ソース: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1282012161/
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3 : 2010/08/17(火) 11:33:51.17 -
シンジ「アスカぁ。リビングでまで枕抱くのやめなよ」
アスカ「ヤ」
シンジ「部屋に置いてきなさい」ぐいっ
アスカ「私のシンジになにすんのよ!」
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5 : 2010/08/17(火) 11:41:45.51 -
アスカ「そろそろ寝るわ。シンジと!」
シンジ「・・・おやすみ」
アスカ「ぁ・・・ぁん・・・シンジ、ぁっ・・・ぁぁ」ズリズリ
シンジ(壁薄いから丸き聞こえなんだよなぁ)
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7 : 2010/08/17(火) 11:50:10.31 -
シンジ「学校には持っていけないよ、アスカ」
アスカ「なんでよっ」
シンジ「なんでって言われても・・・」
アスカ「寝るんじゃなくて抱いてるだけならいいじゃない!」
シンジ「授業中にハァハァしながら枕に頬ずりするのがいいわけないだろ」
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8 : 2010/08/17(火) 11:55:08.61 -
アスカ(結局連れてこれなかった・・・シンジ、家で寂しがってないかな)
ヒカリ(アスカ・・・また変なこと考えてるわね)
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9 : 2010/08/17(火) 11:55:56.79 -
シンジ「お茶ださなかぁったっっっっ!!!!!!!!」
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10 : 2010/08/17(火) 11:59:36.86 -
ケンスケ「よっ惣流。こないだの写真、良かったろ?」
アスカ「ふん。バカシンジの写真なんてどうでもいいわよ」
ケンスケ「そうか。一応新作をいくつか持ってきたんだけど」
アスカ「・・・ま、誰も買わないんじゃ可哀相だから、全部買ってやるわよ。ネガも」
ケンスケ「毎度アリ」
アスカ「あと、私の写真で稼いだお金、半額よこしなさい」
ケンスケ「・・・・・・・・・ハイ」
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11 : 2010/08/17(火) 12:06:12.94 -
キーンコーンカーンコーン
シンジ「やっと終わったぁ。って、次はネルフ行かなきゃだけど」
トウジ「お疲れさん」
アスカ「私帰る!」
シンジ「えっ、どうしたの。どこか調子悪い?」
アスカ「家でシンジが待ってるわ」
シンジ「・・・さ、行くよアスカ」
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12 : 2010/08/17(火) 12:12:31.04 -
シンジ「ネルフのエレベーターって長いよね」
アスカ「・・・」クネクネ
シンジ「何やってんの?」
アスカ「シンジいないから。手持ち無沙汰で」
シンジ「・・・・・・・・・下に着くまでなら、僕使ってもいいよ」
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13 : 2010/08/17(火) 12:13:48.79 -
アスカ「な、ななんで私があんたに抱きつかなきゃいけないのよ!このスケベっ!!」
シンジ「なんだかなぁ」
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18 : 2010/08/17(火) 12:23:32.07 -
アスカ「う~」ソワソワ
レイ「・・・」
アスカ「う~」ソワソワ
レイ「・・・落ち着きがないのね。今日は特に」
アスカ「だって早く帰って、シンジ抱きたいんだもん」
レイ「!!?」
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21 : 2010/08/17(火) 12:28:53.98 -
アスカ「まだ昨日からだけど、家ではずっとシンジを抱っこしてんの」
レイ「!!!??」
アスカ「勿論夜はベッドで・・・私達、ずっと絡み合ってた・・・」
レイ「!!!!!!???」
アスカ「あ、やだ、思い出しちゃう。フヒヒ」
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22 : 2010/08/17(火) 12:33:49.50 -
