エレン「お前だよ……イソギンチャク野郎」ベルトルト「えっ」


1 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:10:52.51 ID:IscJYCuY0
※ネタバレ・キャラ崩壊注意

エレン「お前、どんな気持ちだったんだよ。加害者のくせして、どんな気持ちで俺の話を聞いてたんだ?」

ベルトルト(え、え、え……?)

ライナー(イソギン、チャク?)

ユミル(こいつ腰巾着って言いたかったのか?)

エレン「答えろよ! イソギンチャク!」

ユミル「ブフォッ」

ライナー「~~~~っ!」バンバン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378743052


ソース: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378743052/


2 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:16:17.64 ID:IscJYCuY0
エレン「な、何笑ってんだよお前ら……」

ユミル「ヒヒッ、い、いや……いいと思うぜ? そいつ、いつもウネウネしてて気持ち悪いもんなあ? フフッw」

ライナー「ユミルお前ふざけるなよ……」チラッ

ベルトルト「」

ライナー(イソギンチャク……)

ライナー「くっ」プルプル

エレン「何笑ってんだよ! おいライナー!」

ライナー「い、いやすまんグフフッ」

ユミル「そのガタイで笑ってんじゃねえよ」

エレン「ゲリラみたいな外見しやがって!」

ライナー「!?」


3 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:19:30.59 ID:IscJYCuY0
ユミル「ブフォッww」

ライナー(ゲリラ!? た、確かに合ってなくもないが、体つきで分かるものなのか!?)

エレン「おい……俺は真面目に話をしてんだぞ」

ユミル「わ、悪かったって。けどあんただって、感情的になりすぎだ」

エレン「うっ、そうだな。すまない」

ベルトルト(僕はイソギンチャクだったのか……)

ライナー(そういえばこいつバカ3に数えられていたな……)

ユミル「まあ分かればいいよ、分かれば」

エレン「おまえ、落ち着いてるんだな」

ユミル「あんたよりはね」

エレン「俺は冷静じゃなかった……ありがとうな、ユミル」

ユミル「ふん……」プイッ

エレン「今まで天かす呼わばりしててごめんな!」

ユミル「!?」


5 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:23:07.41 ID:IscJYCuY0
ユミル「誰が天カスがコラァ!?」

エレン「えっ、顔」

ユミル「ハアアアアアアア!?」

ライナー「wwwwww」

ベルトルト「プッ」

ユミル「黙ってろゲリラ、イソギンチャク!」

ライナー「やめろ! 傷ついてるやつがいるんだぞ!!」

ベルトルト「天かすは定食屋にでも帰れば!?」

ライナー「wwwwww」

ユミル「ぶっ殺すぞテメェら!!!」

エレン「さっきからうるせえよお前ら!!!!!!」


8 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:28:50.67 ID:IscJYCuY0
バシュッ ヒュンヒュン

ライナー「!? おい今の音」

ベルトルト「立体機動装置!?早すぎる!」

ユミル「囲まれてんな……」

エレン「そりゃこんな大声で騒いでたらバレるわ」

ジャン「あーあー……おーい、ライナー、ベルトルト! お前らは完全に包囲されている!」

エレン「助けに来てくれたのか、けど俺なんかのために……!」

ジャン「バァーッカ、テメェはもう人類の希望になっちまってるんだよ! いまさら手放せるか!」

エレン「ジャン……」

ライナー「すまないが余裕がなくなった。すぐに離脱するぞ!」

エレン「おい、両腕がないんだぞ? 抵抗できない俺をどうするつもりだ? ……ハッ、まさかエロ同人誌みたいに!」

ライナー「ちげーよバカ! 大人しくしろ!」

ユミル「クリスタいねえかなー」

ベルトルト「アニいないかな」

ライナー「手伝えよ!!!」

エレン「やだ!!!」


9 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:31:49.96 ID:IscJYCuY0
ヒュンヒュン

