伊19「てーとくさん!」


1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 03:54:58.20 ID:4pvEsMm30
このSSは激寒艦これSSです
轟沈要素あり
にわかすぎる軍事知識
軍事衛星とはリンクできません
キワーミー!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454180097


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454180097/


2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 03:56:03.62 ID:4pvEsMm30

提督「帰ってきたか、よく生きて帰ってきてくれた…」

19「ふふん、このくらい余裕なの。」

19「と、いうかただの哨戒任務なのに提督は大袈裟なの」

提督「…あぁ、そうだな。」

19「…どうしたの?元気がないの」


3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 03:56:40.13 ID:4pvEsMm30
提督「ああ、それが…」

提督「…別の哨区に出港した伊40からの定時連絡が来ないんだ」

19「えっ…」

19「ま、まだ決まったわけじゃないの!40は大丈夫なの!」

提督「しかしもう1週間も連絡が…」


4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 03:57:09.55 ID:4pvEsMm30
コンコン

提督「あっ…はい、どうぞ」

大将「うむ、入るぞ」

榛名「失礼します」

提督(う、大将殿だ…)

大将「提督君、また、艦娘を喪失したようだね?」


5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 03:57:55.33 ID:4pvEsMm30
提督「いえ、まだそう決まったわけじゃ…!」

大将「行方不明になってもう1週間たつらしいじゃないか」

提督「それは、そうですが…」

大将「…今は戦時中だ、こちらにも被害は出よう」

大将「ただし、こうも喪失艦がでるとな、…君がこの島に配属になって何か月になる?」

提督「…3か月です」


6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 03:58:46.09 ID:4pvEsMm30
大将「そう、3か月だ!3か月で5隻も喪失艦を出している!」ビシッ

提督「…はい」

19(…)

大将「ここは最前線だ!補給も補充も満足にこない」

大将「そういう状況下で喪失艦を出すことが、どういうことかわかるだろう?」

提督「…」


7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 03:59:17.68 ID:4pvEsMm30
大将「信じたくはないがね、提督君」

大将「私は、君の指揮能力を疑っているのだよ」

19「なっ…言わせておけば!」ガタ

提督「イク!」

19「……」

19「…ごめんなさいなの」シュン


8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 03:59:44.15 ID:4pvEsMm30
大将「…このように艦娘の教育もできていない」ハァ

大将「この疑いが確信に変わらないことを祈るよ、失礼する」キィーバタン

榛名「…こちらは次の作戦の実施項目です、目を通しておいてください」スッ

提督「あ、あぁ。ありがとう」

榛名「では、失礼します」バタン


9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:00:22.07 ID:4pvEsMm30
19「…ムカつくの」

提督「イク」

19「だって!あいつらは何にもしないで、哨戒任務も護衛任務もぜーんぶイクたちがやってるの!」

19「この間の作戦だって、私たちを囮にして!」

提督「イク!」

19「…みんな沈んじゃったの」ウツムキ

提督「ッ…」


10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:00:57.49 ID:4pvEsMm30
提督「…僕たち潜水戦隊は哨戒、偵察が主たる任務なんだ、大将殿のやってることは間違いじゃないんだ」

19「じゃあ護衛任務も潜水戦隊がやるっていうの?」

提督「それは…」

19「そもそも大将さんの艦隊は戦艦が4隻もいるの!でも訓練もろくにしないでずーっと港に籠りっきりなの」

提督「最近敵艦隊の基地襲撃が多くなってきたからね、港を開けるのはよくないよ」

19「そういって、大将さんはほんとは自分の身がかわいいだけなの!」


11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:01:26.47 ID:4pvEsMm30
パタパタパタパタ

58「習熟訓練終わりました!」バァーン!

提督「うを!?…あぁ、ゴーヤお疲れさま」

提督「でも、ドアはノックしてから開けようね」

58「了解でち!」ビシッ

19「と言いつつこれで5回目なの」ニヤニヤ

58「それは言わないでぇ」アセアセ


12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:01:52.56 ID:4pvEsMm30
提督「ははは」

提督(…伊19と4日前に“やっと”本土から配属された伊58)

提督(これが我が戦隊の全戦力だ)

提督(最初は6隻あった潜水艦たちも、度重なる作戦や哨戒行動で)

提督(…体の戻らぬまま本土に還っていった)

提督(今はもう初期にいた艦娘は伊19のみ「てーとくっ!」


13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:02:24.66 ID:4pvEsMm30
58「お腹、すいたよぉー…」

提督「あ、もうそんな時間か」

58「皆でご飯いくでち!」

提督「うん、行こうか」

19「久々の陸上のごはんなの」ワクワク


14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:02:56.39 ID:4pvEsMm30
—そういえば今日の食卓番って誰だっけ

—確か比叡さんでち!