シンジ「あ。綾波、もうすぐ訓れ」
レイ「ビンタ」
シンジ「ぶっ」
レイ「ビンタビンタビンタビンタ」
シンジ「ばっ、ぶっ、なっ、やめぶっ」
レイ「ビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタ」
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23 : 2010/08/17(火) 12:38:00.84 -
シンジ「—————というわけでそれ、抱き枕だよ」
レイ「そうだったの。ごめんなさい」
シンジ「いや、まぁ、良かったよ。誤解が解けて。いっつつ・・・」
レイ「大丈夫?」
シンジ「う、うん。なんとか」
レイ「碇君の・・・抱き枕・・・」
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24 : 2010/08/17(火) 12:42:23.96 -
レイ「セカンド。私にも貸して」
アスカ「何を?」
レイ「碇君」
アスカ「!? そんなの、ダメに決まってるじゃない」
レイ「そう」
アスカ「彼は私だけのシンジなんだから!」
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25 : 2010/08/17(火) 12:44:47.84 -
レイ「碇司令」
ゲンドウ「どうした、レイ」
レイ「お願いがあります」
ゲンドウ「珍しいな・・・言ってみろ」
レイ「私にも碇君を作ってください」
ゲンドウ「ブホッ!」
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28 : 2010/08/17(火) 12:51:51.09 -
ゲンドウ「それは、つまり・・・クローン体的なアレか?お前のように」
レイ「いえ」
ゲンドウ「で、では、本体か。しかしそれには、まずユイが戻ってこない事には・・・いやコウノトリがだな」
レイ「違います」
ゲンドウ「?」
レイ「・・・・・・抱き枕が欲しいんです。碇君の」
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33 : 2010/08/17(火) 13:03:21.53 -
アスカ「しんじぃ~、しんじぃ~」
シンジ「・・・」
アスカ「もっふもふ。もっふもふ」
ミサト「近頃のアスカ、幸せそうねぇ。こんなアスカは初めて見たわ」
シンジ「まあ、前からこんなんでも困りますけど」
アスカ「ペロペロ。ペロペロ」
シンジ「アスカ、もふもふはいいけどペロペロは程々にね」
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35 : 2010/08/17(火) 13:10:52.19 -
ピーンポーン
ミサト「あら?誰かしら」
シンジ「僕、出てきます」
がちゃっ
レイ「今晩は」
シンジ「綾波!珍しいね、どうしたの」
レイ「見せに来たの」
シンジ「見せにって、その・・・抱えてる、それ?」
レイ「ええ。やっと完成したから」
シンジ「なに?———っていうか。いや、まさか」
レイ「抱き枕・・・・・・私専用碇君よ」
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40 : 2010/08/17(火) 13:20:56.49 -
シンジ「あ、綾波まで」
レイ「上がっていい?」
シンジ「う、うん。どうぞ」
レイ「おじゃまします」
ガサゴソ
シンジ「ここまで、その顔写真つきの抱き枕抱えて歩いて来たの?」
レイ「途中、コンビニで立ち読みもしたわ」
シンジ「・・・」
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42 : 2010/08/17(火) 13:29:21.31 -
レイ「今晩は。葛城三佐」
ミサト「あ~らレイ。いらっしゃい」
レイ「・・・セカンド」
アスカ「もふ?」
レイ「これを見て。私も手に入れたわ・・・私だけの碇君」
アスカ「なっ!?」
レイ「それも、あなたのよりずっと高性能の!」
アスカ「!!」
シンジ(抱き枕で性能って)
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45 : 2010/08/17(火) 13:33:33.33 - 昼飯食って場所移動します
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57 : 2010/08/17(火) 16:35:19.15 -
シンジ「ざ~んこぉくな~キミのお母さん、ボ~クにだけぇ」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 12:36:06.52 ID:EepQGxBk0
