゅうと締め付けては離さない。
根元まで突き入れたところで、秋月の動きが止まる。身体を前に倒し、こつんと額を合わせて口を開く。「動きますっ、よ…」
そう宣言し、入口を雁首に引っ掛けるように腰を引く。それだけで痺れるような快感が走り、熱く滾った欲望ははち切れそうになる。
そのまま引き抜かずに、再び腰をグラインドさせて膣壁を擦り上げて肉棒を埋めていく。「んぁ……あっ、あぁっ…」
数回それを繰り返し、段々とピストン運動の速度を速めていく。それに連れて挙がる甘い声と、響く粘ついた水音。
長く焦らされた身体に、与えられた強い快楽。ただそれに身を任せ喘ぐ提督は、すでに蕩けきった雌の顔になっていた。 -
59 : 2015/07/20(月) 04:38:28.97 -
深く突き入れる度に柔らかい膣肉が竿全体を擦り上げ、奥は亀頭にキスをするように吸い付いて止まない。
与えられる無慈悲な快感に、喉を反らして嬌声を挙げる提督。髪を振り乱し、輝く汗を散らす姿に普段の落ち着いた物腰はまるで感じられない。この時だけは、ただ快楽を貪るだけの獣と化していた。「はあっ、はっ、し、司令、もうっ…!」
動きを止めることなく、秋月がはっきりとした言葉で限界を訴える。提督自身ももう限界は近かった。働かない思考に回らない舌で、息を吐きながら必死に答えを紡いでいく。
「いい、よっ…このままっ…んむっ…!」
「んんっ、んく……!」
言い終わるより先に、唇をふさぎ込む。最大限の愛を伝えながら、真っ赤に充血した最奥に押し当てて、打ち付けるように精を吐き出していく。
どくどくと脈打たせて流れ出るそれは、数回で狭い膣内を満たした。「はっ……はっ……」
今だ糸を引く唇を離し、提督の頭の隣に脱力したように倒れこむ。しかし寸前に握られた手は、お互いに離す意思など無いかのように固く結ばれていた。
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60 : 2015/07/20(月) 04:45:36.75 -
提督「……………」ギュウ
秋月「……………」ギュウ
提督「……………」
秋月「…………あ、あの」
提督「ん…なあに?」ニコ
秋月「っ……///い、いえ…なんでも…///」
提督「ふふ…そっか…」
秋月「………もう少し、そっちに行ってもいいですか?」
提督「うん…おいで」
秋月「失礼します…」
ゴソゴソ
提督「えへへ…あったかいね…」ギュム
秋月「………///」
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61 : 2015/07/20(月) 04:49:25.75 -
秋月「……私、幸せです」
提督「そっか…なら私も嬉しいな…」
秋月「はい…司令が喜んでくれるなら、秋月も…」
提督「うん……あのね、また、したくなったらいつでも…」
秋月「……じゃ、じゃあ」
提督「………?」
秋月「その………今からでも」
提督「……ええっ!?そんな、さっきしたばっかりなのに…///」
秋月「…ダメです、我慢出来ませんっ!」ガバッ
提督「きゃあっ!?あっ秋月っ、待っ……ひゃんっ!?」
秋月「ふふ、えへへ…司令、今夜は寝かせませんよっ!」
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62 : 2015/07/20(月) 04:50:41.26 - 秋月おわり
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64 : 2015/07/27(月) 04:28:10.96 -
電「……ん……」パチ
提督「あ……起きた?」
電「ふぇ……?司令官さん、なんで…?」
提督「もう、覚えてないの?」クス
電「………あっ!」
提督「ふふ、どこまで思い出した?」
電「えっと、ご飯を食べ終わって…司令官さんのお部屋で、司令官さんに……」
提督「いっぱい甘えてたね」
電「はわわわ……///」
提督「で、そのまま寝ちゃって今に至ると」
電「うう…ごめんなさい、ずっとこんな、抱きついたまま…」
提督「ううん、あったかくて気持ちよかったよ」ギュウ ナデナデ
電「…………///」