—…えっ?


15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:03:26.74 ID:4pvEsMm30
提督「…」パラ・・・

提督「作戦内容は哨戒…だか」

提督「哨区が広すぎる。しかもこの哨戒区画は、敵艦隊の目撃情報が多い所だ」

提督(これじゃ、2隻じゃ回らないぞ…、でも大将殿は)

提督(潜水戦隊で索敵して、発見した敵艦隊を大将殿の艦隊で叩こうと考えている)

提督(戦法は間違っていない。でも、これじゃあ、)

提督「捨て駒じゃないか…」


16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:04:00.45 ID:4pvEsMm30
提督「—…以上が本作戦の内容である」

58「了解でち!」ビシッ

19「…また、囮なの」

提督「イク」

19「…」

提督「言いたいことはあると思う」

提督「だから、一つ命令を付け加える」

58「?」

提督「それは…」


17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:04:45.29 ID:4pvEsMm30
58「出撃しまーす!」

19「行ってくるの」

提督「うん、定時連絡は」

19「日出と日没の時、でしょ?わかってるの」

提督「そうだね、あと」

58「哨区についたら連絡だよね!」


18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:05:47.45 ID:4pvEsMm30
提督「そうそう、それと」

19「…あーもう!もう大丈夫だから!提督は安心していいの」

58「そうでち!作戦内容はバッチリ頭に入ってるよぉ」

提督「う、うん」

19「…ほーんと、いつになっても慣れないの」クス

提督「…ごめん」


19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:06:13.51 ID:4pvEsMm30
19「大丈夫、絶対帰ってくるの」

58「ゴーヤも絶対帰ってくるでち!」

19「…だから、安心してここから見守ってほしいの」


20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:06:41.86 ID:4pvEsMm30
トツートツーツー トツー ツーツートツート トト ツーツーツー トツートツート トトト トトトツー
伊19:定時連絡
   現在本艦は哨戒区域南西区域を90°12㏏で航行中。
   哨区内敵艦隊無し。

伊58:定時連絡!
   いまゴーヤは哨区の北東を180°9㏏で航行中でち!
   異常ありません!

提督:了解した。
   現在目標情報等は得られていない。
   引き続き哨戒を実施せよ。


21 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:07:29.27 ID:4pvEsMm30
大将「首尾はどうかね?」

提督「はっ、敵艦隊の発見はまだできていません。」

大将「しっかり頼むよ、すこし哨区が広くなっているがね」

提督「はい、“3倍”ほど哨区面積が広くなっていますが善処いたします」

大将「うむ、我が艦隊が奇襲でもされたらたまったものじゃないからな」

大将「せいぜい“疑い”が晴れるように頑張りたまえ、はっはっは」スタスタ

提督「…」


22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:07:59.99 ID:4pvEsMm30
58「ふわぁー、…暇でち」

58「こーんななんにもないところに敵艦隊なんているんのかなぁ?」ノビー

58「…って、いけないいけない!ちゃんと哨戒しなきゃ!」

58「もし敵艦隊見つけたら…」

58(ふふふ、てーとくは喜んでくれるかなぁ?)

シャンシャンシャンシャンシャンシャン…

58「…ん?この音は?」


23 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:08:30.70 ID:4pvEsMm30
タッタッタッタッ

提督「大将殿!現れました!敵艦隊です!」バーン

大将「なにっ!?」ガバァ

大将「場所と敵戦力は!」

提督「ゴー…伊58が捕捉しました、敵戦力戦艦2護衛艦5そして…」

提督「空母です!敵艦隊には空母がいます!」


24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:09:16.22 ID:4pvEsMm30

58「うぅ…怖いよぉ…」

ポーン…

58「でも、魚雷さんが、てきかんたいをやっつけてくれたでち、」

ポーン…

58「あとは、もぐって、にげて、」

ポーン…

58「そしててーとくに」

……

58「たっくさん」

ドンッ ドンッ ドンッ

58「ほめt

ドォォォォン…


25 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:10:06.60 ID:4pvEsMm30
19「…哨区が広すぎるの、これじゃイクでもカバーできないの」