シンジ「お茶ださなかぁったっっっっ!!!!!!!!」
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64 : 2010/08/17(火) 17:32:22.67 - シン・アスカ「レイの写真で抱き枕作った」
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80 : 2010/08/17(火) 20:54:04.50 -
レイ「私の碇君は特殊な材質で出来てる。
抱いているとこちらの体温を吸収して、碇君の平均体温に達するの」シンジ「え。それ抱いて寝るのって暑くない?」
レイ「さらにサイズ、肌触り、弾性は、枕としての心地よさと本物の碇君の感触を両立させるよう、
最適なバランスを目指して作られているわ」アスカ「・・・くぅっ」
レイ「勿論写真は、ネルフにある映像から完璧な瞬間を最高画質で切り取った逸品———」
ミサト「まさか、最近エヴァの整備が遅れ気味だったのって、これのせい・・・?」
シンジ「なにしてるんだよ父さん・・・」
レイ「それに比べて、あなたの碇君は」チラッ
アスカ「な、なによぉ」
レイ「プッ」
アスカ「!?」ガーン
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83 : 2010/08/17(火) 20:59:11.44 -
レイ「そしてここを押すと・・・」
『笑えばいいと思うよ』
レイ「もう一度」
『ゴミ以外は片付けた』
レイ「ランダムに音声が。あぁ・・・私の碇君」
アスカ「ううぅ」
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85 : 2010/08/17(火) 21:08:43.03 -
レイ「私(の碇君)の勝ちね」
アスカ「そ・・・・・そんなこと、ないっ」
シンジ「アスカ・・・」
アスカ「確かに私のシンジは見栄えも良くないし、自分じゃ何もできないヤツだけど」
シンジ「まぁ、枕だからね」
アスカ「だけど!このシンジは私が一人で作ったんだからっ!!」
レイ「!?」
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87 : 2010/08/17(火) 21:14:55.96 -
アスカ「あんたのシンジは凄いわ。でもどうせ、碇司令に頼んで全部作ってもらったんでしょ?」
レイ「そ、それは」
アスカ「私のシンジは、私の愛情で形作られてる・・・。あんたのとは違う」
レイ「くぅぅ」
ミサト「くーっ! 女の戦いね。モッテモテじゃないのシンちゃん」
シンジ「いやホントに、まっっっっったくそんな気がしないんですけど」
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90 : 2010/08/17(火) 21:35:36.48 -
翌日
シンジ「諦めなよアスカぁ」
アスカ「ヤ!今日こそシンジも連れて行くんだから!」
シンジ「学校は勉強するところなんだよ」
アスカ「ファーストは絶対自分のを抱いてくるわよ!負けてらんないっ」
シンジ「まさか。いくら綾波でも」
ざわざわざわ
トウジ「なに考えとんのや、綾波のやつ」
ケンスケ「さあね。エヴァのパイロットは変わり者ばっかりさ」
レイ「碇君・・・」スリスリ
-
93 : 2010/08/17(火) 21:43:54.42 -
シンジ「うわぁ」
アスカ「ほら!ほら!ほら!どうすんのよ置いてきちゃったじゃないっ」
シンジ「あー。綾波」
レイ「・・・なに?」
シンジ「学校ではダメだよ」ぐいっ
レイ「いや」
シンジ「今のうちにしまっておかないと、先生に見つかったら取られちゃうよ」
レイ「っ!?そんな」
シンジ「いや、驚くところじゃないから」
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95 : 2010/08/17(火) 21:53:50.74 -
リツコ「それでは、本日のシンクロテストを開始します」
シンジアスカレイ『『『はい』』』
リツコ「シンクロスタート」
シンジアスカレイ『『『・・・』』』
マヤ「レイの数値、伸びませんね」
リツコ「そうね。やはり原因はあれかしら」
レイ『碇君・・・』
リツコ「レイ。プラグ内に抱き枕を持ち込むのは止めなさい」
レイ『問題ありません。水洗いラクラク仕様です』
リツコ「・・・・・・知ってるわよ、私が作ったんですもの」
アスカ(ファーストばっかり、ずっと一緒でズルい・・・)
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97 : 2010/08/17(火) 21:58:39.03 -
冬月「いいのか、碇」
ゲンドウ「持ち込みは問題だが、あとは仕方あるまい。あまり強くも言えん」
冬月「なぜだ?」