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65 : 2015/07/27(月) 04:34:04.97 -
提督「さてと……寝る前にお風呂入ろっか。もうみんなも寝る時間だし」パッ
電「あっ……」
提督「はー、ずっとくっついてたからちょっと汗でべとべとするね…早くさっぱりしたいな…」パタパタ
電「…………」ジー
提督「……ん、どうしたの?」
電「あ、な、なんでもないのです」
提督「そう?じゃ、行こうか」スタスタ
電(ちょっとだけ名残惜しい…かも……)
提督「電ー?」
電「あ、はい!」
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66 : 2015/07/27(月) 04:41:33.93 -
〜〜〜
提督「よいしょっと……」シュル パサッ
電「…………」
提督「ん……」プチ
電「………おっきい」ボソッ
提督「へ?」
電「……へ?」
提督「今、なにか言わなかった?」
電「あ…い、いえ…」
提督「そう?空耳かな…」
電「…………」ジー
提督「わ……ちょっとお腹細くなったかも……?」サス
電(司令官さんの胸を見てると……なんだか、むずむずする……)
提督「電、先に入ってるよー」
電「……あ、はい…」
ガラッ
電「…………」
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67 : 2015/07/29(水) 02:05:21.45 -
ガラ
提督「ん……電ー、こっちだよー」
電「あ……はい」
パチャパチャ
提督「走ると危ないよ?」
電「えへへ…大丈夫なのです」
チャプン
電「ほあぁ……」
提督「ほらほら、もっとこっちおいで」
電「はい、なのです」ザブザブ
提督「…………」ジー
提督(……うん、やっぱり駆逐艦にもある。タオルの上からでもちょっとだけ形が見える…)
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68 : 2015/07/29(水) 02:14:16.73 -
提督(今は小さいけど、そういう時になったらやっぱり大きくなるのかな……いや、でも電を含め駆逐艦の子達を人の年齢から推測すると精通してるかどうか……)
電「…………」
提督(……あれ?そもそも精通してなきゃ大きくならないの?授業中寝てたんだっけ?それ以前に人の概念がこの子達に通じるの?いやでも艤装とか着けられる以外は普通の女の子となんら変わりないし……)
電「…………」
提督(……うーん、なんだかよく分からなくなってきちゃった……ちょっと電に質問でも……ん?)
電「…………」
提督(………?見られてる?)
電「…………」ジー
提督(どこだろう……胸……?)
電「………浮いてるのです」ボソ
提督「まあ、脂肪の塊だからこれだけ大きいとねえ」
電「はわぁ!?」
提督「いや、口に出てたよ」
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69 : 2015/07/29(水) 02:32:23.14 -
電「ううぅ……ご、ごめんなさいぃ…」
提督「そんなにすぼまなくても…気になるんなら触ってみてもいいよ?」
電「へっ…!?」
提督「タオルの上からだけど……ほら」
電「い…いいのですか…?」
提督「うん、女同士なんだし遠慮することないでしょ?」
電「……じゃ、じゃあ……」スッ
提督「…………」
電「…………//////」ゴクリ
ツン
電「わ、わ……柔ら、かい……///」フニ
提督「…………」
提督(……顔、真っ赤……なんだかいつもの電と違うような…いや、でも普段からこんな子………でもないよね……)
提督(胸触った時の反応が天龍と同じというか……真っ盛りの男子中学生みたいな……)
提督「…………?」
提督(え?あれ、このタオルの膨らみ…電、もしかして……)
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71 : 2015/08/01(土) 02:57:40.87 -
何かに勘付き、電の下腹部へと視線を下ろす。
