エレン「ケツの穴がカユい」2


1 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 19:27:34 ID:W8vTx5SE
※注意 ネタバレあり、エレアニ、ホモなし。
前スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1371744035/-100


ソース: http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1374229654/


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 19:37:34 ID:W8vTx5SE
もうちょっとだけどね
おつきあいください

5 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 20:08:51 ID:W8vTx5SE
エレン「んーうまいな」シャリシャリ

アニ「そうだね」シャリシャリ

エレン「…」

アニ「それ何味だったっけ。私にもちょうだいよ」

エレン「ああ?これはコーラ味だ。ほれ」スッ

アニ「…うん?久しぶりにコーラ味のものを食べたけど、おいしいね」シャリ

エレン「そうか。アニのも一口くれよ」


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 20:13:05 ID:W8vTx5SE
アニ「いいよ」スッ

エレン「おお、これもうまいな」シャリシャリ

アニ「一口で食べ過ぎだよ」ムスッ

エレン「そんな怒るなよ〜、もう一口食うか?」

アニ「…うん」シャリッ

エレン(やっぱリスみたいだな)


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 20:32:36 ID:W8vTx5SE
カァー カァー

エレン「ちょうどいい時間に戻れたな。食堂の方から飯の匂いがしてるぞ」

アニ「…そうだね」

エレン「今日は楽しかったな!」

アニ「…」

アニ(今だ…今しかない)

エレン「アニ?」

アニ「明日で、訓練兵団も卒業だよね」

エレン「ああ…そうだな」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 20:59:55 ID:W8vTx5SE
アニ「…あんたさ」

エレン「なんだ?」

アニ「今からでも、憲兵団を志望する気はないの?」

エレン「…ああ?憲兵団になんか入ったら、外の世界から遠ざかっちまうじゃねえか」

アニ「…」

エレン「だから調査兵団入りは間違いないな」

アニ「あんたは、新兵の死亡率…分かってて言ってるの!?」

エレン「うおっ…二人に一人は死んじまうって聞いたな」

アニ「そんなところに、私は行って欲しくない…」

エレン「…アニ」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 21:30:27 ID:W8vTx5SE
エレン「大丈夫だ。俺はそう簡単には死なねえ…少なくとも巨人をこの地上から消すまでは」

アニ「何の根拠があってそんなことを…」

エレン「根拠はねえけど、根性ならあるつもりだ。…俺を信じて待っててくれ」

アニ「…なにそれ。言うこと聞いてくれないのに信じると思うの?」

エレン「あれだ、いつだったかに言ってただろ?一緒に海にでも行こうって。必ず迎えに来るから」

アニ「ああ…」

アニ(そういうことじゃないのに…)

アニ「…その話、もうちょっと考えさせてよ」スッ

エレン「あっ、おい…」

アニ「じゃあ、また」テクテク

エレン「…」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 21:32:08 ID:W8vTx5SE
ガチャ

エレン「…」

アルミン(あれ?)

アルミン「おかえりエレン、早いね。ってアニはどうしたの?」

エレン「アニに憲兵団を薦められた」

アルミン「えっ」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 21:42:55 ID:W8vTx5SE
エレン「調査兵団みたいな死んじまう恐れが高いとこに行くんじゃない、だとさ」

アルミン「…それで、エレンはどう答えたの?」

エレン「もちろん調査兵団に行くってな。いつか外に行くとき、絶対迎えに行くって言ったんだが…」

アルミン「アニは…?」

エレン「…考えさせろって」


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 21:47:33 ID:W8vTx5SE
アルミン「…アニはエレンのことが心配なんだよ」

エレン「それはわかってるんだけどな…外に行く夢だけはどうしても諦められねえ」

アルミン「だと思ったよ。なら、なんとしても生き残らないとね。生きてたらチャンスはあるさ」

エレン「…ああ!その通りだ」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 21:50:18 ID:W8vTx5SE
上官「…今この瞬間にもあの「超大型巨人」が壁を破壊しに来たとしても不思議ではない」

上官「その時こそ諸君らはその職務として「生産者」に代わり、自らの命をささげて巨人という脅威に立ち向かってゆくのだ!」

上官「心臓を捧げよ!」

ハッ!

上官「本日、諸君らは「訓練兵」を卒業する…」

上官「その中で最も訓練成績が良かった上位10名を発表する。呼ばれた者は前へ」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 21:58:20 ID:W8vTx5SE
上官「主席、ミカサ・アッカーマン」

ミカサ「…」

上官「二番、ベルトルト・フーバー」

ベルトルト(やってやったよ。余裕の挽回さ)

上官「三番、ライナー・ブラウン」

ライナー「…」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 21:59:00 ID:W8vTx5SE
上官「四番、アニ・レオンハート」

アニ「…」

上官「五番、エレン・イェーガー」

エレン(結局また抜かれちまったなあ…そりゃ頼りなくも見えるか…)

上官「六番、ジャン—」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 22:11:47 ID:W8vTx5SE
エレン「はぁ……!?調査兵団にするって?」

エレン「コニー、お前は8番だろ!?前は憲兵団に入るって…」

コニー「憲兵団がいいに決まってるだろ…けどよ…」

トーマス「お前の昨日の演説が効いたんだよ」

エレン「は!?」

コニー「イ…イヤ!!オレは…アレだ…そう!ジャンだ」

コニー「オレはアイツと同じ兵団に入りたくねぇだけだ!」

トーマス「調査兵団に入る理由になってないぞ」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 22:13:17 ID:W8vTx5SE
エレン「…」

トーマス「それにお前だけじゃ…」

サシャ「あのぅ、みなさん…」

サシャ「上官の食糧庫からお肉取ってきました」

エレン「」

コニー「」

トーマス「」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 22:17:00 ID:W8vTx5SE
エレン「サシャ…お前、独房にぶち込まれたいのか…?」

トーマス「お前、本当に馬鹿なんだな…」

コニー「馬鹿って怖ぇ…」

サシャ「後で、みなさんで分けましょう」

コニー「戻してこい」

ミーナ「そーだよ。土地が減ってから肉なんて凄く貴重になったんだから」

サシャ「大丈夫ですよ。土地を奪還すれば、また…、牛も羊も増えますから」


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 22:17:42 ID:W8vTx5SE
エレン「え?」

トーマス「なるほどな。ウォール・マリアを奪還する前祝いに頂こうって訳か。食ったからには腹括るしか無いもんな!!」

エレン「……トーマス…」

サムエル「俺もその肉、食う!」

ミーナ「わ…私も食べるから!とっといてよ!」

サムエル「何つっ立ってんだエレン、作業に戻んねぇとバレちまうぞ!」

ミーナ「お昼はまだ先だよっ」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 23:02:39 ID:W8vTx5SE
ヒュウウウウウウウウウウウウウ

ベルトルト(…)

ベルトルト(エレン、サシャ、ミーナ、コニー)

ベルトルト(僕の数少ない友人の…君たちの班があの位置に配属されると知ったとき)

ベルトルト(僕は少なからず寂しさを覚えたよ。君らが死ぬかもしれないことに)

ベルトルト(でも…君たちは最初からこの壁の中の人間だ)

ベルトルト(それは僕の敵に他ならない)ガリッ


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 23:29:11 ID:W8vTx5SE
ヒュウウウウウウウウウウ

エレン「…」ブルブル

エレン(あれから、5年経った)

エレン(3分の1の領土と2割の人口を失ってようやく、人類は尊厳を取り戻しつつある)

エレン(…勝てる…)

エレン(人類の反撃は…)

エレン(これからだ)ドヤァ

超大型巨人「」ヌッ

ビュン ブワアアアアアアアアアアアア


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/19(金) 23:49:23 ID:W8vTx5SE
ビキビキビキビキ

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

エレン「固定砲整備4班!戦闘用意!」

エレン「目標、目の前!超大型巨人!」

エレン「これはチャンスだ、絶対逃がすな!」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:05:34 ID:WY0HyJcM
ジャン「うおおぉぉ!!」グラッ