ゲンドウ「ふっ。私も作ってもらったからな。『シンジ抱き枕ver.パパ大好き』」
冬月「・・・・・・・・・・・・そうか」
ゲンドウ「ああ」
冬月「・・・」
ゲンドウ「・・・」
冬月「・・・・・・次は女装ver.という案はどうかね」
-
101 : 2010/08/17(火) 22:06:44.46 -
シンジ「いい加減に機嫌直しなよ」
アスカ「うー」
シンジ「結局、綾波もネルフへは持って行けなくなったわけだし。もういいじゃないか」
アスカ「でも・・・あいつは、今日一日中シンジと一緒だった・・・」
シンジ(僕はずっとアスカといたんだけど)
-
105 : 2010/08/17(火) 22:17:03.58 -
シンジ「はぁぁ。しょうがない。アスカ、ちょっとゴメンね」
アスカ「きゃっ!?な、なにすんのよバカ」
シンジ「なにって、抱っこ。ほら、アスカはアスカのシンジを抱っこしてあげて」
アスカ「う・・・うん」ぎゅっ
シンジ「どんな感じ?」
アスカ「なんか・・・・・・・・・。しゃーわせな感じ」
シンジ「機嫌直った?」
アスカ「んー。もうしばらくしたら」
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110 : 2010/08/17(火) 22:30:11.03 -
レイ「ズルイ」
アスカ「ほっほっほ」
レイ「反則だわ」
アスカ「これぞ同居の強みよね。私専用シンジにリアルシンジ!夢のコラボ!」
レイ「くっ」
アスカ「あんたもごく偶にはしてもらったら~?私は毎日でも頼めるけど」
レイ「・・・」ギリッ
アスカ「ふふん」
レイ「・・・この屈辱の借りは、次の模擬戦で返すわ」
アスカ「望むところよ。どっちの成績が上か、勝負ね」
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115 : 2010/08/17(火) 22:37:16.99 -
日向「———と、いう前振りが両者の間にあったそうです」
ミサト「それでこの有様ってわけね」
青○「参りましたね」
マヤ(・・・誰?この人)
ミサト「全く・・・連携高めるための模擬戦で、エヴァ同士が殴り合ってどーすんのよ・・・」
リツコ「マヤ、二人をここに呼び出して」
マヤ「はい」
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120 : 2010/08/17(火) 22:50:56.16 -
リツコ「さて、二人とも。反省はしてるわね?」
アスカレイ「「はい」」
リツコ「では、あなたたちの抱き枕を一時没収します」
アスカレイ「「!!?」」
リツコ「そもそもの原因となったのはあれでしょう?」
アスカ「い、嫌よ、絶対イヤ!!」
レイ「碇君を奪われたら、生きていけません・・・」
リツコ「大げさね。ともかく、反省してるなら少しは我慢なさい。以上よ」
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124 : 2010/08/17(火) 23:00:36.30 -
リツコ「もっふもふ。もっふもふ」
トゥルルルルル トゥルルルルル
リツコ「! こんな時に・・・」
ガチャッ
リツコ「なにかしら?こちらは今、取り込み中よ」
マヤ『大変です先輩っ。レイとアスカが!!』
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126 : 2010/08/17(火) 23:16:26.86 -
アスカ「シュコー、シュコー」
レイ「シュコー、シュコー」
シンジ「二人とも・・・どうしてこんな事に・・・」
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127 : 2010/08/17(火) 23:17:44.65 -
リツコ「精神崩壊!?」
ミサト「ええ。シンジ君(の抱き枕)を奪われたショックでね」
リツコ「そんな・・・」
ゲンドウ「赤木博士」
リツコ「は、はい」
ゲンドウ「君の落ち度とは言いがたいが、結果的に被害は甚大だ・・・。しばし自宅謹慎を命じる」
リツコ「!」
ゲンドウ「反論があるなら今言っておきたまえ」
リツコ「・・・・・・い、いえ。一切ありません(家でゆっくりシンジ君と過ごせる!)」
冬月「それで、パイロットの補充はどうする?」
ゲンドウ「問題ない。既に新たなパイロットがこちらに向かっている」
冬月「なに!?」
ゲンドウ「・・・ゼーレ肝入りのな」
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130 : 2010/08/17(火) 23:39:24.16 -
シンジ(アスカも、綾波も、壊れてしまった。僕に抱き枕の代わりはできない)
シンジ(だって一人じゃ、二人ともの専用にはなれない。どちらかを選ぶ、その勇気もない)
シンジ(僕はどうすれば・・・どうしたらいい?)
