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1 : 2014/02/01(土) 02:25:14 -
おまたせしました!
エレン「水見式?」の続編です!たくさんのご希望・応援ありがとうございました!もう少ししたら書きます。
アニ編も密かに書いていたんですが、そちらに関してはお手数ですが『アニ「念を極める」』で検索してください
ソース: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/6689/1391189114/
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2 : 2014/02/01(土) 02:42:30 -
すみません。
エレン「水見式?」のURLがなぜかNGワードに引っ掛かってしまったんで、レス名で検索してみてください…以下は今までに多かった疑問点にも、実は伏線を仕込んでおります。下記に今後の主な注目点をまとめておきます。
・ベルトルトは具現化系と思っていた人が多かったが放出系(しかも総オーラ量が極めて高い)
・ヒソヒソ念能力オーラ別性格診断の曖昧さをリアルに表現
・今回の物語はアニの「念を極める」とある程度平行世界
以上です!他にも疑問点があればかいっていってください!
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3 : 2014/02/01(土) 02:43:01 -
すみません。
エレン「水見式?」のURLがなぜかNGワードに引っ掛かってしまったんで、レス名で検索してみてください…以下は今までに多かった疑問点にも、実は伏線を仕込んでおります。下記に今後の主な注目点をまとめておきます。
・ベルトルトは具現化系と思っていた人が多かったが放出系(しかも総オーラ量が極めて高い)
・ヒソヒソ念能力オーラ別性格診断の曖昧さをリアルに表現
・今回の物語はアニの「念を極める」とある程度平行世界
以上です!他にも疑問点があればかいっていってください!
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11 : 2014/02/07(金) 23:49:42 -
アルミン(ベルトルト・フーバー、放出系の念能力者。潜在能力は極めて高いけど…積極性がないのがもったいないな。能力は僕が確認している限りでは熱を放射させる応用技。その気になれば全身から炎をたぎらせることも可能だろう…)
アルミン(なかでもこの能力の特質は熱を帯びることで体温を上昇させ、瞬発的な行動エネルギーを使用することができる。つまり、以前からベルトルトの身体能力の高さは、この資質にあったわけだ。)
アルミン「…はは、じゃあ片付けよっか」
ベルトルト「ごめん…」グスッ
ライナー「気にするな。こればっかりは仕方がない」
アルミン(ライナー・ブラウン。強化系能力者。強靭な肉体と精神力をあわせ持ち、仲間からの信頼も厚い僕たちのリーダー的存在だ。)
アルミン(ライナーはその肉体とずば抜けた頑丈さを念能力でさらに強化。まさに理想の戦士造だ。)
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13 : 2014/02/08(土) 00:07:10 -
アルミン(エレンは発による必殺技にこだわってたけど…結局僕が薦めたのは治癒系能力と基本的な修行のみ。これから巨人達と嫌でも戦っていかなければならない環境で、やっぱり治癒能力は必要不可欠だろうからね…)
アルミン(エレン…そういえば最近、昔みたいに外の世界の事を聞かなくなったな…)トボトボ
サシャ「あ、アルミンじゃないですか!」
アルミン「やあ、サシャ」
サシャ「どうしたんですか?こんなところで」
アルミン「ああ、ちょっと木材を取りに…って、サシャはどうしてこんな所に?」
サシャ「ああ~それは…ちょっと小腹が…ですねぇ…へへ」
アルミン「また食糧庫かい?さっき晩御飯でおかわりいっぱいしてたじゃないか…」ハハ
サシャ「へへへ、なにせ念能力の修行もかかさずしてますからね!私の場合は食べるのも修行です!」
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16 : 2014/02/08(土) 00:37:00 -