ジャン「何で今日なんだ…!?明日から内地に行けたっつーのに!」

ベルトルト「…」

ミカサ「エレン、戦闘が混乱したら私のところに来て」

エレン「は!?何言ってんだ!?俺とお前は別々の班だろ!?」

アニ「…」ハァ(…ここにいた)

ミカサ「混乱した状況下では筋書き通りにはいかない」

アニ(でも、顔を合わせたところで…)フラッ

エレン「お前…さっきから何を…」


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:11:09 ID:WY0HyJcM
イアン「アッカーマン訓練兵!お前は特別に後衛部隊だ。ついてこい」

ミカサ「…!私の腕では足手まといに」

イアン「お前の判断を聞いているのではない。避難が遅れている今多くの精鋭が必要だ」

ミカサ「し…しかし」

エレン「おい!いい加減にしろ!」ゴチ

ミカサ「!?」


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:14:28 ID:WY0HyJcM
エレン「…アルミン、こりゃあいい機会だと思わねえか?」

エレン「調査兵団に入団する前によ、ここで手柄を立てておけば…」

エレン「スピード昇格間違いなしだ」ニヤ

アルミン「あぁ、間違いない」

ミーナ「言っとくけど二人とも…今期の調査兵団志願者はたくさんいるんだからね!」

トーマス「さっきはエレンに遅れを取ったけど今回は負けないぜ!」


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:17:52 ID:WY0HyJcM
ドッドッドッドッドッドッ

前衛兵士「あ…ああぁぁぁ」

6m級「あうあう」ガブガブッムチイブチブチパキッ

ドッドッドッドッドッドッ

前衛兵士「な…!なんだあいつ、カエルみてえに両手両足使って跳んでやがる…速すぎる!」

前衛兵士「頭を狙ってるのか…?」バシュッ

前衛兵士「うなじはもらった!」

6m級「あああ?」グルン バクッ

衛兵士「あ…」ボトッ

前衛兵士「振り向いただと!?」

6m級「モグモグ」


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:22:59 ID:WY0HyJcM
15m級「」

トーマス「うわああああぁぁぁあああクソッ、クソッ!ああああああああああああ」

トーマス「…………!!」

15m級「」ゴクン

エレン「ト、トーマス!」

15m級「」バキ バキ ズシン…

エレン「…ま…待ちやがれ!」バシュ

ナック「よせ!単騎行動は—下にももう一体—」バシュ

7m級「」カパッ

エレン「うっ!?」


38 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:24:51 ID:WY0HyJcM
ベルトルト(僕が招き入れた巨人を僕らが殺すっていうのも変な話だね)ズバッ

8m級「あっ?」ズシーン

アニ「…あっちにも、6m級だ。行くよ二人とも」

ライナー「おう」バシュ

6m級「だああああーーーーー!!」バターン

前衛兵士「なっなんだこいつピョンピョ」ガブッ

衛兵士「」

6m級「だっ!だっ!だっ!だっ!」ドッドッドッドッドッドッ

前衛兵士「あいつ…!頭だけを食いちぎって…!」


40 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:33:05 ID:WY0HyJcM
エレン「」ドゴッ

アルミン「」

ミーナ「そんな…エレンが…」

ミリウス「お…おい、止まってる場合か!来るぞ!かかれ!」バッ

7m級「!」ガシッ ガシッ

ミリウス「うう!?ああぁぁぁああああぁああ」

ナック「あっあっっああああっあああああっ」

アルミン(なんで…)


41 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:34:05 ID:WY0HyJcM
7m級「」ビィン

ミーナ「うっ…!」ダン ボトッ

8m級「おっ」ヌッ

ミーナ「」

きゃああああああああああ

アルミン(なんで、僕は…仲間が食われてる光景を眺めてるんだ…)

アルミン(どうして、僕の体は動かないんだ…)

爺級「」ズシン…ズシン…

アルミン(あ…あいつ…エレンの方に…)


42 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:35:10 ID:WY0HyJcM
爺級「」ヌッ

エレン「…」ツマミ

爺級「」パッ

アルミン「ああああぁぁぁぁ」

爺級「!んぐっ」ギチョ

アルミン「」

ズシン…ズシン…ズシン…


43 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:36:11 ID:WY0HyJcM
6m級「でぇーーーーっ?」ズンズン

ベルトルト「あいつは人間を積極的に追わないのか?奇行種の中でも奇行種だね」

ライナー「仕方ない。さっさと追いついてやるぞ…くれぐれも慎重にな」

6m級「だだあ!」ブチブチッ…ジュルジュルジュルジュルズポポポポポポポ

ベルトルト(…!うげっ…あいつ…死体の脳みそをすすってる!?)

ライナー(味の好みでもあるんだろ…よっぽどのグルメ巨人だな)

アニ(冗談行ってる場合じゃないでしょ…)


44 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:37:17 ID:WY0HyJcM
ライナー(まあ、それもそうだ…行くぞ…!)バシュッ

6m級「だあ!」ガシッ

ライナー「なっ!?」ガブッ

ベルトルト「ライナー!」

6m級「だっ」ガブチッ

グルグル…ポイッ

ドサ


48 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:49:34 ID:WY0HyJcM
ベルトルト「…?手がうごか」

3m級「ウウ!?ウーーー?」ギョロ

アニ「ベルトルト!!!」

ベルトルト「ああああああああああ」

ベルトルト「あっ!あっ!あああああああ」

アニ(いつの間に…)

4m級「」ヌッ…

5m級「」ヌッ…

4m級「」ヌッ…

アニ(数が多すぎて、手が出せない…ッ)

ベルトルト「アニ!!逃げ」
バリバリグチャグチャグチャ ゴッ パキッ


50 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:51:35 ID:WY0HyJcM
アニ「…あ」

べ「」

イナー「」

ト「」

ルト「」

アニ「…」ヘタッ

アニ(あんたらが巨人に食われてどうするのさ…)


51 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/20(土) 23:54:41 ID:WY0HyJcM
アニ(あんたらが居なくなっちゃ、私はもう帰れないでしょうが…)ジワッ

アニ「…」ツー

アニ(私一人でなんて、続けられたもんじゃない。ここで生きようったって、エレンにも…昨日きついことを言ったばかり…)

アニ(私も、ここに骨を埋めてやろうか)

爺級「ンぐ…」ヌッ

アニ(…ダメ。私はあいつに…生きろって言ったんだ)グシグシ

爺級「んぐぐぐぐっ」

アニ(たとえ嫌われてても…言いだしっぺが死んでどうする。戦わなきゃ)カチャ

爺級「…んぐぐ」ガシッ

アニ「あっ」(しまった…!)


53 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:12:05 ID:Mro0Lakg
爺級「あー」

アニ「くぅっ!放、放せって!!」ジタバタ

爺級「ああー」ポトッ

アニ「っ…」クンクン

アニ「おえ臭っ」

ガシッ ブン!

アニ「えっ」ドッ!

