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1 : 2013/12/05(木) 22:56:37 -
クリスタ「私ね、昨日トイレで用を足してたらさ」
エレン「おう」
アルミン「えっ!?」
ユミル「ちょっと静かにしろ」
クリスタ「何か視線を感じるなぁ・・・と思って周りを見渡したんだって」
エレン「それで?」
クリスタ「上の隙間を見ても何もないし・・・それで下の隙間を見てみたらね」
アルミン「うん・・」
クリスタ「私の方を光で反射した両目がジーッと見つめていたんだって」
アルミン「うわっ・・・」
ソース: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1386251797/
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2 : 2013/12/05(木) 22:57:10 -
ユミル「くそっ!覗きかよ・・ライナーか!?」エレン「幽霊だろ」
クリスタ「私はもう思わず叫んでね・・・怖かったな・・」
ユミル「ライナーの野郎をぶっ飛ばしてくる!」
アルミン「ちょっと待ってよ。クリスタは誰だか分かったのかい?」
クリスタ「分かんないんだ・・・でも、とにかく犯人を捕まえて欲しい」
エレン「だから、幽霊だろ」
ユミル「エレンは黙ってろ」
アルミン「幽霊よりライナーを疑った方がまだ現実的でしょ?」
エレン「そうかぁ・・・?」
ユミル「それより、クリスタはその他にこんなことあったりしたか?」
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3 : 2013/12/05(木) 22:57:45 -
クリスタ「無いんだよね・・・」アルミン「じゃあ、これから始まるのかもね・・・」
クリスタ「えっ!?」
ユミル「大丈夫だ。これからは私も付いていてやるから」
クリスタ「ありがと」
アルミン「じゃ、僕らでトイレのほうで調べてみる?」
ユミル「そうだな、悪いが女子トイレで一緒に証拠探しと行くか」
エレン「なんか嫌だな」
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4 : 2013/12/05(木) 22:58:15 -
クリスタ「犯人見つけてくれたら、何かお礼するよ」ユミル「全力でがんばろう」
アルミン「うん。僕らとクリスタの為に」
エレン「はぁ・・・こういうの関わりたくないんだよな・・・」
クリスタ「お願いだよ!エレンも手伝って!」
~女子トイレ~
アルミン「何もないね・・・」
クリスタ「というか、ここに寝そべって覗くなんてね・・・」
ユミル「きたねえな・・」
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5 : 2013/12/05(木) 22:58:48 -
エレン「おい、もう行こうぜ・・」クリスタ「待って、もうちょっと探そうよ」
エレン「俺はこんな居心地悪いとこいたくねえよ・・・」
アルミン「それは僕もだけど我慢してよ」
ユミル「そうだ。クリスタのためだ」
エレン「・・・はぁ・・・・・早く部屋に戻りてえな」
ユミル「一人でも捜索人数は多い方がいいんだよ」
エレン「じゃあ他の奴誘え」
ユミル「クリスタの気持ち考えろ。悩みに悩んだ結果お前らに頼んだんだぞ。これ以上は他言無用だ」
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6 : 2013/12/05(木) 23:00:03 -
クリスタ「本当にお願い!これ以上は怖くて訓練どころじゃなくなるもん・・・」エレン「はぁ・・・わかったよ・・」
アルミン「うん。エレンがんばろ!」
エレン「って!・・・っうわ!?」
ユミル「エレンどうした!?」
エレン「見てみろ!血が!?」
クリスタ「あ、あー・・・」
ユミル「なんというか・・・」
アルミン「これはね女の子が」
ユミル「言うな!(多分、流す時はねたりしたんだろうな・・・)」
エレン「なんだよ!?」
クリスタ「女の子の身体の秘密だよ」
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7 : 2013/12/05(木) 23:00:46 -
ユミル「エレンの知るようなことじゃねえよ」エレン「そういえば、排水口に長い髪が詰まってるぞ?」
アルミン「今週の掃除当番は誰かな?」
ユミル「・・・・・すまん」
クリスタ「ユーミール!!」
エレン「掃除くらいしろよな」
ユミル「なんだよ!?私の批評をしに女子トイレ来たわけじゃねえだろ!」
アルミン「あ、そうだったね!じゃあ次は誰かに聞いて回る?」
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8 : 2013/12/05(木) 23:01:50 -
