提督「IPPAI!  OPPAI! ボク元気♪」


1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:19:12.45 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「はぁ~………」

提督「どうしたんだ瑞鳳? ため息なんてついちゃって……」

瑞鳳「あっ、提督……いえ、なんでもないです……」

提督「とてもそうには見えないぞ? どうしたんだ、何か悩みごとでもあるのか?」

瑞鳳「べ、別に……」

提督「遠慮するなよ。俺でいいなら何でも聞くからさ」

瑞鳳「提督……」

瑞鳳「………」

瑞鳳「実は私……装甲薄いなって思って……」

提督「うん?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460197152


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460197152/


2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:20:53.16 ID:UhYkTwK40

提督「装甲薄いって……ああ、すぐ中破しちゃうって意味か」

提督「それはしょうがないだろう瑞鳳。気にする事はないって。お前に限らず軽空母はみんなそうなんだし」

提督「その分、燃費とかはいいわけなんだしさ」

瑞鳳「違うわ提督、それもあるけど私が悩んでるのはそこじゃないの」

提督「それじゃあなんだ?」

瑞鳳「その……胸部装甲が……薄いなって」

提督「あっ………(察し)」


3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:22:15.02 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「駆逐艦の娘でも大きい娘はたくさんいるのに、それに比べて私は……」

提督「あ———瑞鳳……それはだな———」

瑞鳳「姉の祥鳳はあんなにあるのに……私はこんなにも貧装で……」グスッ

提督「気にする気持ちもわからんでもないが、そこはまぁ個性みたいなもんだし?」

瑞鳳「でも、男の人って小さい子よりも大きい子の方が好きなんでしょ!?」

提督「え~と……それは……」


4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:24:12.37 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「だから私って艦娘として戦力にならないだけじゃなく、女性としての魅力もないんだなって……」

瑞鳳「そう思ったら……何だか自分に何も価値がいないように思えて………」ウルウルッ

提督「そんなわけないだろ、瑞鳳」

瑞鳳「提督………」


5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:25:32.62 ID:UhYkTwK40

提督「そりゃまぁ、お前の装甲はちょっとほかの娘と比べて薄いかもしれないが」

提督「薄ければ薄いで需要はちゃんとあるんだぜ?」

瑞鳳「無理に慰めなくてもいいから………」

提督「いやいや本当だって。世の男が全員巨乳が好きってわけじゃないぞ?」

瑞鳳「そう言ったって、提督だって本当は小さい子より大きい方が好きなんでしょ?」

提督「そんなことはないさ」


6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:26:31.52 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「じゃあ、貧乳の方が好きなの?」

提督「そうじゃないよ瑞鳳。大きいか小さいかなんて関係ない」

提督「女性の価値は胸のサイズの大小で決まるわけじゃないってことさ。少なくとも俺はそう思っている」

瑞鳳「………本当?」

提督「ああ、本当だよ」

提督「それに瑞鳳が魅力ないわけがない」

提督「お前はとても可愛くて素敵な艦娘だよ」ニコリ

瑞鳳「て、提督……///」キュン


7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:27:58.00 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「ほ、本当に提督はそう思ってるの………?///」

提督「ああ、当然だ。俺からすれば、胸の大小にこだわる男なんてガキもいいとこさ」

提督「真の男たるもの、そんなものよりももっと大事なとこを見て、女性を評価すべきだ」

瑞鳳「………そっか。提督がそう思ってくれてるなら、それでいいかな………えへへ///」

提督「ははははっ、どうやら元気が出てくれたようでよかったよ」

ガチャリ

愛宕「提督、艦隊帰投しましたよ~♪」パンパカパーン♪

提督「おっほ♪」

瑞鳳「!?」


8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:30:13.37 ID:UhYkTwK40

ビスマルク「MVPは勿論この私。褒めてくれてもいいのよ?」ブルン

霧島「まぁ、私の計算通りS勝利でしたね」ブrンブルン

翔鶴「私の艦載機達もよく戦ってくれました♪」ブルンブルン

19「19もデコイとして頑張ったのね」プルン

浦風「ウチも雷撃で戦艦を沈めたき♪」プルンプルン

提督「おっほほほほっ♪」

瑞鳳「…………」


9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:31:39.18 ID:UhYkTwK40

提督「うっ、ふぅ………みんな無事で何よりだ。それじゃあとはゆっくり休んでてくれ」

『はーい!』

提督「さてと、話が途切れちまったな瑞鳳。ええと———」

瑞鳳「……大きい子しかいなかった」

提督「へ?」

瑞鳳「艦隊のみんな大きい子ばかりだった」

提督「な、何言ってんだよお前……」

瑞鳳「みんな大砲巨砲持ちの娘ばかりだったじゃない!」

提督「い、いやそれは………」


10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:32:22.09 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「しかも提督は『おほっおほっ♪』ってゴリラみたいに鼻を伸ばしてたし!」