アニ「うっ…」イタタ…

エレン「ハァ…ハァ……」

アニ「…っっ!…っ!エレン…!!」


54 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:13:59 ID:Mro0Lakg
エレン「こんなところで…死ねるか……」

アニ「あんた…なんで、そんなとこに」

エレン「へっ、のどのところに刃刺して無理矢理つっかえててよかったぜ…、なあ、俺さ…」

アニ「何言おうとしてんのかしらないけど!それより早く!」バッ

エレン「絶対、お前と、海に」
バクン

ボトッ

アニ「あああぁぁぁぁ」


55 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:15:08 ID:Mro0Lakg
アニ「」カクン

爺級「ウング」コンドコソ ノメタ

アニ「」

爺級「…」

アニ「」

爺級「アアー」ズシン ズシン

アニ「」


57 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:18:40 ID:Mro0Lakg
アルミン「…あ…」ブアッ

アルミン「うぁぁぁあああああ」バッ

コニー「アルミン…!」

アルミン「…!!…この…!役立たず…!死んじまえ!!」

コニー「オイ…落ち着けっアルミン!みんなは…」

ユミル「もういいだろコニー!全滅したんだよコイツ以外は」

ユミル「周りを見りゃわかるよバカ!これ以上こいつにかまってる時間はねえんだ!」


58 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:20:53 ID:Mro0Lakg
コニー「何でアルミンだけ無事なんだよ!?」

ユミル「さぁな、死体だとでも思ったんじゃねえの?」

アルミン「…」

ユミル「劣等生のコイツだけ助かるとは…エレンたちも報われないな…」

コニー「…なぁクソ女…二度としゃべれねえようにしてやろうか!?」

クリスタ「やめて二人とも!!」

コニー「…とにかくこのままじゃいけねえ。立てるか?アルミン」

アルミン「…ごめん迷惑かけた。後衛と合流する」バッ

コニー「アルミン!」


60 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:23:50 ID:Mro0Lakg
アニ(あ。でも、どうせ死ぬんならその前に)クチッ

アニ「あいつだけは殺さないと」ガリッ

ドシン!!

女型「…」

ズシン…ズシン…ズシン…


63 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:27:12 ID:Mro0Lakg
コニー「おっおう…ダメかな?」

ジャン「はぁ〜〜…つまんねぇ人生だった…こんなことならいっそ…言っておけば…」

サシャ「や…やりましょうよみなさん!!さぁ!立って!力を合わせればきっと成功しますよ」

マルコ「ミカサ!お後衛のハズじゃ…?」

ミカサ「アルミン」

アルミン「あ…ミカサ」

ミカサ「ケガはない?エレンはどこ?」

アルミン「…」ポロポロ

ミカサ「」


65 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:31:33 ID:Mro0Lakg
ミカサ「マルコ、本部に群がる巨人を排除すれば、ガスの補給ができてみんなは壁が登れる。違わない?」

マルコ「あ…あぁ…そうだ…しかし、いくらお前がいても…あれだけの数は…」

ミカサ「できる」スッ

マルコ「えっ」

ミカサ「私は…強い…あなた達より強い…すごく強い!…ので私は…あそこの巨人共を蹴散らせることができる…例えば…1人でも。……あなた達は…腕が立たないばかりか…臆病で腰抜けだ…とても…残念だ。ここで…指をくわえたりしてればいい…くわえて見てろ」

ミカサ「できなければ、死ぬだけ。でも…勝てば生きる…」

ミカサ「戦わなければ、勝てない…」ダッ

マルコ「お、おい!?」


67 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:32:16 ID:Mro0Lakg
ジャン「残念なのはお前の言語力だ。あれで発破かけたつもりでいやがる…てめえのせいだぞ…エレン」

ジャン「おい!俺たちは仲間に一人で戦わせろと学んだか?お前ら!本当に腰抜けになっちまうぞ!」バッ

サシャ「や やい腰抜けー 弱虫ー ア…アホー」ダッ

訓練兵「あいつら…」

訓練兵「ちくしょう…やってやるよ…」

ジャン「ミカサに続け!ガスが無くなる前に本部に突っ込め!」

コニー「しかし…すげえなミカサは…どうやったらあんなに速く動けるんだ…」


68 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:32:48 ID:Mro0Lakg
アルミン(いや…ガスを吹かしすぎだ!あれじゃすぐなくなる…)

アルミン(やはり…いつもみたいに冷静じゃない…このままじゃ…)

アルミン(いずれ…)

ミカサ「っ」プシッ

ガン

アルミン「…!ミカサ…!!」

ミカサ「…」ハァ ハァ


71 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:35:26 ID:Mro0Lakg
15m級「きぃああああああああああああああ」

ミカサ(…一体…何が…)

15m級「…」ガッ ガッ ガッ

ミカサ(巨人が…巨人を蹴り殺してる!?)

ミカサ(ただひたすら困惑した…巨人が巨人を襲うなんて聞いたことがない…)

ミカサ(そして…微かに)

女型「…」グチャグチャグチャ ベキッ

ミカサ(戦慄した…)

ミカサ(その光景は、人類の悲痛が体現されたように見えたから…)


72 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:36:52 ID:Mro0Lakg
アルミン「ミカサ!」ズザザザザザ

ミカサ「!」バッ ヒュウウウウウウウウウウ

ドサッ

アルミン「うっ…!ミカサ!ガス切らして落っこちたろ!?ケガは!?」

ミカサ「私は大丈夫…」

コニー「おい!とにかく移動だ!まずいぞ!15m級が2体だ!」

ミカサ「いや、あの巨人は」


73 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:38:24 ID:Mro0Lakg
女型「…」パキパキパキパキ ゴッ

15m級「」クビミョーーーーーーーーーーン

アルミン「っ!?」

コニー「伏せろ!」

ドゴォ

15m級「」ググッ

ドス

女型「…」


75 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:39:52 ID:Mro0Lakg
アルミン「やることは決まってる…!僕のもあまり入ってないけど…」ガチャ

ミカサ「…!!」

アルミン「急いでこれと交換するんだ!」

ミカサ「アルミン!!」

アルミン「僕が持ってても仕方がない…こうするしかないんだ!でも、今度は大事に使ってくれよ…皆を助けるために」

ミカサ(私は…皆の命を背負う覚悟もないまま先導した…その責任も感じない内にいったんは命すら放棄した…それも自分の都合で…。私は…)


76 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:40:28 ID:Mro0Lakg
アルミン「よし!機動装置はまだいけるぞ!刃も全部足した…」カチャ

アルミン「ただ…この折れた刃だけはここに置いていってくれ…」

ミカサ「…」スッ ポイ

アルミン「え?え!?そんな…」

ミカサ「アルミン!ここに置いて行ったりはしない」ガシ

アルミン「……でも、大勢の巨人がいる中を人一人抱えて飛び回るなんて…」


77 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:41:58 ID:Mro0Lakg
コニー「お前をこんなところに残していくわけねえだろ!俺がアルミンを抱える!ミカサは援護だ!」グイ

アルミン(よしてくれ…このままじゃ僕はまた友達を死なせてしまう)

アルミン「き…聞いてくれ!提案があるんだ!」パッ

コニー「ッ提案?」

アルミン「…やるのは二人だから…二人が決めてくれ…無茶だと思うけど…」スッ


78 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:43:23 ID:Mro0Lakg
女型「…!」ダッダッダッダッダッ

爺級「」ジュウウウウウウウウウウウウウウウウ

女型「…」

アニ(誰…誰がこいつを?)

アニ(私はあいつの…仇すらとってやれないの!?)

アニ(ううっ、うっ、ウ…ッ!)

女型「」スゥゥゥゥゥゥ

女型「きぃやあああああああああああああああああああああああああああああああ」


79 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:45:25 ID:Mro0Lakg
15m級「…」

6m級「だっ?だっ?だっ?だだだだだだだだ」

クリスタ「…」

ユミル「クリスタ!早く上がってこい!」

クリスタ(ここでなら死んだとしても…みんな褒めてくれるかな?)カタカタ

ユミル「ガスが切れてるのか!?クソッ!」ダッ

クリスタ(討伐補佐くらいは何回かできたし…偉いねって…みんな…)カタカタ

6m級「だああああああああ!!」バッ


80 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:46:49 ID:Mro0Lakg
ユミル「早ッ」(間に合わねえ…!仕方ないっ)カチャ

15m級「」ガシッ

6m級「だ」グチャッ

クリスタ「———————えっ」

クリスタ(15m級が…6m級を掴んだ!?)

