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1 : 2014/04/15(火) 00:54:20.41 -
注意
※艦隊これくしょんのssになります
※キャラ崩壊、口調崩壊してます
※補給事情、シリアス、深海棲艦等の設定をほぼ投げ捨てていますこのssは艦娘と提督がお菓子を食べるだけのssになります。基本的にはそのスイーツに合った(思いついた)キャラを1が独断と偏見で決めるものになります。
不満があるかもしれませんが。その点は理解していただけると有難いですこれらが苦手な方は、注意してください
それでも大丈夫な方は、駄文ですがお付き合いくださいSSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397490860
ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397490860/
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2 : 2014/04/15(火) 00:56:10.86 -
※プロローグ的な何か
~ 鎮守府 提督執務室 ~
提督「さて、そろそろあいつらが戻ってくるころですね」カチャカチャ
鳳翔「はい、演習に問題がなければまもなく報告に来るはずです」コポコポ
提督「…で、こちらの準備のほうは?」
鳳翔「問題ありません。このとおり万全に整えてあります」
提督「ありがとうございます。無理いって支度をを手伝ってもらって」
鳳翔「いんですよ。これも秘書官の務めですから。それより提督は大丈夫なのですか?」
提督「私ですか?」
鳳翔「はい、こういってはなんですがこんなこと提督がすることではないかと思いますので。確かにみんな喜ぶかと思いますが」
提督「そんなことですか。それならご心配なく、これは私が好きでやってることですから」
提督「自分なりの応援というかそんなつもりなんですけど…迷惑ですかね」
鳳翔「迷惑だなんてそんな…!むしろここまで気を使ってもらって感謝してもし足りないぐらいです!!」
提督「ありがとうございます。そういってもらえると少し気が楽になりますよ」
提督「まあ後は…あいつらの意見を聞いてみてからにしましょうか」コンコン!
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3 : 2014/04/15(火) 01:00:12.36 -
金剛「ヘーイテイトクー!第一艦隊演習から無事帰港しましたー!!」バターン!!利根「演習はこちらの大勝利だったぞ!まあ相手方もなかなかに固かったがな」
加賀「あそこで金剛さんや榛名さんのクリティカルがなければかなり苦戦しましたね」
榛名「いえ、赤城さんや加賀さんの索敵があってこそあそこで上手くいったわけですから私たちだけの力では決して…」
赤城「謙遜しなくてもいいんですよ。事実それが勝利に繋がったわけですから」
金剛「そうそう、もう少し榛名は自信を持つべきデース」
北上「まあそこが榛名っちのいいところだけどね~」
赤城「そうですね…って、提督、一体これはどうしたんですか!?」
金剛「オウッ!この準備はティータイムですねー?」
利根「にしてはちと豪華ではないか?お茶はともかくケーキやクッキーがこんなにもあるとは…」
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4 : 2014/04/15(火) 01:07:41.79 -
提督「報告ご苦労様。まあとりあえずそこに掛けてくれないか?」榛名「提督。まさか私たちのために…!!」
提督「半分正解で半分違う。まあお前達に食べてほしいというのは本当だが」
北上「ありゃ、じゃあ何か別の理由があるの?」
提督「まあそれはお茶をしながら話そうか。それじゃあ鳳翔さん」
鳳翔「はい、今お茶を淹れていきますね」
金剛「鳳翔さん、ありがとうございマース!!」
鳳翔「いえ、どういたしまして」
赤城「お菓子…ケーキ!!」ジュルリ
加賀「赤城さん。皆さんと分け合いましょう…独り占めは許しませんよ」
利根「目が笑っていないぞ。加賀」
榛名「加賀さんもお菓子は譲れないみたいですね」
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5 : 2014/04/15(火) 01:11:26.41 -
~ ~ ~
鳳翔「みなさん、お味はどうですか」
金剛「それはもうとっても美味しいデース!!」
北上「うんうん、お世辞抜きでマジで美味しいよ。大井っちに食べさせてあげたいぐらいだなー」
利根「そんな事いって全くその気はないじゃろ?」
北上「あ、バレた?」
利根「そんな勢いよく食べてればなぁ。まあ我輩も人のことは言えんが」
赤城「もぐもぐもぐもぐ」
加賀「赤城さん。赤城さんの分のクッキーはあと三枚分ですからお忘れなく」
赤城「もぐもぐ!」
榛名「赤城さんはもう食べることに夢中ですね…」
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7 : 2014/04/15(火) 01:15:41.84 -
提督「いやぁ、みんなが気に入ってくれたようで何よりだ。準備した甲斐ががあったってもんだよ」利根「…で、提督。話とは一体なんじゃ?まさか本当にお茶会がしたかったというわけじゃないだろ」
提督「そうだな。みんなもだいぶ堪能してくれたみたいだしそろそろ話そうか」
榛名「ま、まさか提督の異動命令が…!!」
金剛「ちょ!いきなり何を言い出すんデスか!!」
北上「あー、じゃあこれは最後の晩餐的なやつって事かな?」
利根「北上も何を言い出すんじゃ!」
加賀「提督…」
提督「…お前らが望んでいるならそれも考えるが、悪いが全く違うぞ」
榛名「そうですか…良かった!」
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8 : 2014/04/15(火) 01:19:21.83 -
北上「いやー、つい冗談で言ってみたけど…これはないわー」利根「全くじゃ。ついでに言うなら提督の異動なんぞちっとも望んでおらんからな」
金剛「万が一そんなことした日にはたとえ一人でも反逆してやるのデース…」
加賀「その時は付き合わせてもらいますよ」
赤城「二人とも、まだ提督が話してる途中ですから…」
北上「あっ、赤城さんが元に戻った」
利根「ようやく満足したようじゃな」
赤城「流石に提督が話そうとしてるときに空気を読まずに食べませんよ」
提督「えーっと、そうだな…まあ話す前にちょっと質問したいんだが」
榛名「質問ですか?」
提督「お世辞とか社交辞令とかどうでもいい。ただ率直な意見として聞きたいんだ」
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9 : 2014/04/15(火) 01:23:48.23 -
利根「…えらく物々しいな。で、一体なんじゃ?」提督「…お前達は、俺に対して何か不満はないか?」
加賀「…はぁ?」
提督「一応俺は提督という立場でお前達を指揮している。しかし指揮しているとはいえそれだけだ」
提督「肝心の戦闘はお前たち任せで俺からは何もできない。できることといえばお前達の無事を祈ることぐらい」
提督「…でありならもお前達にはこれといって不満を漏らしていないだろ?俺はそこが心配になったんだ」
提督「もしかしたら俺が不甲斐ないばかりにお前達にばかり負担を強いているんじゃないかとな」
提督「確かにお前達からみたら頼りない提督かもしれない。だからといってお前達に負担なんてかけたくないんだ」
提督「だから不満があるようなら…なんでもいいから言ってくれないか?」
提督「流石に異動とかになると時間はかかるかも知れないが、なるべく有能な後任が来るように調整するつもりだ」
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10 : 2014/04/15(火) 01:30:39.92 -
提督「だから無理しないで何かあれば」北上「あー、じゃあ遠慮なく言わせてもらうね」
榛名「北上さん!?」
北上「あのさー、提督って…馬鹿なの?」
提督「…は?」
北上「だってさー、今までの私たちの戦果を見てよ。今まで大本営が攻略できないところまで攻略してるんだよ」
北上「普通上に不満があるようならここまでできないっしょ?」
提督「い、いやそれはお前達の力があってこそであって…」
加賀「では提督は誰がここに着任しても同じような戦果をあげれたと?」
赤城「ここは深海棲艦との戦いにおいても最前線です。正直補給一つとっても苦労するはずです」
加賀「しかし私たちは補給で苦労したことはない。これは提督の実力では?」
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11 : 2014/04/15(火) 01:35:43.68 -
提督「……それは、お前達に苦労をかけたくはないからであって、別に…」金剛「そのほかにも開発や入渠や戦術等等、提督が指導してくれなければここまで上手く回ってませんヨ」
榛名「そうですね。むしろ提督がここまでやってくれるほうが珍しいのでは?」
金剛「デスねー」
利根「…あくまで噂だが艦娘自体を使い捨ての道具として見てない提督もいると聞く。無論環境については言わずもがなだ」
利根「それなのにこの環境を作り上げている提督の何処に不満を持てと?」
北上「…って事よ。みんなこんな風に思っているのに提督が一人だけで空回りしてればそりゃー馬鹿じゃないかって聞きたくもなるよねー」
提督「……」
北上「提督はさ、提督自身が思っている以上にみんなに頼られてるんだよ?」
北上「まあ不満があると言われればそれだけだね。もう少し自覚してくださいってことで」
提督「…みんな、ありがとう」
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12 : 2014/04/15(火) 01:40:10.22 -
鳳翔「だから言ったじゃないですか。みんな不満なんてないと」赤城「鳳翔さんも同じような質問を受けていたんですか?」
鳳翔「はい、そのときも皆さんと同じことを言ったんですが納得されなくて…」
提督「いや、鳳翔さんは秘書官を勤めているから建前だけでも言ってくれているのかと思って…」
加賀「ここまで来るともう馬鹿を通り越して病気ですね」
榛名「…ですね」
提督「…まあみんなの気持ちは分かった。そこまで気にしすぎた俺が馬鹿だったよ」
利根「まあ我輩たちに気を使ってくれていたのは有難いがな」
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13 : 2014/04/15(火) 01:43:37.69 -
提督「とは言えど俺がお前達にできることは少ない。だからちょっとした提案なんだが…」榛名「なんでしょうか?」
提督「お前達のためにこんな風にお茶会を開きたいんだが…どうだ?」
利根「お茶会じゃと?」
提督「ああ、といっても今みたいに大人数じゃなくて一人一人でだ」
赤城「一人一人とは何か理由でもあるんですか?」
提督「俺が一人一人もてなしたいからだ」
加賀「…すいません。説明を」
提督「今回はこうやってクッキーやケーキを用意したが、やはり食べ物の好みは一人一人違うだろ?」
提督「だから俺がリクエストを聞いてそれを用意する。それを食べてお前達には少しでも戦闘の疲れを取ってもらう。…でもってもし不満があるようならその場で話を聞きたい。大まかな感じとしてはこうだな」
北上「一人一人提督がもてなすのか。なんかホストみたいだねー」
提督「ホストほど上手接待はできないがな」
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14 : 2014/04/15(火) 01:49:02.77 -
榛名「成程、だから一人一人という訳ですか」提督「流石に人数が多くなると用意も大変だからな。俺が不甲斐ないせいもあるが」
金剛「提督と、二人っきりでティータイム…!」
榛名「でしたら、榛名も全力で…!!」
利根「なにやら邪念を感じるが…我輩はいいと思うぞ?」
北上「私も。それにしても提督も物好きだねー。さっきも言ったけど特に不満はないのにさー」
提督「まあ俺の自己満足とでも思ってくれ」
赤城「しかしみんなのリクエストを聞くとなるとそれだけでも大変そうですけど大丈夫なんですか?」
加賀「そうですね。鳳翔さんも毎回色々なものを作るのは重労働でしょうし…」
提督「あーその点は大丈夫。作るのは俺だから」
赤城「なるほど提督ですか。それなら安心…えっ?」
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15 : 2014/04/15(火) 01:52:03.14 -
榛名「て、提督…今何と?」提督「いや、俺が作るから大丈夫たって言ったんだが…」
金剛「………」
金剛「ハァァァァァァl!!?」
提督「そんな大声を出さなくても…あー。やっぱり男が菓子を作るのは気持ち悪いか」
加賀「いえ、気持ち悪いとかそれ以前に…提督ってお菓子作りができるんですか?」
提督「自慢じゃないが自信はあるぞ。その証拠がそれだ」
利根「それってまさか…これは全部提督が?」
提督「久しぶりに作ってみたからカンが鈍ってるかとも思ったんだが、まあ大丈夫みたいで良かったよ」
北上「鳳翔さんが作ったのかたのかと思ってた…」
鳳翔「いえ、私は準備を手伝っただけでお菓子作りは提督が一人でやったんですよ」
金剛「悔しいですが、私たち姉妹よりも絶対に上手いデース…」
提督「ちなみに他にも色々と作れるぞ。和洋中何でも。流石に飴細工とかは無理だがな」
赤城「そこまでできたらもう職人ですよ…」
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16 : 2014/04/15(火) 01:55:39.22 -
金剛「けど提督の手作りスイーツを食べれるならなおさら望むところデース!!」赤城「私もです。ところで順番とかは決めているんですか?」
提督「ああ、その辺は戦闘でMVPを取った順番に…」
金剛「」ガタッ
加賀「」ガタッ
提督「…しようとも思ったんだが、そうすると不公平なことになるから完全にランダムになるようにしたよ」
加賀「くっ!」
金剛「残念デース…」
提督「って言うかお前らが全力を出すような気がしたから止めたんだよ」
榛名「私も賛成ですが…提督は大丈夫なのですか?ただでさえ提督の仕事があるのにその上私たちのためにそこまでしなくても…」
提督「なーに、少しでもお前達のために何かしてやりたいと思っていたんだ。だからそんなに気にするなって」
榛名「提督…!」
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17 : 2014/04/15(火) 01:57:28.91 -
北上「あー、ちょっと感動してるところ悪いんだけどさ」提督「ん。どうしたんだ」
北上「提督。今からちょーっと大変になるみたいよー」
提督「大変になる?またなんでだ」
北上「理由はまあ…後ろを見たら?」
提督「後ろ?窓がどうしたt」
チョット!ナニミンナデオチャカイナンテヒライテルノ!!
コレハサスガニユルサレナイワネ…
ネェサマ…シンジテタノニ!!
アラアラ、コレハセツメイシテモラワナイトネ
プップクプゥーーー!!!
ムネカ!ヤッパリムネナンカ!!提督「 」
北上「まあ、その…がんばってね」
この後、全員に説明した(&お菓子を振舞って納得してもらった)
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20 : 2014/04/15(火) 02:01:24.76 -
~アイスクリーム~長門「…で、記念すべき提督のもてなしの第一号が私か」
提督「ああ、まあゆっくりくつろいでくれ」
長門「そうさせてもらおう。で、頼んでいたものだが…」
提督「こちらに用意してあるぞ。ほら」
長門「おお、これは…!!」
提督「ただのバニラアイスというのも芸がないからな。色々と用意させてもらったぞ。もちろん自家製だ」
長門「おお、このピンク色のは苺か!それでこの茶色いのがチョコ。で、この緑色なのが…」
提督「抹茶だな。後は胡桃を練りこんだナッツ風味、後は小豆を練りこんだ餡子風味…こんなもんか」
長門「ああ聞いているだけで我慢ができん!早速いただくぞ!!」ガツガツ
提督「焦って食べるなよー、艦娘といえど頭に刺激がいくぞ」
長門「ふふっ、そんなことがこの長門に~!!!」キーン!!
提督「いわんこっちゃない。ほらお茶だ」スッ
長門「す、すまない…つい」ゴクゴク
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21 : 2014/04/15(火) 02:03:45.48 -
提督「しかし、そこまで長門ってアイスが好きだったのか。意外だな」長門「いや、そこまで隙というわけでは…ただな」
提督「ただ?」
長門「大和がいる手前、私が大声でアイスが食べたいと叫ぶのはいささか抵抗がな…」
提督「あー、あれか」
長門「私にも…私にもアイスを作れる能力があれば!」
提督「そこまで意地を張らなくてもいいとは思うが」
長門「分かっている。あくまでこれは私の意地みたいなものだ」
長門「しかし、それでも購えない…アイスの魅力からは!!」ググッ
提督「まあなんだ。誰も見ていないんだ、思う存分食べておけ」
長門「提督、感謝する…!」
長門「この恩は、必ず戦果で返して見せるぞ!!!」
提督「…こっちとしてはまさかアイスでここまで感謝されるとは思わなかったがな」
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22 : 2014/04/15(火) 02:05:45.32 -
~ベルギーワッフル~提督「お待たせ。生クリームとチョコソースをトッピング。仕上げにフルーツでよかったか?」
若葉「うむ、感謝する。提督」
提督「しかし、なんというか…若葉がベルギーワッフルを食べたいなんていうとは思わなかったぞ」
若葉「うん?それは私らしくないと?」
提督「そういう意味じゃなくてだな…こう、もう少しカロリーメイトとかウィダーとか効率を重視しそうなのが好きそうに見えたからさ」
若葉「ふっ、まるで機械だな。というか提督は頼まれたらそれも作れるのか?」
提督「似たようなものは作れるだろうが完全再現は無理だな。だからその点はまあほっとしているんだが」
若葉「…確かに私の態度が堅いというのは自覚している」
若葉「けどな、こういうのが洒落たのが嫌いなわけじゃないんだ」
若葉「まあ流石にみんなの前でベルギーワッフルが食べたいなんていった日にはなんて言われるか分からないがな」
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23 : 2014/04/15(火) 02:07:15.74 -
若葉「だからだな、その…」提督「?」
若葉「こういう、みんなの前で無理しなくてもいい機会を作ってくれた提督には、その…感謝している」
提督「…どういたしまして」
若葉「…ありがとう、提督」ボソッ
提督「若葉、今なんていった!?」
若葉「~!!!なんでもない!冷めないうちにいただくぞ!」
提督「だから若葉、今なんて」
若葉「くどい!聞いてなかった提督が悪い!!」
若葉「~///!!!」パクパク
提督「……」
提督『ヤバイ、ちょっとドキッとした』
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24 : 2014/04/15(火) 02:08:36.39 -
~カツ丼~赤城「パクパクもぐもぐ」
提督「…ああ、確かに俺はお前達に満足して欲しいとはいったさ」
赤城「ムシャムシャゴックン」
提督「なるべくお前達の希望にはこたえてやりたい。その気持ちは本当だ」
赤城「ガツガツムシャムシャ…」
提督「で、それを踏まえてだ。お前に一ついいたいことがある」
赤城「もぐもぐカチャチャ…ふぅ、ご馳走様でした」
提督「カツ丼はおやつじゃねぇだろぉぉぉぉ!!!」
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25 : 2014/04/15(火) 02:10:01.19 -
赤城「提督、堪能させてもらいました。ありがとうございます」提督「どういたしまして、じゃなくてだなぁ。そもそも作った俺が問題なんだけどさぁぁぁぁ!!」
赤城「カツの揚げ具合、卵の半熟具合、割り下の配合…どれをとっても絶品でした」
提督「だからそうじゃなくってさぁ。おやつにカツ丼って言うのがねぇぇぇぇ!!」
赤城「あとアクセントの三つ葉がいいですね。まさに名脇役といったとこでしょうか」
提督「色々と褒めてくれるのは嬉しいんですけど、まずは話をきいてくれませんかぁぁぁ?」
赤城「さて提督。恥ずかしい話なんですがお代わりはありませんか?あればとても嬉しいのですが…」
提督「畜生!想定した通りだ!おまちどぉぉぉ!!!」ドンッ!!
赤城「ふふっ、提督も楽しそうで何よりです」
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39 : 2014/04/15(火) 23:33:32.08 -
~ミルクプリン~潮「あ、あの…提督。本当にこんなことをしてもらってもいいんですか?」
提督「いいからいいから。ちょうど今用意ができたところだよ。ほら座って座って」
潮「は、はい…」ストッ
提督「はい、潮のリクエストのミルクプリンだぞ」
潮「うわぁ…すごくおっきいですね」
提督「小さいのだと物足りないかと思って特別サイズを用意してみたんだ。ただミルクプリンなんて作ったことなかったからさ、調べながら作ってみたんだが…まあ食べてみてくれないか」
潮「分かりました。それではいただきます」パクッ
提督「…どうだ?」
潮「なんですかこれ!とっても美味しいですよ!!」ニパァァ!!!
提督「美味しいか。いやー良かった良かった。それなりに自信はあったんだが潮が気にいらなかったらどうしようかと思ってたんだ」
潮「いえ、今まで食べたプリンの中でも一番の味です!!」
提督「んなオーバーな…まあ嬉しいけどな」
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40 : 2014/04/15(火) 23:37:44.03 -
提督「ところで、潮は普通のプリンよりミルクプリンのほうが好きなのか?」潮「そうですね、普通のプリンももちろん好きですがこのミルクプリンのほろっと崩れる食感が好きなんです」
提督「まあ食感のほうがゼラチンを使っているから、しかし、やはり…」
潮「…提督、どうかしたのですか?」
提督「いや、なんでもないさ。ただな…」
潮「?」バイーン
提督「食べるものでもそれなりに影響って出るもんなんだなーって思っただけさ」
潮「???」バインバイーン!!
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42 : 2014/04/15(火) 23:47:02.48 -
~シベリア~提督「………」ジーッ
響「…どうしたの提督。私の食べる姿をまじまじと見て」モグモグ
提督「いや、なんていうかさ…響がシベリアを食べるってすごいシュールだと思ったんだよ」
響「確かにシュールかもね。ただ一番シュールなのはこれじゃないかな」
響「カステラ生地に羊羹をはさんだだけなのに、その名前がシベリアなんだからね」
提督「それについては諸説あるみたいだが、実際のところ本当に好きなのか?言葉のつながりだけで決めたんじゃ…」
響「そんなことはないよ。せっかく提督に造ってもらえるのにそんな冗談みたいな事で決める訳ないじゃないか」
響「ただ、ちょっと自分に似てる気がしてね」
提督「シベリアがか?」
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43 : 2014/04/15(火) 23:53:48.77 -
響「うん、だって考えてみて。カステラは元々はポルトガルのお菓子。そして羊羹は日本のお菓子。それが組み合わさってこんな美味しいお菓子になったんだよ」響「どこか違う土地で違う道を見つけるなんてさ、本当、何があるかなんて分からないよね。私もまあ、そうだったから…」
提督「響…」
響「…ゴメン、ちょっと暗くなっちゃったね。そんなつもりはなかったんだけど」
提督「いや、響の立場を考えれば分からなくもないよ。っとそうだ、響に一つ聞いてみたかったんだが」
響「なんだい?答えられる範囲なら答えるけど」
提督「ソ連にシベリアみたいなお菓子って…」
響「あるわけないよ」
提督「デスヨネー」
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45 : 2014/04/16(水) 00:02:41.42 -
~あんパン~長良「提督ー、おっじゃましまーす!!」バッターン!!
提督「おい、元気なのはいいことだがドアはもう少し大人しく開けんかい!!」
長良「ごめんなさーい、いや提督のお菓子が食べれれると思うとどうも嬉しくなっちゃっいまして」ゼェゼェ
提督「楽しみにしててくれたのは正直嬉しい、ただなんでそんなに息を切らしてるんだ?」
長良「食べる前に今日の分のトレーニングを終わらせようと思ってちょっとがんばってきちゃいました!!」
提督「また無茶なことを…」
長良「そんなに大変じゃないですよ?提督もどうですか?」
提督「お前に付き合って最後には入渠していったしてしていった五十鈴や名取を見ているからな、丁重にお断りさせていただくよ」
長良「まったく、あの二人もオーバーですよね」
提督「お前の基準がおかしいだけだからな」
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46 : 2014/04/16(水) 00:07:48.17 -
長良「…うん、疲れたときにはあんパンに牛乳!これですよね」モグモグ提督「刑事の張り込みに見えないこともないがな」
長良「けどこのあんパン、普通のとちょっと小さめですけどどうしたんですか?」
提督「おやつ用につまみやすいように小さくしたんだよ。それなら二口ぐらいで食べれるだろ?」
長良「成程、言われてみれば確かに食べやすいです」パクパクモグモグ
提督「だからといってあんまりぽんぽん詰め込むなよ。最悪のどに詰まらせるぞ」
長良「大丈夫ですって…さて」
提督「もう食べ終わったのか、えらく早いな」
長良「体力を回復させるために、ちょっと横にならせてもらいますねー」ゴローン
提督「せめて自分の部屋で寝ろぉぉぉぉ!!!
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47 : 2014/04/16(水) 00:16:02.32 -
~バウムクーヘン~提督「はいよ、本場…とまではいかないだろうけど今さっき焼き上げてきたばかりの出来立てだぞ」
Z3「Danke schon.…本当に焼きたてなんですね」
提督「ああ、しっかしいざ作ってみると疲れるな。これは」
Z3「まあ普通は家庭で作るようなものじゃありませんから。むしろよく作れたものだと思いますよ」
提督「まあやる気を出せばこんなもんさ。そういえば何かつけるか?クリームとかなら少し待ってもらえれば用意できるが」
Z3「いえ、このままいただきます。そのままの味を楽しみたいので」
Z3「では…」パクッ
提督「…どうだ」
Z3「Es schmeckt!!とても素晴らしいです。提督」
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48 : 2014/04/16(水) 00:23:58.29 -
提督「おう、そりゃ良かった。はいコーヒー」Z3「どうも…うん、やはりこれにはコーヒーが合います」
提督「そういえばここに着任してから結構経ったけど少しはここには慣れたか?日本とドイツだと色々と勝手の違うところもあると思うんだが」
Z3「安心してください。皆さんに良くしてもらったおかげで随分慣れましたよ」
提督「それならいいんだが…やはり向こうが恋しくなったりは?」
Z3「恋しくない…といえば嘘になりますが、提督にこれを作ってもらったおかげで少し気が楽になりました」
Z3「ただ、また向こうが恋しくなった時は…また作ってもらえますか?」
提督「別にかまわないが、今度はみんなと食べような?」
Z3「…!!はいっ」
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56 : 2014/04/16(水) 01:01:23.94 -
~チョコチップクッキー~曙「全く…提督の仕事をほっぽりだしてみんなの接待をするなんてどうかしてるんじゃないの?」パリパリ
曙「実際指揮なんてあんたじゃなくても誰でもいいんだからね。まだ武蔵さんとかがやったほうが格好が付くわよ」ポリポリ
曙「それにこんな子供だましみたいなもので私たちの気を惹こうだなんて…最っ低!!」ムシャムシャ
提督「………」
曙「なによクソ提督?言いたいことがあるならハッキリいいなさいよ」モグモグ
提督「あー、それなら言わせてもらいたいんだが…」
提督「文句を言うのはまだ分かる。ただな、なんでクッキーを食べる手が止まってないんだ?」
曙「こ、これは、その…仕方ないことなの!!」
曙「こんな湿気っぽいところに置いといたらせっかくのクッキーが台無しになるじゃない!だからこうして私が」
提督「チョコチップクッキーって、俺の記憶が間違ってなかったら曙のリクエストだったよな」
提督「散々悪態ついているけど…実はものすごく気に入ってるんじゃないのか?」
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58 : 2014/04/16(水) 01:06:49.40 -
曙「そ、そんなことないわ!!誰があんたが作ったものなんて」提督「そうか…残念だな。せっかくお代わりも用意していたんだが」スッ
曙「えっ」
提督「曙が気に入らないなら仕方ない。他のみんなに配るとするか…」
曙「ちょ、ちょっと待ってよ。それは私の…」
提督「なら、俺に対して何か言うことがあるんじゃないか?」
曙「う、うぅぅ…」
提督「…さーて、袋詰めの準備をっと」
曙「お、美味しいです…お代わりを、お、お願いします…!」
提督「はぁ、はじめから素直に言えばいいのに」
提督「たまには素直になってみたらどうだ?そっちのほうが今より素敵だぞ?」
曙「うるさい!うるさい!うるさーーーい!!!」
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73 : 2014/04/18(金) 00:31:53.43 -
~ソフトクリーム~五月雨「て、提督…これってまさか!」
提督「そう、五月雨のリクエストに答えるために妖精さんに無理言って作ってもらったソフトクリームサーバーだぞ!」ドーン!