アニ「…べつに。今日は休暇で暇だし…女子寮もうるさいから、気晴らしに散歩」
アルミン「そっか。僕はこの倉庫に用事があるから、じゃあね」ガチャ
アニ「用事って…なに?」
アルミン「まあ、部屋の修理に必要な木材を取りにね。エレンに頼まれちゃって」ハハ
アニ「ふーん…」(エレンにね…)
エレン「おーい!アルミーン!手伝いにきたぞー」タタタタ
アルミン「あ、エレン!ごめんね、遅くなっちゃって」
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17 : 2014/02/08(土) 00:41:54 -
エレン「あ、なんだ!アニも一緒か!ちょうどよかった!手伝ってくれよ。男子寮まで木材を運びに」
アニ「はぁ?どうして私がそんなことしなきゃなんないの?」
エレン「どーせひまだろ?」
アニ「あのさ、レディーに重たい荷物持たせるなんて、最低じゃない?少しはいたわったらどうなの…?」
アルミン「ああ、大丈夫だよ!そんなに大荷物じゃないし。僕とエレンで大丈夫だから」ハハハ
エレン「よいしょ!これだな!」ゴト
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18 : 2014/02/08(土) 00:49:48 -
アニ「…それじゃ」(…手伝ってあげてもよかったかな)トボトボ
アルミン(アニ・レオンハート。変化系の能力者。斬撃と対人格闘術に非の打ち所がないけど、連帯性に難があり、孤立ぎみ。変化系特有のウソつきってやつかな?)
アルミン(能力はオーラを宝石状の硬質化させて繰り出す対人格闘向け念能力。その硬度はリスクを背負うことでモース硬度1~10まで変化させることができる。)
アルミン(ミカサにも負けず劣らずの対人格闘術でこの能力は多様性に長けているから、使い方次第ではかなり有利な戦闘術になりうる)
バタン
アルミン「おまたせー、ライナー、ベルトルト」
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19 : 2014/02/08(土) 01:05:12 -
コニー「よーっし、任せとけ!俺はこう見えて手先は器用だからな!」ガチャガチャ
ベルトルト「ホントにごめん…」
ライナー「たよりになるな」
アルミン(コニー・スプリンガー。強化系能力者。小回りの効く起動が得意。…けど頭の回転がやや鈍いのが難点…)
アルミン(エレンやマルコと同じく、まだ発のような難しい念能力は開花してないけど、素質は十分をもって余りある。きっとこれからも実戦を交えてよき念能力者になってくれるだろう)
コニー「これをこーして…」トントントン
ライナー「もうすぐ昼食の時間だな」
マルコ「荷仕度をある程度済ませたら食堂にいこうか」
エレン「ああ、俺はちょっとミカサとアルミンで街に行くから」
アルミン「あ、そうだったね」
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22 : 2014/02/08(土) 04:22:22 -
クリスタ「あ、エレン達だ」
ユミル「げ!」(クリスタとのデートが…)
ミカサ(エレンとのデートが…)
クリスタ「エレン達も街にでかけるの?」
エレン「ああ、今日は訓練兵最後の休暇だしな」
ユミル・ミカサ(一緒に行こうとかは言わないで…)
クリスタ「そうなんだ!じゃあせっかくだから一緒にいかない?」
エレン「ああ、まあいいけど」
ユミル「ちょっと!」
ミカサ「まった!」
アルミン「…」(腹痛が…胃薬持ってきてないや…)
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23 : 2014/02/08(土) 04:30:26 -
ユミ・ミカ「そんなの悪いから!」
エレ・クリ「別に…」
アルミン(これはどっちにつけば…)
クリスタ(なんか嫌がられてるのかな…?悪いこと聞いたみたい…)
エレン(行ってもいいけど、なんかクリスタって苦手なんだよな…)
ミカサ「アルミン…」
アルミン「ひ、ひゃい!」ビクッ
ミカサ「せっかくだから行ってきたら?」ギロッ
エレン「お、おい。なんでアルミンだけなんだよ」
ユミル「そうだよ!そっちのいらないのこっちによこすなよ!」
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24 : 2014/02/08(土) 04:36:40 -