19「あら、無線?まだ日没には早いの」

ツートツートト トツートツート ツートツートト トトツー ツーツートツート トト ツート トツー

提督:緊急無線。
   敵艦隊見ゆ。日出の定時連絡での貴艦の位置から167°60nm
   敵艦隊、概略敵針敵速、北西12㏏。
   敵戦力戦艦2空母1軽巡2駆逐2。
   

19「…ここまで情報がわかっているってことは」

19(それだけ、浮上していたか潜望鏡を出していたってこと、…つまり)

19「…ごーや」ウル

19「ひぐっ…、うわぁぁぁぁん…」


26 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:10:42.69 ID:4pvEsMm30
提督「…ゴーヤ」

大将「うむ、結構結構」

提督「…」ギロ

大将「なんだね?文句でもあるのかね?」

提督「…いえ」

提督「…敵艦隊の位置も割れました、大将殿の艦隊を向かわせましょう」

大将「…」


27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:11:17.97 ID:4pvEsMm30
大将「…」

提督「…大将殿?」

大将「いや、まだ早いな」

提督「な、なぜです!敵艦隊を捕捉したのですよ!?」

大将「空母だ」

提督「はぁ?」

大将「空母がおるだろう」


28 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:11:53.05 ID:4pvEsMm30
大将「艦載機の攻撃は驚異的だ、戦艦じゃ歯が立たない」

提督「ですが!敵の主力艦は3隻です、こちらは4隻も「きみぃ」

大将「わかってないな、沈んだらどうするのかね」

提督「は?」

大将「我が艦隊に喪失艦がでたらどうするのかね、と言っているのだ」

大将「私は海軍元帥になる男だ、お前とは違う。こんなところで経歴に傷をつけなくないのだ、わかるだろう?」

提督「な…」


29 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:12:27.29 ID:4pvEsMm30
大将「伊19をあたらせる、潜水艦なら空母を沈められるだろう」

30 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:13:22.16 ID:4pvEsMm30
ここから地の文が入ります
苦手な方はご注意下さい

31 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:13:49.36 ID:4pvEsMm30
シャンシャンシャンシャンシャンシャン…

…聴音探知、120度から100度、感度2、推進音、

伊19「…間違いないの、敵艦隊なの」

進路概ね北西、想定進路と一致。
聴音情報から概ねの敵編成を割り出す。

伊19「回転数が遅いのが2つ、早いのが2つ…」


32 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:14:31.28 ID:4pvEsMm30
つまり、戦艦1に空母1、そして護衛艦が3。

情報では戦艦2空母1護衛艦4だった、

伊19「ゴーヤ…」

…先にいった伊58は任務を全うしたようだ。

最近の敵艦は、レーダーを持っている艦も多いし、“鼻”がいい。
潜望鏡でも上げようものならすぐに見つかってしまう。
だから、まだ潜望鏡は上げない、聴音で大体の敵針敵速を測定する。


33 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:15:05.08 ID:4pvEsMm30
大体敵が単縦陣の時の船舶同士の距離は800メートル、敵艦隊は5隻なので単純に艦隊の長さは大体5000m。
それが120度から100度に広がっているので、大体一番前にいる艦が9000m、最後尾の艦で13000m位。

この想定から、次は大体の速力を測定する。測定には3分15秒法を使う。
この間に攻撃目標を選定する、狙いはもちろん戦艦と空母だ。
こちらが撃てる魚雷は6本。できれば2隻同時に狙いたいが、戦艦相手に魚雷が3本だけは心許無い。

確実に沈ませるために空母に6本すべて撃ちこむ。…少々勿体ない気もするが。

さて、空母はどちらだろうか、多分後ろ側の目標だろう。勘である。


34 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:15:42.19 ID:4pvEsMm30
…3分15秒経過。探知方位は110度から90度、敵針が変わっていないと前提すれば約900m程進んでいることになる。
概ね敵速9ノット。…軍艦としては遅い、手負いの船舶でもいるのか、それとも対戦警戒を行っているのか、
できれば前者であることを願いたい…、実情は後者だろうが。
大体の敵針敵速は割り出した。…想定ばかりではあるが。

伊19「まぁいいの」

“答え合わせ”をしたときにわかる。間違えば、戦友のもとに行くだけだ。

射距離は確実に当てるため1000mとする。
…さぁ、敵艦隊未来会合点へ向かおう。

伊19「機関両舷前進微速」


35 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:16:34.75 ID:4pvEsMm30
会合点に着いた。
敵艦隊は変針変速なく航行してくれた。