五月雨「確かに食べたいとは言いましたけど、まさか本体まで用意してくれるとは思いませんでした」
提督「いやぁ。はじめは何とか自分でやってみようとしたんだけどなかなかうまくいかなくてな。こうなったら最後の手段ってことで妖精さんに依頼してみたんだ」
五月雨「私はとっても嬉しいですけどよく妖精さんも作ってくれましたね」
提督「妖精さんも甘いものが大好きみたいでな。資材+この後ソフトクリームを振舞うって条件でやってもらったんだ」
提督「で、使い方だけど、ここのレバーを押せば…ほら!」ニュルー
五月雨「すごいすごーい!!本当にお店みたいにでてきますね」
提督「さて、全部俺がやってもいいけど、こういうのはやっぱり自分の手でやってみたいだろ。ほら」
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74 : 2014/04/18(金) 00:37:42.71 -
五月雨「えっ、やっていいんですか!提督」提督「ああ、ただ自分が食べきれる量だけにして置けよ」
五月雨「分かりました!!よーし」
提督「そうそう、レバーをあまり強く押しすぎると出る勢いが…」
五月雨「それー!!ってきゃぁぁぁぁぁ!!!」ニュラァァァァァァァァァァ!!!!
提督「ありすぎるから調節しろよなって…遅かったか」
五月雨「言うのが遅いです~!!」
提督「まあ予想はしてたけどな…あーあ、服にベッチャリ付いちゃって」
五月雨「うわーん!シミになっちゃうよ~」ヌギッ
提督「ってここで脱ぐなー!!」
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75 : 2014/04/18(金) 00:43:00.99 -
~パウンドケーキ~提督「…どうだ羽黒。味のほうは?」
羽黒「はい、とても美味しいです!本当にありがとうございます。私なんかのためにここまでしれくれて…」モグモグ
提督「羽黒だけじゃないから気にしなくてもいいぞ。それにしてもまた変わった注文だな」
羽黒「!!や、やっぱり迷惑だったんでしょうか」ビクッ
提督「いや、別に迷惑って。ただ『パウンドケーキの真ん中の部分が食べたいです』って言うのがちょっと気になっただけさ」
羽黒「あっ、その事でしたが」
提督「…なあ羽黒、お前もしかして他の姉達にいじめられたりしてるのか。そうだとしたら俺もちょっと」
羽黒「違います!姉様方にはとてもよくしてもらってます!こんな駄目な私には素敵過ぎる姉さんたちです…」ウルッ
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76 : 2014/04/18(金) 00:50:48.20 -
提督「わ、悪かった。ちょっと邪推が過ぎたな…じゃあ何で真ん中の部分なんて指定したんだ?」羽黒「…あの、普段私たちがお菓子とかをもらったときはみんなで取り分けたりするんですが、私は姉さんたちにいい部分を食べてもらいたくて端っこをいただいているんです」
羽黒「妙高姉さんは気を使わなくてもいいとは言ってくれているんですが、やっぱり姉さんたちが大事なので…」
提督「…末っ子の苦労ってやつか。で、今日ぐらいは真ん中を食べたかったと」
羽黒「はい、今日ぐらいはいいかなと思って」
提督「で、真ん中を食べてみた感想は?」
羽黒「とっても美味しかったです。ただ…」
提督「ただ?」
羽黒「姉さまたちと一緒に食べるのが一番美味しいな…って」
提督「…実はパウンドケーキな、後一本残ってるんだ」
羽黒「へ?」
提督「妙高たちへのお土産だ。あとでみんなで食べてくれ。」
提督「もちろん羽黒もいっしょにな」
羽黒「…ありがとうございます!」
-
77 : 2014/04/18(金) 00:57:59.09 -
~みたらし団子~提督「………」
鳳翔「あら、どうしたんですか?」
提督「いえ、やはり鳳翔さんと和菓子は絵になるなって少し見惚れていました」
鳳翔「ふふふ、そんな恥ずかしくなる事を言わないでください」
提督「それにしても、みたらし団子のほうはどうですか?鳳翔さんにお茶菓子を出すというのも緊張しまして…」
鳳翔「とても美味しくできていますよ。私が作るのよりも美味しいです」
提督「またまた、自分なんて鳳翔さんから比べたらまだまだですよ」
鳳翔「いえ、提督の作ってくれるお菓子には提督の真心がこもっていますから」
提督「…鳳翔さんのほうが恥ずかしいことを言ってませんか?」
鳳翔「言ってませんよ。だってこれは本心から言っていますので」
-
78 : 2014/04/18(金) 01:01:57.41 -
鳳翔「提督もご存知かと思いますがお菓子作りって繊細なものです」鳳翔「作る人が美味しくなるように作ればお菓子はそれに答えてくれますし、適当に作ればそれなりのものになります」
鳳翔「けどこのお団子は適当に作ったものとは違います」
鳳翔「みたらしのあんの加減も絶妙ですし、お団子の部分もとてもなめらかです」
鳳翔「提督が心をこめて作ってくれたというのがこのお団子からも感じられます」
提督「いやぁ、鳳翔さんからそこまで褒めてもらえるとは…」
鳳翔「いえいえ、私はただ素直に感想を言っただけですから」
鳳翔「そうそう、あえて一言付け加えるなら…もう一本いただきたいかなと」
提督「了解しました、すぐに用意させていただきます」スッ
鳳翔「………」
鳳翔「…こんな素敵な提督と会えて、私は幸せ者ですね」
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79 : 2014/04/18(金) 01:09:17.51 -
~フルーツポンチ~イムヤ「ねぇねぇ提督、まだなのー?」ソワソワ
提督「焦るなって、いま仕上げを目の前でやってやるからさ」
提督「さて、パインや苺やキウイをカットしたものをボールに入れまして」
イムヤ「それでそれで~?」
提督「で、この中にちょっと香り付け程度にお酒を入れて…ってイムヤってお酒は大丈夫だっけ?」
イムヤ「少しぐらいならたぶん平気よ。それより早く早くー!!」
提督「さあ、後はこの中にラムネを投入すれば…」シュワァァァァァ!!!
提督「お待たせ、提督特製フルーツポンチの完成だ!!」
イムヤ「うわぁー!やっぱり果物の彩が綺麗ねー」
提督「ほらっ、器によそってやったぞ」
イムヤ「ありがと!それじゃあいただきまーす」パクッ!
イムヤ「~!!うーん、この炭酸の刺激と果物の甘さが最っ高!!」モグモグ
-
80 : 2014/04/18(金) 01:15:33.16 -
提督「そういえば酒のほうはどうだ?ちょっと度数が高めのやつを使ったんだが強すぎたりとかはしないか?」イムヤ「大丈夫。むしろアクセントとしていい感じよ」
提督「ならいいんだけが…ほら、酒に弱いやつだと少しの酒でも反応するからさ」
イムヤ「へー、けどお酒に弱い子ってどんな感じなのかしらね///」
提督「………」
イムヤ「ど、どうしたの提督?まじまじと私の顔なんか見ちゃって…ってまさか///!!」
提督「ああ、そのまさかだ」
イムヤ「キャー!提督に襲われるー///!」
提督「外で頭冷やして来いこの酔っ払い!」
-
81 : 2014/04/18(金) 01:26:49.73 -
~くまさんホットケーキ~電「司令官さん、上手くいきそうですか?」
提督「任せておけって…よっと」クルッ!
電「わぁっ!すごいです」
提督「よし、焼き上がりもいい感じだしこんな感じかな?」
電「うわぁ、ちゃんとクマの形になっているのです!!」
提督「流石に顔はかけないからその辺はチョコシロップでこうして…」チョコチョコ
提督「おまたせ、電のリクエストのくまさんホットケーキだよ」
電「ありがとうございます!けど、司令官さんがかわいく作ってくれたから食べるのが…」
提督「なーに、またすぐ次を焼くさ。だから冷めないうちに食べちゃいな」
電「分かりました!それではいただきます!!」モグモグ!
-
82 : 2014/04/18(金) 01:31:31.29 -
提督「しかしクマさん型のホットケーキねぇ、そんなに難しくないから電も覚えてみるか?」電「えっ!いいんですか?」
提督「別にいいぞ。まあまずは練習もかねてやってみようか」
電「なのです!!」
~ ~ ~
電「ううっ、やっぱり駄目でした…」
提督「おかしいなぁ、確かに横で見ている限り問題はなかったんだが」
提督「何で最後の最後で形がヌ級やイ級になったんだろう…」
電「ゴメンなさい司令官さん。私のせいで…」ウルッ
提督「まあなんだ。また時間があったらクマさんができるように練習しようか?」
電「……はい」グズッ
-
103 : 2014/04/19(土) 23:40:20.45 -
~ティラミス~愛宕「はい、提督。あーん」
提督「自分の分があるからいい。っていうか提督をからかうんじゃない」
愛宕「えー、別にからかってるつもりはないんですけど~」クスクス
提督「口元が笑ってるのに説得力があるわけないだろ」
愛宕「あら、ばれちゃいましたか」
提督「これでも嘘を見抜くのは得意でな」
愛宕「それにしてもこんなお菓子を簡単に作れちゃうなんて、提督に憧れちゃいます」
提督「逆に気持ち悪いだけな気もするがな。ところでもう食べ終わるみたいだけど、お代わりはいるか?」
愛宕「えっ、お代わりなんて用意してくれてるんですか?」
提督「ああ、たっぷりとまではいかないがな」
愛宕「うぅ、食べたいのは山々なんですが…」
-
104 : 2014/04/19(土) 23:45:58.56 -
提督「なんだ?何か問題でもあるのか」愛宕「あまり食べ過ぎちゃうと太っちゃうじゃないですか」
提督「太る?見た感じそうは見えないけど」
愛宕「艦娘とはいっても体重は気にするんです!」
提督「そうか、じゃあ食べないって選択も」
愛宕「こんなに美味しいのに食べないわけにはいかないじゃないですか!!」プクー!
提督「お、おう」
愛宕「もうっ、これでも少し肉付きとか気にしているのに~」
提督「肉付き、ねぇ…」チラッ
愛宕「って提督、どこ見てるんですか~」バイーン
提督「い、いや。肉付きが良すぎるのも大変なんだなーって思って」
愛宕「もうっ、提督のエッチ!!」
-
105 : 2014/04/19(土) 23:50:25.27 -
~ドラ焼き~龍田「う~ん、やっぱりドラ焼きはつぶあんよね~」モグモグ
提督「こしあんのドラ焼きもいいが、やはり小豆の食感を感じられるつぶあんがいいよな。こればっかりは好みによるだろうけど」
龍田「けど良かったわ~提督が普通のドラ焼きを用意してくれて」
提督「普通?ああ、生クリームとかチョコ入りとかそういうのとかか」
龍田「わがままなのは分かるけど、私的にはちょっと許せないのよね~」
提督「けどあれも一定の需要はあるからな」
龍田「それは他のお菓子でやってほしいのよね。ドラ焼きは餡子だけで完成されてるのだからね~」
提督「龍田も案外保守的だな」
龍田「じゃあ提督はどうなの~?」
提督「悪いが全く同意権だ」
-
106 : 2014/04/19(土) 23:55:13.69 -
龍田「ところでこれ、お土産にいくつかもらっていっていいかしら?」提督「お土産、ああ別にかまわないけど」
龍田「ありがとうございます~天龍ちゃんもドラ焼きが好きなのよね~」
提督「成程、天龍へのお土産か。いいんじゃないか?」
龍田「あら、天龍ちゃんにはあげないわよ~?」
提督「へ?」
龍田「天龍ちゃんの前でこのドラ焼きの大切さを話しながら食べるのよ~」
龍田「天龍ちゃんもいい子だからね。私が大切にしてるって言えば無理にくれなんて言わないわ」
龍田「けどやっぱり食べたいっていうその我慢してるときの天龍ちゃんの顔がね、とってもかわいいのよね~」
提督「…龍田。お前の趣味とかにケチをつけるつもりはない、つもりはないが…」
提督「あまりにもかわいそうだから最後はちゃんと天龍にあげろよ」
龍田「もちろん、その辺は分かってるわよ~」
-
107 : 2014/04/20(日) 00:02:26.36 -
~メロンパン~夕張「提督、お邪魔しまーす」ガチャ
夕張「ってありゃ、誰もいないや。おっかしいな~」
夕張「時間はあってるしリクエストだってちゃんとしたはずなんだけど…うん?テーブルの上にメモあるな。何々…」
『作業中。悪いが少しそこで待っていてくれ 提督』
夕張「待つって、一体どれだけ待つのかしら…」ズドドドドド
提督「夕張ー!!いるかー!!!」バターン!
夕張「あら提督、はやかったんd」
提督「よしいたな!さあ食べろ!!」ポイッ
夕張「えっ、何を…って熱っ!」
夕張「なにこれなにこれ!?ってこの匂いは…」
提督「さあっ、冷めないうちに食べるんだ夕張。お前のリクエストのメロンパンだぞ」
-
108 : 2014/04/20(日) 00:07:38.78 -
夕張「急かさないで…ってやっぱり熱い。だけど美味しい!!」モグモグ提督「だろう?なんてったっていま窯から出してきたばかりの焼き立てだからな」
夕張「って言うかこんな焼きたてってこんなサクサクなの!?すっごく食感がいいんだけど」
提督「これが焼きたてパンの特権だな。これを味合わせたかったんだ」
夕張「そうなんだ。ありがとう…けど」
夕張「できることなら座ってゆっくりと味わいたいわね」
提督「それもそうだな。まあまだいくつかあるし今度は時間をかけて食べたらいいさ。今お茶を淹れるぞ」
夕張「わーい!できればミルクたっぷりの紅茶でお願いしまーす」
提督「はいはい」
-
110 : 2014/04/20(日) 00:16:59.62 -
~スイートポテト~提督「はいよ。まだ出来立てだから気をつけろよ」
大鳳「ありがとうございます。スイートポテトって一度食べてみたかったんですよ」
提督「そ、そうか…」
大鳳「全く、いくら私が爆発で沈んだとはいえお芋の摂取を控えるようにいうなんてひどいと思いませんか!?」ムシャムシャ
大鳳「ガスが関係しているとはいえそんなことで爆発してたらキリがないですって、って提督…?」モグモグ
提督「い、いや。俺のことは気にしないでくれ。まだまだあるからたくさん食べてくれ」ガチャガチャ
大鳳「…じゃあ何で鋼鉄製の盾を持っているんですか?ここにはそんな危険なものがあるとでも?」
提督「い、いや、これはその…ラッキーアイテムだよ。占いで今日のラッキーアイテムは盾って出てたからさ」
大鳳「ふぅーん、そうだったんですか…」
提督「そ、そうそう、ハハハ…」
大鳳「そうそう、私も今日の占いを見たんですが…」
大鳳「私のラッキーアイテム、ライターだったんですよね」ニコッ
-
112 : 2014/04/20(日) 00:22:07.35 -
提督「!!!」大鳳「さて、ここにそのラッキーアイテムであるライターがあります」
提督「お、おい大鳳落ち着け。まずはそれを下ろそう、なっ」
大鳳「提督も不思議なことを言いますね。私はただラッキーアイテムだとしか言ってないですよ」
大鳳「で、私はこのライターを好きなときに着火できます」
大鳳「さて提督。私に何か言うことは?」
提督「全部ワルノリでしたー、ごめんなさーい!!」
大鳳「全く、そういう事を気にしてる人の前でそんなことをするのはいけませんよ」
提督「いや、本当にゴメン。ただまあ一応念のため気をつけたほうがいいって言われたんでな」
大鳳「言われた?一体誰にですか?」
提督「…陸奥」
大鳳「………何もいえませんね」
提督「…ああ」
-
113 : 2014/04/20(日) 00:25:36.78 -
~プリン?~加賀「…うん、このプリン特有の風味、たまりませんね」チュルッ
提督「…そうか」
加賀「まるで絹のような食感、そしてプリンの風味を引き立てるカラメルソース、全てが完璧に調和してる。まさに思考の一品です」モグモグ
提督「…なあ加賀、食べてるところ悪いんだが一つ質問させてくれないか?」
加賀「なんですか提督。あまり食べてるときに話はしたくないのですが」
提督「空母、いや一航戦ってみんなそんな感じなのか?」
加賀「…?すいません、おっしゃる意味が分からないのですが」
提督「じゃあ言い方を変えよう。お前らどんだけ大食いなんだ」
加賀「大食いなんてそんな…私は普通にプリンを食べてるだけですよ」
提督「まあ俺も普通に食べてるだけなら何も言わないさ。ただな…」
提督「加賀が食べてる容器が修繕バケツって事が問題なんだよ!!」
-
114 : 2014/04/20(日) 00:31:50.52 -
加賀「えっと、これは私がちゃんと消毒をして提督に渡したので容器としては問題なかったと思いますが」提督「ああ問題ないだろうさ!だから俺が言いたいのはなぁ」
加賀「しかし私が言ったこととはいえよく作れましたね。流石提督です」
提督「俺も良く作れたもんだと思ったよ!っていうかだからそうじゃなくってだなぁ」
加賀「ご安心を。私はお代わりとは大丈夫ですので」
提督「その上まだ食うようならもう軽くホラーじゃねぇか!!」
加賀「…というわけで話は以上ですか?私も温くならないうちに完食したいのですが」
提督「あーもー、好きにしやがれぇぇぇぇ!!」
加賀「ありがとうございます。それでは」モグモグ
提督「…もうやだ」
~フルー
-
116 : 2014/04/20(日) 00:43:29.55 -
~フルーツサンド~蒼龍「提督。リクエストのやつってできた?」
提督「も、もちろん…、ほら、蒼龍のリクエストのフルーツサンドだ」
蒼龍「嬉しいなぁ!一度食べてみたかったんだよねー」パクッ
蒼龍「…!!うん、果物もいっぱいで生クリームもたっぷり!本当最高ね」モグモグ
提督「た、食べるペースがそこまで速くないけど、お、お代わりとかはいるか?」
蒼龍「うーん、ちょっと欲しいけど…っていうかなんで提督そんなにおびえてるのさ?」
提督「い、いや蒼龍も一航戦のやつらと同じぐらい食べるようだとしたらこれで足りるかどうか心配だったんだ」
蒼龍「いや、あの二人は特別だと思うけど…ってことは結構な量があるの?」
提督「まあ、蒼龍が食べる量にもよるけど」
蒼龍「じゃあ私も少しがんばっちゃおうかな!で、どれだけあるの?」
提督「…3斤分」
蒼龍「…はい?」
提督「食パン3斤分」(だいたい一キロぐらい)
-
118 : 2014/04/20(日) 00:47:03.09 -
蒼龍「はぁぁぁ!?いやいや、いくら私でもそんなに食べれないわよ」提督「あー、ちょっとやりすぎたか」
蒼龍「もうそれやり過ぎってレベルを超えてるわよ。っていうかそれどうするの?」
提督「いや、蒼龍がたべれないのならこの後戻ってくる遠征組にでも」ガチャリ
赤城「話は聞かせて」
加賀「もらいました」
赤城「そういうことなら」
加賀「この一航戦に」
二人「「おまかせあれ!!」」
蒼龍「」
提督「帰れ」
-
128 : 2014/04/20(日) 01:10:20.88 -
~バナナケーキ~如月「ああ、提督…とっても大きいです」
如月「こんな立派なの…わたし見たことありません!!」
如月「あっ、横からしr」
提督「よーし如月そこまでだ。それ以上いけない」
如月「えー、何でですか提督。私はただ提督手作りのケーキを褒めてただけですが…」
提督「言い方が紛らわしいんだよ!もう少し子供っぽく言えないのか」
如月「紛らわしいって、一体どういうことでしょうか?」クスクス
提督「…よし、如月のおやつは没収っと」ヒョイ!
如月「冗談です!冗談ですよー!!!」
-
129 : 2014/04/20(日) 01:12:49.29 -
提督「全く、、如月が町で見たケーキを再現してしてみた結果がこれだよ」如月「ゴメンなさい、提督が困る顔がちょっと面白かったからつい」
提督「だからといって悪乗りしすぎだ」
如月「けど、本当に大きいですね、このケーキ」
提督「まあ丸ごとバナナが入ってるからな。それなりの大きさになるさ」
如月「提督、もう名前言ってますよね」
提督「知らんな。それよりそろそろ食べたらどうだ?眺めていてもしかたないだろう」
如月「そうですね、ってそうだ」
提督「どうした、フォークとナイフならそこにあるだろ?」
如月「いえ、これはやはりかぶりついたほうが需要があるのかと思ったんですが」
提督「い い 加 減 に し ろ !」
-
148 : 2014/04/22(火) 00:36:41.06 -
~いちご大福~漣「ご主人様、ちゃんとリクエストどおりにしてくれましたか?」
提督「まあ作ってはみたけどさ、絶対食いにくいと思うぞ」
漣「いいんですよ!ちょっとした夢だったんですから」
提督「まあ漣がいいというならいいんだけどさ…ほら、いちご三個入りのビックいちご大福だ」ドンッ!
漣「キター!!」
提督「どんだけ嬉しいんだよ…」
漣「いやー、一度食べてみたかったんですよ。一口で食べきれないようないちご大福を」モグモグ
提督「だったら二個でも三個でも食べればいいだろーが」
漣「ちっちっちっ、ご主人様はロマンが分かってませんね」
-
151 : 2014/04/22(火) 00:43:02.79 -
提督「ロマン?」漣「ご主人様にはありませんか?小さいお菓子を食べながら『もうすこし大きかったらな…』って思ったことは」
漣「そりゃあ数を食べたほうが満足するというのは理屈では分かります。けどですね、やれるのならやっぱり一度ぐらいはやってみたいじゃないですか」
提督「…そういえば、ちょっと前に同じことをやったやつがいたな」
漣「でしょ!それに挑戦する…まさにロマンですよね!!」
提督「で、そのロマンが叶った感想は?」
漣「…夢は、夢のままだけでもいいのかもしれませんね」ッゲプッ
提督「そうして大人になっていくんだ。いい勉強になったな、漣」
漣「はい…」
-
152 : 2014/04/22(火) 00:48:32.11 -
~チョコレートパフェ~提督「ほら木曾、お前に言われたとおりにしてやったぞ。窓は完全に閉めたしカーテンも引いてある。ついでに戸締りも万全だ。だからいい加減座ったらどうだ?」
木曾「…念のためだが、ここには盗聴器の類とかは?」
提督「一応ここで機密情報を扱うこともあるからその辺のセキュリティも大丈夫だ。こう見えてしっかりしてるんだぞ」
木曾「分かった。それじゃあ失礼する」スッ
提督「全く、いくらなんでも気にしすぎなんじゃないか」
木曾「提督!いくらなんでも危機感がなさ過ぎるぞ」
木曾「提督自身はどう思っているか知らないがここは最前線の戦場だ。あくまで可能性だが深海棲艦側から罠を仕掛けてくる可能性も十分ある。だからこそ…」
提督「はいはい、話はそれまでにしようか。長く話すとあれを用意した意味がなくなるかな」
木曾「…っ!!」ゴクッ
提督「はいよ。チョコレートパフェ(お菓子のトッピングマシマシバージョン)」
木曾「お、おお…!!」キラキラ
-
153 : 2014/04/22(火) 00:52:45.95 -
提督「まったく、我慢せずに早く食べたほうがいいぞ。中のアイスとかが解けるから」木曾「…!!いっただっきまーす!!」
提督「しかし、パフェ一つでなんでこんなに厳重になるんだ?」
木曾「そりゃあもちろん、俺のこんな姿を誰かに見られたら格好のネタになるからに決まってるじゃないか」ポリポリ
木曾「せっかく改二になって、俺のことを尊敬してくれるやつもできたのにこんな情けない姿を見せるわけにはいかないしな」モグモグ
提督「…確かに今の満面の笑顔の木曾をまるゆが見たらビックリするだろうな」
木曾「それに青葉や秋雲の心配もある。この姿を撮られたりした日には…」
提督「…確実にお祭り騒ぎだな」
木曾「全く、好物を食べるのも楽じゃないぜ」
提督「もういっそマントとか外したらどうだ?」
木曾「断る、結構気に入ってるんだ」
提督「はぁ、ご苦労なこって…」
-
155 : 2014/04/22(火) 01:00:25.33 -
~最中~間宮「…ふぅ、ご馳走様でした。この最中とっても美味しかったですよ、提督さん」
提督「い、いや。間宮さんから比べらまだまだですよ」
間宮「いえ、お世辞抜きに美味しかったです。私のところに職人として来てほしいぐらいです」
提督「ハハハ、まあまだ少量作るだけですから何とかなっていますが間宮さんみたいに大量に作るとなると発狂しますよ」
間宮「そんなことないですわ。というより一つ質問なんですが提督さんは以前お菓子作りの仕事をしていたことがあるんですか?この出来を見ても素人さんがちょっと見ただけでできる感じには思えないのですが」
提督「いえ、仕事としてはないですね。ただ、実家が製菓業を営んでおりまして子供の頃から父達の働く姿を見ていましたので」
間宮「まぁ!そうだったんですか」
提督「だから基本的には基礎的なものは父たちから教わったようなものですね…最も、私は次男だったんで実家は兄が継いだのですが」
提督「で、色々と悩みましていっそ家業とは全く違うことをやってみようと思い軍に入ったわけです」
間宮「で、各地で戦果をあげて提督になったと…」
提督「正直自分でも驚きましたがね。まあ全てみんなのおかげですよ」
間宮「そこは誇ってもいいと思いますが?」
提督「まさか、こんな事で慢心してるわけにはいきませんよ。それにまだ深海棲艦との戦いは続いていますしね」
-
156 : 2014/04/22(火) 01:06:07.21 -
間宮「…なるほど、ところでもう一つ質問なんですが、この戦いが終わったら提督はどうするつもりですか?」提督「そうですね、そうなったら私は必要なくなりますし軍を辞めて違うところに行こうかなとも思ってますよ」
間宮「軍にこのままいるという選択肢は?」
提督「正直なところ軍内部の派閥争いとかに興味はありませんので…仮にいても適当な理由で閑職に追いやられるのが見えていますので」
間宮「そうですか。ではそうなったら結婚とかは」
提督「結婚ですか!?いやぁ、考えたこともないですね」
間宮「では誰かいい相手がいればもしかしたら…?」
提督「相手ですか、そうですね…その時h」ガタガタッ!!