アルミン「!!」(そんな!はっきり言わなくても…)ガビーン
クリスタ「ちょ、ちょっと!ユミル!ひどいよそれは!」
ミカサ「そのとおり。アルミンは大切な親友。いらなくなんかない」
ユミル「はいはい!じゃあ三人仲良くいけよ!こっちは急いでるんだよ!じゃあな!」タタタタタ
クリスタ「ちょ、ちょっとユミル!…ご、ごめんねぇーアルミン!」タタタタタ
ミカサ「…」
アルミン「…」グスッ
エレン「…おわったか?」
ミカサ「うん」
エレン「じゃあ行くか」
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25 : 2014/02/09(日) 00:59:07 -
アルミン(クリスタ・レンズ。僕たちの天使で特質系能力者。その外見と他人を思いやる性格で、あらゆる生き物に好かれる人徳のある女の子)
アルミン「あまりの訓練の過酷さに最近では念能力の修行は遅れがちだけど、それでも素晴らしい才能を持ち合わせている」
アルミン「…」(本人は占いとか言ってたけど…なんだか違和感を感じる。彼女はきっと、もっと他の能力があるんじゃないだろうか…)
エレン「ったく!ユミルもあんな言い方しなくたっていいのにな!」
ミカサ「アルミン…私も悪いことを言ってしまった。ごめんなさい」
アルミン「…いや、もういいよ。気にしてないし…はは…」
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27 : 2014/02/09(日) 01:14:21 -
エレン「なんでだよ、そりゃあ立体起動の訓練には邪魔だろうけどよ。でも俺達には念があるからな!体は大きくていいんだよ!」
ミカサ「今のままで充分」
エレン「いつかライナーやベルトルトにチビっていってやる!ははは!」
アルミン「大柄なエレンかぁ~…なんだか怖そうだね。目付きも凶悪だし、元々エレンは悪人面だから…」
エレン「はぁ?悪人面ってのはジャンみたいなやつのことだろ!」
アルミン「うん、二人ともそうだね」ハハハ
エレン「あのなぁ…」
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28 : 2014/02/09(日) 01:20:33 -
ミカサ「…」ピタ
エレン「うわ!…いきなりとまるなよ!」ドンッ
アルミン「どうしたんだい?」
ミカサ「だれかいる…」
エレン「え?どこだよ。だれもいねえぞ」キョロキョロ
ミカサ「そこ、隠れてないで出てきたら?」
ガサッ
???「あらら、見つかってしまいましたね…」テヘヘ
エレン「サシャ!」
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29 : 2014/02/09(日) 01:24:52 -
サシャ「へへへ…すみません。私の隠、ダメでした?」
アルミン「いや、完璧だったよ」
エレン「気にすんな、こいつがおかしいんだ。どうやったら円もなしにこんなとこで気付けるんだよ」
ミカサ「サシャ、なんのつもり?」ギロッ
サシャ「ええ~っとこれはですねぇ…」
アルミン「僕が言ったんだよ」
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32 : 2014/02/09(日) 17:10:11 -
サシャ「ショックです…」シュン
エレン「なんでそんなに早くわかるんだよ」
ミカサ「サシャほどの使い手の気配がいきなり消えたら、私じゃなくても警戒する」
ミカサ「手練れを尾行するなら、隠は相手が離れているところじゃないと意味がない。ただ、場所と方向はなんとなく気配でわかっただけ」
エレン「へぇ…」
アルミン「さすがだね、ミカサ」
サシャ「勉強になります…」
エレン「でも、じゃあいつ隠を使えばよかったんだよ」
ミカサ「私が気配だけで察知できるのは半径20~30m」
エレン「忍者かよ…」
ミカサ「円を使えば最高150mはいける」
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33 : 2014/02/09(日) 17:15:48 -
アルミン「え?ということは、本気出したらミカサは宿舎の半分は監視できるってこと?」
ミカサ「長時間じゃなければ可能。円は神経を削るから、丸1日使うことを考えたとしたら50mが限界」
アルミン「まあ充分だけどね…ははは」(怪物だ…予想以上だ…こんなに極めていたなんて…)