ユミル「!!」

15m級「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」ブチブチブチブチ


81 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:47:20 ID:Mro0Lakg
6m級「」グチャッメキメキメキパキッ…

ユミル「…」

クリスタ「…」

ユミル「…クリスタ、ガスの残りは?」

クリスタ「もうちょっとだけ、ある」

15m級「アアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」ブン

10m級「」ゴッ

ユミル「そうか、なら、行けるぞ」

クリスタ「えっ?」

ユミル「巨人を狙ってる、あいつを使うんだ。本部まで誘導してやればいい」


82 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:49:37 ID:Mro0Lakg
ジャン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

ガシャアアアア

ジャン「うっ!」ハァ ハァ

ガシャ ガシャ

ジャン「何人…たどり着いた?仲間の死を利用して…俺の合図で、何人死んだ?」

補給訓練兵「」

ジャン「…お前ら…補給の班…だよな?」

補給訓練兵「……あぁ…」ガッ

補給訓練兵「え?」バキッ


85 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:52:05 ID:Mro0Lakg
ジャン(普通だ…これが現実ってもんだろうな…俺は夢か幻でも見ようとしてたのか?)

ジャン(俺は知ってたはずだ。現実ってやつを)

15m級「おっ!」ニタニタ

8m級「えへへ」ニタニタ

ジャン(普通に考えれば簡単にわかる。こんなでけえ奴には勝てねえってことくらい…)

15m級「」メコッ

ジャン「」


88 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:55:24 ID:Mro0Lakg
コニー「やったぞアルミン!お前の作戦、成功だ!」バシバシ

アルミン「コニーちょっ痛い」

コニー「みんな!あの巨人は巨人を殺しまくる奇行種だ!しかも俺たちには興味がねえ!」

ジャン「マジかよ…」

コニー「あいつを利用できれば俺たちはここから脱出できる!」

ジャン「!?巨人に助けてもらうだと…!?そんな夢みてえな話が…!?」

ミカサ「夢じゃない…奇行種でも何でも構わない…」

ミカサ「あの巨人にここでできるだけ長く暴れてもらう。それが現実的に私たちが生き残るための最善策」


90 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 00:58:11 ID:Mro0Lakg
3m級「」ブチッ

女型「ああああああああああああああああああああ」ゴッ

アニ(ぜんブ…ゼンブ)

クリスタ「踏んでる…」

6m級「」パキパキ

女型「ああああああっ!ああああああああああああああああ」ブン

アニ(ゼンヴ コロシテヤル)

4m級「」ブオッ

ダン

ユミル「…」


93 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:12:59 ID:Mro0Lakg
アルミン「?」

ミカサ「私もエレンも以前はその力に命を救われた」

アルミン「…そんなことが…いつ?」

訓練兵「リフトの用意ができたぞ!鉄砲もだ!すべて装填した!」

ミカサ「自覚がないだけ。またあとで話そう」

アルミン「…うん」カチャ

マルコ「大丈夫だ。相手は3〜4m級だ、弱点は狙いやすい」

ミカサ「…」


94 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:14:13 ID:Mro0Lakg
マルコ「ブタを殺すのと一緒さ。首に刃を立ててやればいいんだ」

ミカサ「っ」ビクッ

ジャン(何ビクついてんだよ…お前も一緒になってやってただろうが)

ガコッ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アルミン(大丈夫だ…数は増えてない。作戦を続行する!)

3m級「」キラッ

訓練兵「ヒィッ!」

アルミン「落ち着け…!十分引き寄せるんだ…!」


96 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:19:28 ID:Mro0Lakg
アルミン(不利な戦闘は避けるんだ…一人も死なせたくないなら…この一撃で決めるんだ!)

ミカサ「捉えた…!」ビュッ

ミカサ「みんなは?」

コニー「うっ」ダン

サシャ「…!!」

マルコ「サシャとコニーだ!急げ、援護を!」

サシャ「あ…あの…」

4m級「」ズン ズン ズン

サシャ「後ろから突然…大変…失礼しました…」


98 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:23:11 ID:Mro0Lakg
4m級「」バッ

サシャ「すいませんでしたああああ!!」ズザアアアアア

サシャ「ひっ…」

ミカサ「…」ズバッ

4m級「!」ズン ズン」

マルコ「っ!まだもう一匹残ってる!」ダッダッ

4m級「あああああ」ガシッ

ミカサ「…!くっ…!」

コニー「ミカサっ!」ダンッ


99 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:26:49 ID:Mro0Lakg
ジャン「フッ!」ザクッ

ミカサ「…ジャン!」

ジャン「あぶねえ…」

ミカサ「ジャン、ありがとう」

ジャン「へっ…このくらいなんでもねえよ」

サシャ「ミカサぁぁぁぁ助かりました!」

ミカサ「…サシャ、ケガはない?」

サシャ「おかげ様で!」


101 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:36:06 ID:Mro0Lakg
サシャ「うう…巨人に屈服してしまった…皆に合わせる顔が…」

コニー「あとでたっぷり軽蔑してやる!とにかく脱出だ!」

ビュン ビュウウウウウウ ビュン

ミカサ「!」ビュン

アルミン「!?ミカサ!」

ジャン「!?」

アルミン「ミカサ…早く逃げないと…」

ミカサ「あの巨人たち…」


102 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:37:27 ID:Mro0Lakg
ヒュオオオオオオオオオオ

女型「ああああああ…」

エレン級「…」

アニ(コイツモ)

女型「きぃやああああああああああああああああああああ!!」スッ

エレン級「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」スッ

アニ(!?)

アルミン「戦い合おうとしてるの…?」


103 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:40:42 ID:Mro0Lakg
エレン級「!」グルン

アニ(なっ、フェイント!?)

女型「」ブン

エレン級「ヌグア…ッ」ブン

アニ(油断したっ…まあ左足は吹っ飛ばせたか…けど…)

アニ(あいつの動き…まるで、エレンの)ゴッ

女型「」ガクッ

エレン級「アアアアアアアアアアアアアアアアア」


104 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:45:10 ID:Mro0Lakg
アルミン「やっちゃった…」

ミカサ「!倒れた二体に、他の巨人が群がって…!」

アルミン「共食い…?」

アルミン(体を再生できていないのか…?)

アルミン「…どうにかして助けよう!」

ジャン「!?正気かよ!?やっとこの窮地から脱出できるんだぞ!?」

マルコ「…味方に着けれるなら、頼もしいことこの上ないね…」

15m級「ヌッ」

アルミン「あ…あいつは…トーマスを食った奇行種…!」ギリ

エレン級「!」ドン


105 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:52:26 ID:Mro0Lakg
グシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

アニ「…」

アニ「うっ…」

アニ「ハァ、ハァ…」

アニ「あの動き…まるでエレンみたいだった…」ハア、ハア

アニ「そんなはずは…ないと…思うけど…」ハア、ハア

アニ「追いかけなきゃ」ダッ パシュッ ブオオオオオ


106 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:54:31 ID:Mro0Lakg
ミカサ「!?」

エレン級「アアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」バキバキ

ドッドッドッドッドッドッ

ミカサ「!?起きた…」

アルミン「しかもあいつの方にかけよって…」

エレン級「アアアアアアアアアアアアアア」ダッ

ガブッ


107 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 01:58:49 ID:Mro0Lakg
マルコ「…おお!噛みついたまま持ち上げてる…」

エレン級「…」グググググググ

ビキビキビキビキ

ドン!