チョ、チョット、ソンナニオサナイデクダサーイ!!
アナタガオシタデショ!トイウカキキトレナイカラシズカニシテ
ソウデス!サスガニバレタラオコラレマスヨ
イヤー、ナントカナルンジャナイ?テイトクダシ
ソレヨリカンジンナトコロヲキキノガサナイヨウニ間宮「………」
提督「…間宮さん。最後の質問はあいつらから?」
間宮「…どうしても聞いて欲しいと頼まれまして」
提督「よーしおまえらちょっと入って来い。少し、お話しようじゃないか」ゴゴゴゴゴ…
-
157 : 2014/04/22(火) 01:18:17.10 -
~桃まん~大和「ふふっ、この本物みたいな見た目。だけどちょっと小さめでそのまま食べられる…こういうのってちょっと面白いですよね、提督」プニプニ
提督「だな、しかし大和が桃まんを食べたいなんていうと思わなかったぞ」
大和「やはり意外でしたか」
提督「まあアイス勝負がしたいといわれるよりはましだが、なにか理由でもあったのか?」
大和「理由、という理由はないのですが…しいて言うなら変わったものを食べてみたかったという感じですかね」
提督「変わったもの?」
大和「はい、前の大戦時において私自身はあまり外洋に出たことがありませんので正直あまり世間を知らないんです」
大和「だから今度は世間を知るために色々なものを体験してみたいと…そう思ったんですよ」
大和「それにそういうのを知るのにお菓子は適していますからね。その土地によってこれほど変わってくるものもないですし」
-
158 : 2014/04/22(火) 01:22:53.21 -
提督「成程。けど何でその中から桃まんをチョイスしたんだ」大和「一つは桃まん自体を気に入ったから、そしてもう一つは…提督にお菓子を振舞ってもらったという記念にです」
大和「提督も知っているとは思いますが、桃まんは中国ではおめでたい席に出されるものです」
大和「こうやって提督自身に振舞ってもらえる機会なんてそうそうないですから、これにしてみたんですよ」
提督「お祝いねぇ、で、味のほうは満足してくれたか?」
大和「はい!とっても満足しました!!ありがとうございます」
大和「ところで提督…」
提督「ん?なんだ」
大和「先ほどいったアイス対決ですが機会があればやりますか?私も提督の実力を知りたいので…」
提督「色々と勝てそうにないのでお断りします」
-
161 : 2014/04/22(火) 01:40:05.76 -
~ゴーヤチャンプルー~ゴーヤ「提督、これはどういうことなの!」
提督「なにって…ゴーヤのリクエストの品だが」
ゴーヤ「ゴーヤはおっきなケーキが食べたいっていったでち!!」
提督「あー。確かにそんなことを言っていた様な…」
ゴーヤ「それがどうなったらゴーヤチャンプルーになるの!!」
提督「いや、これには理由があってだな…けどこれも美味しいぞ?」
ゴーヤ「はぐらかさないで欲しいでち!」
提督「分かった。あのな…俺はゴーヤの深層心理を考えてみたんだ」
ゴーヤ「…へ?」
提督「確かにゴーヤはケーキが食べたいと言った。しかしいつもゴーヤが言ってることは?」
提督「いつもMVPを取る度に『チャンプルー?おかずじゃないよぉ…』とよく言っているだろ?」
提督「つまり!ゴーヤは心の奥底ではゴーヤチャンプルーを求めているんだよ!!」
ゴーヤ「な、なんだってーーー!!!」
-
162 : 2014/04/22(火) 01:41:42.64 -
ゴーヤ「って違うでち!!あれはあくまで癖みたいなもので、別に食べたいって訳じゃあ」提督「我慢するなゴーヤ。口ではそう言っていても本当は食べたいんだろ?なっ」
ゴーヤ「違うでち!絶対に違うでち~」
提督「ほらほら、遠慮なく食べろって。お代わりもあるから」
ゴーヤ「ふぇーん、提督がいじめるよぉ~」
提督「いじめるとは失礼な。俺はゴーヤのことを思ってだな」
ゴーヤ「その気遣いがあさっての方向を向いているんでち~」
提督「全く…」
提督『まあ、本当はケーキもちゃんと用意しているんだけどな』
※この後ネタ晴らしして、ゴーヤはいっぱいケーキを食べたとさ
-
163 : 2014/04/22(火) 01:45:33.34 -
赤城「全く、毎回オチ要因として私たちを呼ばないでもらいたいものですね」ムシャムシャ加賀「そうですね赤城さん。あ、提督。お代わりお願いします」パクパク
提督「いや、お前らなんで普通にゴーヤチャンプルー食べてんのさ」
-
175 : 2014/04/22(火) 20:20:37.40 -
某ヒゲデブD「赤福と聞いて」
Mr「やめて!」 -
176 : 2014/04/22(火) 21:56:34.89 -
~番外編~夕立「提督に説明を要求するっぽい!!」
巻雲「要求するのです!!」
提督「なんなんだお前達、藪から棒に」
夕立「そうやってしらを切っても誤魔化されないっぽい!」
巻雲「私たちはただ真実を知りたいのです!!」
提督「…悪い、何がなんだか分からない」
夕雲「ゴメンなさい提督、でも巻雲ちゃんがどうしてもって聞かなくて」
日向「こちらからも謝る。しかし注意する前にここに来てしまったものでな」
夕立「えっへん!!」
提督「…夕雲、日向、この二人が何を言いたいのか説明してくれないか?」
-
177 : 2014/04/22(火) 22:05:47.72 -
夕雲「分かりました。といってもこの二人の疑問ももっともなのですが…」巻雲「大丈夫です。提督がそういうなら説明させていただきましょう」
提督「微妙に不安が残るんだが…まあいい、で、俺は一体何を説明すればいいんだ」
夕立「私たちが知りたいのはただ一つ」
巻雲「ズバリ!提督は何処でお菓子を作っているのですか」
提督「あー、そのことか」
夕立「提督のお菓子は美味しいって評判だけど提督自身が作ってる姿を見たのは誰もいない…これはミステリーっぽい?」
巻雲「それに作っているだろうと思われた食堂には提督が出入りする姿は見られませんでした。これはどういうことなんですか」
夕立「さらにさらに謎なのは提督さんが作ったお菓子が何処にも見あたらないっぽい事なの!」
巻雲「毎回毎回お代わりを用意してる割には提督がお菓子を余らせている姿を見たことがないです。これはどういうことなんですか!?」
日向「…ということだそうだ。何か二人に聞きたいことは」
提督「大丈夫、大体理解できたよ」
-
180 : 2014/04/22(火) 22:19:02.26 -
夕雲「ただ二人が疑問に思うことももっともです。確かに私たちは提督がお菓子を作っている姿を見たことはないですし」提督「いや、男が黙々とお菓子を作ってるところを見てもなんも面白くないだろ」
日向「それに毎回みんなのリクエストに答えているがそうなるとかなりの道具が必要なはず。しかしそれすら見あたらないというのは二人じゃなくても不思議なものだよ」
提督「はぁ~、分かった。じゃああらぬ疑いをかけられる前にその疑問に答えようか」
夕立「おぉ!ついに提督の秘密がわかるっぽい!?」
巻雲「よーし、ではさっそくその秘密の場所にいきましょう!!」
夕雲「提督、何か隠したいことがあるなら別に無理をしなくても…」
提督「まあ隠してたって訳じゃないから別にいいさ」
日向「万が一だが、今まで既製品を買ってきてそれを出してたということは?」
提督「安心しろ、それはない」
赤城「まあそうですね、提督のあの味を既製品で再現できるとは思いませんし」
加賀「既製品でバケツプリンが売っているとは考えにくいですしね」
夕雲「………」
日向「………」
提督「………」
赤城「…?どうしたのですか皆さん。そんな唖然として」
提督「お前らは…まあいい、もう突っ込むのも疲れた」
日向「何というか…元気出せ、提督」
-
181 : 2014/04/22(火) 22:40:25.37 -
~ ~ ~
提督「はい、着いたぞ?っていうか司令室の隣だけどさ」
巻雲「ってここは応接室じゃないですか!!」
提督「正確には元だな、まあプレートはそのままだけど」
加賀「そういえば確かに別の場所も応接室はありましたが…」
提督「ここだと色々と不便でな。思い切って移動させたんだよ」
日向「成程、で、そうなると今ここはどうなっているんだ?」
提督「それは見てもらったほうが早いだろう。さあ、どうぞ」ガチャッ
夕立「う、うわぁぁぁぁぁー!!!」
赤城「な、なんですかここは?」
提督「ここがお菓子作りで使ってる作業場だよ」
-
182 : 2014/04/22(火) 22:48:09.02 -
夕雲「作業場っていうか、もうこれ完全に厨房じゃないですか」提督「なんかな、必要なものをそろえていったらこうなったんだよ」
巻雲「それに良く分からないような機材がいっぱい…」
提督「ああ、冷蔵庫とかの他にオーブンとか蒸し器とか色々あるからな。壊さないようにしてくれよ」
赤城「くっ、こんな身近にこんな理想郷があったなんて…不覚!!」
加賀「灯台下暗しとはいったものですね」
提督「お前らは何をいっているんだ」
日向「しかしこれだけのものを一体どうやって調達したんだ?ここまでおおっぴらに改装したとなると相当な予算を使ったと思うんだが」
夕雲「ま、まさか…横領!?」
夕立「えっ!?提督さんって犯罪者さんなの!?」
提督「人を勝手に悪人に仕立て上げるな」
-
183 : 2014/04/22(火) 22:55:16.45 -
赤城「では一体どうやって?」提督「そうだな、順番に話していこう」
提督「俺もはじめはここの厨房を借りてお菓子作りをしようと思ったんだが、いってみたら厨房はかなり忙しそうだったんだよ」
提督「流石にその状況を見たら厨房を使わせてくれとはいえなくてな、どうしたもんかと思っていたんだ」
提督「そこで助け舟を出してくれたのが…」
妖精s「「「私たちなのです!!!」」
巻雲「ひゃぁぁぁ!?」
日向「うわっ!!ビックリした」
妖精A「提督さんが悩んでいたので話を聞いてみたら厨房が自由に使えそうにないということ」
妖精B「私たちも日頃提督さんにお世話になっている身…だったらここで一肌脱ぎましょうということでやってやったんですよ」
夕雲「と、ということはまさか…」
提督「ああ、この厨房全部妖精さんの手作りなんだ」
-
184 : 2014/04/22(火) 23:02:16.11 -
夕立「ええぇぇぇぇぇ!?それってすごすぎるっぽい!?」提督「おれもかなり驚いたさ。はじめは冗談か何かと思ったんだが…」
妖精C「私たちがそんなことぐらいで時間をかけるとでも?」
提督「…まさか二日足らずで作ってくれるとは思わなかったがな」
夕雲「二日って、冗談ですよね」
提督「冗談じゃなくて大マジだ。だからこそみんなに心置きなくお菓子を作れるようになったんだが…」
日向「ま、まあ艦を作ることに比べたら簡単…なのか?」
巻雲「け、けどそれでも費用は相当かかったんじゃないですか?」
妖精A「いえいえ、費用は使用した資材分ぐらいですよ」
妖精B「まあ私たちもそのほかに少し条件を出させていただきましたが…」
-
185 : 2014/04/22(火) 23:07:32.38 -
加賀「条件?」妖精C「条件は一つ。私たちにもお菓子を提供してもらうことです!!」
提督「妖精さんもお菓子が大好きでな。余ったり余分に作った分はみんな妖精さんに渡しているんだよ」
夕立「だから余らなかったぽい?」
提督「そういうことだ。これで二人の疑問は解消できたか」
夕立「疑問は解消できたけどちょっと残念っぽい」
巻雲「あーあ、余ったお菓子を二人で隠れて山分け作戦が…」
夕雲「どうりであんなに必死だったのね」
日向「残念だったな。まあいずれ順番が回ってくる。そのときまでゆっくり待てばいい」
夕立「はぁーい…」
-
186 : 2014/04/22(火) 23:11:37.99 -
加賀「そうそう、焦りは禁物ですよ…赤城さん、そっちは?」ガサガサ赤城「こちらも確認できません。となるとあちらでしょうか?」ゴソゴソ
夕雲「………」
日向「………」
妖精s「「「………」」」
提督「…必死で探してるところ悪いが、材料はその日のうちに使い切るからな。余らせてることはないぞ」
一航戦s「「(´・ω・`) (´・ω・`) 」」
日向「これがうちの空母隊のエースか」
夕雲「この姿からは想像もできませんね」
-
190 : 2014/04/22(火) 23:46:02.75 -
~あんみつ~提督「…さあ、どうする瑞鳳?選ぶのはおまえ自身だぞ」
瑞鳳「うーん、アイスは好きだけど今回はいいです。そのままで食べます」
提督「あいよー。それじゃあちょっとアイス片付けてくるわ。そのまま食べてていいぞー」
瑞鳳「はーい、じゃあお言葉に甘えまして…」
瑞鳳「うん、やっぱりあんみつって美味しい!!」
瑞鳳「この寒天のプルプル加減、そしてその無味に味をつけるあんこと黒蜜、さらにそこに入って全部を調和していく果物。このバランスが重要なのよね~」
提督「お前はあんみつの評論家か何かか。まあ気に入ってもらえたようなら何よりだが」
瑞鳳「はいっ、とっても気に入りました!!」
提督「けどせっかくのあんみつだからアイスを入れてクリームあんみつにしたほうが良かったんじゃないのか?」
瑞鳳「…正直ものすごく悩みましたけど、やっぱりあんみつはあんみつとして食べたかったので」
-
191 : 2014/04/22(火) 23:52:07.76 -
提督「やっぱりクリーム入りは邪道ってか?」瑞鳳「邪道だなんてとんでもない!あんみつの世界にアイスを入れるという発想はとてもすばらしいものだと思います!!」
瑞鳳「いいですか、あんみつというのはそれこそ無限の可能性を秘めているんですよ。抹茶をいれてもいい、トッピングにこだわってもいい、蜜一つをとってもそれこそ多種多様に味が変わるんですよ」
瑞鳳「いい機会です、提督にはあんみつについてしっかり勉強してもらいます!!」
提督『ゲッ!?…本能で分かる。これはヤバイ流れだ』
提督「ず、瑞鳳。ちょっと急ぎの仕事が入っていたのを思い出したわ。ちょっと片付けてくるから食べててくれないか?あ、片付けはやっておくかr」
瑞鳳「それって…私のあんみつ講義より大事なんですか」ゴゴゴゴゴ…
提督「そ、そりゃあ提督の仕事だし…な?」
瑞鳳「…数は少なくても、精鋭だかr」
提督「あーゴメンゴメン、そんな急ぎの仕事じゃなかったわーいや、何を勘違いしてたのかなー」
瑞鳳「そうですか!!それじゃあ今からあんみつについて勉強をしていきましょう!!」
提督「ソウダネー、ワーイヤッター」
提督『…こりゃ三時間はあんみつ議論に付き合わされるな』
-
193 : 2014/04/23(水) 00:14:50.85 -
~カステラ~龍驤「なあ提督、これはウチに対してのいやみか何かか?」
提督「いきなり何を言い出すんだ?俺はただカステラを出しただけだぞ」
龍驤「確かにウチはカステラをリクエストした。そして提督は作ってくれた…ここまでは別にええねん」
龍驤「ただな…なんで丸ごとウチの前に出すねん!!」
龍驤「イヤミか、うちに対するイヤミなんか!!流石のウチでもしまいには泣くで!」
提督「いや、食べる量も分からないからここで好きな量を切り分けたほうが龍驤にいいかと思ってこうしたんだが」
龍驤「あ、そんなつもりでいったんじゃ…ちょっとウチも言い過ぎたわ。ゴメン」
提督「別にいいさ。確かに…何がとまではは言わないが龍驤の気に触ったんだしな。こっちこそ配慮が足りなかったよ」
龍驤「いや、うちもちょっと過剰になりすぎてたわ。我ながら情けないわ…」
-
194 : 2014/04/23(水) 00:22:59.19 -
提督「…まあいつまでもくよくよしててもしかたないし切り分けて食べるとするか」龍驤「あ、切り分けるのはウチがやるわ。くだらないことでヤイヤイ言ったせめてもの償いってことで」
提督「い、いいって。せっかくのもてなしなんだから俺が」
龍驤「気にせんといてな!これぐらい…うん、下の紙に何か書いてある、何々…」
提督「あっ」
~龍驤(仮)~
龍驤「………」
提督「こ、これはだな、その、ちょっとしたジョークというか、親愛の意味もこめてというか、その」
龍驤「ほーう、で、言い残すことはそれだけやな」ゴゴゴゴゴ
提督「いや、ちょっとまtt」
龍驤「問答無用!!」ゴォォォォォォ!!!
提督「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」ドギャーン!!
-
198 : 2014/04/23(水) 00:49:34.27 -
~あんころ餅~日向「…うん、餅のつき加減もいいしあんの甘さも程よい。緑茶に良く会うな」モグモグ
提督「そりゃどーも、ほら、お茶のお代わりだ」
日向「ありがとう…うん、美味い」ズズズッ
提督「そういえば日向。あんころ餅を選んだのってやっぱり伊勢つながりだからか?」
日向「な訳ないだろう。ただ食べたくなったからリクエストしただけさ」
提督「相変わらずドライだな…けどな、あまり冷たくしすぎると伊勢もさびしがるぞ」
日向「寂しがる、ねぇ…」
提督「こんな事をいうのもどうかと思うが、お前達は最後まで戦い抜いた姉妹艦なんだろ。だったらもう少し伊勢に対して態度をやわらかくしてやってもいいんじゃないか?」
日向「…無理だな」
提督「何でだ?そんなに伊勢が嫌なのか?」
日向「まさか!嫌なわけないさ…ただな」
提督「ただ?」
日向「…冷たくしとかないと、暴走するんだ。伊勢」
-
199 : 2014/04/23(水) 00:57:36.47 -
提督「…暴走?」日向「ああ、伊勢にとっても前の大戦のことが傷になってるみたいでどうも私に対して過保護になってるみたいなんだよ」
日向「…いや、四六時中一緒にいたがるのはもはや過保護を超えているか」
提督「そ、そうなのか?」
日向「バレンタイン等何かの記念日にはプレゼントを要求したり、でもって何も用意してないと泣き出したり…」
日向「一度だけだが怖い夢を見たとか言ってわたしの布団に潜り込んできたことがあったな」
提督「えー」
日向「そのときも甘えるなといって布団から追い出したが、たぶん私が態度を軟化させたらもっと悪化するぞ」
日向「全く、それ以外を除けば姉としても同じ航空戦艦としても尊敬できるんだが…」ハァッ
提督「…姉妹艦も、色々と大変なんだな」
日向「…まだ私たちはいいほうかも知れないがな」ハァ
-
204 : 2014/04/23(水) 10:12:24.79 -
乙
お菓子作りをしている厨房の場所がわかったから
赤城・加賀「提督、味見をしに来ました」って感じで二人が突入しそうだなww
-
213 : 2014/04/28(月) 22:55:37.78 -
~番外編1~~ 鎮守府 提督執務室 ~
提督「………」カリカリ
提督「……………」カリカリカリカリカリ
提督「……………あぁぁーーー!!何やってんだ俺はぁぁぁ!!!」ガッターン!!
鳳翔「て、提督。落ち着いてください。提督が焦ってもどうにもなりませんよ」
提督「し、失礼いたしました。しかし、無力なもんですね。あいつらは未知の海域の制圧にいっているというのに、自分はここにいるしかないとは…」グッ!
鳳翔「まあ、それが私たちの任務ですから。それに提督が前線に出るほうがよほど危険ですよ」
提督「分かっています。分かっていますが…何もできない自分が無力でたまらないんです」
鳳翔「大丈夫です。それにあの子達の強さは提督が一番ご存知じゃないですか。きっと何があってもここに帰ってきますよ」
提督「………」
-
214 : 2014/04/28(月) 23:01:44.28 -
鳳翔「けど、そこまで心配してくれなんて提督って本当に優しいですね」提督「…あいつらは俺の自慢の艦隊です。それこそ、俺にはもったいないぐらいの」
提督「だからこそあいつらには何もあって欲しくないんです。上の手前こんなことおおっぴらにいえませんがぶっちゃけ海域攻略なんてどうでもいいです」
提督「ただ俺は、あいつらが無事に帰ってくればそれで…!!」
鳳翔「…大丈夫ですよ。あの子達を信じてあげてください」
提督「鳳翔さん…」
鳳翔「そうだ。気分転換とはいきませんが休憩にしましょうか。今お茶を用意してきますね」
提督「すいません、なんか気を使わせてしまって」
鳳翔「いえいえ、心配してくれるのは嬉しいですが、提督も少し気を休めた方がいいですよ」ガチャッ
提督「………」
提督「気を休める…か」
-
215 : 2014/04/28(月) 23:09:57.68 -
???「そうそう、提督は気を張りすぎなんだって」ヒョコッ提督「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!だ、誰だ!?」
シオイ「へへっ、ドッキリ大成功ってやつだね」
提督「ってシオイか、いきなりひょっこり現れるんじゃないってーの!!」
シオイ「だってー一番に提督にあいたかったんだもーん」
提督「おまえなぁ、島風じゃないんだから…ってお前が帰ってきたってことは?」
シオイ「さあ、どういうことでしょうか?」ニヤニヤ
提督「海域を攻略できたんだな!」
シオイ「大当たりーーー!!第一艦隊、無事に敵海域を攻略できました!!」
-
216 : 2014/04/28(月) 23:15:19.34 -
提督「大戦果じゃないか!よくやり遂げたな。けど未知の海域だったし随分苦労しただろ?」シオイ「いやー苦労したよ。敵本隊の目前に夜戦海域があってもう砲撃がバンバン飛び交ってておっそろしかったんだから」
提督「そうだったのか…すまない。上からの情報がなくてな。そんな肝心なことをお前達に伝えられないとは…」
シオイ「まっ、緊急指令だったし仕方ないよ」
提督「けどそれでも無事に帰ってきてくれてよかったよ。で、長門たちはまだ帰投途中か。まあ戦艦だしそれなりに損傷があるのか…ならすぐに入渠準備を急がせないと」
シオイ「………」
提督「…ん?どうした、急に黙り込んで」
シオイ「…ごめん、提督。私ね…」
-
217 : 2014/04/28(月) 23:17:53.24 -
シオイ「提督に、お別れを言いに来たんだ」
-
218 : 2014/04/28(月) 23:24:22.57 -
提督「…は?何言ってんだ」シオイ「あのね、夜戦のときに敵の駆逐艦から直撃をもらっちゃって…長門さんたちは帰投したほうがいいって言ってくれたんだけど…」
シオイ「提督の期待に答えたくて、無理に進軍してもらったんだけどね」
シオイ「…最後の最後に、装甲を貫かれちゃって…」
シオイ「笑っちゃうよね、潜水艦が最後も沈むなんてね」
シオイ「ほんと、冗談みたい………」
提督「…おい、何冗談を言って…!!」ハッ!
シオイ「あれっ、早かったな。もう少し持つかなって思ったんだけど」スゥゥッ
-
220 : 2014/04/28(月) 23:28:24.75 -
シオイ「…馬鹿なことだってのは分かってる、だけど提督にどうしても自分の口から謝りたくて…」シオイ「驚かせちゃってゴメンね、だけど、そろそろ時間が」
提督「……ねぇ」
シオイ「…提督?」
提督「ふざけた事いってんじゃねぇぞ!シオイ!!」
提督「消えるだぁ?何勝手なこと言ってんだ、どんな形にせよここに戻ってきたんだ。だったら修理でも入渠でも何でもしてこい!」
提督「資材や資源なんて気にすんな!あるだけ使ってもいいからとっとといってこい。そしてここに戻ってきやがれ、いいか、絶対だ」
シオイ「提督…」
提督「馬鹿なこといってんじゃねぇぞ…マジで」
提督「早く、戻ってこいよ…消えるんじゃねぇ…!!」
-
221 : 2014/04/28(月) 23:32:35.82 -
シオイ「…あはっ、提督の怒鳴った所、はじめて見たかも」シオイ「けど嬉しいな、そこまで私たちことを思ってくれてるなんて」
シオイ「あーあ、なんで轟沈しちゃったんだろ…わ、私…」ジワッ
シオイ「ほ、本当は…もっと、みんなでいたかったのに…」ポロッ
シオイ「ゴメンなさい…本当に、ゴメンなさい…!!」ポロポロ
提督「…そうだシオイ。おまえのリクエストまだ聞いていなかったな」
シオイ「…!!」
提督「そうだ、今から用意しよう。なーに、どんな無茶でも答えてやるよ。お前が食べたいものなんだって作ってやるぞ?」
提督「そうそう、今鳳翔さんがお茶を入れてくれてるんだ。それを飲んでゆっくり考えるとするか」
提督「だから…消えるな。消えないでくれ…シオイ…!!」
-
222 : 2014/04/28(月) 23:36:12.49 -
シオイ「…ありがとう提督。本当に嬉しいよ…」シオイ「けど、ゴメンね。こんな形で別れる事になっちゃって」
提督「待て!頼むから待って」
シオイ「…みんなに、お別れがいえなかったけど…とっても楽しかったよ」
シオイ「また、出会えるかもしれないから…その時まで」スゥゥゥゥッ
シオイ「……バイバイ」シュン!