エレン「にしても、女子の長い髪ってなんか気味悪いよな」ユミル「だな。掃除しなきゃな」
アルミン「というか、クリスタの使ってたトイレの隣さ、詰まってるね」
ユミル「ん?本当だな・・・」
クリスタ「誰か紙でも使い過ぎたのかな?」
ユミル「はぁ・・・無駄な仕事増やしやがって・・」
クリスタ「さっ!アルミンの言った通り、聞き周りをしよう」
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9 : 2013/12/05(木) 23:02:31 -
~ライナーの供述~
ライナー「は!?知らんぞ!?俺は女子トイレなんか入ったことねえ!」
ユミル「てめえが犯人だろ!」
ライナー「その時間はベルトルトと一緒にいた」
ユミル「ならベルトルさんも共犯だ」
ライナー「無茶苦茶だ!一緒に備品を運んでたんだよ!それは教官が知ってる!」
ユミル「ホントだろうな?」
ライナー「疑うなら、聞いてみろ!」
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10 : 2013/12/05(木) 23:03:40 -
~サシャに聞いてみたら~
サシャ「知らないですよ?」
アルミン「誰か怪しい奴が入ってくの見てないかい?」
サシャ「そういえば、トイレに入っていく見知らぬ女性を見ました!」
アルミン「へぇ。どんな感じの人だった?」
サシャ「黒髪の女性でしたね」
アルミン「つまり・・・ミカサ、ミーナ、ユミル、多々・・・か」
サシャ「お探しの方ですか?」
アルミン「でも、男でも桂さえかぶれば、どうにでもなるか・・・うーん・・」
サシャ「??」
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11 : 2013/12/05(木) 23:04:55 -
~男子集合させ~
エレン「ということで、覗き魔共。荷物を探させてもらうぞ」
ジャン「なんでもう犯人扱いなんだよ!?」
ベルトルト「僕はその時は教官と一緒だったよ」
エレン「よし、ベルトルトは行ってよし。そして後でトランプしようぜ」
コニー「俺の荷物はこれだ」
エレン「よし、コニーは行ってよし。そして、後でトランプしようぜ」
ジャン「早くしろ。俺の荷物を見て早く釈放させろ」
エレン「ん、ないな」
マルコ「僕の荷物は少ないけど・・・」
エレン「よし、マルコ行っていいぞ。そして、後でトランプしようぜ」
ジャン「・・・・・」
エレン「はい次ー!」
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12 : 2013/12/05(木) 23:06:10 -
~調べた結果~
アルミン「男子のベッド周りも調べさせてもらったけど桂はなかった」
ユミル「一番の犯罪人ライナーは無罪だった」
クリスタ「やっぱり・・・女子なのかな」
ユミル「なんか疑いたくねえが、それしかねえか」
アルミン「そういうレズって言う人はいるんだね」
エレン「気色悪いな・・・もう、ユミル達でやってくれ。気分が優れん」
ユミル「それは偏見だ。男を好きな男だっている。女だって女を好きな奴だっている。それを偏見して気持ち悪くなったとかな・・・」
クリスタ「もう1回、女子トイレ探しに行こう?また覗きをしてるかもしれないし」
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13 : 2013/12/05(木) 23:07:16 -
アルミン「現行犯逮捕だね」エレン「あそこはもう辞めにしないか?俺は鳥肌が止まらないんだ」
ユミル「だーかーら!クリスタの一大事なんだよ」
エレン「俺はそこに居て見られてると思うと気が気でないんだよ!」
アルミン「そりゃ僕だって同じだから」
ユミル「大丈夫だ。私もクリスタも事情が分かっていれてるんだ」
クリスタ「お願いだよ!エレン・・・」
エレン「わ、わかった・・・これで最後だからな・・」
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14 : 2013/12/05(木) 23:08:00 -
~女子トイレ~
アルミン「ここの下は10cmくらいの隙間と上は30cmくらいで・・・うん。確かに下から覗いたら十分すべてが見えるね」
クリスタ「私ね、足音を感じ取れなかったんだ」
ユミル「あっ!分かった!!」
アルミン「ユミル分かったのかい!?」
ユミル「いや、犯人は分からんが犯行方法は分かったんだ」
アルミン「ん、いいよ。教えて」
ユミル「犯人はやはり男だ」
アルミン「どうしてだい?」
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15 : 2013/12/05(木) 23:08:47 -
ユミル「サシャと言う見知らぬ女性というのは、女装した男。だから見知らぬ女性と言った」クリスタ「なるほど」