カヲル「フンフンフンフン」
シンジ「?」
カヲル「フンフンフンフン」
シンジ「なんだ?」
カヲル「ふぅ———スラムダンクはいいねぇ。ジャンプが生み出したバスケ漫画の極みだよ。
そう感じないか? 碇シンジ君」シンジ「ぼ、僕の名を・・・? あと、さっきの凄い動き、何?」
カヲル「フンフンディフェンスさ」
シンジ「その脇に抱えてるのは?」
カヲル「君の抱き枕だよ。失礼だが、君は自分の立場をもう少しは知ったほうがいいと思うよ」
シンジ「知りたくないなぁ・・・」
カヲル「僕はカヲル。渚カヲル。君と同じ、仕組まれた子供・・・フィフスチルドレンさ」
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137 : 2010/08/17(火) 23:51:48.86 -
シンジカヲル『『・・・』』
冬月「フィフスか。コアの変換も無しに弐号機とシンクロするとはな」
マヤ「信じられません。しかも、枕を持ち込んでるのに・・・」
カヲル(フフ。弐号機の魂は眠っている。ならばシンクロはどうとでもなるのさ)
カヲル(僕はこうして、僕のシンジ君に集中していても———)
カヲル「ああ、シンジ君」スリスリ
冬月「これは・・・!?」
日向「フィ、フィフスが抱き枕に股間をこすりつけ始めました!」
マヤ「シンクロ率はさらに上昇っ」
ミサト「・・・なんなの、あの子わ」
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138 : 2010/08/18(水) 00:00:01.14 -
ピーッ!
ミサト「今度は何?」
日向「パターン青!使徒です。こ、これは———」
冬月「まさか」
日向「反応はフィフスの少年からですっ!!!」
カヲル「はっ。しまった、地を出しすぎた!」
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139 : 2010/08/18(水) 00:03:57.30 -
ミサト「シンジ君、聞こえる!? フィフスは使徒よ、すぐ殲滅して!」
シンジ『えっ?えっ?』
青○「目標、弐号機から出ました。な・・・生身で飛んでいきますっ」
ミサト「追いかけて!!」
-
140 : 2010/08/18(水) 00:12:47.87 -
セントラルドグマ
カヲル「ふっ・・・こんなに早くバレるとはね。どうやら僕はここで死ぬ運命のようだ」
シンジ「カヲル君、どうして? 友達になれると思ってたのに」
カヲル「僕はもう友達のつもりでいたよ」
シンジ「カヲル君・・・」
カヲル「だがお別れだ。僕の抱き枕もここにいる。そしてシンジ君、君の手にかかるなら満足だよ」
シンジ「・・・」
カヲル「僕にとって、生と死は等価値なんだ。ただ、死の前にこれだけは君に伝えておきたい。シンジ君」
シンジ「なに?カヲル君」
カヲル「例え僕を倒しても、オワリじゃない。いつかは第二第三のおホモだちが———」
シンジ「えいっ」
ぷち
-
146 : 2010/08/18(水) 00:29:53.31 -
ミサト「これで全ての使徒を殲滅か。けど・・・」
日向「まだ、一件落着とはいかないようですね」
ミサト「ええ。フィフスの残したデータ、これが本当なら、本部以外のエヴァは私達の敵よ」
日向「信用できますかね?」
ミサト「確実とは言えないけど、こちらで調査した内容とも一致するもの。
あの少年がどういうつもりだったかは知りようもないけど・・・備えておくべきだわ」日向「しかし、いくらなんでもシンジ君一人では・・・」
ミサト「起きてもらう、しかないでしょうね」
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150 : 2010/08/18(水) 00:45:42.08 -
ミサト「はあ~いリツコ。元気してた?」
リツコ「おかげ様で、ちょうどいい休暇になってるわ」
ミサト「そいつぁ良かった。実はさ、あの子達の抱き枕なんだけど・・・」
リツコ「二人を目覚めさせる為に持って行きたい?」
ミサト「な、なんで分かったの?」
リツコ「先にマヤから連絡があっただけよ」
ミサト「なーんだ。でも話が早くて助かるわ。構わないわよね?」
リツコ「・・・・・・もっといい方法がある」