提督「待て!シオイ、待ってくれ」
提督「シオイぃぃぃぃぃ!!!!!」
-
223 : 2014/04/28(月) 23:41:29.33 -
~ ~ ~提督「さあおかわりだシオイ。どんどん食べてくれよな」
シオイ「提督~ご馳走は嬉しいんだけどこんなに食べられないって」
提督「なに時間はたっぷりとあるんだ。ゆっくり堪能すればいいさ」
シオイ「うぅ、たくさん食べれるのは嬉しいけど、これじゃあ食べ過ぎで沈んじゃうy」
提督「沈むなんていうなぁぁぁぁぁ!!」
シオイ「ひゃぁぁぁぁ!?」
提督「す、すまない。ただまあ食事中にそんな暗い話題を出すことはないと思ったらつい口がでたんだ」
シオイ「もぉーすッごくビックリしたよ」
提督「悪い悪い…ハハハ」
-
225 : 2014/04/28(月) 23:48:01.62 -
イク「むぅー、なんでシオイだけあんな特別待遇なの!」ゴーヤ「差別でち!潜水艦差別でち!!」
ハチ「いや、あれは特別待遇というよりは何か後ろめたいことがあるように感じるんですが」
まるゆ「提督さんが何かしたんでしょうか?」
イムヤ「あー、何でも夢の中で何度もシオイを轟沈させる夢を見たんだって」
まるゆ「ご、轟沈!?」ビクッ
イムヤ「まああくまで夢の中でって話だけど…どんだけひどい夢を見ればあんな待遇になるのかしら?」
ハチ「さあ…どうなんでしょうね?」
イク「潜水艦差別ハンターイ!」
ゴーヤ「ハンターイ!ハンターイ!でち!!」
シオイ「うぅ、嬉しいけど辛いよぉ」モグモグ
提督「ゴメン、本当にゴメンな…シオイ」
-
236 : 2014/05/07(水) 23:04:11.52 -
~番外編2 ~~ 北大西洋海域 ピーコック島 ~
離島棲鬼「………」
戦艦棲姫「ドウシタ、ナニカカンガエゴトカ?」
離島棲鬼「イエ、ココマデノケイカイガヒツヨウダッタカ…トオモッタダケデス」
戦艦棲姫「ホォ…?」
離島棲鬼「タシカニココハワタシタチニトッテモジュウヨウナキョテンデス、シカシ、イササカセンリョクヲハイチシスギナノデハ?」
戦艦棲姫「ココヲハッケンサレタイジョウソナエハヒツヨウダ…チガウカ?」
離島棲鬼「ソレハワカリマス。シカシ、サイシンエイノリ級ヤル級、サラニ港湾棲姫マデハイチスルホドデショウカ?」
離島棲鬼「サラニココマデノアイダニソ級、装甲空母姫マデハイチとは…」
-
237 : 2014/05/07(水) 23:12:15.94 -
戦艦棲姫「離島棲鬼、ヤツラヲナメルナ」離島棲鬼「!!」
戦艦棲姫「ワタシハマエノタタカイデヤツラトヤリアッタガ、アイツラハツヨイ」
戦艦棲姫「アイツラヲナメテカカッタワケデハナイガ、ソレデモケッカテキニハヤツラニマケテシマッタ…」
戦艦棲姫「センリョクガカジョウトイウテンハヒテイシナイ、シカシ、マンガイチトイウコトモアル」
戦艦棲姫「マア、コチラトテソウヤスヤストタオサレルツモリハナイガナ」
離島棲鬼「…コノタタカイ、ドウナルトオモイマスカ?」
戦艦棲姫「ワカラナイ、タダマアヒトツイエルコトハ…」
戦艦棲姫「…ワタシタチノホンキヲ、ヤツラ二ゼンリョクデオモイシラセルダケダ」
-
238 : 2014/05/07(水) 23:20:12.68 -
戦艦棲姫「マアアレダケゲンジュウナケイカイモウヲコウチクシタンダ、ヤツラガココマデコレルカドウカスラワカラン」戦艦棲姫「ソレデモココマデコレタトシタラ、ソノトキハオモイキリクルシマセテヤルサ…ナァ?」
浮翌遊要塞「」コクッ
浮翌遊要塞「」ニヤァ
離島棲鬼「…ソウデスネ、ワタシトシタコトガカンガエスギテイマシタ」
戦艦棲姫「ナニ、オマエノキモチモワカル。マア、ゼンリョクデオモテナシスレバイイ…ゼンリョクデナ」
離島棲鬼「ハッ」
ル級「た、大変、大変です!!姫様方ー!!」
戦艦棲姫「ナンダソウゾウシイ、スコシハオチツケ」
-
239 : 2014/05/07(水) 23:29:24.71 -
ル級「し、失礼しました。しかし事が事なのでいち早く姫様たちにお伝えしたくて」離島棲鬼「キンキュウダト…」
戦艦棲姫「…ナルホド、ヤツラガセメテキタカ」
離島棲鬼「!!」
戦艦棲姫「オドロクコトハナイ、コレモソウテイシテイタコトダ」
戦艦棲姫「ワレラガドウヨウシテハ、ダレガミナヲシキスルトイウノダ?」
ル級「いえ、それよりもっと悪いといいますか、何というか、その…」
離島棲鬼「…?ズイブンハギレガワルイナ」
-
240 : 2014/05/07(水) 23:38:43.37 -
戦艦棲姫「ナニ、オオカタカイイキノヒトツセイアツサレカカッテイルノダロウ、スグニエングンヲオクレバ」ル級「……あの、とりあえず報告させていただきます」
ル級「本日未明、サメワニ沖、ズンダ海峡、ポートワイン沖及び中部太平洋海域で艦娘と交戦」
離島棲鬼「…ン?」
ル級「同日、全海域、完全に制圧されました…!!」
戦艦棲姫「……はい?」
離島棲鬼「全海域…制圧?」
ル級「はい、どうやらそうみたいです」
-
241 : 2014/05/07(水) 23:47:24.86 -
戦艦棲姫「ちょっ、何でそんな簡単に制圧されてるのよ!!まさかこっちの戦力が配置されてなかったとか?」ル級「いえ、そのような報告はないです」
離島棲鬼「…考えたくないけど、こちらから誰か寝返ったとか?」
ル級「たぶんそれもありません。一応交戦記録はありますので」
戦艦棲姫「交戦記録があるの!?ちょっとそれ見せてもらえる」
ル級「どうぞ、むしろ見てくださいな」
離島棲鬼「まああまりに不自然ですもんね、しかしいくらなんでも全海域を即日で制圧するなんて…」
ル級「……こういうのもなんですが、それを見ると納得できますよ」
戦艦棲姫「どんだけすさまじい戦闘だったのよ…」ピラッ
-
242 : 2014/05/07(水) 23:59:28.82 -
~ サメワニ沖 ~リ級「フフフ、更に強化された私の力をm」
日向「強化か、素敵な言葉だな」
伊勢「そうそう、特に連撃とかっていいよねー」
熊野「まあ強化されたのはあなた達だけではなくて…」
鈴谷「私たちも強化されたってのを忘れないでほしいよねー」
飛龍「ああ、制空権ならご心配なく」
蒼龍「ちゃーんと私たちが確保してるからね」
リ級「……あのー、ギブアップは?」
日向「そんなものはない」
リ級「デスヨネー」
-
243 : 2014/05/08(木) 00:16:06.49 -
~ ズンダ海峡 ~扶桑「ああ、前の夜戦での傷が思ったより深いわね…」
利根「むぅ、我輩としたことが失敗したぞ」
翔鶴「けど良かった、瑞鶴が無事ならそれで…」
瑞鶴「なに馬鹿なこといってるのよ!!」
山城「お姉さま!しっかりしてください!!」
筑摩「そうです!!姉さんらしくないじゃないですか」
ル級「いやいや、あんた達小破しかしてないじゃなん!なにそんな大げさに言ってるn」
山城「黙りなさい、姉さまに傷を着けたのがどれだけ重罪かわからないのですか?」
筑摩「これはお仕置きが必要ですね…物理的に」
ル級「えっ、なにこのとばっちり」
瑞鶴「とにかく早く入渠させなきゃいけないから…手早くお願いするわね」ジャキッ
ル級「笑顔は本来戦闘に用いられr」ドカーン!
-
244 : 2014/05/08(木) 00:21:00.72 -
~ポートワイン沖~港湾棲姫「え、えっと…」
龍驤「ドーモ、港湾棲姫サン、リュウージョーデス」
大鳳「サッソクデスガソノケンカ、カワセテイタダキマス」
龍驤「巨乳シズムベシ、慈悲ハナイ」
大鳳「ハイクヲヨメ、カイシャクシテアゲマス」
港湾棲姫「こ、この人たち怖いよー」
金剛「オーウ、向こうがものすごく怯えてイマース」
比叡「あっちも運がなかったねー、…主に胸的な意味で」
霧島「さあ、冗談はこれぐらいにしてさっさと片付けちゃいましょう」
榛名「そうですね、時間はもったいないですし」
港湾棲姫「だ、だれか助けてーーー!!!」
-
245 : 2014/05/08(木) 00:32:10.27 -
~中部太平洋海域~球磨「クマー!!」
卯月「ぷっぷくぷぅ~!!」
夕立「ぽいぽい!!」
子日「ネノヒダヨ!!」
吹雪「私もg」
ビスマルク「Feuer!!!」
ソ級「」
ソ級「あ、ありのままにいま起こったことを話すわ」
ソ級「よく分からないことを話す奴らが攻めてきたと思ったら、気づいたら全滅させられていた」
ソ級「な、なにをいってるかわからないと思うけど私もよく分からないわ」
ソ級「ただひとつ言えることは…」
ソ級「…なんなんだ、あいつら」
-
246 : 2014/05/08(木) 00:41:34.10 -
~ ~ ~戦艦棲姫「…なにこれ」
ル級「いや、本当になんなんでしょうね」
離島棲鬼「って話が違うじゃないですか!!やつらどんだけ強いんですか」
戦艦棲姫「いや、私が戦ったときはここまでじゃなかったはずなんだけど…」
離島棲鬼「そ、そうだ!いまからでも増援を送れば例え制圧されててもまだ巻き返せるんじゃ…」
ル級「それについても報告がひとつ」
ル級「全海域、艦娘たちによる制圧後他の駆逐ならびに軽巡、雷巡、重巡が海域全体を完全に制圧」
ル級「おかげで補給線もズタズタにされまして、援軍を送り込むことはもはや不可能とのことです」
戦艦棲姫「………あれ、これ詰んでる?」
ル級「まあ詰んですますね」
-
247 : 2014/05/08(木) 00:48:50.94 -
離島棲鬼「詰んでる、じゃないですよ!!なんか名案はないんですか!?」戦艦棲姫「いや、もう少し時間があれば何とかなったかもしれないけどここまで展開が速いとねー」
離島棲鬼「っていうか向こうも向こうですよ!どんだけ高火力になってるんですか!!」
戦艦棲姫「知らんがな、むしろ私が聞きたいわ」
ル級「そこまでして何か駆り立てるものでもあったんですかね?」
離島棲鬼「け、けどまだここまでは来てないみたいだし、今から陣形を整えれば何とか…」
ル級「そうそう、もうひとつ報告することがったんですが…」ドガーン!!
ル級「……主力艦隊が、現在進行形で来ています」
離島棲鬼「」
戦艦棲姫「」
浮翌遊要塞「」\(^o^)/オワタ
浮翌遊要塞「」/(^o^)\ナンテコッタイ
-
253 : 2014/05/14(水) 00:15:19.73 -
~ 数時間前 鎮守府大食堂 ~艦娘s「「「「「えええぇぇぇ~!!!」」」」」
提督「すまない…本当にすまない」
イク「ちょっと提督、一周年記念パーティが中止ってどういうことなの!?」
五月雨「もうみんなで協力して準備も万端だったんですよ」
夕張「今日だけは演習も遠征しないでみんなでおもいっきり楽しもうって言ったのは提督ですよね?」
神通「流石に今回ばかりは納得できないです」
秋雲「そーだそーだ!!」
提督「お前達が言いたいこともわかる。ただな…今回ばかりはパーティとか言ってられなくなったんだよ」
-
254 : 2014/05/14(水) 00:21:40.55 -
長門「大げさだな。まさか深海棲艦たちが攻めてきたのではないのだろ?」提督「……ついさっき、上から命令が届いた」
提督『南西海域、及び中部、北大西洋に深海棲艦の拠点を発見。規模が拡大しないうちに直ちに出撃し、殲滅せよ』
提督「…まあ早い話が緊急の出撃翌要請だな」
金剛「シット!何で向こうは空気を読まないんデスか!!」
榛名「いえ、流石にそれを提督に言うのは酷かと…」
伊勢「にしてもタイミング最悪じゃん。案外向こうも狙ってたんじゃないの?」
日向「ない…とは言い切れないか」
-
255 : 2014/05/14(水) 00:26:48.43 -
飛龍「けどさー別に一日ぐらい遅れてもいいんじゃないの?」瑞鳳「いくら深海棲艦と言っても、一日でそこまで規模が大きくなるとは思わないけど」
提督「…さっきも言ったがこれは上からの命令だ」
提督「しかもこれはここに直接届けられた。これがどういうことかわかるだろ?」
飛鷹「…拒否権はないってこと?」
瑞鶴「しかも何かあるようならそれなりの処罰があると…全く嫌なもんね」
提督「本当だったら俺と鳳翔さんもみんなのために料理を準備するつもりだったんだが、こうなった以上それもできない」
赤城「」ガクッ
加賀「」バターン!
翔鶴「二人とも、しっかりしてください!!」
霧島「この二人の反応はもはや恒例行事みたいなものですね」
-
256 : 2014/05/14(水) 00:31:50.76 -
提督「そんなわけで俺はすぐに指揮をとる準備をする。各艦隊は早急に戦闘準備に入ってくれ」北上「いやいや、そう急に戦闘準備に入ってくれって言われてもね~」
鈴谷「まったくやる気が湧かないんですけどー」
摩耶「ま、まあ戦闘って言うなら仕方ねーよな、うん、そうだ…」シュン
鳥海「言動と態度が全くかみ合ってませんよ、姉さん」
那智「むぅ、提督の手料理というのを期待していたんだが…」
妙高「仕方ないですね。事故だと思って今回は諦めましょう」
足柄「いい事思いついたわ、今から上に圧力かけにいかない?物理的に」
加古「あ、いいね。やっちゃう?」
青葉「やります?やっちゃいます!?」
羽黒「や、止めてください!!」
衣笠「あんたたちも悪乗りしないの」
-
257 : 2014/05/14(水) 00:37:16.00 -
隼鷹「ちっくしょー、せっかく酒が無礼講で飲めると思ったのによ~」千歳「ああ、お酒たちが飛んでいく…」
千代田「…この二人にとってはこれでよかったのかも」
最上「それにしても、ここどうしようか?」
名取「片付ける…にはもったいないですよね」
三隈「装飾とかもそろえて本格的に作りましたからね」
龍田「そうね。特に天龍ちゃんもものすごく張り切ってたわね~」
天龍「お、俺を比較に出すなって!!」
暁「それをいきなり中止だなんて、流石に提督でも許せないわ」
響「まあまあ、提督も好きで中止したわけじゃないんだから」
初春「にしても難儀じゃな、さて、どうしたものか…」
-
258 : 2014/05/14(水) 00:41:31.42 -
不知火「…提督、一つ質問が」提督「何だ?不知火」
不知火「まず一つ。今回の作戦では攻略に必要な資源の提供はされるのですか?」
提督「ああ、緊急の作戦ということで予算はしっかり割いてもらったぞ」
不知火「…ではもう一つ」
不知火「先ほど提督は『出撃、殲滅せよ』といいましたが、今回は上からは調査等の指令は出ていないのですか?」
提督「あ、ああ…、今回は特に何も出てないな」
不知火「ありがとうございます。さて、今提督の言ったことをまとめますと…」
不知火『手段は問わず、敵拠点の殲滅さえできれば、今回の任務は終了』
不知火「…ということでよろしいのですね?」
艦娘s「」ガタッ!
-
259 : 2014/05/14(水) 00:48:36.62 -
提督「ま、まあそうなるかもしれないが、流石にそれはm」大和「何だ。そういうことならはじめに言ってくださればよろしかったのに…」
武蔵「仕方ない、パーティは夕方からだな」
大鳳「…やりますか?」
赤城「もちろん」
加賀「全力でやらせていただきます」
扶桑「…山城、艦隊の援護準備は」
山城「問題ないですが、別に完全に倒してしまってもいいのでは?」
比叡「ちょっと、私たちの分もとっといて欲しいんだけど」
龍驤「まあ資源が問題なのなら…こっちのやりたい放題やな」ニヤッ
祥鳳「弾薬の制限のない支援艦隊のの恐ろしさ、思い知らせましょう」
-
260 : 2014/05/14(水) 00:54:43.63 -
利根「筑摩、我らも出るぞ」筑摩「はい、重巡の底力見せつけてやりましょうカ」
愛宕「私たちも忘れないでね—」
高翌雄「…ついにあのビームの封印を解く時が…!!」
古鷹「それは止めてください」
長良「じゃあ私が」
五十鈴「止めなさいっての」
由良「さて、私たちは後片付けね」
鬼怒「っていっても海域攻略後のだけどねー」
阿武隈「潜水艦とかは、私たちじゃないと処理できないし」
那珂「そういう仕事なら那珂ちゃんにお任せ!!」
川内「夜戦なら私が!!」
神通「え、わ、私は…」
木曾「無理に乗らなくていいからな、頼むから神通はそのままでいてくれ…」
神通「は、はいっ」
多摩「いいハナシだニャー」
大井「うんうん、木曾も立派に成長したのね」
矢矧「…原因のいくつかはお前達だと思うぞ」
-
261 : 2014/05/14(水) 01:01:20.44 -
睦月「睦月型、問題なし!」吹雪「吹雪型、問題ないです」
綾波「綾波型、問題ありません」
暁「暁型、大丈夫よ」
初春「初春型もじゃ」
白露「白露型、問題ない…というよりすぐにでも出撃したいのが約一名」
夕立「ガルルルルル!!!」
陽炎「陽炎型、同じく」
島風「夕雲型と島風、問題ありません!!」
長波「なーんで島風が仕切ってんだ?」
夕雲「しっ!!」
-
262 : 2014/05/14(水) 01:06:13.99 -
シオイ「魚雷はつめるだけ積む?」イムヤ「そうね、少しでも殲滅できるようにしないと…」
ゴーヤ「クルージングで鍛えた射撃を見せるときなの」
イク「震えて眠れ、なのねぇ…」
ハチ「イク、キャラが壊れてるよ」
Z1「で、僕らはどうする??」
ビスマルク「おい、私たちはすでにここの一員だ。だったらすることは一つだろ」
Z3「…そうだね」
ビスマルク「国籍など関係あるか、殲滅あるのみだ」
提督「え、えーっとみんな、なんでそんな殺気を出してるんだ~?」
艦娘s「「「!!!」」」ギロッ
提督「」
大和「あ、失礼しました。それでは今から海域の制圧に行ってまいりますので提督はパーティの準備をお願いします」
提督「い、いやだから海域の攻略が優先だから今回は」
大和「お 願 い し ま す ね ?」ゴゴゴゴゴ…
提督「は…ハイ」
-
263 : 2014/05/14(水) 01:11:26.15 -
~ ~ ~
戦艦棲姫「ってもうここまで来てるってどういうことなのよ!?道中には装甲空母姫も他の戦艦棲姫もいたわよね!なんでそんなホイホイ突破されてるのよ!!」
ル級「えーと、お二方から伝言をいただいてますので伝えさせていただきますね」
離島棲鬼「いやな予感しかしないんだけど…」
○あっちのほうが私たちよりも深海棲艦っぽかった、正直無理です 装甲空母姫
○秋のときよりもっと禍々しくなっていた…なにあれ 戦艦棲姫
ル級「…とのことです」
浮翌遊要塞「」( ゜Д゜)ポカーン
-
264 : 2014/05/14(水) 01:14:01.23 -
離島棲鬼「ちょ、ど、どうするのよ!?まだ来るのは先だと思ってたからそんな戦闘準備できてないんだけど」戦艦棲姫「だ、大丈夫よ。今ソ級が食い止めてくれてると思うからその間に何か…そうだ。レ級ちゃんを呼べばいいのよ!」
ル級「レ級ちゃんですか?」
戦艦棲姫「そうよ!彼女がいれば間違いなく足止め…いや、向こうの障害になってくれるわ!!急いで伝令を」
ル級「…えーっと、レ級ちゃんなんですが…」
戦艦棲姫「えっ?」
ル級「強さ的にみんなから浮いてることを気にしてどこかの海域の巡回にいったまま帰ってきていませんが」
戦艦棲姫「」
離島棲鬼「駄目じゃん」
ル級「更に報告が一つ」ドガーン!
ル級「…ソ級、破られたみたいですね」
-
265 : 2014/05/14(水) 01:21:31.94 -
離島棲鬼「…っ!!いいわ、ここまできたらもうやってやるわよ」戦艦棲姫「ええ、こうなったら長門でも大和でもどんな相手でも沈めてやるわ」
離島棲鬼「さあ、かかってきなさい!!」
ル級「…!!敵艦隊、対敵します!!」
離島棲鬼「ココマデ……クルトワ…ネ…………イイ…デショウ……」キリッ
戦艦棲姫「ナンドデモ…シズメテ…アゲル」キリリッ
大和「沈める…とは、面白いことを言いますね」ゴゴゴゴゴ
武蔵「まあいい、そっちがその気ならこちらも全力を出せるというものだ」ゴゴゴゴゴ
長門「駆逐たちを悲しませるとは…許せん!!」ゴゴゴゴゴ
陸奥「…さあ、危険な火遊びの始まりよ!」ゴゴゴゴゴ
赤城「ああ、それ以上何も言わないでください。おなかが減るだけですから」ゴゴゴゴゴ
加賀「できることならとっとと沈んでください、あなた達が…ね」ゴゴゴゴゴ
離島棲鬼「」
戦艦棲姫「」
ル級「あー、あかんわこれは」
-
266 : 2014/05/14(水) 01:26:27.50 -
戦艦棲姫「だ、大丈夫!まずは陣形を整えて」隼鷹「ヒャッハー!!支援艦隊のおとおりだぁぁぁ!!!」ブロロロロロ!!
飛鷹「ちょっと、ちゃんと狙いなさいね」バババババ!!!
伊勢「命令!目に付いたものはとりあえず撃て!以上」ドゴォ
Z1「了解、直撃させます」ドガーン!
Z3「ドイツの底力、見せつけてやります」ドカァッ!!
日向「全く、どんな命令だよ…まあ了解」バコォォン!!
離島棲鬼「きゃぁぁぁぁ」
戦艦棲姫「くっ、他のみんなは大丈夫?」
ル級A「え、ええ…私たちは大丈夫ですが…その、そっちの浮翌遊要塞が…」ショウハ
戦艦棲姫「えっ?」クルッ
浮翌遊要塞「」\(^o^)/オワタ
浮翌遊要塞「」\(^o^)/オワタ
ル級B「だめみたいですね」
-
267 : 2014/05/14(水) 01:31:35.84 -
離島棲鬼「い、いやぁぁぁぁぁ!!」コンラン!戦艦棲姫「お、落ち着いて。支援攻撃は今のが最後、ここは落ち着いて制空権を確保するのよ」
離島棲鬼「り、了解」ブロロロロ!!
戦艦棲姫「艦載機数ではこちらが有利、制空権を渡さなければこちらにも勝機が」
赤城「甘いっ!!」シュイン!
加賀「私たちの優秀さを見せてやりなさい」シュババババ!!!
バババババババキューン!!!
制空権確保!!
戦艦棲姫「ちょっ、おかしいでしょ!なんで空母二隻で制空権が確保できるのよ!」
赤城「気合です」
加賀「気合ですね」
ル級「気合の力ってすげー」
-
268 : 2014/05/14(水) 01:37:21.68 -
離島棲鬼「なにを感心してるの!!このままじゃまずいって言うのに」武蔵「なに、問題ないだろ。この後の砲撃を全部避けきればいいんだ」ジャキッ
大和「もっとも、逃がすつもりはないですけどね」ガチャッ
長門「時間が惜しい…全力でいくぞ」ガチャガチャ
陸奥「恨むのならこの日に襲撃したことを恨んでね」ガシャン!!
赤城「ご安心を、私たちは戦闘に参加しませんので」
加賀「あくまで私たちは露払い、後は戦艦方にお任せいたします」
大和「ええ、任されました」
戦艦棲姫「」ドウスル?
離島棲鬼「」アキラメマショウ
ル級「」コンナヤクバッカ!!
-
269 : 2014/05/14(水) 01:41:15.96 -
~ ~ ~大和「…というわけで、全海域制圧完了しました」
武蔵「さぁ、これで思う存分パーティが開けるというものだな」
赤城「戦闘でおなかがすいてますので料理をどんどん出してくださいね」
加賀「ご安心を、料理を残すということは間違ってもしませんので」
陸奥「全く、今度は空気を読んでほしいわね」
長門「うむ、全くだな」
提督「………」
提督「ま、まあ結果的には良かったんだけどさぁ」
提督「こんなむちゃくちゃな戦果、上にどうやって報告すればいいんだよ…」
-
276 : 2014/05/23(金) 00:51:50.33 -
~キャロットケーキ~卯月「~♪しれいかぁーん、まぁだですかぁ~?」
提督「はいはい、今盛り付けるからもう少し待ってろよ」
卯月「はぁ~い!!」
提督「あいよ、人参たっぷりのキャロットケーキだ」
卯月「わーい!いっただきまーす!!」パクッ
提督「しっかし卯月も変わってるな、色々と選べる中で人参をつかったお菓子を選ぶなんて」
卯月「何をいってるのしれいかん!!人参は甘くてやわらかくてとっても美味しいんだぴょん!!」
提督「…それ、今度食事中に大声で言ってくれないか?駆逐艦組みが税揃いしたときにでも」
卯月「???」
-
277 : 2014/05/23(金) 00:59:33.80 -
提督「まあなんにせよ好き嫌いがないことはいいことだ。うん」卯月「えっへん!!しれいかん、ありがとぴょん!!」
提督「というか卯月って人参関連なら何でも好きなのか?キャロットゼリーとかムースとか」
卯月「もっちろん!!何でもだいすきなんだぴょーん」
卯月「けど一番大好きなのは…」
提督「大好きなのは?」
卯月「生をボリボリやるのがいいんだぴょーん!!!」
提督「………」
提督「…まあ、尼突っ込まないが…ほどほどにしとけよ」
卯月「?????」
-
278 : 2014/05/23(金) 01:04:10.64 -
~ショートブレット~雪風「~♪」サクサクサク
提督「………」ジーッ
雪風「~~~♪♪♪」サクサクサクサクサクサクッ!!
