ジャン「どうしたんだ?」ミカサ「寒い」


1 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:49:34 ID:SOHUgS0I
ジャン「クリスマスは」ミカサ「空いている」の続き

前回同様
オマケに少しのユミクリ付き


ソース: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1382104174/


2 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:50:12 ID:SOHUgS0I
エレン「マフラーはどうしたんだ?」

ミカサ「洗ったので干している」ブルッ

エレン「そうか、くさいもんな」

ミカサ「そう、くさ…えっ!?」ビクッ

エレン「アレ洗わないとくさい」

ミカサ「…くさい…分かった、定期的に洗う」

アルミン「その方がいいね」アハハ

ジャン「(ミカサが寒い…だと!?俺はどうすればいいんだ!?後ろからギュッと抱きしめればいいのか!?…いやいや、早まるな。俺はまだお友達…いや、知り合い以上恋人未満というような微妙な位置にいる…早まるな)」ウーン

壁lマルコ「(ジャン…いいか、ここで選択肢を間違えちゃいけない…)」ジッ


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:50:53 ID:SOHUgS0I
ミカサ「…マフラーがないと寒い」

壁lマルコ「(ほら…ジャン!いいセリフがあるじゃないか!何故言わないんだ!)」

エレン「頑張れ」グッ

ミカサ「…うん」

アルミン「腹巻をしたらどうかな?」

ミカサ「…腹巻とは?」

アルミン「お腹に巻くものだよ!
暖かくなるんだ!最近は毛糸で作ったものも売っているよ、買ってみたらどうかな?」

ミカサ「…いい!それはすごく良さそう!」

壁lマルコ「(いい感じで進んでいるよ、ジャン!今言わなかったらいつ言うんだ!?)」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:51:24 ID:SOHUgS0I
ミカサ「…マフラーがないと寒い」

壁lマルコ「(ほら…ジャン!いいセリフがあるじゃないか!何故言わないんだ!)」

エレン「頑張れ」グッ

ミカサ「…うん」

アルミン「腹巻をしたらどうかな?」

ミカサ「…腹巻とは?」

アルミン「お腹に巻くものだよ!
暖かくなるんだ!最近は毛糸で作ったものも売っているよ、買ってみたらどうかな?」

ミカサ「…いい!それはすごく良さそう!」

壁lマルコ「(いい感じで進んでいるよ、ジャン!今言わなかったらいつ言うんだ!?)」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:51:57 ID:SOHUgS0I
ジャン「へぇーあったかそうだなー」

壁lマルコ「(ジャン…しょうがないな)」

マルコ「…」スッ

エレン「じゃあ、俺が買って———」

マルコ「腹巻?腹巻の話だろう?僕も持っているよ」ススス

ジャン「…マ、マルコ?」

マルコ「いい腹巻が売っている店を知っているんだ」ススス

ミカサ「そう、じゃあ教え———」

マルコ「あぁ…場所は、この前ジャンと行ったからジャンが連れて行ってくれるよ」ニコッ


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:52:39 ID:SOHUgS0I
ジャン「!!(…マルコ、お前ってやつは…)」

エレン「おー、連れてってもらえよ」ウンウン

アルミン「いいと思うよ」ウンウン

ミカサ「…ジャン、お願いできる?」

ジャン「…あ、あぁ、いいぞ」

ミカサ「じゃあ次の休日にお願い」

ジャン「おう」

ミカサ「ありがとう」

ミカサーコッチキテー

アルミン「…呼ばれてるよ」

ミカサ「…行ってくる」タッ


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:53:25 ID:SOHUgS0I
エレン「…」

アルミン「…」

マルコ「…」

ジャン「…ミカサはもう行ったか?」

エレン「…行ったぞ」コク

ジャン「っ~~~~//」

マルコ「ジャン、背中に頭突きしないでくれよ」ハハハ

エレン「ジャン、風呂入ってこいよ。…今から清潔に、だろ?」ニコッ

ジャン「そうだな!そうだな!ありがとな皆!」タッ


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:54:08 ID:SOHUgS0I
アルミン「春だね」

エレン「冬だけどな」

マルコ「…どうする?」

エレン「この前は見事に失敗したからな…今回こそ」グッ

アルミン「頑張ろうね、エレン、マルコ!」グッ

マルコ「あぁ!…じゃあ僕はベルトルトに!」タッ

エレン「俺はライナーに!タッ

アルミン「僕はコニーに!」タッ


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:54:56 ID:SOHUgS0I
————休日

壁lエレン「かと言って今日は、あんまりだな…」

壁lコニー「でぃなーってやつじゃねぇのかよ!」プンスカ

壁lライナー「今回はディナーじゃないんだ、すまんな、コニー」

壁lベルトルト「でも前のお店美味しかったよね!」

壁lマルコ「美味しかったよ——あ!二人が歩き始めた!」

壁lアルミン「よし、今回も極力バレないように行こう!」グッ

ジャン「…あー、ミカサは休日何してるんだ?」ソワソワ

ミカサ「自主練習」

ジャン「あー」ソワソワ

ミカサ「エレンは休日返上で自主練習をするので…私も見習って」

ジャン「…そうか」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:56:03 ID:SOHUgS0I
ミカサ「ジャンは?」

ジャン「…俺はマルコと出かけたりだな」

ミカサ「それもいいと思う」

ジャン「ありがとよ。おっ、ミカサ!屋台だ!行こうぜ」ギュッ

ミカサ「!!…う、うん!」タッ


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:57:28 ID:SOHUgS0I
————屋台前

屋台のオッチャン「たい焼きいらんかね」

ジャン「タイヤキ?初めて聞いたな…」

ミカサ「…ジャ、ジャン…手///」

ジャン「手?」

ジャン「!!!(どさくさに紛れて手を繋いでいた…だと!?)」

ジャン「す、すまん!」パッ

ミカサ「別に大丈夫…//」ソワソワ

屋台のオッチャン「…」


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:58:16 ID:SOHUgS0I
ジャン「た、タイヤキ二つくれ!」