ミサト「・・・どんな?」
リツコ「とりあえず、私を病院に連れて行って頂戴。謹慎中だから、あなたの権限でね」
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154 : 2010/08/18(水) 00:57:42.92 -
アスカレイ「「・・・」」
リツコ「レイ、アスカ。これから話すことをよく聞いて」
シンジ「聞こえてるんですか?」
リツコ「寝ている時を除けば、精神が閉じこもっているだけで意識はあるわ」
アスカレイ「「・・・」」
リツコ「もうじき、最後の戦いが始まる。シンジ君だけで挑めば100%負ける相手よ」
アスカレイ「「・・・」」ピク
ミサト「あなたたちの力が必要なの」
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155 : 2010/08/18(水) 01:04:40.86 -
リツコ「戦闘が終われば(私専用も仕上がる頃だし)抱き枕を返すわ」
アスカレイ「「・・・」」ピクピクッ
リツコ「だからそれまでは我慢しなさい」
アスカレイ「「・・・」」
シンジ(あ、動き止まった)
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156 : 2010/08/18(水) 01:08:39.48 -
リツコ「その代わり———」チラッ
シンジ「?」
リツコ「———より戦果を挙げたほうに、本物のシンジ君をあげます」
シンジ「ええっ!?」
レイ「・・・」ムクリ
シンジ「綾波!」
レイ「本当ですか?」
リツコ「約束するわ」
-
161 : 2010/08/18(水) 01:25:37.60 -
ミサト「なーるほど。アスカはどうする?このままだとレイに取られちゃうわよ」
アスカ「・・・・・・・・・ワタシハ・・・バカシンジナンテ・・・」
ミサト「え゛。あ、あんたまだツンデレが通じてると思ってたの・・・?」
リツコ「シンジ君に惚れてるの、とっくに皆にバレバレよ」
シンジ「ごめんアスカ。僕もさすがに分かってた」
アスカ「///」
リツコ「やってくれるわね?アスカ」
アスカ「・・・・・・ウー」
ミサト「アスカ」
アスカ「・・・・・・・・・やる」
-
164 : 2010/08/18(水) 01:28:20.93 -
リツコ「それじゃ、私は帰るわ。皆、あとは宜しくね」
シンジ「あのー、リツコさん。僕から一つ質問があるんですけど」
リツコ「なにかしら」
シンジ「僕の人権は?」
リツコ「あら。意外な質問ね」
シンジ「え」
リツコ「あるかないか、これまでの人生で学ばなかったの?」
シンジ「・・・・・・・・・ですよね」
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168 : 2010/08/18(水) 02:01:07.42 -
キール「約束の時が来た。碇———」
ゲンドウ「今更、下らぬ問答はやめましょう。既にゼーレと我々の道は分かたれている」
キール「・・・後戻りはできんぞ?」
ゲンドウ「時計の針は進むだけです」
キール「ならば君らの進む道は、再生のない死となる」
ゲンドウ「———我々は、エヴァ3機の整備と専属パイロットの復調に成功しています」
キール「ほう」
ゲンドウ「もはやエヴァ以外の力など役に立ちませんよ」
キール「よかろう。無為の犠牲は我らも望まぬ。初めから、9体のエヴァをもって君達を葬ろう」
フッ
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169 : 2010/08/18(水) 02:02:29.53 -
冬月「さて、我々の仕事はここまでだな。ここから先の運命は、碇の息子達次第か」
ゲンドウ「ああ。最早レイは私に従うまい。我らの目指した補完計画は———」
冬月「準備段階で頓挫というわけだ。まぁ、それも良かろう」
ゲンドウ「・・・・・・冬月先生、しばらく席を外してもらえますか」
冬月「? 構わんが、なんだね」
ゲンドウ「少し泣きます」
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172 : 2010/08/18(水) 02:15:25.66 -