ジャン「うげっ…首が…」

エレン級「アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ジャン「…おい、何を助けるって?」


109 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:01:23 ID:Mro0Lakg
バッ

ジャン「!?アニ!?」

アニ「?!」ハア、ハア

アルミン「アニ…?どうして…女型の中から…!?」

ミカサ「どういうことなの!?説明して!!」

アニ「それよりも…あっち!」ハア、ハア


111 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:05:30 ID:Mro0Lakg
エレン級「」フラッ

ズン

ズシイイイイイイイイイイイン

ジャン「今度こそ力尽きたみたいだな…なあ、いいだろ?もうずらかろうぜ」

モクモクモクモクモクモク

アニ「…!確かめなきゃ」ダッ パシュ

ミカサ「アニ!」

モクモク…


112 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:07:57 ID:Mro0Lakg

アニ「ハア、ハア…」タッタッタッタッ

エレン「…」

ミカサ「…!」

アニ「!!やっぱり…」ガシッ

エレン「…」ギュッ

アニ(早く高いところに…)パシュッ

トッ

アニ(あっ)バッ

エレン「…」トクン…トクン…トクン…


113 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:11:14 ID:Mro0Lakg
アニ「あぁぁ…ぁぁぁぁぁ…」

アニ「ああああああああああ!!」ポロポロ

ミカサ「…エレン!」ダッ

タン

ミカサ「エレン…」ガシッ

アルミン(エレンだ…)


114 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:13:35 ID:Mro0Lakg
アルミン(足は切断されてたはずなのに…腕もあの様子だとそうだったんだろう…けど…ある…)

アルミン(あのときエレンは巨人に飲み込まれた…あの時…)

アルミン「いったい…何が…」グスッ

ジャン「」

4m級「」グデーン

15m級「」ノビー

7m級「」グッタリ

ジャン「これを、エレンと…アニがやったってことか…?」


117 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:21:15 ID:Mro0Lakg
エレン(こんなはずじゃ…俺たちは…5年前とは違うんだ…必死に訓練し、必死に考えた)

エレン(こいつらに勝つために…奪われないために…)

訓練兵「お母さん」

エレン「っ」ビクッ

訓練兵「熱い…熱いよ…ブクブクブク」

エレン(どうしてこうなる…どうして俺たちは奪われる…命も…夢も…)


118 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:26:07 ID:Mro0Lakg
エレン「うっ…」ジワァ

エレン「ああぁぁぁ…」ツー

エレン「うっ……ちくしょう、チクショウ!!」

エレン「あ…諦めてたまるか!駆逐してやる…この世から…一匹残らず」

エレン「俺が…この手で…」

ゴオッ


119 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:29:32 ID:Mro0Lakg
爺級「!?」ゴボッ

ドオッ ドオオオッ

バキバキバキバキバキバキ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エレン級「…」

エレン級「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」


120 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:49:06 ID:Mro0Lakg
6m級「だっ?だっ?だっ?だだだだだだだだ」

エレン級「」チラッ

ズン ズン ズン

6m級「だああああああああ!!」バッ

エレン(駆逐…この世カラ…)

エレン級「…」ガシッ

6m級「だ」グチャッ

エレン(一匹残ラズ…)

ブチブチブチブチ


121 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/21(日) 02:50:00 ID:Mro0Lakg
ダッダッダッダッダッダ

女型「…!」

エレン(モットダ…)

エレン級「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」ブチブチブチブチ

エレン(モット…コロス…モット…コロシタイ…モット…イッパイ)

エレン「殺シテヤル…」ニヤ

アニ「エレン…?」


129 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 00:22:09 ID:XJg4YQZw
エレン「……」ニヤ

エレン「はっ…!?」

アルミン「エレン!意識は大丈夫なのかい!?」

エレン「アルミン…!?」

アルミン「知ってることを全部話すんだ!」


133 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 00:32:06 ID:XJg4YQZw
エレン(貴様ら…?)

キッツ「シラを切る気か!化け物どもめ! もう一度やってみろ!貴様を粉々にしてやる! 一瞬だ! 正体を現すヒマなど与えん!」

キッツ「大勢の者が見たんだ!お前らが巨人の体内から姿を現した瞬間をな!我々人類はお前らのような得体の知れない者をウォール・ローゼ内に侵入させてしまっているのだ!たとえ貴様らが王より授けられし訓練兵であってもリスクの早期排除は打倒だ!私は間違っていない!今にもウォール・マリアを破壊したあの「鎧の巨人」が姿を現すかもしれない!今我々は人類存亡の危機の現場にいるのだ!もう五年前の失態は許されない!分かったか!?これ以上貴様ら相手に兵力も時間も割くわけにはいかん!私は貴様らに躊躇なく溜弾をブチ込めるのだ!」

エレン「お、おう」

アニ(私は…あのおっさんが言う巨人に違いない…まあもう何もしでかすつもりもないけどさ)

アニ(でも、そこまでばれてるわけじゃなさそうだから、誤魔化し様はいくらでもある)

アニ(なら私は生きられるよう努めるだけ。私に残った最後のものを守るために…)


134 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 00:38:09 ID:XJg4YQZw
エレン「アニ…ミカサは…?」

アニ「…あっちで囲まれてる…!」

駐屯兵「…っ」ジリジリ

ミカサ(これではエレンのところに行けない…)ギロ

駐屯兵(怖い)

エレン「!」

リコ「彼らの反抗的な態度は明らかです。有益な情報も引き出せそうにない…おっしゃる通り、兵と時間の無駄です」

キッツ「もう一度問う!貴様らの正体はなんだ!?」

エレン「じ…自分は…人間です!」

キッツ「…そうか…」

キッツ「悪く思うな…これは、仕方のないことだ…誰も自分が悪魔じゃないことを証明できないのだから…」スッ


137 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 00:47:22 ID:XJg4YQZw
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

エレン「お父さん!ケツがカユい…何をしたの!?」ムズムズ

グリシャ「エレン…帰ったら…ずっと秘密にしていた地下室を見せてやろう」

エレン「話を聞いてよ!」

グリシャ「この鍵を…ずっと、肌身離さず持っているんだ。そして見るたびに…思い出せ」

グリシャ「お前が地下室に行かなくてはならないことを…」

エレン「おい」

グリシャ「この注射のせいで今からお前に記憶障害が起こる。だから今説明してもダメなんだだがいつか地下室に行けば真実が分かる。辛く厳しい道のりだが…お前達はウォール・マリアを奪還して地下室にたどり着かなければならない…」

グリシャ「この力はその時、役に立つはずだ。使い方は彼らの記憶が教えてくれるだろう…。ミカサやアルミン…みんなを救いたいならお前はこの力を……」

エレン「…」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


138 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 00:49:01 ID:XJg4YQZw
エレン「お前ら!こっちにこい!」

アニ「うっ!」グイッ

アルミン「うわっ」グイ

グリシャ『支配しなくてはならない』

ドオオオッ

エレン「…!」ガリッ

アニ「!」

エレン級「」パシ

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

エレン級「」ギョロッ

駐屯兵「ひっ…」

駐屯兵「うわああああああああああああああああああああああ」


139 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 00:53:38 ID:XJg4YQZw
エレン「…!?うああああ」ブチ

エレン「なんだこりゃあ…おい、お前ら、大丈夫か!?」

アニ「…!」

アニ(あんた…自発的に…!…分かってやってたの!?)

アルミン「エレン!これは…」

エレン「わからん!ただこいつはもう蒸発する…少し離れるぞ」

エレン「ただ、一つだけ思い出した」

エレン「俺んちの地下室!…そこにいけばすべてがわかるって…」


142 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 01:02:30 ID:XJg4YQZw
アルミン「どこに…どうやって!?」

エレン「どこでもいい、とにかく地下室を目指す…」

エレン「さっき巨人どもを蹴散らしたような15m級になってやる。俺が単独で動く分にはお前らも命までは取られないはずだ」タラ

アニ「鼻血がでてる…、無理だよ!さっきので体力をもう使い果たしてる…!」

エレン「どういうことだ!?体調なんて関係」

アニ「関係ある!…私もね、巨人になれるの…」

エレン「なんだって!?」

アニ「たぶん、あんたよりはうまく扱える。だから分かるんだ!」

エレン「…貴様らって、そういうことだったのか…」


145 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 01:15:31 ID:XJg4YQZw
アニ(エレン、私はあんたの居るところにただ居たい)

アニ「私も考えがあるんならあんたに任すよ…!」

エレン「アルミン」

アルミン「必ず説得して見せる!二人は極力抵抗の意思がないことを示してくれ!」ドチャッ

キッツ「貴様!! そこで止まれ!」

アルミン「彼らは人類の敵ではありません。私達は知り得た情報をすべて開示する意志があります!!」


147 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 01:18:37 ID:XJg4YQZw
キッツ「迎撃態勢をとれ!!ヤツらの巧妙な罠に惑わされるな!!ヤツらの行動は常に我々の理解を超える!!」