提督「………」ジーッ
雪風「~♪」サクサクッ
提督「はい、次の」ヒョイッ
雪風「…しれぇ、なーんで雪風をずーっと見てるんですか?」
提督「い、いや、そんなずーっとなんて見てないぞ、うん」
雪風「嘘をつかないでください!いくら雪風でも気づきます!!」
-
279 : 2014/05/23(金) 01:10:32.97 -
提督「あ、あのな、雪風が食べてるのを見るとなんていうか…こう癒されるんだよ」雪風「癒し、ですか?」
提督「そうそう、こうなんといっていいか…雪風が美味しそうに食べてくるからこっちとしても嬉しくなってついつい見ちゃうんだよ」
雪風「えへへっ!そんなに美味しそうに食べてましたか?」
提督「ああ!!こっちまで元気が出てくるようだよ、だから俺のことは気にしないでどんどん食べてくれ!」
雪風「はいっ、ありがとうございます!!」
提督「………」
提督『…昔買ってたハムスターが同じような食べ方してたってのは、流石に言えないよな』
-
280 : 2014/05/23(金) 01:15:01.63 -
~芋ようかん~まるゆ「て、提督、本当にやっていいんですか?」
提督「別にかまわないが…切り分けたほうが食べやすくないか?」
まるゆ「い、いえっ、贅沢、罰当たり、色々と思うところはありますが…どうしてもやってみたいんです」
提督「…ほらお茶、苦しくなったら飲むといい」ゴトッ
まるゆ「ありがとうございます!それではまるゆ…いきます!!」バクッ
提督「…芋ようかん丸かじりか、昔なにかの特撮で見たことがあったな」
まるゆ「~~~!!!」バタバタッ
提督「って言わんこっちゃない!ほらおちゃ、お茶で流し込めって」
まるゆ「~!!!」ゴクゴクッ
まるゆ「…ふぅ、あやうく轟沈するところでした」
提督「頼むからゆっくり食ってくれ、陸で、しかもい芋ようかんで轟沈したなんて冗談にもしないぞ」
まるゆ「す、すみません」
-
281 : 2014/05/23(金) 01:19:51.31 -
まるゆ「けどなんというか…まるゆは今とっても幸せです」提督「また随分大げさだな」
まるゆ「確かに大げさですけど、こうして甘いものをゆっくり味わえるのって本当に幸せだと思いますよ」
まるゆ「まだまだ深海棲艦の脅威はありますけど、こういう時間があるなんて前の戦争のときじゃ考えられませんでしたから…」
提督「あっ…」
まるゆ「…だから、今、まるゆはとっても幸せなんです!」
提督「…悪かった、茶化すつもりはなかったんだが」
まるゆ「大丈夫です!!自分でも大げさだなーって思いましたし」
まるゆ「…けど、こんな時間がもっともーっと続くようにになればいいですね」
提督「………」
提督「…できる、いや、絶対にしてみせるさ」
-
283 : 2014/05/23(金) 01:34:38.47 -
~チョコクレープ~陽炎「はぁっ…」
提督「どうした、えらく疲れてれるみたいだけど。はいクレープ」
陽炎「さんきゅー、いや、ちょっと色々と溜まっちゃってね」
提督「何だ?指揮に問題があるようなら話してくれれば相談に乗るぞ」
陽炎「あ、大丈夫。そういうのじゃないから」パクッ
提督「となると一体どうしたんだ?」ドウダ、アジノホウハ?
陽炎「ちょっとね…みんなから相談されることが多くて疲れちゃって」ア、アマクテイイカンジダヨ
提督「相談?」ソイツハドーモ
陽炎「うん、ほら私たち陽炎型ってだいぶ人数が増えたじゃない」
提督「今回の作戦でも天津風と浜風が入ったしな」
陽炎「…で、なぜか何かあると私に相談してくるのよ。一番艦だからかもしれないけど」
-
284 : 2014/05/23(金) 01:38:19.96 -
提督「まあ言い方を変えれば陽炎が一番のお姉さんがだからな。というよりそんなに困るような相談事なのか?」陽炎「…じゃあ提督はこれをどうにかきる?」バサッ
提督「ん?何々…」
○早く改二になって時雨ちゃんとユニットを組みたいから設計図をください!!
○頼むから部屋を変えるか増やして、というより私に睡眠時間をください…
○ここに着てから毎日毎日付き合いで走り回って足がパンパンです。何とかしてください
○時々軽空母の人たちから鋭い眼光を感じるんですがどうにかできないでしょうか?
○野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん提督「 」
陽炎「…無理でしょ」
提督「…上層部に期待するしかないな」
陽炎「だよねー!!」
提督「まあしかたないなー」
二人「「………はぁっ」」
-
292 : 2014/06/20(金) 00:30:39.60 -
~お汁粉~まるゆ「…ふぅ、出撃帰りのお汁粉はあったまりますね」
提督「季節的には真逆だけどな」
まるゆ「海の中はまだまだ冷たいですから」
提督「そんなもんなのか?」
まるゆ「そうですよ!今日行ったキス島周辺は特に」
提督「…悪い、ちょっと鋼材が不足していてな」
まるゆ「それにしてもこのお汁粉、ちょっと甘すぎませんか?」
提督「あっ、甘すぎたか?疲れて帰ってくると思って甘めに作ってみたんだが」
-
293 : 2014/06/20(金) 00:36:48.38 -
まるゆ「いえ、別に甘さについては別にいいんです。まるゆも甘いのは大好きですので」まるゆ「けど、やはり昔に比べると今は恵まれていますね」
提督「…俺は昔のことはそんなに知らないんだが、確かに今のほうが物資の面では恵まれているな」
まるゆ「昔はそれこそ骨身を削るような戦いでしたから…こんな甘いのもなんてそれこそ贅沢の極みみたいなものでしたし」
提督「…今も決して恵まれてるわけじゃないが、みんな一生懸命頑張っているんだ。こちらとしてはできることは限られてるがそれには答えないとな」
まるゆ「提督…ありがとうございます」
提督「というわけでそれを食べたらまたキス島に」
まるゆ「だからってすぐに現実を突きつけるのはやめてください!」
-
294 : 2014/06/20(金) 00:43:16.84 -
~ラスク~提督「ほいっ、どうぞ。弥生」
弥生「ありがとう…提督」パクッ
提督「………」サクサクサクサク
弥生「………」サクサクサクサク
提督「お、お茶のおかわりはどうだ?」
弥生「お願い」コポコポ
提督「………」ゴクゴク
弥生「………」ゴクゴク
提督「な、なあ。何か感想はないか?」
弥生「とても美味しいです。お茶のほうもとても」
-
295 : 2014/06/20(金) 00:47:39.62 -
提督「いやぁ。まあ弥生が気に入ってくれたんならいいけどさ。なんかこう…リアクションがあってほしいんだが」弥生「…すいません。そういうのはちょっと苦手なもので」
提督「まあ無理にとはいわないけどさ。少しは卯月みたいに分かりやすいリアクションがあったほうがいいと思うz」
弥生「うーん、弥生、美味しいラスクがたくさんでとっても幸せ~」
弥生「提督には教えちゃうけどね、弥生、甘いものが大好物なんだ~っぴょん!?」
提督「どぅえrふぇいおせhj!!」
弥生「………///」
提督「や、弥生。今のは…」
弥生「忘れてください」
提督「えっ」
弥生「勢いで何とかなると思ったんですが駄目でした。お願いですから忘れてください///」
提督「お、おう…」
-
296 : 2014/06/20(金) 00:51:45.40 -
~ハニートースト~鈴谷「提督ー、注文のものはできたー?」
提督「…ああ、何とか用意できたよ」
提督「ほらっ、鈴谷の注文のハニートーストと…」スゥッ
提督「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノだっ…!!」
鈴谷「おおっ、提督すごいじゃん!あんな長いのを一息でいえるなんてなかなかだよ」
提督「分かってるんだったらこんなん注文すんな!!」
鈴谷「うーん、けどやっぱ注文内容がが長いと味も微妙だなー」
提督「お前は作ってもらっといてそれか!」
-
298 : 2014/06/20(金) 00:56:56.95 -
鈴谷「冗談だって。とっても美味しいよ!けど一回は頼んでみたかったんだよねーこういう長い注文を」提督「だったらここじゃなくて店で頼めばいいだろうが」
鈴谷「わかんないかなー提督」
鈴谷「たとえばだけどお店に行って今のを注文するとするじゃん。でさ、店員さんが反応してくれればいいけどもし(はぁ?)みたいな顔されたらどうよ」
鈴谷「間違いなく周りの人からもものすごい痛い娘に見られるじゃん。流石にそれは鈴谷的にどうかって思ってねー」
提督「…確かに想像しただけでもいたたまれなくなるな」
鈴谷「まあそれ以前にこんな長いのを一息で言える自信がないからねー。いや、ほんとすごいよ提督」
提督「…悪い、ものすごく嬉しくないわ」
-
299 : 2014/06/20(金) 00:59:03.50 -
~ドラ焼き~長波「でさ、あの時の田中少将がさー」パクパク
提督「うんうん」
長波「…っとまあね、一時はどうなるかと思ったんだけどその時の指揮をした田中少将がね」モグモグ
提督「うん」
長波「いやぁ、やっぱ彼は本物でしょ。戦上手n」モグッ
提督「…長波、無礼を承知で言わせてもらう」
長波「ん、どうしたの提督?」
提督「食べるか田中少将の話しをするかどっちかにしなさい!!」
長波「ちょ、そんなに怒ることはないでしょ~ちょっと酷いよ提督」
提督「まあ急に怒鳴ったのは謝る。ただどんだけ長波は田中少将が大好きなんだ。さっきから食べながらずーっとその話しだし」
長波「えっ、提督。ひょっとして…ヤキモチ?」
提督「違うわい!!」
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300 : 2014/06/20(金) 01:02:34.22 -
長波「冗談冗談、けどね、どうしてもこれを食べながらだと思い出しちゃってね」長波「田中少将も甘いものが好物でね。特にドラ焼きが…」
提督「あっ」
長波「…また彼にも食べてもらいたいと思ったらつい、ね…」
提督「…悪い、ちょっと無粋だった」
長波「いいって、確かに私もはしゃぎ過ぎてたしね」
提督「…いや、考えてみれば長波からしてみたらパートナーみたいな存在の人だったからな」
提督「…すごい人だったんだよな」
長波「いやいや、すごいなんてもんじゃないよ!!」ガタッ
提督「あっ」
長波「いい、もう一度話すことになるけど本当に田中少将はね…」
提督『…薮蛇だったな』
-
308 : 2014/06/23(月) 23:43:41.89 -
~カロリーメイト~提督「なぁ、不知火」
不知火「なんでしょうか提督」サクサク
提督「いや、作っておいてなんなんだけどさぁ…そんなんでいいのか?」
不知火「ええ、大変結構です。それにしてもこんなものまで手作りするとは…」サクサクサクサク
提督「市販品をそのまま買ってくるのも味気ないからな。それに作り方はクッキーとだいぶ似てるし」
不知火「しかし大豆プロテインの代用品としておからを使うというのはどうなんですか?」
提督「大豆には変わりないから別にいいだろ?軽く別物になった気もしないこともないが」
不知火「そして代用品でもこの美味しさとは…恐るべし」
提督「大げさだなー」
-
310 : 2014/06/23(月) 23:51:08.17 -
不知火「しかし、作っていただいてもらってなんですが不知火は大変怒っております」提督「ん、ちゃんと味とかも再現してみたんだが」
不知火「違います。不満があるのは種類の方です」
提督「ん?種類というと…チーズ味とチョコ味がか?」
不知火「何故!!フルーツ味を!!用意していないんですか!!!」
提督「あー、不知火ってなんかああいうの嫌いかなと思ってあえて作んなかったんだ」
不知火「なんという…なんということを」ガクッ
提督「そんなにフルーツ味が好きだったのか」
不知火「あれは至高です。栄養補給としても優れていますし何よりデザート感覚が味わえるすばらしい品です」
不知火「それをないがしろにするとは…嗚呼」
提督「あー、なんだったら今からでも作ってやるぞ。一応材料は買ってあr」
不知火「待ちます。いつまでも待ちますのでお願いします」
不知火「というか作ってくださいお願いしますこの通りです」orz
提督「お、おう…」
-
312 : 2014/06/23(月) 23:57:21.60 -
~じゃがいものパンケーキ~大鯨「あ、あの、提督…本当にいいんでしょうか?」
提督「かまわないさ。ちゃんとリクエスト通りの物も用意したしゆっくりくつろいでくれ」
大鯨「はい、ではお言葉に甘えまして…」
提督「はいよ。ジャガイモのパンケーキりんごソース添えだ」
大鯨「ありがとうございます!!では、いただきますね」パクッ
提督「どうだ。できるだけソースと合わせてちょうどいい甘さになるようにしてみたんだが」
大鯨「…うん!!とてもよく合っています!美味しいです」
提督「それは何よりだ。で、これが今回作ったレシピだ。箇条書きで見にくいかも知れないがそこのところは勘弁してくれ」
大鯨「いえ、本当にありがとうございます!忙しいのにこんな無理な注文までさせてしまって…」
-
313 : 2014/06/24(火) 00:04:51.33 -
提督「なーに、上に送る書類に比べれば簡単なもんさ。で、これを誰かに作ってあげるのか?」大鯨「はい、イムヤちゃんやゴーヤちゃんたちに作ってあげようかと思っています」
提督「大鯨は優しいな。さすがは潜水艦たちのお母さん代わりなだけはあるな」
大鯨「いえ、そうではないんですよ」
提督「えっ?」
大鯨「みんな、前の大戦のときにジャガイモばかり積まされたこともあってジャガイモが苦手みたいで…これなら気に入ってくれるかなって」
提督「あー、確かにジャガイモは潜水艦の中でも保存も利くからな」
大鯨「はい、だからまずはこういうので苦手を解消してくれればいいなって思いまして、で、提督にお願いしたんです」
提督「なるほどね」
提督『っていうかもうそれ完全にお母さんの思考じゃん…というのは止めておこうか』
-
314 : 2014/06/24(火) 00:09:58.22 -
~フレンチトースト~暁「ふん!司令官の馬鹿っ!!もう知らない!!」プンプン!
提督「おいおい、そんなに怒るなって」
暁「だって、私は大人が食べるフレンチトーストをお願いしたわよね」
提督「ああ、そうだな」
暁「それなのに、なんで…」
暁「なんで回りにフルーツが添えてあるの!」バン
暁「なんで生クリームとチョコでデコレーションしてあるの!!」バン!
暁「なんでチョコでクマさんのイラストが描かれているのよ!!!」バァン!!
提督「あー、悪い。なんかノリでやっちゃったわ」
暁「どんなノリならこんな風になるのよー!!!バカー!!!」
-
315 : 2014/06/24(火) 00:14:01.32 -
暁「暁はね、こう…粉砂糖だけがかかった大人っぽいものが食べたかったの!それなのにこれじゃあお子様向けじゃないの!!」提督「そうか、じゃあ俺のと交換するか」ゴトッ
暁「えっ」
提督「いや、俺のは暁が言ったデコレーションがされてないやつだからさ。こっちを暁にあげるよ」
暁「ちょっ」
提督「いやー、恥ずかしいなー。男がこんな甘々なフレンチトーストを食べるなんてなーけど暁がどうしてもって言うみたいだしなー」
暁「だっ、駄目ーーー!!!」
提督「どうしたんだ。暁の言うとおりにしたんだが何かまだあるのか?」
暁「て、提督がそんな可愛らしいのを食べたら提督の威厳に関わるわ。だからここは…そう、私が我慢して食べてあげるわ!」
提督「えー、別にいいよ。暁に悪いし」
暁「いいからそっちをよこしなさーい!!」
提督「はいはい」
-
316 : 2014/06/24(火) 00:18:51.55 -
~甘口抹茶小倉スパ~青葉「う、うぅ…」
提督「どうした青葉。ちゃーんと青葉がいった通りの物を用意してあげたんだぞ?」
提督「麺に抹茶を練りこみ、生クリームに小倉餡をトッピング、仕上げにフルーツを乗せたすばらしい一品だ。そうだろう」
青葉「そ、そうですねぇ…」
提督「ハハハ、気に入らなかったか?それじゃあ俺の方の甘口キウイスパに変えてやろうか?さあどうする」
青葉「こ、こっちでいいです…」
青葉「まさか、こんな展開になるなんて…青葉一生の不覚です」
提督「さて、なんのことやら」
-
317 : 2014/06/24(火) 00:22:42.20 -
提督「『提督に作れないようなものを言って困らせて、それをネタにして記事を書こう』なーんてことは俺は知らないからな」青葉「思いっきり知ってるじゃないですか!!」
提督「まあどうでもいいじゃないか。結果的に青葉のリクエスト通りのものはできたんだし後は青葉が美味しく食べてくれればいいだけのことさ」
青葉「ああ、私は本当になんて事を…」
提督「ああおかわりなら心配しないでくれ。妖精さんたちに丁寧に断られた分がたくさんあるからいやって言うほど食べられるぞ!」
青葉「えええええ!!!っていうか提督もなんでこんな地雷なものをたくさん作ったんですか!!」
提督「ノリと勢いでやった。今は反省してるし後悔もしている」
青葉「本当にどうするんですかー!」
提督「青葉…頑張ろう」
青葉「」チーン
-
323 : 2014/06/24(火) 00:46:49.29 -
~ところてん~飛鷹「ふぅ、まだ夏本番でもないのになんでこんなに暑いのかしらね」
提督「旧暦では一応夏だけどな」
飛鷹「まあ、だからこそこれがいいんだけど…」
提督「よーし、器の位置は大丈夫だな。それじゃあ、よいしょっと」ストーン
飛鷹「うわー、やっぱり作りたてのところてんって綺麗、というより打ち出すのやりたかったなー」
提督「これは譲れません」
飛鷹「何加賀さんの真似してるのよ。それに全然似てないし」
提督「冗談だよ…はいよ、酢醤油、七味、薬味色々。好きなものをお使いください」
飛鷹「じゃあ酢醤油と七味で…うん、美味しい!!」チュルルル!
提督「じゃあ俺も同じものをっと」
飛鷹「うん、甘いのもいいけどやっぱりこういうのもいいわよね」
提督「最近洋菓子ばっかり作ってたからな、確かに新鮮だな」
-
324 : 2014/06/24(火) 00:51:30.49 -
飛鷹「それに私、あまり甘いもの好きじゃないのよね」提督「へぇ、飛鷹って辛党だったんだ」
飛鷹「いや、もちろん甘いものも好きよ。ただね…」
提督「ただ?」
飛鷹「どうしても甘いものだとお酒に合わなくて…」
提督「お前も酒が中心かっ!」
飛鷹「だ、だって仕方ないじゃない。隼鷹に付き合ってたらどうしてもお酒を飲むんだし、そこで甘いものを出されても…ねぇ?」
提督「俺に同意を求めんな」
飛鷹「ところてんならその点はお酒にも合うからセーフなのよ。分かる?」
提督「お前達が大変飲んべぇなのは分かる。後は分からん。というか分かりたくない」
飛鷹「うーん、提督を納得させるにはやっぱり…」ゴトッ
提督「ってここで酒盛りを始めようとすんなー!!」
-
328 : 2014/06/26(木) 00:15:37.40 -
~磯部巻き~加古「うーん、やっぱりお餅は付きたてが一番だよねー」モグモグ
提督「四角いほうが保存が利くから色々と便利なんだが味はやっぱりつきたてだな」
加古「というか提督もよくやるよ。普通磯部巻きをリクエストしたとしてもお餅をつくところから始めようとはしないよ?」ムシャムシャ
提督「何事にも妥協したくないだけだ。いつも世話ばかりかけてるお前達のためならなおさらな」
加古「いやー、いい男だねー。提督ってさ」パクパク
提督「おだてても何も出せないぞ」
加古「まあ、ただの料理馬鹿といえなくもないけど…」ボソッ
提督「ん?何か言ったか?」
加古「な、なんでもない!!なんでもないよー!!」
-
329 : 2014/06/26(木) 00:21:06.74 -
提督「にしてもよく食べるな。もう何個食べたんだ?」加古「ただいま六個目だよー」ムシャムシャ
提督「…まあいくら食べるかはお前の自由だが、この後に支障がでないようにしろよ」
加古「大丈夫だよ!ちゃんと対策もあるからね」
提督「ん、何か胃薬でも用意してるのか?」
加古「違う違う。もっと自然にさ…ふあぁ」
加古「というわけで、おやすみなさ—い」バタッ
提督「食べた後すぐ寝ると牛になるぞ…じゃなくって」
提督「寝るんだったら自分の部屋に戻って寝ろー!」
加古「ZZzzz…」
-
330 : 2014/06/26(木) 00:25:47.03 -
~杏仁豆腐~提督「いやぁ、この前は助かったよ」
古鷹「いえ、ああなったら加古ちゃんはなかなか起きませんし、仕方がないですよ」
提督「俺が担いで運んでもよかったんだが、艦娘といえど女の子だからな。そういうのは女の子同士のほうがいいだろうと思って」
古鷹「けど提督も手伝ってくれたじゃないですか」
提督「部屋に着くまで二人に付き合っただけだけどな」
古鷹「その優しさがみんな嬉しいんですよ」
提督「そんなもんなんかな」
古鷹「ふふっ、提督も案外鈍感なんですね」
提督「はいはい、どうせ鈍感ですよっと」
-
331 : 2014/06/26(木) 00:31:10.07 -
提督「というかそろそろ食べたらどうだ?せっかく古鷹のリクエストどおりフルーツたっぷり入れたんだからさ」古鷹「そうですね、それではいただきます」
古鷹「…!!美味しいっ」ピカッ
提督「うぉっ、まぶしっ!!」
古鷹「ご、ゴメンなさい!!どうも嬉しいことがあると反応しちゃいまして」
提督「い、いや感想がすぐに分かるからと思うぞ。初めてだったから少し驚いたが」
古鷹「け、けど…」
提督「まあ気にするなって。ああ、だからか…」
古鷹「?どうかしたんですか?」
提督「いや、この前二人と付き合ってたときやけに古鷹の目が光ってるなーとは思っていたんだが、成程」
古鷹「………え?」ピカッ
古鷹「えええええぇぇぇぇぇ!!!!」ピカァァァァァァ!!!!!!
提督「じょ、冗談だっt、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
-
332 : 2014/06/26(木) 00:34:10.67 -
~アップルパイ~提督「…ほい、焼き立てだから気をつけて食べろよ」カタッ
鳥海「ありがとうございます。それでは…」サクッ
提督「どうだ?気に入ってもらえたか」
鳥海「はい!焼き立てだとここまで美味しくなるのですね。市販のパンのとは大違いです」
提督「あれは生地はともかく中身はスカスカだからなぁ」
鳥海「ええ、ここまで違うともうあれが食べれなくなってしまいますね」
提督「あれはあれで小腹が減ったときとかには役に立つんだがな…はい、アップルパイで使ったりんごを使ったアップルティーだ」
鳥海「紅茶まで…うん、美味しいです」ズズッ
提督「それはなにより、で、相談したいことって何だ?」
鳥海「ええ、実は姉さんのことで一つお願いが…」
提督「姉さんってことは…摩耶か?」
-
333 : 2014/06/26(木) 00:39:16.75 -
鳥海「はい、姉さんの順番はまだでしたよね」提督「そうだな…まだ先だったとは思うけど」
鳥海「もし姉さんの番が来たときなんですけど、思いっきり可愛らしいのを用意していただけませんか?」
提督「…は?」
鳥海「いえ、もう姉さんはメニューのほうは決めているみたいなんですがどうも恥ずかしがって素直にいえないと思うんで」
鳥海「多分なんですが提督に伝えるときもものすごくぶっきらぼうにどうでもいい感じに伝えると思うんですよ」
鳥海「で、その後部屋に戻ってものすごく後悔する姿が容易く想像できてしまうので先に提督に伝えておこうかと」
提督「成程、で、可愛らしいっていうのは?」
鳥海「正直に言いますと姉さんの趣味です」
提督「 」
鳥海「…お願いできますか?」
提督「あ、ああ…。何というか、お前も苦労しているんだな」
-
334 : 2014/06/26(木) 00:43:04.95 -
~カレー~比叡「どう考えてもおかしいですよね!!」バン!
提督「ん?何がだ」
比叡「私はカレーに合うお菓子や飲み物をリクエストしたはずなんですけど、これはまんまカレーじゃないですか!!」
提督「そうだな、どうみてもカレーだな」
比叡「何をいっているんですか!!どうしてこうなったかの説明を求めます」
提督「まあまあ、説明の前にまずは食べてみろって。話しはそれからだ」
比叡「むー、まあそこまでいうなら…」パクッ
提督「どうだ。口に合うか?」
比叡「むぅ、姉さまのカレーには及びませんがかなり美味しいです」モグモグ
-
335 : 2014/06/26(木) 00:48:40.17 -
提督「美味しいか、そりゃあよかった。じゃあこれ」ピラッ比叡「なんですかこのレシピ」
提督「このカレーのレシピだ。このとおりにやれば同じような味になるはずだ。参考にしたらいい」
比叡「ってだから私はカレーのレシピではなくてカレーにあうお菓子とかのレシピをですね…」
提督「『甘いものは比叡の愛でいっぱいデース!』…って金剛が言っていてな」
比叡「!!!!!」
提督「だから余計なおせっかいとは思ったんだが、金剛のために比叡には改めて基本に戻ってカレーを作ってあげるのもいいかと思ったんだ」
比叡「提督…」
提督「…そのとおりにやれば、金剛もきっと喜んでくれるぞ」
比叡「!!!分かりました!色々とありがとうございます!!」
提督「いいさ、それじゃあ後は頑張れよ」
比叡「はいっ!比叡、精一杯頑張ります!!」ガチャッ!!