伊19「いい子たちなの」

そろそろ正確な位置と敵艦隊の編成を知りたい。潜望鏡を上げることにする。

伊19「ふふっ」

…どうやら答えは“正解”だったようだ。
前から駆逐艦、戦艦、空母、駆逐艦、駆逐艦だ。だが損傷を受けた艦はなかった。こちらは不正解。

敵針は327度敵速は1分5秒で288mすすんでいたので敵速8.6ノット。想定進路速力と大体一致。


36 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:17:08.79 ID:4pvEsMm30

伊19「じゃあ、はじめるの、魚雷戦用意!」


37 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:17:48.23 ID:4pvEsMm30
管制盤に必要な諸元を入力。その間に注水ハッチを開ける。

伊19「発射管1番から6番、注水はじめ」

…入力完了。後は、“獲物”が来るのを待つのみ…

ポーン…ポーン…

敵艦の探針音だ。

伊19「あらら、見つかっちゃったの」

“番犬”に見つかってしまったようだ。後続の駆逐艦がこちらに進路を向けている。


38 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:18:22.07 ID:4pvEsMm30
伊19「でも…」

残念だが、時すでに時間切れ。空母が魚雷発射点に入っている。

伊19「撃て!」

魚雷発射、だが、着弾を見てる暇は与えてくれないようだ。

伊19「急速潜航!急ぐの!」

駆逐艦が近づいてくる、探針音が響く。


39 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:18:52.08 ID:4pvEsMm30
ドォォン・・・

爆発音が聞こえた、魚雷は命中したようだ。空母は沈んでくれるかな。

ポーン…

探針音が止まった。敵は私を見失ったようだ。

伊19「ちがうの」

ドンッ ドンッ

敵は私かぶりついてきた。海上から爆雷が飛んできたのだ。


40 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:19:27.13 ID:4pvEsMm30

提督「いいか、ゴーヤ、イク、」

提督「哨戒なんていい、必ず生きて帰ってきてくれ」

—提督、それじゃ命令違反なの

提督「生きていればいくらでもやりなおせるだろう、今回の作戦は危険だ」

—それはてーとくが言っちゃダメなセリフでち!

提督「…」ジワ

—…あーもう!わかったなの!絶対帰るから!


41 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:19:55.34 ID:4pvEsMm30

ごめんね、提督のめいれい、いはんしちゃったなの

…でも、ちゃんとみてくれたよね?


42 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:20:22.92 ID:4pvEsMm30
敵艦隊はその後現地の司令が率いる艦隊と交戦。

結果は司令側の勝利。敵艦隊は全滅した。

…だが

あまりにも敵を引きつけすぎたため、

港の沖合5nmの地点で交戦し、港湾施設にも被害が出た。

港にあった指令所にも着弾し、なんと司令は戦死してしまった。

敵を引きつけすぎた原因は今もまだ解明されていないが、

司令が交戦を渋った結果だともいわれている。


43 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:21:02.93 ID:4pvEsMm30
「提督、提督」

提督「ん?どうした」

秘書艦「いえ、深く考え込んでいたので、具合でも悪いのかと」

提督「ん、あはは、大丈夫だよ、心配をかけさせてごめん」

秘書艦「そうですか、それはよかったです」ホッ

提督「…昔のことを考えていただけだよ」


44 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:21:37.09 ID:4pvEsMm30
秘書艦「…」

秘書艦(とても悲しい顔をしています。もう戦争は終わったのに、まだ、あなたのなかでは)

パタパタパタパタ

提督「そういえば、今日は新しく建造された艦娘が来るんだよね」

秘書艦「はい、2隻建造されたそうです」


45 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:22:06.55 ID:4pvEsMm30
パタパタパタパタ

提督「おぉ、2隻も、頼もしいな」

秘書艦「ふふ、そうですね」

バァーン!

提督「…!」

提督「君達は…」

「てーとくさん!」

「ほーらね、ちゃんと帰ってきたの!」


46 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:24:20.94 ID:4pvEsMm30
異常です(以上です)
後半のやっつけ感が半端ないですね
正直雷撃シーンがやりたかっただけでした、伊19、伊58ファンの方には申し訳ない表現をしてしまい申し訳ありません。
では依頼だしてきます

47 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 04:25:57.14 ID:4pvEsMm30
作品が完結しましたので、以下のスレッドのHTML化をよろしくお願いします。
伊19「てーとくさん!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454180097/

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