ジャン「逃げたぞ! 追え!」

サシャ「こっちです皆さん! 平地に逃げられる前に追いつきましょう!」

コニー「見えたぞ、あいつら!」

エレン「何あっさり逃げられてんだよバカ! 包囲してた意味ねえじゃねえか!」

ジャン「うるせーな新兵にそこまで高度な戦術期待すんな!」

エレン「この馬とび野郎!」

ジャン「あああああ!?」

サシャ「ジャンって馬とび得意なんですか!?」

ジャン「まあ人並みには……ってどうでもいいわ!」


10 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:34:53.13 ID:IscJYCuY0
エレン「サシャの方が早いじゃねえか! 役立たずじゃんジャン!」

ライナー「うるせえ! こんがらがる!」

ベルトルト「背中で騒がないでよ!」

エレン「サシャごめんな食い意地ばっかの女だと思ってて! お前すげえんだな!」

サシャ「それほどでもありませんよ」

エレン「ニモ女とか言っててホントごめん!」

ユミル「ブッフォォ」

ライナー「よかったなサシャ、イソギンチャクがちょうどよくここに……」

ベルトルト「僕は関係ないだろ!!!いい加減にしろ!!!」


11 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:36:54.99 ID:IscJYCuY0
ヒュン

コニー「おら!」ザシュッ

ベルトルト「うわっ、バランスが!」

エレン「そらよっと」ドサッ

ベルトルト「しまった!」

クリスタ「やっと追いついた……」

ミカサ「エレンは!?」

コニー「へへーん、俺が取り返してやったぜ!」ピース

ベルトルト「ぐぬぬ」

ライナー「ここで一戦交えるべきか……?」

ユミル「お、クリスタいた」


13 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:39:56.63 ID:IscJYCuY0
エレン「助かったぜコニー!」

コニー「へへっ、両腕はまだ回復しないのか?」

エレン「ああ、もうちょっと時間がかかりそうだ」

コニー「ジャン、お前エレンを担いで撤退できるか?」

ベルトルト「させないよ!」

コニー「くっ」

エレン「……」

コニー「どうするよエレン」

エレン「おまえ……こんなに冷静な判断のできるやつだったんだな」

コニー「あったりまえだろ、俺は天才だからな」

エレン「ただの屏風じゃなかったんだな!」

ユミル「ブモッフヒュッ」

ジャン「さっ、さっきから逐一笑わしにくるんじゃねェーッ!」プルプル

ライナー(耐えろ……今は真面目なシーンなんだ、耐えるんだ俺……!)


15 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:42:30.49 ID:IscJYCuY0
ミカサ「コニーが屏風?……ああ、坊主といい間違えたのね」

ジャン「冷静に解説しないでくれよ……」プルプル

コニー「びょ、びょうぶ?」

ユミル「頼む、もうやめてくれ。そろそろ腹筋が限界なんだよ、ミカサみたいになっちまう」

クリスタ「…………」

ベルトルト「クリスタ?」

クリスタ「コニーって、湿らせたら破けちゃいそうだよね(暗黒微笑)」

ユミル「ボフォ」

ライナー「クリスタアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!?」


16 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:45:51.59 ID:IscJYCuY0
コニー「俺の材質を何だと思ってるんだお前ら!!」

クリスタ「ごめん、魔が差しちゃった」

エレン(な、なんだ!? 俺の言うことはさっきからどこがおかしいんだ!?)