絶え間なく供給され続ける湯の勢いに押し上げられ、ゆらゆらと揺れる水面のせいで見え辛いが提督の目には確かにそれが映っていた。半身を包むように巻かれたタオルをすり抜け、若さを誇示するかの如くその姿を現している主砲。決して大きい訳ではなかったが、まだ幼い身の丈に見合わないそれは電の知識と本能のアンバランスさを暗示しているようだった。
「あ……えと……電?」
呼びかけに応えず、初めて見る玩具を与えられた赤子のように胸を弄り続ける電。当の本人は単なる興味で触っているつもりなのだろうが、本能は如実に欲望を表していた。
ぽんと肩に手を置くと、はっと我に返ったように身体を跳ねさせて視線を合わせる。「電…その、それ、気付いてる?」
「え……?」
提督に促され、自身も指差された先を見る。
しばらくじっとそれを見つめた電だったが、陰部が露わになっていることに慌てふためきながら必死に隠そうと腕を伸ばし始めた。「はわわわ!?なっ、なに、これ…!?」
「……………」
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72 : 2015/08/01(土) 03:19:02.08 -
「……ダメだよ、電」
「えっ……!?」
諭すような優しい口調で言いながら、がっちりと組まれた手をそっと解いていく。
掴むとも抑えるともとれない程度の力で手首を握ったまま、電の身体ごと押すように上体だけを起こして顔を寄せながら続ける。「それはね、興奮してる証なの」
「興、奮……?」
「そう……電が、私の……女の身体を見て、男の子の部分を反応させてるの」
出来るだけ興味を惹くように、同じ目線で、ゆっくりと。電自身も動きを止め、この状況を理解しようと聞き入れる体勢に入っている。
「けどね、それはごく自然なことで、悪いことではないから…心配なんてしなくていいんだよ」
「は……はい……」
柔らかい提督の笑顔に、思わず電も微笑んでしまう。募り始めていた不安感は拭われ、母を目の前にしたような安心感に包まれるようだった。
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75 : 2015/08/10(月) 22:48:48.45 -
「それで、ね……これは、ちゃんと処理しないと体に悪いから…」
「えっ!?」
「落ち着いて、私がしてあげるから…」
「は、はい……よろしくお願いします…」
とりあえず、といった様子でぺこりと頭を下げる。電らしい礼儀正しい態度に、くすりとしながらも準備を進める。
浴槽の縁に電を腰掛けさせ、その前に跪いて下から見上げる体勢になる。
いくら子供のような身体つきでも、それに見合わず今だ雄々しくそり立つ肉棒を見るだけで羞恥心は昂ぶってしまう。長い間湯に浸かって熱されたのか、頬に赤みが差したまま動かない提督の動向を探るように首を傾げる電。
「あっ……ご、ごめんね。すぐにやるから…」
視線に気付き、慌てるような素振りで上半身をのめらせ、隆起した欲に顔を近付けると
「ひゃあぁっ!??」
一気に根元まで咥え込んだ。
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76 : 2015/08/14(金) 02:56:30.47 -
「んうあぁっ!?やっ、だ、だめっ、司令か……っひぁ…!」
唐突に走る感覚に驚いたのか、腰を跳ねさせて拒絶の意思を見せる。が、抵抗しようと動く手を抑え込むように握り、そのまま咥えこんで離さない。
「ふぁ……はっ、あ…!」
刺激に慣れたのか、電が少し動きを鈍らせたタイミングを見計らい、また新しい刺激を与える。
歯を当てないように器用に口先だけを窄め、肉棒全体をゆっくりと愛撫するようにグラインドさせる。「あぁ…はぁ……にゃ…」
顔を上下に行き来させる度、身体をぴくりぴくりと反応させ、目を見開いて小さく声を漏らす。それは先ほどのような拒絶の意思を持ったものではなく、明確な『男としての欲求』を孕んだものだった。
「んぁ……んっ…は、あー…っ…」
もはや抵抗の意思すら見せず、すっかりおとなしくなってしまった電。蕩けるような夢現つとした目で、頬は赤く染まり、未知の快楽に身を任せ理性と本能の波間を揺蕩う意識はすでに涎を口端から垂らしていることにも気付かない。