青○「上空に飛行物体。九つ・・・です」
ミサト「おいでなすったわね———シンジ君、アスカ、レイ。聴こえる?」
シンジアスカレイ『『『はい』』』
ミサト「戦闘開始よ。各個の戦果も大事だけど、焦らないでね」
アスカ『分かってるわ。シンジは私のモノなんだから!』
レイ『了解です。私一人で目標を全滅させます』
ミサト(なにも聞いちゃいねぇ)
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177 : 2010/08/18(水) 02:26:26.07 -
バサッ バサッ ・・・ザッ
量産型「グエェ・・・。グワッッ!?」
アスカ「どおおおおぅぅりゃああああぁぁあああっ!!」
ぐしゃっ
アスカ「エーストゥ!」
ミサト「えっ。すっごい聞き取れるわ」
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180 : 2010/08/18(水) 02:37:38.71 -
アスカ「っせぃ!でりゃっ!!!」
レイ「ハァァァッ!」
アスカ「死ね、死ね、死ねっ」
シンジ「凄いや・・・二人とも。よ、っと」
ミサト「あー。なんか、このままいけそうね」
マヤ「い、いえ・・・これは・・・」
ミサト「何?」
マヤ「エヴァシリーズ、再生していきます!」
ミサト「なんですって!?」
ひゅううっ
アスカ「こんなのっATフィールドで———ロンギヌスの槍!?」
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182 : 2010/08/18(水) 02:54:03.37 -
シンジ「アスカ!」ドンッ
アスカ「シっ———」
ガキィッッ!!
シンジ「・・・くっ・・・・・・あれ?」
アスカ「だ、大丈夫!?シンジ」
レイ「槍同士で・・・碇君を守った?」
カヲル「ふ。どうやら間に合ったようだね。シンジ君」
シンジ「その声!? カ、カヲル君??」
カヲル「この量産型エヴァの中には、魂の無い僕のクローンが乗せられているのさ。
その一つを乗っ取らせてもらった」シンジ「そ、そんな事が出来るの?」
カヲル「言っただろう?僕は何度でも現れてみせる。シンジ君に再び出会うためにね」
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188 : 2010/08/18(水) 03:06:25.56 -
カヲル「いいかい。やっかいなのは槍だ。使われる前に近づいて奪うことを優先してくれ」
シンジ「・・・やれるかな?」
カヲル「向こうは理性が無い分、知能が低い。僕とシンジ君が力を合わせれば、イケるさ」
アスカレイ「「(あいつは後で殺そう)」」
カヲル「さあ、イクよ」
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189 : 2010/08/18(水) 03:15:04.16 -
リツコ「———で、結局シンジ君がほとんど倒したんですって?」
シンジ「僕が、というか初号機ですよ」
アスカ「だってさー。あいつら、壊しても壊しても戻るんだもん」
レイ「卑怯よ」
カヲル「乱戦中に、完全にコアを破壊するのは簡単ではないしね」
シンジ「・・・それで母さんが、とにかくお腹をガブッとかじり出して」
ミサト「内臓びしゃびしゃ、マヤちゃんゲロゲローってね」
シンジ「一通り動かなくなった後に全部平らげてました」
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191 : 2010/08/18(水) 03:26:28.90 -
リツコ「なんにせよお疲れ様。約束どおり、あなた達の抱き枕を返すわ」
アスカ「あっ!私のシンジィィィィィ!!」ぎゅっ
レイ「碇君・・・私の碇君・・・!!」ひしっ
シンジ「良かったね」
アスカ「もっふもふ。もっふもふ」
レイ「ペロペロ。ペロペロ」
カヲル「そういえば、僕のシンジ君は元気かな?」
シンジ「ああ、あれならネルフに保管されてるはずだよ」
カヲル「良かった。捨てられてやしないかとひやひやしてたんだ」
シンジ「なんでも、カヲル君潰した時の血がついてるから、使徒の研究に使うんだって」
カヲル「・・・」