提督「えっ、そうだったの?」

瑞鳳「しかも無自覚じゃん!!」

瑞鳳「やっぱり提督も大きい娘が好きなんだ………」ジワァ

提督「ち、違うって!」


12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:33:33.21 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「そうよね! どうせ平地よりもお山の方がいいものね!」

提督「そんなことないって瑞鳳!! それは被害妄想ってもんだ!」

瑞鳳「だ、だって……」

提督「たまたま大きい娘だけで編成しただけだから!」

瑞鳳「六人全員がそうなるなんてあり得るの!? しかも駆逐艦や潜水艦の娘まで大きかったし!」

提督「そ、それは………」

瑞鳳「霧島さんは金剛型の中で一番大きいし、ビスマルクさんもいわずもなが。そして何より愛宕さん………それ選んでる時点でもうアレじゃない!!」

提督「いやそんなこともないだろ!? みんな胸の大小関係なく強いから編成しただけで———」

瑞鳳「そして翔鶴さんは改二になって益々大きくなった………」

瑞鳳「それって改二ももらえず、ひんぬーなままの私に対してのあてつけでしょ!!

提督「被害妄想にも程があるだろ!?」


13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:35:15.97 ID:UhYkTwK40

提督「お、落ちつけ瑞鳳!! 気を静めるんだッ!!」

瑞鳳「だ、だって!!」

提督「俺がそんな意地の悪い事する人間だと思うか!?」

瑞鳳「そ、それは………」

瑞鳳「………違うよね。提督は優しいもん………」

提督「瑞鳳………わかってくれたか?

瑞鳳「うん………ごめんなさい。私、どうかしてた」

提督「いいんだよ瑞鳳。でももう気にするなよ? 別に胸の大きい子が——」

ガチャリ

天龍「おらーッ!! 提督———ッ!!」

提督「うおっ!? 天龍!?」


15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:37:08.94 ID:UhYkTwK40

提督「な、なんだお前急に!?」

天龍「なんだじゃねぇよこの野郎! またオレを遠征要因になんかしやがって!! この前戦闘に参加させるって約束しただろうがッ!!」

提督「な、何言ってるんだよ。ちゃんと参加させたじゃないか」

提督「1−1で」

天龍「ただのキラ付けじゃねぇか!! 攻略要因に加えろって言ってんだよ!!」


16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:39:02.37 ID:UhYkTwK40

提督「でもお前軽巡の中では燃費いいから、やっぱり遠征が適切というかなんというか——」

天龍「てめぇー! ふざけやがって………おらぁ!!」ガシッ

提督「ぐおっ!? へ、ヘッドロック!?」

天龍「おらおらおら!!」ギュウウウウウ!!

提督「ぐおおっ!? こ、これは——」

提督(ヘッドロックで天龍の胸が俺の頭に当たるような形に——!?)


17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:40:09.43 ID:UhYkTwK40

天龍「おらおら! どうだまいったか!!」ムニュニュニュニュニュ

提督「お、おほほっ♪ や、やめろ天龍……!」

天龍「おらおらおらおら!!」ムニュニュニュニュニュ

提督「や、やめろって………や~め~ろ~よ~!」

提督「うわへへ…♪」ニマァ~

瑞鳳「!?」


19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:43:38.74 ID:UhYkTwK40

天龍「へっ、どうだ! まいったか!!」

提督「じゅ、十分堪能しました………」

天龍「これに懲りたら次は戦闘に参加させろよな。フンッ!」

タッタタタッ

提督「まったく……天龍にも困ったものだなぁ~」

提督「上官に対しヘッドロックとは……しょうがないやつだ」

提督「………うひひひ♪」ニマァ~

瑞鳳「おい」

提督「!!」ビクッ!