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78 : 2015/08/17(月) 02:42:25.16 -
「はぁ…あぁぁ……」
虚ろな目で、どこを見ているのかも分からないような表情で快楽を享受する電。すでに自我はなくなり、未だ味わったことのない悦楽に没頭するだけ。より強い刺激を求めるため自ら腰を浮かせ、さらに押し退けようとしたはずの提督の頭に手を乗せて逃がさないとも言うような意思すら感じられる。
「んっ……」
「は、っ…!うぁ……!」
当然、自分から言い出したことから逃げるはずもない。急かすように口内で震える欲、その裏筋を一度舐め上げる。
新しい快感にびくん、と身体が跳ねる。その動きが止まったのを確認してからまた二回、三回と同じことをして刺激に慣れさせる。「ん、んう…は、ひぃぁ……」
亀頭への刺激に対する、初々しい反応。舌の動きに合わせて逐一リアクションを返すその姿に、思わず嗜虐心がくすぐられる。
裏筋に舌を這わせ、竿を中心にじっくりと舐るように蹂躙していくと、それだけで面白いくらいに声を漏らす。 -
79 : 2015/08/17(月) 03:38:35.60 -
「………ーーーっ……!!」
舌先で、ちろちろと鈴口を刺激する。あまりに快楽が強すぎたのか、一度全身を強張らせるように肩をすくめたかと思うと、すぐに脱力してまたなすがままになる。
それに伴ってか、小さく開いた鈴口からどっと粘度のある液体が溢れ出し始めた。
まだぴんと張り詰めた陰茎から漏れるそれは、先走りと予測出来る。「…………」
もう電自身が限界に近いことを察し、名残惜しいような気持ちを捨てて舌の動きを変える。
よりゆっくりとしたグラインドで、そのまま頭を上下に動かし、唇で竿全体と雁首を刺激していく。「はっ、あっ、あっ、あーっ…!う、あ、あああっ…!」
息を荒げ、足をピンと伸ばす電。自分から快楽に向かおうとするのを手助けするように、ひたすら刺激を与え続けて優しく絶頂へと導く。
一際大きく身体が跳ねると同時に、肉棒自体も脈打つように口内で跳ね回る。
初めての射精に伴い、大量の熱い精液がぶちまけられる。が、それも厭わずに零れそうになる分まで喉を鳴らして飲みながら、舌先で裏筋を刺激して、最後まで出し切るように射精を促す。「はぁ……はぁ……はぁ……」
肩で息をしながら、ぐったりとした様子で提督にしな垂れかかる電。その身体を抱き起こし、優しく髪をかきあげると額に優しくキスをした。
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80 : 2015/08/17(月) 03:41:03.23 - まだありますが寝ます
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81 : 2015/08/21(金) 00:38:25.45 -
電「はっ……はっ……」
提督「……ふぅ…」
電「司令官、さん…」
提督「うん…いっぱい出たね」ナデナデ
電「ふあ……」
提督「ああやって定期的に出さないと、身体に悪い………らしいからね、そうなった時はちゃんと言ってね」
電「はい……あ、あの…」
提督「?」
電「………き、気持ち良かったのです……///」
提督「………ふふ、そっか」
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82 : 2015/08/21(金) 02:16:45.98 -
提督「………そろそろ出ようか」
電「あ、はい…」
バシャ
提督「はぁ……長い間お湯に浸かってたからかな……なんだか、くらくら………する……」
フラッ
電「!」
バタン
提督「う………」
電「司令官さん!?司令官さん!!」ユサユサ
提督「…………」ハラリ
電「あ………」ドキッ
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85 : 2015/08/26(水) 04:16:48.43 -
仰向けに倒れこみ、揺す振られたことによってはだけたタオル。電の視線は、そこから覗く胸に釘付けになっていた。
「あ、あ……」
目の前にある、確かな女性的な膨らみ。それに強く関心と興味を示した欲望が萎びた『男』を再び尖らせる。