サシャ「出直してきます、ミカサ様!」ビシッ
エレン「くそぅ…」(俺も何かミカサに勝ちてえ…)
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34 : 2014/02/09(日) 17:25:01 -
エレン「よし!今晩みんなで腕相撲大会やろうぜ!」
アルミン「え?」
ミカサ「どうしたの急に」
エレン「念を使って基本的な力比べをするんだよ!ちょっとしたお遊びさ!」
アルミン「へぇ。でも僕はダメそうだな…操作系だし…」
エレン「何いってんだよ!念を使うんだから、どうなるかわかんねえだろ?」
ミカサ「…」
サシャ「どうですか?アルミン」
アルミン「…んー、個人的には興味あるけど、参加者としては自信がないかな」ハハハ
エレン「よーっし!決まり!じゃあみんなを今晩集めよう!晩飯を食べたらすぐだ!」
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36 : 2014/02/09(日) 17:47:20 -
ジャン「じゃあ、あとでな」
アルミン「うん」
ミカサ「アルミン」
エレン「あれ?珍しいな、ジャンと喋ってたのか?」
アルミン「うん。あ、そうだ。明日は成績発表の日だね」
エレン「ああ、そうだったな」
アルミン「二人ともきっと上位10番以内に入れるよ」
エレン「まあ、俺は調査兵団希望だから、興味ないけどな」
ミカサ「アルミンもきっといい成績」
アルミン「僕はきっとダメだよ…座学以外さんざんだったから…」ハハハ
ミカサ「その座学をいかす道にはいかないの?」
アルミン「いや…どうだろう…」
ライナー「どうしたアルミン?まさかみんなと別れるのが辛いのか?」ヒョコ
ベルトルト「…」
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37 : 2014/02/09(日) 17:53:25 -
アルミン「え?いや、まあね…」ヘヘ
ライナー「どんな道に進むことになろうと、兵士としての道を貫く。それが俺達の使命だ」ゴクゴク
ベルトルト「…」モグモグ
エレン「そうだな、でも少し寂しい気がするな。お前ら憲兵団狙いだろ?きっと10位以内に入れるよ」
アルミン「なんにせよ、もうすぐだね…」
ミカサ「…」モグモグ
エレン「お、そろそろ時間だな、いこうぜ!腕相撲大会に!」ガタッ
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40 : 2014/02/10(月) 07:31:23 -
倉庫にて
アルミン「えーと、それじゃあ腕相撲大会あらため、念による力比べをはじめまーす」
ライナー「よーし!じゃあ俺から全員と対戦だ。順番にいこうぜ。まずは…」
ミカサ「私からいこう」
アルミン「わかったよ、じゃあマルコ、そのホワイトボードを持ってきて」
マルコ「うん、まずはライナーVSミカサっと…」キュキュ
アニ「とっとと始めてくんない?」
サシャ「いきなり優勝候補の二人ですね」
ユミル「どーでもいーけどクリスタには怪我させんなよ」
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41 : 2014/02/10(月) 07:31:54 -
倉庫にて
アルミン「えーと、それじゃあ腕相撲大会あらため、念による力比べをはじめまーす」
ライナー「よーし!じゃあ俺から全員と対戦だ。順番にいこうぜ。まずは…」
ミカサ「私からいこう」
アルミン「わかったよ、じゃあマルコ、そのホワイトボードを持ってきて」
マルコ「うん、まずはライナーVSミカサっと…」キュキュ
アニ「とっとと始めてくんない?」
サシャ「いきなり優勝候補の二人ですね」
ユミル「どーでもいーけどクリスタには怪我させんなよ」
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42 : 2014/02/10(月) 15:16:53 -
ライナー「いくぜ、ミカサ」
ミカサ「大丈夫。手加減はしない」
アルミン「じゃあこれを使ってもらおうかな」
マルコ「よいしょ!」ゴトン
エレン「おお、鉄製の台か」
ジャン「この鉄のかたまりなら本気でやっても壊れなさそうだな」
マルコ「じゃあいいかい?両者腕を出して」
ミカサ「…」スッ
ライナー「…」スッ
マルコ「レディー…」
ミカサ・ライナー(硬!!!!!)ボンッ
アルミン(凝!!)