瑞鳳「凄く嬉しそうね……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

提督「い、いやあの、これは……」


20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:45:01.28 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「嘘付きッ!! やっぱり大きい方がいいんじゃない!!」

提督「ち、違うぞ瑞鳳!! ご、誤解だ!!」

瑞鳳「嘘ッ!! 天龍さんのお山にうずくまってて凄く嬉しそうだったもん!!」」

提督「お、俺は苦しくなるとそういう顔しちゃうんだよ……」

瑞鳳「『うわへへ』って笑ってた!!」

提督「わ、笑ってないよ」

瑞鳳「笑ってたッッ!!」

提督「え、えっと………」アセアセ


21 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:47:54.90 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「どうせ私がヘッドロックしても、お山どころかまな板しか当たらないしね!」

提督「そ、そこまでじゃないだろ……お前にだって多少の凹凸あるじゃんない?」

瑞鳳「天龍さん、軽巡だけど凄く大きいもんね……薄い本がたくさんあるのも納得ってぐらいに……」

提督「お前だって薄い本たくさん描かれているだろうが……」

瑞鳳「口では何言ってたって、やっぱり提督も大きい方がいいのね………まな板よりも巨乳の方がいいと思ってるんだぁ……」ジワァ

瑞鳳「うえっ、うえぇぇ……」ポロポロ

提督「泣くなよ瑞鳳ぅ~……そ、そんなことないから!!」


22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:49:09.87 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「うっ、えっぐっ、ひっぐ………」ポロポロ

提督「いい加減泣き止んでくれよ瑞鳳~……誤解だからさぁ——」

ガチャリ

川内「提督——! 夜戦しよっ♪ や・せ・ん♪」

提督「うおっ、川内か!?」


23 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:51:29.49 ID:UhYkTwK40

川内「ねぇねぇ提督、今日こそは行かせてよ~や・せ・ん♪」

提督「ええい、今は取り込み中だ! その話は後にしろ!」

川内「ええぇぇ~~!! そうやっていつも後回しにするじゃん! 今度こそ行かせてよ~!」

川内「資材も余裕あるわけだしいいでしょ? 燃料と鋼材なんてもう30万でカンストしてんじゃん」

提督「バカ者! 春イベは総力戦と言ってるんだ! 資材なんてすぐ溶けるに決まってる! だからここで使っちまったら意味ないだろ!」

提督「それに弾薬の方は19万しかないし………」

川内「それだけあれば十分じゃない?」


24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:53:18.05 ID:UhYkTwK40

提督「ともかく夜戦の件は却下だ! 大和チャレンジも併用してるし、そんな資材に余裕はない!」

川内「そ、そんな~~!!」

提督「春イベが来たら嫌でも夜戦しまくるだろうしさ。それまで我慢しなさい」

川内「私は今夜戦ヤリたいのッ!!」

提督「とにかくダメったらダメだ。諦めろ」

川内「むぅ~~~!!!」プクゥ


25 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:54:08.57 ID:UhYkTwK40

川内「………それじゃあ」ニヤリ

川内「ねぇ、提督………お願い///」抱きッ

提督「おほっ♪ ちょ、川内!?」

川内「ねぇ、提督お願い………私、今夜戦したいの………///」ギュウウウ

提督「おほっ!♪ いい感触が———」

瑞鳳「………」


26 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:56:56.93 ID:UhYkTwK40

川内「提督いいでしょう………? 夜戦、しよ?///」ムギュ

提督「おっほほほほ♪」

提督「わ、わかったよ………しょうがねぇな」

川内「やった——ッ♪ 久しぶりの夜戦だ——!」

川内「ありがとうね提督! それじゃ私、早速行って来るね♪」タッタタタタ

提督「はぁ~~………我ながら情けない。あんな方法で言いくるめられるなんて」

提督「でも川内は夜戦のことがなければ普通に美少女だからなぁ~。本当、性質が悪い………」

提督「それにしても………柔らかかったなぁ~~うわへへ♪」

瑞鳳「おい」

提督「ひっ!?」ビクッ


27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 19:58:47.78 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「………………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

提督「ま、待て瑞鳳! お、落ち着いて………」

瑞鳳「嘘つきッ!! やっぱり巨乳に弱いじゃない!!」

提督「ま、待て瑞鳳! 川内はそんな巨乳ってほどじゃないぞ!?」

瑞鳳「私に比べれば巨乳じゃない!!」

提督「自虐し過ぎィッ!?」


28 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:02:16.37 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「どうせ私が同じ事しても、やすりをこすりつけるようなことになるし!」