アルミン「な!!」

アニ「ダメだ、あいつ…まるで考えてもいない…!」

アルミン「私は、とうに人類復興の為なら心臓を捧げると誓った兵士!!その信念に従った末に命が果てるのなら本望!!」

アルミン「彼らの持つ「巨人の力」と残存する兵力が組み合わされば!!この街の奪還も不可能ではありません!!人類の栄光を願い!!これから死に行くせめてもの間に!!彼ら二人の戦術的価値を説きます!!」ドン

キッツ「…」


148 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 01:22:07 ID:XJg4YQZw
駐屯兵「…」

キッツ(…規則に反するものは排除する…)スッ

ピクシス「よさんか」ガシッ

ピクシス「相変わらず図体の割りには子鹿のように繊細な男じゃ。お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか」

キッツ「…!ピクシス指令…!」

ピクシス「わしは…あの者らの話を聞いた方がええ気がするのう」


149 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 01:24:44 ID:XJg4YQZw
巨人「あああああ」

巨人「うううあああああ」

巨人「おおおお」

ピクシス「…やはり、見当たらんか…超絶美女の巨人になら食われてもいいんじゃが…」

ミカサ「…」ダッ

アルミン「ミカサ!戻ってこれたんだね…よかった」

ミカサ「ええ…なんとか…」


152 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 01:35:05 ID:XJg4YQZw
アルミン「体格的に厳しいと判断しました。ので、二人で岩を運ぶよりも援護にまわってもらえればと…」

ピクシス「そうか…エレン訓練兵よ…岩を運び、穴を塞ぐことはできるのか?」

エレン「…」

エレン「…!」

エレン「塞いで見せます!何があっても…!!」

ピクシス「よう言ったの!主は男じゃ!」バンバン

ピクシス「参謀を呼ぼう!作戦を立てようぞ!」


155 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 01:52:01 ID:XJg4YQZw
アニ「エレン、もう体は大丈夫なのかい?」

エレン「ああ、囲まれてた時よりずっとましだ…」

イアン「極秘人間兵器とか言ってたが…穴を塞げるなら最優先でお前を守る。頼んだぞ!」

エレン「はい!」

イアン「よし、ここだ…行くぞ!」ダッ

ミカサ「…エレン!アニ!」

エレン(岩…そろそろ真上だなっ)ガリッ

アニ(エレン、今度こそちゃんと守るから…)ガリ

カアアアアアアアアアアアアア


156 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 02:00:18 ID:XJg4YQZw
ドオッ

エレン級「…」

女型「…」

エレン級「…」チラッ

女型「?」

ミカサ「…エレン?」

ドゴオッ


162 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:17:15 ID:XJg4YQZw
女型「!!!!」グググッ…

エレン級「…」グググググググ

イアン「」

リコ「」

イアン「…!!?なんであいつら、戦闘を…っ」

女型「イワ!エレッ!イワアア!」ググググ

エレン級「…」グググググ


164 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:27:49 ID:XJg4YQZw
ミカサ「…!」パシュッ

イアン「よせ!そいつから離れろ!」

ミカサ「エレン!私がわからないの?私はミカサ!あなたの家族!あなたは…岩で穴を塞がなくてはならない!」

エレン級「!」ブン

女型「っ…!」

イアン「避けろミカサ!」

ミカサ「!」ドゴッ

エレン級「」グチャッ

ドオオオオオ


165 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:28:33 ID:XJg4YQZw
ミタビ「な…なんだあいつ…頭の悪い普通の巨人じゃないか…」

リコ「くっ、アニ訓練兵!」

女型「!?」チラッ

リコ「お前は話が分かるんだな…岩を運べるか!?」

女型「…」ズン ズン…

ググッ

岩「…」

女型「…」シュン


166 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:33:05 ID:XJg4YQZw
リコ「ダメか…作戦失敗だ」パン

ミタビ「あのガキ…扉を塞ぐどころじゃねえよ!撤退するぞ!」

リコ「あぁ…仕方ないがここに置いていこう」

ミカサ「!!」バッ

女型「!」ギロ

イアン「!」ビクッ


167 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:36:20 ID:XJg4YQZw
パッ ●

アルミン「!!」

アルミン(精鋭班からの…赤の煙弾…!)

アルミン(作戦に深刻な問題が発生したっていうことか…)

アルミン「どうして…」

アルミン(エレン…ミカサ…アニ…)

アルミン(一体何があったの?)ゴト

マルコ「え!?」

アルミン「…」ダッ

マルコ「アルミン!?」


168 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:38:03 ID:XJg4YQZw
イアン「…」ビクビク

ミタビ「オイ!なに迷ってんだ!指揮してくれよ!お前のせいじゃない、端から根拠の希薄な作戦だったんだ!」

女型「…」ズン…ズン…

イアン「っ!」グルッ

ミタビ「みんなわかってる…試す価値はあったし、もう十分試した!」

ミカサ「…フーッ」カチャ

女型「…」ズシン!

イアン「待て!!


169 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:40:02 ID:XJg4YQZw
ミカサ「…」

イアン「待て…落ち着け…ミカサ…アニ…」

女型「…」

イアン「アニ!お前は後ろの一体を…俺たちは前の二体をやる!」

女型「…アタシア…マエニク」ズシンズシンズシンズシン

イアン「!そうか…任せる!」

イアン(あー怖かった…)

リコ「なんだって!?」


170 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:42:25 ID:XJg4YQZw
イアン「指揮権を託されたのは俺だ!黙って従え!」

イアン「人間兵器とやらでも使わなければ人類は勝てない!どれだけ死のうが可能性があるなら繰り返すべきだ!」

リコ「くっ…そんなの、納得できない…」

イアン「リコ!」

リコ「作戦には従うよ…ほら、行くよ」

女型「…」グッ

ダン!


171 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:43:10 ID:XJg4YQZw
アルミン「はあ、はあ…」

アルミン「エレン!何をしてるんだ…!?」

駐屯精鋭「13m級!建物を横断してエレンに向かっています!」

ミカサ「くっ!」

女型「…きぃやああああああああああああああああああ」

13m級「!」クルッ

ミカサ(!アニの方に向かっている…気を引いてくれたようだ)

駐屯精鋭「扉から新たに巨人が入ってきます!」


173 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 20:50:07 ID:XJg4YQZw
エレン(…?何言ってんだアルミン…母さんならそこにいるぞ?)

10m級「えにゃ」ガブ

女型「…」

アニ(…お母さんの…仇…)

ミカサ「アニ!ぼーっとしてないで、前の巨人を!」

女型「…!」ハッ

女型「っ」ブン

10m級「がっ」ボコッ

ドスン…


179 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 21:21:17 ID:XJg4YQZw
…ズシン! ズシン! ズシン! ズシン!

ミカサ「…!エレン!」

イアン「やっと岩を…!」

駐屯精鋭「後方から巨人多数接近!」

アルミン「ふう」トン

ミカサ「アルミン!」

アルミン「エレンが勝ったんだ!自分の責任を果たそうと…!エレンを扉まで援護すれば!僕らの勝ちだ!」


181 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 21:30:00 ID:XJg4YQZw
ミタビ「巨人が俺らに食いつかないんだ!食いつかれるまで接近するしかない!」

駐屯精鋭「こっち向けオラ!」

ミタビ「こっち向かねえとそのくせえケツに刃ぶちこんで殺すぞ!」

15m級「…」イラッ

ミタビ「来た!二体かかった!走れ!」

アルミン「そんな!地上に降りるなんて自殺行為だ!」

イアン「いや…もう…あれしかない!ミタビ班に続け!無理矢理接近してでも目標を俺たちに引きつけろ!」


188 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 21:49:50 ID:XJg4YQZw
エレン(戦え!)

アルミン「い…」

アルミン「いけえええええええ二人とも!!」

エレン(戦え!)ガシッ

女型「…!」グッ

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


189 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 21:51:05 ID:XJg4YQZw
とばした
いっこまえ

ガシッ

女型「ググッ…」

アニ(世話…焼かせるよ…、ホント)ピシピシ

エレン(…戦え!)