マルコ「ゴー!!!!!!」
ミカサ「ふっ!」
ライナー「…ぬぅぅぅうああああああッ!!!!!!!!」グワッ
マルコ「おお!すごい!両者少しも譲らない!」
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43 : 2014/02/10(月) 15:30:38 -
アルミン「…」
ドッゴーーーーン!!!!!!!!!!!!!
ジャン「そんな…」
サシャ「まさか…」
コニー「ミカサが…」
マルコ「勝者ライナー!!!!!」
ミカサ「そんな…どうして」
ライナー「へへ、悪いなミカサ。本気出しちまった…ぜ…イテッ」ズキン
ミカサ「ごめんなさいライナー。強く握りすぎた」
ライナー「まあようやくひとつお前に勝てたからな。代償としては高くない」
アルミン(なるほど、ライナーは右腕のみじゃなく、左腕にも多少オーラを分散させたのか…)
アルミン(その証拠に鉄の台にライナー側だけ左手の手形がついている)
アルミン(おそらくミカサは右腕に100%のオーラをこめて、ライナーは左右に30:70の割合で引っ張る力を分散した。その結果、適度に必要なエネルギーをオーラで固める事で腕相撲にバッチリの態勢をとることができた…ということか)
アルミン(その証拠にライナーの右腕にミカサの手形がついている。100%同士でやりあえばおそらくミカサが勝っていただろう…)
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45 : 2014/02/11(火) 00:03:19 -
エレン「おかしい!もう一回やろうぜ!俺は強化系だぞ!」
ミカサ「エレン、往生際が悪い」
サシャ「なんでですかねぇ」
ユミル「もういいだろ?早く寝ようぜ…」
クリスタ「そうだよ。卒業してからもまた会えるかもしれないし」
アルミン「そうだね、今思えばみんなとはあと3日しか会えなかったんだ」
エレン「あと3日あるじゃねーか!くそっ!こんなに俺が未熟だったなんて…!」
ライナー「エレン、お前がその気ならいつでも相手になってやるぞ。ま、もう少し強くなてから出直してこい」ハハハ
ベルトルト「…」
ジャン「まあ、俺はもう二度と会わねえけどな!」
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46 : 2014/02/11(火) 00:50:00 -
アニ「わたしも憲兵団狙いだから、もう会うこともないかもね」
ベルトルト「…」
マルコ「ジャンも喧嘩友達がいなくなって寂しいんじゃない?」ハハハ
ジャン「はあ?ふざけんなよ!」
エレン「まあ、とりあえずは明日の成績発表だな」
アルミン「そうだね。基礎トレーニングと最終抗議、それとと教官達の報告会とかで、発表は恐らく夜になると思うけど」
コニー「さっさと寝よーぜ」
マルコ「そうだね、じゃあみんな、また明日」
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51 : 2014/02/12(水) 13:21:02 -
翌日
ミカサ「おはよう、エレン、アルミン」
エレン「おぉ、おはよう」
アルミン「おはようミカサ」
ジャン「いいか、お前ら。憲兵団ってのはな、街の巡回を適当にしとけば国から金が貰えてだな…」ペラペラ
マルコ「結局最後までそのキャラなんだね…」ハハハ
ジャン「あったりめーだろ!俺は絶対にまちがってねー!どっかの死に急ぎのバカとは違ってな!」チラ
エレン「お前、もし壁内に巨人が入ってきても助けてやんねーからな」イライラ
ジャン「はぁ?俺は別にお前の力なんか借りなくても一人で生きていけるッつーの」
エレン「お前憲兵団だろ!街の人間助けろよ!」
ジャン「ウォールシーナの奴等なんかまともな人間なんかいねえんだよ!どーせ死んでもかまわねえ奴等ばっかだ!」