ベルトルト「クリスタ、結構怖いね……」

ユミル「~~~~~!」←無言で木の幹を殴ってる

エレン「怖いって……お前ら、訓練兵のころはよくクリスタのこと話してたじゃないか」

ライナー「え?」

エレン「あれは……確か二年目の、蒸し暑い夜」ホワホワ~ン

ユミル「ここで回想かよ!?」

アルミン「今来た」

ジャン「会話で足止め中」

アルミン「把握」


17 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:49:31.85 ID:IscJYCuY0
——————————————————————————-

アルミン『みんな、ぶっちゃけ一番かわいいとおもう女子って誰?』

モブ『クリスタだろ』

モブ『天使だしな』

アルミン『ホント、クリスタって天使だよね』

モブ『はあ? 女神だろ』

ライナー『同感だ。天使などという言葉では言い切れない』

ジャン『俺はどっちかっていうと天使だと思うんだがな。親しみやすいあたりが特に』

モブ『なんだと!?』

アルミン『ここばっかりは譲れないんだ!』

ライナー『なら、ゆっくりと話し合うか』

ジャン『頼むパンツは脱がないでくれよライナー』

——————————————————————————-

エレン(えーっと、なんだっけ?め、め、めナントカ……)

クリスタ「エレン?」

エレン「ああそうだ、みんなクリスタのこと妾みたいって言ってたな!」

クリスタ「」

ライナー「」

ユミル「」


18 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:53:23.03 ID:IscJYCuY0
ライナー「エレンンンンン!? 今致命的なミスがあったぞ!!?」

ユミル「申し開きはいらねえ……ツラかせよ……」

エレン「えっ、何か間違えたか俺?」

クリスタ「妾……妾、私は妾……」フラフラ

クリスタ(そうだよね、こんな私だもん、仕方ないよね……生まれちゃいけない子だったんだから、そういう扱いになるよね)

エレン「あーでも、そうは思わないっていうヤツもいた」

クリスタ「えっ!?」

——————————————————————————-

ジャン『俺はどっちかっていうと天使だと思うんだがな。親しみやすいあたりが特に』

——————————————————————————-

エレン「ジャンあたりが言ってたな。えーっと」

クリスタ「うん……」ドキドキ

エレン「卵子みたいだって」

クリスタ「」

ジャン「オイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!?」


19 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 01:56:27.01 ID:IscJYCuY0
クリスタ(そっかーただの受精対象かー仕方ないねーわたし汚れてるもんねー)

クリスタ「……ひぐっ、えっぐ」ポロポロ

エレン「!?」

ジャン「今すぐ訂正しろエレン!! じゃないとレズ女の手によって104期生男子が殲滅されちまうぞ!」

エレン「な、なに泣いてんだよクリスタ」

ミカサ「正直言ってこれはない」

サシャ「最低です皆さん」

アルミン「誤解だ!」

ライナー「俺たちはやってない!」

クリスタ「どうせ……どうせ私なんて、死んじゃった方がいいんだ……」

エレン「そんなわけねえだろ、このバカ野郎!!」

クリスタ「」ビクッ


20 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 02:00:14.48 ID:IscJYCuY0
エレン「俺たちは、同じオカマの飯を食ったねぎまだろ……?」

エレン「確かにお前はキャシャーンで、争いごとには向いてない」

エレン「けど俺は知ってるぜ、お前は馬面に好かれるし、不思議なジントニックがある」

エレン「だから俺はお前が死んだ方がいいなんて思わねえ! 死んでも思わねえ!」

エレン「お前と一緒に……巨人を駆逐する!」

エレン「お前も、自分を見損なってんじゃねえよ!」

エレン「来い! らき☆すた!!」

アルミン「待って」

エレン「俺の手を握れ! 今は……それだけでいい……!」バッ

クリスタ「え、れん」ギュッ

アルミン「待って!!!!!」


21 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 02:03:41.70 ID:IscJYCuY0
ユミル「泣かせる話じゃねえか」グスッ

サシャ「いいですねえ」グスッ

ライナー「あ^~いいっすね~」

ジャン「なんだ!? 今の会話が明らかに不自然に思えたのは俺だけか!?」

アニ「こういうの男は鈍いよね」

アルミン「その辺は勘弁してよ、男女の差ってヤツなんだから」

ジャン・アルミン「HAHAHAHA」

アニ「…………」

ジャン・アルミン「…………」

アニ「何?」

ジャン・アルミン「はああああああああああああああああああああああ!!?」


22 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 02:06:20.22 ID:IscJYCuY0
ジャン「あ、アニ!? お前なんでここに!?」