提督「だから自分を卑下しすぎだって!」

瑞鳳「あんなわざとらしい手で落ちるなんて………やっぱり提督は巨乳好きなんだ………」

瑞鳳「ひんぬーの私の事を……見下しているんだぁ」ジワァ

提督「だから違うって………」


29 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:04:36.12 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「どうせ私は駆逐艦以下のサイズだし………ううぅ…」ポロポロ

提督「別にそんな………」

瑞鳳「浦風さんや潮さん達と比べたら酷い有様だし………」ポロポロポロ

提督「いや、それはあいつらがおかしいというか——」

瑞鳳「それに私の中破絵なんて全然Hじゃなし………」

提督「そ、そんなことは……」

瑞鳳「どうせ私のは棒立ちだし!! 同じフラット3の龍驤さんや大鳳さんのは凄くHなのに!」

提督「確かに……龍驤はポーズがエロいし、大鳳は尻がセクシー……」

瑞鳳「やっぱりそう思ってるんだぁ………!」ジワァ

提督「め、めっそうもございません!」


30 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:07:06.10 ID:UhYkTwK40

提督「瑞鳳!! さっきからお前、何かと乳に関して敏感になり過ぎてるぞ!!」

瑞鳳「だ、だって提督が……」

提督「ナーバスになり過ぎだ。第一、俺は巨乳が好きだなんて一言も言ってないんだろう?」

瑞鳳「でも………」

提督「確かに誤解されるようなことをした俺も悪かった。でも、信じてくれ」

提督「俺は巨乳好きじゃないし、瑞鳳のようなちっぱいだって大好きだから」

瑞鳳「………本当なの?」

提督「ああ、この艦隊を預かる司令官として宣言しよう! 俺は巨乳好きではない!!」

提督「むしろ小さい方が好きとも言える………だってほら、その方が何か可愛いらしいじゃん?」

瑞鳳「ほ、本当にそう思ってる………?」

提督「ああ、そうだよ」

提督「どうか信じてくれ瑞鳳。俺はお前を———」

ガチャリ

夕立「提督さーん、いるぽいー?」

提督「うおっ、ゆ、夕立!?」


31 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:08:36.36 ID:UhYkTwK40

提督「今度はお前か………なんだ、どうしたんだ?」

夕立「提督さんに相談したいことがあるんだけど……」

提督「相談だと?」

夕立「うん。実は夕立、改二になってから下着のサイズが合わなくなったぽい」

提督「ああ、確かにお前色々な意味で成長したからなぁ」

夕立「特におっぱい部分がきつくなったぽい。ほら」チラッ

提督「おひょ!♪ 確かに大きくなって………って見せなくていいから!!」

瑞鳳「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

提督「いや、あの………お、驚いただけだからね?」

夕立「?」キョトン


32 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:11:03.44 ID:UhYkTwK40

夕立「というわけで、サイズが合わないからなんとかして欲しいぽい」

提督「そ、そうか……わかった。なら今度の休日にサイズの合うやつを買って来なさい。その分の費用は経費として扱っていいから」

夕立「わぁ~、ありがとう~! 提督さん、いい人ぽい♪」

提督「は、はははははっ……」

夕立「改二になって強くなったのはいいけど、こういうのは本当に不便ぽい」

夕立「面倒くさいから大きくなんてならなければよかったのに……」

提督「おいおい、お前はなんてこと言うんだ!」

提督「確かに色々不便なことが増えたかもしれないが、それは夕立がちゃんと成長したってことなんだぞ?」

夕立「う~ん………よくわからないぽい」

提督「お前なぁ~………」


33 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:11:46.67 ID:UhYkTwK40

夕立「じゃあ提督さんは、夕立が大きくなって嬉しい?」

提督「もちろんそうだ」

夕立「下着とか服とかでお金かかっちゃっても?」

提督「もちろんそうだ!」

夕立「ふーん、つまり提督さんは大きいおっぱい好きなの?」

提督「もちろんそうだ!」キリッ

瑞鳳「!?」ビクッ

提督「あっ………」


34 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:12:26.48 ID:UhYkTwK40

夕立「ふーん、そうなんだ………じゃあ、大きくなってよかったぽい♪」

夕立「ありがとうね提督さん。それじゃ夕立はもう行くね。バイバーイ♪」

タッタタタタタタッ

瑞鳳「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

提督「づ、瑞鳳! こ、これはその……」


35 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:13:10.85 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「やっぱりそうだったのね……」