アルミン「でも女性なんて・・・」
ユミル「服装はみんな同じだ。だから問題はないだろう」
アルミン「違うよ。髪の毛の方だよ」
ユミル「簡単だ。それを今から推理と一緒に教えてやろう」
クリスタ「うん」
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16 : 2013/12/05(木) 23:10:31 -
まずは女装し何気なく女子トイレへ入る。
女の姿ならまず疑われないだろう
そして、クリスタの入った隣のトイレへ入り待機
あらかじめ、クリスタがトイレへ行くとこを確認しといたのだろう
で、クリスタがトイレへ入り犯行開始
犯人は覗いた
そして、クリスタに見つかった
瞬間、また隣のトイレへ足音たてずに逃げ込んだ
クリスタは驚いてその場から逃げ出した
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17 : 2013/12/05(木) 23:11:52 -
アルミン「まあこれなら全てのことに合点がいくね」
クリスタ「うん、そうだね・・・」
そしてここからだ。
犯人はその髪をそのトイレへ流したんだ
アルミン「そうなの?」
クリスタ「あそこに、ぷちゅぽんがあるから、1回戻してみる?」
ユミル「流すなよ?」
アルミン「わかってるって!証拠を流すわけ無いでしょ」
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18 : 2013/12/05(木) 23:13:48 -
ぶちゅ!ぽんっ
ごぼごぼ・・・
クリスタ「あっ!」
ユミル「ほらな。」
アルミン「ホントだ。たくさん黒髪が詰まってたんだ」
クリスタ「わかった!それで詰まっちゃったから、流れなかった髪の毛は」
ユミル「そう!それはエレンが見つけた大量の排水口のとこ溜まった髪の毛さ。何気なく置いといたんだんだな」
アルミン「おお!凄いね!繋がった!」
クリスタ「ユミルすごい!」
ユミル「だろ!?で、次は犯人なんだが」
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19 : 2013/12/05(木) 23:16:27 -
エレン「馬鹿だろ?お前ら」
クリスタ「えっ!?」
エレン「そんなわけねえだろ」
ユミル「はぁ!?」
アルミン「いや、エレン?ユミルの言ったのが正解だと思うよ」
エレン「幽霊の仕業だ」
ユミル「お前はまだそんなことを・・・」
アルミン「あのね、幽霊なんて存在しないんだよ」
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20 : 2013/12/05(木) 23:18:29 -
エレン「お前らにはこの部屋の気持ち悪い感じがわからないのか?」クリスタ「それは居心地がわるいだけで・・・」
エレン「ダメだ・・本当に気持ち悪い・・・・」
ユミル「お前なぁ!真面目に考えろ!!」
エレン「お前こそ、真面目に考えろ」
ユミル「は?」
エレン「クリスタはここで覗かれたんだろ?」
クリスタ「うん・・・」
エレン「言ったよな?両目でって?」
クリスタ「それは確かなことだよ!光に反射しててよく覚えてるし、嘘はついてない!!」
ユミル「それがどうしたんだよ!?」
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21 : 2013/12/05(木) 23:22:16 -
アルミン「目が光ってるだけで幽霊の仕業しちゃうのは、おかしいかと・・・」エレン「じゃあ、どうやって覗いたんだ?」
ユミル「何回も言ってるだろ。寝っ転がって、この下の隙間から覗いたって!」
エレン「両目で、どう覗くんだよ・・・?」
クリスタ「え・・どういうこと?」
エレン「実際に自分が覗いてみたと考えろよ」
ユミル「・・・あ、あれ・・・・・?」
エレン「寝っ転がって見たとしたら、横向きで片目しか見えないはずだろ?」
アルミン「・・・・そういえば・・・」
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22 : 2013/12/05(木) 23:22:55 -
エレン「確かに両目で覗かれたんだろ?」クリスタ「・・・・・・うん・・・」
エレン「逆立ちか?無理だ、音を立てず、ましてやこの10cmの隙間だ」
ユミル「お、おい・・・冗談だろ?クリスタ・・・?本当は片目しか見えなかったろ?」
クリスタ「・・・・・」ガクブル
エレン「つか、お前らは気付いてないのか?」
ユミル「な、何をだ・・・?」
エレン「さっきから、掃除道具倉庫の下の隙間から2つの光が
おわり
だから言っただろ、ずっと見られてると思うと気が気でないって
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