アルミン「まだ前から巨人が…!」

リコ「…!」バスッ

15m級「」メガ…ッ

ミカサ「…!!」ギュン

15m級「おごっ」バスッ


190 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 21:55:00 ID:XJg4YQZw
リコ「…」

リコ「皆…死んだ甲斐があったな…」カチャ

リコ「人類が今日…初めて…勝ったよ」パシュ

パッ ○

参謀「黄色の煙弾を確認…作戦が…成功したようです!」

駐屯兵「おおお!」

ピクシス「直ちに増援を送れ!精鋭班を救出せよ!」


191 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:00:47 ID:XJg4YQZw
アルミン「エレン!熱っ…」

ミカサ「アルミン、エレンは!?」

アルミン「体の一部が一体化しかけてる!引っ張っても取れない!」

リコ「切るしかない!」

アルミン「待って!」

リコ「っ…!」ブン ブチッ

アルミン「うわっ…!」ガッ


192 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:06:03 ID:XJg4YQZw
8m級「」ヌッ

9m級「」ヌッ

アルミン「あ…」

女型「きぃやあああああああああああああ」

8m級「!」クルッ

女型「っ」ブン

8m級「」メキョキョキョキョキョ

ブチッ


193 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:09:40 ID:XJg4YQZw
女型「…」グルッ

9m級「」ゴッ

ダン!

アルミン「アニ…!」

シュウウウウウウウ…

アニ「アルミン!ミカサ!早く上に上がるよ!」ダッ

ミカサ「ええ」ダッ

アルミン「エレンは僕が抱える!」ダッ


194 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:16:28 ID:XJg4YQZw
ストン

アニ「エレン!しっかりしな、大丈夫かい?」

エレン「うっ…岩を…押し込んで…本当に、できたのか?」

アニ「…ああ!あんたはよくやったよ…」

エレン「…そうか」

アルミン「やったよ!人類の初勝利だ!」

エレン「ふっ、アルミン…そんなにはしゃぐなよ…」ハハハ

アニ「…」


196 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:21:19 ID:XJg4YQZw
ミカサ「でもこれでトロスト区を奪い返すことができた。巨人の掃討という仕事は残っているけど…」

エレン「…そうだな。壁を伝って、少しでもウォール・ローゼの方に向かっておくか…」ガタッ

エレン「うっ!?」ズルッ

ミカサ「!エレン、無理はしないで。ここで増援を待とう。あちらまで行くのにはガスの残量が心もとない」

エレン「…ああ、わかった」

増援兵「おーい、精鋭班!無事かー!?」

アルミン「きた!増援だ!」

ミカサ「思ったより早い…これなら今のガスの残量で近づいていくのも悪くない。エレン、立てる?」


197 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:27:19 ID:XJg4YQZw
エレン「おう、すまねえな…いくか」ザッ

タッタッタッ

エレン「アニ?早く行くぞ?」

アニ「…」

エレン「おい、アニ!?」

アニ「私は、そっちには行けない…」

エレン「おい、何変なこと言ってんだ?」

アルミン「アニ、早く行こう!」


200 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:43:39 ID:XJg4YQZw
アルミン「ちょっと、ミカサ!」

エレン「おい待てっ!うっ…!」グラッ

アニ「…っ、私達さ…本当は、この壁の中の人間を殲滅するのが目的だった」

アニ「そんな大役を任せる割には、大人達はほとんど何も壁の中の人たちについて教えてくれなかったけど…」

アルミン「待って…私、達…って?」

アニ「…あ、これは言うつもりはなかったんだけど…、ライナーとベルトルトと一緒にね。ライナーが鎧の巨人で、ベルトルトが超大型巨人ってやつさ」

エレン「!?なおさら意味がわからねえ…だから、ふざけてんじゃねえぞ!」


201 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:48:22 ID:XJg4YQZw
アニ「…でも二人は、先の防衛戦で…死んだ。もう超大型巨人は現れないことになる」

ミカサ「!?」

エレン「は!?」

アルミン「死んだ…!?二人が?」

アニ「私一人では目的を達成できない。まあできたとしても、もうそんなことするつもりもないんだけど…」

アニ「かといって、ここの中で何も知らないフリしたまま生きるのも…無理」ザッ

アルミン「っアニ!壁際に行っちゃだめだ!」


202 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:54:31 ID:XJg4YQZw
アニ「ミカサ、あんたに手間はかけさせないよ。自分のことは自分で蹴りを付けるから」ドチャッ

ミカサ「…っ、立体起動装置を」

アニ「…じゃあね」グッ

ダッダッダッダッダッダッ

ガシ

エレン「……っ………」ハア、ハア


203 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:55:54 ID:XJg4YQZw
アニ「エレン…放して!あんたの体力じゃ道連れにしてしまう…!」

エレン「…うるせえ」ググッ

アニ「だから、もう放してって…嫌なの…」ジワ

エレン「うるせえぞ!!」ハア、ハア

アニ「っ」ビクッ

ミカサ「二人とも、落ちてしまう」グイッ

エレン「…ああ、ミカサ、済まねえ」

アニ「…」

エレン「お前が引き寄せた巨人が…お母さんを食ったって言ってたな」ハア、ハア


204 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 22:59:20 ID:XJg4YQZw
アニ「…、そうさ、だから」

エレン「それが本当だったとしたらだ…お前は、俺からまた大事な人を奪うつもりか…?」ハア、ハア

アニ「…」

エレン「今お前がやろうとしてるのは、自己満足に過ぎない…」ハア、ハア

エレン「そのことを反省してるんなら償え。人類に償え。巨人の力で戦うことが、それに繋がると、俺は…思う…」ハア、ハア

エレン「…親の仇だったとしても構わない。俺にはお前が…必要なんだ」ハア、ハア

アニ「…っ」


205 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 23:03:01 ID:XJg4YQZw
ミカサ「エレン…」

アルミン「…」

アニ「…うっ」グス

アニ「…ひぐっ…あっ、ぁぁぁぁ…」ガシッ

エレン「うお!」


206 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 23:04:09 ID:XJg4YQZw
アニ「いいんだね!?ズズッ…私の、ぎょ人でも、いいんだね!?」グズッ

エレン「…お前魚だったのか?まあなんでもかまわん。お前がいいんだ」ナデナデ

アニ「!!…あああぁぁぁぁぁ…」ポロポロ

アルミン(よかった…一時は何を言い出すのかと思ったけど…)

ミカサ「エレンがいいと言うならば、仕方ない」


215 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 23:43:33 ID:XJg4YQZw
アルミン「エレン!今日は待ちに待った日だね!」

エレン「ああ!遂に…『大陸』の端を探せるんだ…!」

アルミン「巨人の居ない外を走るのがこんなにも気持ちいいなんて感動しそうだよ!」

エレン「今までビクビクしながら走ってたからな」ハハハ

アニ「喜びすぎだよあんた達」フフッ

アニ(この方角だと…そう日が進まないうちに海に出るはず)

アニ(初めて海を目にして、あんた等は何を思うかな?)


