エレン「図書室にて」


1 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:11:49 ID:jfvk1b8c
ほん怖見れなかった恨み
あんまり怖くないかも知れませんが一応ホラー注意

よろしくお願いします


ソース: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1376907109/


2 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:12:56 ID:jfvk1b8c
その日の天気は雨

それも土砂降りの大雨だった

訓練兵達はいつもより早く出された食事を食べ終わり雑談を楽しんでいた

コニー「芋の話はもう飽きた…」

サシャ「うーん、じゃあ次はパンの話で」

コニー「そんなに変わんねーよ」

ミーナ「じゃあちょっと涼しくなるお話を!」

サシャ「?」

コニー「暑いし聞くぜその話」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:13:40 ID:AjrKp.Kc
〇ou〇ubeでアップとかされてるんじゃないかな

4 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:13:53 ID:jfvk1b8c
コニーがそう言うとミーナはニヤリと笑った

その途端ミーナの隣に座っていたアニは席を立った

サシャが不思議そうにアニを目で追うが、ミーナが話始めたので視線を戻した

ミーナ「噂なんだけど…ここの図書室はね…」

ミーナ「死んだ女の子の幽霊が出るらしいの…」

近くにあったロウソクを近くに置きミーナは雰囲気作りをしながら言う

サシャは既に怯えてコニーの頭を抱き締めていた


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:14:52 ID:jfvk1b8c
>>3探してみます

6 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:16:03 ID:jfvk1b8c
ミーナ「女の子は本がとても好きでね、毎日のように図書室に通ってたの」

ミーナ「ある日女の子は一人の男の子に話しかけられたの…」

ミーナ「綺麗な髪だねって…」

ミーナ「それからしばらくして二人は付き合い出したんだけどね…」

ミーナ「女の子の方は死んじゃったの…」

ミーナ「でも女の子は死んだ事に気付いて無くて今も図書室にいるらしいの……」

ミーナ「それで…出会った人にこう言うの」

ミーナ「私の髪キレイでしょ…って」

サシャ「んぎゃああああああ!!」メリメリ


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:18:37 ID:jfvk1b8c
コニーはサシャの腕を叩いてギブギブと呻いていた

クリスタはサシャの叫び声にかき消されたが少し悲鳴をあげ、ユミルはそんなクリスタを見てニヤニヤしていた

エレン「見た奴とかいるのか?」

ミーナ「えー…さあ?聞いたことはないかな…」

ユミル「どうせミーナの作り話なんだろ」

ユミルはもっと怖い話作れよなと言ってクリスタを連れて去っていった


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:19:45 ID:jfvk1b8c
アルミン「図書室の幽霊?」

エレン「聞いたこと無いよな」

アルミン「うん、結構図書室には行くけどそんな噂聞いたこと無いし幽霊なんて見た事無いよ」

エレン「なーんだ…やっぱりミーナの作り話か 」

アルミン「そんなことより明日の筆記試験の勉強はしたの?」

エレン「おうよ!ちゃんとノートにまとめたから今から復習すればバッチ……」

アルミン「エレン?」

エレン「そのノート図書室に忘れてた!急いで取りに行ってくる!」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:25:44 ID:jfvk1b8c
<エレン>

「まずいな…」

廊下を見たが誰も出歩いている様子は無かった

もう少しで廊下の灯りも消え、教官の見回りが始まる
教官に見つかればどうなるかは何となく察しがつく

「急がないと…」

「……」

『 噂なんだけど…ここの図書室はね… 』

「まさかな」

ーーー


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:26:59 ID:jfvk1b8c
運良く図書室は開いてた
だが灯りは消えていて廊下の光だけが頼りだった

「確か奥の方だったよな」

図書室の扉を全開にして廊下の光で奥の机も見えるようにした

ノートはすぐに見付かった
左端の机の上だ。安心してエレンはノートの方へと駆け寄り手に取れる距離まで近付いた

しかしエレンは何故かノートを手に取ろうとしなかった


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/19(月) 19:28:13 ID:jfvk1b8c
ノートが他人のノートだった訳では無い

確かにエレンのノートだ

エレンは何故か取る気になれなかった

それ以上に気になる事が出来たからだ

エレンが机まで駆け寄る途中
しっかりと視界に入れていた訳では無いが何かが見えたのだ

真っ黒の大きな何かが


87 : ◆Yy6Ur1Os1. 2013/10/15(火) 22:30:19 ID:E8TTeRtU
<サシャ>

サシャ「コニー、ちょっと」

コニー「ん」

サシャ「こ、ここで脱がないで下さいよ。レディの前ですよ?」

コニー「レディどこだよ?」

サシャ「いるでしょ!私ですよ!」

コニー「しゃあねえだろ、早く服洗って戻らないとまた走らされるぞ」

口をパクパクさせて慌てるサシャに背を向けコニーは上着を脱ぎ始める
まだ何か言いたげなサシャは膨れっ面でこそこそと服を脱ぐ

サシャ「こっち見たらパン3個は貰いますからね!」チャプ

コニー「誰が見るかっての!」バシャバシャ


93 : ◆Yy6Ur1Os1. 2013/10/16(水) 22:58:24 ID:SEltwoGk
<上映終了>

ベルトルト「…」ブルブル

アニ「…」ブルブル

クリスタ「…」ポロポロ

エルヴィン「いやー、どうだった?みんな怖かった?」

ペトラ「」コクコク

エルヴィン「怖かったって人~?」

アニ「」スッ

ベルトルト「」スッ

クリスタ「」スッ

ペトラ「」スッ


94 : ◆Yy6Ur1Os1. 2013/10/16(水) 23:08:54 ID:SEltwoGk
エルヴィン「そうか、ではいつものおまじないを言ってみようか」

「「「ハイ、エルヴィンサン!!」」」

エルヴィン「イワコテジマ、イワコテジマ」

エルヴィン「ほん怖五字切り!!」バッツッバッバ

クリスタ「皆!」

ベルトルト「祷!」

アルミン「怖!」

ミーナ「憮!」

エルヴィン「弱気退散!!」

シャンシャン

「「「喝!!」」」


95 : ◆Yy6Ur1Os1. 2013/10/16(水) 23:13:36 ID:SEltwoGk
エルヴィン「さて、いつもの言った所で次の恐怖幽便読んでみよう」

エルヴィン「ペトラ」

ペトラ「はい、エルヴィンさん」スッ

ペトラ「あれは、私が調査兵団に入ってすぐの事でした———

おわり

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