屋台のオッチャン「はいよ」ゴソゴソ

屋台のおっちゃん「二つで××円だ」ヒョイ

ジャン「ほい」チャリン

屋台のオッチャン「まいどー」

ジャン「…結構熱いなー」スタスタ

ミカサ「お金」ヒョイ

ジャン「…いらない」プイ

ミカサ「払う」

ジャン「俺のおごりだ、焼きたてっぽいな」スッ


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:58:48 ID:SOHUgS0I
ミカサ「…ありがとう」ヒョイ

ジャン「…」パクッ

ミカサ「…」パクッ

ジャン「…うまっ」

ミカサ「美味しい!」

ジャン「うまいなー」ニッ

ミカサ「甘くてサクサクでモチモチしてて…美味しい」キラキラ


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:59:30 ID:SOHUgS0I
ジャン「マルコに食わせてやりたいなー…」

ミカサ「私も、エレンに…あとアルミンに」

柱lマルコ「ありがとう、ありがとう!ジャン!だけど大丈夫!もう購入済みさ!」モグモグ

柱lエレン「うまー」モグモグ

柱lアルミン「美味しい!美味しい!美味しいね、エレン!」

柱lライナー「こらこら、アルミンあまり大きな声で喋るなよー」モグモグ

柱lベルトルト「ライナー、口から何か飛んだ!」

柱lライナー「…すまん」

柱lコニー「でぃなーじゃなくてもウマイなー」ホンワカ


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 23:00:01 ID:SOHUgS0I
ジャン「…ミカサは食べ物だったら何が好きとかあるか?」

ミカサ「…たい焼きが好きになった」

ジャン「まじかよ!早いなー」ハハハ

ミカサ「エレン達にお土産として買っていきたいくらい…」

ジャン「…」

ミカサ「ジャン?」

ジャン「…いや…あー、何か欲しいもの他にあるか?マフラーとか」

ミカサ「私は死ぬまでエレンのマフラーでいい」キリッ


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 23:00:36 ID:SOHUgS0I
ジャン「…そうか」

ミカサ「…あ、あそこに見えるのが腹巻のお店?」

ジャン「…おう」

ミカサ「マルコはいい店を知っている。さすがマルコ」

ジャン「…そうだな」

ミカサ「…そういえばこの前の立体機動訓練、ジャンはすごかった。…かっこよかった」

ジャン「…そうか」

ミカサ「…ジャン」

ジャン「…」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 23:01:20 ID:SOHUgS0I
ミカサ「…ジャン、着いた」

ジャン「…あぁ、ほら入ってこいよ。俺は待ってるから」

ミカサ「え…」

ジャン「気にせず買い物してこい」

ミカサ「…で、でも外は寒い…ので」

ジャン「いいから」

ミカサ「…分かった」

ジャン「(あぁぁぁああああああ…クソ、またかよ)」

ジャン「(どんだけエレンの話するんだよ、ミカサは!!!クソッタレ!死に急ぎ野郎が!)」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 23:02:02 ID:SOHUgS0I
ジャン「(…俺もせっかくマルコが協力してくれたデートだったのに拗ねて…女々しいやつだな)」

ジャン「はぁ……」

壁lマルコ「…ジャン」

壁lライナー「…ミカサが店から出てきたぞ!」

ミカサ「…」トコトコ

ジャン「早かったな、…見つからなかったのか?」

ミカサ「…いや、あった」

ジャン「じゃあ何で買わなかった?金が足りなかったか?」


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 23:02:51 ID:SOHUgS0I
ミカサ「…ジャンが怒った顔をしているのに、私だけ楽しめるはずがない」

ジャン「…」

ミカサ「良ければ話して欲しい、怒っている訳を…」

ジャン「…ミカサが」

ミカサ「うん」

ジャン「エレンの話ばかりするから…」

ミカサ「……ごめんなさい」

ジャン「……いや、俺が勝手に拗ねただけだ」

ミカサ「ジャンがエレンを嫌っていることを忘れていた…ごめんなさい」

ジャン「べ、別に嫌いってわけじゃねーけど」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 23:03:44 ID:SOHUgS0I
ミカサ「…緊張して、ジャンと何を話せばいいか分からなかった」

ジャン「!!」

ミカサ「…ごめんなさい」

ジャン「…別に怒ってねーから、ほら入ってこいよ!」

ミカサ「いや」

ジャン「何だ?俺も一緒に入るか?」

ミカサ「…別の店に行きたい」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 23:04:15 ID:SOHUgS0I
————手芸屋

ジャン「何買ってきたんだ?」

ミカサ「毛糸たくさん」キリッ

ジャン「なんでだ?…っハクショーイ」

ミカサ「…ぷっ」

ジャン「(可愛い)…笑うなよ、こういうクシャミなんだよ…ハクショーイッ」

ミカサ「…もう少し待っていて」

ジャン「何をだ?」

ミカサ「…秘密」


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 23:04:59 ID:SOHUgS0I
———女子寮

クリスタ「何編んでるの?ミカサ」

ミカサ「腹巻」アミアミ

ユミル「はらまきぃ?」

クリスタ「2個も?」

ミカサ「…1つは自分用」アミアミ

ユミル「もう1つは?」

ミカサ「…あったまって欲しい人がいるから、その人に」

おわり

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