提督「ま、待つんだ瑞鳳! これは違うんだ!」

瑞鳳「………あんなにもハッキリとそうだって言ったのに?」ギロッ

提督「え、えっと…その……」

瑞鳳「やっぱりそうだったんだ……提督は巨乳の子が好きだったんだ!」

提督「お、落ちつけ瑞鳳!! 話を聞いてくれ!!」

瑞鳳「もう聞きたくない!!」

瑞鳳「提督の言ってた事は全て嘘だった………口では何言っても巨乳の娘が好きだったんだ………」

瑞鳳「もう何も信じられないよぉ………」ウルルッ

瑞鳳「提督のことなんて………もう何も信じられない………うっ、えっぐ………」ポロポロポロポロ

提督「待ってくれ瑞鳳! 頼むから話を聞いてくれ!


36 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:14:49.39 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「そんなにおっぱいが好きなのなら、ひんぬーの艦娘なんて全て解体すればいいじゃない!!

提督「そんなことできるわけないだろッ!!」

提督「そんなことしたら———」

提督「——目の前にいる、最も大切な娘を失うハメになるじゃないか……」

瑞鳳「えっ……/// て、提督……そ、それって……///」


37 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:16:16.89 ID:UhYkTwK40

提督「この際だからハッキリ言おう………瑞鳳、好きだ!!」

瑞鳳「!!」

提督「俺とケッコンしてくれ………!!」

瑞鳳「あっ……あっ………///」

瑞鳳「………はい///」コクン


38 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:17:24.41 ID:UhYkTwK40

瑞鳳「ウフフッ♪ やっぱり提督は胸の大小なんかにこだわらない人だったんだね……///」ギュウウウ

提督「はははっ、そんなん当たり前だよなぁ? ガハハハッ!」

瑞鳳「えへへ/// 提督………大好きです♪///」ギュウウ

提督「はははっ、俺もだよ」抱きッ

瑞鳳「それじゃあ提督………私提督のために卵焼きを焼いてきたんだけど………///」

瑞鳳「食べりゅ///?」

提督「食べりゅううううううううううぅぅぅぅぅッッッ!!!!」


39 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:18:49.20 ID:UhYkTwK40

提督「——と言いたいところだけど、その前に新人の娘が挨拶に来るからその後な」

瑞鳳「あっ、そういえば今日着任するんだっけ?」

提督「ああ。どうやら空母の娘らしいから、瑞鳳も先輩として色々と面倒みてやってくれ」

コンコン!

提督「おっ、早速来たか。入りたまえ」

 「失礼する」

ガチャリ


40 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:21:03.12 ID:UhYkTwK40

グラーフ「航空母艦、グラ—フ・ツェペリンだ。本時より貴艦隊に合流する」

グラーフ「どうかよろしく頼む」ボインボイン

提督「ファッ!? でかい!!」ガタッ

瑞鳳「!?」


41 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:22:00.44 ID:UhYkTwK40

提督「おっ、おっ、おっ、おっ!」ジロジロジロ

グラーフ「な、なんだ? そんなジロジロ見て………私の顔に何かついてるのか?」

提督「君ィ、結構立派なものをお持ちじゃない………」ハァハァ、ハァハァ

グラーフ「は、はぁ?」

提督「貴艦の着任を心より歓迎しよう! 何かわからないことがあればなんでも言ってくれたまえ!」

提督「この私がじっくり、ねっとり、優しく教えてあげるからさ………うわへへ♪」

グラーフ「え、えっと………」

提督「そう手取り足取り——ぐふふふっ♪」チラチラッ

瑞鳳「……………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

提督「———ハッ! シュワット!?」


42 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/09(土) 20:23:52.58 ID:UhYkTwK40

提督「ま、待ってくれ瑞鳳!! これは———」

瑞鳳「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

瑞鳳「」スッ つ弓

提督「待って! 弓引こうとしないで!! 艦載機飛ばそうとしないで!!」

チュドーン!! ドガガガガガガガガッ!!

提督「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

グラーフ「」ポカーン

終わり

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