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193 : 2010/08/18(水) 03:33:36.63 -
カヲル「ちょ、ちょっとネルフに行って取り戻してくるよ」
シンジ「いってらっしゃい」
ミサト「ところで、もう一つの約束はどうするわけ?スコアはシンジ君5、渚君2、アスカとレイが1だけど」
リツコ「これじゃ二人は特典無しね」
アスカ「もっふもふ。もっふもふ」
レイ「ペロペロ。ペロペロ」
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195 : 2010/08/18(水) 03:43:49.27 -
ミサト「シンちゃんに何かあげたら?理由はどうあれ断トツのトップじゃない」
シンジ「僕はいいですよ」
ミサト「いいじゃな~い、平和になったんだし。こういう時に子供が遠慮するもんじゃないわよ」
リツコ「そうねえ・・・シンジ君だけ持ってないし、抱き枕でも作ってあげましょうか」
ミサト「あらナイスアイディア」
シンジ「い、いりませんからホントに」
ミサト「むっふふ」
リツコ「アスカとレイ、どちらのが欲しいかしら?」
アスカレイ「「!!」」
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199 : 2010/08/18(水) 03:48:59.64 -
シンジ「ど、どっちって」
リツコ「他にも候補がいるの?」
ミサト「まさか渚君とか・・・シンちゃんったら、いつの間にそっちの世界に」
シンジ「いや、そういう事じゃなくて———」
アスカ「・・・」ジー
シンジ「う」
レイ「・・・」ジー
シンジ「うぅぅ」
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204 : 2010/08/18(水) 04:03:51.11 -
シンジ「あの、そ、それじゃ! 枕以外でお願いします」
ミサト「え~~」
リツコ「ま、それが望みなら仕方ないわね。何が欲しいの?」
シンジ「物じゃなくて・・・・・・アスカと綾波の願いを叶えてあげてください。
やっぱり、二人が一番頑張ったと思うんです」アスカ「シンジ・・・」
レイ「碇君・・・」
ミサト(上手くかわしたわね。成長したわ、シンちゃん)
リツコ「それは構わないけど、最初に約束したシンジ君の独占なんかは無理よ」
シンジ「ええ。可能な範囲で構いません」
リツコ「可能な範囲、ねえ・・・」
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206 : 2010/08/18(水) 04:11:37.55 -
数週間後。「碇」邸
アスカ「ペロペロ。ペロペロ」
レイ「もっふもふ。もっふもふ」
シンジ「二人とも、そろそろ寝なきゃダメだよ」
アスカ「はーい。おやすなさい。また明日ね『シンジ』」
レイ「お休みなさい。『碇君』」
シンジ「・・・」
アスカ「さっ、行きましょ。『シンジ』」
レイ「今夜も月がきれね。『碇君』」
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209 : 2010/08/18(水) 04:19:45.65 -
シンジ「・・・うぅ」
アスカ「しんじぃ」ぎゅぅ
シンジ「あ、あんまりくっつかないでよ」
レイ「いかりくぅん」ぎゅぅ
シンジ「ああぁぁぁ」
アスカ「だって、夜は抱き枕になってくれるんでしょ?」
レイ「今は共用だけど」
アスカ「いつか、私専用にしてあげるから・・・♥」
シンジ「ああああああああ」
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211 : 2010/08/18(水) 04:24:46.91 -
同時刻、それぞれの家では———
リツコ「もっふもふ。もっふもふ」
ゲンドウ「もっふもふ。もっふもふ」
冬月「もっふもふ。もっふもふ」
カヲル「もっふもふ。もっふもふ」
マヤ「もっふもふ。もっふもふ」
ミサト「加持君。これで良かったのよね?」
おわり
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