提督「………」
提督「金剛に頼まれていたとおりにはやってみたが、これで少しは改善すればいいんだがなぁ」
-
336 : 2014/06/26(木) 00:49:53.53 -
~ ~ ~比叡「けど、確かに美味しかったけど提督のレシピのおかげと思うとなーんか悔しいなぁ」
比叡「確かにあのカレーは美味しかったけどこう…インパクトがないわね」
比叡「私のお姉さまに対する愛みたいな…うーん」
比叡「よーし、それじゃあ少しだけ比叡風のアレンジを加えようっと」
比叡「金剛お姉さま。喜んでくれるといいなぁ…」
※アレンジは料理が上手になってから行いましょう。結果?以下略で
-
344 : 2014/06/27(金) 00:43:31.44 -
~シャーベット~ザァァァァァァ…
時雨「雨、まだ降ってるね」シャクシャク
提督「今日一日は降り続くみたいだな」
時雨「おかげで出撃もできないね」ザクザク
提督「まあ向こうだって雨の中仕掛けてくることはないだろう。休日だと思えばいいさ」
時雨「…で、その休日を僕は提督特製のシャーベットを食べながら満喫してると。なんかみんなに悪いかな?」パクッ
提督「この天気はたまたまだろ。たまたま雨で出撃できない日に時雨の順番が当たっただけだ。そんなに気にすることもないだろ」
提督「それに甘いものが食べたいのなら俺のところより間宮さんのところにいって何かしら買ってるさ」
時雨「まあ、確かにそうかもしれないけどさ」
時雨『休日に提督を独占できるってのが大きいんだよね…』
-
345 : 2014/06/27(金) 00:48:01.71 -
時雨「ところで提督。ちょっと提案なんだけど」提督「ん?なんだ」
時雨「このシャーベットなんだけどさ。暑いときの作戦の帰投後にみんなに配ったらどうかな?」
時雨「間宮さんじゃないけどみんなの疲れも取れると思うんだ」
提督「これをか?まあできないことはないが…アイスなら大和が用意してくれるだろ」
時雨「確かに大和のアイスも美味しいんだけど。このシャーベットのさっぱりしたのが好きなことも多いと思うんだよ」
時雨「まあ正直に言っちゃうとボクのわがままなんだけど…どうかな?」
提督「うーん、そうだな…」
提督「流石に毎回というわけにはいかないだろうけど用意してみるようにするか」
時雨「本当に!?」
提督「暑い日に冷たいもので指揮を高めるのもいいと思っただけだ。まっ、任務の間に作るようになるだろうからそんなに期待するなよ」
時雨「それでもとっても嬉しいよ。ありがとう提督」
提督「どういたしましてっと」
提督『問題は戦艦及び空母専用のシャーベットを用意するか否かだな…下手してみんなの分を食べつくされたら困るしなぁ』
-
346 : 2014/06/27(金) 00:52:25.93 -
~かにぱん~朧「ねえ提督。いきなりこんなこと言うのもなんだけどさー。提督っていろんな意味で馬鹿だよね」
提督「おいおい、提督に向かって馬鹿とは失礼な」
朧「じゃあ聞きたいんだけど提督ってかにぱんって知ってた?」
提督「知ってるさ。かにの形をしたパンだろ?保存食とまではいかないけどなかなかに日持ちするな」
朧「ふーん、じゃあ確信犯ってわけね」
提督「確信犯とは穏やかじゃないなぁ」
朧「だってそうだよね。私は今提督がいったようなかにぱんをリクエストしたはずなのに」チラッ
朧「なんでこんなタラバガニみたいなパンが出来上がってんのさー!!」
-
347 : 2014/06/27(金) 00:56:41.24 -
朧「なにこれ!認めたくないけど本物そっくりだよ!!というか似すぎて気持ち悪いって」提督「いや、これはだな…あの朧が頼むぐらいだからさぞかしリアルなかにぱんがいいかなって思って、で作った結果がそれだな」
朧「もー!だからといって爪とか甲羅の感触まで再現することないじゃん!」
提督「安心してくれ。デコレーションに使ったのは砂糖とかちゃんとたべれるものだから食べる点についてはは問題ないぞ」
朧「そういう問題じゃないでしょ!!」
提督「まあまあ、後は食べてからでもいいじゃないか。きっと気に入ってくれるはずだよ」
朧「むー、まだ言い足りないのにー」パクッ
朧「…けど、いくらそっくりでもカニの身は入ってないんですね」モグモグ
提督「あたりまえだ」
-
348 : 2014/06/27(金) 00:58:50.52 -
~ウイスキーボンボン~提督「駄目だ」
隼鷹「えー、なんでさー!いいじゃんか少しぐらいさ」
提督「何といわれようが駄目なものは駄目だ」
隼鷹「だってちょっと大きくするだけじゃないか!妖精たちの力も借りればお茶の子さいさいだろ」
提督「確かに妖精さんたちならやりかねんが、それ以前にな…」
提督「何処の世界にウイスキー一瓶入れたウイスキーボンボンを欲しがるやつがいるんじゃーーー!!!」
隼鷹「ここにいるぞー」
提督「やかましいっ!」
-
349 : 2014/06/27(金) 01:00:55.61 -
提督「ほら、ウイスキーボンボン自体は作ってやったんだからこれで満足しておけ」隼鷹「だからー、これじゃあ足りないんだよ。なんていうか…飲んだ、じゃなかった食べた気がしなくてさ」
提督「本音が出てるぞ、っていうか一瓶サイズのウイスキーボンボンなんて食べたらそれこそおかしくなるぞ?」
隼鷹「そん時は中身だけ飲んで外側はまたリサイクルすればいいじゃないか!どうよこのエコの精神」
提督「ただ酒を飲む理由が欲しいだけだろ、それ」
隼鷹「ギクッ!!」
提督「ギクッ!じゃないわ。バレバレだ」
提督「全く、お前といい飛鷹といいドンだけ酒が好きなんだよ…」
隼鷹「酒は燃料!」ドンッ!
提督「いい加減にしろっ!!」
-
350 : 2014/06/27(金) 01:03:21.41 -
~フルーチェ~利根「提督よ、準備のほうはできたか?」
提督「準備はできたが…たぶん後悔することになるぞ」
利根「何、一度はやってみたかった事じゃ。後悔はせんよ」
提督「そこまでいうならもう止めないが…ほらっ、これが希望通りの」
提督「ボウルいっぱいのフルーチェ(いちご味)だ」
利根「おおう!!それじゃあ早速いただくとするぞ!!」パクリ
利根「うむ、このなんともいえない食感と甘み、やはりたまらんのう」ジーン!
提督「しかし空母連中じゃないんだから流石にその量はきついと思うんだが…」
利根「何をいう!昔から甘いものは別腹というではないか!心配しなくてもこの位朝飯前じゃよ」
提督「…まあ、いいけどな」
-
351 : 2014/06/27(金) 01:06:48.94 -
~十分後~利根「む、むぅ…たまらんのう」
提督「どうだ、かなりきつくなってきただろ?」
利根「まだだ、まだこの程度…うっ」
提督「確かに始めはいけそうに感じるんだよ」
提督「けどな、次第に食感や甘みが苦痛に変換されてきてこれを食べること自体が苦行となるんだ」
提督「この辛さは実際に味わってみないと分からないからな。そうだろう?」
利根「ま、まさか提督も…?」
提督「…そうして人は成長していくもんさ。頑張れ、利根」
利根「くぅぅ、人の忠告は利いておくもんじゃな…勉強になったぞ」
-
357 : 2014/07/07(月) 22:28:27.06 -
~番外編~~ 深夜 鎮守府内提督私室 ~
提督「ZZZ…zzz…」
???「……」ススッ
???「……」コクッ
???「……」チラッ
???「……」クイッ
???「……」コクッ
???「オイ、起きろ」ユサユサ
提督「…ん?もう朝か…!!!」
戦艦棲姫「……」ニヤァ
提督「しっ、しんk」ガバッ
戦艦棲姫「黙れ。いいか、大声を出そうとなんてするなよ?」
提督「~~!!」
戦艦棲姫「まあ大声を出したとしたら、その声を掻き消すぐらいの主砲音がここ一帯にに響き渡ることになるな」
戦艦棲姫「その時ここのやつらがどんな反応を示すかは、まあ興味はあるが…」
-
358 : 2014/07/07(月) 22:32:50.51 -
提督『深海棲艦が鎮守府内に侵入だと!?馬鹿なっ、今までそんなことなんてありえなかったはずだ』提督『しかもよりにもよって戦艦棲姫か…想定していなかったとはいえ警備が甘かったか…』
提督『しかし、たとえ戦艦棲姫といえど単艦なら俺が逃げ出せれば何とか有利に』
戦艦棲姫「ああ、いい忘れた。ここに来たのは私一人ではなく…」
戦艦棲姫「この二人もいるぞ」
ヲ級「……」
レ級「~♪」
提督「なっ!?」
戦艦棲姫「私たち三人の戦力は知っているな。私たちが全力で暴れれば…」
戦艦棲姫「奇襲ということも相まって、ここに相応の被害を与えることができるぞ」
提督「っ!?」
-
359 : 2014/07/07(月) 22:36:39.91 -
戦艦棲姫「どうだ、自分の置かれている立場が理解できたか?」提督「……目的は」
戦艦棲姫「ほう?」
提督「…いままで深海棲艦が鎮守府を奇襲したというデータはない。しかしそれを、それも相応の戦力をもって奇襲したということはそれなりの理由があるのだろう?」
戦艦棲姫「察しがいいな。それに怯えてる様子もない。なるほど、たいしたものだな」
提督「お褒めの言葉ありがとう。で、目的を早く言え。艦娘のデータか?それとも上層部の今後の作戦動向か?」
戦艦棲姫「ふむ、確かにそれらのものも興味深い。しかしそんなものは今回はどうでもいい」
提督「何だと?」
戦艦棲姫「率直に言うと私たちはお前に用があってここまで来たんだ」
-
360 : 2014/07/07(月) 22:45:09.89 -
提督「俺にだと?」戦艦棲姫「なんだ、その意外そうな顔は」
提督「…心当たりが全くないからな。それに、それ相応のリスクを負ってまでか?」
戦艦棲姫「ああ…さて、説明も面倒だ。仕事をしてもらおうか。いくぞ」
提督「……!!」
戦艦棲姫「何度もいうが、大声を出そうとするなよ。それに万が一怪しい行動をとったとしたら…」チラッ
ヲ級「……!!」
レ級「~~♪!!」
提督「…分かってるよ」
戦艦棲姫「よし、では行くか」
-
361 : 2014/07/07(月) 22:51:44.54 -
~ 司令室横 作業場兼厨房 ~提督「………」ジュー
戦艦棲姫「さあ、手早く焼き上げてもらおうか。ちなみに私はバターとメープルシロップアリアリでな!」
ヲ級「……」つ『チョコシロップと生クリーム。あればミントの葉っぱででデコレーション』
レ級「私はフルーツ山盛りで、あとできたらウサギさんのかたちでおねがいしまーす♪」
ヲ級「……」つ『レ級、やっぱり子供っぽいね』
レ級「子供じゃないです!けど早く焼けないかな~」コンコン!
戦艦棲姫「レ級、楽しみなのはわかるが行儀が悪いぞ。静かに待て」
レ級「はーい」
提督「…なんで俺は深夜にホットケーキを焼いてるんだ」
戦艦棲姫「いっただろ、仕事をしてもらうと。さあさあ無駄口叩かずさっさとしてくれ」
提督「……なんだこれ?」
-
362 : 2014/07/07(月) 22:57:52.38 -
~ ~ ~提督「ほらっ、お前達のリクエスト通りに仕上げたぞ」ゴトッ
戦艦棲姫「おおぉ、これは…!」
レ級「わーい!本当にウサギさん型だー!!」
レ級「それじゃあさっそくいっただきまーす」パクッ
レ級「うん、!フルーツと生地がとっても合ってて美味しいです!!」モグモグ
ヲ級「……!!」つ『なんちゅうもんを…なんちゅうもんを食わせてくれたんや』グズッ
戦艦棲姫「うん…噂に違いなしだな」
提督「噂?」
戦艦棲姫「艦娘達が話していたんだ。提督のスイーツ作りのプロだとな」
戦艦棲姫「始めは下らない噂だと思っていたさ、ただ提督のスイーツを食べたと思われるやつらの解説がな…こう…上手くて」
提督「まさかそれだけのためにここに?」
戦艦棲姫「…敵情視察だ」プイッ
提督「視線ををこっちに向けろよ」
-
363 : 2014/07/07(月) 23:00:09.84 -
レ級「けど噂どおりでよかったです。ちょっと悪いと思ったけどみんなと戦った甲斐はありましたね」提督「…勝った甲斐?」
ヲ級「……」つ『みんなでいっぺんに来るわけにもいかないから深海棲艦側で模擬戦を行った』
ヲ級「……」つ『勝ったものがここに潜入できると、で、勝ったのが私たち』
提督「お前達実は馬鹿だろ」
ヲ級「……」つ『そんな気はする』
提督「せめて否定しろよ」
-
364 : 2014/07/07(月) 23:02:12.79 -
戦艦棲姫「…まあいい、しかし覚えておくといい」戦艦棲姫「今回はこんな理由でここに来たが、私たちが本気を出せばこんなところ簡単に落とせる」
戦艦棲姫「これでもお前達はまだ私たちに挑もうとするか?最終的に待つのは絶望だぞ」
戦艦棲姫「まあ、それでも挑み続けてるなら…」
提督「何を言ってるかわからないがせめて口元を拭いてから喋れ。口元にホットケーキのカスだらけじゃあ説得力がまるでない」
戦艦棲姫「なっ、馬鹿な!さっきちゃんと拭き取ったはず」ゴシゴシ
提督「冗談だ」
戦艦棲姫「」
ヲ級「……」つ『やっぱり馬鹿かもしれない』
-
365 : 2014/07/07(月) 23:09:26.28 -
レ級「けど今日はご馳走様でした!流石に戦闘では手は抜けないけど、ちょっと考えが変わったかな?」ヲ級「……」つ『ご馳走様、泣きたくなるほど美味しかった。またなんかあったらお願い』
提督「…はぁ、何というか…どういたしまして。しかし二人は偉いな。しっかりお礼がいえるなんてなー」チラッ
戦艦棲姫「っ!」
提督「いやー、偉いなー、きっと上の人の教育がいいんだろうなー、きっとそうだよなー」チラッチラッ
戦艦棲姫「~!きょ、今日は…その、かんs」
川内「ん~、提督。こんな時間になにやってんの?夜戦の予行練習でmy」ガチャッ
提督「あっ」
戦艦棲姫「あっ」
川内「……えっ?」
-
366 : 2014/07/07(月) 23:14:55.18 -
川内「…しっ」川内「深海棲艦だーーー!!!」
ビーッ!ビーッ!ビーッ! ナンダ、テキシュウ!?、ドコドコ!バショハドコダー!!
川内「てっ、提督大丈夫、えーっと、えーっと武装武装…あった!これなら」ガチャッ
レ級「ゴメンなさい!!」ゴスッ
川内「がはっ!」バターン!
戦艦棲姫「よくやったレ級。よし、今のうちに脱出するぞ!!」
ヲ級「ルートは私が案内する」
提督「ってお前喋れたのか!!何で喋んなかったんだよ」
ヲ級「キャラ付けを頑張ってみたけどやっぱ無理だった。以上」
-
367 : 2014/07/07(月) 23:20:26.06 -
レ級「それじゃあ、今日はありがとうございましたー!!」ダッ!ヲ級「ありがとう…また会う日まで」ダダッ!!
長門「戦艦棲姫か…覚悟!!」スチャッ!
戦艦棲姫「…っ、ご馳走様でした!じゃあねっ!」ダッ
長門「くっ、逃がすかー!!」
提督「………はぁ、なんとかなったか」
夕雲「提督、大丈夫ですか?怪我とかは」
霧島「深海棲艦がここに侵入できたのも驚きですが、まさか提督を人質に取っていたとは…」
日向「すまない。私たちの怠慢だ。何といっていいやら」
提督「いや、俺も油断していたから日向達だけの責任じゃないさ。しかし、これからは少し警備を厳重にするようにしないとな」
-
368 : 2014/07/07(月) 23:27:19.86 -
那智「それにしても、深海棲艦たちは一体何を…」赤城「恐らく提督のスイーツ目的ですね」カチャカチャ
加賀「ですね、ここで発見された事といい食べたと思われるお皿についたケーキの欠片といい間違いないです」ガサガサ
赤城「そしてこの残っているホットケーキ。恐らく提督が私たちのためにとっといてくれたのでしょう」チラッ
加賀「冷めてしまうと美味しくなくなってしまいます。早速頂ましょう」
赤城「ですね、しかし深夜の間食というのは後ろめたいものがありますが…」
加賀「時間的に見れば午前と午後が変わっただけです。あまり大差ありませんよ」
赤城「言われて見ればそうですね」パクッ
加賀「そうですよ」モグモグ
那智「……絶対そんな馬鹿らしい理由じゃないだろ」
提督『確かに馬鹿らしいが、大体あってるんだよな~』
-
369 : 2014/07/07(月) 23:57:05.77 -
~笹だんご~川内「さーさーのーはーさらさらっと」
川内「さーらさらっと…うん?」
川内「提督~、この後ってなんだったけ?」
提督「忘れた。っていうかリクエストってやっぱ七夕つながりか?」
川内「正解!っていうか今日ぐらいだしね。笹が使われるのって」
提督「後はパンダの餌ぐらいしかイメージないしな」
川内「けどさー、なんでお団子を笹に包んだろうね?」
提督「笹の葉には防腐作用があって、団子を包むことによって日持ちさせることができる…とか何とかだと思ったが」
川内「なるほどねー、にしてもこの笹の葉についたお餅はどうにかならないかな」
提督「そればっかりはどうにもならないな」
-
370 : 2014/07/07(月) 23:58:33.96 -
提督「ところで仙台は七夕の短冊になんて書いたんだ?やっぱ夜戦がらみか」川内「ちょっと、なんで私=夜戦って決め付けるのさ」
提督「いや、ちょっと前なら改二ってのもあったけど今はそれもないからとなると残るのは…って思って」
川内「いやいや、いくらなんでもそこまで夜戦ジャンキーじゃないから」
提督「じゃあなんて書いたんだ?あっ、言いたくなければ別にいいぞ。そこまで無理させたくないし」
川内「大丈夫だよ。まあ私が書いた願い事はね…」
『目指せ!ニンジャスレイヤー』
川内「ほらっ、あんな感じになれば更に夜戦でも大活躍できそうじゃん!提督もそう思うよねっ?」
提督「お前は何処を目指そうとしてるんだ」
-
371 : 2014/07/08(火) 00:12:57.82 -
~ブラウニー~秋雲「いやー、本当に助かったよ」カキカキ
秋雲「何とか一人で頑張っていたんだけどやっぱり無理があるもんだね、さすがの秋雲さんでも参っちゃったよ」カキカキ
秋雲「けど提督が手伝ってくれるおかげで何とが目処がつきそうだよ。いやー感謝感謝」ケシケシ
秋雲「おまけにこのブラウニーのおかげで脳が活性化されて少し仕事も効率よくね」モグモグ
提督「秋雲、お前何か勘違いしてないか?」
秋雲「ありゃ?」
提督「確かに俺はお前達のために精一杯もてなしをするとは言った、言ったけどなぁ…」
提督「なんで俺が秋雲の原稿の手伝いをせにゃならんのだ!!」カキカキ
秋雲「いやー、ほら、使えるものはエラー猫でも使えって昔から」
提督「いわねーよ。というより他の姉妹艦をあたればいいだろうが」
秋雲「それがねー、何故か私が頼みに行こうとするとみーんないないんだよねー。さっきまで誰かがいた形跡はあるんだけどね」
提督「お前どんだけ避けられてるんだよ」
-
372 : 2014/07/08(火) 00:18:42.63 -
秋雲「でしょ!?ひどいよね。前ちょっと原稿の修正をお願いしただけなのにさ」提督「…それは今俺がやってるような原稿の束を押し付けてか?」
秋雲「???そうだけどそれがどうかしたの?」
提督「うん、そりゃ避けられるわ」
秋雲「って言うわけで提督、よろしくお願いしまーす」ペコリ
提督「…一応聞いておくが、これで終わりなのか?」
秋雲「………実は後同じようなのが二束ほど」
提督「」
秋雲「が、がんばろーってアハハ…」
提督「」チーン
-
378 : 2014/07/08(火) 00:47:45.45 -
~クラッカー~提督「お、お待たせ…」
那智「ああ、ありがとう提督。悪かったな、スイーツという条件なのにこんなのを作らせてしまって」
那智「とはいえ自分で言うのも何だがあまり甘いものを多く欲しいとは思わなくて、それだったら…」サクッ
那智「こんな風にクラッカーに色々なものを乗っけたカナッペ風のほうが好きなんだ」
那智「とはいえチーズにサラミ、ミニトマトとかだとスイーツというより酒のつまみだけどな」
提督「!!」
那智「まあ、今日は酒代わりに紅茶を楽しませてもらうさ」
提督「……あれ?」
-
379 : 2014/07/08(火) 00:53:49.29 -
那智「ん、どうした提督?」提督「い、いや、この流れだとどこからかワイン辺りを出すのかと思ったんだが」
那智「何の冗談だそれは、確かに酒は好きだがこのような場で酒を飲みだすほど常識はずれではないぞ」
提督「えっ」
那智「いや、常識的に考えてそうだろう?まあ飲んでいいなら飲みたいが」
提督「…那智」
那智「ん?」
提督「お願いなんだが那智のその常識感覚をあの空母二人組に教育してくれないか?割とマジで」
那智「空母二人組?あー、あいつらか」
那智「無理、だな。あれはもう筋金入りだ。強制してもすぐに戻るさ」
提督「デスヨネー」
-
384 : 2014/07/11(金) 00:02:56.51 -
~クリームソーダ~雷「ほら提督!クリームが口に付いてるわよ、これで拭きなさい」
雷「そうそう、さくらんぼの種は紙に包んでね。そうしたほうが片付けやすいでしょ」
雷「もーっ!コップは飲み終わったら元の位置に戻すの!水滴がテーブルに付いちゃうじゃないの」
提督「…雷?」
雷「ん、どうしたの?」
提督「いや、俺のことはどうでもいいから雷もクリームソーダを味わったらどうだ?もともと雷のリクエストだし、それに時間が経つとアイスが溶けちゃうぞ」
雷「味わってるわよ、けど提督が気になっちゃってゆっくり味わえないの」
提督「いや、だから俺のことはほうっておいてだな…」
雷「いいからいいから、提督はゆっくり味わってなさい!!」
提督「うーんjん、なんだかなぁ」
-
385 : 2014/07/11(金) 00:05:39.50 -
提督「そうだ、ちょっと雷に見せたいものがあるんだ」パクッ雷「何?ってなにさくらんぼを軸ごと食べてるのよ!!危ないじゃないの」
提督「いいからいいから」モグモグ
雷「全くもう!」
提督「んーっと…ほらっ、こんなことできたりする?」ペロッ!
雷「あらっ、口の中で軸を結んだのね、へー…って」
雷「口の中でさくらんぼの軸を結べる人って、確か…///」
提督「どう、意外だったか?」ニヤニヤ
雷「っ…!!て、提督の…」
雷「提督のエッチー!!!」パチィイイン!!
提督「ぐほぉぁ!?」ドゴォッ!
-
389 : 2014/07/11(金) 00:33:40.84 -
~黒こしょうせんべい~那珂「那珂ちゃん!これでも鎮守府のアイドルを務めてます!!」
那珂「戦闘に遠征!ライブやダンスもなんでもこなせちゃうの」
那珂「そんな那珂ちゃんは、甘いものがとーっても大好きなんだ!」
那珂「特に生クリームをたーっぷりつかったショートケーキとかはもう本当に」
提督「…分かった。分かったからここだけはそんなキャラは作らなくていいから」
那珂「じゃあお言葉に甘えて楽にさせてもらいまーす」グタッ
提督「全く、今くらいそんなキャラを作らないでもいいとおもうが」
那珂「えへへ~。提督にも那珂ちゃんの苦労を分かってもらおうかなーって」
提督「ああ、一人でものすごく空回りしてるのがよく分かったよ」
那珂「ひどいっ!」
-
390 : 2014/07/11(金) 00:38:53.46 -
提督「…で、甘いものが大好きな那珂ちゃん(笑)がリクエストしたのがなんでこれなんだよ」ゴトッ那珂「うーん、イメージの問題かな?」バリバリ
那珂「那珂ちゃん、本当はこう辛い系の和菓子が好きなんだけど流石にボリボリ食べる姿なんて見せられないじゃん」ボリボリ
那珂「だから提督以外いないこの場所なら思いっきり音を立てて食べれるからお願いしたの!」バキバキ
那珂「はぁっ、アイドルも楽な仕事じゃないねー」ゴクゴク…
提督「…まあせんべいをボリボリやりながらお茶を飲む姿はアイドルとはかけ離れてるな」
提督「っていうよりさ、それ以前にソファーの上で胡坐をかくなよ。せんべい以上にアイドルとしてどうなんだよ」
那珂「だってー、こっちの方が楽なんだもん!」
提督「…アイドルって案外こんなもんなのかもな」
-
391 : 2014/07/11(金) 00:48:59.28 -
~ショートケーキ~吹雪「提督、私はショートケーキのような駆逐艦になりたいです」
提督「お前はいきなり何を言っているんだ?」
吹雪「考えてみてください、昔から今に至るまでスイーツといえばかなりの種類があります」
吹雪「和菓子や中華菓子、洋菓子と数え切れないほどありますが…その歴史の中でも一番人気があるのがショートケーキですよね」
提督「断言はできないが、まあ人気は間違いなくあるな」
吹雪「そう!まさに駆逐艦の主役である私が目指すべきケーキではないでしょうか」
提督「あー、そういうことか」
吹雪「ええ、今はそんなに目立つ活躍はないですが、いずれはショートケーキのようなみんなに愛される艦になってみたいんです!どうでしょうか?」
提督「うーん、確かに考え自体は悪くないと思うんだけどなぁ…」
-
392 : 2014/07/11(金) 00:56:16.47 -
吹雪「どうしたんですか提督?何か言いたいことがありそうですが?」提督「いや、あくまでこれは俺の考え、というか想像なんだが…」
吹雪「はい」
提督「こういっちゃ何だが、ショートケーキってもはや完成されてるよな」
吹雪「確かに、中身のフルーツが変わることがありますが基本的には完成されてますね」
提督「そう、完成されてるものが目標って言うのもな」
吹雪「え?それの何処が問題…!!」ハッ!