無意識に動いた腰はぴったりと肉棒を鳩尾に合わせ、手は乳房を掴む。「はっ…ふ、あ…」
熱い。長く湯に暖められ、また羞恥心からか火照った身体は滾る欲望に負けないほどの熱量を帯びていた。
過熱した欲望を、濡れた肌に擦り付ける。それだけで痺れるような快感が走り、思わず腰が砕けそうになる。罪悪感に苛まれながらも、その欲求は止まらない。
広い大浴場には、流れる水音と一人の吐息だけが響いている。 -
86 : 2015/08/31(月) 05:12:13.74 -
擦り付けるだけでは物足らず、更なる刺激を求めて柔らかい乳房を掴み寄せ、それを動かしながら包み込むようにして竿全体をマッサージしていく。
「あっ……あっ…!」
裏筋が白い肌を滑る度、鋭い快感が身体中を駆け巡る。それは単純に肉体的なものだけではなく、意識のない相手に対する不純な行為。つまり背徳感からくるものでもあった。
「はっ、はっ、ひっ、あっ…!」
慣れない動きのためか、強く陰茎を打ち付けられても目を覚まさない提督。その胸を利用して自慰に耽る電。その状況による興奮が大きすぎるあまり、先ほど提督に施してもらった時よりも比較的早く絶頂を迎えようとしていた。
「あ、くっ、ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ!でも、電……あっ、はあぁぁっ!!」
叫びと共に吐き出される精液。しかし二度目のそれは勢いを持たず、提督の首元に付着した。
「はーっ……はーっ……」
その様子を虚ろな目で見つめ、腹の上にへたり込む電。
その欲望はすでに力を失い、頭を下ろしていた。 -
88 : 2015/08/31(月) 05:20:12.57 -
提督「…ん……」パチ
電「あ……よかった、目を覚ましたのです」
提督「あれ……?私、どうなって…」
電「えっと、あの、電の……を、その、してもらったあと、のぼせちゃったみたいで…お風呂から出た途端倒れちゃったのです」
提督「……ああ、そうだったんだ…ごめんね、わざわざ運んでくれて」
電「あ、いえ、電の方こそ気付けなくて悪かったのです」
提督「今度からは気をつけなきゃね……そうだ、着替えないと湯冷めしちゃう」
電「あ、お着替えここにあるのです」
提督「ありがと……ん?」
電「どうしたのです?」
提督「なんだか…首がねちゃねちゃするような…」ペタペタ
電「!!」ドキッ
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89 : 2015/08/31(月) 05:24:30.52 -
電「い、いえ、あの、そっ、それは……」
提督「さっき飲んだ時に零れてたかなあ……あ、ごめんね、こんな話…」
電「あ……い、いえ、気にしないでください…」
提督「しかし…やっぱり、艦娘も成長するんだねえ…」
電「へ?」
提督「いや、ちゃんと精通してるってことはね、大人に近付いてるってことなんだよ」
電「大人……」
提督「うん、電も成長してるってこと」
電「………あ、あのっ」
提督「ん?」
電「そ、その……電も、もっと成長すれば、その時は………司令官さんと…もっと大人なこと、出来ますか…?」
提督「…………っ///」キュン
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90 : 2015/08/31(月) 05:27:54.40 -
提督「……出来るよ、うん」
電「! ほ、ほんとですか!?」
提督「でも、その時は私ももっと恥ずかしいから……ちゃんと、リードしてね?」
電「………!」キュン
提督「………さてと、早く着替えて牛乳でも飲もうか」
ギュッ
提督「ん、どうしたの?」
電「あの…今日は一緒に寝てもいいですか?」
提督「うん、いいよ」ナデ
電「はい……ふふっ……♪」
提督(……大人になってきたなぁ……)
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91 : 2015/08/31(月) 05:29:52.42 -
電編おわり
次は……蒼龍か武蔵で
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