218 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/22(月) 23:56:17 ID:XJg4YQZw
調査兵隊長「全隊、止まれ!」パシュッ

パッ ●

ミケ「!あの煙弾は…」

オルオ「海だ!おい新兵、俺の水着をもってこい!」

グンタ「俺パンツの代わりに海パン履いてきたもんねー!お先失礼するぜ!」

オルオ「あっ、くそお前っ!」

ペトラ「もう二人とも、子供じゃないんだから」

リヴァイ「…これは、子供じみてるか?俺も海パン履いてきてるぞ」

ペトラ「えっ」


221 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:08:22 ID:eu6W3Y8Y
ボスン

オルオ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ガリッ

グンタ「スイカに躓いてこけてやがる!」ハハハ

エレン「先輩方も、なかなかはしゃいでるな」

アニ「あんたらだけじゃないみたいだね」

エレン「…よし!俺らも着替えるか!」

アルミン「うん!早く入ろう!」

アニ「何年ぶりかなあ…」


222 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:17:30 ID:eu6W3Y8Y
アニ「…簡易更衣室まで持ってくるなんて、調査兵団も間が抜けたもんだね」

クリスタ「そう言わないで。せっかくだしたくさん遊ぼうよ!」

アニ「まあ、そうだね」ガチャ

ガラララララララ

ミカサ(お膳立てしてあげたのに…どうしてあそこで度胸がないんだろう)ヌギヌギ

アニ「あれ、ミカサ?」

クリスタ「ミカサ!どうしてここに?」

ミカサ「おはようアニ、クリスタ。ジャンに内緒で連れてきてもらった」

アニ「ああ、あいつね…」


223 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:24:46 ID:eu6W3Y8Y
アニ「…」

エレン「!おーいアニ!」

アニ「あ、エレン。待っててくれたんだね」

エレン「背に腹は代えられないからな」

アニ「?」

エレン「…」

エレン(イイ!割れそうで割れきってない腹筋!これはイイ!ビキニを選んできたアニさんあんたセンスあるよ!ビキニはしかも前をヒモで止めるタイプと来た!引っ張りたい引っ張りたいです!止めどない衝動がこみ上げてくる、すばらしい!かぎ編みのキュロッ)

アニ「ちょっと、大丈夫?」ガッ

アニ「!?」

エレン「そのヒモ引っ張っていい!?」


224 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:26:14 ID:eu6W3Y8Y
アニ「えっ」ビクッ

エレン「」ハッ

アニ「…急にどうしたのさ?」ドキドキ

アニ(そういえばあんたって変態だったね//)

エレン「あれ、俺いったい…まあいいか。すごく似合ってるぞアニ」

アニ「!…褒めたって何もでないよ…//」テクテク

エレン「あっおい、アニ…どこ行くんだよ」

アニ「お手洗い。先行っててよ」

エレン「せっかく待ってたのになあ…まあ、岩礁でも見てみるか」


226 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:31:29 ID:eu6W3Y8Y
エレン「ん?」バリ

エレン「なんだこれ」つ(||)

パカ

エレン「…空いた。中になんか入ってるな」コロン

エレン「おっ…落ちたっ…」ガサガサ

エレン「粒みたいなやつ、どこいった…、えっと…これだな」つ。キラ

エレン「白くてきれいだなこれ。ミカサに土産として持っていくか」

(||)(||)(||)(||) (||)(||)(||)(||)(||)(||)(||)(||)(||) (||)(||)

エレン「…うわ、似たようなやつがいっぱいある」

エレン「ふ」シメシメ

・・・・・・・・・・・・・・・

エレン「集めに集めてやったぜ」つ袋コンモリ


228 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:39:21 ID:eu6W3Y8Y
・・・・・・・・・・・・・・・

アニ「…Zzz」

エレン「ただいまー」

アニ「んがっ」ガタ

エレン「お、起こしちまったか?すまんな」

アニ「んーん、起きるつもりだったからいい」

エレン「そうか。コーラでも飲むか?」スッ

アニ「…寝起きの人に炭酸飲ませる気?」パシ


229 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:41:33 ID:eu6W3Y8Y
エレン「でも飲むんだろ」

アニ「もちろん。ありがと」ゴクゴク

エレン「あー今日も疲れた」ンショ

アニ「ああ…お疲れさん。もうじきご飯できるけど、先風呂に入る?」

エレン「んー…」チラ

アニ「!えっもしかしてわた」

エレン「あっ、風呂沸いてんのか?じゃあ先入ってくるわ」

アニ「ですよね。あがるころにはご飯できてるよ」


231 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:49:34 ID:eu6W3Y8Y
アニ「………」ガシガシ

エレン「お、起きたか?」

アニ(何新婚のころの夢なんか見てんだか)

エレン「相変わらず寝てるの好きだよなお前」

アニ(いや…まだそんな何年もたってないし…まだ新婚…?)

エレン「で、もう用意はできてるのか?」

アニ「んー、たぶん…寝る前に終わらせたはず」

エレン「じゃあ馬車に乗るか。犬つないであるかな…」

アニ「わかった…あ、祝儀袋忘れた!」

エレン「俺がとってくる」


233 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 00:58:43 ID:eu6W3Y8Y
アニ「あ。クリスタ、アルミン」

アルミン「おはようアニ」

クリスタ「アニ!久しぶり!」

アニ「ホントに久しぶりだね」

アルミン「二人が会ったのって、前はアニとエレンの時だったっけ?」

クリスタ「そうだね。もう、あのときは次は私が…って思ってたのに」プクッ

アルミン(大人になってもこの膨れ顔。天使だ…)

アニ「となると、やっぱり結構前になるねえ」


237 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 01:07:38 ID:eu6W3Y8Y
リヴァイ「進行は俺だ。おらお前ら、とっとと初めての共同作業、やれ」

ジャン「ハイッ」

コニー「あ、声裏返ってる。情けね」

エレン「まあジャンだからな」

ジャン「ほら、ミカサ」ガシッ

ミカサ「どうも」スッ

アルミン(やっぱり、足は良くなってないんだね…)


238 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 01:09:12 ID:eu6W3Y8Y
クリスタ「ジャン、お姫様だっこしてて両手がふさがってる」

アニ「あれじゃ二人でケーキに刺せないけど…まあ、あれはあれで共同作業か」

プスッ

リヴァイ「よしっじゃあ次行くぞ」

ジャン「はい」スタスタ

ミカサ「え、このまま行くの?少し恥ずかしい」

ジャン「一生に一度なんだから我慢しとけって。車椅子で行くつもりか?」


239 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 01:11:51 ID:eu6W3Y8Y
リヴァイ「じゃあ制約しろ。んーっと…」パラ

リヴァイ「そうだ。お前ら、ご起立しろ」

ハンジ(カンペ見るリヴァイ面白)プクク

リヴァイ「二人…ジャン、ミカサは今結婚しようとしている」

リヴァイ「この結婚に正当な理由で異議のある方は今すぐ申し出ろ」ジャキン

リヴァイ「正当でない場合は俺が削いでやる」カチャ

ペトラ(なんか兵長暴走してない?)ヒソヒソ

グンタ(通常運行だ。気にすんな)ヒソヒソ


243 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 01:23:39 ID:eu6W3Y8Y
エレン(ジャンのやつなに固まってんだ?)

コニー(あいつのヘタレまだ治ってなかったのか!?)

クリスタ(抱えたまま来るところはいいと思ったのになあ…)

ジャン「」

ミカサ「…」イラ

ジャン「」

ミカサ「ハア…」バッ

ジャン「えっ」

チュ


244 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 01:26:07 ID:eu6W3Y8Y
ジャン「」ヘタッ

ミカサ「おっと」

リヴァイ「成立だ。結婚おめでとうお前ら」

アルミン「おめでとう!」

コニー「おめでとう!出会いから時間かかりすぎだぞー!」

ジャン「…!うるせえぞ、コニー!」

クリスタ「おめでとう!海に行ったときはミカサも見放しそうになったって言ってたのにねー」

ミカサ「ふふふ、クリスタ。それは言わない約束だったのに」クスクス

ジャン「なっ、クリスタまで…」


246 : 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/23(火) 01:30:21 ID:eu6W3Y8Y
ミカサ(あそこにきてイモられては困る。今晩もこの調子なんだろうか…)ハア

エレン「おめでとう!」

アニ「おめでとう。まさかあんたがジャンを選ぶとは思わなかったけどね」

ジャン「お前らひでえぞさっきから!」

ハハハッハハハハハハハハ

ミカサ(…まあ、今は素直にみんなの祝福を喜ぼう)

リヴァイ「ミカサ、その花投げろ」

ミカサ「…はい!みんな、ありがとう」バッ

クリスタ(ミカサのブーケ…私が…とる!)

アルミン「あっ」パシ

クリスタ「」

おわり

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