エレン「このクズ野郎!」
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52 : 2014/02/12(水) 13:36:16 -
ジャン「はあ?何かまちがってんのか!?俺は何がなんでもてめえみてーなバカにはならねぇ!」
エレン「この野郎!」
アルミン「この喧嘩を見るのも最後かもしれないなー」ハハハ
ミカサ「でも二人とも念を出していない。じゃれあってるだけ」
マルコ「ジャンもわざわざエレンに聞こえるように言わなくても…」
ライナー「…」モグモグ
ベルトルト「…」モグモグ
アニ「…」ズズ
クリスタ「あ、教官だ」
エレン・ジャン「え!?」ガタッ
キース「お前ら…最後までその調子か…」ゴゴゴゴゴゴ
エレン「いや、あの、その…」
ジャン「こいつが急につっかかってきて…」ハハハ
エレン「はあ!?ふざけんなよ!てめぇ!」
キース「いいかげんにしろ!貴様ら!」グワッ
エレン・ジャン「え?」
コニー「いててて!やめてください!ちょっとつまみ食いを…」
サシャ「そうですよ!私たちは食料庫から盗むと怒られるからキース教官の引き出しのおやつを…」
キース「…このバカどもが!勝手に部屋に侵入したあげく私の引き出しから物を盗んでその言い訳か!」
キース「お前たち!腕立て・腹筋・背筋・スクワット1000回ずつだ!それが終わるまで飯ぬきだ!」
コニー・サシャ「がびーん」
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55 : 2014/02/12(水) 18:05:30 -
アルミン「あ、もうこんな時間か…。ミカサ、エレン、早くガスの補給所のメンテナンスにいこう」
エレン「おう、そうだな」
ミカサ「…」
アルミン「こうしてその日、夜になり暗くなった宿舎の中庭で成績発表会が開かれた」
教官「それでは成績上位10名を発表する!」
教官「主席!ミカサ・アッカーマン!」
ミカサ(…)
教官「次席!ライナー・ブラウン!」
ライナー(…)
教官「3位!ベルトルト・フーバー!」
ベルトルト(よかった…)
教官「4位!アニ・レオンハート!」
アニ(まあ、こんなもんか)
教官「5位!エレン・イェーガー!」
エレン(よしっ!やったぜ!)
教官「6位!ジャン・キルシュタイン!」
ジャン「…っ!」(なんでエレンより下なんだ!くっそっ!)
教官「7位!マルコ・ポッド」
マルコ(よし!これで憲兵団に入れる!)
教官「8位!コニー・スプリンガー!」
コニー(よし!これで憲兵団だ!村のみんなが喜ぶぞ!母ちゃん待ってろよ!)
教官「9位!サシャ・ブラウス!」
サシャ(あんなに怒られてたのに…やったで!)
教官「10位!クリスタ・レンズ!」
クリスタ(え!?ええ!?…わたし?ユミルじゃなくて?)
ユミル「よかったな」ボソッ
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56 : 2014/02/13(木) 02:29:29 -
教官「…以上をもってお前たちを正式な兵士として迎え入れる!なお、憲兵団を志願できるのは先程発表した成績上位10名のみだ!」
一同「はっ!」バッ
エレン(やっとここまできた。今度は俺達が巨人を食い尽くしてやるばんだ!)
アルミン(みんな…念の修行で見せた今までの成果を、兵士として充分に発揮してくれ)
教官「以上!解散!」
こうして僕たちは長かった訓練兵団の生活を終えた。そして明後日から各々の選んだ所属兵団にうつることになる。
しかしこれは、これから始まる地獄への序章に過ぎなかった。Part2 Fin
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