提督「改二」
吹雪「」
提督「ここでそれを宣言すると、後々妖精さん達の気分次第では改二の順番が」
吹雪「撤回します」キリッ
提督「早いなおい!!」
-
409 : 2014/07/11(金) 23:32:55.38 -
~ピーチパイ~提督「相談?」
浜風「ええ。食べながらで大変申し訳ないのですが」パクッ
提督「そんなこと気にしなくていいさ。それにピーチパイは冷めたら美味しくなくなるしな」
浜風「ありがとうございます」モグモグ
提督「それにしても相談だったら陽炎型の誰かに相談すればいいんじゃないか?」
浜風「あの、ちょっと言うのが恥ずかしいんですが」
提督「ん?」
浜風「相談内容というのが、ちょっと…オカルトっぽいことでして」
提督「オカルト?」
浜風「はい。なのでみんなに話すと笑われそうで、それで提督にと」
提督「いや、別に笑いはしないけどさぁ…で、どんな事があったんだ?」
-
410 : 2014/07/11(金) 23:42:56.34 -
浜風「はい、といっても私自身最近になって気づいたんですが、誰かから見られてるような気がするんです」浜風「それも四六時中ではなく、決まって私が入渠中の時や大破して帰還したときに特に視線が感じられて」
浜風「けど、辺りを見回しても誰もいなくて…あるのは警備中の艦載機があるだけで」
浜風「すべてを深海棲艦のせいにするのはどうかとは思いますが、やはりこれも」
提督「あー、大体原因が分かったわ」
浜風「本当ですか!?それじゃあ、何か対策は」
提督「なーに、もし今度から視線を感じたらあえて胸を張ってみたらいい。感じ的には見せつけるような感じで」
浜風「…はい?」
提督「そうすれば自然と視線を感じることはなくなるはずだ、間違いない」
浜風「はぁ、分かりました…で、原因については」
提督「悪いが答えられないな。あえて言うなら…察してやれ、か」
浜風「?」
-
411 : 2014/07/11(金) 23:49:04.72 -
~赤福~
伊勢「いやぁ、提督に無理いって作ってもらったけどやっぱり美味しいねぇ~」モグモグ
提督「期限の問題もあるから本場のというわけにはいかないがな、日向も美味しいって言ってくれたんだぞ」
伊勢「へぇ、あの日向がねぇ。まーったく、何か感想があっても私にはそんな素直に言ってくれないのにさ」ズズズッ
提督「っていうかさ、伊勢があんまりにもしつこく聞いたりするから素直に答えてくれなくなったんじゃないのか?」
伊勢「ひどっ!?」
提督「いやー、日向の態度を見てるとそんな風に思えるんだよ。だからちょっと日向に対して距離を置いてみたらいいんじゃないか?」
伊勢「はっはぁ~?そうして私と日向を離してその隙に日向といちゃいちゃする気でしょ?そうは問屋がおろさないんだからね!!」
提督「なわけねーだろ!!」
-
412 : 2014/07/11(金) 23:56:29.40 -
伊勢「いやいや、提督とはいえ男の子だからね。あの日向の魅力にやられたとしても無理はないからね」伊勢「けど残念、日向は絶対に渡さないよ!!どうしてもっていうならせめて素手で空母ぐらい沈められるようになってから出直してきなさい」
提督「それもう人間やめてるじゃねーか」
伊勢「確かに人間は辞めてるかもしれないけど、それぐらいの人じゃないと日向は任せられないよ」
伊勢「後の条件としては私とも対等に砲撃戦を繰り広げられる人かな?それが最低ラインだね
」
提督「お前は小姑か何かか!!」伊勢「失礼な!大事な妹を思う優しいお姉さんだよ!」
提督「度を越しているわ!!」
提督「…はぁ、日向が苦労するわけが分かったよ」
-
418 : 2014/07/13(日) 00:48:54.78 -
~森の動物ケーキ~摩耶「まったく、わざわざ菓子を食うのに用意も何もないと思うんだけどなー」
摩耶「まっ、鳥海が言ったとおり少しは身だしなみは整えたけど…相手は提督だろ、なーんでこんなにかしこまるんだか」
摩耶「ちーっす、提督。お邪魔するぜー」バターン!!
執事(提督)「いらっしゃいませ、お嬢様」ペコッ
摩耶「 」
執事「さあ、こちらにどうぞ。すでに準備はできていますのでどうぞお掛けになってください」
摩耶「て、提督!何馬鹿みたいなことやってんだよ!っていうかこれなんだよ!マジで意味わかんねーし!!」
執事「さあさあ、まずはお掛けになって」
摩耶「ちょっ、しっ、仕方ねーな」スッ
執事「お待たせいたしました。摩耶様ご注文の『森の動物ケーキ~キツネ、クマ、ウサギ三種』でございます」
摩耶「 」
-
419 : 2014/07/13(日) 00:55:10.63 -
摩耶「かっ、可愛い…じゃねぇ!!」摩耶「提督!!アタシが頼んだのはシンプルなケーキだったはずだぜ!それが何でこんなかわ…じゃなくってガキ臭いケーキになってんだよ!!」バン!!
執事「いえ、これは妹様からの要望もありまして、それらを踏まえて作ったものです」
摩耶「鳥海!?」
執事「それでは、ゆっくりとお楽しみくださいませ」
摩耶「くそっ!まあ食わないわけにいかないし、仕方ねーか」
摩耶「アタシは別にこんな執事がいるようなこんな空間とか、ウサギややクマの形をしたケーキなんて別に」
摩耶「べっ、別に…好きなわけじゃ///」
執事「(・∀・)ニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤ」
摩耶「!!うっ、ウザッ!ウザッ!!!」シッシッ!
執事「失礼いたしました」
摩耶「っ!た、ったく…なんだよこれ、マジで」パクッ
摩耶「けどまあ、悪くは…ねーかな」ニコッ
-
420 : 2014/07/13(日) 00:58:43.39 -
~マンゴープリン~夕雲「はい提督。あーんしてください」
提督「大丈夫、一人でも食べれるよ」
夕雲「もうっ、つれないですね」パクッ
夕雲「そうだ、お菓子作りでお疲れではないでしょうか?よろしければこの後膝枕でも…」モグモグ
提督「だから大丈夫だって。っていうか夕雲、こう言ってしまうと夕雲にも悪い気がするが…」
提督「お前、そこまでして天津風の制服が欲しいのか?」
夕雲「はい、すっごく欲しいです!!」
提督「で、仮に手に入れたとしたら」
夕雲「寸法を直して巻雲ちゃんに着せますが何か?」
提督「はい却下ー」
-
421 : 2014/07/13(日) 01:03:39.46 -
夕雲「ひどいです!いいじゃないですか制服の一枚ぐらいいただいても」提督「いやぁ、完全に不純な目的だしなぁ…」
夕雲「不純じゃありませんよ!可愛い可愛い巻雲ちゃんの新たな可能性を探ることが何の問題があるんですか」
提督「むしろ問題しかないんですが」
夕雲「本当は天津風ちゃんに直接制服を借りようかと思ったんですが、先に巻き雲ちゃんに先手を打たれたみたいで…最終手段として提督にお願いしたんですよ?それでも駄目なんですか」
提督「駄目だな、ってか巻雲も必死で阻止しようとしてるじゃないか」
夕雲「まあ必死で阻止しようとしてる巻雲ちゃんも可愛いんですがね」
提督「しまいにゃ巻雲も泣くぞ?」
夕雲「泣き顔…可愛そうですがそれもアリかと」キラッ
提督「だめだこの一番艦」
-
422 : 2014/07/13(日) 01:06:17.72 -
~ヌードル寿司~大潮「では提督、お願いします!!」
提督「あまり気は進まないが…やってみるか」
提督「まずカップ○ードルに溶き卵、食パンをちぎったものを入れて後は普通にお湯を入れて2分47秒待つ」
大潮「思ったんですがやけに細かい時間ですけど何か理由があるんですかね?」ジリリリリ!!!
提督「知らん、で、時間になったら具と汁をざるで分けて汁は器に入れる」サバァッ
提督「後は具のほうを用意していた海苔とご飯で海苔巻きにして、食べやすい大きさに着れば…」クルクル
提督「ヌードル寿司のできあがりーっ」
大潮「おおーっ、って言っても見た目は普通の海苔巻きと変わりませんね」
提督「そりゃまあ基本海苔巻きだからな。っていうか何でこんな昔の漫画に載ってたやつを知ってるんだ?」
大潮「前に比叡さんからこれが出てた漫画を借りて読んだことがあって、その時から一度やってみたかったやつなんです」
提督「比叡…なんちゅう文献をを参考にしてるんや」
-
424 : 2014/07/13(日) 01:10:43.41 -
大潮「じゃあ提督、いただいちゃってもいいでしょうか?」提督「いいよー。さて、試しに俺も食べてみるか」
大潮「それじゃあ海苔巻きを漬け汁につけてっと、いっただきまーす」パクッ
提督「そこは普通に言うんだな」
大潮「おお…うん、ああ」モグモグ
提督「で、何か感想はあるか?」
大潮「感想といいますか…ラーメンを海苔巻きにしたらまあこんな味になるかなって感じですね」
大潮「正直美味しくも不味くもなくて反応に困る味です」
提督「漫画補正って恐ろしいな」
大潮「もう少し美味しいものを期待していたんですが…」
提督「まあ、材料が材料だからこれが限度だろ」
-
430 : 2014/07/16(水) 00:31:26.87 -
~カキ氷~矢矧「ねえ提督、カキ氷とアイスクリームってどっちが美味しいかしら?」
提督「カキ氷を食べながらそれを聞くか?」
矢矧「いや、食べながらふと思ったのよ、で、どうかしら?」
提督「難しい質問だな…まあどちらも美味しいとは思うけど」
提督「答えになってないかもしれないけどその時の食べるときの気分だよな。そりゃあアイスクリームは美味しいけど、喉が渇いたときとか、さっぱりしたのが食べたいときはカキ氷がいいし」
提督「…とはいってみたけど、最終的には食べる人の好みになるとは思うぞ」
矢矧「そっか、ありがとう。やっぱ好みって重要よねー」
提督「で、そんな矢矧はどっちが好きなんだ?」
矢矧「私はどちらかといえばカキ氷ね。けど大和が作ってくれたアイスも大好きだけど」
提督「あれはもう別次元の物だから」
-
431 : 2014/07/16(水) 00:37:45.84 -
矢矧「あー、私もあんな風に上手にアイスを作れるようになれればな」提督「で、阿賀野たちに振舞いたいってか?」
矢矧「えっ、よく分かったわね」
提督「矢矧は優しいからな。さっきの質問といいたぶんそんなことだろうと思ったんだよ」
矢矧「できればみんなが美味しいっていってくれるのをを振舞いたかったから提督の意見を聞いてみたかったのよ」
提督「なに、矢矧が一生懸命作ったんだったらみんな喜んでくれるさ、それは矢矧が一番よく知っているんじゃあないか?」
矢矧「…確かにそうかもね」
提督「ああ、なんだったら時間があるときに作り方を教えてようか?流石に大和ほど上手くは作れないけど」
矢矧「教えてくれるなら嬉しいけど…いいの?提督」
提督「もちろん!みんなに喜んでもらいたいって気持ちは俺にも分かるからな」
矢矧「…ありがと、提督」
-
432 : 2014/07/16(水) 00:40:22.29 -
比叡「みんなのために一生懸命作ってもあまり喜ばれないのは何ででしょか?」提督「よーし比叡、まずはその鍋に投入しようとしてるスイカとメロンの角切りを降ろせ、話はそれからだ」
比叡「いや、ちょっと夏らしさをですね…」
提督「いいから降ろせ。オーケー?」
比叡「ぶーぶー!」
-
434 : 2014/07/16(水) 00:44:53.49 -
~北上さんクッキー~大井「ありがとうございます!ありがとうございます提督!!」
提督「悪いがこれっきりだからな、これ以上なんか言われてももう二度と作らないからな」
大井「分かっています。それにしても…なんて愛らしいのでしょう、このクッキーは」
提督「大井がデフォルメした北上のイラストを持ってきて『これと同じようなクッキーを作ってください』って言われたときはどうしたもんかと思ったが…」
大井「それでも作ってくれたじゃないですか!なんだかんだいっても優しいですよね」
提督「…笑顔の横で酸素魚雷をちらつかせていたやつが言う台詞じゃないよな」
大井「ハテ、ナンノコトデショウカ」
提督「…北上、姉妹艦とはいえ哀れな…」ハァッ
大井「何かいいましたか?」
提督「な、なんでもないです」
-
435 : 2014/07/16(水) 00:50:52.12 -
大井「嗚呼、北上さんが私の中に入ってくる…幸せ!!」サクサク提督「ただクッキーを食べるだけだろ!気持ち悪い言い方すんな!」
大井「もう、提督ってデリカシーがないんですね」サクサクサクサク
提督「そんなデリカシーなら投げ捨ててやりたいわ、で、残りはどうすんだ?」
大井「ああ、残りは後でいただきますので持って帰ります。大丈夫ですか?」
提督「持ち帰るのはかまわないが北上にそれを見られたら確実にドン引きされるぞ?」
大井「大丈夫です。ちゃんと防腐処理を施して厳重に…おっといけない。気にしないでください」
提督「…もう好きにしろや」
大井「うふふ、北上さん。ずーっとずっと大事にしますからね…」ウットリ
提督『うわー、今までで見た中で一番いい笑顔してやがるわ』
-
436 : 2014/07/16(水) 00:57:05.98 -
~チーズタルト~飛龍「ねえねえ提督、大食いになるのってどうやればなれるもんなのかな?」
提督「お前は何をいっているんだ」
飛龍「あのね、私も多聞丸みたいにたくさん食べれる人、まあ艦娘だけど、になりたいのよ」
飛龍「けどどうしてもあまり量が食べれなくて…今だってチーズタルト一切れで満足しちゃうの」
飛龍「だからなにかいい方法があれば聞きたいんだけど」
提督「これ以上鎮守府の家計を圧迫させてたまるか!」
飛龍「えー、だってー」
提督「…とまあそれは冗談としても、無理して食べれるようにならなくていいだろ」
提督「多く食べれるようになったからってそれが結果に繋がるって訳じゃないんだし、そもそも食いすぎで気分悪くなったなんてなったら元も子もないぞ」
-
437 : 2014/07/16(水) 01:01:05.18 -
飛龍「うーん、やっぱそんなもんかな」提督「まあ山口提督にあこがれる気持ちも分からんでもないがな」
提督「っていうか大食いについてならあのコンビに聞いたほうがいいだろ」
飛龍「えっと、一応聞いては見たんだけどね…」
~ ~ ~
赤城「大食い?無理してしないほうがいいですよ」パクパクモグモグ
加賀「大事なのは己の程を知ること。限度を超えると碌な事にならないわ」モグモグムシャムシャ
~ ~ ~
飛龍「っていいながらハイペースで食べ続けるのをみたら、参考にはねぇ…」
提督「むしろあの二人にこそ小食になってもらいたいんだがな」
-
438 : 2014/07/16(水) 01:04:21.53 -
~おはぎ~
あきつ丸「む、むぅ…」
提督「どうした?おはぎを睨み付けながら難しい顔をして?あれ、リクエスト間違っていたっけ?」
あきつ丸「い、いえっ!間違っていないであります!しかし、そうではなくて…」
提督「うん?」
あきつ丸「正直、自分がこんな贅沢をしていいものかと思いまして」
あきつ丸「さらにいえば上官である提督殿にこんなことをしてもらうとは…」
提督「これについては俺が好きでやってることだ、気にすることもないよ。それにあきつ丸だけを特別扱いしてる訳じゃないんだ、そこまで難しい顔をするなって」
あきつ丸「…分かりました。では、提督殿に感謝していただきます!」パクッ
提督「おう、どうぞ召し上がれ」
-
439 : 2014/07/16(水) 01:09:42.79 -
あきつ丸「…しかし、これは困ったことになったのであります」モグモグ提督「だから気にしなくてもいいと」
あきつ丸「いえ、提督殿のことではなくてこれからの事を心配したのであります」
提督「これからの事?」
あきつ丸「はい、正直こんな美味しいものを知ってしまった以上、また陸軍の管轄に戻るのは…」
提督「嫌だと?」
あきつ丸「…その通りであります」
提督「これが甘みの魔力か」
あきつ丸「くっ、まさかこんな形でこの艦隊に篭絡されるとは自分でも思ってもいなかったであります!」
提督「食べるもんは重要だからなぁ」
-
454 : 2014/07/22(火) 23:05:17.29 -
~桃~榛名「さて、それでは比叡姉さま対策会議を始めたいと思います」
提督「いや、その前に桃を食べちゃえよ。剥きたてだから変色しちゃうぞ?」
榛名「それもそうですね、それでは…」パクッ
榛名「あ、甘っ!とっても甘いです!!」パァァァァ!!!
提督「だろ?今日取れたばかりの桃だからな。いやー、取れたてが手に入ってよかったよかった」
榛名「はぁ…けど、こんな美味しいものを食べるとこの後の会議が憂鬱です」
提督「まあ…あれだよな、比叡の料理下手についてだよな」
榛名「はい、どうにかならないでしょうか?」
-
455 : 2014/07/22(火) 23:11:32.86 -
提督「といっても対策なんてなぁ。確実なのは榛名と霧島がつきっきりで見張るしかないんじゃないか?」榛名「もちろん試しました、けど最終的には比叡姉さまが私たちが気になって集中できないからと追い払うんです」
榛名「で、私たちが見てたときには大丈夫だったものがあっという間に変化するんですよ、不思議です」
提督「あいつは黒魔術でも使ってんのか」
榛名「分かりません。ただ調味料を入れてるだけだとは思うんですが」
榛名「けど正直な所比叡お姉さまが料理が下手なのはいいんです、ただ問題なのは…」
榛名「比叡お姉さまが声をかけてきた駆逐艦の子達が比叡お姉さまの作った料理をなんともいえない顔で食べて、そしてお礼を言っていくのを見るのがとっても辛いんですよ」
提督「うわぁ」
榛名「駆逐艦の子達をこれ以上涙目にしないために、何かいい案をお願いします!」
提督「…もう料理じゃなくて、ゆで卵を作るぐらいのところからやり直させてみるか」
-
457 : 2014/07/22(火) 23:19:35.60 -
~フレンチトースト~島風「おっそーい!遅いよ提督ーーー!!」バンバンバンバン
提督「待て待て、後もう少し…」ジュー
島風「もー!戦闘だったらもうやられちゃってるよ」
提督「分かったよ…ほらっ、完成だ」ドン
島風「わーい!!それじゃあいっただk」ヒョイッ!
提督「あれ、トッピングはなしでいいのか?俺は別にかまわないが」
島風「うー!なんでそんなに遅いのさーーー!」
提督「トッピングしようとしようとしたのを取ってった島風が悪い」
-
458 : 2014/07/22(火) 23:28:38.46 -
島風「うん!遅いのが気になったけどとっても美味しいよっ」モグモグ提督「あのな、フレンチトーストってのは弱火でじっくり焼いてこそふんわりと焼きあがるn」
島風「ダメダメ!弱火とかじゃなくて強い火でパパパっと焼いてよ!そうすれば早く焼きあがるでしょ」
提督「………」
~ ~ ~
提督「で、どうだ。強火でパパパっと焼き上げたフレンチトーストの味は?」
島風「…美味しくない、さっきのがいい」
提督「だったら少し我慢できるようになろうな」
島風「はーい…」
-
459 : 2014/07/22(火) 23:37:47.75 -
~クリームあんみつ~提督「………」
祥鳳「うん、餡の甘さも程よく寒天もフルフルしてて、そして何といってもこのアイスがそれらを調和させる!素敵ですよねか」パクッ
提督「あ、ああ…美味しいのはわかる。分かるんだが、その…意外だな」
祥鳳「意外?何がですか?」
提督「いや、てっきり瑞鳳と同じようにそういうのを嫌っているもんだと思ったんだが」
祥鳳「いえ、嫌いでしたら提督に直接リクエストなんてしませんよ。まあ確かに瑞鳳とは好みは違っていますけど」
祥鳳「全く、瑞鳳って変な所頑固なんですよね」
提督「ハハハ、まあ、頑固だったな」
祥鳳「あー、提督も瑞鳳に説教されたんですか?」
提督「まあその…うん」
祥鳳「確かに瑞鳳のいうようにアイスが邪道という意見も分からなくはないですよ?けどそれに囚われていたら何もできないと思いませんか?」
-
460 : 2014/07/22(火) 23:43:13.55 -
祥鳳「今まで誰も思いつかなかったような発想をして成功を収めたお菓子はそれこそたくさんあります、大事なのは挑戦精神です」祥鳳「それなのに瑞鳳ったら邪道は邪道とまったくこっちの話も聞かないで…」
祥鳳「そもそもあんみつというのは明治時代の文明開化の時代に新しく作られた歴史があるというのにそこを無視しているというのは」
提督「あのー、もうその辺で大丈夫d」
祥鳳「はい!?」ギロッ
提督「いや、それに似た話はまえ瑞鳳からも聞いたし改めて聞く必要はないかなーって」
祥鳳「…攻撃隊、発艦はじめt」ゴォッ!!
提督「いやー、祥鳳の話はためになるなー。で、続きは?」
祥鳳「ふふっ、分かりました。いいですか?あんみつというのはまずは…」
提督『うん、二人とも間違いなく姉妹艦だな』
-
461 : 2014/07/22(火) 23:48:16.87 -
~ポッキー~朝潮「提督、お願いがあるのですが」
提督「ん、どうした?そんな真剣な顔して」
朝潮「私とポッキーゲームをしていただけないでしょうか」
提督「ぶふぉぁっ!?」
朝潮「てっ、提督!?大丈夫ですか」
提督「だ、大丈夫だ…で、今何と」
朝潮「?ですから、私とポッキーゲームをして欲しいのですが」
提督「…朝潮、お前それが何か知ってるのか?」
朝潮「いえ、詳しくは知りません。ただ荒潮が『提督とコミュニケーションをとるにはこれが一番よ~』と教えてくれたので」
提督「あいつか。通りでポッキーなんて買って来れるものをあえて注文されたわけか」
-
462 : 2014/07/22(火) 23:59:32.65 -
朝潮「しかし、提督がそこまで動揺するとは…それほど効果があるものですか」提督「あー、そうだな、いや、そういう意味じゃあないが…」
朝潮「もしかして私にはできないことでしたか?そうだとしたら失礼しました」
提督「んー、じゃあ実際にやってみるか。とりあえずポッキーを咥えれくれるか?」
朝潮「?こうでひょうか」パクッ
提督「オッケー、それじゃあ…」サクッ
朝潮「!!!」
提督「………」サクサクサクサク
朝潮「て、提督の…///」
朝潮「提督の助平ーーー!!!」バチーン!
提督「ぐふぉぁ!?」
-
463 : 2014/07/23(水) 00:03:16.83 -
~生チョコ~荒潮「ふふふ、チョコっていうと基本的には硬いけど、生チョコは別なのよね~」
荒潮「この口の中に入れたときのとろける感じ、やっぱりたまらないわ~」
荒潮「もちろん普通のチョコも美味しいのだけれども、私はやっぱり」
提督「よーし堪能したな。さあ、話を聞かせてもらおうか。荒潮」
荒潮「あらあら?提督さんそんなに怖い顔してどうしたの~」
提督「しらばっくれるな。この前朝潮に教えたポッキーゲームのことだ」
荒潮「あら、そんなことあったかしら」
提督「っていうかお前の所に朝潮が直接行っただろ」
荒潮「ええ、顔を真っ赤にして怒ってたわね~『なんて破廉恥なことを教えるんですか!!』って」
提督「そりゃそうだ。あんだけ怒ってたからな」
-
464 : 2014/07/23(水) 00:08:48.20 -
荒潮「けど提督とのお菓子を使ったスキンシップには一番いいと思ったのよ~」提督「うちは合コン会場じゃないんだぞ」
荒潮「まあ提督に迷惑をかけたことは謝るわ。朝潮ちゃんちょっと真面目すぎるからついつい意地悪したくなっちゃうの」
荒潮「だけど~、いくら教えるといっても実際にやってみるのはいかがなものかと思うわ~?」
提督「あ、あれは実際に体験させないと納得しない感じだったから」
荒潮「本当に~、嘘はいけないわよ?」
提督「け、けっして嘘をついてるわけじゃあ」
荒潮「提督~?」
提督「…朝潮の困った顔を見てみたくなってついやっちゃいました」
荒潮「あらあら、じゃあ提督も反省しなくちゃね」
提督「…なんか納得いかん」
-
465 : 2014/07/23(水) 00:13:50.76 -
~キッシュクーヘン~Z1「ゴメンね提督、難しい注文言っちゃって」
提督「いや、ハチに聞いてみたらちょうどレシピが載っている本を持っていてな、何とか再現できたぞ」
提督「とはいえ用意できない材料もあったから出来栄えのほうはなんともいえないが…喜んでくれると嬉しい」
提督「とまあんな話は後でいいな。それじゃあ、リクエストのキッシュクーヘンだよ」
Z1「うわぁ…いい香り」
提督「ジャムとチェリーの香りだな」
Z1「それじゃあ、Mahlzeit」パクッ
提督「じゃあ俺も失礼して…うん、自分で作っといてなんだが結構美味いな」モグモグ
Z1「Lecker!」
提督「ドイツ語で美味しいだったっけ、それ」
-
466 : 2014/07/23(水) 00:16:57.98 -
Z1「うん、そうだよ!けど…やっぱり向こうとは違うかな」提督「あー、まあ材料も違ってるし代用したのもあるかならー」
Z1「けど違っていてもこっちのほうが美味しいかも」
提督「いや、本場のほうが美味しいと思うぞ」
Z1「…ううん、提督がボクのために一生懸命作ってくれたのが大きいのかも知れないね」
提督「ったく、よくそんな恥ずかしいことを平気でいえるな」
Z1「仕方ないよ、だって事実なんだもん」
Z1「けど、提督に会えなかったらこれも食べれなかったんだよね。じゃあ改めて…ありがと、提督」
提督「…Bitte schon.」
-
467 : 2014/07/23(水) 00:19:53.72 -
~水あめ~提督「軽巡洋艦のなかでも古株であり、この鎮守府内でもさまざまな任務をこなす」
提督「時に演習に、時に遠征に、時に戦闘にとさまざまな活躍を見せ、駆逐艦たちからの信頼も厚い」
提督「決め台詞は『フフッ、怖いか?』…とまあ色々と頼りにされてる天龍だが…」
天龍「ふふっ、ようやく白くなってきやがったぜ」ネリネリ
提督「一心不乱で水あめを練ってる姿を誰が想像できようか」
天龍「提督、何さっきから一人でブツブツ言ってんだ?少し不気味だぞ」
提督「いやいや、ちょっとな。にしても何で水あめなんかリクエストしたんだ?こっちは準備があまりないから楽だけど」
天龍「まあ俺も別のお菓子でもよかったんだけどよー、ちょっと練習したくてな」
-
468 : 2014/07/23(水) 00:21:21.20 -
提督「練習?」天龍「ああ、前駆逐艦のやつらと駄菓子屋に行ったときに水あめを買って誰が一番早く練れるか競争したんだよ」
提督「お前ほんと面倒見が良いな」
天龍「で、まあ俺が一番になったんだけど話の流れで今度全員分の水あめを練ることになっちまって…」
提督「また地味に辛いことを」
天龍「まあ今回はその練習って事で、しっかしなかなか白くならねーもんだな」ネリネリ
提督「というか天龍もそんなところで張り合わなくていいだろうに」
天龍「だって悔しいじゃんか!駆逐艦に負けたなんてプライドが許さないぜ」
提督「…まだまだでかい子供だな」ハァッ
天龍「んだと!?」
-
479 : 2014/07/23(水) 00:59:31.78 -
~ヨーグルトゼリー~叢雲「ふぅん…正直ここまで作れるとは思ってなかったわ」
提督「それは褒められてると受け取って良いのか?」
叢雲「何いってるの、すごく褒めてあげてるじゃないの」
提督「どう聞いても褒められてるようには聞こえないんですが」
叢雲「情けないわね、感謝も素直に受け取れないなんて」
叢雲「まっ、私たちを指揮するぐらいの提督ならこれぐらいできて当然よね」
提督「やたら提督に求めるハードルが高いなおい」
叢雲「あら、そうかしら?」
-
480 : 2014/07/23(水) 01:05:24.10 -
提督「ったく…好き放題いいやがって」叢雲「まっ、こんな軽口を叩けるのもアンタだけなのよ」
叢雲「…こんなこというと誤解されるかもしれないけど、私たちはアンタが提督だからこそここまで頑張れるし、期待に答えたいと思ってるわ」
叢雲「他の提督じゃあ私たちをただのモノとしかみないから…だけどアンタは私たち一人一人を見てくれてるから」
叢雲「アンタが提督じゃなかったら、きっと私たちは…って違う!違うの!!」
叢雲「だから、こんな軽口を聞けることに…そう、感謝しなさい!!いいわね」
提督「叢雲…」
叢雲「!!ちょ、だらだら話ししてたからゼリーがぬるくなっちゃったじゃないの!全く」
提督「…素直じゃないな。まあ、俺もだけどな」
-
481 : 2014/07/23(水) 01:09:11.53 -
~柿の種~提督「ええ、正直覚悟していたさ」
提督「那智はまともだったが飛鷹、隼鷹があれだったから恐らく用意してくるとは思っていた」
提督「というかリクエストが柿の種ということでもう確実に持ち込むだろうとは思っていたさ」
提督「けど、いくら覚悟していてもなぁ…」
千歳「提督~おいしいですよぉ~これ///」ポリポリ
提督「誰が先に酒を飲んでくる自体を想定できるんじゃーい!!」
千歳「あれれ~何でそんなに怒ってるんですか?あっ、一杯飲みますか?」
提督「いらん!!ってかどんだけ飲んできたんだよ、もうグテングテンじゃん!」
千歳「え~一本だけですよ、一本だけ」
提督「それはひょっとして大瓶ですか?」
千歳「そんなことはどうでもいいんだ。重要なことじゃない」キリッ
提督「ミストさんネタじゃねーか」
-
482 : 2014/07/23(水) 01:15:19.88 -
千歳「だってー、隼鷹か酒を飲もうとしたら怒られたっていうから~」提督「そりゃあ怒りますわ」
千歳「というわけで考えたんです。逆に考えるんだ。先に飲んどけばいいやって」
提督「なんと言うダメな意味でのすばらしい発想」
千歳「えへっ、褒めてもいいですよ」
提督「あー、そういえばお酒は何処から調達を」
千歳「えっ、そ、それはその…まあ気にしなくてもいいんじゃないですか」
提督「そうだね、別にいいね」
千歳「そ、そうですよ。ほら、お酒は楽しむものですからね」
提督「…後で空母寮ならびに千代田に報告っと」
千歳「ちょっ、そ、それだけはやめてーーー!!!」
-
491 : 2014/07/23(水) 23:26:03.77 -
~こんにゃくゼリー~由良「なんていうか…提督って本当にいろんなものが作れるんですね」ムニュムニュ
提督「まあな。というかこれを作るときは料理というより実験をしているような感じだったけどな」
由良「あはは、ご苦労様です」
提督「あーそうだ、言う必要もないとは思うけど食べるときはよく噛んで食べろよ。のどに詰まらせたなんてなったら笑い話にもならないぞ」
由良「大丈夫ですよ。私もそこまでうっかりではないです」
提督「うーん、それにしてもちょっと食感が硬かったかな?販売してるやつはもう少し軟らかかったような」ムニュッ!