アニ「エレンが楽しそうにしてたから、つい」

アルミン「出来心でやっちゃいましたみたいに軽く言わないでよ! 心臓止まりそうになったよ!」

エレン「……!?」

アニ「やあ」

エレン「お前は、アニか!?結晶の中に閉じこもって本物の闇の帝王になったんじゃ……!?」

コニー(たぶん氷の女王で合ってるよな)

アニ「アバダゲダブラー」

ベルトルト「くそっ……落ち着け僕……」プルプル

ライナー「…………」←無言で木の幹に頭を打ち付けている


23 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 02:10:12.77 ID:IscJYCuY0
エレン「どのツラ下げて出で来たやがった! アニ、お前のせいで、オルオさん達は!」

アニ「分かってるよ。許してくれだなんて言わな」

エレン「お前が、オルオさん達を、枯らしたんだぞ……!」

アニ「えっ」

エレン「えっ」

アニ「……一応聞くけど、殺したんじゃなくて?」

エレン「リヴァイ班の俺と兵長以外、全員ツルッパゲだ! お前と戦ったとき重傷を負った恐怖とストレスのせいで!」

アニ「はあ」

エレン「ペトラさんもだぞ!!」

アニ「ごめんそれは本当に申し訳ない」


24 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 02:13:46.47 ID:IscJYCuY0
ミカサ「あきらめて、ライナー、ベルトルト」

アルミン「もうじきリヴァイ兵長が来る。足止めは十分した」

ライナー「しまった……!」

ユミル「もう諦めたら?」

ベルトルト「いや、まだだ! リヴァイ兵長は脅威だけど、僕とライナーなら……!」

エレン「ハッ、兵長なめんなよ! 一人劇団と言われる、人類最小の兵士なんだからな!」

ユミル「ごめんもう無理ブッフォォwwww」

ミカサ「エレンは真面目に言ってる、笑ってはいけない、エレンは真面目に言ってる、笑っては」プルプル

ジャン「ほめてねーだろうがそれ!!」

エレン「何余裕ぶっこいてんだお前ら、確かに兵長はケッペン記号なところはあるけどすごいんだぞ!」

ライナー「畳み掛けてくるんじゃねェェェェッ!!」


26 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 02:18:55.43 ID:IscJYCuY0
リヴァイ「待たせたな」

クリスタ(一人劇団……)

コニー(人類最小……)

ジャン(ケッペン記号……)

ミカサ「私たちの勝利はゆるぎない」

アルミン「エレン、戻ったら国語の勉強しようね?」

エレン「アルミン……ごめんな、いつも世話かけて」

リヴァイ「ふん!」

ライナー「くっ」

ベルトルト「ぐあっ」

ハンジ「おおー! あの鎧の巨人と超大型巨人を捕まえるなんて、やるじゃんエレン!!」

エレン「はは……俺一人の力じゃ、ないですよ」

クリスタ「ふふっ♪」スリスリ

アニ「やれやれ。あ、私の独房はエレンとの兼用でいいです」


27 : 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/10(火) 02:23:56.21 ID:IscJYCuY0
ミカサ「くっ、目狐二匹は目障りだが……我慢しよう、私はエレンの特別だから」

エレン「もちろんだ」

ミカサ「聞こえてたの!?」

エレン「当たり前だろ?」

ミカサ「そ、そう。エレンからそう言ってもらえるとは思わなかった」テレテレ

アルミン(良かったね、ミカサ……!)

エレン「何ていったって、お前は俺の、たった一人の風俗だからな!!」テテーン☆

ミカサ「」

アルミン「エレェエエエエエエエエエエエエエエエエン!!」

終わり

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