由良「いいじゃないですか、そっちのほうが手作りって感じがして良いですよ」
提督「うーん、まあ由良が満足してるのならいいけどさ」
-
492 : 2014/07/23(水) 23:36:31.54 -
由良「というより私は硬いこんにゃくゼリーのほうが好きなんです。よく噛んだ方が満足感も出ますし満腹になりやすいですし」提督「ん、由良ってそういうの気にしていたりしたのか?別にダイエットしてるって訳じゃないんだろ?」
由良「それはまあそうですが、私だって少しは体型を気にしてるんですよ」
提督「乙女だなぁ、由良は」
由良「むー、どういう意味ですか?」
提督「いや、みんな戦闘ばかりの日々だからあまりそういうところに気が使えないんじゃないかと思っていてな」
由良「提督さんが気づかないだけですよ。見えないところでみんな努力しているんですからねっ」
提督「はぁ、そんなもんなのか」
由良「提督さんも少しは乙女心を勉強したほうがいいんじゃないですか」
-
502 : 2014/07/24(木) 00:56:18.80 -
~ミニクロワッサン~提督「知ってるか?クロワッサンのサクサク感ってバターの層が重なってできているんだぞ」
提督「そのために多量のバターを使うわけだが、食感がかるいからついつい食べ過ぎちゃうんだ」
提督「それがミニクロワッサンとなると小さい分さらに食べやすくなってそうすると」
三日月「もうっ!人が美味しく食べてる横で聞きたくない話をしないでください!!」パクパク
提督「ははは、冗談だよ冗談」
三日月「私は紅茶を飲みながら静かに食べたいんです、そんな話題はいりません」ズズズッ
三日月「…で、これって本当にかなりの量のバターを使ってるんですか?」
提督「うーん、まあ、そうなるかな。少なくとも普通のパンの倍ぐらいは入っているぞ」
三日月「うぐっ、それじゃあまり食べられないじゃないですかー!」
-
503 : 2014/07/24(木) 01:04:23.69 -
提督「大丈夫だろ、夜中に食べるって訳じゃないんだし食べ過ぎたとしたら夕食を控えればいいじゃないか」三日月「それはそうなんですが…」
提督「どうした?何か不満そうだが」
三日月「このクロワッサンが美味しすぎるから手が止まらないじゃないですか!!!」
提督「おーおー、よく食べることで」
三日月「これじゃあ夕飯抜いたぐらいじゃどうにもなりませんよ」
提督「そうだ、なんだったら長良あたりに三日月のことを頼んでおこうか?たぶん付き合ってるだけでもカロリーを消費すると思うが」
三日月「こんなに食べた後じゃ動けないですよー!」
三日月「はぁ、体重計が怖いです…」
-
504 : 2014/07/24(木) 01:16:18.21 -
~ポルボロン~提督「うーん、何というか…作っておいてなんだが随分変わったお菓子を知ってるんだな」
舞風「何をいってるんですか?スペインでは有名なお菓子なんですよ」
提督「それを何で舞風が知っているのかがすっごい疑問なんだけど…」
舞風「まあまあ、細かいことは良いじゃないですかー。それより食べることを優先しましょう!!」
提督「…まあ、そうだな。それじゃあいただk」
舞風「はいストーーーップ!!」
提督「なっ、ど、どうした」
舞風「提督、ポルボロンにはちょっとしたおまじないがあるんですよ。どうせだったらそれをやりながら食べましょうよ」
提督「へぇ、そんなのがあるんだ。作り方は調べたがそれは知らなかったな」
-
505 : 2014/07/24(木) 01:20:27.89 -
舞風「といってもやり方は簡単です。ポルボロン、ポルボロン、ポルボロンって三回唱えると幸せが訪れるというものなんですけどね」舞風「それでは提督ご一緒に」
提督「おお」
二人「「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」」
舞風「どうか野分ちゃんが帰ってきますように…」
提督「…うん?」
舞風「もうっ、提督も一緒に言ってくださいよー、ハイもう一度!」
二人「「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」」
二人「「どうか野分(ちゃん)が帰ってきますように…」」
舞風「まだまだ、足りない…まだっ!!もういちどっ」
提督『陽炎…助けてくれ』
-
512 : 2014/07/31(木) 22:54:10.54 -
~オレオ~睦月「むぅ、まさか手作りのオレオを食べれる日が来るとは…睦月、感激です!!」
提督「いや、なかなか作りがいがあったぞ。あのほろ苦い生地を作るのが逆に難しくて」
睦月「そうですよねー、けどこの苦いクッキー部分がオレオのいいところですからねー」パカッ
提督「ん、何をやっているんだ?」
睦月「何って、分解して中のクリームを先に食べてるんですが」ペロペロ
提督「また奇妙な食べ方を…」
睦月「で、残ったクッキー部分をこうしてミルクにどぼーんっと」
睦月「うんうん!このやわらかくなったクッキーがたまんなく美味しいんですよ!!」モクモク
-
513 : 2014/07/31(木) 23:02:50.13 -
提督「まあ睦月がやりたいことはわかる。分かるけど…だったら最初からカカオクッキーだけでよかったんじゃないのか?」睦月「なに言ってるんですか?私はオレオが食べたかったんですよ」
提督「いや、だからなぁ」
睦月「いいですか。まず始めにオレオの中のクリーム部分を味わい、最後にクッキー部分をミルクにつけてほろ苦さを楽しむ…」
睦月「一つのお菓子で二つの味を楽しめる!!まさに一挙両得です!!」
提督「いや、オレオはその二つの味を同時に楽しむもんだろ」
睦月「楽しみ方は人それぞれですよ、提督!!」
提督「そんなもんか」
睦月「そんなもん、です!要は楽しんだもの勝ちですって」
-
514 : 2014/07/31(木) 23:08:57.59 -
~雪見だいふく~北上「いやー、外が暑い中でこうして食べるアイスって、やっぱたまらないよねー」
提督「だったらもう少しこうアイスらしいものを注文したらよかったんじゃないか?なにもこれを頼まなくても」
北上「あー、提督には分からないかなー、雪見だいふくの素晴らしさが」
提督「いや、分かるけどゆっくりと食べるんだったら普通のアイスとかでも良かっただろ」
北上「チッチッチッ、こんな暑さだからこそ雪見だいふくがいいんだよ」
北上「ほら、こうやって暑さでおもちの中のアイスがとろけていくじゃん」
北上「で、とろけたところをこうやって被り付く…!!」
北上「~!!うーん、たまらないね~この一体感」
北上「これは夏じゃないと出来ないんだよ。冬に食べようとしてもカチンカチンだからね」
-
515 : 2014/07/31(木) 23:15:27.69 -
提督「…おう、確かにこの溶けたアイスと餅の組み合わせはいいもんだな」北上「でしょー?あー良かった。提督が作ってくれて」
提督「時期的にあまり売ってないしな。まあ手作りなら簡単に作れちゃうんだが」
大井「それより雪見だいふくのいいところは二人で分け合えるところですよね!」
北上「………」
提督「………」
大井「さあ北上さん。残ってる雪見だいふくを私とふたりで分け合いm」
北上「え、ヤだけど」
大井「 」
大井「じゃあ、この際提督でも」
提督「我慢しろ」
大井「 」
-
516 : 2014/07/31(木) 23:22:19.99 -
~葛きり~ビスマルク「へぇ、これが葛きり…初めて見るけど半透明で綺麗なのね」ビローン
提督「そういえばここに来て初めて食べるのか。にしても意外だな」
ビスマルク「あら、何が意外なの」
提督「いや、Z1やZ3がドイツ菓子をリクエストしたからてっきりビスマルクもドイツ菓子をリクエストするかと思っていたんだがまさか葛きりを頼むとは…」
ビスマルク「んー、確かに向こうが懐かしくなるって事はあるけど、私はそれよりもこっちの文化を知りたいのよね」
提督「文化?」
ビスマルク「そう、特に文化として和菓子はとても素晴らしいものだと思うの」
ビスマルク「形一つとっても面白いし甘みがとても穏やか。更に日本の長い歴史の中で洗礼されてきたわけでしょ。ドイツ生まれとしてはとっても珍しいものよ」
提督「んー、だったら葛きりとかじゃなくても他にも色々用意できたんだが」
-
517 : 2014/07/31(木) 23:32:03.13 -
ビスマルク「そ、それはその…」提督「あれ、何かあるのか」
ビスマルク「わ、わたし、あまり餡子とかがあまり得意じゃなくて…」
ビスマルク「で、季節的にも暑いから何かいいのがありますかって鳳翔さんに相談したら、それだったら葛きりがって進められて…」
提督「ああ、まあ餡子とかは外国から見れば変わった食べ物だろうな」
ビスマルク「もちろんこれから慣れていこうとは思っているわよ、けど、まあ今回はこれで…」パクッ
提督「はいはい、で、味のほうはどうだ」
ビスマルク「… wunderbar」パァァァァ!!!
提督「まあなんにせよ、喜んでもらえて何よりだな」
-
518 : 2014/07/31(木) 23:39:13.22 -
~生クリーム~初雪「………」モクモク
提督「………」
初雪「………♪」モクモクモクモク
提督「………」
初雪「………?どうしたの、こっちばっかり見て」
提督「いや、なんというかその…気持ち悪くはならないのか?生クリームだけ食べて」
初雪「余裕、それより提督は食べないの」
提督「食べてはいるよ、進んでいないだけだ」
初雪「変なの、こんなに美味しいのに」
提督「いや旨いのはわかる、分かるんだけどなぁ…」
-
519 : 2014/07/31(木) 23:44:50.81 -
初雪「…うん、だけどこうしてゆっくり食べれるのって、やっぱりいい」提督「っていうか前もやったことがあったんかい」
初雪「…うん、休みの日に生クリームを買い込んできて砂糖を入れてホイップしたの」
初雪「けど、出来上がったと思ったらちょうど吹雪ちゃんたちが来て、説明したらものすごく怒られた」
初雪「食べたいのだったあげたのに逆に怒られるのって理不尽じゃない?」
提督「そりゃ怒るだろ。まあ初雪の体のことを心配してだろうからあまり根に持ってやるなよ」
初雪「…だからこうして優雅に食べられてとても幸せ、ねえ提督また今度」
提督「残念ながらこのリクエストは今後受け付けん」
初雪「…ケチ」
-
521 : 2014/07/31(木) 23:48:16.70 -
~ココア~提督「…はいよ、にしても良かったのか?リクエストがココアだけで」コトッ
敷波「あ、うん。ありがとう」
提督「そうだ、良かったら何か茶菓子でも出そうか?確かこの前の出張で買ってきた…」ゴソゴソ
敷波「あ、あの!て、提督!!」
提督「ん、何だ?」
敷波「よ、良かったら…これ、食べてみてくれないかな!!」スッ
提督「これは…クッキーか?」
敷波「い、いつものお礼って訳じゃないんだけど…そ、その」
提督「成程、だから飲み物だけリクエストしたって事か。それじゃあ早速いただこうか」
-
522 : 2014/07/31(木) 23:53:29.15 -
提督「…うん、確かに味は悪くない」パクッ提督「ただ生地をちょっと練りすぎたみたいだな、ちょっと硬い」ポリポリ
敷波「!!!そ、そんな…」ポリポリ
提督「まあ初めて作ったんだったらこんなこともあるさ、気を落とすなって」
敷波「ご、ゴメンな。こんな失敗作を作っちゃって…もういいよ、無理してたべなくt」ウルッ
提督「ありがとう、敷波」
敷波「!!!」
提督「いやぁ、正直こんなサプライズがあるなんて思ってもいなかったからつい毒づいちゃったけど、すっごく嬉しいぞ」
提督「俺も気持ちを込めてお菓子を作ってるつもりなんだが、なかなかこのクッキーみたいには上手く作れないな」
提督「…本当に、すごく美味しいよ。改めて、ありがとう」
敷波「ど、どう、いたしまして…」グスッ
-
527 : 2014/08/01(金) 00:33:35.80 -
~コーヒーゼリー~高雄「提督、ご馳走してもらってなんですが、提督も私たちが暑苦しいように見えますか?」
提督「いきなり一体何を言い出すんだ」
高雄「いえ、周りのみんなが言うのですが、私たちの服はどうやらこの季節には合っていないとの事で見てるだけで暑くなると言われてしまいまして」
提督「っていうか実際暑くないのか?俺も見る限り暑そうに見えるが」
高雄「そこまで暑くはないですよ。通気性の良い素材で出来ていますから。まあ欠点として敗れやすいですが」
提督「あー、あれはそれが原因か」
高雄「?何の話ですか」
提督「いや、こちらの話だ、気にしなくていいぞ」
高雄「???」
-
528 : 2014/08/01(金) 00:42:05.38 -
提督「ただまあ周りからそんな意見が出ているなら夏の間だけでも衣装チェンジしたらどうだ?装備が変わらない範囲でだが」高雄「いや、それも考えたんですが…装備が変わらないとなると他の重巡のこの服を借りるのが一番よさそうなんですけど」
○古鷹型及び青葉型→ただのコスプレにみえる
○妙高型→キャラが被る
○最上型→青葉型同様
○利根型→論外高雄「…まあ色々と問題があるんですよね」
提督「ち、ちなみにだが摩耶や鳥海の服を借りるってのは」
高雄「本気で言っているんですか?提督。私たちにあの露出の高い服を着ろと」
提督「デスヨネー」
-
529 : 2014/08/01(金) 00:51:33.39 -
~たい焼き~多摩「むぅ、頭から食べるか、尻尾から食べるか…提督はどっち派にゃ?」
提督「どちらかといわれると尻尾からかな?」
多摩「よしっ、じゃあ多摩も今回はしっぽから食べるにゃ!!」
提督「おいおい、あんまり慌てて食べると喉に詰まらせるぞ?」
多摩「大丈夫にゃ!多摩はこう見えても慎重n!!」ムー!
提督「あーあ、言わんこっちゃない。ほら、水」サッ
多摩「~!!!っはぁっ、このまま轟沈するかと思ったにゃ」ハァハァ
提督「轟沈理由がたい焼きなんて悲しむにも悲しめないからやめてくれよ」
-
530 : 2014/08/01(金) 01:02:11.99 -
多摩「うう、多摩一生の不覚…」提督「全く、慌てて食べるからこうなる。もう少し落ち着いて食べるようにしろよ」
多摩「分かってるにゃ、ただ、どうしても魚型のフォルムを見ると」
多摩「疼くんだにゃ、多摩の中のゴーストが…」
提督「ゴースト?化け猫の間違いだろ」
多摩「~!!!もう、何度も言っているけど多摩は猫じゃなくて」
提督「ほらほら、新しいたい焼きだぞ~」フリフリ
多摩「にゃにゃっ!!じゃなくって、じゃらすなってばぁ!!!」
提督「お前本当に猫か何かに取り付かれているんじゃないか?」
多摩「むぅ、多摩も自信がなくなってきたにゃぁ…」
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531 : 2014/08/01(金) 01:06:18.65 -
~りんごのコンポート~翔鶴「はぁっ…」
提督「ほら、用意できたぞ。加賀たちのことで悩むのもいいがまずは甘いものを食べて落ち着いたらどうだ」コトッ
翔鶴「えっ、私ったら態度に表れていましたか!?」
提督「いや、俺にそんなのを読み取る力はない。ただ翔鶴がため息をついて悩んでいるとなるとまあ加賀たちのことだろうと思っただけさ」
翔鶴「…お恥ずかしいところをお見せして申し訳ございませんでした」
提督「いいってことよ。それより早く食べたらどうだ。お腹も空いているんだろ?」
翔鶴「…///。それではお言葉に甘えていただきます」
提督「どうぞ、召し上がれ」
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532 : 2014/08/01(金) 01:09:34.47 -
提督「加賀たちのことは何とかしてやりたいとは思ってはいるが、なにせ昔からの因縁みたいなものだしなぁ」モグモグ翔鶴「こういうと誤解されるかもしれませんが演習や戦闘のときの加賀さんはとても心強い方なんです。ただ、どうしても普段は…」モグモグ
提督「溝があるか。そうだな…あいつらのことだし、あまりにも安直過ぎるかもしれないがお菓子とかで釣れるんじゃないか?」
翔鶴「………」
提督「あ、いや、悪かった。ちょっとしたジョークのつもりだったんだが、その…」
翔鶴「いえ、そうではなくて一度それを試したことだあったんです」
提督「マジで?で、結果は」
翔鶴「お菓子のほうに集中されて会話どころではありませんでした」
提督「…効果がありすぎたわけか」
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545 : 2014/08/13(水) 00:12:35.65 -
~あんどーなつ~睦月「あぁぁ、この油で揚げたから出るコク、そして周りを大げさに覆う砂糖、それらに負けず劣らず主役を張るあんこ」パクパク
睦月「食べだしたら止まらない、しかしそれを許さないカロリーの嵐。あぁ、なんて恐ろしいお菓子なんでしょう!!」モグモグ
提督「といいつつパクパク食べてるな」
睦月「だってせっかくリクエストしたんですよ!食べなきゃ損じゃないですか」パクッ
提督「だったらカロリー云々は気にするなよ、ただ気分が沈むだけだろうが」
睦月「それが出来たら苦労しません!!提督は乙女心が分からないんですか!!」モグモグ
提督「とりあえず話す時は食べるのをやめろ」
睦月「むぅ…けど、これってそこまでカロリー高くないですよね?提督」
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546 : 2014/08/13(水) 00:16:48.43 -
提督「カロリーか、うーん。作ってるときはそんなことを気にしたことはないからなぁ」睦月「だ、だったらもう少し食べてもたぶん大丈b」
提督「そうだ、乙女心の参考になるかは分からないが今計算してやろう」
睦月「 」
提督「えーっと、たしか砂糖をこれだけ使って、で餡子にあれだけ使ったから…」
睦月「にゃぁぁぁぁぁあ!ストップ、ストーップ!!!」
提督「なんなんだ急に」
睦月「そ、そういう現実を突きつけようとするところが駄目なんですよ!!!」
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547 : 2014/08/13(水) 00:23:48.84 -
~ごま団子~長月「提督、一つ尋ねたいことがあるんだが」パクッ
提督「長月が何か聞いてくるなんて珍しいな、で、なんだ?」
長月「提督のことだからないとは思うんだが…もしかしたらだが艦娘差別していないか?」モグモグ
提督「…はぁっ?」
長月「いや、どうも駆逐艦が多く後回しになってる気がしてな」
提督「いや、差別しているつもりは全くないぞ?っていうかくじで決めたんだら不正の入りようもないだろうが」
長月「だから、提督がなにかしらの裏工作を」
提督「ないない、仮にそんなことしたとしたらばれた時に袋叩きにあうじゃないか」
長月「まあ…そうだな」
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548 : 2014/08/13(水) 00:27:35.57 -
提督「ただまあ少し言わせてもらえるんだとしたら、駆逐艦は数が多いからどうしてもムラが出ちゃうんだろ」長月「ふぅん、そんなものか」
提督「そんなもんだよ。ちなみにまだ内緒にしているんだが…」
長月「ん、何かあるのか?」
提督「…この後、五連続で駆逐艦が入ってるぞ。名前は教えられないけどな」
長月「それはまぁ…本当に偏ったもんだな」
提督「俺もビックリしたよ、ま、差別とかんな事はないからその点だけは安心してくれ」
長月「いや、こちらも悪かった。気分を悪くさせてすまない」
提督「ま、確かにあの順番じゃそう思っても仕方ないわなー」
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549 : 2014/08/13(水) 00:30:37.07 -
~さくらもち~綾波「はぁ、季節はずれだとは思いますが、やっぱり美味しいです」
綾波「それにしてもありがとうございます。関西式と関東式を両方用意してくるなんて…感激です!!」モグモグ
提督「………」
綾波「お茶も美味しいですし、さくらもちに良くあって本当に…提督?」ズズッ
提督「………」
綾波「提督?どうしたんですか?さっきからずっと黙っていますがもしかしたら具合が悪いですか?」
提督「………!!」モミッ!
綾波「ひゃぁ、ふ、ふぇいふぉう!!みゃみしゅるんでしゅひゃっ!!」
提督「すまない綾波、けど…」モミモミモミモミ
綾波「ひょ、ひょっぺをもみゃないでくだひゃいーーー!!!」
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550 : 2014/08/13(水) 00:35:58.68 -
~ ~ ~綾波「もうっ、ちょっと赤くなっちゃったじゃないですか」
提督「すいません、本当に申し訳ございません」orz
綾波「それにしても、どうしていきなりほっぺたを揉んだりしたんですか?」
提督「いや、出来心というか何というか…さくらもちを幸せそうに食べてる綾波を見てたらな、急にほっぺたを揉みたくなったんだ」
綾波「………」
提督「ああっ、そんな白い目で見ないで!!ただ、どうしても今揉んでおかないと後悔するような気がして!!主に改二関連で」
綾波「…はぁっ、提督が何を言ってるのか分かりませんがデリカシーがなさすぎです。反省してください!!」
提督「返す言葉もアリマセン」
綾波『はぁっ、せめて一声かけてくれば許したのに…提督のばかっ』
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552 : 2014/08/13(水) 00:39:11.30 -
~ワッフル~磯波「てっ、提督…。私はどうしたら目立てるでしょうか?」
提督「なんだ、吹雪みたいな質問だが?」
磯波「いえ、あの…私って駆逐艦の中だと地味って言うか、あんまり目立ってないって言う気がして」
磯風「別に派手な舞台に立ちたいとかじゃないんですが、せめてもう少し自分をアピールするのにはどうすればいいかと思ったんです」
提督「うーん、目立つねぇ…」
磯風「や、やっぱり難しいですよね?ゴメンなさい、無理難題を言っちゃって」
提督「…いや、方法はあるぞ」
磯風「えっ」
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553 : 2014/08/13(水) 00:42:36.15 -
提督「はいもう一度!大きな声で」磯風「し、静かにしてくださーい!!!」
提督「よーし、だいぶ大きな声が出せるようになってきたな、いいぞ」
磯風「で、ですがこれと目立つことの何の関係が…?」ゼェゼェ
提督「いや、確か磯波って川内と同じ部隊に所属していたんだろ?」
磯風「は、はぁ…まあそうですが」
提督「つまり、頑張れば川内の突っ込み役になれるはずだ!!」
磯風「 」
提督「今この鎮守府で川内の暴走を止められるのは神通ぐらいだ。そこに磯風が加入したとなればすごい事になるぞ」
磯風「む、無理ですよぉ!!川内さんを止めるなんて私には」
提督「諦めたら何も始まらないぞ、ほらっ、もう一度!」
磯風「ふぇぇっ、とんでもないことになっちゃいましたぁぁぁ」
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558 : 2014/08/13(水) 00:56:42.13 -
あれ、本当に磯風になってる。き、きっとミッドウェーの呪いか何かです。とりあえず磯風→磯波の変換でお願いします
それと、謝罪及び反省になりますが、今投下している 戦艦レ級「戦艦レ級です、よろしくお願いします!!」のほうですが、勝手な都合なんですが中断させていただきます。
理由としますと、キャラが増えて対応できない、レ級のキャラがぶれ過ぎている…等色々ありますが、正直自分の力不足です
楽しみに待っていた方、気になっていた方がいましたら申し訳ありません。ただこのままひたすら放置というのもどうかと思いまして決めさせていただきました。
少し経ったらhtml申請させていただきます。
自分で言うのもなんですがかなり不完全燃焼で中断させてしまったので、また機会がありましたら完結させてから投下しなおそうかと思っています
本当に、申し訳ございません
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